JP2002055091A - トンネル覆工検査方法 - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 音響探査子3から音響弾性波をトンネル
覆工2の構造物に注入して、トンネル覆工2の構造物の
内部に存在する異常部位を検出するトンネル覆工検査方
法において、基準点からの音響探査子3の探査位置を検
出し、音響弾性波を注入した位置に対応して音響弾性波
の反射エネルギーレベルを演算してトンネル覆工2の内
部の状態を判定するものである。
Description
構造物の内部に音響弾性波を注入して、内部に存在する
異常部位を検出するトンネル覆工検査方法に関するもの
である。
ーを使った打音検査が行われている。これはトンネル覆
工面をハンマーで打振したときに発生する衝撃弾性波に
より、覆工内部の欠陥を検知するものである。この場
合、ハンマーを装備した保守要員が計測車両、又は徒歩
で検査の対象となる覆工位置へ移動する。そして、計測
車両のバケット上又は対象地点に組まれた足場の上でハ
ンマーを振り、その打音から覆工の状態を判断してい
た。
査方法は以上のように行われていたので、保守要員が手
動でハンマーを打振するため、ハンマリングを一定の力
で行うのが困難であり、判断基準も実施者の経験や勘に
よるところが大きいことにより、診断結果を定量的に把
握することができないという問題点があった。さらに、
打振位置はチョーク等で打振点に直接マーキングする
が、該当する目地からの位置を目算で手帳等に記録して
ハンマリング終了後に詰所においてトンネル展開図等の
管理図面に転記するため、打振点の特定が明確ではない
という問題点があった。
ためになされたもので、トンネル覆工内部に注入された
音響弾性波の反射エネルギーレベルを算出することによ
り、トンネル覆工内部の状態を定量的に把握することが
できるトンネル覆工検査方法を提供することを目的とす
るものである。さらに、基準点となる所定の位置からの
音響探査子の位置を検出することにより、探査位置の精
度を向上させることができるトンネル覆工検査方法を提
供することを目的とするものである。
ル覆工検査方法は、音響探査子から音響弾性波をトンネ
ル覆工の構造物に注入して、トンネル覆工の構造物の内
部に存在する異常部位を検出するトンネル覆工検査方法
において、基準点からの音響探査子の探査位置を検出
し、音響弾性波を注入した位置に対応して音響弾性波の
反射エネルギーレベルを演算してトンネル覆工の内部の
状態を判定するものである。また、覆工位置を検出、表
示及び記録するものである。また、演算結果を表示及び
記録するものである。また、反射エネルギーレベルを棒
グラフで表示するものである。また、反射エネルギーレ
ベルが同じである複数の探査位置を等高線で表示したも
のである。また、音響探査子の位置は軌道上の原点から
のキロ程、基準マーキング、又は基準位置からの変位情
報により決定されるものである。
測車両により移動されるものである。また、音響探査子
は1軸又は複数軸の自由度を有するアーム機構により移
動されるものである。また、アーム機構は予めプログラ
ムされた教示プログラムに基づいてプレイバックされる
ものである。さらに、音響探査子は音響弾性波の指向角
と計測深度とから決定される計測範囲の幅、又は上記計
測範囲の幅より狭い距離だけシフトさせるものである。
工の一部を示す断面図で、欠陥の状態を示している。図
2は実施の形態1の構成を示すブロック図である。図1
及び図2において、1は地山、2は地山1の内側に構成
されたトンネル覆工で、所定の覆工厚(巻厚)とされて
いる。なお、2aは覆工表面部であり、2bは地山1と
トンネル覆工2との間に存在する空洞、2cはクラック
及び2dはジャンカである。3はトンネル覆工2の覆工
表面部2aに圧接可能な音響探査子で、後述の駆動制御
装置4から駆動電流が音響発振子(図示せず)に供給さ
れることにより、連続的に周波数が変化する音響弾性波
を発生してトンネル覆工2に注入すると共に、トンネル
覆工2での振動現象による受信信号を受信する。4は駆
動制御装置で、図3に示すように周波数が連続的に変化
する駆動電流を音響探査子3に供給する。5は信号増幅
器で、音響探査子3が受信した受信信号を増幅する。
