JP2002050138A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
ディスクドライブ装置Info
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Abstract
ップ装置をディスクの径方向に移動させるピックアップ
送り機構に送りネジ軸を有するディスクドライブ装置に
おいて、送りネジ軸の軸方向の固定手段として従来用い
られていた板バネ等を廃止し、コストダウンを可能とす
る。 【解決手段】 送りネジ軸の一端部26aを押圧して送
りネジ軸を軸方向に固定するための押圧片部60をベー
スユニットシャーシ21に一体に設ける。
Description
気ディスク、磁気ディスク等のディスク状記録媒体を回
転駆動すると共に、このディスク状記録媒体の情報記録
面に沿ってピックアップ装置を移動させて情報信号の記
録(書込み)及び/又は再生(読取り)を行うディスク
ドライブ装置に関するものである。
ク)やCD−ROM(リードオンリメモリ)等の光ディ
スク、MD(ミニディスク)等の光磁気ディスク、或い
はFD(フロッピィディスク)等の磁気ディスクその他
のディスク状記録媒体を用いて情報信号の記録及び/又
は再生を行う装置として、ディスクドライブ装置が提供
されている。このようなディスクドライブ装置として
は、例えば、図15〜図19に示すような構成のものが
ある。
モータの回転軸に取り付けられたターンテーブル上に光
学ディスクを水平に装着して回転駆動すると共に、光学
ピックアップによってレーザ光を光学ディスクの情報記
録面に照射するようにしている。そして、光学ピックア
ップを光学ディスクの中心から半径方向外側に向かって
移動させ、この光学ピックアップにより情報記録面に情
報信号を書き込んだり、予め情報記録面に記録されてい
る情報信号を読み出すことにより、情報の記録及び/又
は再生を行うようにしている。
び図16に示すように、ベースユニットシャーシ2とス
ピンドルモータ3とターンテーブル4と光学ピックアッ
プ装置5と送りネジ軸6と送りモータ7等を備えて構成
されている。スピンドルモータ3はベースユニットシャ
ーシ2の下面側に取り付けられており、このスピンドル
モータ3の回転軸3aがベースユニットシャーシ2の上
面側に突出し、これにターンテーブル4が固定されてい
る。このターンテーブル4にはディスク状記録媒体であ
る光学ディスク8が装着される。
ド軸9が取り付けられ、さらにこのガイド軸9と平行に
サブガイド軸10が設けられており、このガイド軸9及
びサブガイド軸10に光学ピックアップ装置5のスライ
ド部材11が光学ディスク8の半径方向に移動可能に支
持されている。光学ピックアップ装置5はガイド軸9及
びサブガイド軸10に支持されるスライド部材11上に
光学ピックアップ12を搭載して構成されるもので、こ
の光学ピックアップ12の光学ヘッド部13の対物レン
ズ13aから光学ディスク8の情報記録面に記録又は再
生を行なうためのレーザ光が照射される。
駆動されるもので、ガイド軸9に隣接してこのガイド軸
9と平行にベースユニットシャーシ2に取り付けられて
いる。そしてこの送りネジ軸6のネジ部には光学ピック
アップ装置のスライド部材11に取り付けられたナット
部材14が噛み合わされており、送りモータ7によって
送りネジ軸6が回転されるとナット部材14が送りネジ
軸6の軸方向に移動し、これと一体に光学ピックアップ
装置5がガイド軸9及びサブガイド軸10に沿って光学
ディスク8の半径方向に移動されるようになっている。
イブ装置において、送りネジ軸6の取り付け部に注目す
ると、図16に示すように送りネジ軸6はその両端の軸
部6a,6bにおいてベースユニットシャーシ2に設け
られた軸受部15a及び15bに回転自在に支持されて
いる。この場合、送りネジ軸6の一端側の軸部6aは軸
受部15aを通して回転自在に支持され、他端側の軸部
