JP2002045219A - 腕装着用バンド - Google Patents

腕装着用バンド

Info

Publication number
JP2002045219A
JP2002045219A JP2000235862A JP2000235862A JP2002045219A JP 2002045219 A JP2002045219 A JP 2002045219A JP 2000235862 A JP2000235862 A JP 2000235862A JP 2000235862 A JP2000235862 A JP 2000235862A JP 2002045219 A JP2002045219 A JP 2002045219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
band
cross
plate members
equilibrium state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000235862A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Mitamura
元 三田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP2000235862A priority Critical patent/JP2002045219A/ja
Publication of JP2002045219A publication Critical patent/JP2002045219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドとしての機能を損なうことのないコン
ベックスタイプの腕装着用バンドを提供すること。 【解決手段】 腕装着用バンドは、薄板部材21,22
を重ね、その2枚の薄板部材21,22を樹脂等のカバ
ー23によって覆った構造とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、腕装着用バンド
に関し、更に詳しくは、腕時計、PHS(Personal Han
dyphone System)通信端末に代表される腕時計型通信機
器、腕時計型情報機器等の携帯機器のケース本体の一端
側に接続する一端側バンドと、この一端側バンドに対向
するケース本体の他端側に接続する他端側バンドとで腕
に巻きつけて腕に携帯機器を装着させる腕装着用バンド
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、腕時計、PHS(Personal Han
dyphone System)通信端末に代表される腕時計型通信機
器、腕時計型情報機器等の携帯機器を腕に装着するため
の腕装着用バンドとしては、例えば、コンベックスタイ
プと呼ばれるバンドが知られている。
【0003】このコンベックスタイプの腕装着用バンド
は、ステンレス等の金属材料で形成した薄板部材で作ら
れ、幅方向の断面を弓形形状とし、長さ方向の断面を直
線形状とする帯状平衡状態(雨樋形状)と、この帯状平
衡状態から内側に曲げて幅方向の断面を直線形状とし、
長さ方向の断面を円弧形状とする円弧状平衡状態とに弾
性変形する性質を持っている。
【0004】そして、このコンベックスタイプの腕装着
用バンドは、1本の薄板部材上に携帯機器のケース本体
を載せるようにして、そのケース本体の対する両端(以
下、「6時側」および「12時側」と呼ぶ。)に接続し
て、腕装着用バンドとして機能するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、PHS(Person
al Handyphone System)通信端末に代表される腕時計型
通信機器、腕時計型情報機器等の携帯機器を腕に装着す
るためには、腕への巻き付け強度の強い腕装着用バンド
が要求される。このため、従来のコンベックスタイプの
腕装着用バンドでは、強い強度に応えるために、薄板部
材を厚く成形して、円弧状平衡状態から帯状平衡状態に
形状変化させ難くする必要があった。
【0006】しかし、薄板部材を厚く成形したコンベッ
クスタイプの腕装着用バンドでは、円弧状平衡状態から
帯状平衡状態に弾性変形させて変態させる方向とは逆向
き(以下「逆曲げ方向」という。)に力を加えた場合に
は、薄く成形した薄板部材の場合に比べて逆曲げ方向の
弾性変形可能な範囲が小さく塑性変形し易く、バンドと
しての機能を損ない易い問題点がある。
【0007】そこで、この発明は、上記に鑑みてなされ
たものであって、腕への巻き付け強度の強く、逆曲げ方
向に塑性変形し難いコンベックスタイプの腕装着用バン
ドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る腕装着用バンドは、幅方向の断面を
