JP2002053103A - 気泡含有シートによる自動包装方法及び装置 - Google Patents

気泡含有シートによる自動包装方法及び装置

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JP2002053103A
JP2002053103A JP2000239296A JP2000239296A JP2002053103A JP 2002053103 A JP2002053103 A JP 2002053103A JP 2000239296 A JP2000239296 A JP 2000239296A JP 2000239296 A JP2000239296 A JP 2000239296A JP 2002053103 A JP2002053103 A JP 2002053103A
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sheet
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rear end
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Tsutomu Fukumi
勉 福見
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FUKUMI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール交換作業を頻繁に行わなくてもすみ、
片面にクラフト紙等が接着された気泡含有シートを用い
ても破れること包装できる自動包装方法及び装置を提供
する。 【解決手段】 上下に配置されたシートロールから供給
された気泡含有シート16、17の前端部どうしを予め
融着しておき、被包装物12を、上下の気泡含有シート
16、17の間にプッシャ31で挿入した後、上下の気
泡含有シート16、17どうしを、被包装物12の両側
部と、後端部と、この後端部から後方に所定長さ離れた
位置とにおいて、ヒータ61、62、63、64によっ
て熱融着させると共に、前記後端部と前記後端部から所
定長さ離れた位置との間で、上下のシート16、17を
カッター65で切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアーパッキンの
ような気泡含有シートで、書籍などの被包装物を自動的
に包装する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】書籍や雑誌を一冊単位で個人向けに配送
する場合、配送中の衝撃による損傷防止のために、エア
ーパッキンのような気泡含有シートで包装することが知
られている。
【0003】従来、これらの包装は、長さ方向に沿って
半折りされた気泡含有シートを供給して、この気泡含有
シートの折曲片と折曲片との間に被包装物を挿入し、折
曲片の一側辺に沿った端部どうしと、被包装物の後方に
位置する幅方向に渡る部分とを融着し、それと同時に幅
方向に渡る部分の融着部の中間で気泡含有シートを切断
することによってなされていた。この場合、次の被包装
物を包装する際に、切断した気泡含有シートの前端部は
予め融着された状態となる。また、この方法では、シー
トを融着させるためのヒータは、平面的に見てL字状を
なしている。
【0004】また、特開2000−128129号公報
には、エアーパッキンを幅方向の中央位置でU字状に折
り曲げながら被包装物を内部に挿入し、U字状の開口縁
部どうしを熱融着して筒状とした後、被包装物の前後端
部において熱融着し、後端部において融着された部分の
後方で切り離して包装体とする、いわゆるピロー包装と
呼ばれる方法を採用した気泡シートの自動包装装置が開
示されている。
【0005】ところで、上記エアーパッキンは半透明で
あり、このエアーパッキンによる包装体はその中身が外
部から透けて見えてしまう。しかし、個人向けに発送さ
れる書籍や雑誌は、第3者に見られないことが好ましい
場合がある。そのような場合は、包装体の中身が外部か
ら透けて見えないように、片面にクラフト紙を接着した
クラフトエアーパッキンが好ましく使用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予め半
折されたエアーパッキンを用い、L字状のヒータにより
包装する方法においては、予め半折されたエアーパッキ
ンをロールとした場合、ロール1巻当たりの長さが短く
