JP2016040453A - インペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】安価であって、且つ、高い寸法精度のインペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法を提供すること。【解決手段】ポンプ装置1に用いられるインペラ13は、開口する突出部13aを有する表シュラウド51、表シュラウド51に設けられた複数の羽根52、及び、複数の羽根52に設けられ、主軸12を挿入する第1ボス部53が一体に成形され、主軸12に固定されるインペラ本体41と、主軸12を挿入する第2ボス部62及び羽根52と当接するシュラウド部61が一体に成形され、羽根52及び第1ボス部53と当接して主軸12に固定される裏シュラウド42と、を備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、インペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法に関する。
現在、その二次側に水等の液体を供給するポンプに用いられるインペラとして、周方向に沿って複数枚配置される羽根を、円板状の一対のシュラウドで間に配置した、所謂クローズドインペラが知られている。
このようなインペラの製造方法として、羽根形状及びシュラウド形状の型として、主型及び中子を用いて一体に成形する技術が知られている。しかし、羽根は、軸心方向に対して傾斜する構成やインペラの外周縁から中心に向かって湾曲する構成である場合が多く、また、羽根とシュラウドとが一体に形成されているため、成形後に成形品から中子が容易に取り除くことができない、という問題がある。
このような問題を解決するために、中子を水溶性の樹脂材により形成し、インペラの成形後に中子を水溶させることで、インペラから中子を除去する技術が知られている。また、他のインペラの製造方法として、インペラ内の流路を形成する型をスライドさせることで成形する技術や、蝋型の周りにセラミック材料を積層させて形成した型を用いる、所謂ロストワックス製法を用いる技術も知られている。
他にも、表シュラウド、複数の羽根及び裏シュラウドを別々にプレス成形し、これら構成品を機械的に固定することで、一体に組み立てる技術も知られている。この機械的にシュラウドを固定する方法としては、表シュラウド及び裏シュラウドにねじを形成し、互いに締結する構成、ボルト等により表シュラウド及び裏シュラウドを締結する構成、及び、溶接により表シュラウド、羽根及び裏シュラウドを一体に固着させる構成が知られている。
また、表シュラウドの一部及び一枚の羽根を構成するパーツを複数形成し、これらパーツをベースプレートに嵌合させて一体に組み立てることで、インペラを構成する技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述したようなインペラでは、次のような問題があった。即ち、上述した中子を用いてインペラを製造する場合、及び、ロストワックス製法を用いてインペラを製造する場合には、インペラの外周縁の吐出口の開口幅、即ち、表シュラウド及び裏シュラウドの間の幅に制限がある。
即ち、インペラの吐出口の開口幅が狭いと、中子が崩れる等により、中子の製作が困難である、という問題がある。また、ロストワックス製法においては、セラミック材料がインペラ内部に侵入せず、型が成形できない、という問題もある。
また、このような鋳造により製造されたインペラは、内部を加工することが困難であり、表面粗さや寸法精度にばらつきが発生する虞もある。
さらに、プレス成形により各部品を形成してインペラを製造する場合には、製造工程が増加する問題や、各構成品を固定するときの強度の問題等がある。各部品を溶接する場合においても、溶接工程が増加する、という問題がある。また、複数のパーツをベースプレートに嵌合することで、インペラを構成する場合においては、高い寸法精度が必要となり、製造コストが増大する、という問題がある。
そこで本発明は、安価であって、且つ、高い寸法精度のインペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のインペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、インペラは、開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、主軸を挿入する第1ボス部が一体に成形され、前記主軸に固定されるインペラ本体と、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形され、前記羽根及び前記第1ボス部と当接して前記主軸に固定される裏シュラウドと、を備える。
