JP2002050017A - 磁気ヘッド装置、磁気ヘッド装置の製造方法、及び、製造装置 - Google Patents
磁気ヘッド装置、磁気ヘッド装置の製造方法、及び、製造装置Info
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Abstract
しが容易であり、最終製品としては、機械的接合強度に
優れた磁気ヘッド装置を提供する。 【解決手段】リード線3は、接続端子31を有し、ヘッ
ド支持体1によって支持されている。接続端子31はヘ
ッド支持体1の一面側において、磁気ヘッド2の端子電
極212と対応する位置に備えられいる。端子電極21
2及び接続端子31は、ヘッド支持体1の一面、及び、
スライダ1の側端面215によって構成されるコーナ部
68に供給された半田67によって接続されている。ス
ライダ211は、ヘッド支持体1の一面、及び、側端面
216によって構成されるコーナ部69に供給された接
着剤7によって接着されている。
Description
磁気ヘッド装置の製造方法、及び、製造装置に関する。
ヘッド支持構造は、磁気ヘッドをジンバルに取り付けた
ヘッド.ジンバル組立体(Head Gimbal Assembly、以下
HGAと称する)、HGAをアームに取り付けたヘッ
ド.アーム組立体(Head Arm Assembly、以下HAAと
称する)、及び、複数のHAAをスタックしたヘッド.
スタック組立体(Head Stack Assembly、以下HSAと
称する)の3つの態様に分けられる。
場合、従来は、HGAの部分に磁気ヘッドを取り付けた
後、磁気ヘッドのヘッド終端パッドと、タブテープ等で
構成された可撓性リード線のパッド端子との間を、金ボ
ールボンディグ等によって接続していた。この後、HG
A、HAA及びHSAの状態で、磁気ヘッドの特性、例
えば書き込み特性、及び、再生特性等の測定が行われ
る。
たしていなかった場合、そのままでは出荷できないこと
は当然である。そのような場合、不良品扱いにすること
は、磁気ヘッドを取り付けた高価なHGA、HAA及び
HSAの廃棄及び組立コストを無にすることを意味し、
大きな損失となる。
ヘッドを取り外し、再搭載することが必要である。とこ
ろが、磁気ヘッドのヘッド終端パッドと、タブテープ等
で構成された可撓性リード線のパッド端子との間を、金
ボールボンディングによって接続している場合、磁気ヘ
ッドの取り外しが極めて困難になる。
ッド支持体に押圧力が加わるので、ヘッド支持体に機械
的歪み、または、変形を生じ、静止姿勢核の変動、荷重
の変動などを招く。
ッドと、タブテープ等で構成されたリード線との間を半
田によって接続する技術が提案されている。例えば、特
開平7ー320434号公報は、この範疇に入るスライ
ダ.サスペンション.アセンブリの製造方法を開示して
いる。この先行技術では、各終端パッド及び各コンタク
ト.パッドに、半田バンプを形成し、半田バンプを平坦
化する。次に、終端パッドがコンタクト.パッドと、適
切に位置合わせされるように、スライダをサスペンショ
ンに取り付ける。次に、半田バンプを加熱して、終端パ
ッドとコンタクトパッドのバンプとをリフローさせて電
気的に接続する。
トパッドに、半田バンプを形成しなければならないの
で、スライダ及び可撓性リード線の両者において、半田
バンプを形成するための半田蒸着、半田めっきまたは半
田印刷等の工程を付加する必要があり、工程数の増加、
及び、コストアップを招く。
半田接合条件によっては、サスペンションに対するスラ
イダの接合強度が不充分になることもある。
プロセスにおいて、磁気ヘッドの取り外しの容易な磁気
ヘッド装置を提供することである。
ヘッド支持体との間の機械的接合強度に優れた磁気ヘッ
ド装置を提供することである。
持体に機械的歪み、または、変形を生じさせることな
く、磁気ヘッドのヘッド終端パッド及びリード線を電気
的に接続し得る製造方法及び製造装置を提供することで
ある。
ため、本発明に係る磁気ヘッド装置は、ヘッド支持体
と、磁気ヘッドと、リード線とを含む。前記磁気ヘッド
は、スライダと、ヘッド終端パッドとを有する。前記ス
ライダは空気ベアリング面とは反対側の一面が前記ヘッ
ド支持体の一面と向きあっている。前記ヘッド終端パッ
ドは前記スライダの側端面に備えられている。
ヘッド支持体によって支持される。前記パッド端子は前
記ヘッド支持体の前記一面側において、前記磁気ヘッド
の前記ヘッド終端パッドと対応する位置に備えられてい
る。
パッド及び前記リード線の前記パッド端子は、前記ヘッ
ド支持体の前記一面、及び、前記スライダの前記側端面
によって構成されるコーナ部に供給された半田によって
接続されている。
支持体の前記一面、及び、前記ヘッド終端パッドを設け
た前記側端面と対向する側端面によって構成されるコー
ナ部に供給された接着剤によって接着されている。
ッド及びリード線のパッド端子が、半田によって接続さ
