JP2002049721A

JP2002049721A - 懸賞システムおよび懸賞方法

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Publication number: JP2002049721A
Application number: JP2000233126A
Authority: JP
Inventors: Norihisa Nagata; 典久永田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-08-01
Filing date: 2000-08-01
Publication date: 2002-02-15

Abstract

(57)【要約】（修正有）【課題】ユーザが所望により懸賞の賞品に関する情報
を取得することのできる懸賞システムおよび懸賞方法を
提供する。【解決手段】賞品に関する情報のデータを蓄積した賞
品データベースと、情報通信端末に、賞品に関する情報
を表示させる手段と、情報通信端末を操作するユーザに
対して、少なくともメールアドレスを含む当該ユーザの
個人情報の入力を促す手段と、前記入力されたユーザの
個人情報を記憶する手段と、情報通信端末を操作するユ
ーザに対して、所望の賞品に対する応募の入力を促す手
段と、所定の賞品に対して応募の入力がなされた場合
に、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画
面を、情報通信端末に表示させる手段と、賞品に関する
情報の提供を希望する入力がなされた場合に、賞品に関
する情報を含む電子メールを送信する手段とをサーバコ
ンピュータに付与する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットに
接続できるパーソナルコンピュータや、携帯端末等を利
用して懸賞を行うシステムおよび方法に関するものであ
る。

【０００２】

【発明の背景及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、インターネット上において各種の懸賞がなされてい
る。かかる懸賞システムにおいては、特定のウェブペー
ジにアクセスすることにより初めて懸賞に関する情報、
例えば、いかなる当選賞品があるか、当選者数は何人
か、応募締め切りはいつか、等の情報を取得することが
できるものとなっている。

【０００３】しかしながら、ユーザは、懸賞が行われて
いるウェブページにアクセスしたものの、欲しい賞品ま
たは興味のある分野の賞品がなかったり、あるいは応募
期間が既に終了していたりすることがあり、そのような
場合には、当該ウェブページへのアクセスが無駄にな
る。

【０００４】本発明は、かかる背景の下なされたもので
あり、所望によりユーザが懸賞の賞品に関する情報を取
得することのできる懸賞システムおよび懸賞方法を提供
することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の懸賞システムは、有線および／または無線
の通信回線に接続された情報通信端末を利用して懸賞を
行うシステムであって、賞品に関する情報のデータを蓄
積した賞品データベースと、情報通信端末に、賞品に関
する情報を表示させる手段と、情報通信端末を操作する
ユーザに対して、少なくともメールアドレスを含む当該
ユーザの個人情報の入力を促す手段と、前記入力された
ユーザの個人情報を記憶する手段と、情報通信端末を操
作するユーザに対して、所望の賞品に対する応募の入力
を促す手段と、所定の賞品に対して応募の入力がなされ
た場合に、当該賞品に対して応募がなされたことを、当
該ユーザの個人情報と関連付けて記憶する手段と、賞品
に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面を、情
報通信端末に表示させる手段と、賞品に関する情報の提
供を希望する入力がなされた場合に、当該希望がなされ
たことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶する
手段と、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメ
ールアドレスに、賞品に関する情報を含む電子メールを
送信する手段とを備えたことを特徴とする（請求項
１）。

【０００６】なお、本発明における「情報通信端末」と
しては、例えば、インターネット等のネットワークに接
続されたパーソナルコンピュータ、インターネットテレ
ビや、携帯電話、ＰＨＳ（Personal Handyphone Syste
m）等の移動電話端末、あるいは、ＰＤＡ（Personal Di
gital Assistant）等の携帯情報端末、さらには通信機
能を有するゲーム機などが挙げられる。

【０００７】上記発明（請求項１）によれば、ユーザは
所望により電子メールによって賞品に関する情報を取得
することができるため、欲しい賞品または興味のある分
野の賞品に対して効率良く、かつ、もれなく応募するこ
とができる。

【０００８】上記発明（請求項１）においては、賞品に
関する情報の提供を希望したユーザに対して、課金する
手段を備えていてもよい（請求項２）。かかる発明（請
求項２）によれば、懸賞システム提供者は、ユーザから
金銭を徴収することができる。また、その課金は、通信
回線を利用して容易に行うことができる。

【０００９】上記発明（請求項１，２）においては、広
告情報を記憶する手段および／または広告情報を有する
ウェブサイトにリンクさせる手段と、情報通信端末から
の要求に応じて、当該情報通信端末に所定の広告情報を
表示させる手段とを備えていてもよい（請求項３）。か
かる発明（請求項３）によれば、懸賞の賞品またはその
賞品に関連する商品の広告を容易に行うことができ、場
合によっては、懸賞システム提供者は広告収入を得るこ
とができる。

【００１０】上記発明（請求項１〜３）においては、前
記電子メールに対して返信メールが出された場合に、当
該返信メールの受信を、当該情報提供された賞品に対す
る応募の入力と判断する手段を備えていてもよい（請求
項４）。かかる発明（請求項４）によれば、賞品に関す
る情報の提供を希望したユーザは、電子メールによって
賞品に関する情報を取得することができるだけでなく、
返信メールを出すだけで、それら賞品に対して極めて簡
単に応募することができる。

【００１１】上記発明（請求項１〜４）においては、賞
品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面にお
いて、賞品のジャンル別に情報の提供を希望させるよう
にし、当該希望したジャンルの賞品に関する情報を含む
電子メールを、当該ユーザのメールアドレスに送信する
ようにしてもよい（請求項５）。かかる発明（請求項
５）によれば、ユーザは、希望のジャンルの賞品に関す
る情報を電子メールによって確実に、かつ効率的に取得
することができる。

【００１２】上記発明（請求項１〜５）においては、情
報通信端末に表示した賞品に関する情報および／または
前記電子メールには、リアルタイムまたはセミリアルタ
イムで表示された当該賞品の当選確率（当選者数／応募
人数）が含まれていてもよい（請求項６）。ここで、
「セミリアルタイムで表示された当該賞品の当選確率」
とは、所定の時間ごとに更新された応募人数に基づいて
表示される当該賞品の当選確率をいい、文言通りのリア
ルタイムからは若干のタイムラグが生じ得るものであ
る。

【００１３】かかる発明（請求項６）によれば、ユーザ
は、各賞品の当選確率を知ることができるため、その当
選確率に応じて応募するか否かを決定することができ
る。特に応募できる回数が限定されているような場合に
は、ユーザは、当選確率の高い賞品に対して効率良く応
募することができる。

