JP2002044607A - 信号処理装置及びサブサンプル方法 - Google Patents
信号処理装置及びサブサンプル方法Info
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 同時に複数の映像を表示するための信号処理
装置及びそのような処理に最適なサブサンプル方法を提
供する。 【解決手段】 MPEG復号装置に子画面用ビットストリー
ムからIピクチャのみ取り出すディマルチプレクサ21
と、その出力と親画面用ビットストリームいずれかの入
力に切り替える入力切り替え回路24と、逆量子化後ブロ
ック単位で複数の高周波項にゼロを挿入するゼロ挿入回
路26と、逆IDCT回路27の出力をサブサンプルするサブサ
ンプル回路28と、その出力を記憶するメモリ29、30とを
有し、親画面用ビットストリームの復号を行わないとき
に、入力を子画面用Iピクチャに切り替え、ゼロ挿入回
路を通して逆DCT変換し、その信号をサブサンプルして
記憶おく。そのサブサンプルでは、フィールド構造で垂
直方向の処理をサンプルレート1/Sでするとき、Sが奇数
の時は、各画素ブロックで基準とするラインの信号とそ
こからS/2(小数点以下を切り捨て)離れたラインの信
号及びさらにそこから同じだけ離れたラインの信号とを
加算して二分の一にした信号を取り出す。
装置及びそのような処理に最適なサブサンプル方法を提
供する。 【解決手段】 MPEG復号装置に子画面用ビットストリー
ムからIピクチャのみ取り出すディマルチプレクサ21
と、その出力と親画面用ビットストリームいずれかの入
力に切り替える入力切り替え回路24と、逆量子化後ブロ
ック単位で複数の高周波項にゼロを挿入するゼロ挿入回
路26と、逆IDCT回路27の出力をサブサンプルするサブサ
ンプル回路28と、その出力を記憶するメモリ29、30とを
有し、親画面用ビットストリームの復号を行わないとき
に、入力を子画面用Iピクチャに切り替え、ゼロ挿入回
路を通して逆DCT変換し、その信号をサブサンプルして
記憶おく。そのサブサンプルでは、フィールド構造で垂
直方向の処理をサンプルレート1/Sでするとき、Sが奇数
の時は、各画素ブロックで基準とするラインの信号とそ
こからS/2(小数点以下を切り捨て)離れたラインの信
号及びさらにそこから同じだけ離れたラインの信号とを
加算して二分の一にした信号を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチストリーや
マルチアングルで記録されたDVDディスクを再生する
MPEGデコーダに関する。
マルチアングルで記録されたDVDディスクを再生する
MPEGデコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、DVDディスクには、複数のスト
ーリーが記録されたマルチストリーと呼ばれるものや、
1つのストーリー中、様々なアングルから見た映像が記
録されたマルチアングルと呼ばれる記録方法によるもの
があった。このようなDVDディスクを再生する場合、
ユーザーが再生したいストーリー或いは、アングルを選
択して表示するものであった。
ーリーが記録されたマルチストリーと呼ばれるものや、
1つのストーリー中、様々なアングルから見た映像が記
録されたマルチアングルと呼ばれる記録方法によるもの
があった。このようなDVDディスクを再生する場合、
ユーザーが再生したいストーリー或いは、アングルを選
択して表示するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の再生装置では、同時に複数の映像を表示で
きない。これはDVDの再生において、多くのメモリー
を必要とすることと、信号処理が複雑なため、すべての
信号を再生することが不可能なためであった。本発明
は、このような問題を解消し、同時に複数の映像を表示
するための信号処理装置及びそのような処理に最適なサ
ブサンプル方法を提供することを目的とする。
ような従来の再生装置では、同時に複数の映像を表示で
きない。これはDVDの再生において、多くのメモリー
を必要とすることと、信号処理が複雑なため、すべての
信号を再生することが不可能なためであった。本発明
は、このような問題を解消し、同時に複数の映像を表示
するための信号処理装置及びそのような処理に最適なサ
ブサンプル方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の信号処理装置は、DCT変換されさらに量
