JP2002048895A - 放射性金属の回収方法及びその装置 - Google Patents
放射性金属の回収方法及びその装置Info
- Publication number
- JP2002048895A JP2002048895A JP2000233886A JP2000233886A JP2002048895A JP 2002048895 A JP2002048895 A JP 2002048895A JP 2000233886 A JP2000233886 A JP 2000233886A JP 2000233886 A JP2000233886 A JP 2000233886A JP 2002048895 A JP2002048895 A JP 2002048895A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- nitric acid
- radioactive metal
- aqueous solution
- uranium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
し、放射性金属を溶液として回収し得る。 【解決手段】 硝酸水溶液からなる陰極液11aを貯留
する陰極室11と硝酸銀を含む硝酸水溶液からなる陽極
液12aを貯留する陽極室12とが隔膜10により区画
された電解槽13と、電解槽の陽極室に貯留された硝酸
水溶液を循環パイプ20,21,22を介して循環させ
る循環ポンプ18とを備え、循環パイプ20の途中にウ
ラン等の放射性金属を吸着した不溶性タンニン23dを
充填したカラム23が取外し可能に取付けられた回収装
置である。
Description
とプルトニウム等の放射性金属を含む廃液から放射性金
属を吸着した後、電気化学的手法を用いて放射性金属を
回収する方法及びその装置に関するものである。
和処理を施した後に、凝集沈殿を行い、更に濃縮装置で
濃縮して減容を行っていた。しかしながらこの廃液の処
理方法は廃液の加熱濃縮や凝集添加剤によるウランの除
去などの複雑な工程を要する上、最終的にウランを含む
廃棄物が発生するため更に廃棄物処理が必要であった。
法のひとつとして廃液中の所定の成分を吸着剤に吸着さ
せて処理する方法が知られている。一般的に、この吸着
法を用いた装置は鉛直方向に長い筒体からなるカラムに
吸着剤を充填し、一端からカラムの内部に廃液を流入さ
せることにより廃液の所定の成分をこの吸着剤に吸着さ
せるようになっている。所定の元素を吸着させた後の吸
着剤はカラムから取り出される。吸着剤に吸着した所定
の元素は溶離液により溶離されて回収される。この吸着
法に用いられる吸着剤には廃液中に含まれる金属元素の
種類に応じて様々なものがあるが、アクチノイド元素な
どの放射性金属を吸着する吸着剤として、天然物から抽
出される縮合型タンニン粉末を原料とする不溶性タンニ
ンからなる吸着剤及びこの吸着剤による金属元素の吸着
分離方法が提案されている(特許第3033796
号)。この金属元素の吸着分離方法では、金属元素を吸
着した吸着剤を希鉱酸に添加した後、撹拌し、この吸着
剤から金属元素を脱着している。
て廃液に含まれる金属を吸着させた後、カラム内に溶離
液を流すことにより金属を回収する方法では、金属を溶
離した後の使用済みの吸着剤を処理するためには、焼却
施設が必要となる問題があった。本発明の目的は、使用
済み吸着剤を焼却を行うことなく分解し、放射性金属を
溶液として回収し得る放射性金属の回収方法及びその装
置を提供することにある。
図1及び図2に示すように、硝酸水溶液からなる陰極液
11aを貯留する陰極室11と硝酸銀を含む硝酸水溶液
からなる陽極液12aを貯留する陽極室12とが隔膜1
0により区画された電解槽13と、電解槽13の陽極室
12に貯留された硝酸水溶液12aを循環パイプ20,
21,22を介して循環させる循環ポンプ18とを備
え、循環パイプ20の途中に放射性金属を吸着した不溶
性タンニン23dを充填したカラム23が取外し可能に
取付けられたことを特徴とする放射性金属の回収装置で
ある。請求項1に係る発明では、従来技術における処理
装置に比較して構造を大幅に簡略化することができるた
め、装置の取扱いが容易である。放射性金属を吸着した
不溶性タンニン23dを充填したカラム23が取外し可
能に取付けられているため、カラム23の交換を行うこ
とで簡便に複数のカラムを処理することができる。
明であって、図1に示すように、一端が電解槽13とカ
