JP2002054174A - 土砂圧送方法及び装置 - Google Patents

土砂圧送方法及び装置

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JP2002054174A
JP2002054174A JP2000238821A JP2000238821A JP2002054174A JP 2002054174 A JP2002054174 A JP 2002054174A JP 2000238821 A JP2000238821 A JP 2000238821A JP 2000238821 A JP2000238821 A JP 2000238821A JP 2002054174 A JP2002054174 A JP 2002054174A
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JP
Japan
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sediment
earth
sand
pipe
pumping
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Application number
JP2000238821A
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English (en)
Inventor
Yuichi Kato
裕一 加藤
Takashi Arai
新井  敬
Shigemi Sato
茂巳 佐藤
Seiichi Takanashi
清一 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 土砂圧送元と土砂処分場との間に高高低差が
あり、かつ、礫などの異物の混入が有る場合でも土砂を
円滑、かつ、経済的に輸送する。 【解決手段】 空気圧送式で土砂を輸送する際に、土砂
輸送管12が立ち上がる手前で土砂の流速を加速する圧
送空気を追加供給する。また、土砂輸送管の頂部から余
分な圧送空気を抜き出して土砂の流速を所定の速度に調
節する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気圧送方式によ
って土砂を輸送する土砂圧送方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ダムの湖底に堆積した土砂を浚
渫して土砂処分場に移送する場合は、浚渫現場から土砂
処分場までかなりの高低差を伴うとともに、浚渫土砂の
中に粗大な礫が無数に含まれている場合が多い。
【0003】従って、従来は、この高低差を克服するた
めに、吐出圧力が数10kg/cm 2 の高圧往復動圧送
ポンプが必要となった。一般に、このような高圧圧送ポ
ンプは、通常の圧送ポンプより可なり高価であると共に
使用条件が過酷なために故障頻度が高く、その分、設備
費やメンテナンス費が嵩むなどの要因となった。
【0004】一方、浚渫土砂の中に粗大な礫が含まれて
いる場合は、圧送ポンプの作動が不能となるため、事前
に浚渫土砂の中から粗大礫を除去する必要がある。しか
し、それには、別途、粗大礫を除去するための装置が必
要となる一方、分離した粗大礫を処理する装置及び粗大
礫を別途移送する手段が必要になるなど問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、係る従来の
問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、空気圧送式で土砂を輸送する場合に、土砂圧送元
と土砂処分場間に高低差があるとともに、礫などの異物
の混入が有る場合でも土砂を円滑に、かつ、経済的に輸
送できる土砂圧送方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の土砂圧送方法は、空気圧送式で土
砂を輸送するに際し、土砂輸送管が立ち上がる手前で土
砂の流速を加速する圧送空気を追加供給することを特徴
としている。
【0007】また、請求項2に記載の土砂圧送方法は、
土砂輸送管の頂部から余分な圧送空気を抜き出して土砂
の流速を所定の速度に調節するようになっている。
【0008】一方、請求項3に記載の土砂圧送装置は、
空気圧送式で土砂を輸送する土砂圧送装置であって、土
砂輸送管が立ち上がる手前に土砂の流速を加速する圧送
空気供給手段を追加することを特徴としている。
【0009】また、請求項4に記載の土砂圧送装置は、
土砂輸送管の頂部に管中の余分な圧送空気を抜き出して
土砂の流速を所定速度に調節する手段を設けている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0011】図1は、本発明に係る土砂圧送方法を実施
するための装置の概略図である。
【0012】図1に示すように、横型の圧送タンク1
は、その頂部に土砂投入部2および圧縮空気導入部3を
備えている。土砂投入部2には、バルブ4を介して土砂
投入管5が接続され、圧縮空気供給導入部3には、バル
ブ6を介して圧縮空気供給管7が接続されている。圧縮
空気供給管7には、流量計8が取り付けられている。
【0013】一方、上記圧送タンク1は、その底部に土
砂送出部9を備えている。土砂送出部9には、バルブ1
0を介して水平配管11が接続されている。この水平配
管11の先端には、更に、図示しない山の斜面に沿って
立ち上げた立ち上がり管12が接続されている。
【0014】そして、水平配管11と立ち上がり管12
との接続点Aから上流側に所定の距離Bだけ離れた個所
にアシストエアー導入部13を設けている。アシストエ
アー導入部13は、アシストエアー導入管14により形
成されている。アシストエアー導入管14は、基本的に
1本あれば良いが、所望により複数本設けてもよい。ま
た、アシストエアー導入管14は、水平配管11の軸心
に対して直角に取り付けてもよいが、土砂の流速を加速
することを考えると、上流から下流側に向けて斜めに取
り付ける方がよい。このアシストエアー導入管14に
は、バルブ15と流量計16が設けられている。
【0015】上記立ち上がり管12の上端部は、ほぼ水
平になっているが、その最先端は、サイクロン17の側
面に接線状に接続されている。また、サイクロン17の
底部には、土砂処分場(図示せず)に至る水平配管18
が接続されている。更に、サイクロン17の頭部中央に
は、アシストエアー抜出管19が接続されている。この
アシストエアー抜出管19には、バルブ20および流量
計21が取り着けられている。
【0016】図中、符号Hは、水平配管11と立ち上が