6bはベースユニットシャーシ2の壁に突き当てられる
状態で軸受部15bに回転自在に支持されている。
ユニットシャーシ2の外面側には板バネ17がネジ18
で取り付けられており、この板バネ17によって送りネ
ジ軸6の一端側の軸部6aを軸方向に押圧して他端側の
軸部6bをベースユニットシャーシ2の壁部に押し当て
るようにしている。これによって送りネジ軸6の軸方向
の固定が行なわれる構造となっており、即ち送りネジ軸
6は軸方向にガタつくことなくしっかりと取り付けられ
るので、光学ピックアップ装置5の正確な送り動作が可
能となる。尚、このように板バネを用いて送りネジ軸6
の端部を押圧して送りネジ軸を軸方向に固定するように
したディスクドライブ装置は、本出願人が先に出願した
「特開2000−11390号公報」において開示され
ているものである。
ディスクドライブ装置では、次のような課題がある。即
ち、従来は、送りネジ軸6を軸方向に固定するための部
材として、ベースユニットシャーシ2とは別体の板バネ
17を用い、これをネジ18によってベースユニットシ
ャーシ2に取り付けているために、その分だけ部品点数
を多く必要とし、またネジ止め作業のために組み立て工
数も多くなるので、コストダウンの大きな妨げとなって
いた。
なされたものであり、板バネとこの板バネを取り付ける
ためのネジを廃止して送りネジ軸の軸方向の固定を可能
とすることにより、従来の課題を解決することを目的と
している。
決し、上記目的を達成するために、本出願の請求項1記
載のディスクドライブ装置は、ベースユニットシャーシ
に対しディスク状記録媒体の径方向に移動可能に支持さ
れ、ディスク状記録媒体に対し記録又は再生を行なうピ
ックアップが搭載されたスライド部材と、ベースユニッ
トシャーシに回転自在に取り付けられ、モータによって
回転駆動されてスライド部材をディスク状記録媒体の径
方向に移動させる送りネジ軸と、を備えてなるディスク
ドライブ装置において、送りネジ軸の一方側の端部を押
圧して送りネジ軸を軸方向に固定するための押圧部がベ
ースユニットシャーシに一体に設けられた構成としたも
のである。
ライブ装置は、押圧部は、ベースユニットシャーシの一
部として上記ベースユニットシャーシの本体に取り付け
られるベースユニットサブシャーシに設けられている構
成としたものである。
の請求項1に記載のディスクドライブ装置では、送りネ
ジ軸を軸方向に固定するための押圧部がベースユニット
シャーシに一体に設けられた構成としたため、従来用い
られていた板バネとこの板バネを取り付けるためのネジ
を廃止することができ、その結果、部品点数及び組み立
て工数を削減できてコストダウンが可能となる。
ライブ装置では、ベースユニットシャーシの一部として
ベースユニットシャーシの本体に取り付けられるベース
ユニットサブシャーシに押圧部が設けられているため
に、ベースユニットサブシャーシをベースユニットシャ
ーシの本体に取り付けることで送りネジ軸の軸方向の固
定が行なわれるので、組み立て作業性がよく、さらなる
コストダウンが可能となる。
図面を参照して説明する。図1〜図9は、本発明のディ
スクドライブ装置の実施の例を示すものである。即ち、
図1はディスクドライブ装置の一実施例を上面側から見
た斜視図、図2は同じく平面図、図3は底面図、図4は
図3からベースユニットサブシャーシを取り除いた要部
を示す説明図、図5は図2のX−X線断面図、図6は要
部を切り欠いて示す背面図、図7は左側面図、図8は図
2のY−Y線断面図、図9は要部の拡大図である。
ブ装置が用いられたデジタルビデオディスクカメラの側
面図、図11は同じく平面図、図12は同じく分解斜視
図、図13は図1に示すディスクドライブ装置をベース
フレームに取り付けた平面図、図14は同じく正面図で
ある。
ブ装置20は、ディスク状記録媒体として、オーディオ
情報等の音楽信号やビデオ情報等の映像信号及び音楽信
号等の情報信号が予め記録された再生専用型の光ディス
