JP2002053578A - ポルフィリン環が互いにメゾ−メゾ炭素結合と2つのβ−β炭素の結合との三つの結合により一方向に縮環したポルフィリン化合物およびその合成方法 - Google Patents
ポルフィリン環が互いにメゾ−メゾ炭素結合と2つのβ−β炭素の結合との三つの結合により一方向に縮環したポルフィリン化合物およびその合成方法Info
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Abstract
局在化の長さを向上させる構造を有するポルフィリン化
合物誘導体の提供。 【解決手段】 一般式1で表されるポルフィリン環がメ
ゾ位とメゾ位、これに隣接する2つのベータ位とベータ
位、ベータ位とベータ位の3本の共有結合で直接結合し
た縮環ポルフィリン多量体。 具体的には、式2の化合物が例示される。また、化合物
1は、化合物3をキノンおよび希土類元素を含むルイス
酸存在下で縮環することにより合成される。
Description
よびより大きな電子的共役性を保持するように、4以上
のポルフィリン環が縮環した縮環ポルフィリン化合物、
特に、ポルフィリン環が3本の結合により一方向に互い
に縮環した縮環ポルフィリン化合物および(1)一般式
3で表されるR1〜R9、特にR2、R5、R8が未置換の
又は3,5位に置換基を有するフェニル基により置換さ
れているZnII-ポルフィリンまたは(2)一般式3の
2つ以上のZnII-ポルフィリン環が互いにメゾ位の炭
素により結合して一方向に延びているオリゴ又はポリ
(メゾ−メゾ結合ポルフィリン)化合物を、キノン類か
ら選択される酸化剤と希土類元素を含むルイス酸の存在
下する溶媒中で反応させて一般式1で表されるポルフィ
リン環が縮環した縮環ポルフィリン化合物を製造する方
法に関する。
リン光発光特性が顕著で、且つ、HOMO−LUMOギ
ャップが小さいので、電気伝導性の高い性質を持ってい
る。その上、配位子としてほとんど全ての金属元素を中
央の空孔に取り込むことができ、取り込まれた金属によ
り光物性や酸化還元特性の調整が可能で、幅広い機能材
料としての要求に応えられる多様性を持っている。ポル
フィリン類は生体内においても、代謝における酸化還元
触媒作用や光合成や呼吸などの生体プロセスにおいて電
子伝達素子などの種々の機能を担っている。これらの機
能に注目して、エネルギー変換機能を持つ材料や生体型
酸化還元触媒としての開発が行われつつある。 最近
は、ポルフィリン多量体を光電子材料として、見直す研
究が多く行われているが、ポルフィリン分子が、長いπ
共役系構造を組み立てるブロック単位として、剛直性お
よび高安定性構造のポリマーやオリゴマーを作ることが
できること、および可視光領域における強い光吸収や蛍
光、燐光発光、小さなHOMO−LUMOエネルギーギ
ャップなどに注目した研究が多い。
分子をブロック単位とし、該ポルフィリン分子のそれぞ
れのメゾ位の炭素同士の結合(メゾーメゾ炭素結合)で
一方向に最長300〜400単位結合したポルフィリン
分子からのオリゴマーやポリマー、及び該ポルフィリン
分子を一方分子のβ位の炭素及びメゾ位の炭素のそれぞ
れを他方の分子のメゾ位及びβ位の炭素と結合させ、す
なわち、β−メゾ及びメゾ−βの2つの結合で結合させ
た長さ方向に結合させたポルフィリン単位の縮環体など
を提案してきた。そして、該メゾ−メゾ結合ポルフィリ
ン配列化合物が、それらの持つ、棒状形状、十分で、迅
速な非コヒーレントエネルギーホッピングを起こすのに
十分な電子相互作用を持ち、且つ配列に沿ったエネルギ
ーの伝達を妨害するエネルギーシンク(sink)がないと
いう優位な特徴を有することから、将来有望な光子ワイ
ヤーや分子ワイヤーなどとして期待されてきた。これら
の特性は、隣り合うポルフィリン間の電子的相互作用を
最小にする傾向を持つ直交する形態に起因する特性であ
り、配列が、平面状に形成され、かつ電子的により共役
