JP2002049423A - 車両用自動走行機構 - Google Patents

車両用自動走行機構

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JP2002049423A
JP2002049423A JP2000266238A JP2000266238A JP2002049423A JP 2002049423 A JP2002049423 A JP 2002049423A JP 2000266238 A JP2000266238 A JP 2000266238A JP 2000266238 A JP2000266238 A JP 2000266238A JP 2002049423 A JP2002049423 A JP 2002049423A
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road
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JP2000266238A
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Hisashi Sasaki
久 佐々木
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 未熟運転や脇見運転によって道路標示の見落
としや車両の通行帯からのはみ出し運転を未然に防止す
るため車両1を路側線8から一定間隔を保ちこれに沿っ
て自動走行させようとするもの。 【解決手段】 車両1の前部外側に進行方向に対して直
角帯状に路面を照射するようにした赤外線投受光器2を
有し、その赤外線反射光3をレンズ4を介して受光素子
板5の受光素子6・6’で受光し、その反射から反射素
材7が塗布された路側線8と車両1との間隔に応じ軌道
修正に必要な制御信号9・9’を出力させ同出力により
車両1を自動走行させるため必要なデータ10を道路標
示11に封入した磁気コイル12に接続するIC集積回
路13に入力しておき車両1の下部に設けたFRIDシ
ステムのリーダー14によって励起し非接触で読み取り
信号処理してコンピュータ15で車速を変える等の制御
を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を路側線から
一定間隔に保ち、これに沿って自動走行させるための自
動走行機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の走行進路自動制御としては
レール・溝・ロープに沿って走る電車やモノレール・ロ
ープウェイ等がある。またフェライトやIDタグ等の磁
気誘導路に沿って走行させるものや、GPSと協調させ
て走行するものがあり更には映像認識装置を利用して車
両や障害物をの所在を検知して走行するものがある。白
線に沿って走行するものではないがライン越えに対して
警告を発する特願平11年375881号公報がある。
速度を制御するものとして管制センター等から直接目視
してコントロールしたり予設定したプログラムに従って
走行するもののほか、GPSと協調させカーブの半径に
応じて速度等を設定し走行させるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
ののうち、レール・溝・ロープに沿って走行する方法は
軌道があって成立するものであり論外である。フェライ
トによる誘導路は感応距離が短く路面のアスファルトの
中にもフェライトが混在し誤動作となる要因も多く車線
中央部に帯状の誘導路を作ることは極めて難しい。ID
タグに座標を入力し、それに沿って走行する方式につい
ては感応距離が数10cmと高いが指向がなく逆に走行
幅に差異を生じたり車速によっては読み取りエラーを生
じ軌道を大きく外れる危険性がある。更には新たにタグ
を点状に敷設した誘導路を作る必要や道路の舗装補修の
都度敷き変えなければならないと言った問題がある。こ
れらと協調させて運用するGPSについても最大約10
mの誤差が生じるシステムや約数10cm以上の誤差が
許されない今日の道路事情、更には日々変化する道路の
変化からこれに頼ることには問題がある。映像処理によ
る自動走行についても現場の勾配・カーブ・対向車線と
追い越し車線との識別、接近車両・カードレール・障害
物等の識別等々まだ多くの問題を有している。路側線越
え等を検知して運転者に警告を発する特願平11年37
5881号公報には路側線に沿って走行させる手段方法
については具体的記載がない。車両の方向制御を安定し
て行うためには予設定したプログラムやGPSに入力さ
れた半径などから画一的に割り出した速度によってコー
ナリングするため外側に飛び出す危険性が有った。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこの様な問
題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、車道の基準となる路側線に沿って車両を安定走行
させ、未熟運転等から生じる危険性を早い段階で検知し
軌道修正するとともに乗員に知らせて衝突事故を未然に
防止しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における車両用自動走行機構は車両1の進行
方向に対して直角帯状に照射するようにした赤外線投受
光器2を装着する。
【0006】その赤外線反射光3をレンズ4を介して受
光素子板5の受光素子6・6’で受けるようにし路面か
