JP2002045068A - 小動物収容箱 - Google Patents

小動物収容箱

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JP2002045068A
JP2002045068A JP2000234482A JP2000234482A JP2002045068A JP 2002045068 A JP2002045068 A JP 2002045068A JP 2000234482 A JP2000234482 A JP 2000234482A JP 2000234482 A JP2000234482 A JP 2000234482A JP 2002045068 A JP2002045068 A JP 2002045068A
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lid
engagement
small animal
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container
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JP2000234482A
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Manabu Fukuda
学 福田
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Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体が容器本体に対して装着された状態を確
実に維持することができる小動物収容箱を提供する。 【解決手段】 小動物収容箱11は容器本体12と、そ
の容器本体12の開口部を閉塞する蓋体13とを備えて
いる。蓋体13にはその下端面から横方向へ延びるよう
に複数の規制片41が延出形成されている。これら規制
片41には係合孔45が透設されるとともに、その基端
部はヒンジ部となっており、規制片41が蓋体13に対
して回動可能に構成されている。規制片41と対応する
位置となるように、容器本体12の上端部周縁には収容
凹部43及びその内側に位置する係合突起44が下部周
面フランジ20を切り欠くことにより形成されている。
そして、規制片41が回動されて収容凹部43に収容さ
れた際、係合突起44は係合孔45に挿入されるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、動物試
験を行うためのマウスやモルモット等の実験用小動物を
収容して輸送することができるとともに、輸送された実
験用小動物を収容されたままの状態で飼育することが可
能な小動物収容箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のような小動物収容箱として
は、合成樹脂によりほぼ四角箱状に形成された容器本体
と、合成樹脂によりほぼ四角板状に形成された蓋体とか
ら構成されたものが知られている。この蓋体は、容器本
体の上面開口部全体を覆うように形成されていることに
加え、容器本体の上端部の周縁と係合するように構成さ
れ、この状態で容器本体の上端外周面と蓋体の外周面と
が連続する面となるように形成されている。そして、連
続面を形成する容器本体の上端外周面及び蓋体の外周面
上に、両面を跨いで粘着テープを貼着することにより、
蓋体の容器本体に対する脱着が抑制され、運搬中におけ
る蓋体による容器本体の開口部の閉塞状態が保持され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
小動物収容箱では、運搬中に濡れたり、温度が変化した
り等して粘着テープの粘着力が弱くなる場合がある。こ
の場合、外部から衝撃が加えられたり、小動物収容箱を
持ち上げたりしたとき等に粘着テープが容器本体又は蓋
体から剥離し、蓋体が容器本体に対して上方へ脱着され
て、小動物が逃亡するおそれがあるという問題があっ
た。
【0004】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、蓋体が容器本体に対して装着された状態を
