JP2002054523A - 内燃機関のための燃料噴射装置 - Google Patents

内燃機関のための燃料噴射装置

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JP2002054523A
JP2002054523A JP2001228494A JP2001228494A JP2002054523A JP 2002054523 A JP2002054523 A JP 2002054523A JP 2001228494 A JP2001228494 A JP 2001228494A JP 2001228494 A JP2001228494 A JP 2001228494A JP 2002054523 A JP2002054523 A JP 2002054523A
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pressure
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Achim Brenk
ブレンク アーヒム
Wolfgang Klenk
クレンク ヴォルフガング
Uwe Gordon
ゴルドン ウーヴェ
Manfred Mack
マック マンフレート
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Robert Bosch GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
    • F02M63/0003Fuel-injection apparatus having a cyclically-operated valve for connecting a pressure source, e.g. constant pressure pump or accumulator, to an injection valve held closed mechanically, e.g. by springs, and automatically opened by fuel pressure
    • F02M63/0005Fuel-injection apparatus having a cyclically-operated valve for connecting a pressure source, e.g. constant pressure pump or accumulator, to an injection valve held closed mechanically, e.g. by springs, and automatically opened by fuel pressure using valves actuated by fluid pressure
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M63/00Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 高圧収集室10に接続された第1の圧力
室60と燃料噴射弁15に接続された第2の圧力室62
との接続部が、第1の弁によって制御され、この第1の
弁の開放位置と閉鎖位置とが全ストロークhを制限し
ており、第1の漏れ油室59内に前記孔43が開口し、
弁部材42と孔43の壁部との間に形成された通路を有
し、該通路の漏れ油側の端部で孔54と共に弁部材42
が形成する第2の弁が、前記第1の弁の閉鎖位置で通路
を開放し、第2の圧力室62を第1の漏れ油室59に接
続し、第2の弁がスライド弁として構成されており、該
スライド弁が、絞り区分70としての弁部材42の円筒
形の端部区分によって形成されており、該絞り区分70
が、弁部材42の開放ストローク運動時に全ストローク
の一部後に孔43内に気密に侵入する。 【効果】 孔内に1つの弁座と、この弁座と協働する1
つの弁シール面を弁部材に設けるだけでよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のための
燃料噴射装置であって、高圧収集室(Hochdruc
ksammelraum)を有しており、該高圧収集室
は、高圧管路を介して少なくとも1つの燃料噴射弁に接
続されており、高圧管路内に制御弁が配置されていて、
該制御弁は、制御弁体内に形成された孔と、この孔内で
