JP2002052057A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JP2002052057A
JP2002052057A JP2000238563A JP2000238563A JP2002052057A JP 2002052057 A JP2002052057 A JP 2002052057A JP 2000238563 A JP2000238563 A JP 2000238563A JP 2000238563 A JP2000238563 A JP 2000238563A JP 2002052057 A JP2002052057 A JP 2002052057A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人体の施療部位に変化に富んだマッサージを施
すことができる施療子を具備したマッサージ機を提供す
る。 【解決手段】マッサージ椅子1は、人体21にマッサー
ジを施す2個のもみ玉4a,4bを備え、これらを空気
の給排気に伴って膨張および収縮可能な密閉袋2と、袋
2より硬質な材料で形成され、かつ、袋2により外周部
分を覆われているもみ玉本体3とで形成する。椅子1
は、各玉4a,4bを支持しつつそれら全体の変位を伴
う施療動作を与える施療子駆動部5と、袋2内への給排
気を行う空気ポンプ6とを具備する。駆動部5の作動に
より往復運動される各玉4a,4bの袋2内の空気量を
ポンプ6を作動させて調節する。この調節により、膨張
した袋2によるソフトなマッサージ感触と、収縮した袋
2を介した玉本体3によるハードなマッサージ感触とを
選択してマッサージを行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式の駆動機構
により駆動される施療子を用いて人体にマッサージを施
すマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージ機が有している施療子は、一
般には、プラスチックや、あるいは硬質ゴムなどの略一
定の硬度を有する弾性変形し難い材料によって形成され
ている。このような材料から形成されている施療子は、
人体にマッサージを施す際の押圧の強弱などの、いわゆ
るマッサージの感触を略一定に保持して人体の施療部位
(マッサージ部位)にマッサージを施すことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マッサージ機を利用す
る利用者の好みのマッサージ感触は、各利用者によって
異なる。また、同じ利用者であっても、一般的には、身
体の各マッサージ部位の状態、例えば、凝り具合が異な
っているので、それらに応じたマッサージの感触を所望
する場合が多い。ところが、前述した略一定の硬度に形
成されている施療子を有しているマッサージ機において
は、施療子が人体にマッサージを施す際の押圧具合など
の感触を、各利用者の好みや、あるいは各マッサージ部
位の凝り具合の状態などに応じて変化させることは困難
である。
【0004】よって、本発明が解決しようとする課題
は、人体の各施療部位に変化に富んだマッサージを施す
ことができる施療子を具備したマッサージ機を得ること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るマッサージ機は、流体の供給
および排出に伴って膨張および収縮可能な密閉袋、およ
びこの密閉袋よりも硬質の材料で形成されているととも
に、少なくとも外周部分が前記密閉袋で覆われている施
療子本体を有しており、人体にマッサージを施す施療子
と、この施療子を支持するとともに施療子全体の変位を
伴う施療動作を与える施療子駆動部と、前記密閉袋への
流体の供給および排出を行う流体給排手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
【0006】この発明のマッサージ機においては、施療
子駆動部によって変位される施療子は、流体給排手段か
らの流体の供給および排出により、密閉袋の膨張および
収縮の具合を制御可能であり、人体への押圧具合を任意
の状態に調節できる。密閉袋を膨張させて使用する場合
には、密閉袋内の流体の量が多くなるので密閉袋の緩衝
作用が大きくなり、施療子の人体への押圧が弱く(柔ら
かく)なる。また、密閉袋を収縮させて使用する場合に
は、密閉袋内の流体の量が少なくなるので密閉袋の緩衝
作用が小さくなり、密閉袋を介した施療子本体によって
施療子の人体への押圧が強く(硬く)なる。
【0007】また、前記課題を解決するために、請求項
2の発明に係るマッサージ機は、流体の供給および排出
に伴って膨張および収縮可能なゴム状弾性体製の密閉袋
によって構成されており、人体にマッサージを施す施療
子と、この施療子を支持するとともに施療子全体の変位
を伴う施療動作を与える施療子駆動部と、前記密閉袋へ
の流体の供給および排出を行う流体給排手段とを具備す
ることを特徴とするものである。
【0008】この発明のマッサージ機においては、施療
子駆動部によって変位される施療子は、流体給排手段か
らの流体の供給および排出により、密閉袋の膨張および
収縮の具合を制御可能であり、人体への押圧具合を任意
の状態に調節できる。密閉袋を膨張させて使用する場合
には、密閉袋内の流体の量が多くなるので密閉袋の緩衝
作用が大きくなり、施療子の人体への押圧が弱くなる。
また、密閉袋を収縮させて使用する場合には、密閉袋内
の流体の量が少なくなるので密閉袋の緩衝作用が小さく
なり、施療子の人体への押圧が強くなる。
【0009】また、前記課題を解決するために、請求項
3の発明に係るマッサージ機は、流体の供給および排出
に伴って膨張および収縮可能な密閉袋、およびこの密閉
袋よりも硬質の材料で形成されているとともに、前記密
閉袋の内部に収容されている施療粒子を有しており、人
体にマッサージを施す施療子と、この施療子を支持する
とともに施療子全体の変位を伴う施療動作を与える施療
子駆動部と、前記密閉袋に流体の供給および排出を行う
流体給排手段とを具備することを特徴とするものであ
る。
【0010】この発明のマッサージ機においては、施療
子駆動部によって変位される施療子は、流体給排手段か
らの流体の供給および排出により、密閉袋の膨張および
収縮の具合を制御可能であり、人体へのフィッティング
調整を行うことができるとともに、人体への押圧の感触
を任意の状態に調節できる。密閉袋を膨張させて使用す
る場合には、密閉袋が人体の形状に沿って変形するよう
に密閉袋内の施療粒子が自由に動くので、施療子の人体
への押圧は平均すると、密閉袋内の流体による密閉袋の
緩衝作用による押圧の弱さと、密閉袋内の施療粒子によ
る押圧強さとの中間の強さ(弱さ)となる。また、密閉
袋を収縮させて使用する場合には、密閉袋内の流体の量
が少なくなるので密閉袋の緩衝作用が小さくなるととも
に、密閉袋の形状が人体の形状に沿って固定されるよう
に密閉袋内の動きを制約された施療粒子が密閉袋を介し
て間接的に人体を押圧するので、施療子の人体への押圧
が強くなる。
【0011】また、前記課題を解決するために、請求項
4の発明に係るマッサージ機は、流体の供給および排出
に伴って膨張および収縮可能な密閉袋によって構成され
ており、人体にマッサージを施す施療子と、この施療子
を支持するとともに施療子全体の変位を伴う施療動作を
与える施療子駆動部と、前記密閉袋への流体の供給およ
び排出を行う流体給排手段とを具備し、前記密閉袋は、
流体の供給に伴って先行して膨張する薄肉部と、この薄
肉部より後に膨張する厚肉部とを有して厚さが不均一に
形成されていることを特徴とするものである。
【0012】この発明のマッサージ機においては、施療
子駆動部によって変位される施療子は、流体給排手段か
らの流体の供給および排出により、密閉袋の膨張および
収縮の具合を制御可能であり、人体への押圧の感触を任
意の状態に調節できる。また、密閉袋を膨張させる際に
は、先ず薄肉部、次に厚肉部の順番に膨張するととも
に、密閉袋を収縮させる際には、先ず厚肉部、次に薄肉
部の順番に収縮するので、密閉袋の膨張および収縮のタ
イミングを変化させて、施療子の人体への押圧の感触を
複雑にできる。
【0013】また、前記請求項1〜4の発明を実施する
にあたり、これらの発明に従属する請求項5の発明に係
るマッサージ機のように、前記密閉袋の外周面上に複数
個の凹凸が形成されている構成とするとよい。
【0014】この発明のマッサージ機においては、人体
を施療しへ向けて押し付けると、施療子は、これが有し
ている密閉袋の外周面上に設けられた複数個の凹凸にお
いて、人体を点で押すように押圧できるとともに、施療
子の人体への押圧力は各凹凸ごとにそれぞれ異なるの
で、施療子の人体への押圧の感触を繊細かつ複雑にでき
る。
【0015】また、前記請求項1〜5の発明を実施する
にあたり、これらの発明に従属する請求項6の発明に係
るマッサージ機のように、前記流体として液体を使用
し、この液体の温度を任意の値に設定できる液体温度調
節手段を備えた構成とするとよい。
【0016】この発明のマッサージ機においては、液体
