JP2002052051A - 歩行機能増強装置 - Google Patents

歩行機能増強装置

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JP2002052051A
JP2002052051A JP2000242864A JP2000242864A JP2002052051A JP 2002052051 A JP2002052051 A JP 2002052051A JP 2000242864 A JP2000242864 A JP 2000242864A JP 2000242864 A JP2000242864 A JP 2000242864A JP 2002052051 A JP2002052051 A JP 2002052051A
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JP
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limb
limb support
patient
sole
swing
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JP2000242864A
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Seiichiro Okada
誠一郎 岡田
Taisuke Sakaki
泰輔 榊
Ryokichi Hirata
亮吉 平田
Takeshi Sakamoto
武志 坂本
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行機能の回復をより効果的に行うことがで
きる医療装置を提供する。 【解決手段】 患者101はベルト103によって肢体
支持部102に胴部を固定される。また、足底板110
によって、背屈方向に足底を傾斜させて支持する。肢体
支持部102は回転軸107を中心としてアクチュエー
タ105により揺動可能であり、またアクチュエータ1
06により傾斜可能である。アクチュエータ105によ
る肢体支持部102の揺動周期と揺動振幅は可変になっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整形外科手術後や
リハビリテーションで実施される、関節可動域訓練や筋
力増強訓練や持続力増強訓練その他の訓練を行う歩行機
能増強装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置の一例を図6に示す。
この装置は「ティルト・テーブル」と呼ばれている。全
身機能の再調整に利用され、立位における循環系の緊張
の回復、排尿排便の促進、尿路結石の予防に有効であ
る。また、単に立位への循環系の適応や立位感覚の獲得
だけではなく、筋力増強、バランス訓練などにも利用で
きる。
【0003】このティルト・テーブルを用い、足底板の
傾斜により足関節を背屈し、体重による矯正力を利用す
ることにより、足関節底屈拘縮の治療もできる。しか
し、歩行機能の回復を考慮した場合、以下に挙げる問題
があった。
【0004】・足の内返しの拘縮を矯正できない。
【0005】・足底に動荷重を加えることができない。
【0006】・歩行時に揺動による重心移動の感覚が得
られない。
【0007】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、歩行訓練の回復をより効果的に行うこと
ができる歩行機能増強装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達せするため
に、本発明の歩行機能増強装置は、肢体全体を載せ、こ
れを支持する肢体支持部と、前記肢体支持部を傾斜角を
可変に前記肢体支持部に支持された肢体の前後方向に傾
斜させる傾斜機構と、前記肢体支持部に支持された肢体
の足底を背屈方向に傾斜させて支持する足底板と、前記
肢体支持部を、これに支持された肢体の左右方向に揺動
させる揺動機構と、前記揺動機構における揺動周期と揺
動振幅を可変にする制御手段を有する。
【0009】足底板を備えることにより、足底に動荷重
を加えることができ、また足関節の外返し方向に抗力が
作用するので、内返し方向の拘縮の矯正ができる。
【0010】揺動運動の振幅や周期を通常歩行に準じた
ものにすれば、走行時の揺動による重心移動の感覚が得
られる。
【0011】足底板に圧力センサを備え、圧力センサの
出力に応じて肢体支持部の揺動方向の角変位を決定する
ことにより、患者は揺動方向の運動を介助されつつ、自
ら行う運動を装置の運動に反映することができる。
【0012】足関節に作用する外力が患者にとって大き
すぎると、患者自らが力を出すことが困難になるため、
初めは肢体支持部をある程度傾斜させることで重力によ
る負荷を軽減し、その後圧力センサの出力の増大に伴っ
て肢体支持部の傾斜角を減少させる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態の歩行機能増強