ク、或いはオーディオ情報やビデオ情報等の情報信号が
1度だけ記録可能(追記型)若しくは何度でも繰り返し
て記録可能(書換え型)とされた記録可能型の光ディス
クを用いることができる。しかしながら、ディスク状記
録媒体としては、これに限定されるものではなく、薄い
円盤の表面に磁性薄膜層を形成して特定位置の磁化状態
により情報を記憶するようにした磁気ディスク、同様に
形成した磁性薄膜層に光ヘッドと磁気ヘッドを使用して
情報を書き込み又は読み出すようにした光磁気ディスク
その他の記憶媒体を適用することができることは勿論で
ある。
図4に示すように、ベースユニットシャーシ21とベー
スユニットサブシャーシ22とスピンドルモータ23と
ターンテーブル24と光学ピックアップ装置25と送り
ネジ軸26と送りモータ27等を備えて構成されてい
る。ベースユニットシャーシ21は例えばABS等のエ
ンジニアリングプラスチックにより成形されるもので、
平板状の平面部21aと、この平面部21aの周囲を囲
うように外周縁に沿って下面側に突出させて設けた正面
壁部21b、背面壁部21c及び左右の側面壁部21
d,21eとを有し、全体として底の浅い蓋体のような
形状に形成されている。
図3に示す如くモータベース板31が取り付けネジ32
によって固定されており、このモータベース板31上に
スピンドルモータ23が構成されている。そして図1及
び図2に示すようにこのスピンドルモータの回転軸23
aがベースユニットシャーシ21の上面側に突出し、こ
の回転軸23aにターンテーブル24が固定されてい
る。このターンテーブル24にはディスク状記録媒体で
ある光学ディスク33が装着される。
33のセンタ孔に嵌合される嵌合部24aと、この嵌合
部24aの下端に連続されると共に光学ディスク33が
載置される載置部24bと、この載置部24bに載置さ
れた光学ディスク33のセンタ孔を係止して抜け出しを
防止する複数個のロック爪24c等を有している。ター
ンテーブル24の嵌合部24aの直径は、光学ディスク
33のセンタ孔の内径よりも若干小径とされていて、セ
ンタ孔に対して出し入れ可能とされている。
ク爪24cは本例では3個設けられており、この3個の
ロック爪24cが周方向に等角度間隔に配置されてい
る。各ロック爪24cは、コイルバネ等の弾性体(その
他、板バネ、ゴム状弾性体等を適用することができる)
によって常時半径方向外側に付勢されている。即ち、3
個のロック爪24cの先端部は、光学ディスク33のセ
ンタ孔の周縁部を係止できるように嵌合部24aの外周
面からそれぞれ外側へ適宜量だけ突出されており、これ
らのロック爪24cによって光学ディスク33がチャッ
キングされる。一方、3個のロック爪24cを、それぞ
れ弾性体の付勢力に抗して嵌合部24a内に押し込むこ
とにより、ロック爪24cによる光学ディスク33のチ
ャッキングを解除することができる。
グ及びその解除動作を容易にするため、各ロック爪24
cの先端部の上面及び下面には、それぞれ適当な大きさ
の傾斜部が設けられている。このターンテーブル24に
よれば、3個のロック爪24cの働きによって光学ディ
スク33がチャッキングされ、その状態で一体的に回転
駆動される。その一方、例えば、光学ディスク33を斜
めに傾けて引き起こし、その力でロック爪24cを後退
させてセンタ孔から脱出させることにより、チャッキン
グ状態を解除して光学ディスク33を簡単に取り外すこ
とができる。
は、摩擦抵抗の大きなゴム状弾性体やプラスチック等で
形成されたディスク支持面24dが設けられている。こ
のディスク支持面24dは、3個のロック爪24cの働
きによる押圧力を受けてセンタ孔の周縁部を弾性的に支
持すると共に滑りを防止し、光学ディスク33をターン
テーブル24と一体的に回転させる働きをなす。
及び図4に示すようにガイド軸34が取り付けられ、さ
らにこのガイド軸34と平行にサブガイド軸36が設け
られており、このガイド軸34及びサブガイド軸36に
光学ピックアップ装置25が光学ディスク33の半径方