していることにより、実用的な分子スケールの導電性分
子ワイヤーを構成し得る。というのは、メゾーメゾ結合
ポルフィリン配列は、既に分子長約108nmの単離さ
れた128量体が得られているからである。
配列は、ポルフィリン同士が2つの直接結合(二重結合
または縮環という。)で結合したもの、換言すれば、共
通に拡大したπ電子的ネットワークを構成する構造のも
のではないために導電性ワイヤーなどとしてなお十分な
特性を持つとは言えないものである。そこで、更に、本
発明者は前記メゾ−β及びβ−メゾの2つの結合によ
り、ポルフィリン単位を長さ方向に延長させたポルフィ
リン化合物、すなわち、ポルフィリン化合物の縮環体を
提案し、電子ワイヤーなどとしてより実用的な化合物を
開発してきた。しかしながら、これでも光ワイヤーや分
子ワイヤーなどとしての実用性の観点からするとまだ充
分とは言えないものであった。
発明の基本となる、ポルフィリン環同士がメゾ−メゾ炭
素結合と前記メゾ位の炭素の隣の2つのβ位の炭素同士
が互いに結合する2つのβ−β炭素結合との三つの結合
(3本の結合)により隣り合うポルフィリン環結合して
一方向に延びている縮環ポルフィリン化合物の技術を提
案している(特願2000−110157号)。しかし
ながら、縮環できるポルフィリン環の数は充分とは言え
ないものであった。
したπ電子ネットワークおよび電子の非局在化の長さを
向上させる構造を発達させ、これによって更に、光ワイ
ヤーや電子ワイヤーなどとしての実用化に近づいたポル
フィリン化合物誘導体分子を提供することにある。電子
ワイヤーとしての用途を考えた場合、HOMO−LUM
Oギャップを小さく抑えることが肝要であるが、このた
めにはより共役の拡張したポルフィリンアレーが必要で
あり、より縮環したポルフィリンアレーが有力な候補化
合物として考えられる。そこで、本発明課題は、より縮
環した構造をもち、HOMO−LUMOギャップの低下
したポルフィリンアレーの効率的な合成法を確立するこ
とにある。前記課題を解決すべく、前記誘導体の合成方
法を検討する中で、反応を進行させる反応系に酸化剤、
特にキノン類から選択される酸化剤と共に希土類元素を
化合物中に含むルイス酸を共存させた反応溶媒中、特に
反応溶媒として、トルエン、ベンゾニトリルなどの芳香
族化合物から選択されるものを用い、更に加熱還流させ
る反応条件を設定することにより、先に提案した発明以
上にポルフィリン環の縮環が進んだ前記本発明が課題と
する化合物が得られることを発見した。更に、先の出願
で提案した原料以外の化合物を用いても前記3本の結合
で縮環したポルフィリン化合物誘導体が得られること、
および先に提案した3本の結合で縮環したポルフィリン
化合物誘導体を前記反応条件下で進行させることにより
反応効率が上がることを発見し、前記本発明の課題を解
決した。
般式1で表されるポルフィリン環がメゾ位とメゾ位、こ
れに隣接する2つのベータ位とベータ位、ベータ位とベ
ータ位の3本の共有結合で直接結合した縮環ポルフィリ
ン多量体である。 好ましくは、前記一般式1において
R1, R4, R10, R13, R16, R22 が、フェニル基、
あるいは炭素数1以上のアルキル基又はアルコキシ基か
ら独立に選択される置換基を有するフェニル基から独立
に選択され、R7, R19 は、それぞれ独立に水素、ハロ
ゲン、水酸基、メルカプト基、アミノ基、ニトロ基、シ
アノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、置換または未
置換のアルキル基、置換または未置換のアリール基、置
換または未置換のアルコキシ基、置換または未置換のア
リールオキシ基、置換または未置換のアルキルチオ基、
置換または未置換のアリールチオ基、アルキルアミノ
基、置換または未置換のアリールアミノ基、置換または
未置換のカルボン酸エステル基、置換または未置換のカ