ラム23の間の循環パイプ20の途中に設けられた分岐
弁20cに接続され、他端がカラム23と循環ポンプ1
8の間に設けられた分岐弁20dに接続され、かつカラ
ム23と並行して設けられたバイパス管路20eを更に
備えた放射性金属の回収装置である。請求項2に係る発
明では、カラム23交換時にバイパス管路20eに硝酸
水溶液が流れるようにしたため、装置を停止することな
く連続運転できる。
明であって、不溶性タンニン23dを充填したカラム2
3に放射性金属を含む廃液をカラムの上部から下部に通
した後に、2価の銀イオンを含む硝酸水溶液をカラムの
下部から上部に通す放射性金属の回収装置である。請求
項3に係る発明では、2価の銀イオンを含む硝酸水溶液
をカラム23の下部23bから上部23aに向って通す
ことにより、不溶性タンニン23dに吸着しているウラ
ンの溶離を容易にする。
係る発明であって、図1に示すように、カラム23が設
けられる循環パイプ20の下流側であって、循環ポンプ
18の上流側に更に中間槽17が設けられ、中間槽17
はカラム23を通過した硝酸水溶液を一時貯留するとと
もに硝酸水溶液に含まれる反応生成ガスを系外へ排出す
るパージガスの導入口17a及び排出口17bを有する
放射性金属の回収装置である。請求項4に係る発明で
は、カラム23が設けられる循環パイプ20の下流側
で、循環ポンプ18の上流側にパージガスの導入口17
a及び排出口17bを有する中間槽17を設けられる。
これにより、カラム内で分解した不活性タンニンの反応
生成ガスが系外へ排出される。
いずれかに係る発明であって、放射性金属がウラン又は
ウランとプルトニウムを含む金属である放射性金属の回
収装置である。請求項6に係る発明は、図1及び図4に
示すように、不溶性タンニン23dを充填したカラム2
3に放射性金属を含む廃液を通して放射性金属を不溶性
タンニン23dに吸着し、2価の銀イオンを含む硝酸水
溶液が循環して通過する循環パイプ20の途中にカラム
23を取外し可能に取付け、カラム23に充填された不
溶性タンニン23dを硝酸水溶液により水溶性タンニン
に解離するとともに2価の銀イオンによりタンニン酸構
造を分解し、放射性金属を回収する方法であって、カラ
ム23に放射性金属を含む廃液をカラム23の上部23
aから下部23bに通し、2価の銀イオンを含む硝酸水
溶液をカラム23の下部23bから上部23aに通すこ
とを特徴とする放射性金属の回収方法である。請求項6
に係る発明では、放射性金属を含む廃液を不溶性タンニ
ン23dに吸着させ、カラム23に充填された不溶性タ
ンニン23dを硝酸水溶液により水溶性タンニンに解離
するとともに2価の銀イオンによりタンニン酸構造を分
解し、放射性金属を溶液状態で回収する。これにより使
用済み吸着剤を廃棄物として発生させることなく放射性
金属を溶液状態で回収できる。2価の銀イオンを含む硝
酸水溶液をカラム23の下部23bから上部23aに向
って通すことにより、不溶性タンニン23dに吸着して
いるウランの溶離を容易にする。
明であって、2価の銀イオンを含む硝酸水溶液が、電解
槽13の陽極室12に供給した硝酸銀を電解反応を行う
ことにより生成される放射性金属の回収方法である。請
求項7に係る発明では、硝酸銀の電解反応により安定し
て2価の銀イオンが生成される。請求項8に係る発明
は、請求項6又は7に係る発明であって、放射性金属が
ウラン又はウランとプルトニウムを含む金属である放射
性金属の回収方法である。
説明する。本発明の回収装置は、図1に示すように、ほ
ぼ密閉された円筒状の単一の電解槽13を有する。この
電解槽13は、図2に示すように、その円筒中央部で隔
膜10により陰極室11と陽極室12とに区画される。
なお、隔膜10としては多孔質アルミナやイオン交換膜
を使用することが好ましい。円板状の陰極14が配置さ
れた陰極室11には硝酸水溶液からなる陰極液11aが
貯えられ、円板状の陽極15が配置された陽極室12に
は硝酸銀(AgNO3)が溶解した硝酸水溶液からなる
陽極液12aが貯えられる。陰極室11及び陽極室12
に貯えられる硝酸水溶液の硝酸濃度はそれぞれ陰極液が
4〜13モル/L、陽極液が4〜8モル/Lが好まし
い。陰極室の硝酸濃度が4モル/L未満であると、水素
が発生する不具合がある。陽極室12には陽極液の排出
口12b及び供給口12cがそれぞれ設けられる。ま
た、電解槽13の陰極室11には陰極液の排出口11b
及び供給口11cがそれぞれ設けられる。図1に示すよ
うに、陰極14及び陽極15には直流電源装置16が接
続される。
