JP2002054598A - 陸上ポンプ - Google Patents

陸上ポンプ

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JP2002054598A
JP2002054598A JP2000240657A JP2000240657A JP2002054598A JP 2002054598 A JP2002054598 A JP 2002054598A JP 2000240657 A JP2000240657 A JP 2000240657A JP 2000240657 A JP2000240657 A JP 2000240657A JP 2002054598 A JP2002054598 A JP 2002054598A
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崎 晃 裕 大
Tsutomu Makino
野 力 牧
Shoji Ito
藤 昭 二 伊
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸込ケーシング及び吐出ブラケットにおける
強度、耐食性或いは防錆性、コスト低減の問題と、配管
取付用フランジと吸込ケーシングとのボルト・ナット締
結における問題と、中間ケーシングにおけるコンパクト
化の問題と、インバータ付きポンプにおけるインバータ
設置スペース或いは大型化の問題と、ポンプ運転におけ
る高精度化及び高効率化の問題を解決することが出来る
陸上ポンプの提供。 【解決手段】 内部に羽根車(12・・・)を収納した
胴部ケーシングの吸込側(19)に設けられている吸込
ケーシング(20)の吸込ケーシング本体(24)は構
造部材として必要な強度を有する材料から形成され、吸
込ケーシング(20)の第1及び第2の吸込カバー(2
6、28)は接液部材として必要な不錆性を有する薄板
材料から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸上に設置されて
使用されるポンプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、陸上に設置されて使用される
ポンプの従来技術を示している。図18において、全体
を符号1で示すポンプは、モータ(誘導電動機)2によ
り駆動される。このポンプ1の外郭は、外ケーシング
3、中間ケーシング(吸込用)4、中間ケーシング5で
包囲されている。そして、これ等のケーシング3、4、
5の内部を、羽根車6でヘッドが付加された水が流過し
て、吐出口7から吐出される。
【0003】なお図18において、符号8は、ポンプ1
及びモータ2を載置するためのベースである。
【0004】ここで、ポンプの段数が増えて、寸法が大
きくなれば、外ケーシング3が無い場合、中間ケーシン
グ(吸込用)4は、配管荷重等のため、構造部材として
一定以上の強度が要求される事となる。しかし、図18
で示す従来技術においては、中間ケーシング(吸込用)
4は板金製であるため、構造部材としての強度を持たせ
る事が困難である。そこで、外ケーシング3が必要とな
る。
【0005】一方、例えばアルミニウム等により、別
途、外ケーシングの代わりに吸込ケーシングを鋳造によ
り製造すれば、構造部材として必要な強度を持たせるこ
とは可能である。しかし、吸込ケーシングは接液部材で
あるため、アルミニウム鋳造品で構成した場合には、腐
食・劣化という問題を生じてしまう。
【0006】ステンレスにより吸込ケーシングを構造部
材として製造すれば、強度及び耐食性の問題は解消出来
る。しかし、ステンレスを吸込ケーシングとして加工す
るのであれば、その製造コストが高騰してしまうという
問題を有している。これに対して従来技術では、上述し
た様な吸込ケーシングの強度と耐食性或いは防錆性と、
コスト低減という3つの要請を同時に解決する事が出来
ない。そして吐出ブラケットについても、同様な問題が
存在している。
【0007】これに加えて、構造部材として吸込ケーシ
ングを構成した場合には、配管取付用フランジと吸込ケ
ーシングとが確実且つ容易に接続されなければならな
い。そして、接続に際しては、その作業性及び確実性か
ら、所謂ボルト・ナット締結を行うのが好ましい。しか
し、配管取付用フランジと吸込ケーシングとをボルト・
ナット締結するに際して、吸込ケーシング内に孔を穿孔
して、当該孔内にナットを挿入して、ボルトと締結する
のが一般的であるが、締結に際して、ナットが孔内を回
転したり、或いは移動してしまい、ボルトとナットとが
螺合せず、ボルト・ナット締結が出来ないという事態が
考慮される。
【0008】さらに、中間ケーシングにおいては、その
寸法を小さくして、コンパクト化したいという要請が非
常に強い。しかし、従来技術においては、中間ケーシン
グをコンパクト化する事が困難である。
【0009】また、ポンプ運転に際して精緻な制御を実
現するために、インバータ及びインバータ冷却構造を配
置したいという要請が存在する。しかし、図18で示す
様な従来のポンプにおいては、インバータ付きポンプと
して構成した場合において、インバータを設置するスペ
ースを確保することが困難であるため、大型化してしま
う。このことは、昨今のコンパクト化の要請に反してし
まう。
【0010】これに加えて、より精度の高い制御を行
い、効率的な運転を実現したいという要請が存在する。
しかし、誘導電動機を駆動源とする従来のポンプでは、
