JP2002049347A - プラズマディスプレイパネルの駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動装置及び駆動方法

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JP2002049347A
JP2002049347A JP2000234170A JP2000234170A JP2002049347A JP 2002049347 A JP2002049347 A JP 2002049347A JP 2000234170 A JP2000234170 A JP 2000234170A JP 2000234170 A JP2000234170 A JP 2000234170A JP 2002049347 A JP2002049347 A JP 2002049347A
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electrodes
cells
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Hiroyuki Yoshida
裕行 吉田
Minoru Murata
稔 村田
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Kenwood KK
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  • Gas-Filled Discharge Tubes (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】同一のPDPを用いても、見かけ上、より高精
細に表示可能なPDPの駆動装置及び駆動方法を提供す
る。 【解決手段】各カラー画素を構成する3原色のセルが2
行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル上で走査電
極とアドレス電極とが交差し且つ維持電極と前記アドレ
ス電極とが交差しているプラズマディスプレイパネルの
駆動装置において、奇数フィールドでは第h(hは1以
上の整数)行のセルと第h+1行のセルとで構成される
デルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー画
素として駆動し、偶数フィールドでは第h+1行のセル
と第h+2行のセルで構成されるデルタ配列の各カラー
画素を1水平走査線上のカラー画素として駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(以下単にPDPとも記す)の駆動装置及び
駆動方法に関し、特に、PDPにおける見かけ上の表示
解像度を向上させるための駆動装置及び駆動方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図4はデルタ配列を有する一般的なPD
Pの構造を示す図である。図4に示すように、PDPの
パネル400には3種類の電極が配線され、水平方向に
はX電極(維持電極とも言い、発光表示の維持パルス印
加用電極である)401とY電極(走査電極とも言い、
走査パルス印加用電極である)402とが平行に配線さ
れ、垂直方向にはA電極(アドレス電極とも言い、アド
レスパルス印加用電極である)403が配線される。そ
して前記3つの電極が通るセルで放電セル404が形成
される。パネルの複数のX電極(X1、X2、X3、X
4、―――、Xn)は全てが共通に接続され、各サブフ
ィールド期間におけるアドレス期間にはA電極に画像信
号に応じたアドレスパルスを印加すると共にY電極に所
定の走査パルスをY1、Y2、Y3、Y4、―――、Y
nと順次印加し、表示期間にはX電極401とY電極4
02とに発光表示の維持パルスを印加する。
【0003】ところで、カラーPDPの表示解像度は製
造上の種々の問題や駆動装置の問題から、例えば水平1
024カラー画素、垂直768カラー画素のように制限
されている。前記問題としては、赤(R)、緑(G)、
青(B)のセルの微細化に伴なう輝度の低下や、微細化
プロセスの開発や歩留まりの問題がある。PDPでは表
示輝度を上げるには、カラーの1カラー画素を構成する
R、G、Bの各セルの面積を大きくすることが必要であ
り,これがため1枚のPDPに形成するカラー画素の数
は制限を受ける。PDPの表示領域の面積を拡大して発
光効率を向上させる技術はこれまでにいくつか提案され
ているが、図4に示すようなR、G、Bの各セルを三角
状に配列した所謂デルタ配列PDPもその一つである。
【0004】図4はデルタ配列PDPの走査電極Yと維
持電極Xの配置を示す図であるが、各セルを分離するガ
ードバンドは図示が省略されている。図4に示すよう
に、デルタ配列PDPでは、一つのカラー画素を構成す
るR、G、Bのセルは三角形の頂点に夫々配置される。
例えば,R1、B1、G1のセルで一つのカラー画素P
1が形成され、R2、B2、G2のセルで一つのカラー
画素P2が形成され、R3、B3、G3のセルで一つの
カラー画素P3が形成される。R1、B2、G2、R3
のセルは同一行であり、B1、G1、R2、B3、G3の
セルは同一行であり、各カラー画素(P1、P2、P3
など)を形成するR、G、Bの各セルは2行に跨ってデ
ルタ状に配置されている。各セル上では走査電極Yとア
ドレス電極Aとが交差し、且つ維持電極Xとアドレス電
極Aとが交差している。例えばセルB1上では走査電極
Ykとアドレス電極a1とが交差し且つ維持電極Xkと
アドレス電極a1とが交差している。
【0005】前記P1、P2、P3、―――は一つの水
平走査線上にあり、この水平走査線上のカラー画素を発
光させるときは、上からk番目の走査電極Ykとa1、
a2、a3、a4、a5、a6などからなるアドレス電
極Aによって発光させるセルが決められ、例えば走査電
極Ykに係る水平走査線上のカラー画素を発光させると
きには隣接する上下の維持電極Xk−1とXkとに同時
に維持パルスを印加することにより、発光させることが
できる。各サブフィールド期間における表示期間には、
維持電極と走査電極とに、交互に逆極性で維持パルスを
印加する。
【0006】図5はデルタ配列PDPで階調表示をする
ための従来例駆動方法を示す図である。ここでは図4に
示すX電極は全て共通に接続されて駆動される。図5
(a)に示すように、例えば、階調数を2の5乗、即ち
32階調で中間調を表示する場合には、各カラー画素に
ついての1フィールド表示期間(以下単にフィールド期
間とも記す)1F(例えば(1/60)秒(=約16.
