JPH02142501A - アンテナ付き携帯時計用バンド - Google Patents

アンテナ付き携帯時計用バンド

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JPH02142501A
JPH02142501A JP63297689A JP29768988A JPH02142501A JP H02142501 A JPH02142501 A JP H02142501A JP 63297689 A JP63297689 A JP 63297689A JP 29768988 A JP29768988 A JP 29768988A JP H02142501 A JPH02142501 A JP H02142501A
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JP
Japan
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band
conductive
thin plate
antenna
clasp
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JP63297689A
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English (en)
Inventor
Shigeru Matsui
茂 松井
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、通信電波を送受信する機能を付加したアンテ
ナ付き携帯時計用バンドに関する。
[発明の概要] 本発明は、携帯時計に送受信機能を付加して、情報交換
をしようとする際必要となる送受信用アンテナに関し、
携帯用合成樹脂製バンドにアンテナを一体的に形成し、
中留めを介してループ状アンテナを構成したアンテナ付
き携帯時計用バンドに関する。
[従来の技術] 従来の携帯時計用アンテナは、 ■実開昭58−10086の様にフェライトバーアンテ
ナが時計バンドの各バンドエレメントに内装されている
構成のもの ■実開昭61−26307の様に長さ方向に凹溝を形成
した腕時計バンドと、該腕時計バンドの凹溝の形状に適
合するアンテナ素子とからなる該アンテナ素手を前記腕
時計バンドとが一体のバネピンで腕時計側に設けたバネ
ピン支持部に係止される構成のもの ■実開昭58−8194の様に複数巻したループアンテ
ナをバンドと一体に構成し、かつ電子時計の外装ケース
内に同調コイルを設け、前記同調コイルの一時側をタッ
プダウンして、前記ループアンテナに接続した電子時計
のアンテナ装置■実開昭58−10090の様にループ
アンテナをバンド部前周に渡り配置し、バーアンテナを
時計ケース内に配置するもの 等々の構成であった。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前述の種々の従来技術では、 ■実開昭58−8194、実開昭58−10090の様
に所定の形状、長さのループアンテナをバンド本体に組
み込むことは、携帯時計の特性である腕の太さに合わせ
た長さ調整ができない、ケース本体との接続をとる必要
上バンド部とケースは一体的に構成するために、接続を
保つ状態での加工技術が難しい、バンド互換性が確保で
きない。
■実開昭58−10086の場合のようにフェライトバ
ーアンテナをバンド各エレメントに挿入成形して導通を
とることは、バンド成形状、バンドとしての携帯性、耐
久性、互換性等あらゆる面からみて、実現性が少ない。
■実開昭61−26307の様にバンド本体内にアンテ
ナ素子を構成した場合は、使用時その操作をするための
構造的耐久力の不足、わずられしさ、携帯時の安全性、
特に人混みで使用する場合の安全性等に問題を有する。
そこで本発明はこの様な課題を解決するもので、その目
的とするところは、携帯時計としてのバンドの特性、品
質、機能、アフターサービス性を有するとともに、送受
信用ループ状アンテナとしての特性をも兼ね備え、かつ
携帯時の長さ調整が容易なアンテナ付き携帯時計用バン
ドを提供するところにある。
[課題を解決するための手段] 本発明のアンテナ付き携帯時計用バンドは、導電性金属
