JP2002054318A - ユニット式立体駐車装置及び立体駐車装置のレンタル方法 - Google Patents

ユニット式立体駐車装置及び立体駐車装置のレンタル方法

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JP2002054318A
JP2002054318A JP2000242378A JP2000242378A JP2002054318A JP 2002054318 A JP2002054318 A JP 2002054318A JP 2000242378 A JP2000242378 A JP 2000242378A JP 2000242378 A JP2000242378 A JP 2000242378A JP 2002054318 A JP2002054318 A JP 2002054318A
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frame
parking device
vehicle
story parking
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Kazuo Nagatsuma
和男 長妻
Osamu Inamura
修 稲村
Hideki Nagai
英樹 永井
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】基礎フレーム31とユニットフレーム13
とで構成された複数段・複数列の駐車スペースを持つ立
体駐車装置である。基礎フレーム31は、1段目におけ
る複数列の駐車スペースを有し、鉄鋼構造フレームで構
成される。ユニットフレーム13は、車両P1台分の駐
車スペースを有し、鉄鋼構造フレームによる独立したユ
ニット構造を成す。ニットフレーム13相互と基礎フレ
ーム31とに接続可能に形成する。基礎フレーム31上
に、複数個のユニットフレーム13を組み合わせること
で、2段目から最上段までの段数・列数を変更自在にす
る。 【効果】設置後における立体駐車装置の仕様を任意に変
更できるので、極めて合理的な運営が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両一台分ごとの
増設や縮小ができるように構成されたユニット式立体駐
車装置及び立体駐車装置のレンタル方法に関する。
【0002】
【従来の技術】立体駐車装置の種類として、鉄骨フレー
ムで構成され、車両をモーターで昇降させる機械式立体
駐車装置と、スロープを設けた自走式立体駐車設備とが
ある。そして、機械式立体駐車装置は更に、車両を上下
にのみ昇降させる立体駐車装置と、車両を上下左右に移
動させることができる、所謂パズル式立体駐車装置とに
分類される。
【0003】図13に、従来のパズル式立体駐車装置の
一例を示す。図示の駐車装置は、4列4段の駐車スペー
スを有するもので、鉄鋼構造フレーム製のピラー1、フ
ロントビーム2、サイドビーム3、リヤビーム4を組み
合わせて形成している。更に、1段目には横行パレット
8を配置し、2段目と3段目には昇降横行パレット6、
7を配置する。更に最上部の4段目には、昇降パレット
5を配置している。そして、各パレットの昇降及び横行
を昇降モータ9及び横行モータ10にて行い、車両の搬
送を行うものである。このパズル式立体駐車装置の特徴
として、最上段以外の各段では、パレットの横行のため
に1台分の空きスペースを作らなければならず、車両収
容台数は4連4段の場合は13台となる。
【0004】この駐車装置における出庫の際の作動手順
を図14に示している。すなわち、同図(イ)乃至
(ニ)は、4段目のパレットNo.42 に収納した車両を出
庫する作動手順を示す。まず、同図(イ)に示すごと
く、No.42の下に位置するNo.32、No.22、No.12のパレッ
トと、その横に位置するNo.33、No.23、No.13 のパレッ
トを横行モータ10で横に移動する。次に、同図(ロ)
のようにNo.42 のパレットを昇降モータ9で最下段まで
下降させる。そして、同図(ハ)の状態で車両が出庫す
ると、同図(ニ)のようにパレットNo.42 を元の位置に
戻して終了する。
【0005】一方、従来の立体駐車装置による駐車場経
営は、自己資金又は長期賃貸借契約(リース)等により
立体駐車装置を建設し、月々の駐車料金を収入とし、あ