極室12に貯留された硝酸銀を含む硝酸水溶液を循環パ
イプ20,21,22を介して循環させる循環ポンプ1
8とを備え、循環パイプ20の途中に放射性金属を吸着
した不溶性タンニン23dを充填したカラム23を取外
し可能に取付けたことにある。不溶性タンニンを充填し
たカラムに通す廃液には、ウラン又はウランとプルトニ
ウム等の放射性金属を含む。このカラム23の取付け
は、2価の銀イオンを含む硝酸水溶液が下部23bから
上部23aへ通るように行われる。この循環パイプ20
のカラム取付け位置前後にはバルブ20a,20bがそ
れぞれ設けられる。また、カラム23と並行してバイパ
ス管路20eが設けられる。このバイパス管路20eの
一端は電解槽13とカラム23の間に循環パイプ20の
途中に設けられた分岐弁20cに接続され、他端はカラ
ム23と中間槽17の間に設けられた分岐弁20dに接
続される。
下流側で、循環ポンプ18の上流側には中間槽17が設
けられる。中間槽17の上部にはパージガスであるN2
ガスの導入口17aと硝酸水溶液に含まれる反応生成ガ
ス及び導入したN2ガスを排出する排出口17bとがそ
れぞれ設けられる。また中間槽17の内部には陽極液1
2aが一時的に貯えられ、かつこの陽極液12aの温度
を検出するための熱電対17cが設けられる。更に中間
槽17の下部には液の排出バルブ17dが設けられる。
中間槽17と循環ポンプ18とを接続する循環パイプ2
1の途中には分岐弁24が設けられ、分岐管24には管
路26を介して陽極液12aを供給する陽極液供給槽2
8が接続される。
をウランを含む廃液を用いて説明する。先ず図4に示す
ように、カラム23に不溶性タンニン23dを充填す
る。即ち、このカラムの中央部23cと下部23bの間
にガラスウール23eを装填し、更にガラスウール23
eの上に不溶性タンニン23dを充填する。カラム23
の上部からウランを含む廃液を導入し、廃液を不溶性タ
ンニン23d中に通過させてウランを不溶性タンニン2
3dに吸着させる。この吸着は廃液が不溶性タンニン2
3dに接触するときに、タンニンの保有するポリフェノ
ール性水酸基が官能基となってウランとキレート化合物
を形成することにより行われる。ウランを吸着した不溶
性タンニン23dを充填したカラム23を硝酸水溶液が
下部23bから上部23aへ通るように循環パイプ20
の途中に取付け、強い硝酸水溶液を通液することによ
り、不溶性タンニン23dの架橋構造を解離しやすくな
る。次いで循環パイプ21の途中に設けられた分岐弁2
4を切替えて管路26を開き、循環ポンプ18を駆動し
て陽極液供給槽28から硝酸銀を含む硝酸水溶液からな
る陽極液12aを供給口12cより陽極室12に注入し
て貯留する。一方、図示しない陰極液供給手段からは硝
酸水溶液からなる陰極液11aを供給口11cより陰極
室11に注入して貯留する。陽極液が所定の液量まで系
内に注入された時点で分岐弁24を切替えて管路26を
閉じる。その後、直流電源装置16により陽極15と陰
極14の間に電位差を与え、かつ循環ポンプ18により
陽極液12aを循環パイプ20,21及び22を通して
循環させる。分解反応を効率的に行う温度は40〜70
℃である。陽極液中のAgNO3が溶解して生成された
1価の銀イオン(Ag+)は電解槽13における電解反
応により下記式(1)に示すように、2価の銀イオン
(Ag2+)になる。
ら上部23aに向ってAg2+を含む硝酸水溶液12aが
流れ、カラム23内の不溶性タンニン23dは強い硝酸
水溶液と接触することにより、タンニンの架橋構造が解
離してタンニンの性質が不溶性から水溶性になり、更に
Ag2+によりタンニン酸の構造そのものが分解する。不
溶性タンニン23dの分解により生じる生成物の殆どが
水とCO 2ガスである。またAg2+を含む硝酸水溶液が
循環ポンプ18によりカラム23に導入されると、上記
不溶性タンニンの分解と同時に不溶性タンニン23dに
吸着していたウランは溶液状態で回収される。不溶性タ
ンニン23dが分解して発生した反応生成ガスは中間槽
17でN2ガスによりパージされ、排出口17bから排
出して系外に取除かれる。Ag2+から変化したAg+を
含む硝酸水溶液は、再び電解槽13に戻される。このよ
うに硝酸水溶液の陽極液は循環ポンプ18により電解槽
13、カラム23、中間槽17、電解槽13を循環し、
硝酸水溶液中のAg+は電解槽13で上記式(1)で示
したように電解反応によって、Ag2+に再生される。
高くなったときには適宜排出バルブ17dを開いて中間