それ以上の高精度制御及び高効率化は不可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した様
な従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、吸
込ケーシング及び吐出ブラケットにおける強度、耐食性
或いは防錆性、コスト低減の問題と、配管取付用フラン
ジと吸込ケーシングとのボルト・ナット締結における問
題と、中間ケーシングにおけるコンパクト化の問題と、
インバータ付きポンプにおけるインバータ設置スペース
或いは大型化の問題と、ポンプ運転における高精度化及
び高効率化の問題を解決することが出来る陸上ポンプの
提供を目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプは、内部
に羽根車を収納した胴部ケーシングの吸込側に設けられ
ている吸込ケーシングが、構造部材として作用する吸込
ケーシング本体と、吸込ケーシングの接液表面を被覆す
る第1及び第2の吸込カバーと、該第1の吸込カバーと
第2の吸込カバーとの接続箇所に配置されたO−リン
グ、とを含み、前記吸込ケーシング本体は構造部材とし
て必要な強度を有する材料から形成され、前記第1及び
第2の吸込カバーは接液部材として必要な不錆性を有す
る薄板材料から形成されていることを特徴としている。
【0013】かかる構成を具備する本発明によれば、吸
込ケーシングが、ポンプケーシングの構造部材として外
力や各種荷重を剛性の高い材料製の吸込ケーシング本体
が受け持ち、接液部材としての不錆性は、不錆性の薄板
材料から形成された第1及び第2の吸込カバーが受け持
つ。従って、必要な強度及び不錆性とを両立する事が出
来る。そして、不錆性材料であるステンレス等から削り
出すことに比較して、吸込ケーシング製造に関する労
力、コストを極めて低く抑える事が出来る。
【0014】また本発明のポンプは、内部に羽根車を収
納した胴部ケーシングの吸込側に設けられている吸込ケ
ーシングは配管取付用フランジに接続されており、前記
吸込ケーシングに穿孔された孔内の段部にナットが固定
されており、該孔の周縁部の一部が押し潰された状態で
ナットの頭部を抑え込んでおり、前記配管取付用フラン
ジの外側から挿入されたボルトが前記ナットに螺合して
いることを特徴としている。
【0015】そして本発明の固定方法は、段部を有する
孔内に締結部材(例えばナット)を固定する固定方法に
おいて、前記孔の段部に前記締結部材の底面が当接する
様に当該締結部材を前記孔内に挿入する工程と、工具
(例えばポンチ)により前記孔の周縁部の一部を潰しつ
つ当該工具を前記締結部材に向けて押し込み、潰しつつ
押し込まれた前記周縁部の一部で前記締結部材を抑え込
む工程、とを含むことを特徴としている。
【0016】かかる構成によれば、吸込ケーシング本体
に穿孔された孔の段部に、ナットの様な締結部材を、そ
の底面が当接する様に挿入する。そして、所謂「ポン
チ」その他の工具により当該孔の周縁部の一部を潰しつ
つ、当該工具をナットに向けて押し込むことにより、工
具により潰された部分がナットの頭部を抑え込む様に加
工される。そのため、締結部材(例えばナット)が孔内
を回転したり、或いは移動する事が防止され、例えばボ
ルトとナットとを確実に螺合する事が出来る。そのた
め、例えば配管取付用フランジと吸込ケーシングとを、
容易且つ確実に接続することが出来る。
【0017】本発明のポンプは、内部に羽根車を収納し
た胴部ケーシングの吐出側に設けられている吐出ブラケ
ットが、構造部材として作用する吐出ブラケット本体
と、吐出ブラケットの接液表面を被覆する吐出ブラケッ
トカバー、とを含み、前記吐出ブラケット本体は構造部
材として必要な強度を有する材料から形成され、前記吐
出ブラケットカバーは接液部材として必要な不錆性を有
する薄板材料から形成されていることを特徴としてい
る。
【0018】この様な構成の本発明によれば、吐出ブラ
ケットは、構造部材として必要な強度を吐出ブラケット
本体に受け持たせ、接液部材として必要な不錆性を吐出
ブラケットカバーに受け持たせることにより、強度と不
錆性とを併せ持つ事が出来る。それと共に、吐出ブラケ
ットの加工コスト、或いは吐出ブラケットの加工作業に
費やされる労力を、大幅に節減する事が出来る。
【0019】さらに本発明のポンプは、ポンプの吐出口
が中間ケーシング(吐出用)に形成されており、当該吐
出口を概略四角形に形成して、中間ケーシング(吐出
用)の軸線方向寸法及びバーリング高さを小さく構成し
たことを特徴としている。
【0020】この様に、吐出口の平面形状或いは断面形
状を四角形とすることにより、中間ケーシング(吐出
用)軸線方向寸法とバーリング高さとを小さくし、以っ
て、中間ケーシング(吐出用)のコンパクト化を実現す
ると共に、バーリング工程を容易にする事が出来るので
ある。
【0021】ここで、中間ケーシング(吐出用)の吐出
口の平面形状を四角形としたことによって、従来のシー
ル(例えばO−リング)をそのまま使用する事は出来な
い。しかし本発明のポンプは、ポンプの吐出口が形成さ
れた中間ケーシング(吐出用)は吐出ブラケットと接続
されており、その接続箇所にはスペーサが介装されてお
り、該スペーサは中心線方向に3つの段部が設けられて
おり、第1の段部は断面形状に対応して四角形に形成さ
れ、第2及び第3の段部はOリングによって吐出ブラケ
ットとの間のシールが出来る様に、円形に形成されてい
る。
【0022】この様に構成すれば、前記スペーサに3つ
の段部を設け、各々の形状を四角形、円形、円形とする