ルボン酸アミド基、置換または未置換のスルホン酸エス
テル基、置換または未置換のスルホンアミド基、置換ま
たは未置換のカルボニル基、置換または未置換のシリル
基または置換または未置換のシロキシ基であることを特
徴とする前記縮環ポルフィリン化合物であり、より好ま
しくは、前記一般式1においてR1, R4, R10, R13,
R16, R22が、3,5−ジ−ターシャルブチルフェニル
基、あるいは3,5−ジ−オクチルオキシフェニル基か
ら独立に選択されることを特徴とする前記各縮環ポルフ
ィリン化合物である。
フィリンを酸化剤であるキノンおよび希土類元素含むル
イス酸が存在する溶媒中で縮環させて隣り合うポルフィ
リン環がそれぞれのメゾ位の炭素同士で互いに結合し、
かつそのメゾ位炭素に隣接する2つのβ位の炭素同士が
互いに結合することによる2つのβ−β炭素結合の計三
つの結合により隣り合うポルフィリン環が一方向に延び
ている前記前記一般式1においてnが0または1以上の
整数、MがZnのである縮環ZnII-ポルフィリン化合
物、および該縮環ZnII-ポルフィリン化合物のZnを
脱金属または他の金属を配位させた縮環メタルフリーポ
ルフィリン化合物又は縮環M+n-ポルフィリン化合物
(但し、MはZn以外の前記金属原子の群から選ばれる
金属であり、nはそれぞれの金属の取り得るイオン価
数)の製造方法である。好ましくは、一般式2におい
て、R1,R4,R7,R10,R13,R16,R19,R22がフェニル
基、あるいは炭素数1以上のアルキル基又はアルコキシ
基から独立に選択される置換基で置換されたフェニル基
であることを特徴とする請求項4に記載の縮環ZnII-
ポルフィリン化合物、および該縮環ZnII-ポルフィリ
ン化合物のZnを脱金属または他の金属を配位させた縮
環メタルフリーポルフィリン化合物又は縮環M+n-ポn-
ポルフィリン化合物(但し、MはZn以外の前記金属原
子の群から選ばれる金属であり、nはそれぞれの金属の
取得るイオン価数)の製造方法である。
ポルフィリンを、酸化剤であるキノンおよび希土類元素
を含むルイス酸が存在する溶媒中で縮環させて2つのポ
ルフィリン環がそれぞれのメゾ位の炭素同士で互いに結
合し、かつそのメゾ位炭素に隣接する2つのβ位の炭素
同士が互いに結合することによる2つのβ−β炭素結合
の計三つの結合により縮環した縮環ZnII-ポルフィリ
ン化合物および該縮環ZnII-ポルフィリン化合物のZ
nを脱金属または他の金属を配位させた縮環メタルフリ
ーポルフィリン化合物又は縮環M+n-ポルフィリン化合
物(但し、MはZn以外の前記の金属原子の群から選ば
れる金属であり、nはそれぞれの金属の取り得るイオン
価数)の製造方法である。好ましくは、前記一般式3の
R1、R3、R4、R6、R7、R9〜R12は水素、R2,
R5, R8 が、フェニル基、あるいは炭素数1以上のア
ルキル基又はアルコキシ基から独立に選択される置換基
を有するフェニル基であるZnII-ポルフィリンを用い
ることを特徴とする前記2つのポルフィリン環がそれぞ
れのメゾ位の炭素同士で互いに結合し、かつそのメゾ位
炭素に隣接する2つのβ位の炭素同士が互いに結合する
ことによる2つのβ−β炭素結合の計三つの結合により
隣り合うポルフィリン環が一方向に延びている縮環Zn
II-ポルフィリン化合物および該縮環ZnII-ポルフィリ
ン化合物のZnを脱金属または他の金属を配位させた縮
環メタルフリーポルフィリン化合物又は縮環M+n-ポル
フィリン化合物(但し、MはZn以外の前記金属原子の
群から選ばれる金属であり、nはそれぞれの金属の取り
得るイオン価数)の製造方法である。
おいて、炭素数1以上のアルキル基又はアルコキシ基か
ら独立に選択される置換基で置換されたフェニル基とし
て3,5位にターシャルブチル基あるいはオクチルオキ
基を置換したフェニル基を持つ化合物を用いることをこ
とを特徴とする縮環ZnII-ポルフィリン化合物、該Z