槽17に一時的に貯留されている陽極液12aを系外へ
排出して回収する。中間槽17よりウラン濃度の高い陽
極液12aを排出し回収した後は、排出バルブ17dを
閉じ、循環パイプ21の途中に設けられた分岐管24を
開いて、陽極液供給槽28より新たに陽極液12aを供
給する。放射性金属の回収が終了してカラム23を交換
するときには、先ず循環ポンプ18の運転を止め、循環
パイプ20のカラム取付け位置前後に設けられたバルブ
20a,20bを閉めて陽極液12aの循環を止めた後
にカラムを循環パイプ20から取外すか、又は循環ポン
プ18を運転したまま分岐弁20c、20dをそれぞれ
開いて、陽極液12aを循環パイプ20からバイパス管
路20eへと流路を変更し、次に循環パイプ20のカラ
ム取付け位置前後に設けられたバルブ20a,20bを
閉めた後にカラムを循環パイプ20から取外す。
状としたが、同様の機能を有するのであれば楕円状、角
筒状等であってもよい。また、図1に示すように、回収
装置に中間槽17を設け、この中間槽17が硝酸水溶液
に含まれる反応生成ガスを系外へ排出するパージガスの
導入口17a及び排出口17bを有する形状としたが、
回収装置に中間槽17を設けずに、図3に示すように、
電解槽13にパージガスの導入口11d及び排出口11
eを形成して反応生成ガスを系外へ排出する構造にして
もよい。
擬廃液を用意した。この模擬廃液を20mLの不溶性タ
ンニンを充填したカラムに21.7L供給してウランを
吸着させた。次に、ウランを吸着したカラムを図1に示
す装置に電解液である2価の銀イオンを含む硝酸水溶液
が下部23bから上部23aへ通るように取付けた。電
解液を装置内に循環させて直流電源装置により電位差を
与えることにより電解反応を開始して、カラムに充填さ
れた不溶性タンニンを解離・無機化するとともに不溶性
タンニンに吸着されたウランを溶液状態で回収した。電
解液中に溶解した回収ウラン量を表1に示す。
量は不溶性タンニンに吸着した吸着ウラン量と同量とな
っており、ウランを溶液として回収できることを確認し
た。
溶性タンニンを充填したカラムに放射性金属を含む廃液
を上部から下部に通して放射性金属を不溶性タンニンに
吸着させた後、このカラムに2価の銀イオンを含む硝酸
水溶液を下部から上部に通すことにより、カラム内にお
いて放射性金属を溶解できる。また、放射性金属を吸着
した不溶性タンニンを充填したカラムを取外し可能に取
付けるため、カラムの交換を行うことで簡便に複数のカ
ラムを処理することができる。また、放射性金属を溶液
状態にするとともにカラムに充填された不溶性タンニン
も分解するので、放射性金属を溶液として回収すること
ができ、かつ使用済み吸着剤が発生しない。その結果、
使用済み吸着剤の焼却など大規模な施設が不要となるた
め装置を簡略化でき、コストの大幅な削減も可能とな
る。更に、回収装置にカラムと並行して設けられたバイ
パス管路を更に備えたので、カラム交換時にバイパス管
路に硝酸水溶液が流れるようになり、装置を停止するこ
となく連続運転できる。
解槽の断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】 硝酸水溶液からなる陰極液(11a)を貯留
する陰極室(11)と硝酸銀を含む硝酸水溶液からなる陽極
液(12a)を貯留する陽極室(12)とが隔膜(10)により区画
された電解槽(13)と、 前記電解槽(13)の陽極室(12)に貯留された硝酸水溶液(1
2a)を循環パイプ(20,21,22)を介して循環させる循環ポ
ンプ(18)とを備え、 前記循環パイプ(20)の途中に放射性金属を吸着した不溶
性タンニン(23d)を充填したカラム(23)が取外し可能に
取付けられたことを特徴とする放射性金属の回収装置。 - 【請求項2】 一端が電解槽(13)とカラム(23)の間の循
環パイプ(20)の途中に設けられた分岐弁(20c)に接続さ
れ、他端がカラム(23)と循環ポンプ(18)の間に設けられ
た分岐弁(20d)に接続され、かつカラム(23)と並行して
設けられたバイパス管路(20e)を更に備えた請求項1記
載の放射性金属の回収装置。 - 【請求項3】 不溶性タンニン(23d)を充填したカラム
(23)に放射性金属を含む廃液を前記カラムの上部から下
部に通した後に、2価の銀イオンを含む硝酸水溶液を前
記カラムの下部から上部に通す請求項1記載の放射性金
属の回収装置。 - 【請求項4】 カラム(23)が設けられる循環パイプ(20)
の下流側であって、循環ポンプ(18)の上流側に更に中間