本発明の一態様として、インペラの製造方法は、開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、キーが設けられた主軸を挿入する第1ボス部により構成されるインペラ本体を一体に成形し、前記インペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形された裏シュラウドを前記主軸に挿入し、前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを前記キー及び固定部材により前記主軸に固定する。
本発明の一態様として、ポンプ装置は、モータと、前記モータに接続される主軸と、開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、主軸を挿入する第1ボス部が、一体に成形され、前記主軸に固定されるインペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形され、前記羽根及び前記第1ボス部と当接して前記主軸に固定される裏シュラウド、を備えるインペラと、前記インペラを収納するポンプケーシングと、前記インペラを前記主軸に固定する固定部材と、を備える。
本発明の一態様として、ポンプ装置の製造方法は、開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、キーが設けられた主軸を挿入する第1ボス部により構成されるインペラ本体を一体に成形し、モータに前記主軸を固定し、前記インペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形された裏シュラウドを、前記主軸に挿入し、前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを前記キー及び固定部材により前記主軸に固定してポンプケーシングに前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを収納する。
本発明によれば、安価であって、且つ、高い寸法精度のインペラ、インペラの製造方法、ポンプ装置及びポンプ装置の製造方法を提供することが可能となる。
以下、本発明の第1の実施形態に係るインペラ13を用いたポンプ装置1を、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るポンプ装置1の構成を一部断面で示す側面図、図2はポンプ装置1に用いられるインペラ13の構成を示す断面図、図3はインペラ13の構成を表シュラウド51側から示す平面図、図4はインペラ13の構成を分解して示す断面図、図5はインペラ13に用いられるインペラ本体41の構成を、羽根52側から示す平面図である。
図1は本発明の第1の実施形態に係るポンプ装置1の構成を一部断面で示す側面図、図2はポンプ装置1に用いられるインペラ13の構成を示す断面図、図3はインペラ13の構成を表シュラウド51側から示す平面図、図4はインペラ13の構成を分解して示す断面図、図5はインペラ13に用いられるインペラ本体41の構成を、羽根52側から示す平面図である。
図1に示すように、ポンプ装置1は、モータ部5と、ポンプ部6と、を備えている。
モータ部5は、モータケーシング5a内に、固定子と、固定子に対して回転する回転子と、回転子に固定された回転軸と、を備えている。
モータ部5は、モータケーシング5a内に、固定子と、固定子に対して回転する回転子と、回転子に固定された回転軸と、を備えている。
ポンプ部6は、ポンプケーシング11と、ポンプケーシング11に挿通される主軸12と、主軸12に固定され、ポンプケーシング11内に複数配置されるインペラ13と、を備えている。
ポンプケーシング11は、吸込ケーシング21と、インペラ13と同数設けられる中間ケーシング22と、吐出ケーシング23と、を備えている。ポンプケーシング11は、吸込ケーシング21、複数の中間ケーシング22及び吐出ケーシング23が、ボルト等の締結部材24によって液密に一体に組み立てられる。
吸込ケーシング21は、ポンプ部6の一次側に設けられる配管等に接続される。中間ケーシング22は、インペラ13を収納可能、且つ、収納したインペラ13を通過し、二次側の中間ケーシング22に収納されるインペラ13又は吐出ケーシング23に連続する流路を形成する。
吸込ケーシング21及び中間ケーシング22は、それらの開口がインペラ13の後述する吸込口13aと所定の隙間を有して対向する。
吐出ケーシング23は、主軸12を挿通可能に形成される。吐出ケーシング23は、ポンプ部6の二次側に設けられる配管等に接続され、当該配管への流路を構成する。
主軸12は、一方の端部が回転軸と接続する軸部31と、軸部31に設けられ、インペラ13を軸部31に固定する固定部材32と、を備えている。
軸部31は、一方の端部が、モータ部5の回転軸に接続される。軸部31は、他方の端部に雄螺子部31aが形成されている。また、軸部31は、その一部、具体的には、インペラ13が固定される範囲に渡って、軸心方向に延びるキー溝31bが形成される。
固定部材32は、軸部31の吐出ケーシング23に位置する外周面に固定された支持部材35と、支持部材35に設けられたスペーサ36と、軸部31の雄螺子部31aに挿入された座金37と、雄螺子部31aに螺合されるナット38と、キー溝31bに固定されたキー39と、を備えている。
支持部材35は、吐出ケーシング23内に位置する軸部31の外周面に固定され、スペーサ36を支持可能に形成されている。
スペーサ36は、所定の長さに形成された円筒状に形成される。スペーサ36は、軸部31に挿入され、一方の端部が支持部材35に支持される。スペーサ36は、他方の端部によりインペラ13を支持する。
座金37は、ナット38及びインペラ13の間に配置される。ナット38は、雄螺子部31aに締結されることで、座金37及びスペーサ36の間に、インペラ13を固定し、軸心方向のインペラ13の移動を規制する。
キー39は、キー溝31bに嵌合固定され、インペラ13の回転方向の移動を規制する。
図1乃至図5に示すように、インペラ13は、インペラ本体41と、インペラ本体41に一体に組み立てられる裏シュラウド42と、を備えている。インペラ13は、インペラ本体41及び裏シュラウド42が、固定部材32により軸部31に固定されることで一体に構成される。インペラ13は、インペラ本体41の中心部に設けられ、円筒状に突出する突出部である吸込口13aが形成されるとともに、その外周側に開口する吐出口13bが形成される。なお、吸込口13aは、主軸12を挿入可能に形成される。
インペラ13は、ポンプケーシング11の中間ケーシング22内に配置されるとともに、主軸12に固定される。インペラ13は、吸込口13aが吸込ケーシング21及び中間ケーシング22の開口と所定の隙間を有して対向する。このようなインペラ13は、モータ部5により主軸12が回転されることで、吸込口13aから液体、例えば水を吸込むとともに、回転により内部を通過する水を増圧して吐出口13bから吐出することで、水を二次側へ圧送することが可能に形成されている。
インペラ本体41は、表シュラウド51と、複数の羽根52と、第1ボス部53と、を備えている。インペラ本体41は、表シュラウド51、複数の羽根52及び第1ボス部53が、金属材料を用いた鋳造又は樹脂材料を用いた樹脂成形によって一体に成形される。
表シュラウド51は、円板状に形成されるとともに、その中心が開口する円筒状の吸込口13aを有している。
羽根52は、表シュラウド51の一方の主面に等間隔に複数、例えば5枚配置される。隣り合う羽根52は、表シュラウド51、第1ボス部53及び裏シュラウド42とともに、液体の流路を構成する。羽根52は、表シュラウド51の外周縁から表シュラウド51の中心側に渡って、円弧状に湾曲して延設される。
例えば、羽根52は、表シュラウド51の外周側から中心側に向かって所定の位置まで、高さが同一高さに形成されるとともに、当該所定の位置から中心側まで、その高さが漸次高くなるように、表シュラウド51と連続する端縁が傾斜して形成されている。羽根52は、その厚みが略同一又は中心側から外周側につれて漸次厚くなるように形成されている。
羽根52は、表シュラウド51の中心側に位置する端部が、軸心方向に対して傾斜することで、複数の羽根52により形成される羽根内径が裏シュラウド42側で最小となるように形成される。
第1ボス部53は、その中心に主軸12の軸部31を挿入可能、且つ、内周面の一部にキー39と係合するキー溝53aが形成された挿入孔53bを有する円筒状に形成され、羽根52と一体に形成されている。第1ボス部53は、その両端面の面方向が、軸部31の軸心方向に対して直交する方向に形成される。
このようなインペラ本体41は、例えば、金属材料により中子を用いた鋳造又はロストワックス製法により成形される。なお、インペラ本体41は、他の成形方法により成形されてもよく、例えば、樹脂成形であってもよいが、表シュラウド51、複数の羽根52及び第1ボス部53は一体に成形される。なお、成形後、型を除去したインペラ本体41は、必要に応じて加工が可能であり、当該加工としては、例えば、ショットブラスト加工、切削加工又は研磨加工等が挙げられる。
裏シュラウド42は、シュラウド部61と、シュラウド部61と一体に形成された第2ボス部62と、を備えている。裏シュラウド42は、円筒状の第2ボス部62がシュラウド部61の中心に位置して形成される。
シュラウド部61は、円板状に形成され、その外径が表シュラウド51の外径と同一径に形成されている。シュラウド部61は、インペラ本体41と対向する面が、羽根52と当接する。
第2ボス部62は、その中心に主軸12の軸部31を挿入可能、且つ、内周面の一部にキー39と係合するキー溝62aを有する開口部62bが形成されている。第2ボス部62は、その両端面の面方向が、軸部31の軸心方向に対して直交する方向に形成される。第2ボス部62は、一方の端部が、インペラ本体41の第1ボス部53又は座金37と当接可能に形成される。第2ボス部62は、他方の端部が、隣り合うインペラ13を構成するインペラ本体41の第1ボス部53又はスペーサ36と当接可能に形成される。
このようなインペラ13は、インペラ本体41及び裏シュラウド42が、キー39が設けられた軸部31に配置されるとともに、軸心方向で固定部材32により固定されることで、インペラ本体41及び裏シュラウド42が一体に構成される。
次に、このように構成されたポンプ部6のインペラ13の製造方法について説明する。
まず、表シュラウド51、複数の羽根52及び第1ボス部53により構成されたインペラ本体41を、金属材料を用いた鋳造又は樹脂材料を用いた樹脂成形によって成形する。また、シュラウド部61及び第2ボス部62により構成された裏シュラウド42を成形する。
次に、裏シュラウド42及びインペラ本体41を、順次、支持部材35及びスペーサ36が設けられた軸部31に挿入する。同様に軸部31に設けられるインペラ13の数だけ、裏シュラウド42及びインペラ本体41を、順次、軸部31に挿入する。
次に、座金37を雄螺子部31aに挿入し、ナット38を雄螺子部31aに螺合する。これにより、インペラ本体41及び裏シュラウド42が一体に組み立てられる。また、複数のインペラ13は、隣り合うインペラ13と当接することで、スペーサ36及び座金37の間に複数のインペラ13が設けられていても、各インペラ13は、インペラ本体41及び裏シュラウド42が一体に形成される。
次に、このように構成されたポンプ装置1の製造方法について説明する。
先ず、モータ部5の回転軸に主軸12の軸部31を固定し、モータケーシング5aに吐出ケーシング23を固定する。なお、例えば、軸部31には、予め支持部材35及びスペーサ36を配置する。
先ず、モータ部5の回転軸に主軸12の軸部31を固定し、モータケーシング5aに吐出ケーシング23を固定する。なお、例えば、軸部31には、予め支持部材35及びスペーサ36を配置する。
次に、吐出ケーシング23に中間ケーシング22を固定する。次に、予め成形され、当該中間ケーシング22に収納される裏シュラウド42及びインペラ本体41を軸部31に、順次挿入する。
次に、吐出ケーシング23に固定された中間ケーシング22に次段の中間ケーシング22を配置し、同様に、裏シュラウド42及びインペラ本体41を軸部31に順次挿入し、中間ケーシング22に配置する。このように、配置する段数の中間ケーシング22及びインペラ13を順次配置する。次に、雄螺子部31aに座金37を挿入し、雄螺子部31aにナット38を締結する。次に、中間ケーシング22に吸込ケーシング21を配置して、締結部材24で、吸込ケーシング21、複数の中間ケーシング22及び吐出ケーシング23を固定する。このようにして、ポンプ装置1が組み立てられる。
このように構成されたインペラ13を用いたポンプ装置1によれば、インペラ13は、表シュラウド51、複数の羽根52及び第1ボス部53を一体に成形したインペラ本体41、並びに、シュラウド部61に第2ボス部62が一体に成形された裏シュラウド42を成形する。次に、軸部31にインペラ本体41及び裏シュラウド42を挿入し、固定部材32によりインペラ本体41及び裏シュラウド42を固定する構成である。
即ち、インペラ13は、インペラ本体41及び裏シュラウド42の間は当接した状態で主軸12によって固定されるだけであり、インペラ本体41及び裏シュラウド42が直接溶接やビス等により固定されない構成である。さらに言えば、インペラ13は、キー39及び固定部材32によって、軸部31に移動が規制されることで、インペラ本体41及び裏シュラウド42が一体に組み立てられる構成である。
このため、複数のインペラ13を有するポンプ部6であっても、支持部材35、スペーサ36及びキー39が設けられた軸部31にインペラ本体41及び裏シュラウド42を配置し、軸部31の雄螺子部31aにナット38を固定する簡単な構成でよく、ポンプ装置1の組み立てが容易となる。また、ポンプ部6の段数が異なる場合であっても、主軸12の構成、即ち、軸部31及びキー39の軸心方向の長さを変更することで、対応可能となる。
また、吐出ケーシング23の軸心方向の長さ等が変更された場合であっても、スペーサ36の軸心方向の長さでインペラ13の位置を調整可能であり、また、スペーサ36を有さず、支持部材35のみとすることも可能である。このように、インペラ13をポンプ部6に用いる場合に、高い自由度を有することが可能となる。
また、インペラ13は、インペラ本体41及び裏シュラウド42が直接固着されていないことから、ナット38を取り外すだけで、インペラ13を分解することが可能となる。これにより、インペラ13内に異物が侵入し、インペラ13内の流路を閉塞したとしても、容易にインペラ13を分解し、当該異物を除去することが可能となる。結果、ポンプ装置1は、高いメンテナンス性を得ることが可能となる。
また、インペラ本体41は、複数の羽根52の間が、裏シュラウド42と対向する側で開口する構成である。このため、羽根52の間に、中子やセラミック材料等の型を構成する材料を設けること、及び、当該型を構成する材料の除去が容易となる。これにより、インペラ本体41の成形が容易となるとともに、製造可能なインペラ13の吐出口の幅に制限が発生することがない。
また、羽根52を加工することが可能であることから、インペラ13の吐出口の幅の精度を向上させることが容易に可能となる。特に、インペラ13の吐出口は、その開口幅及び開口面積によって性能に影響があるが、羽根52を容易に追加工することが可能であることから、インペラ13の性能のばらつきを低減することが可能となる。
同様に、インペラ13の外径は、インペラ本体41及び裏シュラウド42の加工により調整することが可能となることから、容易にインペラ13の性能を調整することが容易となる。さらに言えば、裏シュラウド42は、外径を調整する加工が容易に行えることから、外径の異なるインペラ本体41に共用することで、部品コストを低減することも可能となる。
また、インペラ本体41は、裏シュラウド42が設けられる側で羽根52の間が開口することから、羽根52の状態確認、即ち、目視が容易となる。これにより、流路となる羽根52の内部の鋳肌の確認が容易となり、検査工程の短縮が可能となる。また、鋳肌が良好でない場合においても、加工が容易であることから、性能及び品質の向上が可能となる。
このように、インペラ本体41及び裏シュラウド42を加工することが可能となり、表面粗さを良好とし、高い寸法精度のインペラ13を提供できる。これにより、インペラ13は、円板摩擦の低減、流水抵抗の低減及び性能のばらつきの低減が可能となり、ポンプ装置1のポンプ効率の向上が可能となる。また、インペラ本体41及び裏シュラウド42は、それぞれ製造が容易であることから、製造コストを低減可能なインペラ13とすることが可能となる。
また、インペラ本体41は、表シュラウド51、羽根52及び第1ボス部53が一体に成形されることで、インペラ本体41は、高い強度を得ることが可能となる。
上述したように本発明の第1の実施形態に係るインペラ13を用いたポンプ装置1によれば、安価であって、且つ、高い寸法精度のインペラ13とすることが可能となり、製造コストの低減及びポンプ効率の向上が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るポンプ装置1に用いられるインペラ13Aについて、図6乃至図8を用いて説明する。なお、第2の実施形態に係るポンプ装置1は、インペラ13Aの構成以外、上述した第1の実施形態に係るポンプ装置1と同様の構成であることから、インペラ13A以外のポンプ装置1の構成の説明は省略し、また、同様の構成には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6乃至図8に示すように、ポンプ装置1に用いられるインペラ13Aは、インペラ本体41Aと、インペラ本体41Aに一体に組み立てられる裏シュラウド42Aと、を備えている。インペラ13Aは、インペラ本体41Aに裏シュラウド42Aが、固定部材32により軸部31に固定されることで一体に構成される。インペラ13Aは、インペラ本体41Aの中心部に円筒状に突出する吸込口13aが形成されるとともに、その外周側に開口する吐出口13bが形成される。
インペラ13Aは、ポンプケーシング11の中間ケーシング22内に配置されるとともに、主軸12に固定される。インペラ13Aは、吸込口13aが吸込ケーシング21及び中間ケーシング22の開口と所定の隙間を有して対向する。このようなインペラ13Aは、モータ部5により主軸12が回転されることで、吸込口13aから水等の液体を吸込むとともに、回転により内部を通過する水を増圧して吐出口13bから吐出することで、液体を二次側へ圧送することが可能に形成されている。
インペラ本体41Aは、表シュラウド51と、複数の羽根52Aと、第1ボス部53Aと、を備えている。インペラ本体41Aは、表シュラウド51、複数の羽根52A及び第1ボス部53Aが、金属材料を用いた鋳造又は樹脂材料を用いた樹脂成形によって一体に成形される。
羽根52Aは、表シュラウド51の一方の主面に等間隔に複数、例えば5枚配置される。隣り合う羽根52Aは、表シュラウド51、第1ボス部53A及び裏シュラウド42Aとともに、液体の流路を構成する。羽根52Aは、表シュラウド51の外周縁から表シュラウド51の中心側に渡って、円弧状に湾曲して延設される。
例えば、羽根52Aは、表シュラウド51の外周側から中心側に向かって所定の位置まで高さが同一高さに形成される。羽根52Aは、当該所定の位置からその高さが変化するように、表シュラウド51と連続する端縁が傾斜又は湾曲して形成されるとともに、裏シュラウド42と対向する面の一部に第1ボス部53Aまで続く傾斜面52aが形成される。羽根52Aは、その厚みが略同一又は中心側から外周側につれて漸次厚くなるように形成されている。
羽根52Aの最小羽根内径は、第1ボス部53Aの最大外径よりも小径に形成される。ここで、羽根内径とは、複数の羽根52Aにより形成される内径、より具体的には、インペラ13Aの中心側の複数の羽根52Aの端部を通る、インペラ13Aの軸心を中心とした仮想円である。このような羽根52Aは、第1ボス部53Aの最大外径よりも小径に形成されることで、端部が第1ボス部53Aと連続する。
第1ボス部53Aは、その中心に主軸12の軸部31を挿入可能、且つ、内周面の一部にキー39と係合するキー溝53aが形成された挿入孔53bを有する。第1ボス部53Aは、例えば、一方の端部から中途部まで同一径で形成されるとともに、当該中途部から他方の端部側に向かって、漸次外径が拡径し、他方の端部において、所定の長さに渡って同一外径で形成される。第1ボス部53Aは、他方の端部において、最大外径となるように、その外形状が形成される。