【００１４】上記発明（請求項１〜６）においては、所
望の賞品に対して応募を希望するユーザに対して、アン
ケートへの回答の入力を促す手段を備えていてもよい
（請求項７）。かかる発明（請求項７）によれば、例え
ば、当該賞品やその賞品に関連する商品、あるいはその
賞品のメーカーに関するアンケート等を簡単に行うこと
ができるとともに、そのアンケートに対する回答を確実
に取得することができる。また、懸賞システム提供者
は、そのアンケート結果を当該賞品のメーカー等に提供
することにより、収益を得る、あるいは賞品の提供を受
けることも可能である。

【００１５】上記発明（請求項１〜７）においては、所
定の賞品に対して応募の入力がなされた場合に、当該ユ
ーザに応募受付情報を付与し、当該ユーザが操作する情
報通信端末に当該応募受付情報を表示する手段と、情報
通信端末からの要求に応じて、抽選の結果として当選者
の応募受付情報を当該情報通信端末に表示する手段とを
備えていてもよい（請求項８）。かかる発明（請求項
８）によれば、ユーザは、当選者の応募受付情報を見る
ことにより、自分の抽選結果を知ることができる。ま
た、当選者の氏名等を公表する必要がないため、プライ
バシーの保護を図ることができる。

【００１６】上記発明（請求項１〜８）においては、抽
選の結果を含む内容の電子メールを、賞品に関する情報
の提供を希望したユーザであって当該賞品に対する応募
者のメールアドレスに送信する手段を備えていてもよい
（請求項９）。かかる発明（請求項９）によれば、賞品
情報提供を希望したユーザは、確実に、かつ迅速に、電
子メールにより抽選結果を知ることができる。

【００１７】上記発明（請求項１〜９）においては、ユ
ーザの個人情報の入力がなされた場合に、当該ユーザに
ＩＤ番号およびパスワードを付与し、次回の応募から
は、当該ＩＤ番号およびパスワードを入力させることに
より、前記個人情報の入力を不要とさせる手段を備えて
いてもよい（請求項１０）。かかる発明（請求項１０）
によれば、一度個人情報を入力したユーザは、再度同じ
個人情報を入力する必要がないため、簡単に応募するこ
とができる。

【００１８】本発明の第１の懸賞方法は、有線および／
または無線の通信回線に接続された情報通信端末を利用
して懸賞を行う方法であって、情報通信端末に、賞品に
関する情報を表示させるステップと、情報通信端末を操
作するユーザに対して、所望の賞品に対する応募の入力
を促すステップと、当該応募の入力をしたユーザに対し
て、少なくともメールアドレスを含む当該ユーザの個人
情報の入力を促し、当該入力されたユーザの個人情報
を、前記応募した賞品に関連付けて記憶するステップ
と、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画
面を、情報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提
供を希望する入力がなされた場合に、当該希望がなされ
たことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶する
ステップと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザ
のメールアドレスに、賞品に関する情報を含む電子メー
ルを送信するステップとを備えたことを特徴とし（請求
項１１）、本発明の第２の懸賞方法は、有線および／ま
たは無線の通信回線に接続された情報通信端末を利用し
て懸賞を行う方法であって、情報通信端末に、賞品に関
する情報を表示させるステップと、情報通信端末を操作
するユーザに対して、少なくともメールアドレスを含む
当該ユーザの個人情報の入力を促し、当該入力されたユ
ーザの個人情報を記憶するステップと、当該個人情報を
入力したユーザに対して、所望の賞品に対する応募の入
力を促し、所定の賞品に対して応募の入力がなされた場
合に、当該賞品に対して応募がなされたことを、当該ユ
ーザの個人情報と関連付けて記憶するステップと、賞品
に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面を、情
報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供を希望
する入力がなされた場合に、当該希望がなされたこと
を、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶するステッ
プと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメー
ルアドレスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送
信するステップとを備えたことを特徴とし（請求項１
２）、本発明の第３の懸賞方法は、有線および／または
無線の通信回線に接続された情報通信端末を利用して懸
賞を行う方法であって、情報通信端末に、賞品に関する
情報を表示させるステップと、情報通信端末を操作する
ユーザに対して、所望の賞品に対する応募の入力を促す
ステップと、当該応募の入力をしたユーザに対して、当
該ユーザの個人情報の入力を促し、当該入力されたユー
ザの個人情報を、前記応募した賞品に関連付けて記憶す
るステップと、賞品に関する情報の提供を希望するか否
かを問う画面を、情報通信端末に表示させ、賞品に関す
る情報の提供を希望する入力がなされた場合に、当該ユ
ーザに対してメールアドレスの入力を促し、当該入力さ
れたメールアドレスを記憶するステップと、賞品に関す
る情報の提供を希望したユーザのメールアドレスに、賞
品に関する情報を含む電子メールを送信するステップと
を備えたことを特徴とし（請求項１３）、本発明の第４
の懸賞方法は、有線および／または無線の通信回線に接
続された情報通信端末を利用して懸賞を行う方法であっ
て、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させるス
テップと、情報通信端末を操作するユーザに対して、当
該ユーザの個人情報の入力を促し、当該入力されたユー
ザの個人情報を記憶するステップと、当該個人情報を入
力したユーザに対して、所望の賞品に対する応募の入力
を促し、所定の賞品に対して応募の入力がなされた場合
に、当該賞品に対して応募がなされたことを、当該ユー
ザの個人情報と関連付けて記憶するステップと、賞品に
関する情報の提供を希望するか否かを問う画面を、情報
通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供を希望す
る入力がなされた場合に、当該ユーザに対してメールア
ドレスの入力を促し、当該入力されたメールアドレスを
記憶するステップと、賞品に関する情報の提供を希望し
たユーザのメールアドレスに、賞品に関する情報を含む
電子メールを送信するステップとを備えたことを特徴と
する（請求項１４）。

【００１９】かかる発明（請求項１１〜１４）によれ
ば、ユーザは所望により電子メールによって賞品に関す
る情報を取得することができるため、欲しい賞品または
興味のある分野の賞品に対して効率良く、かつ、もれな
く応募することができる。

【００２０】上記発明（請求項１１〜１４）において
は、賞品に関する情報の提供を希望する入力がなされた
場合に、当該ユーザについて決済することができる情報
の入力を促し、当該入力された情報に基づいて当該ユー
ザに対して課金するステップを備えていてもよい（請求
項１５）。かかる発明（請求項１５）によれば、懸賞シ
ステム提供者は、ユーザから金銭を徴収することができ
る。また、その課金は、通信回線を利用して容易に行う
ことができる。