薄板が一体的蚤;形成されるとともに合成樹脂からなる
バンドと、前記バンドに取着され、かつ前記導電性金属
薄板と導接され電気的に導通可能となる導電性中留めと
を有し、前記バンドと前記導電性中留めとがループ状ア
ンテナの機能を有することを特徴とする。
また、前記導電性金属薄板は前記バンドに内股され、か
つ前記導電性中留めと導接する部分の形状が凹凸状に形
成されるとともに、前記凹凸状の一部が前記バンドの表
面に露出され、前記バンドと前記導電性中留めとが電気
的導通が可能となることを特徴とする。
また、前記導電性金属薄板は前記バンドに内股され、か
つ前記導電性金属薄板と前記導電性中留めとの間に導電
性部材からなる導通駒を介在させることにより、導電性
金属薄板と導電性中留めとは導接され、前記バンドと前
記導電性中留めとが電気的導通が可能となることを特徴
とする。
また、前記導電性金属薄板の表面に金、銀、ロジウム、
パラジウム、ニッケル等の表面処理を一層もしくは二層
以上構成したことを特徴とする。
また、前記導電性金属薄板が前記バンドの表面に露出し
た部分、及び前記導電性中留めの外面に絶縁層を構成し
たことを特徴とする。
[実施例] 実施例1 第1図は本発明の実施例における組み立て断面図であっ
て、第2図に於けるA−A断面を示し、第2図は、外装
ケースに合成樹脂製バンドを取り付けた状態を示す部分
平面図である。
第1図、第2図に於て1.11は外装ケース、10はム
ーブメント、2.12は合成樹脂製バンドを外装ケース
1.11に取り付けるためのエンドピース、3.13は
ムーブメントへ導通を取るための端子、4.14はエン
ドピース2.12を外装ケース1.11に固定するため
の固定ネジ、5は内部にインサート成形された導電性金
属薄板を有する6時側の合成樹脂製バンド6.16、及
び12時側の合成樹脂製バンド7.17をエンドピース
2.12に固定するための固定ネジ、8はスライド式中
留め、9は12時側の合成樹脂製バンド7を中留め8に
係合させるためのフック金具である。
本発明の構成概要は、ケース1.11と、前記ケースに
配設されるムーブメント10と、前記ケース1.11の
側壁に貫通して配設され前記ムーブメント10に接続さ
れる複数の導通端子3.13と、前記ケース1.11の
側壁に固定されるとともに前記導通端子3.13が係合
される複数のエンドピース2.12と、前記一方のエン
ドピース2.12に取着され合成樹脂からなるバンド7
゜17と、前記他方のエンドピース2.12に取着され
合成樹脂からなるバンド6.16と、前記バンド7.1
7に固定されるフック金具9と、前記バンド6.16に
移動可能に取着されるとともに前記フック金具9と係合
固着される中留め8とから成り、前記バンド7は電気的
に導通可能な金属薄板7aと一体的に形成され、かつ前
記導電製金属薄板7aの一方の端に前記フック金具9に
導通可能に固定され、また前記バンド6は電気的に導通
可能な金属薄板6aと一体的に形成され、かつ前記導電
性金属薄板6aの一方の端に前記中留め8が導通可能に
固定され、前記金属薄板7aと中留め8と前記金属薄板
6aとが前記ムーブメント10に対してループ状アンテ
ナの機能を有するよう構成されている。
以下実施例に添って詳細な説明をする。
外装ケース1.11は、内側にはムーブメント10が配
設できるよう形成し、外側面に型模様、塗装、文字印刷
等のデザイン的な処理を施すと共に、表面見切り上側(
こガラス、ケース下面側に裏蓋を構成して機密性を持た
せるとともに、2力所以上の外部操作用ボタンを構成し
て、携帯用時計としての性能、機能、品質を有する合成
樹脂製ケースである。
2.12は非磁性でかつ導電性の高いステンレス、銅、
ベリリウム銅、リン青銅、アルミニウム、金、銀、パラ
ジウム等の導電性金属、非金属又は貴金属で、表面には
耐食性、導電性品質を向上させるために、電解、無電解
法による金、銀、パラジウム、ロジウム、ニッケル等の
表面処理がIWlもしくは2層以上構成せしめた外装ケ
ースに合成樹脂製バンドを係止させるためのエンドピー
スであり、そのエンドピース2.12の2a、12a部
にはムーブメント10との接続を取るためのエンドピー
スと同様の材質、同様の処理からなる導通端子3.13