槽(17)が設けられ、前記中間槽(17)は前記カラム(23)を
通過した硝酸水溶液を一時貯留するとともに前記硝酸水
溶液に含まれる反応生成ガスを系外へ排出するパージガ
スの導入口(17a)及び排出口(17b)を有する請求項1又は
2記載の放射性金属の回収装置。 - 【請求項5】 放射性金属がウラン又はウランとプルト
ニウムを含む金属である請求項1ないし4いずれか記載
の放射性金属の回収装置。 - 【請求項6】 不溶性タンニン(23d)を充填したカラム
(23)に放射性金属を含む廃液を通して前記放射性金属を
不溶性タンニン(23d)に吸着し、 2価の銀イオンを含む硝酸水溶液が循環して通過する循
環パイプ(20)の途中に前記カラム(23)を取外し可能に取
付け、 前記カラム(23)に充填された不溶性タンニン(23d)を硝
酸水溶液により水溶性タンニンに解離するとともに前記
2価の銀イオンによりタンニン酸構造を分解し、前記放
射性金属を回収する方法であって、 前記カラム(23)に前記放射性金属を含む廃液を前記カラ
ム(23)の上部(23a)から下部(23b)に通し、2価の銀イオ
ンを含む硝酸水溶液を前記カラム(23)の下部(23b)から
上部(23a)に通すことを特徴とする放射性金属の回収方
法。 - 【請求項7】 2価の銀イオンを含む硝酸水溶液が、電
解槽(13)の陽極室(12)に供給した硝酸銀を電解反応を行
うことにより生成される請求項6記載の放射性金属の回
収方法。 - 【請求項8】 放射性金属がウラン又はウランとプルト
ニウムを含む金属である請求項6又は7記載の放射性金
属の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000233886A JP4441636B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 放射性金属の回収方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000233886A JP4441636B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 放射性金属の回収方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002048895A true JP2002048895A (ja) | 2002-02-15 |
JP4441636B2 JP4441636B2 (ja) | 2010-03-31 |
Family
ID=18726340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000233886A Expired - Fee Related JP4441636B2 (ja) | 2000-08-02 | 2000-08-02 | 放射性金属の回収方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4441636B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339654A (zh) * | 2011-04-19 | 2012-02-01 | 中国原子能科学研究院 | 一种硝酸体系中Ag+催化电解氧化破坏乙酸的方法 |
JP2013124918A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Jgc Corp | 放射性核種で汚染された海水廃液の処理方法 |
-
2000
- 2000-08-02 JP JP2000233886A patent/JP4441636B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102339654A (zh) * | 2011-04-19 | 2012-02-01 | 中国原子能科学研究院 | 一种硝酸体系中Ag+催化电解氧化破坏乙酸的方法 |
JP2013124918A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Jgc Corp | 放射性核種で汚染された海水廃液の処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4441636B2 (ja) | 2010-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8753518B2 (en) | Concentrate treatment system | |