向に移動可能に支持されている。
の部材であり、その両端部がベースユニットシャーシ2
1に設けられた凹状の軸受部35a,35bに係合した
状態で支持されている。尚このガイド軸34の材質とし
ては例えばステンレス鋼が好適に用いられる。一方サブ
ガイド軸36はベースユニットシャーシ21と一体に形
成された丸棒状の軸部であり、即ちこのサブガイド軸3
6は連結部37を介してベースユニットシャーシ21の
背面壁部21cの内面側に連続して形成されている。
4及びサブガイド軸36に支持されて移動されるスライ
ド部材38上に光学ピックアップ39を搭載して構成さ
れるもので、この光学ピックアップ39の光学ヘッド部
40がベースユニットシャーシ21の平面部21aに形
成された開口部41から上面側に表出し、この光学ヘッ
ド部40の対物レンズ40aから光学ディスク33の情
報記録面に記録又は再生を行なうためのレーザ光が照射
される。
金によりブロック状に形成されてなるもので、一端側に
設けられた軸受部42においてガイド軸34に移動可能
に支持されていると共に、他端側に設けられた軸受部4
3においてサブガイド軸36に移動可能に支持されてい
る。
部42にはスリーブ42aが嵌合されて、このスリーブ
42aにガイド軸34が摺動自在に挿通されている。一
方、他端側の軸受部43には、ベースユニットシャーシ
21の背面壁部21cに向かって開口し、サブガイド軸
36を上下から挟むような凹溝43aが形成されてお
り、この凹溝43aがサブガイド軸36に係合する状態
で摺接されている。
38には、弾性押圧部材としての板バネ44が取り付け
ネジ45によって装着されている。この板バネ44はサ
ブガイド軸36に圧接し、スライド部材38をサブガイ
ド軸36に押し付ける働きを有するもので、これによっ
てスライド部材38の軸受部43とサブガイド軸36と
の間の隙間によるガタつきを防止して光学ピックアップ
装置25を安定して移動動作させるようにしている。
ド軸34及びサブガイド軸36に沿って移動させるピッ
クアップ送り機構について説明する。このピックアップ
送り機構は、図4に示すようにガイド軸34に隣接して
このガイド軸34と平行にベースユニットシャーシ21
に取り付けられる送りネジ軸26と、この送りネジ軸2
6を回転駆動する送りモータ27とを主要部品として構
成されている。
a,26bにおいてベースユニットシャーシ21に設け
られた軸受部47a,47bに回転自在に支持されてい
る。この場合、送りネジ軸26の一端側の軸部26aは
軸受部47aを通して回転自在に支持され、他端側の軸
部26bはベースユニットシャーシ21の壁に突き当て
られる状態で軸受部47bに回転自在に支持されてい
る。尚この送りネジ軸26の材質としては例えばステン
レス鋼が好適に用いられる。
述する出力ギアと噛み合う駆動ギア49が固定されてい
る。この駆動ギア49に対応してベースユニットシャー
シ21の正面壁部21bには、この駆動ギヤ49との干
渉を避けるための開口50が形成されている。
ピックアップ装置25のスライド部材38に取り付けら
れたナット部材51が噛み合わされている。このナット
部材51は固定ネジ52によってスライド部材38に取
り付けられた板バネ材によりなる支持体53から延びる
弾性片53aの先端部に固定されているもので、弾性片
53aの弾性によって送りネジ軸26に押し当てられる
ように噛み合わされている。
27は、図5に示すように送りネジ軸26の上方に配置
されてベースユニットシャーシ21に取り付けられてい
る。この送りモータ27の回転軸27aには出力ギア5
4が固定され、この出力ギア54に送りネジ軸26の駆
動ギア49が噛み合わされており、これによって送りモ
ータ27の回転軸27aの回転が出力ギア54と駆動ギ
ア49を介して送りネジ軸26に伝達されて送りネジ軸
26が回転駆動される構造となっている。
送りネジ軸26が回転されると、ナット部材51が送り