なり、ロールを頻繁に交換する必要があった。そのた
め、包装作業が煩雑になるという問題があった。
【0007】一方、上記特開2000−128129号
公報の気泡シートの自動包装装置によれば、エアーパッ
キンを予め半折しておく必要がなく、ロールの交換頻度
を減らすことができるという利点がある。しかしなが
ら、U字状に折り曲げられたエアーパッキンの縁部どう
しを融着し筒状とする際、エアーパッキンを強く引張っ
て縁部どうしを重ねあわせる必要があった。ところが、
片面にクラフト紙を接着したエアーパッキンでは、強く
引っ張ったときにクラフト紙が破けてしまうという問題
点があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、ロール交換作業
を頻繁に行わなくてもすみ、片面にクラフト紙を接着し
た気泡含有シートでも破れることなく包装することがで
きる気泡含有シートによる自動包装方法及び装置を提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の気泡含有シートによる自動包装方法は、上
下に配置された一対のシートロールから供給された、少
なくとも片面が熱融着可能な材質からなる気泡含有シー
トの前端部どうしを予め融着し、前記上下の気泡含有シ
ートの間に被包装物をプッシャで挿入し、前記上下の気
泡含有シートどうしを、前記被包装物の両側部と、後端
部と、この後端部から後方に所定長さ離れた位置とにお
いて、ヒータによって熱融着させると共に、前記後端部
と前記後端部から所定長さ離れた位置との間で、前記上
下のシートを切断することを特徴とする。
【0010】本発明の自動包装方法によれば、上下に配
置された一対のシートロールからそれぞれ気泡含有シー
トを供給し、上下の気泡含有シートで被包装物を挟むよ
うにして包装するので、気泡含有シートを予め半折して
おく必要がなく、シートロール1巻当たりのシート長さ
が長くなる。そのため、シートロールの交換頻度を低減
でき、作業性を向上することができる。
【0011】また、上下の気泡含有シートで被包装物を
挟むようにして包装するので、気泡含有シートが強く引
っ張られることはなく、気泡含有シートとして、例えば
片面にクラフト紙を接着したエアーパッキンを用いた場
合でも、クラフト紙が破れることがない。
【0012】更に、被包装物の両側部と、後端部と、こ
の後端部から後方に所定長さ離れた位置とにおいて、ヒ
ータによって熱融着させると共に、後端部と後端部から
所定長さ離れた位置との間で、上下のシートを切断する
ようにしたので、作業性よく効率的に包装作業を行うこ
とができる。
【0013】本発明の自動包装方法においては、前記気
泡含有シートは、前記被包装物が挿入されるタイミング
にあわせて作動するピンチローラによって、前記被包装
物が挿入される速度と同速度で供給されることが好まし
い。これによれば、被包装物を挿入するときに、気泡含
有シートを円滑に供給できると共に、気泡含有シートに
強い引張力がかかることを確実に防止することができ
る。
【0014】また、前記ヒータは、上下に配置される一
対のヒータからなり、上側のヒータが下降し、下側のヒ
ータが上昇し、前記気泡含有シートを前記被包装物の厚
さ方向の中間位置で挟み込んで熱融着することが好まし
い。これによれば、例えばクラフト紙を接着したエアー
パッキンを用いた場合でも、上下のヒータで挟むことに
より、クラフト紙を通してエアーパッキンを加熱して融
着させることができ、前記被包装物の厚さ方向の中間位
置で挟み込んで熱融着することにより、上下のシートの
周縁部をできるだけ整合させて、きれいな形状に包装で
きる。
【0015】更に、前記気泡含有シートが、片面にクラ
フト紙を接着したエアーパッキンであることが好まし
く、これによれば、被包装物が外から見えないようにし
て、頑丈に包装することができる。
【0016】また、本発明による気泡含有シートによる
自動包装装置は、少なくとも片面が熱融着可能な材質か
らなる気泡含有シートで被包装物を包装する自動包装装
置において、前記被包装物が載置される載置部と、この
被包装物を包装する包装部とを有するテーブルが設けら
れた基台と、前記載置部と前記包装部との間に上下から
前記気泡含有シートを供給する上下に対置された一対の
シートロールと、前記気泡含有シートの前端部どうしが
予め融着された状態で、前記載置部に載置された被包装
物を前記包装部に移動させて、上下の気泡含有シートの
間に前記被包装物を挿入するプッシャと、前記上下の気
泡含有シートどうしを、前記被包装物の両側部と、後端
