JP2002053274A - エレベーター用操作ボタン - Google Patents

エレベーター用操作ボタン

Info

Publication number
JP2002053274A
JP2002053274A JP2000241243A JP2000241243A JP2002053274A JP 2002053274 A JP2002053274 A JP 2002053274A JP 2000241243 A JP2000241243 A JP 2000241243A JP 2000241243 A JP2000241243 A JP 2000241243A JP 2002053274 A JP2002053274 A JP 2002053274A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
button body
elevator
piezoelectric element
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000241243A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Makino
克己 牧野
Kazuko Matsuda
和子 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000241243A priority Critical patent/JP2002053274A/ja
Publication of JP2002053274A publication Critical patent/JP2002053274A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成であって操作時にボタン体が異常
なく変位動作して作動するエレベーター用操作ボタンを
得る。 【解決手段】 ケース12の開口部を覆って表板1を装
着し、また透光性材料からなるボタン枠11を表板1の
貫通孔2に嵌合して設ける。そして、弾性板状材からな
るボタン体13をボタン枠11に嵌着し、また光源体1
6をケース12に設けてボタン枠11の縁部に対向する
位置に配置する。さらに、押圧操作によって弾性変形し
たボタン体13による押圧によって作動する圧電素子1
8をケース12に設けたものである。これにより、操作
時にボタン体13が摺動動作せず、ボタン体13が弾性
変形して圧電素子18を押圧して動作することにより高
い操作信頼性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、かご等に設けら
れて、操作されることにより発光して応答動作するエレ
ベーター用操作ボタンに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば特許2635074号
公報に示された従来のエレベーター用操作ボタンの断面
図である。図において、1は貫通孔2が設けられた表
板、3はケース状に構成され照明孔4が設けられて、貫
通孔2に嵌合されたボタン枠、5はボタン枠3の底面寄
りに設けられて回路基板が装備された取付板、6はボタ
ン枠3に摺動可能に嵌合されたボタン体である。なお、
ボタン体6の表面にはエレベーターに配備された乗場の
階床等を標示する文字等からなる標示体が設けられてい
る。
【0003】7は取付板5の回路基板に設けられてボタ
ン体6の突出部によって押圧される可動接点ゴム、8は
取付板5の回路基板に設けられて可動接点ゴム7の接点
に対向して配置された固定接点、9はボタン体6と可動
接点ゴム7の間に設けられた復帰ばね、10は取付板5
の回路基板に設けられてボタン枠3の照明孔4に対向し
て配置された光源体である。
【0004】従来のエレベーター用操作ボタンは上記の
ように構成され、常時はボタン体6が復帰ばね9によっ
て付勢されて、ボタン枠3における表板1寄り位置に配
置される。そして、ボタン体6が押圧されると復帰ばね
9の付勢力に抗して下降し、可動接点ゴム7が押圧され
て弾性変形して接点が固定接点8に接触する。これによ
り、所要の制御回路(図示しない)が作動してエレベー
ターが制御され、また光源体10が付勢されてボタン枠
3の照明孔4によりボタン体6操作に対する視覚応答が
表示されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用操作ボタンでは、ボタン体6が押圧される
とボタン枠3との嵌合箇所において摺動変位する。この
ため、摺動変位時のボタン体6における摺動面の一側の
摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が阻止
される現象、すなわち図11においてボタン体6が傾斜
した状態で変位不能になる、いわゆる「セリ」が発生す
るという問題点があった。なお、「セリ」はボタン枠3
及びボタン体6の製作誤差、組立誤差、合成樹脂製品で
あることによる温度変形、経年変形等によって発生す
る。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、簡易な構成であって操作時にボ
タン体が異常なく変位動作して作動するエレベーター用
操作ボタンを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用操作ボタンにおいては、貫通孔が設けられてケー
スの開口部を覆って配置された表板と、透光性材料から
なり表板の貫通孔に嵌合されたボタン枠と、弾性板状材
からなりボタン枠に嵌着されたボタン体と、ケースに設
けられてボタン枠の縁部に対向する位置に配置された光
源体と、ケースに設けられて弾性変形したボタン体によ
って押圧されて動作する圧電素子とが設けられる。
【0008】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、ケース内に設けられて周縁部がボタ