れているから、ヘッド終端パッド及びリード線のパッド
端子を電気的に導通させることができると共に、磁気ヘ
ッドが所定の特性を満たしていないときは、半田を再溶
融させることにより、ヘッド支持体からスライダを取り
外し得る状態にすることができる。
イダの側端面によって構成されるコーナ部に供給されて
いるから、外部から、半田に対して、溶融のための熱
を、集中的に供給することができる。このため、本来の
半田付け、及び、スライダ取り外しのための再溶融にお
いて、スライダに搭載されたGMR(巨大磁気抵抗効果
素子)等に対する熱的ダメージを極力小さくすることが
できる。
支持体の一面、及び、ヘッド終端パッドを設けた側端面
と対向する他の側端面によって構成されるコーナ部に供
給された接着剤によって接着されているから、スライダ
は、相対する両側端面において、一方は、半田により、
他方は接着剤により、ヘッド支持体に接続固定される。
このため、ヘッド支持体に対するスライダの機械的接合
強度が大きくなり、信頼性が向上する。
体の一面、及び、ヘッド終端パッドを設けた側端面と対
向する他の側端面によって構成されるコーナ部に供給さ
れているから、接着剤の仮硬化または本硬化に必要な熱
エネルギー、または、紫外線等を、スライダの外部か
ら、接着剤に集中的に供給し、接着剤の仮硬化または本
硬化を迅速、かつ、容易に実行することができる。
態の2つの状態を採り得る。接着剤のこの特徴を利用し
て、スライダの取り外し、及び、最終的接着固定を行う
ことができる。即ち、スライダの取り外しを考慮しなけ
ればならない製造ステップを終了するまでは、接着剤を
仮硬化させておく。仮硬化の状態であれば、半田を再溶
融し、スライダをヘッド支持体から、容易に取り外すこ
とができる。
ッド装置の製造に適用される。製造プロセスにおいて、
前記スライダを前記ヘッド支持体に載せ、少なくとも、
前記ヘッド終端パッドを設けた前記側端面と対向する側
端面と、前記ヘッド支持体との間を、未硬化接着剤によ
って接着する。
の前記一面が上側を向くように配置する。そして、前記
パッド端子と前記ヘッド終端パッドとの間に、半田ボー
ルを供給し、供給された半田ボールにレーザ光を照射し
て溶融させ、前記ヘッド終端パッドと前記パッド端子と
を半田付けする。
側を向くように、磁気ヘッド装置を配置し、このように
配置された磁気ヘッド装置に対し、パッド端子と、ヘッ
ド終端パッドとの間に、半田ボールを供給し半田ボール
を供給するから、半田ボールは、パッド端子と、ヘッド
終端パッドとの間に、確実に保持される。
ダの側端面に備えられており、リード線のパッド端子は
ヘッド支持体の一面側において、磁気ヘッドのヘッド終
端パッドと対応する位置に備えられている。従って、パ
ッド端子と、ヘッド終端パッドとの間に供給された半田
ボールは、磁気ヘッドのヘッド終端パッド、及び、リー
ド線のパッド端子に接触することになる。このような状
態に配置された半田ボールにレーザ光を照射して溶融さ
せ、ヘッド終端パッドとパッド端子とを半田付けする。
って、半田ボールを溶融させるのであるから、半田ボー
ルの溶融時に、ヘッド支持体に機械的歪み、または、変
形を生じることがない。
られたヘッド終端パッド、及び、リード線のパッド端子
に、半田バンプを形成することなく、両者を半田付けす
ることができる。このため、磁気ヘッドスライダ及びリ
ード線の両者において、半田バンプを形成するための半
田蒸着、半田めっきまたは半田印刷等の工程が不要にな
り、工程数削減、及び、コストダウンが達成される。
ード線のパッド端子を半田付けすることにより、磁気ヘ
ッドの特性測定、例えば、書き込み特性、及び、読み取
り特性等の特性測定が可能になる。測定により、磁気ヘ
ッドが所定の特性を満たしていないことが解ったとき
は、磁気ヘッドを取り外し、他の磁気ヘッドに取り換え
なければならない。
ッド終端パッド及びリード線のパッド端子を、半田によ
って接続してあるから、半田を再溶融させることによ
り、ヘッド支持体からスライダを取り外し得る状態にす
ることができる。この場合もレーザ光を照射して、半田
を再溶融させることができる。半田は、パッド端子と、
ヘッド終端パッドとの間にあるから、外部から、半田に
対して、再溶融のための熱を、集中的に供給することが
できる。このため、スライダ取り外しのための再溶融に
おいて、スライダに搭載されたGMR素子等に対する熱
的ダメージを極力小さくすることができる。
けた側端面と対向する側端面と、ヘッド支持体との間
は、未硬化接着剤によって接着してあるので、半田を再
溶融させた場合、スライダをヘッド支持体から、容易に
取り外すことができる。磁気ヘッドの特性が所定値にあ
る場合は、接着剤を本硬化させることは言うまでもな
い。
するのに好適な製造装置を開示する。この製造装置は、
半田ボール供給素子と、レーザ光源と、接着剤硬化処理
装置とを含む。半田ボール供給素子は、全体として筒状
であり、先端部に半田ボール排出口及び外径縮小部を有
