JP2002049562A - 電子メールサービスシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイレクトメール作成からダイレクトメール
送信までの時間の短縮と、コストダウンを図り、通信料
を軽減する。 【解決手段】 企業ユーザ端末１０からダイレクトメー
ル送信依頼を受け取ると、電子メールサービスセンタ４
０は、データベースに登録された個人情報から送信先条
件に該当する一般ユーザを検索し、該当する一般ユーザ
端末２０にダイレクトメールの自動送信を行う。ダイレ
クトメールがアンケート形式である場合には、一般ユー
ザ端末２０からアンケート結果を受信し、集計処理を行
い、集計結果を企業ユーザ端末１０に送信する。登録ユ
ーザより電子メール受信条件の設定が行われた後、登録
ユーザ宛ての電子メールを受信すると、受信した電子メ
ールが、登録ユーザの電子メール受信条件を満たす場合
は、登録ユーザ端末３０に電子メールの送信を行い、電
子メール受信条件を満たさない場合は、登録ユーザ宛て
の電子メールの送信を保留する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、電子メールを利
用したダイレクトメール送信サービスを提供し、受信す
る電子メールの制限サービスを提供する電子メールサー
ビスシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ダイレクトメールの配送は、郵便
もしくは宅配便により行われている。従来のダイレクト
メール送信システムでは、データベースからターゲット
とする消費者を抽出し、宛名書きを行い、アンケート用
紙を内封するといった作業を行っている。

【０００３】また、従来の電子メールサービスシステム
でメールマガジン等を利用した場合、一日に多岐にわた
る膨大な量の電子メールを受信することがあり、また、
イタズラメールを受信することがあった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】従来のダイレクトメー
ルの配送では、ダイレクトメール封入、宛名書き工数等
により膨大な時間と労力を必要としていた。また、アパ
ート等においては居住者が変わっていても配送が行われ
る場合があり、実状とデータベース上の管理が一致せ
ず、無駄な送信を行っていた。

【０００５】また、従来の電子メールサービスシステム
でメールマガジン等を利用し、多岐にわたる膨大な量の
電子メールを受信した場合、１つ１つ件名もしくは本文
を確認し、本質的に必要とする電子メールを抽出する必
要があった。さらに、昨今の電子メール機能付きＰＤＣ
（デジタル携帯電話）では、イタズラメールが氾濫して
おり、前述の本質的に不要なメール、イタズラメールを
受信する際に無駄な通信料が発生していた。

【０００６】この発明の目的は、以上の問題点を解決
し、ダイレクトメール作成からダイレクトメール送信ま
での時間の短縮と、コストダウンを図り、通信料を軽減
する電子メールサービスシステムを提供することにあ
る。

【０００７】

【課題を解決するための手段】この発明の電子メールサ
ービスシステムは、電子メールに送信先条件を設定して
ダイレクトメール送信依頼を行う企業ユーザ端末と、通
信ネットワークを介して前記企業ユーザ端末から電子メ
ールによりダイレクトメール送信依頼を受け取ると、デ
ータベースに登録された個人情報から送信先条件に該当
する一般ユーザを検索し、該当する一般ユーザの端末に
電子メールでダイレクトメールの自動送信を行う電子メ
ールサービスセンタと、を備えることを特徴とする。

【０００８】また、この発明は、前記ダイレクトメール
がアンケート形式である場合には、前記電子メールサー
ビスセンタが、一般ユーザの端末から通信ネットワーク
を介してアンケート結果を受信し、集計処理を行い、集
計結果を前記企業ユーザ端末に送信することを特徴とす
る。

【０００９】また、この発明は、前記電子メールサービ
スセンタに登録されたユーザが、通信ネットワークを介
して電子メールにより前記電子メールサービスセンタに
電子メール受信条件の設定を行う登録ユーザ端末を更に
備え、前記電子メールサービスセンタが、電子メール受
信条件の設定後に、一般ユーザから前記登録されたユー
ザ宛ての電子メールを受信すると、受信した電子メール
が、登録されたユーザの電子メール受信条件を満たす場
合は、前記登録ユーザ端末に前記電子メールの送信を行
い、電子メール受信条件を満たさない場合は、前記登録
されたユーザ宛ての電子メールの送信を保留することを
特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。