ン体の裏面に接近して配置されて、ボタン体の裏面との
対向面にボタン体面の中心に向かってボタン体の裏面か
ら遠退く傾斜面が形成された間隔片が設けられる。
【0009】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、ボタン体の表面に陽刻状態に形成さ
れた標示体が設けられる。
【0010】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、ボタン体の表面に設けられた標示体
を備え、表面が標示体の色調とは対比が強い色調によっ
て製作されたボタン体が設けられる。
【0011】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、ボタン体の表面に装備されてボタン
枠寄りに配置された視覚障害者用の点字が設けられる。
【0012】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、表板とボタン枠の境界及びボタン枠
とボタン体の境界をそれぞれ密封して防水する防水シー
リングが設けられる。
【0013】また、この発明に係るエレベーター用操作
ボタンにおいては、圧電素子に接続された操作ボタン制
御回路と、この操作ボタン制御回路に接続されて、圧電
素子の動作を介して付勢されボタン体の操作に対する応
答音響を発生する音響表示装置とが設けられる。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図3は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1はエレベー
ターのかご操作盤の正面図、図2は図1のA部拡大図、
図3は図2の横断平面図である。図において、1は貫通
孔2が設けられた表板、11は透光性材料からなり表板
1の貫通孔2に嵌合されたボタン枠、12はケースで、
一側に開口部が形成されて、その開口部を覆って表板1
が装着されている。
【0015】5はケース12の底面に設けられてボタン
枠11のケース12内側の面に対向して配置された回路
基板、13は弾性板状材からなりボタン枠11に嵌着さ
れたボタン体、14はボタン体13の表面に設けられて
エレベーターに配備された乗場の階床を標示する文字等
からなる標示体、15は回路基板5とボタン体13の間
に配置されてボタン枠11の内周に接して設けられた間
隔片である。
【0016】16は回路基板5に設けられて、ボタン枠
11のケース12内側の面に形成された凹所に配置され
た発光ダイオードからなる光源体、17は回路基板5に
設けられてボタン体13の表面における中心対応位置に
配置された弾性導電体、18はボタン体13と弾性導電
体17の間に配置されて回路基板5に接続されたピエゾ
素子、すなわち圧電素子である。
【0017】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいて、常時はボタン体13が自由姿勢に配
置されて圧電素子18が押圧された状態になることはな
く電気的信号を発せず、すなわち動作することはない。
そして、ボタン体13が押圧されることによる弾性変形
により圧電素子18が押圧されて動作する。これによ
り、所要の制御回路(図示しない)が作動してエレベー
ターが制御され、また光源体16が付勢されてボタン枠
11が照明されて、ボタン体13操作に対する視覚応答
が表示される。
【0018】このように構成されたエレベーター用操作
ボタンのボタン体13は、前述のボタン体6のように押
圧によって摺動変位することなく、弾性変形によって圧
電素子18を押圧する。このため、ボタン体13に前述
の「セリ」が発生して操作による動作が阻止されること
がなく、操作時に正常に動作するので、操作信頼性の高
い操作ボタンを得ることができる。また、少ない部品数
によって組立てられた簡易な構成であるので、容易に製
作できて製造費を節減することができる。
【0019】実施の形態2.図4は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図3相当図である。
図において、前述の図1〜図3と同符号は相当部分を示
し、19は間隔片で、回路基板5とボタン体13の間に
配置されて周縁部がボタン体13の裏面及びボタン枠1
1の内周に接近して設けられて、ボタン体13との対向
面にボタン体13面の中心に向かって遠退く傾斜面20
が形成されている。
【0020】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体13が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体13が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。したがって、詳細な説明
を省略するが図4の実施の形態においても図1〜図3の
実施の形態と同様な作用が得られる。
【0021】また、図4の実施の形態において、間隔片
19のボタン体13との対向面に傾斜面20が形成され
ているので、ボタン体13が過度に押圧された場合に傾
斜面20によってボタン体13の過大な弾性変形が阻止
される。これにより、ボタン体13の過大弾性変形によ
る損壊、圧電素子18の過押圧による機能障害発生を未
然に防止することができる。
【0022】実施の形態3.図5も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図4相当図である。
図において、前述の図4と同符号は相当部分を示し、2
1は標示体で、ボタン体13の表面に浮き彫りされた状
態、すなわち陽刻状態に設けられてエレベーターに配備
された乗場の階床の文字等を標示する。
