JP2002043766A - 電子機器のコード収納構造 - Google Patents
電子機器のコード収納構造Info
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- JP2002043766A JP2002043766A JP2000221014A JP2000221014A JP2002043766A JP 2002043766 A JP2002043766 A JP 2002043766A JP 2000221014 A JP2000221014 A JP 2000221014A JP 2000221014 A JP2000221014 A JP 2000221014A JP 2002043766 A JP2002043766 A JP 2002043766A
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- cord
- power supply
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- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 機器から導出された電源コードの余剰部分を
機器側に係止して収納しておくことにより引き出された
余剰部分にオペレータ等が足を引っ掛ける不具合を解消
することができる。また、電源コードから発生する輻射
ノイズが他の機器に与える影響を防止し、機器を移動す
る際等に電源コードに過大な力が加わったとしても電源
コードが損傷することを防止する。 【解決手段】 電源コード５が接続された機器側面３に
電源コードを収容するために設けたスペース６と、該ス
ペースを開閉するために該機器側面に対して着脱自在に
支持される蓋７と、該蓋の裏面に形成されたコード巻付
け用部材８と、を備えた電子機器において、蓋の周縁に
沿って電源コード引き出し用の切欠き７ａを複数配置し
た。
機器側に係止して収納しておくことにより引き出された
余剰部分にオペレータ等が足を引っ掛ける不具合を解消
することができる。また、電源コードから発生する輻射
ノイズが他の機器に与える影響を防止し、機器を移動す
る際等に電源コードに過大な力が加わったとしても電源
コードが損傷することを防止する。 【解決手段】 電源コード５が接続された機器側面３に
電源コードを収容するために設けたスペース６と、該ス
ペースを開閉するために該機器側面に対して着脱自在に
支持される蓋７と、該蓋の裏面に形成されたコード巻付
け用部材８と、を備えた電子機器において、蓋の周縁に
沿って電源コード引き出し用の切欠き７ａを複数配置し
た。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置、通信
機器、コンピュータ等の電子機器における電源コードの
収納構造に関する。
機器、コンピュータ等の電子機器における電源コードの
収納構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のデスクトップ型の画像形成装置
（複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等）、コンピュ
ータ等の電子機器は、２ｍ程度の電源コードを有してお
り、この電源コードは機器側面等から引き出されて室内
等に配置したコンセントに接続される。このため、机及
びラック上に電子機器を設置した際に、電源コードに余
剰部分が発生し、この余剰部分にオペレータ等が足をひ
っかっけて転んだり、或は機器を壊したりすることがあ
る。また、電源コードの余剰部分を机等の足で踏んで電
源コードに傷を付け、火災等の原因となることもある。
更に、電源コードからは輻射電波が発生し、これがノイ
ズとして他の機器に悪影響を及ぼすこともある。また、
電気掃除機のように電源コードを掃除機内にリールで巻
き取る方法を採用する電気器具も知られているが、画像
形成装置にあっては大電流を必要とするため、リールに
より巻取る構造を採用すると、固定部分と回転部分との
接点に大電流が流れる危険があるため、実現は難しい。
また、そのような危険を回避する構造を採用するとすれ
ば構造的にかなり高価なものになる。ところで、特開平
５−１８０６９号公報及び特開平６−２５９１６５号公
報には、機器に電源コードを収納するスペースを設け、
そのスペースの蓋に電源コードを引っかける部材を備え
て、機器を使用しないときに電源コードをそのスペース
に収納する構成が開示されている。また、特開平１０―
２８５４９５号公報には、機器にポケットを設け、電源
コードの余剰部分をそのポケットに収納する構成が開示
されている。しかし、これらの従来例には、電源コード
から発生する輻射電波がノイズとなって他の機器に及ぼ
