JP2002050988A - アレーアンテナ基地局装置 - Google Patents

アレーアンテナ基地局装置

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JP2002050988A JP2000183668A JP2000183668A JP2002050988A JP 2002050988 A JP2002050988 A JP 2002050988A JP 2000183668 A JP2000183668 A JP 2000183668A JP 2000183668 A JP2000183668 A JP 2000183668A JP 2002050988 A JP2002050988 A JP 2002050988A
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    • H04B7/0842Weighted combining
    • H04B7/086Weighted combining using weights depending on external parameters, e.g. direction of arrival [DOA], predetermined weights or beamforming

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末装置に及ぼす干渉を抑えつつ高
速データ通信を行うこと。 【解決手段】 アレーアンテナ基地局装置は、第1情報
伝送速度以上の速度で通信を行う高速通信端末装置の到
来方向にヌルを向けるように、第2情報伝送速度以下の
速度で通信を行う一般通信端末装置についての送信指向
性を生成する指向性生成手段と、生成された送信指向性
を用いて前記一般通信端末装置に対する送信信号を送信
する送信手段と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CDMA(Code D
ivision Multiple Access)方式のディジタル移動体通
信システムに用いられる通信装置に関し、特に、高速デ
ータ通信を行う基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル移動体通信システムに
おいては、高速データ通信を実現するために、データを
多値変調して送信するという手法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
CDMA方式のディジタル移動体通信システムにおいて
は、以下に示すような問題がある。この問題について、
基地局と複数(ここでは例えば第1通信端末〜第3通信
端末の3つ)の通信端末とが無線通信を行う場合を例に
とり説明する。なお、基地局は、第1通信端末と高速デ
ータ通信を行い、第2通信端末および第3通信端末とは
通常のデータ通信を行うものとする。
【0004】第1通信端末が所要の受信品質(例えばE
b/No)を得るためには、基地局は、第1通信端末に
対して高電力で送信を行う必要がある。ところが、CD
MA方式の通信システムにおいては、第1通信端末〜第
3通信端末が同一周波数帯域を用いて基地局と通信を行
っている。
【0005】したがって、基地局が第1通信端末に高電
力で送信を行うと、第2通信端末および第3通信端末
は、基地局から第1通信端末に送信された信号により、
大きな干渉を受けることになる。すなわち、基地局から
第2通信端末および第3通信端末に送信された信号は、
基地局から第1通信端末に送信された信号により、大き
な干渉を受けることになる。この結果、第2通信端末お
よび第3通信端末における受信品質が劣化する。
【0006】このように、従来のCDMA方式のディジ
タル移動体通信システムにおいては、基地局は、所定の
通信端末と高速データ通信を行う際には、この通信端末
以外の通信端末に大きな干渉を与えるという問題があ
る。
【0007】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、通信端末装置に及ぼす干渉を抑えつつ高速デー
タ通信を行うアレーアンテナ基地局装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアレーアンテナ
基地局装置は、第1情報伝送速度以上の速度で通信を行
う高速通信端末装置の到来方向にヌルを向けるように、
第2情報伝送速度以下の速度で通信を行う一般通信端末
装置についての送信指向性を生成する指向性生成手段
と、生成された送信指向性を用いて前記一般通信端末装
置に対する送信信号を送信する送信手段と、を具備する
構成を採る。
【0009】この構成によれば、高速通信端末装置にお
ける干渉を抑えることができるので、高速通信端末装置
における受信品質を保持しつつ、高速通信端末装置に対
してさらに電力を抑えた送信を行うことができ、また
は、高速通信端末装置に対してより高速なデータ通信を
行うことができる。
【0010】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、指
向性生成手段が、一般通信端末装置の到来方向にビーム
を向けるように、前記一般通信端末装置についての送信
指向性候補を生成する指向性候補生成手段と、前記送信
指向性候補におけるヌルと高速通信端末装置の到来方向
とを略一致させるように前記送信指向性候補をシフトさ
せるシフト手段と、を具備し、シフトさせた送信指向性
候補を前記一般通信端末装置についての送信指向性とす
る構成を採る。
【0011】この構成によれば、高速通信端末装置の到
来方向にヌルを向けるようにシフトさせ、シフトさせた
送信指向性を形成した送信信号を一般通信端末装置に送
信することにより、高速通信端末装置における干渉を抑
えることができるので、高速通信端末装置における受信
品質を保持しつつ、高速通信端末装置に対してさらに電
力を抑えた送信を行うことができ、または、高速通信端
末装置に対してより高速なデータ通信を行うことができ
る。
【0012】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、指
向性生成手段が、高速通信端末装置の数または密度に基
づいて、前記高速通信端末装置についての送信指向性を
生成し、送信手段が、生成された送信指向性を用いて前
記高速通信端末装置に対する送信信号を生成する構成を
採る。
【0013】この構成によれば、高速通信端末装置同士
における干渉を効果的に抑えることができるので、各高
速通信端末装置における受信品質を保持しつつ、各高速
通信端末装置に対してさらに電力を抑えた送信を行うこ
とができ、または、各高速通信端末装置に対してより高
速なデータ通信を行うことができる。
【0014】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、高
速通信端末装置が受ける干渉量を検出する干渉検出手段
を具備し、送信手段が、検出された干渉量に基づいて設
定した多値変調方式を用いて、前記高速通信端末装置に
対する送信信号を送信する構成を採る。
【0015】この構成によれば、干渉削減量に応じて高
速通信端末装置の送信信号における変調方式の多値度を
変更することにより、他の通信端末に対する干渉を増加
させることなく、上記高速通信端末装置と最適な高速デ
ータ通信を行うことができる
【0016】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、指
向性生成手段により生成された一般通信端末装置につい
ての送信指向性を用いて、前記一般通信端末装置の送信
信号における前記一般通信端末装置の到来方向への電力
を推定する電力推定手段を具備し、送信手段が、推定さ
れた電力に基づいて設定した送信電力により前記一般通
信端末装置の送信信号を送信する構成を採る。
【0017】この構成によれば、生成された一般通信端
末装置の送信指向性を用いて、一般通信端末装置の到来
方向に対する電力が一定となるように、一般通信端末装
置の送信信号の送信電力を設定することにより、一般通
信端末装置に対する送信電力制御の安定化を図ることが
できる。
【0018】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、指
向性生成手段が、次回の単位スロットにおいて通信を行
う予定の高速通信端末装置の到来方向にヌルを向けるよ
うに、一般通信端末装置についての送信指向性を生成す
る構成を採る。
【0019】この構成によれば、高速通信端末装置の送
信信号に用いられる多値変調方式が、本基地局装置から
他の一般通信端末装置に送信された信号による干渉が低
減された状態での高速通信端末装置における回線品質に
基づいて設定される。したがって、高速通信端末装置の
送信信号に、実際に高速データ通信を行う際に可能な多
値変調方式より伝送効率の悪い多値変調方式が用いられ
る、という可能性を小さくすることができる。この結
果、高速通信端末装置は、高速データ通信を効率良く行
うことができる。
【0020】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、通
信端末装置の到来方向に基づいて、各通信端末装置に対
して属すべき群を決定する決定手段を具備し、送信手段
は、第1情報伝送速度以上の速度の送信信号を、同一の
群に属する通信端末装置に対して順次送信する構成を採
る。
【0021】この構成によれば、同一の群に属する通信
端末装置が高速データ通信を行っている際には、この群
に属するすべての通信端末装置が受ける干渉量は、この
群に属するいずれかの通信端末装置が高速データ通信を
行っている間においては、ほとんど変化しない。したが
って、高速データ通信端末装置が受ける干渉量が大きく
変化する現象を抑えることができる。
【0022】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、通
信端末装置における干渉量の変化を認識する認識手段を
具備し、送信手段は、認識された干渉量の変化に基づい
て、第1情報伝送速度以上の速度の送信信号を通信端末
装置に対して送信する構成を採る。
【0023】この構成によれば、同一の群に属する通信
端末装置が高速データ通信を行っている際には、この群
に属するすべての通信端末装置が受ける干渉量は、この
群に属するいずれかの通信端末装置が高速データ通信を
行っている間においては、ほとんど変化しない。したが
って、高速データ通信端末装置が受ける干渉量が大きく
変化する現象を抑えることができる。
【0024】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、指
向性生成手段が、高速通信端末装置の到来方向の推定精
度に応じて、前記高速通信端末装置の到来方向に向ける