7msec))を5つのサブフィールド期間SF1、…
………、SF5に分割し、各サブフィールド期間SF
1、…………、SF5は少なくともアドレス期間APと
表示期間SPとを有し、該表示期間SPに1:2:4:
8:16の比率の重み付けをする。これは各サブフィー
ルド期間の表示期間には重み付けされた数の維持パルス
をPDPのX電極とY電極とに印加して行われ、例えば
2進符号の比の数だけ印加することにより行われる。前
記各サブフィールド期間におけるアドレス期間には、図
4に示すA電極に所定のアドレスパルスが印加される。
即ち、Y電極のY1、Y2、Y3、……、Ynと順次走
査パルスが印加され、各サブフィールド期間における表
示期間には、X電極とY電極とに維持パルスが印加され
て発光すべきカラー画素は全画面で同時に発光する。
【0007】最も発光時間の短いSF1は画像信号のL
SBに対応し、最も発光時間の長いSF5は画像信号の
MSBに対応し、他のサブフィールド期間もそれぞれ画
像信号の各ビットに対応する。アドレス期間APはどの
サブフィールド期間でも同一である。また、各ビットに
対応するサブフィールド期間の表示順番は、単位表示期
間内で例えば、SF1、SF2、SF3、SF4、SF
5と一定の順番となっている。図5の(b)は各アドレ
ス期間にPDPの走査電極(Y電極)に印加する走査パ
ルス500の様子を示し、第1の水平走査線の電極Y1
から第nの水平走査線の電極Ynまで順次走査パルス5
00を印加して一つのアドレス期間が終了する。Apは
PDPのアドレス電極に印加されるアドレスパルス50
1を示し、該アドレスパルスの有無は前記画像信号の諧
調及び色調に応じて決められる。
【0008】前記したように、アドレス期間ではY電極
の上から順番に所定の走査パルス500を時系列的に印
加し、Y電極を上から下まで一度走査することによっ
て、一つのサブフィールド期間のアドレス期間が終了す
る。この走査パルス500に同期してA電極にはカラー
画素情報のアドレスパルス501を色別に印加する。こ
の走査パルスとアドレスパルスが時間的に重なったとき
に放電が生じ、壁電荷を形成して書き込みが行われ、表
示期間に維持パルスを印加することにより発光する。
【0009】図5に示す従来例では、1フィールド表示
期間としては、ノンインターレーステレビジョン信号の
1フレーム期間としても良く、当該フィールド表示期間
と後続するフィールド表示期間とでは、画像信号の変化
に伴なってA電極に印加されるアドレスパルスApは変
化するが、走査電極に印加する走査パルスや、維持電極
と走査電極に印加する維持パルスに関しては、印加する
電極やタイミングは変化しない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】近年には、高密度記録
技術の進歩や大容量記録媒体の低価格化、デジタル化の
進展などにより、高精細度用の画像データが得られ易く
なっている。しかし、前記したようにPDPでは1枚の
PDPに形成できるカラー画素の数が制限されるため
に、そのカラー画素数に応じた解像度より高精細な表示
をPDPで行うことは不可能であった。本発明は前記し
た問題点に鑑みてなされたもので、同一のPDPを駆動
した場合でも、見かけ上、より高精細に表示可能なPD
Pの駆動装置及び駆動方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタルテレ
ビ放送受信装置は前記課題を解決するためになされたも
のであり、第1の発明のプラズマディスプレイパネルの
駆動装置は、複数の走査電極と、複数の維持電極と、前
記走査電極及び維持電極と交差する複数のアドレス電極
とを有するとともに、各カラー画素を構成する3原色の
セルが2行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル上
で前記走査電極と前記アドレス電極とが交差し且つ前記
維持電極と前記アドレス電極とが交差しているプラズマ
ディスプレイパネルの駆動装置において、奇数フィール
ドでは第h(hは1以上の整数)行のセルと第h+1行
のセルとで構成されるデルタ配列の各カラー画素を1水
平走査線上のカラー画素として駆動し、偶数フィールド
では第h+1行のセルと第h+2行のセルで構成される
デルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー画
素として駆動するようにして、各フィールドにおいて、
略全水平走査線を駆動するようにしたプラズマディスプ
レイパネルの駆動装置である。
【0012】本発明のプラズマディスプレイパネル(P
DP)の駆動装置によれば、同一のPDPを駆動した場
合でも、従来の駆動装置で駆動した場合に比して見かけ
上の解像度を向上させることができる。なお、本発明で
は、図4に示すようなPDPの走査電極Y、維持電極X
を、作用上では夫々維持電極、走査電極としても用いる
が、その場合でも本明細書では電極の呼称は変更せずに
走査電極、維持電極のままとして記載している。
【0013】第2の発明のプラズマディスプレイパネル
の駆動装置は、第1の発明のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動装置において、一方のフィールドにおける各サ
ブフィールドのアドレス期間では前記走査電極に走査パ
ルスを印加し、他方のフィールドにおける各サブフィー
ルドのアドレス期間では、前記一方のフィールドにおい
て維持電極として用いた電極に、走査パルスを印加する
ようにしたプラズマディスプレイパネルの駆動装置であ
る。
【0014】本発明によれば、従来の駆動装置では維持
電極として用いていた電極を走査電極としても用いるこ
とにより、PDPのカラー画素数を変更せずに、高い解
像度で表示することができる。
【0015】第3の発明のプラズマディスプレイパネル
の駆動方法は、複数の走査電極と、複数の維持電極と、
前記走査電極及び維持電極と交差する複数のアドレス電
極とを有するとともに、各カラー画素を構成する3原色
のセルが2行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル
上で前記走査電極と前記アドレス電極とが交差し且つ前
記維持電極と前記アドレス電極とが交差しているプラズ
マディスプレイパネルの駆動方法において、奇数フィー
ルドでは第h(hは1以上の整数)行のセルと第h+1
行のセルとで構成されるデルタ配列の各カラー画素を1
水平走査線上のカラー画素として駆動し、偶数フィール
ドでは第h+1行のセルと第h+2行のセルで構成され
るデルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー
画素として駆動するようにして、各フィールドにおい
て、略全水平走査線を駆動するようにしたプラズマディ
スプレイパネルの駆動方法である。
【0016】第4の発明のプラズマディスプレイパネル
の駆動方法は、第3の発明のプラズマディスプレイパネ
ルの駆動方法において、一方のフィールドにおける各サ
ブフィールドのアドレス期間では前記走査電極に走査パ
ルスを印加し、他方のフィールドにおける各サブフィー
ルドのアドレス期間では、前記一方のフィールドにおい
て維持電極として用いた電極に、走査パルスを印加する
ようにしたプラズマディスプレイパネルの駆動方法であ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は上述の問題点に鑑みてな
されたもので、各カラー画素を構成する3原色のセルが
2行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル上で走査
電極とアドレス電極とが交差し且つ維持電極と前記アド
レス電極とが交差しているプラズマディスプレイパネル
の駆動装置において、奇数フィールドでは第h(hは1
以上の整数)行のセルと第h+1行のセルとで構成され
るデルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー
画素として駆動し、偶数フィールドでは第h+1行のセ
ルと第h+2行のセルで構成されるデルタ配列の各カラ
ー画素を1水平走査線上のカラー画素として駆動する。
即ち奇数フィールドでは、第h行と第h+1行の対に対
して同一の走査パルスを同時に与えて駆動し、次は第h
+2行と第h+3行の対、その次は第h+4行と第h+
5行の対を順次駆動するようにして、略全水平走査線を
駆動する。偶数フィールドでは、第h+1行と第h+2