する。前記外径縮小部は、その外周面が、その上に連な
る上部外周面を、先端方向に延長した延長線よりも内側
にある。前記レーザ光源は、前記半田ボール供給素子の
内部にレーザ光を供給する。前記接着剤硬化処理装置
は、接着剤を仮硬化または硬化させるために用いられ
る。
は、先端部に外径縮小部を有しており、外径縮小部は、
その外周面が、その上に連なる上部外周面を、先端方向
に延長した延長線よりも内側にあるから、半田ボール供
給素子を用いて、ヘッド支持体の一面、及び、スライダ
の側端面の作るV溝内に、上方から半田ボールを供給す
る場合、外径縮小部が、ヘッド支持体の一面、及び、ス
ライダの側端面に対する逃げ部分となる。このため、半
田ボール供給素子の先端部を、パッド端子と、ヘッド終
端パッドとの間に、深く侵入させ、半田ボールを半田ボ
ール供給素子の内部に保持することができる。そして、
この状態で、半田ボール供給素子の内部を通って、レー
ザ光を半田ボールに照射し、半田ボールを溶融させ、フ
ラックスを用いることなく、ヘッド終端パッドとパッド
端子とを半田付けすることができる。磁気ヘッドの取り
外しのための半田再溶融に当たって、半田にレーザ光を
照射する場合も、半田ボール供給素子を通って、レーザ
光を称しゃする。
は、実施の形態である添付図を参照して詳しく説明す
る。
用される磁気ヘッド装置の正面図、図2は図1に図示さ
れた磁気ヘッド装置の底面図、図3は図1及び図2に図
示された磁気ヘッド装置の一部拡大図である。図示され
た磁気ヘッド装置は、HGAであり、ヘッド支持体1
と、磁気ヘッド2と、リード線3とを含む。ヘッド支持
体1は、ロードビーム11と、可撓体12とを含む。ロ
ードビーム11は、中央を通る長手方向軸線Lの自由端
近傍に突起部111を有する。図示されたロードビーム
11は、幅方向の両側に折り曲げ部118を有してお
り、この折り曲げ部118により、剛性を増加させてあ
る。また、ロードビーム11の取り付け部117に、位
置決め装置に対する取り付け用の孔116を設け、その
近傍にロードビーム11の全体の弾性を増すための孔1
13が設けられている。
方の面がロードビーム11の突起部111を有する側の
面に取り付けられ、突起部111から押圧荷重を受けて
いる。可撓体12の他方の面には、磁気ヘッド2が取り
付けられている。可撓体12は、ロードビーム11の突
起部111を有する側に、カシメ等の手段により貼り合
わされている。カシメの代わりに、スポット溶着等の手
段を用いてもよい。
る。舌状部120は、一端が可撓体12の横枠部121
に結合されている。可撓体12の横枠部121は両端が
外枠部123、124に連なっている。外枠部123、
124と舌状部120との間には、舌状部120の周り
に、溝122が形成されている。舌状部120の一面に
は磁気ヘッド2が接着剤7で取り付けられ、突起部11
1の先端がバネ接触している。
ド終端パッド212とを有する。スライダ211は空気
ベアリング面213とは反対側の一面214がヘッド支
持体1の舌状部120に取り付けられており、ヘッド終
端パッド212はスライダ211の側端面215に備え
られている。ヘッド終端パッド212は、スライダ21
1に備えられる書き込み素子、及び、読み取り素子の外
部導出端子であり、当業者間では、バンプと称される。
通常、書き込み素子は、インダクティブ素子で構成さ
れ、読み取り素子はGMR素子で構成される。
ッド支持体1によって支持されている。パッド端子31
は可撓体12を構成する舌状部120の一面側におい
て、磁気ヘッド2のヘッド終端パッド212と対応する
位置に備えられている。リード線3は、可撓性絶縁支持
体32の内部にリード導体を埋設したもので、リード導
体の端部がパッド端子31として用いられる。このよう
なリード線3の典型例は、タブテープと称されるもので
ある。
られたヘッド終端パッド212及びリード線3のパッド
端子31は、可撓体12を構成する舌状部120の一
面、及び、スライダ211の側端面215によって構成
されるコーナ部68に供給された半田67によって接続
されている。
2を構成する舌状部120の一面、及び、ヘッド終端パ
ッド212を設けた側端面215と対向する側端面21
6によって構成されるコーナ部69に供給された接着剤
7によって接着されている。接着剤7は、熱硬化型、ま
たは、紫外線硬化型等の接着剤によって構成することが
できる。
終端パッド212及びリード線3のパッド端子31が、
半田67によって接続されているから、ヘッド終端パッ
ド212及びリード線3のパッド端子31を電気的に導
通させることができると共に、磁気ヘッド2が所定の特
性を満たしていないときは、半田67を再溶融させるこ
とにより、可撓体12を構成する舌状部120からスラ
イダ211を取り外し得る状態にすることができる。
120の一面、及び、スライダ211の側端面215に
よって構成されるコーナ部68に供給されているから、
外部から、半田67に対して、溶融のための熱を、集中