らの距離によって異なる感度が一様になるよう調整す
る。
【0007】路側線8から車両1を一定間隔、例えば5
0cmに保持しながら走行させるためには車両1に固定
する赤外線投受光器2の受光素子板5の位置を路側線8
からの赤外線反射光3が受光素子6・6’の中間で受
け、この場合制御信号9・9’いずれも出力しないよう
にする。
【0008】路側線8と車両1の間隔が約35cm以下
0cmの場合は受光素子板5の受光素子6’が感応し、
約65cm以上100cmの場合受光素子6が感応する
ようにし更に感応位置から段階的に制御信号9・9’を
出力するようにする。
【0009】制御信号9・9’は、コンピューター15
を介して回転方向や回転数が変えられるハンドル操作用
変速モーター16を制御し常に車両1と路側線8の間隔
が約50cmに保たれるようにする。
【0010】車両1を安定した姿勢で走行させハンドル
操作用変速モーター16の能力にも対応させるためコー
ナー等にさしかかる前に充分減速しコーナリングを終了
したなら再び加速する必要があり、こうした情報を提供
するため減速可能な手前にある道路標示11に封入した
磁気コイル12に接続するIC集積回路13に必要なデ
ータ10を入力しておく。
【0011】入力するデータ10はコーナリングを始め
るまでの距離・コーナーの半径・コーナー脱出までの距
離・勾配・路面摩擦係数・交通規制内容等をコード化し
て入力しておく。又交差点等では各コーナー毎に路側線
8に沿って自動走行しようとする車両1を制御するため
GPSと協調させ不要な方向変換を避け直進させること
が好ましい。
【0012】路面に固定する道路標示11は金属や地球
磁場の影響を受けにくいものとし通行車両1等にも衝撃
を少なくするため板状の樹脂に封入し車道の表面にホー
ルインアンカー18で固定することが好ましい。
【0013】設置する道路標示11の間隔は万一データ
10の読み取りエラーが生じた場合でも対応できるよう
コーナリング開始距離をそれぞれ変えたものを約100
m間隔で設置し新たなデータ10を読み取った場合、古
いをデータ10はキャンセルするものとする。
【0014】一般道路標示としても利用できるようにす
るため、対象車種・時間帯・曜日・休日・規制内容等を
コード化したデータ10を入力しておく。
【0015】これを読み取った場合車両1に搭載する電
波時計19やコンピュータ15によって処理し該当する
車種か、時間帯か判断し音声20で誘導したりスロット
ルバルブ21等を調整できるようにする。
【0016】例えば速度規制の場合、走行速度計22と
協調させアクセルを踏み込んでも制限速度以上にならな
い。一時停止や横断歩道前では一旦停車するか停止線を
越えないと加速できないとか駐停車禁止場所で一定時間
停止した場合警告を発するといったようにもできる。
【作用】
【0017】発明の形態にもとづき図面を参照して説明
する。図1〜4において、本発明の車両用自動走行機構
を利用する場合は、まず前述した通りそれぞれが固定さ
れていることが前提となる。
【0018】車両1の赤外線投受光器2から照射した赤
外線は、路側線8の反射素材7あるガラスビーズによっ
て回帰反射した赤外線反射光3はレンズ4を通して受光
素子板5の受光素子6・6’に投影され感応する。
【0019】車両1が路側線8と予設定した約50cm
の間隔を保ち並行して走行している場合は受光素子6・
6’いずれも感応せず並進する。
【0020】この場合、道路が左へ湾曲し路側線8も外
側に向かって曲がると車両1と路側線8の間隔が開き受
光素子6が中央部から順次感応し度合いに応じて制御信
号9を出力しコンピュータ15で処理し車両1と路側線
8の間隔が約50cmまで縮むようスピードと間隔に応
じてハンドル17が左へ旋回するように変速モーター1
6が回転し軌道修正して走行する。
【0021】逆に、道路が右に湾曲し路側線8も内側に
向かって曲がると車両1と路側線8の間隔が縮まり受光
素子6’が中央部から順次感応し度合いに応じ制御信号
9’を出力しコンピュータ15で処理し車両1と路側線
8の間隔が約50cmまで開くようスピードと間隔に応
じてハンドル17が右へ旋回するように変速モーター1
6が回転し軌道修正して走行する。
【0022】車両1の速度は道路状況等によってデータ
10化された情報をリーダ14から読み取りコンピュー
タ15で処理して決定するほかGPSと協調させ急なカ
ーブや交差点では手動モードに切り替え又緊急時には手
動操作を優先するように設定する。
【実施例】
【0023】例えば高速道路で約100Km/hで走行
中その先方に半径約100m以下のカーブで上り坂が2
00m続いた場合、この手前約300m手前、200m
手前、100m手前にこのデータ10を入れた道路標示
11を設置してその情報を車両1へ伝達できるようにす
る。
【0024】路側線8に沿って自動走行してきた車両1
はリーダー14でカーブの手前約300mで前記情報を
読み取る(エラーが生じた場合は200m又は100m
手前となる)
【0025】この場合、情報データ10から走行距離計
23と協調させカーブに差しかかる手前でカーブを曲が
り切るためにコンピュータ15処理した安全速度でコー
ナリングを始め車両1を路側線8に沿って自動走行させ
ることができる。
【0026】距離計23と協調させカーブを曲がり切る
とデータ10から加速に転じ元の速度まで回復する。大
まかな道路情報や行き先設定はGPSで、場所によって
違う路面情報は道路標示11から得ることによって安全
確実な走行が可能となる。
【0027】一般道路においても同様な自動走行形態が
可能であるが交差・分岐点も多く、路側線8の急激なカ