温度調節手段により施療子の密閉袋内に供給される液体
の温度を任意の値に設定して、施療子の温度を利用者の
好みに応じた快適な温度に設定できるとともに、施療子
の温度変化によるマッサージ、例えば、温熱療法あるい
は冷却療法などを人体に施すことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
に係るマッサージ機を、図1〜図8に基づいて説明す
る。
【0018】本実施形態のマッサージ機としてのマッサ
ージ椅子1は、図1に示すように、流体の供給および排
出に伴って膨張および収縮可能な密閉袋2、およびこの
密閉袋2により外周部分を覆われている施療子本体3を
有しており、人体にマッサージを施す施療子としてのも
み玉4と、このもみ玉4を支持しつつもみ玉4全体の変
位を伴う施療動作を与える施療子駆動部5と、密閉袋2
内への流体の供給および排出を行う流体給排手段6とを
具備している。
【0019】マッサージ椅子1は、その椅子本体7が、
座部7a、背もたれ部7b、および左右一対の右側肘掛
け部7cならびに左側肘掛け部7dなどから構成されて
いる。以下の説明において、図示しないこのマッサージ
椅子1の利用者の首や肩などを支持する側の背もたれ部
7bの一端部をヘッド側端部、利用者の腰などを支持す
る側の背もたれ部7bの他端部をウェスト側端部と称す
る。また、図1において、後述する施療子4や施療子駆
動部5などを見易くするために、背もたれ部7bをその
外側から覆うカバー、およびこのカバーに内設されてい
る空気袋などは、その図示を省略する。
【0020】人体21にマッサージを施すもみ玉4は、
図1および図2に示すように、2個備えられている。右
側もみ玉4aおよび左側もみ玉4bは、後述する施療子
駆動部5が有している左右一対の右側アーム部8aおよ
び左側アーム部8bの先端に、それぞれ1個ずつ回転自
在に取り付けられている。右側アーム部8aおよび左側
アーム部8bは、施療子駆動部5を構成しており、左右
一対のもみ玉4a,4b全体を背もたれ部7bの長手方
向に沿って往復移動させる施療ユニット9の内部から、
ユニット正面9aを通って外部に突出されている。これ
ら左右一対のアーム部8a,8bは、背もたれ部7bの
正面側に設けられているマッサージ用開口10に通され
ている。これにより、左右一対のもみ玉4a,4bは、
それらが取り付けられている左右一対のアーム部8a,
8bが施療子駆動部5によって互いに独立に往復運動さ
れることにより、利用者の施療部位としてのマッサージ
部位を、直接、あるいはカバーなどを介して間接的に押
圧してマッサージを施すことができる。
【0021】各もみ玉4a,4bは、施療子駆動部5に
内設されている後述する図示しない施療子駆動装置によ
って、背もたれ部7bの長手方向、およびこの長手方向
に直交する方向である背もたれ部7bの幅方向の、互い
に独立な2方向の成分の動きを、それぞれ所定の振幅で
組み合わされて往復運動される。各もみ玉4a,4bの
背もたれ部2bの長手方向に沿った振幅の大きさ、およ
び各もみ玉4a,4bの背もたれ部2bの幅方向に沿っ
た振幅の大きさは、利用者が操作部17を操作すること
により、制御部16を介して任意に設定できる。このよ
うに、各もみ玉4a,4bは、前述した2方向に沿った
任意の大きさの振幅を所定の割合で組み合わされて、か
つ、所定の周期や、あるいは所定の速さで往復運動され
ることにより、互いに独立に複雑で変化に富んだ動きを
することができる。これにより、各もみ玉4a,4b
は、いわゆる叩き、もみ、あるいはローリングなどの変
化に富んだマッサージをマッサージ部位に施すことがで
きる。
【0022】マッサージ用開口10は、図1に示すよう
に、背もたれ部7bの正面側中央部分において、その長
手方向の略全長にわたり、各もみ玉4a,4bが利用者
の首付近から腰付近にかけて移動できるように長尺形状
に形成されている。それとともに、マッサージ用開口1
0の幅方向の長さは、各もみ玉4a,4bが、最大振幅
で往復運動するのを妨げない大きさに形成されている。
【0023】各もみ玉4a,4bは、図1〜図7に示す
ように、流体としての空気の供給および排出(給気およ
び排気)に伴って膨張および収縮可能な1個の密閉袋
2、およびこの密閉袋2により少なくとも外周部分を覆
われている施療子本体としての1個のもみ玉本体3など
から構成されている。
【0024】各密閉袋2は、図1〜図3に示すように、
例えば弾性変形可能であるとともに気密保持性に優れて
いるゴム製のチューブを、略円環形状に形成することに
より作られている。それとともに、各密閉袋2は、それ
らの内部に充填されている空気の量が少ない場合におい
ても、それらに重力以外の外力が加えられていない状態
においては、後述する各回転軸13の軸芯から大きく偏
心しないような形状保持性を有しているものとする。各
密閉袋2は、その内周部分が後述する各もみ玉本体3の
少なくとも外周部分を覆うように、各もみ玉本体3に取
り付けられることにより、もみ玉本体3とともにもみ玉
4a,4bを構成する。各密閉袋2の内周部分には、図
3〜図7に示すように、各密閉袋2の外部から内部に空
気を供給したり、各密閉袋2の内部から外部へ空気を排
出したりするための袋側連通孔としての袋側給排気孔1
1が、各密閉袋2の内部と外部とを貫通して複数個設け
られている。袋側給排気孔11は、本実施形態において
は、密閉袋2の内周部分において、その周方向に沿って
等間隔に離間されて6個設けられている。これら6個の
袋側給排気孔11は、各密閉袋2が各もみ玉本体3に取
り付けられた際に、各もみ玉本体3の外周部分に袋側給
排気孔11と同数個の6個設けられている本体側連通孔
としての本体側給排気孔12とそれぞれの軸心が一致す
るように配置されている。
【0025】各もみ玉本体3は、図1〜図3に示すよう
に、各密閉袋2よりも硬質の材料、例えば殆ど弾性変形
不可能なプラスチックや、あるいは硬質ゴムなどを、中
空の略円盤形状に形成することにより作られている。各
もみ玉本体3の外周部分には、図3〜図7に示すよう
に、これらの各もみ玉本体3の内部空間を通して、各密
閉袋2の外部から内部に空気を供給したり、あるいは各
密閉袋2の内部から外部へ空気を排出したりするため
の、前述した6個の本体側給排気孔12が、各もみ玉本
体3の内部と外部とを貫通して設けられている。これら
6個の本体側給排気孔12は、各密閉袋2が各もみ玉本
体3に取り付けられた際に、各もみ玉4a,4bの径方
向において、各袋側給排気孔11とそれぞれの軸心を一
致させて対向するように、もみ玉本体3の外周部分にお
いて、その周方向に沿って等間隔に離間して配置されて
いる。
【0026】各もみ玉4a,4bのもみ玉本体3の径方
向中心部には、図1および図2、ならびに図4〜図7に
示すように、回転軸13がそれぞれ1本ずつ取り付けら
れている。本実施形態においては、各回転軸13は、各
もみ玉本体3に一体に取り付けられているとともに、左
右一対の各アーム部8a,8bに回転自在に支持されて
いる。これにより、各もみ玉4a,4bは、それぞれの
回転軸13を介して、各アーム部8a,8bによって回
転自在に支持される。各回転軸13の内部には、これら
各回転軸13、および各もみ玉本体3を互いに連通して
いる内部空間を通して、各密閉袋2に空気を給排気する
軸側連通孔としての軸側給排気孔14が、それらの長手
方向に沿って、それぞれの一端部であるアーム側端部か
ら長手方向中間部まで設けられている。これら各軸側給
排気孔14は、各回転軸13の長手方向中間部におい
て、各回転軸13の中心部分から径方向外側に向けて延
ばされて、各回転軸13の外周面を経て、各もみ玉本体
3の内部空間と連通されている。
【0027】各回転軸13は、それらのアーム側端部
が、各アーム部8a,8bを、それらの厚み方向に貫通
して取り付けられている。各回転軸13のアーム側端部
の、各アーム部8a,8bの外側に突出している部分に
は、各回転軸13の各軸側給排気孔14を介して、各密
閉袋2への給排気を行う後述の流体給排手段6とを連通
する配管系としての給排気管15が、それぞれ1本ずつ
取り付けられている。各給排気管15は、ゴム製などの
可撓性を有するとともに気密保持性に優れた材質によっ
て形成されているホースからなる。各回転軸13と各給
排気管15とは、各もみ玉4a,4bが人体にマッサー
ジを施す際に回転する場合においても、それらの接続部
分における気密を保持できるように接続される。
【0028】以上説明した各もみ玉4a,4bが有して
いる各密閉袋2、各もみ玉本体3、および各回転軸1
3、ならびに各もみ玉4a,4bに接続されている各給
排気管15の構成によれば、流体給排手段6から供給さ
れる流体は、各給排気管15、各回転軸13の各軸側給
排気孔14、各もみ玉本体3の内部空間、各もみ玉本体
3の各本体側給排気孔12、および各密閉袋2の各袋側
給排気孔11の順番に通されて、各密閉袋2の内部空間
に供給される。あるいは、各密閉袋2の内部空間から排
出される流体は、各密閉袋2の各袋側給排気孔11、各
もみ玉本体3の各本体側給排気孔12、各もみ玉本体3
の内部空間、各回転軸13の各軸側給排気孔14、およ
