JP2020127626A - 超音波診断装置および架台 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源ケーブルを接続したままで移動する際に、電源ケーブルがキャスターに巻き込まれることを抑制することが可能な超音波診断装置および架台を提供する。【解決手段】超音波診断装置は、電源ケーブルを引き出す引き出し部が設けられた筐体と、筐体を床面に対して移動させる移動部と、を備え、引き出し部は、筐体の上部に設けられている。また、超音波診断装置は、超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する保持部を備え、引き出し部は、保持部よりも下方に設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、超音波診断装置および架台に関する。
従来、超音波診断装置は、例えば超音波画像の撮影対象となる患者との距離を調整する等のために、撮影等に先立って移動させる必要が発生するケースがしばしば生じる。このような移動を行えるようにするため、キャスター(車輪)付きの超音波診断装置が実用化されている。また、例えば持ち運び可能な携帯型の超音波装置においては、上記のような移動を可能とするために、かかる超音波診断装置を着脱自在に搭載する、オプションとしてのキャスター付き架台(例えば特許文献1を参照)が知られている。
特開2017−225685号公報
ところで、キャスター付きの超音波診断装置および架台では、上述した移動の際に、当該装置の電源ケーブルが、キャスター等の移動部に巻き込まれて、当該電源ケーブルが破損する等のトラブルが生じるおそれがあった。
本発明の目的は、電源ケーブルを接続したままで移動する際に、電源ケーブルが移動部に巻き込まれることを抑制することが可能な超音波診断装置および架台を提供することである。
本発明に係る超音波診断装置は、
電源ケーブルを引き出す引き出し部が設けられた筐体と、
前記筐体を床面に対して移動させる移動部と、
を備え、
前記引き出し部は、前記筐体の上部に設けられている。
本発明に係る超音波診断装置は、
電源部を収容する筐体と、
前記筐体の上方に設けられ、装置の高さを変更するためのリフターと、
前記リフターの上方に設けられた操作部と、
を有し、
電源ケーブルを引き出す引き出し部が、前記リフターに設けられている。
本発明に係る架台は、
超音波診断装置を搭載し、電源ケーブルを引き出す引き出し部が設けられた架台本体と、
前記架台本体を床面に対して移動させる移動部と、
超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する保持部と、
を備え、
前記引き出し部は、前記移動部と前記床面との接点から前記保持部までの高さの中間点よりも上方に設けられている。
本発明によれば、電源ケーブルを接続したままで移動する際に、電源ケーブルが移動部に巻き込まれることを抑制することができる。
本実施の形態における超音波診断装置を装置の右後側から示す外観図である。 本実施の形態における超音波診断装置の縦断面図である。 図3Aは、超音波診断装置の設置環境の一例および従来の問題点を説明する図であり、図3Bは、本実施の形態における超音波診断装置の概要を説明する図である。 本実施の形態の超音波診断装置において背面側のカバーを取り外した状態を示す外観図である。 本実施の形態の超音波診断装置の背面側を装置の後方側から示す部分切り欠き図である。 携帯型の超音波診断装置を搭載する本実施の形態における架台を模式的に示す図である。
本実施の形態に係る超音波診断装置および架台について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の超音波診断装置1を当該装置の右後側から示す外観図である。図1に示すように、超音波診断装置1は、筐体2、複数(この例では4つ)のキャスター3、ユーザーにより操作される操作部5、患者の患部や装置の状態等の種々の表示を行う表示部6、操作部5および表示部6の上下位置を調整するリフター4などを備えて構成される。本実施の形態において、筐体2およびリフター4は、超音波診断装置1の「装置本体」に対応する。また、本実施の形態において、キャスター3は、本発明の「移動部」に対応する。
