JP2002051665A - 中層浮魚礁 - Google Patents
中層浮魚礁Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
事故を生じた場合の船舶との衝突やスクリュへの絡み付
きの危険性を軽減する。 【解決手段】 上部側に浮体3、下部側に重錘4を設
け、静止海水に対して直立浮揚されるようにうする。
Description
アンカー部に、係留索を介して、海中の中層部に浮遊状
態で係留される中層浮魚礁に関する。
域に亘って集魚効果が得られるよう、魚礁本体を柱状と
すると共に、この魚礁本体を繊維強化プラスチック管や
鋼管による密閉構造として浮体を兼ねたものとしたもの
や、複数の環状の枠を上下に設け、この環状の枠外周に
網を張って魚礁本体を構成すると共に、この魚礁本体内
に内にブイ状の浮体を設けたものが知られている(特開
平8−280295号公報)。
造で浮体を兼ねた柱状の魚礁本体を有する中層浮魚礁の
場合、係留索が破断し、アンカーへの係留が解除されて
浮上すると、海面上に横倒しになって漂流し、船舶の衝
突事故を起こしやすい問題がある。また、網を用いて魚
礁本体を構成した中層浮魚礁の場合、やはり係留索が破
断して浮上すると、横倒し状態で偏平化して海面上に漂
い、船舶のスクリュに絡み付きやすい問題がある。
れたもので、柱状形状をなす中層浮魚礁について、流出
事故を生じた場合の船舶との衝突やスクリュへの絡み付
きの危険性を軽減することを目的とする。
状形状をなす魚礁本体と、この魚礁本体の上部側に片寄
って設けられた浮体と、前記魚礁本体の下部側に片寄っ
て設けられた重錘とを備え、静止海水に対して直立浮揚
されることを特徴とする中層浮魚礁を提供するものであ
る。
波反射板を有すること、魚礁本体が、円柱形状をなすこ
と、魚礁本体上部が、浮体を兼ねた密閉中空柱状体で構
成されていること、係留索の少なくとも上部に鋼線の編
み上げ被覆を施したロープが使用されていること、魚礁
本体が、籠状をなすこと、をその好ましい態様として包
含するものである。
係る中層浮魚礁の一例を説明する。
は、環状枠体2aと螺旋状帯部2bとから中空の円柱状
に形成された籠状の魚礁本体2を有するものとなってい
る。この魚礁本体2を構成する環状枠体2aと螺旋状帯
部2bは共に繊維強化プラスチック(以下「FRP」と
いう。)で形成されているものである。
BS樹脂製の中空球体のブイ状の浮体3が多数取り付け
られている。この浮体3は、全体として、本中層浮魚礁
1全体を浮揚させるに充分な浮力を有するものとなって
いる。また、上記魚礁本体2内の下部側には、重錘4が
取り付けられている。
り付けられている。この音波反射板5は、中層浮魚礁1
の設置後、例えば魚群探知器やソナー等によってその設
置位置を確認しやすくするためのものである。中層浮魚
礁1の設置後は、その周辺海域で漁が行われる他、点検
時など、設置場所を測定することが必要となることが多
いことから、上記音波反射板5を設けておくことが好ま
しい。
に、海底6と海面7間の中層領域に浮遊した状態で、例
えばコンクリート構造物などの重量物であるアンカー部
8に主係留索9及び副係留索10を介して係留すること
で設置されるものである。副係留索10は、太い主係留
索9に安定して中層浮魚礁1を接続するためのもので、
主係留索9に比して細く、かつ主係留索9と中層浮魚礁
1間に複数本設けられている。
釣り針付のワイヤーが擦り付けられることなどによっ
て、主係留索9が破断し、係留が解除されて中層浮魚礁
1が浮上して漂流してしまう場合がある。本発明の中層
浮魚礁1は、このような場合に、図3に示されるよう
に、横倒しになることなく直立浮揚可能なように、浮体
3と重錘4のバランスがとられているものである。つま
り、本発明の中層浮魚礁1は、少なくとも静止海水に対
して直立浮揚されるよう、浮体3と重錘4のバランスが
とられているものである。また、音波反射板5は、本中
層浮魚礁1が浮上したときに、レーダーなどの電波を反
射する電波反射板としても機能するので、探査に利用す
ることもできる。
3は、魚礁本体2内の上半分以下の領域を仕切板(図示
されていない)で仕切り、この仕切られた上半分以下の
領域に設置することが好ましい。直立浮揚をより確実に
するためには、魚礁本体2内の上1/3以下の領域に浮
体3を設けることが更に好ましい。また、重錘4は、魚
礁本体2の下端部に設けることが好ましい。
流出事故発生時に、海面7上で横倒しになって漂流する
ことがなく、ほぼ直立姿勢が維持されるので、船舶が避
けやすく、衝突事故を防止しやすくなる。また、中層浮
魚礁1が直立浮揚することで、主係留索9と副係留索1
0を確実に深部に位置させることができ、しかも主係留