り管12の上端部の間の高低差を示しており、高高低差
とは、通常、30〜50メートル以上をいう。
【0017】図2に示すように、立ち上がり管12の上
端水平部12aの途中に土砂スラグ流速計22が設けら
れている。土砂スラグ流速計22は、所定長の計測管2
3と、この計測管23に所定の間隔Lだけ隔てて取り付
けた第1、第2のロードセル24、25と、第1、第2
の二つのロードセル24、25間の間隔Lおよび土砂ス
ラグが第1、第2の二つのロードセル24、25間を通
過するとき得られる重量変化波形の前縁部又はピークか
ら求められる時間差Δtから土砂スラグの流速S(m/
s)を演算するコントローラー26から形成され、当該
コントローラー26によって上記バルブ20を制御する
ようになっている。
【0018】第1、第2のロードセル24、25は、土
台27を介してそれぞれ基台28に設置されている。一
方、計測管23は、フレキシブル管29を介して立ち上
がり管12の上端水平部12a間に接続されている。
【0019】次に、本装置の作用について説明する。
【0020】圧送タンク1にダムの湖底から浚渫した所
定量の土砂aを充填して土砂投入管5のバルブ4を閉じ
た後、圧縮空気導入管7から圧送タンク1内に圧縮空気
bを供給して圧送タンク1内を数kg/cm2 に加圧す
る。
【0021】しかる後に、圧送タンク1の真下のバルブ
10を開くと、圧送タンク1の土砂aが圧縮空気に押さ
れて土砂送出部9から排出される。土砂排出後も圧縮空
気の供給を続けることによって土砂スラグは、水平管に
おいて空気スラグに分断される形で、土砂スラグと空気
スラグとが交互に存在する、いわゆるスラグ流となる。
【0022】従って、圧送タンク1から水平配管11に
かけてポンプのような流路を狭めるものがないし、故障
原因となる稼働部分もないので、土砂中に粗大礫を含む
場合でもトラブルもなく、圧送タンクから排出される。
【0023】流路中に高低差がある場合は、立ち上がり
管12の手前で管底に粗大礫の堆積が生ずるが、本発明
では、この堆積が予想される部分の上流において流路内
へアシストエアーcを投入する。アシストエアーcの投
入により、空気スラグおよび土砂スラグの流速が加速さ
れ、土砂スラグ中に粗大礫が混在した形で高高低差流路
12を輸送される。
【0024】高高低差流路12が終了し、再び、水平流
路12aとなった場合、流速が増加したままでいると空
気スラグと土砂スラグによる配管圧力損失が大きくなる
ため、水平配管部12aで適正流速となるように、サイ
クロン方式によりアシストエアーaをサイクロン17の
アシストエアー抜出管19から大気中に排出させる。排
出に際しては、立ち上がり管12の水平流路12aに設
けた流速計22で土砂スラグの流速を検知して自動的に
制御する。
【0025】以上の説明では、土砂を間欠的(バッチ
式)に圧送する場合について説明したが、複数の圧送タ
ンクを交互に用いることにより、土砂を連続的に圧送す
ることができる。
【0026】圧送タンクの効用としては、浚渫した土砂
の濃度が非常に高い場合、水で希釈する必要があるが、
その場合は、希釈濃度を均一にするためのバッファタン
クとしての用途があり、また、土砂処分場における養生
期間短縮のために固化剤を投入せる場合は、ミキサーと
の併用により固化剤と土砂の初期混合タンクとしての用
途がある。
【0027】また、ダム湖の浚渫作業に適用した場合に
ついて説明したが、高高低差のある作業現場に広く適用
することができる。
【0028】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、空気圧
送式で土砂を輸送する場合に、土砂圧送元と土砂処分場
間に高低差があるとともに、礫などの異物の混入が有る
場合でも土砂を円滑に、かつ、経済的に輸送できる。
【0029】すなわち、粗大礫を含む土砂を事前に礫だ
けを分離除去すること無しに高高低差流路で円滑にかつ
同時に輸送できるうえ、稼働部や流路を妨げるものがな
いので、ポンプ室やその駆動系での故障の心配が無く安
定した輸送が可能であり、メンテナンス性も良く、浚渫
工期の短縮を計れる可能性もある。
【0030】また、高高低差流路で土砂スラグと空気ス
ラグとが交互に存在することにより、位置ヘッドが空気
スラグの部分で軽減されるため、過大な高圧ポンプを必
要とせず、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る土砂圧送装置の概略図である。
【図2】流速計の概略図である。
【符号の説明】
12 土砂輸送管 a 土砂 c 土砂の流速を加速する圧送空気
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 茂巳 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 (72)発明者 高梨 清一 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井造 船株式会社内 Fターム(参考) 3F047 AA03 AB00 BA04 CA02 CC11 CC21 CC28 DB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧送式で土砂を輸送するに際し、土
    砂輸送管が立ち上がる手前で土砂の流速を加速する圧送
    空気を追加供給することを特徴とする土砂圧送方法。
  2. 【請求項2】 土砂輸送管の頂部から余分な圧送空気を
    抜き出して土砂の流速を所定の速度に調節する請求項1
    記載の土砂圧送方法。
  3. 【請求項3】 空気圧送式で土砂を輸送する土砂圧送装
    置であって、土砂輸送管が立ち上がる手前に土砂の流速
    を加速する圧送空気供給手段を追加することを特徴とす
    る土砂圧送装置。
  4. 【請求項4】 土砂輸送管の頂部に管中の余分な圧送空
    気を抜き出して土砂の流速を所定速度に調節する手段を
    設けた請求項3記載の土砂圧送装置。
JP2000238821A 2000-08-07 2000-08-07 土砂圧送方法及び装置 Pending JP2002054174A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110792126A (zh) * 2019-09-30 2020-02-14 广州文冲船厂有限责任公司 一种泥浆驳运管路及管路设计方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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