子化されたデータをDCT係数に変換する逆量子化回路
と、DCT係数を映像信号に変換する逆DCT回路とを
具備するMPEG復号装置において、子画面用ビットス
トリームからIピクチャのビットストリームを取り出す
手段と、前記取り出されたIピクチャのみの子画面用ビ
ットストリームと親画面用ビットストリームのいずれか
の入力に切り替える入力切り替え回路と、前記逆量子化
回路と前記逆DCT回路の間に設けられ、画素ブロック
単位で複数の高周波項にゼロを挿入する手段と、前記逆
DCT回路の出力をサブサンプルする手段と、サブサン
プルされた信号を記憶する手段とを有し、前記親画面用
ビットストリームを復号するときは、前記入力切り替え
回路が親画面用ビットストリームの入力に切り替わり、
さらに前記ブロック単位で複数の高周波項にゼロを挿入
する手段がスルーパスになり、前記親画面用ビットスト
リームを復号していないときに、前記入力切り替え回路
が前記Iピクチャのみの子画面用ビットストリームの入
力に切り替わり、さらに前記ブロック単位で複数の高周
波項にゼロを挿入する手段が動作し、前記逆DCT回路
で復号された子画面用信号を前記サブサンプル手段でサ
ブサンプルし、該サブサンプルされた子画面用信号が前
記記憶する手段に記憶され、前記親画面用信号と前記サ
ブサンプル手段から読み出された前記子画面用信号のい
ずれかを出力することを特徴とする。
め、本発明の信号処理装置は、DCT変換されさらに量
子化されたデータをDCT係数に変換する逆量子化回路
と、DCT係数を映像信号に変換する逆DCT回路とを
具備するMPEG復号装置において、子画面用ビットス
トリームからIピクチャのビットストリームを取り出す
手段と、前記取り出されたIピクチャのみの子画面用ビ
ットストリームと親画面用ビットストリームのいずれか
の入力に切り替える入力切り替え回路と、前記逆量子化
回路と前記逆DCT回路の間に設けられ、画素ブロック
単位で複数の高周波項にゼロを挿入する手段と、前記逆
DCT回路の出力をサブサンプルする手段と、サブサン
プルされた信号を記憶する手段とを有し、前記親画面用
ビットストリームを復号するときは、前記入力切り替え
回路が親画面用ビットストリームの入力に切り替わり、
さらに前記ブロック単位で複数の高周波項にゼロを挿入
する手段がスルーパスになり、前記親画面用ビットスト
リームを復号していないときに、前記入力切り替え回路
が前記Iピクチャのみの子画面用ビットストリームの入
力に切り替わり、さらに前記ブロック単位で複数の高周
波項にゼロを挿入する手段が動作し、前記逆DCT回路
で復号された子画面用信号を前記サブサンプル手段でサ
ブサンプルし、該サブサンプルされた子画面用信号が前
記記憶する手段に記憶され、前記親画面用信号と前記サ
ブサンプル手段から読み出された前記子画面用信号のい
ずれかを出力することを特徴とする。
【0005】また、本発明のサブサンプル方法は、前記
サブサンプル手段で垂直方向のサブサンプルをすると
き、サンプルレートをSとした場合、ビットストリーム
がフレーム構造の時は、S個のラインの信号から1つの
ラインの信号を取り出して順次出力し、フィールド構造
の時は、1つのピクチャ層の信号に対して処理を行って
得た信号を出力するサブサンプル方法であって、前記フ
ィールド構造の時、Sが偶数の時は、S/2個のライン
を一組とし、そのうち1つのラインの信号を取り出し、
Sが奇数の時は、S個のラインを一組とし、基準とする
ラインの信号を第一の信号、該第一の信号から(S/
2)の小数点以下を切り捨てた値分離れたラインの信号
を第二の信号、該第二の信号の次のラインの信号を第三
の信号として取り出し、前記第二の信号と前記第三の信
号を加算し、さらに二分の一にした信号を第四の信号と
して、前記第一の信号と前記第四の信号を順次出力する
ことを特徴とする。
サブサンプル手段で垂直方向のサブサンプルをすると
き、サンプルレートをSとした場合、ビットストリーム
がフレーム構造の時は、S個のラインの信号から1つの
ラインの信号を取り出して順次出力し、フィールド構造
の時は、1つのピクチャ層の信号に対して処理を行って
得た信号を出力するサブサンプル方法であって、前記フ
ィールド構造の時、Sが偶数の時は、S/2個のライン
を一組とし、そのうち1つのラインの信号を取り出し、
Sが奇数の時は、S個のラインを一組とし、基準とする
ラインの信号を第一の信号、該第一の信号から(S/
2)の小数点以下を切り捨てた値分離れたラインの信号