【００１１】図１は、この発明の電子メールサービスシ
ステムの第１の実施の形態を示すシステム構成図であ
る。図１に示す電子メールサービスシステムは、企業ユ
ーザ端末１０と、一般ユーザ端末２０と、登録ユーザ端
末３０と、電子メールサービスセンタ４０と、これらを
相互に接続するインターネット等の通信ネットワーク５
０とから構成されている。

【００１２】企業ユーザ端末１０、一般ユーザ端末２
０、登録ユーザ端末３０は、パーソナルコンピュータ、
電子メール機能付きＰＤＣ、ＰＤＡ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ
Ｄｉｇｉｔａｌ Ａｓｓｉｓｔａｎｔｓ）等の情報処
理装置である。企業ユーザ端末１０、一般ユーザ端末２
０、登録ユーザ端末３０は、通信ネットワーク５０上で
電子メールを用いて相互にアクセスする機能を備えてい
る。

【００１３】企業ユーザ端末１０は、電子メールサービ
スセンタ４０に登録されており、電子メールサービスセ
ンタ４０にダイレクトメール送信依頼を行う機能を備え
ている。登録ユーザ端末３０は、電子メールサービスセ
ンタ４０に登録されており、電子メールサービスセンタ
４０にダイレクトメール受信条件設定を行う機能を備え
ている。

【００１４】図２は、電子メールサービスセンタ４０を
説明する構成図である。図２に示す電子メールサービス
センタ４０は、電子メールサーバ４１と、中央処理装置
４２と、メモリ４３と、データベース４４と、これらを
相互に接続するバス１００とから構成されている。

【００１５】電子メールサーバ４１は、通信ネットワー
ク５０上で電子メールの送受信を行う機能を備えてい
る。中央処理装置４２は、電子メール送受信条件を認識
する機能、電子メール送受信条件に応じ検索処理および
電子メール送信処理を行う機能、および集計処理を行う
機能を備えている。メモリ４３は、電子メール、ダイレ
クトメール送信条件、およびユーザごとの受信条件を格
納、保存しておく機能を備えている。データベース４４
には、電子メールアドレスをはじめ、氏名、年齢等の個
人情報が登録されている。

【００１６】次に、図１に示す電子メールサービスシス
テムの動作について説明する。図１に示す電子メールサ
ービスシステムは、第１に、電子メールを利用したダイ
レクトメール送信サービスを提供する。

【００１７】まず、企業等は、電子メールサービスセン
タ４０に企業ユーザ登録をしておく。企業等のダイレク
トメール依頼者は、企業ユーザ端末１０を用い、通信ネ
ットワーク５０を介して電子メールサービスセンタ４０
にダイレクトメール送信依頼を行う。この送信依頼は、
電子メールを利用し、電子メールサービスセンタ４０端
末の電子メールアドレスに送信される。この送信依頼に
は、送信先条件（年齢、性別、職業等）等が記載されて
いる。

【００１８】電子メールサービスセンタ４０は、ダイレ
クトメール送信依頼を受け取ると、データベース４４に
登録された個人情報から送信条件に該当する消費者を検
索し、該当者の端末（一般ユーザ端末２０）に電子メー
ルでダイレクトメールの自動送信を行う。

【００１９】また、このダイレクトメールがアンケート
形式である場合、アンケート結果は、一般ユーザ端末２
０から通信ネットワーク５０を介して電子メールサービ
スセンタ４０に送信される。電子メールサービスセンタ
４０は、アンケート結果を受け取ると、集計処理を行
い、集計結果を企業ユーザ端末１０に送信する。

