JP2002042881A - テープ貼着装置及びテープ貼着方法 - Google Patents

テープ貼着装置及びテープ貼着方法

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JP2002042881A
JP2002042881A JP2000227800A JP2000227800A JP2002042881A JP 2002042881 A JP2002042881 A JP 2002042881A JP 2000227800 A JP2000227800 A JP 2000227800A JP 2000227800 A JP2000227800 A JP 2000227800A JP 2002042881 A JP2002042881 A JP 2002042881A
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Japan
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tape
positive electrode
electrode
positioning
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JP2000227800A
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English (en)
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Toru Ishii
亨 石井
Kenichi Ishii
賢一 石井
Kazuo Togashi
和男 富樫
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Primary Cells (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電池としての機能の低下を格段的に低減して電
極体を形成させる。 【解決手段】本発明は、正極と負極とをセパレータを介
して重ねて形成される電極体の負極を位置決めし、電極
体において正極と短絡する負極側及び又は正極側のばり
の高さよりも厚いテープを、位置決めされた負極の少な
くとも一方の面の正極との短絡想定位置に貼着すること
により、負極と正極との短絡を未然に防止して電極体を
形成させ、電極体の電池の機能の低下を格段的に低減さ
せる。また、正極と負極とをセパレータを介して重ねた
て形成される電極体の正極を位置決めし、電極体におい
て負極と短絡する正極側及び又は負極側のばりの高さよ
りも厚いテープを、位置決めされた正極の少なくとも一
方の面の負極との短絡想定位置に貼着することにより、
正極と負極との短絡を未然に防止して電極体を形成さ
せ、電極体の電池の機能の低下を格段的に低減させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテープ貼着装置及び
テープ貼着方法に関し、例えば短冊状の正極及び負極を
重ねて巻回するようにして非水系ゲル電解質二次電池用
の巻回電極体を形成する際に用いるテープ貼着装置に適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、非水系ゲル電解質二次電池とし
て、図9及び図10に示すように偏平状に形成されたも
のがある。
【0003】図9及び図10に示すように、かかる非水
系ゲル電解質二次電池1においては、短冊状の銅箔等で
なる負極用集電体の両面に負極用活物質が被膜状に塗布
されて形成された負極と、短冊状のアルミニウム箔等で
なる正極用集電体の両面に正極用活物質が被膜状に塗布
されて形成された正極とを帯状の微多孔性ポリプロピレ
ンフィルムでなる2枚の第1及び第2のセパレータを介
して互いに絶縁した状態で巻回した後、押しつぶして形
成された偏平状の巻回電極体(以下、これを偏平巻回電
極体と呼ぶ)2を有し、負極の巻回開始部分に負極リー
ド3が溶接されると共に、正極の巻回開始部分に正極リ
ード4が溶接されている。
【0004】そして、非水系ゲル電解質二次電池1にお
いては、例えばポリエチレンテレフタレート、アルミニ
ウム膜及び無延伸ポリプロピレンの3層構造でなる袋状
のラミネートフィルム5内に偏平巻回電極体2が収納さ
れ、当該ラミネートフィルム5の開口部が負極リード3
及び正極リード4を外部に突出させた状態で封止されて
構成されている。
【0005】この場合、非水系ゲル電解質二次電池1に
おいては、負極用活物質として、リチウムやリチウムイ
オン合金、炭素素材等のようなリチウムイオンのドープ
及び脱ドープの可能な物質が用いられると共に、正極用
活物質として、リチウムコバルト複合酸化物等のような
リチウム複合酸化物が用いられている。
【0006】これに加えて、非水系ゲル電解質二次電池
1においては、ポリアクリロニトリル等でなるゲル状の
ゲル電解質が負極及び正極の両面に塗布されて負極用活
物質及び正極用活物質に含浸されると共に、第1及び第
2のセパレータの両面にもゲル電解質が塗布されて含浸
されている。
【0007】これにより、非水系ゲル電解質二次電池1
においては、負極用活物質と正極用活物質とをゲル電解
質を介して反応させて得られる比較的高い電池電圧を負
極リード3及び正極リード4を介して外部に出力し得る
ようになされている。
【0008】また、非水系ゲル電解質二次電池1におい
ては、負極用活物質及び正極用活物質の反応にリチウム
イオンを利用しているため、比較的高いエネルギー密度
を有し、充放電のサイクル特性にも優れている等の多数
の利点を有すると共に、偏平巻回電極体2を用いる分、
電池全体を小型薄型化し得るようになされている。
【0009】従って、かかる構成の非水系ゲル電解質二
次電池1においては、携帯型の電子機器等のように、近
年、小型薄型化され、多機能化により消費電力量も増加
する傾向にある各種電子機器に広く使用されている。
【0010】ここで、非水系ゲル電解質二次電池1の偏
平巻回電極体2は、以下に示す手順に従って形成するこ
とができる。
【0011】すなわち、偏平巻回電極体2の形成手順に
おいては、予め帯状の負極用集電体の両面にその長手方
向に沿って負極用活物質を間欠的に塗布して多数の負極
が連続するように形成された負極材を当該負極用活物質
の未塗布領域に負極リード3を順次溶接して所定の巻回
位置に送ると共に、帯状の正極用集電体の両面にその長
手方向に沿って正極用活物質を間欠的に塗布して多数の
正極が連続するように形成された正極材を当該正極用活
物質の未塗布領域に正極リード4を順次溶接して巻回位
置に送り、さらに、多数の偏平巻回電極体2分に相当す
る長さの第1のセパレータ及び第2のセパレータも巻回
位置に送るようにする。
【0012】これにより、偏平巻回電極体2の形成手順
においては、巻回位置に設けられた楕円柱状の巻心に負
極材、第1のセパレータ、正極材及び第2のセパレータ
の順に重ねながら当該負極材を内側にして巻回し、負極
材から巻心に巻回させた負極の部分(負極リード3を有
する負極の部分)を切り出すと共に、正極材から巻心に
巻回させた正極の部分(正極リード4を有する正極の部
分)を切り出し、さらに第1及び第2のセパレータから
巻心に巻回させた1つの偏平巻回電極体2に用いる長さ
分を切り出すようにしてこの巻回処理を順次繰り返すこ
とにより、偏平巻回電極体2の元になる楕円形状の巻回
電極体を順次形成する。
