JP2002043403A - シート保管箱 - Google Patents

シート保管箱

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JP2002043403A
JP2002043403A JP2000226688A JP2000226688A JP2002043403A JP 2002043403 A JP2002043403 A JP 2002043403A JP 2000226688 A JP2000226688 A JP 2000226688A JP 2000226688 A JP2000226688 A JP 2000226688A JP 2002043403 A JP2002043403 A JP 2002043403A
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JP
Japan
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sheet storage
sheet
storage box
storage chamber
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000226688A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kawai
孝昭 河合
Wataru Shinohara
渉 篠原
Katsutoshi Saito
克利 斎藤
Masataka Katsumi
昌高 勝見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバイスシートを保管するに際してデバイス
シートを乾燥させる手間を必要とせず、作業量を大幅に
低減することができる。 【解決手段】 シート保管箱1は、単一のデバイスシー
トW2を収納するためのシート収納室Cを平面内の複数
位置に配置したものであり、各シート収納室Cは上方へ
開放するとともに、液流通口15,18が設けられてい
る。各シート収納室Cの底壁は下方へ膨出させてあり、
積み重ねた際に上段に位置するシート保管箱1の各膨出
部が、下段に位置するシート保管箱1の各シート収納室
の開放口に嵌合してこれらを閉鎖する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデバイスシートを保
管するためのシート保管箱に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜磁気ヘッド等の薄膜デバイスを製造
する場合には、セラミックウエハ上に分離層を介して所
要材料の薄膜を多数積層してデバイス層とし、これを剥
離して薄膜デバイスとする。この場合、例えば薄膜磁気
ヘッドの製造工程では、水洗等の後工程での処理を効率
的に行なえるように、上記デバイス層W1を図 8に示
すように、多数のデバイス素子が部分的に繋がって一体
となった複数のデバイスシートW2に区画して、各デバ
イスシートW2毎にウエハWから剥離し分離する(リリ
ース)ようにしている。リリースされた各デバイスシー
トW2は洗浄籠内に集めて水洗浄し、デバイスシート毎
に給水紙で包んでN2ブローにより乾燥させた後、次処
理の開始までプラスチックケース内等に積層して保管し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の保
管方法では、真空ピンセット等を使用して、デバイスシ
ートを一枚づつ乾燥させてケース内に積層する必要があ
るため、作業に手間取るという問題があった。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、デバイスシートを保管するに際してデバイス
シートを乾燥させる手間を必要とせず、作業量を大幅に
低減することができるシート保管箱を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明のシート保管箱は、液流通口(15,1
6,18)が設けられ上方へ開放する、単一のデバイス
シート(W2)を収納するためのシート収納室(C)を
平面内の複数位置に配置したものである。
【0006】本第1発明においては、シート保管箱の、
液流通口を設けた各シート収納室内にそれぞれ単一のデ
バイスシートを収納するようにしたから、従来のように
各デバイスシートを乾燥させて積層収納する手間を要し
ない。そして、シート保管箱をアルコール液等の保存液
中に浸漬すれば、液流通口を経て各シート収納室内に保
存液が供給されて、デバイスシートを、乾燥ムラを生じ
ることなく保管することができる。なお、デバイスシー
トの乾燥が必要になった場合には、シート保管箱を保存
液から引き上げると各シート収納室内の保存液は液流通
口から流出する。その後、シート保管箱をN2乾燥炉等
に入れることにより複数枚のデバイスシートを効率的に
乾燥させることができる。
【0007】本第2発明では、上記各シート収納室
(C)の底壁を下方へ膨出させて、積み重ねた際に上段
に位置するシート保管箱(1A,1B)の各シート収納
室(C)の底壁(14)が、下段に位置するシート保管
箱(1B,1C)の各シート収納室(C)の開放口に嵌
合して、上段に位置するシート保管箱(1A,1B)が