的に供給することができる。このため、本来の半田付
け、及び、スライダ211の取り外しのための再溶融に
おいて、スライダ211に搭載されたGMR素子等に対
する熱的ダメージを極力小さくすることができる。
可撓体12を構成する舌状部120の一面、及び、ヘッ
ド終端パッド212を設けた側端面215と対向する他
の側端面216によって構成されるコーナ部69に供給
された接着剤7によって接着されているから、スライダ
211は、相対する両側端面215、216において、
側端面215では、半田67により、側端面215では
接着剤7により、可撓体12を構成する舌状部120に
接続固定される。このため、ヘッド支持体1に対するス
ライダ211の機械的接合強度が大きくなり、信頼性が
向上する。
2を構成する舌状部120の一面、及び、ヘッド終端パ
ッド212を設けた側端面215と対向する他の側端面
216によって構成されるコーナ部69に供給されてい
るから、接着剤7の仮硬化または本硬化に必要な熱エネ
ルギー、または、紫外線等を、スライダ211の外部か
ら、接着剤7に集中的に供給し、接着剤7の仮硬化また
は本硬化を迅速、かつ、容易に実行することができる。
状態の2つの状態を採り得る。接着剤7のこの特徴を利
用して、スライダ211の取り外し、及び、最終的接着
固定を行うことができる。即ち、スライダ211の取り
外しを考慮しなければならない製造ステップを終了する
までは、接着剤7を仮硬化させておく。仮硬化の状態で
あれば、半田67を再溶融し、可撓体12を構成する舌
状部120から、スライダ211を、容易に取り外すこ
とができる。接着剤7は、他の側端面にも付与すること
ができる。
実施例を示す図である。図において、図1〜3に図示さ
れた構成部分と同一の構成部分については、同一の参照
符号を付してある。図4に図示された実施例の特徴は、
接着剤7を、コーナ69の部分のみならず、空気ベアリ
ング面213とは反対側の面214と、可撓体12を構
成する舌状部120との間にも、介在させたことであ
る。
HAA及びHSAについても適用可能である。図5はH
AAの正面図、図6は図5に図示されたHAAの側面図
である。図示されたHAAは、ヘッド支持体1と、磁気
ヘッド2と、腕片51とを含む。腕片51は、適当な非
磁性金属材料、例えば、アルミ合金等を用いて一体成形
されている。腕片51には、取り付け孔52が備えられ
ている。取り付け孔52は、磁気ディスク装置に含まれ
る位置決め装置に取り付けるために用いられる。ヘッド
支持体1は、一端が腕片51に、例えばボール接続構造
等によって固定されている。ヘッド支持体1は、ロード
ビーム11と、可撓体12とを含む。磁気ヘッド2及び
可撓体12は、図3または図4に図示された接続構造に
よって接続されている。
HSAの正面図、図8は図7に図示されたHSAの側面
図である。図示されたHSAは、ヘッド支持体1と、磁
気ヘッド2と、ブロック5とを含む。ブロック5は、複
数の腕片51を有する。複数の腕片51は間隔D1を隔
てて順次に配列されている。腕片51は、基体50の外
周面に突出して設けられている。基体50及び腕片51
は適当な非磁性金属材料、例えば、アルミ合金等を用い
て一体成形されている。図示実施例では、腕片51は2
本であるが、その個数は増加できる。
な取り付け孔52が設けられている。取り付け孔52
は、磁気ディスク装置に含まれる位置決め装置に取り付
けるために用いられる。更に、基体50には、コイル支
持部53及びボイスコイル54が備えられている。
に備えられ、一端が腕片51に、例えばボール接続構造
等によって固定されている。ヘッド支持体1は、ロード
ビーム11と、可撓体12とを含む。図示実施例では、
ヘッド支持体1は、腕片51の片面にのみ設けられてい
るが、腕片51が3枚以上備えられている場合は、腕片
51の両面に備えられることが多い。
れ毎に、その他端側に取り付けられている。取り付け側
とは反対側の表面が、空気ベアリング面となる。磁気ヘ
ッド2は、ヘッド支持体1を構成する可撓体12に備え
られている。磁気ヘッド2及び可撓体12は、図3また
は図4に図示された接続構造によって接続されている。
に用いられる製造装置の構成を示す図である。図示され
た製造装置は、半田ボール供給素子61と、レーザ光源
62と、接着剤硬化処理装置91とを含み、磁気ヘッド
装置63の製造に適用される。
れたHGA、図5、6に図示したHAA、または図7、
8に図示したHSAの何れかの態様をとる。図1〜図8
に示した磁気ヘッド装置は、完成品であり、接着剤7は
硬化しているが、図9に示す磁気ヘッド装置63は、製
造プロセスの途中にあり、接着剤7は未硬化の状態にあ
る。即ち、ヘッド支持体1に含まれる舌状部120にス
ライダ211を載せ、少なくとも、ヘッド終端パッド2
12を設けた側端面215と対向する側端面216と、
舌状部120との間を、未硬化接着剤7によって接着し
てある。本発明において、未硬化接着剤7とは、本硬化