び各給排気管15の順番に通されて、後述する調節弁か
ら配管系の外部に排出される。これにより、各もみ玉4
a,4bは、利用者が操作部17を操作して、制御部1
6を介して流体給排手段6および調節弁を作動させるこ
とにより、それらが有している各密閉袋2の膨張の程度
を任意の大きさに調節できる。
【0029】各もみ玉4a,4bの各密閉袋2が膨張し
て大きくなると、空気が充填された状態の密閉袋2の緩
衝作用により、密閉袋2よりも硬質の材料から形成され
ている各もみ玉本体3が、各密閉袋2を介して利用者の
マッサージ部位を間接的に押圧する度合いが低くなるの
で、各もみ玉4a,4bのマッサージ感触は柔らかくな
る。これとは逆に、各もみ玉4a,4bの各密閉袋2が
収縮して小さくなると、前記状態の密閉袋2の緩衝作用
が減じて、各もみ玉本体3が、各密閉袋2を介して利用
者のマッサージ部位を間接的に押圧する度合いが高くな
るので、各もみ玉4a,4bのマッサージ感触は硬くな
る。したがって、前述した構成からなる各もみ玉4a,
4bを具備しているこのマッサージ椅子1は、マッサー
ジ作業中における各もみ玉4a,4bのマッサージ感
触、例えば、各もみ玉4a,4bの人体への押圧の強弱
などを、各もみ玉4a,4bの内部空間、特に各密閉袋
2の内部空間に収容(充填)される流体の量の調節によ
り、このマッサージ椅子1の利用者が所望するように調
節できる。
【0030】各もみ玉4a,4bを支持しつつ、各もみ
玉4a,4b全体の変位を伴う施療動作を与える施療子
駆動部5は、各もみ玉4a,4bをそれぞれ支持する各
アーム部8a,8bが設けられている施療ユニット9、
この施療ユニット9を背もたれ部7bの長手方向に沿っ
て往復移動させるためのスクリューシャフト18、この
スクリューシャフト18を正逆いずれかの向きに回転駆
動させるユニット駆動モータ19、および施療ユニット
9を背もたれ部7bの長手方向に沿って円滑に往復移動
できるように案内するためのユニットガイド棒20など
から構成されている機械式のものである。また、施療ユ
ニット9の内部には、これが備えている各アーム部8
a,8bを介して、それらの先端に取り付けられている
各もみ玉4a,4bを、前述したように互いに独立に往
復運動させることができる、同じく機械式の施療子駆動
装置が取り付けられている。
【0031】施療ユニット9は、背もたれ部7bの長手
方向に沿って往復移動できるように、一方向に長く伸ば
された長尺の直方体形状に形成されている。この施療ユ
ニット9は、その長手方向が背もたれ部7bの幅方向に
沿うように背もたれ部7bの内部に配置されて、背もた
れ部7bの長手方向に沿って往復移動可能に取り付けら
れている。また、施療ユニット9のユニット正面9aと
は反対側の一側面であるユニット背面には、スクリュー
シャフト18とねじ係合するシャフト係合部9bが設け
られている。
【0032】スクリューシャフト18は、背もたれ部7
bの幅方向中央部において、その内部に、背もたれ部7
bの長手方向に伸ばされて取り付けられている。スクリ
ューシャフト18は、シャフト係合部9bに、これを背
もたれ部7bの長手方向に貫通して係合されている。ま
た、スクリューシャフト18は、その長手方向一端部
が、背もたれ部7bのウェスト側端部に内設されている
ユニット駆動モータ19に接続されている。スクリュー
シャフト18は、その長手方向他端部を、背もたれ部7
bのヘッド側端部に内設されている図示しないスクリュ
ーシャフト支持部材によって、回転自在に支持されてい
る。
【0033】ユニット駆動モータ19は、図1に示すよ
うに、制御部16を介して操作部17に接続されてい
る。ユニット駆動モータ19は、利用者が操作部17を
操作することにより、制御部16を介して作動された
り、あるいはその作動を停止されたりするとともに、そ
の作動時の回転駆動する向きも制御部16を介して正回
転、あるいは逆回転に設定できる。
【0034】ユニット駆動モータ19が作動されて、ス
クリューシャフト18が正逆いずれかの向きに回転駆動
されることにより、施療ユニット9は、背もたれ部7b
の長手方向、すなわち利用者の体軸方向に沿って、背も
たれ部7bのヘッド側端部からウェスト側端部にわたっ
て往復移動される。
【0035】また、施療ユニット9の長手方向両端部に
は、丸棒形状に形成されているユニットガイド棒20が
それぞれ一本ずつ貫通している。これら一対のユニット
ガイド棒20は、背もたれ部7bの内部において、背も
たれ部7bの長手方向に沿うように、その幅方向両端部
に取り付けられている。各ユニットガイド棒20は、そ
の姿勢がスクリューシャフト18と平行となるように配
置されて、スクリューシャフト18を間において配置さ
れている。また、各ユニットガイド棒20の長手方向両
端部は、背もたれ部7bのヘッド側端部、およびウェス
ト側端部に内設されている図示しないユニットガイド棒
支持部材にそれぞれ固定されている。
【0036】以上説明した構成において、このマッサー
ジ椅子1の利用者が、操作部17を操作することによ
り、制御部16を介してユニット駆動モータ19を作動
させる。ユニット駆動モータ19が作動すると、これに
接続されているスクリューシャフト18が回転駆動され
る。このスクリューシャフト18の回転に伴って、施療
ユニット9は、スクリューシャフト18とねじ係合して
いるシャフト係合部18bを介して、背もたれ部7bの
長手方向に沿って、その略全長にわたって円滑に移動で
きる。これにより、施療ユニット9が備えている各アー
ム部8a,8bのそれぞれの先端に取り付けられている
各もみ玉4a,4bは、マッサージ用開口10を通して
背もたれ部7bの正面側に突出した状態で、マッサージ
用開口10の長手方向の両端部付近にわたって往復移動
できる。すなわち、各もみ玉4a,4bは、利用者の体
軸方向に沿って、利用者の首あるいは肩の付近から腰の
付近にわたって往復移動できる。
【0037】そして、施療ユニット9の所望の移動位
置、あるいは移動中において、施療子駆動装置が作動さ
れるので、各アーム部8a,8bに取り付けられている
各もみ玉4a,4bの往復運動を介して、利用者の首か
ら腰にかけた広範囲に分布している殆どのマッサージ部
位に対して機械式のマッサージを施すことができる。
【0038】施療ユニット9の内部に取り付けられてい
る施療子駆動装置は、各もみ玉4a,4bを往復運動さ
せる駆動力を発生する図示しないもみ玉駆動モータ、こ
のもみ玉駆動モータが発生させた駆動力を各もみ玉4
a,4bが往復運動できるように、各アーム部8a,8
bに互いに独立に伝達する図示しない駆動力伝達装置な
どを備えている。また、この施療子駆動装置は、図1お
よび図2に示すように、制御部16を介して操作部17
に接続されている。施療子駆動装置は、このマッサージ
椅子1の利用者が操作部17を操作することにより、制
御部16を介して作動させたり、あるいはその作動を停
止させたりすることができる。また、施療子駆動装置
は、その作動状態を、利用者が操作部17を操作するこ
とにより、制御部16を介して、利用者が所望する前述
した各種マッサージを得られるように制御される。な
お、リモートコントロール式の操作部17は、利用者
が、着座状態でマッサージ椅子1の各種作動状態を操作
できる長さに形成されている操作部接続用ケーブル17
aによって制御部16と接続されている。
【0039】各もみ玉4a,4bの各密閉袋2内に空気
を供給したり、あるいは各密閉袋2内から空気を排出し
たりするための流体給排手段としての空気ポンプ6は、
図1および図2に示すように、施療ユニット9の内部に
取り付けられている。この空気ポンプ6は、図示しない
給気用ポンプおよび排気用ポンプの2つのポンプから構
成されているとともに、制御部16を介して操作部17
に接続されている。空気ポンプ6は、このマッサージ椅
子1の利用者が操作部17を操作することにより、制御
部16を介して作動させたり、あるいはその作動を停止
させたりすることができる。具体的には、この空気ポン
プ6は、利用者が操作部17を操作することにより、制
御部16を介して、各もみ玉4a,4bの各密閉袋2内
に空気を供給する給気用ポンプのみが作動するようにポ
ンプ動作を営んだり、あるいは、各もみ玉4a,4bの
各密閉袋2内から空気を排出する排気用ポンプのみが作
動するようにポンプ動作を営んだりすることができる。
【0040】また、空気ポンプ6は、利用者が操作部1
7を操作することにより、制御部16を介してその給気
状態における空気の供給量(あるいは給気圧力)および
排気状態における空気の排出量(あるいは排気圧力)な
どを、任意の大きさに設定できる。これにより、空気ポ
ンプ6は、後述するように、利用者が所望するマッサー
ジ感触を得られるように制御される。また、空気ポンプ
6には、各回転軸13の各軸側給排気孔14を介して、
各もみ玉4a,4bの各密閉袋2および各もみ玉本体3
の内部空間への給気、およびそれらの内部空間からの排
気を行うための、前述した2本の給排気管15が連通さ
れて取り付けられている。
【0041】さらに、空気ポンプ6の内部には、空気ポ