【0023】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体13が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体13が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。また、間隔片19のボタ
ン体13との対向面に傾斜面20が形成されている。し
たがって、詳細な説明を省略するが図5の実施の形態に
おいても図4の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0024】また、図5の実施の形態において、ボタン
体13の表面に標示体21が陽刻状態に設けられている
ので、視力の弱いエレベーターの乗客であっても、標示
体21を容易に認識することができる。したがって、操
作ボタンの誤操作が減少してエレベーターの運転効率を
向上することができる。
【0025】実施の形態4.図6も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図2相当図である。
なお、図6の他は前述の図1〜図3の実施の形態と同様
にエレベーター用操作ボタンが構成されている。図にお
いて、前述の図2と同符号は相当部分を示し、22はボ
タン体で表面に標示体14が設けられて、表面が標示体
14の色調とは対比が強い色調によって製作されてい
る。
【0026】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体22が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体22が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。したがって、詳細な説明
を省略するが図6の実施の形態においても図1〜図3の
実施の形態と同様な作用が得られる。
【0027】また、図6の実施の形態において、ボタン
体22の表面が標示体14の色調とは対比の強い色調に
よって製作される。このため、視力の弱いエレベーター
の乗客であっても、標示体14を容易に認識することが
できる。したがって、操作ボタンの誤操作が減少してエ
レベーターの運転効率を向上することができる。
【0028】実施の形態5.図7及び図8も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は前述の図2
相当図、図8は図7の横断平面図である。図において、
前述の図2及び図3と同符号は相当部分を示し、23は
ボタン体13の表面に設けられてボタン枠11寄りに配
置された視覚障害者用の点字である。
【0029】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体13が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体13が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。したがって、詳細な説明
を省略するが図7及び図8の実施の形態においても図1
〜図3の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0030】また、図7及び図8の実施の形態におい
て、点字23がボタン体13の表面におけるボタン枠1
1寄りに設けられる。このため、エレベーターの乗客の
点字利用者が点字23に触れたときに、ボタン体13が
押圧されることによって弾性変形しても、この弾性変形
が圧電素子18に及ぶことが少なくなる。したがって、
乗客が点字23に触れたときの圧電素子18の誤動作を
防ぐことができ、乗客が点字23に触れて生じる操作ボ
タンの誤操作が減少してエレベーターの運転効率を向上
することができる。
【0031】実施の形態6.図9も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、前述の図3相当図である。
図において、前述の図3と同符号は相当部分を示し、2
4は防水シーリングで、表板1とボタン枠11の境界及
びボタン枠11とボタン体13の境界をそれぞれ密封し
て防水する。
【0032】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体13が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体13が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。したがって、詳細な説明
を省略するが図9の実施の形態においても図1〜図3の
実施の形態と同様な作用が得られる。
【0033】また、図9の実施の形態において、表板1
及びボタン体13の表面側からケース12内に雨水等が
侵入することがなく、エレベーター用操作ボタンを露天
箇所に設置される乗場ボタン等として支障なく使用する
ことができる。
【0034】実施の形態7.図10も、この発明の他の
実施の形態の一例を示す図で、エレベーター用操作ボタ
ンに関連した制御回路図である。なお、図10の他は前
述の図1〜図3の実施の形態と同様にエレベーター用操
作ボタンが構成されている。図において、前述の図1〜
図3と同符号は相当部分を示す。
【0035】25はエレベーター用操作盤で、エレベー
ター制御盤26に接続されたボタンCPUからなる操作
ボタン制御回路27が設けられている。また、エレベー
ター用操作盤25には、光源体16、圧電素子18が設
けられた図1〜図3に示す操作ボタン28が設けられて
操作ボタン制御回路27に接続され、また操作ボタン制
御回路27に接続された音響表示装置29が設けられて
いる。
【0036】上記のように構成されたエレベーター用操
作ボタンにおいても、常時はボタン体13が自由姿勢に
配置されて圧電素子18が押圧された状態になることは
なく、ボタン体13が押圧されると弾性変形して圧電素