確実に維持することができる小動物収容箱を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の小動物収容箱は、底板の
周縁から上方へ形成された側壁によって上方に開口する
開口部が形成された容器本体と、容器本体の開口部を閉
塞する蓋体とを備えた小動物収容箱であって、前記蓋体
の周縁には下方へ延びる規制片をヒンジ部により回動可
能に設け、前記容器本体の上端外周面には規制片を収容
可能な収容凹部を設け、前記規制片には係合突部又は係
合凹部を設け、収容凹部には前記係合突部又は係合凹部
と係合する係合凹部又は係合突部を設け、これら係合突
部と係合凹部との係合関係により、容器本体に対して蓋
体が上方へ脱着することを規制するとともに、容器本体
に蓋体を装着し、係合したとき、収容凹部に収容された
規制片の外面と、容器本体の上端外周面及び蓋体の外周
面と面一となるように構成したものである。
【0006】請求項2に記載の発明の小動物収容箱は、
請求項1に記載の発明において、前記ヒンジ部は、蓋体
と規制片との間を薄肉状に形成することにより一体的に
構成されているものである。
【0007】請求項3に記載の発明の小動物収容箱は、
請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記規制
片を少なくとも蓋体のコーナ部の近傍位置に設けたもの
である。
【0008】請求項4に記載の発明の小動物収容箱は、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の発明におい
て、前記蓋体と容器本体との間には、容器本体に蓋体を
装着するときに係止され、蓋体が容器本体から外れるの
を抑制するとともに、蓋体が容器本体に対して湾曲する
のを抑制するための互いに係止可能な係止手段を設けた
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図3に示すよう
に、小動物収容箱11は合成樹脂材料により上方に開口
する開口部が形成された容器本体12と、その容器本体
12の開口部を閉塞する蓋体13とを備えている。この
容器本体12内にはマウスやモルモット等といった実験
用の小動物が1匹又は複数匹収容されるようになってい
る。
【0010】前記容器本体12は、その表裏面が平坦面
に形成された平面長方形状をなす底板14と、底板14
の周縁から上方に向かうほど若干拡幅するように立設さ
れた各辺に対応する側壁15〜18とから形成されてい
る。各側壁15〜18のうち、前側壁15と後側壁16
は底板14の短辺に、左側壁17と右側壁18とは底板
14の長辺に対応し、前側壁15及び後側壁16と左側
壁17及び右側壁18が前後と左右方向に相対向して設
けられている。そして、各側壁15〜18の上端部によ
って容器本体12には上方に開口する開口部が形成され
ている。
【0011】容器本体12の開口部には、その周縁に沿
って上部周面フランジ19が一旦横方向へ延びた後、そ
の先端から下方へ延びるように形成されるとともに、こ
の上部周面フランジ19の下端部周縁には下部周面20
が上部周面フランジ19からさらに下方へ延びるように
形成されている。上部周面フランジ19の上端縁内周面
には複数の給水瓶取付孔22が切欠き形成されている。
これら給水瓶取付孔22には給水カップ23の取付片2
4が係合されることにより、同給水カップ23が容器本
体12内に取り付けられる。
【0012】図1〜図3に示すように、前記蓋体13は
略四角板状をなす天板27と、その天板27の内面の周
縁から垂下された四角枠体28とにより形成されてい
る。そして、容器本体12内に小動物が収容された状態
で四角枠体28の内面を容器本体12の上部周面フラン
ジ19の外面に係止するように容器本体11上に天板2
7を載せることにより、開口部が閉塞され、蓋体13が
容器本体12に装着される。この状態で蓋体13の外周
面となる四角枠体28の外周面が、容器本体12の上端
外周面となる下部周面フランジ20の外周面と面一とな
っている。
【0013】容器本体12の左側壁17及び右側壁18
と、蓋体13の天板27には、多数の円孔を穿設するこ
とによって複数の通気部25がそれぞれ形成されてい
る。なお、図1中では右側壁18の通気部25のみ図示
する。また、これら通気部25の外面にはそれぞれ不織
布26が溶着されている。そして、これら通気部25は