長手方向しゅう動可能に配置された弁部材とを有してお
り、孔の壁部と弁部材との間に、第1の圧力室と、この
第1の圧力室に対して軸方向でずらして配置された第2
の圧力室とが形成されており、第1の圧力室が高圧収集
室に接続されていて、第2の圧力室が燃料噴射弁に接続
されており、弁部材が孔と共に第1の弁を形成してい
て、該第1の弁が開放位置と閉鎖位置との間で長手方向
運動することによって、前記2つの圧力室の接続が制御
され、これらの開放位置と閉鎖位置とが全ストロークを
制限しており、第1の漏れ油室が設けられていて、該第
1の漏れ油室内に前記孔が開口しており、弁部材と孔の
壁部との間に形成された通路を有しており、該通路の漏
れ油側の端部で弁部材が孔と共に第2の弁を形成してい
て、該第2の弁が、前記第1の弁の閉鎖位置で通路を開
放し、それによって第2の圧力室を第1の漏れ油室に接
続するようになっている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】このような燃料噴射システムは、ドイツ
連邦共和国特許公開第4341545号明細書により公
知である。この燃料噴射システムにおいては、燃料タン
クから高圧ポンプによって燃料が、所定の燃料高圧が維
持される高圧収集室内に供給される。高圧収集室は、高
圧管路を介して少なくとも1つの燃料噴射弁に接続され
ており、この燃料噴射弁によって、燃料が内燃機関の燃
焼室内に噴射される。この場合、噴射弁は、燃料流入管
路内の所定の開放圧力において開放し、燃料が内燃機関
の燃焼室内に噴射され、この開放圧力を下回ると再び閉
鎖するように構成されている。個別の噴射弁を制御する
ために、高圧収集室と燃料噴射弁との間に制御弁が配置
されている。制御弁は、電気的に駆動され、高圧収集室
と燃料噴射弁との間の接続部を開閉する。これによって
制御弁は噴射時点を規定し、噴射の時間に亘って燃料の
噴射量を規定する。さらにまた、制御弁を相応に制御す
ることによって噴射形状を付与することもできる。
【0003】この場合、制御弁は制御弁体より成ってお
り、この制御弁体内に孔が形成されていて、この孔内で
ピストン状の弁部材が長手方向しゅう動可能に配置され
ている。孔の壁部と弁部材の環状溝との間で、制御弁体
に第1に圧力室が形成されており、この第1の圧力室は
高圧収集室に接続されている。同様の形式で、第1の圧
力室に対して軸方向でずらされて第2の圧力室が制御弁
体に形成されている。この制御弁体は、流入通路を介し
て燃料噴射弁に接続されている。2つの圧力室間で孔の
壁部には弁座が形成されており、この弁座は、弁部材に
形成された弁シール面と協働するようになっているの
で、孔内で弁部材が長手方向運動することによって、2
つの圧力室は互いに接続可能であって、これによって第
1の弁が形成されている。この場合、弁部材は電磁石に
よって直接運動せしめられる。第1の圧力室とは反対側
の、第2の圧力室の側で、弁部材に別の第2の環状ウエ
ブが形成されており、この環状ウエブは、その端面側が
面弁座と協働して第2の弁を形成している。この第2の
環状ウエブに弁部材の円筒形の領域が接続しており、こ
の場合、弁部材の円筒形の区分と孔の壁部との間の環状
室が漏れ油室に接続されている。弁部材の開放ストロー
ク運動時に、第2の環状ウエブの弁シール面が弁座から
持ち上がり、それによって第1の圧力室を第2の圧力室
に接続する。しかしながら開放運動の開始時点におい
て、第2の圧力室は、第2の環状ウエブと孔の壁部との
間のギャプを介して漏れ油室に接続されており、これに
よって第2の圧力室内の圧力ウエブは、燃料噴射弁にお
いてもゆっくりと行われ、それによって噴射形状の付与
が得られる。弁部材の開放ストローク運動の終わりに、
第2の環状ウエブが面弁座に当接し、漏れ油室と第2の
圧力室との接続を中断するので、燃料流入部の全圧力が
噴射弁において形成される。制御弁部材の閉鎖運動時
に、相応に、第1の環状迂遠部の弁シール面が第1の弁
座に当接する前に、まず第2の圧力室が漏れ油室に接続
される。これによって、第2の圧力室内で正確に規定さ
れた急激な圧力低下が得られ、それによって噴射の正確
に規定された確実な終了が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら公知の燃
料噴射システムの欠点は、孔内に2つの弁座を形成し、
これに応じて弁部材に2つの弁シール面を設けなければ
ならない、ということである。これは高価でコストがか