ことにより、断面形状が四角形となった中間ケーシング
(吐出用)の端部が、通常のO−リングにより、十分に
シールされた状態で吐出ブラケットと接続する事が出来
る。
【0023】これに加えて、本発明のポンプはベース上
に載置されており、当該ベースの内部空間にはインバー
タ及びインバータ冷却構造が配置されている。
【0024】ポンプを設置したベースの内部空間にイン
バータ及びインバータ冷却構造を配置することにより、
インバータ付きポンプ中にインバータ設置スペースを確
保しつつ、全体をコンパクト化する事が可能となる。
【0025】本発明のポンプは、インバータを有し、且
つ、直流ブラシレスモータを駆動源として用いているポ
ンプにおいて、前記駆動源を制御する制御手段を備え、
該制御手段は、始動点から効率が最良となるポンプ定格
運転点までは定格トルクに等しいトルクにて運転を行
い、該ポンプ定格運転点から回転数が最大許容回転数に
到達する点までは出力を定格出力にて一定となる様な運
転を行い、前記回転数が最大許容回転数に到達する点か
ら基底回転速度点までは回転数が一定となる様な運転を
行う様に前記駆動源を制御する様に構成されている。
【0026】また本発明のポンプの運転方法は、インバ
ータを有し、且つ、直流ブラシレスモータを駆動源とし
て用いているポンプの運転方法において、始動点から効
率が最良となるポンプ定格運転点までは定格トルクに等
しいトルクにて運転を行い、該ポンプ定格運転点から回
転数が最大許容回転数に到達する点までは出力を定格出
力にて一定となる様な運転を行い、前記回転数が最大許
容回転数に到達する点から基底回転速度点までは回転数
が一定となる様な運転を行うことを特徴としている。
【0027】かかる構成を具備する本発明によれば、直
流ブラシレスモータを駆動源として用いるので、従来の
誘導電動機を駆動源とするポンプに比較して、より精度
の高い制御を行う事が可能であり、従来の誘導電動機で
は不可能であった定トルク運転、定出力運転、定回転数
運転を行うことが出来る。それにより、効率的な運転が
達成されるのである。
【0028】
【発明を実施する最良の形態】図1において、全体を符
号10で示すポンプは陸上に設置されて使用されるもの
であり、且つ、例えば電動モータMの様な駆動手段によ
り駆動される。ここで図示の実施形態で示すポンプを駆
動するモータMとしては、DCブラシレスモータが用い
られる。
【0029】明確には図示されていないが、モータの電
流、電圧、回転数等の情報がセンサ(図示せず)により
計測され、計測された情報は制御部(図示せず)に送ら
れ、該情報に基いて制御部ではトルク或いは出力を計算
する。ここで、モータ回転数については、モータに設け
られたホール素子等のセンサ(図示せず)からのパルス
をカウントすることにより、モータ回転数に換算出来る
情報を得ている。
【0030】モータMの出力軸11には複数の(図1で
は4段或いは5段の)羽根車12が取り付けられてお
り、吸込口14から供給される作動液体(例えば水)は
複数段設けられた羽根車12…によりヘッドを付加され
て、吐出口16から吐出される。なお、この様な作動液
体(水)の流れは、図1においては、一点鎖線で示す矢
印Tにより、表現されている。
【0031】羽根車12…は、板金製の胴部ケーシング
18内に収容されており、胴部ケーシング(吸込用)1
9の吸込口14側は、吸込ケーシング20に接続されて
いる。図示のポンプにおいては、ポンプケーシングは、
胴部ケーシング18、吸込ケーシング20等で構成され
ている。なお、吸込ケーシング20には、後述する態様
にて配管取付用フランジが接続される。
【0032】吸込ケーシング20について、図2、図3
をも参照して、さらに詳細に説明する。
【0033】吸込ケーシング20は、ポンプケーシング
においては、力を受ける構造部材であると共に、作動液
体である水と接触する接液部材でもある。従って、所定
以上の強度と、水に接触しても錆びない不錆性とを兼ね
備えている必要がある。
【0034】そのため吸込ケーシング20は、特に図2
で明確に示されている通り、吸込ケーシング本体24の
接液表面を、第1の吸込カバー26及び第2の吸込カバ
ー28で被覆し、且つ、第1の吸込カバー26と第2の
吸込カバー28との接続箇所にO−リング30を配置し
た構成となっている。そして、吸込ケーシング本体24
は、剛性の高い材料を用いて鋳物、(アルミ)ダイキャ
スト等により形成されており、第1及び第2の吸込カバ
ー26、28は、錆の発生しない不錆性の薄板材料から
形成されている。
【0035】この様に構成すれば、ポンプケーシングの
構造部材として外力や各種荷重を受け持つ際には、剛性
の高い材料製の吸込ケーシング本体24が受け持ち、接
液部材としての不錆性は、不錆性の薄板材料から形成さ
れた第1及び第2の吸込カバー26、28が受け持つ。
従って、必要な強度及び不錆性とを両立する事が出来
る。それに加えて、不錆性材料であるステンレス等から
削り出すことに比較して、吸込ケーシング20製造に関
する労力、コストを極めて低く抑える事が出来るのであ
る。
【0036】ここで、第2のカバー部材28の端部28
Aは、O−リング30の挿入以前は図2で点線で示す様
になっており、O−リング30を挿入・設置した後に実
線で示す位置までかしめられる(かしめ構造)。そし
て、第2のカバー部材28の端部28Aが「かしめ」ら
れることにより、O−リング30は圧縮変形して、第1
及び第2の吸込カバー26、28とそれぞれ線接触をす
る。その結果、ポンプの作動流体である水が第1の吸込