された受信信号から反射エネルギーレベルを演算して、
反射エネルギーレベルを閾値と比較して内部欠陥の判定
を行う。7は出力表示器で、信号処理装置6の演算結果
を表示する。8は反射エネルギーレベル記憶装置で、信
号処理装置6で演算された反射エネルギーレベルを記録
する。9は探査データ記憶装置で、音響弾性波を注入し
た探査位置、反射エネルギーレベル及びトンネル覆工2
の巻厚をセットにして記録する。10は後述の計測車両
14に搭載されたバケット上に配置された手動操作の関
節アーム機構で、音響探査子3を所定の位置に移動させ
ると共に姿勢制御を行う。11は関節アーム機構10を
駆動する駆動装置、12は手動操作機構で、オペレータ
が駆動装置11を介して関節アーム機構10を手動で操
作する。13は関節アーム機構10の位置を検出する関
節アーム位置検出器、14は軌道上を走行可能な計測車
両である。15は計測車両14の位置を検出する車両位
置検出器で、軌道上の原点からのキロ程、基準マーキン
グ又は基準位置からの変位情報を出力する。16は探査
位置計測装置で、音響探査子3の位置を計測する。17
は計測位置データ記憶装置で、探査位置計測装置16が
計測した音響探査子3の位置を記憶する。
において、軌道上の計測車両14をオペレータが操作し
て検査しようとするポイントに移動させる。計測車両1
4の位置を車両位置検出器15が検出して現在の位置情
報を出力する。この位置情報により該当する位置に到達
したことをオペレータが確認して、バケット14を操作
して探査位置の近傍へ移動させる。バケット上のオペレ
ータは手動操作機構12により駆動装置11を介して関
節アーム機構10を手動操作して、音響探査子3を覆工
表面部2a上の所定の探査位置に位置決めする。ここ
で、音響探査子3の位置は関節アーム位置検出器13に
よりバケット14の基準点からの変位情報として出力さ
れる。さらに、車両位置検出器15は計測車両14の軌
道上における基準点からの変位情報を出力する。そし
て、探査位置計測装置16は音響探査子3の変位情報と
計測車両14の変位情報とを基に、音響探査子3の探査
位置を計測して計測位置データ記憶装置17に記憶す
る。
動制御装置4から図3に示す駆動電流が音響探査子3の
音響発振子(図示せず)に与えられる。ここで、音響発
振子(図示せず)は印加された駆動電流の大きさに応じ
た音響弾性波を発生する。このため、音響探査子3を計
測対象のトンネル覆工2の覆工表面部2aの探査位置に
圧接接触させることにより、トンネル覆工2に音響弾性
波を注入することができる。音響探査子3から注入され
た音響弾性波はトンネル覆工2の内部を伝搬して、トン
ネル覆工2の内部構造に依存した特徴周波数で共振す
る。トンネル覆工2の内部に異常がない場合は、地山1
側の覆工背面まで音響弾性波が伝搬して、覆工表面部2
aと覆工背面との距離(巻厚)に対応した縦振動が発生
する。
c,ジャンカ2d等の剥離欠陥が存在していると、これ
らの欠陥部と覆工表面部2aとが形成する板構造の深度
及び広さによって異なった振動現象を示す。この振動現
象は覆工表面部2aに圧接されている音響探査子3によ
り受信信号として検出される。そして、この受信信号は
信号増幅器5により増幅されて信号処理装置6内に取り
込まれる。信号処理装置6は取り込んだ受信信号に対し
てFFT演算処理を行い周波数応答を作成する。さら
に、信号処理装置6は周波数応答に対して式(1)によ
り、反射エネルギーER の計算を行う。なお、式(1)
において、Kは定数、f1 は周波数積分の下限周波数、
f2 は周波数積分の上限周波数である。
レベルは、正常時における縦振動では小さいが、内部に
欠陥が存在する場合には高くなる。信号処理装置6で算
出された反射エネルギーレベルは実測データにより決定
された閾値と比較して判断する。この場合、反射エネル
ギーレベルが閾値を超えている探査位置に対しては出力
表示器7に剥離異常を表示する。そして、反射エネルギ
ーが閾値より小さい探査位置に対しては非剥離を表示す
る。また、非剥離の状態では周波数応答によりトンネル
覆工2の巻厚を推定することができる。剥離が存在しな
い場合にはトンネル覆工2の内部で縦振動現象が励起さ
れる。この縦振動はトンネル覆工2の巻厚及びトンネル
