JP2002053343A - 低温焼結アパタイトガラスセラミック - Google Patents
低温焼結アパタイトガラスセラミックInfo
- Publication number
- JP2002053343A JP2002053343A JP2001192066A JP2001192066A JP2002053343A JP 2002053343 A JP2002053343 A JP 2002053343A JP 2001192066 A JP2001192066 A JP 2001192066A JP 2001192066 A JP2001192066 A JP 2001192066A JP 2002053343 A JP2002053343 A JP 2002053343A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- ceramic
- apatite
- dental
- glass ceramic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C10/00—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
- C03C10/0018—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition containing SiO2, Al2O3 and monovalent metal oxide as main constituents
- C03C10/0027—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition containing SiO2, Al2O3 and monovalent metal oxide as main constituents containing SiO2, Al2O3, Li2O as main constituents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/15—Compositions characterised by their physical properties
- A61K6/17—Particle size
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/20—Protective coatings for natural or artificial teeth, e.g. sealings, dye coatings or varnish
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/70—Preparations for dentistry comprising inorganic additives
- A61K6/71—Fillers
- A61K6/74—Fillers comprising phosphorus-containing compounds
- A61K6/75—Apatite
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/802—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics
- A61K6/807—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics comprising magnesium oxide
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/802—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics
- A61K6/818—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics comprising zirconium oxide
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/802—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics
- A61K6/822—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics comprising rare earth metal oxides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/802—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics
- A61K6/824—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics comprising transition metal oxides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/802—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising ceramics
- A61K6/827—Leucite
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K6/00—Preparations for dentistry
- A61K6/80—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth
- A61K6/831—Preparations for artificial teeth, for filling teeth or for capping teeth comprising non-metallic elements or compounds thereof, e.g. carbon
- A61K6/833—Glass-ceramic composites
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C10/00—Devitrified glass ceramics, i.e. glass ceramics having a crystalline phase dispersed in a glassy phase and constituting at least 50% by weight of the total composition