筐体2は、略箱状の外装体であり、超音波診断装置1を構成する種々の部品を収容する。本実施の形態では、筐体2の背面パネル23は、筐体2の他の部分(外周面)に対して着脱可能な構成となっている(図4を参照)。本実施の形態では、背面パネル23を容易に着脱できるようにするために、例えば、背面パネル23の外側部分あるいは筐体2の対応部分(背面側)に爪または(該爪が嵌めこまれる)溝を備えたラッチ構造とされる。かかる背面パネル23は、埃などが筐体2内に侵入することを防止するとともに、美観を維持する外装化粧カバーとしての役割を担う。また、図1に示すように、背面パネル23には、後述するファン83から排気されるエアを装置外へ逃がすための複数のスリット23c(長孔)が設けられている。
図2を参照すると、超音波診断装置1の筐体2内の下部には、超音波診断装置1の各部に電力を供給する電源部8が配置されている。電源部8は、図示しないトランス等を備え、後述する電源ケーブル10を通じて電源コンセント(アウトレット)から給電された電流を変換し(AC/DCおよび電圧の変換など)、該変換された電流を超音波診断装置1の各部に供給する。
一方、筐体2内の上方には、種々の信号処理および制御等を行うための電気回路82が配置されている。かかる電気回路82は、後述する金属フレーム81(複数の金属板)により囲まれた空間内に配置されている。電気回路82は、電源部8から供給される電力により作動し、超音波プローブ(図示せず)に超音波を送信させるための駆動信号を生成する駆動信号生成部としての機能を有する。電気回路82により生成された駆動信号は、電気回路82に接続された信号線(図示せず)を通じて、超音波プローブに伝達される。また、電気回路82は、超音波プローブから上記信号線を通じて受信した信号に基づいて超音波画像を生成するなど、種々の電気的処理を行う。
さらに、筐体2内における電源部8と電気回路82との間には、電気的ノイズを遮断するためのシールド部材としての金属フレーム81が設けられている。かかる金属フレーム81は、図2に示すように、板状の部材(金属板)が枠状ないし略箱状に組み付けられるように形成されている。金属フレーム81は、その外面が筐体2の内壁に近接ないし接触するように配置されている。かくして、金属フレーム81は、電気回路82を収容するとともに、電源部8や後述する電源ケーブル10から発生するノイズ成分によって電気回路82や超音波プローブに誤動作発生等の影響を与えないように、電気回路82を電気的に保護(シールド)し、電気的ノイズから遮断する機能を有する。また、金属フレーム81は、筐体2内に収容した他の部品を外力による衝撃等から物理的に保護する役割も担う。筐体2内には他にも種々の部品が収容され、後述する図4の説明で適宜言及する。
再び図1を参照すると、各々のキャスター3は、例えば、軸を有する車輪の外周にゴム製のタイヤが取り付けられてなる。キャスター3の軸は、筐体2の下部から張り出す脚部21の先端側に設けられたキャスター保持部31の軸受け(図示せず)に保持されている。キャスター保持部31は、対応する脚部21の先端側の下方で回転自在とされることにより、キャスター3の向き(進行方向)を自由に変えることができる。また、キャスター保持部31には、キャスター3の向き(進行方向)を固定するための回転止め31aや、キャスター3の回転を阻止するための車輪止め(図1中に示されない)が設けられており、これらをユーザーが操作することで、床面に対する超音波診断装置1の移動を防止することができる。
リフター4は、筐体2の上面(天板)から上方に伸びるように配置される。このリフター4は、上下方向に伸縮可能(両矢印Zを参照)かつ水平方向に回転可能に構成されている。操作部5および表示部6は、リフター4の上部に取り付けられている。このため、リフター4が上下方向に伸縮することによって操作部5等をユーザーの扱いやすい高さ位置に調節でき、同様に、リフター4が水平方向に回転することによって操作部5等をユーザーの扱いやすい回転位置に調節できるようになっている。すなわち、リフター4は、装置全体の高さを変更する機能、操作部5および表示部6を移動可能に支持する機能を有する。また、リフター4は、電気回路82と超音波プローブとの間で信号を伝達する上記の信号線を収容(挿通)する機能も有する。