行の対に対して同一の走査パルスを同時に与えて駆動
し、次は第h+3行と第h+4行の対、その次は第h+
5行と第h+6行の対を順次駆動するようにして、略全
水平走査線を駆動する。この駆動方法は、従来の駆動方
法における水平走査線数に対して略2倍の水平走査線数
で駆動することになり、同一のPDPを用いても見かけ
上垂直方向の解像度を増加させるものである。
【0018】以下、本発明によるプラズマディスプレイ
パネルの駆動装置の実施例について図面と共に説明す
る。図1は本発明に係るデルタ配列PDPの走査電極Y
と維持電極Xの駆動方法を示す図であり、プラズマディ
スプレイパネル自体は図4に示すものと同じであり、各
セルを分離するガードバンドは図示が省略されている。
図1において、Y電極(Y1、Y2、Y3、Y4、――
―、Yn)は従来の駆動装置では走査電極として用いら
れていた電極であり、X電極(X1、X2、X3、X
4、―――、Xn)は従来の駆動装置では維持電極とし
て用いられていた電極である。Ykは上からk番目のY
電極であり、上からh行目(Lh)のセルと上からh+
1行目(Lh+1)のセルに走査パルス又は維持パルス
を与える。Xkは上からk番目のX電極であり、Ykと
Yk+1との間に位置し、上からh+1行目(Lh+
1)のセルと上からh+2行目(Lh+2)のセルに走
査パルス又は維持パルスを与える。
【0019】本発明では、例えば奇数フィールドでは、
各サブフィールドにおけるアドレス期間には図1に示す
Y電極を走査電極として用い、Y1、Y2、Y3、Y
4、―――、Ynの順に走査パルスを印加し、表示期間
(発光期間)にはX電極を維持電極として用いる。偶数
フィールドでは、各サブフィールドにおけるアドレス期
間には図1に示すX電極を走査電極として用い、X1、
X2、X3、X4、―――、Xnの順に走査パルスを印
加し、表示期間(発光期間)にはY電極を維持電極とし
て用いる。
【0020】そして、例えば奇数フィールドでは各カラ
ー画素をh番目の行(Lh)にある各色のセルとh+1
番目の行(Lh+1)にある各色のセルとで形成せし
め、LhとLh+1の対に対して、同一の走査パルスを
同時に与える。一方、偶数フィールドでは各カラー画素
をh+1番目の行(Lh+1)にある各色のセルとh+
2番目の行(Lh+2)にある各色のセルとで形成せし
め、Lh+1とLh+2の対に対して、同一の走査パル
スを同時に与える。このように、本発明においては、奇
数フィールドと偶数フィールドとで、各カラー画素を構
成するR、G、Bのセルの組み合わせを変更する。
【0021】図3は本発明に係るPDP駆動装置の一例
を示す図である。図3において、表示セルをマトリクス
状に配置して形成したPDP21では、各カラー画素を
構成するR、G、Bの各セルがデルタ状に配置されてい
る。PDP駆動装置10は、入力された画像データの水
平走査線数を調べる走査線数検出回路9と、PDP21
の表示を制御する制御手段11と、走査電極Y1〜Yn
に走査パルス又は維持パルスを与えて駆動する走査電極
ドライバ13と、維持電極X1〜Xnに走査パルス又は
維持パルスを与えて駆動する維持電極ドライバ15と、
アドレス電極A(a1〜am)に画像データに応じたア
ドレスパルスを与えて駆動するアドレス電極ドライバ1
7と、PDP駆動装置10全体を制御するマイクロプロ
セッサ(以下、MPUとも記す)19とからなる。アド
レス電極に与えるアドレスパルスは、信号処理回路32
によって入力された画像データに応じて生成されて、フ
レームメモリ31に一時格納され、所定のタイミングで
読み出されてアドレス電極ドライバ17に供給される。
【0022】制御手段11は、入力された画像データと
アドレス電極ドライバ17に与えるデータを格納するフ
レームメモリ31と、入力された画像データに対して信
号処理をするする信号処理回路32と、走査パルス及び
維持パルスを生成するドライバ制御回路33とからな
る。水平走査線数検出回路9は入力された画像データの
水平走査線数snを検出して、その結果はMPU19を
介して制御手段11に与えられる。信号処理回路32は
走査線数検出回路9で検出された水平走査線数snとP
DP21の表示カラー画素数に応じた信号処理を行う。