弓形形状とし、長さ方向の断面を直線形状とする帯状平
衡状態と、この帯状平衡状態から内側に曲げて幅方向の
断面を直線形状とし、長さ方向の断面を円弧形状とする
円弧状平衡状態とに弾性変形する薄板部材を携帯機器の
ケース本体に取り付け、前記円弧状平衡状態時に前記薄
板部材を腕に巻きつけて携帯機器を装着させる腕装着用
バンド(これを「コンベックスタイプの腕装着用バン
ド」と呼ぶ。)において、互いが接触面で滑るようにし
た前記薄板部材を2枚以上重ねたこと構成上の特徴とす
る。なお、帯状平衡状態−円弧状平衡状態間の相互の弾
性変形による形状の変化を変態と呼ぶことにする。
【0009】これによって、帯状平衡状態から円弧状平
衡状態への変態の場合(腕への巻き付けの場合)には、
外側の薄板部材がケース本体側、内側の薄板部材がその
反対側に向けて滑りながら相対運動する。また、円弧状
平衡状態から帯状平衡状態への変態の場合(腕から外す
場合)には、内側の薄板部材がケース本体側、外側の薄
板部材がその反対側に向けて滑りながら相対運動する。
【0010】また、本発明に係る腕装着用バンドは、さ
らに、前記薄板部材の間に、スペーサーを配置したこと
を構成上の特徴とする。これによって、薄板部材同士
が、互いにさらに滑りやすくなる。
【0011】また、本発明に係る腕装着用バンドは、さ
らに、前記薄板部材の間に、スペーサーの厚さよりも薄
い電線部材を配線したことを構成上の特徴とする。
【0012】また、本発明に係る腕装着用バンドは、さ
らに、前記薄板部材の間に、スペーサーの厚さよりも薄
い各種電子部品を配置したことを構成上の特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、この実施の形
態では、腕時計型通信機器のPHS(Personal Handyph
one System)通信端末に使用する腕装着用バンドを例に
説明する。図1は、この発明の実施の形態を示す腕時計
型PHS通信端末の外観図である。図2は、この発明の
実施の形態を示す腕装着用バンドの幅方向の断面図であ
る。図3は、この発明の実施の形態を示す腕装着用バン
ドの幅方向の断面図である。
【0014】図1において、この腕時計型PHS通信端
末100は、PHS通信端末本体10と、このPHS通
信端末本体10の12時側と6時側とにリング状に接続
される腕装着用バンド20とで構成される。前記PHS
通信端末本体10は、図示しない表示パネル保護用のガ
ラス板11と操作用カーソル12とを外装し、LCD等
の表示パネル、アンテナ、基板、スピーカー、マイク、
電池等の図示しない各部品を内蔵している。
【0015】前記腕装着用バンド20は、PHS通信端
末本体10を上に載せて6時側および12時側から延ば
すように接続するコンベックスタイプのバンドである。
このコンベックスタイプの腕装着用バンド20は、幅方
向の断面を弓形形状(図2参照)とし、長さ方向の断面
を直線形状とする帯状平衡状態と、この帯状平衡状態か
ら内側に曲げて幅方向の断面を直線形状(図3参照)と
し、長さ方向の断面を円弧形状とする円弧状平衡状態と
に弾性変形する薄板部材21,22を重ね、その2枚の
薄板部材21,22を樹脂等のカバー23によって覆っ
た構造である。
【0016】図4は、この発明の実施の形態を示す腕装
着用バンドの長さ方向の断面図である。なお、図中、右
側をPHS通信端末本体10側(図1参照)とする。こ
の腕装着用バンド20は、腕への巻き付けるときには図
中矢印A方向に曲がり、外側の薄板部材21がケース本
体側(図中右側)、内側の薄板部材22がその反対側
(図中左側)に向けて滑りながら相対運動する。また、
腕から外すときには図中矢印A方向逆向きに曲がり、内
側の薄板部材22がケース本体側(図中右側)、外側の
薄板部材21がその反対側(図中右側)に向けて滑りな
がら相対運動する。
【0017】このため、この腕装着用バンド20は、腕
に巻き付けている場合は、薄板部材が1枚のときより強
度が強くすることができるとともに、単に厚く成形した
薄板部材よりも逆曲げ時に塑性変形し難くなる効果が得
られる。したがって、この発明に係る腕装着用バンドで
は、バンドとしての機能を損なうこともなくなる。
【0018】図5は、この発明の実施の形態を示す他の
例の腕装着用バンドの幅方向の断面図である。この他の
例の腕装着用バンド20は、幅方向の断面を弓形形状と
し、長さ方向の断面を直線形状とする帯状平衡状態と、
この帯状平衡状態から内側に曲げて幅方向の断面を直線
形状とし、長さ方向の断面を円弧形状とする円弧状平衡
状態とに弾性変形する薄板部材21,22を2枚重ね、
その2枚の薄板部材21,22を樹脂等のカバー23に
よって覆い、各薄板部材21,22の間にスペーサー2
4を配置した構造である。このスペーサー24は、薄板
部材21,22同士の接触面での滑りより、滑らかに薄
板部材21,22を相対運動させることができる効果が
得られる。
【0019】図6は、この発明の実施の形態を示す別の