容器本体12の外部と内部を通気可能としている。加え
て、図2に示すように、蓋体13の天板27の裏面の四
隅部には、容器本体12に取り付けられた給水カップ2
3と対応する位置となるように円筒状の押さえ部32が
下方へ突設されている。図4に示すように、この押さえ
部32は蓋体13が容器本体12に装着された状態で給
水カップ23の上面に係合されることにより、運搬中等
における給水カップ23のがたつきを抑制するようにな
っている。
【0014】図1〜図3に示すように、蓋体13の天板
27上面の両長辺側には、上端縁が水平をなす状態で蓋
体13の両長辺に沿って相対向して延びるリブ30が、
それぞれ間隔をおいて天板27の両短辺側に形成されて
いる。そして、各リブ30の上端縁にはそれぞれ水平を
なす水平部30aが形成され、天板27の上面におい
て、両長辺に沿って延びる各リブ30同士の間には、そ
れぞれ上端縁が各リブ30の上端縁より低く形成された
連結リブ30bが形成されている。さらに、各リブ30
にはそれぞれ水平部30aから天板27の上面、即ち連
結リブ30bへ向かうに連れて下方へ傾斜する傾斜部3
0cが設けられ、各リブ30と連結リブ30bとは傾斜
部30cにより連結されている。そして、4箇所のリブ
30の水平部30a上には別の小動物収容箱11を積載
可能になっている。
【0015】天板27の上面四隅部において、各リブ3
0の両水平部30aの近傍位置には、天板27のコーナ
部に沿って平面くの字状をなすコーナリブ31が天板2
7の内方へ開口して立設されている。各コーナリブ31
において、天板27の長辺側に位置するその外端部に
は、それぞれ天板27の外方へ斜めに拡開する案内片3
1aが形成されている。そして、各コーナリブ31には
別の小動物収容箱11の容器本体12の底板14側の各
コーナ部が係合するようになっている。
【0016】図1及び図2に示すように、蓋体13の四
角枠体28の下端部周縁には長板状をなす規制片41が
両短辺側にそれぞれ一対ずつ、両長辺側にそれぞれ1つ
ずつの合計6つ突設されている。これら規制片41のう
ち短辺側の各一対は、天板27のコーナ部の近傍に位置
するように、短辺の両端部にそれぞれが配置されてい
る。また、長辺側に設けられた規制片41は長辺の中央
に配置されている。
【0017】図5及び図6(a),(b)に示すよう
に、規制片41は四角枠体28の下端面から横方向へ延
びるように延出形成され、その基端部は薄肉状に形成さ
れたヒンジ部42となっている。容器本体12に蓋体1
3を装着した状態で、規制片41はこのヒンジ部42を
中心にして回動させることにより、図6(a)中に矢印
で示す方向、つまり容器本体12に接近するようになっ
ている。そして、上下方向へ延びる位置まで回動された
規制片41は、その外面が四角枠体28の外周面と面一
になり、平坦面を形成するようになっている。また、ヒ
ンジ部42はその厚みが0.3〜1.0mmの範囲内と
なるように形成されている。ヒンジ部42の厚みが0.
3mmより薄い場合、規制片41がヒンジ部42の部分
で切れるおそれがあり、1.0mmより厚い場合には蓋
体13に対する回動に支障を来すおそれがある。
【0018】図1及び図2に示すように、各規制片41
と対応する位置となるように、容器本体12の上端部周
縁には収容凹部43及びその内側に位置する係合突起4
4が下部周面フランジ20を切り欠くことにより形成さ
れている。図5及び図6(a),(b)に示すように、
この収容凹部43はその内底面が上部周面フランジ19
の外周面と面一に形成されるとともに、その内側には回
動された規制片41が収容されるようになっている。図
1及び図3に示すように、前記係合突起44と対応する
位置となるように、規制片41には横長四角孔状をなす
係合凹部としての係合孔45が透設されている。
【0019】図6(b)に示すように、規制片41が回
動されて収容凹部43に収容された際、係合突起44は
係合孔45に挿入される。この状態で、係合孔45の内
底面は係合突起44の底面に当接されている。そして、
蓋体13が容器本体12に対して上方へ移動しようとす
る場合、係合突起44と係合孔45との係合関係により
蓋体13の移動が規制される。また、収容凹部43の内
底面からの係合突起44の高さは、下部周面フランジ2
0の厚みと同じ長さに設定されており、係合突起44及
び係合孔45が係合された状態で係合突起44の先端面