nを脱金属または他の金属を配位させた縮環メタルフリ
ーポルフィリン化合物又は縮環M+n−ポルフィリン化合
物(但し、MはZn以外の前記の金属原子の群から選ば
れる金属であり、nはそれぞれの金属の取り得るイオン
価数)の製造方法であり、一層好ましくは、前記各製造
方法の発明において、ポルフィリン環がそれぞれのメゾ
位の炭素同士で互いに結合するメゾ−メゾ炭素結合と前
記メゾ位の炭素の隣にある2つのβ位の炭素同士が互い
に結合する2つのβ−β炭素結合との三つの結合により
隣り合うポルフィリン環が縮環した化合物を得る化学反
応を、キノン類から選択される酸化剤および希土類の元
素を含むルイス酸が存在する芳香族炭化水素溶剤を用い
て、還流下で進行させることを特徴とする請求項4乃至
8のいずれかに記載の縮環メタルフリーポルフィリン化
合物又は縮環M+n−ポルフィリン化合物(但し、Mは前
記の金属原子の群から選ばれる金属であり、nはそれぞ
れの金属の取り得るイオン価数)の製造方法である。
式2で表されるメゾーメゾ結合ポルフィリン配列の化合
物としては、公知のものが使用できる。更に、メゾーメ
ゾ結合ポルフィリン配列が9量体以上に発達した化合物
については本発明者が既に提案しており(特願平11−
248756号)、これらの化合物も本発明の化合物の
製造原料として使用することができる。また、本発明の
酸化剤としてキノン化合物を用い、酸触媒として希土類
元素を含むルイス酸を用いる反応条件を用いると一般式
3で表される化合物から、前記メゾーメゾ結合および2
つのβ−β結合の3つの結合で結合した縮環ポルフィリ
ン化合物誘導体を合成することができる。
5,10,15および20の位置をいう)に隣接する2
つのβ位(1−24番合法において、2,3,7,8,
12,13,17および18の位置)炭素を互いに結合
した2つのβ−β結合は効果的な酸化変性により形成さ
れる。ところで、ポルフィリン配列を製造する際、立体
配置的に混み合っていない5,15−ジアリールメタロ
ポルフィリン類は、直接結合したジポルフィリン類、例
えば、Zn(II)およびMg(II)ポルフィリン類から
メゾーメゾ単結合ジポルフィリン類が合成でき、Ni
(II)、Cu(II)、およびPd(II)ポルフィリンか
らは、単結合メゾ−βジポルフィリン類が合成でき、お
よびNi(II)およびPd(II)ポルフィリン類をより
強い酸化剤〔トリ(ブロモフェニル)アンモニウムヘキ
サクロロアンチモネート(BAHA:(p-BrC6H4)3NSbCl6)〕
で酸化するとメゾ−β縮環ポルフィリン類を合成でき
る。前記調製における、異なった位置選択的(regiosel
ectvity)カップリング、すなわちメゾーメゾおよびメ
ゾーβは関与するHOMO軌道に関連して説明すること
ができる。すなわちMg(II)、Zn(II)ポルフィリ
ン類に対してはA2u(メゾ炭素に大きな密度を示すA2u
HOMO)、そしてNi(II)、Cu(II)、およびP
d(II)ポルフィリン類に対してはA1u(β−ピロール
炭素に大きな電子密度を示すA1uHOMO)が対応す
る。これらの結果を考慮に入れると、β−ピロール炭素
に大きな電子密度を示すA 1uHOMOを持つメゾーメゾ
結合金属ジポルフィリンは、酸化の際、フリーなβ位置
においてカップリング反応が起こるであろうと考える。
本発明は前記推論の下に、前記電子密度を考慮して原料
メゾーメゾ結合ZnII−ポルフィリン類を採用した。
炭素のβ−β結合を形成する酸化工程。 該酸化を進行するための工程を鋭意検討する中で、酸化
剤としてキノン化合物類と希土類金属を含むルイス酸、
例えば希土類トリフラート(希土類トリフルオロメタン
スルホン酸)とを組み合わせることにより前記結合の選
択性が向上すると共に、より発達した縮環ポルフィリン
化合物が得られることが分かった。 1.キノン類としては、DDQ、p−ベンゾキノン、フ