部と、この後端部から後方に所定長さ離れた位置とにお
いて熱融着させるヒータと、前記後端部と前記後端部か
ら所定長さ離れた位置との間で、前記上下のシートを切
断するカッターとを備えていることを特徴とする。
【0017】本発明の自動包装装置によれば、上下のシ
ートロールからそれぞれ気泡含有シートを供給し、それ
らの前端部を予め熱融着しておく。この状態で、載置部
に載置された被包装物をプッシャで押し込むと、被包装
物は、上下の気泡含有シートの間に挿入される。この状
態で、ヒータにより上下の気泡含有シートどうしを、前
記被包装物の両側部と、後端部と、この後端部から後方
に所定長さ離れた位置とにおいて熱融着させ、カッター
により後端部とこの後端部から所定長さ離れた位置との
間で、上下のシートを切断することにより、被包装物を
気泡含有シートで包装し封着することができる。また、
次の包装に使用される上下の気泡含有シートの前端部
は、前記カッターにより切断された他端の熱融着部をな
すので、予め熱融着された状態となっている。したがっ
て、この自動包装装置によれば、前記自動包装方法で説
明したことと同様な作用、効果がもたらされる。
【0018】本発明の自動包装装置においては、前記上
下のシートロールから前記気泡含有シートを前記載置部
と前記包装部との間に至る部分に、前記上下の気泡含有
シートをそれぞれ挟持して、前記プッシャーと同期させ
て同速度で送り出すピンチローラが設けられていること
が好ましい。
【0019】また、前記ヒータは、上下に配置される一
対のヒータからなり、上側のヒータが下降し、下側のヒ
ータが上昇し、前記気泡含有シートが前記被包装物の厚
さ方向の中間位置で挟み込まれて熱融着される構造をな
すことが好ましい。
【0020】更に、本発明の自動包装装置は、片面にク
ラフト紙を接着したエアーパッキンによる包装に好適で
ある。
【0021】なお、これらの好ましい態様による作用、
効果は、前記自動包装方法において説明したことと同様
である。
【0022】
【発明の実施の形態】図1〜10には、本発明の気泡含
有シートによる自動包装装置の一実施形態が示されてい
る。図1は同自動包装装置の正面図、図2は同自動包装
装置の側面図、図3は同自動包装装置の平面図、図4は
同自動包装装置におけるヒータの平面図、図5は同自動
包装装置に使用されるクラフトエアーパッキンの概観を
示す斜視図、図6は同自動包装装置において被包装物が
基台の載置部に載置された状態を示す正面図、図7は同
自動包装装置において被包装物が包装部に押出される途
中の状態を示す正面図、図8は同自動包装装置において
被包装物が気泡含有シートの間に挿入され包装部に載置
された状態を示す正面図、図9は同自動包装装置におい
てヒータが合わさって気泡含有シートどうしが熱融着さ
れる状態を示す正面図、図10は同自動包装装置により
包装された包装体を示し、(a)は斜視図、(b)は側
断面図である。
【0023】この自動包装装置11は、被包装物12が
載置される載置部21aと、この被包装物12を包装す
る包装部21bとを有するテーブル21が設けられた基
台13を備える。基台13は、上方に延出された支柱2
2を有し、支柱22の上端部に支軸23を介して上方シ
ートロール14が回動可能に支持されている。また、基
台13の内部には、軸受24に保持された支軸25を介
して下方シートロール15が回動可能に支持されてい
る。なお、図1及び図2において、軸受24の基端部は
図示されていないが、基台13内部の所定位置に固定さ
れている。
【0024】載置部21aには、被包装物12を包装部
21bに押出すためのプッシャ31が設けられている。
プッシャ31は、載置部21aの下面に配設されたスラ
イダ32から延出された軸部31aと、この軸部31b
の前端部に取付けられた押板31bとで構成されてい
る。スライダ32は、図3におけるモータ27によって
回転するボールネジ33に螺合しており、モータ27の
作動によって図1、3の左右方向に往復移動するように
なっている。
【0025】包装部21bには、被包装物12の移動経
路を挟むように一対の支持板34、34が立設されてい
る。そして、載置部21aに近接する位置に、両端が支
持板34、34で支持された、それぞれ1対ずつの上方
ピンチローラ38a,38bと下方ピンチローラ39
a,39bとがテーブル21を挟むように配設されてい
る。また、上方ピンチローラ38a,38bの上方に
は、支持板34、34とに両端を支持されたガイドロー
ラ37が配設され、上方シートロール14から繰り出さ
れた気泡含有シート16が、ガイドローラ37を介して