ネジ軸26の軸方向に移動し、これと一体に光学ピック
アップ装置25がガイド軸34及びサブガイド軸36に
沿って光学ディスク33の半径方向に移動される。
回転板55が固定されている。この回転板55には放射
状に多数のスリットが周方向に等角度間隔で形成されて
おり、この回転板55に対応してベースユニットシャー
シ21には回転検出センサ56が取り付けられている。
一部が挿入される切り欠き溝を有し、この回転検出セン
サ56の切り欠き溝の両側には発光素子と受光素子が対
向して内蔵されている。そして発光素子から発射された
光を回転板55のスリットを介して受光素子により受光
し、スリット間の遮光部で遮光される回数を測定するこ
とにより、送りモータ27の回転軸27aの回転角度及
び回転数を検出するものである。
構は、ベースユニットシャーシ21に取り付けられるベ
ースユニットサブシャーシ22によって覆われている。
このベースユニットサブシャーシ22はベースユニット
シャーシ21の一部としてベースユニットシャーシ21
の本体に固定ネジ57によって取り付けられるもので、
ピックアップ送り機構を覆う下面部22aと、この下面
部22aの正面側及び側面側に連続して形成された正面
壁部22b及び側面壁部22cとを有し、これをベース
ユニットシャーシ21に取り付けることによってピック
アップ送り機構部に埃等が侵入することを防ぐようにし
ている。尚このベースユニットサブシャーシ22は、ベ
ースユニットシャーシ21と同じ材料で成形されてい
る。
は、ベースユニットシャーシ21に取り付けられるガイ
ド軸34及び送りネジ軸26を押さえる働きをも有し、
即ち組み立て時に図4に示すようにガイド軸34及び送
りネジ軸26を夫々ベースユニットシャーシ21の軸受
部35a,35b及び47a,47bに支持させた状態
で、ベースユニットサブシャーシ22をベースユニット
シャーシ21に取り付けることにより、ガイド軸34及
び送りネジ軸26は夫々軸受部35a,35b及び47
a,47bから脱落しないようにベースユニットサブシ
ャーシ22で押さえられる構造となっている。さらにこ
のベースユニットサブシャーシ22の下面部22aに
は、送りネジ軸26の駆動ギヤ49との干渉を避けるた
めの開口58が形成されている。
2には、図3及び図9に示すように、送りネジ軸26の
一方側の軸部26aの先端を押圧して送りネジ軸26を
軸方向に固定するための押圧片部60が一体に設けられ
ている。この押圧片部60はベースユニットサブシャー
シ22の側面壁部22cの一部を利用して形成される弾
性可撓片であり、ベースユニットサブシャーシ22をベ
ースユニットシャーシ21に取り付けた状態ではこの押
圧片部60が送りネジ軸26の一方側の軸部26aの先
端で押されて外側に撓み、その弾性押し戻し力によって
送りネジ軸26の一方側の軸部26aの先端が軸方向に
押圧され、このため送りネジ軸26は他方側の軸部26
bがベースユニットシャーシ21の壁部に押し当てられ
る状態となる。
定が行なわれる構造となっており、即ち送りネジ軸26
は軸方向にガタつくことなくしっかりと取り付けられる
ので、光学ピックアップ装置25の正確な送り動作が可
能となる。
ライブ装置20では、次のようにして光学ディスク33
の記録または再生動作が行なわれる。先ず、ターンテー
ブル24に光学ディスク33を装着する。この作業は、
次のようにして行なうことができる。例えば光学ディス
ク33の外周縁の複数箇所を把持し、そのセンタ孔をタ
ーンテーブル24の嵌合部24aに合わせる。そして、
光学ディスク33を軽く押圧して3個のロック爪24c
を後退させ、センタ孔を通過させる。これにより、セン
タ孔を通過した3個のロック爪24cがセンタ孔の縁の
3箇所に乗り上げることにより光学ディスク33のチャ
ッキングが行なわれる。
により、ターンテーブル24と一体に光学ディスク33
を回転させる。これと同時にピックアップ送り機構の送
りモータ27が駆動し、送りネジ軸26が回転される。