るいはその一部をリースの返済に当てるものである。こ
の為、経営者は申し込み台数を想定して収容台数を設定
し、立体駐車装置を設置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来方式では、フレー
ム部材・昇降装置・横行装置・パレット等多くの部材が
ほぼ現地組立式になっているため、設置工事の工期の長
さが問題となるケースがある。またそれは、解体工事に
おいても同様である。
【0007】しかも従来方式では、物件毎にほぼ受注生
産方式にて生産・出荷するので、設置工事後の列・段の
変更は不可能であり、必要な場合は、現行機種の解体及
び新機種の設置が必要であり多大な費用が必要であるた
め、現状では設置工事時点での収容台数を変更する例は
ない。
【0008】また、最近では、RV車やミニバン、ある
いはワンボックスカーなどと称される新しいタイプの車
種が増加すると共に、ハイルーフ仕様の車両も増加傾向
にある。そこで、立体駐車装置を普通車仕様として設置
した場合、ハイルーフ仕様の車両に対応することはでき
ず、駐車可能な車両は普通車の高さまでに制限される不
都合が生じていた。
【0009】一方、駐車場経営者においても、初期に多
大な設備投資をし、月々の駐車料金による収入で資金を
回収していかなければならないが、当初に想定した申し
込み台数と立体駐車装置設置後における実際の申し込み
台数とに誤差が生じた場合、その誤差が増減いずれの場
合でも、そのまま駐車場経営者の不利益となる。
【0010】しかも、当初に想定した申し込み台数より
も実際の申し込み台数が遥かに下回ったとしても、設置
した後では駐車場経営をやめることは困難であり、仮に
経営を断念する場合には、設備投資資金や、長期のリー
ス解約金など、多大な損害を覚悟しなければならなかっ
た。
【0011】このように、従来の立体駐車装置は、設置
後における立体駐車装置の仕様を適宜変更できないが故
に現実の申し込みに適応できず、非合理的な運営を強い
られるケースがあった。
【0012】そこで本発明は上述の課題を解消すべく創
出されたもので、設置後における立体駐車装置の仕様を
任意に変更できるようにすることで、極めて合理的な運
営が可能になるユニット式立体駐車装置及び立体駐車装
置のレンタル方法の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段における立体駐車装置は、基礎フレ
ーム31とユニットフレーム13とで構成された複数段
・複数列の駐車スペースを持つ立体駐車装置であって、
基礎フレーム31は、1段目における複数列の駐車スペ
ースを有し、各車両Pを横行レール36に沿って移動せ
しめる横行パレット33を装着した鉄鋼構造フレームで
構成され、一方、ユニットフレーム13は、車両P1台
分の駐車スペースを有し、鉄鋼構造フレームによる独立
したユニット構造を成し、ユニットフレーム13相互と
基礎フレーム31とに接続可能に形成されると共に、横
に隣接するユニットフレーム13に接続される横行レー
ル43に沿って車両Pを横方向に移動せしめる横行フレ
ーム14と、この横行フレーム14内に装着されて車両
Pを載置する昇降パレット15と、昇降パレット15を
定位置から下降させて再び定位置へ上昇せしめる昇降装
置とが装着されており、所定の位置に設置された基礎フ
レーム31上に、複数個のユニットフレーム13を組み
合わせることで、2段目から最上段までの段数・列数を
変更自在にしたことにある。
【0014】また第2の手段におけるユニットフレーム
13において、同じ段に位置する同じ高さのユニットフ
レーム13を組み合わせて段ユニットXを形成すると共
に、異なった高さの段ユニットXを複数段積み重ねるこ
とで、車両Pを高さ別に収納するようにしている。
【0015】更に、第3の手段の段ユニットは、普通車
P1までの高さに適応する普通車用の段ユニットX1と
ハイルーフ車P2までの高さに適応するハイルーフ車用
の段ユニットX2とから成るものである。
【0016】一方、第4の手段のレンタル方法は、車両
P一台分のスペースを有するユニットフレーム13を複
数個組み合わせて立体駐車装置を形成する立体駐車装置
のレンタル方法であって、レンタル申込者の指定土地に
収容希望台数に応じた列数・段数にユニットフレーム1
3を積み上げて設置し、設置後に、実際の申し込み収容
台数に応じて、ユニットフレーム13を追加又は撤去し