操作部5は、ユーザーにより操作されるトラックボール51や各種のキースイッチ52を備えるとともに(図3A等も参照)、患者の患部に超音波を照射して反射波を受信するための超音波プローブの端子が接続されるコネクタなどを有する。かかるコネクタは、上述した信号線と接続される。また、操作部5は、不使用時に超音波プローブを保持ないし収容するためのプローブホルダー53、診断時に患者に塗布される図示しない超音波診断用ゲルのボトルを収容するゲルホルダー55、超音波プローブ等の種々の機器に接続されケーブルを掛け置くためのケーブルハンガー56、などを備える。本実施の形態において、プローブホルダー53は、本発明の「保持部」に対応する。
表示部6は、例えばタッチパネル式の液晶表示ディスプレイであり、上述の受信された反射波に基づく患部の状態についての超音波画像、装置のパラメータ設定などの設定画面など、種々の画像を表示する。表示部6の後面には、表示部6の表示面の角度を調節するためのアーム部61が取り付けられており、アーム部61の下端側は、操作部5の後方側の部分に回動可能に軸支されている(図2等を参照)。
ところで、上記のような超音波診断装置1の使用時に、電源ケーブル10を接続したまま超音波診断装置1を移動する必要が生じる場合がある。この際に、電源ケーブル10が後部側の2つのキャスター3,3の間に垂れ下がっているような場合、キャスター3の回転に電源ケーブル10が巻き込まれ、電源ケーブル10等がダメージを受ける等の問題が発生するおそれがあった。以下、この問題について図3Aを参照して説明する。
図3Aは、超音波診断装置1が設置された病室の上方から見た図である。図3Aに示す例では、病室内(床面F上)に2台のベッドBが配置されており、かかるベッドBの間に超音波診断装置1が配置されている。また、図3Aに示すように、この超音波診断装置1は、筐体2の背面側に電源ケーブル10が備えられ、かかる電源ケーブル10のプラグが、壁面Wに設けられた電源コンセントとしてのアウトレットOLに差し込まれることによって電力が供給され、稼働する。
ここで、例えばベッドB,Bの各々に患者が座り、これら患者の各々の患部の超音波画像を順次撮影するような事例を考えてみる。この場合、撮影や操作の容易性、撮影画像を患者に見せる等のため、超音波診断装置1は、上述したキャスター3の機能により、電源ケーブル10を接続したまま各ベッドBの間の床面F上で移動させることができる(図3A中のTで示す移動方向を参照)。しかしながら、従来、このように超音波診断装置1を移動させる場合、電源ケーブル10がキャスター3に干渉しやすい、という問題があった。すなわち、上述のような移動の際に、電源ケーブル10がキャスター3に巻き込まれた場合、電源ケーブル10やその接続部が損傷する等のトラブルが発生するおそれがあった。
このような問題に対する解決策として、キャスター3が筐体2から横方向に張り出さないように、脚部21を設けずに、筐体2の底部(底面)にキャスター保持部31およびキャスター3を直接設ける構成とすることも考えられる。しかしながら、このような構成とすると、各々のキャスター3同士の間隔が狭くなるため、超音波診断装置1の設置および移動の際の安定性が悪くなり、超音波診断装置1が転倒しやすくなる問題がある。
かかる問題に鑑みて、本発明者らは、鋭意研究の末、キャスター3を備えたタイプの超音波診断装置1では、その電源ケーブル10は、例えば図3Bに示すように、装置の上方(上部側)から外方に引き出される構成とすることが望ましい、との知見を得るに至った。このような構造とすることにより、電源ケーブル10の中間部位(電線)が床面Fに着くことが抑制され、ひいてはキャスター3に絡まる等の問題を解消することができる。一方で、超音波診断装置1では、電源ケーブル10に接続される電源部8までをも装置の上方に配置すると、電源部8から発生する種々の電気的ノイズにより、超音波画像の撮影ないし生成の性能等に影響を与えるおそれがある。このため、従来から、図1および図2で上述したような一体型の超音波診断装置においては、キャスター3の有無にかかわらず、電源部8および電源部8に接続され外方に引き出される電源ケーブル10は、装置の下部に配置されることが技術常識とされていた。