ーブや途切れから一様に車両1を路側線8に沿わせて自
動走行させるには問題も残るがGPSによる協調システ
ムや手動優先設定により運転者の運転支援がクリアーで
きる。
【0028】道路標示11のデータ10を読み取ること
によって視覚だけに頼っていた道路標識の読み取りを機
械的に行うことにより現場に対応したより詳細な情報を
得られ安全な速度でコーナリングができる。
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0029】路側線8の反射素材7は既設のものが利用
できるだけでなくフェライトやタグ等の敷設を必要とせ
ず、電波障害や気象条件等に左右されにくい。
【0030】車両1の進行方向位置決めに指向性がある
赤外線反射を利用しており正確な路側線8(ラインマー
カー)に沿っての自動走行が可能である。
【0031】車両1に取りつける赤外線投受光器2は自
発光反射によって路側線8との正確な間隔をキャッチし
度合いによって段階的に制御するため車両1のスマート
な自動走行が可能である。
【0032】これまでの道路標識・道路標示は特願平1
1年375881号公報以外は全て運転者の目視確認に
よって内容を確認し自己の意思を持って車両1を操作し
てきたが道路標示11に入力されたデータ10を非接触
で引き出し直接速度制御などに生かせる。
【0033】特願平11年375881号公報に記載す
る道路標示は非接触無電源で読み取れる特徴を持ってい
るが多くの情報が得られず低速での読み取りが難しい等
の難点がある。本発明の道路標示11は車両1のリーダ
14からの電磁波によって励起されデータ10を送信す
るものであり、多くの情報を車速に関係なく読み取れ道
路標示11側に電源を必要とせず何処へでも手軽に設置
できメンテナンスも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用自動走行機構を車両に取りつけた正面図
である。
【図2】車両用自動走行機構の投受光器の要部断面図で
ある。
【図3】車両用自動走行機構を装備した状態を示す車両
平面図である。
【図4】車両用自動走行機構の道路標示を示す平面図と
制御系統図である。
【符号の説明】
1 車両 2 赤外線投受光器 3 赤外線反射光 4 レンズ 5 受光素子板 6、6’受光素子 7 反射素材 8 路側線 9、9’制御信号 10 データ 11 道路標示 12 磁気コイル 13 IC集積回路 14 リーダー 15 コンピュータ 16 変速モーター 17 ハンドル 18 ホールインアンカー 19 電波時計 20 音声 21 スロットルバルブ 22 走行速度計 23 走行距離計 24 タイヤ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 622 B60R 21/00 622L 626 626C 626E 628 628B G08G 1/00 G08G 1/00 X

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両1の前部外側に進行方向に対して直
    角帯状に路面を照射するようにした赤外線投受光器2を
    有し、その赤外線反射光3をレンズ4を介して受光素子
    板5の受光素子6・6’で受光し、その反射から反射素
    材7が塗布された路側線8と車両1との間隔に応じ軌道
    修正に必要な制御信号9・9’を出力することを特徴と
    する車両用自動走行機構。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載する制御信号9・
    9’の出力により車両1を自動走行させるため必要なデ
    ータ10を道路標示11に封入した磁気コイル12に接
    続するIC集積回路13に入力しておき、車両1の下部
    に設けたFRIDシステムのリーダー14によって励起
    し非接触で読み取り信号処理してコンピューター15で
    車速を変える等の制御を行うことを特徴とする車両用自
    動走行機構。
JP2000266238A 2000-07-31 2000-07-31 車両用自動走行機構 Pending JP2002049423A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196962A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 日野自動車株式会社 バス
CN110134123A (zh) * 2019-04-25 2019-08-16 滨州学院 一种智能电网巡线机器人的控制方法
WO2020048350A1 (zh) * 2018-09-05 2020-03-12 阿里巴巴集团控股有限公司 路况信息处理方法、装置及系统
JP2020082879A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 久 佐々木 運転支援システム

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WO2020048350A1 (zh) * 2018-09-05 2020-03-12 阿里巴巴集团控股有限公司 路况信息处理方法、装置及系统
JP2020082879A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 久 佐々木 運転支援システム
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