- C03C10/16—Halogen containing crystalline phase
Abstract
性が天然の歯の物質と類似し、かつ優れた化学的な耐久
性および低熱膨張係数を有するアパタイトガラスセラミ
ックを調製すること。 【解決手段】 本発明は、低温焼結アパタイトガラスセ
ラミックを提供し、このガラスセラミックは、種々の成
分を含有する。このアパタイトガラスセラミックは、安
定な薄壁歯科修復物(例えば、歯科被覆)を調製するた
めのコーティング材料または被覆材料として、特に適切
であるように、低焼結温度を有し得る。最後に、このガ
ラスセラミックは、広範な温度範囲で所望の修復物を生
産するために加工され得ることが可能である。
Description
る使用ならびに特に、歯科修復物(例えば、リガメン
ト、被覆、ブリッジまたは歯冠)のコーティングまたは
被覆に特に適した低温焼結アパタイトガラスセラミック
に関する。
ラミックは、当該分野の技術水準から公知である。
術において使用され得る白榴石含有リンケイ酸塩ガラス
セラミックを開示する。しかし、それらは、白榴石含有
のために、非常に高い線形熱膨張係数を有する。その結
果、それらは、低膨張係数を有する材料(例えば、二ケ
イ酸リチウムガラスセラミック)のコーティングに適切
ではない。
セラミックは、EP−A−0 695 726において
開示されるが、これは、多くても8.0重量% ZnO
を含み得るにすぎない。この理由のため、それらの化学
的な耐久性は、未だに全ての場合において満足のいくも
のではない。これらのガラスセラミックは、さらに結晶
相としてアパタイトではなく白榴石を含むという欠点を
有する。従って、白榴石の高膨張係数に起因して、これ
らのガラスセラミックは、概して、同様に、二ケイ酸リ
チウムガラスセラミックについてのコーティングとして
適切ではない。
修復学において既に使用されている。
−885 856は、天然の歯に近い光学的特性を有す
るアパタイトガラスセラミックを記載する。それらは、
口腔環境の条件下で良好な耐久性を示し、そして化学的
系:SiO2−Al2O3−P2O5−K2O−Na2O−C
aO−Fから誘導される。さらなる成分があり得るが、
比較的少量であるにすぎない。そのため、ZnO含量
は、多くても5重量%、およびK2Oの含量は、多くて
8.5重量%に制限される。これらの制限に起因して、
良好な化学的な耐久性および低焼結温度の組み合わせ
は、これらの材料を用いた全ての場合において未だに達
成することができない。
は、概して、それらがセラミックまたはガラスセラミッ
ク歯科用フレーム枠(例えば、低温の二ケイ酸リチウム
ガラスセラミック)上に800℃未満で焼結され得ない
という点である。しかし、正確には、高温が必須である
ために、薄壁歯科修復物(例えば、薄壁被覆(ときお
り、リガメントともいわれる))を調製する場合、歯科
修復物の応力および断裂が生じることがある。従って、
特に、二ケイ酸リチウムガラスセラミックおよびその上
に焼結されるアパタイトガラスセラミックから作製され
るコアを有する歯科被覆は、当該分野の技術水準に従え
ば、満足のいく方法で調製することはできない。
クの満足のいく加工は、狭い温度範囲においてのみ可能
である。実際の焼結温度からより大きなずれがある場
合、これらのガラスセラミックは、温度が高すぎる場合
は、満足のいく寸法安定性を示さず、そして温度が低す
ぎる場合は、焼結後に許容可能でない高間隙率を示す。
狭い温度範囲においてのみ満足のいく加工ができること
は、非常に不都合である。なぜなら、歯科修復物の調製
に使用される炉は小さく、従って、特定の時間にわたり
その中で所望の温度を一定に維持することが概して困難
であるからである。特に、低温(例えば、850℃未
満)で操作される炉において、かなりの温度変動が焼結
プロセスの間に生じる。
は、その光学的特性、そして特にその高い半透明性が天
然の歯の物質と類似し、かつ優れた化学的な耐久性およ
び低熱膨張係数を有するアパタイトガラスセラミックを
調製することである。さらに、このアパタイトガラスセ
ラミックは、安定な薄壁歯科修復物(例えば、歯科被
覆)を調製するためのコーティング材料または被覆材料
として、特に適切であるように、低焼結温度を有し得
る。最後に、このガラスセラミックは、広範な温度範囲
で所望の修復物を生産するために加工され得ることが可
能である。
スセラミックを提供し、このセラミックは、以下の成
分:
晶によって形成される。
ラミックが、少なくとも1つの以下の成分:
ない限り、上記成分の量が互いに独立して、以下:
が、互いに独立して、以下:
トガラスセラミックはが、800℃未満の焼結温度を有
する。
トガラスセラミックが、670〜780℃の焼結温度を
有する。
ト結晶が、ニードル成型される。
ト結晶が、それらが最も伸長したときに、10μmより
小さい。
トガラスセラミックが、100℃〜400℃の温度範囲
で測定された、9.3×10-6K-1〜10.8×10-6
K-1の線形熱膨張係数を有する。
クを調製するためのプロセスを提供し、このプロセス
は、以下の工程: a)請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記成分を含
有する出発ガラスを、1200℃〜1650℃の温度で
融解させる工程、 b)この得られたガラス融解物を、水に注いでガラス粒
状物を形成する工程、 c)ガラス粒状物から、粒子の数に対応して1〜450
μmの平均粒子サイズのガラス粉末を作製する工程、お
よび d)ガラス粒状物またはガラス粉末を、500℃より高
く900℃までの温度で、30分〜6時間の間、熱処理
に供する工程、を包含する。
は、工程c)において、前記ガラス粒状物を縮小する工
程を包含する。
料は、上記のアパタイトガラスセラミックを含有する。
が、さらに、カリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスを含有す
る。
−亜鉛−ケイ酸塩ガラスが、以下の成分:
が、800℃未満の焼結温度を有する。
の、特に歯科修復物をコーティングするための、上記の
歯科材料の使用を提供する。
復物である。
料またはガラスセラミック材料を基にした基材が使用さ
れる。
ウムガラスセラミックを基にした基材が使用される。
リチウムガラスセラミックは、以下の成分を含有し:
め、そして b)MgO+ZnOは、0.1〜9.0重量%を占め
る。
が、上記基材に適用され、そして800℃未満の温度で
焼結される。
この歯科製品は、上記のアパタイトガラスセラミック、