【0013】次いで、偏平巻回電極体2の形成手順にお
いては、所定のプレス装置を用いて楕円形状の巻回電極
体を径方向から挟み込むようにして押しつぶすことによ
り図10について上述した偏平巻回電極体2を形成する
ようになされている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、偏平巻回電
極体2においては、隣接する負極、第1のセパレータ、
正極及び第2のセパレータ同士の間に隙間が生じると、
その隙間の部分において隣接する負極、第1のセパレー
タ、正極及び第2のセパレータ相互のゲル電解質同士が
離れて正極から負極へのリチウムイオンの受け渡しがで
きなくなり、当該偏平巻回電極体2から規定の電池電圧
を発生させ難くなる。
【0015】このため、偏平巻回電極体2の形成手順に
おいては、楕円形状の巻回電極体を径方向から格段的に
大きな圧力をかけて押しつぶすことにより隣接する負
極、第1のセパレータ、正極及び第2のセパレータ相互
のゲル電解質同士を密着させている。
【0016】ところが、偏平巻回電極体2の形成手順に
おいては、負極材及び正極材から巻心に巻回している負
極及び正極を切り出す際に、当該負極及び正極の切断端
部(金属材でなる負極用集電体及び正極用集電体の切断
端部)にばりが生じる場合がある。
【0017】このため、偏平巻回電極体2の形成手順に
おいては、切断端部にばりの発生している負極及び又は
正極を用いて形成した楕円形状の巻回電極体を押しつぶ
すと、そのばりにより隣接する第1及び第2のセパレー
タを破損させて負極及び正極同士が短絡することにより
動作中に熱を発生したり、規定通りの電池電圧を発生し
難い等のように電池としての機能を十分には発揮するこ
とのできない偏平巻回電極体2を形成する問題があっ
た。
【0018】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、電池としての機能の低下を格段的に低減して電極体
を形成させ得るテープ貼着装置及びテープ貼着方法を提
案しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、正極と負極とを絶縁性のセパレー
タを介在させて重ねた状態で形成される所定の電極体の
負極を位置決めし、電極体が形成される際に正極との短
絡の原因となる負極側及び又は正極側に生じているばり
の高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた負極
の少なくとも一方の面における正極との短絡想定位置に
貼着するようにした。
【0020】従って、負極の短絡対象位置に貼着したテ
ープにより、当該負極と正極とが短絡することを未然に
防止して電極体を形成させることができる。
【0021】また、本発明においては、正極と負極とを
絶縁性のセパレータを介在させて重ねた状態で形成され
る所定の電極体の正極を位置決めし、電極体が形成され
る際に負極との短絡の原因となる正極側及び又は負極側
に生じているばりの高さよりも厚い所定のテープを、位
置決めされた正極の少なくとも一方の面における負極と
の短絡想定位置に貼着するようにした。
【0022】従って、正極の短絡対象位置に貼着したテ
ープにより、当該正極と負極とが短絡することを未然に
防止して電極体を形成させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する
【0024】図1において、10は全体として本発明に
よるテープ貼着装置を示し、外部から負極用集電体12
における負極用活物質13の未塗布領域12Aに負極リ
ード14が順次溶接されて供給される負極材15をガイ
ドローラ16に沿わせて取り込むようになされている。
【0025】また、テープ貼着装置10においては、ガ
イドローラ16に沿わせて取り込んだ負極材15の上側
に上側テープ貼着機構17が配置されると共に、当該負
極材15の下側に上側テープ貼着機構17と対向させて
下側テープ貼着機構(図示せず)が配置されており、当
該取り込んだ負極材15を上側テープ貼着機構17及び
下側テープ貼着機構の間を通過させて巻回位置まで走行
させている。
【0026】この場合、上側テープ貼着機構17におい
ては、予め下面に所定の接着剤が塗布された帯状の絶縁
テープ(以下、これを帯状絶縁テープと呼ぶ)18が供
給されており、当該供給された帯状絶縁テープ18の長
手方向を負極材15の幅方向(以下、これを負極材幅方
向と呼ぶ)とほぼ平行にし、かつ下面を下方向に向けた
状態で帯状絶縁テープ18の先頭部分を負極材15の斜
め上方の吸着位置まで送っている。
【0027】また、帯状絶縁テープ18の先頭部分の上
側には、図示しない上下駆動部により上下方向に上昇及
び下降自在に保持されたボールねじ19が配置されてお
り、当該ボールねじ19の長手方向を負極材幅方向とほ
ぼ平行にし、かつ一端側を負極材15の上面と対向させ
ると共に他端側を帯状絶縁テープ18の吸着位置と対向
させている。
【0028】さらに、ボールねじ19のナット20に
は、棒状のアーム21を介して箱状の吸着ヘッド22が
取り付けられており、当該吸着ヘッド22には吸引ダク
ト23を介して吸引ポンプ(図示せず)がつながれてい
る。
【0029】これにより、上側テープ貼着機構17にお
いては、ボールねじ駆動用モータ(図示せず)の出力軸
の回転に連動させてボールねじ19のねじ軸24を回転
させることにより、当該ねじ軸24に沿ってナット20
と共に吸着ヘッド22を帯状絶縁テープ18の吸着位置
から負極材15の上面と対向する所定位置までの間で自
在に移動させて位置決めし得るようになされている。
【0030】また、上側テープ貼着機構17において
は、上下駆動部によりボールねじ19と共に吸着ヘッド
22を帯状絶縁テープ18の上側の所定位置から負極材
15の上面に当接させるまでの間で自在に上昇及び下降
させて位置決めし得るようになされている。
【0031】これに加えて、帯状絶縁テープ18の吸着
位置の近傍には、カッタ25が負極材15の長手方向
(以下、これを負極材長手方向と呼ぶ)に沿って移動自
在に配置されており、当該カッタ25により帯状絶縁テ
ープ18をその幅方向に沿って切断し得るようになされ
ている。
【0032】従って、図2(A)に示すように、上側テ
ープ貼着機構17においては、帯状絶縁テープ18の先
端をカッタ25の刃の移動軌跡にほぼ一致させた状態
で、ボールねじ駆動用モータ及び上下駆動部により吸着
ヘッド22を貼着位置まで移動させて帯状絶縁テープ1
8の先頭部分の上面18Bに当接させる。
【0033】そして、上側テープ貼着機構17において
は、吸引ポンプにより吸引ダクト23を介して吸着ヘッ
ド22に所定の負圧を与えることにより当該吸着ヘッド
22に帯状絶縁テープ18の先頭部分を吸着して保持す
る。
【0034】次いで、図2(B)に示すように、上側テ
ープ貼着機構17においては、ボールねじ駆動用モータ
により吸着ヘッド22を負極材15側の切断位置まで移
動させることにより帯状絶縁テープ18の切断対象位置
18Cをカッタ25の刃の移動軌跡にほぼ一致させる。
【0035】この状態で、上側テープ貼着機構17にお
いては、カッタ25を移動させることにより帯状絶縁テ
ープ18から先頭部分の短冊状でなる貼着対象部位(以
下、これを短冊状絶縁テープと呼ぶ)18Dを切り出
す。
【0036】そして、図2(C)に示すように、上側テ
ープ貼着機構17においては、ボールねじ駆動用モータ
により吸着ヘッド22を負極材15の上方まで移動させ