US9336913B2 (en) | Radioactive organic waste treatment method | |
CN107004450B (zh) | 用于从用后的树脂材料中回收放射性核素的方法和装置 | |
JPH039438B2 (ja) | ||
US9283418B2 (en) | Concentrate treatment system | |
US3920403A (en) | Method of desorbing gold from activated carbon | |
CN108257706A (zh) | 一种含铀废水处理方法 | |
CN108766611A (zh) | 强硝酸体系含铀废液的零排放处理装置及其处理方法 | |
JPH0125818B2 (ja) | ||
WO2007123436A1 (fr) | Procédé de transformation de résidus de déchets radioactifs liquides | |
JP2002048895A (ja) | 放射性金属の回収方法及びその装置 | |
JPH07140296A (ja) | 放射性汚染物質を有するキレート剤液の処理方法 | |
US5832393A (en) | Method of treating chelating agent solution containing radioactive contaminants | |
JPH0833490B2 (ja) | 核融合炉の燃料サイクルの廃ガスを汚染除去する方法および装置 | |
US4618428A (en) | Process for recovery of zinc from plating waste solutions | |
JPS6245301A (ja) | 放射性有機溶媒のイオン処理装置 | |
JP7124685B2 (ja) | ジルコニウムの精製方法およびジルコニウム精製装置 | |
JPS61501010A (ja) | 液体浴からの金属の回収方法および装置 | |
El-Nadi et al. | Sorption of uranium and thorium from sulphuric acid using TVEX-PHOR resin | |
CN218100715U (zh) | 一种新型中低水平放射性废金属处理装置 | |
Rao et al. | Separation of cobalt from synthetic intermediate and decontamination radioactive wastes using polyurethane foam | |
RU2716828C1 (ru) | Способ выделения молибдена-99 из топлива растворного реактора и устройство для его осуществления | |
JPH08220291A (ja) | 超臨界流体を抽出媒体とするウラン及び希土類元素の逐次分離法 | |
JP2002303694A (ja) | 硝酸−リン酸トリブチル(tbp)錯体を含む超臨界二酸化炭素を媒体として用いるウラン廃棄物の除染方法 | |
JP6517314B2 (ja) | 放射性廃液の処理方法及び処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060228 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20060303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060228 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070726 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091030 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20091124 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20091209 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |