JP2002044041A - データ受信装置及びデータ受信方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びデータ配信装置及びデータ配信方法 - Google Patents

データ受信装置及びデータ受信方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びデータ配信装置及びデータ配信方法

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JP2002044041A
JP2002044041A JP2000226747A JP2000226747A JP2002044041A JP 2002044041 A JP2002044041 A JP 2002044041A JP 2000226747 A JP2000226747 A JP 2000226747A JP 2000226747 A JP2000226747 A JP 2000226747A JP 2002044041 A JP2002044041 A JP 2002044041A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量のデータベースの最新のデータを端末
装置に効率よく配信したい。 【解決手段】 データ配信装置71の繰り返し放送部7
3がセンターデータベース79の全てのデータを繰り返
して送信する。衛星64を介して同一データを繰り返し
て放送し、複数のデータ受信装置81が受信する。デー
タ受信装置81の繰り返し受信部83は、同一データを
繰り返し受信し、利用部86が必要とするデータを利用
要求受付部84で受け付け、受信したデータの中から利
用するデータを選択部85に選択させる。選択されたデ
ータは揮発性メモリ87に記録され、利用部86が利用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、センタ
ーデータベースを有するデータベースサーバ(データ配
信装置ともいう)から複数の端末装置(データ受信装置
ともいう)に対してデータを放送により配信するシステ
ムに関するものである。特に、端末装置に対して、最新
のデータを効率よく配信するシステムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在の端末装置システムは、端末装置そ
れぞれに、基本OS(オペレーティングシステム)ソフ
トウェアやアプリケーションソフトウェアなど、利用し
たいサービスに付随するあらゆるソフトウェアを搭載し
て稼働させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】もし、何らかの事情
で、ソフトウェアを変えたい、クレードアップしたい場
合、それぞれの端末装置すべてにソフトウェアを配り、
インストールするという膨大な時間と手間、コストがか
かる。現在インターネット経由でアップグレード用のソ
フトウェアを入手することはできるが、簡単なソフトウ
ェアでも時間がかかり、大きなソフトウェアはダウンロ
ードしている間の時間、何もできなくなってしまう。ま
た、データの配信も同様であり、大容量のデータほど、
そのデータの更新にはソフトウェアの配信も同様な環境
である。
【0004】例えば、現在のカーナビゲーションシステ
ムを例にすると、以下のような課題がある。 1.地図データの頻繁な更新が困難。 わずかな変更でもCD−ROM又はDVD−ROMの交
換が必要で、頻繁な更新は費用面でも、商品管理の面で
も困難である。 2.データ処理の負担が大きい。 経路検索などのプログラムの負担が大きい。又は、負担
を減らすために、機能が制限される。 3.外部情報の取得が困難。 VICS(登録商標)(道路交通情報通信システム)な
どによる情報提供は場所、内容が限られ、一方的に受信
するだけである。また、携帯電話などを利用したコミュ
ニケーションにも制限が多い。 4.プログラムの更新が困難。 新しい経路検索のアルゴリズム、新しい外部情報の利用
方法などのプログラムの変更が困難である。まして、ナ
ビゲーション以外の全く新しいサービスの提供などは不
可能に近い。
【0005】この発明は、以上のような課題を解決する
ためになされたものであり、端末装置に対してデータ
(ソフトウェアを含む)を効率よく配信しようとするも
のである。
【0006】また、この発明は、快適な端末装置環境を
整え、更に、それによってユーザが端末装置から受ける
ことができるサービスの拡大を促進するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ受
信装置は、データ配信装置からデータを受信するデータ
受信装置において、データ配信装置から繰り返して配信
される同一のデータを繰り返し受信する繰り返し受信部
と、データの利用要求を受け付ける利用要求受付部と、
繰り返し受信部により繰り返し受信されるデータの中か
ら、利用要求受付部により受け付けた利用要求のあった
データを選択し、利用要求のなかったデータを破棄する
選択部と、選択部により選択されたデータを利用する利
用部とを備えたことを特徴とする。
【0008】上記繰り返し受信部がデータ配信装置から
繰り返し受信するデータは、データ配信装置が有するセ
ンターデータベースのデータのうち利用部が利用する可
能性のある全てのデータであることを特徴とする。
【0009】上記データ受信装置は、更に、データを記
憶したローカルデータベースを有し、上記繰り返し受信
部がデータ配信装置から繰り返し受信するデータは、上
記ローカルデータベースに記憶されたデータが最新でな
くなり更新された更新データであることを特徴とする。
【0010】上記データ受信装置は、更に、データを記
憶するローカルデータベースを有し、上記繰り返し受信
部がデータ配信装置から繰り返し受信するデータは、上
記データベースに記憶されたデータが最新でなくなり更
新されたことを示す更新フラグであり、上記利用部は、
更新フラグによって示されたデータに対応する更新デー
タをデータ配信装置から取得して利用することを特徴と
する。
【0011】上記繰り返し受信部は、放送によりデータ
を受信することを特徴とする。
【0012】この発明に係るデータ受信方法は、データ
配信装置からデータを受信するデータ受信方法におい
て、データ配信装置から繰り返して配信される同一のデ