位置決めされるとともに前記下段に位置するシート保管
箱(1B,1C)が閉鎖されるようにする。
【0008】本第2発明においては、上段に位置するシ
ート保管箱の各シート収納室の底壁が、下段に位置する
シート保管箱の各シート収納室の開放口に嵌合して上段
に位置するシート保管箱が位置決めされるから、各シー
ト収納室内にデバイスシートを収納した複数のシート保
管箱を一体に積み重ねることができ、さらに効率的な保
管作業が可能となる。また、下段のシート保管箱の、各
シート収納室の開放口が上段のシート保管箱の底壁によ
って閉鎖されるから、シート収納室からのデバイスシー
トの脱出が確実に防止される。
【0009】本第3発明では、シート保管箱(1)に、
吊り部材(6)の先端(63)を係止する係止部(3
4)を形成する。
【0010】本第3発明においては、吊り部材によって
吊り下げた状態でシート保管箱を容易に保存液中等に浸
漬することができる。この場合、積み重ねた最下段のシ
ート保管箱を吊り上げれば、積み重ねた複数のシート保
管箱を同時に吊り上げることができる。
【0011】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はシート保管箱1を上方から
見た平面図、図2はシート保管箱1を下方から見た平面
図である。また、図3はシート保管箱1を図1のX方向
から見た側面図、図4はシート保管箱1を図1のY方向
から見た側面図である。
【0013】シート保管箱1は四角形の外周壁11(図
1)を有する上方へ開放する容器体で、テフロン(登録
商標)樹脂材により成形されている。容器体内には縦横
各二枚づつのテフロン樹脂製仕切板21,22が直交す
るようにそれぞれ等間隔で平行に配設されて、中心部を
除く外周の8箇所に矩形のシート収納室Cが形成されて
いる。これらシート収納室Cの内径は各デバイスシート
W2(図8)を収納できる大きさとしてある。なお、仕
切板21,22の両端は外周壁11の内面に形成された
溝12内に嵌着され、仕切板21,22の下端は容器体
の底壁内面に形成された溝13(図3、図4)内に嵌着
されて、各シート収納室C間が隙を生じることなく区画
されている。
【0014】容器体の底壁外面は各シート収納室Cに対
応してこれよりやや小さい略四角形の領域が下方へ膨出
している。そして、この膨出部14(図2〜図4)内を
貫通して各シート収納室Cの底面へ開口する各4個の大
径円形の液流通口15と、これらの中心に小径円形の液
流通口16が形成されている。また、縦横の各仕切板2
1,22が交差する部分にも、底壁を貫通して四分円部
分が各シート収納室Cへ開口する液流通口17(図1、
図2)が形成されている。さらに、外周壁11と仕切板
21,22には、各シート収納室Cに面する部分の中央
にこれら収納室Cの底面に至る角形の切欠きが形成され
て、それぞれ液流通口18となっている。
【0015】各シート収納室Cには底面に近接した上方
位置にテフロン樹脂製の円形受け棒24が平行に配設し
てあり(図1、図3、図4)、各受け棒24は両端が外
周壁11と容器体内の仕切板21、22に貫通支持され
ている。容器体の中心部は、仕切板21、22に区画さ
れた四角形空間よりやや小さい円形の領域が上方へ膨出
してボス部31となっており、ボス部31にはこれを貫
通して容器体の下面に至る挿通口32が形成されてい
る。挿通口32は円形の中心部321とその径方向対称
位置に形成された矩形部322とからなる。挿通口32
の下面側開口周縁には、径方向の対称位置にストッパ凸
部33が形成されるとともに(図2〜図4)、これらス
トッパ凸部33に隣接して上記矩形部322と90度離
れた位置に矩形の係止凹部34が形成されている。
【0016】図5に示すような蓋体4が設けられ、この
蓋体4はシート保管箱1のような仕切板21、22によ
るシート収納室Cが形成されていない点を除いて、シー
ト保管箱1と同一形状および構造である。すなわち、シ
ート保管箱1の各シート収納室Cに対応してこれよりや
や小さい略四角形の領域が下方へ膨出しており、各膨出
部41に既にシート保管箱1で説明したような上下に貫
通する円形の液流通口41が形成されている。そして、
蓋体4の中心部にはシート保管箱1の挿通口(図1の符
号32)と同様の中心部と矩形部を有する挿通口43が
貫通形成されている。挿通口43の下面側開口周縁には
径方向の対称位置にストッパ凸部44が形成されるとと
もに、これらストッパ凸部44に隣接して上記矩形部4
31と90度離れた位置に矩形の係止凹部45が形成さ
れている。
【0017】このような構造のシート保管箱1には各シ
ート収納室C(図1の左下)内へ図1の鎖線で示すよう
に各1枚のデバイスシートW2が収納されて平行な受け
棒24によって支持される。円形の受け棒24によって
最小接触面積でデバイスシートW2を支持したことによ
り、デバイスシートW2を乾燥する際の乾燥ムラの発生
を防止することができる。シート収納室C内へデバイス
シートW2を挿置する際には例えば図7に示すような、
先端に平行な棒状腕部51を設けた移送治具5を使用す
ると良く、腕部51上に支持したデバイスシートW2を
シート収納室C内の受け棒24に載せた後、液流通口1
8から腕部51を引き出す。
【0018】各シート収納室C内へそれぞれデバイスシ
ートW2を収納したシート保管箱1は、図6に示すよう
に積み重ねることができる。すなわち、下段のシート保