または上記の歯科材料を含有する。
が、歯科修復物である。
が、セラミック材料またはガラスセラミック材料を基に
したコア、およびこのコアに適用された、上記アパタイ
トガラスセラミックまたは上記歯科材料を含むコーティ
ングを有する。
ラミック材料が、二ケイ酸リチウムガラスセラミックで
ある。
〜9に記載の低温焼結アパタイトガラスセラミックによ
り達成される。
パタイトガラスセラミック、請求項11〜14に記載の
歯科材料、請求項15〜18に記載の使用、および請求
項19〜22に記載の成型された歯科用製品を調製する
ためのプロセスである。
は、以下の成分を含む点で特徴付けられ:
る。
以下の成分のうちの少なくとも1つをさらに含み得る:
くとも0.1重量%の量で特に使用される。
の個々の成分については、好ましい量の範囲が存在す
る。これらは、そうでないと述べられなければ、互いに
独立して選択され、そして以下のとおりである:
についての特に好ましい量の範囲は、以下のとおりであ
り、これらは、互いに独立して選択され得る:
である。
例えば、患者の天然の歯の物質の色と適合させるための
通常の色素成分を含み得る。
り、アパタイト(例えば、ヒドロキシアパタイト)およ
び/またはフルオロアパタイトが、ガラスセラミックに
おいて主結晶相を形成することが確認された。アパタイ
ト結晶は、優先して六方晶に成長し、そして具体的には
針状形状様式で成長した。それらの最も伸長した場合で
は、アパタイト結晶は、好ましくは10μmより小さ
く、具体的には、7μmより小さく、そして具体的に好
ましくは、5μmより小さい。
イト結晶の分離により制御され、これの結晶は、天然の
歯の物質の炭酸アパタイト結晶に外観が似ている。従っ
て、ガラスセラミックを歯の象牙質またはエナメル質の
外観に対応する外観を伴って生成することは可能であ
る。同時に、光学的層厚効果は、他の型の結晶を用いる
と可能ではないような、ガラスセラミックにおいて達成
される。
ックにおいてはX線撮影法で検出可能ではないが、二次
結晶相(例えば、NaCaPO4型のオルトリン酸ナト
リウムカルシウム)が存在し得る。
具体的な利点は、その特定の組成に起因して、高い化学
的な耐久性および半透明性のみならず、特に所望される
低焼結温度もまた有することである。
は、通常は、セラミックまたはガラスセラミック基材
(例えば、二ケイ酸リチウムガラスセラミック)の上に
焼結する間に、800℃未満の非常に有利な焼結温度を
有する。本発明に従うそれらのガラスセラミックは、7
80℃以下の焼結温度を有し、従ってこの温度で加工さ
れ得ることが特に好ましい。これらの低焼結温度は、お
そらく、本発明に従うガラスセラミックの特定の組成に
起因する。
際の焼結温度(すなわち、ガラスセラミックの寸法安定
性および間隙率が特に満足いく温度)から大きく変動す
る場合ですら、焼結によって加工され得ることは特に有
利である。従って、このガラスセラミックは、亀裂も断
裂も歯科修復物において生じることなく、実際の焼結温
度の±20℃前後(またはそれを超える)(例えば、±
40℃前後)の焼結温度範囲ですら加工され得る。この
温度範囲で加工される場合、焼結されたガラスセラミッ
クは、非常に低い間隙率を有し、そして非常に良好な寸
法安定性を有する。優れた寸法安定性の指標は、非常に
薄い壁の切歯縁(これは、ガラスセラミック粉末および
混合液体の混合物をフレーム枠およびその形状に塗布す
ることによって形成される)すら、焼結プロセス後にそ
の形状を維持し、従って持続することである。従って、
本発明に従うガラスセラミックはまた、焼成温度の正確
な制御が可能でない炉において焼結され得る。このこと
は、特に有利である。他方で、従来のガラスセラミック
は、焼結温度からわずか±10℃の変動しか許容しな
い。より大きな変動があると、満足のいく修復物がそれ
らを用いて調製できない。
100〜400℃の温度範囲で測定して、通常は、9.
3〜10.8×10-6K-1の低い熱膨張係数を有する。
を調製するために、 a)上記の成分を含む出発ガラスを1200℃〜165
0℃の温度で融解する b)得られたガラス融解物を水に注ぎ、それに伴い、ガ
ラス粒状物を形成する c)ガラス粒状物を、必要に応じて、粒子の数に比例し
てガラス粉末に縮小する(平均粒子サイズは、1〜45
0μm)、そして d)ガラス粒状物およびガラス粉末を、500℃より高
くかつ900℃までの熱処理に30分間〜6時間供す
る。
な出発材料(例えば、炭酸塩、酸化物およびフッ化物の
ような)を互いに完全に混合し、そして上記の温度まで
加熱することによって最初に融解される。
ラス融解物を、水中に注ぐことによってクエンチし、そ
れによってガラス粒状物に変形させる。この手順は、通
常、フリッティングとも呼ばれる。
て工程(c)において縮小し、そして通常のミルによっ
て特に所望の粒子サイズに粉砕する。得られたガラス粉
末は、好ましくは、粒子数に比例して、1〜450μm
の平均粒子サイズを有する。
たは必要に応じてこのガラス粉末を、500℃よりも高
く、そして900℃までの範囲の温度で、30分〜6時
間、好ましくは、30分〜3時間の間、熱処理に供す
る。従来のアパタイトガラスセラミックとは対照的に、
900℃未満の温度で熱処理を行って、それによるアパ
タイト結晶の生成を可能にし、これは、問題なく有利で
ある。
は、ガラス粉末の内部表面上にのみ生じ得る白榴石結晶
化とは対照的に、このアパタイト結晶のガラスセラミッ
ク内部全体における均一な分布を導く。
イト)が主結晶相を形成することが、走査電子顕微鏡お
よびX線回析研究によって確認され得る。得られた結晶
のサイズは、選択された温度および熱処理期間によって
制御され得る。アパタイト結晶に加えて、さらなる結晶
相が、使用する出発ガラスの化学組成に依存して形成さ
れ得る。
領域(すなわち、異なるガラス相)もまた存在し得る。
これらの領域は、約20〜400nmのサイズを有する
小さな微小不均一性のガラス小滴相として走査電子顕微
鏡において認識され得る。これらの結晶と共に、この生
じるガラス小滴相は、本発明に従うガラスセラミックの
光学特性(例えば、乳白光および半透明性)に影響を与
える。
スセラミックの光学特性は、ガラス状の半透明から曇っ
た白色に調整され得る。これは、天然の歯の全ての異な
るバリエーションを再現可能に調製し得るために、歯科
材料またはその成分としての使用に絶対的に必須であ
る。本発明に従うガラスセラミック構造物における微細
なアパタイト結晶は、光学および構造の点で天然の歯に
対する、非常に高い類似性を有する。
ラミックは、好ましくは、それ自体またはさらなる成分
と共にかのいずれかで、歯科材料として使用され得る。