ヌルの幅を変化させる構成を採る。
【0025】この構成によれば、高速通信端末装置の到
来方向の推定精度に応じて、一般通信端末装置の送信指
向性における高速データ通信端末装置に向けるヌルの幅
を変更しているので、高速通信端末装置の到来方向の推
定精度に関係なく、高速データ通信端末装置における干
渉量を抑えることができる。
【0026】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、一
般通信端末装置に対する送信信号が高速通信端末装置に
与える干渉量を推定する推定手段を具備し、指向性生成
手段は、前記干渉量が閾値を上回る一般通信端末装置に
ついてのみ、前記高速通信端末装置の到来方向にヌルを
向けるように送信指向性を生成する構成を採る。
【0027】この構成によれば、送信指向性の生成にお
ける処理量の観点から、すべての通信端末装置につい
て、高速データ通信端末装置の到来方向にヌル点を向け
るような送信指向性を生成することが困難である場合で
も、送信指向性の生成における処理量を削減しつつ、高
速データ通信端末装置における干渉量を抑えることがで
きる。
【0028】本発明のアレーアンテナ基地局装置は、一
般通信端末装置の到来方向と高速通信端末装置の到来方
向との差を算出する算出手段を具備し、シフト手段は、
前記差が閾値以下である一般通信端末装置についての
み、送信指向性候補をシフトさせる構成を採る。
【0029】この構成によれば、すべての一般通信端末
装置のうち、到来方向が高速データ通信端末装置の到来
方向から離れている一般通信端末装置については、この
一般通信端末装置の送信信号が高速データ通信端末装置
に与える干渉量が小さいものとして、生成された送信指
向性をシフトしないようにすることにより、送信指向性
の生成における処理量を削減しつつ、高速データ通信端
末装置における干渉量を抑えることができる。
【0030】本発明の通信端末装置は、上記いずれかに
記載のアレーアンテナ基地局装置と無線通信を行う構成
を採る。
【0031】この構成によれば、通信端末装置に及ぼす
干渉を抑えつつ高速データ通信を行うアレーアンテナ基
地局装置と無線通信を行うことにより、良好な無線通信
を行うことができる。
【0032】本発明のアレーアンテナ送信方法は、第1
情報伝送速度以上の速度で通信を行う高速通信端末装置
の到来方向にヌルを向けるように、第2情報伝送速度以
下の速度で通信を行う一般通信端末装置についての送信
指向性を生成する指向性生成工程と、生成された送信指
向性を用いて前記一般通信端末装置に対する送信信号を
送信する送信工程と、を具備する。
【0033】この方法によれば、高速通信端末装置にお
ける干渉を抑えることができるので、高速通信端末装置
における受信品質を保持しつつ、高速通信端末装置に対
してさらに電力を抑えた送信を行うことができ、また
は、高速通信端末装置に対してより高速なデータ通信を
行うことができる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、高速通信端末の
到来方向にヌルを向けるように、一般通信端末について
の送信指向性を生成することである。
【0035】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。以下の実施の形態において
は、高速データ通信(情報伝送速度の大きい通信)を行
う通信端末を「W−CDMAにおけるDSCHを用いる
通信端末」として説明するが、高速データ通信を行う通
信端末を「W−CDMAにおけるDPCHを用いる通信
端末」および「高速パケット伝送を行う通信端末」とす
ることも可能である。
【0036】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1にかかるアレーアンテナ基地局装置の構成を示す
ブロック図である。なお、本実施の形態においては、基
地局装置が、一例として、通信端末116と通信端末1
17の2つの通信端末と無線通信を行う場合について説
明する。
【0037】図1において、受信無線回路103および
受信無線回路104は、それぞれアンテナ101および
アンテナ102により受信された信号(受信信号)をベ
ースバンド信号に変換する。
【0038】受信信号復調回路105および受信信号復
調回路106は、受信無線回路103および受信無線回
路104からのベースバンド信号を用いて、逆拡散等の
復調処理を行うことにより復調信号を生成する。
【0039】到来方向推定回路107は、受信信号復調
回路105からの復調信号を用いて、通信端末116の
到来方向を推定し、到来方向を高速データ端末判定回路
109に送る。
【0040】到来方向推定回路108は、受信信号復調
回路106からの復調信号を用いて、通信端末117の
到来方向を推定し、到来方向を高速データ端末判定回路
109に送る。
【0041】高速データ端末判定回路109は、上位レ
イヤから高速データ通信を行う通信端末の情報(すなわ
ち、どの通信端末が高速データ通信を行うかを報知する
情報)と、到来方向推定回路107および到来方向推定
回路108からの到来方向に関する情報とを用いて、2
つの通信端末のうちのどの通信端末が高速データ通信を
行うのかを認識する。この高速データ端末判定回路10
9は、認識結果を送信指向性生成回路110および送信
指向性生成回路111に送る。また、上位レイヤの情報
を用いずに各通信端末からの情報をもとに高速データ端
末判定回路109において単独で、使用する高速データ
端末を判定しても良い。
【0042】送信指向性生成回路110および送信指向
性生成回路111は、高速データ端末判定回路109か
らの認識結果に基づいて、それぞれ、通信端末116お
よび通信端末117についての送信指向性を生成する。
なお、送信指向性の生成方法の詳細については後述す
る。この送信指向性生成回路110および送信指向性生
成回路111は、生成した送信指向性を送信無線回路1
14および送信無線回路115に出力する。
【0043】送信信号生成回路112および送信信号生
成回路113は、それぞれ、通信端末116および通信
端末117の送信信号を生成する。この送信信号生成回
路112および送信信号生成回路113は、生成した送
信信号を送信無線回路114および送信無線回路115
に送る。
【0044】送信無線回路114(送信無線回路11
5)は、通信端末116および通信端末117の送信信
号に対して、それぞれ通信端末116および通信端末1
17についての送信指向性を乗算し、この乗算により得
られた送信信号(ベースバンド信号)をRF帯の信号に
変換してアンテナ101(アンテナ102)を介して送
信する。
【0045】次いで、上記構成を有するアレーアンテナ
基地局装置の動作について、さらに図2を参照して説明
する。図2は、本発明の実施の形態1にかかるアレーア
ンテナ基地局装置における送信指向性生成回路111に
より生成される通信端末117についての送信指向性の
一例を示す模式図である。
【0046】ここでは、通信端末116が高速データ通
信を行い、通信端末117が一般の通信を行うものとす
る。
【0047】到来方向推定回路107および到来方向推
定回路108では、それぞれ、通信端末116および通
信端末117の到来方向が推定される。到来方向推定回
路107により推定された通信端末116の到来方向
は、高速データ端末判定回路109および送信指向性生
成回路110に送られる。到来方向推定回路108によ
り推定された通信端末117の到来方向は、高速データ
端末判定回路109および送信指向性生成回路111に
送られる。
【0048】高速データ端末判定回路109では、上位
レイヤからの高速データ通信を行う通信端末の情報、到
来方向推定回路107からの通信端末116の到来方
向、および、到来方向推定回路108からの通信端末1
17の到来方向により、通信端末116および通信端末
117のうちどの通信端末が高速データ通信を行う通信
端末(以下「高速データ通信端末」という。)であるか
が認識される。認識結果は、送信指向性生成回路110
および送信指向性生成回路111に送られる。また、上
位レイヤの情報を用いずに各通信端末からの情報をもと
に高速データ端末判定回路109において単独で、使用
する高速データ端末を判定しても良いことは明らかであ
る。
【0049】送信指向性生成回路110および送信指向
性生成回路111では、高速データ端末判定回路109
からの認識結果に基づいて、それぞれ通信端末116お
よび通信端末117についての送信指向性が生成され
る。具体的には、送信指向性生成回路110および送信
指向性生成回路111では、送信指向性の生成対象とな
る通信端末(すなわち、送信指向性生成回路110では
通信端末116であり、送信指向性生成回路111では
通信端末117である。)が、高速データ通信端末であ
る場合には、通常の送信指向性の生成が行われる。ここ
で、通常の送信指向性の生成とは、例えば、送信指向性
の生成対象となる通信端末の到来方向に指向性を向ける
ような生成に相当する。ここでは、通信端末116が高
速データ通信端末であるので、送信指向性生成回路11
0において通常の送信指向性の生成が行われる。
【0050】逆に、送信指向性生成回路110および送
信指向性生成回路111では、送信指向性の生成対象と
なる通信端末が一般の通信を行う通信端末(以下「一般
通信端末」という。)である場合には、特別な送信指向
性の生成が行われる。ここでは、通信端末117が一般
通信端末であるので、送信指向性生成回路111におい
て特別な送信指向性の生成が行われる。すなわち、図2
に示すように、一般通信端末である通信端末117につ
いての送信指向性201は、高速データ通信端末である
通信端末116の到来方向に対してヌルを向けるように
生成される。なお、通信端末117についての送信指向
性201は、通信端末117の到来方向に指向性が向け
られていることはいうまでもない。
【0051】これにより、通信端末117の送信信号
は、通信端末116の到来方向への電力が大幅に抑えら
れたものとなる。この結果、通信端末116は、基地局
から通信端末117に送信された信号により、ほとんど
干渉を受けなくなる。すなわち、基地局から通信端末1
16に送信された信号は、基地局から通信端末117に
送信された信号により、ほとんど干渉を受けなくなる。
よって、通信端末116は、干渉が抑えられた状態で基
地局からの信号を受信することができる。したがって、
基地局が通信端末116に対してさらに小さな電力で送
信を行っても、通信端末116は所要の受信品質を得る
ことができる。これにより、基地局は、通信端末116
に対してより小さな電力で送信を行うので、通信端末1
17に及ぼす干渉も抑えることができる。
【0052】再度図1を参照するに、送信指向性生成回
路110および送信指向性生成回路111により生成さ
れた送信指向性は、送信無線回路114および送信無線