ンプ6から各もみ玉4a,4b内に給排気される空気
(圧縮空気)、あるいは各もみ玉4a,4b内から排出
される空気の圧力および量などを、各もみ玉4a,4b
ごとに互いに独立に調節するための図示しない調節弁
が、各給排気管15に対応してそれぞれ1個ずつ設けら
れている。これら2個の調節弁は、空気ポンプ6ととも
に流体給排手段を構成するものである。また、これら各
調節弁は、利用者が操作部17を操作することにより、
制御部16を介して、それらの開弁状態を、互いに独立
に所定の大きさに設定できる。このような設定の各調節
弁と空気ポンプ6とのそれぞれの駆動制御を任意の状態
で組み合わせることにより、このマッサージ椅子1の利
用者は、自分のマッサージ部位への各もみ玉4a,4b
による施療の強さの感触を、所望する感触に互いに独立
に設定(アジャスト)できる。
【0042】以下、このマッサージ椅子1を用いた人体
21のマッサージ部位へのマッサージ作業における、各
もみ玉4a,4bのマッサージ感触の設定について、図
3〜図7を参照しつつ説明する。
【0043】本実施形態においては、各調節弁は、初期
設定では、それぞれ全開状態を保持するように設定され
ているので、仮に、空気ポンプ6が駆動されてポンプ動
作を営んでも、空気ポンプ6から送り出される圧縮空気
は、調節弁から各給排気管15の外部に殆どすべて排出
(排気)され、各密閉袋2はその大きさおよび形状など
を殆ど変えない。
【0044】このような初期設定状態において、このマ
ッサージ椅子1の利用者が、最も柔らかい感触のマッサ
ージを受けたいと所望する場合、利用者は操作部17を
操作して、制御部16を介して空気ポンプ6を作動させ
るとともに、各調節弁の開度をそれぞれ所定の大きさま
で絞ればよい。これにより、ポンプ動作を営んでいる空
気ポンプ6から送り出される圧縮空気が、各給排気管1
5を通って各もみ玉4a,4bの各密閉袋2内に供給さ
れるので、各密閉袋2は膨張する。この膨張は、各調節
弁の開度に応じるので、各密閉袋2が、図3(a)に示
すように、それらの膨張可能な最大の大きさまで膨張し
た後に、操作部17での入力により、空気ポンプ6のポ
ンプ動作を停止させるとともに、各調節弁を閉じればよ
い。これにより、各密閉袋2が最大に膨張した状態を保
持できる。
【0045】各密閉袋2が最大に膨張した状態において
は、図4(a)および(b)に示すように、利用者が自
分の人体21の所望するマッサージ部位を各もみ玉4
a,4bに向けて押し付けても、各もみ玉4a,4bの
内側に配置されている硬質な部分である各もみ玉本体3
が、各もみ玉4a,4bの外側に配置されている軟質な
部分である各密閉袋2を介して、間接的に人体21を押
圧するおそれが殆どない。したがって、利用者は、各も
み玉4a,4bの内部空間、特に、各密閉袋2の内部空
間に充填された空気の量に応じた緩衝作用によって、柔
らかな押圧感を得ることができる。この後、このマッサ
ージ椅子1の利用者が操作部17を操作することによ
り、制御部16を介して施療子駆動部5を作動させて、
前述したように、各もみ玉4a,4bを所望する各マッ
サージ部位に移動させつつ、各もみ玉4a,4bに様々
な往復運動(施療運動)をさせる。これにより、このマ
ッサージ椅子1は、各もみ玉4a,4bのマッサージ感
触を最もソフトにした状態で利用者の人体21にマッサ
ージを施すことができる。
【0046】また、利用者が最も硬い感触のマッサージ
を受けたいと所望する場合、利用者は操作部17を操作
して、制御部16を介して空気ポンプ6を作動させると
ともに、各調節弁の開度をそれぞれ最大に開けばよい。
これにより、各もみ玉4a,4bの各密閉袋2内に収容
されている空気が、各給排気管15および各調節弁を通
って各密閉袋2などの外部に排出(放出)されるので、
各密閉袋2は収縮する。各密閉袋2が、図3(b)に示
すように、最小に収縮した後に、操作部17での入力に
より、空気ポンプ6のポンプ動作を停止させるととも
に、各調節弁を閉じることにより、各密閉袋2が最小に
収縮した状態を保持できる。
【0047】なお、各密閉袋2を収縮させる場合、空気
ポンプ6の作動を停止させた状態のまま、各調節弁を全
開状態としても構わない。この状態において、このマッ
サージ椅子1の利用者が、その人体21を各もみ玉4
a,4bの各密閉袋2に押し付けることにより、各密閉
袋2内の空気は、それらの外部に押し出される。これに
より、各密閉袋2は収縮する。各密閉袋2が前記最小の
収縮状態まで収縮した後、各調節弁を閉じて前記最小の
収縮状態を保持する。
【0048】各密閉袋2が最小に収縮した状態において
は、図5(a)および(b)に示すように、各もみ玉4
a,4bの緩衝部分である各密閉袋2はそれらの弾性お
よび軟質性を殆ど失っているので、各もみ玉4a,4b
の硬質な部分である各もみ玉本体3が、各密閉袋2を介
して間接的に人体21を押圧する。したがって、このマ
ッサージ椅子1の利用者は、例えば、もみ玉全体がプラ
スチックや硬質ゴムなどの硬質な材料からなるもみ玉本
体のみから構成されているもみ玉を有している従来技術
のマッサージ椅子を利用した場合と同様に、各もみ玉本
体3による硬質な押圧感を得ることができる。この後、
このマッサージ椅子1の利用者が操作部17を操作する
ことにより、制御部16を介して施療子駆動部5を作動
させて、前述したように、各もみ玉4a,4bを所望す
る各マッサージ部位に移動させつつ、各もみ玉4a,4
bに様々な往復運動(施療運動)をさせる。これによ
り、このマッサージ椅子1は、各もみ玉4a,4bのマ
ッサージ感触を最もハードにした状態で利用者の人体2
1にマッサージを施すことができる。
【0049】あるいは、利用者が、前述した柔らかい感
触と硬い感触との間の、中間の感触でマッサージを受け
たいと所望する場合、利用者は操作部17を操作して、
制御部16を介して空気ポンプ6を作動させるととも
に、各調節弁をそれぞれ中間状態に開ければよい。これ
により、各もみ玉4a,4bの各密閉袋2は、前述した
ように各密閉袋2内に空気が供給されて膨張するか、あ
るいは各密閉袋2内から空気が排出されて収縮する。利
用者は、図3(c)に示すように、各密閉袋2が前述し
た最大膨張時と最小収縮時の中間状態となった後に、操
作部17を操作して空気ポンプ6のポンプ動作を停止さ
せるとともに、各調節弁を閉じればよい。これにより、
各密閉袋2の大きさを、利用者が所望するマッサージ感
覚を得ることができる状態に保持できる。
【0050】なお、各密閉袋2を、前記最大膨張状態か
ら前記中間状態まで収縮させる場合、空気ポンプ6の作
動を停止させた状態のまま、各調節弁を全開状態として
も構わない。この状態において、このマッサージ椅子1
の利用者が、その人体21を各もみ玉4a,4bの各密
閉袋2に押し付けることにより、各密閉袋2内の空気は
それらの外部に押し出されて、各密閉袋2は収縮する。
各密閉袋2が前記中間状態まで収縮した後、各調節弁を
閉じて前記中間状態を保持する。これにより、各密閉袋
2の大きさを、利用者が所望するマッサージ感覚を得る
ことができる収縮状態に保持できる。この場合、各密閉
袋2内の空気を空気ポンプ6を用いて積極的に吸い出す
場合よりも、空気が各密閉袋2内から抜け出るスピード
が遅いので、それに伴って各密閉袋2が収縮するスピー
ドも遅くなる。よって、各密閉袋2の大きさをより細か
く設定できるので、より微妙なマッサージ感触の調整を
行うことができる。
【0051】また、各密閉袋2を、前記最小収縮状態か
ら前記中間状態まで膨張させる場合、空気ポンプ6の作
動を停止させた状態のまま、各調節弁を全開状態として
も構わない。この場合、大気圧と各密閉袋46の内部圧
力との圧力差によって、空気が自然に各密閉袋2内に吸
引されて、各密閉袋2は膨張する。各密閉袋2が前記中
間状態まで膨張した後、各調節弁を閉じて前記中間状態
を保持する。これにより、各密閉袋2の大きさを、利用
者が所望するマッサージ感覚を得ることができる膨張状
態に保持できる。この場合、空気ポンプ6を用いて各密
閉袋2内に空気を積極的に送り込む場合よりも、空気が
各密閉袋2内に流れ込むスピードが遅いので、それに伴
って各密閉袋2が膨張するスピードも遅くなる。よっ
て、各密閉袋2の膨張具合をより細かく設定できるの
で、より微妙なマッサージ感触の調整を行うことができ
る。
【0052】各密閉袋2が、図3(c)に示すように、
前記中間状態に膨張あるいは収縮した状態においては、
図6(a)および(b)に示すように、各もみ玉4a,
4bの各もみ玉本体3が間接的に人体21を押圧しない
ソフトな感触のマッサージと、図7(a)および(b)
に示すように、各もみ玉4a,4bの各もみ玉本体3が
間接的に人体21を押圧するハードな感触のマッサージ
とを所定の割合で適当にバランスされたマッサージを受
けることができる。この後、このマッサージ椅子1の利
用者が操作部17を操作することにより、制御部16を
介して施療子駆動部5を作動させて、前述したように、
各もみ玉4a,4bを所望する各マッサージ部位に移動
させつつ、各もみ玉4a,4bに様々な往復運動(施療
運動)をさせて、各もみ玉4a,4bによるソフトな状