【００２０】また、第２に、図１に示す電子メールサー
ビスシステムは、受信メール制限サービスを提供する。

【００２１】電子メールサービスセンタ４０に登録され
た登録ユーザ宛ての電子メールは、電子メールサービス
センタ４０のサーバを経由して登録ユーザに送信され
る。登録ユーザが登録ユーザ端末３０を用い、通信ネッ
トワーク５０を介して電子メールサービスセンタ４０に
受信条件設定を行う。この受信条件設定は、電子メール
を利用し、電子メールサービスセンタ４０端末の電子メ
ールアドレスに送信される。この受信条件設定には、受
信条件（送信者、指定語句の有無等）等が記載されてい
る。

【００２２】電子メールサービスセンタ４０は、受信条
件設定を受け取った後、一般ユーザから登録ユーザ宛て
の電子メールを受信すると、受信条件を満たす場合は、
登録ユーザに電子メール送信を行い、受信条件を満たさ
ない場合は、送信を保留し、サーバ内に格納する。例え
ば、登録ユーザが電子メール受信条件として“本文中に
「携帯電話」を含む”と設定すると、登録ユーザ宛ての
受信電子メールから“携帯電話新製品情報・・・”また
は“・・・事業者別携帯電話比較レポート・・・”等、
本文中に「携帯電話」の文字を含む電子メールのみを登
録ユーザに送信する。

【００２３】次に、電子メールを利用したダイレクトメ
ール送信サービスについて、図３を参照して詳細に説明
する。なお、以降の説明では、通信ネットワーク５０は
インターネットであるとする。

【００２４】図３は、企業等のダイレクトメール依頼者
が電子メールサービスセンタ４０を利用して、ダイレク
トメールを送信する際のフロー図である。

【００２５】まず、ダイレクトメール依頼者が、企業ユ
ーザ端末１０から電子メールサービスセンタ４０の専用
電子メールアドレスに、ダイレクトメール送信条件およ
びアンケート集計期日、集計数等の集計条件をテキスト
ファイルで、アンケート等のダイレクトメールの内容を
添付ファイルで電子メール送信してダイレクトメールの
送信依頼を行う（ステップ３０１）。

【００２６】次に、電子メールサービスセンタ４０は、
ダイレクトメール依頼者からの電子メールを受信する
と、ダイレクトメール送信条件を認識し、格納する（ス
テップ３０２）。また、電子メールサービスセンタ４０
は、データベース４４上の個人情報から上記送信条件に
該当する一般ユーザを検索し（ステップ３０３）、検索
結果に基づいて該当する一般ユーザ端末２０にダイレク
トメールを電子メール送信する（ステップ３０４）。

【００２７】次に、送信条件に該当する一般ユーザは、
電子メールサービスセンタ４０から送信されたダイレク
トメールを一般ユーザ端末２０で受信し（ステップ３０
５）、上記一般ユーザは、アンケートに回答し、電子メ
ールサービスセンタ４０に返信する（ステップ３０
６）。

【００２８】次に、一般ユーザからのアンケート回答を
電子メールサービスセンタ４０が受信する（ステップ３
０７）。ダイレクトメール依頼者が指定した集計条件
（指定期日、指定回答数等）を満たしたところで、電子
メールサービスセンタ４０は、アンケート回答を集計
し、集計結果をまとめる（ステップ３０８）。次に、電
子メールサービスセンタ４０は、集計結果を企業ユーザ
端末１０に送信する（ステップ３０９）。

【００２９】企業ユーザ端末１０は、電子メールサービ
スセンタ４０から送信された集計結果を受信する（ステ
ップ３１０）。

【００３０】次に、ダイレクトメール依頼者が指定した
ダイレクトメールの送信条件および集計条件を電子メー
ルサービスセンタが認識する方法を以下に説明する。

【００３１】送信条件とは、データベース４４上の全一
般ユーザからダイレクトメールを送信すべき一般ユーザ
を抽出する条件である。例えば、年齢（層）、性別、職
業、居住地等である。