が12時側、6時側に各々1カ所以上打ち込み、ろう付
、かじの等により係合固着されるとともに、外装ケース
1.11に係合固着させるためのネジ止め用穴2b、1
2bが12時側、6時側に各々2力所以上構成されてい
る。このとき、導通端子3.13はエンドピース2.1
2と一体的に構成してムーブメント10との導通が取れ
るようにしてもよい。
6時側用合成樹脂製バンド6.16は全長9゜から13
0 m、 mの範囲にあるポリウレタンゴム、塩化ビニ
ール、ポリエステルエラスト−等の合成樹脂からなり、
その内部にバンド外形より小さく、バンド外形と相似形
もしくは同一幅の形状をした導電性金属薄板6a、16
aをインサート成形した構成となっている。材質は非磁
性でかつ導電性の高いステンレス、銅、ベリリウム鋼、
りん青銅、アルミニウム、金、銀、パラジウム等の金属
、非金属又は貴金属及びそれらの合金からなり、表面に
は耐食性、導電性品質を向上させるために、電解、無電
解法による金、銀、パラジウム、ロジウム、ニッケル等
の表面処理が111もしくは211以上構成せしめであ
る。この際、耐食性の優れたステンレスのように表面処
理を施さずそのままの状態で使用する場合もある。
さらに、導電性金属薄板6a、16aの断面形状は、エ
ンドピース2.12、及び中留め8との導通を取る必要
から6C部のようにその一部がバンド6.16の裏面側
に露出しており、特に中留め8を係止する端は、腕太さ
に合わせ長さ調整を行なっても同等の導通が得られるよ
う複数カ所が露出している。バンド6.16に中留め8
を係止後、他方の端には金属露出側よりエンドピース2
゜12を複数本のセルフタッピングネジ5等でネジ止め
係止しておく。さらにバンド6.16の表面側には、型
模様、表面仕上げ、塗装、印刷等デザイン的処理を施す
一方、裏側にはスライド式中留め8の固定位置決めをし
易くするためのアジャスト用溝、バンドの屈曲性を向上
させるための肉逃がし、及び原料節約等々の目的で溝部
6b、16bを襄全面にわたり等間隔をもって設置せし
めである。
前記中留め8の構成は、前述の導電性金属薄板6a、1
6aと同様の材質、同様の表面処理を施した部材からな
り、板厚は0.4から1mmの薄板を曲げ加工、プレス
加工により成形した板部材部と、外径が1から3mmの
棒材を切削段挽加工した棒状部材とから構成されている
。構成の詳細は、押え板固定風8Cは偏心突出部8c=
を有し、回転軸8eを中心に自由に回転する、押え板8
hは押え板固定風8Cの偏心量以上の上下動をする、上
M 8 aには上蓋固定爪8bを溶接、ろう付は等で永
久固着され、回転軸8fを中心に90度以上の回転作動
をする(第1図の想像線状態)、アジャスト位置決め突
起8gは前述バンド6.16の裏面に設置した溝部形状
6b、16bと相似形であり、該溝部6b全周に0.1
mm以上の隙間を持ち、突出量は1mm以下である、等
々の構成からなる。
次に中留め8部の作動については、押え板固定風8Cは
フリー状態としく第1図の想像線状態)、中留め8の低
部81と押え板8hとの隙間に6時側合成樹脂製バンド
6.16の金属露出部が多い側を中留め8の底面81側
に向けて挿入し、腕太さに合う所定の位置でバンド6.
16のアジャスト溝6b、16bと、中留めアジャスト
突起8gを合わせ、押え板固定風の8Cの偏心量を利用
し、押え板8hを介して中留め本体の底部81との間に
挟み込み、締め付は係止する。中留め固定位置を変更し
たい場合は、押え板固定風8Cをこして起こし、前述と
同じ操作を行なう。上M8aは、後述の12時側合成樹
脂製バンド7.17の一方の端に係止した引っかけ用フ
ック金具9を、固定ビン8dに引っかけた後、上蓋固定
爪8bのスナツプ性を利用し、上蓋の固定とフック金具
9のがたつきを無くす作用を同時に行なう。このとき固
定ビン8dは、中留め本体8との係合にがたが生じると
アンテナ特性を減退させるため、ろう付け、かしめ等の
方法により、中留め本体8に永久固着しである。
12時側合成樹脂製バンド7.17は、前記6時側合成
樹脂製バンド6.16とほぼ同様の構成となっているが
、相違点はバンド全長が50から90mmの範囲にある
、バンド裏面への金属露出部は両端に各1カ所、計2カ
所である、外装ケース1.11へ係止する他方の端部に
、引っかけ用フック金具9がネジ止め係止されている等