この目的のために、これは、通常、90μm未満の平均
粒子サイズを有する粉末の形態で使用され得る。ガラス
および他のガラスセラミック(しかし、色成分(特に、
着色顔料)もまた)、3d元素または金属コロイドの酸
化物、ならびに蛍光材料(特に、d−元素およびf−元
素でドープされた特定のケイ酸イッテルビウム)もま
た、さらなる成分としてみなされる。この歯科材料は、
10〜90重量%のアパタイトガラスセラミックを含む
ことが好ましい。
ラミックを使用する場合、歯科材料は、それらの組成物
ならびにさらなる成分の型を適切に選択することによっ
て得られ得る。ここで、重要な特性(例えば、機能温
度、光学特性、熱膨張係数および化学的な耐久性のよう
な)が、それぞれの要求に正確に適合される。これは、
しばしば、純粋なガラスセラミックを用いては可能でな
い。
は、カリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスを更なる成分とし
て含む歯科材料が、特に有利である。
塩ガラスが、好ましい:
み得る:
に、少なくとも0.1重量%の量で使用される。
ケイ酸塩ガラスに関する。
ば、対応する量の適切な酸化物、カーボネートおよびフ
ッ化物を、白金/ロジウムるつぼにおいて、1550℃
〜1600℃の温度で1〜1.5時間の均質化時間で融
解させることによる、従来の方法において調製され得
る。所望の場合、次いで、このガラス融解物を水中でク
エンチし得、そして形成された粒状物を乾燥し、所望の
粒子サイズに粉砕し得る。
は、高い半透明性、高い化学的な耐久性ならびに低い膨
張係数によって特徴付けられる。さらに、本発明に従う
アパタイトガラスセラミックに、その化学組成を良好に
適合される。その結果、両方の材料間の不利な物質輸送
反応と後のストレスの蓄積は、特に薄層複合体の場合に
回避される。
〜400℃の範囲で測定される、9.0〜10.9×1
0-6K-1の線形熱膨張係数を有する。それぞれ所望の係
数は、アパタイトガラスセラミックおよび任意の成分の
型、ならびにそれらの量の適切な選択によって設定され
得る。好ましい歯科材料は、その歯科材料に対して10
〜90重量%のアパタイトガラスセラミックおよび90
〜10重量%のさらなる成分を含む。
ング、および特に歯科修復物のコーティングまたは被覆
に適切である。このコーティングは、特に、選択された
基材に対して歯科材料を塗布し、その後800℃未満、
特に760℃以下で焼結することによって生じる。
スセラミックの粉末を、最初に必要に応じて存在するさ
らなる成分の粉末と混合し、そして水性混合溶液を添加
することによってペーストに加工する。次いで、このペ
ーストを基材に適用し、そして所望の成型後、焼結を生
じて、コーティングまたは被覆を確実に被着する。
ック材料またはガラスセラミック材料に基づく、歯科上
部構造物のような基材に対するコーティング材料または
被覆材料として使用され得る。その低い膨張係数に起因
して、これは、好ましくは、7.0〜12.0×10-6
K-1、特に8.0〜11.0×10-6K-1の熱膨張係数
を有する基材材料において使用される。これは、好まし
くはZrO2セラミック、Al2O3セラミック、ZrO2
/Al2O3セラミック、またはセラミックもしくはガラ
スセラミックの複合材料およびチタンのコーティングま
たは被覆のために使用される。
セラミックベースの基材を被覆して、このようにして、
非常に高い強度および優れた化学的な耐久性を有する、
審美的に非常に魅力的な全セラミック歯科製品を調製す
るために、特に有利に使用される。
出発ガラスの融解、フリッティングおよび400℃〜1
100℃での熱処理によって得られ得る、二ケイ酸リチ
ウムガラスセラミックが、特に適切であることが示され
た:
め、そして b)MgO+ZnOは、0.1〜9.0重量%を占め
る。
ガラスセラミックに関する。
および本発明に従う歯科材料は、必要に応じて存在する
添加剤を伴い、通常の方法で、成型された歯科製品に加
工され得る。歯科修復物(例えば、インレー、アンレ
ー、ブリッジ、スタンプ再構成、被覆、ファセット、フ
ィリングまたはコネクタのような)は、特に、アパタイ
トガラスセラミックまたは歯科材料を含む、本発明に従
って成型された歯科製品としてみなされ得る。リガメン
ト、被覆、ブリッジ、歯冠および部分歯冠は、特に好ま
しい歯科修復物である。
はガラスセラミック材料(特に、二ケイ酸リチウムガラ
スセラミック)ベースのコアを有し、これに対して、本
発明に従うガラスセラミックまたは本発明に従う歯科材
料が、適用される。好ましい二ケイ酸リチウムガラスセ
ラミックは、すでに上記に記載されている。
発明に従うガラスセラミックは、コーティング材料のさ
らなる成分として、または基材として好ましく使用され
るガラス(例えば、カリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスお
よび二ケイ酸リチウムガラスセラミック)に対して、そ
の化学組成においてさらに良好に適合される。このこと
の重要性は、本発明に従うアパタイトガラスセラミック
およびカリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスの混合物が適用
された基材として二ケイ酸リチウムガラスセラミックを
有する、薄層複合体(例えば、薄壁被覆のような)を正
確に有し、コーティングの剥離または最終製品の破壊の
徴候がないことである。本発明に従うガラスセラミック
の低い焼結温度はまた、この有利な挙動において重要で
ある。
は、優れた化学的な耐久性を示し、これは、口腔内で酸
性液体が永久的に洗流する、歯科材料としてのその使用
に必須である。ガラスセラミックが、良好な化学的な耐
久性および低い焼結温度の両方を有することは驚くべき
ことである。この特性の好ましい組み合わせは、おそら
く、このガラスセラミックが、いくつかの型のアルカリ
金属イオンを同時に含む事実に起因する。
説明される。
従うガラスセラミックを調製した。これらは、表1に列
挙される化学組成を有した。
よびフッ化物の対応する量を、1時間のホモジナイズの
時間、白金/ロジウムるつぼ中において1500℃〜1
550℃の温度で融解し、各回出発ガラスを生成した。
ガラス融解物を、水中でクエンチし、そして出発ガラス
から形成された粒状物を乾燥し、そして多数の粒子と比
べて、90μm未満の平均粒子サイズに砕いた。
た粉末を、500℃より高く900℃までで30分間〜
6時間、一段階または多段階の熱処理に供し、すぐ対応
するガラスセラミックを形成した。
択された特性は、表IIに列挙され、これらは、それぞ
れのガラスセラミックから作られる試験片において測定