カバー26と第2の吸込カバー28との接続箇所を通過
することは出来なくなり、吸込ケーシング本体24が水
と接触して発錆する事が防止される。
【0037】この吸込ケーシング20を図2で示す矢印
F3方向から見た状態が、図3で示されている。図1に
関連して上述した通り、吸込ケーシング20には配管取
付用フランジが接続される。
【0038】ここで、吸込ケーシング本体24は、例え
ばアルミニウムで構成されているが、アルミニウム製の
吸込ケーシング本体24にネジ孔を切っても、必要な強
度が得られず、強度不足のネジ孔(或いは雌ネジ部)が
形成されてしまう。そのため、図1−図3で示す通り、
吸込ケーシング本体24にはネジ孔(或いは雌ネジ部)
を形成せずに、ナット34を吸込ケーシング本体24に
穿孔された孔33(図2)内に埋設し、ボルト32(図
1参照)と螺合することにより、吸込ケーシング20と
配管取付用フランジ22とが接続している。
【0039】なお、図3において、符号36で示す複数
の孔は、ポンプ組立用のボルト(図示せず)を貫通する
ための貫通孔である。
【0040】吸込ケーシング本体24内に埋設されたナ
ット34を用いて配管取付用フランジ22を接続するに
際して、ナット34が孔33内で回転すること、及び、
図2の矢印35方向へ移動してしまう事を防止する必要
がある。そのため、図示の実施形態によれば、図4、図
5で示す態様にて、ナット34を孔33内に埋設してい
る。
【0041】図4において、吸込ケーシング本体24に
穿孔された孔33の段部33Sにナット34の底面34
Sが当接する様に、ナット34を孔33内に挿入する。
そして、所謂「ポンチ」その他の工具39により孔33
の周縁部の一部(図4において符号40で示す部分)が
潰されつつ、当該工具39がナット34に向けて押し込
まれる。その結果、図5で示す様に、工具39が孔33
の周縁部の一部を潰しつつ(図4の箇所40)押し込ん
だ箇所40Aが、ナット34の頭部34Hを抑え込む様
に加工される。
【0042】換言すれば、ナット34は、孔33の段部
33Sと、工具39により押し潰されて変形した部分4
0Aとの双方から押圧され、或いは挟み込まれる。さら
に、ナット34の挿入スペースに当たる孔33の奥の部
分は、ナットの形状に合わせ、6角形としている。その
ため、ナット34が孔33内を回転したり、或いは、矢
印35方向へ移動する事が防止されるのである。その結
果、ボルト32(図1)はナット34と確実に螺合し、
配管取付用フランジ22が吸込ケーシング20へ接続さ
れるのである。
【0043】図1において、ポンプ10の吐出口16に
隣接する箇所であって、ポンプ10と電動モータMとの
境界箇所には、吐出ブラケット50が設けられている。
図6を参照すれば明らかな様に、この吐出ブラケット5
0は、各種部材の荷重或いは外力を受け持つ構造部材で
ある吐出ブラケット本体52と、吐出ブラケット本体5
2の接液箇所を被覆し以って水と接触する接液部材とし
て作用する吐出ブラケットカバー54、とから構成され
ている。そして、吐出ブラケットカバー54は、不錆性
材料から形成されており、水と接触しても発錆しない。
【0044】従って、図6で示す吐出ブラケット50に
よれば、構造部材として必要な強度と、接液部材として
必要な不錆性とを併せ持つ事が出来る。それと共に、ス
テンレスの様な不錆性材料から吐出ブラケットを削り出
していた従来の製造方法に比較して、図6で示す様な吐
出ブラケットであれば、加工コスト、加工作業に費やさ
れる労力を、大幅に節減する事が出来るのである。
【0045】再び図1において、ポンプ10の吐出口1
6は、中間ケーシング(吐出用)60に形成されてい
る。中間ケーシング(吐出用)60は、図7、図8にお
いて詳細に示されている。
【0046】当該中間ケーシング(吐出用)60(図
7、図8において(A)で示す側に図示されているケー
シング)を上方から見た平面図である図7を参照すれば
明らかな様に、図示の実施形態の中間ケーシング(吐出
用)60では、その吐出口16が概略四角形(正方形)
に形成されている。そして、吐出口16の平面(断面)
形状が四角形である点で、中間ケーシング(吐出用)6
0は、従来の中間ケーシング(吐出用)60B(図7、
図8において(B)で示す側に図示されているケーシン
グ)と、明確に相違する。
【0047】そして、図7から明らかな様に、吐出口1
6を四角形状に形成した本実施形態にかかる中間ケーシ
ング(吐出用)60(図7の(A)側)の軸線C方向寸
法RAは、円形の吐出口16Bを有する従来の中間ケー
シング(吐出用)60B(図7の(B)側)の軸線C方
向寸法RBに比較して、明らかに小さくなっている。な
お、図7において、本実施形態にかかる中間ケーシング
(吐出用)60の軸線C方向寸法の減少分は、符号「R
δ」で示されている。
【0048】また、図8から明らかな様に、本実施形態
にかかる中間ケーシング(吐出用)60(図8の(A)
側)のバーリング高さHAは、従来の中間ケーシング
(吐出用)60B(図8の(B)側)のバーリング高さ
HBに比較して、明らかに小さくなっており、その減少
分は符号「Hδ」で示されている。
【0049】すなわち、図7、図8の(A)側で示す本
実施形態にかかる中間(吐出用)ケーシング60によれ
ば、吐出口の平面形状或いは断面形状を四角形とするこ
とにより、コンパクト化を実現し、バーリング工程を容
易にする事が出来る。
【0050】ここで、図7、図8で示す様に吐出口16
の平面形状を四角形(正方形)としたことによって、図