覆工2内の音響速度から式(2)の周波数で共振する。
式(2)において、fL は縦振動の共振周波数、vはト
ンネル覆工2内の音響速度、dはトンネル覆工2の巻厚
である。 fL =v/2・d・・・・・(2) 即ち、周波数応答において式(2)で示す周波数ピーク
が現れる。従って、このピーク周波数から式(3)を使
用してトンネル覆工2の巻厚を求めることができる。 d=v/2・fL ・・・・・(3) 以上の結果に基づいて、探査位置に対応した反射エネル
ギーレベル及びトンネル覆工2の巻厚を一組にして探査
データ記録装置9に記録する。
した説明図である。図4は音響探査子3の指向角を約4
5度とした例である。図4において、計測深度をLとし
たとき、探査可能な範囲はWとなる。ここで、音響探査
子3を探査可能範囲W、又は探査可能範囲Wより短い距
離だけ移動させることにより、次の計測ポイントの位置
19では探査可能な範囲が重なる。従って、計測深度内
を効率よく、かつ広域をカバーする探査が可能となる。
音響探査子3の移動は、バケット上のオペレータが手動
操作機構12を操作して、順次所定の探査位置へ移動さ
せることにより、バケット上で計測できる範囲の計測を
行うことができる。
範囲より広範な領域を計測することが必要となる。この
ため、オペレータはバケットを次の計測箇所に移動させ
て作業を続行する。さらに、広範囲の計測を行うには計
測車両14を移動させて作業を行う。このようにして、
複数の探査位置での計測を行うことができる。このよう
にして所定の探査位置で得られた計測結果は図5に示す
ように表示される。図5(a)において、検出された反
射エネルギーレベルが0.05とすると、棒グラフ20
のように表示される。さらに、しきい値を0.04に設
定している場合、検出された反射エネルギーがしきい値
を超えているので異常と判定された例である。状態表示
部21は、しきい値以下を正常として○印、しきい値を
超えて所定値までを要監視として△印、それ以上を異常
としてX印とする。さらに正常時には枠内を「青」、要
監視時には枠内を「灰」、異常時には異常の度合によっ
て、例えば度合の大きい方から「赤」、「オレンジ」、
「黄」のように3段階のカラー表示する。
検出された反射エネルギーレベルをマッピングしたもの
で、探査位置を区画で示して縦区画4〜7、横区画33
〜36の範囲の例が示されている。各探査位置毎に検出
された反射エネルギーレベルの値が表示されると共に、
図5(a)の場合と同様にしきい値に対して○、△、X
印及びカラー表示がされる。図6は反射エネルギーレベ
ルを等高線で表示したものである。信号処理装置6にお
いて、各探査位置で得られた反射エネルギーレベルに基
づいて、探査位置間の反射エネルギーレベルを補完演算
して、等エネルギーレベルの輪郭を等高線で結ぶ処理を
行う。そして、演算結果はクラック、ジャンカ等の欠陥
部が存在する深さとして出力表示器7に表示される。こ
の例では、探査位置を座標で示して縦座標4〜9、横座
標6〜13の範囲が示されている。
部が6cm〜8cmのところに存在する。Bは8〜10
cm、Cは10〜12cm、Dは12〜14cm、Eは
14〜16cm、Fは16〜18cm、Gは18cm以
上の深さに欠陥部が存在する。なお、○印は従来の打音
検査により「異常あり」と診断されたデータを、比較の
ために示したものである。さらに、欠陥部が存在する深
さに応じて等高線を色別するとか明暗度で表示すること
により、欠陥部の把握が容易になる。以上のように、基
準点からの音響探査子3の位置を検出し、音響弾性波を
注入した位置に対応して音響弾性波の反射エネルギーレ
ベルを演算してトンネル覆工2の内部の状態を判定する
ことにより、トンネル覆工2の内部の状態を定量的に把
握することができるので、トンネル覆工2の状態を時間
的変化として管理できる。
を示すブロック図である。図7において、2〜9は実施
の形態1のものと同様のものである。図7において、自
動制御される計測車両22は軌道上を探査位置まで移動
する。なお、計測車両22の操作は予め設定された移動
指令信号により制御される。計測車両22の位置は車両
位置検出器23で行い、軌道上の原点からのキロ程、基
準マーキング又は基準位置からの変位信号をアーム位置
制御器24へ出力する。計測車両22が該当する探査位