上方ピンチローラ38a,38bに挟まれて供給される
ようになっている。同様に、下方シートロール15から
繰り出された気泡含有シート17が、下方ピンチローラ
39a,39bに挟まれて供給されるようになってい
る。
【0026】上方ピンチローラ38a,38bと、下方
ピンチローラ39a,39bとは、詳細説明を省略する
が、モータ及び連動機構からなる駆動機構41を介し
て、挟持したそれぞれの気泡含有シート16、17を、
包装部21bに送り出す方向に回転するようになってい
る。なお、ピンチローラの駆動は、シートを挟持する一
対のもののうち、少なくとも一方が回転すればよい。
【0027】また、図6〜9に示すように、上方ピンチ
ローラ38a,38bと、下方ピンチローラ39a,3
9bとの間には、センサ49が設けられている。センサ
49は、例えば被包装物12の移動経路を挟むように配
置した発光手段と受光手段とで構成され、発光手段から
発光された光が被包装物12で遮られて受光手段が光を
感知しなくなったときに被包装物12の通過を検知す
る。そして、センサ49が被包装物12を検知すると、
上方ピンチローラ38a,38bと、下方ピンチローラ
39a,39bを回転させて、気泡含有シート16、1
7を送り出し、センサ49が被包装物12を検知しなく
なると、所定のタイミングで上記各ピンチローラ38
a,38b,39a,39bの回転を停止するようにな
っている。
【0028】支持板34、34とで挟まれた空間の上方
及び下方には、上方シリンダ固定部35及び下方シリン
ダ固定部36が設けられており、上方シリンダ固定部3
5には上方第1シリンダ51、上方第2シリンダ52、
上方第3シリンダ53が、下方シリンダ固定部36には
下方第1シリンダ54、下方第2シリンダ55、下方第
3シリンダ55が固定されている。
【0029】上方第1シリンダ51及び上方第3シリン
ダ53の作動ロッド下端には、それぞれスプリング5
7、58を介して、上方両側ヒータ61及び上方前後ヒ
ータ62がそれぞれ取付けられ、ヒータ61、62が包
装部21bの上方において、テーブル21に対して昇降
するように配置されている。
【0030】図4に示すように、上方両側ヒータ61
は、平面からみて長方形状の一対の押圧面61a、61
bを有する。そして、この一対の押圧面61a、61b
は、その長手方向が被包装物12の移動方向と平行にな
るように所定間隔をおいて配置されている。また、上方
前後ヒータ62も同様に、平面からみて長方形状の一対
の押圧面62a、62bを有し、上方両側ヒータ61に
隣設する位置に、押圧面62a、62bの長手方向が被
包装物12の移動方向と直交するように、所定間隔をお
いて配置されている。
【0031】下方第1シリンダ54の作動ロッド上端に
は、下方両側ヒータ63が取付けられ、下方第2シリン
ダ55の作動ロッド上端には、アーム57を介して下方
前後ヒータ64が取付けられている。そして、下方第1
シリンダ54及び下方第2シリンダ55の作動により、
これらのヒータ63、64が包装部21bの下方におい
て、テーブル21に対して昇降するようになっている。
なお、下方のヒータ63、64の上昇端は、被包装物1
2の底面から厚さの1/2の高さとされることが好まし
いが、被包装物12の厚さが一定しないような場合、例
えば被包装物12の底面から10mm程度上昇した位置
というように、被包装物の厚さの途中に位置する適当な
高さに設定されていてもよい。
【0032】下方両側ヒータ63及び下方前後ヒータ6
4は、平面的に見て、前記上方両側ヒータ61及び前記
上方前後ヒータ62と整合する位置及び形状をなしてい
る。すなわち、包装部21bの上方及び下方には、同一
平面形状の押圧面を有する一対の両側ヒータ61と6
3、及び一対の前後ヒータ62と64とが対向して配置
されている。また、下方前後ヒータ64は、被包装物1
2の移動方向に所定間隔で配置された一対の押圧面64
a,64bを有し、これらの押圧面64a,64bは、
上方前後ヒータ62の押圧面62a,62bと対置され
ている。
【0033】また、下方第3シリンダ56の作動ロッド
には、下方前後ヒータ64の一対の押圧面64a、64
bの間に進退動作するカッター65が取付けられてい
る。そして、下方第3シリンダ56の作動によって、前
記カッター65が押し上げられたとき、カッター65の
刃先が下方前後ヒータ64の押圧面64a、64bから
わずかに突出して、気泡含有シート16、17を、押圧
面64a、64bの間で切断するようになっている。
【0034】上方第2シリンダ52の作動ロッド下端に