された。さらに、出発ガラスの特異的に選択された熱処
理に関する詳細は、表IIの「熱処理」の下に見出され
る。
スセラミック材料から作られた歯冠の骨組み上に焼結さ
れ得る温度を示す。
ミックが、化学組成を変化することによってどのように
得られ得るのかを例示する。
測定するために、棒状の緑色の本体をそれぞれのガラス
セラミックの粉末から調製し、そして毎分60℃の昇温
速度で、および試験片の調製のためのそれぞれの状態の
焼成温度で1分間の保持時間を有する真空焼成加熱炉に
おいて焼結した。引き続いて、20℃高い最終温度およ
び1分間の保持時間で艶出し焼成を、真空なしに実施し
た。線形熱膨張係数を、100〜400℃の温度範囲内
で得られた試験片を用いて測定した。
野で用いられるガラスセラミックスの、特に化学的な耐
久性の尺度である。なぜなら、これらは、永久的に口腔
内の酸物質の作用に曝露されるからである。
95に従って測定した。この目的のために、12mmの
直径および1mmの厚さを有する小さな試験プレート
を、最初に、90μmの平均粒子サイズを有するガラス
セラミック粉末とともに焼結することによって調製し
た。この粉末を、焼成温度に1分間維持した。次いで、
この小さな試験プレートを4容量%の酢酸水溶液を用い
て、80℃で16時間処理し、そして、最終的には、こ
の小さなプレートの表面に関して生じた重量損失を、酸
耐久性の尺度として決定した。
ミックが、化学組成を変化することによってどのように
得られ得るのかを例示する。
部構造物のためのコーティング材料としてのカリウム−
亜鉛−ケイ酸塩ガラスおよびこのような総セラミックの
歯科製品の調製のためのその有用性とともに、実施例2
9に従って、本発明に従うアパタイトガラスセラミック
の混合物の使用を記載する。
は、以下の組成(重量%で):
製について、対応する量の出発物質を、1〜1.5時間
のホモジナイズの時間、白金/ロジウムるつぼ中におい
て1550℃〜1600℃の温度で融解した。ガラス融
解物を、水中でクエンチし、そして出発ガラスから形成
された粒状物を乾燥し、そして90μm未満の平均粒子
サイズに砕いた。
るコーティング材料を得るために、50重量%の本発明
に従うアパタイトガラスセラミックを、90μm未満の
平均粒子サイズを有する50重量%の粉末形態のガラス
と混合した。
いて、毎分60℃の昇温速度および840℃で1分間の
保持時間で、棒状の緑色の本体を生成した。このよう
に、得られた試験片について、100〜400℃の温度
範囲内で測定した9.96×10-6K-1の熱膨張係数を
決定した。
K-1の熱膨張係数を有する、非常に半透明の二ケイ酸リ
チウムガラスセラミック上への焼結に使用し得た。これ
は、混合物のその上での焼結がすでにたった730℃の
温度で可能であったことを示す。概して、従って、個々
の層の優れた接着、美的な感じのような外観および良好
な化学的安定性によって特徴付けられる歯冠またはブリ
ッジのような総セラミックの歯科製品が、調製され得
た。
中間の上部切り歯のための薄壁被覆を、粘着性状態にお
ける加圧によって、二ケイ酸リチウムガラスセラミック
から調製した。加熱プレスの後、層の厚さは、ダイアモ
ンドの道具を用いる機械的再加工によって最大0.25
mmにまで減少した。次いで、被覆の表面を、超音波槽
内で、0.5容量%のHFおよび3容量%のH2SO4の
水溶液中で10分間、清浄化し、次いで、1.5バール
のジェット圧で、Al2O3を用いて砂吹きした。次い
で、歯科材料を焼結した(これは本発明に従うガラスセ
ラミック番号2およびカリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラス
との混合物を保有する)。用いたカリウム−亜鉛−ケイ
酸塩ガラスは、(重量%で)以下の組成を有した。
対応する量の出発物質を、1〜1.5時間のホモジナイ
ズの時間、白金/ロジウムるつぼ中において1550℃
〜1600℃の温度で融解した。ガラス融解物を、水中
でクエンチし、そして形成された粒状物を乾燥し、そし
て90μm未満の平均粒子サイズに砕いた。
るコーティング材料を得るために、50重量%の本発明
に従うアパタイトガラスセラミックを、90μm未満の
平均粒子サイズを有する粉末形態の50重量%のカリウ
ム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスと混合した。この歯科材料の
熱膨張係数は、9.4×10-6K-1であった。焼結温度
は750℃であり、そして被覆のコーティング中1分間
維持された。合計5回の焼成を、被覆が完全にされるま
で、750℃での材料適用で実施した。最終的な艶出し
焼成を、表面の固有の輝きを達成するために、740℃
で真空なしに実施した。歯科修復物を代表する被覆は、
非常に均一な層接着を示した。ひびまたは不良は形成さ
れず、このことは、このような薄壁の産物では珍しいこ
とである。被覆はさらに、非常に良好な半透明性を示
し、これは、歯科修復物のこの形態において、非常に重
要な特性である。
前歯のブリッジの骨組みを、粘着性状態での加圧によっ
て、二ケイ酸リチウムガラスセラミックから調製した。
最小の壁の厚さは、約0.5mmであった。加熱プレス
の後、この骨組みを、超音波槽内で、0.5容量%のH
Fおよび3容量%のH2SO4の水溶液を用いて10分
間、清浄化し、続いて、1.5バールのジェット圧で、
Al2O3を用いて砂吹きした。次いで、歯科材料を焼結
した(これは本発明に従うアパタイトガラスセラミック
番号28およびカリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスからな
った)。用いたカリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスは、
(重量%で)以下の組成を有した。
対応する量の出発物質を、1〜1.5時間のホモジナイ
ズの時間、白金/ロジウムるつぼ中において1550℃
〜1600℃の温度で融解した。ガラス融解物を、水中
でクエンチし、そしてガラスから形成された粒状物を乾
燥し、そして90μm未満の平均粒子サイズに砕いた。
るコーティング材料を得るために、50重量%の本発明
に従うアパタイトガラスセラミックを、90μm未満の
平均粒子サイズを有する粉末形態の50重量%のカリウ
ム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスと混合した。この歯科材料の
熱膨張係数は、10.0×10-6K-1であった。焼結温
度は730℃であり、そして骨組みのコーティングの間
1分間、各場合において維持された。合計5回の焼成