す悪影響を解消する構成が開示されていない。また、従
来の電子機器において電源コードを収容するためのスペ
ースを開閉するための蓋は、機器側面に設けたヒンジに
よって開閉自在に枢支され、機器側面から容易に離脱で
きない構成となっている。このため、閉止した状態にあ
る蓋の周縁に設けた切欠きから引き出されて室内のコン
セント等に接続された電源コードに対して、機器の移動
時等に過大な力が加わった場合に、蓋の切欠き部に電源
コードが強く押し付けられて電源コードが損傷するとい
う不具合があった。
（複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等）、コンピュ
ータ等の電子機器は、２ｍ程度の電源コードを有してお
り、この電源コードは機器側面等から引き出されて室内
等に配置したコンセントに接続される。このため、机及
びラック上に電子機器を設置した際に、電源コードに余
剰部分が発生し、この余剰部分にオペレータ等が足をひ
っかっけて転んだり、或は機器を壊したりすることがあ
る。また、電源コードの余剰部分を机等の足で踏んで電
源コードに傷を付け、火災等の原因となることもある。
更に、電源コードからは輻射電波が発生し、これがノイ
ズとして他の機器に悪影響を及ぼすこともある。また、
電気掃除機のように電源コードを掃除機内にリールで巻
き取る方法を採用する電気器具も知られているが、画像
形成装置にあっては大電流を必要とするため、リールに
より巻取る構造を採用すると、固定部分と回転部分との
接点に大電流が流れる危険があるため、実現は難しい。
また、そのような危険を回避する構造を採用するとすれ
ば構造的にかなり高価なものになる。ところで、特開平
５−１８０６９号公報及び特開平６−２５９１６５号公
報には、機器に電源コードを収納するスペースを設け、
そのスペースの蓋に電源コードを引っかける部材を備え
て、機器を使用しないときに電源コードをそのスペース
に収納する構成が開示されている。また、特開平１０―
２８５４９５号公報には、機器にポケットを設け、電源
コードの余剰部分をそのポケットに収納する構成が開示
されている。しかし、これらの従来例には、電源コード
から発生する輻射電波がノイズとなって他の機器に及ぼ
す悪影響を解消する構成が開示されていない。また、従
来の電子機器において電源コードを収容するためのスペ
ースを開閉するための蓋は、機器側面に設けたヒンジに
よって開閉自在に枢支され、機器側面から容易に離脱で
きない構成となっている。このため、閉止した状態にあ
る蓋の周縁に設けた切欠きから引き出されて室内のコン
セント等に接続された電源コードに対して、機器の移動
時等に過大な力が加わった場合に、蓋の切欠き部に電源
コードが強く押し付けられて電源コードが損傷するとい
う不具合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、電源コードの余剰部分を機器側に収納して
おくことにより余剰部分にオペレータ等が足を引っ掛け
る不具合を解消することと、電源コードから発生する輻
射ノイズが他の機器に与える影響を抑えること、機器を
移動する際等に電源コードに過大な力が加わったとして
も電源コードが損傷することを防止すること、にある。
即ち、請求項１の発明は、電源コードの一部を機器側の
収納スペース内に収納しつつ必要部分だけ引き出してお
くことにより、必要最低限の電源コードの引出し長さで
機器を使用することで、電源コードに足を引っ掛けた
り、機器が転倒する不具合を解消する。請求項２の発明
は、電源コード収納部を開閉する蓋を導電材料から構成
したので、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機
器に与える影響を抑えることができる。請求項３の発明
は、前記蓋を接地するためのアース部材を機器側面に設
けたので、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機
器に与える影響を抑えることができる。請求項４の発明
は、蓋を機器側面に脱落不能に枢支するのではなく磁石
等によって着脱可能に支持する様にしたので、閉止状態
にある蓋に設けた切欠きから引き出された電源コードに
過大が力が加わった場合においても、蓋が機器側面から
離脱することによって電源コードがダメージを受ける事
態を防止できる。
する課題は、電源コードの余剰部分を機器側に収納して
おくことにより余剰部分にオペレータ等が足を引っ掛け
る不具合を解消することと、電源コードから発生する輻
射ノイズが他の機器に与える影響を抑えること、機器を
移動する際等に電源コードに過大な力が加わったとして
も電源コードが損傷することを防止すること、にある。
即ち、請求項１の発明は、電源コードの一部を機器側の
収納スペース内に収納しつつ必要部分だけ引き出してお
