JP2002053557A - アポリポ蛋白a−i産生促進薬 - Google Patents

アポリポ蛋白a−i産生促進薬

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JP2002053557A
JP2002053557A JP2000245849A JP2000245849A JP2002053557A JP 2002053557 A JP2002053557 A JP 2002053557A JP 2000245849 A JP2000245849 A JP 2000245849A JP 2000245849 A JP2000245849 A JP 2000245849A JP 2002053557 A JP2002053557 A JP 2002053557A
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tetrahydroquinoline
amino
acetyl
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JP2000245849A
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Hiroyuki Abe
博行 阿部
Akifumi Osada
昌文 長田
Takahiro Hata
貴広 畑
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1はH、C数1〜4のアルコキシ基、等、R2
はC数1〜4のアルキル基又はアリール基、R3は置換
されていてもよいアリール基等、R4はH又はC数1〜
4のアルキル基であり、R5及びR8はそれぞれH、C数
1〜4のアルキル基等、R6はH、ハロゲン原子等、R7
はH、ハロゲン原子等である)で表される化合物、その
プロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有
効成分としてなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。 【効果】 〔I〕は優れたアポリポ蛋白A−I産生促進
作用を有する。即ち、動脈硬化防御機構であるコレステ
ロール逆転送系において中心的な役割を担っているHD
L及びアポリポ蛋白A−Iを増加させ、末梢組織等の細
胞に蓄積したコレステロールを積極的に引き抜き、コレ
ステロール逆転送系を促進させ得る新しいタイプの高脂
血症若しくは動脈硬化性疾患の予防又は治療薬として期
待される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、1−カルボニル−
4−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン構
造を有する化合物を有効成分とする新規なアポリポ蛋白
A−I産生促進薬に関する。また本発明は、1−カルボ
ニル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン構造を有する化合物、そのプロドラッ
グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩に関する。
【0002】
【従来技術】虚血性心疾患等の動脈硬化性疾患における
発症因子の一つが高脂血症であり、その治療が動脈硬化
発症予防等に有効であることは、近年の基礎的研究と共
に最近の大規模脂質介入試験等によって明らかにされて
いる。また、多くの疫学的調査により、高比重リポ蛋白
(HDL)分画のコレステロール値の低下が動脈硬化性
疾患の独立した危険因子の一つであることが明らかにさ
れており、特に、HDLが遺伝性に低下する病態におい
ては早発性の動脈硬化性疾患の合併が多いこと、コレス
テロール負荷ウサギにHDL及び超高比重リポ蛋白(V
HDL)の静注を続けると動脈硬化の進展が防御され、
また一旦生じた動脈硬化巣の退縮も認められることから
も、HDLは抗動脈硬化作用を有するリポ蛋白として広
く認識されている。
【0003】生体内におけるコレステロール代謝の経路
には、肝臓から末梢組織等の各組織への経路と逆に各組
織から肝臓への経路とが存在する。即ち、前者は肝臓で
生合成されたコレステロールと腸管から吸収され肝臓に
取り込まれた食事由来のコレステロールを取り込んだ超
低比重リポ蛋白(VLDL)が肝臓から分泌され、リポ
蛋白リパーゼ(LPL)及び肝性トリグリセライドリパ
ーゼ(HTGL)の働きにより、中間比重リポ蛋白(I
DL)を経た後、LDLへと代謝され、最終的にはLD
L受容体を介して末梢組織へと取り込まれ、細胞にコレ
ステロールが供給される経路である。一方、後者はそれ
とは逆にコレステロール逆転送系と呼ばれる末梢組織に
蓄積したコレステロールをHDLが引き抜き、レシチ
ン:コレステロールアシルトランスフェラーゼ(LCA
T)の作用によってエステル化された後、血中に存在す
るコレステリルエステル転送蛋白(CETP)がVLD
LやIDL、LDL等のアポB含有リポ蛋白とHDLの
トリグリセライドが等モル比で交換され、アポB含有リ
ポ蛋白へと転送されたコレステリルエステルが肝臓のL
DL受容体を介して肝臓に取り込まれることにより、間
接的にコレステロールが肝臓に転送される経路である。
【0004】コレステロールは本来、細胞膜の構成成分
となったり、ステロイド・ホルモン等の生合成原料とな
るため、コレステロール代謝は生命活動の維持に不可欠
であるが、その代謝異常は高脂血症を招き、動脈硬化性
疾患の原因となると考えられている。即ち、LDLが血
管内皮下において酸化等の変性を受けると、LDL受容
体によっては認識されなくなり、スカベンジャー受容体
やCD36を介してマクロファージに際限なく取り込ま
れ、末梢組織において泡沫細胞を形成することによって
動脈硬化を誘発する。
【0005】このようなことからも各組織に蓄積した過
剰のコレステロールを引き抜き、肝臓へ転送するコレス
テロール逆転送系は、動脈硬化の防御機構として近年注
目を浴びている。その中でも、HDLはその系の中心的
な役割を果たしており、HDLによって引き抜かれるコ
レステロール量が、マクロファージ等に取り込まれるコ
レステロール量よりも多ければ、マクロファージ等にコ
レステロールが蓄積しないこととなる。従って、HDL
レベルを上昇させ、コレステロール逆転送系を促進させ
ることは動脈硬化性疾患の治療又は予防に有効であると
考えられる。
【0006】ところで、HDLは主に、肝臓で合成さ
れ、分泌されるが、分泌された直後のHDLは、アポリ
ポ蛋白A−Iとリン脂質を主成分とする円盤状粒子であ
り、末梢組織における細胞の細胞膜からコレステロール
を受け取る。このコレステロールをLCATがエステル
化し、エステル化されたコレステロールをHDLの疎水
性の中核部分に保持しつつ、コレステリルエステルに富
む球状の成熟したHDLが形成される。
【0007】最近になり、HDLの主要成分であるアポ
リポ蛋白A−Iが、末梢組織における細胞からのコレス
テロール引き抜きに重要な役割をもつこと、HDL受容
体のリガンドであると共に、LCATの活性化作用を有
し、コレステロール逆転送に関与していることが明らか
となっている。また、アポリポ蛋白A−Iを動物に投与
することで動脈硬化巣の進展抑制や退縮が見られたとす
る報告もある。
【0008】従って、アポリポ蛋白A−Iの産生を促進
させる化合物は、HDLの血中レベルを上昇させ、末梢
組織における細胞に蓄積されたコレステロールの引き抜
き及びコレステロール逆転送系を促進させる今までにな
い新しいタイプの高脂血症又は動脈硬化性疾患等の治療
薬及び/又は予防薬として期待される。また、本発明化
合物は、HDLの血中レベルを上昇させることから、血
中のHDL低下に起因する血中脂質異常、動脈硬化性疾
患及びそれに伴う様々な循環器系疾患の予防及び/又は
治療薬としても有用である。その適応可能な疾患として
具体的には、低HDL血症、高コレステロール血症、高
トリグリセライド血症、動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈
疾患、虚血性心疾患、角膜混濁、脳血管障害、遺伝性H
DL欠損症(Tangier病、魚眼病等)等が挙げら
れる。
【0009】一方で、このコレステロール逆転送系にお
いてCETP活性を阻害することで、血中のHDLレベ
ルを上昇させ、LDLレベルを低下させる試み、即ちC
ETP活性阻害薬の開発も行われている。これは、CE
TP欠損患者が、高HDL血症兼低LDL血症を呈し、
動脈硬化になりにくい状態となることから端を発してい
る。CETP活性の増加した状態においては、HDLか
らのコレステリルエステル転送が増加するために、HD
L中のコレステリルエステルは減少し、VLDL、ID
L及びLDL中のコレステリルエステルは増加すること
となる。そしてIDL、LDLの肝臓への取り込みが増
加するとLDL受容体に対してダウンレギュレーション
がかかり、血中のLDLが増加する。これに対して、C
ETPが欠損した状態においては、HDLがLCATの
助けを借りて末梢組織における細胞からコレステロール
を引き抜き、次第に大きさを増していってアポリポ蛋白
Eを獲得し、血中に大型のHDLが停滞することとな
る。その結果、肝臓でのコレステロールプールは縮小し
て、LDL受容体に対してアップレギュレーションがか
かるので、LDLは減少すると考えられている。
【0010】本発明であるアポリポ蛋白A−I産生促進
薬とCETP活性阻害薬を比較した場合、上記のように
抗動脈硬化作用を有するHDLレベルを上昇させるとい
うことでは同じであるが、本発明はCETPの活性を阻
害することなく、アポリポ蛋白A−Iの産生を促進させ
ることでHDLレベルを上昇させ、積極的にコレステロ
ール逆転送系を促進させることで動脈硬化性疾患等を治
療又は予防しようとするものである。これに対して、C
ETP活性阻害薬はCETPの活性を阻害し、コレステ
ロール逆転送系を遮断し、その結果としてHDLレベル
を上昇させ、LDLレベルを低下させることを目的とし
ており、その作用機序は明らかに異なるものである。
【0011】最近に至り、このようにアポリポ蛋白A−
Iの産生を促進させることで動脈硬化性疾患等の治療を
行うことを目的とした化合物について種々の報告がなさ
れている。例えば、特開2000−109455号公報
には、アポリポ蛋白A−I遺伝子発現亢進作用を有する
化合物が開示されている。しかしながら、同公報には本
発明化合物のごとき構造を有する化合物の開示は勿論、
それを示唆する旨の記載も見当たらない。
【0012】特表平11−512107号公報(WO9
7/09048号公報)には、アポリポ蛋白A−Iレベ
ル増強作用を有する9−メチル−4−フェニル−6H−
チエノ[3,2−f]−s−トリアゾロ[4,3−a]
[1,4]−ジアゼピンが開示されている。しかしなが
ら、同公報には本発明化合物のごとき構造を有する化合
物の開示は勿論、それを示唆する旨の記載も見当たらな
い。
【0013】特開平10−316641号公報には、ア
ポリポ蛋白A−I分泌促進作用を有するカルボン酸誘導
体が開示されている。しかしながら、同公報には本発明
化合物のごとき構造を有する化合物の開示は勿論、それ
を示唆する旨の記載も見当たらない。
【0014】特開平8−291094号公報(US59
68908号公報)には、HDLレベルを上昇させる作
用を有する9−シス−レチノイド酸アナログが開示され
ている。しかしながら、同公報には本発明化合物のごと
き構造を有する化合物の開示は勿論、それを示唆する旨
の記載も見当たらない。
【0015】特開平5−221959号公報(EP52
8146号公報)には、アポリポ蛋白A−Iレベルを上
昇させる作用を有するN−フェニルチオ尿素誘導体が開
示されている。しかしながら、同公報には本発明化合物
のごとき構造を有する化合物の開示は勿論、それを示唆
する旨の記載も見当たらない。
【0016】また、本発明のごとき1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン構造を有する化合物についても種々
報告されている。例えば、WO00/17165号公報
には、シス−4−[(3,5−ビス−トリフルオロメチ
ル−ベンジル)−(4,5−ジヒドロ−オキサゾール−
2−イル)−アミノ]−6,7−ジメトキシ−2−メチ
ル−3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボン
酸エチルエステル等の4−アミノ−2−置換−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン化合物が開示されてい
る。しかしながら、同公報化合物はCETP阻害剤とし
て有用なものであり、作用機序の異なるアポリポ蛋白A
−I産生促進剤としての有用性についての開示は勿論、
それを示唆する旨の記載も見当たらない。また、同公報
の特許請求の範囲には、例えば、R1としてY、WY
(Yとして任意の環;カルボニル基で置換されていても
よい炭素鎖が、Wとして−CO−が定義されている)
が、R2として炭素鎖が、R3として水素原子又はQ(Q
として炭素鎖が定義されている)が、R4としてV2(V
2として複素環が定義されている)が、R5乃至R8とし
て水素原子、ハロゲン原子、結合(結合として炭素原子
が酸素と置き換えられていてもよい炭素鎖が定義されて
いる)がそれぞれ定義されているが、同公報明細書中に
は本発明化合物のごとき構造を有する化合物の製造及び
使用を裏付ける実施例の記載は見当たらない。
【0017】特開2000−95764号公報、WO0
0/17166号公報及びWO00/17164号公報
には、CETP阻害活性を有するそれぞれ環化4−カル
ボキシアミノ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン化合物、4−カルボキシアミノ−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン化合物及び
4−カルボキシアミノ−2−置換−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン化合物が開示されている。しかしな
がら、同公報には本発明化合物のごとき構造を有する化
合物の記載は勿論、それを示唆する旨の開示も見当たら
ない。また、そのような化合物がアポリポ蛋白A−I産
生促進作用を有する旨の開示もそれを示唆する記載も見
当たらない。
【0018】Bulletin of the Chemical Society of Ja
pan, Vol. 42, 2885-2894(1969)には、1−アセチル−
2,6−ジメチル−4−[(4−メチルフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン又は1−
アセチル−2,6,8−トリメチル−4−[(2,4−
ジメチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン等の4−アニリノ−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン化合物が開示されている。しかしな
がら、同文献はこのような化合物の立体配置等について
記載されているものであり、本発明化合物のごとき構造
を有する化合物がアポリポ蛋白A−I産生促進作用を有
する旨の開示もそれを示唆する記載も見当たらない。
【0019】WO99/32449号公報には、ホスホ
ジエステラーゼIV阻害剤としてベンザジン誘導体が開
示されている。しかしながら、同公報には本発明のごと
き化合物は勿論、そのような化合物がアポリポ蛋白A−
I産生促進作用を有する旨の開示も示唆する記載も見当
たらない。
【0020】WO91/09031号公報、WO90/
14346号公報及び特開平2−237985号公報に
は、平滑筋弛緩作用を有する1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン構造等の化合物が開示されている。しかし
ながら、同公報には本発明のごとき化合物は勿論、その
ような化合物がアポリポタンパクA−I産生促進作用を
有する旨の開示も示唆する記載も見当たらない。
【0021】WO93/19755号公報には、気道炎
症(airways inflammation)及び気道過敏(airways hy
perresponsiveness)に有効な1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン構造等の化合物が開示されている。しか
しながら、同公報には本発明のごとき化合物は勿論、そ
のような化合物がアポリポタンパクA−I産生促進作用
を有する旨の開示も示唆する記載も見当たらない。
【0022】特開平3−34969号公報(US523
1102号公報)には、神経変性障害に有用なテトラヒ
ドロキノリン誘導体が開示されている。しかしながら、
同公報には本発明のごとき化合物は勿論、そのような化
合物がアポリポタンパクA−I産生促進作用を有する旨
の開示も示唆する記載も見当たらない。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、前記の
ごとくアポリポ蛋白A−Iの産生を促進する化合物を提
供すべく鋭意検討した結果、1−カルボニル−4−(フ
ェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン構造を有する化合物が優れたアポリポ蛋白A−I産生
促進活性を示し、即ちHDLを増加させ、動脈硬化防御
機構であるコレステロール逆転送系を積極的に促進させ
ることのできる新規な高脂血症若しくは動脈硬化症の予
防又は治療薬として有用な化合物を見出し、本発明を完
成するに至った。なお、本発明化合物のごとき構造を有
する化合物はCETP阻害活性を有さないことを確認し
ている。
【0024】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、下記
(1)乃至(27)に示すアポリポ蛋白A−I産生促進
作用を有する化合物及び医薬に関する。
【0025】(1) 一般式〔I〕
【0026】
【化3】
【0027】(式中、R1は、水素原子、炭素数1乃至
4個のアルコキシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及
びアリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよ
いアミノ基、アリール基、炭素数3乃至7個のシクロア
ルキル基、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
る複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環基、
又は下記から選ばれる置換基で置換されていてもよい炭
素数1乃至6個のアルキル基 アリール基;アリールオキシ基;炭素数1乃至4個のア
ルキル基又はアリール基で置換されていてもよいアミノ
基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカル
ボニル基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;
炭素数3乃至7個のシクロアルキル基であり、R2は、
炭素数1乃至4個のアルキル基、又はアリール基であ
り、R3は、置換されていてもよいアリール基、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃
至3個有する5乃至6員の置換されていてもよい複素環
基、又は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環とベン
ゼン環が縮合した置換されていてもよい縮合複素環基で
あり、R4は、水素原子、又は炭素数1乃至4個のアル
キル基であり、R5は、水素原子、炭素数1乃至4個の
アルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基であ
り、R6は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至4
個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、又
は水酸基であり、R7は、水素原子、ハロゲン原子、炭
素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアル
コキシ基、又は水酸基であり、R8は、水素原子、炭素
数1乃至4個のアルキル基、又は炭素数1乃至4個のア
ルコキシ基である)で表される化合物、そのプロドラッ
グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分とし
てなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0028】(2) R3が下記から選ばれる1乃至4
個の置換基で置換されていてもよいアリール基、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃
至3個有する5乃至6員の複素環基又は窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃至3個有
する5乃至6員の複素環とベンゼン環が縮合した縮合複
素環基ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数
2乃至5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基
で置換されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル
基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキ
シ基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃
至5個のアルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個の
アルカノイル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6
員の炭素数1乃至4個のアルキル基で置換されていても
よい飽和複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5
個のアルカノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキ
ル基及びアリール基から選ばれる置換基で置換されてい
てもよいアミノ基;水酸基;アリール基;炭素数1乃至
4個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル
基;アリールオキシ基である上記(1)記載の化合物、
そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩
を有効成分としてなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0029】(3) R1が炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基
から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、
又は炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2が炭素
数1乃至4個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原
子である上記(2)記載の化合物、そのプロドラッグ化
合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてな
るアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0030】(4) R3が置換されていてもよいアリ
ール基である上記(1)記載の化合物、そのプロドラッ
グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分とし
てなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0031】(5) R3が下記から選ばれる1乃至4
個の置換基で置換されていてもよいアリール基 ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至
5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換
されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素
数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シ
アノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個の
アルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノ
イル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素
数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよい飽和
複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアル
カノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
アミノ基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルキル基で置
換されていてもよいカルバモイル基;アリールオキシ基
である上記(4)記載の化合物、そのプロドラッグ化合
物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてなる
アポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0032】(6) R1が炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基
から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、