回路115に送られる。
【0053】送信無線回路114(送信無線回路11
5)では、通信端末116および通信端末117の送信
信号に対して、それぞれ通信端末116および通信端末
117についての送信指向性が乗算され、この乗算によ
り得られた送信信号(ベースバンド信号)がRF帯の信
号に変換されてアンテナ101(アンテナ102)を介
して送信される。
【0054】このように、本実施の形態によれば、高速
データ通信端末の到来方向にヌルを向けるような送信指
向性を形成した送信信号を、一般通信端末に送信するこ
とにより、高速データ通信端末における干渉を抑えるこ
とができるので、高速データ通信端末における受信品質
を保持しつつ、高速データ通信端末に対してさらに電力
を抑えた送信を行うことができ、または、高速データ通
信端末に対してより高速なデータ通信を行うことができ
る。これにより、一般通信端末に及ぼす干渉を抑えるこ
とができる。
【0055】(実施の形態2)本実施の形態では、ヌル
点を高速データ通信端末の到来方向に向けるように、一
般通信端末の送信指向性をシフトさせる場合について説
明する。以下、本実施の形態にかかるアレーアンテナ基
地局装置について、図3を参照して説明する。
【0056】図3は、本発明の実施の形態2にかかるア
レーアンテナ基地局装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図3における実施の形態1(図1)と同様の
構成については、図1におけるものと同一の符号を付し
て、詳しい説明を省略する。
【0057】図3において、送信指向性生成回路301
および送信指向性生成回路302は、それぞれ、通信端
末116および通信端末117についての送信指向性を
生成する。送信指向性生成回路301および送信指向性
生成回路302は、実施の形態1で説明した通常の送信
指向性の生成を行う。
【0058】シフト量算出回路303およびシフト量算
出回路304は、高速データ端末判定回路109からの
認識結果に基づいて、それぞれ、送信指向性生成回路3
01および送信指向性生成回路302により生成された
送信指向性をシフトさせる。各送信指向性生成回路は、
シフトさせた送信指向性を送信無線回路114および送
信無線回路115に送る。
【0059】次いで、上記構成を有するアレーアンテナ
基地局装置の動作について、さらに図4を参照して説明
する。実施の形態1と同様に、通信端末116が高速デ
ータ通信を行い、通信端末117が一般の通信を行うも
のとする。
【0060】図4(a)は、本発明の実施の形態2にか
かるアレーアンテナ基地局装置における送信指向性生成
回路302により生成される通信端末117についての
送信指向性の一例を示す模式図である。図4(b)は、
本発明の実施の形態2にかかるアレーアンテナ基地局装
置におけるシフト量算出回路304によりシフトされた
通信端末117についての送信指向性の第1例を示す模
式図である。図4(c)は、本発明の実施の形態2にか
かるアレーアンテナ基地局装置におけるシフト量算出回
路304によりシフトされた通信端末117についての
送信指向性の第2例を示す模式図である。
【0061】送信指向性生成回路301および送信指向
性生成回路302では、それぞれ通信端末116および
通信端末117についての送信指向性が生成される。各
送信指向性生成回路では、通常の送信指向性の生成がな
される。すなわち、送信指向性生成回路301および送
信指向性生成回路302では、それぞれ、通信端末11
6および通信端末117の到来方向にビームを向けるよ
うな送信指向性が生成される。送信指向性生成回路30
1および送信指向性生成回路302により生成された送
信指向性は、それぞれシフト量算出回路303およびシ
フト量算出回路304に送られる。
【0062】シフト量算出回路303およびシフト量算
出回路304では、高速データ端末判定回路109から
の認識結果に基づいて、それぞれ通信端末116および
通信端末117についての送信指向性に対するシフトが
行われる。具体的には、シフト量算出回路303および
シフト量算出回路304では、シフト対象となる通信端
末(すなわち、シフト量算出回路303では通信端末1
16であり、シフト量算出回路304では通信端末11
7である。)が高速データ通信端末である場合には、送
信指向性に対するシフトはなされない。
【0063】逆に、シフト対象となる通信端末が一般通
信端末である場合には、シフト量算出回路303および
シフト量算出回路304では、送信指向性に対するシフ
トが行われる。ここでは、通信端末117が一般通信端
末であるので、シフト量算出回路304において送信指
向性に対するシフトが行われる。具体的には、図4
(a)に示すように、送信指向性生成回路302により
生成された通信端末117についての送信指向性401
は、通信端末116に対して強い電力で送信するものに
なっている。そこで、シフト量算出回路304では、図
4(b)および図4(c)に示すように、ヌル点が通信
端末116の到来方向に向くように(すなわち、ヌル点
が通信端末116の到来方向と略一致するように)、通
信端末117についての送信指向性がシフトされる。こ
れにより、シフト後の通信端末117についての送信指
向性402または403が生成される。
【0064】このように、本実施の形態によれば、高速
データ通信端末の到来方向にヌルを向けるように送信指
向性をシフトさせ、シフトさせた送信指向性を形成した
送信信号を一般通信端末に送信することにより、高速デ
ータ通信端末における干渉を抑えることができるので、
高速データ通信端末における受信品質を保持しつつ、高
速データ通信端末に対してさらに電力を抑えた送信を行
うことができ、または、高速データ通信端末に対してよ
り高速なデータ通信を行うことができる。これにより、
一般通信端末に及ぼす干渉を抑えることができる。
【0065】(実施の形態3)本実施の形態では、複数
の高速データ通信端末が存在する場合について説明す
る。以下、本実施の形態3にかかるアレーアンテナ基地
局装置について、図5を参照して説明する。図5は、本
発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ基地局装置
の構成を示すブロック図である。なお、図5における実
施の形態1(図1)と同様の構成については、図1にお
けるものと同様の符号を付して、詳しい説明を省略す
る。
【0066】図5において、高速データ端末数判定回路
502は、上位レイヤからの高速データ通信端末の情報
を用いて、高速データ通信端末の数を検出し、検出結果
を高速データ端末方向判定回路501に送る。また、上
位レイヤの情報を用いずに各通信端末からの情報をもと
に高速データ端末方向判定回路501において単独で、
使用する高速データ端末を判定している場合には高速デ
ータ端末方向判定回路501からの情報をもとに高速デ
ータ通信端末の数を検出する。
【0067】高速データ端末方向判定回路501は、上
位レイヤからの高速データ通信端末の情報、および、高
速データ端末数判定回路502からの検出結果を用い
て、2つの通信端末のうちどの通信端末が高速データ通
信端末であるのかを認識し、認識結果を送信指向性生成
回路503および送信指向性生成回路504に送る。さ
らに、高速データ端末方向判定回路501は、高速デー
タ通信端末数が2つである場合には、到来方向推定回路
107および到来方向推定回路108からの到来方向を
用いて、各通信端末の間の到来方向の差と閾値との比較
を行い、比較結果を送信指向性生成回路503および送
信指向性生成回路504に送る。また、上位レイヤの情
報を用いずに各通信端末からの情報をもとに高速データ
端末方向判定回路501において単独で、使用する高速
データ端末を判定していても問題はない。
【0068】送信指向性生成回路503および送信指向
性生成回路504は、高速データ端末方向判定回路50
1からの認識結果および比較結果に基づいて、それぞ
れ、通信端末116および通信端末117についての送
信指向性を生成する。なお、送信指向性の生成方法の詳
細については後述する。
【0069】次いで、上記構成を有するアレーアンテナ
基地局装置の動作について、さらに図6から図8を参照
して説明する。図6は、本発明の実施の形態3にかかる
アレーアンテナ基地局装置における送信指向性生成回路
により生成される高速データ通信端末についての送信指
向性の第1例を示す模式図である。図7は、本発明の実
施の形態3にかかるアレーアンテナ基地局装置における
送信指向性生成回路により生成される高速データ通信端
末についての送信指向性の第2例を示す模式図である。
図8は、本発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ
基地局装置における送信指向性生成回路により生成され
る高速データ通信端末についての送信指向性の第3例を
示す模式図である。
【0070】送信指向性生成回路503および送信指向
性生成回路504では、高速データ端末方向判定回路5
01からの認識結果および比較結果に基づいて、それぞ
れ通信端末116および通信端末117についての送信
指向性が生成される。
【0071】まず第1に、通信端末116および通信端
末117がそれぞれ高速データ通信端末および一般通信
端末である場合には、送信指向性生成回路504では、
実施の形態1で説明した特別な送信指向性の生成が行わ
れる。これにより、通信端末117についての送信指向
性が生成される。送信指向性生成回路503では、図6
に示すように、通信端末116の到来方向にビームを向
けるような送信指向性601の生成が行われる。これに
より、通信端末116についての送信指向性が生成され
る。
【0072】第2に、通信端末116および通信端末1
17がともに高速データ通信端末であり、かつ、各通信
端末の到来方向の差が閾値を超える場合には、送信指向
性生成回路503では、図7に示すように、通信端末1
17の到来方向にヌル点が向くような送信指向性602
の生成が行われる。これにより、通信端末116につい
ての送信指向性が生成される。送信指向性生成回路50
4では、図7に示すように、通信端末116の到来方向
にヌル点が向くような送信指向性603の生成が行われ
る。
【0073】このような送信指向性が生成された結果、
通信端末116(117)の送信信号は、通信端末11
7(116)の到来方向への電力が大幅に抑えられたも
のとなる。この結果、通信端末117(116)は、基
地局から通信端末116(117)に送信された信号に
より、ほとんど干渉を受けなくなる。よって、基地局が
通信端末117(116)に対してさらに小さな電力で
送信を行っても、通信端末117(116)は所要の受
信品質を得ることができる。これにより、基地局は、通
信端末117(116)に対してより小さな電力で送信