は規制片41の外面と面一になっている。
【0020】係合突起44の底面には係合保持手段を構
成する係合保持凹部46が凹設されている。この係合保
持凹部46と対応する位置となるように、収容凹部43
の内底面には係合保持手段を構成する係合保持突起47
が突設されている。そして、係合突起44及び係合孔4
5が係合された状態で係合保持凹部46内には係合保持
突起47が係入されるようになっている。この状態で係
合保持突起47の外面は係合保持凹部46の内側面に当
接しており、係合保持凹部46からの係合保持突起47
の抜け出しが規制されることにより、係合孔45及び係
合突起44が係合した状態を保持することができるよう
になっている。また、規制片41の内面と連続する係合
保持突起47の内面は円弧面47aとなっており、係合
孔45に係合突起44を係合する際、この円弧面47a
を係合突起44の底面に摺接させることにより、係合保
持突起47の係合突起44に対する摺動抵抗が軽減され
ている。
【0021】図1及び図2に示すように、蓋体13の四
角枠体28の内周面において、コーナ部の近傍位置とな
る各辺の両端部には、それぞれ係止手段としての係止突
起29が内方へ突設されている。これら係止突起29に
対して、容器本体12に蓋体13を装着したとき若干下
方に位置するように、容器本体12の上部周面フランジ
19の外周面には係止手段としての係止突部21がそれ
ぞれ突設されている。図4及び図6(a),(b)に示
すように、これら係止突起29及び係止突部21は容器
本体12に蓋体13を装着する際、係止されるようにな
っている。そして、係止突起29及び係止突部21が嵌
合した状態で、コーナ部における蓋体13の容器本体1
2に対する浮き上がりが防止されるとともに、蓋体13
の反りによる収容凹部43に対する規制片41の位置ず
れが防止される。
【0022】図3に示すように、蓋体13が容器本体1
1に装着された状態で、四角枠体28の外周面、下部周
面フランジ20の外周面、規制片41の外面及び係合突
起44の先端面は面一となっている。これらの面上に
は、四角枠体28の下端周縁及び下部周面フランジ20
の上端周縁を跨ぐように図示されない粘着テープが貼着
されるようになっている。そして、この粘着テープによ
り蓋体13の容器本体12からの脱着が防止されるとと
もに、規制片41の回動が規制され、係合突起44及び
係合孔45の係合をより確実に保持することができる。
なお、粘着テープを貼着しなくとも、収容凹部43及び
規制片41のみで蓋体13の容器本体12からの脱着を
規制することは充分に可能である。
【0023】次に、上記した構成の小動物収容箱11の
作用について説明する。さて、小動物収容箱11内に小
動物を収容するときは、まず、図1に示すように、容器
本体12の給水瓶取付孔22に給水カップ23の取付片
24を係合してその給水カップ23を容器本体12内に
取り付けた後、その容器本体12内に図示しない小動物
を収容する。次に、容器本体12に蓋体13を装着し、
図6(a)に示すように、蓋体13の係止突起29を容
器本体12の係止突部21に嵌合させる。
【0024】続いて、規制片41を若干引っ張りつつ、
ヒンジ部42を中心に回動させて係合突起44の先端部
に係合孔45を引掛け、係合突起44に係合孔45の内
側を挿入させる。この状態から規制片41を収容凹部4
3内に押し込むと、規制片41は係合保持突起47の円
弧面47aを係合突起44の底面に摺接させながら収容
凹部43の内奥へと移動される。図6(b)に示すよう
に、やがて、規制片41の外面が下部周面フランジ20
の外周面と面一となったとき、係合保持突起47が係合
保持凹部46内に係入されるとともに、係合突起44の
底面に係合孔45の内底面が当接される。
【0025】上記した係合突起44及び係合孔45の係
合操作を各規制片41毎に繰り返し行った後、各規制片
41を外部から覆うように四角枠体28及び下部周面フ
ランジ20の間に図示しない粘着テープが貼着されるこ
とにより、蓋体13が容器本体12に装着固定され、図
3に示すような小動物収容箱11が構成される。そし
て、小動物収容箱11が目的地まで搬送される。
【0026】小動物収容箱11を搬送するとき、蓋体1
3は係合突起44の底面及び係合孔45の内底面の当接
により、容器本体12に対する上方への移動が規制さ