置の近傍に到達すると、アーム位置制御装置24がアー
ム駆動装置25を介して関節アーム機構26を操作し
て、音響探査子3を予め計画された探査位置に位置決め
する。この場合、アーム駆動装置25への信号出力は計
測パターンデータベース27に設定されている計測パタ
ーンにより行われる。音響探査子3の位置はアーム位置
検出器28により計測車両22の基準点からの変位信号
として出力される。アーム位置制御装置24は車両位置
検出器23からの変位信号とアーム位置検出器28から
の変位信号とを基に、関節アーム機構26の先端に配置
された音響探査子3の探査位置の計測を行い、計測位置
データ記憶装置29に記憶する。
なティーチング・プレイバック制御の応用例である。計
測パターンは予め想定される計測動作を事前にオペレー
タが教示し、その経路情報を計測パターンデータベース
27に記憶しておくものである。実際の計測作業時は先
程記述した動作を、アーム位置制御装置24が随時計測
パターンデータベース27から移動制御情報を読み出し
て実行することにより実現される。以上はオペレータが
介在して計測パターンを教示する例を説明したが、軌道
上から見たトンネル覆工2の位置情報が既に数値データ
として得られている場合は、関節アーム機構26と架線
等トンネル設備の干渉を考慮しながら事前に計測動作を
シミュレーション等によりプログラミングが可能とな
る。ここで探査位置について説明する。探査位置は、キ
ロ程、および基準マーキング、および基準位置からの変
位情報により計算される。キロ程は軌道上の原点を単位
に管理されるため、計測車両22の位置はキロ程にて絶
対位置が管理できる。
は、例えば計測車両22の位置が決定し、探査位置の近
傍に移動したバケット位置を基準に設定することが可能
である。一例として関節アーム機構26の原点位置を基
準点と設定することが考えられる。次にバケットを操作
し、計測を行う位置での変位を変位情報とすれば計測点
は式(4)から式(6)の演算により、絶対的な位置情
報として出力される。 x=Xkilo+Xref+Xdisp・・・・(4) y=Ykilo+Yref+Ydisp・・・・(5) z=Zkilo+Zref+Zdisp・・・・(6) 図8にこれらの基準点、および探査位置の関係の一例を
示す。図8において、Xkilo、Ykilo、Zki
loは計測車両位置のキロ程の座標を示す。Xref、
Yref、Zrefは関節アーム機構の基準点座標、X
disp、Ydisp、Zdispは基準点座標から音
響探査子位置までの変位座標である。また、音響探査子
位置はx、y、zである。ここで添字kiloはキロ程
の座標を示す。refは関節アーム機構の基準点座標、
dispは基準点座標から音響探査子位置までの変位座
標であることを示す。
ある。図9の例では、関節アーム機構26は直交アーム
機構を構成しており、x軸、y軸、z軸に沿ったスライ
ド機構30,31,32を有している。さらに音響探査
子3の姿勢を自由な角度に移動するため、回転軸α軸3
3、β軸34が装備されている。この場合、基準点を原
点とする音響探査子3の位置(Xdisp、Ydis
p、Zdisp)は、図2の探査位置計測装置16(図
7の場合はアーム位置制御器24)において式(7)か
ら式(9)のように計算される。 Xdisp=Xa+DsinA・cosB・・・・(7) Ydisp=Ya+DsinA・sinB・・・・(8) Zdisp=Za+Zo+DcosA ・・・・(9) ここで、Xa、Ya、Zaはそれぞれ各直交スライド機
構30〜32の変位量、A、Bはそれぞれ回転軸33,
34の回転角、Zoはバケット上の基準点からアーム機
構の原点までの変位量を示す。以上のように計算された
探査位置情報は計測ポイント毎に図2の計測位置データ
記憶器17(図7の場合はアーム位置制御器24)に格
納される。
査子の位置を検出し、音響弾性波を注入した位置に対応
して音響弾性波の反射エネルギーレベルを演算してトン
ネル覆工の内部の状態を判定することにより、トンネル
覆工内部の状態を定量的に把握することができるので、
トンネル覆工の状態を時間的変化として管理することが
できる。また、覆工位置を検出、表示及び記録すること
により、トンネル覆工の劣化管理を容易に行うことがで