を行うので、通信端末116(117)に及ぼす干渉も
抑えることができる。
【0074】第3に、通信端末116および通信端末1
17がともに高速データ通信端末であり、かつ、各通信
端末の到来方向の差が閾値以下である場合には、送信指
向性生成回路503では、図8に示すように、通信端末
116の到来方向にビームが向くような送信指向性60
4が生成される。これにより、通信端末116について
の送信指向性が生成される。送信指向性生成回路504
では、通信端末117の方向にビームが向くような送信
指向性605が生成される。なお、送信指向性生成回路
503および送信指向性生成回路504では、それぞ
れ、通信端末116および通信端末117の到来方向の
電力が最大となるように、送信指向性を生成することが
好ましい。
【0075】なお、本実施の形態では、高速データ通信
端末が2つ存在する場合を例にとり説明したが、本発明
は、高速データ通信端末が3つ以上存在する場合にも適
用可能なものである。すなわち、高速データ通信端末が
3つ以上存在する場合には、互いの到来方向の差が閾値
以下である高速データ通信端末の集合については、この
集合の到来方向にビームが向くような送信指向性を生成
し、互いの到来方向の差が閾値を超えるような各高速デ
ータ通信端末については、自端末以外の高速データ通信
端末の到来方向にヌル点が向くような送信指向性を生成
することができる。このように、高速データ通信端末が
複数存在する場合には、各高速データ通信端末の間の到
来方向の距離(すなわち高速データ通信端末の密度)に
基づいて、各高速データ通信端末についての送信指向性
を生成することができる。
【0076】このように、本実施の形態によれば、高速
データ通信端末が複数存在し、かつ、各高速データ通信
端末の間の到来方向が閾値を超える場合には、他の高速
データ通信端末の到来方向にヌルを向けるような送信指
向性を形成した送信信号を、各高速データ通信端末に送
信することにより、各高速データ通信端末における干渉
を抑えることができるので、各高速データ通信端末にお
ける受信品質を保持しつつ、各高速データ通信端末に対
してさらに電力を抑えた送信を行うことができ、また
は、各高速データ通信端末に対してより高速なデータ通
信を行うことができる。これにより、各高速データ通信
端末に及ぼす干渉を抑えることができる。
【0077】(実施の形態4)本実施の形態では、干渉
削減量に応じて、高速データ通信端末の送信信号におけ
る変調方式の多値度を変更する場合について説明する。
【0078】上述した実施の形態1および実施の形態2
において、通信端末116(高速データ通信端末)の送
信信号における多値変調方式は、通信端末117の送信
信号による通信端末116に与える干渉の影響が低減さ
れる前に設定されたものである。したがって、通信端末
116の送信信号における実際に設定できる多値変調方
式は、多値変調方式が設定された時点よりも多値化され
たものである。具体的な例について図10を参照して説
明する。
【0079】図10(a)は、通信端末の指向性の第1
例を示す模式図である。図10(b)は、通信端末の指
向性の第2例を示す模式図である。
【0080】ここでは、基地局装置と通信を行う通信端
末が3つ存在し、このうちの2つが高速データ通信を行
う場合を例にとり説明する。ただし、高速データ通信
は、同時には1つの通信端末にのみ許容されるものとす
る。
【0081】まず、図10(a)には、1つの通信端末
(通信端末1とする)が高速データ通信を行い、1つの
通信端末(通信端末2とする)が通常の通信端末を行っ
ている場合における通信端末2の送信指向性801が示
されている。この状態で、もう1つの高速データ通信を
行う通信端末(通信端末3とする)は、受信状態に基づ
いて変調方式の多値度が決定される。
【0082】ところが、通信端末3が実際に高速データ
通信を行う際には、通信端末2の指向性802は、図1
0(b)に示すようなものとなる。すなわち、通信端末
2の送信信号により通信端末3が受ける干渉は低減され
る。この結果、通信端末3に対してより小さな電力で送
信しても、または、通信端末3に対して電力不変のまま
より大きな多値度の変調方式を用いて送信しても、通信
端末3の受信品質は良好なものとなる。すなわち、図1
0(a)で決定された多値度よりも大きい多値度を用い
て、通信端末3に対して送信することができる。
【0083】そこで、本実施の形態では、干渉削減量に
応じて、高速データ通信端末の送信信号における変調方
式の多値度を変更する。以下、本実施の形態にかかるア
レーアンテナ基地局装置について、図9を参照して説明
する。図9は、本発明の実施の形態4にかかるアレーア
ンテナ基地局装置の構成を示すブロック図である。な
お、図9における実施の形態1(図1)と同様の構成に
ついては、図1におけるものと同一の符号を付して、詳
しい説明を省略する。また、実施の形態1と同様に、通
信端末116が高速データ通信端末であり、通信端末1
17が一般通信端末であるものとする。
【0084】図9において、干渉削減量推定回路701
は、送信指向性生成回路110からの通信端末116に
ついての送信指向性および送信指向性生成回路111か
らの通信端末117についての送信指向性を用いて、通
信端末117の送信信号により通信端末116に与えら
れる干渉がどれだけ抑えられるかを推定する。さらに、
干渉削減量推定回路701は、推定結果に基づいて、送
信信号生成回路702および送信信号生成回路703に
対して、それぞれ通信端末116および通信端末117
の送信信号における変調多値度を通知する。
【0085】送信信号生成回路702および送信信号生
成回路703は、干渉削減量推定回路701からの通知
に基づいて、それぞれ通信端末116および通信端末1
17の送信信号を生成する。
【0086】このように、本実施の形態によれば、干渉
削減量に応じて高速データ通信端末の送信信号における
変調方式の多値度を変更することにより、他の通信端末
に対する干渉を増加させることなく、上記高速データ通
信端末と最適な高速データ通信を行うことができる。
【0087】(実施の形態5)本実施の形態では、生成
された通信端末の送信指向性を用いて通信端末の送信電
力を決定する場合について説明する。
【0088】実施の形態1および実施の形態2で説明し
た送信指向性の生成がなされると、高速データ通信端末
以外の通信端末(一般通信端末)の受信状態は、常に変
化するため、基地局装置における送信電力制御(パワコ
ン)の動作が不安定となる可能性がある。具体的な例に
ついて、図12を参照して説明する。
【0089】図12(a)は、一般通信端末の送信指向
性の第1例を示す模式図である。図12(b)は、一般
通信端末の送信指向性の第2例を示す模式図である。
【0090】ここでは、基地局装置と通信を行う通信端
末が3つ存在し、このうちの2つが高速データ通信を行
う場合を例にとり説明する。ただし、高速データ通信
は、同時に1つの通信端末にのみ許容される場合につい
て示す。実際には、複数の通信端末が同時に高速データ
通信を行っても良い。
【0091】まず、図12(a)には、1つの通信端末
(通信端末1とする)が高速データ通信を行い、1つの
通信端末(通信端末2とする)が通常の通信を行ってい
る場合における通信端末2の送信指向性1001が示さ
れている。この状態における通信端末2の送信指向性1
001は、通信端末1の到来方向にヌル点が向くように
生成されている。次に、もう1つの通信端末(通信端末
3とする)が高速データ通信を行う場合には、通信端末
2の送信指向性1002は、図12(b)に示すよう
に、通信端末3の到来方向にヌル点が向くように生成さ
れている。図12(a)と図12(b)との比較から明
かなように、通信端末2の送信指向性は、大幅に変更さ
れている。これにより、通信端末2の到来方向への送信
電力が大幅に変更される可能性がある。
【0092】そこで、本実施の形態では、生成された通
信端末の送信指向性を用いて、通信端末の到来方向に対
する電力を逐次推定し、推定結果に基づいて通信端末の
到来方向に対する電力が一定となるように、通信端末の
送信電力を決定する。
【0093】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置について、図11を参照して説明する。図
11は、本発明の実施の形態5にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図1
1における実施の形態1(図1)と同様の構成について
は、図1におけるものと同一の符号を付して、詳しい説
明を省略する。
【0094】図11において、送信電力決定回路901
(送信電力決定回路902)は、送信指向性生成回路1
10(送信指向性生成回路111)からの通信端末11
6(通信端末117)の送信指向性を用いて、通信端末
116(通信端末117)の到来方向に対する電力を推
定し、推定結果に基づいて通信端末116(通信端末1
17)の到来方向に対する電力が一定となるように通信
端末116(通信端末117)の送信電力を決定する。
送信電力決定回路901(送信電力決定回路902)
は、決定結果に基づいて、通信端末116(通信端末1
17)の送信信号の送信電力を送信無線回路114およ
び送信無線回路115に通知する。
【0095】このように、本実施の形態によれば、生成
された通信端末の送信指向性を用いて、通信端末の到来
方向に対する電力が一定となるように、通信端末の送信
信号の送信電力を設定することにより、通信端末に対す
る送信電力制御の安定化を図ることができる。
【0096】(実施の形態6)本実施の形態では、現在
高速データ通信を実際に行っている通信端末に対しての
みならず、次に高速データ通信を行う予定の高速データ
通信端末に対しても、ヌル点を向けるように、一般通信
端末の送信指向性を生成する場合について説明する。
【0097】上記実施の形態1で説明した送信指向性の
生成がなされることにより、高速データ通信端末は、高
速データ通信を行っているときにのみ、基地局装置から
他の通信端末に送信された信号による干渉が低減され
る。すなわち、高速データ通信端末は、高速データ通信
を行う以前には、基地局装置から他の通信端末に送信さ
れた信号による干渉が低減されていない。
【0098】一方、高速データ通信端末の送信信号に用
いる多値変調方式は、高速データ通信の実行前に、高速
データ通信端末における回線品質(受信品質)に基づい
て決定される。
【0099】したがって、高速データ通信端末の送信信
号には、実際に高速データ通信を行う際に可能な多値変
調方式(例えば64QAM)よりも伝送効率の悪い多値
変調方式(例えば16QAM)が用いられる可能性があ
る。この結果、高速データ通信端末は、高速データ通信
を効率良く行うことができない。
【0100】そこで、本実施の形態では、現在高速デー
タ通信を実際に行っている通信端末に対してのみなら