ルオラニル(fluoranil)などを好ましい化合物として
挙げることができる。 2.希土類としては、Sc、Y、La、Euなどを好ま
しいものとして挙げることができる。 3.溶媒としては、芳香族炭化水素であるトルエン、ベ
ンゾニトリルなどが好ましいものとして挙げることがで
きる。 4.反応は前記溶媒の沸点での還流下で実施されるのが
好ましい。
媒の条件は変わらない。 2.好ましくは、酸化剤は1つの二重縮環を形成するの
に約5等量のキノンが用いられ、ルイス酸はキノンと等
量の条件で用いられる。
ZnII-ジポルフィリン化合物(18mg, 8 mmol)を30mlの
トルエンに溶解させる。酸化剤であるジクロロジシアノ
パラベンゾキノンDDQ (9mg,40mmol)とスカンジウムトリ
フルオロメタンスルホン酸Sc(CF3SO3)3(20mg,40mmol)を
加え、混合溶液を1時間還流下において撹拌する。該混
合物をメタノールおよびテトラヒドロフラン(THF)で希
釈する。ロータリーエバポレーターで溶媒を取り除き、
生成物をTHFに溶かしてアルミナカラムに通す。そして
ベンゼン/アセトニトリルで再結晶させ、2つのポルフ
ィリン環がメゾ位の炭素で結合するメゾーメゾ結合と該
メゾーメゾ結合に隣接するβ位の炭素で結合する2つの
β−β結合の合計3つの結合によって結合する縮環ポル
フィリン誘導体(二重縮環ポルフィリン二量体と称する
場合もある。)が得られた(12.9mg,86%)。前記反応を反
応式(1)に示す。(反応式(1)中Arは、3,5-t-ブ
チルフェニル基を示す。)
-Bu), 1.45 (s,72H,t-Bu),7.35(s,4H,Por-b),7.59(t,J=
1.8Hz,2H,Ar-H),7.61(t,J=1.8Hz,4H,Ar-H),7.63 (d,J=
1.8Hz,4H,Ar-H),7.67(d,J=1.8Hz,8H,Ar-H),7.70(d,J=4.
9Hz,4H, Por-b),及び7.75(d,J=4.9Hz,4H,Por-b);MALDI-
TOF MS m/z=1868,C124H138N8Zn2に対する計算値=1867;U
V/Vis(CHCl3):λmax=419(Soret),582(Soret),及び1068n
m. 因みに、前記先の出願はCuII−ジポルフィリン化合物
を用いた二重縮環ポルフィリンの製造例であるが、収率
は最大82%である。
時間(還流時間)、酸化剤(濃度)、ルイス酸(濃度)
を変えた場合の生成物および原料の回収率を表1にまと
めた。
流時間)、酸化剤(濃度)、ルイス酸(濃度)が本発明
のポルフィリン誘導体化合物の合成において有意の作用
効果をもたらしていることは明らかである。また、実施
例1の結果は、この酸化的閉環反応(二重縮環形成反
応)を単分散物〔分子長の揃った化合物化合物類。この
ような単分散化合物についても、本発明者は既に提案し
ている(特願平11−248756号)〕のポリマー
(オリゴマーを含む)メゾーメゾ結合ポルフィリン配列
類にも適用できること示している。
nII-ヘキサポルフィリン化合物(30mg, 4.7 mmol)を50
mlのトルエンに溶解させる。酸化剤であるジクロロジシ
アノパラベンゾキノンDDQ (27mg, 119 mmol) とスカン
ジウムトリフルオロメタンスルホン酸Sc(CF3SO3)3(59m
g,119mmol)を加え、混合溶液を2時間還流下において撹
拌する。該混合物をメタノールおよびテトラヒドロフラ
ン (THF)で希釈する。ロータリーエバポレーターで溶媒
を取り除き、生成物をTHFに溶かしてアルミナカラムに
通す。そしてベンゼン/アセトニトリルで再結晶させ6
つのポルフィリン環がメゾ位の炭素で結合するメゾーメ
ゾ結合と該メゾーメゾ結合に隣接するβ位の炭素で結合
する2つのβ−β結合の合計3つの結合によって結合す
る縮環ポルフィリン誘導体(二重縮環ポルフィリン六量