きる。また、演算結果を表示及び記録することにより、
トンネル覆工の劣化管理を容易に行うことができる。ま
た、反射エネルギーレベルを棒グラフで表示することに
より、劣化の度合を容易に確認することができる。ま
た、反射エネルギーレベルが同じである複数の探査位置
を等高線で表示することにより、トンネル覆工の内部の
状態を容易に把握することができる。
らのキロ程、基準マーキング、又は基準位置からの変位
情報により決定することにより、探査位置の精度を向上
させることができる。また、軌道上を走行可能な計測車
両で音響探査子を移動させることにより、移動を容易に
行うことができる。また、音響探査子を1軸又は複数軸
の自由度を有するアーム機構により移動可能にしたこと
により、探査位置に精度よく位置決めすることができ
る。また、アーム機構は予めプログラムされた教示プロ
グラムに基づいてプレイバックすることにより、音響探
査子を探査位置に容易に位置決めすることができる。さ
らに、音響探査子を音響弾性波の指向角と計測深度とか
ら決定される計測範囲の幅、又は上記計測範囲の幅より
短い距離だけシフトさせることにより、計測深度内を効
率よく計測を行うことができる。
断面図である。
ク図である。
化する駆動電流を示す説明図である。
である。
図である。
した説明図である。
ク図である。
図である。
車両、20 棒グラフ。
Claims (10)
- 【請求項1】 音響探査子から音響弾性波をトンネル覆
工の構造物に注入して、上記トンネル覆工の構造物の内
部に存在する異常部位を検出するトンネル覆工検査方法
において、基準点からの上記音響探査子の位置を検出
し、上記音響弾性波を注入した探査位置に対応して上記
音響弾性波の反射エネルギーレベルを演算して上記トン
ネル覆工の内部の状態を判定することを特徴とするトン
ネル覆工検査方法。 - 【請求項2】 覆工位置を検出、表示及び記録すること
を特徴とする請求項1に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項3】 演算結果を表示及び記録することを特徴
とする請求項1に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項4】 反射エネルギーレベルは棒グラフで表示
することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のト
ンネル覆工検査方法。 - 【請求項5】 反射エネルギーレベルが同じである複数
の探査位置を等高線で表示したことを特徴とする請求項
2又は請求項3に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項6】 音響探査子の位置は軌道上の原点からの
キロ程、基準マーキング、又は基準位置からの変位情報
により決定されることを特徴とする請求項1から請求項
5のいずれか一項に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項7】 音響探査子は軌道上を走行可能な計測車
両により移動されることを特徴とする請求項1から請求
項6のいずれか一項に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項8】 音響探査子は1軸又は複数軸の自由度を
有するアーム機構により移動されることを特徴とする請
求項1から請求項7のいずれか一項に記載のトンネル覆
工検査方法。 - 【請求項9】 アーム機構は予めプログラムされた教示
プログラムに基づいてプレイバックすることを特徴とす
る請求項8に記載のトンネル覆工検査方法。 - 【請求項10】 音響探査子は音響弾性波の指向角と計
測深度とから決定される計測範囲の幅、又は上記計測範
囲の幅より狭い距離だけシフトさせることを特徴とする
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のトンネル
覆工検査方法。
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---|---|---|---|
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