子18が押圧されて動作する。したがって、詳細な説明
を省略するが図10の実施の形態においても図1〜図3
の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0037】また、図10の実施の形態において、ボタ
ン体13の押圧操作を介して圧電素子18が動作する
と、操作ボタン制御回路27の動作によって音響表示装
置29が動作する。これによって、ボタン体13の押圧
操作に対して音響による応答が表示される。このため、
使い勝手のよいエレベーター用操作ボタンを得ることが
できる。
【0038】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、貫通孔
が設けられてケースの開口部を覆って配置された表板
と、透光性材料からなり表板の貫通孔に嵌合されたボタ
ン枠と、弾性板状材からなりボタン枠に嵌着されたボタ
ン体と、ケースに設けられてボタン枠の縁部に対向する
位置に配置された光源体と、ケースに設けられて弾性変
形したボタン体によって押圧されて動作する圧電素子と
を設けたものである。
【0039】このような構成によって、ボタン体がボタ
ン枠に対して摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性
変形によって圧電素子を押圧する。このため、ボタン体
がボタン枠に対して摺動するときに、ボタン体における
摺動面の一側の摺動抵抗のみが大きくなることによって
変位動作が阻止される現象の発生がない。したがって、
操作時に操作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い
操作ボタンを得る効果がある。
【0040】また、この発明は以上説明したように、ケ
ース内に設けられて周縁部がボタン体の裏面に接近して
配置されて、ボタン体の裏面との対向面にボタン体面の
中心に向かってボタン体の裏面から遠退く傾斜面が形成
された間隔片を設けたものである。
【0041】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、ボタン体面の中心に向かって
ボタン体の裏面から遠退く傾斜面が形成された間隔片に
よって、ボタン体が過度に押圧された場合にボタン体の
過大な弾性変形が阻止される。このため、ボタン体の過
大弾性変形による損壊、圧電素子の過押圧による機能障
害発生を未然に防止する効果がある。
【0042】また、この発明は以上説明したように、ボ
タン体の表面に陽刻状態に形成された標示体を設けたも
のである。
【0043】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、ボタン体の表面に陽刻状態に
標示体が設けられているので、視力の弱いエレベーター
の乗客であっても、標示体を容易に認識できて操作ボタ
ンの誤操作が減少してエレベーターの運転効率を向上す
る効果がある。
【0044】また、この発明は以上説明したように、ボ
タン体の表面に設けられた標示体を備え、表面が標示体
の色調とは対比が強い色調によって製作されたボタン体
を設けたものである。
【0045】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、ボタン体の表面の色調が標示
体の色調とは対比の強い色調によって製作されるので、
視力の弱いエレベーターの乗客であっても、標示体を容
易に認識することができ操作ボタンの誤操作が減少して
エレベーターの運転効率を向上する効果がある。
【0046】また、この発明は以上説明したように、ボ
タン体の表面に設けられてボタン枠寄りに配置された視
覚障害者用の点字を設けたものである。
【0047】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、点字がボタン体の表面におけ
るボタン枠寄りに設けられるので、エレベーターの乗客
の点字利用者が点字に触れたときに、ボタン体13が押
圧されることによる弾性変形が圧電素子に及ぶことが少
なくなる。したがって、乗客が点字に触れることによっ
て発生する圧電素子の誤動作を防ぐことができ、乗客が
点字に触れて生じる操作ボタンの誤操作が減少してエレ
ベーターの運転効率を向上する効果がある。
【0048】また、この発明は以上説明したように、表
板とボタン枠の境界及びボタン枠とボタン体との境界を
それぞれ密封して防水する防水シーリングを設けたもの
である。
【0049】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、防水シーリングによって表板
及びボタン体の表面側からケース内に雨水等が侵入する
ことがなく、エレベーター用操作ボタンを露天箇所に設
置される乗場ボタン等として使用可能にする効果があ
る。
【0050】また、この発明は以上説明したように、圧
電素子に接続された操作ボタン制御回路と、この操作ボ
タン制御回路に接続されて、圧電素子の動作を介して付
勢されボタン体の操作に対する応答音響を発生する音響
表示装置とを設けたものである。
【0051】これによって、ボタン体がボタン枠に対し
て摺動変位せず、押圧操作されたときに弾性変形によっ
て圧電素子を押圧する。このため、ボタン体がボタン枠
に対して摺動するときに、ボタン体における摺動面の一
側の摺動抵抗のみが大きくなることによって変位動作が
阻止される現象の発生がない。したがって、操作時に操
作ボタンが正常に動作し、操作信頼性の高い操作ボタン
を得る効果がある。また、ボタン体の押圧によって音響
表示装置が動作し、音響によって応答が表示されるの
で、使い勝手を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、エレベ
ーターのかご操作盤の正面図。
【図2】 図1のA部拡大図。
【図3】 図2の横断平面図。
【図4】 この発明の実施の形態2を示す図で、前述の
図3相当図。