又は炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2が炭素
数1乃至4個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原
子である上記(5)記載の化合物、そのプロドラッグ化
合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてな
るアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0033】(7) 1−アセチル−6−メトキシ−4
−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−2−メチル−4−[(4−メチルチアゾール
−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−4−[(2−ベンゾチアゾリ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−ベンゾオキ
サゾリル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、1−(エトキシカルボニル)−2
−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2,6−ジメチ
ル−4−[(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2,8
−ジメチル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−2−エチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
−4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[(2,3−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(2,4−ジメチルフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(2,5−ジメチルフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(2,6−ジメチルフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(2
−ピリジル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(2−メ
チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−アセチル−4−[(2−メトキシフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4−ジメ
チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,
4−ジメトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチルフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(3
−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−メトキシ
フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−
[(4−ニトロフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−フ
ルオロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
−4−[(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メ
チル−4−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]
アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−2−メチル−4−[[3,4−(メチレン
ジオキシ)フェニル]アミノ]−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[3,5−ジ
(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[[4−(ベンジルオキシ)−3,5−ジメ
チルフェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
(エトキシカルボニル)フェニル]アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−2−メチル−4−[[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−
(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−[(4−メ
チルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル]ア
ミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−2−メチル−4−[N−メチル−N−(3−メ
チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メ
チル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−7
−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−フェニル
アミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4−ジクロ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,5
−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオロフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−tert−
ブチルチアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[(4−イソプロピルフェニル)アミノ]−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(4−エチルチアゾール−2−イ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−カルボキシ
フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−シア
ノ−3−メチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[[4−(アセチルアミノ)フェニル]アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フ
ェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−6−クロロ−4−
[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−6
−フルオロ−4−[(4−フルオロフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−カルバモイル−2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
カルバモイル−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−カルバモイル−2−メチル−4−[N−メチ
ル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−6
−メトキシ−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−ホルミル−2−メチル−4−(フェニルアミ
ノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−
[[3−(エトキシカルボニル)フェニル]アミノ]−
2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−(ジメチルカルバモイル)−2
−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカル
バモイル)−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカ
ルバモイル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
チル−1−(メチルカルバモイル)−4−[N−メチル
−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メ
チルカルバモイル)−6−メトキシ−4−[(4−メト
キシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル
−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチ
ル−4−[(2−ピリジル)アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)
−2−メチル−4−[(4−フェニルチアゾール−2−
イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−
2−メチル−4−[(5−ニトロチアゾール−2−イ
ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、2−メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−
4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル
−4−[(3−ピリジル)アミノ]−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1−(フェニルカルバモイル)−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニ
ルアミノ)−1−[(2−ピリジル)カルボニル]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
4−(フェニルアミノ)−1−[(3−ピリジル)カル
ボニル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4
−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)
アミノ]−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、4−[(4,5−ジメチルチアゾール
−2−イル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−[(4
−メチル−5−アセチルチアゾール−2−イル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−[(4−メ
チルチアゾール−2−イル)アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)
−2−メチル−4−[N−メチル−N−(4−メトキシ
フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、6−メトキシ−1−(メトキシカルボニル)−
4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(2
−シアノ−4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、4−[(4−tert−ブチルチアゾール−
2−イル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4
−[(4−エチルチアゾール−2−イル)アミノ]−1
−(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、4−[(4−カルバモイル
チアゾール−2−イル)アミノ]−1−(メトキシカル
ボニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、4−[(4−カルボキシチアゾール−2−イ
ル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−
[(4−シアノチアゾール−2−イル)アミノ]−1−
(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、4−[(4−シアノフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[[4−(ア
セチルオキシメチル)チアゾール−2−イル]アミノ]
−1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−[[4−(ヒ
ドロキシメチル)チアゾール−2−イル]アミノ]−1
−(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリンから選ばれる上記(1)記載
の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許
容し得る塩を有効成分としてなるアポリポ蛋白A−I産
生促進薬。
【0034】(8) 1−アセチル−6−メトキシ−4
−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
(エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニル
アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−2,6−ジメチル−4−[(4−メチルフ
ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−
メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェ
ニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−(N−メチル−N
−フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメ
チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,
5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(2,6−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−2−メチル−4−[(2−メチルフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメ
チル−4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)
アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフ
ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メ
チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
−3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
−(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
−イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
(ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−ホルミル−2−メチル−4−
(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、4−[[3−(エトキシカルボニル)フェニ
ル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジメチルカ
ルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニルアミノ)
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル
−1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−メトキシ
フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−4
−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
チル−1−(メチルカルバモイル)−6−メトキシ−4
−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニ
ル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボ
ニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
−メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−4−
(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
(フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
1−[(2−ピリジル)カルボニル]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニル
アミノ)−1−[(3−ピリジル)カルボニル]−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(3,5−
ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピ
オニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−1−
プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−
[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、6−メトキ
シ−1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、4−[(2−シアノ−4−メト
キシフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−
[(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1−
プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
から選ばれる上記(4)記載の化合物、そのプロドラッ
グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分とし
てなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
【0035】(9) 上記(1)乃至(8)記載の化合
物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得
る塩を有効成分とし、アポリポ蛋白A−I異常に伴う疾
患の治療薬。
【0036】(10) 上記(1)乃至(8)記載の化
合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し
得る塩を有効成分とし、アポリポ蛋白A−Iの産生を促
進させることからなる高脂血症治療又は予防薬。
【0037】(11) 上記(1)乃至(8)記載の化
合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し
得る塩を有効成分とし、アポリポ蛋白A−Iの産生を促
進させることからなる動脈硬化治療又は予防薬。
【0038】(12) 一般式〔II〕
【0039】
【化4】
【0040】(式中、R1は、水素原子、炭素数1乃至
4個のアルコキシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及
びアリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよ
いアミノ基、アリール基、炭素数3乃至7個のシクロア
ルキル基、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
る複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環基、
又は下記から選ばれる置換基で置換されていてもよい炭
素数1乃至6個のアルキル基 アリール基;アリールオキシ基;炭素数1乃至4個のア
ルキル基又はアリール基で置換されていてもよいアミノ
基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカル
ボニル基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;
炭素数3乃至7個のシクロアルキル基であり、R2は、
炭素数1乃至4個のアルキル基、又はアリール基であ
り、R3aは、下記から選ばれる1乃至4個の置換基で置
換されていてもよいアリール基 ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至
5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換
されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素
数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シ
アノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個の
アルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノ
イル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素
数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよい飽和
複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアル
カノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
アミノ基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルキル基で置
換されていてもよいカルバモイル基;アリールオキシ基
であり、R4は、水素原子、又は炭素数1乃至4個のア
ルキル基であり、R5は、水素原子、炭素数1乃至4個
のアルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基で
あり、R6は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至
4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、
又は水酸基であり、R7は、水素原子、ハロゲン原子、
炭素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のア
ルコキシ基、又は水酸基であり、R8は、水素原子、炭
素数1乃至4個のアルキル基、又は炭素数1乃至4個の
アルコキシ基であり、但し、R1が炭素数1乃至6個の
アルキル基であり、R2がメチル基である場合、R3が無
置換のフェニル基で、R4乃至R8がそれぞれ水素原子で
あることはなく、R1、R2及びR6がそれぞれメチル基
であり、R4、R5及びR7がそれぞれ水素原子である場
合、R3が4−メチルフェニル基若しくは2,4−ジメ
チルフェニル基であることはなく、又はR1が無置換の
フェニル基であり、R2がメチル基であり、R4乃至R8
がそれぞれ水素原子である場合、R3が4−ブロモフェ
ニル基若しくは2,4−ジブロモフェニル基であること
はない)で表される化合物、そのプロドラッグ化合物、
又はその医薬上許容し得る塩。
【0041】(13) R1が炭素数1乃至4個のアル
コキシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール
基から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ
基、又は炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2
炭素数1乃至4個のアルキル基であり、R3aが下記から
選ばれる1乃至3個の置換基で置換されていてもよいフ
ェニル基 ハロゲン原子;ハロゲン原子で置換されていてもよい炭
素数1乃至4個のアルキル基;炭素数1乃至4個のアル
コキシ基;アラルキルオキシ基;シアノ基;ニトロ基;
カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカルボニ
ル基;炭素数2乃至5個のアルカノイル基;窒素原子を
1乃至2個有する5乃至6員の炭素数1乃至4個のアル
キル基で置換されていてもよい飽和複素環を有するカル
ボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイルアミノ基;