かる。本発明の課題はこのような欠点を取り除くことで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明によれば、第2の弁がスライド弁として構成されてお
り、該スライド弁が、第1の漏れ油室内に突入する、絞
り区分として構成された、弁部材の円筒形の端部区分に
よって形成されており、該絞り区分が、弁部材の開放ス
トローク運動時に全ストロークの一部を進んだ後で孔内
に気密に侵入するようになっている。
【0006】
【発明の効果】これに対して、請求項1に記載した特徴
を有する本発明の燃料噴射システムは、孔内に1つの弁
座だけを設け、この弁座と協働する1つの弁シール面を
弁部材に設けるだけでよいという利点を有している。第
1の圧力室とは反対側の、弁部材の端部には絞り区分が
形成されており、この絞り区分は、制御弁の閉鎖時に孔
から抜け出て第1の漏れ油室内に突入するようになって
いる。この際に漏れ油室は例えば弁部材に設けられた切
欠を介して第2の圧力室に接続されている。制御弁部材
の開放ストローク運動時に絞り区分は孔内に侵入し、そ
れによって、減少制御ストロークの実施後に第2の圧力
室と漏れ油室との間の接続をしゃ断する。漏れ油室内の
絞り区分は制御弁体を越えて突き出ているので、制御弁
体及びひいては制御弁全体は相応にコンパクトに構成す
ることができる。
【0007】本発明の有利な実施態様によれば、第2の
圧力室と漏れ油室との接続は弁部材に設けられた切欠に
よって形成されており、この切欠は、弁部材の外周に亘
ってに一様に分配して配置されている。これによって簡
単な形式で、第2の圧力室と漏れ油室との間の接続部の
その都度所望の横断断面が調節され、この際に接続部の
横断面が、制御弁の閉鎖時における圧力低下の速度を規
定する。
【0008】本発明の別の有利な実施態様では、絞り区
分と弁部材に設けられた切欠との間に、弁部材に環状に
形成された環状溝が設けられている。これによって第2
の圧力室から漏れ油室に流れる燃料流は、弁部材に設け
られた切欠を介して弁部材を通過して流れて、やはり弁
部材の外周部に一様に分配される。これによって漏れ油
室内での燃料の一様な流れが保証される。
【0009】本発明のその他の利点及び有利な実施例
は、図面、詳細な説明及び特許請求の範囲に記載されて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示した実施例を用いて具体的に説明する。
【0011】図1には、燃料噴射システムの概略的な構
造が示されている。燃料タンク1は、燃料管路3を介し
て燃料高圧ポンプ5に接続されており、この燃料高圧ポ
ンプ5は、高圧下の燃料を燃料高圧管路7を介して高圧
収集室10に供給する。図示していない調整装置を介し
て、高圧収集室10内では所定の燃料圧力レベルが維持
される。高圧収集室10から4つの高圧管路12が各燃
料噴射弁15に通じており、この場合高圧管路12内に
制御弁40が配置されている。この制御弁40は、3/
2切換え弁(3ポート2位置方向切換え弁)として用い
られ、燃料噴射弁15を高圧収集室10又は漏れ油管路
14に接続する。漏れ油管路14は、図示していない漏
れ油システムを介して燃料タンク1に接続されている。
これらの燃料噴射弁15は同一に構成されているので、
図1には燃料噴射弁だけが例として示されている。弁体
17の一方の端部は、図示していない内燃機関の燃焼室
25内まで突入しており、この弁体17内には弁孔18
が形成されていて、この弁孔18内に弁ニードル19が
長手方向しゅう動可能に配置されている。弁ニードル1
9は、燃焼室とは反対側の区分が弁孔18内でシールさ
れてガイドされていて、燃焼室25に向かって先細りし
て圧力ショルダ20を形成している。弁ニードル19の
燃焼室側の端部には弁シール面33が形成されており、
この弁シール面33は、弁孔18の燃焼室側の端部に形
成された弁座31と協働する。弁座31には、少なくと
も1つの噴射開口24が形成されており、これらの噴射
開口24は、弁孔18を内燃機関の燃焼室25に接続す
る。弁ニードル19の燃焼室とは反対側の端部で弁体1
7にはばね室27が形成されており、このばね室27内
にばね28がプレロード(予圧)下で配置されており、
このプレロードは、弁ニードル19の弁座面33を弁座
31に押しつける。弁孔18が半径方向で広がっている
ことによって、弁体17内には高圧室22が形成されて
おり、この高圧室22は、流入通路21を介して高圧管
路12に接続されていて、弁ニードル19を取り囲んで
弁座31まで延びている。燃料が高圧管路12を介して
高圧室22内に供給されると、ばね28のばね力に抗し
て向けられた液圧力が圧力ショルダ20に生ぜしめられ
る。所定の開放圧力において、圧力ショルダ20に作用
する液圧力はばね28のばね力を越え、それによって弁
ニードル19は燃焼室から離れる方向に移動して、噴射
開口を開放するので、燃料は内燃機関の燃焼室25内に
噴射される。この際に弁ニードル19を通過してばね室
27内に流入する燃料は漏れ油管路29を介して導出さ
れる。燃料供給が中断され、それによって高圧室22内
の燃料圧が開放圧以下に低下し、弁ニードル19がばね
28のばね力によって閉鎖位置に戻り移動せしめられる
ことによって、噴射が終了される。
【0012】図2には、制御弁40の縦断面図が示され
ていて、図3には、図2に示した弁部材42の領域の拡
大図が示されている。制御弁体41内には孔43が形成
されていて、この孔43は一方の端部が第1の漏れ油室
59内に開口している第1の漏れ油室59は閉鎖体47
内に形成されており、この閉鎖体47は、制御弁体41
に対して緊締されていて、漏れ油接続部58に接続され
ており、この漏れ油接続部58を介して第1の漏れ油室
59が、図示していない漏れ油システムに接続されてい
る。前記孔43は他方の端部で絞り体51によって制限
されている。この絞り体51内には流出絞り54が形成
されていて、この流出絞り54は、孔43を第2の漏れ
油室50に接続しており、この第2の漏れ油室50は同
様に漏れ油システムに接続されている。流出絞り54
は、シール球52によって閉鎖可能であって、該シール
球52は、電磁石の磁石可動子48と接続されている。
電磁石に適当に給電することによって、シール球52
は、弁部材42とは反対側の、流出絞り54の端部に対
して押しつけられるか、又は相応のストローク運動によ
って流出絞りから持ち上げられ、それによって孔43と
第2の漏れ油室50との接続が電気的に制御される。
【0013】孔43は直径が段付けして構成されてい
て、絞り体51に向いた側のシール区分143から閉鎖
体47に向かって弁座77を形成しながら先細りしてい
て、直径の小さいガイド区分243に移行しており、弁
座77は孔43の壁部に環状ショルダとして構成されて
いる。孔43内にはピストン状の弁部材42が長手方向
しゅう動可能に配置されており、この弁部材42は、孔
43のシール区分143内にシールしてガイドされてい
る。弁部材42は、絞り体51から離れる方向で弁シー
ル面75を形成しながら先細りしており、この弁シール
面75は弁座77と協働する。絞り体51とは反対側
で、弁部材42が孔43のガイド区分243内で柄bん
シール面75によってガイドされていて、絞り体51と
は反対側の端部で円筒形の絞り区分70に移行してい
る。この絞り区分70は、弁シール面75が弁座77に
当接する際に孔43から突き出る。制御弁体41に向い
た側の、絞り区分70の縁部は、減少制御縁72を形成
していて、弁部材42の開放ストローク運動時に孔43
内に侵入する。孔43が半径方向で広がっていることに
よって、制御弁体41内には第1の圧力室60が形成さ
れている。この第1の圧力室60は、弁部材42を取り
囲んでいて、孔43のシール区分143と弁座77との
間に配置されている。第1の圧力室60は、高圧接続部
44及び高圧管路12を介して高圧収集室0に液圧式に
接続されている。第1の圧力室60の領域内で弁部材4
2には環状溝が形成されているので、絞り体51の方向
に向かって開放する圧力ショルダ68と、閉鎖体47の
方向に向けられた、閉鎖する圧力ショルダ69とが弁部
材42に形成されている。この場合、弁部材42の軸方
向に突き出る、開放する圧力ショルダ68の面は、閉鎖
する圧力ショルダ69の面よりも大きい。絞り体51に
向けられた、弁部材42の端面側45と絞り体51との
間には、制御室56が形成されていて、この制御室56
内に流出絞り54が開口している。制御室56は、弁部
材42内で軸方向に延びる長手方向孔64及び、この長
手方向孔64と交差する横方向孔66を介して第1の圧
力室60に接続されている。弁部材42の閉鎖位置で、
つまり弁シール面75が弁座77に当接した時に、絞り
体51に向けられた、弁部材42の端面側は、絞り体5
1に対して軸方向で、弁部材42の全ストロークh
規定する間隔を保っている。
【0014】弁座77と孔43のガイド区分243との
間で、しかも孔43と弁部材42との間に第2の圧力室
62が形成されており、この第2の圧力室62は、制御
弁体41内に延びる高圧通路46と高圧管路12とを介
して燃料噴射弁15に接続されている。弁部材42の弁
シール面75が弁座77に当接している限り、第2の圧
力室62は、弁部材42に設けられた切欠80を介して
第1の漏れ油室59に接続されている。弁部材42の絞
り区分70は、この位置で孔43から出て第1の漏れ油
室59内に突入し、減少制御縁72は孔43の外側に位
置している。孔43の端部からの絞り区分70の減少制
御縁72の軸方向間隔は、弁部材42の全ストロークh
よりも小さい減少制御ストロークhを規定している
ので、減少制御縁72は、弁部材42が全ストロークh
を通過する前に、孔43内に侵入する。
【0015】制御弁の機能形式は次の通りである。
【0016】噴射過程の開始時点で、高圧収集室10内
の一定な圧力によって、第1の圧力室60内にも同じ圧
力が存在する。何故ならば第1の圧力室60は、高圧接
続部44及び高圧管路12を介して高圧収集室10に接
続されているからである。磁石弁に給電されると、シー
ル球52が流出絞り54を第2の漏れ油室50に対して
閉鎖する。横方向孔66と長手方向孔64とを介して第
1の圧力室60が制御室56に接続されていることによ
って、制御室56内には、圧力室60内と同じ圧力が形
成されるので、制御室56を制限する弁部材42の端面
側45に働く液圧力によって、弁部材42はその弁シー
ル面75が弁座77に向かって押し付けられ、それによ
って第1の圧力室60を第2の圧力室62に対して閉鎖
する。弁部材42の圧力ショルダ68,69に働く液圧
力によって、弁部材42の開放方向に作用する力、つま
り絞り体51に向かって作用する力が形成されるが、こ
の力は、弁部材42の端面側45に作用する液圧力より
も小さい。弁部材42の開放ストローク運動は、電磁石
に適当に給電することによってシール球52が流出絞り
54の開口部から持ち上がることによって開始され、こ
れによって制御室56は第2の漏れ油室50に接続され
る。長手方向孔64及び横方向孔66の貫流抵抗は、流
出絞り54の貫流抵抗よりも大きいので、燃料は、第1
の圧力室60から続いて流れ出るよりも早く制御室56
から第2の漏れ油室50内に流れ込む。従って、制御室
56内の燃料圧は低下する。これによって、弁部材42
の端面側45に作用する液圧力が低下し、また弁部材4
2の開放方向に作用する液圧力が、弁部材42の端面側
45が絞り体51に当接するまで、弁部材42は絞り体
51に向かって移動する。これによって、弁シール面7
5は弁座77から持ち上がり、第1の圧力室60が第2
の圧力室62に接続する。第2の圧力室62内の圧力形
成は、弁部材42の開放ストローク運動の開始時点にお
いては直ちに完全に行われない。何故ならば第2の圧力
室62は、切欠80を介して第1の漏れ油室59に接続
されているので、流入する燃料の大部分はここで流出す
るからである。弁部材42がさらに長手方向運動する途
中で、減少制御ストロークhが行われると、つまり絞
り区分70の減少制御縁72が孔43のガイド区分24
3に達すると初めて、第1の漏れ油室59への第2の圧
力室62の接続が絞られる。この絞りは、第1の圧力室
60から流出する燃料によってさらに圧力が上昇してい
る限り行われる。この第2の圧力室62内及び噴射弁1
5内での圧力形成の遅延は、例えば完全な燃料圧での噴
射前に、予噴射を行うために利用される。この予噴射
は、わずかな燃料圧で行われ、絞り区分70が孔43内
に侵入する前に行われる。第2の圧力室62に接続され
た燃料噴射弁は、第2の圧力室62内及びひいては高圧
室22内でも開放圧力が生じた時に、前記形式で開放す
る。
【0017】噴射過程の終了は、再び電磁石によって行
われる。この電磁石は、適当に給電することによってシ
ール球52を用いて流出絞り54を閉鎖する。第1の圧
力室60から横方向孔66及び長手方向孔64を介して
制御室56内に流入する燃料によって、制御室56内
に、第1の圧力室60と同じ圧力が形成され、弁部材4
2は端面側45に作用する液圧によって絞り体51から
離れる方向に移動せしめられる。この弁部材42の閉鎖
運動の途中で、絞り区分70がガイド区分243から出
ると直ちに、第2の圧力室62は第1の漏れ油室59と
接続され、それによって第2の圧力室62内の燃料圧が
急激に低下する。これによって、制御弁40の正確で迅
速な閉鎖が得られる。何故ならば弁シール面75に作用
する液圧力が、弁部材42の端面側45に作用する液圧
式の閉鎖力に抗する程度は十分にわずかだからである。
弁部材42の閉鎖運動時における第2の圧力室62内の
圧力低下は、切欠80の横断面及び長さを介して規定さ
れ、相応の要求に正確に合わせることができる。
【0018】図4には、本発明による制御弁40の別の
実施例の縦断面図が示されている。制御弁体41の形状
は、図3に示した形状に相当し、孔43内の弁部材42
の機能は図3に示したものと同じでるので、ここではそ
の構造について詳しく説明しない。図4に示した弁部材
42と図3に示したものとの相違は、絞り区分70と、
この絞り区分側に向いた、切欠80の端部との間で弁部
材42に環状に延びる環状溝82が形成されているとう
点である。燃料は、弁部材42に設けられた1つ又は多
数の切欠を通って第2の圧力室62から第1の漏れ油室
59内に流入するので、絞り区分の領域内での燃料流
は、減少制御縁72を介して均一に流れる。環状溝82
によって、燃料は弁部材42の全周に亘って一様に分配
され、それによって減少制御縁は同様に均一に流れる。
これによって弁部材42の正確で確実な機能が保証され
る。
【0019】図5のa,図5のb,図5のc,図5のd
及び図5のeには、図3又は図4のV−V線に沿った断
面図で、切欠80の種々異なる実施例を示している。図
5のaには、切欠80が弁部材42に形成された長手方
向溝として構成されており、この長手方向溝は、ほぼ放
物線状の横断面を有していて、全周に亘って一様に分配
されている。図5のaに示した6つの溝の隣に多数の又
は少数の複数の溝を形成してもよい。
【0020】図5のbには切欠80が、円弧状の横断面
を有する複数の溝によって形成されている。図面では弁
部材42に3つの溝が形成されているが、有利には周囲
に亘って一様に分配して配置された多数の又は少数の複
数の溝を設けてもよい。
【0021】図5のcには、弁部材42に切欠80が、
互いに平行で平らな2つの研削部によって形成されてい
る。このような非常に簡単に形成された切欠によって、
第2の圧力室62と第1の漏れ油室59との接続部の横
断面を問題なく形成することができる。
【0022】図5のdには、図5のcに示した切欠と同
じような切欠が示されているが、この図5のdでは3つ
の平らな研削部が周囲に亘って一様に分配して配置され
ている。相応に、図5のeには4つの平らな研削部が設
けられており、この場合、互いに反対側の研削部は互い
に平行である。
【0023】図1に示したように、本発明による制御弁
40は高圧管路12内に、噴射弁とは別個に構成された
別個の部材として配置することができる。しかしなが
ら、制御弁40と噴射弁15とを1つのケーシング内に
構成し、それによってこの制御弁40と噴射弁15とが
1つのユニットを形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による燃料噴射システム全体
を示す概略図である。
【図2】本発明による制御弁の縦断面図である。
【図3】図2に示した制御弁部材の領域の拡大図であ
る。
【図4】別の実施例による制御弁部材の縦断面図であ
る。
【図5】a,b,c,d,eは、図3若しくは図4のV
−V線に沿った、種々異なる実施例による制御弁部材の
断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク、 3 燃料管路、 5 燃料高圧ポン
プ、 7 燃料高圧管路、10 高圧収集室、 12
高圧管路、 14 漏れ油管路、 15 燃料噴射ポン
プ、 17 弁体、 18 弁孔、 19 弁ニード
ル、 20 圧力スイッチ、 21 流入通路、 22
高圧室、 25 燃焼室、 27 ばね室、 29
漏れ油管路、 31 弁座、 33 弁シール面、 4
1 制御弁体、 42 弁部材、 43 孔、 45
端面側、 47 閉鎖体、 48磁石可動子、 50
漏れ油システム、 51 絞り体、 52 シール体、
54 流出絞り、 56 制御室、 58 漏れ油接続
部、 59 第1の漏れ油室、 60 第1の圧力室、
62 第2の圧力室、 64 長手方向孔、68,6
9 圧力ショルダ、 70 絞り区分、 72 減少制
御縁、 75弁座面、 77 弁座、 80 切欠、