【図5】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述の
図4相当図。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す図で、前述の
図2相当図。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す図で、前述の
図2相当図。
【図8】 図7の横断平面図。
【図9】 この発明の実施の形態6を示す図で、前述の
図3相当図。
【図10】 この発明の実施の形態7を示す図で、エレ
ベーター用操作ボタンに関連した制御回路図。
【図11】 従来のエレベーター用操作ボタンの断面
図。
【符号の説明】
1 表板、2 貫通孔、11 ボタン枠、12 ケー
ス、13 ボタン体、14 標示体、16 光源体、1
8 圧電素子、19 間隔片、20 傾斜面、21 標
示体、22 ボタン体、23 点字、24 防水シーリ
ング、27 操作ボタン制御回路、29 音響表示装
置。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔が設けられてケースの開口部を覆
    って配置された表板と、透光性材料からなり上記貫通孔
    に嵌合されたボタン枠と、弾性板状材からなり上記ボタ
    ン枠に嵌着されたボタン体と、上記ケースに設けられて
    上記ボタン枠の縁部に対向する位置に配置された光源体
    と、上記ケースに設けられて弾性変形した上記ボタン体
    によって押圧されて動作する圧電素子とを備えたエレベ
    ーター用操作ボタン。
  2. 【請求項2】 ケース内に設けられて周縁部がボタン体
    の裏面に接近して配置されて、上記ボタン体の裏面との
    対向面に上記ボタン体面の中心に向かって上記ボタン体
    の裏面から遠退く傾斜面が形成された間隔片を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレベーター用操作ボタ
    ン。
  3. 【請求項3】 ボタン体の表面に陽刻状態に設けられた
    標示体を備えたことを特徴とする請求項1及び請求項2
    のいずれか一つに記載のエレベーター用操作ボタン。
  4. 【請求項4】 ボタン体の表面に設けられた標示体を備
    え、上記ボタン体を、上記表面が上記標示体の色調とは
    対比が強い色調によって製作されたものとしたことを特
    徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一つに記載のエ
    レベーター用操作ボタン。
  5. 【請求項5】 ボタン体の表面に設けられてボタン枠寄
    りに配置された視覚障害者用の点字を備えたことを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載のエレ
    ベーター用操作ボタン。
  6. 【請求項6】 表板とボタン枠の境界及び上記ボタン枠
    とボタン体の境界をそれぞれ密封して防水する防水シー
    リングを備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5の
    いずれか一つに記載のエレベーター用操作ボタン。
  7. 【請求項7】 圧電素子に接続された操作ボタン制御回
    路と、この操作ボタン制御回路に接続されて、上記圧電
    素子の動作を介して付勢されボタン体の操作に対する応
    答音響を発生する音響表示装置とを備えたことを特徴と
    する請求項1〜請求項6のいずれか一つに記載のエレベ
    ーター用操作ボタン。
JP2000241243A 2000-08-09 2000-08-09 エレベーター用操作ボタン Pending JP2002053274A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000241243A JP2002053274A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 エレベーター用操作ボタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000241243A JP2002053274A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 エレベーター用操作ボタン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002053274A true JP2002053274A (ja) 2002-02-19

Family

ID=18732457

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000241243A Pending JP2002053274A (ja) 2000-08-09 2000-08-09 エレベーター用操作ボタン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002053274A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1780159A1 (de) * 2005-10-26 2007-05-02 Inventio Ag Bedienfeld für einen Aufzug und Aufzug mit einem solchen Bedienfeld
US7562748B2 (en) * 2003-05-19 2009-07-21 Otis Elevator Company Elevator call button with tactile feedback
WO2011042986A1 (ja) 2009-10-09 2011-04-14 三菱電機株式会社 インジケータ装置