体と称する場合もある。)が得られた(18.5 mg, 62%)。 UV−vis(CHCl3):λmax=448(Soret),876(Soret)及
び1892nm
チル基で置換したフェニル基により置換されているZn
II-ポルフィリン(30mg, 32mmol)を用いて、DDQ(36
mg,160mmol)およびスカンジウムトリフルオロメタンス
ルホン酸Sc(CF3SO3)3(79mg,160mmol)の存在するトル
エン中で、加熱還流して前記ポルフィリンを縮環させて
2つのポルフィリン環がそれぞれのメゾ位の炭素同士で
互いに結合するメゾ−メゾ炭素結合と前記メゾ位の炭素
の隣にある2つのβ位の炭素同士が互いに結合する2つ
のβ−β炭素結合との三つの結合により結合した縮環Z
nII-ポルフィリン化合物の合成方法した。収量27m
g、収率90%。上記合成反応は反応式(2)で表され
る。(反応式(2)中Arは、3,5-t-ブチルフェニル基
を示す。)
のポルフィリン環が縮環した化合物(8量体)までの吸
収スペクトルを示す。最長吸収波長の極大が2600〜2700
cm-1まで広がった分子が合成できることを示してい
る。
ッドシフトされたQ−帯は1068nmに観察され、メゾーメ
ゾ結合Zn-IIジポルフィリン化合物の1電子酸化電位
は、ZnII-ジポルフィリン化合物では0.11Vまで
減少する。従って、Zn-II錯体中における電位のシフ
トはより大きく、このことは二重縮環Zn-IIジポルフ
ィリン類中においてはより大きな電子相互作用を示唆し
ている。低い一電子酸化電位およびかなりレッドシフト
した増加吸収帯により証明されている極端に強い電子的
相互作用から、二重縮環ポルフィリン配位列は、電子的
分子ワイヤーの要素としての利用の面でかなり有望であ
ることを物語っている。このような効果は、より発達し
た本発明のポルフィリン誘導体においてはさらに向上す
ることが予想できる。二重縮環ジポルフィリン類の電子
的相互作用は中心金属にも依存している、このことは、
種々の金属をジポルフィリン配位子に導入して見る試み
は、極めて興味深い。
ン化合物から誘導される化合物は、低い一電子酸化電位
およびかなりレッドシフトした増加吸収帯により証明さ
れている極端に強い電子的相互作用から、三重結合ポル
フィリン配位列は、電子的分子ワイヤーの要素としての
利用の面でかなり有望である、という優れた効果がもた
らされる。
ポルフィリン環が8つまで延びた(8量体)縮環ポルフ
ィリン化合物の吸収スペクトル
Claims (9)
- 【請求項1】 一般式1で表されるポルフィリン環がメ
ゾ位とメゾ位、これに隣接する2つのベータ位とベータ
位、ベータ位とベータ位の3本の共有結合で直接結合し
た縮環ポルフィリン多量体。 【化1】 (ここでR1〜R24は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、水
酸基、メルカプト基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、
カルボキシル基、スルホン酸基、置換または未置換のア
ルキル基、置換または未置換のアリール基、置換または
未置換のアルコキシ基、置換または未置換のアリールオ
キシ基、置換または未置換のアルキルチオ基、置換また
は未置換のアリールチオ基、アルキルアミノ基、置換ま
たは未置換のアリールアミノ基、置換または未置換のカ
ルボン酸エステル基、置換または未置換のカルボン酸ア
ミド基、置換または未置換のスルホン酸エステル基、置
換または未置換のスルホンアミド基、置換または未置換
のカルボニル基、置換または未置換のシリル基または置
換または未置換のシロキシ基から選択され、nは1以上
の整数であるメタルフリーのポルフィリン、またはポル
フィリン環中のNH基の2つの水素原子が1以上の下記
M.の金属原子群から選択される金属原子と置き換わっ
た錯体) M.の金属原子の群は、Zn、Mg、Ca、Sr、B