例の腕装着用バンドの幅方向の断面図である。この別の
例の腕装着用バンド20は、幅方向の断面を弓形形状と
し、長さ方向の断面を直線形状とする帯状平衡状態と、
この帯状平衡状態から内側に曲げて幅方向の断面を直線
形状とし、長さ方向の断面を円弧形状とする円弧状平衡
状態とに弾性変形する薄板部材21,22を2枚重ね、
その2枚の薄板部材21,22を樹脂等のカバー23に
よって覆い、各薄板部材21,22の間にスペーサー2
4を配置し、さらに、各薄板部材21,22の間に、ス
ペーサー24の厚さよりも薄い電線部材25を配線した
構造である。この電線部材25は、腕装着用バンド20
自体にマイクやスピーカー等の電子部品を取り付けた場
合に、PHS通信端末本体10(図1参照)の図示しな
いCPUや電源等の電子部品と、そのマイクやスピーカ
ー等の電子部品を電気的に接続することができる効果が
得られる。
【0020】なお、上記実施の形態では、薄板部材を2
枚重ねた場合としたが、3枚以上であってもよい。ま
た、前記薄板部材の間には、さらに、スペーサーの厚さ
よりも薄いスピーカー等の各種電子部品を配置してもよ
い。また、上記実施の形態では、2枚以上重ねた薄板部
材をPHS通信端末本体10の上に載せるようにして取
り付ける場合を説明したが、2枚以上重ねた二つの薄板
部材をPHS通信端末本体の6時側および12時側にそ
れぞれ取り付けるようにしてもよい。また、上記実施の
形態では、腕時計型通信機器のPHS通信端末に使用す
る腕装着用バンドを例に説明したが、その他の腕時計型
通信機器、腕時計、腕時計型情報機器等のその他の携帯
機器にも腕装着用バンドを同様に構成し、動作させるこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、2枚
以上の薄体部材を重ねて腕装着用バンドとしたため、腕
に巻き付けている場合は、薄板部材が1枚のときより強
度が強くすることができるとともに、単に厚く成形した
薄板部材よりも逆曲げ時に塑性変形し難くなる効果が得
られる。したがって、この発明に係る腕装着用バンドで
は、バンドとしての機能を損なうこともなくなる。
【0022】本発明では、薄板部材同士の接触面での滑
りより、滑らかに薄板部材21,22を相対運動させる
ことができる効果が得られる。
【0023】本発明では、腕装着用バンド自体にマイク
やスピーカー等の電子部品を取り付けても、そのマイク
やスピーカー等の電子部品をケース本体に内蔵するCP
Uや電源等の電子部品と電気的に接続することができる
効果が得られる。
【0024】本発明では、前記薄板部材同士の間にスピ
ーカー等の電子部品を配置することができるため、薄板
部材の露出面側に取り付けるよりもスペースをより有効
に使えるため、小型化に適したものとなる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す腕時計型PHS通
信端末の外観図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す腕装着用バンドの
幅方向の断面図である。
【図3】この発明の実施の形態を示す腕装着用バンドの
幅方向の断面図である。
【図4】この発明の実施の形態を示す腕装着用バンドの
長さ方向の断面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す他の例の腕装着用
バンドの幅方向の断面図である。
【図6】この発明の実施の形態を示す別の例の腕装着用
バンドの幅方向の断面図である。
【符号の説明】
100 腕時計型PHS通信端末 10 PHS通信端末本体 11 ガラス板 12 操作用カーソル 20 腕装着用バンド 21 薄板部材 22 薄板部材 23 カバー 24 スペーサー 25 電線部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向の断面を弓形形状とし、長さ方向
    の断面を直線形状とする帯状平衡状態と、 この帯状平衡状態から内側に曲げて幅方向の断面を直線
    形状とし、長さ方向の断面を円弧形状とする円弧状平衡
    状態と、 に弾性変形する薄板部材を、 携帯機器のケース本体に取り付け、 前記円弧状平衡状態時に前記薄板部材を腕に巻きつけて
    携帯機器を装着させる腕装着用バンドにおいて、 互いが接触面で滑るようにした前記薄板部材を2枚以上
    重ねたことを特徴とする腕装着用バンド。
  2. 【請求項2】 さらに、前記薄板部材の間に、スペーサ
    ーを配置したことを特徴とする請求項1に記載の腕装着
    用バンド。
  3. 【請求項3】 さらに、前記薄板部材の間に、スペーサ
    ーの厚さよりも薄い電線部材を配線したことを特徴とす
    る請求項2に記載の腕装着用バンド。
  4. 【請求項4】 さらに、前記薄板部材の間に、スペーサ
    ーの厚さよりも薄い各種電子部品を配置したことを特徴