8から明らかな様に、中間ケーシング(吐出用)60
(図8の(A)側のケーシング)の形状は、従来の中間
ケーシング(吐出用)60B(図8の(B)側のケーシ
ング)と相違する事となる。そのため、吐出ブラケット
50(図6)との接続箇所において、従来のシール(例
えばO−リング)をそのまま使用する事は出来ない。そ
のため図示の実施形態においては、図9で示す様に、中
間ケーシング(吐出用)60と吐出ブラケット50との
接続箇所に、従来のものとは異なるスペーサ64を設け
ている。
【0051】図9において、中間ケーシング(吐出用)
60の端部(図9では右端部)60Eに吐出ブラケット
50が接続されており、その接続箇所には、上述したス
ペーサ64とO−リング66とが配置されている。な
お、図9において、符号52は吐出ブラケット本体、符
号54は吐出ブラケットカバーを示している。
【0052】図9及び図10を参照してスペーサ64の
形状を説明すると、スペーサ64は3つの段部64−
1、64−2、64−3を有しており、段部64−1
は、四角形(正方形)の断面形状に対応する形状となっ
ており、段部64−2、64−3は、Oリング66によ
って吐出ブラケット50との間のシールが出来る様に、
円形に形成されている。
【0053】図示の実施形態では、この様に3段に構成
されたスペーサを用いることにより、断面形状が特殊な
形状をしている中間ケーシング(吐出用)60の端部6
0Eが、通常のO−リング66により接続箇所が十分に
シールされた状態で、吐出ブラケット50と接続する事
が出来る。
【0054】図11、図12で示す本発明の実施形態に
おいては、ポンプ10はベース70上に載置されてい
る。そして、当該ベース70の内部空間70I(図11
においてハッチングを付した箇所)には、明確には図示
されていないが、インバータ及びインバータ冷却構造が
配置されている。なお、インバータ及びインバータ冷却
構造は、公知・市販のものを使用可能である。換言すれ
ば、ベース70の内部空間70Iにインバータ及びイン
バータ冷却構造を配置した図11、図12のポンプは、
所謂「インバータ付きポンプ」として構成されているの
である。
【0055】この様に構成した結果、図11、図12で
示す実施形態においては、インバータを設置するスペー
スを確保し、且つ、ポンプ装置全体をコンパクト化する
事に成功している。
【0056】ここで、インバータ付きポンプを運転する
に際して、本発明によれば、直流ブラシレスモータ(D
Cブラシレスモータ)を駆動源として用いているので、
従来の誘導電動機を駆動源とするポンプに比較して、よ
り精度の高い制御を行う事が可能である。そのため、図
示の実施形態では、駆動源であるDCブラシレスモータ
は、図13で示す様な特性を目指した制御を行ってい
る。
【0057】図13において、横軸方向は回転速度を示
しており、縦軸方向はトルクを示している。そして、図
13で示す(目標とする)制御特性においては、回転速
度がゼロとなる点を始動点Aとしている。そして、始動
点Aから効率が最良となるポンプ定格運転点Bまでの領
域(符号A−B間の領域)では、定格トルクに等しいト
ルクにて運転を行う(定トルク運転)。そして、ポンプ
の効率が最良となるポンプ定格運転点Bから、回転数が
最大許容回転数(基底回転数)に到達する点Cまでの領
域(符号B−C間の領域)では、出力を定格出力(効率
が最良となる出力)にて一定となる様な運転(定出力運
転)を行う。さらに、点Cから基底回転速度点Dまでの
領域(符号C−D間の領域)については、回転数が一定
となる様な運転を行う(定回転数運転)。
【0058】ここで、明確には図示されていないが、図
示の実施形態にかかるポンプ或いは駆動モータには、そ
のトルクを測定するトルク測定手段、出力を測定する出
力測定手段、回転数を測定する回転数測定手段、これ等
の種々の測定手段からの測定結果信号に基いてポンプ又
はモータの運転を制御する運転制御手段、を有してい
る。なお、上述した各種運転手段は公知・市販のものを
使用すれば良く、運転制御手段のハードウェアも公知・
市販の制御手段を用いれば良い。
【0059】図14は、図13で示す制御特性(図示の
実施形態で目指している特性)と、従来のポンプにおい
て駆動源として用いられている誘導電動機の特性とを比
較して示している。図14において、図13で示す特性
は実線で示されており、誘導電動機の特性は一点鎖線で
示す特性線PAMで示されている。なお、図14におけ
る各種符号は、図13で用いられている符号と同様であ
る。
【0060】図13で示す様な制御特性を有する(目標
としている)DCブラシレスモータを駆動源としている
図示の実施形態のポンプ特性と、従来の誘導電動機を駆
動源とするポンプの特性とが、図15において比較して
示されている。図15において、太い実線で示す特性曲
線PIPは、図13の制御特性を有するDCブラシレス
モータを駆動源としているポンプの特性曲線を示してい
る。そして、細い実線で示す特性曲線PPAは、誘導電
動機を駆動源とする従来のポンプの特性曲線を示してい
る。
【0061】締切点(図15において、特性曲線の各々
が縦軸と接触している点)から、定回転数、定出力領域
を経て、一定トルクとなる点B(設計点:出力基準点)
に至るまでの領域において、図示の実施形態にかかるポ
ンプのヘッド(揚程)は、従来のポンプのヘッドよりも
大きい。この事から、図示の実施形態にかかるポンプの
方が見掛け上の性能が向上している事が明らかであり、
見掛け上の性能がどの程度向上したかについては、図1