くことにより、必要最低限の電源コードの引出し長さで
機器を使用することで、電源コードに足を引っ掛けた
り、機器が転倒する不具合を解消する。請求項２の発明
は、電源コード収納部を開閉する蓋を導電材料から構成
したので、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機
器に与える影響を抑えることができる。請求項３の発明
は、前記蓋を接地するためのアース部材を機器側面に設
けたので、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機
器に与える影響を抑えることができる。請求項４の発明
は、蓋を機器側面に脱落不能に枢支するのではなく磁石
等によって着脱可能に支持する様にしたので、閉止状態
にある蓋に設けた切欠きから引き出された電源コードに
過大が力が加わった場合においても、蓋が機器側面から
離脱することによって電源コードがダメージを受ける事
態を防止できる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為、
請求項１の発明は、電源コードが接続された機器側面に
電源コードを収容するために設けたスペースと、該スペ
ースを開閉するために該機器側面に対して着脱自在に支
持される蓋と、該蓋の裏面に形成されたコード巻付け用
部材と、を備えた電子機器において、前記蓋の周縁に沿
った異なった複数の位置に電源コード引き出し用の切欠
きを配置したことを特徴とする。請求項２の発明は、前
記蓋の少なくとも一部を導電性材料にて構成したことを
特徴とする。請求項３の発明は、前記機器側面にアース
部材を配置し、前記導電性材料から成る蓋を閉止したと
きに該蓋と該アース部材とが接触するように構成したこ
とを特徴とする。請求項４の発明は、前記蓋を前記機器
側面に対して支持する支持部は、電源コードに過大な負
荷が加わった際に該蓋を機器側面から離脱させ得る構成
を備えていることを特徴とする。
請求項１の発明は、電源コードが接続された機器側面に
電源コードを収容するために設けたスペースと、該スペ
ースを開閉するために該機器側面に対して着脱自在に支
持される蓋と、該蓋の裏面に形成されたコード巻付け用
部材と、を備えた電子機器において、前記蓋の周縁に沿
った異なった複数の位置に電源コード引き出し用の切欠
きを配置したことを特徴とする。請求項２の発明は、前
記蓋の少なくとも一部を導電性材料にて構成したことを
特徴とする。請求項３の発明は、前記機器側面にアース
部材を配置し、前記導電性材料から成る蓋を閉止したと
きに該蓋と該アース部材とが接触するように構成したこ
とを特徴とする。請求項４の発明は、前記蓋を前記機器
側面に対して支持する支持部は、電源コードに過大な負
荷が加わった際に該蓋を機器側面から離脱させ得る構成
を備えていることを特徴とする。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図１は本発明の一実施形
態に係る電源コード収納構造を備えた電子機器の外観斜
視図、図２は蓋を閉じて電源コードを引出した状態の斜
視図である。この電子機器１は、例えばプリンタであ
り、プリンタ１は筐体２の一つの機器側面３に設けたコ
ード引出し部４から電源コード５を引き出すとともに、
機器側面３上に設ける電源コード収納スペース６を開閉
するために機器側面３に対して着脱自在に支持される蓋
７と、蓋７の裏面に形成されたコード巻付け用部材（フ
ック）８と、を有している。電源コード５の先端には電
源プラグ５ａが固定されており、この電源プラグ５ａを
機器設置場所にあるコンセントに接続する。本実施形態
の特徴的な構成は、蓋７の周縁に沿って電源コード引き
出し用の切欠き７ａを複数配置した点にある。なお、前
記スペース６とは、電源コード５を引き出す機器側面上
に蓋７を閉止したときに、蓋７と機器側面との間に形成
される空所のことである。電源コード５の長さを調整す
る場合には、蓋７を閉じる前にコード巻付け用部材８に
対して余剰（不要な）コード部分を巻付けておき、使用
する先端部分のみをいずれかの最適位置にある切欠き
（穴、凹所等を含む）７ａに挿通して引き出した上で蓋
７を閉じる。切欠き７ａを蓋の周縁、この例では４辺に
夫々一か所ずつ設けたので、蓋の上下左右いずれの辺か
らも電源コード５を引き出すことができ、コンセントに
近い方の切欠き７を利用して、最短引出し長さ分の電源
コードのみを引き出すことができる。なお、一つの片に
複数個切欠きを設けてもよい。このように画像形成装置
１の後部等の機器側面に電源コード５を収納するスペー
ス６を設け、更にそのスペース６上に着脱される蓋７の
裏面にコード巻付け部材８を設けて電源コード５の余剰
部分を巻き付け、必要な分だけを蓋７の切欠き７ａより
外部に引き出してコンセントに接続することができる。
このため、余剰コードがオペレータ等の作業や通行の邪
魔をすることがなくなり、電源コードが足によって引っ
掛けられたり、機器が転倒、落下する等の不具合がなく
なる。
の形態により詳細に説明する。図１は本発明の一実施形
態に係る電源コード収納構造を備えた電子機器の外観斜
視図、図２は蓋を閉じて電源コードを引出した状態の斜
視図である。この電子機器１は、例えばプリンタであ
り、プリンタ１は筐体２の一つの機器側面３に設けたコ
ード引出し部４から電源コード５を引き出すとともに、
機器側面３上に設ける電源コード収納スペース６を開閉
するために機器側面３に対して着脱自在に支持される蓋
７と、蓋７の裏面に形成されたコード巻付け用部材（フ
ック）８と、を有している。電源コード５の先端には電
源プラグ５ａが固定されており、この電源プラグ５ａを
機器設置場所にあるコンセントに接続する。本実施形態
の特徴的な構成は、蓋７の周縁に沿って電源コード引き
出し用の切欠き７ａを複数配置した点にある。なお、前
記スペース６とは、電源コード５を引き出す機器側面上
に蓋７を閉止したときに、蓋７と機器側面との間に形成
される空所のことである。電源コード５の長さを調整す
る場合には、蓋７を閉じる前にコード巻付け用部材８に
対して余剰（不要な）コード部分を巻付けておき、使用
する先端部分のみをいずれかの最適位置にある切欠き
（穴、凹所等を含む）７ａに挿通して引き出した上で蓋
７を閉じる。切欠き７ａを蓋の周縁、この例では４辺に
夫々一か所ずつ設けたので、蓋の上下左右いずれの辺か
らも電源コード５を引き出すことができ、コンセントに
近い方の切欠き７を利用して、最短引出し長さ分の電源
コードのみを引き出すことができる。なお、一つの片に
複数個切欠きを設けてもよい。このように画像形成装置
１の後部等の機器側面に電源コード５を収納するスペー
ス６を設け、更にそのスペース６上に着脱される蓋７の
裏面にコード巻付け部材８を設けて電源コード５の余剰
部分を巻き付け、必要な分だけを蓋７の切欠き７ａより
外部に引き出してコンセントに接続することができる。
このため、余剰コードがオペレータ等の作業や通行の邪
魔をすることがなくなり、電源コードが足によって引っ
掛けられたり、機器が転倒、落下する等の不具合がなく
なる。
【０００６】次に、本発明の他の実施形態では、蓋７を
導電性の材料にて構成したので、スペース６を蓋７によ
って閉止することにより、スペース６内に位置する電源
コード５から発生する輻射ノイズを軽減することがで
き、外部の機器に対する悪影響を解消することができ
る。次に、本発明の他の実施形態では、導電性の蓋７
は、蓋を閉じた時に機器側面３に設けたアース部材１０
と電気的に接触するように構成しているので、蓋７によ
るシールド効果が更に高くなり、電源コード５から発生
す輻射ノイズを更に軽減することができる。即ち、この
図に示すアース部材１０は、例えば板バネ状の導電材料
であり、機器側のアース部分と接続されることにより接
地されており、導電性材料から成る蓋７を閉止したとき
に該蓋と該アース部材１０とが弾性的に接触することに
よって蓋７のシールド効果が高まる。蓋の開閉を繰り返
したとしても、板バネから成るアース部材１０は耐久性
を有している為、経時的にアース部材として機能するこ
とができる。次に、本発明の蓋７は、機器側面３に対し
てヒンジ等によって枢支されている訳ではなく、機器側
面３に固定した永久磁石（支持部）１１の磁力によって
導電性材料から成る蓋７を吸着させることによって支持
している。従って、切欠き７ａを介して外部に引き出さ
れた電源コード５に対して過大な力が加わり、永久磁石
１１が蓋を吸着する力を上回った場合には、いち早く蓋
７が離脱し、電源コードにダメージが加わる虞れがなく
なる。換言すれば、支持部としての永久磁石１１は、あ
る程度の強い力が電源コードに加わった場合には蓋７に
対する吸着を解消して蓋を離脱させる程度の磁力を発揮
するように設定しておく。
導電性の材料にて構成したので、スペース６を蓋７によ
って閉止することにより、スペース６内に位置する電源
コード５から発生する輻射ノイズを軽減することがで
き、外部の機器に対する悪影響を解消することができ
る。次に、本発明の他の実施形態では、導電性の蓋７
は、蓋を閉じた時に機器側面３に設けたアース部材１０
と電気的に接触するように構成しているので、蓋７によ
るシールド効果が更に高くなり、電源コード５から発生
す輻射ノイズを更に軽減することができる。即ち、この
図に示すアース部材１０は、例えば板バネ状の導電材料
であり、機器側のアース部分と接続されることにより接
地されており、導電性材料から成る蓋７を閉止したとき
に該蓋と該アース部材１０とが弾性的に接触することに
よって蓋７のシールド効果が高まる。蓋の開閉を繰り返
したとしても、板バネから成るアース部材１０は耐久性
を有している為、経時的にアース部材として機能するこ