の点が異なる。
引っかけ用フック金具9は、前記中留めと同様の導電性
金属部材からなり、板厚0.4から1mmの薄板を曲げ
加工により成形した板状部材である。バンド7.17の
端部が挿入係合可能な口字形状部及び、口字形の9b面
部に複数カ所設置した固定ネジ10の逃げ穴を有する。
中留め8の固定ビン8dに引っかけるためのフック部と
から構成されている。12時側合成樹脂製製バンド7゜
17の外装ケース1.11に係止させる他方の端を引っ
かけ用フック金具9の口字形状部に金属露出側が前記固
定ネジ逃げ大面9b側になるよう挿入係止し、複数本の
セルフタッピングネジ10等によりネジ止め係止する。
以上の構成によるループ状アンテナとしての導電経路は
、6時側の導通端子3.13→エンドピース2.12→
バンド6.16にインサート成形した導電性金属薄板の
露出部6C→バンド6.16にインサート成形した導電
性金属薄板部6a。
16a→中留め8の低部81→バンド6.16にインサ
ート成形した導電性金属薄板の露出部6C→中留め8→
中留め8の固定ピン8d→引っかけ用フック金具9→フ
ック金具部のバンド7.17にインサート成形した導電
性金属薄板の露出部7C→バンド7.17にインサート
成形した導電性金属薄板7a、17a→バンド7.17
にインサート成形した導電性金属薄板の露出部7C→1
2時側のエンドピース2.12→12時側の導通端子3
.13の経路をもってループ状アンテナが構成され、初
期のアンテナ特性が得られる。
前記実施例と同様の特性を得る他の構成として、導電性
金属薄板をバンドと一体的に形成する他の方法でもよい
。例えば、表面側又は裏面側に接着、張りつけ、一体成
形等により構成する、バンドの外周面に細幅に成形した
導電性金属薄板をラセン状に巻き付けていく等の方法に
より構成し、全体を通して導通が取れるようにしても、
前記実施例と同様の特性を持つループ状アンテナが構成
される。前記の他の構成にすることにより、インサート
成形という加工方法にとられれることなく、製造可能と
なると同時にデザイン要素としても活用でき、デザイン
バラエティ拡大が可能となる。
また、合成樹脂製外装ケースにバンドを取着する他の方
法として、導電性金属薄板の外装ケースに取り付ける側
の端をバンドの端面側に延ばして、ケースの側面に前記
導電性金属薄板を挿入可能な形状に設置した穴部より挿
入係止し、ムーブメントと接続する構成、ケースとバン
ドを一体的に構成し成形時に同時に導電性金属薄板をイ
ンサート成形する構成としてもよい。前記の他の構成に
することにより、エンドピース、固定ネジは不要となり
部品点数削減、コストダウンが可能となる。
さらに、本実施例では前述のようにスライド式中留め、
及びバンド切断をしないタイプの合成樹脂製バンドを使
用したが、前記と同様の構成で外装ケースへ固定する他
端側を切断式合成樹脂製バンドを用いる場合は、特許庁
広報56(1981)−231[3213]周知・慣用
技術集に掲載されている各種の時計バンドの止め金具を
使用して、前記実施例と同等の特性を得ることが出来る
実施例2 前記実施例1と同様の構成を持つアンテナ付き携携帯時
計用バンドにおけるバンドの他の実施例について説明す
る。尚、実施例2で用いた各部材の材質、表面処理等は
、実施例1と同様である。
ここでは実施例1との相違点を中心に詳細な説明する。
第3図(a)は6時側用合成樹脂製バンドの平面図、第
3図(b)は第3図(a)のB−B部に於ける断面図、
第4図(a)は12時側用合成樹脂製バンドの平面図、
第4図(b)は第4図(a)のC−0部に於ける断面図
を示す。
第3図(a)、(b)及び第4図(a)、(b)に於て
、21.31はバンド、22.32は導電性金属薄板、
23.33はバンド裏面に露出させる導電性金属部材で
エンドピース、フック用金具を係止させるためにめネジ
部を構成した導通駒、24は23からめネジ部を取り除
き導通専用とした導通駒、25.34は携帯時のアンテ
ナ特性向上を図るため、バンドの裏面に構成した合成ゴ
ムもしくは合成樹脂からなる絶縁皮膜である。
導電性金属薄板22.32は一枚の平板状にしたことを
特徴とし、長で手方向に対して同一幅であり、幅内長手
方向に等間隔で内径が1から3mmの穴部22a、32