5においてハッチングで示す領域IIPが示している。
【0062】図16で示す「吐出量−出力特性図」にお
いて、太い実線で示す特性曲線は図示の実施形態で用い
られているDCブラシレスモータの特性を示しており、
吐出量が少ない領域(始動点に近い側)において、回転
数に上限を設けず、定格出力まで使用した場合の特性曲
線iPIMと、回転数に上限を設け、定回転数制御を行
った場合の特性曲線rPIMとに分かれている。細い実
線で示す特性曲線PPMは従来の誘導電動機の特性を示
している。
【0063】ここで、締切点P(定格出力時の特性曲線
iPIMと縦軸とが接触している点)でモータを運転し
続けた場合には、モータの温度上昇が著しく大きくな
り、焼損の恐れがある。また、小水量側の揚程が著しく
上昇する、という好ましくない状況が生じる。
【0064】そのため、現実の特性曲線rPIMによれ
ば、締切点はQとなり定格出力の約50%の地点となっ
ている。これにより、締切点において、モータの温度上
昇を抑えることが出来、小水量側の不要な揚程の上昇を
も抑えることが出来る。そして、図16において符号C
で示す箇所で、定格出力時の特性曲線iPIMと重な
る。現実の特性曲線rPIMの締切点Qは、モータの温
度上昇の抑制が可能である範囲で、且つ、定格出力時の
特性曲線iPIMに出来る限り近づける様に設定され
る。そして、同様な観点にて、現実の特性曲線rPIM
と定格出力時の特性曲線iPIMとが重なる点Cも設定
される。
【0065】図13−図16に関連して特性を説明した
DCブラシレスモータにより図示の実施形態のポンプを
始動するに際して、図16で示す締切点Qで温度上昇を
抑制する。そして、図16の点Cに相当する条件に到達
するまで、一定回転数出運転を行う。次に、図13、図
14で説明した様に、ポンプ定格トルクとなる点Bに到
達するまでは一定出力で運転を行い、点Bから最大水量
点Rまで一定トルクで運転を行う。ここで、明確には図
示されていないが、例えばアナログ入力により、最高回
転数(最大回転数)の変更が可能である。
【0066】次に図17をも参照して、図13−図16
で説明した特性を実現するための運転制御について述べ
る。
【0067】図13−図17で示すポンプの運転を開始
したら(図17の「START」)、ポンプを運転する
旨の指令が有るか否かを判断する(図17のステップS
1)。ポンプを運転する旨の指令が無ければ(ステップ
S1がNOの場合)、ポンプ停止状態と判断し(ステッ
プS2)、ステップS1までリターンする(ステップS
3)。
【0068】ポンプ運転指令がある場合には(ステップ
S1がYES)、ポンプを始動し、加速する(ステップ
S4)。そして、トルクが定格トルク以下か否かを判定
する(ステップS5)。ここで、トルクの測定は図示し
ないトルク測定手段により行い、定格トルク以下か否か
の判定は図示しない制御手段で行われる。
【0069】運転トルクが定格トルクを超えていれば
(ステップS5がNO)、運転トルクが定格トルクとな
るまで回転数を下げてポンプ運転を行い(ステップS
6)、スタートにリターンする(ステップS7)。一
方、ステップS5において、運転トルクが定格トルク以
下ならば(ステップS5がYES)、運転出力が定格出
力以下か否かを判断する(ステップS8)。ここで、運
転出力は図示しない出力測定手段により測定される。
【0070】運転出力が定格出力を超えていれば(ステ
ップS8がNO)、定格出力となる回転数まで回転数を
下げ(ステップS9)、スタートにリターンする(ステ
ップS10)。一方、運転出力が定格出力以下ならば
(ステップS8がYES)、回転数が最高回転数以下か
否かを判定する(ステップS11)。
【0071】回転数が最高回転数を超えていれば(ステ
ップS11がNO)、回転数を最高回転数まで下げて
(ステップS12)、リターンする(ステップS1
3)。回転数が最高回転数以下ならば(ステップS11
がYES)、そのままスタートにリターンする(ステッ
プS14)。
【0072】以上の過程により、定格のトルク、出力、
回転数を超えること無く、定トルク、定出力、定回転数
の何れかの領域で、運転を継続することが出来る。
【0073】なお、図示の実施形態はあくまでも例示で
あり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記載ではな
い。換言すれば、本発明の技術的範囲内であれば、図示
の実施形態を変形或いは変更する事が可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明した本発明に係る陸上ポンプに
よれば、吸込ケーシングが、ポンプケーシングの構造部
材として外力や各種荷重を受け持つ際には、剛性の高い
材料製の吸込ケーシング本体が受け持ち、接液部材とし
ての不錆性は、不錆性の薄板材料から形成された第1及
び第2の吸込カバーが受け持つので、必要な強度及び不
錆性とを両立する事が出来る。それに加えて、不錆性材
料であるステンレス等から削り出すことに比較して、吸
込ケーシング製造に関する労力、コストを極めて低く抑
える事が出来る。
【0075】また、吸込ケーシングの取付に際しては、
吸込ケーシング本体に穿孔された孔の段部にナット底面
が当接する様に挿入し、所謂「ポンチ」その他の工具に
より当該孔の周縁部の一部を潰しつつ、当該工具をナッ
トに向けて押し込むことにより、工具により潰された部
分がナットの頭部を抑え込む様に加工される。そのた
め、ナットが孔内を回転したり、或いは移動する事が防
止され、ボルトはナットと確実に螺合し、配管取付用フ