装置の全体構成を示す側面図、図2は肢体支持部102
を揺動させた状態の正面図、図3は肢体支持部102を
傾斜させた状態の側面図である。
【0015】患者101はベルト103によって、その
肢体全体を支持するベッドである肢体支持部102に胴
部を固定される。脚の筋力が落ちている患者に対し、立
位に近い姿勢を取らせるため、膝部をベルト112で固
定する。また、足底板110によって、背屈方向に足底
を傾斜させて支持する。さらに、足底を足底板に密着さ
せるために、ベルト111で足部を固定する。肢体支持
部102には回転軸107が取り付けられており、回転
軸107は回転支持部109に嵌合し、揺動可能に支持
されている。肢体支持部102の裏面には傘歯車10A
を有するアクチュエータ105が取り付けられ、回転支
持部109には傘歯車10Aと噛合う傘歯車108Bが
取り付けられている。アクチュエータ105の駆動力に
より傘歯車108Aが回転し、その結果、傘歯車108
Aはアクチュエータ105と一体となって回転軸107
のまわりを揺動することにより、回転軸107を中心と
して肢体支持部102を揺動させる。肢体支持部102
を揺動している様子を図2に示す。
【0016】また、回転支持部109には紙面に垂直な
軸109’が取り付けられており、フレーム104に回
動可能に嵌合されている。軸109’にはアクチュエー
タ106から、ベルトなどの伝達機構を介して駆動力が
伝えられる。すなわち、アクチュエータ106の駆動力
は、肢体支持部102を傾斜させるために用いられる。
肢体支持部102を傾斜させている様子を図3に示す。
【0017】この装置を用いて、揺動運動を簡易に行う
場合を説明する。
【0018】図2におけるベルト103が図示しない板
に取り付けられ、その板が支持台102の面上で動ける
ようにしておく。患者101は上体を左右に傾けて重心
を移すことにより肢体支持部102を揺らす。肢体支持
部102は、図示しない機械的なストッパーによって、
ある限界以上は倒れないようになっている。
【0019】次に、図示しない制御装置によってアクチ
ュエータ105を制御し、肢体支持部102を揺らす。
揺動の周期と振幅については、予め健常者の実際の通常
歩行時における値を計測しておき、参考値として利用し
てもよい。図2に示すように装置が患者を揺らした場
合、上体の質量中心206において、肢体支持部102
を時計回りに回転させるトルク207が回転中心204
の周囲に発生する。一方、患者の自重によって足底板1
10からその抗力209を受ける。肢体支持部102の
揺れが大きすぎなければ、肢体支持部102を反時計回
りに回転させるトルク202が回転中心204の周囲に
発生する。肢体支持部102が大きく揺れて、自重20
5の作用点206と抗力209の作用点210が、回転
中心204に関して相対するようになると、自重205
と抗力209は共に、肢体支持部102を時計回りに回
転させるトルク207となる。これは、時計回りに転倒
することを意味する。しかし、予め最大振幅を歩行時の
ものとしておけば、このような転倒は生じ得ない。抗力
209は図2のように足関節の外返し方向に作用するの
で、内返し方向の拘縮の矯正や筋力の増強に用いること
ができる。なおかつ、足底板110の傾斜を利用して、
従来装置どおり背屈方向の治療も行える。さらに、揺動
の際に重心が左右に移動するため、揺動運動の振幅や周
期を通常歩行に準じたものにすれば、重心が移動する感
覚もまた、通常歩行に準じたものが得られると考えられ
る。
【0020】上記装置による治療では、装置が患者を一
方的に揺らすのみで、患者が自らの意志で発生する力が
運動に反映されない。このことは、筋の随意性を高めら
れないという問題につながる。この問題を解決するため
に本実施形態では足底板110に圧力センサ113を備
え、ロボット工学におけるインピーダンス制御を用いる
ことにより、足底の圧力に応じて肢体支持部102の揺
動方向の角変位を決定する。この制御の流れを、図2お
よび図4を用いて説明する。装置は、肢体支持部102
を図2のように回転させた後、再び元の直立の状態に戻
そうとしている。すなわち、装置は肢体支持部102を
駆動するトルク202を与えている。このとき、患者1
01が自らの意志で足関節の外返しができるようになる
と、足底板110の足底内側に相当する部分に力203
が加わる。この力203の大きさに応じてトルク208
を生じさせるようにする。装置のトルク202とトルク
208を加え、所定のインピーダンスモデル404への
入力とし、揺動方向への角変位201を決定する。すな
わち、患者の発生する力203の増大に伴って揺動運動
が進む。この制御方法を用いることにより、患者は揺動
方向の運動を介助されつつ、自ら行う運動を装置の運動
に反映させることができる。
【0021】足関節に作用する外力が患者にとって大き
すぎると、患者自らが力を出すことは困難になる。そこ
で図3のように、初めある程度肢体支持部102を傾斜