ータを繰り返し受信する繰り返し受信工程と、データの
利用要求を受け付ける利用要求受付工程と、繰り返し受
信工程により繰り返し受信されるデータの中から、利用
要求受付工程により受け付けた利用要求のあったデータ
を選択し、利用要求のなかったデータを破棄する選択工
程と、選択工程により選択されたデータを利用する利用
工程とを備えたことを特徴とする。
【0013】この発明に係るプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記データ受信方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴と
する。
【0014】この発明に係るデータ配信装置は、複数の
データ受信装置に対してデータを配信するデータ配信装
置において、配信するデータを記憶したセンターデータ
ベースと、センターデータベースに記憶されたデータを
繰り返し送信する繰り返し放送部とを備えたことを特徴
とする。
【0015】この発明に係るデータ配信方法は、複数の
データ受信装置に対してセンターデータベースのデータ
を配信するデータ配信方法において、配信するデータを
センターデータベースに記憶する記憶工程と、記憶工程
により、センターデータベースに記憶されたデータを繰
り返し送信する繰り返し放送工程とを備えたことを特徴
とする。
【0016】この発明に係るプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体は、上記データ配信方
法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴と
する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に述べるカーナビゲーション
システムの実施の形態に用いる技術要素(主に通信)と
その得失について述べる。
【0018】1.衛星による双方向通信。 高速な、衛星による通信を用いて必要なときに必要なデ
ータをセンターに問い合わせる。この場合、 a.全国(全世界)で、高度で均質なサービスを提供で
きる。 等の利点があるが、 a.地下、ビルの谷間など、上空からの電波が到達でき
ない場所がある。 b.端末装置の増加に伴い通信量が増大するので、実際
に通信可能なデータ量は限られる。 等の課題がある。
【0019】2.放送衛星による地図データやプログラ
ムのブロードキャスト。 地図データなど頻繁に用い、比較的データ量の多いもの
を常にブロードキャストする。この場合、 a.全国で均質なサービスを提供できる。 b.コストが(双方向通信に比べて)安い。 等の利点があるが、 a.地下、ビルの谷間など、上空からの電波が到達でき
ない場所がある。 b.別途双方向の通信手段が必要である。 等の課題がある。
【0020】3.次世代携帯電話による双方向通信。 衛星の代わりに、高速な次世代携帯電話による通信セン
ターに対する問い合わせを行う。この場合、 a.エリア内で均質なサービスを提供できる。 b.地下、ビルの谷間などでも通信できるようになると
期待される。 c.端末装置数に因らず安定な通信速度を維持できると
期待される。 等の利点があるが、 a.カーナビゲーションによる案内が必要な地域が携帯
電話のサービスエリア外である可能性が高い。 b.回線コストの(ユーザ)負担が大きい。 c.基幹技術が外部企業(電話回線提供会社)に依存す
ることになる。等の問題がある。
【0021】4.CD/DVD−ROM等の読み出し専
用の記録媒体による基本データの提供。 CD/DVD−ROMなどで、大容量のデータは提供し
ておき、更新部分のみセンターデータを用いる。この場
合、 a.携帯電話のサービスエリア外や通信障害時でも基本
的なサービスが提供できる。 b.既存の技術で安定しており比較的安価である。 等の利点があるが、 a.別途双方向の通信手段が必要である。 b.地図データが更新された地域では、通信によって更
新データを取得する必要がある。 c.要更新地域の拡大による通信量の増大を押さえるた
めに、定期的に基本データを更新(DVD−ROM等の
交換)が必要である。 等の課題がある。
【0022】5.ハードディスク等の読み書き可能な記
録媒体による基本データの保存。 出荷時からハードディスクに必要なデータを保存してお
き、通信によりこれを更新する。この場合、 a.サービスエリア外や通信障害時でも基本的なサービ
スを提供できる。 b.マルチキャストと組み合わせることにより通信量を
抑えられる。 c.既存の技術で安定している。 等の利点があるが、 a.ハードウェアがやや高価である。 等の課題がある。
【0023】実際には、これらの要素を複数組み合わせ
ることが考えられる。以下でどのような組み合わせが適
当か、考察する。
【0024】通信のデータの内容。 最近のカーナビゲーションシステムに用いられているデ
ータ量は、CD−ROM7〜8枚構成で、数Gbyte
の容量になっている。この内容は、ルート検索に用いる
情報や、電話番号、住所によるインデックス、タウン情
報などと、地図の画像である。地図以外の情報は、必要
なデータのみ、その都度問い合わせるようにしても通信
量の負担としては比較的小さく、その内容の特性から、
衛星による双方向通信を用いるのがよい。一方、地図デ
ータは容量が大きいので、その配信方法は検討が必要で
ある。
【0025】地図データの配信方法。 一般に、地図情報が必要となるのは、 a.走行中に現在地図情報を保持している区域を出よう
とするとき。 b.経路検索で目的地や、経路を指定・確認するとき。 等であり、数秒の待ち時間以内で地図が表示されること
が要求される。
【0026】地図データの配信方法には、次のようなも
のが考えられる。 1.衛星による双方向通信でOn Demand。 各端末装置で地図データが必要になる都度要求して、セ
ンターよりダウンロードする方式は、通信手段が一つだ
けで良く、柔軟な処理が行えるが、通信量が極めて多
く、僅かな台数の端末装置でも破綻する。要求を一定期
間保留して、同じ要求がまとまってからマルチキャスト
することで、やや負担を軽減できるが、解決に至らな
い。
【0027】2.放送衛星によるブロードキャスト(以
下に述べる実施の形態1の場合)。 放送衛星によって繰り返し地図情報をブロードキャスト
する方法は、端末装置台数の増加に影響されないので有
効である。一方、通信速度が遅いと目的の情報を得るま