ランジと吸込ケーシングとが確実且つ容易に接続され
る。
【0076】さらに本発明によれば、吐出ブラケット
は、構造部材として必要な強度と、接液部材として必要
な不錆性とを併せ持つ事が出来る。それと共に、ステン
レスの様な不錆性材料から吐出ブラケットを削り出して
いた従来の製造方法に比較して、吐出ブラケットの加工
コスト、或いは吐出ブラケットの加工作業に費やされる
労力を、大幅に節減する事が出来る。
【0077】そして本発明によれば、吐出口の平面形状
或いは断面形状を四角形とすることにより、中間ケーシ
ング軸線方向寸法とバーリング高さとを小さくすること
が出来、中間ケーシングのコンパクト化を実現すると共
に、バーリング工程を容易にする事が出来る。
【0078】ここで、中間ケーシングの吐出口の平面形
状を四角形としたことによって、従来のシール(例えば
O−リング)をそのまま使用する事は出来ない。しかし
本発明によれば、3つの段部を有するスペーサを設ける
ことにより、(吐出口の平面形状が四角形となった)中
間ケーシングの端部が、通常のO−リングにより接続箇
所が十分にシールされた状態で、吐出ブラケットと接続
する事が出来るのである。
【0079】これに加えて本発明によれば、ポンプを設
置したベースの内部空間にインバータ及びインバータ冷
却構造を配置したので、インバータ付きポンプにおい
て、インバータを設置するスペースを確保しつつ、全体
をコンパクト化している。
【0080】ここで、本発明は直流ブラシレスモータを
駆動源として用いるので、従来の誘導電動機を駆動源と
するポンプに比較して、より精度の高い制御を行う事が
可能である。その結果、従来の誘導電動機では不可能で
あった定トルク運転、定出力運転、定回転数運転を行う
ことにより、効率的な運転が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるポンプの全体構成を示す正面断
面図。
【図2】本発明で用いられる吸込ケーシングの正面断面
図。
【図3】図2で示す吸込ケーシングの側面図。
【図4】図2及び図3で示す吸込ケーシングを配管取付
用フランジに接続するためにボルト・ナット結合するた
めの作業における途中過程を示す断面図。
【図5】図4で示す作業の結果としてナットが固定され
た状態を示す断面図。
【図6】本発明で用いられる吐出ブラケットを示す拡大
断面図。
【図7】本発明で用いられる中間ケーシング(吐出用)
(A)と従来の中間ケーシング(吐出用)(B)とを比
較して示す平面図。
【図8】本発明で用いられる中間ケーシング(吐出用)
(A)と従来の中間ケーシング(吐出用)(B)とを比
較して示す正面図。
【図9】中間ケーシング(吐出用)と吐出ブラケットと
の接続状態を示す断面正面図。
【図10】中間ケーシング(吐出用)と吐出ブラケット
とを接続するのに用いられるスペーサの拡大図。
【図11】ベースに載置された状態の陸上ポンプを示す
一部破断側面図。
【図12】ベースに載置された状態の陸上ポンプを示す
一部破断正面図。
【図13】駆動源がDCブラシレスモータである場合の
目標とする制御特性を示す特性図。
【図14】図13で示す制御特性(目標とする特性)と
従来のポンプにおいて駆動源として用いられている誘導
電動機の特性とを比較して示す特性図。
【図15】DCブラシレスモータを駆動源としており且
つ図13で示す様な制御特性を目標としているポンプの
特性と、従来の誘導電動機を駆動源とするポンプの特性
とを比較して示す特性図。
【図16】本発明で用いられるDCブラシレスモータの
特性と、従来の誘導電動機の特性とを比較して示す特性
図。
【図17】図13−図16で説明した特性を実現するた
めの運転制御を行うためのフローチャートを示す図。
【図18】従来の陸上ポンプの一例を示す断面正面図。
【符号の説明】
10・・・陸上ポンプ M・・・電動モータ 11・・・出力軸 12・・・羽根車 14・・・吸込口 16・・・吐出口 18・・・胴部ケーシング 19・・・胴部ケーシング(吸込用) 20・・・吸込ケーシング 22・・・配管取付用フランジ 24・・・吸込ケーシング本体 26・・・第1の吸込カバー 28・・・第2の吸込カバー 30、66・・・O−リング 32・・・ボルト 34・・・ナット 36・・・ボルト貫通孔 39・・・工具 33・・・孔 33S・・・孔の周縁部 34H・・・ナットの頭部 50・・・吐出ブラケット 52・・・吐出ブラケット本体 54・・・吐出ブラケットカバー 60、60B・・・中間ケーシング(吐出用) 60E・・・中間ケーシング(吐出用)の端部 HA、HB・・・中間ケーシング(吐出用)のバーリン
グ高さ 64・・・スペーサ 64−1、64−2、64−3・・・段部 70・・・ベース 70I・・・ベースの内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/60 F04D 29/60 E (72)発明者 伊 藤 昭 二 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3H020 AA02 BA02 DA05 3H022 AA01 BA01 BA07 CA28 CA50 CA51 DA02 DA07 DA09 DA14 DA20 3H034 AA01 AA11 BB01 BB06 BB17 CC03 DD02 DD05 DD24 EE03 EE05 EE12 EE13 EE15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に羽根車を収納した胴部ケーシング