て短冊状絶縁テープ18Dの下面18Aを負極材15の
上面と対向させる。
【0037】この状態で、上側テープ貼着機構17にお
いては、上下駆動部により吸着ヘッド22を下降させて
短冊状絶縁テープ18Dの下面18A(接着剤が塗布さ
れている面)を負極材15の上面に当接させ、当該吸着
ヘッド22に与えている負圧を解除することにより負極
材15の上面に短冊状絶縁テープ18Dを貼着させる。
【0038】このようにして、テープ貼着機構17にお
いては、負極材15の上面に対して、偏平巻回電極体
(図示せず)を形成する際に負極の切断端部となる位置
や、正極の切断端部と重なる位置等のように当該負極及
び正極の切断端部に生じているばりにより負極と正極と
が短絡すると想定される短絡想定位置に予め短冊状絶縁
テープ18Dを貼着し得るようになされている。
【0039】そして、負極材15に貼着する短冊状絶縁
テープ18D(帯状絶縁テープ18)は、負極材15か
ら切り出された負極の切断端部に生じるばりの高さより
も厚くなるようにその厚みが選定されている。
【0040】これにより、短冊状絶縁テープ18Dは、
偏平巻回電極体が形成時に押しつぶされても、負極の切
断端部に生じているばりを負極及び正極との間に介在し
ている第1及び第2のセパレータに到達させないように
することができると共に、正極の切断端部に生じている
ばりが負極及び正極との間に介在している第1及び第2
のセパレータを突き破ったとしても負極までは到達させ
ないようになされている。
【0041】かくして、テープ貼着装置10において
は、負極材15の上面の短絡想定位置に短冊状絶縁テー
プ18Dを貼着することにより、当該負極材15から切
り出された負極の上面と対向する正極との間がばりによ
って短絡することを未然に防止して偏平巻回電極体を形
成させ得るようになされている。
【0042】また、短冊状絶縁テープ18Dは、その長
手方向に沿った長さがばりの高さに応じて負極材15の
幅よりもわずかに長く選定されており、当該長手方向に
沿った一端側を負極材15の一方の側縁から外側に突出
させ、かつ長手方向に沿った他端側を負極材15の他方
の側縁から外側に突出させて貼着されている。
【0043】従って、テープ貼着装置10においては、
負極の切断端部において一方及び他方の側縁よりも外側
に突出するようにばりが生じても、そのばりを第1及び
第2のセパレータに到達させないようになされていると
共に、非水系ゲル電解質二次電池のラミネートフィルム
にも到達させないようになされており、これにより第1
及び第2のセパレータの破損及び正極への短絡の防止に
加えてラミネートフィルムの破損をも防止し得るように
なされている。
【0044】ところで、図1に示すように、上側テープ
貼着機構17においては、負極材15の上方に活物質検
出センサ28が当該負極材15の上面に対向させて配置
されると共に、側縁検出センサ29がその一部を負極材
15の一方の側縁部分と対向させて配置されている。
【0045】この場合、活物質検出センサ28は、発光
素子及び受光素子を有し、受光素子を発光させて得られ
る光線を負極材15の上面に照射することにより当該上
面で光線が反射して得られる反射光を受光素子によって
受光し、得られた受光結果を光電信号として出力してい
る。
【0046】また、側縁検出センサ29においては、図
3に示すように、並設された複数の発光素子30と、並
設された複数の受光素子31とが負極材幅方向に沿って
互いに平行に配置され、これら並設された発光素子30
及び受光素子31のうちのほぼ中央に配置された発光素
子30及び受光素子31から一方の端までのほぼ半数の
発光素子30及び受光素子31のみを負極材15の一面
と対向させている。
【0047】従って、側縁検出センサ29においては、
各発光素子30を発光させて得られる光線を負極材15
の上面の一方の側縁の内側から外側に渡って照射するこ
とにより当該上面で光線が反射して得られる反射光のみ
を並設された各受光素子31のうちの対応する受光素子
31のみによって受光するようになされており、このと
き全ての受光素子の受光結果をそれぞれ光電信号として
出力している。
【0048】また、テープ貼着装置10においては、ガ
イドローラ16の根元部分にロータリーエンコーダ34
が取り付けられている。
【0049】ロータリーエンコーダ34は、巻回位置に
送られる負極材15の送り量に応じてガイドローラ16
が回転したときの回転角度を検出し、得られた検出結果
をパルス信号として出力している。
【0050】そして、テープ貼着装置10においては、
CPU(Central Processing Unit)等を有する制御部
35が設けられており、当該制御部35が活物質検出セ
ンサ28及び側縁検出センサ29から与えられる光電信
号と、ロータリーエンコーダ34から与えられるパルス
信号とに基づいて上側テープ貼着機構17全体を駆動制
御することにより、図2(A)〜(C)について上述し
た短冊状絶縁テープ18Dの一連の貼着処理を実行し得
るようになされている。
【0051】すなわち、図4に示すように、制御部35
においては、内部のメモリ(図示せず)に偏平巻回電極
体を形成するために負極と正極が重ねられた状態を想定
して選定された負極材15への短冊状絶縁テープ18D
の貼着位置(すなわち、短絡想定位置となる)の情報が
貼着位置データとして予め格納されている。
【0052】そして、制御部35は、活物質検出センサ
28から与えられる光電信号に基づいて負極材15にお
ける負極用活物質13の塗布開始位置13Aを検出し、
当該塗布開始位置13Aを検出した時点からロータリー
エンコーダ34から与えられるパルス信号に基づいて負
極材15の送り量を検出し始める。
【0053】これにより、制御部35は、負極材15の
送り量を検出しながら、負極用活物質13の塗布開始位
置13Aを検出した時点から負極材15をメモリ内の貼
着位置データに基づいて得られる所定の基準送り量だけ
巻回位置側に送った時点で当該負極材15の走行を停止
させることにより、帯状絶縁テープ18の長手方向の延
長線上に負極材15の貼着位置を停止させることがで
き、かくして負極材15を負極材長手方向に対して位置
決めする。
【0054】また、制御部35は、負極材15を負極材
長手方向に対して位置決めしたときには、側縁検出セン
サ29から与えられる光電信号に基づいて当該側縁検出
センサ29の並設された各受光素子31のうちの負極材
15の上面から得られる反射光を受光した受光素子31
の配置位置及び数により当該負極材15が負極材幅方向
に対して位置ずれしているか否かを検出する。
【0055】実際上、制御部35は、側縁検出センサ2
9の各受光素子のうちの負極材15の上面と対向する一
方の端からほぼ中央までの半数の受光素子31によって
反射光を受光している場合には、負極材15が一方の側
縁を側縁検出センサ29の中央部とほぼ対向させている
ことにより負極材幅方向に対して位置ずれしていないと
判断する。
【0056】従って、制御部35は、このように負極材
15が負極材幅方向に対して位置ずれしていないと判断
すると、メモリ内の貼着位置データに基づいて得られる
負極材15の一方の側縁とカッタ25の刃との間の予め
設定された所定の搬送基準距離に応じて上側テープ貼着
機構17のボールねじ駆動用モータを駆動制御すること
により短冊状絶縁テープ18Dを切断位置から搬送基準
距離だけ負極材15側に搬送させて当該短冊状絶縁テー
プ18Dの下面18Aを負極材15の上面の一方の側縁
から他方の側縁に渡って対向させる。