てユニットフレーム13単位で収容台数を増減すること
にある。
【0017】また、第5の手段は、不要になったユニッ
トフレーム13をユニットフレーム13ごとに回収、整
備し、ユニットフレーム13単位で他のレンタル申込者
にレンタルすることを課題解消のための手段とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0019】本発明立体駐車装置は、社団法人立体駐車
場工業会の定める機械式駐車場技術基準における、多段
方式及び2段方式のうちパズル方式に関するもので、そ
の組立・設置方法に関するものである。パズル方式と
は、パレットを2段以上に配置し特定パレットの昇降と
横行の組み合わせにより同一階にある複数の入出庫口に
所定のパレットが移動する方式である。
【0020】本発明立体駐車装置の基本構成は、基礎フ
レーム31とユニットフレーム13で構成される(図
1、図2参照)。
【0021】基礎フレーム31は、本発明立体駐車装置
の1段目における複数列の駐車スペースを有するもの
で、鉄鋼構造フレームで構成される。この基礎フレーム
31には、横行レール36に沿って各車両Pを移動せし
める横行パレット33を装着している(図3(イ)参
照)。図示の基礎フレーム31は、ハイルーフ車兼用の
2列用である(図3(ロ)参照)。最下段に設置する基
礎フレーム31については、従来と同様現場組立を行
う。主な構成は、柱31、梁32、横行パレット33、
ゲート34、親制御盤35である。横行パレット33
は、横行モータにより横行し、また列数に関わらず1列
分の空きスペースを設ける(図2参照)。親制御盤35
は、各ユニット制御盤22、28と結線し、ユニット式
立体駐車装置全体の集中制御を行う。尚、基礎フレーム
31には、この他ロールーフ車用及び3列用がある(図
示せず)。
【0022】ユニットフレーム13は、車両P1台分の
駐車スペースを有するもので、鉄鋼構造フレームによる
独立したユニット構造を成している(図2参照)。そし
て、ニットフレーム13相互と基礎フレーム31とに接
続可能に形成している。また、横に隣接するユニットフ
レーム13に接続される横行レール43に沿って車両P
を横方向に移動せしめる横行フレーム14を設けている
(図4参照)。更に、この横行フレーム14内に装着さ
れて車両Pを載置する昇降パレット15を配設し、この
昇降パレット15を定位置から下降させて再び定位置へ
上昇せしめる昇降装置を装着している。図示のユニット
フレーム13は、普通車P1用の中間ユニットとして使
用している。このユニットフレーム13は、基礎フレー
ム31の上に順次設置するもので、最上段に位置するユ
ニットフレーム13の上に、後述する最上段ユニットを
設置してもよい(図1参照)。
【0023】横行フレーム14は、ユニット本体13に
設けられた横行レール43上に、横行用車輪17で4点
支持されており、横行用モータ16により横行用車輪が
回転し、ユニットフレーム13から隣接するユニットフ
レーム13の横行レール43上を横行する(図4参
照)。
【0024】昇降パレット15は昇降装置で上下動す
る。この昇降装置は、昇降モータ18、チェーン19、
チェーンエンド20で構成されている(図4参照)。そ
して、昇降パレット15は、横行フレーム14内のチェ
ーン19を介したチェーンエンド20にて4点で支持さ
れており、横行フレーム14上の昇降モータ18の回転
によりチェーン19が巻き取られることで、地上と定位
置(図面の位置)間を昇降し、車両の入出庫を行う。ブ
レース21は運搬用の補強であり、設置工事にて撤去す
る。ユニット制御盤22は、本ユニット電気部品用制御
盤である。
【0025】尚、ユニットフレーム13には、高さが2,
300mm 程度のハイルーフ車対応型用のユニットフレーム
13Aと、高さが1,850mm 程度の普通車対応型用のユニ
ットフレーム13Bとがあり、適宜選択使用する。
【0026】図5に、最上段ユニット23を示してい
る。この最上段ユニット23の昇降パレット24は、ユ
ニット本体23内のチェーン26とチェーンエンド27
にて4点で支持されており、ユニット本体23上の昇降
モータ25の回転によりチェーン26が巻き取られるこ
とで、地上と定位置(図面の位置)間を昇降し車両の入
出庫を行う。ユニット制御盤28は、本ユニット電気部
品用制御盤である。尚、最上段ユニット23は、普通車