    の吸込側に設けられている吸込ケーシングが、構造部材
    として作用する吸込ケーシング本体と、吸込ケーシング
    の接液表面を被覆する第1及び第2の吸込カバーと、該
    第1の吸込カバーと第2の吸込カバーとの接続箇所に配
    置されたO−リング、とを含み、前記吸込ケーシング本
    体は構造部材として必要な強度を有する材料から形成さ
    れ、前記第1及び第2の吸込カバーは接液部材として必
    要な不錆性を有する薄板材料から形成されていることを
    特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】 内部に羽根車を収納した胴部ケーシング
    の吸込側に設けられている吸込ケーシングは配管取付用
    フランジに接続され、前記吸込ケーシングに穿孔された
    孔内の段部にナットが固定されており、該孔の周縁部の
    一部が押し潰された状態でナットの頭部を抑え込んでお
    り、前記配管取付用フランジの外側から挿入されたボル
    トが前記ナットに螺合することを特徴とするポンプ。
  3. 【請求項3】 段部を有する孔内に締結部材を固定する
    固定方法において、前記孔の段部に前記締結部材の底面
    が当接する様に当該締結部材を前記孔内に挿入する工程
    と、工具により前記孔の周縁部の一部を潰しつつ当該工
    具を前記締結部材に向けて押し込み、潰しつつ押し込ま
    れた前記周縁部の一部で前記締結部材を抑え込む工程、
    とを含むことを特徴とする固定方法。
  4. 【請求項4】 内部に羽根車を収納した胴部ケーシング
    の吐出側に設けられている吐出ブラケットが、構造部材
    として作用する吐出ブラケット本体と、吐出ブラケット
    の接液表面を被覆する吐出ブラケットカバー、とを含
    み、前記吐出ブラケット本体は構造部材として必要な強
    度を有する材料から形成され、前記吐出ブラケットカバ
    ーは接液部材として必要な不錆性を有する薄板材料から
    形成されていることを特徴とするポンプ。
  5. 【請求項5】 ポンプの吐出口が中間ケーシング(吐出
    用)に形成されており、当該吐出口を概略四角形に形成
    して、中間ケーシング(吐出用)の軸線方向寸法及びバ
    ーリング高さを小さく構成したことを特徴とするポン
    プ。
  6. 【請求項6】 ポンプの吐出口が形成された中間ケーシ
    ング(吐出用)は吐出ブラケットと接続されており、そ
    の接続箇所にはスペーサが介装されており、該スペーサ
    には中心線方向に3つ段部が設けられており、第1の段
    部は吐出口に対応して四角形に形成され、第2、第3の
    段部は円形に形成されており、前記第2の段部と吐出ブ
    ラケットとの境界部分にはO−リングが挟持されている
    請求項5のポンプ。
  7. 【請求項7】 前記ポンプはベース上に載置されてお
    り、当該ベースの内部空間にはインバータ及びインバー
    タ冷却構造が配置されている請求項1−6のいずれか1
    項のポンプ。
  8. 【請求項8】 インバータを有し、且つ、直流ブラシレ
    スモータを駆動源として用いているポンプにおいて、前
    記駆動源を制御する制御手段を備え、該制御手段は、始
    動点からポンプ定格出力に到達する点までは定格トルク
    に等しいトルクにて運転を行い、その点から回転数が最
    大許容回転数に到達する点までは出力を定格出力にて一
    定となる様な運転を行い、前記回転数が最大許容回転数
    に到達する点から基底回転速度点までは回転数が一定と
    なる様な運転を行う様に前記駆動源を制御する様に構成
    されていることを特徴とするポンプ。
  9. 【請求項9】 インバータを有し、且つ、直流ブラシレ
    スモータを駆動源として用いているポンプの運転方法に
    おいて、始動点からポンプ定格出力に到達する点までは
    定格トルクに等しいトルクにて運転を行い、その点から
    回転数が最大許容回転数に到達する点までは出力を定格
    出力にて一定となる様な運転を行い、前記回転数が最大
    許容回転数に到達する点から基底回転速度点までは回転
    数が一定となる様な運転を行うことを特徴とするポンプ
    の運転方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008101556A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hitachi Appliances Inc ポンプ
CN102767536A (zh) * 2012-06-28 2012-11-07 福建省银象电器有限公司 一种井用潜水泵活套式叶轮的单元泵结构
JP2016040453A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 株式会社川本製作所 インペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法
WO2019220579A1 (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 三相電機株式会社 多段ポンプ

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