のための熱処理をしていないものを言う。具体的には、
単に、塗布しただけのものと、仮硬化のための熱処理を
経たものとを含む。ある程度の接着力を確保するために
は、仮硬化処理をすることが望ましい。接着剤7として
は、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂の他、紫外線硬化樹
脂等を用いることができる。
て示す図である。図示するように、舌状部120の表面
に、治具81を用いて、磁気ヘッド2を押し付けた状態
で、ディスペンサ92によって、少なくとも、側端面2
16と、舌状部120との間に接着剤7を供給する。
す図である。図11に示すように、舌状部120の表面
に、接着剤7を塗布し、その上に、磁気ヘッド2を押し
付ける。磁気ヘッド2に加わる押し付け力により、接着
剤7が側端面216と、舌状部120との間にはみ出し
付着する。
示す拡大断面図、図13は図12に図示された半田ボー
ル供給素子61の先端面から見た図である。図12、1
3を参照すると、半田ボール供給素子61は、中空部6
10を有し、全体として筒状であり、先端部に半田ボー
ル排出口611及び外径縮小部612を有している。外
径縮小部612は、その外周面が、その上に連なる上部
外周面を、先端方向に延長した延長線613よりも内側
に後退させてある。実施例において、外径縮小部612
は、第1の後退面614と、第2の後退面615とを含
む。第1の後退面614及び第2の後退面615は、径
方向の両側に、互いに平行するように配置されている。
部610は、内径を異ならせた3つの中空部分A1、A
2及びA3から構成されている。中空部分A1は比較的
大きな内径を有し、軸方向の後端側に導かれている。中
空部A2は中空部A1の先端部に連続し、先端に向かう
つれて、内径が縮小されている。中空部A3は中空部A
2の先端に連続し、同一の内径を保って、半田ボール排
出口11に連なる。この半田ボール供給素子61は、金
属材料によって構成される。
1の中空部610にレーザ光LAを供給する。レーザ光
源62は、YAGレーザを含め、各種のものを用いるこ
とができる。レーザ光源62から照射されたレーザ光L
Aは、光学系66を通して半田ボール供給素子61の中
空部610に導かれる。光学系66は、焦点距離が、供
給された半田ボール66の上に位置するように設定され
る。レーザ光源62は、半田ボールを再溶融させるエネ
ルギーを持つレーザ光を照射するレーザ光源と、半田付
け部分を清浄化する低エネルギーのレーザ光を照射する
レーザ光源とを含むことができる。
7を仮硬化させ、または、本硬化させるために用いられ
るもので、未硬化接着剤7に向けられている。接着剤硬
化処理装置91は、接着剤7が熱硬化性樹脂である場合
は加熱装置であり、接着剤7が紫外線硬化樹脂である場
合は、紫外線放射装置である。
64を含む。半田ボール貯蔵部64は半田ボール67を
貯蔵し、接続管641を介して、半田ボールを半田ボー
ル供給素子61に供給する。半田ボール貯蔵部64は、
保護ガス源を含んでいてもよい。保護ガス源は、半田ボ
ール貯蔵部64から独立して設けることもできる。
スにおいて、磁気ヘッド装置63は、磁気ヘッド2を接
着してあるヘッド支持体1の一面、及び、スライダ21
1の側端面215が、上側を向くV溝68を構成するよ
うに、傾斜して配置される。磁気ヘッド装置63は、上
述した傾斜配置となるように、図示しない治具によって
支持される。
に対し、V溝68内に、上方から半田ボール67を供給
する。そして、供給された半田ボール67にレーザ光L
Aを照射して溶融させ、ヘッド終端パッド212とパッ
ド端子31とを半田付けする。
及び、スライダ211の側端面215が、上側を向くV
溝68を構成するように、磁気ヘッド装置63を、傾斜
して配置し、このように配置された磁気ヘッド装置63
に対し、ヘッド支持体1の一面、及び、スライダ211
の側端面215の作るV溝68内に、上方から半田ボー
ル67を供給するから、半田ボール67は、ヘッド支持
体1の一面、及び、スライダ211の側端面215の作
るV溝68内に、確実に保持される。
は、スライダ211の側端面215に備えられており、
リード線3のパッド端子31はヘッド支持体1の一面側
において、磁気ヘッド2のヘッド終端パッド212と対
応する位置に備えられている。従って、ヘッド支持体1
の一面、及び、スライダ211の側端面215の作るV
溝68内に供給された半田ボール67は、磁気ヘッド2
のヘッド終端パッド212、及び、リード線3のパッド
端子31に接触することになる。このような状態に配置
された半田ボール67にレーザ光LAを照射して溶融さ
せ、ヘッド終端パッド212とパッド端子31とを半田
付けする。
備えられたヘッド終端パッド212、及び、リード線3
のパッド端子31に、半田バンプを形成することなく、
両者を半田付けすることができる。このため、スライダ