P1とハイルーフ車P2とに兼用することができる。ま
た、設置条件によっては、最上段ユニット23を基礎フ
レーム31上に直接設置しても良い。
【0027】図6は、空きスペースユニット29を示し
ている。最上段以外の段では、横行フレーム14を横に
移動するためのスペースが1ヶ所必要なため、この空き
スペースユニット29を使用する。空きスペースユニッ
ト29の構成は、ユニットフレーム13と同様の鉄鋼構
造フレームと、ブレース30とで形成されている。ま
た、この空きスペースユニット29にも普通車P1用と
ハイルーフ車P2用とがあり、図示例は普通車P1を示
している。尚、普通車P1とは例えば全高1,500mm まで
の車両、ハイルーフ車P2とは全高例えば1850mmまでの
車両とする(図1参照)。
【0028】ユニットフレーム13相互の連結構造を図
9及び図10に示す。連結部の基本構成は、各鉄鋼構造
フレーム相互をジョイントプレート40とハイテンショ
ンボルト41によりボルト接合するものである。図示で
は、ユニットフレーム13のコーナー部に配設したジョ
イントプレート40で、4個のユニットフレーム13を
連結している(図9参照)。このとき、横行レール43
の連結は、横行レール43を構成する形鋼の端部に連結
板44を溶着し、隣接する連結板44相互をハイテンシ
ョンボルト42で接合している(図10参照)。
【0029】更に、図11及び図12は、ユニット同士
のジョイント部を示す図2の囲み線A部についての詳細
図である。左右に隣接する中間ユニットについては、各
柱に取り付くブラケット39とジョイントプレート40
をハイテンションボルト41によりボルト接合する(図
12参照)。次にユニット上下方向のジョイントについ
ては、各ユニットの上端部及び下端部をハイテンション
ボルト42によりボルト接合する(図11参照)。
【0030】図7に、本発明での実施例として4列4段
パズル式立体駐車装置の施工例を示す。2段目は普通車
用の段ユニットX1で、3段目はハイルーフ車用段ユニ
ットX2である。各段共に空きスペースユニット37を
組み込んでいる。最上段のユニットフレーム13には、
最上段ユニット23を設置することで、より合理的な使
用が可能になる。最上段は、4列の最上段ユニット36
である。最下段は、ハイルーフ車用の2連式基礎フレー
ム31を2個使用している。まず、最下段は従来方式の
現場組立施工を行い、2段以上は工場組立済みの各ユニ
ットをジョイントする。収容台数は、4列×4段−3台
=13台で、内ハイルーフ車P2用は10台である(図
2参照)。
【0031】再び図7から、初期設置仕様の4列4段パ
ズル式立体駐車装置から、ハイルーフ車P2用の段ユニ
ットX2を撤去する改造工事を説明する。まず、4段目
の最上段ユニット23を一時撤去し、次にハイルーフ車
用の段ユニットX2を撤去する。その後、先ほど撤去し
た最上段ユニットを3段目に設置する。
【0032】これにより、図8に示すごとく、4列4段
から4連3段に改造され、収容台数は4列×3段−2台
=10台、内ハイルーフ車兼用7台になった。
【0033】次に、本発明立体駐車装置のレンタル方法
を説明する。本発明レンタル方法の要点は、本発明立体
駐車装置の設置後に、実際の申し込み収容台数に応じ
て、ユニットフレーム13単位で追加又は撤去して収容
台数を増減することにある。
【0034】図15に立体駐車装置のレンタル方法の概
念図を示す。業者Qは、基礎フレーム31、ユニットフ
レーム13、最上段ユニット23から成る立体駐車場を
製造する。ユニットフレーム13と最上段ユニット23
については業者Qの工場内でユニットとして組み立てま
で行う。立体駐車装置のレンタル申し込みが申込者R1
からあると、希望台数に合うようにユニットフレーム1
3の数を調整して申込者R1指定の土地に運搬し設置す
る。この場合、まず、業者1は1段目の基礎フレーム3
1を現地にて組み立てる。その後、基礎フレーム31の
上に、収容希望台数に合わせてユニットフレーム13を
ジョイントし段数を積み上げて設置する。最上段ユニッ
ト23はオプションとしても良い。ユニットフレーム1
3は、ハイルーフ車対応型用13Aと普通車対応型用1
3Bの2種類を組み合わせることが可能である。
【0035】申込者R1は立体駐車装置を駐車場として
賃貸し、駐車料金の収入を得るが、その中から毎月業者
Qにレンタル料を支払う。駐車料金とレンタル料の差額