アリール基で置換されていてもよいアミノ基;アリール
オキシ基であり、R4が水素原子、又は炭素数1乃至4
個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原子であり、
6が水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至4個のア
ルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基であ
り、R7が水素原子、又は炭素数1乃至4個のアルコキ
シ基である上記(12)記載の化合物、そのプロドラッ
グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0042】(14) R3aが下記から選ばれる1乃至
3個の置換基で置換されていてもよいフェニル基 フッ素原子、塩素原子;メチル基、イソプロピル基;ト
リフルオロメチル基;メトキシ基;ベンジルオキシ基;
シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;エトキシカルボニ
ル基;アセチル基;4−ピペラジニルカルボニル基;ア
セチルアミノ基;フェニルアミノ基;又はフェノキシ基
である上記(13)記載の化合物、そのプロドラッグ化
合物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0043】(15) R3aが下記から選ばれる置換基
で置換されているフェニル基 塩素原子;メトキシ基;シアノ基である上記(14)記
載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上
許容し得る塩。
【0044】(16) R3aがフェニル基、2−フルオ
ロフェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロ
フェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニ
ル基、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル基、4
−メチルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、4
−イソプロピルフェニル基、2−メトキシフェニル基、
3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、4
−(ベンジルオキシ)フェニル基、3−(トリフルオロ
メチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル
基、4−シアノフェニル基、4−ニトロフェニル基、3
−カルボキシフェニル基、3−(エトキシカルボニル)
フェニル基、4−(エトキシカルボニル)フェニル基、
4−アセチルフェニル基、4−[(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)カルボニル]フェニル基、4−(アセチ
ルアミノ)フェニル基、4−(フェニルアミノ)フェニ
ル基、4−(フェノキシ)フェニル基、3,4−ジクロ
ロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,3−
ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、
2,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニ
ル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチル
フェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−
ジ(トリフルオロメチル)フェニル基、4−シアノ−3
−メチルフェニル基、2−シアノ−4−メトキシフェニ
ル基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、3,5−
ジメチル−4−メトキシフェニル基、又は4−(ベンジ
ルオキシ)−3,5−ジメチルフェニル基である上記
(14)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又は
その医薬上許容し得る塩。
【0045】(17) R3aが4−クロロフェニル基、
4−メトキシフェニル基、又は2−シアノフェニル基で
ある上記(16)記載の化合物、そのプロドラッグ化合
物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0046】(18) R1がメトキシ基、エトキシ
基、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、フ
ェニルアミノ基、メチル基、又はエチル基である上記
(13)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又は
その医薬上許容し得る塩。
【0047】(19) R1がメチル基である上記(1
8)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその
医薬上許容し得る塩。
【0048】(20) R2がメチル基、又はエチル基
である上記(19)記載の化合物、そのプロドラッグ化
合物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0049】(21) R6が水素原子、フッ素原子、
塩素原子、メチル基、又はメトキシ基であり、R7が水
素原子、又はメトキシ基である上記(20)記載の化合
物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得
る塩。
【0050】(22) R6及びR7が水素原子である上
記(21)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又
はその医薬上許容し得る塩。
【0051】(23) 1−アセチル−6−メトキシ−
4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−(エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニ
ルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−メチル
フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−2−メチル−4−(N−メチル−N−フェニ
ルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメチルフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,5−ジメ
チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,
6−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2
−メチル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミノ]−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチル−
4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフェニ
ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メチ
ルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
−3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
−(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
−イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
(ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−ホルミル−2−メチル−4−
(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、4−[[3−(エトキシカルボニル)フェニ
ル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジメチルカ
ルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニルアミノ)
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル
−1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−メトキシ
フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−4
−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
チル−1−(メチルカルバモイル)−6−メトキシ−4
−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニ
ル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボ
ニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
−メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−4−
(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
(フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
1−[(2−ピリジル)カルボニル]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニル
アミノ)−1−[(3−ピリジル)カルボニル]−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(3,5−
ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピ
オニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−1−
プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−
[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、6−メトキ
シ−1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、4−[(2−シアノ−4−メト
キシフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−
[(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1−
プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
から選ばれる上記(12)記載の化合物、そのプロドラ
ッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0052】(24) 1−アセチル−6−メトキシ−
4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−(エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニ
ルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−メチル
フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−2−メチル−4−(N−メチル−N−フェニ
ルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメチルフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,5−ジメ
チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,
6−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2
−メチル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミノ]−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチル−
4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
チル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフェニ
ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メチ
ルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
(トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
−3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
−(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
[(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
−イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
−[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
(ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
−6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、4−[[3−(エトキシカルボニ
ル)フェニル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジ
メチルカルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルア
ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
メチル−1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニル
アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
−メチル−1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−
メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイ
ル)−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニ
ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−6−メ
トキシ−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキ
シカルボニル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メト
キシカルボニル)−4−[(4−メトキシフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
(フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、4−[(3,5−ジメチルフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−[(3−
メチルフェニル)アミノ]−1−プロピオニル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカ
ルボニル)−2−メチル−4−[N−メチル−N−(4
−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テト
ラヒドロキノリン、6−メトキシ−1−(メトキシカル
ボニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
4−[(2−シアノ−4−メトキシフェニル)アミノ]
−2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、及び4−[(4−シアノフェニ
ル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリンから選ばれる上記
(23)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又は
その医薬上許容し得る塩。
【0053】(25) 1−アセチル−6−メトキシ−
4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル
−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
ル−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
セチル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
アセチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−4−[(3−メトキシフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル
−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−8−メ
トキシ−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
−アセチル−4−[(3−クロロフェニル)アミノ]−
2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
1−アセチル−4−[(3−シアノフェニル)アミノ]
−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)アミ
ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン、1−アセチル−6−クロロ−4−[(4−クロロ
フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−
メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2
−メチル−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェ
ニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
ン、1−カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メ
トキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチル
カルバモイル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
チル−1−(メチルカルバモイル)−4−[N−メチル
−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メ
チルカルバモイル)−6−メトキシ−4−[(4−メト
キシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−4−[(4
−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボ
ニル)−2−メチル−4−[N−メチル−N−(4−メ
トキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン、6−メトキシ−1−(メトキシカルボニ
ル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び
4−[(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−
1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リンから選ばれる上記(24)記載の化合物、そのプロ
ドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
【0054】(26) 1−アセチル−4−[(4−メ
トキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
−クロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
3,4−テトラヒドロキノリン、及び1−アセチル−4
−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリンから選ばれる上
記(25)記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又
はその医薬上許容し得る塩。
【0055】(27) 上記(12)乃至(26)記載
の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許
容し得る塩を有効成分としてなる医薬組成物。
【0056】ここで、本明細書において使用する各置換
基の定義は次の通りである。
【0057】「炭素数1乃至4個のアルキル基」とは、
直鎖であっても分枝状であってもよい炭素原子数1乃至
4個のアルキル基を意味し、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等であ
る。
【0058】「炭素数1乃至6個のアルキル基」とは、
直鎖であっても分枝状であってもよい炭素原子数1乃至
6個のアルキル基を意味し、具体的にはメチル基、エチ
ル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブ
チル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−
ペンチル基、1−エチルブチル基、2−エチルブチル
基、1,1−ジメチルブチル基、4−メチルペンチル
基、ヘキシル基等である。
【0059】「炭素数1乃至4個のアルコキシ基」と
は、前述の炭素数1乃至4個のアルキル基を有するアル
コキシ基を意味し、具体的にはメトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イ
ソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキ
シ基等である。
【0060】「炭素数2乃至5個のアルコキシカルボニ
ル基」とは、前述の炭素数1乃至4個のアルコキシ基を
有するアルコキシカルボニル基を意味し、具体的にはメ
トキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキ
シカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、ブトキ
シカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−
ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル
基等である。
【0061】「ハロゲン原子」とは、具体的にはフッ素
原子、塩素原子、臭素原子等である。
【0062】「炭素数3乃至7個のシクロアルキル基」
とは、炭素原子数3乃至7個のシクロアルキル基を意味
し、具体的にはシクロプロピル基、シクロブチル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基
等である。
【0063】「アリール基」とは、具体的にはフェニ
ル、ナフチル基、ビフェニル基等であり、好ましくはフ
ェニル基である。
【0064】「アリールオキシ基」とは、前述のアリー
ル基を有するアリールオキシ基を意味し、具体的にはフ
ェノキシ基、ナフチルオキシ基等であり、好ましくはフ
ェノキシ基である。
【0065】「窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環
基」とは、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
る複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の芳香族又は
非芳香族の複素環基を意味し、具体的にはオキサジアゾ
リル基、チアジアゾリル基、トリアゾリル基、オキサゾ
リル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチア
ゾリル基、イミダゾリル基、ピラゾリル基、ピロリル
基、フリル基、チエニル基、トリアジニル基、ピラジニ
ル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、ピリジル基等
の芳香族複素環基、又はピロリジニル基、テトラヒドロ
フリル基、テトラヒドロチエニル基、チアジアジニル
基、モルホリニル基、オキサジニル基、チアジニル基、
ピペラジニル基、ピペリジル基、ピラニル基、チオピラ
ニル基、ジオキソラニル基等の非芳香族複素環基等であ
る。好ましくは、チアゾリル基、ピリジル基、モルホリ
ニル基である。
【0066】「窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環