211及びリード線3の両者において、半田バンプを形
成するための半田蒸着、半田めっきまたは半田印刷等の
工程が不要になり、工程数削減、及び、コストダウンが
達成される。
て、半田ボール67を溶融させるので、半田ボール67
の溶融時に、舌状部120を含む可撓体12、更には、
ヘッド支持体1の全体に機械的歪み、または、変形を生
じることがない。
ップを含む場合は、半田ボール67の供給前にヘッド終
端パッド212、及び、パッド端子31に低エネルギー
レベルのレーザ光を照射し、清浄化する。清浄化された
後に、半田ボール貯蔵部64またはこれとは独立して備
えられた保護ガス供給源から、半田ボール供給素子61
の中空部610に不活性ガス等の保護ガスを供給する。
そして、その後に、半田ボール貯蔵部64から、接続管
641を通して、半田ボール供給素子61に半田ボール
67を供給する。半田ボール67の周りは、保護ガスに
よって、空気から遮断されるので、フラックスを用いる
ことなく、ヘッド終端パッド212及びパッド端子31
を半田付けすることができる。
等の具体的手段としては、例えば、特表平11ー509
375号公報に開示された技術を適用することができ
る。この公知文献に記載された技術は、平面状の基板ま
たはチップに、フラックスなしで、半田付けする技術を
開示するものであって、ほぼ直角な配置関係にある磁気
ヘッド2のヘッド終端パッド212及びリード線3のパ
ッド端子31を、半田付けする技術を開示するものでは
ない。
面、及び、スライダ211の側端面215が、上側を向
くV溝68を構成するように、磁気ヘッド装置63を、
傾斜して配置したこと、及び、このように配置された磁
気ヘッド装置63に対し、ヘッド支持体1の一面、及
び、スライダ211の側端面215の作るV溝68内
に、上方から半田ボール67を供給するようにしたこと
で、磁気ヘッド装置63に特有の構成を有し、特表平1
1ー509375号公報に開示された技術とは相違す
る。
61は、先端部に外径縮小部612を有しており、外径
縮小部612は、その外周面が、その上に連なる上部外
周面を、先端方向に延長した延長線613よりも内側に
あるから、半田ボール供給素子61を用いて、ヘッド支
持体1の一面、及び、スライダ211の側端面215の
作るV溝68内に、上方から半田ボール67を供給する
場合、外径縮小部612が、ヘッド支持体1の一面、及
び、スライダ211の側端面215に対する逃げ部分と
なる。このため、半田ボール供給素子61の先端部を、
ヘッド支持体1の一面、及び、スライダ211の側端面
215の作るV溝68内に、深く侵入させ、半田ボール
67を半田ボール供給素子61の内部に保持することが
できる。そして、この状態で、半田ボール供給素子61
の内部を通って、レーザ光を半田ボール67に照射し、
半田ボール67を溶融させ、フラックスを用いることな
く、ヘッド終端パッド212とパッド端子31とを半田
付けすることができる。
及び、リード線3のパッド端子31を半田付けすること
により、磁気ヘッド2に含まれる書き込み素子及び読み
取り素子の特性測定が可能になる。測定により、磁気ヘ
ッド2が所定の特性を満たしていないことが解ったとき
は、磁気ヘッド2を取り外し、他の磁気ヘッドに取り換
えなければならない。
1のヘッド終端パッド212及びリード線3のパッド端
子31を、半田67によって接続してあるから、半田6
7を再溶融させることにより、ヘッド支持体1の舌状部
120からスライダ211を取り外し得る状態にするこ
とができる。この場合もレーザ光LAを照射して、半田
67を再溶融させることができる。半田67は、舌状部
120の一面、及び、スライダ211の側端面215に
よって構成されるV溝68内にあるから、半田67に対
して、再溶融のための熱を、集中的に供給することがで
きる。このため、スライダ211の取り外しのための再
溶融において、スライダ211に搭載されたGMR素子
等に対する熱的ダメージを極力小さくすることができ
る。
た側端面215と対向する側端面216と、舌状部12
0との間は、未硬化接着剤7によって接着してあるの
で、半田67を再溶融させた場合、スライダ211をヘ
ッド支持体1から、容易に取り外すことができる。
着剤7を、仮硬化させるステップを含んでいてもよい。
未硬化接着剤7の仮硬化処理は、ヘッド終端パッド21
2とパッド端子31との半田付け処理と同時に行っても
よいし、別のステップで行ってもよい。磁気ヘッド2の
特性が所定値にある場合は、接着剤を本硬化させること
は言うまでもない。
適用される半田ボール供給素子の別の例を示す断面図、
図15は図14に示した半田ボール供給素子を底面側か
ら見た図である。図において、図2及び図3に現れた構
成部分と同一の構成部分については、同一の参照符号を
付してある。この実施例の特徴は、外径縮小部612
が、その上に連なる上部外周面に対して同筒状となるよ
うに、後退して形成されていることである。従って、外