れ、脱着が防止される。万一、粘着テープが剥離したと
きにも、係合保持突起47及び係合保持凹部46の係合
関係により係合突起44及び係合孔45の係合が保持さ
れるため、蓋体13の容器本体12に対する脱着が防止
される。
【0027】上記小動物収容箱11は複数個を上下に積
載して搬送することも可能である。この場合には、ま
ず、小動物収容箱11の上方位置に別の小動物収容箱1
1を両者の平面形状が対応するように配置し、その上方
位置の小動物収容箱11の前側壁15側の底板14を一
対の連結リブ30b上に載置する。続いて、上方位置の
小動物収容箱11を下方位置の小動物収容箱11に対
し、前側壁15側へと連結リブ30b上をスライド移動
させる。すると、上方位置の小動物収容箱11は傾斜部
30cに案内されて水平部30a上に移動し、やがて側
壁の外面がコーナリブ31の内面に接触されて、小動物
収容箱11が上下2段に積載される。さらに、上記操作
を繰り返すことにより、小動物収容箱11を3段以上に
積載することも可能である。
【0028】この積載状態において、下方位置の小動物
収容箱11の蓋体13は、上方位置の小動物収容箱11
の重量が加わることにより中間部分で湾曲し、コーナ部
分が浮き上がろうとする。このとき、蓋体13のコーナ
部分の浮き上がりに追従してコーナ部分の近傍に位置す
る規制片41も上方へ移動しようとする。しかし、係合
孔45の内底面が係合突起44の底面に当接された状態
であることから、規制片41の移動が規制される。そし
て、規制片41の移動が規制されることにより、蓋体1
3のコーナ部分の浮き上がりが防止され、積載状態の小
動物収容箱11の蓋体13の湾曲が抑制される。
【0029】以上のように、上記実施形態によれば、次
のような効果が発揮される。 ・ 蓋体13には規制片41が、容器本体12にはその
規制片41を収容する収容凹部43が設けられている。
この収容凹部43にはその内底面に係合突起44が突設
されるとともに、規制片41には係合突起44と係合可
能な係合孔45が設けられ、容器本体12に蓋体13を
装着するときには、係合突起44に係合孔45を引掛
け、係合突起44の底面及び係合孔45の内底面を当接
させ、係合するように構成されている。このため、係合
突起44の底面及び係合孔45の内底面を当接により、
蓋体13の容器本体12に対する上方への脱着が確実に
防止され、運搬時において、蓋体13が容器本体12に
対して装着された状態をほぼ確実に維持することができ
る。
【0030】加えて、蓋体13の四角枠体28の外周
面、容器本体12の下部周面フランジ20の外周面、規
制片41の外面及び係合突起44の先端面は面一となる
ように構成されている。これら面上に貼着テープを貼着
したとき、その貼着テープが四角枠体28又は下部周面
フランジ20から浮き上がることなく、十分な貼着面積
を確保できる。従って、粘着テープにより蓋体13が容
器本体12から外れるのを防止することができるととも
に、規制片41を回動不能とすることができ、係合突起
44及び係合孔45の係合が解除されるのを防止するこ
とができる。
【0031】・ 規制片41はその基端部にヒンジ部4
2が形成されることにより蓋体13に対して回動可能に
構成されている。このため、蓋体13を容器本体12に
装着する際、規制片41を内方へ回動させるだけで係合
突起44及び係合孔45の係合を行うことができ、係合
突起44及び係合孔45の係合操作を容易かつ確実に行
うことができる。
【0032】・ 蓋体13の短辺側に位置する一対の規
制片41をコーナ部の近傍位置に設けたことにより、例
えば複数個の小動物収容箱11を上下に積載して蓋体1
3が湾曲しようとするとき等に蓋体13の湾曲を抑制
し、蓋体13が容器本体12に対して装着された状態を
より効果的に維持することができる。
【0033】・ 係止手段として、容器本体12には係
止突部21が、蓋体13には係止突起29が設けられて
いる。これら係止突部21及び係止突起29の嵌合によ
り、蓋体13の装着時に蓋体13が容器本体12から容
易に外れるのが抑制されるとともに、蓋体13の端部が
上方へ反っていたり等しても、その反りを修正すること
ができ、係合突起44及び係合孔45が互いに位置ずれ
することなく、その係合を容易に行うことができる。