とベンゼン環が縮合した縮合複素環基」とは、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃
至3個有する5乃至6員の芳香族又は非芳香族の複素環
とベンゼン環が縮合した縮合複素環基を意味し、具体的
にはベンゾフラザニル基、ベンゾトリアゾリル基、ベン
ゾオキサゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾ
チアゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンズイミダ
ゾリル基、インダゾリル基、インドリル基、イソインド
リル基、ベンゾフラニル基、イソベンゾフラニル基、ベ
ンゾチエニル基、イソベンゾチエニル基、ベンゾトリア
ジニル基、キナゾリニル基、キノリニル基、ベンゾピラ
ニル基、ベンゾジオキソリル基等である。好ましくはベ
ンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾジオ
キソリル基である。
【0067】「炭素数2乃至5個のアルカノイル基」と
は、前述の炭素数1乃至4個のアルキル基を有するアル
カノイル基を意味し、具体的にはアセチル基、プロピオ
ニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イ
ソバレリル基、ピバロイル基等である。
【0068】「炭素数2乃至5個のアルカノイルオキシ
基」とは、前述の炭素数2乃至5個のアルカノイル基を
有するアルカノイルオキシ基を意味し、具体的にはアセ
チルオキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ
基、イソブチリルオキシ基、バレリルオキシ基、イソバ
レリルオキシ基、ピバロイルオキシ基等である。
【0069】「炭素数2乃至5個のアルカノイルアミノ
基」とは、前述の炭素数2乃至5個のアルカノイル基を
有するアルカノイルアミノ基を意味し、具体的にはアセ
チルアミノ基、プロピオニルアミノ基、ブチリルアミノ
基、イソブチリルアミノ基、バレリルアミノ基、イソバ
レリルアミノ基、ピバロイルアミノ基等である。
【0070】「アラルキルオキシ基」とは、前述の炭素
数1乃至4個のアルキル基に前述のアリール基が置換し
たアラルキル基を有するアラルキルオキシ基を意味し、
具体的にはベンジルオキシ基、フェネチルオキシ基、3
−フェニルプロポキシ基等である。
【0071】「窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員
の飽和複素環を有するカルボニル基」とは、具体的には
ピロリジニルカルボニル基、ピペラジニルカルボニル
基、ピペリジルカルボニル基等であり、好ましくはピペ
ラジニルカルボニル基である。
【0072】置換されていてもよい炭素数1乃至4個の
アルキル基における「置換されていてもよい」とは、1
乃至3個の置換基で置換されていてもよいことを意味す
る。
【0073】置換されていてもよい炭素数1乃至6個の
アルキル基における「置換されていてもよい」とは、1
乃至3個の置換基で置換されていてもよいことを意味す
る。
【0074】置換されていてもよいアミノ基における
「置換されていてもよい」とは、1乃至2個の置換基で
置換されていてもよいことを意味する。
【0075】置換されていてもよいカルバモイル基にお
ける「置換されていてもよい」とは、1乃至2個の置換
基で置換されていてもよいことを意味する。
【0076】置換されていてもよい飽和複素環基を有す
るカルボニル基における「置換されていてもよい」と
は、1乃至2個の置換基で置換されていてもよいことを
意味する。
【0077】置換されていてもよいアリール基における
「置換されていてもよい」とは、1乃至4個の置換基で
置換されていてもよいことを意味する。
【0078】置換されていてもよい複素環基における
「置換されていてもよい」とは、1乃至4個の置換基で
置換されていてもよいことを意味する。
【0079】置換されていてもよい縮合複素環基におけ
る「置換されていてもよい」とは、1乃至4個の置換基
で置換されていてもよいことを意味する。以下、より具
体的に述べるが、必ずしも下記に限定されるものではな
い。
【0080】R1における「炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基」として好ましくは、メトキシ基、エトキシ基で
ある。
【0081】R1の炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
アミノ基における「炭素数1乃至4個のアルキル基」と
して好ましくは、メチル基、エチル基であり、特に好ま
しくはメチル基である。
【0082】R1の炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
アミノ基における「アリール基」として好ましくは、フ
ェニル基である。
【0083】R1の炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
アミノ基における「炭素数1乃至4個のアルキル基及び
アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよ
い」として好ましくは、炭素数1乃至4個のアルキル基
及びアリール基から選ばれる1乃至2個の置換基で置換
されていてもよいことを意味する。
【0084】R1における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基及びアリール基から選ばれる置換基で置換されてい
てもよいアミノ基」として好ましくは、アミノ基、メチ
ルアミノ基、エチルアミノ基、ジメチルアミノ基、ジエ
チルアミノ基、フェニルアミノ基であり、特に好ましく
はアミノ基、メチルアミノ基である。
【0085】R1における「アリール基」として好まし
くは、フェニル基である。
【0086】R1における「炭素数3乃至7個のシクロ
アルキル基」として好ましくは、シクロプロピル基、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基であり、特に好まし
くはシクロプロピル基である。
【0087】R1における「窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至
6員の複素環基」として好ましくは、ピリジル基、モル
ホリニル基、ピロリジニル基、ピペリジル基、ピペラジ
ニル基であり、特に好ましくはピリジル基、モルホリニ
ル基である。
【0088】R1における「炭素数1乃至6個のアルキ
ル基」として好ましくは、メチル基、エチル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基であり、特に好ましくはメ
チル基、エチル基である。
【0089】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「アリール基」として好ましくは、フ
ェニル基である。
【0090】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「アリールオキシ基」として好ましく
は、フェノキシ基である。
【0091】R1の炭素数1乃至6個のアルキル基の置
換基である炭素数1乃至4個のアルキル基又はアリール
基で置換されていてもよいアミノ基における「炭素数1
乃至4個のアルキル基」として好ましくは、メチル基、
エチル基である。
【0092】R1の炭素数1乃至6個のアルキル基の置
換基である炭素数1乃至4個のアルキル基又はアリール
基で置換されていてもよいアミノ基における「アリール
基」として好ましくは、フェニル基である。
【0093】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「炭素数1乃至4個のアルキル基又は
アリール基で置換されていてもよいアミノ基」として好
ましくは、アミノ基、メチルアミノ基、エチルアミノ
基、フェニルアミノ基であり、特に好ましくはアミノ基
である。
【0094】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「炭素数2乃至5個のアルコキシカル
ボニル基」として好ましくは、メトキシカルボニル基、
エトキシカルボニル基である。
【0095】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「炭素数1乃至4個のアルコキシ基」
として好ましくは、メトキシ基、エトキシ基である。
【0096】R1における炭素数1乃至6個のアルキル
基の置換基である「炭素数3乃至7個のシクロアルキル
基」として好ましくは、シクロプロピル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル基であり、特に好ましくはシクロプ
ロピル基である。
【0097】R1の置換されていてもよい炭素数1乃至
6個のアルキル基における「置換されていてもよい」と
して好ましくは、1乃至3個の置換基で置換されていて
もよいことを意味し、特に好ましくは1個の置換基で置
換されていてもよいことを意味する。
【0098】R1の下記から選ばれる置換基で置換され
ていてもよい炭素数1乃至6個のアルキル基における
「置換基」として好ましくは、アリール基;アリールオ
キシ基;炭素数1乃至4個のアルキル基又はアリール基
で置換されていてもよいアミノ基;カルボキシ基であ
り、具体的にはフェニル基;フェノキシ基;アミノ基;
カルボキシ基である。
【0099】R1の「置換されていてもよい炭素数1乃
至6個のアルキル基」として好ましくは、メチル基、エ
チル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ベンジル
基、フェノキシメチル基、アミノメチル基、2−アミノ
エチル基、2−カルボキシエチル基であり、特に好まし
くはメチル基、エチル基である。
【0100】R1として好ましいのは、水素原子、メチ
ル基、エチル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、
ベンジル基、フェノキシメチル基、アミノメチル基、2
−アミノエチル基、2−カルボキシエチル基、メトキシ
基、エトキシ基、アミノ基、メチルアミノ基、ジメチル
アミノ基、フェニルアミノ基、ピリジル基、モルホリニ
ル基であり、特に好ましいのは水素原子、メチル基、エ
チル基、メトキシ基、エトキシ基、アミノ基、メチルア
ミノ基、ジメチルアミノ基、フェニルアミノ基、ピリジ
ル基、モルホリニル基であり、より好ましいのはメチル
基、エチル基、メトキシ基、メチルアミノ基である。
【0101】R2における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基、エチル基であ
る。
【0102】R2における「アリール基」として好まし
いのは、フェニル基である。
【0103】R2として好ましいのは、メチル基、エチ
ル基であり、特に好ましいのはメチル基である。
【0104】R3の置換されていてもよいアリール基に
おける「アリール基」として好ましくは、フェニル基で
ある。
【0105】R3の置換されていてもよいアリール基に
おける「置換されていてもよい」として好ましくは、1
乃至4個の置換基で置換されていてもよいことを意味
し、特に好ましくは1乃至3個の置換基で置換されてい
てもよいことを意味し、より好ましくは1個の置換基で
置換されていてもよいことを意味する。
【0106】R3の置換されていてもよいアリール基に
おける置換基として好ましくは、ハロゲン原子;ハロゲ
ン原子、水酸基及び炭素数2乃至5個のアルカノイルオ
キシ基から選ばれる置換基で置換されていてもよい炭素
数1乃至4個のアルキル基;炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基;アラルキルオキシ基;シアノ基;ニトロ基;カ
ルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカルボニル
基;炭素数2乃至5個のアルカノイル基;窒素原子を1
乃至2個有する5乃至6員の炭素数1乃至4個のアルキ
ル基で置換されていてもよい飽和複素環を有するカルボ
ニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイルアミノ基;炭
素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基から選ばれ
る置換基で置換されていてもよいアミノ基;水酸基;炭
素数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよいカ
ルバモイル基;アリールオキシ基であり、特に好ましく
はハロゲン原子;ハロゲン原子で置換されていてもよい
炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素数1乃至4個のア
ルコキシ基;アラルキルオキシ基;シアノ基;ニトロ
基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカル
ボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイル基;窒素原
子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素数1乃至4個の
アルキル基で置換されていてもよい飽和複素環を有する
カルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイルアミノ
基;アリール基で置換されていてもよいアミノ基;アリ
ールオキシ基である。具体的には、フッ素原子、塩素原
子、メチル基、イソプロピル基、トリフルオロメチル
基、メトキシ基、ベンジルオキシ基、シアノ基、ニトロ
基、カルボキシ基、エトキシカルボニル基、アセチル
基、4−ピペラジニルカルボニル基、アセチルアミノ
基、フェニルアミノ基、フェノキシ基である。より好ま
しくはハロゲン原子;炭素数1乃至4個のアルコキシ
基;シアノ基であり、具体的には塩素原子、メトキシ
基、シアノ基である。
【0107】R3における「置換されていてもよいアリ
ール基」として好ましくは、フェニル基、2−フルオロ
フェニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフ
ェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル
基、2−メチルフェニル基、3−メチルフェニル基、4
−メチルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、4
−イソプロピルフェニル基、2−メトキシフェニル基、
3−メトキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、4
−(ベンジルオキシ)フェニル基、3−(トリフルオロ
メチル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル
基、4−シアノフェニル基、4−ニトロフェニル基、3
−カルボキシフェニル基、3−(エトキシカルボニル)
フェニル基、4−(エトキシカルボニル)フェニル基、
4−アセチルフェニル基、4−[(4−メチルピペラジ
ン−1−イル)カルボニル]フェニル基、4−(アセチ
ルアミノ)フェニル基、4−(フェニルアミノ)フェニ
ル基、4−(フェノキシ)フェニル基、3,4−ジクロ
ロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,3−
ジメチルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、
2,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニ
ル基、3,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチル
フェニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−
ジ(トリフルオロメチル)フェニル基、4−シアノ−3
−メチルフェニル基、2−シアノ−4−メトキシフェニ
ル基、3−クロロ−4−メトキシフェニル基、3,5−
ジメチル−4−メトキシフェニル基、4−(ベンジルオ
キシ)−3,5−ジメチルフェニル基であり、特に好ま
しくは4−クロロフェニル基、4−メトキシフェニル
基、2−シアノフェニル基である。
【0108】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の置
換されていてもよい複素環基における「複素環基」とし
て好ましいのは、チアゾリル基、オキサゾリル基、ピリ
ジル基であり、特に好ましくはチアゾリル基、ピリジル
基である。
【0109】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の置
換されていてもよい複素環基における「置換されていて
もよい」として好ましいのは、1乃至4個の置換基で置
換されていてもよいことを意味し、特に好ましくは1乃
至2個の置換基で置換されていてもよいことを意味す
る。
【0110】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の置
換されていてもよい複素環基における置換基として好ま
しくは、ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素
数2乃至5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換
基で置換されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル
基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキ
シ基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃
至5個のアルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個の
アルカノイル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6
員の炭素数1乃至4個のアルキル基で置換されていても
よい飽和複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5
個のアルカノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキ
ル基及びアリール基から選ばれる置換基で置換されてい
てもよいアミノ基;水酸基;アリール基;炭素数1乃至
4個のアルキル基で置換されていてもよいカルバモイル
基;アリールオキシ基であり、特に好ましくは水酸基及
び炭素数2乃至5個のアルカノイルオキシ基から選ばれ
る置換基で置換されていてもよい炭素数1乃至4個のア
ルキル基;シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数
2乃至5個のアルカノイル基;アリール基;カルバモイ
ル基である。具体的には、メチル基、エチル基、ter
t−ブチル基、ヒドロキシメチル基、アセチルオキシメ
チル基、シアノ基、ニトロ基、カルボキシ基、アセチル
基、フェニル基、カルバモイル基である。
【0111】R3における「置換されていてもよい複素
環基」として好ましくは、4−メチルチアゾリル基、4
−エチルチアゾリル基、4−tert−ブチルチアゾリ
ル基、4−(ヒドロキシメチル)チアゾリル基、4−
(アセチルオキシメチル)チアゾリル基、4,5−ジメ
チルチアゾリル基、4−シアノチアゾリル基、5−ニト
ロチアゾリル基、4−カルボキシチアゾリル基、5−ア
セチル−4−メチルチアゾリル基、4−フェニルチアゾ
リル基、4−カルバモイルチアゾリル基である。
【0112】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複
素環とベンゼン環が縮合した置換されていてもよい縮合
複素環基における「縮合複素環基」として好ましくは、
ベンゾジオキソリル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾ
チアゾリル基である。
【0113】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複
素環とベンゼン環が縮合した置換されていてもよい縮合
複素環基における「置換されていてもよい」として好ま
しくは、1乃至4個の置換基で置換されていてもよいこ
とを意味し、特に好ましくは1乃至2個の置換基で置換
されていてもよいことを意味し、より好ましくは無置換
を意味する。
【0114】R3の窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれる複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複
素環とベンゼン環が縮合した置換されていてもよい縮合
複素環基における置換基として好ましくは、ハロゲン原
子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至5個のアル
カノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換されていて
もよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素数1乃至4
個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シアノ基;ニ
トロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシ
カルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイル基;窒
素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素数1乃至4
個のアルキル基で置換されていてもよい飽和複素環を有
するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイルア
ミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基
から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基;
水酸基;アリール基;炭素数1乃至4個のアルキル基で
置換されていてもよいカルバモイル基;アリールオキシ
基である。
【0115】R3における「置換されていてもよい縮合
複素環基」として好ましくは、ベンゾジオキソリル基、
ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル基である。
【0116】R3として特に好ましいのは、4−クロロ
フェニル基、4−メトキシフェニル基、2−シアノフェ
ニル基である。
【0117】R4における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基、エチル基であ
る。
【0118】R4として好ましいのは水素原子、メチル
基であり、特に好ましいのは水素原子である。
【0119】R5における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基である。
【0120】R5における「炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基」として好ましいのは、メトキシ基である。
【0121】R5として特に好ましいのは水素原子であ
る。
【0122】R6における「ハロゲン原子」として好ま
しいのは、フッ素原子、塩素原子である。
【0123】R6における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基である。
【0124】R6における「炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基」として好ましいのは、メトキシ基である。
【0125】R6として好ましいのは、水素原子、フッ
素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基であり、特に
好ましいのは水素原子である。
【0126】R7における「ハロゲン原子」として好ま
しいのは、フッ素原子、塩素原子である。
【0127】R7における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基である。
【0128】R7における「炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基」として好ましいのは、メトキシ基である。
【0129】R7として好ましいのは、水素原子、メト
キシ基であり、特に好ましいのは水素原子である。
【0130】R8における「炭素数1乃至4個のアルキ
ル基」として好ましいのは、メチル基である。
【0131】R8における「炭素数1乃至4個のアルコ
キシ基」として好ましいのは、メトキシ基である。
【0132】R8として好ましいのは、水素原子であ
る。
【0133】「プロドラッグ化合物」とは、化学的又は
代謝的に分解し得る基を有し、加水分解や加溶媒分解に
よって又は生理条件下で分解することによって薬学的に
活性を示す本発明化合物の誘導体である。
【0134】「医薬上許容し得る塩」とは、前述の一般
式〔I〕で示される化合物と無毒性の塩を形成するもの
であれば如何なるものであってもよいが、例えば塩酸
塩;臭化水素酸塩;ヨウ化水素酸塩;硫酸塩;硝酸塩;
リン酸塩;炭酸塩;炭酸水素塩;過塩素酸塩等の無機酸
塩、ギ酸塩;酢酸塩;トリフルオロ酢酸塩;プロピオン
酸塩;シュウ酸塩;グリコール酸塩;コハク酸塩;乳酸
塩;マレイン酸塩;ヒドロキシマレイン酸塩;メチルマ
レイン酸塩;フマール酸塩;アジピン酸塩;酒石酸塩;
リンゴ酸塩;クエン酸塩;安息香酸塩;ケイ皮酸塩;ア
スコルビン酸塩;サリチル酸塩;2−アセトキシ安息香
酸塩;ニコチン酸塩;イソニコチン酸塩等の有機酸塩、
メタンスルホン酸塩;エタンスルホン酸塩;イセチオン
酸塩;ベンゼンスルホン酸塩;p−トルエンスルホン酸
塩;ナフタレンスルホン酸塩等のスルホン酸塩、アスパ
ラギン酸塩;グルタミン酸塩等の酸性アミノ酸塩、ナト