態とハードな状態とのマッサージ感触を、利用者の人体
21にマッサージを施すことができる。
【0053】以上説明した構成からなる本実施形態のマ
ッサージ椅子1においては、人体21を押圧してマッサ
ージを施すもみ玉4を、もみ玉4の外側に配置され、弾
性変形して膨張および収縮可能な柔らかい材料から形成
されている密閉袋2と、もみ玉4の内側、すなわち、密
閉袋2の内側に配置され、密閉袋2よりも硬い材料から
形成されているもみ玉本体3との、互いに異なる硬度を
有している2種類の部品で構成した。これにより、この
マッサージ椅子1の利用者は、空気ポンプ6を作動させ
て、マッサージ椅子1が具備している2個のもみ玉4
a,4bの各密閉袋2を、互いに独立に所望する大き
さ、あるいは硬さに変化させて設定できるので、ソフト
な感触からハードな感触まで、マッサージ感触の変化に
富んだマッサージを受けることができる。
【0054】また、各密閉袋2を膨張させた状態におい
ては、各密閉袋2がマッサージを施したいマッサージ部
位の形状に合わせて変形しつつ、各種のマッサージ運動
を行うので、実質的に各もみ玉4a,4bをフィッティ
ング調整したのと同等の状態でソフトな感触のマッサー
ジを受けることができる。よって、このマッサージ椅子
1は、人体21の各マッサージ部位、特に首や肩など、
その形状が複雑であり、かつ、一般的に入念なマッサー
ジが所望されるマッサージ部位においても、マッサージ
感触の変化に富んだマッサージを十分効果的に施すこと
ができる。
【0055】さらに、このマッサージ椅子1は、空気ポ
ンプ6を作動させて各密閉袋2を膨張および収縮させる
だけで前述したマッサージ感触の変化に富んだマッサー
ジを利用者に施すことができるので、施療子駆動装置5
などに複雑な機構を設ける必要がない。よって、このマ
ッサージ椅子1の可動部分を壊れ難くして、寿命を延ば
すことができるとともに、低コストで製造できる。
【0056】なお、本実施形態の各もみ玉4a,4bが
有している各密閉袋の形状は、前述した中空の略円環形
状には制約されない。例えば、図8(a)に示すよう
に、中空の略円盤形状に形成されているとともに、各も
み玉本体3に、それらの各回転軸13との接続部分を除
いた部分を外側から包み込むように取り付けられる形状
の密閉袋22でも構わない。あるいは、図8(b)に示
すように、中空の略円盤形状に形成されているととも
に、各もみ玉本体3を、それらの各回転軸13との接続
部分を除いた部分を、内側に収容する形状の密閉袋23
でも構わない。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子31を、図9および図10に基づいて説明
する。
【0058】この第2実施形態のマッサージ椅子31
は、これが具備している2個のもみ玉32の構造が、前
述した第1実施形態のもみ玉4の構造と異なっているだ
けで、その他の構成、作用、および効果は同様である。
よって、その異なっている部分について説明し、前述し
た第1実施形態と同一の構成部分については同一符号を
付してその説明を省略する。また、図10(a)および
(b)においては、2個のもみ玉32のうち、左側もみ
玉32bのみを図示し、右側もみ玉32aはその図示を
省略する。
【0059】本実施形態のマッサージ椅子31は、図9
に示すように、これが具備している左右一対の右側もみ
玉32aおよび左側もみ玉32bが、それぞれ空気の供
給および排出(給気および排気)に伴って膨張および収
縮可能な、中空形状に形成されている1個の密閉袋33
から構成されている。各密閉袋33は、各回転軸13
に、これらを外側から覆うように、直接取り付けられて
いる。
【0060】この第2実施形態のマッサージ椅子31
は、以上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ
椅子1と同じであるので、本発明の課題を解決できるの
はもちろんであるが、前記構造からなる各もみ玉32
a,32bなどを具備している第2実施形態は、以下の
点で優れている。
【0061】本実施形態のマッサージ椅子31において
は、これが具備している左右一対の右側もみ玉32aお
よび左側もみ玉32bを、弾性変形して膨張および収縮
可能な密閉袋33のみで構成したので、各密閉袋33の
大きさに応じて各密閉袋33内に収容されている空気の
量が変化するのに伴って、各密閉袋33の緩衝作用の能
力が変化することにより、このマッサージ椅子31の利
用者に、ソフトからハードまでの様々なマッサージ感触
のマッサージを施すことができる。
【0062】なお、本実施形態の各もみ玉32a,32
bが有している各密閉袋の形状は、例えば、図10
(a)に示すように、中空の略円盤形状に形成されてい
るとともに、各回転軸13を外側から包み込むように取
り付けられる形状の密閉袋34でも構わない。あるい
は、図10(b)に示すように、中空の略円盤形状に形
成されているとともに、各回転軸13を、内側に収容す
る形状の密閉袋35でも構わない。
【0063】次に、本発明の第3の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子41を、図11〜図13に基づいて説明す
る。
【0064】この第3実施形態のマッサージ椅子41
は、これが具備している2個のもみ玉42の構造が、前
述した第1実施形態のもみ玉4の構造と異なっているだ
けで、その他の構成、作用、および効果は同様である。
よって、その異なっている部分について説明し、前述し
た第1実施形態と同一の構成部分については同一符号を
付してその説明を省略する。また、図12(a)および
(b)においては、2個のもみ玉42のうち、左側もみ
玉42bのみを図示し、右側もみ玉42aはその図示を
省略する。
【0065】本実施形態のマッサージ椅子41は、図1
1に示すように、これが具備している左右一対の右側も
み玉42aおよび左側もみ玉42bが、それぞれ空気の
供給および排出(給気および排気)に伴って膨張および
収縮可能な、中空形状に形成されている1個の密閉袋4
3から構成されている。各密閉袋43は、各回転軸13
に、これらを外側から覆うように、直接取り付けられて
いる。それとともに、各もみ玉42a,42bの各密閉
袋43の内部空間には、例えばプラスチックや硬質ゴム
などの各密閉袋43よりも硬質な材料から形成されてい
る、施療粒子としてのマッサージ粒子44が複数個収容
されている。
【0066】これらのマッサージ粒子44は、後述する
ように、各もみ玉42a,42bのフィッティング調整
を行う際に、各密閉袋43が、このマッサージ椅子41
の利用者の人体21の各マッサージ部位、特に首や肩な
どの複雑な形状の部分に沿った形状に変形できる程度の
大きさに形成されている。それとともに、各マッサージ
粒子44の形状も、フィッティング調整を行い易くする
ために、かつ、各マッサージ部位の各もみ玉42a,4
2bの利用者の人体21への押圧感覚を快適にするため
に、略球形状に形成されていることが好ましい。また、
各密閉袋43の内部空間に収容されるマッサージ粒子4
4の個数は、フィッティング調整が行われる際に、各密
閉袋43が首や肩などの複雑な形状の部分に沿った形状
に変形できるように、各密閉袋43の内部空間における
空間的な余裕を確保できる程度の個数に設定される。
【0067】また、本実施形態の各もみ玉42a,42
bが有している各密閉袋の形状は、前述した第1実施形
態の各密閉袋2,22,23や、あるいは第2実施形態
の各密閉袋34,35のように、1つの形状には制約さ
れない。例えば、図12(a)に示すように、中空の略
円盤形状に形成されているとともに、各回転軸13を外
側から包み込むように取り付けられる形状の密閉袋46
でも構わない。あるいは、図10(b)に示すように、
中空の略円盤形状に形成されているとともに、各回転軸
13を、内側に収容する形状の密閉袋47でも構わな
い。
【0068】各もみ玉42a,42bの各密閉袋43
が、図12(a)に示す形状の密閉袋46の場合には、
各袋側給排気孔11の内側には、流体の透過性に優れて
いるとともに、前述した大きさに形成されている複数個
のマッサージ粒子は通過させない程度の大きさに形成さ
れている多数の図示しない流体通過孔を有しているフィ
ルタ45がそれぞれ1個ずつ取り付けられている。これ
により、各密閉袋46の内部に収容されている複数個の
マッサージ粒子44が、各袋側給排気孔11を目詰まり
させて空気の流通を妨げたり、あるいは各マッサージ粒
子44が各袋側給排気孔11および各軸側給排気孔14
を通って各密閉袋46の外部に漏れ出したりするおそれ
が殆どない。同様に、各もみ玉42a,42bの各密閉
袋43が、図12(b)に示す形状の密閉袋47の場合
には、各軸側給排気孔14の外側に前述したフィルタ4
5がそれぞれ1個ずつ取り付けられている。これによ
り、この密閉袋47の場合においても、前述した密閉袋
46と同様に、各密閉袋47の内部に収容されている複
数個のマッサージ粒子44が、各袋側給排気孔11を目
詰まりさせて空気の流通を妨げたり、あるいは各マッサ
ージ粒子44が各袋側給排気孔11および各軸側給排気