【0034】なお、前記実施形態を次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図7(a)に示すように、規制片41にはその内面
に係合突部として突起41aを形成するとともに、収容
凹部43の内底面には係合凹部として、前記突起41a
と対応する形状をなす穴43aを形成し、突起41a及
び穴43aの係合関係により容器本体12に対する蓋体
13の上方への移動を規制するように構成してもよい。
【0035】あるいは、図7(b)に示すように、規制
片41の内面には係合凹部として凹部43bを設け、こ
の凹部43bの内底面に係合保持突起47を突設すると
ともに、凹部43bの大きさ及び形状に対応して係合突
起44を形成し、係合突起44の底面に係合保持凹部4
6を凹設してもよい。
【0036】・ 図8に示すように、係合保持手段とし
て係合突起44の先端部底面には係合突起44の先端面
から連続する面が円弧状をなす突起部44aを形成する
とともに、この突起部44aと対応する位置となる係合
孔45の内底面には段差部45aを形成してもよい。そ
して、突起部44aに段差部45aを係合させることに
より、係合突起44及び係合孔45の係合を保持するよ
うに構成してもよい。
【0037】・ 係合保持突起47及び係合保持凹部4
6等からなる係合保持手段を省略してもよい。このよう
に構成した場合にも、係合突起44の底面及び係合孔4
5の内底面が当接することにより、係合突起44及び係
合孔45の係合を維持することができる。
【0038】・ 蓋体13の係止突起29及び容器本体
12の係止突部21を省略してもよく、係止突起29及
び係止突部21のうち少なくとも一方を蓋体13の四角
枠体28の内周面全体又は容器本体12の上部周面フラ
ンジ19の外周面全体に沿って形成してもよい。
【0039】・ 容器本体12の底板14の裏面に、そ
の底板14の周縁に沿う四角枠状をなす支持脚を形成す
る。また、蓋体13の各リブ30の水平部30aにおい
て、水平部30a上に別の小動物収容箱11を積載した
とき、前記支持脚が係合可能な係合凹部を形成してもよ
い。このように構成した場合、上方に位置する小動物収
容箱11の支持脚が下方に位置する小動物収容箱11の
係合凹部に係合して、上方に位置する小動物収容箱11
の移動を規制することができる。
【0040】・ 蓋体13を、容器本体12の幅方向に
延びるとともに、容器本体12の長辺側の中央に固定さ
れる帯状の固定部と、この固定部の両側方に回動可能に
取着された一対の回動蓋とから形成し、一対の回動蓋が
容器本体12に対して開閉することができるように構成
してもよい。
【0041】・ 規制片41を蓋体13とは別体で成形
するとともに、ヒンジ部を介して蓋体13に回動可能に
連結してもよい。この際、ヒンジ部を例えば金属製、合
成樹脂製の蝶番等により構成してもよい。
【0042】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記規制片には係合凹部として係合孔を設け、収容
凹部には係合突部として係合突起を設けるとともに、係
合孔及び係合突部が係合した状態で係合孔の内底面が係
合突部の底面に当接することにより、容器本体に対する
蓋体の上方への移動を規制した請求項1から請求項4の
いずれかに記載の小動物収容箱。このように構成した場
合、蓋体が容器本体に対して装着された状態を維持する
ことができるとともに、蓋体が湾曲するのを抑制するこ
とができる。
【0043】・ 前記係合突部及び係合凹部の間には、
係合突部及び係合凹部を係合状態に保持する係合保持手
段を設けた請求項1から請求項4のいずれかに記載の小
動物収容箱。このように構成した場合、運搬時におい
て、蓋体が容器本体に対して装着された状態をより確実
に維持することができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、運搬時において、蓋体が容器本体に対して
装着された状態をほぼ確実に維持することができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、係合突部及び係合凹部の
係合操作を容易に行うことができる。請求項3に記載の
発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効
果に加えて、蓋体の湾曲を抑制し、蓋体が容器本体に対