a、Sc、Y、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、
Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、T
i、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Th、U、Cr、M
o、W、Mn、Tc、Re、Fe、Ru、Os、Co、
Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、C
d、Hg、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、S
n、Pb、As、Sb、Biである。 - 【請求項2】 一般式1においてR1, R4, R10,
R13, R16, R22 が、フェニル基、あるいは炭素数1
以上のアルキル基又はアルコキシ基から独立に選択され
る置換基を有するフェニル基から独立に選択され、R7,
R19 は、それぞれ独立に水素、ハロゲン、水酸基、メ
ルカプト基、アミノ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキ
シル基、スルホン酸基、置換または未置換のアルキル
基、置換または未置換のアリール基、置換または未置換
のアルコキシ基、置換または未置換のアリールオキシ
基、置換または未置換のアルキルチオ基、置換または未
置換のアリールチオ基、アルキルアミノ基、置換または
未置換のアリールアミノ基、置換または未置換のカルボ
ン酸エステル基、置換または未置換のカルボン酸アミド
基、置換または未置換のスルホン酸エステル基、置換ま
たは未置換のスルホンアミド基、置換または未置換のカ
ルボニル基、置換または未置換のシリル基または置換ま
たは未置換のシロキシ基であることを特徴とする請求項
1に記載の縮環ポルフィリン化合物。 - 【請求項3】 一般式1においてR1, R4, R10,
R13, R16, R22が、3,5−ジ−ターシャルブチルフ
ェニル基、あるいは3,5−ジ−オクチルオキシフェニ
ル基から独立に選択されることを特徴とする請求項1ま
たは2に記載の縮環ポルフィリン化合物。 - 【請求項4】 一般式2 【化2】 (但し、R1〜R24 は一般式1におけると同じ意味。n
は0、または1以上の整数)のZnII-ポルフィリンを酸
化剤であるキノンおよび希土類元素含むルイス酸が存在
する溶媒中で縮環させて隣り合うポルフィリン環がそれ
ぞれのメゾ位の炭素同士で互いに結合し、かつそのメゾ
位炭素に隣接する2つのβ位の炭素同士が互いに結合す
ることによる2つのβ−β炭素結合の計三つの結合によ
り隣り合うポルフィリン環が一方向に延びている前記一
般式1においてnが0または1以上の整数、MがZnの
縮環ZnII-ポルフィリン化合物、および該縮環ZnII-
ポルフィリン化合物のZnを脱金属または他の金属を配
位させた縮環メタルフリーポルフィリン化合物又は縮環
M+n-ポルフィリン化合物(但し、MはZn以外の前記
金属原子の群から選ばれる金属であり、nはそれぞれの
金属の取り得るイオン価数)の製造方法。 - 【請求項5】 一般式2において、R1,R4,R7,R10,
R13,R16,R19,R22がフェニル基、あるいは炭素数1
以上のアルキル基又はアルコキシ基から独立に選択され
る置換基で置換されたフェニル基であることを特徴とす
る請求項4に記載の縮環ZnII-ポルフィリン化合物、
および該縮環ZnII-ポルフィリン化合物のZnを脱金
属または他の金属を配位させた縮環メタルフリーポルフ
ィリン化合物又は縮環M+n-ポルフィリン化合物(但
し、MはZn以外の前記金属原子の群から選ばれる金属
であり、nはそれぞれの金属の取得るイオン価数)の製
造方法。 - 【請求項6】 一般式3 【化3】 (但し、R10〜R12は水素、R1〜R9 はそれぞれ独立