孔14を通って各密閉袋47の外部に漏れ出したりする
おそれが殆どない。
【0069】なお、本実施形態のように、各密閉袋43
を膨張および収縮させる手段が空気の場合、各フィルタ
45の流体の透過性とは、すなわち通気性であり、流体
通過孔とは、すなわち通気孔である。また、密閉袋を膨
張および収縮させる手段が液体、例えば、水の場合、各
フィルタ45の流体の透過性とは、すなわち通水性であ
り、流体通過孔とは、すなわち通水孔である。
【0070】この第3実施形態のマッサージ椅子41
は、以上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ
椅子1と同じであるので、本発明の課題を解決できるの
はもちろんであるが、前記構造からなる各もみ玉42
a,42bなどを具備している第3実施形態は、以下の
点で優れている。
【0071】本実施形態のマッサージ椅子41において
は、これが具備している左右一対の右側もみ玉42aお
よび左側もみ玉42bを、弾性変形して膨張および収縮
可能な密閉袋43で構成するとともに、各密閉袋43の
内部空間に、各密閉袋43よりも硬い材料で形成されて
いるマッサージ粒子44を複数個、十分な空間的余裕を
持たせて収容した。これにより、例えば、各密閉袋が、
図12(a)に示すような形状の密閉袋46の場合にお
いて、図13(a)に示すように、人体21を各もみ玉
42a,42bに向けて押し付けた状態で、各密閉袋4
6を最小に収縮させる。すると、各もみ玉42a,42
bの各密閉袋46の人体21と対向する部分は、人体2
1の各マッサージ部位の形状に沿った形状にそれぞれ互
いに独立に変形するとともに、各密閉袋46内に収容さ
れているマッサージ粒子44はそれらの各密閉袋46内
における動きを制約されて、それぞれの前記変形状態を
各密閉袋46の内側から固定する。すなわち、各もみ玉
42a,42bは人体21の形状に沿うようにフィッテ
ィング調整されて、人体21の各マッサージ部位、特
に、首や肩などの複雑な形状のマッサージ部位において
も、快適なフィット感を伴ったマッサージを施すことが
できる形状にアジャストされる。この場合、このマッサ
ージ椅子41の利用者が各もみ玉42a,42bから施
されるマッサージ感触は、ハードな感触となる。
【0072】また、人体21を各もみ玉42a,42b
に押し付けない状態で、各密閉袋46を最小に収縮させ
る。すると、各もみ玉42a,42bの各密閉袋46
は、図13(b)に示すように、それらの体積(内部容
積)が最小となるように略球形状に変形するとともに、
各密閉袋46内に収容されているマッサージ粒子44に
よってそれぞれの変形状態を各密閉袋46の内側から固
定される。すなわち、各もみ玉42a,42bは、人体
21の各マッサージ部位に滑らかなマッサージを施すこ
とができる略球形状にアジャストされる。この場合も、
このマッサージ椅子41の利用者が各もみ玉42a,4
2bから施されるマッサージ感触は、ハードな感触とな
る。
【0073】あるいは、空気ポンプ6を作動させて、各
もみ玉42a,42bの各密閉袋46を、前述した2種
類の収縮状態よりも膨張させた中間膨張状態で、各もみ
玉42a,42bにマッサージ運動を行わせる。この場
合、利用者は、その人体21を各もみ玉42a,42b
に押し付ける力加減によって、空気によって膨張した各
密閉袋46の緩衝作用によるフィット感を伴ったソフト
なマッサージ感触と、各もみ玉42a,42bの内部空
間に収容されている複数個のマッサージ粒子44による
ハードなマッサージ感触とが適当な割合でバランスされ
たマッサージを受けることができる。すなわち、利用者
は、人体21の各マッサージ部位の形状に拘らず、それ
らに対する快適なフィット感を得た状態で、ソフトな感
触のマッサージと、ハードな感触のマッサージとを受け
ることができる。
【0074】次に、本発明の第4の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子51を、図14および図15に基づいて説
明する。
【0075】この第4実施形態のマッサージ椅子51
は、これが具備している2個のもみ玉52の構造が、前
述した第1実施形態のもみ玉4の構造と異なっているだ
けで、その他の構成、作用、および効果は同様である。
よって、その異なっている部分について説明し、前述し
た第1実施形態と同一の構成部分については同一符号を
付してその説明を省略する。
【0076】本実施形態のマッサージ椅子51は、図1
4および図15(a)に示すように、これが具備してい
る左右一対の右側もみ玉52aおよび左側もみ玉52b
が有している各密閉袋53の外周面53a上に、複数個
の凹部54および凸部55が形成されている。また、本
実施形態の各もみ玉52a,52bは、前述した第2実
施形態の各もみ玉33,34,35、あるいは第3実施
形態の各もみ玉43,46,47などと同様に、密閉袋
53を回転軸13に直接取り付けた構造となっている。
【0077】この第4実施形態のマッサージ椅子51
は、以上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ
椅子1と同じであるので、本発明の課題を解決できるの
はもちろんであるが、前記構造からなる各もみ玉52
a,52bなどを具備している第4実施形態は、以下の
点で優れている。
【0078】本実施形態のマッサージ椅子51において
は、各もみ玉52a,52bが有している各密閉袋53
の外周面53a上に、複数個の凹部54および凸部55
を形成した。これにより、各もみ玉52a,52bは、
各密閉袋53の膨張および収縮によるそれらの大きさに
拘らず、利用者の人体21を複数箇所の点で押圧するよ
うな、より繊細なマッサージ感触を与えることができ
る。また、この点で押圧するようなマッサージ感触を伴
ったマッサージは、例えば、各もみ玉52a,52bの
位置を、人体21の様々な箇所に分布している各つぼご
とに固定して、各つぼに人間の指による指圧マッサージ
に似たマッサージ効果を施すことができる点で極めて有
効である。
【0079】なお、本実施形態の各もみ玉52a,52
bが有している各密閉袋は、前述した形状の密閉袋53
には制約されない。例えば、図15(b)に示すよう
に、略球形状に形成されている密閉袋56の外周面56
a上に、複数個の凸部としての突起55を形成しただけ
の密閉袋56でも構わない。各突起55の密閉袋56の
外周面56aから突出している高さを、前述した密閉袋
53の各凹部54と各凸部55との高低差と同等以上の
高さに設定することにより、密閉袋53と同等の繊細な
マッサージ効果を得ることができる。
【0080】次に、本発明の第5の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子を、図16および図17に基づいて説明す
る。
【0081】この第5実施形態のマッサージ椅子は、こ
れが具備している2個のもみ玉61の構造が、前述した
第1実施形態のもみ玉4の構造と異なっているだけで、
その他の構成、作用、および効果は同様である。よっ
て、その異なっている部分について説明し、前述した第
1実施形態と同一の構成部分については同一符号を付し
てその説明を省略する。また、図16(a)および
(b)においては、2個のもみ玉61のうち、左側もみ
玉61bのみを図示し、右側もみ玉61aはその図示を
省略する。
【0082】本実施形態の図示しないマッサージ椅子
は、図16(a)、ならびに図17(a)および(b)
に示すように、これが具備している左右一対の右側もみ
玉61aおよび左側もみ玉61bが有している各密閉袋
62が、空気の供給に伴って先行して膨張する薄肉部6
3と、この薄肉部63より後に膨張する厚肉部64とを
有して厚さが不均一に形成されている。本実施形態にお
いては、薄肉部63は各密閉袋62の外周縁部に設けら
れているとともに、厚肉部64は、それら薄肉部63に
両外側から挟まれて各密閉袋62の外周中央部に設けら
れている。また、本実施形態の各もみ玉61a,61b
は、前述した第1実施形態の各もみ玉23と同様に、中
空の略円盤形状に形成されているとともに、各もみ玉本
体3を、それらの各回転軸13との接続部分を除いた部
分を、内側に収容する形状に形成されている。
【0083】この第5実施形態のマッサージ椅子は、以
上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ椅子1
と同じであるので、本発明の課題を解決できるのはもち
ろんであるが、前記構造からなる各もみ玉61a,61
bなどを具備している第5実施形態は、以下の点で優れ
ている。
【0084】本実施形態のマッサージ椅子においては、
各もみ玉61a,61bが有している各密閉袋62を、
空気の供給に伴って先行して膨張する薄肉部63と、こ
の薄肉部63より後に膨張する厚肉部64とを有するよ
うに、それらの厚さを不均一に形成した。これにより、
空気ポンプ6を作動させて各密閉袋62を膨張させる
と、図17(a)に示すように、各もみ玉61a,61
bが人体21をそれぞれ2箇所において点で押圧するよ