は、押え部66が取付けられ、上下の気泡含有シート1
6、17どうしを融着する際、押え部66が被取付部材
12をテーブル21に押圧固定するようになっている。
【0035】図5に示すように、この実施形態で使用さ
れる気泡含有シート16は、エアーパッキン16aの片
面にクラフト紙16bを、図示しない接着層を介して接
着したものである。この気泡含有シート16において
は、エアーパッキン16aが熱融着される面となり、被
包装物12に接するように配設される。下方シートロー
ル15から供給される気泡含有シート17も、この気泡
含有シート16と同様なクラフト紙を片面に接着された
エアーパッキンからなる。なお、被包装物12が外部に
透けて見えても構わない場合には、気泡含有シート16
として、通常のエアーパッキンを使用してもよい。
【0036】次に、上記自動包装装置11を用いた、本
発明の気泡含有シートによる自動包装方法の一実施形態
を説明する。
【0037】包装作業を開始するにあたり、まず、上方
シートロール14から気泡含有シート16を引き出し、
その端部を上方ピンチローラ38a,38bの間を通し
て包装部21b近傍に配置する。また、下方シートロー
ル15から気泡含有シート17を引き出し、その端部を
下方ピンチローラ39a,39bの間を通して、包装部
21b近傍に配置する。そして、予め、上方前後ヒータ
62と下方前後ヒータ64とで、気泡含有シート16、
17の端部どうしを融着し、基台13の載置部21aと
包装部21bとの間に配置する。
【0038】この状態で、載置部21aに被包装物12
を図示しない供給装置を介して載置し、スライダ32を
移動させて、プッシャ31を押出す。すると、被包装物
12がプッシャ31に押されて包装部21bに向かって
移動し、上方の気泡含有シート16と下方の気泡含有シ
ート17との間に挿入される。このとき、図7に示すよ
うに、センサ49が被包装物12を検知し、上方ピンチ
ローラ38と下方ピンチローラ39とを同期させて回転
させ、気泡含有シート16、17が包装部21bに向か
って、被包装物12の移動速度と同速度で送り出され
る。
【0039】被包装物12全体が包装部21bに到達
し、被包装物12の前端面、上面及び底面が気泡含有シ
ート16、17に覆われた状態(図8参照)になると、
センサ49が被包装物12を検知できなくなり、ピンチ
ローラ16、17の作動が停止する。更に、上方第2シ
リンダ52の作動により、押え部66によって被包装物
12がテーブル21上に押圧固定される。こうして、気
泡含有シート16、17及び被包装物12の位置が固定
されると、プッシャ31は載置部21aの方へ移動し、
開始状態の位置に戻る。
【0040】続いて、上方第1シリンダ51、上方第3
シリンダ53、下方第1シリンダ54、及び下方第2シ
リンダ55が作動し、気泡含有シート16、17が上方
両側ヒータ61、上方前後ヒータ62、下方両側ヒータ
63、及び下方前後ヒータ64に挟持される。すなわ
ち、上方両側ヒータ61と下方両側ヒータ63が、被包
装物12の両側部で上下の気泡含有シート16、17を
挟んで熱融着し、上方前後ヒータ62の押圧面62a、
62bと下方前後ヒータ64の押圧面64a、64b
が、被包装物12の後端部及びそこからやや後方に所定
長さ離れた位置で、上下の気泡含有シート16、17を
挟んで熱融着させる(図9参照)。
【0041】更に、上記操作とほぼ同期して、下方第3
シリンダ56が作動し、カッター65が上昇して、上方
前後ヒータ62の押圧面62aと下方前後ヒータ64の
押圧面64aとにより融着された部分(被包装物12の
後端部において融着された部分)と、上方前後ヒータ6
2の押圧面62bと下方前後ヒータ64の押圧面64b
とにより融着された部分(被包装物12の後端部から後
方に所定長さ離れた位置において融着された部分)との
間で、上下の気泡含有シート16、17が切断される。
【0042】こうして、図10に示すように、上下の気
泡含有シート16、17が、被包装物12の前端部12
a、後端部12b及び両側部12cで融着され、被包装
物12を包み込んだ包装体71が形成される。
【0043】一方、気泡含有シート16の上方シートロ
ール14に連続する部分、及び気泡含有シート17の下
方シートロール15に連続する部分は、それらの前端部
どうしが融着された状態で、基台13の載置部21aと
包装部21bとの間に配置され、次の被包装物12を包
装する開始状態となる。この状態で、載置部21aに次
の被包装物12を載置し、上記の操作を繰返すことによ