【0057】これに対して、制御部35は、側縁検出セ
ンサ29の各受光素子31のうち、負極材15の上面と
対向する一方の端からほぼ中央に配置された半数の受光
素子31に加えて当該中央よりもカッタ25側に配置さ
れた1又は複数の受光素子31も反射光を受光している
場合には、負極材15が負極材幅方向に沿ってカッタ2
5に近づく方向に位置ずれしていると判断する。
【0058】そして、制御部35は、このように負極材
15が負極材幅方向に対してカッタ25側に位置ずれし
ていると判断すると、側縁検出センサ29において中央
よりもカッタ25側に配置されて反射光を受光した受光
素子31の数に応じて負極材15の一方の側縁が基準位
置から負極材幅方向に沿ってカッタ25側へ位置ずれし
た量を検出し、当該検出した位置ずれした量を補正値と
して搬送基準距離から減算することにより補正した搬送
基準距離を算出する。
【0059】これにより、制御部35は、補正した搬送
基準距離に応じて上側テープ貼着機構17のボールねじ
駆動用モータを駆動制御することにより短冊状絶縁テー
プ18Dを切断位置から補正した搬送基準距離だけ負極
材15側に搬送させて負極材15の負極材幅方向に対す
る位置ずれを見かけ上相殺し、かくして短冊状絶縁テー
プ18Dの下面18Aを当該負極材15の上面の一方の
側縁から他方の側縁に渡って対向させるようになされて
いる。
【0060】また、制御部35は、側縁検出センサ29
の各受光素子のうちの負極材15の上面と対向する一方
の端からほぼ中央の半数よりも少ない数の受光素子31
によって反射光を受光している場合には、負極材15が
負極材幅方向に沿ってカッタ25から遠ざかる方向に位
置ずれしていると判断する。
【0061】そして、制御部35は、このように負極材
15が負極材幅方向に対してカッタ25から遠ざかる方
向に位置ずれしていると判断すると、側縁検出センサ2
9においてほぼ中央から負極材15の上面と対向する一
方の端側で反射光を受光していない受光素子31の数に
応じて負極材15の一方の側縁が基準位置から負極材幅
方向に沿ってカッタ25から離れる方向へ位置ずれした
量を検出し、当該検出した位置ずれした量を補正値とし
て搬送基準距離に加算することにより補正した搬送基準
距離を算出する。
【0062】これにより、制御部35は、補正した搬送
基準距離に応じて上側テープ貼着機構17のボールねじ
駆動用モータを駆動制御することにより短冊状絶縁テー
プ18Dを切断位置から補正した搬送基準距離だけ負極
材15側に搬送させて負極材15の負極材幅方向に対す
る位置ずれを見かけ上相殺し、かくして短冊状絶縁テー
プ18Dの下面18Aを当該負極材15の上面の一方の
側縁から他方の側縁に渡って対向させるようになされて
いる。
【0063】このようにして制御部35は、負極材15
が実際には負極材幅方向に対して位置ずれしている場合
でも短冊状絶縁テープ18Dの搬送基準距離を補正する
ことにより当該負極材15を負極材幅方向に対しても容
易に位置決めし得るようになされている。
【0064】かくして、制御部35は、負極材15を負
極材長手方向及び負極材幅方向にそれぞれ位置決めした
状態で当該負極材15の上面の貼着位置(すなわち、短
絡想定位置)に短冊状絶縁テープ18Dを適確に貼着し
得るようになされている。
【0065】一方、下側テープ貼着機構においては、図
1〜図4について上述した上側テープ貼着機構17と負
極材15を介して上下対称に構成されており、制御部3
5の制御のもとに上側テープ貼着機構17と同様に動作
するようになされている。
【0066】従って、制御部35は、下側テープ貼着機
構により、負極材15の下面に対しても負極材長手方向
及び負極材幅方向にそれぞれ位置決めした状態で短絡想
定位置に短冊状絶縁テープ18Dを適確に貼着し得るよ
うになされている。
【0067】ここで、制御部35は、内部のメモリに予
め格納されているテープ貼着プログラムに従って負極材
15の上面及び下面に短冊状絶縁テープ18Dを貼着す
る短冊状絶縁テープ貼着処理手順を実行するようになさ
れている。
【0068】因みに、図5を用いて以下に説明する短冊
状絶縁テープ貼着処理手順については、説明を簡易化す
るために、負極材15の上面に短冊状絶縁テープ18D
の貼着する場合についてのみ説明する。
【0069】すなわち、制御部35は、テープ貼着プロ
グラムに従って図5に示す短冊状絶縁テープ貼着処理手
順RT1をステップSP1において開始すると、続くス
テップSP2に進む。
【0070】ステップSP2において、制御部35は、
活物質検出センサ28から与えられる光電信号に基づい
て当該活物質検出センサ28と対向する位置を負極材1
5の上面における負極用活物質13の塗布開始位置13
Aが通過することを待ち受け、その活物質検出センサ2
8から与えられる光電信号に基づいて負極用活物質13
の塗布開始位置13Aを検出すると、続くステップSP
3に進む。
【0071】ステップSP3において、制御部35は、
負極用活物質13の塗布開始位置13Aを検出した時点
からロータリーエンコーダ34から与えられるパルス信
号に基づいて負極材15の送り量を検出し始め、負極材
15を負極用活物質13の塗布開始位置13Aを基準と
して基準送り量だけ送った時点でその走行を停止させる
ことにより負極材15を負極材長手方向に対して位置決
めしてステップSP4に進む。
【0072】ステップSP4において、制御部35は、
負極材15を負極材長手方向に対して位置決めした状態
で側縁検出センサ29から与えられる光電信号に基づい
て負極材15が負極材幅方向に対して位置ずれしている
か否かを検出する。
【0073】このステップSP4において、肯定結果を
得ることは、負極材15の一方の側縁が本来走行すべき
基準位置からカッタ25に近づく方向又はそのカッタ2
5から遠ざかる方向に位置ずれしていることを意味し、
このとき、制御部35は、ステップSP5に進んで、負
極材15の一方の側縁が基準位置から位置ずれしている
量を補正値として搬送基準距離を補正してステップSP
6に進む。
【0074】これに対して、ステップSP4において、
否定結果を得ることは、負極材15の一方の側縁が本来
走行すべき基準位置とほぼ一致していることを意味し、
このとき、制御部35はそのままステップSP6に進
む。
【0075】ステップSP5において、制御部35は、
上側テープ貼着機構17全体を制御しながら、ステップ
SP5において得られた補正した搬送基準距離又はステ
ップSP4において得られた補正をしていない搬送基準
距離に応じて上側テープ貼着機構17のボールねじ駆動
用モータを駆動制御して短冊状絶縁テープ18Dをその
補正した搬送基準距離又は補正していない搬送基準距離
だけ負極材15側に搬送させることにより当該短冊状絶
縁テープ18Dの下面18Aを負極材15の上面の一方
の側縁から他方の側縁に渡って対向させて貼着し、この
後ステップSP7に進む。
【0076】ステップSP7において、制御部35は、
負極材15の上面に対して、ステップSP2において検
出した負極用活物質13の塗布開始位置13Aを基準と
した短冊状絶縁テープ18Dの貼着位置が存在するか否
かを判断する。
【0077】ステップSP7において、肯定結果を得る
ことは、隣接する負極用活物質13の塗布開始位置13
A同士の間に短冊状絶縁テープ18Dに対する少なくと
も2つの貼着位置が存在することを意味し、このとき、
制御部35は、ステップSP3に戻り、この後ステップ
SP7において肯定結果を得るまでの間、ステップSP