このように送りネジ軸26が回転されると、ナット部材
51が送りネジ軸26の軸方向に移動し、これと一体に
光学ピックアップ装置25がガイド軸34及びサブガイ
ド軸36に沿って光学ディスク33の半径方向に移動さ
れる。
期状態では光学ディスク33の半径方向の最も内側に位
置し、そこから半径方向の外側に向かって移動される如
く動作する。このとき、光学ピックアップ39の光学ヘ
ッド部40の対物レンズ40aから光学ディスク33の
情報記録面にレーザ光が照射される。その結果、再生時
には、情報記録面に照射されたレーザ光によって予め記
録されている情報信号が読み出され、その情報信号に基
づいて再生動作が行なわれる。また、記録時には、情報
記録面に照射されたレーザ光によって情報信号が書き込
まれ、記録動作が行なわれる。
スクドライブ装置20においては、次のような特筆すべ
き効果がある。即ちこのディスクドライブ装置20で
は、送りネジ軸26を軸方向に固定するための押圧片部
60をベースユニットシャーシ21に一体に設けた構造
としたことにより、従来送りネジ軸26の軸方向の固定
に用いられていた板バネとこの板バネを取り付けるため
のネジを廃止することができるので、部品点数及び組み
立て工数を削減できてコストダウンが可能となり、また
ディスクドライブ装置の小型化を図る上でも有利とな
る。
シャーシ21の一部としてベースユニットシャーシ21
の本体に取り付けられるベースユニットサブシャーシ2
2に設けられているために、ベースユニットサブシャー
シ22をベースユニットシャーシ21に取り付けること
で送りネジ軸26の軸方向の固定が行なわれるので、組
み立て作業性がよく、コストダウンを図る上で一段と有
利なものとなる。
るディスクドライブ装置20は、例えば、図10〜図1
4に示すような電子機器に装着して使用することができ
る。図10及び図11と図12は、電子機器の一具体例
を示すデジタルビデオディスクカメラである。このデジ
タルビデオディスクカメラ80は、情報記録媒体として
記録可能な光学ディスクを使用し、デジタルスチルカメ
ラの機能とビデオテープレコーダの機能とを合わせ持つ
構成としたものである。
は、図12に示すような構成を有している。図12にお
いて、81はフォーカスリング、82はレンズカバー、
83はレンズ組立体、84は鏡筒カバー、85は取付リ
ング、86は前カメラフレーム、87は電子ビューファ
インダ、88はファインダホルダ、89はファインダリ
ング、90はファインダケース、91はバッテリーホル
ダ、92はバッテリー電源、93a〜93cはそれぞれ
配線基板、94はベースフレーム、95は後カメラフレ
ーム、96は液晶表示装置、97はディスク装着蓋であ
る。
レンズが収納されたレンズホルダ83aと、このレンズ
ホルダ83aの対物レンズと反対側に配置された固体撮
像素子(CCD)83b等を有している。このレンズ組
立体83の対物レンズ側がレンズカバー82によって覆
われていて、その対物レンズの先端部にフォーカスリン
グ81が取り付けられている。レンズ組立体83の固体
撮像素子83b側の下部には鏡筒カバー84が取り付け
られている。この鏡筒カバー84は、取付リング85に
よって前カメラフレーム86の筒体部86aに取り付け
られている。そして、固体撮像素子83bの上方には電
子ビューファインダ87が配設されている。
ホルダ88に取り付けられており、その後方にはファイ
ンダリング89が配置されている。このファインダリン
グ89を含む電子ビューファインダ87の上下は、上下
方向に二分割とされた上部カバー89a及び下部カバー
89bによって覆われている。そして、電子ビューファ
インダ87を含むファインダ全体は、ファインダケース
90により覆われている。これにより、余分な光が電子
ビューファインダ87内に入射されるのを防止してい
る。
の配線基板93a〜93cが前後方向へ重ね合わせるよ
うに配置されている。前側2枚の配線基板93a,93