ず、次に高速データ通信を行う予定の高速データ通信端
末に対しても、ヌル点を向けるように、一般通信端末の
送信指向性を生成する。なお、次に高速データ通信を行
う予定の高速データ通信端末に関する情報は、上位レイ
ヤから得ることも可能であるし、現在のレイヤで単独で
判断している場合にはレイヤ内で判断している場所から
得ることができる。
【0101】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置について、図13を参照して説明する。図
13は、本発明の実施の形態6にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図1
3における実施の形態1(図1)と同様の構成について
は、図1におけるものと同一の符号を付して、詳しい説
明を省略する。
【0102】図13において、次タイムスロット高速デ
ータ端末判定回路1101は、上位レイヤからの高速デ
ータ通信端末に関する情報に基づいて、次のタイムスロ
ットに(現在高速データ通信を行っている高速データ通
信端末の次に)高速データ通信を行う通信端末を判定
し、判定結果を送信指向性生成回路1102および送信
指向性生成回路1103に送る。また、高速データ端末
方向判定回路109において高速データ端末を単独で判
断している場合には、高速データ端末方向判定回路10
9から、次のタイムスロットに高速データ通信を行う通
信端末の情報を得るものとする。
【0103】送信指向性生成回路1102および送信指
向性生成回路1103は、以下の点を除いて、それぞれ
実施の形態1で説明した送信指向性生成回路110およ
び送信指向性生成回路111と同一の構成を有する。
【0104】送信指向性生成回路1102および送信指
向性生成回路1103は、特別な送信指向性の生成を行
う場合には、図14に示すように一般通信端末の送信指
向性を生成する。図14は、本発明の実施の形態6にか
かるアレーアンテナ基地局装置における送信指向性生成
回路により生成される一般通信端末についての送信指向
性の一例を示す模式図である。
【0105】図14に示すように、現在実際に高速デー
タ通信を行っている通信端末(ここでは通信端末11
6)に対してのみならず、次に(次のタイムスロット
で)高速データ通信を行う予定となっている高速データ
通信端末に対しても、ヌル点を向けるように、一般通信
端末の送信指向性1201が生成される。なお、ここで
は、タイムスロット毎に送信指向性の生成を行う場合に
ついて説明したが、1タイムスロットの時間は適宜変更
可能なものである。
【0106】このように、本実施の形態においては、現
在高速データ通信を実際に行っている通信端末に対して
のみならず、次に高速データ通信を行う予定の高速デー
タ通信端末に対しても、ヌル点を向けるように、一般通
信端末の送信指向性を生成する。これにより、高速デー
タ通信端末の送信信号に用いられる多値変調方式は、基
地局装置から他の通信端末に送信された信号による干渉
が低減された状態での高速データ通信端末における回線
品質に基づいて設定される。したがって、高速データ通
信端末の送信信号に、実際に高速データ通信を行う際に
可能な多値変調方式(例えば64QAM)よりも伝送効
率の悪い多値変調方式(例えば16QAM)が用いられ
る、という可能性を小さくすることができる。この結
果、高速データ通信端末は、高速データ通信を効率良く
行うことができる。
【0107】(実施の形態7)本実施の形態では、各通
信端末の到来方向(存在位置)に基づいて、高速データ
通信を実行する通信端末の順番を変更する場合について
説明する。
【0108】上記実施の形態6で説明したように、上記
実施の形態1で説明した送信指向性の生成がなされるこ
とにより、高速データ通信端末は、基地局装置から他の
通信端末に送信された信号による干渉量が大きく変化す
ることがある。
【0109】そこで、本実施の形態では、まず、基地局
装置がカバーする範囲(セクタやセル)を複数の群に分
割し、各群に対して、属すべき通信端末を到来方向(存
在位置)に基づいて決定する。この後、同一の群に属す
る通信端末から順次高速データ通信を連続的に実行させ
る。なお、基地局装置が、回線品質に基づいて、高速デ
ータ通信を実行する通信端末の優先順位を決定している
(スケジューリングを行っている)ときには、この優先
順位を、上記のような同一の群に属する通信端末に高速
データ通信を行わせるように、適宜変更することができ
る。
【0110】以上のように高速データ通信を行う場合に
は、同一の群に属する通信端末が高速データ通信を行っ
ている際には、この群に属するすべての通信端末が受け
る干渉量は、この群に属する通信端末が高速データ通信
を行っている間においては、ほとんど変化しない。
【0111】具体例について図16を参照して説明す
る。すなわち、例えば、基地局装置がカバーする範囲
を、群A1601〜群C1603の3つの群に分割し、
群A1601には、通信端末1および通信端末3が属
し、群B1602には、通信端末2および通信端末4〜
通信端末6が属し、群C1603には、通信端末7〜通
信端末9が属しているものとする。この場合には、群A
1601に属する通信端末1および通信端末3に順次高
速データ通信を実行させ、群C1603に属する通信端
末7〜通信端末9に順次高速データ通信を実行させ、さ
らに、群B1602に属する通信端末2および通信端末
4〜通信端末6に順次高速データ通信を実行させる。な
お、いずれの群から高速データ通信を実行させるかにつ
いては、回線品質に基づいたスケジューリング等により
決定することができる。
【0112】この例においては、例えば、群A1601
に属する通信端末が高速データ通信を行っている際に
は、通信端末1および通信端末3が受ける干渉量はほと
んど変化せず、同様に、群B1602に属する通信端末
が高速データ通信を行っている際には、通信端末2およ
び通信端末4〜通信端末6が受ける干渉量はほとんど変
化しない。
【0113】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置について、図15を参照して説明する。図
15は、本発明の実施の形態7にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図1
5における実施の形態1(図1)と同様の構成について
は、図1におけるものと同一の符号を付して、詳しい説
明を省略する。
【0114】図15において、高速データ送信端末変更
回路1501は、上位レイヤからの高速データ通信を行
う通信端末の情報と、到来方向推定回路107および到
来方向推定回路108からの到来方向に関する情報とを
用いて、以下のような処理を行う。すなわち、まず、高
速データ送信端末変更回路1501は、図16に示した
ように、本基地局装置がカバーする範囲を複数の群に分
割し、各群に対して、属すべき通信端末を到来方向に基
づいて決定する。さらに、高速データ送信端末変更回路
1501は、同一の群に属する通信端末が順次高速デー
タ通信を実行するように、高速データ通信を行う順番を
決定する。この後、高速データ送信端末変更回路150
1は、決定した順番に関する情報を、変更情報生成部1
502、送信指向性生成回路1503および送信指向性
生成回路1504に送る。
【0115】送信指向性生成回路1503および送信指
向性生成回路1504は、次の点を除いて、それぞれ、
実施の形態1における送信指向性生成回路110および
送信指向性生成回路111と同様なものである。すなわ
ち、送信指向性生成回路1503および送信指向性生成
回路1504は、高速データ送信端末変更回路1501
からの順番に関する情報に基づいて、送信指向性の生成
対象となる通信端末が高速データ通信端末であるか一般
通信端末であるかを認識して、送信指向性の生成を行
う。
【0116】変更情報生成部1502は、高速データ送
信端末変更回路1501からの順番に関する情報を送信
信号として生成し、生成した送信信号を送信無線回路1
14および送信無線回路115に送る。ここで生成され
た送信信号は、送信無線回路114および送信無線回路
115により送信される。
【0117】このように、本実施の形態においては、基
地局装置がカバーする範囲を複数の群に分割し、各群に
対して、属すべき通信端末を到来方向に基づいて決定し
た後、同一の群に属する通信端末から順次高速データ通
信を連続的に実行させている。これにより、同一の群に
属する通信端末が高速データ通信を行っている際には、
この群に属するすべての通信端末が受ける干渉量は、こ
の群に属するいずれかの通信端末が高速データ通信を行
っている間においては、ほとんど変化しない。したがっ
て、高速データ通信端末が受ける干渉量が大きく変化す
る現象を抑えることができる。
【0118】(実施の形態8)本実施の形態では、通信
端末により報知された回線品質に基づいて、高速データ
通信を実行する通信端末の順番を変更する場合について
説明する。
【0119】実施の形態7では、基地局によりなされた
各通信端末に対する到来方向推定結果に基づいて、高速
データ通信を行う通信端末の順番を変更している。本実
施の形態では、実施の形態7において、通信端末が判断
した回線品質に基づいて、高速データ通信を行う通信端
末の順番を変更する。
【0120】一般的に、通信端末は、現状の回線品質を
基地局装置に報告し、報告結果を用いて、基地局装置
は、高速データ通信を行う通信端末のスケジューリング
を行う。
【0121】ところが、実施の形態1で説明したような
送信指向性の生成がなされる場合には、実施の形態7に
おける例(図16)を用いると、群A1601に属する
通信端末1が高速データ通信を行う時点では、通信端末
1の回線状態だけでなく通信端末3の回線状態も急激に
良くなる。そこで、このように急激な回線状態の改善が
あった場合には、別途通信端末は、その旨を基地局装置
に報告するものとする。
【0122】基地局においては、急激に回線状態の良く
なった通信端末に対して優先度を上げて高速データ通信
を実行させる。これにより、効率の良いデータ通信環境
を構築することができる。
【0123】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置、および、この基地局装置と無線通信を行
う通信端末について説明する。まず、上記通信端末につ
いて、図18を参照して説明する。図18は、本発明の
実施の形態8にかかるアレーアンテナ基地局装置と無線
通信を行う通信端末装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0124】図18において、共用器1802は、アン
テナ1801により受信された信号(受信信号)を受信
無線回路1803に送り、後述する送信無線回路180
9からの送信信号をアンテナ1801を介して送信す
る。