を第二の信号、該第二の信号の次のラインの信号を第三
の信号として取り出し、前記第二の信号と前記第三の信
号を加算し、さらに二分の一にした信号を第四の信号と
して、前記第一の信号と前記第四の信号を順次出力する
ことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、以下に説
明する部材、配置などは本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。また、複数の図面にわたって同一または相
当するものには同一の符号を付し、説明の重複を避け
た。
て、図1〜図6を参照しつつ説明する。なお、以下に説
明する部材、配置などは本発明を限定するものではな
く、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができる
ものである。また、複数の図面にわたって同一または相
当するものには同一の符号を付し、説明の重複を避け
た。
【0007】最初に、図1を参照しつつこの発明の実施
の形態における信号処理装置の構成について説明する。
この信号処理装置は、入力として標準のテレビジョンフ
ォーマットの一つであるNTSC(National Televisio
n System Committee)方式のデータをビットストリーム
MP@MLの形にエンコードしたデータを用い、1つの
子画面の処理をする場合について例示したものである。
の形態における信号処理装置の構成について説明する。
この信号処理装置は、入力として標準のテレビジョンフ
ォーマットの一つであるNTSC(National Televisio
n System Committee)方式のデータをビットストリーム
MP@MLの形にエンコードしたデータを用い、1つの
子画面の処理をする場合について例示したものである。
【0008】本図において、1は第1の入力端子、2は
第2の入力端子、3は第1の映像信号出力端子、4は逆
DCT(Discrete Cosine Transforom、離散コサイン変
換)出力端子、5は第2の映像信号出力端子、6は第3
の映像信号出力端子、7は第1の制御信号入力端子、8
は第2の制御信号入力端子、9は第3の制御信号入力端
子、10は第4の制御信号入力端子、11は第5の制御
信号入力端子、12は出力端子、20はMPEG復号装
置、21はディマルチプレクサ回路、22及び23はバ
ッファ、24は入力セレクタ回路、25は逆量子化処理
回路、26はゼロ挿入回路、27は逆DCT回路、28
はサブサンプル回路、29及び30はメモリ、31は出
力セレクタ回路、32は制御回路、MCは動き補正回路
を示す。
第2の入力端子、3は第1の映像信号出力端子、4は逆
DCT(Discrete Cosine Transforom、離散コサイン変
換)出力端子、5は第2の映像信号出力端子、6は第3
の映像信号出力端子、7は第1の制御信号入力端子、8
は第2の制御信号入力端子、9は第3の制御信号入力端
子、10は第4の制御信号入力端子、11は第5の制御
信号入力端子、12は出力端子、20はMPEG復号装
置、21はディマルチプレクサ回路、22及び23はバ
ッファ、24は入力セレクタ回路、25は逆量子化処理
回路、26はゼロ挿入回路、27は逆DCT回路、28
はサブサンプル回路、29及び30はメモリ、31は出
力セレクタ回路、32は制御回路、MCは動き補正回路
を示す。
【0009】親画面用ビットストリームのデコードは、
入力セレクタ回路24を第1の入力端子1から信号が入
力するように切り替え、ゼロ挿入回路26を非動作とし
ておくことによって行われる。即ち、親画面用ビットス
トリームは、まず、バッファ23で一時記憶され、入力
セレクタ回路が第1の入力端子1に切り替わることによ
り読み出され、逆量子化処理回路25でDCT係数に変
換され、次いで非動作のゼロ挿入回路26をスルーパス
し、逆DCT変換回路27によって映像信号に変換さ
れ、MCで動き補正され、第1の映像信号出力端子に現
れる。
入力セレクタ回路24を第1の入力端子1から信号が入
力するように切り替え、ゼロ挿入回路26を非動作とし
ておくことによって行われる。即ち、親画面用ビットス
トリームは、まず、バッファ23で一時記憶され、入力
セレクタ回路が第1の入力端子1に切り替わることによ
り読み出され、逆量子化処理回路25でDCT係数に変
換され、次いで非動作のゼロ挿入回路26をスルーパス
し、逆DCT変換回路27によって映像信号に変換さ