【００３２】集計条件とは、ダイレクトメールを用いた
アンケート調査を行う場合の集計方法、集計期日等の条
件である。例えば、集計対象を何月何日〜何月何日とす
る、もしくは集計期限を何月何日までとするといった集
計期日、何通以上の回答を受信したところで集計開始す
るといった集計数であり、集計結果をグラフ表示にす
る、個別データベース化するといった集計方法である。

【００３３】上記条件の認識は、電子メールサービスセ
ンタ４０の中央処理装置４２が行う。中央処理装置４２
は、企業ユーザ端末１０が送信したテキストファイルを
読み込み、文字列検索を行う。検索する文字列とは、例
えば“年齢：”、“性別：”、“集計期日：”等の文字
である。テキストファイル中に該当文字が存在した場
合、“：”以降の記述を送信条件、集計条件として認識
する。

【００３４】例えば、データベース４４上の登録内容が
図４であり、企業ユーザ端末１０から送信されたダイレ
クトメール送信依頼のテキストファイルの内容が下記の
ような内容であるとする。

【００３５】下記条件でダイレクトメールの送信を依頼
します。 ＜送信条件＞ 年齢 ：１８〜３０歳 性別 ：女 居住地：神奈川県 以上。

【００３６】この場合、図４に示す、Ｎｏ．１の氏名Ａ
およびＮｏ．４の氏名Ｄの一般ユーザ端末２０にダイレ
クトメールが送信される。

【００３７】次に、ダイレクトメールを用いてアンケー
ト調査を行う場合の集計方法を以下に説明する。

【００３８】アンケート用の添付ファイルはテキスト形
式とし、質問欄にはアンケート項目毎に１からの通し番
号を付ける。回答欄には、Ｙｅｓ／Ｎｏ等の選択式アン
ケート項目の場合には、選択回答毎に（１）からの通し
番号を付け、記入式アンケート項目の場合には、回答欄
に［ ］記号を設け、［ ］内に回答を記入する。

【００３９】回答内容の認識は、中央処理装置４２が行
う。中央処理装置４２は、一般ユーザ端末２０が送信し
たテキストファイルを読み込み、文字列検索を行う。

【００４０】選択式アンケート項目の場合、各アンケー
ト項目に相当する“１”、“２”、“３”・・・、一般
ユーザの選択回答に相当する“（１）”、“（２）”、
“（３）”・・・を検索文字列とし、アンケート項目毎
の回答を認識する。

【００４１】記入式アンケート項目の場合、各アンケー
ト項目に相当する“１”、“２”、“３”・・・、一般
ユーザの記入回答に相当する“［”、“］”を検索文字
列とし、“［”、“］”で囲まれた文字列を記入回答と
して認識する。

【００４２】集計はアンケート項目毎に行い、アンケー
ト内容がＹｅｓ／Ｎｏ等の二択〜五択の場合は、円グラ
フによる％表示とし、六択以上の場合は、棒グラフによ
る票数表示とする。コメントの場合は、アンケート項目
別に箇条書きにまとめる。また、電子メールアドレスに
基づき全回答者中から年齢別、職種別等の集計結果をま
とめることも可能である。また、集計条件に個別データ
ベース化を指定された場合、一般ユーザ毎に回答内容を
データベース４４としてまとめる。

【００４３】例えば、アンケートとアンケート回答が下
記のような内容であるとすると、 ＜アンケート＞ １．現在、生命保険に加入していますか （１）Ｙｅｓ （２）Ｎｏ ２．現在の保険内容に満足していますか （１）非常に満足している （２）満足している （３）あまり満足していない （４）不満足 ３．現在、興味を持っている保険、保険特約等はありま
すか ［ ］ ＜アンケート回答＞ １．現在、生命保険に加入していますか （１）Ｙｅｓ ２．現在の保険内容に満足していますか （２）満足している ３．現在、興味を持っている保険、保険特約等はありま
すか ［成人病特約、三大疾病特約］ 中央処理装置４２は、アンケート項目１の回答を
（１）、アンケート項目２の回答を（２）、アンケート
項目３の回答を「成人病特約、三大疾病特約」と認識す
る。