【0125】受信無線回路1803は、受信信号をベー
スバンド信号に変換して復調部1804に送る。復調部
1804は、ベースバンド信号に変換された受信信号に
対して復調処理を行うことにより、復調信号を生成す
る。
【0126】SIR測定部1805は、生成された復調
信号の受信品質(例えばSIR)を測定する。SIR変
動測定部1806は、SIR測定部1805により測定
された受信品質を監視し、受信品質に大きな変動(急激
な受信品質の改善等)を検出する。
【0127】SIR変動報告信号生成部1807は、受
信品質に大きな変動が検出された場合に、その旨を基地
局装置に報知するための信号(以下「報知信号」とい
う。)を生成する。変調部1808は、通常の送信デー
タとともに報知信号に対して拡散処理等の変調処理を行
うことにより、ベースバンド信号を生成する。送信無線
回路1809は、生成されたベースバンド信号をRF帯
の送信信号に変換して共用器1802に送る。
【0128】次いで、本実施の形態にかかるアレーアン
テナ基地局装置について、図19を参照して説明する。
図19は、本発明の実施の形態8にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図
19における実施の形態7(図15)と同様の構成につ
いては、図15におけるものと同一の符号を付して、詳
しい説明を省略する。
【0129】図19において、情報復調部1901およ
び情報復調部1902は、それぞれ、到来方向推定回路
107および到来方向推定回路108を介して送られた
復調信号から報知信号を取り出し、取り出した報知信号
を高速データ送信端末変更回路1903に送る。
【0130】高速データ送信端末変更回路1903は、
次の点を除いて、実施の形態7における高速データ送信
端末変更回路1501と同様なものである。すなわち、
高速データ送信端末変更回路1903は、まず、通常通
りに、回線品質に基づいて高速データ通信を実行する通
信端末の優先順位を決定する(スケジューリングを雄行
う)。ここで、スケジューリングの結果が例えば図17
に示すものになったとする。なお、図17における通信
端末1(すなわち#1)〜通信端末9(すなわち#9)
は、図16に示したように位置しているとする。
【0131】さらに、高速データ送信端末変更回路19
03は、情報復調部1901および情報復調部1902
からの報知信号に基づいて、回線品質に大きな変動が生
じた通信端末(ここでは、受信品質が急激に良くなった
通信端末)を認識する。この後、高速データ送信端末変
更回路1903は、回線品質に大きな変動が生じた通信
端末についての優先順位を上げる。すなわち、例えば、
通信端末3の回線品質が急激に良くなった場合には、通
信端末3からその旨を示す報知信号が送られてくるの
で、図17に示すように、通信端末3の優先順位は、通
常のスケジューリングにより決定された「6」から、
「2」に変更される。
【0132】このように優先順位を変更することは、結
果として、実施の形態7で説明したような、同一の群に
属する通信端末に連続的に高速データ通信を実行させる
ことに相当する。すなわち、図16を参照するに、通信
端末1が高速データ通信を実行している際には、通信端
末3の回線品質が急激に良くなるため、通信端末3の優
先順位が上げられる。すなわち、同一の群A1601に
属する通信端末1および通信端末3が連続的に高速デー
タ通信を行うことになる。同様に、通信端末2が高速デ
ータ通信を実行している際には、通信端末4〜通信端末
6の回線品質が急激に良くなるため、通信端末4〜通信
端末6の優先順位が上げられる。すなわち、同一の群B
1602に属する通信端末2〜通信端末6が連続的に高
速データ通信を行うことになる。
【0133】また、高速データ送信端末変更回路190
3は、このように変更した順番を、実施の形態7と同様
に、変更情報生成部1502、送信指向性生成回路15
03および送信指向性生成回路1504に送る。
【0134】以上、通信端末が回線品質が急激に良くな
った旨を基地局装置に報知し、基地局装置がこの通信端
末の優先順位を上げる場合を例にとり説明したが、通信
端末が回線品質が急激に悪くなった旨を基地局装置に報
知し、基地局装置がこの通信端末の優先順位を下げるよ
うにしてもよい。このようにしても、結果的に、回線品
質が非常に良い通信端末の優先順位が上がるので、同一
の群に属する通信端末に連続的に高速データ通信を実行
させることができる。
【0135】このように、本実施の形態においては、回
線品質が急激に変化した通信端末に対してその旨を報知
させ、この報知の結果を用いて各通信端末における急激
な回線品質の変化を認識する。さらに、認識した各通信
端末における急激な回線品質に基づいて、高速データ通
信を行う通信端末の優先順位を変更する。これにより、
同一の群に属する通信端末が高速データ通信を行ってい
る際には、この群に属するすべての通信端末が受ける干
渉量は、この群に属するいずれかの通信端末が高速デー
タ通信を行っている間においては、ほとんど変化しな
い。したがって、高速データ通信端末が受ける干渉量が
大きく変化する現象を抑えることができる。
【0136】(実施の形態9)本実施の形態では、高速
データ通信端末の到来方向の推定精度に応じて、一般通
信端末の送信指向性における高速データ通信端末に向け
るヌルの幅を変更する場合について説明する。
【0137】実施の形態1で説明したような一般通信端
末の送信指向性を生成する際に、高速データ通信端末の
到来方向が精度良く行われている場合には、高速データ
通信端末の到来方向に急峻なヌル(幅の狭いヌル)を向
けても、高速データ通信端末に対する干渉を抑えること
が可能である。
【0138】ところが、高速データ通信端末の到来方向
が精度良く行われていない場合には、高速データ通信端
末の到来方向にある程度幅の広いヌルを向けないと、実
際の高速データ通信端末の到来方向とヌルの位置がずれ
る可能性がある。この場合には、高速データ通信端末に
対する干渉を十分に抑えることが不可能となる。
【0139】そこで、本実施の形態では、高速データ通
信端末の到来方向の推定精度に応じて、高速データ通信
端末に向けるヌルの幅を変化させる。以下、本実施の形
態にかかるアレーアンテナ基地局装置について、図20
を参照して説明する。図20は、本発明の実施の形態9
にかかるアレーアンテナ基地局装置の構成を示すブロッ
ク図である。なお、図20における実施の形態1(図
1)と同様の構成については、図1におけるものと同一
の符号を付して、詳しい説明を省略する。
【0140】図20において、到来方向推定精度測定回
路2001および到来方向推定精度測定回路2002
は、それぞれ、到来方向推定回路107および到来方向
推定回路108により推定された到来方向の精度を測定
する。
【0141】到来方向推定精度測定回路2001および
到来方向推定精度測定回路2002における到来方向の
精度を測定する方法としては、例えば、以下に示すよう
なものが挙げられる。まず第1に、受信信号復調回路1
05または受信信号復調回路106により得られた復調
信号の品質(例えばSIR等)を測定し、測定された復
調信号の品質に基づいて、到来方向の推定精度を認識す
ることができる。具体的には、復調信号の受信品質が良
好な(良好でない)通信端末については、到来方向の推
定精度が高い(低い)ということを認識することができ
る。
【0142】第2に、受信信号を用いてドップラー周波
数を検出して各通信端末の移動状況を推定し、移動が少
ない通信端末のうち到来方向の推定結果が変動していな
い(変動している)通信端末については、到来方向の推
定精度が高い(低い)ということ認識することができ
る。なお、上記以外の方法を用いて到来方向の推定精度
を測定することも可能である。
【0143】さらに、到来方向推定精度測定回路200
1および到来方向推定精度測定回路2002は、測定し
た到来方向の推定精度と閾値とを比較し、比較結果をそ
れぞれ送信指向性生成回路2003および送信指向性生
成回路2004に送る。
【0144】送信指向性生成回路2003および送信指
向性生成回路2004は、次に示す点を除いて、それぞ
れ、実施の形態1における送信指向性生成回路110お
よび送信指向性生成回路111と同様なものである。す
なわち、送信指向性生成回路2003および送信指向性
生成回路2004は、それぞれ、到来方向推定精度測定
回路2001および到来方向推定精度測定回路2002
からの比較結果に基づいて、送信指向性の生成を行う。
【0145】具体的には、送信指向性生成回路2003
および送信指向性生成回路2004は、高速データ通信
端末の到来方向の推定精度が閾値を上回る旨を示す比較
結果を受けた場合(すなわち、到来方向の推定精度が良
い場合)には、図21(a)に示すように、高速データ
通信端末の到来方向(推定された到来方向)に対して幅
の狭いヌルを向けるように、一般通信端末の送信指向性
2101を生成する。
【0146】逆に、送信指向性生成回路2003および
送信指向性生成回路2004は、高速データ通信端末の
到来方向の推定精度が閾値以下である旨を示す比較結果
を受けた場合(すなわち、到来方向の推定精度が悪い場
合)には、図21(b)に示すように、高速データ通信
端末の到来方向(推定された到来方向)に対して幅の広
いヌルを向けるように、一般通信端末の送信指向性21
02を生成する。なお、到来方向の推定精度に応じて変
化させるヌルの幅は、到来方向の推定精度等の様々な条
件に応じて適宜設定可能なものである。
【0147】このように、送信指向性生成回路2003
および送信指向性生成回路2004は、高速データ通信
端末の到来方向の推定精度に応じて、高速データ通信端
末に向けるヌルの幅を変化させて、一般通信端末の送信
指向性を生成する。これにより、高速データ通信端末の
到来方向の推定精度が悪い場合でも、一般通信端末に送
信された信号により高速データ通信端末が受ける干渉を
抑えることができる。例えば、図21(b)を参照する
に、推定された高速データ通信端末の到来方向が、実際
の高速データ通信端末の到来方向とずれていた(例え
ば、実際の高速データ通信端末の到来方向が、図中の
「0°」ではなく「−2°」である)場合には、高速デ
ータ通信端末の到来方向に幅の広いヌルが向けられるよ
うに、一般通信端末の送信指向性が生成される。したが
って、一般通信端末の送信信号における「−2°」方向
の電力値はほとんどヌルになるので、高速データ通信端
末における干渉量が抑えられることになる。
【0148】このように、本実施の形態においては、高
速データ通信端末の到来方向の推定精度に応じて、一般
通信端末の送信指向性における高速データ通信端末に向
けるヌルの幅を変更しているので、高速データ通信端末
の到来方向の推定精度に関係なく、高速データ通信端末
における干渉量を抑えることができる。
【0149】(実施の形態10)本実施の形態では、送