径縮小部612の後退面614は円筒状の周面となる。
この実施例の場合も、図2及び図3に図示された半田ボ
ール供給素子61を用いた場合と同様の作用効果を奏す
る。
用される半田ボール供給素子の別の例を示す断面図、図
17は図16に示した半田ボール供給素子を底面側から
見た図である。図において、図2及び図3に現れた構成
部分と同一の構成部分については、同一の参照符号を付
してある。この実施例の特徴は、外径縮小部612が、
筒径の両側から中心に向かって斜めに傾斜する斜面(後
退面)614、615を有することである。換言すれ
ば、筒径を通る中心端縁を頂点として、外径方向に向か
って加工傾斜する斜面614、615を有する。この実
施例の場合も、図2及び図3に図示された半田ボール供
給素子61を用いた場合と同様の作用効果を奏する。
造方法の実施に適用される半田ボール供給素子の別の例
を示す正面図、図19は図18に示した半田ボール供給
素子の側面図である。図において、図2及び図3に現れ
た構成部分と同一の構成部分については、同一の参照符
号を付してある。この実施例の特徴は、外径縮小部61
2が、筒径の両側を切り欠いて形成した後退面614、
615を有することである。この実施例の場合も、図2
及び図3に図示された半田ボール供給素子61を用いた
場合と同様の作用効果を奏する。
用される半田ボール供給素子の別の例を示す断面図であ
る。図において、図2及び図3に現れた構成部分と同一
の構成部分については、同一の参照符号を付してある。
この実施例の特徴は、外径縮小部612を含む外周面
が、電気絶縁膜616によって覆われていることであ
る。電気絶縁膜616は、好ましくは、DLC(ダイヤ
モンド.ライク.カーボン)膜でなる。
により、通常は、金属材料で構成される半田ボール供給
素子61の外周面が、磁気ヘッド2のヘッド終端パッド
212に接触した場合、半田ボール供給素子61に蓄積
された静電荷を、電気絶縁膜616による電気絶縁抵抗
によって、緩やかに移動させ、磁気ヘッド2に搭載され
たGMR素子(巨大磁気抵抗効果素子)等の静電破壊を
回避することができる。この種の磁気ヘッド2におい
て、静電破壊を回避するのに必要な電気絶縁抵抗は、1
06〜109Ω程度である。電気絶縁膜616は、好まし
くは、DLC膜でなる。DLC膜でなる電気絶縁膜61
6は、膜厚1μm程度で、上述した静電破壊防止に有効
な電気絶縁抵抗を確保することができる。
接に用いられる製造装置の別の構成を示す図である。図
において、図1に現れた構成部分と同一の構成部分につ
いては、同一の参照符号を付してある。この実施例の特
徴は、磁気ヘッド装置63は、磁気ヘッド2を接着して
あるヘッド支持体1の一面がほぼ水平位置で、上側を向
くように配置し、半田ボール供給素子61を傾斜して配
置したことである。半田ボール供給素子61の先端は、
ヘッド終端パッド212とリード線3のパッド端子との
間に配置される。半田ボール供給素子61は、図12〜
図20に図示され、説明されたものが用いられる。図示
されていないが、レーザ光源、半田ボール貯蔵部及び保
護ガス源等が含まれることは言うまでもない。
のような効果を得ることができる。 (a)製造プロセスにおいて、磁気ヘッドの取り外しの
容易な磁気ヘッド装置を提供することができる。 (b)磁気ヘッドとヘッド支持体との間の機械的接合強
度に優れた磁気ヘッド装置を提供することができる。 (c)ヘッド支持体に機械的歪み、または、変形を生じ
させることなく、磁気ヘッドのヘッド終端パッド及びリ
ード線を電気的に接続し得る製造方法及び製造装置を提
供することができる。
る。
部拡大図である。
す図である。
る製造装置の構成を示す図である。
る。
す図である。
である。
端面から見た図である。
田ボール供給素子の別の例を示す断面図である。
から見た図である。
田ボール供給素子の別の例を示す断面図である。
から見た図である。
施に適用される半田ボール供給素子の別の例を示す正面
図である。
である。
田ボール供給素子の別の例を示す断面図である。
れる製造装置の別の構成を示す図である。
Claims (17)
- 【請求項1】 ヘッド支持体と、磁気ヘッドと、リード
線とを含む磁気ヘッド装置であって、 前記磁気ヘッドは、スライダと、ヘッド終端パッドとを
有し、前記スライダは空気ベアリング面とは反対側の一
面が前記ヘッド支持体の一面と向きあっており、前記ヘ
ッド終端パッドは前記スライダの側端面に備えられてお
り、 前記リード線は、パッド端子を有し、前記ヘッド支持体
によって支持され、前記パッド端子は前記ヘッド支持体
の前記一面側において、前記磁気ヘッドの前記ヘッド終
端パッドと対応する位置に備えられており、 前記ヘッド終端パッド及び前記パッド端子は、前記ヘッ
ド支持体の前記一面、及び、前記スライダの前記側端面
によって構成されるコーナ部に供給された半田によって
接続されており、 前記スライダは、少なくとも、前記ヘッド支持体の前記
一面、及び、前記ヘッド終端パッドを設けた前記側端面