3〜ステップSP7について上述した一連の処理ループ
を順次繰り返す。
【0078】これに対して、ステップSP7において、
否定結果を得ることは、隣接する負極用活物質13の塗
布開始位置13A同士の間に存在する短冊状絶縁テープ
18Dの貼着位置は1つであることを意味し、このと
き、制御部35は、ステップSP8に進む。
【0079】ステップSP8において、制御部35は、
短冊状絶縁テープ18Dの貼着処理が終了したか否かを
判断する。
【0080】このステップSP8において、否定結果を
得ることは、作業者から短冊状絶縁テープ18Dの貼着
処理の終了命令が未だ入力されていないことを意味し、
このとき、制御部35は、ステップSP2に戻り、この
後ステップSP8において肯定結果を得るまでの間、ス
テップSP2〜ステップSP8について上述した一連の
処理ループを順次繰り返す。
【0081】これに対して、ステップSP8において、
肯定結果を得ることは、作業者から短冊状絶縁テープ1
8Dの貼着処理の終了命令が入力されたことを意味し、
このとき、制御部35は、ステップSP9に進んでこの
短冊状絶縁テープ貼着処理手順RT1を終了する。
【0082】一方、制御部35は、負極材15の下面に
対しても、図5について上述した短冊状絶縁テープ貼着
処理手順RT1に従って短冊状絶縁テープ18Dを貼着
し得るようになされている。
【0083】因みに、制御部35は、図6(A)及び
(B)に示すように、負極材15から切り出される負極
40の切断端部に対しては、両面から短冊状絶縁テープ
18Dを互いの位置を一致させて貼着するため、負極材
15の上面において検出した負極用活物質13の塗布開
始位置13Aのみを基準として当該負極材15の上面及
び下面に短冊状絶縁テープ18Dを貼着している。
【0084】これにより、制御部35は、負極材15の
上面及び下面に短冊状絶縁テープ18Dを互いの位置を
一致させて貼着するような場合には、処理負荷を低減さ
せ得るようになされている。
【0085】また、テープ貼着装置10においては、負
極材15の上面及び下面に対して短冊状絶縁テープ18
Dを貼着しているものの、制御部35の内部のメモリに
偏平巻回電極体を形成するために負極と正極とが重ねら
れた状態を想定して選定された正極材への短冊状絶縁テ
ープの貼着位置(すなわち短絡想定位置)の情報を貼着
位置データとして予め格納すれば、負極材15に代えて
正極材を取り込みながら、当該取り込んだ正極材の上面
及び下面に対しても図1〜図5について上述した場合と
同様にして短冊状絶縁テープを貼着し得るようになされ
ている。
【0086】因みに、図7に示すように、テープ貼着装
置10においては、正極材の上面及び下面に対して、当
該正極材の正極42の部分における例えば正極用集電体
43と正極用活物質44の塗布領域との境界位置や、正
極リード45の溶接位置等のように種々の短絡想定位置
に短冊状絶縁テープ46を適確に貼着することができ
る。
【0087】そして、かかるテープ貼着装置10を2台
用いて、一方のテープ貼着装置10からは負極材15を
巻回位置に供給すると共に、他方のテープ貼着装置10
からは正極材を巻回位置に供給すれば、当該巻回位置に
おいて、図8に示すように、負極40、第1のセパレー
タ50、正極42及び第2のセパレータ51の順に重ね
ながら当該負極40を内側にして巻回する際、負極40
の切断端部と、これに重なる正極42の短絡対象位置
や、正極42の切断端部と、これに重なる負極40の短
絡対象位置にそれぞれ短冊状絶縁テープ18D及び46
を貼着した状態で偏平巻回電極体52を形成することが
できる。
【0088】かくして、このように2台のテープ貼着装
置10を用いれば、負極40及び正極42のうちのいず
れか一方のみに短冊状絶縁テープ18D及び46を貼着
する場合に比べて、負極材15から負極40を切り出し
たときに生じるばりや、正極材から正極42を切り出し
たときに生じるばりにより負極40及び正極42が短絡
することをさらに確実に防止して偏平巻回電極体52を
形成させることができる。
【0089】以上の構成において、このテープ貼着装置
10では、外部から取り込んだ負極材15の上面及び下
面に対して、偏平巻回電極体52が形成される際にその
負極材15から切り出される負極40の切断端部となる
位置や、正極42の切断端部と重ねられる位置の短絡想
定位置にそれぞれ切断端部に生じるばりの高さよりも厚
い短冊状絶縁テープ18Dを貼着して、当該短冊状絶縁
テープ18Dを貼着した負極材15を偏平巻回電極体5
2を形成するための巻回位置に送るようにした。
【0090】従って、このテープ貼着装置10では、負
極40と正極43とを重ねるようにして巻回して形成し
た楕円形状の巻回電極体を押しつぶして偏平巻回電極体
52が形成される際に、当該負極40の切断端部に生じ
ているばりが負極40及び正極42間の第1及び第2の
セパレータ50及び51に到達することを短冊状絶縁テ
ープ18Dに厚みによって阻止することができると共
に、正極42の切断端部に生じているばりが負極40及
び正極42間の第1及び第2のセパレータ50及び51
を突き破っても負極40に到達することを短冊状絶縁テ
ープ18Dに厚みによって阻止することができ、かくし
て負極40及び正極42同士が短絡することを未然に防
止することができる。
【0091】ところで、負極材15の上面及び下面に仮
に手作業によって短冊状絶縁テープ18Dを貼着するこ
とを考えると、短冊状絶縁テープ18Dの長さが比較的
短いために容易には扱い難く、この結果、短冊状絶縁テ
ープ18Dが貼着位置に対して位置ずれして貼着される
場合がある。
【0092】そして、手作業による短冊状絶縁テープ1
8Dの貼着処理において、このような短冊状絶縁テープ
18Dの貼着位置のずれを補うためには、当該短冊状絶
縁テープ18Dを比較的大きくすることが考えられるも
のの、かかる方法によれば、短冊状絶縁テープ18Dが
絶縁性を有する分、偏平巻回電極体52において短冊状
絶縁テープ18Dを用いたために電池容量や充放電のサ
イクル特性が著しく低下したり、短冊状絶縁テープ18
Dによって偏平巻回電極体52の厚みが全体的に極端に
厚くなったり、又は偏平巻回電極体52の表面が凸凹に
なり、結果として非水系ゲル電解質二次電池が大型化す
ることが考えられる。
【0093】これに対して本実施の形態によるテープ貼
着装置10では、活物質検出センサ28及び側縁検出セ
ンサ29を用いて負極材15を負極材長手方向及び負極
材幅方向に対してそれぞれ位置決めするため、当該負極
材15の上面及び下面に対する短冊状絶縁テープ18D
の貼着位置を適確に特定することができると共に、その
負極材15の上面及び下面に対して、例えば、負極材1
5における負極40の切断位置を短冊状絶縁テープ18
Dのほぼ中央に一致させて貼着したり、当該負極材15
の一方及び他方の側縁から外側に短冊状絶縁テープ18
Dの端部をそれぞれ所定長さだけ突出させるようにして
貼着する等の貼着状態をも適確に特定することができ
る。
【0094】従って、テープ貼着装置10では、負極材
15に絶縁性の短冊状絶縁テープ18Dを貼着するもの
の、当該短冊状絶縁テープ18Dの大きさ(幅及び長
さ)を必要最低限の大きさまで極力小さくすることがで
き、かくして偏平巻回電極体52に短冊状絶縁テープ1
8Dを用いたために電池容量や充放電のサイクル特性が
低下することを大幅に低減させることができる。
【0095】これに加えて、偏平巻回電極体52に用い
る短冊状絶縁テープ18Dを極力小さくしているため、