なお、第1ボス部53Aの最大外径は、羽根52Aの最小羽根内径以上となるように設定され、これにより、第1ボス部53Aは、羽根52Aと連続して形成される。
このようなインペラ本体41Aは、例えば、金属材料により中子を用いた鋳造又はロストワックス製法により成形される。なお、インペラ本体41Aは、他の成形方法により成形されてもよく、例えば、樹脂成形であってもよいが、表シュラウド51、複数の羽根52A及び第1ボス部53Aは一体に成形される。なお、成形後、型を除去したインペラ本体41Aは、必要に応じて加工が可能であり、当該加工としては、例えば、ショットブラスト加工、切削加工又は研磨加工等が挙げられる。
裏シュラウド42Aは、シュラウド部61Aと、シュラウド部61Aと一体に形成され、第1ボス部53Aと当接する第2ボス部62と、を備えている。裏シュラウド42Aは、円筒状の第2ボス部62がシュラウド部61Aの中心に位置して形成される。
シュラウド部61Aは、異なる径により二段に形成された円板状に形成されている。具体的には、シュラウド部61Aは、第1ボス部53Aと対向し、第2ボス部62と連続する第1シュラウド部61aと、羽根52Aと対向する第2シュラウド部61bと、第1シュラウド部61a及び第2シュラウド部61bのインペラ本体41Aと対向する稜部に形成された傾斜面61cと、を備えている。
換言すると、シュラウド部61Aは、第1シュラウド部61a及び第2シュラウド部61bを備え、第1シュラウド部61a及び第2シュラウド部61bの稜部が面取りされることで、当該稜部が傾斜して形成される。
第1シュラウド部61aは、第2ボス部62が一体に形成された有底円筒状に形成され、その内径が第1ボス部53Aの最大外径と同一径に形成されている。また、第1シュラウド部61aの内周面の軸心方向の長さ、具体的には、第2ボス部62から傾斜面61cまでの長さは、第1ボス部53Aの最大外径で形成される端部の長さと同一長さに形成されている。
第2シュラウド部61bは、その最大外径が表シュラウド51の外径と同一径に形成され、インペラ本体41Aと対向する面が、羽根52Aと当接する。傾斜面61cは、軸心方向に対して傾斜して円環状に形成されている。傾斜面61cの傾斜角度は、羽根52Aの傾斜面52aと同一角度に形成され、これにより、インペラ本体41Aに裏シュラウド42Aが当接したときに、傾斜面61cは、羽根52Aの傾斜面52aと当接する。
このようなインペラ13Aは、インペラ本体41A及び裏シュラウド42Aが、キー39が設けられた軸部31に配置されるとともに、軸心方向で固定部材32により固定されることで、インペラ本体41A及び裏シュラウド42Aが一体に構成される。
このように構成されたインペラ13Aを用いたポンプ装置1によれば、上述した第1の実施形態に係るインペラ13を用いたポンプ装置1と同様に、安価であって、且つ、高い寸法精度のインペラ13Aとすることが可能となり、製造コストの低減及びポンプ効率の向上が可能となる。
また、インペラ13Aは、羽根52Aの吸込口13a側の端部が第1ボス部53Aの拡径された端部と連結することで、軸心方向に沿った流路を構成する吸込口13aから軸心に対して直交する方向に形成された吐出口13bに向かって、湾曲するなめらかな流路を構成可能となる。即ち、インペラ13Aは、インペラ本体41A及び裏シュラウド42Aを、軸部31に挿入して、固定部材32によって一体に組み立てる構成であっても、従来のインペラに用いられる羽根形状を採用することが可能となる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述したポンプ装置1は、中間ケーシング22及びインペラ13,13Aを複数用いる多段ポンプの構成を用いて説明したがこれに限定されない。ポンプ装置1は、中間ケーシング22及びインペラ13,13Aを単数用いる単段ポンプであってもよい。
また、上述した例では、インペラ13,13Aの構成として、裏シュラウド42と対向する面が平面の羽根52、又は、裏シュラウド42Aと対向する面に傾斜面52aを有する羽根52Aの構成を用いて説明したがこれに限定されない。ポンプ装置の要求性能に応じて、インペラ13,13Aの構成は適宜設定可能である。また、インペラ13,13Aは、インペラ本体41,41Aと裏シュラウド42,42Aとを当接させて固定部材32で主軸12に一体に固定する構成である。このため、羽根52,52Aの成形及び加工が容易であることから、適宜、羽根52,52Aの高さを設定することが可能となる。
また、上述した例では、固定部材32に支持部材35、スペーサ36、座金37及び座金37を用いる構成を説明したがこれに限定されず、インペラ本体41,41A及び裏シュラウド42,42Aを主軸12に固定可能であれば、他の構成であってもよい。