bはカメラ用の電子回路が設けられたものであり、後側
1枚の配線基板93cはドライブ用の電子回路が設けら
れたものである。この後配線基板93cの後方に、ベー
スフレーム94に取り付けられてディスクドライブ装置
20が配設されている。
ドライブ装置20の取付手段は、図13及び図14に示
すような構造によって行われている。即ち、ベースフレ
ーム94は、ディスクドライブ装置20よりも平面形状
が大きな板金製の板体からなる。このベースフレーム9
4の周縁部には、カメラフレームに取り付けるための複
数個の脚片94aが設けられている。更に、ベースフレ
ーム94の3箇所には、ディスクドライブ装置20を支
持するための支持片94bが設けられている。3個の支
持片94bは、ディスクドライブ装置20を三方から支
持するように略均等に配置されていて、各支持片94b
にはゴム状弾性体によって形成されたインシュレータ9
4cが取り付けられている。
ドライブ装置20を支持するため、ベースユニットシャ
ーシ21の3箇所には側方へ突出する支持アーム21f
が設けられている。各支持アーム21fにはインシュレ
ータ94cがそれぞれ装着され、その装着状態において
支持片94bに係合することにより、ディスクドライブ
装置20がベースフレーム94に弾性的に支持されてい
る。
スクドライブ装置20は、後カメラフレーム95の内側
に取り付けられている。後カメラフレーム95は前カメ
ラフレーム86と前後方向に重なり合う形状とされてお
り、両カメラフレーム86,95を重ね合わせて組み立
てることによってカメラ本体が構成されている。カメラ
本体は、レンズ組立体83等が収納される上述した筒体
部86aと、この筒体部86aの一側に連続して形成さ
れた把持部86bとを備えている。
には、電源スイッチ98aとシャッタボタン98bとが
設けられている。また、筒体部86aの把持部86bと
反対側の側面には、フォーカススイッチ等が取り付けら
れたスイッチカバー98cが取り付けられている。後カ
メラフレーム95の背面には大きな開口部95aが設け
られており、この開口部95aからディスクドライブ装
置20のターンテーブル24側の面が大きく露出され
る。この開口部95aは、ヒンジによって後カメラフレ
ーム95に連結されたディスク装着蓋97により開閉可
能とされている。このディスク装着蓋97には表示窓9
7aが設けられており、その表示窓97aには液晶表示
装置96が装着されている。このディスク装着蓋97の
ロック及びロック解除は、後カメラフレーム95の側面
に設けられた開閉スイッチ95bによって行うことがで
きる。
は、バッテリーホルダ91が収納されている。このバッ
テリーホルダ91の前面にはバッテリーカバーが着脱可
能に取り付けられており、バッテリーホルダ91に対し
てバッテリー電源92が着脱自在とされている。バッテ
リーホルダ91には端子ホルダ91aが着脱自在に取り
付けられており、端子ホルダ91aの着脱を経てバッテ
リー電源92がバッテリーホルダ91に着脱される。
ィスクカメラ80は、例えば、次のようにして使用する
ことができる。この場合、情報記録媒体である光学ディ
スクの取り付け・取り外し操作は、必要によりディスク
装着蓋97を開けて手動操作によって行う。即ち、ディ
スク装着蓋97を開いて後カメラフレーム95の開口部
95aを開口させ、これにより露出されたディスクドラ
イブ装置20のターンテーブル24に光学ディスクを取
り付け、又は予め装着されている光学ディスクを取り外
す。
学ディスクを取り付けた後、ディスク装着蓋97を閉じ
ることにより撮影が可能となり、この撮影による映像情
報や音声情報の記録を実行することができる。即ち、電
源スイッチ98aを入れた後、シャッタボタン98bを
押すことにより、その撮影モードに応じて、一般のビデ
オカメラと同様に連続した映像を移したり、普通のカメ
ラと同様に1枚毎の撮影を行うことができる。
イブ装置20をデジタルビデオディスクカメラ80に適