れ、MCで動き補正され、第1の映像信号出力端子に現
れる。
【0010】一方、子画面用ビットストリームのデコー
ドは、入力セレクタ回路24を第2の入力端子2から信
号が入力するようセットし、ゼロ挿入回路26を動作さ
せ、逆DCT回路27の出力を逆DCT出力端子4に出
力することよって行われる。即ち、子画面用ビットスト
リームは、まず、ディマルチプレクサ回路21に入力さ
れ、これよってB、Pピクチャが除去され、Iピクチャ
(Intra-Picture、イントラ符号化画像)のみのデータ
となる。続いて、Iピクチャのみとなったビットストリ
ームがバッファ22に一時的に記憶され、前述と同様に
入力セレクタ回路の切り替えで読み出され、逆量子化処
理回路25でDCT係数に変換され、ゼロ挿入回路26
で処理された後、逆DCT回路27によって映像信号に
変換され、サブサンプル回路でサブサンプルされ、その
結果がメモリ29または30に記憶される。
ドは、入力セレクタ回路24を第2の入力端子2から信
号が入力するようセットし、ゼロ挿入回路26を動作さ
せ、逆DCT回路27の出力を逆DCT出力端子4に出
力することよって行われる。即ち、子画面用ビットスト
リームは、まず、ディマルチプレクサ回路21に入力さ
れ、これよってB、Pピクチャが除去され、Iピクチャ
(Intra-Picture、イントラ符号化画像)のみのデータ
となる。続いて、Iピクチャのみとなったビットストリ
ームがバッファ22に一時的に記憶され、前述と同様に
入力セレクタ回路の切り替えで読み出され、逆量子化処
理回路25でDCT係数に変換され、ゼロ挿入回路26
で処理された後、逆DCT回路27によって映像信号に
変換され、サブサンプル回路でサブサンプルされ、その
結果がメモリ29または30に記憶される。
【0011】図中、ゼロ挿入回路26は、画素ブロック
毎の水平と垂直の高周波成分に”0”(ゼロ)を挿入す
るものである。図2にゼロ挿入パターンの例を示す。こ
れは、DCT係数の8×8のデータからなるブロック係
数に対応させたパターンを示したもので、所定値を超え
る高周波成分を持つ係数の値をゼロに置き換え、その他
低周波成分の係数には何ら変更を加えないものである。
毎の水平と垂直の高周波成分に”0”(ゼロ)を挿入す
るものである。図2にゼロ挿入パターンの例を示す。こ
れは、DCT係数の8×8のデータからなるブロック係
数に対応させたパターンを示したもので、所定値を超え
る高周波成分を持つ係数の値をゼロに置き換え、その他
低周波成分の係数には何ら変更を加えないものである。
【0012】ゼロ挿入回路26の出力は、逆DCT回路
27で、親画面と同じように復号され、逆DCT出力端
子4から出力され、サブサンプル回路28に導かれる。
27で、親画面と同じように復号され、逆DCT出力端
子4から出力され、サブサンプル回路28に導かれる。
【0013】次に、サブサンプル回路28における処理
について、図3〜図5を参照しつつ詳述する。サブサン
プル回路28では、復号されたIピクチャのみの子画面
用信号のサブサンプルを行う。サブサンプルについて、
次の2つの場合に分けて説明する。入力ビットストリー
ムのピクチャ構造がフレーム構造と、フィールド構造の
場合である。以下の例では、水平、垂直について1/S
(Sは自然数)についてサブサンプルする場合について
説明する。
について、図3〜図5を参照しつつ詳述する。サブサン
プル回路28では、復号されたIピクチャのみの子画面
用信号のサブサンプルを行う。サブサンプルについて、
次の2つの場合に分けて説明する。入力ビットストリー
ムのピクチャ構造がフレーム構造と、フィールド構造の
場合である。以下の例では、水平、垂直について1/S
(Sは自然数)についてサブサンプルする場合について
説明する。
【0014】まず、フレーム構造の場合、水平方向で
は、S個のピクセルから1個のピクセルを生成する。例
えば、サブサンプルレートを1/4とした場合、4ピク
セルから1ピクセルを生成することになる。また、垂直
方向では、S個のラインから1個のラインを生成する。
例えば、サブサンプルレートを1/4とした場合、4ラ
インから1ラインを生成することになる。
は、S個のピクセルから1個のピクセルを生成する。例
えば、サブサンプルレートを1/4とした場合、4ピク
セルから1ピクセルを生成することになる。また、垂直
方向では、S個のラインから1個のラインを生成する。
例えば、サブサンプルレートを1/4とした場合、4ラ
インから1ラインを生成することになる。
【0015】図3に、サブサンプルレートを1/4とし
た場合の最終的に得られる画素ブロックの例を示す。本
図において、a00〜a77はピクセルを示し、黒で示した
ものは上記の処理を経て選択されピクセルを示す。本図
に示すように、上記処理によって、黒で示されたピクセ
ルだけ取り出すことになる。即ち、これら選択されたピ
クセルのみまとめて1画面とすることによって、子画面
を作る。
た場合の最終的に得られる画素ブロックの例を示す。本
図において、a00〜a77はピクセルを示し、黒で示した
ものは上記の処理を経て選択されピクセルを示す。本図
に示すように、上記処理によって、黒で示されたピクセ
ルだけ取り出すことになる。即ち、これら選択されたピ
クセルのみまとめて1画面とすることによって、子画面
を作る。
【0016】一方、フィールド構造の場合、水平方向は
フレーム構造の場合と同様に、S個のピクセルから1個
のピクセルを生成する。例えば、サブサンプルレートを
1/4とした場合、4ピクセルから1ピクセルを生成す
ることになる。しかし、垂直方向については、1つのピ
クチャ層に対して処理を行う。例えば、サブサンプルレ
ートを1/4とした場合、NTSC方式では240ライ
ンから120ラインにすることになる。従って、この場
合、2ラインから、1ラインを生成することになる。最
終的には、図4に示した画素ブロックの黒で示したピク
セルだけ取り出すことになる。
フレーム構造の場合と同様に、S個のピクセルから1個
のピクセルを生成する。例えば、サブサンプルレートを
1/4とした場合、4ピクセルから1ピクセルを生成す
ることになる。しかし、垂直方向については、1つのピ
クチャ層に対して処理を行う。例えば、サブサンプルレ
ートを1/4とした場合、NTSC方式では240ライ
ンから120ラインにすることになる。従って、この場
合、2ラインから、1ラインを生成することになる。最
終的には、図4に示した画素ブロックの黒で示したピク
セルだけ取り出すことになる。
【0017】以上の例は、サブサンプルレートが偶数の
例であったが、奇数の時で、しかもそれがフィールド構
造である場合には、垂直方向処理を次のように行うこと
で良好な結果を得ることができる。以下はサブサンプル
レートが1/S(Sは奇数の自然数)の例について説明
する。なお、水平方向の処理は上記と同様であるため、
説明省略する。
例であったが、奇数の時で、しかもそれがフィールド構
造である場合には、垂直方向処理を次のように行うこと
で良好な結果を得ることができる。以下はサブサンプル
レートが1/S(Sは奇数の自然数)の例について説明
する。なお、水平方向の処理は上記と同様であるため、
説明省略する。
【0018】まず、垂直方向については、1つのピクチ
ャ層全てのラインからその2/S個のラインを生成する
ことが必要になる。そのため、本実施の形態では、S個
のラインを一組として、基準とするラインの信号を第一
の信号、第一の信号から(S/2)の小数点以下を切り
捨てた値分離れたラインの信号を第二の信号、そして、
第二の次のラインの信号を第三の信号として取り出し、
第二の信号と第三の信号を加算し、その結果をさらに二
分の一にした信号を第一の信号と共に取り出すといった
処理を行う。
ャ層全てのラインからその2/S個のラインを生成する
ことが必要になる。そのため、本実施の形態では、S個
のラインを一組として、基準とするラインの信号を第一
の信号、第一の信号から(S/2)の小数点以下を切り
捨てた値分離れたラインの信号を第二の信号、そして、
第二の次のラインの信号を第三の信号として取り出し、
第二の信号と第三の信号を加算し、その結果をさらに二
分の一にした信号を第一の信号と共に取り出すといった
処理を行う。
【0019】図5は、サンプルレートを1/3とした場
合に選択されるピクセルを示した例で、黒で示したもの
はそのまま、斜線で示したものは、隣り合うものの両方
を読み出し、その両者を加算した後、1/2にする処理
を行った後取り出されるピクセルを示す。以下にこの場
合の処理を具体的に説明する。
合に選択されるピクセルを示した例で、黒で示したもの
はそのまま、斜線で示したものは、隣り合うものの両方
を読み出し、その両者を加算した後、1/2にする処理
を行った後取り出されるピクセルを示す。以下にこの場
合の処理を具体的に説明する。
【0020】まず、3ラインを一組とし、そのうち一番
早く信号走査されるラインの信号、例えば図の黒で示し
たピクセルa00、a03、a06が並ぶラインの信号を基準
とし(これを第一の信号と呼ぶ)、取り出す。そして、
第一の信号から3を2で除して小数点以下を切り捨てた
値「1」の分だけ離れたa10、a13、a16の並ぶライン
の信号(これを第二の信号と呼ぶ)と、a20、a23、a
26の並ぶラインの信号(これを第三の信号と呼ぶ)とを
読み出し、これら第二、第三の信号を加算し、二分の一
とした信号を生成する。
早く信号走査されるラインの信号、例えば図の黒で示し
たピクセルa00、a03、a06が並ぶラインの信号を基準
とし(これを第一の信号と呼ぶ)、取り出す。そして、
第一の信号から3を2で除して小数点以下を切り捨てた
値「1」の分だけ離れたa10、a13、a16の並ぶライン
の信号(これを第二の信号と呼ぶ)と、a20、a23、a
26の並ぶラインの信号(これを第三の信号と呼ぶ)とを
読み出し、これら第二、第三の信号を加算し、二分の一
とした信号を生成する。
【0021】このようにして得られた第一及び第四の信
号を順次メモリ29または30に出力する構成とする。
号を順次メモリ29または30に出力する構成とする。
【0022】以上は本発明の映像信号生成についての主
要構成について述べたが、その他の構成について以下に
述べることとする。まず、図1に示したメモリ29、3
0は、表示用と前記の処理の結果を格納するための二つ
の機能があり、それら二個のメモリのうちの一方は、い
ずれかの機能を果たし、他方が他の機能を果たす。即ち
出力段に設けられた出力セレクタ回路31が映像信号出
力端子5を選択しているとき、メモリ29が表示用に使
用され、他方の選択されていない映像信号出力端子6に
繋がれたメモリ30がサブサンプル回路28からの出力
信号を蓄積するために使用される。これらは出力セレク
タ回路31の入力切り替えによって、前述のような二つ
の機能を交代して果たす構成となっている。
要構成について述べたが、その他の構成について以下に
述べることとする。まず、図1に示したメモリ29、3
0は、表示用と前記の処理の結果を格納するための二つ
の機能があり、それら二個のメモリのうちの一方は、い
ずれかの機能を果たし、他方が他の機能を果たす。即ち
出力段に設けられた出力セレクタ回路31が映像信号出
力端子5を選択しているとき、メモリ29が表示用に使
用され、他方の選択されていない映像信号出力端子6に
繋がれたメモリ30がサブサンプル回路28からの出力
信号を蓄積するために使用される。これらは出力セレク
タ回路31の入力切り替えによって、前述のような二つ
の機能を交代して果たす構成となっている。
【0023】また、出力セレクタ回路31は、通常のデ
コード時、つまりは親画面用の映像信号生成時、入力を
第1の映像信号出力端子のみに繋ぎ、それを出力端子1
2を介して後段の装置に出力している。他方、子画面用
の映像信号生成時には、前述のように入力として第二ま
たは第三の映像信号出力端子5、6のいずれかのみ選択
し、後段の装置に出力する。これら親画面用映像信号
と、子画面用映像信号は、後段の周知・公知である信号
処理を経て、図6に示すように、親画面の映像と子画面
の映像となり表示される。
コード時、つまりは親画面用の映像信号生成時、入力を
第1の映像信号出力端子のみに繋ぎ、それを出力端子1
2を介して後段の装置に出力している。他方、子画面用
の映像信号生成時には、前述のように入力として第二ま
たは第三の映像信号出力端子5、6のいずれかのみ選択
し、後段の装置に出力する。これら親画面用映像信号
と、子画面用映像信号は、後段の周知・公知である信号
処理を経て、図6に示すように、親画面の映像と子画面
の映像となり表示される。
【0024】図1に示す制御回路32は、以上に述べた
発明の実施の形態についての動作制御全てを行うもので
ある。それは、内蔵したマイクロコントローラからな
り、第1〜第3の制御信号入力端子7〜11を介して、
入力セレクタ回路24、ゼロ挿入回路26、出力セレク
タ回路31、メモリ29、30に制御信号を入力するこ
とで制御を行っている。
発明の実施の形態についての動作制御全てを行うもので
ある。それは、内蔵したマイクロコントローラからな
り、第1〜第3の制御信号入力端子7〜11を介して、
入力セレクタ回路24、ゼロ挿入回路26、出力セレク
タ回路31、メモリ29、30に制御信号を入力するこ
とで制御を行っている。
【0025】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の信号処
理装置によれば、子画面で別のストーリーのあらすじを
モニターすることができる。また、DVDディスクの場
合、子画面をアップデイトする期間は、0.5秒毎であ
るため、複数の子画面を設けて、いくつかのストーリー
を表示することが可能である。
理装置によれば、子画面で別のストーリーのあらすじを
モニターすることができる。また、DVDディスクの場
合、子画面をアップデイトする期間は、0.5秒毎であ
るため、複数の子画面を設けて、いくつかのストーリー
を表示することが可能である。
【0026】さらに、本発明のサブサンプル方法によれ
ば、垂直方向のサブサンプルが1つのピクチャ層で処理
できるといった利点がある。
ば、垂直方向のサブサンプルが1つのピクチャ層で処理
できるといった利点がある。
【図1】本発明の実施の形態を示す図である。
【図2】ゼロ挿入パターンの例を示す図である。
【図3】フレーム構造でサブサンプルレート1/4のと
きのサブサンプルの例を示す図である。
きのサブサンプルの例を示す図である。
【図4】フィールド構造でサブサンプルレート1/4の
ときのサブサンプルの例を示す図である。
ときのサブサンプルの例を示す図である。
【図5】フィールド構造でサブサンプルレート1/3の
ときのサブサンプルの例を示す図である。
ときのサブサンプルの例を示す図である。
【図6】本発明で得られる映像の例を示す図である。
1:第1の入力端子、2:第2の入力端子、3:第1の
映像信号出力端子、4:逆DCT出力端子、5:第2の
映像信号出力端子、6:第3の映像信号出力端子、7:
第1の制御信号入力端子、8:第2の制御信号入力端
子、9:第3の制御信号入力端子、10:第4の制御信
号入力端子、11:第5の制御信号入力端子、12:出
力端子、20:MPEG復号装置、21:ディマルチプ
レクサ回路、22,23:バッファ、24:入力セレク
タ回路、25:逆量子化処理回路、26:ゼロ挿入回
路、27:逆DCT回路、28:サブサンプル回路、2
9,30:メモリ、31:出力セレクタ回路、32:制
御回路、MC:動き補正回路
映像信号出力端子、4:逆DCT出力端子、5:第2の
映像信号出力端子、6:第3の映像信号出力端子、7:
第1の制御信号入力端子、8:第2の制御信号入力端
子、9:第3の制御信号入力端子、10:第4の制御信
号入力端子、11:第5の制御信号入力端子、12:出
力端子、20:MPEG復号装置、21:ディマルチプ
レクサ回路、22,23:バッファ、24:入力セレク
タ回路、25:逆量子化処理回路、26:ゼロ挿入回
路、27:逆DCT回路、28:サブサンプル回路、2
9,30:メモリ、31:出力セレクタ回路、32:制
御回路、MC:動き補正回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5C053 FA03 FA06 FA24 GB02 GB08 GB19 GB22 GB26 GB27 GB37 HA33 HA40 KA01 KA08 KA24 LA06 5C059 LB04 MA00 MA04 MA05 MA23 MC32 MC34 ME01 PP05 PP06 PP07 PP18 RB01 RB10 SS13 UA05 UA35 5J064 AA00 BA16 BC01 BC02 BC15 BC16 BC25 BD03
Claims (2)
- 【請求項1】 DCT変換されさらに量子化されたデー
タをDCT係数に変換する逆量子化回路と、DCT係数
を映像信号に変換する逆DCT回路とを具備する信号処
理装置において、 子画面用ビットストリームからIピクチャのビットスト
リームを取り出す手段と、前記取り出されたIピクチャ
のみの子画面用ビットストリームと親画面用ビットスト
リームのいずれかの入力に切り替える入力切り替え回路
と、前記逆量子化回路と前記逆DCT回路の間に設けら
れ、画素ブロック単位で複数の高周波項にゼロを挿入す
る手段と、前記逆DCT回路の出力をサブサンプルする
手段と、サブサンプルされた信号を記憶する手段とを有
し、 前記親画面用ビットストリームを復号するときは、前記
入力切り替え回路が親画面用ビットストリームの入力に
切り替わり、さらに前記ブロック単位で複数の高周波項
にゼロを挿入する手段がスルーパスになり、 前記親画面用ビットストリームを復号していないとき
に、前記入力切り替え回路が前記Iピクチャのみの子画
面用ビットストリームの入力に切り替わり、さらに前記
ブロック単位で複数の高周波項にゼロを挿入する手段が
動作し、前記逆DCT回路で復号された子画面用信号を
前記サブサンプル手段でサブサンプルし、該サブサンプ
ルされた子画面用信号が前記記憶する手段に記憶され、 前記親画面用信号と前記サブサンプル手段から読み出さ
れた前記子画面用信号のいずれかを出力することを特徴
とする信号処理装置。 - 【請求項2】 前記サブサンプル手段で垂直方向のサブ
サンプルをするとき、サンプルレートをSとした場合、
ビットストリームがフレーム構造の時は、S個のライン
の信号から1つのラインの信号を取り出して順次出力
し、フィールド構造の時は、1つのピクチャ層の信号に
対して処理を行って得た信号を出力するサブサンプル方
法であって、 前記フィールド構造の時、Sが偶数の時は、S/2個の
ラインを一組とし、そのうち1つのラインの信号を取り
出し、Sが奇数の時は、S個のラインを一組とし、基準
とするラインの信号を第一の信号、該第一の信号から
(S/2)の小数点以下を切り捨てた値分離れたライン
の信号を第二の信号、該第二の信号の次のラインの信号
を第三の信号として取り出し、前記第二の信号と前記第
三の信号を加算し、さらに二分の一にした信号を第四の
信号として、前記第一の信号と前記第四の信号を順次出
力することを特徴とする請求項1に記載の信号処理装置
を使用したサブサンプル方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000230118A JP2002044607A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 信号処理装置及びサブサンプル方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000230118A JP2002044607A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 信号処理装置及びサブサンプル方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002044607A true JP2002044607A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18723124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000230118A Pending JP2002044607A (ja) | 2000-07-31 | 2000-07-31 | 信号処理装置及びサブサンプル方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002044607A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111371459A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-07-03 | 宁夏隆基宁光仪表股份有限公司 | 一种适用于智能电表的多操作高频替换式数据压缩方法 |
KR20220049462A (ko) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | 엑시스 에이비 | 모션 세그멘테이션을 위한 방법 및 시스템 |
-
2000
- 2000-07-31 JP JP2000230118A patent/JP2002044607A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111371459A (zh) * | 2020-04-26 | 2020-07-03 | 宁夏隆基宁光仪表股份有限公司 | 一种适用于智能电表的多操作高频替换式数据压缩方法 |
CN111371459B (zh) * | 2020-04-26 | 2023-04-18 | 宁夏隆基宁光仪表股份有限公司 | 一种适用于智能电表的多操作高频替换式数据压缩方法 |
KR20220049462A (ko) * | 2020-10-14 | 2022-04-21 | 엑시스 에이비 | 모션 세그멘테이션을 위한 방법 및 시스템 |
KR102525662B1 (ko) | 2020-10-14 | 2023-04-25 | 엑시스 에이비 | 모션 세그멘테이션을 위한 방법 및 시스템 |
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