aを!2置しである。このとき各間隔に設置する穴の数
は、実施例2は中央部に1か所づつであるが、導電性金
属薄板22.32の幅に合わせて任意に設定すればよい
。これは、導電性金属薄板22.32と合成樹脂製バン
ド21.31との一体性を向上させ、浮きによるバンド
の膨らみ防止、長手方向のずれ、しわ発生を防止する効
果がある。
導通駒23.24.33は、前述の実施例1で使用した
同様の材質、もしくは異材質の組合せにより構成し、送
受信時の使用周波数特性、加工条件等より適正な組合せ
を選択、決定する。以上の構成に於て、導電性金属薄板
22.32と、導通駒23.24.33を別体にするの
は、導電性金属薄板22.32の曲げ加工を廃止し、外
形取りのみにすることにより加工合理化が図られるとと
もに、インサート成形時の成形性向上を図るものである
。導電性金属薄板22.32と、導通駒23.24.3
3との固定方法は、溶接、ろう付け、ネジ止め等バンド
のサイズ、製造メーカーの加工体制に合わせ選択する。
又、エンドピース、フック金具の固定を実施例1のよう
にセルフタッピングネジ等で行なう方法に加え、一般的
に用いられるメートル小ネジを用いることにより、汎用
性、再現性、固定力の向上等について改善を図った。
バンド21.31の裏面に構成した絶縁座1125.3
4は、通常携帯使用時、人体の肌から分離されているこ
とが、よりアンテナ特性を向上させることが実験結果か
ら得られたため、絶縁皮膜厚みを0.1から1.0mm
の範囲に構成し、処理に用いる部材は絶縁特性を有する
絶縁テープの張つつけ、塗料、ポリウレタン樹脂、アク
リル樹脂等の塗布により構成する。実際の使用状態では
、導電性金属薄板22.32との導通によりループ状ア
ンテナを構成するのが本発明の特徴でもあるが、個人使
用が主体の携帯時計の特質を生かし、腕太さに合わせて
決定するアジャスト位置に該当する導通胸部の、絶縁座
g15.34を取り除き使用する。尚、当初より使用さ
れるめネジ付き導通駒23.33の露出部は、当初より
絶縁皮膜25.34の処理は行なわない。
以上のごと〈実施例2では、合成樹脂製バンドの加工性
、耐久性の向上、ループ状アンテナとしての特性向上が
図られ、アンテナ付き携帯時計用バンドとしての実用度
をアップさせることに成功した。
実施例3 前記の実施例1、実施例2と同様の構成を持つ合成樹脂
製バンドの、他の実施例である。第5図(a)は6時制
用合成樹脂製バンドの平面図、第5図(b)は第5図(
a)のD−D部に於ける断面図、第6図(a)は12時
測用合成樹脂製バンドの平面図、第6図(b)は第6図
(a)のE−E部に於ける断面図を示す。
第5図(a)、(b)、第6図(a)、(b)に於て、
41.51はバンド、42.52は導電性金属薄板を示
し、他は実施例2と同様である。
実施例3は、導電性金属薄板42.52を6時側合成樹
脂製バンド、12時側合成樹脂製バンドとも第5図(a
)のF部、第6図(a)のG部の様に導通駒が設置して
ない長く空いている部分を、バンド側面から見て長手方
向に波形、もしくは山形状の蛇腹部42a、52aに形
成したことを特徴とする。この目的とするところは、携
帯時、腕へのフィツト性向上と耐久性向上、及びループ
状アンテナとしての指向性向上にある。以下実施例3に
ついて、実施例2との相違点を中心に詳細に説明する。
通常バンドは、成形用金型の作り込み易さ、成形時の品
質保証確保の観点から、平板の状態にしてその作り込み
を行なう。しかし、導電性金属薄板の板厚が増加するに
したがい、該薄板の持つバネ性のために携帯しようとす
る際、突っ張って装着しにくい、装着した後腕t\のフ
ィツト性が悪い等の問題を有している。本実施例は、第
5図(a)のF部、第6図(a)のG部の様に導通駒が
設置してない長く空いている部分に波形、もしくは山形
状の蛇腹部42a、52aを構成し、かかる問題点を解
決するものである。このことはアンテナ特性上からも、
アンテナとしての導電性金属薄板42.52の表面積が
増加し、送受信時のループ状アンテナとしての特性が向
上するとともに、指向性も向上して、実施例1.2と同
一の使用状況下での通信効率が向上する結果を得た。以
上のように、導電性金属薄板42.52の一部に波形、
もしくは山形状の蛇腹部を構成することにより、携帯性