して装着された状態をより効果的に維持することができ
る。
【0046】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
から請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、
蓋体の装着時に蓋体が容器本体から容易に外れるのが抑
制されるとともに、蓋体の反りを修正することができ、
係合突部及び係合凹部が互いに位置ずれすることなく、
その係合を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の小動物収容箱を示す分解斜視図。
【図2】 実施形態の小動物収容箱の蓋体を示す平面及
び底面図。
【図3】 実施形態の小動物収容箱を示す斜視図。
【図4】 小動物収容箱を示す一部を拡大した断面図。
【図5】 規制片及び収容凹部を示す一部を拡大した断
面図。
【図6】 (a)は規制片を回動して係合突起に係合孔
を係合する状態を示す部分断面図、(b)は係合突起に
係合孔を係合した状態を示す部分断面図。
【図7】 (a)は別形態の規制片及び収容凹部を示す
一部を拡大した断面図、(b)は別形態の規制片及び収
容凹部を示す一部を拡大した正面図。
【図8】 別形態の係合突起及び係合孔を示す一部を拡
大した断面図。
【符号の説明】
12…容器本体、13…蓋体、14…底板、21…係止
手段を構成する係止突部、29…係止手段を構成する係
止突起、41…規制片、42…ヒンジ部、43…収容凹
部、44…係合突部としての係合突起、45…係合凹部
としての係合孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板の周縁から上方へ形成された側壁に
    よって上方に開口する開口部が形成された容器本体と、
    容器本体の開口部を閉塞する蓋体とを備えた小動物収容
    箱であって、 前記蓋体の周縁には下方へ延びる規制片をヒンジ部によ
    り回動可能に設け、前記容器本体の上端外周面には規制
    片を収容可能な収容凹部を設け、前記規制片には係合突
    部又は係合凹部を設け、収容凹部には前記係合突部又は
    係合凹部と係合する係合凹部又は係合突部を設け、これ
    ら係合突部と係合凹部との係合関係により、容器本体に
    対して蓋体が上方へ脱着することを規制するとともに、
    容器本体に蓋体を装着し、係合したとき、収容凹部に収
    容された規制片の外面と、容器本体の上端外周面及び蓋
    体の外周面と面一となるように構成した小動物収容箱。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ部は、蓋体と規制片との間を
    薄肉状に形成することにより一体的に構成されている請
    求項1に記載の小動物収容箱。
  3. 【請求項3】 前記規制片を少なくとも蓋体のコーナ部
    の近傍位置に設けた請求項1又は請求項2に記載の小動
    物収容箱。
  4. 【請求項4】 前記蓋体と容器本体との間には、容器本
    体に蓋体を装着するときに係止され、蓋体が容器本体か
    ら外れるのを抑制するとともに、蓋体が容器本体に対し
    て湾曲するのを抑制するための互いに係止可能な係止手
    段を設けた請求項1から請求項3のいずれかに記載の小
    動物収容箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005514044A (ja) * 2002-01-17 2005-05-19 チョングィ パク 実験動物飼育用ケージ
JP2006311863A (ja) * 2005-05-06 2006-11-16 Tecniplast Spa 実験動物を入れるケージの改良型閉鎖システム
KR100664446B1 (ko) * 2004-09-16 2007-01-03 한국Trw자동차부품산업 주식회사 실험용 동물 운반상자
US20220378010A1 (en) * 2021-05-26 2022-12-01 Alex Orleans Secure stackable cage for transporting small animals

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