また、持ち運びを前提とする軽量かつ小型に構成された携帯型の超音波診断装置では、超音波診断装置と当該装置に電源を供給する電源部とが分離されているものが多い。このような携帯型の超音波診断装置は、使用の際には、キャスターを備えた架台の上側に着脱可能に搭載され、かかる架台の下側に電源部および電源ケーブルが配置される場合が多く、このように配置することで、超音波画像の撮影ないし生成の性能を確保することができる。しかしながら、このような構成でも、架台を移動する際に電源ケーブルがキャスターに干渉しやすいため、電源ケーブルがキャスターに巻き込まれた場合、上述のようなトラブルが発生するおそれがあった。
そこで、本実施の形態の超音波診断装置1では、電源部8の配置を従来と同様に装置の下部側に配置する構成を維持しつつ、電源部8に接続される電源ケーブル10を超音波診断装置1の上部側から引き出す引き出し部を設ける構成とした。以下、引き出し部に関する構成を、図4以下を参照して詳しく説明する。
図4は、図1に示す背面パネル23を取り外した状態を示す図である。筐体2の下部には、電源ケーブル10の雌型の端子が挿入(着脱)されるコネクタ24が設けられている。コネクタ24は、上述した電源部8と電気的に結合されている。したがって、電源ケーブル10は、筐体2の下部でコネクタ24と接続されることにより、アウトレットOL(図3B参照)から供給される電力(例えばAC100Vの電流)を電源部8に供給する。
また、図4に示すように、筐体2の背面側には、超音波診断装置1内の電子部品を冷却するための複数(この例では3つ)のファン83が設けられている。さらに、筐体2の背面側には、これらファン83を取り囲むように、シールド部材としての金属フレーム81(金属板)が枠状に配置されている。金属フレーム81の上側の部位には、電源ケーブル10を載置して筐体2の外部に取り出す(装置外に引き出す)ためのフランジ状の取り出し部20が設けられている(背面パネル23が取り付けられた図5も参照)。本実施の形態において、かかる取り出し部20および背面パネル23の開口部23aは、本発明の「引き出し部」に対応する。また、開口部23aは、本発明の「第1の開口」に対応する。
本実施の形態においては、引き出し部は、筐体2の上部(筐体2の底部と上部との中間の高さよりも上)に配置されている。
さらに、図4における金属フレーム81の左側の部位には、電源ケーブル10を保持(支持)または固定し、取り出し部20までガイドするための複数の爪状のクランプ25が設けられている。本実施の形態において、クランプ25は、筐体2の壁面(この例では背面パネル23)に沿って配置され、電源ケーブル10を金属フレーム81に保持して取り出し部20まで導くガイド部としての機能を担う。なお、これら取り出し部20およびクランプ25は、金属フレーム81を加工して形成することができ、あるいは樹脂等の他の材質の部材で金属フレーム81に取り付ける構成としてもよい。
本実施の形態では、電源ケーブル10は、各々のクランプ25に保持されることで、金属フレーム81の図4中の左側の面に沿って上方に留められ、続いてファン83を迂回するように右側に曲げられて、取り出し部20および背面パネル23の上部側の開口23a(図1および図5を参照)を通じて装置外部に引き出される。
このように、本実施の形態では、筐体2の内部に電源ケーブル10を引き回すためのルーティング構成が設けられるとともに、筐体2の上部から電源ケーブル10を引き出す構成を備えることとした。このような構成とすることにより、装置外部に引き出す電源ケーブル10の長さを適宜調整して、余分な電源ケーブル10が床面Fに着くことが有効に防止され、かつ、電源ケーブル10がキャスター3に絡まる等の問題を解消することができる。
なお、ガイド部の他の例として、金属フレーム81に図示しない凹状の溝を設けて電源ケーブル10をガイドする構成としてもよい。また、金属フレーム81の図4中の右側の部位にも上述したガイド部を設けて、ファン83の周囲の金属フレーム81に沿って電源ケーブル10を何周分かガイドさせた後に引き出し部(取り出し部20および背面パネル23の開口部23a)から電源ケーブル10を引き出せるようにしてもよい。このような構成とすることにより、例えば電源ケーブル10がかなり長い場合であっても、装置の外部に引き出す電源ケーブル10の長さを適宜調整することができる。