リウム塩;カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウ
ム塩;カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、トリメチルアミン塩;トリエチルアミン塩;ピ
リジン塩;ピコリン塩;ジシクロヘキシルアミン塩;
N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩等の有機塩基
塩、リジン塩;アルギニン塩等のアミノ酸塩等を挙げる
ことができる。また、場合によっては水和物、又はアル
コール等との溶媒和物であってもよい。
【0135】更により具体的に述べるならば、前述の一
般式〔I〕におけるR1及びR2としてはメチル基が、R
3としては4−クロロフェニル基、4−メトキシフェニ
ル基、2−シアノフェニル基が、R4、R5、R6、R7
びR8としては水素原子が最も好ましい。
【0136】本発明化合物は、アポリポ蛋白A−I産生
促進作用を有し、積極的にコレステロール逆転送系を促
進させる今までにない新しいタイプの高脂血症若しくは
動脈硬化性疾患の予防又は治療薬として期待される。
【0137】前述の一般式〔I〕で示される本発明化合
物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得
る塩を医薬製剤として用いる場合には、通常、それ自体
公知の薬理学的に許容される担体、賦形剤、希釈剤、増
量剤、崩壊剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、乳化剤、芳香
剤、着色剤、甘味剤、粘稠剤、矯味剤、溶解補助剤、そ
の他の添加剤、具体的には水、植物油、エタノール又は
ベンジルアルコールのようなアルコール、ポリエチレン
グリコール、グリセロールトリアゼテートゼラチン、ラ
クトース、デンプン等のような炭水化物、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、ラノリン、ワセリン等と混合し
てい錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、坐剤、注射剤、点眼
剤、液剤、カプセル剤、トローチ剤、エアゾール剤、エ
リキシル剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤等の形態により
経口又は非経口的に投与することができる。又本発明化
合物は、人用医薬としての使用は勿論、動物用医薬とし
ても使用可能である。
【0138】投与量は、疾患の種類及び程度、投与する
化合物並びに投与経路、患者の年齢、性別、体重等によ
り変わり得るが、経口投与の場合、通常、成人1日当た
り前述の一般式〔I〕で表される化合物を1〜1000
mg、特に50mg〜800mgを投与するのが好まし
い。
【0139】次に、前述の一般式〔I〕で表される本発
明化合物の製造方法について具体的に述べるが、本発明
化合物の製造方法は、これらに限定されるものではない
ことは勿論である。
【0140】
【化5】
【0141】なお、上記式中のR2’はメチル基であ
り、Xはハロゲン原子又はR1−CO−O−であり、
1、R3a、R5、R6、R7及びR8は前述の通りであ
る。この製造工程は、前述の一般式〔II〕のR2がメ
チル基であり、R4が水素原子であり、及びR3a
【0142】
【化6】
【0143】で表されるような基である場合に特に有効
である。 (工程1)化合物〔2〕は、化合物〔1〕と化合物R2
−CHOとをエタノール、メタノール、イソプロピルア
ルコール、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフラン等の有機溶媒、水又はこれらの混合溶
媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合成す
ることができる。なお、本工程で得られる化合物はシス
体及びトランス体の混合物であり、その分離精製は本工
程後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等を用いる
通常の方法で行うことができる。
【0144】(工程2)化合物〔II’〕は、化合物
〔2〕と化合物R1−COXとをピリジン、トリエチル
アミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジ
ン、ピコリン等の塩基存在下、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、トルエン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタ
ン、ヘキサン、メチル−tert−ブチルエーテル、酢
酸エチル、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒、水若し
くはこれらの混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温
下で反応させることにより合成することができる。ま
た、本発明化合物は下記の方法によっても合成すること
ができる。
【0145】
【化7】
【0146】なお、上記式中のYはLi又はMgX
1(ここで、X1はハロゲン原子である)であり、Zはチ
オベンゾイル基、フェノキシチオカルボニル基、メチル
チオチオカルボニル基、1−イミダゾリルチオカルボニ
ル基であり、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8
及びXは前述の通りである。 (工程3)化合物〔4〕は、化合物〔3〕と化合物R2
−Yとをエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
メチル−tert−ブチルエーテル等の有機溶媒又はこ
れらの混合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させること
により合成することができる。
【0147】(工程4)化合物〔5〕は、化合物〔4〕
と化合物R1−COXとをピリジン、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジン、ピ
コリン等の塩基存在下、ジクロロメタン、クロロホル
ム、トルエン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタン、ヘ
キサン、酢酸エチル、メチル−tert−ブチルエーテ
ル、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒、水若しくはこ
れらの混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温下で反
応させることにより合成することができる。
【0148】(工程5)化合物〔6〕は、化合物〔5〕
をm−クロロ過安息香酸、次亜塩素酸ナトリウム、te
rt−ブチルヒドロペルオキシド、過酸化水素水等のエ
ポキシ化剤存在下、ジクロロメタン、クロロホルム、メ
タノール、エタノール等の有機溶媒、水又はこれらの混
合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合
成することができる。
【0149】(工程6)化合物〔7〕は、化合物〔6〕
と化合物R43NHとを塩化サマリウム、塩化コバル
ト、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム、過塩素酸
リチウム、過塩素酸マグネシウム等のルイス酸存在下、
テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチル、アセトニ
トリル、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメチル
ホルムアミド等の有機溶媒又はこれらの混合溶媒中、冷
却下乃至加温下で反応させることにより合成することが
できる。
【0150】(工程7)化合物〔8〕は、化合物〔7〕
とチオベンゾイルクロライド、フェノキシチオカルボニ
ルクロライド、チオカルボニルビスイミダゾール、(チ
オベンゾイルチオ)酢酸等とをp−ジメチルアミノピリ
ジン、ピリジン、トリエチルアミン、N−メチルモルホ
リン、水素化ナトリウム等の塩基存在下、ジクロロメタ
ン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、テトラヒ
ドロフラン、トルエン、メチル−tert−ブチルエー
テル、酢酸エチル等の有機溶媒又はこれらの混合溶媒
中、冷却下乃至加温下で反応させるか、化合物〔7〕と
ヨウ化メチル等とを水素化ナトリウム、イミダゾール等
の塩基存在下、二硫化炭素等にて、テトラヒドロフラ
ン、メチル−tert−ブチルエーテル、ジメチルホル
ムアミド、トルエン等の有機溶媒又はこれらの混合溶媒
中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合成する
ことができる。
【0151】(工程8)化合物〔I〕は、化合物〔8〕
を水素化トリ−n−ブチルスズ、トリエチルシラン、ヨ
ウ化サマリウム等の還元剤にて、必要に応じ2,2’−
アゾビス(イソブチロニトリル)、過酸化ジ−tert
−ブチル等のラジカル開始剤存在下、トルエン、キシレ
ン、テトラヒドロフラン等の有機溶媒又はこれらの混合
溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合成
することができる。更に、本発明化合物は下記の方法に
よっても合成することができる。
【0152】
【化8】
【0153】なお、上記式中のR1、R2、R3、R5、R
6、R7、R8、X及びX1は前述の通りである。この製造
工程は、前述の一般式〔I〕のR4が水素原子である場
合に特に有効である。 (工程9)化合物〔10〕は、化合物〔1〕と化合物
〔9〕とをトルエン、ベンゼン、酢酸エチル、メチルイ
ソブチルケトン、メチル−tert−ブチルエーテル等
の有機溶媒又はこれらの混合溶媒中、加温下で反応させ
る事により合成することができる。
【0154】(工程10)化合物〔11〕は、化合物
〔10〕と化合物R1−COXとをピリジン、トリエチ
ルアミン、N−メチルモルホリン、N−メチルピペリジ
ン、ピコリン等の塩基存在下、ジクロロメタン、クロロ
ホルム、トルエン、エーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ジイソプロピルエーテル、ジメトキシエタ
ン、ヘキサン、酢酸エチル、メチル−tert−ブチル
エーテル、ジメチルホルムアミド等の有機溶媒、水若し
くはこれらの混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温
下で反応させることにより合成することができる。
【0155】(工程11)化合物〔12〕は、化合物
〔11〕を塩化オキサリル、塩化チオニル、三塩化リ
ン、五塩化リン、オキシ塩化リン等の酸ハライド化剤存
在下、クロロホルム、ジメチルホルムアミド、ジクロロ
メタン、トルエン、ピリジン等の有機溶媒又はこれらの
混合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより
合成することができる。
【0156】(工程12)化合物〔13〕は、化合物
〔12〕を塩化アルミニウム、三フッ化ホウ素、塩化亜
鉛、塩化スズ、塩化鉄、塩化チタン等のルイス酸存在
下、ジクロロメタン、クロロホルム、ニトロベンゼン、
クロロベンゼン、トルエン等の有機溶媒又はこれらの混
合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合
成することができる。なお、工程11と工程12は、1
つの工程として行ってもよく、即ち、化合物〔11〕に
対して工程11を行った後、そのまま工程12を行い、
化合物〔12〕を分離精製することなく化合物〔13〕
を合成することもできる。
【0157】(工程13)化合物〔14〕は、化合物
〔13〕とヒドロキシルアミンの塩酸塩又は硫酸塩等と
を酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム、水酸化カリウム等の塩基存在下、
エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、イソプ
ロピルアルコール、メチル−tert−ブチルエーテ
ル、ジメチルホルムアミド、トルエン等の有機溶媒、水
又はこれらの混合溶媒中、加温下で反応させることによ
り合成することができる。
【0158】(工程14)化合物〔15〕は、化合物
〔14〕をメタノール、エタノール、ジメチルホルムア
ミド、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢
酸、酢酸エチル等の有機溶媒、水又はこれらの混合溶媒
中、パラジウム炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウ
ム、酸化白金、ラネーニッケル等の金属触媒存在下、水
素ガスにて接触還元するか、又は水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化ホウ素亜
鉛、ボラン、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチル
アルミニウム、ナトリウム−アルコール等の還元剤を用
いて還元することにより合成することができる。
【0159】(工程15)化合物〔I’〕は、化合物
〔15〕と化合物R3−X1とをナトリウム tert−
ブトキシド、ピリジン、炭酸セシウム、炭酸カリウム、
リン酸カリウム、カリウム tert−ブトキシド、リ
チウム ビス(トリメチルシリル)アミド、1,8−ジ
アザビシクロ[5,4,0]ウンデセ−7−エン等の塩
基存在下、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジ
ウム、酢酸パラジウム、ビス(1,5−シクロオクタジ
エン)ニッケル、塩かパラジウム等の触媒及び(R)−
(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−
1,1’−ビナフチル、(S)−(−)−2,2’−ビ
ス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル、
(±)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−
1,1’−ビナフチル、トリス(o−トリル)ホスフィ
ン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン、
トリス(1−ナフチル)ホスフィン、トリス(o−メト
キシフェニル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン、
1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン、
o−(ジ−tert−ブチルホスフィノ)ビフェニル等
のリガンドにて、トルエン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、ジメトキシエタン等の有機溶媒又はこれらの混
合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることにより合
成することができる。なお、化合物〔I’〕は化合物
〔13〕から化合物〔16〕を経て合成することもでき
る。
【0160】(工程16)化合物〔16〕は、化合物
〔13〕と化合物R3−NH2とを四塩化チタン、p−ト
ルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸等の酸存在下、ト
ルエン、ジクロロメタン、ベンゼン、テトラヒドロフラ
ン等の有機溶媒又はこれらの混合溶媒中、冷却下乃至加
温下で反応させることにより合成することができる。
【0161】(工程17)化合物〔I’〕は、化合物
〔16〕をメタノール、エタノール、ジメチルホルムア
ミド、エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、酢
酸、酢酸エチル等の有機溶媒、水又はこれらの混合溶媒
中、パラジウム炭素、パラジウム黒、水酸化パラジウ
ム、酸化白金、ラネーニッケル等の金属触媒存在下、水
素ガスにて接触還元するか、又は水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化シアノホウ素ナトリウム、水素化ホウ素亜
鉛、ボラン、水素化アルミニウム、水素化ジイソブチル
アルミニウム、ナトリウム−アルコール等の還元剤を用
いて還元することにより合成することができる。一方、
前述の一般式〔I〕のR3がチアゾリル基等の複素環基
及びベンゾチアゾリル基、ベンゾオキサゾリル基等の縮
合複素環基である場合、下記の方法によっても合成する
ことができる。
【0162】
【化9】
【0163】なお、上記式中のA1、A2、A3、A4は同
一又は異なっていてもよい置換基であり、例えば、前述
の請求項2に記載される置換基等であり、R1、R2、R
5、R6、R7、R8及びX1は前述の通りである。この製
造工程は、前述の一般式〔I〕のR4が水素原子である
場合に特に有効である。 (工程18)化合物〔17〕は、化合物〔15〕とチオ
ホスゲンとを炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
ナトリウム、水素化ナトリウム、トリエチルアミン、ピ
リジン等の塩基存在下、酢酸エチル、ジクロロメタン、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、トルエン、ジメチ
ルホルムアミド、アセトニトリル等の有機溶媒、水又は
これらの混合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させ、次
いでアンモニアを加えることにより合成することができ
る。
【0164】(工程19)化合物〔I’−1〕は、化合
物〔17〕と化合物〔18〕とを炭酸水素ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム、ア
ンモニア、トリエチルアミン、ピリジン等の塩基存在下
又は非存在下、エタノール、アセトン、ジオキサン、ジ
クロロメタン、酢酸エチル、アセトニトリル、ジメチル
ホルムアミド、メタノール、トルエン等の有機溶媒、水
又はこれらの混合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させ
ることにより合成することができる。
【0165】(工程20)化合物〔20〕は、化合物
〔15〕と化合物〔19〕とをトリエチルアミン、水素
化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、ピリジン、炭酸ナトリウム、ナトリウムエトキシド
等の塩基存在下、メタノール、エタノール、アセトン、
トルエン、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等の有機溶媒、水若しくはこれらの
混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させ
ることにより合成することができる。
【0166】(工程21)化合物〔I’−2〕は、化合
物〔20〕を塩化チオニル、五塩化リン、オキシ塩化リ
ン、臭素、N−ブロモスクシンイミド、塩化スルフリル
等のハロゲン化剤存在下、酢酸、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、クロロベンゼン等の有機溶媒若しくはこれら
の混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温下で反応さ
せることにより合成することができる。
【0167】(工程22)化合物〔22〕は、化合物
〔15〕とチオホスゲンとをトリエチルアミン、ピリジ
ン、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、水素化ナトリウム等の塩基存在下、テトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホルム、ト
ルエン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル等の有
機溶媒、水又はこれらの混合溶媒中、冷却下乃至加温下
で反応させ、次いで化合物〔21〕を加えることにより
合成することができる。
【0168】(工程23)化合物〔I’−3〕は、化合
物〔22〕を超酸化カリウム、超酸化ナトリウム、超酸
化ニッケル、過酸化水素水、m−クロロ過安息香酸等の
酸化剤存在下、アセトニトリル、トルエン、ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン等の有機溶媒又はこれ
らの混合溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させることに
より合成することができる。
【0169】なお、これら上記工程2、8、15、1
7、19、21又は23により得られた前述の一般式
〔I〕で表される化合物の塩付加化合物等は、必要に応
じてその化合物を合成した後、常法により合成すること
ができる。例えば、塩酸塩の場合には次のようにして合
成することができる。即ち、前述の一般式〔I〕で表さ
れる化合物を塩酸、塩化水素−エーテル、塩化水素−酢
酸エチル、塩化水素−ジオキサン等の存在下、クロロホ
ルム、ジクロロメタン、酢酸エチル、エタノール、メタ
ノール、アセトン、トルエン、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、ヘキサン等の有機溶媒、水若しくはこれらの
混合溶媒中又は無溶媒中、冷却下乃至加温下で反応させ
ることにより合成することができる。
【0170】このようにして得られた前述の一般式
〔I〕で表される化合物は、公知の分離精製手段、例え
ば濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶析、再結晶又はクロマ
トグラフィー等により、単離精製することができる。
【0171】本発明の化合物には、不斉炭素に基づく立
体異性体が1個以上含まれ、そのような異性体及びそれ
らの混合物、かつ光学異性体はすべてこの発明の範囲内
に包含される。また、水和物、薬学的に許容される有機
溶媒との溶媒和物も本発明に含まれる。
【発明の実施の形態】
【0172】次に実施例及び試験例を挙げて本発明を具
体的に説明するが、本発明はこれに何ら限定されるもの
ではない。
【実施例】
【0173】実施例1 シス−1−アセチル−6−メトキシ−4−[(4−メト
キシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリンの製造方法(化合物〔I〕:R
1=R2=メチル、R3=4−メトキシフェニル、R4=R
5=R7=R8=水素原子、R6=メトキシ) 工程1) シス−2−メチル−6−メトキシ−4−
[(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4
−テトラヒドロキノリン(化合物〔2〕) 4−メトキシアニリン(2.46g)のエタノール(4
0ml)及び水(27ml)混合溶液に、4℃で攪拌し
ながらアセトアルデヒド(1.2ml)を加え、そのま
ま4℃で一晩攪拌した。攪拌後、飽和食塩水を加え、酢
酸エチルで3回抽出し、有機層を水で洗浄した。硫酸ナ
トリウムで乾燥後、減圧濃縮し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜
ヘキサン:酢酸エチル=9:1)で精製することにより
表題化合物(0.54g、収率18%)を得た。
【0174】工程2) シス−1−アセチル−6−メト
キシ−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−
メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合
物〔I〕) 上記工程1)で得られた化合物(298mg)及びトリ
エチルアミン(140μl)のクロロホルム(3ml)
溶液を、氷冷下、攪拌し、塩化アセチル(71μl)を
滴下した後、氷冷下から室温に戻しながら一晩攪拌し
た。反応液に5%炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ク
ロロホルムで3回抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄し
た後、硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧濃縮し、得られ
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:3)で精製することに
より淡黄色アモルファスの表題化合物(88mg、収率
26%)を得た。
【0175】実施例2 シス−1−アセチル−4−[(4−メトキシフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリンの製造方法(化合物〔I〕:R1=R2=メチ
ル、R3=4−メトキシフェニル、R4=R5=R6=R7
=R8=水素原子) 工程3) 2−メチル−1,2−ジヒドロキノリン(化
合物〔4〕) キノリン(10.0g)のテトラヒドロフラン(100
ml)溶液に、氷冷攪拌下、1.4Mメチルリチウムの
エーテル溶液(57ml)を滴下した。氷冷下、1時間
攪拌した後、反応液を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した後、濃縮することにより淡黄色油状物の粗
生成物である表題化合物(11.9g)を得た。
【0176】工程4) 1−アセチル−2−メチル−
1,2−ジヒドロキノリン(化合物〔5〕) 上記工程3)で得られた粗生成物(11.9g)のクロ
ロホルム(100ml)溶液に、トリエチルアミン(1
2.9ml)を加えた後、氷冷攪拌下、塩化アセチル
(6.05ml)を滴下した。氷冷下、1時間攪拌した
後、反応液を水中に注ぎ、分液した。有機層を1N塩
酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮すること
により黄色油状物の粗生成物である表題化合物(14.