及びアンテナ特性向上が図られた。
実施例4 前記実施例1、実施例2、実施例3と同様の構成を持つ
アンテナ付き携携帯時計用バンドにおけるバンドの、他
の実施例について説明をする。尚、実施例4で用いた各
部材の材質、表面処理等は、実施例1と同様である。こ
こでは実施例1との相違点を中心に説明をする。
第7図は、6時側合成樹脂製バンド、12時側合成樹脂
製バンドの本実施例の特徴を示す部分断面図であり、6
1は合成樹脂製バンド、62は導電製金属薄板を示す。
長手方向に同一幅をした導電製金属薄板62は一枚構成
で、エンドピース及び中留めとの導通を取るための露出
部62a、伸縮性、屈曲性を帰るために波形状に成形し
た蛇腹部62b部を構成し、合成樹脂製バンドに一体成
形したものである。この実施例で帰られる効果は、実施
例3と同様であるが、バンド自体を蛇腹状に構成したこ
とにより、伸縮性、屈曲性がより一層向上するとともに
、蛇腹部62bの曲げ加工深さを実施例3より大きくで
きる分、表面積が拡大できアンテナ特性が向上するとと
もに、指向性もより向上する結果が得られた。
[発明の効果] 本発明によれば、導電性金属薄板が一体的に形成される
とともに合成樹脂からなるバンドと、前記バンドに取着
され、かつ前記導電性金属薄板と導接され電気的に導通
可能となる導電性中留めとを有し、前記バンドと前記導
電性中留めとがループ状アンテナの機能を有することし
たので、携帯用バンドとは別に配設した別体アンテナの
作動時のわずられしさ、携帯時の危険性、構造の複雑さ
等が解消されることとなり、−前約な携帯時計用バンド
を使用する感覚で、アンテナ付き携帯時計用バンドの使
用が可能になるという効果がある。
また、前記導電性金属薄板は前記バンドに内設され、か
つ前記導電性中留めと導接する部分の形状が凹凸状に形
成されるとともに、前記凹凸状の一部が前記バンドの表
面に露出され、前記バンドと前記導電性中留めとが電気
的導通が可能となるよう構成したので、前記導電性金属
薄板と前記導電性中留めとの導接を取る構造が複雑で、
がっ導通不良が起こり易い等の点が解消され単純な構造
で導接出来ることとなり、凹凸状の表面露出部に於て面
接触り;よる確実な導接が可能となるとともに、バンド
長さ調整の機能を付加することが容易に可能になるとい
う効果がある。
また、前記導電性金属薄板は前記バンドに内股され、か
つ前記導電性金属薄板と前記導電性中留めとの間に導電
性部材からなる導通駒を介在させることにより、導電性
金属薄板と導電性中留めとは導接され、前記バンドと前
記導電性中留めとが電気的導通が可能となる様構成した
ので、導通駒を介在させることにより、前記導電性金属
薄板の形状成形が難しい、前記バンドに前記導電性金属
薄板を内股する高度の加工技術が必要となる、という間
頭が解消されることとなり、導電性金属薄板の成形が容
易になるとともに、バンド内に導通胸骨き導電性金属薄
板を内設する加工技術も一般的な技術力で製造できるこ
とになり加工上、品質上、コスト上の改善が可能となる
という効果がある。
また、前記導電性金属薄板の表面に金、銀、ロジウム、
パラジウム、ニッケル等の表面処理を一層もしくは二層
以上構成したので、使用時に変色等による耐食性低下、
しいてはアンテナ特性の低下等が起こり易かったことが
解消されることとなり、前記表面処理を一層もしくは二
層以上構成することにより、耐食性に優れた導電性金属
薄板にするとともに、導電性の高い金、銀等の表面処理
を構成することにより、より導電性の高い高性能のアン
テナの実用化が可能になるという効果がある。
また、前記導電性金属薄板が前記バンドの表面に露出し
た部分、及び前記導電性中留めの外面に絶縁層を構成し
たので、人体に直接触れるバンド及び中留め部より導電
体である人体と導通が取られ、アンテナ特性が著しく低
下する、又人体の汗等による露出部分の耐食性低下とい
う問題が解消されることとなり、設計仕様通りの特性を
持つアンテナ性能が確保されるとともに、導電性金属薄
板が前記バンドの表面に露出した部分、及び導電性中留
めの外面部における耐食性向上が可能になるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1のアンテナ付き携帯時計用バンドの組