うに、まず、各密閉袋62の薄肉部63が膨張する。こ
の状態において施療子駆動部5を作動させることによ
り、各もみ玉61a,61bは、前述した第4実施形態
の各もみ玉52a,52bと同様に、繊細なマッサージ
感触のマッサージを人体21に施すことができる。この
状態からさらに空気ポンプ6を作動させて各密閉袋62
を膨張させると、図17(b)に示すように、各もみ玉
61a,61bが人体21をそれぞれ1箇所において面
で押圧するように、続けて各密閉袋62の厚肉部64が
膨張する。この状態において施療子駆動部5を作動させ
ることにより、各もみ玉61a,61bは前述した第1
〜3の各実施形態の各もみ玉4a,4b,32a,32
b,42a,42bと同様に、フィット感に優れたマッ
サージ感触のマッサージを人体21に施すことができ
る。
【0085】また、このマッサージ椅子においては、施
療子駆動部5を停止させた状態において、各もみ玉61
a,61bの各密閉袋62の膨張および収縮を繰り返す
ことにより、前述した点で押圧するような繊細なマッサ
ージ感触のマッサージと、面で押圧するようなフィット
感に優れたマッサージ感触のマッサージを交互に人体2
1に施すことができる。
【0086】なお、本実施形態の各もみ玉61a,61
bが有している各密閉袋は、前述した形状の密閉袋62
には制約されない。例えば、図16(b)に示すよう
に、前述した第1実施形態の密閉袋2と同様に、中空の
略円環形状に形成されている密閉袋65でも構わない。
【0087】次に、本発明の第6の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子71を、図18に基づいて説明する。
【0088】この第6実施形態のマッサージ椅子71
は、これが具備している2個のもみ玉4を膨張および収
縮させる手段、ならびにマッサージ作用などが、前述し
た第1実施形態のもみ玉4の膨張および収縮手段、なら
びにマッサージ作用と異なっているだけで、その他の構
成、作用、および効果は同様である。よって、その異な
っている部分について説明し、前述した第1実施形態と
同一の構成部分については同一符号を付してその説明を
省略する。
【0089】本実施形態のマッサージ椅子71は、これ
が具備している左右一対の右側もみ玉4aおよび左側も
み玉4bが有している各密閉袋2を膨張および収縮させ
る手段の流体として、前述した第1〜第5の実施形態の
空気に替えて、液体、例えば水を使用するものである。
具体的には、このマッサージ椅子71は、図18に示す
ように、流体給排手段としての液体用ポンプ72が施療
ユニット9内に取り付けられている。それとともに、マ
ッサージ椅子71の椅子本体7の座部7aの内部に、各
密閉袋2の膨張および収縮手段としての水を貯える貯水
タンク73を備えている。この貯水タンク73と液体用
ポンプ72とは、例えばゴムホース製の給排水管74に
よって接続されている。また、貯水タンク73には、こ
の内部に貯えられている水の温度を任意の値に設定でき
る液体温度調節手段としての水温調節装置75が着脱自
在に取り付けられている。この水温調節装置75は、制
御部16を介して操作部17に接続されている。貯水タ
ンク73の内部に貯えられている水を取り替える場合に
は、その内部から給排水管74を引き抜くとともに、水
温調節装置75を取り外せばよい。続けて、貯水タンク
73を座部7aから取り出して洗浄するとともに、水を
新しく入れ換えた後、元の取り付け状態に戻せばよい。
【0090】この第6実施形態のマッサージ椅子71
は、以上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ
椅子1と同じであるので、本発明の課題を解決できるの
はもちろんであるが、前記構造からなる水温調節装置7
5などを具備している第6実施形態は、以下の点で優れ
ている。
【0091】本実施形態のマッサージ椅子71において
は、これが具備している各もみ玉4a,4bを水によっ
て膨張および収縮させるとともに、その水の温度を任意
の値に設定できる水温調節装置75を備えている。これ
により、このマッサージ装置71の利用者は、操作部1
7を操作して、制御部16を介して水温調節装置75を
作動させることにより、貯水タンク73の内部に貯えら
れている水の温度を任意の値に設定できる。ひいては、
水によって膨張および収縮する各もみ玉4a,4bの各
密閉袋2の温度を任意の値に設定できる。例えば、この
マッサージ装置71の利用者がマッサージ部位に温熱療
法を施したいと所望する場合には、水温調節装置75を
作動させて貯水タンク73内の水の温度を、一般に、人
間が温かいと感じる程度から、熱いと感じる程度の所定
の値に設定すればよい。これにより、各もみ玉4a,4
bの各密閉袋2は所定の温度まで温められて、マッサー
ジ部位に温熱療法を施すことができる。あるいは、利用
者がマッサージ部位に冷却療法を施したいと所望する場
合には、水温調節装置75を作動させて貯水タンク73
内の水の温度を、一般に、人間が冷たいと感じる程度の
所定の値に設定すればよい。これにより、各もみ玉4
a,4bの各密閉袋2は所定の温度まで冷やされて、マ
ッサージ部位に冷却療法を施すことができる。よって、
このマッサージ椅子71によれば、各マッサージ部位
は、より効果的にマッサージされる。
【0092】また、このマッサージ装置71は、各もみ
玉4a,4bの各密閉袋2の温度を利用者の好みの温度
に設定できるので、利用者はより快適な状態でマッサー
ジを受けることができる。たとえば、利用者は、夏には
水温を低く設定することにより、清涼感を伴った快適な
マッサージを受けることができるとともに、冬には水温
を高く設定することにより、温暖感を伴った快適なマッ
サージを受けることができる。
【0093】さらに、このマッサージ装置71は、各密
閉袋2の膨張および収縮手段として水を使用することに
より、空気を使用する場合よりも各密閉袋2を遅いスピ
ードで膨張および収縮させることができる。また、利用
者が各もみ玉4a,4bに向けて人体21を押し付ける
際に、各密閉袋2は空気で膨張および収縮される場合よ
りも緩やかに人体を押し返す。これにより、利用者は、
より安定した状態で支持されるので、よりリラックスし
た状態でマッサージを受けることができる。
【0094】なお、本実施形態のマッサージ椅子71
は、図18に示すように、液体用ポンプ72と、貯水タ
ンク73および水温調節装置75と別体として構成する
のではなく、それらを一体に構成するとともに、施療ユ
ニット9内にまとめて取り付けても構わない。また、各
もみ玉4a,4bを主に温熱療法に用いる場合には、水
の代わりに、暖房用のオイルヒータなどに用いられてい
るオイルを用いれば、より効果的な温熱療法を施すこと
ができるとともに、ランニングコストの低減も図ること
ができる。
【0095】次に、本発明の第7の実施の形態に係るマ
ッサージ椅子81を、図19に基づいて説明する。
【0096】この第6実施形態のマッサージ椅子71
は、これが具備している2個のもみ玉32の構成、各も
み玉32を膨張および収縮させる手段、ならびにマッサ
ージ作用などが、前述した第1実施形態のもみ玉4の膨
張および収縮手段、ならびにマッサージ作用と異なって
いるだけで、その他の構成、作用、および効果は同様で
ある。よって、その異なっている部分について説明し、
前述した第1実施形態と同一の構成部分については同一
符号を付してその説明を省略する。
【0097】本実施形態のマッサージ椅子81は、これ
が具備している左右一対の右側もみ玉32aおよび左側
もみ玉32bの各構成が、前述した第2実施形態の各も
み玉32a,32bの構成と同じであるとともに、各も
み玉32a,32bの各密閉袋33を膨張および収縮さ
せる手段が、前述した第6実施形態のマッサージ椅子7
1と同様に、水を使用するものである。
【0098】この第7実施形態のマッサージ椅子81
は、以上説明した点以外は、第1実施形態のマッサージ
椅子1と同じであるので、本発明の課題を解決できるの
はもちろんであるが、前記構造からなる各もみ玉32
a,32bおよび水温調節装置75などを具備している
第7実施形態は、以下の点で優れている。
【0099】本実施形態のマッサージ椅子71において
は、これが具備している各もみ玉32a,32bが密閉
袋33のみから構成されているとともに、各密閉袋33
を膨張および収縮させる水の温度を、任意の値に設定で
きる水温調節装置75を備えている。これにより、各密
閉袋33の温度は、それらの内部に充填される水の温度
に殆ど依存するので、水温調節装置75による各もみ玉
32a,32bの温度設定を行い易い。また、密閉袋3
3を膨張および収縮させるスピードが、空気よりも遅い
水のみで密閉袋33を膨張および収縮させるので、液体
用ポンプ72によって各密閉袋33内に水を供給あるい
は排出することにより、各密閉袋33の緩衝作用の加減
を、より容易に設定できる。
【0100】なお、本発明に係るマッサージ機は、前述
した第1〜第6の実施の形態には制約されない。例え
ば、各もみ玉を駆動させる施療子駆動部は、機械式(メ
カ式)ではなく、エアー式でも構わない。また、本発明