に水素、ハロゲン、水酸基、メルカプト基、アミノ基、
ニトロ基、シアノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、
置換または未置換のアルキル基、置換または未置換のア
リール基、置換または未置換のアルコキシ基、置換また
は未置換のアリールオキシ基、置換または未置換のアル
キルチオ基、置換または未置換のアリールチオ基、アル
キルアミノ基、置換または未置換のアリールアミノ基、
置換または未置換のカルボン酸エステル基、置換または
未置換のカルボン酸アミド基、置換または未置換のスル
ホン酸エステル基、置換または未置換のスルホンアミド
基、置換または未置換のカルボニル基、置換または未置
換のシリル基または置換または未置換のシロキシ基)の
ZnII-ポルフィリンを、酸化剤であるキノンおよび希
土類元素を含むルイス酸が存在する溶媒中で縮環させて
2つのポルフィリン環がそれぞれのメゾ位の炭素同士で
互いに結合し、かつそのメゾ位炭素に隣接する2つのβ
位の炭素同士が互いに結合することによる2つのβ−β
炭素結合の計三つの結合により隣り合うポルフィリン環
が一方向に延びている縮環ZnII-ポルフィリン化合物
および該縮環ZnII-ポルフィリン化合物のZnを脱金
属または他の金属を配位させた縮環メタルフリーポルフ
ィリン化合物又は縮環M+n-ポルフィリン化合物(但
し、MはZn以外の前記の金属原子の群から選ばれる金
属であり、nはそれぞれの金属の取り得るイオン価数)
の製造方法。 - 【請求項7】 一般式3のR1、R3、R4、R6、R7、
R9〜R12は水素、R 2, R5, R8 が、フェニル基、あ
るいは炭素数1以上のアルキル基又はアルコキシ基から
独立に選択される置換基を有するフェニル基であるZn
II-ポルフィリンを用いることを特徴とする請求項6に
記載の2つのポルフィリン環がそれぞれのメゾ位の炭素
同士で互いに結合し、かつそのメゾ位炭素に隣接する2
つのβ位の炭素同士が互いに結合することによる2つの
β−β炭素結合の、計三つの結合により隣り合うポルフ
ィリン環が一方向に延びている縮環ZnII-ポルフィリ
ン化合物および該縮環ZnII-ポルフィリン化合物のZ
nを脱金属または他の金属を配位させた縮環メタルフリ
ーポルフィリン化合物又は縮環M+n-ポルフィリン化合
物(但し、MはZn以外の前記の金属原子の群から選ば
れる金属であり、nはそれぞれの金属の取り得るイオン
価数)の製造方法。 - 【請求項8】 炭素数1以上のアルキル基又はアルコキ
シ基から独立に選択される置換基で置換されたフェニル
基が3,5位にターシャルブチル基あるいはオクチルオ
キ基を置換したフェニル基であることを特徴とする請求
項5または7に記載の縮環ZnII-ポルフィリン化合
物、該Znを脱金属または他の金属を配位させた縮環メ
タルフリーポルフィリン化合物又は縮環M+n−ポルフィ
リン化合物(但し、MはZn以外の前記の金属原子の群
から選ばれる金属であり、nはそれぞれの金属の取り得
るイオン価数)の製造方法。 - 【請求項9】 2以上のポルフィリン環がそれぞれのメ
ゾ位の炭素同士で互いに結合するメゾ−メゾ炭素結合と
前記メゾ位の炭素の隣にある2つのβ位の炭素同士が互
いに結合する2つのβ−β炭素結合との三つの結合によ
り隣り合うポルフィリン環が縮環した化合物を得る化学
反応を、キノン類から選択される酸化剤および希土類の
元素を含むルイス酸が存在する芳香族炭化水素溶剤を用
いて、還流下で進行させることを特徴とする請求項4乃
至8のいずれかに記載の縮環メタルフリーポルフィリン
化合物又は縮環M+n−ポルフィリン化合物(但し、Mは
前記の金属原子の群から選ばれる金属であり、nはそれ
ぞれの金属の取り得るイオン価数)の製造方法。
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