み立て断面図、第2図は第1図に於ける外装ケースにバ
ンドが取り付いた状態を示す部分平面図、第3図(a)
は実施例2における6時側用台成樹脂製バンドの平面図
、第3図(b)は実施例2における第3図(a)のB−
B部の断面図、第4図(a)は実施例2における122
時側用成樹脂製バンドの平面図、第4図(b)は実施例
2における第4図(a)のC−0部の断面図、第5図(
a)は実施例3における6時側用合成樹脂製バンドの平
面図、第5図(b)は実施例3における第5図(a)の
D−D部の断面図、第6図(a)は実施例3における1
22時側用成樹脂製バンドの平面図、第6図(b)は実
施例3における第6図(a)のE−E部の断面図、第7
図は実施例4に於ける6時側、12時側合成樹脂製バン
ドを示す部分断面図。 1.11:外装ケース 2.12:エンドピース 3.13:導通端子 4.14:エンドピース固定ネジ 5.15:合成樹脂製バンド固定ネジ 6.16.21.41: 6時側合成樹脂製バンド 7.17.31.51: 12時側合成樹脂製バンド 8:中留め 9:フック金具 1o:ムーブメント 6a、7a、16a、17a、22.32゜42.52
.62:導電性金属薄板 23.33:めネジ付き導通駒 24:導通駒 25.34:絶縁皮膜 以上 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人弁理士 鈴木喜三部(化1名) 第3図(α) 第3図(b) 第4図(1) 第4図(め 第6図 第6図 (b)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性金属薄板が一体的に形成されるとともに合
    成樹脂からなるバンドと、前記バンドに取着され、かつ
    前記導電性金属薄板と導接され電気的に導通可能となる
    導電性中留めとを有し、前記バンドと前記導電性中留め
    とがループ状アンテナの機能を有することを特徴とする
    アンテナ付き携帯時計用バンド。
  2. (2)前記導電性金属薄板は前記バンドに内股され、か
    つ前記導電性中留めと導接する部分の形状が凹凸状に形
    成されるとともに、前記凹凸状の一部が前記バンドの表
    面に露出され、前記バンドと前記導電性中留めとが電気
    的導通が可能となることを特徴とする、請求項(1)記
    載のアンテナ付き携帯時計用バンド。
  3. (3)前記導電性金属薄板は前記バンドに内設され、か
    つ前記導電性金属薄板と前記導電性中留めとの間に導電
    性部材からなる導通駒を介在させることにより、導電性
    金属薄板と導電性中留めとは導接され、前記バンドと前
    記導電性中留めとが電気的導通が可能となることを特徴
    とする、請求項(1)記載のアンテナ付き携帯時計用バ
    ンド。
  4. (4)前記導電性金属薄板の表面に金、銀、ロジウム、
    パラジウム、ニッケル等の表面処理を一層もしくは二層
    以上構成したことを特徴とする、請求項(1)記載のア
    ンテナ付き携帯時計用バンド。
  5. (5)前記導電性金属薄板が前記バンドの表面に露出し
    た部分、及び前記導電性中留めの外面に絶縁層を構成し
    たことを特徴とする、請求項(1)記載のアンテナ付き
    携帯時計用バンド。
JP63297689A 1988-11-25 1988-11-25 アンテナ付き携帯時計用バンド Pending JPH02142501A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107440A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Casio Comput Co Ltd 表示装置
JP2015046719A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 シャープ株式会社 無線機装着用バンドおよび無線機
KR20190093313A (ko) * 2018-02-01 2019-08-09 윤호진 유효성분칩이 설치되는 손목시계용 스트랩

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