が申込者Qの収益となる。この場合、業者Qに支払うレ
ンタル料は収容可能台数で設定する。
【0036】申込者R1は、ある一定期間立体駐車場経
営を行い、駐車契約が得られない場合は、必要のないユ
ニットフレーム13を業者Qに返却し段数や列数を減ら
すことができる。また、実際に駐車申込があった車種の
普通車P1とハイルーフ車P2との比率に応じて、ユニ
ットフレーム13を変更することも可能である。
【0037】更に、需要が高いため台数を増やしたい場
合は、業者Qにユニットフレーム13の追加発注をし、
現状の列数にユニットフレーム13を積み上げて段数を
増やすこと、もしくは、連数を増やした基礎フレーム3
1を新たに設置しその上にユニットフレーム13を積み
上げることができる。
【0038】レンタル期間が終了し解体されたユニット
フレーム13は業者Qにより整備され、中古の立体駐車
装置として新たな申込者R2、R3にレンタルされる。
この場合、ユニットフレーム13がユニット構造をなし
ているため、在庫数がある限り、申込者R2、R3の要
望にそった収容台数に適宜対応できる。また、業者1は
耐用年数までユニットフレーム13を希望者にレンタル
し続けることが可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明により、当初の目的を達成し次の
効果を奏する。
【0040】すなわち、本発明立体駐車装置は、 (1)段数及び列数が増減出来ることで、収容台数単位
でのレンタル販売が可能になり、初期設備投資の大幅な
削減が可能である。 (2)初期の収容台数は必要最小限に押さえ込み、後日
需要により増減出来るため、過剰設備投資が押さえ込め
る。 (3)本発明を実施するために、前述のようなユニット
式の設計になるため、設置工事及び解体工事の工期の大
幅な短縮が可能になる。
【0041】また、本発明レンタル方法によると、初期
投資が従来に比べ大幅に少なくなり、また、期間に縛ら
れずに経営を行うことが可能となる。そして、建設後に
収容可能台数を変更したい場合でも必要な時に必要なだ
け立体駐車装置の追加・削減ができる。また、解体され
たものは中古の立体駐車装置として新たな申込者にレン
タルすることにより、耐用年数まで市場で活用すること
が可能となる。
【0042】更に、車両一台分のスペースを有するユニ
ットフレーム13をレンタルすることにより、初期投資
が従来に比べ大幅に少なくなり、短期間の立体駐車場経
営が可能となった。また本発明立体駐車装置設置後に、
収容台数の変更希望に応じてユニットフレーム13の追
加、撤去、変更が行えるため、例えば、契約の得られな
い場合や必要のなくなった場合は台数分だけユニットフ
レーム13を業者1に返却することが可能となり、ま
た、建設初期に契約見込み台数が少ない場合は収容台数
を減らして建設し需要が高くなった際に必要台数分だけ
ユニットフレーム13を追加することが可能となった。
このため、申込者R1が立体駐車場経営をする際の過剰
設備投資などのリスク負担を抑えることが可能となっ
た。
【0043】しかも、レンタル期間終了後、解体された
ユニットフレーム13は、業者Qにより整備され、別の
レンタル申込者R2、R3に中古の立体駐車装置として
レンタルされるため、ユニットフレーム13は耐用年数
がくるまで市場で利用されることとなる。また、業者Q
により整備されることにより、通常の耐用年数よりも長
い期間、立体駐車装置を利用することができる。リサイ
クルが叫ばれる今日、資源を有効に活用することが必要
となっており、レンタルを行うことにより、立体駐車装
置の解体後も必要な人に随時提供するため、廃棄物の産
出を抑えることが可能となる。
【0044】このように、本発明によると、設置後にお
ける立体駐車装置の仕様を任意に変更できるようにな
り、極めて合理的な運営が可能になるなどといった産業
上有益な種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明立体駐車装置の一実施例を示す側面図。
【図2】本発明立体駐車装置の一実施例を示す正面図。
【図3】本発明の基礎フレームの一実施例を示し、
(イ)は側面図、(ロ)は正面図。
【図4】本発明のユニットフレームの一実施例を示す側
面図。
【図5】本発明の最上段ユニットの一実施例を示す側面
【図6】本発明の空きスペースユニットを示す側面図
【図7】本発明の段ユニットを除去する状態を示す分解