とができる。次に、本発明の蓋７は、機器側面３に対し
てヒンジ等によって枢支されている訳ではなく、機器側
面３に固定した永久磁石（支持部）１１の磁力によって
導電性材料から成る蓋７を吸着させることによって支持
している。従って、切欠き７ａを介して外部に引き出さ
れた電源コード５に対して過大な力が加わり、永久磁石
１１が蓋を吸着する力を上回った場合には、いち早く蓋
７が離脱し、電源コードにダメージが加わる虞れがなく
なる。換言すれば、支持部としての永久磁石１１は、あ
る程度の強い力が電源コードに加わった場合には蓋７に
対する吸着を解消して蓋を離脱させる程度の磁力を発揮
するように設定しておく。
【０００７】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、機器から
導出された電源コードの余剰部分を機器側に係止して収
納しておくことにより引き出された余剰部分にオペレー
タ等が足を引っ掛ける不具合を解消することができる。
また、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機器に
与える影響を防止し、機器を移動する際等に電源コード
に過大な力が加わったとしても電源コードが損傷するこ
とを防止することができる。即ち、請求項１の発明は、
電源コードの一部を機器側の収納スペース内に収納しつ
つ先端のプラグを含む必要部分だけ引き出しておくこと
により、必要最低限の電源コードの引出し長さで機器を
使用することで、電源コードに足を引っ掛けたり、機器
が転倒する不具合を解消する。特に、蓋の周縁に沿って
複数設けた切欠きのうちの最適のもの、即ち設置場所に
あるコンセントに最も最短距離となる切欠きを利用して
電源コードを引き出すことができるので、電源コードの
余剰部分に足を引っ掛けたり、機器が転倒して破損する
ことがなくなる。請求項２の発明は、電源コード収納部
を開閉する蓋を導電材料から構成したので、電源コード
から発生する輻射ノイズを蓋によってシールドし、輻射
ノイズが他の機器に与える影響を抑えることができる。
請求項３の発明は、前記蓋を接地するためのアース部材
（機器本体のアースと接地）を機器側面に設けたので、
蓋のシールド能力を更に高め、電源コードから発生する
輻射ノイズが他の機器に与える影響を抑えることができ
る。請求項４の発明は、蓋を機器側面に脱落不能に枢支
するのではなく磁石等によって着脱可能に支持する様に
したので、閉止状態にある蓋に設けた切欠きから引き出
された電源コードに過大が力が加わった場合において
も、蓋が機器側面から離脱することによって電源コード
がダメージを受ける事態を防止できる。換言すれば、蓋
が固定の場合、機器を不用意に移動すると電源コードが
ピンと張って蓋の取り付け部分を壊したり、機器を落と
したり、落としたことにより故障、けがが発生する。本
発明によれば、不用意に機器を移動したりする際に、蓋
が外れることで、機器を壊したり、けがをすることが無
くなる。
導出された電源コードの余剰部分を機器側に係止して収
納しておくことにより引き出された余剰部分にオペレー
タ等が足を引っ掛ける不具合を解消することができる。
また、電源コードから発生する輻射ノイズが他の機器に
与える影響を防止し、機器を移動する際等に電源コード
に過大な力が加わったとしても電源コードが損傷するこ
とを防止することができる。即ち、請求項１の発明は、
電源コードの一部を機器側の収納スペース内に収納しつ
つ先端のプラグを含む必要部分だけ引き出しておくこと
により、必要最低限の電源コードの引出し長さで機器を
使用することで、電源コードに足を引っ掛けたり、機器
が転倒する不具合を解消する。特に、蓋の周縁に沿って
複数設けた切欠きのうちの最適のもの、即ち設置場所に
あるコンセントに最も最短距離となる切欠きを利用して
電源コードを引き出すことができるので、電源コードの
余剰部分に足を引っ掛けたり、機器が転倒して破損する
ことがなくなる。請求項２の発明は、電源コード収納部
を開閉する蓋を導電材料から構成したので、電源コード
から発生する輻射ノイズを蓋によってシールドし、輻射
ノイズが他の機器に与える影響を抑えることができる。
請求項３の発明は、前記蓋を接地するためのアース部材
（機器本体のアースと接地）を機器側面に設けたので、
蓋のシールド能力を更に高め、電源コードから発生する
輻射ノイズが他の機器に与える影響を抑えることができ
る。請求項４の発明は、蓋を機器側面に脱落不能に枢支
するのではなく磁石等によって着脱可能に支持する様に
したので、閉止状態にある蓋に設けた切欠きから引き出
された電源コードに過大が力が加わった場合において
も、蓋が機器側面から離脱することによって電源コード
がダメージを受ける事態を防止できる。換言すれば、蓋
が固定の場合、機器を不用意に移動すると電源コードが
ピンと張って蓋の取り付け部分を壊したり、機器を落と
したり、落としたことにより故障、けがが発生する。本
発明によれば、不用意に機器を移動したりする際に、蓋
が外れることで、機器を壊したり、けがをすることが無
くなる。
【図１】本発明の一実施形態に係る電子機器の構成説明
図。
図。
【図２】図１の電子機器の蓋を閉止した状態を示す図。
１ 電子機器、２ 筐体、３ 機器側面、４ コード引
出し部、５ 電源コード、６ 電源コード収納スペー
ス、７ 蓋、７ａ 切欠き、８ コード巻付け用部材
（フック）。
出し部、５ 電源コード、６ 電源コード収納スペー
ス、７ 蓋、７ａ 切欠き、８ コード巻付け用部材
（フック）。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C061 AP03 AP04 BB17 CD09 CD13 2H071 AA31 EA08 4E352 AA02 AA16 BB02 BB08 DR07 DR14 DR25 DR26 FF09 GG12 GG27 4E360 AB08 AB12 AB54 BA08 BA11 BC13 BD03 EA18 EB02 EC12 ED24 FA08 FA14 GA04 GA06 GA12 GA41 GB45 GB46
Claims (4)
- 【請求項１】 電源コードが接続された機器側面に電源
コードを収容するために設けたスペースと、該スペース
を開閉するために該機器側面に対して着脱自在に支持さ
れる蓋と、該蓋の裏面に形成されたコード巻付け用部材
と、を備えた電子機器であって、 前記蓋の周縁に沿った異なった複数の位置に電源コード
引き出し用の切欠きを配置したことを特徴とする電子機
器のコード収納構造。 - 【請求項２】 前記蓋の少なくとも一部を導電性材料に
て構成したことを特徴とする請求項１記載の電子機器の
コード収納構造。 - 【請求項３】 前記機器側面にアース部材を配置し、前
記導電性材料から成る蓋を閉止したときに該蓋と該アー
ス部材とが接触するように構成したことを特徴とする請
求項２記載の電子機器のコード収納構造。 - 【請求項４】 前記蓋を前記機器側面に対して支持する
支持部は、電源コードに過大な負荷が加わった際に該蓋
を機器側面から離脱させ得る構成を備えていることを特
徴とする請求項１、２、又は３記載の電子機器のコード
収納構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000221014A JP2002043766A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子機器のコード収納構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000221014A JP2002043766A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子機器のコード収納構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002043766A true JP2002043766A (ja) | 2002-02-08 |
Family
ID=18715515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000221014A Pending JP2002043766A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 電子機器のコード収納構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002043766A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1631082A2 (en) | 2004-08-27 | 2006-03-01 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Liquid crystal television including cord binding hook |
| JP2006214838A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Hks Co Ltd | 車両計器カバー |
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-
2000
- 2000-07-21 JP JP2000221014A patent/JP2002043766A/ja active Pending
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