用した例について説明したが、次のような電子装置にも
使用することができる。例えば、CDプレーヤー、DV
Dプレーヤー、CD−ROMドライブ装置、DVDドラ
イブ装置、CD−Rドライブ装置、CD−RWドライブ
装置、その他各種のディスクドライブ装置として適用す
ることができるものである。即ち、記録再生兼用のディ
スク記録再生装置に適用できることは勿論のこと、記録
又は再生の一方のみが可能なディスク記録装置又はディ
スク再生装置に適用することができるものである。
体として光ディスクを用いた例について説明したが、光
磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁
気ディスク、その他各種のディスク状記録媒体に適用す
ることができることは勿論である。このように、本発明
は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更できるもので
ある。
1に記載のディスクドライブ装置によれば、送りネジ軸
を軸方向に固定するための押圧部がベースユニットシャ
ーシに一体に設けられた構成としたため、従来用いられ
ていた板バネとこの板バネを取り付けるためのネジを廃
止することができ、その結果、部品点数及び組み立て工
数を削減できてコストダウンが可能となり、さらにはデ
ィスクドライブ装置の小型化を図る上でも有利になると
いう効果を得ることができる。
ライブ装置によれば、ベースユニットシャーシの一部と
してベースユニットシャーシの本体に取り付けられるベ
ースユニットサブシャーシに押圧部が設けられた構成と
したために、ベースユニットサブシャーシをベースユニ
ットシャーシの本体に取り付けることで送りネジ軸の軸
方向の固定が行なわれるので、組み立て作業性がよく、
さらなるコストダウンが可能となるという効果を得るこ
とができる。
すもので、上面側から見た斜視図である。
る。
る。
ベースユニットサブシャーシを取り除いた要部を示す説
明図である。
面図である。
欠いて示す背面図である。
ある。
面図である。
部切り欠いた要部の拡大図である。
デジタルビデオディスクカメラの実施例を示す側面図で
ある。
デジタルビデオディスクカメラの実施例を示す平面図で
ある。
デジタルビデオディスクカメラの実施例を示す分解斜視
図である。
レームに取り付けた状態を示す平面図である。
レームに取り付けた状態を示す正面図である。
ある。
底面図である。
X−X線断面図である。
左側面図である。
底面図の要部の拡大図である。
トシャーシ、22‥‥ベースユニットサブシャーシ、2
5‥‥光学ピックアップ装置、26‥‥送りネジ軸、2
7‥‥送りモータ、33‥‥光学ディスク(ディスク状
記録媒体)、38‥‥スライド部材、39‥‥光学ピッ
クアップ、60‥‥押圧片部(押圧部)
Claims (2)
- 【請求項1】 ベースユニットシャーシに対しディスク
状記録媒体の径方向に移動可能に支持され、上記ディス
ク状記録媒体に対し記録又は再生を行なうピックアップ
が搭載されたスライド部材と、 上記ベースユニットシャーシに回転自在に取り付けら
れ、モータによって回転駆動されて上記スライド部材を
上記ディスク状記録媒体の径方向に移動させる送りネジ
軸と、 を備えてなるディスクドライブ装置において、 上記送りネジ軸の一方側の端部を押圧して上記送りネジ
軸を軸方向に固定するための押圧部が上記ベースユニッ
トシャーシに一体に設けられていることを特徴とするデ
ィスクドライブ装置。 - 【請求項2】 上記押圧部は、上記ベースユニットシャ
ーシの一部として上記ベースユニットシャーシの本体に
取り付けられるベースユニットサブシャーシに設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載のディスクドラ
イブ装置。
Priority Applications (1)
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