り連続的に自動包装することができる。
【0044】上記自動包装方法によれば、上下のシート
ロール14、15から気泡含有シート16、17をそれ
ぞれ供給するので、半折された気泡含有シートを巻いた
場合に比べて、シートロール14、15の1巻当たりの
長さを長くすることができ、シートロール14、15の
取り換え頻度を少なくすることができる。
【0045】また、被包装物12を上下の気泡含有シー
ト16、17で挟んで包装するようにしたので、ピロー
包装のように気泡含有シートが引っ張られることが少な
く、例えばクラフト紙16bを片面に接着されたエアー
パッキン16aなどであっても、クラフト紙16bが破
れる虞れがない。
【0046】更に、気泡含有シート16、17が、上方
両側ヒータ61と下方両側ヒータ63、及び上方前後ヒ
ータ62と下方前後ヒータ64とで挟持されるので、ク
ラフト紙16bを片面に接着されたエアーパッキン16
aなどであっても、クラフト紙16bを通して充分に加
熱して融着させることができる。
【0047】更にまた、上方両側ヒータ61と下方両側
ヒータ63、及び上方前後ヒータ62と下方前後ヒータ
64とによる熱融着は、気泡含有シート16、17を被
包装物12の厚さ方向の中間位置で挟み込んで行われる
ので、被包装物12の形状に適合させてきれいな形で包
装することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上下に配置された一対のシートロールからそれぞれ気泡
含有シートを供給し、上下の気泡含有シートで被包装物
を挟むようにして包装するので、気泡含有シートを予め
半折しておく必要がなく、シートロール1巻当たりのシ
ート長さが長くなるため、シートロールの交換頻度を低
減でき、作業性を向上することができる。
【0049】また、上下の気泡含有シートで被包装物を
挟むようにして包装するので、気泡含有シートが強く引
っ張られることはなく、気泡含有シートとして、例えば
片面にクラフト紙を接着したエアーパッキンを用いた場
合でも、クラフト紙が破れることがない。
【0050】更に、上下の気泡含有シートを、被包装物
の両側部と、後端部と、この後端部から後方に所定長さ
離れた位置とで、ヒータによって熱融着させると共に、
後端部と後端部から所定長さ離れた位置との間で切断す
るようにしたので、作業性よく効率的に包装作業を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の気泡含有シートによる自動包装装置の
正面図である。
【図2】同自動包装装置の側面図である。
【図3】同自動包装装置の平面図である。
【図4】同自動包装装置におけるヒータの平面図であ
る。
【図5】同自動包装装置に使用されるクラフトエアーパ
ッキンの概観を示す斜視図である。
【図6】同自動包装装置において被包装物が基台の載置
部に載置された状態を示す正面図である。
【図7】同自動包装装置において被包装物が包装部に押
出される途中の状態を示す正面図である。
【図8】同自動包装装置において被包装物が気泡含有シ
ートの間に挿入され包装部に載置された状態を示す正面
図である。
【図9】同自動包装装置においてヒータが合わさって気
泡含有シートどうしが熱融着される状態を示す正面図で
ある。
【図10】同自動包装装置により包装された包装体を示
し、(a)は斜視図、(b)は側断面図である。
【符号の説明】
11 自動包装装置 12 被包装物 12a 前端部 12c 両側部 12b 後端部 12c 両側部 13 基台 14 上方シートロール 15 下方シートロール 16、17 気泡含有シート 16a エアーパッキン 16b クラフト紙 21 テーブル 21a 載置部 21b 包装部 31 プッシャ 32 スライダ 35 上方シリンダ固定部 36 下方シリンダ固定部 37 ガイドローラ 38 上方ピンチローラ 39 下方ピンチローラ 49 センサ 51 上方第1シリンダ 52 上方第2シリンダ 53 上方第3シリンダ 54 下方第1シリンダ 55 下方第2シリンダ 56 下方第3シリンダ 61 上方両側ヒータ 62 上方前後ヒータ 63 下方両側ヒータ 64 下方前後ヒータ 65 カッター 66 押え部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E050 AA08 AB02 AB05 BA05 CA01 CA08 CB03 DD03 DF01 FA03 FB02 FB07 GB02 HA02 HA07 3E051 AA03 AB06 BA02 CA02 CA08 EA03 FB02 FD01 HA04 HA07 HE01 JA02 KA03 KA08 KB01 LA03 LA04 LA08 LA09 LA10 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に配置された一対のシートロールか