さらに、上述した例では、インペラ13,13Aは、軸部31に設けられた固定部材32及びキー39により軸部31に固定されることで、インペラ本体41,41A及び裏シュラウド42,42Aが一体に組み立てられる構成を説明したが、この構成に限定されない。例えば、固定部材32は、スペーサ36及び座金37を有さない構成であってもよく、また、例えば、ナット38に代えてスナップリング等を用いる構成であってもよい。
また、上述した例では、インペラ13Aは、複数の羽根52Aが5枚設けられ、端部が第1ボス部53Aに連続して形成される構成を説明したがこれに限定されない。例えば、インペラ13Aは、複数の羽根を偶数とし、そのうち半分の羽根を第1ボス部53Aと連続して形成させるとともに、残りの羽根を表シュラウド51のみと連続させる構成であってもよい。さらに、上述した例では、インペラ13Aは、羽根52A及びシュラウド部61Aに、互いに当接する傾斜面52a,61cを有する構成を説明したが、傾斜面52a,61cを有さない構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…ポンプ装置、5…モータ部、5a…モータケーシング、6…ポンプ部、11…ポンプケーシング、12…主軸、13,13A…インペラ、13a…吸込口、13b…吐出口、21…吸込ケーシング、22…中間ケーシング、23…吐出ケーシング、24…締結部材、31…軸部、31a…雄螺子部、32…固定部材、35…支持部材、36…スペーサ、37…座金、38…ナット、39…キー、41,41A…インペラ本体、42,42A…裏シュラウド、51…表シュラウド、52,52A…羽根、52a…傾斜面、53…第1ボス部、53A…第1ボス部、61,61A…シュラウド部、61b…第2シュラウド部、61c…傾斜面、62…第2ボス部。
Claims (18)
- 開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、主軸を挿入する第1ボス部が一体に成形され、前記主軸に固定されるインペラ本体と、
前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形され、前記羽根及び前記第1ボス部と当接して前記主軸に固定される裏シュラウドと、
を備えることを特徴とするインペラ。 - 前記インペラ本体及び前記裏シュラウドは、前記主軸に設けられ、前記主軸の軸心方向に前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを固定する固定部材、並びに、前記主軸に設けられるキーによって前記主軸に固定されることを特徴とする請求項1に記載のインペラ。
- 前記固定部材は、前記主軸に固定され、前記裏シュラウドを支持する支持部材、及び、前記主軸に形成された雌ねじ部に螺合されるナットを備え、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドは、前記支持部材に支持され、前記雌ねじ部に螺合される前記ナットにより前記主軸に固定されることを特徴とする請求項2に記載のインペラ。 - 前記第1ボス部は、前記裏シュラウド側の端部において最大外径となるように、その外径が拡径して形成され、
前記シュラウド部は、前記第2ボス部が一体に成形されるとともに、前記第1ボス部の外径と同一内径に形成された円筒状の第1シュラウド部、及び、前記第1シュラウド部に設けられ、前記羽根と当接する第2シュラウド部を備えることを特徴とする請求項2に記載のインペラ。 - 前記羽根は、前記第2シュラウド部と対向する面と前記第1ボス部とを連続する傾斜面を有し、
前記第1シュラウド部及び前記第2シュラウド部の稜部は、前記傾斜面と当接可能に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項4に記載のインペラ。 - 開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、キーが設けられた主軸を挿入する第1ボス部により構成されるインペラ本体を一体に成形し、
前記インペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形された裏シュラウドを前記主軸に挿入し、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを前記キー及び固定部材により前記主軸に固定する、
ことを特徴とするインペラの製造方法。 - 前記固定部材は、前記主軸に固定され、前記裏シュラウドを支持する支持部材、及び、前記主軸に形成された雌ねじ部に螺合されるナットを備え、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドは、前記支持部材に支持され、前記雌ねじ部に螺合される前記ナットにより前記主軸に固定されることを特徴とする請求項6に記載のインペラの製造方法。 - 前記第1ボス部は、前記裏シュラウド側の端部において最大外径となるように、その外径が拡径して形成され、
前記シュラウド部は、前記第2ボス部が一体に成形されるとともに、前記第1ボス部の外径と同一内径に形成された円筒状の第1シュラウド部、及び、前記第1シュラウド部に設けられ、前記羽根と当接する第2シュラウド部を備えることを特徴とする請求項6に記載のインペラの製造方法。 - 前記羽根は、前記第2シュラウド部と対向する面と前記第1ボス部とを連続する傾斜面を有し、