【００４４】なお、アンケートを必要としない場合は、
上記ステップ３０１〜ステップ３０４の処理のみを行
う。

【００４５】また、ダイレクトメール送信後、存在しな
い電子メールアドレスに対して不達通知を電子メールサ
ービスセンタ４０が受信する。この場合、中央処理装置
４２は、メールヘッダから不達電子メールアドレスを認
識し、データベース４４上から個人データを削除する。

【００４６】次に、受信メール制限サービスについて、
図５を参照して詳細に説明する。図５は、電子メールサ
ービスシステムの登録ユーザが受信条件を設定した場合
の電子メールの受信動作を説明するフロー図である。

【００４７】まず、電子メールサービスセンタ４０の登
録ユーザは、登録ユーザ端末３０から電子メールサービ
スセンタ４０の専用電子メールアドレスに、受信条件を
テキストファイルで送信する（ステップ５０１）。

【００４８】電子メールサービスセンタ４０は、登録ユ
ーザからの電子メールを受信し、受信条件を格納する
（ステップ５０２）。

【００４９】電子メールサービスセンタ４０は、上記登
録ユーザ宛ての電子メールを受信すると（ステップ５０
３）、上記登録ユーザの格納された受信条件を確認し
（ステップ５０４）、電子メールサービスセンタ４０
は、上記登録ユーザ宛ての受信メールと、登録ユーザの
受信条件とを比較する（ステップ５０５）。

【００５０】電子メールサービスセンタ４０は、登録ユ
ーザ宛ての受信メールが、受信条件を満たす場合は、上
記登録ユーザに電子メール送信する（ステップ５０
６）。受信条件を満たさない場合、送信保留し、メモリ
４３に格納する（ステップ５０７）。

【００５１】上記登録ユーザは、電子メールサービスセ
ンタ４０から送られてくる、受信条件を満たす登録ユー
ザ宛ての電子メールを登録ユーザ端末４０で受信する
（ステップ５０８）。

【００５２】なお、保留されたメールは、一括読出しを
行うことにより受信することができる。

【００５３】次に、登録ユーザの受信条件を電子メール
サービスセンタが認識する方法を以下に説明する。

【００５４】受信条件とは、登録ユーザが自分宛ての電
子メールを受信する際の送信者、送信内容等の条件であ
る。例えば、送信者の電子メールアドレスの＠以降を
“＊＠ｔｏｋ．ｋｙｏ．ｃｏ．ｊｐ”に限定する。ま
た、本文中にユーザが指定する語句を含む／含まない等
である。

【００５５】受信条件の認識は、電子メールサービスセ
ンタ４０の中央処理装置４２が行う。中央処理装置４２
は、登録ユーザ端末３０が送信したテキストファイル中
の“送信者：”、“本文中に〜を含む：”等の文字を検
索し、“：”以降の記述を受信条件として認識する。

【００５６】次に、ステップ５０５における受信メール
と受信条件との比較方法を以下に説明する。

【００５７】受信メールと受信条件の比較は、電子メー
ルサービスセンタ４０の中央処理装置４２が行う。送信
者に条件指定がある場合、中央処理装置４２は、一般ユ
ーザ端末２０から送信された電子メールのメールヘッダ
から送信者を識別し、条件比較を行う。件名および本文
中に指定語句を含む／含まないの条件指定がある場合、
中央処理装置４２は、一般ユーザ端末２０から送信され
た電子メールの件名および本文からユーザ指定語句を検
索し、その有無を判別、条件比較する。

【００５８】次に、この発明の第２の実施の形態につい
て説明する。

【００５９】第１の実施の形態では、アンケート等のダ
イレクトメール本文を添付ファイルで電子メール送信し
たが、第２の実施の形態は、ダイレクトメール本文を添
付ファイルではなく、ダイレクトメール送信条件、集計
条件とともにメール本文に取り込むものである。