また、本実施の形態では、電源ケーブル10が金属フレーム81(金属板)と背面パネル23との間を通過するように配置される。かかる構成によれば、上述した電源ケーブル10とキャスター3との干渉を抑制しつつ、かつ、電源ケーブル10から発生する電気的ノイズが金属板81で遮断されて、電気回路82等の筐体2内の電子部品に与える影響が防止される。また、電源ケーブル10の一部(すなわち筐体2の外側に引き出されるまでのコード部分)が背面パネル23によって覆い隠されることから、美観を損ねることもない。
上述した例では、電源ケーブル10を引き出し部(取り出し部20等)に導くガイド部として、筐体2の背面パネル23(すなわち背面側の外周面)に沿って配置され、電源ケーブル10を固定ないし保持するクランプ25を設ける構成とした。他の例として、電源ケーブル10を電源部8に接続するコネクタ24(図4参照)を、引き出し部の近傍(例えば背面パネル23の開口部23aと対向する位置)に設ける構成としてもよい。
上述した引き出し部の配置および構成は一例であり、他にも、色々な配置および構成とすることができる。すなわち、上記の構成例では引き出し部を筐体2の後側(背面)に設ける構成としたが、引き出し部は、超音波診断装置1を置く環境(壁面WやベッドBの位置など)に応じて、使い勝手の良い引き出し位置を選択することができる。例えば、引き出し部を、筐体2における左右の側面、上面(天板部分)に設けてもよく、さらにはリフター4に設けてもよい。なお、引き出し部をリフター4に設ける場合には、上述したシールド部材をリフター4内にも配置することが好ましい。
また、引き出し部の高さ位置は、装置本体の上部側(電源ケーブル10が床面Fに接触しないような高さ位置)であれば特に制限されない。但し、引き出し部の位置が高すぎると、電源ケーブル10が何らかの外力等により引っ張られた場合に超音波診断装置1が転倒しやすくなる問題がある。このため、引き出し部の高さ位置の上限の目安は、上述したプローブホルダー53の位置とする。すなわち、超音波診断装置1の転倒防止等の観点から、引き出し部の高さ位置は、プローブホルダー53よりも下方の位置に設けることが望ましい。
一方、引き出し部の高さ位置の下限の目安は、キャスター3に対して電源ケーブル10が絡みにくい、あるいは電源ケーブル10が踏まれにくい最低限の高さを確保できる位置とする。かかる観点からは、引き出し部の高さ位置は、床面Fとキャスター3との接点から操作部5の下面までの距離の中点よりも上の位置に設けることが望ましい。
なお、上述のように、引き出し部を装置本体の上部側に設ける構成とした場合、例えば人が電源ケーブル10につまづく或いは周辺物に接触して電源ケーブル10が強く引っ張られる等の場合に、従来よりも超音波診断装置1が転倒しやすくなる、との問題がある。この対策として、電源ケーブル10の一部(例えばアウトレットOLとの接続部、あるいは中間部分など)をマグネットプラグで構成するとよい。電源ケーブル10をこのような構成とすることで、上述のようなケースにおいて、電源ケーブル10が物理的に外れることにより、超音波診断装置1の転倒を防止することができる。
なお、超音波診断装置1を置く環境(ベッドBの位置やアウトレットOLとの距離など)によっては、従来と同様に、電源ケーブル10を筐体2の下側から引き出した方が良い場合もあり得ることが考えられる。このため、付加的ないし任意的な機能として、背面パネル23の下側にも第2の開口としての開口部23b(図1中の点線参照)を設けて、電源ケーブル10をかかる下側の開口からも引き出せる(ユーザーが選択できる)構成としてもよい。本実施の形態では、上述のように背面パネル23がラッチ構成により容易に着脱できるので、電源ケーブル10を引き出すことができる開口を背面パネル23に複数設けることにより、ユーザーの利便性を一層高めることができる。
図6に、本実施の形態における他の構成例を示す。かかる構成例につき、以下は図1〜図5で説明した部分と同等の部分には同一の符号を付して適宜その説明を省略する。