前記第1シュラウド部及び前記第2シュラウド部の稜部は、前記傾斜面と当接可能に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項8に記載のインペラの製造方法。 - モータと、
前記モータに接続される主軸と、
開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、主軸を挿入する第1ボス部が、一体に成形され、前記主軸に固定されるインペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形され、前記羽根及び前記第1ボス部と当接して前記主軸に固定される裏シュラウド、を備えるインペラと、
前記インペラを収納するポンプケーシングと、
前記インペラを前記主軸に固定する固定部材と、
を備えることを特徴とするポンプ装置。 - 前記固定部材は、前記主軸の軸心方向に前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを前記主軸に固定し、
前記主軸は、前記インペラ本体及び前記裏シュラウドの周方向の移動を規制するキーを備えることを特徴とする請求項10に記載のポンプ装置。 - 前記固定部材は、前記主軸に固定され、前記裏シュラウドを支持する支持部材、及び、前記主軸に形成された雌ねじ部に螺合されるナットを備え、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドは、前記支持部材に支持され、前記雌ねじ部に螺合される前記ナットにより前記主軸に固定されることを特徴とする請求項11に記載のポンプ装置。 - 前記第1ボス部は、前記裏シュラウド側の端部において最大外径となるように、その外径が拡径して形成され、
前記シュラウド部は、前記第2ボス部が一体に成形されるとともに、前記第1ボス部の外径と同一内径に形成された円筒状の第1シュラウド部、及び、前記第1シュラウド部に設けられ、前記羽根と当接する第2シュラウド部を備えることを特徴とする請求項11に記載のポンプ装置。 - 前記羽根は、前記第2シュラウド部と対向する面と前記第1ボス部とを連続する傾斜面を有し、
前記第1シュラウド部及び前記第2シュラウド部の稜部は、前記傾斜面と当接可能に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項13に記載のポンプ装置。 - 開口する突出部を有する表シュラウド、前記表シュラウドに設けられた複数の羽根、及び、前記複数の羽根に設けられ、キーが設けられた主軸を挿入する第1ボス部により構成されるインペラ本体を一体に成形し、
モータに前記主軸を固定し、
前記インペラ本体、並びに、前記主軸を挿入する第2ボス部及び前記羽根と当接するシュラウド部が一体に成形された裏シュラウドを、前記主軸に挿入し、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを前記キー及び固定部材により前記主軸に固定してポンプケーシングに前記インペラ本体及び前記裏シュラウドを収納する、
ことを特徴とするポンプ装置の製造方法。 - 前記固定部材は、前記主軸に固定され、前記裏シュラウドを支持する支持部材、及び、前記主軸に形成された雌ねじ部に螺合されるナットを備え、
前記インペラ本体及び前記裏シュラウドは、前記支持部材に支持され、前記雌ねじ部に螺合される前記ナットにより前記主軸に固定されることを特徴とする請求項15に記載のポンプ装置の製造方法。 - 前記第1ボス部は、前記裏シュラウド側の端部において最大外径となるように、その外径が拡径して形成され、
前記シュラウド部は、前記第2ボス部が一体に成形されるとともに、前記第1ボス部の外径と同一内径に形成された円筒状の第1シュラウド部、及び、前記第1シュラウド部に設けられ、前記羽根と当接する第2シュラウド部を備えることを特徴とする請求項15に記載のポンプ装置の製造方法。 - 前記羽根は、前記第2シュラウド部と対向する面と前記第1ボス部とを連続する傾斜面を有し、
前記第1シュラウド部及び前記第2シュラウド部の稜部は、前記傾斜面と当接可能に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項17に記載のポンプ装置の製造方法。
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JP2018178907A (ja) * | 2017-04-18 | 2018-11-15 | 株式会社荏原製作所 | 中間部材、ポンプ、及びポンプのメンテナンス方法 |
Citations (4)
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2014
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