    ら供給された、少なくとも片面が熱融着可能な材質から
    なる気泡含有シートの前端部どうしを予め融着し、前記
    上下の気泡含有シートの間に被包装物をプッシャで挿入
    し、前記上下の気泡含有シートどうしを、前記被包装物
    の両側部と、後端部と、この後端部から後方に所定長さ
    離れた位置とにおいて、ヒータによって熱融着させると
    共に、前記後端部と前記後端部から所定長さ離れた位置
    との間で、前記上下のシートを切断することを特徴とす
    る気泡含有シートによる自動包装方法。
  2. 【請求項2】 前記気泡含有シートは、前記被包装物が
    挿入されるタイミングにあわせて作動するピンチローラ
    によって、前記被包装物が挿入される速度と同速度で供
    給される請求項1記載の気泡含有シートによる自動包装
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ヒータは、上下に配置される一対の
    ヒータからなり、上側のヒータが下降し、下側のヒータ
    が上昇し、前記気泡含有シートを前記被包装物の厚さ方
    向の中間位置で挟み込んで熱融着する請求項1又は2に
    記載の気泡含有シートによる自動包装方法。
  4. 【請求項4】 前記気泡含有シートが、片面にクラフト
    紙を接着したエアーパッキンである請求項1〜3のいず
    れか1つに記載の気泡含有シートによる自動包装方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも片面が熱融着可能な材質から
    なる気泡含有シートで被包装物を包装する自動包装装置
    において、 前記被包装物が載置される載置部と、この被包装物を包
    装する包装部とを有するテーブルが設けられた基台と、 前記載置部と前記包装部との間に上下から前記気泡含有
    シートを供給する上下に対置された一対のシートロール
    と、 前記気泡含有シートの前端部どうしが予め融着された状
    態で、前記載置部に載置された被包装物を前記包装部に
    移動させて、上下の気泡含有シートの間に前記被包装物
    を挿入するプッシャと、 前記上下の気泡含有シートどうしを、前記被包装物の両
    側部と、後端部と、この後端部から後方に所定長さ離れ
    た位置とにおいて熱融着させるヒータと、 前記後端部と前記後端部から所定長さ離れた位置との間
    で、前記上下のシートを切断するカッターとを備えてい
    ることを特徴とする気泡含有シートによる自動包装装
    置。
  6. 【請求項6】 前記上下のシートロールから前記気泡含
    有シートを前記載置部と前記包装部との間に至る部分
    に、前記上下の気泡含有シートをそれぞれ挟持して、前
    記プッシャーと同期させて同速度で送り出すピンチロー
    ラが設けられている請求項4記載の気泡含有シートによ
    る自動包装装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒータは、上下に配置される一対の
    ヒータからなり、上側のヒータが下降し、下側のヒータ
    が上昇し、前記気泡含有シートが前記被包装物の厚さ方
    向の中間位置で挟み込まれて熱融着される構造をなす請
    求項4又は5に記載の気泡含有シートによる自動包装装
    置。
  8. 【請求項8】 片面にクラフト紙を接着したエアーパッ
    キンによる包装に用いられる請求項4〜6のいずれか1
    つに記載の気泡含有シートによる自動包装装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101135653B1 (ko) 2009-09-01 2012-04-13 제일산업 주식회사 골판지 2합 상자용 물테이프 접착장치
JP2020164246A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 株式会社ダイワハイテックス 包装装置

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