    とする請求項3に記載の腕装着用バンド。
JP2000235862A 2000-08-03 2000-08-03 腕装着用バンド Pending JP2002045219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000235862A JP2002045219A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 腕装着用バンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000235862A JP2002045219A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 腕装着用バンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002045219A true JP2002045219A (ja) 2002-02-12

Family

ID=18728002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000235862A Pending JP2002045219A (ja) 2000-08-03 2000-08-03 腕装着用バンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002045219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106914A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Sanokikou Co Ltd バンド装置
JP2021068468A (ja) * 2013-11-15 2021-04-30 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013106914A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Sanokikou Co Ltd バンド装置
JP2021068468A (ja) * 2013-11-15 2021-04-30 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
US11347263B2 (en) 2013-11-15 2022-05-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Electronic device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5696518A (en) Antenna device integrally fixed to portable electronic appliance
US7061439B1 (en) Antenna, watch provided with the antenna, and method of manufacturing the antenna
CN208523936U (zh) 一种穿戴设备
JP6376355B2 (ja) ウェアラブル機器
JP2002045219A (ja) 腕装着用バンド
US9501043B2 (en) Flexible portable electronic device
CN113473327A (zh) 扬声器和电子设备
KR101051537B1 (ko) 휴대용 단말기의 내장형 글래스 안테나 장치
JP2002142814A (ja) 電子機器
JP2006284235A (ja) 腕装着型の電子機器
JP2002045216A (ja) 腕装着用バンド
JP2013134168A (ja) 通信機能付き電子機器
JP2001252109A (ja) 携帯機器の腕装着用バンド
KR20030017915A (ko) 휴대폰용 안테나 접속장치
JP2005026129A (ja) スイッチ用接点バネ
CN216287361U (zh) 穿戴终端组件和穿戴电子设备
JP2002045218A (ja) 腕装着用バンド
JP2009188855A (ja) アンテナおよびそのアンテナの実装構造
JP7423941B2 (ja) 電子機器
JP2004028834A (ja) 電子機器
JP7145451B2 (ja) ウェアラブル端末
CN209767621U (zh) 保护壳以及电子设备
JP2501054Y2 (ja) 時計エレメントの接続構造
JPH02142501A (ja) アンテナ付き携帯時計用バンド
JP6043258B2 (ja) 携帯機器装着用バンドおよび携帯機器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040303