【００６０】ダイレクトメール依頼者は、ダイレクトメ
ール送信条件・集計条件とダイレクトメール本文との区
切り部分に電子メールサービスセンタが指定する区切り
マークを入力して、ダイレクトメール送信依頼文書を作
成し、送信する。例えば、区切りマークを“ＤＭＤＭＤ
ＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭ
ＤＭ”とすると、下記のようにダイレクトメール送信依
頼文書作成する。

【００６１】下記条件でダイレクトメール送信依頼しま
す。 ＜送信条件＞ 年齢 ：１８〜３０歳 性別 ：女 居住地：神奈川県 以下はダイレクトメール本文です。 ＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤ
ＭＤＭＤＭＤＭ ＜アンケート＞ １．現在、生命保険に加入していますか （１）Ｙｅｓ （２）Ｎｏ ２．現在の保険内容に満足していますか （１）非常に満足している （２）満足している （３）あまり満足していない （４）不満足 ３．現在、興味を持っている保険、保険特約等はありま
すか ［ ］ 以上。

【００６２】ダイレクトメール送信条件・集計条件とダ
イレクトメール本文の区別は、中央処理装置４２が行
う。中央処理装置４２は、企業ユーザ端末１０が送信し
たテキストファイルを読み込み、文字列検索を行う。検
索文字列は、区切りマーク（上記の例では“ＤＭＤＭＤ
ＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭＤＭ
ＤＭ”）とし、検索文字列以前をダイレクトメール送信
条件・集計条件部分と認識し、区切りマーク以降をダイ
レクトメール本文と認識する。ダイレクトメール送信条
件・集計条件の条件内容認識、およびアンケート回答の
認識等については第１の実施の形態と同様とする。

【００６３】次に、この発明の第３の実施の形態につい
て説明する。

【００６４】第３の実施の形態は、第１および第２の実
施の形態においてテキストファイルで指定したダイレク
トメール送信条件・集計条件、アンケート本文およびア
ンケート回答等を、テキストファイル以外の市販アプリ
ケーションファイルもしくは電子メールサービスセンタ
４０独自のアプリケーションファイルに置き換えるもの
である。

【００６５】上記アプリケーションファイルで作成され
たダイレクトメール送信条件・集計条件等は、電子メー
ルの添付ファイルとして企業ユーザ端末１０から送信さ
れる。電子メールサービスセンタ４０は、企業ユーザが
使用したアプリケーションをファイルの拡張子により識
別し、対応するアプリケーションを用いてファイルを開
く。

【００６６】さらに、アプリケーションの文字列検索機
能を利用し、第１の実施の形態と同様にダイレクトメー
ル送信条件・集計条件等の条件内容の認識を行う。また
は、上記ファイルをテキスト形式に変換し、テキストフ
ァイルとして第１の実施の形態と同様に文字列検索を行
い、ダイレクトメール送信条件・集計条件等の条件内容
の認識を行う。

【００６７】

【発明の効果】以上説明したように、この発明は、ダイ
レクトメール送信依頼により、電子メールサービスセン
タが、一般ユーザの端末にダイレクトメールの自動送信
を行うことにより、ダイレクトメール作成からダイレク
トメール送信までの時間を短縮することができ、また、
ダイレクトメール封入、宛名書き工数削減によりコスト
ダウンを図ることができる。さらに、不達となるダイレ
クトメールを削減することによりコストダウンを図るこ
とができる。

【００６８】また、この発明は、電子メールサービスセ
ンタが、アンケート結果を受信し、集計処理を行うこと
により、アンケート収集からアンケート集計までの時間
を短縮することができる。また、受信する電子メールを
限定することにより通信料を軽減することができる。さ
らに、送信者を限定することによりイタズラメール等の
受信を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の電子メールサービスシステムの第１
の実施の形態を示すシステム構成図である。

【図２】電子メールサービスセンタを説明する構成図で
ある。

【図３】企業等のダイレクトメール依頼者が電子メール
サービスセンタを利用して、ダイレクトメールを送信す
る際のフロー図である。

【図４】データベースの登録内容を示す図である。

【図５】電子メールサービスシステムの登録ユーザが受
信条件を設定した場合の電子メールの受信動作を説明す
るフロー図である。

【符号の説明】

１０ 企業ユーザ端末 ２０ 一般ユーザ端末 ３０ 登録ユーザ端末 ４０ 電子メールサービスセンタ ５０ 通信ネットワーク ４１ 電子メールサーバ ４２ 中央処理装置 ４３ メモリ ４４ データベース １００ バス

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】電子メールに送信先条件を設定してダイレ
   クトメール送信依頼を行う企業ユーザ端末と、 通信ネットワークを介して前記企業ユーザ端末から電子
   メールによりダイレクトメール送信依頼を受け取ると、
   データベースに登録された個人情報から送信先条件に該
   当する一般ユーザを検索し、該当する一般ユーザの端末
   に電子メールでダイレクトメールの自動送信を行う電子
   メールサービスセンタと、を備えることを特徴とする電
   子メールサービスシステム。
2. 【請求項２】前記ダイレクトメールがアンケート形式で
   ある場合には、前記電子メールサービスセンタは、一般
   ユーザの端末から通信ネットワークを介してアンケート
   結果を受信し、集計処理を行い、集計結果を前記企業ユ
   ーザ端末に送信することを特徴とする請求項１に記載の
   電子メールサービスシステム。
3. 【請求項３】前記電子メールサービスセンタに登録され
   たユーザが、通信ネットワークを介して電子メールによ
   り前記電子メールサービスセンタに電子メール受信条件
   の設定を行う登録ユーザ端末を更に備え、 前記電子メールサービスセンタは、電子メール受信条件
   の設定が行われた後、一般ユーザから前記登録されたユ
   ーザ宛ての電子メールを受信すると、受信した電子メー
   ルが、登録されたユーザの電子メール受信条件を満たす
   場合は、前記登録ユーザ端末に前記電子メールの送信を
   行い、電子メール受信条件を満たさない場合は、前記登
   録されたユーザ宛ての電子メールの送信を保留すること
   を特徴とする請求項１または２に記載の電子メールサー
   ビスシステム。
4. 【請求項４】ユーザが、通信ネットワークを介して電子
   メールにより電子メール受信条件の設定を行うユーザ端
   末と、 前記ユーザ端末により電子メール受信条件の設定が行わ
   れた後、一般ユーザから前記ユーザ宛ての電子メールを
   受信すると、受信した電子メールが、前記ユーザの電子
   メール受信条件を満たす場合は、前記ユーザ端末に前記
   電子メールの送信を行い、電子メール受信条件を満たさ
   ない場合は、前記ユーザ宛ての電子メールの送信を保留
   する電子メールサービスセンタと、を備えることを特徴
   とする電子メールサービスシステム。
5. 【請求項５】通信ネットワークを介して企業ユーザ端末
   からダイレクトメール送信依頼を受け取ると、データベ
   ースに登録された個人情報から送信先条件に該当する一
   般ユーザを検索し、該当する一般ユーザの端末に電子メ
   ールでダイレクトメールの自動送信を行い、 前記ダイレクトメールがアンケート形式である場合に
   は、前記一般ユーザの端末から通信ネットワークを介し
   てアンケート結果を受信し、集計処理を行い、集計結果
   を前記企業ユーザ端末に送信することを特徴とする電子
   メールサービス方法。
6. 【請求項６】ユーザにより電子メール受信条件の設定が
   行われた後、一般ユーザの端末から前記ユーザ宛ての電
   子メールを受信すると、受信した電子メールが、前記ユ
   ーザの電子メール受信条件を満たす場合は、前記ユーザ
   の端末に前記電子メールの送信を行い、電子メール受信
   条件を満たさない場合は、前記ユーザ宛ての電子メール
   の送信を保留することを特徴とする電子メールサービス
   方法。