正面図。
【図8】本発明の段ユニットを除去した改造後示すもの
で、(イ)は正面図、(ロ)は側面図。
【図9】本発明の連結状態を示す要部正面図。
【図10】図9に示す矢視B−B線断面図。
【図11】図2に示すA部拡大図。
【図12】図11に示す矢視A−A線断面図。
【図13】従来のパズル式立体駐車装置を示し(イ)は
平面図、(ロ)は正面図、(ハ)は側面図。
【図14】従来のパズル式立体駐車装置による出庫の際
の作動手順を示す正面図。
【図15】本発明レンタル方法の概念図。
【符号の説明】
P 車両 P1 普通車 P2 ハイルーフ車 Q 業者 R 申込者 X 段ユニット X1 普通車用 X2 ハイルーフ車用 13 ユニットフレーム 13A ハイルーフ
車対応型用 13B 普通車対応型用 14 横行フレーム 15 昇降パレット 16 横行用モータ 17 横行用車輪 18 昇降モータ 19 チェーン 20 チェーンエンド 23 最上段ユニット 29 空きスペースユニット 31 基礎フレーム 32 梁 33 横行パレット 36 横行レール 40 ジョイントプレート 41 ハイテンションボルト 43 横行レール 44 連結板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎フレームとユニットフレームとで構
    成された複数段・複数列の駐車スペースを持つ立体駐車
    装置であって、基礎フレームは、1段目における複数列
    の駐車スペースを有し、各車両を横行レールに沿って移
    動せしめる横行パレットを装着した鉄鋼構造フレームで
    構成され、一方、ユニットフレームは、車両1台分の駐
    車スペースを有し、鉄鋼構造フレームによる独立したユ
    ニット構造を成し、ユニットフレーム相互と基礎フレー
    ムとに接続可能に形成されると共に、横に隣接するユニ
    ットフレームに接続される横行レールに沿って車両を横
    方向に移動せしめる横行フレームと、この横行フレーム
    内に装着されて車両を載置する昇降パレットと、昇降パ
    レットを定位置から下降させて再び定位置へ上昇せしめ
    る昇降装置とが装着されており、所定の位置に設置され
    た基礎フレーム上に、複数個のユニットフレームを組み
    合わせることで、2段目から最上段までの段数・列数を
    変更自在にしたことを特徴とする立体駐車装置。
  2. 【請求項2】 前記ユニットフレームにおいて、同じ段
    に位置する同じ高さのユニットフレームを組み合わせて
    段ユニットを形成すると共に、異なった高さの段ユニッ
    トを複数段積み重ねることで、車両を高さ別に収納する
    ようにした請求項1記載の立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 前記段ユニットは、普通車までの高さに
    適応する普通車用の段ユニットとハイルーフ車までの高
    さに適応するハイルーフ車用の段ユニットとから成る請
    求項2記載の立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 車両一台分のスペースを有するユニット
    フレームを複数個組み合わせて立体駐車装置を形成する
    立体駐車装置のレンタル方法であって、レンタル申込者
    の指定土地に収容希望台数に応じた列数・段数にユニッ
    トフレームを積み上げて設置し、設置後に、実際の申し
    込み収容台数に応じて、ユニットフレームを追加又は撤
    去してユニットフレーム単位で収容台数を増減すること
    を特徴とする立体駐車装置のレンタル方法。
  5. 【請求項5】 前記立体駐車装置のレンタル方法におい
    て、不要になったユニットフレームをユニットフレーム
    ごとに回収、整備し、ユニットフレーム単位で他のレン
    タル申込者にレンタルする請求項4記載の立体駐車装置
    のレンタル方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012067547A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd ゲート装置

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