でに多くの時間が必要となり、実用性に欠けることにな
る。また、別途双方向の通信手段が必要となる。この場
合、例えば、符号化後、かつ、圧縮後に総量で1.05
Gbyte程度の地図データの中から、必要な部分を常
に4秒以内に入手するためには、2.1Gbyte/s
ec(1.05Gbyte×8bits/4sec=
2.1Gbyte/sec)程度の転送速度が要求され
る。この回線速度の要求値は地図データの容量に比例す
るが、今後、この地図データの回線速度の要求値は、ま
すます増大すると思われる。
【0028】3.端末装置内に基本データを保存し、更
新データを放送衛星によるブロードキャスト(以下に述
べる実施の形態2の場合)。 ハードディスクなどの大容量記憶を用いて、端末装置内
に出荷時より基本的なデータ(地図データ他)を保存し
ておく。端末装置は、更新データのみを受信して利用す
るので、データ通信量を少なくすることができる。
【0029】4.端末装置内に基本データを保存し、双
方向通信で更新(以下に述べる実施の形態3の場合)。 ハードディスクなどの大容量記憶を用いて、端末装置内
に出荷時より基本的なデータ(地図データ他)を保存し
ておき、双方向通信を用いて必要に応じて基本的なデー
タ(地図データ他)を更新しながら用いる。ハードディ
スクなら大容量に十分対応できるし、データの形式や更
新要求の出し方などを最適化すれば、通信容量も抑えら
れると思われる。
【0030】実施の形態1.この実施の形態1において
は、放送衛星によるブロードキャストを用いたデータ配
信システムについて説明する。
【0031】図1は、放送衛星を使用した場合のシステ
ム全体図である。このシステムは、基地局データベース
49と放送衛星44と複数の移動体端末装置46から構
成されている。
【0032】基地局データベース49のの設備として、
基地局43は、一般のものを用いることができる。デー
タベースサーバ41の構成は、一般のWWW等のインタ
ーネットのサイトに用いられているサーバ技術が適用で
きる。
【0033】放送衛星44の設備は、一般的な放送衛星
の設備である。
【0034】端末装置46には、放送衛星によるブロー
ドキャストを受信できるような受信装置が設けられてい
る。
【0035】図2は、端末装置46の構成図である。端
末装置46のアンテナ51は、放送衛星44からの放送
電波を受信する。受信装置53は、受信した放送電波を
デジタルデータに変換するフロントエンド処理を行う。
復号装置54は、受信した符号化されているデータを復
号する。入力装置55は、ユーザとのインタフェースを
司るキーボードや操作ボタンである。中央制御処理装置
56は、入力装置55から受け付けたユーザからの要求
に基づいて、復号装置54から受け取ったデータを選択
し、主記憶装置57に記憶したり、或いは、表示制御装
置58を介して表示装置59に表示するものである。図
2において、特徴となる点は、ROMやDVD等の読み
出し専用の記憶装置が設けられていない点である。ま
た、ハードディスク等の読み書きが可能な大容量の補助
記憶装置も設けられていない点である。記憶装置として
用いられるのは、不揮発性メモリである主記憶装置57
のみである。
【0036】移動体などで、大量なデータが保持できな
い場合や、外部から頻繁に更新されるデータベースシス
テムの参照が要求される場合、センターにデータベース
を用意して、通信でここに問い合わせをする方法が一般
的に用いられているが、この方法では問い合わせ結果の
データ量が大きい場合、結果を得るのに時間がかかり、
実用性に乏しい。まして、問い合わせをする移動体等の
端末装置の数が増えれば、大容量の通信が多数発生する
ことになり、通信が破綻して機能しなくなる。
【0037】この解決策として、この実施の形態1の移
動体データベースシステムでは、データベースの全ての
データをセンターから高速な通信回線によって繰り返し
放送(ブロードキャスト)することにより、移動体など
の端末装置に、大量のデータを保持できない場合でも、
また、移動体などの端末装置の数に限らず、一定の時間
以内でデータベースの内容を配信することができるもの
である。通信方法は、ブロードキャストが擬似的にでも
できる方法なら、特に制限はない。
【0038】この方式では、通信衛星など、伝送に時間
のかかる通信手段でもデータベースの参照に要する時間
が影響を受けることはない。また、暗号化技術を用いた
り、受信する移動体をグループ分けした上で放送する
(ブロードキャスト)ことで、データに対するアクセス
を制限することもできる。また、データベースの参照と
同様な方法で、端末装置のプログラムを更新することも
できる。用途として、カーナビゲーションシステムやカ
ラオケ等がある。
【0039】図3は、この実施の形態のデータ配信装置
71とデータ受信装置81の構成図である。データ配信
装置71は、図1に示したデータベースサーバ41であ
る。データ受信装置81は、図1に示した端末装置46
である。データ配信装置71には、センターデータベー
ス79が設けられている。センターデータベース79
は、配信すべき全てのデータを記憶している。また、セ
ンターデータベース79は、最新のデータを常にアップ
デートして記憶している。繰り返し放送部73は、セン
ターデータベース79に記憶された同一の全データを先
頭から最後までサイクリックに繰り返し放送する。繰り
返し放送部73から放送されたデータは、衛星64を介
してデータ受信装置81の繰り返し受信部83で受信さ
れる。繰り返し受信部83は、センターデータベース7
9の全内容を先頭から最後まで繰り返し受信する。選択
部85は、繰り返し受信部83が繰り返し受信したデー
タを繰り返し受け付ける。利用要求受付部84は、デー
タ受信装置81が必要としているデータ、即ち、利用部
86が利用しようとしているデータの利用要求を受け付
ける。選択部85は、繰り返し受信部83により繰り返
し受信されるデータの中から、利用要求受付部84によ
り受け付けた利用要求のあったデータを選択し、利用し
ないデータを破棄する。利用部86は、選択部85によ
り選択されたデータを揮発性メモリ87(例えば、主記
憶装置57)に記憶し、表示や計算に利用する。また、
利用部86は、新たに利用したくなったデータに対する
利用要求を利用要求受付部84に出力する。
【0040】ここで、「繰り返し」とは、例えば、装置
の電源がオンになっている間中、同一のデータを送るこ
とをいう。或いは、1年の間中や1ヶ月の間中等、ある
期間中、同一のデータを送ることをいう。或いは、1日
のうちサービスを提供する時間の間中、同一のデータを
送ることをいう。例えば、9時から17時までの間中、
同一のデータを送ることをいう。また、「全データ」と
は、複数のデータ受信装置81のうちいずれかのデータ
受信装置81(即ち、ある1つのデータ受信装置81)
が使用する可能性があるデータ全てのことである。ま
た、「同一のデータ」とは、100%全く同一のデータ
の場合と、更新データを含む場合と、追加データを含む
場合がある。
【0041】図4は、データ配信装置71とデータ受信
装置81の動作を示す図である。図5は、データ配信装
置71とデータ受信装置81に示した動作のタイムチャ
ートである。センターデータベース79にA0,B0,
C0のデータが記憶されているものとする。データ受信
装置81においては、A0に対する利用要求が生じたも
のとする。図4に示すように、データ配信装置71は、
例えば、装置の電源がオンになっている間中、センター
データベース79に記憶されている全てのデータを先頭
から最後まで、即ち、A0,B0,C0を送信する(S
11)。データ配信装置71は、例えば、装置の電源が
オンになっている間中、この動作を繰り返す。図5に示
すように、A0,B0,C0のデータが繰り返し送信さ
れる。データ受信装置81の繰り返し受信部83は、放
送されたデータA0,B0,C0を受信する(S2
1)。選択部は、利用要求受付部84からの利用要求が
ない場合には、繰り返し受信部83から受信したデータ
を破棄する(S22,S23)。例えば、図5において
は、最初に受信したA0,B0,C0は、利用要求がな
いので、破棄される(図5において、×印は、データを
破棄することを意味する)。次に、図5の時刻T1にお
いて、利用要求受付部84がA0の利用要求を受け付け
た場合、選択部85は、利用するデータを受信するま
で、受信したデータを破棄する(S24,S23)。図
5においては、A0の利用要求があった後、A0の受信
があるまでのデータを破棄する。即ち、時刻T1後にC
0が破棄されている。選択部85は、図5の時刻T2に
おいて、A0を受信した場合、受信したデータを揮発性
メモリ87に記憶する。利用部86は、揮発性メモリ8
7に記憶されたA0を利用する(S25)。
【0042】このように、データ配信装置71は、同じ
最新データを繰り返し送信する。また、データ配信装置
71は、センターデータベース79の最新データを繰り
返し送信する。従って、データ受信装置81は、常に、
最新のデータを受信することができる。また、データ受
信装置81は、センターデータベース79の最初から最
後までのデータを受信するため、データ受信装置81に
必要なデータを選択して利用することができる。不要な
データは、破棄すればよい。従って、データ受信装置8
1に不揮発性のメモリとなる補助記憶装置は一切存在し
なくても、センターデータベース79のデータを得るこ
とができる。センターデータベース79のデータを得る
最大待ち時間は、繰り返し放送部73がセンターデータ
ベース79のデータを送信する1サイクル(1周期)の
時間となる(図5における時間C)。
【0043】図6は、カーナビゲーションシステムにお
けるセンターデータベースの地図データを示す図であ
る。地図データは、Z00〜Z99までのゾーンに分か
れてデータベースに記憶されている。今、車がZ22に
位置している場合には、Z22を中心とする9つのゾー
ンがデータ受信装置81の揮発性メモリ87に記憶され
て利用されるものとする。即ち、図6において、Xの領
域が揮発性メモリ87に記憶され、利用されているもの
とする。ここで、車がZ22からZ23に移動する場合
には、図6に示すように、Z23を中心とする9つのゾ
ーンを揮発性メモリ87に記憶させなければならない。
即ち、図6に示したYの領域のデータが必要になる。そ
の結果、Z14,Z24,Z34に対する利用要求が発
生する。繰り返し放送部73は、Z00〜Z99の全デ
ータを繰り返し送信し続けている。データ受信装置81
は、その中からZ14,Z24,Z34のデータを選択
して揮発性メモリ87に記憶させることにより、Yで示
す領域のデータを利用することが可能になる。
【0044】実施の形態2.この実施の形態2において
は、全てのデータではなく、更新されたデータのみを放
送する場合について説明する。この実施の形態2のシス
テム全体図は、図1と同じである。図7は、端末装置4
6の構成図であり、図7が図2と異なる点は、不揮発性
補助記憶装置63が設けられている点である。不揮発性
補助記憶装置63は、ローカルデータベースを記憶する
ものであり、コンパクトディスクやDVD等の読み出し
専用メモリでも構わないし、ハードディスク等の読み書
き可能な記憶装置でも構わない。
【0045】図8は、データ配信装置71とデータ受信
装置81の構成図である。図8が図3と異なる点は、デ
ータ配信装置71が更新検出部75を有している点と、
データ受信装置81がローカルデータベース89を有し
ている点である。更新検出部75は、センターデータベ
ース79の更新されたデータを検出して更新されたデー
タを繰り返し放送部73に提供するものである。繰り返
し放送部73は、更新されたデータのみを全て繰り返し
送信する。センターデータベース79とローカルデータ
ベース89は、元々は同じデータを有していたが、その
後、センターデータベース79のデータが更新され、セ
ンターデータベース79は、最新のデータを保持してい
る。一方、ローカルデータベース89は、読み出し専用
の記録媒体で構成されたりしているために、最新のデー
タにはアップデータされていない。繰り返し放送部73
は、更新されたデータ、即ち、センターデータベース7
9とローカルデータベース89との間で差があるデータ
を全て繰り返し放送するものである。
【0046】図9は、データ配信装置71とデータ受信
装置81の動作説明図である。図10は、データ配信装
置71とデータ受信装置81の動作のタイムチャートで
ある。更新検出部75は、センターデータベース79の
データが更新されたことを検出すると(S13)、過去
に更新されたデータを含めた全更新データを繰り返し放
送部73に引き渡す。繰り返し放送部73は、過去の更
新データを全て送信する(S14)。図10において
は、時刻T1においてA0がA1に更新されると、その
後、A1が繰り返し送信される。また、時刻T3におい
てC0がC1に更新されると、その後、A1とC1が繰
り返し送信される。
【0047】一方、データ受信装置81においては、時
刻T1後に送信されたA1又は時刻T3後に送信された
A1,C1を繰り返し受信する(S31)。データの利
用要求があるまでは、受信した更新データを破棄する
(S32,S33)。データの利用要求があった場合に
は、ローカルデータベース89にアクセスして利用要求
があったデータを利用する(S34)。そして、選択部
85は、繰り返し受信部83が受信したデータの中に利
用したデータの更新データがあるかどうかをチェックす
る(S35)。もし、利用したデータの更新データを受
信している場合には、受信した更新データを利用する
(S36)。
【0048】例えば、図10においては、時刻T2にお
いてB0の利用要求が発生すると、利用部86は、ロー
カルデータベース89にアクセスしてB0を利用する。
受信している更新データの中には、B0を更新したデー
タは含まれていないので、受信した更新データは破棄さ
れる。次に、時刻T4においてC0の利用要求が発生し
た場合には、利用部86は、ローカルデータベース89
にアクセスしてC0を利用する。選択部85は、時刻T
5においてC0の更新データC1を受信しているので、
そのC1をC0の更新データとして揮発性メモリ87に
記録する。利用部86は、C0の代わりに、C1を利用
する。
【0049】前述した例においては、利用要求が発生し
た場合に、S34において、利用部86がローカルデー
タベース89にアクセスしてデータを利用する場合を示
しているが、利用要求が発生した場合に、まず先に、利
用要求受付部84で利用要求を受け付け、選択部85
で、更新されたデータがあるかないかを確認した後、更
新されたデータがない場合にのみ、利用部86がローカ
ルデータベース89にアクセスして最新のデータを取り
出すようにしても構わない。即ち、図9のS32の後に
S35を実行し、S35で“N”のとき、S34を実行
してS31に戻るようにしてもよい。
【0050】実施の形態3.この実施の形態において
は、データ受信装置81がセンターデータベースと同内
容(同容量)のローカルデータベースを記憶する読み書
き可能な不揮発性補助記憶装置を有しており、データ配
信装置71とデータ受信装置81が放送衛星44と通信
衛星45を用いてデータの送受信を行う場合について説
明する。図11は、放送衛星44と通信衛星45を使用
した場合のシステム全体図である。放送衛星44は、一
方向通信に用いる。通信衛星45は、双方向通信に用い
る。図12は、端末装置47の機能ブロック図である。
端末装置47は、第1の衛星通信I/F(インタフェー
ス)91と第2の衛星通信I/F92を有している。第
1の衛星通信I/F91は、放送衛星44とのインタフ
ェースをとるものであり、一方向の通信(放送の受信)
を行うものである。第2の衛星通信I/F92は、通信
衛星45とのインタフェースをとるものであり、双方向
の通信を行うものである。通信プロトコルスタック93
は、通信プロトコルを実施するものである。GPSイン
タフェース94は、GPS衛星とのインタフェースをと
るものである。ユーザI/F・I/O95は、ユーザと
のインタフェースや入出力の機能を有するものである。
タイマ/クロック69は、計時用タイムと動作クロック
を発生させる。アプリケーション96は、ナビゲーショ
ンを行うアプリケーションプログラムである。不揮発性
補助記憶装置63は、ローカルデータベースを記憶する
ハードディスク又は及びフラッシュメモリ等の読み書き
可能な大容量の記録媒体である。オーディオシステム9
7は、音声の入出力を行うものである。メモリシステム
98は、読み出し専用のメモリ、或いは、揮発性メモリ
である。フォントシステム68は、表示制御装置58、
表示装置59により表示するフォントを取り扱うもので
ある。
【0051】移動体などに外部から頻繁に更新されるデ
ータベースシステムの参照が要求される場合、センター
にデータベースを用意して、通信で、ここに問い合わせ
をする方法が一般的に用いられているが、この方法で
は、問い合わせ結果のデータ量が大きい場合、結果を得
るのに時間がかかり、実用性に乏しい。まして、問い合
わせをする移動体の数が増えれば、大容量の通信が多数
発生することになり、通信が破綻して機能しなくなる。
また、環境条件や通信コスト、通信回線容量などの関係
で安定した通信が確保できない場合、全く機能しなくな
る。この解決策として、移動体等の端末装置に内蔵した
データベースを設けることにより、かつ、通信で必要に
応じてセンターのデータベースと同期を取りながら、内
蔵したデータベースを参照することにより、常に最新の
状態又はこれに近い内容のデータベースを参照すること
が可能となる。このとき、更新する情報の単位を、その
性質や更新時期などに対して適切に設定すると、更新に
必要な通信のデータ量を押さえることができる。
【0052】図13は、データ配信装置71とデータ受
信装置81の構成図である。図13が図8と異なる点
は、データ配信装置71にデータ送受信部76が追加さ
れ、データ受信装置81にデータ送受信部88が追加さ
れた点である。また、データ受信装置81のローカルデ
ータベース89は、読み書き可能な記録媒体を用いた不
揮発性補助記憶装置63に記載されている。データ配信
装置71の更新検出部75は、更新データを検出した場
合には、更新されたことを示す更新フラグを過去の更新
フラグを含めて繰り返し放送部73に出力する。繰り返
し放送部73は、過去の更新フラグを含めた全更新フラ
グを繰り返し、放送衛星44へ送信する。データ受信装
置81は、更新フラグを繰り返し受信し、受信した更新
フラグを利用部86が利用するデータが更新されている
か否かの判断に用いる。
【0053】図14は、データ配信装置71とデータ受
信装置81の動作説明図である。図15は、データ配信
装置71とデータ受信装置81の動作のタイムチャート
である。データ配信装置71は、センターデータベース
79のデータの更新があった場合には、そのデータの更
新フラグを送信する(S13,S15)。データ受信装
置81は、更新フラグを受信し、データの利用要求がな
い場合には、受信した更新フラグを破棄する(S41,
S42,S43)。利用要求があった場合には、データ
ベースにアクセスしてそのデータを利用する(S4
4)。そして、利用するデータの更新フラグを受信した
場合(S45)には、更新データを取得するための取得
要求を利用部86からデータ送受信部88に出力する。
データ送受信部88は、双方向の通信機能を有してお
り、データ配信装置71のデータ送受信部76に対して
更新データの取得要求を通信衛星45へ送信する(S4
6)。データ送受信部76は、双方向の通信機能を有し
ており、更新データの取得要求を受信し、更新データを
センターデータベース79から取得し、通信衛星45を
用いてデータ送受信部88に返信する(S16,S1
7)。データ送受信部88は、更新データを受信すると
揮発性メモリ87に書き込み、利用部86がその更新デ
ータを利用する(S47,S48)。
【0054】図15に示すように、時刻T1においてA
0がA1に更新され、時刻T3においてC0がC1に更
新されたものとする。そして、時刻T2においてB0の
利用要求が発生した場合には、利用部86がローカルデ
ータベース89からB0を取得して利用する。その後、
B0に対する更新フラグは受信していないため、そのま
まB0が最新のデータとして利用され続ける。次に、時
刻T4においてC0の利用要求が発生した場合、利用部
86は、ローカルデータベース89からC0を取得して
利用する。時刻T5においてC0の更新フラグCFを受
信しているので、データ送受信部88は、時刻T6にお
いてC0の更新データの取得要求を出力する。データ送
受信部76は、時刻T7においてセンターデータベース
79から取得したC0の更新データであるC1を返信す
る。データ送受信部88は、C1を受信し、揮発性メモ
リ87に記録する。そして、利用部86は、C1を利用
するとともに、ローカルデータベース89のC0をC1
に更新する。もし、ローカルデータベース89が読み出
し専用の記録媒体である場合には、ローカルデータベー
ス89の更新はできないが、この実施の形態のように、
読み書き可能な不揮発性補助記憶装置63でローカルデ
ータベース89を構成する場合には、データの更新が可
能である。
【0055】前述した実施の形態1,2,3において
は、放送手段を用いて通信する場合を説明したが、ブロ
ードキャスト又はマルチキャスト又は1対多通信ができ
ればよく、データの通信、或いは、データの更新に用い
る通信手段に特に制限はない。即ち、前述した実施の形
態1,2,3においては、繰り返し放送部73が衛星放
送を用いていたが、繰り返し放送部73は、地上放送を
用いてもよいし、その他の無線回線を用いてもよいし、
有線回線を用いても構わない。また、インターネットを
用いても構わないし、ローカルエリアネットワークを用
いても構わないし、専用回線や電話回線を用いても構わ
ない。また、通信衛星を用いなくてもよく、その他の無
線回線を用いてもよいし、有線回線を用いても構わな
い。また、インターネットを用いても構わないし、ロー
カルエリアネットワークを用いても構わないし、専用回
線や電話回線を用いても構わない。また、端末装置64
は、移動体でなくてもよく、机や床や壁に設置又は配置
されていてもよい。
【0056】また、送信時期は、(1)一定期間毎、
(2)対象データ(レコード)を参照する毎に確認して
更新があったとき、(3)更新が発生した時点など、デ
ータベースの性質に応じて適切に決定する。
【0057】更に、実施の形態2のように更新内容その
もの以外に、実施の形態3のように何処が更新されたか
というフラグ情報を、通信で移動体などの端末装置に通
知しておけば、その情報が端末装置で必要になったとき
だけ情報を更新するという動作が可能で、多数の移動体
などの端末装置が稼働する場合でも、通信量を押さえる
ことが可能である。また、実施の形態2、実施の形態3
の場合は、仮に通信ができない状況でも、内蔵したデー
タベースを参照することにより、ある程度の確度のある
参照を行うことができる。双方向通信では、通信は1対
1で行われるので通信相手を特定し、暗号化などによっ
て情報の機密を保持できる。また、通信手段が1対多
(ブロードキャスト又はマルチキャスト)に対応してい
れば、これを利用して複数の移動体などの端末装置のデ
ータベースを更新することも可能である。また、データ
ベースの参照と同様な方法で、端末装置のプログラムを
更新することもできる。
【0058】このシステムの用途として、カーナビゲー
ションシステム、カラオケ、在庫管理システム、受注・
発注管理システム等がある。
【0059】実施の形態1,2,3以外にも図16のよ
うな通信環境が考えられる。図16は、マルチアクセス
端末装置の通信環境を示す図である。端末装置は、複数
種類の無線インタフェースを有している。即ち、以下の
ものを有している。 (1)地上波(テレビ電波、ラジオ電波)受信用のアン
テナとインタフェースとプロトコル (2)通信衛星からの電波送受信用のアンテナとインタ
フェースとプロトコル (3)放送衛星からの電波受信用のアンテナとインタフ
ェースとプロトコル (4)GPS衛星からの電波受信用のアンテナとインタ
フェースとプロトコル (5)移動体用基地局からの電波送受信用のアンテナと
インタフェースとプロトコル このように、端末装置は、マルチアクセスの機能を有し
ている。マルチアクセス端末装置とは、上記(1)〜
(5)の全て又は少なくとも2種又は3種以上の異なる
無線インタフェースを有していることをいう。例えば、
図12は、上記(2),(3),(4)の3種類の無線
インタフェースを有している場合を示している。なお、
(1)〜(5)のアンテナは兼用してもよい。また、
(1)〜(5)のインタフェースも兼用してもよい。ま
た、(1)〜(5)のプロトコルも兼用してもよい。
【0060】図17は、双方向通信のマルチアクセス端
末装置を示す図である。センターと移動体基地局は、光
ファイバーで結ばれている。マルチアクセス端末装置
は、上記(2),(5)を有している。図16,図17
のいずれの場合も、マルチアクセス端末装置は、無線で
接続され、有線で接続されることはない。
【0061】前述したデータ配信装置71とデータ受信
装置81の各部は、コンピュータのソフトウェア(プロ
グラム)で実現することができる。或いは、ハードウェ
アで実現することができる。或いは、ハードウェアとソ
フトウェアの組み合わせで実現することができる。プロ
グラムで実現される場合には、プログラムは、ROMや
ディスク装置等の記録媒体に記録され、CPUにより読
み出されて動作することにより、前述した各部の機能を
発揮することがでできる。
【0062】また、前述した例は、カーナビゲーション
システムの場合を説明したが、データを配信するシステ
ムであれば、どのようなシステムにも適用することがで
きる。
【0063】また、前述した実施の形態においては、デ
ータを配信する場合を説明したが、このデータの中に
は、プログラムも含まれている。
【0064】また、前述した実施の形態においては、実
施の形態1,2,3の場合に分けて説明したが、前述し
た3つの実施の形態を全て又は一部組み合わせてシステ
ムを実現しても構わない。
【0065】以下、システムの特徴点を要約すると以下
のようになる。 1.地図データをセンター管理する。 センターから必要に応じて地図をダウンロードすること
で、最新情報の提供が可能となる。 2.センターによるデータ処理。 負担の大きいデータ処理をセンターに分担させること
で、乗用車側の端末装置でのデータ処理の負担を軽減
し、高度なサービスを提供することができる。また、通
信のデータ量の低減も期待できる。 3.双方向通信による有効な外部情報の取得。 衛星などによる双方向通信で、場所を問わず情報の取得
ができ、道路工事や事故、災害、異常気象、混雑状況な
どに応じたナビゲーションなどが可能となる。 4.プログラムをダウンロード。 最新のプログラムをセンターからダウンロードすること
で、処理能力が小さい端末装置でも、そのとき必要なプ
ログラムのみをダウンロードして実行することや、処理
をセンターに分担させることが可能となり、多機能を実
現できる。
【0066】また、付加機能として、以下のものを実現
することができる。衛星による双方向通信を実現するこ
とで、多くの付加機能を提供することができる。 1.エンタテイメント。 従来のCD/MD/ラジオ放送などの他に、通信カラオ
ケ、インターネットラジオ、MP3などによる音楽配
信、クイズ・アンケート番組への参加など、多くの双方
向なエンタテイメントが期待できる。 2.メインテナンスサポート。 故障を早期に発見し、これをユーザに通知した上で、デ
ィーラーや現在地点の近隣の修理工場などと、自動又は
手動で連絡し、早期に対応するなどのメインテナンスサ
ポートが可能となる。このとき、修理工場側では、一般
のインターネット接続を利用すれば、設備にかかる費用
も少ない。 3.コミュニケーション。 電子メール(e−mail)や、株式情報の配信、電子
取引(e−trade)など、現在又は将来インターネ
ットで行われるサービスは、殆どそのまま提供可能であ
る。また、災害や異常気象などの緊急情報も、現在地点
を基準に緊急度を勘案して提供可能である。
【0067】なお、衛星回線を利用してデータを配信す
るシステムとして、例えば、特開2000−11504
7号公報に開示されたシステムが知られている。しか
し、従来の衛星回線を利用してデータを配信するシステ
ムでは、データを1度しか配信しないので、通信の開始
と終了を知る必要がった。従来の衛星回線を利用してデ
ータを配信するシステムでは、本システムのように、
「同一のデータを繰り返して放送する」ことはない。本
システムでは、同一のデータを繰り返して放送するの
で、データ受信装置は、通信の開始と終了を知る必要は
なく、いつ電源がオンオフされてもよい。
【0068】
【発明の効果】このシステムは、以下のような効果があ
る。 (1)端末装置側には基本的なハードウェア、及びソフ
トウェアしか置かないので、端末装置コストの削減がで
きる。 (2)必要なデータは、端末装置側のフラッシュメモリ
またはハードディスクに保管される。 (3)必要なソフトウェアを必要なときに配信できる。
ソフトウェアのアップグレード版やデータや更新データ
は、データセンターから配信される。 (4)配信方法は、衛星通信ネットワークを利用するこ
とにより、大容量の双方向通信を可能にする。 (5)演算処理が必要な場合は、端末装置からデータセ
ンターへ衛星経由で指示が行き、演算の結果を同様に端
末装置に返すことにより、端末装置側の負担を軽くし、
行えるサービスの拡充が可能である。 (6)この端末装置は、電波の分野では、複数の電波に
対応できる。即ち、衛星との通信(双方向)、衛星から
の放送の受信、衛星のGPS受信ができる。また、携帯
電話送受信、通常の放送電波受信をもすることができ
る。 (7)この端末装置及びシステムだと、変更の情報はデ
ータセンター側が変更されれば、必要に応じ各端末装置
に送られ、即時に変更可能である。 (8)ビデオオンデマンドなどの新サービスにもデータ
センター側の準備が整えば、必要なソフトウェアと番組
が即送られ、エンドユーザは新しいサービスをいち早く
手に入れることができる。 (9)この他、搭載が車でなくても同じことで、同様の
考え方で作られた端末装置とシステムがあれば、さまざ
まな新しい事業やサービスが可能である。例えば、訪問
看護のデータ及び情報交換用端末装置、メーカーの商品
管理(特に店頭管理で活用)用端末装置、流通やコンビ
ニエンスストア、駅売店やファーストフード店、ファミ
リーレストランなどのマルチ端末装置、営業車利用の営
業者の管理用端末装置として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1,2の放送衛星を使用したシス
テム全体図。
【図2】 実施の形態1の端末装置46の構成図。
【図3】 実施の形態1のデータ配信装置71とデータ
受信装置81の構成図。
【図4】 実施の形態1のデータ配信装置71とデータ
受信装置81の動作フロー図。
【図5】 実施の形態1のデータ配信装置71とデータ
受信装置81のタイムチャート図。
【図6】 地図データの一例を示す図。
【図7】 実施の形態2の端末装置46の構成図。
【図8】 実施の形態2のデータ配信装置71とデータ
受信装置81の構成図。
【図9】 実施の形態2のデータ配信装置71とデータ
受信装置81の動作フロー図。
【図10】 実施の形態2のデータ配信装置71とデー
タ受信装置81のタイムチャート図。
【図11】 実施の形態3の放送衛星を使用したシステ
ム全体図。
【図12】 実施の形態3の端末装置46の構成図。
【図13】 実施の形態3のデータ配信装置71とデー
タ受信装置81の構成図。
【図14】 実施の形態3のデータ配信装置71とデー
タ受信装置81の動作フロー図。
【図15】 実施の形態3のデータ配信装置71とデー
タ受信装置81のタイムチャート図。
【図16】 マルチアクセス端末装置の通信環境を示す
図。
【図17】 双方向通信のマルチアクセス端末装置を示
す図。
【符号の説明】
41 データベースサーバ、43 基地局、44 放送
衛星、45 通信衛星、46,47 端末装置、49
基地局データベース、51 アンテナ、53受信装置、
54 復号装置、55 入力装置、56 中央制御処理
装置、57主記憶装置、58 表示制御装置、59 表
示装置、63 不揮発性補助記憶装置、64 衛星、6
8 フォントシステム、69 タイマ/クロック、71
データ配信装置、73 繰り返し放送部、75 更新
検出部、76 データ送受信部、79 センターデータ
ベース、81 データ受信装置、83 繰り返し受信
部、84 利用要求受付部、85 選択部、86 利用
部、87 揮発性メモリ、88 データ送受信部、89
ローカルデータベース、91 第1の衛星通信I/
F、92 第2の衛星通信I/F、93 通信プロトコ
ルスタック、94GPSインタフェース、95 ユーザ
I/F・I/O、96 アプリケーション、97 オー
ディオシステム、98 メモリシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08G 1/09 G08G 1/09 F 1/137 1/137 H04B 1/16 H04B 1/16 Z H04L 12/18 H04L 11/18 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB05 AB07 AB13 AC14 AC16 AC20 5H180 AA01 BB04 BB05 BB13 CC12 EE18 FF05 FF12 FF13 FF22 FF27 FF32 5K030 GA04 HA07 HB19 JL02 JT09 KA07 LA19 LC18 LD07 LD20 5K061 AA03 AA09 BB10 DD00 FF02 FF12 JJ06 JJ07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ配信装置からデータを受信するデ
    ータ受信装置において、 データ配信装置から繰り返して配信される同一のデータ
    を繰り返し受信する繰り返し受信部と、 データの利用要求を受け付ける利用要求受付部と、 繰り返し受信部により繰り返し受信されるデータの中か
    ら、利用要求受付部により受け付けた利用要求のあった
    データを選択し、利用要求のなかったデータを破棄する
    選択部と、 選択部により選択されたデータを利用する利用部とを備
    えたことを特徴とするデータ受信装置。
  2. 【請求項2】 上記繰り返し受信部がデータ配信装置か
    ら繰り返し受信するデータは、データ配信装置が有する
    センターデータベースのデータのうち利用部が利用する
    可能性のある全てのデータであることを特徴とする請求
    項1記載のデータ受信装置。
  3. 【請求項3】 上記データ受信装置は、更に、データを
    記憶したローカルデータベースを有し、 上記繰り返し受信部がデータ配信装置から繰り返し受信
    するデータは、上記ローカルデータベースに記憶された
    データが最新でなくなり更新された更新データであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  4. 【請求項4】 上記データ受信装置は、更に、データを
    記憶するローカルデータベースを有し、 上記繰り返し受信部がデータ配信装置から繰り返し受信
    するデータは、上記データベースに記憶されたデータが
    最新でなくなり更新されたことを示す更新フラグであ
    り、 上記利用部は、更新フラグによって示されたデータに対
    応する更新データをデータ配信装置から取得して利用す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ受信装置。
  5. 【請求項5】 上記繰り返し受信部は、放送によりデー
    タを受信することを特徴とする請求項1記載のデータ受
    信装置。
  6. 【請求項6】 データ配信装置からデータを受信するデ
    ータ受信方法において、 データ配信装置から繰り返して配信される同一のデータ
    を繰り返し受信する繰り返し受信工程と、 データの利用要求を受け付ける利用要求受付工程と、 繰り返し受信工程により繰り返し受信されるデータの中
    から、利用要求受付工程により受け付けた利用要求のあ
    ったデータを選択し、利用要求のなかったデータを破棄
    する選択工程と、 選択工程により選択されたデータを利用する利用工程と
    を備えたことを特徴とするデータ受信方法。
  7. 【請求項7】 上記請求項6記載のデータ受信方法をコ
    ンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】 複数のデータ受信装置に対してデータを
    配信するデータ配信装置において、 配信するデータを記憶したセンターデータベースと、 センターデータベースに記憶されたデータを繰り返し送
    信する繰り返し放送部とを備えたことを特徴とするデー
    タ配信装置。
  9. 【請求項9】 複数のデータ受信装置に対してセンター
    データベースのデータを配信するデータ配信方法におい
    て、 配信するデータをセンターデータベースに記憶する記憶
    工程と、 記憶工程によりセンターデータベースに記憶されたデー
    タを繰り返し送信する繰り返し放送工程とを備えたこと
    を特徴とするデータ配信方法。
  10. 【請求項10】 上記請求項9記載のデータ配信方法を
    コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2000226747A 2000-07-27 2000-07-27 データ受信装置及びデータ受信方法及びプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及びデータ配信装置及びデータ配信方法 Withdrawn JP2002044041A (ja)

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