8g)を得た。
【0177】工程5) 3−アセチル−2−メチル−1
a,2,3,7b−テトラヒドロオキシレノ[c]キノ
リン(化合物〔6〕) 上記工程4)で得られた粗生成物(14.8g)のジク
ロロメタン(200ml)溶液に、氷冷攪拌下、70%
m−クロロ過安息香酸(22.9g)を加えた。室温
下、2時間攪拌した後、反応液を飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液中に注ぎ、分液した。有機層を1N水酸化ナト
リウム水溶液、10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で順
次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した。
得られた残渣を酢酸エチル−ヘキサンより結晶化するこ
とにより無色結晶の表題化合物(11.3g、工程3)
からの収率72%)を得た。
【0178】工程6) 1−アセチル−3−ヒドロキシ
−2−メチル−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物
〔7〕) 上記工程5)で得られた化合物(3.00g)、4−メ
トキシアニリン(3.65g)及び塩化サマリウム・六
水和物(540mg)のテトラヒドロフラン(30m
l)溶液を、室温中24時間攪拌した。攪拌後、反応液
を濃縮し、酢酸エチルを加えて、更に室温で攪拌した。
析出した不溶物を濾去し、濾液を濃縮した。得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
酢酸エチル:ヘキサン=2:1)で精製することにより
淡黄色アモルファスの表題化合物(4.71g、収率9
8%)を得た。
【0179】工程7) 1−アセチル−2−メチル−4
−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−3−(チオベ
ンゾイルオキシ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン(化合物〔8〕) 上記工程6)で得られた化合物(4.70g)及びp−
ジメチルアミノピリジンのジクロロメタン(50ml)
溶液に、アルゴン雰囲気下、室温で攪拌しながら塩化チ
オベンゾイル(2.96ml)を滴下し、室温中で11
時間攪拌した。攪拌後、p−ジメチルアミノピリジン
(1.52g)及び塩化チオベンゾイル(1.48m
l)を更に加え、室温中、6時間攪拌した。反応液を水
中に注ぎ、分液した後、有機層を1N塩酸、飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エ
チル:ヘキサン=2:3)で精製することにより黄色ア
モルファスの表題化合物(4.50g、収率70%)を
得た。
【0180】工程8) シス−1−アセチル−4−
[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物
〔I〕) 上記工程7)で得られた化合物(4.49g)のトルエ
ン(45ml)溶液に、水素化トリ−n−ブチルスズ
(4.06ml)及び2,2’−アゾビス(イソブチロ
ニトリル)(498mg)を加え、110℃にて15分
間攪拌した。反応液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:
ヘキサン=2:1)で精製することにより淡黄色アモル
ファスの表題化合物(1.97g、収率63%)を得
た。
【0181】実施例3 シス−1−アセチル−4−[(4−クロロフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリンの製造方法(化合物〔I〕:R1=R2=メチル、
3=4−クロロフェニル、R4=R5=R6=R7=R8
水素原子) 上記実施例2の工程6)における4−メトキシアニリン
の代わりに4−クロロアニリンを用い、上記実施例2と
同様の方法により無色アモルファスの表題化合物を得
た。
【0182】実施例4 シス−1−アセチル−4−[(2−シアノフェニル)ア
ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
ノリンの製造方法(化合物〔I〕:R1=R2=メチル、
3=2−シアノフェニル、R4=R5=R6=R7=R8
水素原子) 工程9) 3−(フェニルアミノ)酪酸(化合物〔1
0〕) アニリン(106ml)のトルエン溶液に、クロトン酸
(100g)を加え、12時間加熱還流した後、トルエ
ンを減圧留去した。得られた残渣にエタノール(500
ml)を加え、0℃に冷却した後、メカニカルスターラ
ーで攪拌しながらベンジルアミン(127ml)をゆっ
くりと滴下し、室温に戻した。晶析物をグラスフィルタ
ーで濾過し、エタノール−ヘキサン(1:1)混合液で
洗浄した後、乾燥し表題化合物のベンジルアミン塩(2
03g)を得た。次いで、このベンジルアミン塩(90
g)を1N水酸化ナトリウム水溶液(630ml)に溶
解し、クロロホルムで3回洗浄した。洗浄後、4N塩酸
を用いて、水層のpHを4.5とし、塩化ナトリウム
(80g)を加え、溶解するまで攪拌した。攪拌後、酢
酸エチルで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
濃縮することにより表題化合物(60.0g、収率65
%)を得た。
【0183】工程10) 3−(N−アセチル−N−フ
ェニルアミノ)酪酸(化合物〔11〕) 上記工程9)で得られた化合物(30.0g)のクロロ
ホルム(150ml)溶液に、氷冷下、ピリジン(3
0.0ml)、塩化アセチル(14.0ml)を順次ゆ
っくりと滴下し、氷冷下で1時間、室温中で1時間攪拌
した。反応液にクロロホルム及び水を加え、分液した
後、水層を更にクロロホルムで抽出し、先の有機層と合
わせ、水、1N塩酸、飽和食塩水で順次洗浄した。硫酸
ナトリウムで乾燥した後、減圧濃縮することにより粗生
成物の表題化合物(42.3g)を得た。
【0184】工程11)乃至工程12) 1−アセチル
−2−メチル−4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン(化合物〔13〕) 上記工程10)で得られた化合物(42.3g)のジク
ロロメタン(300ml)溶液に、アルゴン雰囲気下、
氷冷中で塩化オキサリル(19.0ml)をゆっくり滴
下し、氷冷中で30分間、室温中で30分間攪拌した。
再び氷冷し、塩化アルミニウム(67.0g)を5回に
分割して加え、氷冷中で1時間、室温中で13時間攪拌
した。この反応液に、氷冷下、氷、水、酢酸エチルをゆ
っくり加え、分液した後、水層を更に酢酸エチルで抽出
し、先の有機層と合わせ、水、1N塩酸、水、飽和重曹
水、水、飽和食塩水で順次洗浄した。硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧濃縮した後、イソプロピルアルコールから
再結晶した。得られた残渣をイソプロピルアルコールで
洗浄した後、乾燥することにより表題化合物(17.7
g、収率52%)を得た。
【0185】工程13) 1−アセチル−4−(ヒドロ
キシイミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン(化合物〔14〕) 上記工程12)で得られた化合物(25.0g)の70
%エタノール(250ml)溶液に、ヒドロキシルアミ
ン塩酸塩(8.90g)、酢酸ナトリウム(10.5
g)を加え、3時間加熱還流した。放冷後、エタノール
を減圧留去し、水(150ml)を加え、30分間攪拌
した。晶析物を濾過し、水及びヘキサンで洗浄した後、
乾燥することにより表題化合物(25.0g、収率93
%)を得た。
【0186】工程14) シス−1−アセチル−4−ア
ミノ−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
リン(化合物〔15〕) 上記工程13)で得られた化合物(25.0g)の酢酸
−エタノール(1:1、500ml)溶液に、10%パ
ラジウム炭素(2.5g)を加え、水素雰囲気下(3k
gf/cm2)、18時間攪拌した。セライトを用いて
触媒を濾去した後、エタノールで洗浄し、濾液と合わ
せ、減圧濃縮した。得られた残渣をエタノールから再結
晶することにより表題化合物(23.2g、収率77
%)を得た。
【0187】工程15) シス−1−アセチル−4−
[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物〔I〕) アルゴン気流下、上記工程14)で得られた化合物
(1.32g)のトルエン(25ml)懸濁液に、ナト
リウム tert−ブトキシド(1.30g)を加え、
室温中、20分間攪拌した。次いで、トリス(ジベンジ
リデンアセトン)ジパラジウム(82.4mg)、
(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)−1,1’−ビナフチル(311mg)及び2−ブ
ロモベンゾニトリル(1.09g)を加え、80℃で1
5時間攪拌した。室温に戻し、酢酸エチル、セライトを
加え、30分間攪拌した後、不溶物を濾去し、酢酸エチ
ルで洗浄した。この濾液と洗浄液を合わせ、濃縮した
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;
酢酸エチル:クロロホルム=0:100〜2:98〜
5:95〜10:90)で精製した。濃縮した残渣をエ
ーテル、ヘキサンにて結晶化し、エーテル中でスラリー
洗浄した。晶析物を濾取し、エーテルで洗浄した後、乾
燥することにより無色結晶の表題化合物(1.02g、
収率67%)を得た。
【0188】実施例5 シス−1−アセチル−4−[(4−メトキシフェニル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリン・塩酸塩の製造方法(化合物〔I〕:R1=R2
=メチル、R3=4−メトキシフェニル、R4=R5=R6
=R7=R8=水素原子) 工程16) 1−アセチル−2−メチル−4−[(4−
メトキシフェニル)イミノ]−1,2,3,4−テトラ
ヒドロキノリン(化合物〔16〕) 前述の実施例4の工程12)で得られた化合物(2.0
3g)及び4−メトキシアニリン(3.70g)のトル
エン(40ml)溶液に、氷冷攪拌下、四塩化チタン
(1.0Mジクロロメタン溶液)(5.5ml)を滴下
し、室温中、1時間攪拌後、3時間加熱還流した。反応
液を室温に戻した後、不溶物を濾去し、酢酸エチルで洗
浄した。濾液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1)で精製することにより表題化合物(2.6
0g、収率84%)を得た。
【0189】工程17) シス−1−アセチル−4−
[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン・塩酸塩(化合
物〔I〕) 上記工程16)で得られた化合物(2.40g)の酢酸
及びエタノール(1:1,24ml)混合溶液に、10
%パラジウム炭素(240mg)を加え、水素雰囲気下
(3kgf/cm2)、室温中で一晩攪拌した。反応液
をセライト濾過し、エタノールで洗浄した後、濾液を濃
縮した。得られた残渣に水及び5%重曹水を加えてpH
9とした後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩
水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した。得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;クロロホルム:酢酸エチル=4:1)で精製し
た。次いで、この精製物の酢酸エチル(20ml)溶液
に、攪拌下、4N塩酸−酢酸エチル(1.8ml)を滴
下し、析出物を濾取した後、エーテル及び酢酸エチルで
洗浄し、乾燥した。得られた残渣をエタノール−エーテ
ルから再結晶化することにより無色結晶の表題化合物
(1.61g、収率60%)を得た。
【0190】実施例6 シス−1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メチル
チアゾール−2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン・塩酸塩の製造方法(化合物
〔I〕:R1=R2=メチル、R3=4−メチルチアゾー
ル−2−イル、R4=R 5=R6=R7=R8=水素原子) 工程18)シス−1−アセチル−2−メチル−4−チオ
ウレイド−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化
合物〔17〕) 炭酸水ナトリウム(2.54g)の水(20ml)及び
酢酸エチル(20ml)混合溶液に、氷冷攪拌下、チオ
ホスゲン(635μl)及び前述の実施例4の工程1
4)で得られた化合物(2.00g)を順次加え、1時
間攪拌した後、28%アンモニア水(9.2ml)を加
え、室温中で終夜攪拌した。反応液を分液し、有機層を
10%クエン酸水溶液、飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥後、濃縮することに
より淡黄色油状物の粗生成物である表題化合物(1.8
4g)を得た。
【0191】工程19) シス−1−アセチル−2−メ
チル−4−[(4−メチルチアゾール−2−イル)アミ
ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン・塩酸塩
(化合物〔I〕) 上記工程18)で得られた粗生成物(1.20g)のエ
タノール(12ml)溶液に、炭酸水素ナトリウム(7
66mg)及びクロロアセトン(544μl)を加え、
1時間加熱還流した。反応液を室温に戻し、不溶物を濾
去した後、濾液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解し
た。これを水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、濃縮した。得られた残渣のエタノー
ル溶液に、室温中攪拌下、塩酸の酢酸エチル溶液を加
え、析出した結晶を濾取した後、乾燥することにより無
色結晶の表題化合物(1.35g)を得た。
【0192】実施例7 シス−1−アセチル−4−[(2−ベンゾチアゾリル)
アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
キノリンの製造方法(化合物〔I〕:R1=R2=メチ
ル、R3=2−ベンゾチアゾリル、R4=R5=R6=R7
=R8=水素原子) 工程20)シス−1−アセチル−2−メチル−4−(3
−フェニルチオウレイド)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリン(化合物〔20〕) 前述の実施例4の工程14)で得られた化合物(264
mg)のメタノール(5ml)懸濁液に、室温中攪拌
下、トリエチルアミン(0.28ml)を滴下し、室温
中で20分間攪拌した。攪拌後、反応液にイソチオシア
ン酸フェニル(0.13ml)を滴下し、15時間攪拌
した。反応液を水中に注ぎ、クロロホルムで抽出した
後、有機層を飽和塩化アンモニウム水溶液、飽和食塩水
で順次洗浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮
することにより白色アモルファスの粗生成物である表題
化合物(458mg)を得た。
【0193】工程21) シス−1−アセチル−4−
[(2−ベンゾチアゾリル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物
〔I〕) 氷冷下、塩化チオニル(0.3ml)に上記工程20)
で得られた化合物(86mg)を加え、室温に戻した
後、15時間攪拌した。反応液にエーテル(15ml)
を加え、析出した固体を濾取した後、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液に溶解し、クロロホルムで抽出した。有機
層を飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濃縮した。得られた残渣を分取用薄層クロマト
グラフィー(展開溶媒;クロロホルム:メタノール=9
7:3)で精製することにより白色アモルファスの表題
化合物(44mg、収率66%)を得た。
【0194】実施例8 シス−1−アセチル−4−[(2−ベンゾオキサゾリ
ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロキノリンの製造方法(化合物〔I〕:R1=R2=メ
チル、R3=2−ベンゾオキサゾリル、R4=R5=R6
7=R8=水素原子) 工程22)シス−1−アセチル−2−メチル−4−[3
−(2−ヒドロキシフェニル)チオウレイド]−1,
2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物〔22〕) 前述の実施例4の工程14)で得られた化合物(264
mg)のテトラヒドロフラン(5ml)懸濁液に、室温
中攪拌下、トリエチルアミン(0.42ml)を滴下し
た。室温中で20分間攪拌した後、氷冷下、チオホスゲ
ン(84μl)を滴下し、氷冷下で1時間攪拌した。反
応液に2−アミノフェノール(120mg)を加え、室
温に戻し、15時間攪拌した。反応液を水中に注ぎ、ク
ロロホルムで抽出した後、有機層を飽和食塩水で順次洗
浄した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、得ら
れた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;クロロホルム:メタノール=95:5)で精製す
ることにより白色固体の表題化合物(42mg、収率1
2%)を得た。
【0195】工程23) シス−1−アセチル−4−
[(2−ベンゾオキサゾリル)アミノ]−2−メチル−
1,2,3,4−テトラヒドロキノリン(化合物
〔I〕) 上記工程22)で得られた化合物(38mg)のアセト
ニトリル(4ml)懸濁液に、氷冷下、超酸化カリウム
(35mg)を加え、30分間攪拌した。室温に戻し、
15時間攪拌した後、反応液を水中に注ぎ、酢酸エチル
にて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮した。得られた残渣を
分取用薄層クロマトグラフィー(展開溶媒;クロロホル
ム:メタノール=95:5)で精製することにより淡黄
色アモルファスの表題化合物(26mg、収率75%)
を得た。
【0196】実施例9乃至107 前述の実施例1乃至実施例8と同様にして表3乃至表2
7の化合物を得た。以上、これらの実施例1乃至実施例
51で製造した化合物について、表1乃至表27に示
す。
【0197】
【表1】
【0198】
【表2】
【0199】
【表3】
【0200】
【表4】
【0201】
【表5】
【0202】
【表6】
【0203】
【表7】
【0204】
【表8】
【0205】
【表9】
【0206】
【表10】
【0207】
【表11】
【0208】
【表12】
【0209】
【表13】
【0210】
【表14】
【0211】
【表15】
【0212】
【表16】
【0213】
【表17】
【0214】
【表18】
【0215】
【表19】
【0216】
【表20】
【0217】
【表21】
【0218】
【表22】
【0219】
【表23】
【0220】
【表24】
【0221】
【表25】
【0222】
【表26】
【0223】
【表27】
【0224】次に本発明のアポリポ蛋白A−I産生促進
作用について行った試験の結果を示す。 (試験例) 試験例1:アポリポ蛋白A−I産生促進作用 (1)細胞培養 HepG2細胞を10%ウシ胎児血清(FCS)含有D
MEM−低グルコース培地に懸濁させ、96well
plate(FALCON 3072)に2.13×1
4/well(200μl/well)の濃度で播種
し、37℃で24時間培養した。その後、この培地を除
き、最終ジメチルスルホキシド(DMSO)濃度が0.