143 シール区分、 243 ガイド区分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング クレンク ドイツ連邦共和国 レヒガウ ベージッヒ ハイマー シュトラーセ 25 (72)発明者 ウーヴェ ゴルドン ドイツ連邦共和国 マルクグレーニンゲン シュターレンヴェーク 10 (72)発明者 マンフレート マック ドイツ連邦共和国 アルトハイム ヒンタ ー デア マウアー 13 Fターム(参考) 3G066 AA07 AB02 AC09 AD12 BA06 BA13 BA61 BA67 CB07T CB07U CB12 CB16 CC06T CC06U CC14 CC26 CE13 CE22 DA09 DA11 DA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のための燃料噴射装置であっ
    て、高圧収集室(10)を有しており、該高圧収集室
    (10)は、高圧管路(12)を介して少なくとも1つ
    の燃料噴射弁(15)に接続されており、高圧管路(1
    2)内に制御弁(40)が配置されていて、該制御弁
    (40)は、制御弁体(41)内に形成された孔(4
    3)と、この孔(43)内で長手方向しゅう動可能に配
    置された弁部材(42)とを有しており、孔(43)の
    壁部と弁部材(42)との間に、第1の圧力室(60)
    と、この第1の圧力室(60)に対して軸方向でずらし
    て配置された第2の圧力室(62)とが形成されてお
    り、第1の圧力室(60)が高圧収集室(10)に接続
    されていて、第2の圧力室(62)が燃料噴射弁(1
    5)に接続されており、弁部材(42)が孔(43)と
    共に第1の弁を形成していて、該第1の弁が開放位置と
    閉鎖位置との間で長手方向運動することによって、前記
    2つの圧力室(60;62)の接続が制御され、これら
    の開放位置と閉鎖位置とが全ストローク(h)を制限
    しており、第1の漏れ油室(59)が設けられていて、
    該第1の漏れ油室(59)内に前記孔(43)が開口し
    ており、弁部材(42)と孔(43)の壁部との間に形
    成された通路を有しており、該通路の漏れ油側の端部で
    弁部材(42)が孔(43)と共に第2の弁を形成して
    いて、該第2の弁が、前記第1の弁の閉鎖位置で通路を
    開放し、それによって第2の圧力室(62)を第1の漏
    れ油室(59)に接続するようになっている形式のもの
    において、 第2の弁がスライド弁として構成されており、該スライ
    ド弁が、第1の漏れ油室(59)内に突入する、絞り区
    分(70)として構成された、弁部材(42)の円筒形
    の端部区分によって形成されており、該絞り区分(7
    0)が、弁部材(42)の開放ストローク運動時に全ス
    トローク(h)の一部を進んだ後で孔(43)内に気
    密に侵入することを特徴とする、内燃機関のための燃料
    噴射装置。
  2. 【請求項2】 前記孔(43)が制御弁体(41)内に
    形成されており、該制御弁体(41)の、孔(43)の
    出口における平らな端面が制御縁(73)を形成してお
    り、該制御縁(73)が、弁部材(42)の端部区分
    に、制御縁(73)に対して平行に形成された減少制御
    縁(72)と協働し、漏れ油側で通路を制限している、
    請求項1記載の燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】 通路が弁部材(42)に設けられた切欠
    (80)によって形成されている、請求項1記載の燃料
    噴射装置。
  4. 【請求項4】 前記切欠(80)が、弁部材(42)の
    外周面に亘って有利には一様に配置された長手方向溝と
    して構成されている、請求項3記載の燃料噴射装置。
  5. 【請求項5】 通路が、孔(43)の壁部に設けられた
    切欠によって形成されており、該切欠が、弁部材(4
    2)の少なくとも1つの切欠と常に接続されている、請
    求項1記載の燃料噴射装置。
  6. 【請求項6】 弁部材(42)に設けられた少なくとも
    1つの切欠が環状溝(82)として構成されている、請
    求項5記載の燃料噴射装置。
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