のマッサージ機は、前述した第1〜第6の実施形態のよ
うなマッサージ椅子ではなく、マット式のマッサージ機
にも適用できるのはもちろんである。また、前述した第
6および第7の実施形態のみならず、例えば、第3〜第
5の実施形態においても、水などの液体を用いて各もみ
玉を膨張および収縮させても構わない。また、もみ玉が
密閉袋ともみ玉本体とから構成されている場合、各もみ
玉本体と各回転軸とを一体に形成しても構わない。この
場合、前述した第1〜第6の実施形態において、各もみ
玉を各回転軸13ごと各アーム部8a,8bに着脱自在
とする構成とすれば、利用者は、好みに応じて各種類の
もみ玉を付け替えて使い分けることができる。また、各
アーム部8a,8b内に配管系15を内設すれば、マッ
サージ椅子の見栄えを良くできるとともに、マッサージ
用開口10から突出している部分を少なくできるので、
配管系15が引っ掛かる恐れなどを抑制できる。さら
に、流体給排手段を2台で構成するとともに、各調節弁
を外しても構わない。この場合、1台の流体給排手段で
1個の密閉袋を直接膨張および収縮させればよい。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜4に記載のマッサージ機によ
れば、施療子駆動部によって変位される施療子の密閉袋
を膨張および収縮させて、施療子の人体への押圧具合を
調節できるので、人体の各施療部位に変化に富んだマッ
サージを施すことができる。
【0102】また、請求項1〜4に記載のマッサージ機
に従属する請求項5に記載のマッサージ機によれば、密
閉袋の外周面上に形成された複数個の凹凸により施療子
の人体への押圧具合をより繊細かつ複雑にできるので、
人体の各施療部位に変化により富んだマッサージを施す
ことができる。
【0103】また、請求項1〜5に記載のマッサージ機
に従属する請求項6に記載のマッサージ機によれば、液
体からなる流体の温度の加減によって、施療部位への温
熱療法あるいは冷却療法を伴うマッサージを施すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るマッサージ椅
子を示す斜視図。
【図2】図1に示されているマッサージ椅子が有してい
る施療ユニット付近を示す斜視図。
【図3】(a)は、図1に示されているマッサージ椅子
が有しているもみ玉の密閉袋が最大に膨張した状態を示
す断面図。(b)は、図3(a)に示されているもみ玉
の密閉袋が収縮した状態を示す断面図。(c)は、図3
(a),(b)に示されているもみ玉の密閉袋の中間状
態を示す断面図。
【図4】(a)は、図3(a)に示されているもみ玉が
人体にマッサージを施す状態を示す断面図。(b)は、
図4(a)中X−X線に沿って示す断面図。
【図5】(a)は、図3(b)に示されているもみ玉が
人体にマッサージを施す状態を示す断面図。(b)は、
図5(a)中Y−Y線に沿って示す断面図。
【図6】(a)は、図3(c)に示されているもみ玉が
人体にマッサージを施す状態を示す断面図。(b)は、
図6(a)中Z−Z線に沿って示す断面図。
【図7】(a)は、図3(c)に示されているもみ玉が
人体にマッサージを施す状態を示す断面図。(b)は、
図7(a)中W−W線に沿って示す断面図。
【図8】(a)および(b)は、図1に示されているマ
ッサージ椅子が有しているもみ玉の他の構成例をそれぞ
れ異なる状態で示す断面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るマッサージ椅
子が有している施療ユニット付近を示す斜視図。
【図10】(a)は、図9に示されているマッサージ椅
子が有しているもみ玉の一つの構成例を示す断面図。
(b)は、図9に示されているマッサージ椅子が有して
いるもみ玉の他の構成例を示す断面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係るマッサージ
椅子が有している施療ユニット付近を示す斜視図。
【図12】(a)は、図11に示されているマッサージ
椅子が有しているもみ玉の一つの構成例を示す断面図。
(b)は、図11に示されているマッサージ椅子が有し
ているもみ玉の他の構成例を示す断面図。
【図13】(a)は、図12(a)に示されているもみ
玉を膨張させた使用状態で示す断面図。(b)は、図1
2(a)に示されているもみ玉を収縮させた使用状態で
示す断面図。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るマッサージ
椅子が有している施療ユニット付近を示す斜視図。
【図15】(a)は、図14に示されているマッサージ
椅子が有しているもみ玉の一つの構成例を示す断面図。
(b)は、図14に示されているマッサージ椅子が有し
ているもみ玉の他の構成例を示す断面図。
【図16】(a)は、本発明の第5の実施の形態に係る
マッサージ椅子が有しているもみ玉の一つの構成例を示
す断面図。(b)は、図16(a)に示されているもみ
玉の他の構成例を示す断面図。
【図17】(a)は、図16(a)に示されているもみ
玉の薄肉部のみを膨張させた使用状態を示す断面図。
(b)は、図16(a)に示されているもみ玉の薄肉部
および厚肉部を膨張させた使用状態を示す断面図。
【図18】本発明の第6の実施の形態に係るマッサージ
椅子を示す斜視図。
【図19】本発明の第7の実施の形態に係るマッサージ
椅子を示す斜視図。
【符号の説明】
1,31,41,51,71,81…マッサージ椅子
(マッサージ機) 2,22,23,33,34,35,43,46,4
7,53,56,62,65…密閉袋 3…もみ玉本体(施療子本体) 4,32,42,52,61…もみ玉(施療子) 4a,32a,42a,52a,61a…右側もみ玉 4b,32b,42b,52b,61b…左側もみ玉 5…施療子駆動部 6…空気ポンプ(流体給排手段) 21…人体 44…マッサージ粒子(施療粒子) 45…フィルタ 53a,56a…密閉袋外周面 54…密閉袋凹部 55…密閉袋凸部(突起) 63…薄肉部 64…厚肉部 72…液体用ポンプ(流体給排手段) 73…貯水タンク 74…給排水管 75…水温調節装置(液体温度調節手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の供給および排出に伴って膨張およ
    び収縮可能な密閉袋、およびこの密閉袋よりも硬質の材
    料で形成されているとともに、少なくとも外周部分が前
    記密閉袋で覆われている施療子本体を有しており、人体
    にマッサージを施す施療子と、 この施療子を支持するとともに施療子全体の変位を伴う
    施療動作を与える施療子駆動部と、 前記密閉袋への流体の供給および排出を行う流体給排手
    段とを具備することを特徴とするマッサージ機。
  2. 【請求項2】 流体の供給および排出に伴って膨張およ
    び収縮可能なゴム状弾性体製の密閉袋によって構成され
    ており、人体にマッサージを施す施療子と、 この施療子を支持するとともに施療子全体の変位を伴う
    施療動作を与える施療子駆動部と、 前記密閉袋への流体の供給および排出を行う流体給排手
    段とを具備することを特徴とするマッサージ機。
  3. 【請求項3】 流体の供給および排出に伴って膨張およ
    び収縮可能な密閉袋、およびこの密閉袋よりも硬質の材
    料で形成されているとともに、前記密閉袋の内部に収容
    されている施療粒子を有しており、人体にマッサージを
    施す施療子と、 この施療子を支持するとともに施療子全体の変位を伴う
    施療動作を与える施療子駆動部と、 前記密閉袋に流体の供給および排出を行う流体給排手段
    とを具備することを特徴とするマッサージ機。
  4. 【請求項4】 流体の供給および排出に伴って膨張およ
    び収縮可能な密閉袋によって構成されており、人体にマ
    ッサージを施す施療子と、 この施療子を支持するとともに施療子全体の変位を伴う
    施療動作を与える施療子駆動部と、 前記密閉袋への流体の供給および排出を行う流体給排手
    段とを具備し、前記密閉袋は、流体の供給に伴って先行
    して膨張する薄肉部と、この薄肉部より後に膨張する厚
    肉部とを有して厚さが不均一に形成されていることを特
    徴とするマッサージ機。
  5. 【請求項5】 前記密閉袋の外周面上に複数個の凹凸が
    形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちの
    いずれか1項に記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】 前記流体として液体を使用し、この液体
    の温度を任意の値に設定できる液体温度調節手段を備え
    たことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項
    に記載のマッサージ機。
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