1%になるように試験化合物の10mM DMSO溶液
を加えて調整した試験化合物含有10%FCS含有DM
EM−低グルコース培地(200μl/well)を加
え、37℃で24時間培養した。なお、コントロールと
してはDMSO溶液のみを加えて培養した。再びこの培
地を除き、新しい試験化合物含有培地(200μl/w
ell)を加え、37℃で24時間培養した。その後、
培地上清を回収し、これをELISAのサンプルとし
た。また、細胞はタンパク定量用のサンプルとした。
【0225】(2)ELISA アポリポ蛋白A−I ELISA:脱イオン水で希釈し
た抗ヒトアポリポ蛋白A−Iモノクローナル抗体(MI
A1405;Medix Biotech社)を、96
well ELISAplate(Costar 90
18)に0.5μg/well(50μl/well)
の濃度で添加し、室温中、18時間放置した。ELIS
A plateを0.05%Tween20含有PBS
(phosphate buffered salin
e)(PBS−T)で3回洗浄した後、Block A
ce(UK−B25;大日本製薬)(250μl/we
ll)を添加し、室温中、1.5時間放置した。ELI
SA plateをPBS−Tで3回洗浄した後、上記
培地で希釈したHepG2細胞の培地上清(100μl
/well)を添加し、室温で1.5時間放置した。な
お、標準曲線用には上記培地で希釈した精製ヒトアポリ
ポ蛋白A−I(0650−0309;Biogene
社)を用いた。ELISA plate をPBS−T
で3回洗浄した後、10%Block Ace含有PB
S(PBS−B)で希釈したhorseradish
peroxidase(HRP)標識抗ヒトアポリポ蛋
白A−Iポリクローナル抗体(PP085;The B
inding Site)(100μl/well)を
添加し、室温で1.5時間放置した。ELISA pl
ateをPBS−Tで3回洗浄した後、ABTS溶液
(Boehringer Mannheim社)(10
0μl/well)を発色基質として添加し、室温で3
0分間放置した。2%シュウ酸(100μl/wel
l)を添加し、反応を停止させた後、吸光度(A40
5)を測定した。 タンパク定量:細胞をPBSで3回洗浄した後、0.1
N水酸化ナトリウム水溶液(200μl/well)を
添加し、溶解した。タンパク量の定量には、BCA P
rotein Assay Reagent(PIER
CE)を使用した。
【0226】(3)評価方法 HepG2細胞より培地上清中に分泌されたアポリポ蛋
白A−Iの量を細胞タンパク量で補正した後、コントロ
ールに対する変化量(% of control)を算
出し、試験化合物のアポリポ蛋白A−Iの産生促進作用
を評価した。その結果を表28乃至表32に示した。
【0227】試験例2:血清中のアポリポ蛋白A−I及
びHDLコレステロールに対する作用 (1)動物 正常7週齢SDラットに、試験化合物の0.5%メチル
セルロース懸濁液を1日1回、7日間反復経口投与し
た。なお、コントロール群にはメチルセルロースのみを
用いた。投与開始前、投与開始8日目に尾静脈より採血
し、血清中のアポリポ蛋白A−IHDLコレステロール
濃度を測定した。HDLコレステロールの定量にはKe
ysys(boehringer mannheim)
又は日立自動分析装置(7170形)を使用し、アポリ
ポ蛋白A−Iの定量は下記のELISA法を使用した。
【0228】(2)血清アポリポ蛋白A−I濃度定量 50mM carbonate/bicarbonat
e buffer(pH9.6)で希釈した抗ラットア
ポリポ蛋白A−Iモノクローナル抗体を、96well
ELISA plate(Costar 9018)
に、0.5μg/well(50μl/well)の濃
度で添加し、室温で18時間放置した。ELISA p
lateをPBS−Tで3回洗浄した後、Block
Ace(250μl/well)を添加し、室温で1.
5時間放置した。ELISA plateをPBS−T
で3回洗浄した後、10%Tween20含有PBS
(PBS−T10)で希釈した血清を添加し、室温で
1.5時間放置した。なお、標準曲線用にはPBS−T
10で希釈した標準ラット血清を用いた。ELISAp
lateをPBS−Tで3回洗浄した後、PBS−Bで
希釈したウサギ抗ラットアポリポ蛋白A−I抗血清(1
00μl/well)を添加し、室温で1.5時間放置
した。ELISA plateをPBS−Tで3回洗浄
した後、PBS−Bで希釈したHRP−ヤギ抗ウサギ免
疫グロブリンG(H+L)(ZYMED65−612
0)(100μl/well)を添加し、室温で1.5
時間放置した。ELISA plateをPBS−Tで
3回洗浄した後、ABTS溶液(100μl/wel
l)を発色基質として添加し、室温で30分間放置し
た。2% シュウ酸(100μl/well)を添加し
反応を停止させた後、吸光度(A405)を測定した。
【0229】(3)評価方法 血清中のアポリポ蛋白A−I及びHDLコレステロール
濃度のコントロール群に対する変化量(% of co
ntro1)を算出し、試験化合物のアポリポ蛋白A−
I、HDLコレステロールに対する作用を評価した。そ
の結果を表28乃至表32に示した。
【0230】
【表28】
【0231】
【表29】
【0232】
【表30】
【0233】
【表31】
【0234】
【表32】
【0235】
【発明の効果】以上の試験結果等により、本発明に係る
化合物〔I〕は優れたアポリポ蛋白A−I産生促進作用
を有している。即ち、動脈硬化防御機構であるコレステ
ロール逆転送系において中心的な役割を担っているHD
L及びアポリポ蛋白A−Iを増加させ、末梢組織等の細
胞に蓄積したコレステロールを積極的に引き抜き、コレ
ステロール逆転送系を促進させることができる新しいタ
イプの高脂血症若しくは動脈硬化性疾患の予防又は治療
薬として期待される。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/06 A61P 3/06 9/10 101 9/10 101 C07D 215/46 C07D 215/46 401/12 401/12 405/12 405/12 413/12 413/12 417/12 417/12 (72)発明者 畑 貴広 大阪府高槻市紫町1番1号 日本たばこ産 業株式会社医薬総合研究所内 Fターム(参考) 4C031 LA05 LA06 4C063 AA01 BB09 CC14 CC52 CC62 CC81 DD12 DD14 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC28 BC70 BC82 BC84 GA02 GA08 GA09 GA12 MA01 NA14 ZA45 ZC33 ZC41

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1乃至4個のアルコ
    キシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基
    から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、
    アリール基、炭素数3乃至7個のシクロアルキル基、窒
    素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を
    1乃至3個有する5乃至6員の複素環基、又は下記から
    選ばれる置換基で置換されていてもよい炭素数1乃至6
    個のアルキル基 アリール基;アリールオキシ基;炭素数1乃至4個のア
    ルキル基又はアリール基で置換されていてもよいアミノ
    基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカル
    ボニル基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;
    炭素数3乃至7個のシクロアルキル基であり、R2は、
    炭素数1乃至4個のアルキル基、又はアリール基であ
    り、R3は、置換されていてもよいアリール基、窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃
    至3個有する5乃至6員の置換されていてもよい複素環
    基、又は窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
    複素原子を1乃至3個有する5乃至6員の複素環とベン
    ゼン環が縮合した置換されていてもよい縮合複素環基で
    あり、R4は、水素原子、又は炭素数1乃至4個のアル
    キル基であり、R5は、水素原子、炭素数1乃至4個の
    アルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基であ
    り、R6は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至4
    個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、又
    は水酸基であり、R7は、水素原子、ハロゲン原子、炭
    素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアル
    コキシ基、又は水酸基であり、R8は、水素原子、炭素
    数1乃至4個のアルキル基、又は炭素数1乃至4個のア
    ルコキシ基である)で表される化合物、そのプロドラッ
    グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分とし
    てなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
  2. 【請求項2】 R3が下記から選ばれる1乃至4個の置
    換基で置換されていてもよいアリール基、窒素原子、酸
    素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃至3個
    有する5乃至6員の複素環基又は窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれる複素原子を1乃至3個有する5
    乃至6員の複素環とベンゼン環が縮合した縮合複素環基
    ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至
    5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換
    されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素
    数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シ
    アノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個の
    アルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノ
    イル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素
    数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよい飽和
    複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアル
    カノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及び
    アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
    アミノ基;水酸基;アリール基;炭素数1乃至4個のア
    ルキル基で置換されていてもよいカルバモイル基;アリ
    ールオキシ基である請求項1記載の化合物、そのプロド
    ラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分
    としてなるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
  3. 【請求項3】 R1が炭素数1乃至4個のアルコキシ
    基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基から
    選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、又は
    炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2が炭素数1
    乃至4個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原子で
    ある請求項2記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、
    又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてなるアポ
    リポ蛋白A−I産生促進薬。
  4. 【請求項4】 R3が置換されていてもよいアリール基
    である請求項1記載の化合物、そのプロドラッグ化合
    物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてなる
    アポリポ蛋白A−I産生促進薬。
  5. 【請求項5】 R3が下記から選ばれる1乃至4個の置
    換基で置換されていてもよいアリール基 ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至
    5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換
    されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素
    数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シ
    アノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個の
    アルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノ
    イル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素
    数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよい飽和
    複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアル
    カノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及び
    アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
    アミノ基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルキル基で置
    換されていてもよいカルバモイル基;アリールオキシ基
    である請求項4記載の化合物、そのプロドラッグ化合
    物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてなる
    アポリポ蛋白A−I産生促進薬。
  6. 【請求項6】 R1が炭素数1乃至4個のアルコキシ
    基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基から
    選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、又は
    炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2が炭素数1
    乃至4個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原子で
    ある請求項5記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、
    又はその医薬上許容し得る塩を有効成分としてなるアポ
    リポ蛋白A−I産生促進薬。
  7. 【請求項7】 1−アセチル−6−メトキシ−4−
    [(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−2−メチル−4−[(4−メチルチアゾール
    −2−イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−4−[(2−ベンゾチアゾリ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−ベンゾオキ
    サゾリル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
    トラヒドロキノリン、1−(エトキシカルボニル)−2
    −メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2,6−ジメチ
    ル−4−[(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2,8
    −ジメチル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −2−エチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
    −4−(N−メチル−N−フェニルアミノ)−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(2,3−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(2,4−ジメチルフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(2,5−ジメチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(2,6−ジメチルフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(2
    −ピリジル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(2−メ
    チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−アセチル−4−[(2−メトキシフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4−ジメ
    チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,
    4−ジメトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(3,5−ジメチル−4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチルフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(3
    −メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−メトキシ
    フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
    トラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−
    [(4−ニトロフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−フ
    ルオロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
    −4−[(4−メチルフェニル)アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メ
    チル−4−[[3−(トリフルオロメチル)フェニル]
    アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2−メチル−4−[[3,4−(メチレン
    ジオキシ)フェニル]アミノ]−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[3,5−ジ
    (トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[[4−(ベンジルオキシ)−3,5−ジメ
    チルフェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
    (エトキシカルボニル)フェニル]アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−2−メチル−4−[[4−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−
    (フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル
    −4−[[4−(フェノキシ)フェニル]アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−[(4−メ
    チルピペラジン−1−イル)カルボニル]フェニル]ア
    ミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−2−メチル−4−[N−メチル−N−(3−メ
    チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メ
    チル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−7
    −メトキシ−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−フェニル
    アミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオロフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4−ジクロ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,5
    −ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフェニル)
    アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオロフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−tert−
    ブチルチアゾール−2−イル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−アセチルフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−イソプロピルフェニル)アミノ]−
    2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
    1−アセチル−4−[(4−エチルチアゾール−2−イ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−カルボキシ
    フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
    トラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−シア
    ノ−3−メチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[[4−(アセチルアミノ)フェニル]アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フ
    ェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−6−クロロ−4−
    [(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−6
    −フルオロ−4−[(4−フルオロフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−カルバモイル−2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    カルバモイル−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−カルバモイル−2−メチル−4−[N−メチ
    ル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−6
    −メトキシ−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−ホルミル−2−メチル−4−(フェニルアミ
    ノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−
    [[3−(エトキシカルボニル)フェニル]アミノ]−
    2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−(ジメチルカルバモイル)−2
    −メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカル
    バモイル)−4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカ
    ルバモイル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
    チル−1−(メチルカルバモイル)−4−[N−メチル
    −N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メ
    チルカルバモイル)−6−メトキシ−4−[(4−メト
    キシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル
    −4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチ
    ル−4−[(2−ピリジル)アミノ]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)
    −2−メチル−4−[(4−フェニルチアゾール−2−
    イル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−
    2−メチル−4−[(5−ニトロチアゾール−2−イ
    ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、2−メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−
    4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル
    −4−[(3−ピリジル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1−(フェニルカルバモイル)−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニ
    ルアミノ)−1−[(2−ピリジル)カルボニル]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
    4−(フェニルアミノ)−1−[(3−ピリジル)カル
    ボニル]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4
    −[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)
    アミノ]−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、4−[(4,5−ジメチルチアゾール
    −2−イル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−
    2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
    1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−[(4
    −メチル−5−アセチルチアゾール−2−イル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    (メトキシカルボニル)−2−メチル−4−[(4−メ
    チルチアゾール−2−イル)アミノ]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)
    −2−メチル−4−[N−メチル−N−(4−メトキシ
    フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、6−メトキシ−1−(メトキシカルボニル)−
    4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(2
    −シアノ−4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、4−[(4−tert−ブチルチアゾール−
    2−イル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4
    −[(4−エチルチアゾール−2−イル)アミノ]−1
    −(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、4−[(4−カルバモイル
    チアゾール−2−イル)アミノ]−1−(メトキシカル
    ボニル)−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、4−[(4−カルボキシチアゾール−2−イ
    ル)アミノ]−1−(メトキシカルボニル)−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−
    [(4−シアノチアゾール−2−イル)アミノ]−1−
    (メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、4−[(4−シアノフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[[4−(ア
    セチルオキシメチル)チアゾール−2−イル]アミノ]
    −1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−[[4−(ヒ
    ドロキシメチル)チアゾール−2−イル]アミノ]−1
    −(メトキシカルボニル)−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリンから選ばれる請求項1記載の
    化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容
    し得る塩を有効成分としてなるアポリポ蛋白A−I産生
    促進薬。
  8. 【請求項8】 1−アセチル−6−メトキシ−4−
    [(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    (エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2,6−ジメチル−4−[(4−メチルフ
    ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−
    メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェ
    ニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−(N−メチル−N
    −フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメ
    チルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,
    5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(2,6−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−2−メチル−4−[(2−メチルフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメ
    チル−4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)
    アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフ
    ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)
    アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メ
    チルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒド
    ロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
    (トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
    −3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
    フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
    4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
    アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
    ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
    [(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
    ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
    −(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
    −[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
    フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
    −ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
    セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
    −イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
    ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
    (ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
    ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−ホルミル−2−メチル−4−
    (フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、4−[[3−(エトキシカルボニル)フェニ
    ル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジメチルカ
    ルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
    1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニルアミノ)
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル
    −1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−メトキシ
    フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−4
    −[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
    チル−1−(メチルカルバモイル)−6−メトキシ−4
    −[(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニ
    ル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボ
    ニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
    −メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−4−
    (フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
    (フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
    1−[(2−ピリジル)カルボニル]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニル
    アミノ)−1−[(3−ピリジル)カルボニル]−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(3,5−
    ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピ
    オニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
    メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−1−
    プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−
    [N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、6−メトキ
    シ−1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、4−[(2−シアノ−4−メト
    キシフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−
    [(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1−
    プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
    から選ばれる請求項4記載の化合物、そのプロドラッグ
    化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成分として
    なるアポリポ蛋白A−I産生促進薬。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8記載の化合物、そのプロ
    ドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効成
    分とし、アポリポ蛋白A−I異常に伴う疾患の治療薬。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8記載の化合物、そのプ
    ロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効
    成分とし、アポリポ蛋白A−Iの産生を促進させること
    からなる高脂血症治療又は予防薬。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至8記載の化合物、そのプ
    ロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を有効
    成分とし、アポリポ蛋白A−Iの産生を促進させること
    からなる動脈硬化治療又は予防薬。
  12. 【請求項12】 一般式〔II〕 【化2】 (式中、R1は、水素原子、炭素数1乃至4個のアルコ
    キシ基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基
    から選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、
    アリール基、炭素数3乃至7個のシクロアルキル基、窒
    素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる複素原子を
    1乃至3個有する5乃至6員の複素環基、又は下記から
    選ばれる置換基で置換されていてもよい炭素数1乃至6
    個のアルキル基 アリール基;アリールオキシ基;炭素数1乃至4個のア
    ルキル基又はアリール基で置換されていてもよいアミノ
    基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカル
    ボニル基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルコキシ基;
    炭素数3乃至7個のシクロアルキル基であり、R2は、
    炭素数1乃至4個のアルキル基、又はアリール基であ
    り、R3aは、下記から選ばれる1乃至4個の置換基で置
    換されていてもよいアリール基 ハロゲン原子;ハロゲン原子、水酸基及び炭素数2乃至
    5個のアルカノイルオキシ基から選ばれる置換基で置換
    されていてもよい炭素数1乃至4個のアルキル基;炭素
    数1乃至4個のアルコキシ基;アラルキルオキシ基;シ
    アノ基;ニトロ基;カルボキシ基;炭素数2乃至5個の
    アルコキシカルボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノ
    イル基;窒素原子を1乃至2個有する5乃至6員の炭素
    数1乃至4個のアルキル基で置換されていてもよい飽和
    複素環を有するカルボニル基;炭素数2乃至5個のアル
    カノイルアミノ基;炭素数1乃至4個のアルキル基及び
    アリール基から選ばれる置換基で置換されていてもよい
    アミノ基;水酸基;炭素数1乃至4個のアルキル基で置
    換されていてもよいカルバモイル基;アリールオキシ基
    であり、R4は、水素原子、又は炭素数1乃至4個のア
    ルキル基であり、R5は、水素原子、炭素数1乃至4個
    のアルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基で
    あり、R6は、水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至
    4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のアルコキシ基、
    又は水酸基であり、R7は、水素原子、ハロゲン原子、
    炭素数1乃至4個のアルキル基、炭素数1乃至4個のア
    ルコキシ基、又は水酸基であり、R8は、水素原子、炭
    素数1乃至4個のアルキル基、又は炭素数1乃至4個の
    アルコキシ基であり、但し、R1が炭素数1乃至6個の
    アルキル基であり、R2がメチル基である場合、R3が無
    置換のフェニル基で、R4乃至R8がそれぞれ水素原子で
    あることはなく、R1、R2及びR6がそれぞれメチル基
    であり、R4、R5及びR7がそれぞれ水素原子である場
    合、R3が4−メチルフェニル基若しくは2,4−ジメ
    チルフェニル基であることはなく、又はR1が無置換の
    フェニル基であり、R2がメチル基であり、R4乃至R8
    がそれぞれ水素原子である場合、R3が4−ブロモフェ
    ニル基若しくは2,4−ジブロモフェニル基であること
    はない)で表される化合物、そのプロドラッグ化合物、
    又はその医薬上許容し得る塩。
  13. 【請求項13】 R1が炭素数1乃至4個のアルコキシ
    基、炭素数1乃至4個のアルキル基及びアリール基から
    選ばれる置換基で置換されていてもよいアミノ基、又は
    炭素数1乃至6個のアルキル基であり、R2が炭素数1
    乃至4個のアルキル基であり、R3aが下記から選ばれる
    1乃至3個の置換基で置換されていてもよいフェニル基 ハロゲン原子;ハロゲン原子で置換されていてもよい炭
    素数1乃至4個のアルキル基;炭素数1乃至4個のアル
    コキシ基;アラルキルオキシ基;シアノ基;ニトロ基;
    カルボキシ基;炭素数2乃至5個のアルコキシカルボニ
    ル基;炭素数2乃至5個のアルカノイル基;窒素原子を
    1乃至2個有する5乃至6員の炭素数1乃至4個のアル
    キル基で置換されていてもよい飽和複素環を有するカル
    ボニル基;炭素数2乃至5個のアルカノイルアミノ基;
    アリール基で置換されていてもよいアミノ基;アリール
    オキシ基であり、R4が水素原子、又は炭素数1乃至4
    個のアルキル基であり、R5及びR8が水素原子であり、
    6が水素原子、ハロゲン原子、炭素数1乃至4個のア
    ルキル基、又は炭素数1乃至4個のアルコキシ基であ
    り、R7が水素原子、又は炭素数1乃至4個のアルコキ
    シ基である請求項12記載の化合物、そのプロドラッグ
    化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
  14. 【請求項14】 R3aが下記から選ばれる1乃至3個の
    置換基で置換されていてもよいフェニル基 フッ素原子、塩素原子;メチル基、イソプロピル基;ト
    リフルオロメチル基;メトキシ基;ベンジルオキシ基;
    シアノ基;ニトロ基;カルボキシ基;エトキシカルボニ
    ル基;アセチル基;4−ピペラジニルカルボニル基;ア
    セチルアミノ基;フェニルアミノ基;又はフェノキシ基
    である請求項13記載の化合物、そのプロドラッグ化合
    物、又はその医薬上許容し得る塩。
  15. 【請求項15】 R3aが下記から選ばれる置換基で置換
    されているフェニル基 塩素原子;メトキシ基;シアノ基である請求項14記載
    の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許
    容し得る塩。
  16. 【請求項16】 R3aがフェニル基、2−フルオロフェ
    ニル基、3−フルオロフェニル基、4−フルオロフェニ
    ル基、3−クロロフェニル基、4−クロロフェニル基、
    2−メチルフェニル、3−メチルフェニル基、4−メチ
    ルフェニル基、3−イソプロピルフェニル基、4−イソ
    プロピルフェニル基、2−メトキシフェニル基、3−メ
    トキシフェニル基、4−メトキシフェニル基、4−(ベ
    ンジルオキシ)フェニル基、3−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル基、4−(トリフルオロメチル)フェニル
    基、2−シアノフェニル基、3−シアノフェニル基、4
    −シアノフェニル基、4−ニトロフェニル基、3−カル
    ボキシフェニル基、3−(エトキシカルボニル)フェニ
    ル基、4−(エトキシカルボニル)フェニル基、4−ア
    セチルフェニル基、4−[(4−メチルピペラジン−1
    −イル)カルボニル]フェニル基、4−(アセチルアミ
    ノ)フェニル基、4−(フェニルアミノ)フェニル基、
    4−(フェノキシ)フェニル基、3,4−ジクロロフェ
    ニル基、3,5−ジクロロフェニル基、2,3−ジメチ
    ルフェニル基、2,4−ジメチルフェニル基、2,5−
    ジメチルフェニル基、3,4−ジメチルフェニル基、
    3,5−ジメチルフェニル基、2,6−ジメチルフェニ
    ル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジ(ト
    リフルオロメチル)フェニル基、4−シアノ−3−メチ
    ルフェニル基、2−シアノ−4−メトキシフェニル基、
    3−クロロ−4−メトキシフェニル基、3,5−ジメチ
    ル−4−メトキシフェニル基、又は4−(ベンジルオキ
    シ)−3,5−ジメチルフェニル基である請求項14記
    載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上
    許容し得る塩。
  17. 【請求項17】 R3aが4−クロロフェニル基、4−メ
    トキシフェニル基、又は2−シアノフェニル基である請
    求項16記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又は
    その医薬上許容し得る塩。
  18. 【請求項18】 R1がメトキシ基、エトキシ基、アミ
    ノ基、メチルアミノ基、ジメチルアミノ基、フェニルア
    ミノ基、メチル基、又はエチル基である請求項13記載
    の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許
    容し得る塩。
  19. 【請求項19】 R1がメチル基である請求項18記載
    の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬上許
    容し得る塩。
  20. 【請求項20】 R2がメチル基、又はエチル基である
    請求項13記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又
    はその医薬上許容し得る塩。
  21. 【請求項21】 R6が水素原子、フッ素原子、塩素原
    子、メチル基、又はメトキシ基であり、R7が水素原
    子、又はメトキシ基である請求項13記載の化合物、そ
    のプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
  22. 【請求項22】 R6及びR7が水素原子である請求項2
    1記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医
    薬上許容し得る塩。
  23. 【請求項23】 1−アセチル−6−メトキシ−4−
    [(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    (エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−メチルフ
    ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェニルアミ
    ノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−2−メチル−4−(N−メチル−N−フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメチルフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,5−ジメチ
    ルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,6
    −ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メ
    チル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチル−4−
    メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフェニ
    ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メチ
    ルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
    (トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
    −3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
    フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
    4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
    アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
    ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
    [(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
    ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
    −(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
    −[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
    フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
    −ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
    セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
    −イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
    ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
    (ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
    ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−ホルミル−2−メチル−4−
    (フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、4−[[3−(エトキシカルボニル)フェニ
    ル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジメチルカ
    ルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
    1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニルアミノ)
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル
    −1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−メトキシ
    フェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−4
    −[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メ
    チル−1−(メチルカルバモイル)−6−メトキシ−4
    −[(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニ
    ル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボ
    ニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
    −メチル−1−[(モルホリノ)カルボニル]−4−
    (フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
    (フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−
    1−[(2−ピリジル)カルボニル]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−(フェニル
    アミノ)−1−[(3−ピリジル)カルボニル]−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、4−[(3,5−
    ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピ
    オニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
    メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミノ]−1−
    プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−(メトキシカルボニル)−2−メチル−4−
    [N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミノ]
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、6−メトキ
    シ−1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、4−[(2−シアノ−4−メト
    キシフェニル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−
    [(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1−
    プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
    から選ばれる請求項12記載の化合物、そのプロドラッ
    グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
  24. 【請求項24】 1−アセチル−6−メトキシ−4−
    [(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    (エトキシカルボニル)−2−メチル−4−(フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2,8−ジメチル−4−[(2−メチルフ
    ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−エチル−4−(フェニルアミ
    ノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−2−メチル−4−(N−メチル−N−フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(2,3−ジメチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(2,4−ジメチルフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,5−ジメチ
    ルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2,6
    −ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メ
    チル−4−[(2−メチルフェニル)アミノ]−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(3,4−ジメチルフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−4−[(3,4−ジメトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(3,5−ジメチル−4−
    メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3,5−ジメチルフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−2−メチル−4−[(3−メチルフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−2−メチル−4−[(4−ニトロフェニ
    ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−4−[(4−フルオロフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[(4−メチ
    ルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロ
    キノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[[3−
    (トリフルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [[3,5−ジ(トリフルオロメチル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)
    −3,5−ジメチルフェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[[4−(エトキシカルボニル)フェニル]アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−メチル−4−[[4−(トリ
    フルオロメチル)フェニル]アミノ]−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−
    4−[[4−(フェニルアミノ)フェニル]アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −2−メチル−4−[[4−(フェノキシ)フェニル]
    アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[[4−(ベンジルオキシ)フェニ
    ル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4−[4−
    [(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]フ
    ェニル]アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−N
    −(3−メチルフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−2−メチル−4
    −[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−7−メトキシ−2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−8−メトキシ−4−[(2−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−(N−エチル−N−
    フェニルアミノ)−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(2−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3,4
    −ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−
    [(3,5−ジクロロフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(3−イソプロピルフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(3−クロロ−4−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−クロロフェ
    ニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−シアノフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(3−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−ア
    セチルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4
    −イソプロピルフェニル)アミノ]−2−メチル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4
    −[(4−カルボキシフェニル)アミノ]−2−メチル
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチ
    ル−4−[(4−シアノ−3−メチルフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−4−[(4−シアノフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、1−アセチル−4−[[4−(アセチルアミ
    ノ)フェニル]アミノ]−2−メチル−1,2,3,4
    −テトラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[[4−
    (ベンジルオキシ)フェニル]アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −6−クロロ−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−アセチル−6−フルオロ−4−[(4−フルオ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−(フェニルアミノ)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
    ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、4−[[3−(エトキシカルボニ
    ル)フェニル]アミノ]−2−メチル−1−プロピオニ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(ジ
    メチルカルバモイル)−2−メチル−4−(フェニルア
    ミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−
    メチル−1−(メチルカルバモイル)−4−(フェニル
    アミノ)−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2
    −メチル−1−(メチルカルバモイル)−4−[(4−
    メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラ
    ヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモイ
    ル)−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニ
    ル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、2−メチル−1−(メチルカルバモイル)−6−メ
    トキシ−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキ
    シカルボニル)−2−メチル−4−(フェニルアミノ)
    −1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メト
    キシカルボニル)−4−[(4−メトキシフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキ
    ノリン、2−メチル−4−(フェニルアミノ)−1−
    (フェニルカルバモイル)−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、4−[(3,5−ジメチルフェニル)ア
    ミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−4−[(3−
    メチルフェニル)アミノ]−1−プロピオニル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカ
    ルボニル)−2−メチル−4−[N−メチル−N−(4
    −メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、6−メトキシ−1−(メトキシカル
    ボニル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−
    2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
    4−[(2−シアノ−4−メトキシフェニル)アミノ]
    −2−メチル−1−プロピオニル−1,2,3,4−テ
    トラヒドロキノリン、及び4−[(4−シアノフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1−プロピオニル−1,
    2,3,4−テトラヒドロキノリンから選ばれる請求項
    23記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその
    医薬上許容し得る塩。
  25. 【請求項25】 1−アセチル−6−メトキシ−4−
    [(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル
    −4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチ
    ル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−アセ
    チル−4−[(4−クロロフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(2−シアノフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−
    2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
    1−アセチル−4−[(3−メトキシフェニル)アミ
    ノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、1−アセチル−2−メチル−4−[N−メチル−
    N−(4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,
    4−テトラヒドロキノリン、1−アセチル−8−メトキ
    シ−4−[(2−メトキシフェニル)アミノ]−2−メ
    チル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−ア
    セチル−4−[(3−クロロフェニル)アミノ]−2−
    メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    アセチル−4−[(3−シアノフェニル)アミノ]−2
    −メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1
    −アセチル−4−[(4−シアノフェニル)アミノ]−
    2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、
    1−アセチル−6−クロロ−4−[(4−クロロフェニ
    ル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テトラヒ
    ドロキノリン、1−カルバモイル−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−カルバモイル−2−メチル
    −4−[N−メチル−N−(4−メトキシフェニル)ア
    ミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、1−
    カルバモイル−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフ
    ェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テト
    ラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカルバモ
    イル)−4−[(4−メトキシフェニル)アミノ]−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、2−メチル−
    1−(メチルカルバモイル)−4−[N−メチル−N−
    (4−メトキシフェニル)アミノ]−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、2−メチル−1−(メチルカル
    バモイル)−6−メトキシ−4−[(4−メトキシフェ
    ニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノリ
    ン、1−(メトキシカルボニル)−4−[(4−メトキ
    シフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、1−(メトキシカルボニル)−
    2−メチル−4−[N−メチル−N−(4−メトキシフ
    ェニル)アミノ]−1,2,3,4−テトラヒドロキノ
    リン、6−メトキシ−1−(メトキシカルボニル)−4
    −[(4−メトキシフェニル)アミノ]−2−メチル−
    1,2,3,4−テトラヒドロキノリン、及び4−
    [(4−シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1−
    プロピオニル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン
    から選ばれる請求項24記載の化合物、そのプロドラッ
    グ化合物、又はその医薬上許容し得る塩。
  26. 【請求項26】 1−アセチル−4−[(4−メトキシ
    フェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−テ
    トラヒドロキノリン、1−アセチル−4−[(4−クロ
    ロフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,3,4−
    テトラヒドロキノリン、及び1−アセチル−4−[(2
    −シアノフェニル)アミノ]−2−メチル−1,2,
    3,4−テトラヒドロキノリンから選ばれる請求項25
    記載の化合物、そのプロドラッグ化合物、又はその医薬
    上許容し得る塩。
  27. 【請求項27】 請求項12乃至26記載の化合物、そ
    のプロドラッグ化合物、又はその医薬上許容し得る塩を
    有効成分としてなる医薬組成物。
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