信指向性の生成における処理量を削減する場合について
説明する。
【0150】実施の形態1において、高速データ通信端
末の到来方向にヌルを向けるような送信指向性をすべて
の一般通信端末に対して生成することは、処理量の観点
からみて困難な場合もある。
【0151】そこで、本実施の形態では、すべての一般
通信端末のうち、その送信信号が高速データ通信端末に
対して多くの干渉を与える可能性のある一般通信端末
(以下「特定通信端末」という。)についてのみ、高速
データ通信端末の到来方向にヌルを向けるような送信指
向性を生成する。特定通信端末とは、その送信信号の電
力が大きい通信端末に相当する。
【0152】特定通信端末としては、まず第1に、本基
地局装置から離れた距離に位置する通信端末が挙げられ
る。本基地局装置は、このような通信端末に対して必然
的に大きな送信電力で送信を行うので、高速データ通信
端末における干渉量は大きくなる。
【0153】第2に、特定通信端末として、本基地局装
置との間での通信状態が悪い通信端末が挙げられる。閉
ループの送信電力制御が採用されている場合には、本基
地局装置は、このような通信端末から送信電力を上げる
旨の要求を受けるので、この通信端末に対して大きな送
信電力で送信を行う。開ループの送信電力制御が採用さ
れている場合には、本基地局装置は、このような通信端
末から送られた信号についての受信品質が劣化するの
で、この通信端末に対して大きな送信電力で送信を行
う。したがって、高速データ通信端末における干渉量は
大きくなる。
【0154】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置について、図22を参照して説明する。図
22は、本発明の実施の形態10にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図
22における実施の形態1(図1)と同様の構成につい
ては、図1におけるものと同一の符号を付して、詳しい
説明を省略する。
【0155】送信無線回路2201および送信無線回路
2202は、それぞれ、通信端末116の送信信号およ
び通信端末117の送信信号を、送信電力判別回路22
03に送る。
【0156】送信電力判別回路2203は、送信無線回
路2201および送信無線回路2202からの送信電力
を用いて、全通信端末の中から送信電力の高い通信端末
を選択する。選択方法としては、例えば次に示すような
方法がある。
【0157】まず第1に、送信電力の高さに従って全通
信端末に対して順位を付け、あらかじめ設定した総特定
通信端末数だけ、順位の高い通信端末を特定通信端末と
して選択することができる。第2に、送信電力に対する
閾値を設け、送信電力がこの閾値を上回る通信端末を、
特定通信端末として選択することもできる。第3に、上
記第1の方法と第2の方法とを組み合わせた方法を用い
ることもできる。なお、選択方法として、上記第1〜第
3の方法以外の方法を用いることも可能であることはい
うまでもない。
【0158】この送信電力判別回路2203は、選択結
果を送信指向性生成回路2204および送信指向性生成
回路2205に送る。送信指向性生成回路2204およ
び送信指向性生成回路2205は、次に示す点を除い
て、それぞれ、実施の形態1における送信指向性生成回
路110および送信指向性生成回路111と同様なもの
である。すなわち、送信指向性生成回路2204および
送信指向性生成回路2205は、送信電力判別回路22
03からの選択結果に基づいて、送信指向性の生成対象
となる通信端末が特定通信端末である場合にのみ、実施
の形態1で説明したような送信指向性(高速データ通信
端末の到来方向にヌル点を向けるような送信指向性)を
生成する。
【0159】このように、本実施の形態においては、す
べての一般通信端末のうち、その送信信号が高速データ
通信端末に対して多くの干渉を与える可能性のある特定
通信端末についてのみ、高速データ通信端末の到来方向
にヌルを向けるような送信指向性を生成する。これによ
り、送信指向性の生成における処理量の観点から、すべ
ての通信端末について、高速データ通信端末の到来方向
にヌル点を向けるような送信指向性を生成することが困
難である場合でも、送信指向性の生成における処理量を
削減しつつ、高速データ通信端末における干渉量を抑え
ることができる。
【0160】(実施の形態11)本実施の形態では、実
施の形態10と同様に送信指向性の生成における処理量
を削減する場合について説明する。
【0161】実施の形態2においては、実施の形態1と
同様に、高速データ通信端末の到来方向にヌルを向ける
ような送信指向性をすべての一般通信端末に対して生成
することが、処理量の観点からみて困難な場合がある。
【0162】一方、到来方向が高速データ通信端末の到
来方向と離れている一般通信端末については、その送信
電力が高速データ通信端末に与える干渉量は小さいもの
となる。具体的には、図24を参照するに、一般通信端
末(ここでは通信端末116)の到来方向と高速データ
通信端末(ここでは通信端末117)の到来方向との間
隔が大きい場合には、一般通信端末の送信信号における
高速データ通信端末の到来方向成分の電力は小さくな
る。よって、一般通信端末の送信信号が高速データ通信
端末に与える干渉量は小さくなる。逆に、一般通信端末
の到来方向と高速データ通信端末の到来方向との間隔が
小さい場合には、一般通信端末の送信信号における高速
データ通信端末の到来方向成分の電力が大きくなる。よ
って、一般通信端末の送信電力が高速データ通信端末に
与える干渉量は大きくなる。このように、一般通信端末
と高速データ通信端末との間における到来方向の間隔
(差)を用いることにより、一般通信端末の送信データ
が高速データ通信端末に与える干渉量の大きさを判断す
ることができる。
【0163】そこで、本実施の形態では、すべての一般
通信端末のうち、到来方向が高速データ通信端末の到来
方向から離れている一般通信端末については、実施の形
態2で説明した送信指向性のシフトを行わないようにす
る。すなわち、すべての一般通信端末のうち、到来方向
が高速データ通信端末の到来方向に近い一般通信端末に
ついてのみ、実施の形態2で説明した送信指向性のシフ
トを行うようにする。これにより、送信指向性の生成に
おける処理量を削減することができる。
【0164】以下、本実施の形態にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置について、図23を参照して説明する。図
23は、本発明の実施の形態11にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図である。なお、図
23における実施の形態2(図3)および実施の形態1
0(図22)と同様の構成については、それぞれ図3お
よび図22におけるものと同一の符号を付して、詳しい
説明を省略する。また、本実施の形態では、一例とし
て、通信端末116が一般通信端末であり、通信端末1
17が高速データ通信端末であるものとする。
【0165】図23において、送信電力判別回路230
1は、送信無線回路2201および送信無線回路220
2からの送信電力を用いて、通信端末116と通信端末
117の送信電力の差を算出し、算出した差をシフト量
算出回路2302およびシフト量算出回路2303に送
る。
【0166】シフト量算出回路2302およびシフト量
算出回路2303は、次の点を除いて、それぞれ、実施
の形態3におけるシフト量算出回路303およびシフト
量算出回路304と同様なものである。
【0167】すなわち、シフト量算出回路2302およ
びシフト量算出回路2303は、シフト対象の通信端末
(すなわち、それぞれ通信端末116および通信端末1
17)が一般通信端末である場合には、まず、このシフ
ト対象の通信端末の到来方向と高速データ通信端末の到
来方向との差を測定する。
【0168】さらに、シフト量算出回路2302および
シフト量算出回路2303は、測定された差と、送信電
力判別回路2301からの電力の差とを用いて、通信端
末116(一般通信端末)と通信端末117(高速デー
タ通信端末)との間における到来方向の差をさらに正確
に算出する。具体的には、一般通信端末の送信電力と高
速データ通信端末の送信電力との差が大きい(小さい)
場合には、一般通信端末と高速データ通信端末との間に
おける到来方向の差が大きい(小さい)と判断すること
ができる。なお、シフト量算出回路2302およびシフ
ト量算出回路2303は、一般通信端末と高速データ通
信端末との間における到来方向の差を測定する際に、送
信電力判別回路2301からの送信電力の差を用いない
ようにしてもよい。
【0169】この後、シフト量算出回路2302および
シフト量算出回路2303は、算出された差が閾値を上
回る場合には、一般通信端末の送信信号が高速データ通
信端末に与える影響が小さいものと判断して、それぞ
れ、送信指向性生成回路301および送信指向性生成回
路302により生成された送信指向性をシフトさせな
い。逆に、シフト量算出回路2302およびシフト量算
出回路2303は、算出された差が閾値以下である場合
には、一般通信端末の送信信号が高速データ通信端末に
与える影響が大きいものと判断して、実施の形態2と同
様に、それぞれ、送信指向性生成回路301および送信
指向性生成回路302により生成された送信指向性をシ
フトさせる。
【0170】このように、本実施の形態においては、す
べての一般通信端末のうち、到来方向が高速データ通信
端末の到来方向から離れている一般通信端末について
は、この一般通信端末の送信信号が高速データ通信端末
に与える干渉量が小さいものとして、生成された送信指
向性をシフトしないようにすることにより、送信指向性
の生成における処理量を削減しつつ、高速データ通信端
末における干渉量を抑えることができる。
【0171】また、上記実施の形態で「高速データ通
信」および「一般の通信」と称した無線通信は、次のよ
うに定義することが可能なものである。すなわち、第1
情報伝送速度以上の速度を用いて情報を伝送する通信を
「高速データ通信」と定義し、第2情報伝送速度以下の
速度を用いて情報を伝送する通信を「一般の通信」と定
義することが可能である。なお、第1情報伝送速度およ
び第2情報伝送速度は、任意に設定可能なものである。
【0172】さらに、上述した実施の形態1〜実施の形
態11にかかるアレーアンテナ基地局装置は、それぞれ
組み合わせることが可能なものである。
【0173】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速通信端末の到来方向にヌルを向けるように、一般通
信端末についての送信指向性を生成するので、通信端末
装置に及ぼす干渉を抑えつつ高速データ通信を行うアレ