JP2011143994A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの操作ボタン装置
JP2012096916A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Fujitec Co Ltd エレベータ操作装置
FR2986073A1 (fr) * 2012-01-24 2013-07-26 Octe Module pour le controle auditif d'appel d'un ascenseur et procede de controle correspondant
WO2019082375A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 三菱電機株式会社 エレベータの操作ボタン

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7562748B2 (en) * 2003-05-19 2009-07-21 Otis Elevator Company Elevator call button with tactile feedback
EP1780159A1 (de) * 2005-10-26 2007-05-02 Inventio Ag Bedienfeld für einen Aufzug und Aufzug mit einem solchen Bedienfeld
US9136072B2 (en) 2009-10-09 2015-09-15 Mitsubishi Electric Corporation Indicator apparatus
KR20120061948A (ko) 2009-10-09 2012-06-13 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 인디케이터 장치
JP5132816B2 (ja) * 2009-10-09 2013-01-30 三菱電機株式会社 インジケータ装置
WO2011042986A1 (ja) 2009-10-09 2011-04-14 三菱電機株式会社 インジケータ装置
KR101597389B1 (ko) 2009-10-09 2016-02-24 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 인디케이터 장치
JP2011143994A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの操作ボタン装置
JP2012096916A (ja) * 2010-11-05 2012-05-24 Fujitec Co Ltd エレベータ操作装置
FR2986073A1 (fr) * 2012-01-24 2013-07-26 Octe Module pour le controle auditif d'appel d'un ascenseur et procede de controle correspondant
EP2620404A1 (fr) * 2012-01-24 2013-07-31 Octe Module pour le contrôle auditif d'appel d'un ascenseur et procédé de contrôle correspondant
WO2019082375A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 三菱電機株式会社 エレベータの操作ボタン
JPWO2019082375A1 (ja) * 2017-10-27 2020-04-02 三菱電機株式会社 エレベータの操作ボタン
CN111247077A (zh) * 2017-10-27 2020-06-05 三菱电机株式会社 电梯的操作按钮

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5221819B2 (ja) 2段式スイッチ
US7235752B1 (en) Illuminating membrane switch and illuminating keypad using the same
JP5301118B2 (ja) キーアセンブリ及びこれを備えた携帯端末機
JP4917840B2 (ja) シートスイッチモジュール
CA2531730C (en) Key input device
JP5607534B2 (ja) 主として自動車用のタッチ制御面を有する制御モジュール
KR100617279B1 (ko) 엘리베이터의 조작 버튼 장치
CN103619637A (zh) 包括电阻类型背光键的控制面板
KR20080111047A (ko) 자동차의 다기능 디스플레이 및 조작 장치
US8466383B2 (en) Illuminant human interface device
JP2002053274A (ja) エレベーター用操作ボタン
JP4709001B2 (ja) キーシート
JP3873156B2 (ja) 操作パネル
JP2009146806A (ja) 押ボタンスイッチ
JP2007157384A (ja) シートスイッチ
JPH0940308A (ja) エレベーター用押ボタン装置
KR200466306Y1 (ko) 국부 발광 키보드
JP6641193B2 (ja) 照光式押釦スイッチ部材
JP2609142B2 (ja) キーボタン
JP2007305469A (ja) 照光式入力装置
JP2019059382A (ja) 乗物用照明装置
CN218228881U (zh) 车内饰板及汽车
US20230125225A1 (en) Keyboard
JP2002075116A (ja) 押釦スイッチ用カバー部材
JP5276484B2 (ja) 車両用の操作パネル