を、前歯のブリッジが完全されるまで、730℃での材
料適用で実施した。最終的な艶出し焼成を、表面の固有
の輝きを達成するために、720℃で真空なしに実施し
た。得られた3つの部材の前歯のブリッジは、二ケイ酸
リチウム骨組みと焼結物質との間の均一な接着を示し
た。一致した熱膨張係数、低い焼結温度および個々の成
分の間の化学適合性のために、ブリッジにおいて、ひび
または不良は形成しなかった。
載され、このアパタイトガラスセラミックは、高い化学
的安定性、小さい膨張係数、ならびに高い半透明性によ
って特徴付けされ、そしてこれは、セラミック歯科修復
物のためのコーティング材料または被覆材料として、単
独で、またはガラスと共に、または他のガラスセラミッ
クと共に、特に適している。
て特にその高い半透明性が天然の歯の物質と類似し、か
つ優れた化学的な耐久性および低熱膨張係数を有するア
パタイトガラスセラミックが調製される。
Claims (25)
- 【請求項1】 低温焼結ガラスセラミックであって、該
セラミックは、以下の成分: 【表1】 を含有し、そして、ここで、主結晶相が、アパタイト結
晶によって形成される、低温焼結ガラスセラミック。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアパタイトガラスセラ
ミックであって、該ガラスセラミックは、少なくとも1
つの以下の成分: 【表2】 を含有する、アパタイトガラスセラミック。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のアパタイトガ
ラスセラミックであって、ここで、他に記載されない限
り、前記成分の量が互いに独立して以下の通りである、
アパタイトガラスセラミック: 【表3】 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、ここで、前記成分
の量が、互いに独立して以下の通りである、アパタイト
ガラスセラミック: 【表4】 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、該アパタイトガラ
スセラミックが、800℃未満の焼結温度を有する、ア
パタイトガラスセラミック。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、該アパタイトガラ
スセラミックが、670〜780℃の焼結温度を有す
る、アパタイトガラスセラミック。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、ここで、前記アパ
タイト結晶が、ニードル成型される、アパタイトガラス
セラミック。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、ここで、前記アパ
タイト結晶が、それらが最も伸長したときに、10μm
より小さい、アパタイトガラスセラミック。 - 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のア
パタイトガラスセラミックであって、該アパタイトガラ
スセラミックが、100℃〜400℃の温度範囲で測定
された、9.3×10-6K-1〜10.8×10-6K-1の
線形熱膨張係数を有する、アパタイトガラスセラミッ
ク。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
アパタイトガラスセラミックを調製するためのプロセス
であって、該プロセスは、以下の工程: a)請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記成分を含
有する出発ガラスを、1200℃〜1650℃の温度で
融解させる工程、 b)該得られたガラス融解物を、水に注いでガラス粒状
物を形成する工程、 c)該ガラス粒状物から、粒子の数に対応して1〜45
0μmの平均粒子サイズのガラス粉末を作製する工程、
および d)該ガラス粒状物または該ガラス粉末を、500℃よ
り高く900℃までの温度で、30分〜6時間の間、熱
処理に供する工程、を包含する、プロセス。 - 【請求項11】 請求項10に記載のアパタイトガラス
セラミックを調製するためのプロセスであって、該プロ
セスは、工程c)において、前記ガラス粒状物を縮小す
る工程を包含する、プロセス。 - 【請求項12】 歯科材料であって、該歯科材料が、請
求項1〜9のいずれか1項に記載のアパタイトガラスセ
ラミックを含有する、歯科材料。 - 【請求項13】 請求項12に記載の歯科材料であっ
て、該歯科材料が、さらに、カリウム−亜鉛−ケイ酸塩
ガラスを含有する、歯科材料。 - 【請求項14】 請求項13に記載の歯科材料であっ
て、ここで、前記カリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラスが、
以下の成分: 【表5】 を含有する、歯科材料。 - 【請求項15】 請求項12〜14のいずれか1項に記
載の歯科材料であって、該歯科材料が、800℃未満の
焼結温度を有する、歯科材料。 - 【請求項16】 基材をコーティングするための、請求
項12〜15のいずれか1項に記載の歯科材料の使用。 - 【請求項17】 基材が歯科修復物である、請求項16
に記載の歯科材料の使用。 - 【請求項18】 請求項16または17に記載の使用で
あって、ここで、セラミック材料またはガラスセラミッ
ク材料を基にした基材が使用される、使用。 - 【請求項19】 請求項16または17に記載の使用で
あって、ここで、二ケイ酸リチウムガラスセラミックを
基にした基材が使用される、使用。 - 【請求項20】 請求項19に記載の使用であって、こ
こで、前記二ケイ酸リチウムガラスセラミックが、以下
の成分を含有し: 【表6】 ここで、 a)Al2O3+La2O3は、0.1〜7.0重量%を占
め、そして b)MgO+ZnOは、0.1〜9.0重量%を占め
る、使用。 - 【請求項21】 請求項16〜20のいずれか1項に記
載の使用であって、ここで、前記歯科材料が、前記基材
に適用され、そして800℃未満の温度で焼結される、
使用。 - 【請求項22】 成型された歯科製品であって、該歯科
製品が、請求項1〜9のいずれか1項に記載のアパタイ
トガラスセラミック、または請求項12〜15のいずれ
か1項に記載の歯科材料を含有する、成型された歯科製
品。 - 【請求項23】 請求項22に記載の成型された歯科製
品であって、該歯科製品が、歯科修復物である、成型さ
れた歯科製品。 - 【請求項24】 請求項22または23に記載の成型さ
れた歯科製品であって、該歯科製品が、セラミック材料