索9及び副係留索10の比重は通常海水より重いことか
ら、主係留索9及び副係留索10が海面7付近に浮遊す
ることによる船舶のスクリュウへの絡み付きも防止する
ことができる。
10側)に、漁船によって牽引される釣り針付のワイヤ
ーが擦り付けられることで発生することが多い。主係留
索9としては、通常、合成繊維ロープが用いられている
が、この合成繊維ロープである主係留索9の少なくとも
上部に、防食処理を施した金属線(例えば鋼線)の編み
上げ被覆を施しておくと、上記ワイヤーの擦り付けによ
る破断を防止しやすいので好ましい。
は、柱状形状であれば角柱形状でもよいが、万一船舶が
衝突した場合にも、船舶が大きな衝撃を受けることなく
擦り抜けることができるよう、円柱形状であることが好
ましい。
部を浮体3(図1参照)をも兼ねた密閉中空柱状体11
として構成することもできる。図4に示される中層浮魚
礁1は、上部を密閉中空柱状体11とすると共に、下部
を下方に伸びる複数本の支持柱12で檻状に構成し、こ
の支持柱12で構成された下部側に重錘4を設けたもの
となっている。特に、流出時に海面7(図3参照)上に
露出することになる密閉中空柱状体11の上部外周に
は、防舷材13が設けられている。この防舷材13は、
例えばゴムなどの弾性材料で構成されているもので、流
出時に船舶が衝突した場合の衝撃を和らげるためのもの
である。また、頂部に音波反射板5を有するのは図1の
例と同じである。
FRPや防食処置を施した金属(例えば鋼材)で構成す
ることができる。支持柱12は、パイプ、棒材、帯材な
どとすることができる。また、上記のように上部を密閉
中空柱状体11で構成する場合、その下部は、上記支持
柱12による檻状とする他、複数本のロープによる檻
状、網による籠状、図1に示されるような環状枠体2a
と螺旋状帯部2bとによる籠状など、種々の形態をとる
ことができる。
2とすると、魚礁本体2の構成を簡略化しやすい利点が
ある。また、前述の図1に示されるような籠状の魚礁本
体2とすると、海流の影響を軽減しやすくなる。また、
この籠状の魚礁本体2とする場合、環状枠体2aと螺旋
状帯部2bは、防食処理が施された金属線材、金属帯
材、金属パイプなどで構成することもできるが、前述の
ようにFRP製とすると、軽量化を図りやすい利点があ
る。
とおりのものであり、流出事故発生時に、海面7上で横
倒し状態で漂流せず、直立姿勢を保ちやすいことから、
船舶との衝突やスクリュへの絡み付き事故の危険性を軽
減することができるものである。
ある。
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 柱状形状をなす魚礁本体と、この魚礁本
体の上部側に設けられた浮体と、前記魚礁本体の下部側
に設けられた重錘とを備え、静止海水に対して直立浮揚
されることを特徴とする中層浮魚礁。 - 【請求項2】 頂部に音波反射板を有することを特徴と
する請求項1に記載の中層浮魚礁。 - 【請求項3】 魚礁本体が、円柱形状をなすことを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の中層浮魚礁。 - 【請求項4】 魚礁本体上部が、浮体を兼ねた密閉中空
柱状体で構成されていることを特徴とする請求項1〜3
いずれかに記載の中層浮魚礁。 - 【請求項5】 係留索の少なくとも上部に鋼線の編み上
げ被覆を施したロープが使用されていることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれかに記載の中層浮魚礁。 - 【請求項6】 魚礁本体が、籠状をなすことを特徴とす
る請求項1〜5のいずれかに記載の中層浮魚礁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000240668A JP2002051665A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 中層浮魚礁 |
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JP2000240668A JP2002051665A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 中層浮魚礁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000240668A Pending JP2002051665A (ja) | 2000-08-09 | 2000-08-09 | 中層浮魚礁 |
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