その短冊状絶縁テープ18Dによって偏平巻回電極体5
2の厚みが全体的に極端に厚くなったり、又は偏平巻回
電極体52の表面が凸凹になり、結果として非水系ゲル
電解質二次電池が大型化することも大幅に低減させるこ
とができる。
【0096】さらに、このテープ貼着装置10において
は、負極40を切り出す前の負極材15の上面及び下面
に対して短絡想定位置に短冊状絶縁テープ18Dを貼着
するため、隣接する負極40同士の間の切断位置に対し
ては1枚の短冊状絶縁テープ18Dの貼着のみでその隣
接する負極40同士の切断端部に一括して短冊状絶縁テ
ープ18Dを貼着することになり、かくして、短冊状絶
縁テープ18Dの貼着処理を効率良く実行することがで
きる。
【0097】以上の構成によれば、偏平巻回電極体52
を形成するための巻回位置に送るべき負極材15の上面
及び下面の短絡想定位置に、当該負極材15から切り出
された負極40の切断端部に生じるばりの高さよりも厚
い短冊状絶縁テープ18Dを貼着するようにしたことに
より、負極40と正極43とが切断端部に生じているば
りによって短絡することを未然に防止して偏平巻回電極
体52を形成させることができ、かくして、動作中の発
熱や規定通りの電池電圧を発生し難い等の電池としての
機能の低下を格段的に低減させて偏平巻回電極体を形成
させ得るテープ貼着装置を実現することができる。
【0098】なお、上述の実施の形態においては、負極
材15の上面及び下面に対して負極40の切り出し位置
と、正極42の切断端部と重ねられる位置との短絡想定
位置にそれぞれ短冊状絶縁テープ18Dを貼着するよう
にした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
負極40と正極42との短絡を防止することができれ
ば、正極42における短冊状絶縁テープ46の貼着位置
に応じて、負極材15の上面及び又は下面に対して負極
40の切り出し位置と、正極42の切断端部と重ねられ
る位置とのいずれか一方の短絡想定位置に短冊状絶縁テ
ープ18Dを貼着したり、負極リード14の端部にばり
が発生しているときには、これら短絡想定位置に加えて
負極リード14を覆う所定領域も短絡想定位置として短
冊状絶縁テープ18Dを貼着するようにしても良い。
【0099】また、上述の実施の形態においては、巻回
位置に送るべき負極材15の上面及び下面の短絡想定位
置に予め短冊状絶縁テープ18Dを貼着するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、偏平巻
回電極体52において負極40及び正極42との短絡を
防止することができれば、負極材15から切り出した負
極40の上面及び下面の短絡想定位置に短冊状絶縁テー
プ18Dを貼着するようにしても良い。
【0100】さらに、上述の実施の形態においては、活
物質検出センサ28を用いて負極活物質13の塗布開始
位置13Aを検出し、当該検出した塗布開始位置13A
を基準として負極材15を負極材長手方向に対して位置
決めするようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、活物質検出センサ28を用いて負極活物質
13の塗布終了位置を検出し、当該検出した塗布終了位
置を基準として負極材15を負極材長手方向に対して位
置決めするようにしても良く、このように構成しても上
述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0101】さらに、上述の実施の形態においては、本
発明を図1〜図5について上述したテープ貼着装置10
に適用するようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、2台のテープ貼着装置10を一体化して
負極材15と正極材とにそれぞれ短冊状絶縁テープ18
D及び46を貼着して巻回位置に送る装置や、当該装置
が負極及び正極の所定の巻回機構と一体化された巻回装
置等のように、この他種々の構成のテープ貼着装置に広
く適用することができる。
【0102】さらに、上述の実施の形態においては、正
極と負極とを絶縁性のセパレータを介在させて重ねた状
態で形成される所定の電極体として、非水系ゲル電解質
二次電池に設けられる偏平巻回電極体52を適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、負極側及び又は正極側に生じているばりによって当
該負極及び正極同士が短絡すると想定されるものであれ
ば、非水系ゲル電解質二次電池に設けられる正極と負極
とを絶縁性のセパレータを介在させて順次交互に積層し
て形成される電極体や、当該非水系ゲル電解質二次電池
に設けられる正極と負極とを絶縁性のセパレータを介在
させて折り畳むようにして形成される電極体、さらに
は、非水電解液二次電池に用いられる正極と負極とを絶
縁性のセパレータを介在させて重ねた状態で円柱状又は
楕円形状に巻回して形成された巻回電極体等のように、
この他種々の電極体を広く適用することができる。
【0103】さらに、上述の実施の形態においては、正
極と負極とを絶縁性のセパレータを介在させて重ねた状
態で形成される所定の電極体の負極を位置決めする位置
決め手段として、ガイドローラ16、活物質検出センサ
28、側縁検出センサ29、ロータリーエンコーダ34
及び制御部35を適用するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、正極と負極とを絶縁性の
セパレータを介在させて重ねた状態で形成される所定の
電極体の負極を位置決めすることができれば、この他種
々の構成でなる位置決め手段を広く適用することができ
る。
【0104】さらに、上述の実施の形態においては、電
極体が形成される際に正極との短絡の原因となる負極側
及び又は正極側に生じているばりの高さよりも厚い所定
のテープとして、短冊状絶縁テープ18Dを適用するよ
うにした場合について述べたが、本発明はこれに限ら
ず、電極体が形成される際に正極との短絡の原因となる
負極側及び又は正極側に生じているばりの高さよりも厚
く、電極体の電池としての機能を著しく損なうものでな
ければ、導電性のテープ等のようにこの他種々の材質で
なるテープを広く適用することができる。
【0105】さらに、上述の実施の形態においては、電
極体が形成される際に正極との短絡の原因となる負極側
及び又は正極側に生じているばりの高さよりも厚い所定
のテープを、位置決めされた負極の少なくとも一方の面
における正極との短絡想定位置に貼着するテープ貼着手
段として、上側テープ貼着機構17及び下側テープ貼着
機構を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、電極体が形成される際に正極との短
絡の原因となる負極側及び又は正極側に生じているばり
の高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた負極
の少なくとも一方の面における正極との短絡想定位置に
貼着することができれば、この他種々の構成でなるテー
プ貼着手段を広く適用することができる。
【0106】さらに、上述の実施の形態においては、負
極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位置決め
手段として、ガイドローラ16、ロータリーエンコーダ
34及び制御部35を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、負極を所定の一方向