即ち、snが所定値以下の時には図5に示した従来例の
ように駆動するための信号処理が行われ、snが所定値
より大きいときには本発明の駆動方法を適用すべく信号
処理が行われる。また前記snの値とPDP21の水平
走査線数との比が整数にならない場合などに、必要に応
じて水平走査線数の変換を行う。同様にして、ドライバ
制御回路33でも、水平走査線数snの値た態様の走査
パルスと維持パルスが生成される。
【0023】PDP21に与える走査パルスは、例え
ば、奇数フィールドでは、各サブフィールドのアドレス
期間に走査電極ドライバ13からPDP21のY電極に
走査パルスが印加され、発光期間には維持電極ドライバ
15からX電極に維持パルスが印加されると共に、走査
電極ドライバ13からY電極にも維持パルスが与えられ
る。一方偶数フィールドでは、各サブフィールドのアド
レス期間に維持電極ドライバ15からPDP21のX電
極に走査パルスが印加され、発光期間には走査電極ドラ
イバ13からY電極に維持パルスが印加されると共に、
維持電極ドライバ15からX電極にも維持パルスが与え
られる。即ち、偶数フィールドでは、X電極を走査電極
として使用し、Y電極を維持電極として使用する。
【0024】なお、ドライバ制御回路33から走査電極
ドライバ13と維持電極ドライバ15に制御信号を与え
る。この制御信号は、入力される同期データ(垂直同期
信号、水平同期信号、クロック信号、データ同期信号な
ど)を基にして制御手段11内の信号処理回路32で作
られ、ドライバ制御回路33を介して各ドライバに供給
される。また、各表示セルに表示されるデータは、信号
処理回路32がクロック信号及びデータ同期信号に同期
してフレームメモリ31から取り出し、アドレス電極ド
ライバ17に送出して表示セルに表示させる。
【0025】図2は、本発明駆動装置における走査パル
スの印加順を示すタイムチャートであり、一つのサブフ
ィールド期間SF1のアドレス期間のみを示すものであ
る。又、図2の(a)は奇数フィールドにおける走査パ
ルスを示し、図2の(b)は偶数フィールドにおける走
査パルスを示す。また、Y1、Y2、Y3等のY電極の
番号と、X1、X2、X3等のX電極の番号は図1に示
すものと同じであり、Ykのすぐ上の行がXk−1であ
り、すぐ下の行がXkであるとして示してある。そし
て、Y電極Ykに与えられた走査パルスにより、Lhに
形成されている各色のセルとLh+1に形成されている
各色のセルに走査パルスを与える。また、X電極Xkに
与えられた走査パルスにより、Lh+1に形成されてい
る各色のセルとLh+2に形成されている各色のセルに
パルスを与える。
【0026】図2の(a)に示すように、奇数フィール
ドでは、アドレス期間にアドレス電極Aにアドレスパル
スが印加されると共に、走査パルスがY1電極から、Y
2、Y3、Y4、――、Yk、Yk+1、―――Yn−
1、Ynの順に印加され、発光期間には全てのX電極と
全てのY電極に維持パルスが交互に印加される。一方偶
数フィールドでは、アドレス期間にアドレス電極Aにア
ドレスパルスが印加されると共に、走査パルスが、X1
電極から、X2、X3、X4、――、Xk、Xk+1、
―――Xn−1、Xnの順に印加され、発光期間には全
てのY電極と全てのX電極に維持パルスが交互に印加さ
れる。
【0027】なお、水平走査線数検出回路9で、入力さ
れた画像データの水平走査線snが所定値以下の場合
は、制御手段11では、図5に示す従来例の如くにPD
Pを駆動するための信号を生成し、ノンインターレース
走査を行う。この場合は走査パルスは常にY電極だけに
与える。
【0028】以上詳細に説明した如く、本発明のPDP
駆動装置又はPDP駆動方法によれば、デルタ配列のカ
ラー画素を有するPDPを駆動するに際して、1カラー
画素を構成するR、G、Bのセルの組み合わせを奇数フ
ィールドと偶数フィールドとで変更するようにして、水
平走査線の位置を奇数フィールドと偶数フィールドとで
1/2水平走査線分だけ垂直方向にずらすことにより、
従来と同一のPDPを駆動した場合でも、見かけ上の解
像度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデルタ配列PDPの走査電極Yと
維持電極Xの駆動方法を示す図である。