管箱1B,1Cの、各シート収納室Cの開放口に上段の
シート保管箱1A,1Bの底壁膨出部14を嵌合させ
る。これにより、下段のシート保管箱1B,1Cに対し
て上段のシート保管箱1A,1Bが位置決めされるとと
もに、シート保管箱1B,1Cの開放口が閉鎖されてデ
バイスシートW2がシート収納室Cから脱出するのが防
止される。このようにして積み重ねられたシート保管箱
のうち最上段のもの1Aには蓋体4が被せられる。蓋体
4の底壁膨出部41は最上段のシート保管箱1Aの、各
シート収納室Cの開放口に嵌合してこれらを閉鎖し、デ
バイスシートW2がシート収納室Cから脱出するのが防
止される。
【0019】吊り部材6は図6に示すように、丸棒体6
1の一端に直交する取手部62を取り付けたもので、下
端には径方向の対称位置に矩形の突起部63が突出形成
されている。吊り部材6の突起部63を蓋体4およびシ
ート保管箱1A〜1Cの各挿通口32の矩形部322
(図1)に一致させてこれらを最下段のシート保管箱1
Cまで通し、当該シート保管箱1C下面のストッパ凸部
33(図2)に当るまで90度旋回させて突起部63を
係止凹部34に嵌合させることにより、積み重ねられた
シート保管箱1A〜1Cを一体に上方へ吊り上げること
ができる。
【0020】このようにしてデバイスシートW2を収納
し積み重ねたシート保管箱1A〜1Cを、吊り部材6で
一体に吊った状態で例えば保管用アルコール液中に浸漬
すると、シート保管箱1A〜1Cの各シート収納室C内
へ液流通口15,16,18を経てアルコール液が供給
され、次処理が開始されるまでの間、乾燥による残存不
純物の析出を生じることなくデバイスシートW2を保管
することができる。また、デバイスシートW2の乾燥が
必要になった場合には、シート保管箱1A〜1Cをアル
コール液中から引き上げると、各シート収納室Cから液
流通口15,16,18を経てアルコール液が排出され
る。その後、積み重ねた状態で一体に真空ないしN2乾
燥炉に入れることにより効率的な乾燥作業を行なうこと
ができる。なお、乾燥に限らず、その後の作業を、積み
重ねた、あるいは単独のシート保管箱毎に効率的に遂行
することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明のシート保管箱に
よれば、デバイスシートを保管するに際してデバイスシ
ートを乾燥させる手間を必要としないから、作業量を大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート保管箱を上方から見た平面図である。
【図2】シート保管箱を下方から見た平面図である。
【図3】シート保管箱を図1のX方向から見た側面図で
ある。
【図4】シート保管箱を図1のY方向から見た側面図で
ある。
【図5】蓋体の側面図である。
【図6】シート保管箱を積層した状態の部分断面側面図
である。
【図7】移送治具の斜視図である。
【図8】ウエハの平面図である。
【符号の説明】
1,1A,1B,1C…シート保管箱、14…底壁膨出
部、15,18…液流通口、34…係止凹部、6…吊り
部材、63…突起部、C…シート収納室、W2…デバイ
スシート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D033 DA01 DA22 5F031 CA02 DA08 EA02 EA11 EA19 EA20 FA03 MA23 MA24 PA30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液流通口が設けられ上方へ開放する、単
    一のデバイスシートを収納するためのシート収納室を平
    面内の複数位置に配置したシート保管箱。
  2. 【請求項2】 前記各シート収納室の底壁を下方へ膨出
    させて、積み重ねた際に上段に位置するシート保管箱の
    各シート収納室の底壁が、下段に位置するシート保管箱
    の各シート収納室の開放口に嵌合して、前記上段に位置
    するシート保管箱が位置決めされるとともに前記下段に
    位置するシート保管箱が閉鎖されるようになした請求項
    1に記載のシート保管箱。
  3. 【請求項3】 前記シート保管箱には吊り部材の先端を
    係止する係止部を形成した請求項1又は2に記載のシー
    ト保管箱。
JP2000226688A 2000-07-27 2000-07-27 シート保管箱 Pending JP2002043403A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114834787A (zh) * 2022-05-10 2022-08-02 江西德沃箱柜制造有限公司 一种具有保持干燥功能的银行尾款存放库

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114834787A (zh) * 2022-05-10 2022-08-02 江西德沃箱柜制造有限公司 一种具有保持干燥功能的银行尾款存放库
CN114834787B (zh) * 2022-05-10 2023-10-17 江西德沃箱柜制造有限公司 一种具有保持干燥功能的银行尾款存放库

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