ーアンテナ基地局装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1にかかるアレーアンテナ
基地局装置における送信指向性生成回路により生成され
る通信端末についての送信指向性の一例を示す模式図
【図3】本発明の実施の形態2にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図
【図4】(a)本発明の実施の形態2にかかるアレーア
ンテナ基地局装置における送信指向性生成回路により生
成される通信端末についての送信指向性の一例を示す模
式図 (b)本発明の実施の形態2にかかるアレーアンテナ基
地局装置におけるシフト量算出回路によりシフトされた
通信端末についての送信指向性の第1例を示す模式図 (c)本発明の実施の形態2にかかるアレーアンテナ基
地局装置におけるシフト量算出回路によりシフトされた
通信端末についての送信指向性の第2例を示す模式図
【図5】本発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ
基地局装置における送信指向性生成回路により生成され
る高速データ通信端末についての送信指向性の第1例を
示す模式図
【図7】本発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ
基地局装置における送信指向性生成回路により生成され
る高速データ通信端末についての送信指向性の第2例を
示す模式図
【図8】本発明の実施の形態3にかかるアレーアンテナ
基地局装置における送信指向性生成回路により生成され
る高速データ通信端末についての送信指向性の第3例を
示す模式図
【図9】本発明の実施の形態4にかかるアレーアンテナ
基地局装置の構成を示すブロック図
【図10】(a)通信端末の指向性の第1例を示す模式
図 (b)通信端末の指向性の第2例を示す模式図
【図11】本発明の実施の形態5にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図12】(a)一般通信端末の送信指向性の第1例を
示す模式図 (b)一般通信端末の送信指向性の第2例を示す模式図
【図13】本発明の実施の形態6にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図14】本発明の実施の形態6にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置における送信指向性生成回路により生成さ
れる一般通信端末についての送信指向性の一例を示す模
式図
【図15】本発明の実施の形態7にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態7にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置と無線通信を行う通信端末の位置の一例を
示す模式図
【図17】本発明の実施の形態8にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置によるスケジューリングの結果の一例を示
す図
【図18】本発明の実施の形態8にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置と無線通信を行う通信端末装置の構成を示
すブロック図
【図19】本発明の実施の形態8にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図20】本発明の実施の形態9にかかるアレーアンテ
ナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図21】(a)本発明の実施の形態9にかかるアレー
アンテナ基地局装置により生成される送信指向性の一例
を示す模式図 (b)本発明の実施の形態9にかかるアレーアンテナ基
地局装置により生成される送信指向性の一例を示す模式
【図22】本発明の実施の形態10にかかるアレーアン
テナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図23】本発明の実施の形態11にかかるアレーアン
テナ基地局装置の構成を示すブロック図
【図24】本発明の実施の形態11にかかるアレーアン
テナ基地局装置により生成された送信指向性の一例を示
す模式図
【符号の説明】
107,108 到来方向推定回路 109 高速データ端末判定回路 110,111 送信指向性生成回路 114,115 送信無線回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 豊樹 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J021 AA02 CA06 DB02 DB03 EA04 FA05 FA20 FA21 FA24 FA26 FA32 GA06 GA08 HA05 HA10 5K059 CC02 CC03 CC04 DD37 EE02 5K067 AA03 CC10 EE10 KK02 KK03

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1情報伝送速度以上の速度で通信を行
    う高速通信端末装置の到来方向にヌルを向けるように、
    第2情報伝送速度以下の速度で通信を行う一般通信端末
    装置についての送信指向性を生成する指向性生成手段
    と、生成された送信指向性を用いて前記一般通信端末装
    置に対する送信信号を送信する送信手段と、を具備する
    ことを特徴とするアレーアンテナ基地局装置。
  2. 【請求項2】 指向性生成手段は、一般通信端末装置の
    到来方向にビームを向けるように、前記一般通信端末装
    置についての送信指向性候補を生成する指向性候補生成
    手段と、前記送信指向性候補におけるヌルと高速通信端
    末装置の到来方向とを略一致させるように前記送信指向
    性候補をシフトさせるシフト手段と、を具備し、シフト
    させた送信指向性候補を前記一般通信端末装置について
    の送信指向性とすることを特徴とする請求項1に記載の
    アレーアンテナ基地局装置。
  3. 【請求項3】 指向性生成手段は、高速通信端末装置の
    数または密度に基づいて、前記高速通信端末装置につい
    ての送信指向性を生成し、送信手段は、生成された送信
    指向性を用いて前記高速通信端末装置に対する送信信号
    を生成することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のアレーアンテナ基地局装置。
  4. 【請求項4】 高速通信端末装置が受ける干渉量を検出
    する干渉検出手段を具備し、送信手段は、検出された干
    渉量に基づいて設定した多値変調方式を用いて、前記高
    速通信端末装置に対する送信信号を送信することを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアレー
    アンテナ基地局装置。
  5. 【請求項5】 指向性生成手段により生成された一般通
    信端末装置についての送信指向性を用いて、前記一般通
    信端末装置の送信信号における前記一般通信端末装置の
    到来方向への電力を推定する電力推定手段を具備し、送
    信手段は、推定された電力に基づいて設定した送信電力
    により前記一般通信端末装置の送信信号を送信すること
    を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    アレーアンテナ基地局装置。
  6. 【請求項6】 指向性生成手段は、次回の単位スロット
    において通信を行う予定の高速通信端末装置の到来方向
    にヌルを向けるように、一般通信端末装置についての送
    信指向性を生成することを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれかに記載のアレーアンテナ基地局装置。
  7. 【請求項7】 通信端末装置の到来方向に基づいて、各
    通信端末装置に対して属すべき群を決定する決定手段を
    具備し、送信手段は、第1情報伝送速度以上の速度の送
    信信号を、同一の群に属する通信端末装置に対して順次
    送信することを特徴とする請求項1から請求項6のいず
    れかに記載のアレーアンテナ基地局装置。
  8. 【請求項8】 通信端末装置における干渉量の変化を認
    識する認識手段を具備し、送信手段は、認識された干渉
    量の変化に基づいて、第1情報伝送速度以上の速度の送
    信信号を通信端末装置に対して送信することを特徴とす
    る請求項1から請求項6のいずれかに記載のアレーアン
    テナ基地局装置。
  9. 【請求項9】 指向性生成手段は、高速通信端末装置の
    到来方向の推定精度に応じて、前記高速通信端末装置の
    到来方向に向けるヌルの幅を変化させることを特徴とす
    る請求項1から請求項8のいずれかに記載のアレーアン
    テナ基地局装置。
  10. 【請求項10】 一般通信端末装置に対する送信信号が
    高速通信端末装置に与える干渉量を推定する推定手段を
    具備し、指向性生成手段は、前記干渉量が閾値を上回る
    一般通信端末装置についてのみ、前記高速通信端末装置
    の到来方向にヌルを向けるように送信指向性を生成する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記
    載のアレーアンテナ基地局装置。
  11. 【請求項11】 一般通信端末装置の到来方向と高速通
    信端末装置の到来方向との差を算出する算出手段を具備
    し、シフト手段は、前記差が閾値以下である一般通信端
    末装置についてのみ、送信指向性候補をシフトさせるこ
    とを特徴とする請求項2から請求項10のいずれかに記
    載のアレーアンテナ基地局装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11のいずれかに
    記載のアレーアンテナ基地局装置と無線通信を行うこと
    を特徴とする通信端末装置。
  13. 【請求項13】 第1情報伝送速度以上の速度で通信を
    行う高速通信端末装置の到来方向にヌルを向けるよう
    に、第2情報伝送速度以下の速度で通信を行う一般通信
    端末装置についての送信指向性を生成する指向性生成工
    程と、生成された送信指向性を用いて前記一般通信端末
    装置に対する送信信号を送信する送信工程と、を具備す
    ることを特徴とするアレーアンテナ送信方法。
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