【図2】本発明駆動装置における走査パルスの印加順を
示すタイムチャートである。
【図3】本発明に係るPDP駆動装置の一例を示す図で
ある。
【図4】デルタ配列を有する一般的なPDPの構造を示
す図である。
【図5】デルタ配列PDPで階調表示をするための従来
例駆動方法を示す図である。
【符号の説明】
11 制御手段 13 走査電極ドライバ 15 維持電極ドライバ 17 アドレス電極ドライバ 19 マイクロプロセッサ(MPU) 21 プラズマディスプレイパネル(PDP) 31 フレームメモリ 32 信号処理回路 33 ドライバ制御回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C040 FA01 FA04 GB03 GB14 GF12 GF16 GG02 GG05 LA02 LA08 LA18 MA02 5C080 AA05 BB05 CC03 DD07 EE30 HH02 HH04 HH05 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の走査電極と、複数の維持電極と、前
    記走査電極及び維持電極と交差する複数のアドレス電極
    とを有するとともに、各カラー画素を構成する3原色の
    セルが2行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル上
    で前記走査電極と前記アドレス電極とが交差し且つ前記
    維持電極と前記アドレス電極とが交差しているプラズマ
    ディスプレイパネルの駆動装置において、奇数フィール
    ドでは第h(hは1以上の整数)行のセルと第h+1行
    のセルとで構成されるデルタ配列の各カラー画素を1水
    平走査線上のカラー画素として駆動し、偶数フィールド
    では第h+1行のセルと第h+2行のセルで構成される
    デルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー画
    素として駆動するようにして、各フィールドにおいて、
    略全水平走査線を駆動することを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動装置。
  2. 【請求項2】一方のフィールドにおける各サブフィール
    ドのアドレス期間では前記走査電極に走査パルスを印加
    し、他方のフィールドにおける各サブフィールドのアド
    レス期間では、前記一方のフィールドにおいて維持電極
    として用いた電極に、走査パルスを印加することを特徴
    とする請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの駆
    動装置。
  3. 【請求項3】複数の走査電極と、複数の維持電極と、前
    記走査電極及び維持電極と交差する複数のアドレス電極
    とを有するとともに、各カラー画素を構成する3原色の
    セルが2行に跨ってデルタ状に配列され、前記各セル上
    で前記走査電極と前記アドレス電極とが交差し且つ前記
    維持電極と前記アドレス電極とが交差しているプラズマ
    ディスプレイパネルの駆動方法において、奇数フィール
    ドでは第h(hは1以上の整数)行のセルと第h+1行
    のセルとで構成されるデルタ配列の各カラー画素を1水
    平走査線上のカラー画素として駆動し、偶数フィールド
    では第h+1行のセルと第h+2行のセルで構成される
    デルタ配列の各カラー画素を1水平走査線上のカラー画
    素として駆動するようにして、各フィールドにおいて、
    略全水平走査線を駆動することを特徴とするプラズマデ
    ィスプレイパネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】一方のフィールドでは前記走査電極に走査
    パルスを印加し、他方のフィールドでは前記維持電極に
    走査パルスを印加することを特徴とする請求項3記載の
    プラズマディスプレイパネルの駆動方法。
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