させて用い、重力による負荷を軽減する。患者が自分で
力を出せるようになれば、より直立に近い姿勢にて同様
に揺動の訓練を行う。この制御の流れを図3と図5を用
いて説明する。図5の破線で囲んだ部分は図4と同じで
あり、患者自身の力を加味した装置の揺動方向の角変位
201(図2)が求まる過程である。この結果を傾斜角
判定部501に渡す。傾斜角判定部501では、例えば
揺動方向の角変位201を時間で微分して、求めた角速
度が通常方向と等しくなったかどうかを判定する。揺動
方向の角速度が通常歩行並になったと判定すると、所定
の傾斜角度増分を元の傾斜角502に加え、新しい傾斜
角503を決定する。こうして、患者101は、自分の
疾患レベルに合った揺動運動の訓練を行うことができ
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下に記
載するような効果を奏する。
【0023】・足の底屈拘縮だけでなく、内返しの拘縮
をも矯正できる。
【0024】・足底の動荷重を加えることができる。
【0025】・歩行時の揺動による重心移動の感覚が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の歩行機能増強装置の全体
の構成を示す側面図である。
【図2】肢体の揺動させた際の装置の正面図である。
【図3】肢体を傾斜させた際の装置の側面図である。
【図4】本発明の制御ブロック図である。
【図5】本発明の制御ブロック図である。
【図6】一従来例の歩行機能増強装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
101 患者 102 肢体支持部 103 ベルト 104 フレーム 105、106 アクチュエータ 107 回転軸 108A、108B 傘歯車 109 回転支持部 109’ 軸 110 足底板 111、112 ベルト 113 圧力センサ 201 揺動方向の角変位 202 装置トルク 203 患者の発生する力 204 回転中心 205 自重 206 上体の質量中心 207 トルク 208 トルク 209 抗力 210 作用点 301 肢体支持部102の傾斜角 401 インピーダンスモデル 501 傾斜角判定部 502 元の傾斜角 503 新しい傾斜角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 亮吉 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 (72)発明者 坂本 武志 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肢体全体を載せ、これを支持する肢体支
    持部と、 前記肢体支持部を傾斜角を可変に前記肢体支持部に支持
    された肢体の前後方向に傾斜させる傾斜機構と、 前記肢体支持部に支持された肢体の足底を背屈方向に傾
    斜させて支持する足底板と、 前記肢体支持部を、これに支持された肢体の左右方向に
    揺動させる揺動機構と、 前記揺動機構における揺動周期と揺動振幅を可変にする
    制御手段を有する歩行機能増強装置。
  2. 【請求項2】 前記揺動周期が健常者の歩行時のものと
    同じである、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記足底板に圧力センサを備え、前記圧
    力センサの出力に応じて前記肢体支持部の揺動方向の角
    変位を決定する手段を有する、請求項1または2記載の
    装置。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサの出力の増大に伴って前
    記肢体支持部の傾斜角を減少させる手段を有する、請求
    項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記肢体支持部に、その長手方向に移動
    可能な肢体具を有する、請求項1から4のいずれか1項
    に記載の装置。
JP2000242864A 2000-08-10 2000-08-10 歩行機能増強装置 Pending JP2002052051A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102028597A (zh) * 2009-09-28 2011-04-27 复旦大学附属华山医院 智能化多态平衡测试训练系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102028597A (zh) * 2009-09-28 2011-04-27 复旦大学附属华山医院 智能化多态平衡测试训练系统
CN102028597B (zh) * 2009-09-28 2014-04-16 复旦大学附属华山医院 智能化多态平衡测试训练系统

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