図6に示す例では、架台100に対してポータブル型の超音波診断装置1Aが着脱(分離)可能な構成例を示している。ここで、架台100は、超音波診断装置1Aを着脱可能に搭載する架台本体102と、架台本体102の下部に設けられ、架台本体102を床面Fに対して移動可能に支持するキャスター3と、超音波診断装置1Aに電力を供給する電源部8と、電源部8に接続される電源ケーブル10と、を備える。そして、この架台100では、架台本体102から電源ケーブル10を引き出す引き出し部としての開口部102aが、架台本体102の上部に設けられた構成となっている。具体的には、開口部102aは、キャスター3(移動部)と床面Fとの接点から図示しない超音波プローブを保持するプローブホルダー(保持部)までの高さの中間点よりも上方に設けられている。この場合、上述したシールド部材(金属板等)は、架台本体102の内壁、特に天板部分に配置されることが望ましい。
上述した実施の形態では、筐体2または架台本体102(以下、筐体等という)から引き出される電源コード10の長さが固定である場合を前提として説明した。これに対して、筐体等から引き出される電源コード10は、例えばカールコードのように伸縮自在な構成であってもよい。あるいは、公知の電気掃除機で採用されているように、筐体等の内部に図示しないゼンマイばねやリール等を設けて、電源コード10を筐体等から必要な長さだけ引き出し、必要に応じて収納ボタンを押して電源コード10を筐体等の内部(リール)に収納できる構成としてもよい。この場合、電源コード10を巻き取るリールを金属で構成し筐体2内の下部に配置するなど、電源コード10から発生する電気的ノイズが電気回路82等に影響を及ぼさないように構成することが望ましい。
以上のように、本実施の形態によれば、電源ケーブル10の引き出し部ないし通し口が筐体等の上部側すなわち電源ケーブル10が床面に接触しないような高さ位置に設けられた構成を備えることから、電源ケーブル10を接続したまま超音波診断装置等を移動する際に、電源ケーブル10がキャスター3に巻き込まれることを抑制することができる。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1,1A 超音波診断装置
2 筐体
21 脚部
3 キャスター(移動部)
31 キャスター保持部
31a 回転止め
4 リフター
5 操作部
6 表示部
8 電源部
10 電源ケーブル
20 取り出し部(引き出し部)
23 背面パネル(カバー部材)
23a 開口部(引き出し部、第1の開口)
23b 開口部(第2の開口)
23c スリット
24 コネクタ
25 クランプ
51 トラックボール
52 キースイッチ
53 プローブホルダー(保持部)
55 ゲルホルダー
61 アーム部
81 金属フレーム(シールド部材)
82 電気回路(駆動信号生成部)
83 ファン
100 架台
102 架台本体
102a 開口部(引き出し部)
B ベッド
F 床面
T 移動方向
W 壁面
OL アウトレット

Claims (21)

  1. 電源ケーブルを引き出す引き出し部が設けられた筐体と、
    前記筐体を床面に対して移動させる移動部と、
    を備え、
    前記引き出し部は、前記筐体の上部に設けられている、
    超音波診断装置。
  2. 超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する保持部を備え、
    前記引き出し部は、前記保持部よりも下方に設けられている、
    請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記保持部は、前記超音波診断装置を操作するための操作部に設けられている、
    請求項2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記引き出し部は、前記移動部と前記床面との接点から前記操作部までの高さの中間点よりも上方に設けられている、
    請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記電源ケーブルを前記引き出し部に導くガイド部を備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  6. 前記ガイド部は、前記筐体の外周面に沿って配置され、前記電源ケーブルを保持するクランプである、
    請求項5に記載の超音波診断装置。
  7. 前記電源ケーブルを前記筐体に接続するコネクタが、前記引き出し部の近傍に設けられている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. 前記電源ケーブルは、マグネットプラグを備える、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  9. 前記筐体内の下部に、前記電源ケーブルを通じて入力された電流を変換して該変換後の電流を前記超音波プローブに供給する電源部が設けられている、
    請求項2に記載の超音波診断装置。
  10. 前記電源ケーブルは、前記筐体の下部で前記電源部と接続されている、
    請求項9に記載の超音波診断装置。
  11. 前記筐体は、電気的ノイズを遮断するためのシールド部材を有し、
    前記シールド部材は、前記電源部と前記電源ケーブルとの間に配置されている、
    請求項9に記載の超音波診断装置。
  12. 前記筐体は、
    前記超音波プローブを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    電気的ノイズを遮断するためのシールド部材と、
    を有し、
    前記シールド部材は、前記駆動信号生成部と前記電源ケーブルとの間に配置されている、
    請求項2に記載の超音波診断装置。
  13. 前記筐体は、
    前記超音波プローブを駆動するための駆動信号を生成する駆動信号生成部と、
    前記駆動信号を前記超音波プローブに伝達する信号線と、
    電気的ノイズを遮断するためのシールド部材と、
    を有し、
    前記シールド部材は、前記信号線と前記電源ケーブルとの間に配置されている、
    請求項2に記載の超音波診断装置。
  14. 前記筐体は、前記電源ケーブルの一部をカバーするカバー部材を備え、
    前記カバー部材の上部には、前記電源ケーブルを前記シールド部材と前記カバー部材との間を通して前記筐体の外側に引き出し可能な第1の開口が設けられ、
    前記引き出し部は、前記第1の開口を含む、
    請求項12または13に記載の超音波診断装置。
  15. 前記シールド部材には、前記電源ケーブルを固定するためのクランプが設けられている、
    請求項11から14のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  16. 前記カバー部材は、ラッチ構造により前記筐体の外周面に対して着脱可能に設けられている、
    請求項14に記載の超音波診断装置。
  17. 前記引き出し部は、前記筐体の背面上部、上面、側面上部のいずれかに設けられている、
    請求項1から16のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  18. 前記カバー部材の下部には、前記筐体の外側に前記電源ケーブルを引き出し可能な第2の開口が設けられている、
    請求項13に記載の超音波診断装置。
  19. 前記移動部は、前記筐体の側面よりも外側に配置されている、
    請求項1から18のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  20. 電源部を収容する筐体と、
    前記筐体の上方に設けられ、装置の高さを変更するためのリフターと、
    前記リフターの上方に設けられた操作部と、
    を有し、
    電源ケーブルを引き出す引き出し部が、前記リフターに設けられている、
    超音波診断装置。
  21. 超音波診断装置を搭載し、電源ケーブルを引き出す引き出し部が設けられた架台本体と、
    前記架台本体を床面に対して移動させる移動部と、
    超音波の送受信を行う超音波プローブを保持する保持部と、
    を備え、
    前記引き出し部は、前記移動部と前記床面との接点から前記保持部までの高さの中間点よりも上方に設けられている、
    架台。
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