と対向する側端面によって構成されるコーナ部に供給さ
れた接着剤によって接着されている磁気ヘッド装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載された磁気ヘッド装置で
あって、 前記磁気ヘッド装置は、更に、腕片を含んでおり、 前記ヘッド支持体は、一端が前記腕片に固定され、ヘッ
ドアーム組立体を構成している磁気ヘッド装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載された磁気ヘッド装置で
あって、 前記磁気ヘッド装置は、更に、ブロックを含んでおり、 前記ブロックは、複数の腕片を有し、前記複数の腕片は
間隔を隔てて順次に配列されており、 前記ヘッド支持体は、前記腕片のそれぞれ毎に備えら
れ、一端が前記腕片に固定され、ヘッド.スタック組立
体を構成する磁気ヘッド装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された磁
気ヘッド装置であって、 前記ヘッド支持体は、ロードビームと、可撓体とを含
み、 前記ロードビームは、一端が自由端であり、 前記可撓体は、一面が前記ロードビームの自由端側に接
続されており、 前記磁気ヘッドは、前記可撓体の他面に取り付けられて
いる磁気ヘッド装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載された磁
気ヘッド装置を製造する方法であって、 前記磁気ヘッド装置において、前記スライダを前記ヘッ
ド支持体に載せ、少なくとも、前記ヘッド終端パッドを
設けた前記側端面と対向する側端面と、前記ヘッド支持
体との間を、未硬化接着剤によって接着し、 前記磁気ヘッド装置を、前記ヘッド支持体の前記一面
が、上側を向くように配置し、 前記パッド端子と、前記ヘッド終端パッドとの間に、半
田ボールを供給し上方から半田ボールを供給し、 供給された半田ボールにレーザ光を照射して溶融させ、
前記ヘッド終端パッドと前記パッド端子とを半田付けす
るステップを含む方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載された方法であって、前
記ヘッド終端パッドと前記パッド端子とを半田付けした
後、前記磁気ヘッドの特性を測定し、前記磁気ヘッドの
特性が、所定値内にあるとき、前記未硬化の接着剤を硬
化させるステップを含む方法。 - 【請求項7】 請求項5に記載された方法であって、前
記未硬化の接着剤を、仮硬化させるステップを含む方
法。 - 【請求項8】 請求項7に記載された方法であって、前
記ヘッド終端パッドと前記パッド端子との半田付け処理
と、前記未硬化の接着剤の仮硬化処理とを同時に行うス
テップを含む方法。 - 【請求項9】 請求項5乃至8の何れかに記載された方
法であって、前記半田ボール供給素子を通して、保護ガ
スを供給するステップを含む方法。 - 【請求項10】 半田ボール供給素子と、レーザ光源
と、接着剤硬化処理装置とを含み、磁気ヘッド装置の製
造に用いられる装置であって、 前記半田ボール供給素子は、全体として筒状であり、先
端部に半田ボール排出口及び外径縮小部を有しており、 前記外径縮小部は、その外周面が、その上に連なる上部
外周面を、先端方向に延長した延長線よりも内側にあ
り、 前記レーザ光源は、前記半田ボール供給素子の内部にレ
ーザ光を供給し、 前記接着剤硬化処理装置は、接着剤を仮硬化または硬化
させるものである装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載された装置であっ
て、前記外径縮小部は、第1の後退面と、第2の後退面
とを含み、前記第1の後退面及び前記第2の後退面は、
径方向の両側に配置されている装置。 - 【請求項12】 請求項10に記載された装置であっ
て、前記外径縮小部は、前記上部外周面に対して同筒状
となるように形成されている装置。 - 【請求項13】 請求項10に記載された装置であっ
て、前記外径縮小部は、筒径の両側から中心に向かって
斜めに傾斜する斜面を有する装置。 - 【請求項14】 請求項10乃至13の何れかに記載さ
れた装置であって、前記外径縮小部を含む外周面が、電
気絶縁膜によって覆われている装置。 - 【請求項15】 請求項14に記載された装置であっ
て、前記電気絶縁膜は、DLC膜でなる装置。 - 【請求項16】 請求項10乃至15の何れかに記載さ
れた装置であって、 更に、半田ボール貯蔵部を含み、前記半田ボール貯蔵部
は半田ボールを貯蔵し、前記半田ボールを前記半田ボー
ル供給素子に供給する装置。 - 【請求項17】 請求項10乃至16の何れかに記載さ
れた装置であって、 更に、保護ガス源を含み、前記保護ガス源は、保護ガス
を前記半田ボール供給素子に供給する装置。
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