に対して位置決めすることができれば、この他種々の構
成でなる一方向位置決め手段を広く適用することができ
る。
【0107】さらに、上述の実施の形態においては、一
方向に対して負極が位置決めされたときに、当該一方向
とほぼ直交する他方向に対する負極の位置ずれ量を検出
する検出手段として、側縁検出センサ29及び制御部3
5を適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、一方向に対して負極が位置決めされた
ときに、当該一方向とほぼ直交する他方向に対する負極
の位置ずれ量を検出することができれば、この他種々の
構成でなる検出手段を広く適用することができる。
【0108】さらに、上述の実施の形態においては、検
出手段の検出結果に基づいて、テープ貼着手段が短絡想
定位置に貼着するために他方向に沿って搬送するテープ
の搬送距離を補正する搬送距離補正手段として、CPU
等を有する制御部35を適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、検出手段の検出結
果に基づいて、テープ貼着手段が短絡想定位置に貼着す
るために他方向に沿って搬送するテープの搬送距離を補
正することができれば、シーケンサ構成の制御部や所定
の演算回路等のように、この他種々の構成でなる搬送距
離補正手段を広く適用することができる。
【0109】さらに、上述の実施の形態においては、正
極と負極とを絶縁性のセパレータを介在させて重ねた状
態で形成される所定の電極体の正極を位置決めする位置
決め手段として、ガイドローラ16、活物質検出センサ
28、側縁検出センサ29、ロータリーエンコーダ34
及び制御部35を適用するようにした場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、正極と負極とを絶縁性の
セパレータを介在させて重ねた状態で形成される所定の
電極体の正極を位置決めすることができれば、この他種
々の構成でなる位置決め手段を広く適用することができ
る。
【0110】さらに、上述の実施の形態においては、電
極体が形成される際に負極との短絡の原因となる正極側
及び又は負極側に生じているばりの高さよりも厚い所定
のテープを、位置決めされた正極の少なくとも一方の面
における負極との短絡想定位置に貼着するテープ貼着手
段として、上側テープ貼着機構17及び下側テープ貼着
機構を適用するようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、電極体が形成される際に負極との短
絡の原因となる正極側及び又は負極側に生じているばり
の高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた正極
の少なくとも一方の面における負極との短絡想定位置に
貼着することができれば、この他種々の構成でなるテー
プ貼着手段を広く適用することができる。
【0111】さらに、上述の実施の形態においては、正
極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位置決め
手段として、ガイドローラ16、ロータリーエンコーダ
34及び制御部35を適用するようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、正極を所定の一方向
に対して位置決めすることができれば、この他種々の構
成でなる一方向位置決め手段を広く適用することができ
る。
【0112】さらに、上述の実施の形態においては、一
方向に対して正極が位置決めされたときに、当該一方向
とほぼ直交する他方向に対する正極の位置ずれ量を検出
する検出手段として、側縁検出センサ29及び制御部3
5を適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、一方向に対して正極が位置決めされた
ときに、当該一方向とほぼ直交する他方向に対する正極
の位置ずれ量を検出することができれば、この他種々の
構成でなる検出手段を広く適用することができる。
【0113】さらに、上述の実施の形態においては、検
出手段の検出結果に基づいて、テープ貼着手段が短絡想
定位置に貼着するために他方向に沿って搬送するテープ
の搬送距離を補正する搬送距離補正手段として、CPU
等を有する制御部35を適用するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、検出手段の検出結
果に基づいて、テープ貼着手段が短絡想定位置に貼着す
るために他方向に沿って搬送するテープの搬送距離を補
正することができれば、シーケンサ構成の制御部や所定
の演算回路等のように、この他種々の構成でなる搬送距
離補正手段を広く適用することができる。
【0114】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、正極と負
極とを絶縁性のセパレータを介在させて重ねた状態で形
成される所定の電極体の負極を位置決めし、電極体が形
成される際に正極との短絡の原因となる負極側及び又は
正極側に生じているばりの高さよりも厚い所定のテープ
を、位置決めされた負極の少なくとも一方の面における
正極との短絡想定位置に貼着するようにしたことによ
り、負極の短絡対象位置に貼着したテープにより、当該
負極と正極とが短絡することを未然に防止して電極体を
形成させることができ、かくして、電池としての機能の
低下を格段的に低減して電極体を形成させることができ
る。
【0115】また、正極と負極とを絶縁性のセパレータ
を介在させて重ねた状態で形成される所定の電極体の正
極を位置決めし、電極体が形成される際に負極との短絡
の原因となる正極側及び又は負極側に生じているばりの
高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた正極の
少なくとも一方の面における負極との短絡想定位置に貼
着するようにしたことにより、正極の短絡対象位置に貼
着したテープにより、当該正極と負極とが短絡すること
を未然に防止して電極体を形成させることができ、かく
して、電池としての機能の低下を格段的に低減して電極
体を形成させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテープ貼着装置の構成の一実施の
形態を示す略線的斜視図である。
【図2】短冊状絶縁テープの貼着の説明に供する略線的
側面図である。
【図3】側縁検出センサの構成を示す略線的上面図であ
る。
【図4】負極材の位置決めの説明に供する略線的上面図
である。
【図5】短冊状絶縁テープ貼着処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図6】短冊状絶縁テープを貼着した負極の構成を示す
略線的断面図及び略線的上面図である。
【図7】短冊状絶縁テープを貼着した正極の構成を示す
略線的断面図及び略線的上面図である。
【図8】短冊状絶縁テープを用いた偏平巻回電極体の構
成を示す略線的断面図である。
【図9】非水系ゲル電解質二次電池の構成を示す略線的
斜視図である。
【図10】偏平巻回電極体の構成を示す略線的斜視図で
ある。
【符号の説明】
10……テープ貼着装置、12……負極用集電体、13
……負極用活物質、15……負極材、17……上側テー
プ貼着機構、18……帯状絶縁テープ、18D、46…
…短冊状絶縁テープ、19……ボールねじ、22……吸