またはガラスセラミック材料を基にしたコア、および該
コアに適用された、前記アパタイトガラスセラミックま
たは前記歯科材料を含むコーティングを有する、成型さ
れた歯科製品。 - 【請求項25】 請求項24に記載の成型された歯科製
品であって、ここで、前記ガラスセラミック材料が、二
ケイ酸リチウムガラスセラミックである、成型された歯
科製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10031430.9 | 2000-06-28 | ||
DE10031430A DE10031430A1 (de) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | Tiefsinternde Apatit-Glaskeramik |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002053343A true JP2002053343A (ja) | 2002-02-19 |
JP3860726B2 JP3860726B2 (ja) | 2006-12-20 |
Family
ID=7647063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001192066A Expired - Fee Related JP3860726B2 (ja) | 2000-06-28 | 2001-06-25 | 低温焼結アパタイトガラスセラミック |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1167311B1 (ja) |
JP (1) | JP3860726B2 (ja) |
AT (1) | ATE264275T1 (ja) |
CA (1) | CA2351193A1 (ja) |
DE (2) | DE10031430A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005263627A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Ivoclar Vivadent Ag | 珪質オキシアパタイトを基礎にするアパタイトガラスセラミック |
CN1326215C (zh) * | 2004-08-17 | 2007-07-11 | 中国电子科技集团公司第五十五研究所 | 硅半导体器件玻璃钝化工艺 |
JP2011225441A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Ivoclar Vivadent Ag | ZrO2成分を含有するケイ酸リチウムガラスセラミックおよびガラス |
JP2017501098A (ja) * | 2013-11-05 | 2017-01-12 | イフォクレール ヴィヴァデント アクチェンゲゼルシャフトIvoclar Vivadent AG | 遷移金属酸化物を含む二ケイ酸リチウム−アパタイトガラスセラミック |
CN110156332A (zh) * | 2019-05-10 | 2019-08-23 | 福建江夏学院 | 一种透明长余辉微晶玻璃及其制备方法 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7245407B2 (en) | 2002-06-10 | 2007-07-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Complex objective lens compatible with information media of different thicknesses |
DE10340597B4 (de) * | 2003-09-01 | 2007-11-08 | Ivoclar Vivadent Ag | Transluzente und radio-opake Glaskeramiken, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
WO2007014571A1 (de) * | 2005-07-29 | 2007-02-08 | Biocerma, Inc. | Glasig kristalline masse zum vergüten von oberflächen |
EP1905412B1 (de) * | 2006-09-29 | 2011-05-11 | Ivoclar Vivadent AG | Glas für dentale Anwendungen |
DE102007044845B3 (de) * | 2007-09-13 | 2008-12-18 | Denseo Gmbh | Glasurmasse zum Vergüten von Oberflächen, Verfahren zur Herstellung einer Glasur und deren Verwendung |
CN103359915B (zh) * | 2012-04-05 | 2016-12-14 | 深圳光启创新技术有限公司 | 一种玻璃陶瓷的制备方法及制备的超材料基板 |
EP3050856B1 (de) * | 2015-01-30 | 2019-05-29 | Ivoclar Vivadent AG | Lithiumsilikat-Diopsid-Glaskeramik |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4447317C2 (de) * | 1994-01-05 | 2000-04-27 | Joerg Talbiersky | Formstoffe, deren Herstellung und deren Verwendung |
DE4423793C1 (de) * | 1994-07-01 | 1996-02-22 | Ivoclar Ag | Leucithaltige Phosphosilikat-Glaskeramik, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
DE4428839C2 (de) * | 1994-08-01 | 1997-01-23 | Ivoclar Ag | Alkali-Zink-Silicat-Glaskeramiken und -Gläser und Verfahren zur Herstellung der Glaskeramiken |
DE19650692C2 (de) * | 1996-12-06 | 1999-01-14 | Schott Glas | Bleifreie Krongläser |