【００２１】上記発明（請求項１１〜１５）において
は、情報通信端末からの要求に応じて、当該情報通信端
末に所定の広告情報を表示させるステップおよび／また
は所定の広告情報を有するウェブサイトにリンクさせる
ステップを備えていてもよい（請求項１６）。かかる発
明（請求項１６）によれば、懸賞の賞品またはその賞品
に関連する商品の広告を容易に行うことができ、場合に
よっては、懸賞システム提供者は広告収入を得ることが
できる。

【００２２】上記発明（請求項１１〜１６）において
は、前記電子メールに対する返信メールを受信するステ
ップと、当該返信メールの受信を、当該情報提供された
賞品に対する応募の入力と判断するステップとを備えて
いてもよい（請求項１７）。かかる発明（請求項１７）
によれば、賞品に関する情報の提供を希望したユーザ
は、電子メールによって賞品に関する情報を取得するこ
とができるだけでなく、返信メールを出すだけで、それ
ら賞品に対して極めて簡単に応募することができる。

【００２３】上記発明（請求項１１〜１７）において
は、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画
面において、賞品のジャンル別に情報の提供を希望させ
るようにし、当該希望したジャンルの賞品に関する情報
を含む電子メールを、当該ユーザのメールアドレスに送
信するようにしてもよい（請求項１８）。かかる発明
（請求項１８）によれば、ユーザは、希望のジャンルの
賞品に関する情報を電子メールによって確実に、かつ効
率的に取得することができる。

【００２４】上記発明（請求項１１〜１８）において
は、情報通信端末に表示した賞品に関する情報および／
または前記電子メールには、当該賞品が当選する確率を
セミリアルタイムで表した情報が含まれていてもよい
（請求項１９）。かかる発明（請求項１９）によれば、
ユーザは、各賞品の当選確率を知ることができるため、
その当選確率に応じて応募するか否かを決定することが
できる。特に応募できる回数が限定されているような場
合には、ユーザは、当選確率の高い賞品に対して効率良
く応募することができる。

【００２５】上記発明（請求項１１〜１９）において
は、所望の賞品に対して応募を希望するユーザに対し
て、アンケートへの入力を促すステップを備えていても
よい（請求項２０）。かかる発明（請求項２０）によれ
ば、例えば、当該賞品やその賞品に関連する商品、ある
いはその賞品のメーカーに関するアンケート等を簡単に
行うことができるとともに、そのアンケートに対する回
答を確実に取得することができる。また、懸賞システム
提供者は、そのアンケート結果を当該賞品のメーカー等
に提供することにより、収益を得る、あるいは賞品の提
供を受けることも可能である。

【００２６】上記発明（請求項１１〜２０）において
は、所定の賞品に対して応募の入力がなされたときに、
当該ユーザに応募受付情報を付与し、当該ユーザが操作
する情報通信端末に当該応募受付情報を表示するステッ
プと、抽選の結果として、当選者の応募受付情報を情報
通信端末に表示するステップとを備えていてもよい（請
求項２１）。かかる発明（請求項２１）によれば、ユー
ザは、当選者の応募受付情報を見ることにより、自分の
抽選結果を知ることができる。また、当選者の氏名等を
公表する必要がないため、プライバシーの保護を図るこ
とができる。

【００２７】上記発明（請求項１１〜２１）において
は、抽選の結果を含む内容の電子メールを、賞品に関す
る情報の提供を希望したユーザであって当該賞品に対す
る応募者のメールアドレスに送信するステップを備えて
いてもよい（請求項２２）。かかる発明（請求項２２）
によれば、賞品情報提供を希望したユーザは、電子メー
ルにより、確実に、かつ迅速に抽選結果を知ることがで
きる。

【００２８】上記発明（請求項１１〜２２）において
は、ユーザの個人情報が入力されたときに、当該ユーザ
にＩＤ番号およびパスワードを付与するステップを備
え、当該ユーザについては、次回の応募からは、当該Ｉ
Ｄ番号およびパスワードを入力させることにより、前記
個人情報の入力を不要とさせるようにしてもよい（請求
項２３）。かかる発明（請求項２３）によれば、一度個
人情報を入力したユーザは、再度同じ個人情報を入力す
る必要がないため、簡単に応募することができる。

【００２９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図１は本発明の一実施形態による懸
賞システムの構成図である。本実施形態においては、情
報通信端末として、インターネットを介してサーバコン
ピュータに接続されたパーソナルコンピュータ（クライ
アントコンピュータ）を例にとって説明するが、本発明
はこれに限定されるものではない。

【００３０】本実施形態による懸賞システムは、サーバ
コンピュータ１０と、インターネットを介してサーバコ
ンピュータ１０に接続された複数のクライアントコンピ
ュータ２０とから構成され、インターネットを介してク
レジットカード会社のコンピュータ３０に接続可能とな
っている。

【００３１】上記サーバコンピュータ１０の詳細な構成
を図２に示す。サーバコンピュータ１０は、主制御部１
１と、出力制御部１２と、入力制御部１３と、第１の記
憶装置１４ａと、第２の記憶装置１４ｂと、第３の記憶
装置１４ｃとから構成される。

【００３２】主制御部１１は、ＣＰＵおよび主記憶装置
（メモリ）等からなり、各部の制御や、データの転送、
種々の演算、データの一時的な格納等を行い、出力制御
部１２は、クライアントコンピュータ２０に出力するデ
ータを制御し、入力制御部１３は、クライアントコンピ
ュータ２０から入力されるデータを制御する。

【００３３】第１〜第３の記憶装置１４ａ〜１４ｃは、
それぞれハードディスク等の記憶装置（またはその中の
一部のディスク）からなり、第１の記憶装置１４ａには
メインプログラム１４１が記憶されており、第２の記憶
装置１４ｂには賞品データベース１４２が記憶されてお
り、第３の記憶装置１４ｃには個人情報データベース１
４３が記憶されている。

【００３４】メインプログラム１４１としては、クライ
アントコンピュータ２０に所定のデータを出力する出力
プログラム、賞品データベース１４２および個人情報デ
ータベース１４３に所定のデータを記録する記録プログ
ラム、電子メールを送受信するメール送受信プログラ
ム、所定のユーザに対して課金する（クレジットカード
会社のコンピュータ３０にアクセスして決済を行う）課
金プログラム、所定のウェブサイトにリンクさせるリン
クプログラム、返信メールの受信を応募の入力と判断す
る返信応募プログラム、応募の入力をしたユーザに受付
番号を付与する受付番号付与プログラム、懸賞の抽選を
行う抽選プログラム、個人情報の入力をしたユーザにＩ
Ｄ番号およびパスワードを付与するＩＤ付与プログラ
ム、ＩＤ番号およびパスワードによりユーザの認証を行
う認証プログラム等がある。なお、各プログラムは必ず
しも同一の記憶装置（第１の記憶装置１４ａ）に記憶さ
れている必要はなく、例えば、メール送受信プログラム
は、別に設けられたメールサーバの記憶装置等に記憶さ
れていてもよい。

【００３５】賞品データベース１４２には、各賞品に関
する情報、例えば、賞品のイメージ画像、賞品の説明文
章（メーカー名、製品名、製品スペック、標準小売価格
等）、当選者数、応募期限、当選者発表日等のデータが
蓄積されており、個人情報データベース１４３には、応
募者の氏名、ＩＤ番号、パスワード、メールアドレス、
住所、電話番号、クレジットカードの番号、賞品情報提
供サービス申込者か否か、アンケートへの回答等のデー
タが蓄積されている。なお、各データは必ずしも上記デ
ータベース１４２，１４３に蓄積されている必要はな
く、例えば、アンケートへの回答データは、別に設けら
れたデータベース（アンケートデータベース等）に蓄積
されていてもよい。

【００３６】次に、上記懸賞システムの処理動作につい
て、図３〜図７のフローチャートを参照して説明する。
図３〜図５は、通常の応募および賞品情報提供サービス
の申込に関するフローチャートであり、図６は、返信メ
ールによる応募に関するフローチャートであり、図７
は、抽選に関するフローチャートである。

【００３７】最初に、通常の応募および賞品情報提供サ
ービスの申込に関するフローチャートを説明する。ま
ず、ユーザがクライアントコンピュータ２０のブラウザ
を起動し、インターネットを介してサーバコンピュータ
１０にアクセスすると、サーバコンピュータ１０の主制
御部１１は、クライアントコンピュータ２０に、図８に
示すようなホーム画面４０を出力し、それによって、ク
ライアントコンピュータ２０のディスプレイにおけるブ
ラウザにはそのホーム画面４０が表示される（Ｓ１０
１）。ホーム画面４０には、例えば図８に示すように、
賞品ボタン（賞品Ａ〜Ｄの賞品ボタン）４１、懸賞サイ
トの説明ボタン４２および当選者発表ボタン４３が含ま
れる。なお、クライアントコンピュータ２０で使用する
ブラウザは、汎用のＷＷＷブラウザであってもよいし、
懸賞システム専用のブラウザであってもよい。

【００３８】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、賞品ボタン４１、懸賞サイトの説明ボタン４２およ
び当選者発表ボタン４３のいずれのボタンが、クライア
ントコンピュータ２０におけるマウス等のポインティン
グ・デバイスの動作に基づくカーソル（マウス・ポイン
タ）によってクリックされたかを判定する（Ｓ１０２，
Ｓ１０３，Ｓ１０４）。

【００３９】上記ホーム画面４０において、ユーザがマ
ウス・ポインタによって賞品ボタン（例えば賞品Ａの賞
品ボタン）４１をクリックした場合には（Ｓ１０２）、
サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、その賞品
（賞品Ａ）に関する情報のデータを賞品データベース１
４２から読み出し、図９に示すような賞品情報画面５０
をクライアントコンピュータ２０のディスプレイに表示
させる（Ｓ１０５）。この賞品情報画面５０には、例え
ば図９に示すように、賞品Ａのイメージ画像、メーカー
名、製品名、製品スペック、標準小売価格、当選者数、
応募期限、当選者発表日、現在の当選確率、詳細情報ボ
タン５１、ムービーボタン５２および応募ボタン５３が
含まれる。

【００４０】ここで、「現在の当選確率」は、当該賞品
に対して既に応募があった人数を分母とし、当該賞品の
当選者数を分子とした分数で表示される。本実施形態で
は、この「現在の当選確率」は、所定の時間ごとに更新
された応募人数に基づいてセミリアルタイムで表示され
る。このように、所定の時間ごとに更新された応募人数
を用いることにより、リアルタイムの応募人数を用いる
よりも、サーバコンピュータ１０の負担を軽減すること
ができる。ユーザは、この「現在の当選確率」を見て、
その賞品に応募するか否かを決定することができ、例え
ば、当選確率の高い賞品に限定して応募することもでき
る。

【００４１】上記ホーム画面４０において、ユーザが懸
賞サイトの説明ボタン４２をクリックした場合には（Ｓ
１０３）、サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、
本懸賞サイトについて説明した画面をクライアントコン
ピュータ２０のディスプレイに表示させる（Ｓ１３
７）。この説明画面には、上記ホーム画面４０に戻るた
めのホームボタンが含まれており、サーバコンピュータ
１０の主制御部１１は、このホームボタンがクリックさ
れたことを認識したら（Ｓ１３８）、上記ステップＳ１
０１に戻り、ホーム画面４０を再度クライアントコンピ
ュータ２０のディスプレイに表示させる。

【００４２】なお、本実施形態では、説明の簡略化のた
めにホーム画面４０に直接賞品ボタン４１を設けたが、
賞品ボタン４１の代わりに、例えば「家電」、「ＡＶ機
器」、「パソコン」、「ソフトウエア」等のジャンルが
示されたジャンルボタンを設け、このジャンルボタンが
クリックされると、当該ジャンルに属する「冷蔵庫」、
「洗濯機」、「テレビ」、「ＣＤプレイヤー」、「デス
クトップ型パソコン」、「ノート型パソコン」、「周辺
機器」、「グラフィックソフト」、「ワープロソフト」
等のアイテムが示されたアイテムボタンが含まれる画面
を表示し、このアイテムボタンがクリックされると、具
体的な賞品が示された賞品ボタンが含まれる画面を表示
するようにしてもよい。

【００４３】上記賞品情報画面５０がクライアントコン
ピュータ２０のディスプレイに表示された状態で、サー
バコンピュータ１０の主制御部１１は、詳細情報ボタン
５１、ムービーボタン５２および応募ボタン５３のいず
れのボタンがクリックされたかを判定する（Ｓ１０６，
Ｓ１０７，Ｓ１０８）。

【００４４】上記賞品情報画面５０において、ユーザが
詳細情報ボタン５１をクリックした場合には（Ｓ１０
６）、サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、その
賞品（賞品Ａ）のメーカーのウェブサイトにおけるその
賞品（賞品Ａ）の詳細な情報を提供しているウェブペー
ジにリンクさせ（Ｓ１０９）、それによって、クライア
ントコンピュータ２０のディスプレイには、そのウェブ
ページが表示される。

【００４５】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、ブラウザの戻るボタンがクリックされたことを認識
したら（Ｓ１１０）、上記ステップＳ１０５に戻り、賞
品情報画面５０を再度クライアントコンピュータ２０の
ディスプレイに表示させる。

【００４６】上記賞品情報画面５０において、ユーザが
ムービーボタン５２をクリックした場合には（Ｓ１０
７）、サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、その
賞品（賞品Ａ）の広告情報を含む動画データを賞品デー
タベース１４２から読み出し、その広告情報を含む動画
をクライアントコンピュータ２０のディスプレイにて再
生させる（Ｓ１１１）。動画の再生が終了したら、サー
バコンピュータ１０の主制御部１１は、上記ステップＳ
１０５に戻り、賞品情報画面５０を再度クライアントコ
ンピュータ２０のディスプレイに表示させる。このよう
なムービーボタンのクリックにより、賞品の広告を容易
に行うことができ、場合によっては、懸賞サイト提供者
は広告収入を得ることができる。

【００４７】上記賞品情報画面５０において、ユーザが
応募ボタン５３をクリックした場合には（Ｓ１０８）、
サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、図１０に示
すような個人情報入力画面６０をクライアントコンピュ
ータ２０のディスプレイに表示させる（Ｓ１１２）。こ
の個人情報入力画面６０には、例えば図１０に示すよう
に、ＩＤ番号、パスワード、郵便番号、住所、氏名、電
話番号、携帯電話番号およびメールアドレスを入力する
ことのできる空欄（テキストボックス）、ならびに送信
ボタン６１が含まれている。

【００４８】なお、個人情報として、その他、生年月
日、年齢、性別、未既婚、同居の家族、住居の種類、職
業、年収、パソコン歴、所有のコンピュータ関連商品、
インターネット利用状況等を入力させてもよい。

【００４９】上記個人情報入力画面６０においては、過
去に応募したことがあり、ＩＤ番号およびパスワードを
有するユーザは、ＩＤ番号およびパスワードを入力して
送信ボタン６１をクリックすれば足り、初めて応募する
ユーザは、郵便番号、住所、氏名、電話番号、携帯電話
番号およびメールアドレスを入力して送信ボタン６１を
クリックする必要がある。このように、一度個人情報を
入力してＩＤ番号およびパスワードが付与されたユーザ
は、再度同じ個人情報を入力する必要がないため、簡単
に応募することができる。

【００５０】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、個人情報入力画面６０における送信ボタン６１がク
リックされたことを認識したら（Ｓ１１３）、その入力
された個人情報がＩＤ番号およびパスワードであるか否
かを判定する（Ｓ１１４）。そして、ＩＤ番号およびパ
スワードであると判断した場合には、個人情報データベ
ース１４３に蓄積されているＩＤ番号およびパスワード
のデータを参照し、そのＩＤ番号およびパスワードが正
しいか否かの判定を行う（Ｓ１１５）。

【００５１】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、上記ＩＤ番号およびパスワードが正しくないと判断
した場合には、クライアントコンピュータ２０のディス
プレイに「ＩＤ番号かパスワードが正しくありません」
等の警告画面を表示させた後（Ｓ１１６）、ステップＳ
１１２に戻り、再度個人情報画面を表示させる。

【００５２】一方、入力されたＩＤ番号およびパスワー
ドが正しいものと判断した場合には、サーバコンピュー
タ１０の主制御部１１は、図１１に示すようなアンケー
ト画面７０をクライアントコンピュータ２０のディスプ
レイに表示させる（Ｓ１２２）。このアンケート画面７
０には、例えば図１１に示すように、「この賞品（商
品）を選んだ理由は？」、「この商品に関して他社の商
品と比較したことがありますか？」、「この商品は他社
の商品と比べてどこが良いと思われますか？」、「この
ブランドの商品は他にもお持ちですか？」、「いつもこ
のブランドと比較するブランドはありますか？」、「懸
賞の賞品でなくてもいずれ購入を考えていた商品ですか
？」、「この商品をご購入される場合はどのようなお店
をご利用になられますか？」、「上記のお店を選ぶにあ
たって重要なことはなんですか？」、「ご購入の時期な
どは考えますか？」、「ご購入に関しての判断はどなた
がされますか？」等の質問事項、各質問事項で選択した
回答にチェックを付すための空欄（チェックボック
ス）、および送信ボタン７１が含まれる。

【００５３】このアンケート画面７０により、賞品やそ
の賞品に関連する商品、あるいはその賞品のブランドに
関するアンケート等を簡単に行うことができ、また、ア
ンケートに対する回答は確実に取得することができる。
なお、懸賞サイト提供者は、このアンケート結果を当該
賞品のメーカー等に提供することにより、収益を得る、
あるいは賞品の提供を受けることが可能である。

【００５４】上記ステップＳ１１４において、個人情報
入力画面６０で入力された個人情報がＩＤ番号およびパ
スワードでないと判断した場合には、サーバコンピュー
タ１０の主制御部１１は、その個人情報を個人情報デー
タベース１４３に記録するとともに（Ｓ１１７）、その
個人情報を有するユーザについてＩＤ番号を付与する
（Ｓ１１８）。そして、そのユーザに対してパスワード
を入力させるパスワード入力画面をクライアントコンピ
ュータ２０のディスプレイに表示させる（Ｓ１１９）。
図示しないが、このパスワード入力画面には、所望のパ
スワードを入力するための空欄（テキストボックス）お
よび送信ボタンが含まれる。

【００５５】ユーザがパスワードを入力して送信ボタン
をクリックすると、サーバコンピュータ１０の主制御部
１１はそれを認識し（Ｓ１２０）、そのパスワードを上
記ＩＤ番号に関連付けて個人情報データベース１４３に
記録した後（Ｓ１２１）。上記ステップＳ１２２に移行
して、上記アンケート画面７０をクライアントコンピュ
ータ２０のディスプレイに表示させる。

【００５６】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、上記アンケート画面７０における送信ボタン７１が
クリックされたことを認識したら（Ｓ１２３）、上記Ｉ
Ｄ番号を有するユーザが上記賞品（賞品Ａ）に対して応
募したこと、およびアンケートに対する回答を、賞品デ
ータベース１４２および個人情報データベース１４３に
記録し（Ｓ１２４）、応募が完了したことを表示する画
面をクライアントコンピュータ２０のディスプレイに表
示させる（Ｓ１２５）。

【００５７】さらに、サーバコンピュータ１０の主制御
部１１は、上記賞品（賞品Ａ）に応募したユーザに対し
て応募受付番号を付与し（Ｓ１２６）、図１２に示すよ
うな、その応募受付番号および賞品に関する情報の提供
を希望するか否かを問う内容を含む画面８０を、クライ
アントコンピュータ２０のディスプレイに表示させる
（Ｓ１２７）。この画面８０には、例えば図１２に示す
ように、応募受付番号、賞品情報提供サービスの内容、
サービスの料金および次頁ボタン８１が含まれる。

【００５８】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、上記画面８０における次頁ボタン８１がクリックさ
れたことを認識したら（Ｓ１２８）、図１３に示すよう
な、賞品の情報提供を希望するジャンルおよび情報送信
先のメールアドレスを入力させる画面９０を、クライア
ントコンピュータ２０のディスプレイに表示させる（Ｓ
１２９）。この画面９０には、例えば図１３に示すよう
に、賞品の情報提供を希望するジャンルにチェックを付
すための空欄（チェックボックス）、上記ステップＳ１
１２における個人情報入力画面６０で入力されたメール
アドレス、所望により他のメールアドレスを入力するこ
とのできる空欄（テキストボックス）、および送信ボタ
ン９１が含まれる。

【００５９】ユーザが所望の賞品ジャンルにチェックを
付して、場合によってはさらにメールアドレスを入力し
て、送信ボタン９１をクリックすると、サーバコンピュ
ータ１０の主制御部１１はそれを認識し（Ｓ１３０）、
その賞品ジャンルおよびメールアドレスを当該ユーザの
個人情報に関連付けて個人情報データベース１４３に記
録する（Ｓ１３１）。

【００６０】次いで、サーバコンピュータ１０の主制御
部１１は、図１４に示すようなクレジットカード情報を
入力させる画面１００を、クライアントコンピュータ２
０のディスプレイに表示させる（Ｓ１３２）。この画面
には、例えば図１４に示すように、クレジットカード会
社を指定するボタン１０１、カード番号、カード氏名お
よび有効期限を入力するための空欄（テキストボック
ス）、申込月数にチェックを付すための空欄（コマンド
ボタン）、および申込ボタン１０２が含まれる。

【００６１】ユーザが所定のクレジットカード会社のボ
タンをクリック１０１し、上記空欄を埋め、送信ボタン
１０２をクリックすると、サーバコンピュータ１０の主
制御部１１はそれを認識し（Ｓ１３３）、それらクレジ
ットカードに関する情報および申込月数を、当該ユーザ
の個人情報に関連付けて個人情報データベース１４３に
記録する（Ｓ１３４）。

【００６２】そして、サーバコンピュータ１０の主制御
部１１は、賞品情報提供サービスに対する申込が完了し
たことを表示する画面をクライアントコンピュータ２０
のディスプレイに表示させた後（Ｓ１３５）、カード会
社のコンピュータにアクセスし、上記クレジットカード
に関する情報に基づいて、賞品情報提供サービスを申し
込んだユーザについて決済を行う（Ｓ１３６）。このよ
うにして、懸賞サイト提供者は、ユーザから簡単に金銭
を徴収することができる。

【００６３】ところで、上記ホーム画面４０（図８）に
て、ユーザが当選者発表ボタン４３をクリックした場合
には（Ｓ１０４）、サーバコンピュータ１０の主制御部
１１は、ＩＤ番号およびパスワードを入力するための空
欄（テキストボックス）、ならびに送信ボタンが含まれ
ているＩＤ・パスワード入力画面をクライアントコンピ
ュータ２０のディスプレイに表示させる（Ｓ１３９）。

【００６４】ＩＤ番号およびパスワードを有するユーザ
がそのＩＤ番号およびパスワードを入力し、送信ボタン
をクリックしたら（Ｓ１４０）、サーバコンピュータ１
０の主制御部１１は、個人情報データベース１４３に蓄
積されているＩＤ番号およびパスワードのデータを参照
し、そのＩＤ番号およびパスワードが正しいか否かの判
定を行う（Ｓ１４１）。

【００６５】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、上記ＩＤ番号およびパスワードが正しくないと判断
した場合には、クライアントコンピュータ２０のディス
プレイに「ＩＤ番号かパスワードが正しくありません」
等の警告画面を表示させた後（Ｓ１４２）、ステップＳ
１３９に戻り、再度ＩＤ・パスワード入力画面を表示さ
せる。

【００６６】一方、入力されたＩＤ番号およびパスワー
ドが正しいものと判断した場合には、サーバコンピュー
タ１０の主制御部１１は、図１５に示すような当選者発
表画面２００をクライアントコンピュータ２０のディス
プレイに表示させる（Ｓ１４３）。当選者発表画面２０
０には、例えば図１５に示すように、抽選が終了した賞
品と、その当選者の応募受付番号と、上記ホーム画面４
０に戻るためのホームボタン２０１とが含まれている。
ユーザは、この当選者発表画面２００を見ることによ
り、自分の抽選結果を知ることができる。なお、当選者
の氏名等は公表されないため、プライバシーの保護は図
られている。

【００６７】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、上記当選者発表画面２００におけるホームボタン２
０１がクリックされたことを認識したら（Ｓ１４４）、
上記ステップＳ１０１に戻り、ホーム画面４０を再度ク
ライアントコンピュータ２０のディスプレイに表示させ
る。

【００６８】次に、返信メールによる応募に関するフロ
ーチャートを説明する。サーバコンピュータ１０の主制
御部１１は、新しい賞品に関する情報のデータが、オペ
レータによって入力されると、あるいは賞品を提供する
メーカーのコンピュータ等から送信されると、その賞品
情報データを読み取り、賞品データベース１４２に記録
する（Ｓ２０１）。

【００６９】そして、サーバコンピュータ１０の主制御
部１１は、個人情報データベース１４３を参照し、当該
新賞品が属するジャンルについて賞品情報提供サービス
を申し込んだユーザのメールアドレスに対して電子メー
ルを送信する（Ｓ２０２）。この電子メールには、例え
ば、新賞品に関する情報、現在の当選確率、および「こ
のメールに対する返信メールは、上記でご紹介致しまし
た賞品に対する応募となります。」旨のメッセージが含
まれる。ユーザは、この電子メールによって、希望した
ジャンルの賞品に関する情報を確実に、かつ効率的に取
得することができる。

【００７０】上記電子メールを受信したユーザは、当該
新賞品に対して応募を希望する場合には、返信メールを
送信する。このとき、ユーザは、クライアントコンピュ
ータ２０にインストールされているメーラーの返信ボタ
ン等を利用することにより、上記返信メールの送信（ひ
いては応募）を極めて簡単に行うことができる。

【００７１】サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、ユーザからの返信メールを受信したら（Ｓ２０
３）、その返信メールの受信を上記新賞品に対する応募
と判断し、賞品データベース１４２および個人情報デー
タベース１４３に記録する（Ｓ２０４）。

【００７２】最後に、抽選に関するフローチャートを説
明する。サーバコンピュータ１０の主制御部１１は、サ
ーバコンピュータ１０が備えているカレンダー・時計機
能に基づき、賞品データベース１４２に蓄積されている
各賞品の応募期限が終了したか否かを判断する（Ｓ３０
１）。

【００７３】ある賞品について応募期限が終了したと判
断した場合には、サーバコンピュータ１０の主制御部１
１は、当該賞品に対して応募した応募者の中から、当該
賞品の当選者数だけ当選者を決定する抽選を行う（Ｓ３
０２）。この抽選方法自体は特に限定されるものではな
く、例えば乱数等を利用して行うことができる。

【００７４】当選者を決定したら、サーバコンピュータ
１０の主制御部１１は、その当選者の応募受付番号が当
選者発表画面で表示されるように、当選者発表画面のデ
ータに、応募受付番号のデータを書き込む（Ｓ３０
３）。そして、サーバコンピュータ１０の主制御部１１
は、個人情報データベース１４３を参照し、当選したユ
ーザのメールアドレスに対して、所定の賞品について当
選した旨のメッセージを含む電子メールを送信する（Ｓ
３０４）。このようにして、賞品情報提供サービスに申
し込んだユーザは、電子メールにより、確実に、かつ迅
速に抽選結果を知ることができる。

【００７５】以上説明した実施形態は、本発明の理解を
容易にするために記載されたものであって、本発明を限
定するために記載されたものではない。したがって、上
記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲
に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。

【００７６】例えば、上記実施形態による懸賞システム
において、ユーザに対して個人情報を入力させる際にメ
ールアドレスの入力は必須ではなく、賞品情報提供サー
ビスに申し込むときに初めて入力させてもよい。

【００７７】

【発明の効果】以上述べたように本発明の懸賞システム
または懸賞方法によれば、ユーザは所望により電子メー
ルによって賞品に関する情報を取得することができるた
め、欲しい賞品または興味のある分野の賞品に対して効
率良く、かつ、もれなく応募することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】一実施形態による懸賞システムの構成図であ
る。

【図２】同実施形態によるサーバコンピュータの構成図
である。

【図３】同実施形態によるサーバコンピュータの処理動
作を示すフローチャートである。

【図４】同実施形態によるサーバコンピュータの処理動
作を示すフローチャートである。

【図５】同実施形態によるサーバコンピュータの処理動
作を示すフローチャートである。

【図６】同実施形態によるサーバコンピュータの処理動
作を示すフローチャートである。

【図７】同実施形態によるサーバコンピュータの処理動
作を示すフローチャートである。

【図８】同実施形態によるホーム画面４０の一例を示す
図である。

【図９】同実施形態による賞品情報画面の一例を示す図
である。

【図１０】同実施形態による個人情報入力画面の一例を
示す図である。

【図１１】同実施形態によるアンケート画面の一例を示
す図である。

【図１２】同実施形態による応募受付番号・賞品情報提
供サービス画面の一例を示す図である。

【図１３】同実施形態による賞品ジャンル・メールアド
レス入力画面の一例を示す図である。

【図１４】同実施形態によるカード情報入力画面の一例
を示す図である。

【図１５】同実施形態による当選者発表画面の一例を示
す図である。

【符号の説明】

１０…サーバコンピュータ１１…主制御部１２…出力制御部１３…入力制御部１４ａ，１４ｂ，１４ｃ…記憶装置２０…クライアントコンピュータ３０…クレジットカード会社のコンピュータ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】有線および／または無線の通信回線に接
続された情報通信端末を利用して懸賞を行うシステムで
あって、賞品に関する情報のデータを蓄積した賞品データベース
と、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させる手段
と、情報通信端末を操作するユーザに対して、少なくともメ
ールアドレスを含む当該ユーザの個人情報の入力を促す
手段と、前記入力されたユーザの個人情報を記憶する手段と、情報通信端末を操作するユーザに対して、所望の賞品に
対する応募の入力を促す手段と、所定の賞品に対して応募の入力がなされた場合に、当該
賞品に対して応募がなされたことを、当該ユーザの個人
情報と関連付けて記憶する手段と、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面
を、情報通信端末に表示させる手段と、賞品に関する情報の提供を希望する入力がなされた場合
に、当該希望がなされたことを、当該ユーザの個人情報
と関連付けて記憶する手段と、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメールアド
レスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送信する
手段とを備えたことを特徴とする懸賞システム。
【請求項２】賞品に関する情報の提供を希望したユー
ザに対して、課金する手段を備えたことを特徴とする請
求項１に記載の懸賞システム。
【請求項３】広告情報を記憶する手段および／または
広告情報を有するウェブサイトにリンクさせる手段と、情報通信端末からの要求に応じて、当該情報通信端末に
所定の広告情報を表示させる手段とを備えたことを特徴
とする請求項１または２に記載の懸賞システム。
【請求項４】前記電子メールに対して返信メールが出
された場合に、当該返信メールの受信を、当該情報提供
された賞品に対する応募の入力と判断する手段を備えた
ことを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の懸賞
システム。
【請求項５】賞品に関する情報の提供を希望するか否
かを問う画面において、賞品のジャンル別に情報の提供
を希望させるようにし、当該希望したジャンルの賞品に
関する情報を含む電子メールを、当該ユーザのメールア
ドレスに送信することを特徴とする請求項１〜４のいず
れかに記載の懸賞システム。
【請求項６】情報通信端末に表示した賞品に関する情
報および／または前記電子メールには、リアルタイムま
たはセミリアルタイムで表示された当該賞品の当選確率
が含まれることを特徴とする請求項１〜５のいずれかに
記載の懸賞システム。
【請求項７】所望の賞品に対して応募を希望するユー
ザに対して、アンケートへの回答の入力を促す手段を備
えたことを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の
懸賞システム。
【請求項８】所定の賞品に対して応募の入力がなされ
た場合に、当該ユーザに応募受付情報を付与し、当該ユ
ーザが操作する情報通信端末に当該応募受付情報を表示
する手段と、情報通信端末からの要求に応じて、抽選の結果として当
選者の応募受付情報を当該情報通信端末に表示する手段
とを備えたことを特徴とする請求項１〜７のいずれかに
記載の懸賞システム。
【請求項９】抽選の結果を含む内容の電子メールを、
賞品に関する情報の提供を希望したユーザであって当該
賞品に対する応募者のメールアドレスに送信する手段を
備えたことを特徴とする請求項１〜８のいずれかに記載
の懸賞システム。
【請求項１０】ユーザの個人情報の入力がなされた場
合に、当該ユーザにＩＤ番号およびパスワードを付与
し、次回の応募からは、当該ＩＤ番号およびパスワード
を入力させることにより、前記個人情報の入力を不要と
させる手段を備えたことを特徴とする請求項１〜９のい
ずれかに記載の懸賞システム。
【請求項１１】有線および／または無線の通信回線に
接続された情報通信端末を利用して懸賞を行う方法であ
って、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させるステッ
プと、情報通信端末を操作するユーザに対して、所望の賞品に
対する応募の入力を促すステップと、当該応募の入力をしたユーザに対して、少なくともメー
ルアドレスを含む当該ユーザの個人情報の入力を促し、
当該入力されたユーザの個人情報を、前記応募した賞品
に関連付けて記憶するステップと、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面
を、情報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供
を希望する入力がなされた場合に、当該希望がなされた
ことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶するス
テップと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメールアド
レスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送信する
ステップとを備えたことを特徴とする懸賞方法。
【請求項１２】有線および／または無線の通信回線に
接続された情報通信端末を利用して懸賞を行う方法であ
って、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させるステッ
プと、情報通信端末を操作するユーザに対して、少なくともメ
ールアドレスを含む当該ユーザの個人情報の入力を促
し、当該入力されたユーザの個人情報を記憶するステッ
プと、当該個人情報を入力したユーザに対して、所望の賞品に
対する応募の入力を促し、所定の賞品に対して応募の入
力がなされた場合に、当該賞品に対して応募がなされた
ことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶するス
テップと、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面
を、情報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供
を希望する入力がなされた場合に、当該希望がなされた
ことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶するス
テップと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメールアド
レスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送信する
ステップとを備えたことを特徴とする懸賞方法。
【請求項１３】有線および／または無線の通信回線に
接続された情報通信端末を利用して懸賞を行う方法であ
って、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させるステッ
プと、情報通信端末を操作するユーザに対して、所望の賞品に
対する応募の入力を促すステップと、当該応募の入力をしたユーザに対して、当該ユーザの個
人情報の入力を促し、当該入力されたユーザの個人情報
を、前記応募した賞品に関連付けて記憶するステップ
と、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面
を、情報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供
を希望する入力がなされた場合に、当該ユーザに対して
メールアドレスの入力を促し、当該入力されたメールア
ドレスを記憶するステップと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメールアド
レスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送信する
ステップとを備えたことを特徴とする懸賞方法。
【請求項１４】有線および／または無線の通信回線に
接続された情報通信端末を利用して懸賞を行う方法であ
って、情報通信端末に、賞品に関する情報を表示させるステッ
プと、情報通信端末を操作するユーザに対して、当該ユーザの
個人情報の入力を促し、当該入力されたユーザの個人情
報を記憶するステップと、当該個人情報を入力したユーザに対して、所望の賞品に
対する応募の入力を促し、所定の賞品に対して応募の入
力がなされた場合に、当該賞品に対して応募がなされた
ことを、当該ユーザの個人情報と関連付けて記憶するス
テップと、賞品に関する情報の提供を希望するか否かを問う画面
を、情報通信端末に表示させ、賞品に関する情報の提供
を希望する入力がなされた場合に、当該ユーザに対して
メールアドレスの入力を促し、当該入力されたメールア
ドレスを記憶するステップと、賞品に関する情報の提供を希望したユーザのメールアド
レスに、賞品に関する情報を含む電子メールを送信する
ステップとを備えたことを特徴とする懸賞方法。
【請求項１５】賞品に関する情報の提供を希望する入
力がなされた場合に、当該ユーザについて決済すること
ができる情報の入力を促し、当該入力された情報に基づ
いて当該ユーザに対して課金するステップを備えたこと
を特徴とする請求項１１〜１４のいずれかに記載の懸賞
方法。
【請求項１６】情報通信端末からの要求に応じて、当
該情報通信端末に所定の広告情報を表示させるステップ
および／または所定の広告情報を有するウェブサイトに
リンクさせるステップを備えたことを特徴とする請求項
１１〜１５のいずれかに記載の懸賞方法。
【請求項１７】前記電子メールに対する返信メールを
受信するステップと、当該返信メールの受信を、当該情報提供された賞品に対
する応募の入力と判断するステップとを備えたことを特
徴とする請求項１１〜１６のいずれかに記載の懸賞方
法。
【請求項１８】賞品に関する情報の提供を希望するか
否かを問う画面において、賞品のジャンル別に情報の提
供を希望させるようにし、当該希望したジャンルの賞品
に関する情報を含む電子メールを、当該ユーザのメール
アドレスに送信することを特徴とする請求項１１〜１７
のいずれかに記載の懸賞方法。
【請求項１９】情報通信端末に表示した賞品に関する
情報および／または前記電子メールには、当該賞品が当
選する確率をセミリアルタイムで表した情報が含まれる
ことを特徴とする請求項１１〜１８のいずれかに記載の
懸賞方法。
【請求項２０】所望の賞品に対して応募を希望するユ
ーザに対して、アンケートへの入力を促すステップを備
えたことを特徴とする請求項１１〜１９のいずれかに記
載の懸賞方法。
【請求項２１】所定の賞品に対して応募の入力がなさ
れたときに、当該ユーザに応募受付情報を付与し、当該
ユーザが操作する情報通信端末に当該応募受付情報を表
示するステップと、抽選の結果として、当選者の応募受付情報を情報通信端
末に表示するステップとを備えたことを特徴とする請求
項１１〜２０のいずれかに記載の懸賞方法。
【請求項２２】抽選の結果を含む内容の電子メール
を、賞品に関する情報の提供を希望したユーザであって
当該賞品に対する応募者のメールアドレスに送信するス
テップを備えたことを特徴とする請求項１１〜２１のい
ずれかに記載の懸賞方法。
【請求項２３】ユーザの個人情報が入力されたとき
に、当該ユーザにＩＤ番号およびパスワードを付与する
ステップを備え、当該ユーザについては、次回の応募からは、当該ＩＤ番
号およびパスワードを入力させることにより、前記個人
情報の入力を不要とさせることを特徴とする請求項１１
〜２２のいずれかに記載の懸賞方法。