着ヘッド、25……カッタ、28……活物質検出セン
サ、29……側縁検出センサ、34……ロータリーエン
コーダ、35……制御部、40……負極、42……正
極、43……正極用集電体、44……正極用活物質、5
2……偏平巻回電極体、RT1……短冊状絶縁テープ貼
着処理手順。
フロントページの続き (72)発明者 富樫 和男 福島県郡山市日和田町高倉字下杉下1番地 の1株式会社ソニー・エナジー・テック内 Fターム(参考) 3F062 AA01 AB04 BA08 BD08 BF14 BG07 BG12 EA01 FA24 5H024 AA00 AA02 AA11 AA12 BB14 BB19 CC02 CC12 DD09 EE09 FF11 GG00 HH13 HH15 5H028 AA08 BB17 BB18 BB19 CC12 EE06 EE10 FF09 HH05 5H029 AJ12 AJ14 AM01 AM16 BJ02 BJ14 BJ15 CJ22 CJ30 DJ01 DJ11 EJ12 HJ04 HJ12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極と負極とを絶縁性のセパレータを介在
    させて重ねた状態で形成される所定の電極体の上記負極
    を位置決めする位置決め手段と、 上記電極体が形成される際に上記正極との短絡の原因と
    なる上記負極側及び又は上記正極側に生じているばりの
    高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた上記負
    極の少なくとも一方の面における上記正極との短絡想定
    位置に貼着するテープ貼着手段とを具えることを特徴と
    するテープ貼着装置。
  2. 【請求項2】上記テープ貼着手段は、上記ばりの高さに
    応じて上記テープの一端及び他端を上記負極の対向する
    一辺及び他辺から外側に突出させるように貼着すること
    を特徴とする請求項1に記載のテープ貼着装置。
  3. 【請求項3】上記位置決め手段は、 上記負極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位
    置決め手段と、 上記一方向に対して上記負極が位置決めされたときに、
    当該一方向とほぼ直交する他方向に対する上記負極の位
    置ずれ量を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に基づいて、上記テープ貼着手
    段が上記短絡想定位置に貼着するために上記他方向に沿
    って搬送する上記テープの搬送距離を補正する搬送距離
    補正手段とを具えることを特徴とする請求項2に記載の
    テープ貼着装置。
  4. 【請求項4】正極と負極とを絶縁性のセパレータを介在
    させて重ねた状態で形成される所定の電極体の上記正極
    を位置決めする位置決め手段と、 上記電極体が形成される際に上記負極との短絡の原因と
    なる上記正極側及び又は上記負極側に生じているばりの
    高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた上記正
    極の少なくとも一方の面における上記負極との短絡想定
    位置に貼着するテープ貼着手段とを具えることを特徴と
    するテープ貼着装置。
  5. 【請求項5】上記テープ貼着手段は、上記ばりの高さに
    応じて上記テープの一端及び他端を上記正極の対向する
    一辺及び他辺から外側に突出させるように貼着すること
    を特徴とする請求項4に記載のテープ貼着装置。
  6. 【請求項6】上記位置決め手段は、 上記正極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位
    置決め手段と、 上記一方向に対して上記正極が位置決めされたときに、
    当該一方向とほぼ直交する他方向に対する上記正極の位
    置ずれ量を検出する検出手段と、 上記検出手段の検出結果に基づいて、上記テープ貼着手
    段が上記短絡想定位置に貼着するために上記他方向に沿
    って搬送する上記テープの搬送距離を補正する搬送距離
    補正手段とを具えることを特徴とする請求項5に記載の
    テープ貼着装置。
  7. 【請求項7】正極と負極とを絶縁性のセパレータを介在
    させて重ねた状態で形成される所定の電極体の上記負極
    を位置決めする位置決めステップと、 上記電極体が形成される際に上記正極との短絡の原因と
    なる上記負極側及び又は上記正極側に生じているばりの
    高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた上記負
    極の少なくとも一方の面における上記正極との短絡想定
    位置に貼着するテープ貼着ステップとを具えることを特
    徴とするテープ貼着方法。
  8. 【請求項8】上記テープ貼着ステップは、上記ばりの高
    さに応じて上記テープの一端及び他端を上記負極の対向
    する一辺及び他辺から外側に突出させるように貼着する
    ことを特徴とする請求項7に記載のテープ貼着方法。
  9. 【請求項9】上記位置決めステップは、 上記負極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位
    置決めステップと、 上記一方向に対して上記負極が位置決めされたときに、
    当該一方向とほぼ直交する他方向に対する上記負極の位
    置ずれ量を検出する検出ステップと、 上記検出手段の検出結果に基づいて、上記テープ貼着手
    段が上記短絡想定位置に貼着するために上記他方向に沿
    って搬送する上記テープの搬送距離を補正する搬送距離
    補正ステップとを具えることを特徴とする請求項8に記
    載のテープ貼着方法。
  10. 【請求項10】正極と負極とを絶縁性のセパレータを介
    在させて重ねた状態で形成される所定の電極体の上記正
    極を位置決めする位置決めステップと、 上記電極体が形成される際に上記負極との短絡の原因と
    なる上記正極側及び又は上記負極側に生じているばりの
    高さよりも厚い所定のテープを、位置決めされた上記正
    極の少なくとも一方の面における上記負極との短絡想定
    位置に貼着するテープ貼着ステップとを具えることを特
    徴とするテープ貼着方法。
  11. 【請求項11】上記テープ貼着ステップは、上記ばりの
    高さに応じて上記テープの一端及び他端を上記正極の対
    向する一辺及び他辺から外側に突出させるように貼着す
    ることを特徴とする請求項10に記載のテープ貼着方
    法。
  12. 【請求項12】上記位置決めステップは、 上記正極を所定の一方向に対して位置決めする一方向位
    置決めステップと、 上記一方向に対して上記正極が位置決めされたときに、
    当該一方向とほぼ直交する他方向に対する上記正極の位
    置ずれ量を検出する検出ステップと、 上記検出手段の検出結果に基づいて、上記テープ貼着手
    段が上記短絡想定位置に貼着するために上記他方向に沿
    って搬送する上記テープの搬送距離を補正する搬送距離
    補正ステップとを具えることを特徴とする請求項11に
    記載のテープ貼着方法。
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