DE19725553A1 (de) * | 1997-06-12 | 1998-12-24 | Ivoclar Ag | Chemisch stabile transluzente Apatit-Glaskeramik |
DE19725552A1 (de) * | 1997-06-12 | 1998-12-24 | Ivoclar Ag | Alkali-Silicat-Glas |
DE19725555A1 (de) * | 1997-06-12 | 1998-12-24 | Ivoclar Ag | Transluzente Apatit-Glaskeramik |
-
2000
- 2000-06-28 DE DE10031430A patent/DE10031430A1/de not_active Ceased
-
2001
- 2001-06-21 CA CA002351193A patent/CA2351193A1/en not_active Abandoned
- 2001-06-25 JP JP2001192066A patent/JP3860726B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-06-27 EP EP01114794A patent/EP1167311B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-06-27 AT AT01114794T patent/ATE264275T1/de active
- 2001-06-27 DE DE50101956T patent/DE50101956D1/de not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005263627A (ja) * | 2004-03-18 | 2005-09-29 | Ivoclar Vivadent Ag | 珪質オキシアパタイトを基礎にするアパタイトガラスセラミック |
CN1326215C (zh) * | 2004-08-17 | 2007-07-11 | 中国电子科技集团公司第五十五研究所 | 硅半导体器件玻璃钝化工艺 |
JP2011225441A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Ivoclar Vivadent Ag | ZrO2成分を含有するケイ酸リチウムガラスセラミックおよびガラス |
JP2017501098A (ja) * | 2013-11-05 | 2017-01-12 | イフォクレール ヴィヴァデント アクチェンゲゼルシャフトIvoclar Vivadent AG | 遷移金属酸化物を含む二ケイ酸リチウム−アパタイトガラスセラミック |
CN110156332A (zh) * | 2019-05-10 | 2019-08-23 | 福建江夏学院 | 一种透明长余辉微晶玻璃及其制备方法 |
CN110156332B (zh) * | 2019-05-10 | 2021-12-07 | 福建江夏学院 | 一种透明长余辉微晶玻璃及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE264275T1 (de) | 2004-04-15 |
CA2351193A1 (en) | 2001-12-28 |
EP1167311A1 (de) | 2002-01-02 |
JP3860726B2 (ja) | 2006-12-20 |
DE50101956D1 (de) | 2004-05-19 |
DE10031430A1 (de) | 2002-01-17 |
EP1167311B1 (de) | 2004-04-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6620747B2 (en) | Low temperature-sintering apatite glass ceramic | |
US20200156989A1 (en) | LITHIUM SILICATE GLASS CERAMIC AND GLASS WITH ZrO2 CONTENT | |
JP2983961B2 (ja) | アルカリシリケートガラス | |
JP3093691B2 (ja) | 焼結可能な二ケイ酸リチウムガラスセラミック | |
JP2983962B2 (ja) | 半透明アパタイトガラスセラミック | |
US6626986B2 (en) | Low-temperature-sintering potassium-zinc-silicate glass | |
US6306784B1 (en) | Alkali silicate glass | |
US6802894B2 (en) | Lithium disilicate glass-ceramics | |
US5698019A (en) | Leucite-containing phosphosilicate glass-ceramic | |
JP3351701B2 (ja) | 二相歯科用陶材組成物 | |
JP3113230B2 (ja) | 化学安定性半透明アパタイトガラスセラミック | |
JP2002053339A (ja) | 低温焼結カリウム−亜鉛−ケイ酸塩ガラス | |
JP5590999B2 (ja) | リンケイ酸ガラスセラミック | |
CN112645601A (zh) | 包含过渡金属氧化物的焦硅酸锂-磷灰石玻璃陶瓷 | |
JP2005263627A (ja) | 珪質オキシアパタイトを基礎にするアパタイトガラスセラミック | |
JP2002053343A (ja) | 低温焼結アパタイトガラスセラミック | |
Kumar | Synthesis and characterization of bioactive glass-ceramic composites for dental veneering |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132 Effective date: 20050823 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060901 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060922 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |