JP2002041810A - サービス提供端末機及びサービス提供方法 - Google Patents

サービス提供端末機及びサービス提供方法

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JP2002041810A
JP2002041810A JP2000230730A JP2000230730A JP2002041810A JP 2002041810 A JP2002041810 A JP 2002041810A JP 2000230730 A JP2000230730 A JP 2000230730A JP 2000230730 A JP2000230730 A JP 2000230730A JP 2002041810 A JP2002041810 A JP 2002041810A
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Masahito Mori
雅人 守
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 提携企業のサービスを提供しようとする場合
でも、利用客が便利に利用することができるようなサー
ビス提供端末機等を得る。 【解決手段】 ある事業体が有する無人端末機1におい
て、挿入された顧客カードを発行した事業体又は指示さ
れた事業体に基づいて、その事業体(提携企業)が行っ
ている表示及び内容でサービスを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばATM、
CD、キオスク端末機、マルチメディア端末機等のよう
に、サービスを提供する無人端末機であるサービス提供
端末機及びそれを含んだシステムによるサービス提供方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば金融機関等の企業を含む事業体
(以下、企業とする)が、従来からATM(Automated
Teller Machine)、キオスク(KIOSK )端末機、マルチ
メディア端末機等のような無人端末機(以下、無人端末
機と総称する)を用いてサービスを提供している。この
ような無人端末機で提供するサービスには、例えば、入
金、出金、残高照会、暗証番号変更、定期申込/解約
等、取引業務を含むものがある。そして、無人端末機を
利用するためには、キャッシュカード、クレジットカー
ド等のカード(以下、顧客カードと総称する)が用いら
れる。
【0003】そして、最近では、提携する他の企業(以
下、提携企業という)が発行した顧客カードを用いて、
無人端末機でも提携企業のサービスを取り扱うことがで
きるようになっている。通常、このような場合には、入
出金、振込/振替、キャッシング等、提携したサービス
に限って提供されることとなる。
【0004】図11は、提携企業が発行した顧客カード
を用いる場合の取引に関するデータの流れ(処理)を表
す図である。無人端末機101は、その無人端末機10
1を有する企業のセンタシステム102(以下、端末提
供企業システム102という)と電気通信回線網である
企業ネットワーク104を介して接続されている。ま
た、その端末提供企業システム102は、別の電気通信
回線網である提携接続ネットワーク105を介して、提
携する他のカード発行企業のセンタシステム103(以
下、カード提供企業システム103という)と接続され
ている。
【0005】次に、ある利用客が提携企業が発行した顧
客カードを用いて無人端末機101においてサービスを
受けようする場合について説明する。初期状態では、無
人端末機101はあらかじめ定められた表示を行い、利
用者に対して利用客に関するデータ(例えば口座番号の
データ、暗証番号のデータ等)の入力を促している。
【0006】挿入された顧客カードに記録されたデータ
を読み取り、また、利用客が暗証番号を入力することに
より、利用客に関するデータが入力される。これらのデ
ータ(以下、利用客データ)の入力が終了すると、無人
端末機101は、企業ネットワーク104を介して、端
末提供企業システム102に利用客データを送信する。
端末提供企業システム102は、提携接続ネットワーク
105を介して、さらにカード提供企業システム103
に利用客データ送信する。カード提供企業システム10
3は、利用客に関するデータの真偽を判断し、応答デー
タを端末提供企業システム102に送信する。ここでは
利用客に関するデータが正しかったものとし、取引可能
である旨の応答データを送信したものとして説明する。
この応答データには口座の預金残高等のデータも含まれ
る。
【0007】端末提供企業システム102は、取引可能
である旨の応答データが送信されると、無人端末機10
1に対して、利用者との取引を実行させる旨の指示デー
タを送信する。無人端末機101は、その指示データを
受信すると、例えば入金処理及び出金処理等、サービス
(取引)に対応した処理(以下、サービス処理という)
を行う。また、端末提供企業システム102は、カード
提供企業システム103との間で決済処理(資金決算代
行、手数料等の資金移動等、現金ではなく、データ上で
の資金移動である)を行う。このようにして、一連のサ
ービス処理が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなシステム
では、無人端末機が行うサービスは、無人端末機を有し
ている企業が提供するサービスか、提携企業との間で提
携したサービスに限られる。
【0009】そのため、提携企業自らが有する無人端末
機に独自に提供しているサービス(例えば、振込、定期
解約/申込、暗証番号変更、諸届、情報提供等)を行う
ことができない。
【0010】しかも、実際に利用者との間でのインター
フェースとなる無人端末機に表示されるのは、あくまで
も無人端末機を有している企業のサービス内容(コンテ
ンツ)に基づいた表示であり、その表示はその企業独自
のものである。そのため、顧客カードがどの提携企業か
ら発行されたかに関わらず、利用客データを入力するた
めのキーレイアウト等は変わらないままである。したが
って、提携企業が有する無人端末機を使い慣れている利
用客にとっては、操作しづらい(操作性の劣化)、不便
である等の問題も生じ得る。
【0011】そこで、提携企業のサービスを提供しよう
とする場合でも、利用客が便利に利用することができる
ようなサービス提供端末機等の実現が望まれていた。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るサービス提
供端末機は、ある事業体が有するサービス提供端末機に
おいて、挿入された所望の媒体を発行した事業体又は指
示された事業体に基づいて、その事業体が行っている表
示及び内容でサービスを提供するものである。本発明に
おいては、企業等の事業体が発行している所望の媒体ま
たは利用者からの指示等に基づいて、その事業体のサー
ビス提供端末機が行っているサービス内容表示やサービ
スをある事業体が有するサービス提供端末機でも提供す
る。
【0013】また、本発明に係るサービス提供方法は、
ある事業体が有するサービス提供端末機と前記ある事業
体が有するホスト装置とが接続され、そして、各事業体
が有するホスト装置同士が接続されたシステムにおい
て、少なくとも、どの事業体によるサービスを提供する
かを特定する工程と、特定した事業体が行っている表示
及び内容でサービスを提供するためのデータであるコン
テンツデータの送信を要求する工程と、サービス提供端
末機が、送信されたコンテンツデータを処理する工程と
を有している。本発明においては、サービス提供端末
機、各事業体が有するホスト装置がネットワーク網等で
接続されたシステムにおいて、例えば挿入された所望の
媒体に基づいて、利用者がどの事業体によるサービスを
受けようとしているかを特定する。そして、特定した事
業体のコンテンツデータの送信を要求する。そして、サ
ービス提供端末機が、送信されたコンテンツデータを処
理して特定した事業体が有するサービス提供端末機が行
うサービス内容表示及び内容でサービスを提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の第1
の実施の形態に係るサービス提供システムの構成を表す
図である。図において、1は無人端末機である。本実施
の形態では、無人端末機1は、少なくとも制御部11、
入力部12、表示部13、記憶部14、コンテンツ管理
部15、カードリーダ部16、カード識別部17及びイ
ンターフェース部18で構成されるものとする。
【0015】制御部11は、例えばコンピュータに代表
される処理手段で構成されるものである。各部から送信
されるデータを処理し、処理したデータに基づいて各部
を制御する。入力部12は、利用客から入力された指示
に基づいて指示データを送信する。表示部13は、例え
ばCRT等に代表されるものであり、制御部11から送
信される表示データに基づいて画像(画面)表示をする
ものである。記憶部14は、無人端末機1の各部を処
理、制御等を行うのに必要なデータを記憶する。コンテ
ンツ管理部15は、無人端末機1を有する企業(以下、
端末提供企業という)が提供するサービスに基づくメニ
ューの表示処理等させるためのコンテンツデータが記憶
されている。ここで、このコンテンツデータは、マーク
アップ言語と呼ばれる形式のデータ等で記憶されている
ものとする。このマークアップ言語とは、HTML(Hy
per Text Markup Language)、XML(eXtensible Mar
kupLanguage)等に代表されるような言語による形式の
ことである。マークアップ言語は、TCP/IP(Tran
smission Control Protocol/Internet Protocol )とい
う電子データを送受信するための通信手順の規約(以
下、プロトコルという)を用いた電気通信回線網(ネッ
トワーク)で、WWW(World Wide Web)サービスにお
いてホームページと呼ばれる形式で表示等を行う場合に
用いられる。TCP/IPによるネットワークの最も一
般的なものはインターネットと呼ばれるものである。そ
のため、本実施の形態では、制御部11は、ブラウザと
呼ばれるプログラム(ソフトウェア)に基づいてコンテ
ンツデータを処理できるものでなければならない。
【0016】カードリーダ部16は、顧客カードに記録
された企業コード、口座番号等のデータを読み出す(取
り出す)ものである。なお、ここでいう顧客カードは、
キャッシュカード、クレジットカード等のような既存の
ID媒体(認証媒体)を前提として記載するが、これに
限るものではない。現行でも通帳、カード型CD(CD
−ROMと追記型CDを組み合わせたもの。ハイブリッ
トカードともいう)等のように、カードではないが、顧
客を認証できる媒体が存在するし、今後新たな媒体がで
てくる可能性もある。これらの媒体についても、ここで
いう顧客カードとして考えることができる。また、顧客
カードの性質に合わせて、データを読み込める機能をカ
ードリーダ部16に設けるようにしてもよい。カード識
別部17は、カードリーダ部16が顧客カードから読み
出したデータに基づいて、顧客カードの発行企業コード
のデータ及び口座番号のデータ(以下、これらを識別デ
ータという)を少なくとも識別処理する。インターフェ
ース部18は、企業ネットワーク4との間で、各種デー
タとなる信号のやりとりを行うための処理を行うもので
ある。本実施の形態では無人端末機1を以上のように構
成しているが、実際には、例えば、この無人端末機1が
ATMであれば現金処理部を設ける等、無人端末機1の
各用途に応じた部が設けられる。
【0017】2は、ホスト装置等の無人端末機1を有す
る企業のセンタシステム(以下、端末提供企業システム
2という)である。端末提供企業システム2は、取引処
理部21とコンテンツ処理部22で構成される。取引処
理部21は、例えば、各預金口座の入出金等、取引に関
するデータの処理、元帳の管理等を行っている。また、
提携企業のセンタシステムとの間で取引データの送受信
を行い、取引の決済処理を行ったりする。コンテンツ処
理部22は、提携企業が有する無人端末機に送信するた
めのコンテンツデータ(自企業分)を有し、送信する処
理等を行う。また、提携企業のセンタシステムから送信
されたコンテンツデータを無人端末機1に送信するため
の処理を行う。ここでは、取引処理部21及びコンテン
ツ処理部22は、端末提供企業システム2の各部を構成
するものとして記載しているが、それぞれを独立の処理
装置で構成し、電気通信ネットワークで接続するように
してもよい。3は、利用者が用いる顧客カードを発行し
た提携企業(以下、カード発行企業という)のセンタシ
ステム(以下、カード発行企業システム3という)であ
る。構成は端末提供企業システム2とは特に変わるもの
ではない。4は端末提供企業内でデータのやりとりをす
るための電気通信回線網である企業ネットワークであ
る。5は提携企業のセンタシステム間でデータのやりと
りをするための電気通信回線網である提携接続ネットワ
ークである。
【0018】本実施の形態は、どの企業の無人端末機で
も、カード発行企業(提携企業)が有する無人端末機と
同様の環境でサービスを受けられ、その操作を行えるよ
うにしたものである。そのため、サービス内容を表すメ
ニュー(以下、サービスメニューという)を表示、処理
するためのデータであるコンテンツデータを各企業とも
同じにする。本実施の形態では表示を行うためのデータ
をマークアップ言語の形式のデータとし、それを処理で
きるための機能を制御部11が有するという構成をして
いる。したがって、どの企業の無人端末機でも、同じサ
ービスメニューが表示され、端末(企業)の違いを感じ
ることはなく利用者はその表示に基づいた操作ができ
る。さらに、カード発行企業システム3は、識別データ
に基づいて利用客(顧客)を特定することもできる。そ
こで、利用客に満期、商品等の情報を提供するためのデ
ータであるメッセージデータをコンテンツデータと共に
送信し、無人端末機1の表示部13に表示させることも
できる。
【0019】図2は、提携企業が発行した顧客カードを
用いる場合のデータの流れ(処理)を表す図である。図
2に基づいて、第1の実施の形態のシステムの処理動作
について説明する。無人端末機1の制御部11は、表示
部13に表示データを送信し、顧客カード挿入を促す表
示を行わせる。カードリーダ部16は、利用者が挿入し
た顧客カードからデータを読み取り、カード識別部17
は、そのデータを識別データとして識別する。そして、
制御部11は、インタフェース部18、企業ネットワー
ク4を介して端末提供企業システム2に識別データ及び
コンテンツ送信指示データを送信する(S11)。ここ
で、識別データに基づいて、その顧客カードが無人端末
機1を有する企業が発行したものと判断すると、制御部
11は、従来と同様に、コンテンツ管理部15が記憶す
るコンテンツデータに基づいた表示を表示部13に行わ
せ、また、その後の処理を行う。ここでは、カードリー
ダ部16及びカード識別部17によりカード発行企業の
企業コードのデータを自動的に識別するようにしてい
る。これを利用客が表示部13に表示された画面から選
択できるようにしてもよい。
【0020】コンテンツ処理部22は、例えば、企業ネ
ットワーク4と提携接続ネットワーク5との通信プロト
コルが異なる場合は、通信プロトコルの変換処理等を行
う。そして、提携接続ネットワーク5を介してカード提
供企業システム3にコンテンツ送信指示データ及び識別
データを送信する(S12)。ここで、コンテンツ処理
部22は、無人端末機1から送信されたコンテンツ送信
指示データ及び識別データを送信するようにしている。
これを無人端末機1からは識別データだけが送信される
ようにし、コンテンツ処理部22は、識別データにコン
テンツ送信指示データを付加してカード提供企業システ
ム3に送信するようにしてもよい。
【0021】カード提供企業システム3は、コンテンツ
送信指示データ及び識別データが入力されると、提携接
続ネットワーク5を介して端末提供企業システム2にコ
ンテンツデータを送信する。ここで、カード提供企業シ
ステム3は、識別データの口座番号のデータに基づいて
利用者を特定することができる。そこで、例えば暗証番
号等を入力するサービス(例えば出金等)であれば、利
用客別セールス情報等、利用客宛のメッセージデータを
コンテンツデータと共に利用者に送信するようにしても
よい。このような場合に限定するのは、セキュリティ、
プライバシー等のためである。一方、このようなことは
ほとんど起こらないが、コンテンツデータ作成中等のよ
うにコンテンツデータを送信することができない場合が
ある。そのような場合、カード提供企業システム3は、
コンテンツデータではなく、提供不可能通知データを端
末提供企業システム2に送信する(S13)。
【0022】コンテンツデータ(メッセージデータ)又
は提供不可能通知データが送信されたコンテンツ処理部
22は、さらに企業ネットワーク4を介して無人端末機
1にそのデータを送信する(S14)。この場合、上述
したように、通信プロトコルを変換する場合は変換を行
ってから送信する。コンテンツデータが送信された場合
には、無人端末機1の制御部11は、そのコンテンツデ
ータを処理し、表示データを表示部13に送信し、サー
ビスメニューを表示させる。したがって、利用者は、顧
客カードを発行した企業の無人端末機と同じ環境(メニ
ュー、キーレイアウト)で操作できる(S15)。一
方、提供不可能通知データが送信された場合には、コン
テンツ管理部15が記憶するコンテンツデータを処理
し、表示データを表示部13に送信し、従来と同様の表
示を行い、あらかじめ提携企業との間で定められたサー
ビスメニュー(内容)による処理を行う。
【0023】利用者は表示部13の表示に基づいて、サ
ービスメニューの中から受けようとするサービスを選択
する。そして、制御部11は、選択したメニューに基づ
いて利用客が入力部12から入力したデータ(利用客デ
ータを含んだ、サービスを受けるために必要なデータ。
以下、顧客データという)を送信し、カード提供企業シ
ステム3との間でサービス処理を行う(S16)。従来
は、無人端末機1を有する企業のシステムとの間でやり
とりを行っていた。ただ、本実施の形態は、この企業で
は行えないサービス(例えば暗証番号変更等)を行おう
とするものである。そのため、カード提供企業システム
3との間でやりとりを行うのである。このとき、端末提
供企業システム2(取引処理部21)はそのための仲介
役(例えば通信プロトコル変更等)となるだけである
が、資金管理、手数料徴収等のような代行処理の決済に
関する状況を把握する必要がある。したがって、そのた
めの処理は従来と同様に行う。ここで、制御部11は、
顧客データを送信し、サービス処理をしている間に、メ
ッセージデータに基づいた表示を表示部13に行わせる
こともできる。ここで、提供不可能通知データが送信さ
れ、あらかじめ提携企業との間で定められた処理を行う
場合には、従来と同様に、端末提供企業システム2との
間でサービス処理(取引処理)を行う。
【0024】サービス処理が終了すると、端末提供企業
システム2(取引処理部21)とカード提供企業システ
ム3との間で決済処理を行う(S17)。ただ、利用者
が暗証番号変更等のようなサービスを受けただけで、そ
の手数料を徴収しないのであれば、決済処理は行われな
い。
【0025】以上のように第1の実施の形態では、利用
者が挿入した顧客カードに基づいて、無人端末機1がカ
ード発行企業システム3にコンテンツデータの送信を要
求し、送信されたコンテンツデータに基づいた表示を行
い、処理を行うようにした。そのため、利用者は、例え
ば定期預金解約/申込、暗証番号変更、諸届等、顧客カ
ードを発行する提携企業のサービスを、提携企業の無人
端末機からでも変わらない環境で操作を行え、戸惑い、
不安もなく、時間の短い操作ができる。一方、端末提供
企業においては、無人端末機1の利用機会増加(利用率
向上)を見込むことができ、手数料収入の増大につなが
る。また、無人端末機1のカード識別部17が顧客カー
ドに基づいて企業コードのデータを自動的に識別し、そ
の識別に基づくコンテンツデータを処理するようにした
ので、利用客は、特に無人端末機1がどの企業のものか
を意識することなく操作できる。また、顧客カードが提
携企業の場合には、コンテンツデータの送信指示と共
に、口座番号のデータも送信されるので、カード発行企
業システム3は利用客の特定し、利用客に対するメッセ
ージデータを送信することができる。そのため、例えば
満期案内、利用客に応じた商品セールス等のデータも他
の企業の無人端末機1に表示させることができる。さら
に、コンテンツデータが送信できない場合は、端末提供
企業によるサービスで代替するようにしたので、サービ
ス提供を停止することなく、安心できる、安定した運用
を提供できる。
【0026】実施形態2.図3は本発明の第2の実施の
形態に係るデータの流れ(処理)を表す図である。上述
の第1の実施の形態は、提携接続ネットワーク5を介し
てカード提供企業システム3からコンテンツデータ又は
提供不可能通知データが送信されることが前提となって
いる。したがって、どちらかのデータが送信されない限
り、端末提供企業システム2も無人端末機1もその後の
処理ができない。そのため、何らかの事情でコンテンツ
データが送信されない場合には不都合が生じる。そこ
で、コンテンツデータ又は提供不可能通知データが一定
時間送信されなければ、端末提供企業側でその後の処理
を行うようにしたものが本実施の形態である。図3に基
づいて、本実施の形態の処理について説明する。コンテ
ンツ処理部22A以外は、図1と構成が同じであるの
で、図1及び図3を用いて本実施の形態の動作について
説明する。本実施の形態のコンテンツ処理部22Aは、
コンテンツ処理部22に時間計測(タイマ)機能を付加
したものである。
【0027】S21の処理は第1の実施の形態のS11
と同様の処理動作を行うので説明を省略する。S22に
おいて、端末提供企業システム2のコンテンツ処理部2
2は、カード提供企業システム3にコンテンツ送信指示
データ及び識別データを送信するが、その送信後、時間
計測を開始する。一定時間以内にコンテンツデータ(メ
ッセージデータ)又は提供不可能通知データが送信され
ると、第1の実施の形態のS14と同様に無人端末機1
にそのデータを送信する。ここで、一定時間が経過した
ときにコンテンツ送信指示データに対する応答がないも
のと判断すると、コンテンツ処理部22は、自らの判断
で、提供不可能通知データを無人端末機1に送信する
(S23)。また、一定時間以内に送信はされたもの
の、カード提供企業システム3からコンテンツデータ
(メッセージデータ)又は提供不可能通知データではな
いイレギュラーなデータしか送信されなかったものと判
断した場合も同様に提供不可能通知データを送信する。
提供不可能通知データが送信された無人端末機1は、第
1の実施の形態S15〜S17と同様に、コンテンツ管
理部15が記憶するコンテンツデータ(従来と同様のあ
らかじめ提携企業との間で決められた限定されたもの)
に基づいて表示を行い、サービス処理を行う(S24〜
S26)。
【0028】以上のように第2の実施の形態によれば、
カード提供企業システム3にコンテンツ送信指示データ
及び識別データを送信してから一定時間以内に、コンテ
ンツデータ(メッセージデータ)又は提供不可能通知デ
ータが送信されなかったものと判断すると、コンテンツ
処理部22Aは、自らの判断で提供不可能通知データを
無人端末機1に送信し、無人端末機1側では、コンテン
ツ管理部15が記憶するコンテンツデータに基づいた表
示、処理を行うようにしたので、コンテンツデータ(提
供不可能通知データ)が何らかの原因でカード提供企業
システム3から送信されなくてもサービス処理を円滑に
行うことができる。
【0029】実施形態3.図4は本発明の第3の実施の
形態に係るサービス提供システムの構成を表す図であ
る。図において、図1と同じ図番を付しているものは、
第1の実施の形態で説明したことと同様の動作を行うの
で説明を省略する。図において、無人端末機1Aは制御
部11Aを有している点で無人端末機1とは異なる。こ
の制御部11Aは、代行処理データを端末提供企業シス
テム2に送信するという点で図1の制御部11とは異な
る。また、6は共用ネットワークである。共用ネットワ
ーク6は、端末提供企業とカード提供企業とが共用で用
いている電気通信回線網である。ここでは2社間の共用
のネットワークとして説明するが、これに特に限定する
ものでなく、公衆の電気通信回線網を用いてもよい。
【0030】上述の第1及び第2の実施の形態では、無
人端末機1とカード提供企業システム3とのやりとり
は、全て端末提供企業システム2を介して行っていた。
本実施の形態は、無人端末機1Aが、コンテンツデータ
及びサービスに関するやりとりをカード提供企業システ
ム3と直接行うようにしたものである。
【0031】図5は、本発明の第3の実施の形態に係る
データの流れ(処理)を表す図である。図5に基づいて
第3の実施の形態の処理動作について説明する。無人端
末機1の動作については、第1の実施の形態のS11の
処理で説明したことと同様である。ただ、無人端末機1
は、共用ネットワーク6を介してカード提供企業システ
ム3に識別データ及びコンテンツ送信指示データを送信
する点が異なる(S31)。カード提供企業システム3
は、コンテンツ送信指示データ及び識別データが送信さ
れると、共用ネットワーク6を介して無人端末機1にコ
ンテンツデータ又は提供不可能通知データを送信する
(S32)。この際、第1の実施の形態と同様に、識別
データに含まれる口座番号のデータに基づいて利用者を
特定し、メッセージデータをコンテンツデータと共に送
信するようにしてもよい。
【0032】制御部11Aは、コンテンツデータが送信
された場合には、無人端末機1の制御部11は、そのコ
ンテンツデータを処理し、表示データを表示部13に送
信し、サービスメニューを表示させる。したがって、利
用者は、顧客カードを発行した企業の無人端末機と同じ
環境(メニュー、キーレイアウト)で操作できる(S3
3)。一方、提供不可能通知データが送信された場合に
は、コンテンツ管理部15が記憶するコンテンツデータ
を処理し、表示データを表示部13に送信し、自企業の
サービスメニューを表示させる。
【0033】利用者は表示部13の表示に基づいて、サ
ービスメニューの中から受けようとするサービスを選択
する。そして、制御部11は、選択したメニューに基づ
いて利用客が入力部12から入力した顧客データを送信
し、カード提供企業システム3との間でサービス処理を
行う(S34)。ただ、このままでは端末提供企業シス
テム2の取引処理部21は、第1の実施の形態のように
代行処理の決済に関する状況や無人端末機1Aの状況を
把握することができない。そこで、制御部11Aは、こ
れらの状況を含むデータである代行処理データを、企業
ネットワーク4を介して取引処理部21に送信する(S
35)。代行処理データが送信されると、第1の実施の
形態と同様に端末提供企業システム2(取引処理部2
1)とカード提供企業システム3とは決済処理を行う
(S36)。
【0034】以上のように第3の実施の形態では、無人
端末機1Aが、共用ネットワーク6を介して、カード提
供企業システム3との間で、コンテンツデータ及びサー
ビスに関するデータのやりとりを直接行うようにしたの
で、サービスメニューを表示等するまでの時間を短縮す
ることができる。
【0035】実施形態4.図6は本発明の第4の実施の
形態に係るサービス提供システムの構成を表す図であ
る。図6において図1と同じ図番を付しているものは、
第1の実施の形態で説明したことと同様の動作を行うの
で説明を省略する。図において、端末提供企業システム
2Bは、コンテンツ処理部22Bを有するシステムであ
る。コンテンツ処理部22Bは、提供企業のコンテンツ
データも有している点でコンテンツ処理部22とは異な
る。そして、さらに例えばサービス毎に又は定期的にサ
ービス内容変更がなされていないかをチェックするため
のバージョンチェックデータを送信し、その応答に基づ
いた処理を行うものである。カード提供企業システム3
Aも端末提供企業システム2Bと同様の構成をしている
ものとする。
【0036】第1及び第2の実施の形態では、カード提
供企業システム3から無人端末機1に対してコンテンツ
データを送信することで、提携企業のサービス環境と同
様の表示、処理等を行うようにしていた。しかし、提携
接続ネットワーク5を用いたコンテンツデータが送信さ
れ、実際に表示されるまでには時間がかかる。そこで、
本実施の形態は、提携企業のサービスを素早く提供でき
るようにするため、提携企業のコンテンツデータを端末
提供企業システム2Bのコンテンツ処理部22Bに記憶
させ、センタシステム間のコンテンツデータのやりとり
をできる限り省略しようとするものである。ここで、コ
ンテンツ処理部22Bでは、提携企業全てのコンテンツ
データを記憶するようにしてもよいし、使用頻度の高い
ものだけを記憶するようにしてもよい。
【0037】図7は、本発明の第4の実施の形態に係る
データの流れ(処理)を表す図である。図7に基づいて
第4の実施の形態の処理動作について説明する。S41
の処理は第1の実施の形態のS11と同様の処理を行う
ので説明を省略する。コンテンツ処理部22Bは識別デ
ータが送信されると、識別データに含まれる企業コード
のデータに基づいて、その企業のコンテンツデータを記
憶しているかどうかを判断する(S42)。コンテンツ
データを記憶していないものと判断した場合は、第1の
実施の形態と同様に、コンテンツ送信指示データ及び識
別データを送信し、コンテンツデータの送信待ちをする
ようにしてもよい(S43−A)。カード提供企業シス
テム3Aは、第1の実施の形態と同様にコンテンツデー
タを送信する(S44−A)。また、無人端末機1に提
供不可能通知データを送信し、従来と同様に、コンテン
ツ管理部15が記憶するコンテンツデータに基づいて表
示処理等を行わせるようにしてもよい(S43−B)。
【0038】コンテンツデータを記憶していると判断し
た場合は、コンテンツ処理部22Bは記憶している提携
企業のコンテンツデータを企業ネットワーク4を介して
自動取引装置に送信する(S45)。ここでコンテンツ
データを記憶していると判断した場合でも、取引毎にバ
ージョンチェックを行う場合には、提携接続ネットワー
ク5を介してカード提供企業システム3Aにバージョン
チェックデータ及び識別データを送信する(S43−
C)。カード提供企業システム3Aは、送信されたバー
ジョンチェックデータに基づいて、バージョンが異なっ
ていると判断すれば、最新のコンテンツデータを送信す
る。また、バージョンが同じであればその旨を示すデー
タを送信する(S44−B)。その際には第1の実施の
形態と同様にメッセージデータを共に送信するようにし
てもよい。サービス毎にバージョンチェックを行わない
場合は、無人端末機1に記憶しているコンテンツデータ
を送信するだけでもよいし、カード提供企業システム3
Aに識別データを送信して、メッセージデータが送信さ
れてから、コンテンツデータとメッセージデータとを無
人端末機1に送信するようにしてもよい。
【0039】端末提供企業システム2Aは、このように
して送信、記憶された最新のコンテンツデータ(メッセ
ージデータ)を、企業ネットワーク4を介して無人端末
機1に送信する。以降、このコンテンツデータに基づい
た自動取引装置1側におけるS46〜S48の処理は、
第1の実施の形態で説明したS15〜S17と同様の処
理を行うので説明を省略する。
【0040】以上のように第4の実施の形態によれば、
提携企業のコンテンツデータをコンテンツ処理部22B
に記憶しておき、顧客カードを発行した企業のコンテン
ツデータを無人端末機1に送信し、無人端末機1側で
は、そのコンテンツデータに基づいて利用客にメニュー
表示等の処理を行うようにしたので、特にカード提供企
業システム3Aとの間でコンテンツデータをやりとりす
る必要がなくなり、メニュー表示されるまでの時間を短
縮することができる。これは、たとえカード提供企業シ
ステム3Aからのメッセージデータ送信待ちを行ったと
しても、送信データ量が少なくできるので、時間短縮の
効果はかわらない。また、サービス毎や定期的にバージ
ョンチェックを行うようにすれば、提携企業でも最新の
サービスメニューを表示、提供できるようになる。ま
た、コンテンツデータが自らのシステム内に記憶されて
いるので、自企業内における提携企業のコンテンツデー
タによるイレギュラー動作を事前に確認できる。また、
使用頻度の高いコンテンツデータだけを記憶しておき、
記憶していないコンテンツデータはカード提供企業シス
テム3Aから送信されるような仕組みにしておくことに
より、記憶するコンテンツデータを少なくしつつ、時間
短縮を図ることができる。提供他社との提携において、
コンテンツデータ管理費用の微収も可能となるため、端
末提供企業の手数料ビジネスの拡大にも貢献できる。
【0041】実施形態5.図8は本発明の第5の実施の
形態に係る取引システムの構成を表す図である。図8に
おいて図1と同じ図番を付しているものは、第1の実施
の形態で説明したことと同様の動作を行うので説明を省
略する。図において、無人端末機1Bは、他社コンテン
ツ管理部19を有している点で無人端末機1とは構成が
異なる。19は他社のコンテンツデータを管理する他社
コンテンツ管理部である。
【0042】第4の実施の形態は、端末提供企業システ
ム2Bが提携企業のコンテンツデータを記憶していた。
本実施の形態では、無人端末機1B側に提携企業のコン
テンツデータを記憶させておくようにしたものである。
他社コンテンツ管理部19についても、第4の実施の形
態で説明したことと同様、提携企業全てのコンテンツデ
ータを記憶するようにしてもよいし、使用頻度の高いも
のだけを記憶するようにしてもよい。
【0043】カード識別部17は特定した企業コードに
基づいて、そのコンテンツデータがコンテンツ管理部1
5又は他社コンテンツ管理部18に記憶されているかど
うかを判断する。記憶されていれば、第1の実施の形態
で説明したS15〜S17と同様に、そのコンテンツデ
ータに基づいて表示を行い、その後の処理を行う。記憶
されていないものと判断すれば、第1の実施の形態と同
様に、コンテンツ送信指示データ及び識別データを送信
し、カード提供企業システム3Aから送信されたコンテ
ンツデータに基づいた表示処理等を行うようにしてもよ
い。また、コンテンツ管理部15に記憶されているコン
テンツデータを代替として、以後のサービスを行うよう
にしてもよい。
【0044】ここで、コンテンツデータが他社コンテン
ツ管理部18に記憶されていたとしても、第4の実施の
形態と同様に、バージョンチェックデータを送信し、そ
の応答(例えば最新のコンテンツデータの送信、メッセ
ージデータの送信等)に基づいて、コンテンツデータの
表示処理等を行うようにしてもよい。
【0045】以上のように第5の実施の形態によれば、
提携企業のコンテンツデータを他社コンテンツ管理部1
9に記憶しておくことにより、第4の実施の形態と同様
に、メニュー表示されるまでの時間を短縮することがで
きる。
【0046】実施形態6.上述の第4の実施の形態で
は、端末提供企業システム2Bだけにコンテンツ処理部
22Bを設けて提携企業のコンテンツデータを記憶して
いた。また第5の実施の形態では無人端末機1Aだけに
他社コンテンツ管理部19を設けて提携企業のコンテン
ツデータを記憶していた。これを端末提供企業システム
2Bにコンテンツ処理部22Bを設け、また無人端末機
1Aに他者コンテンツ管理部19を設けて提携企業のコ
ンテンツデータを記憶させるようにしてもよい。どちら
にどのコンテンツデータを記憶するかについては、様々
な適用が考えられる。例えば、最も使用頻度の高いコン
テンツデータを無人端末機1Bの他社コンテンツ管理部
19に記憶しておき、残りのコンテンツデータをコンテ
ンツ処理部22Bに記憶しておくことも可能である。ま
た、コンテンツ処理部22Bに記憶しておくコンテンツ
データも、ある程度使用頻度が高いものだけにしてお
き、必要に応じてコンテンツデータ送信指示により送信
してもらうということもできる。
【0047】実施形態7.図9は本発明の第7の実施の
形態に係る取引システムの構成を表す図である。図9に
おいて図1と同じ図番を付しているものは、第1の実施
の形態で説明したことと同様の動作を行うので説明を省
略する。端末提供企業システム2Cは、コンテンツ処理
部22C及びコンテンツ提供企業リスト管理部23を有
している点で端末提供企業システム2とは異なる。コン
テンツ提供企業リスト管理部23は、提携する企業のセ
ンタシステムがコンテンツデータを送信できるか否かの
リストをリストデータとして管理している。またコンテ
ンツ処理部22Cは、識別データとリストデータとに基
づいて、カード提供企業システム3にコンテンツ送信指
示データ及び識別データを送信するか、無人端末機1に
提供不可能通知データを送信するかを判断する。ここで
も、取引処理部21、コンテンツ処理部22C及びコン
テンツ提供企業リスト管理部23について、それぞれを
独立の処理装置で構成し、電気通信網で接続するように
してもよい。
【0048】第1の実施の形態は、コンテンツ処理部2
2がコンテンツ送信指示データ及び識別データを送信
し、その応答としてコンテンツデータ又は提供不可能通
知データが送信されることが前提となっている。しか
し、コンテンツデータを有していないセンタシステムが
ある場合に、コンテンツ送信指示データ及び識別データ
を送信するのは無駄な動作である。また、そのために表
示部13に表示されるまでの時間も遅れる。そこで、端
末提供企業システム2Cのコンテンツ提供企業リスト管
理部23で、コンテンツデータを送信できる企業のリス
トデータを管理しておき、識別データとリストデータと
に基づいてコンテンツデータ送信を要求するかどうかを
判断して処理することで、コンテンツデータが送信され
ない場合に、表示部13が表示するまでの時間を短縮し
ようとするものである。
【0049】図10は本発明の第7の実施の形態に係る
データの流れ(処理)を表す図である。図10に基づい
て本実施の形態の処理動作について説明する。S71の
処理は第1の実施の形態のS11と同様の処理を行うの
で説明を省略する。コンテンツ送信指示データ及び識別
データが送信されると、コンテンツ処理部22Cは、コ
ンテンツ提供企業リスト管理部23が管理しているリス
トデータを取り出して、識別データに含まれるカード発
行企業と比較し、コンテンツデータを送信できる企業で
あるかどうかを判断する(S72)。ここで、コンテン
ツデータを送信できる企業であると判断すれば、提携接
続ネットワーク5を介してカード提供企業システム3に
コンテンツ送信指示データ及び識別データを送信する。
以後のS73〜S78の処理は、第1の実施の形態で説
明したS12〜S17と同様の動作を行うので説明を省
略する。
【0050】一方、カード発行企業がコンテンツデータ
を送信できない企業であると判断すれば、無人端末機1
に提供不可能通知データを送信する。無人端末機1制御
部11は、従来と同様に、コンテンツ管理部15が記憶
するコンテンツデータに基づいて処理した表示データを
送信し、表示部13に表示させる。そして、従来と同様
の処理を行うようにする。
【0051】以上のように第7の実施の形態によれば、
コンテンツ提供企業リスト管理部23に記憶されたリス
トデータと識別データとに基づいて、コンテンツ処理部
22Cがその企業がコンテンツデータを送信できる企業
であるかどうかを判断してからコンテンツデータ送信指
示データ及び識別データを送信し、処理を行うようにし
たので、表示部13が表示するまでの時間を短縮するこ
とができる。
【0052】実施形態8.上述の第7の実施の形態で
は、端末提供企業システム2Cがコンテンツ提供企業リ
スト管理部23を設けて、コンテンツ処理部22Cがコ
ンテンツデータを送信できる企業であるかどうかを判断
するようにした。このコンテンツ提供企業リスト管理を
無人端末機1側で行うようにしてもよい。こうすること
で、表示部13が表示するまでの時間を短縮することが
できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明のサービス提供端末
機は、企業等の事業体が発行している所望の媒体または
利用者からの指示等に基づいて、その事業体のサービス
提供端末機が行っているサービス内容表示やサービスを
ある事業体が有するサービス提供端末機でも提供できる
ようにしたので、どの事業体のサービス端末機からで
も、各事業体のサービス表示及び内容を行うことがで
き、変わらない環境で操作を行え、戸惑い、不安もな
く、時間の短い操作ができる。また、事業体において
は、他の事業体へのサービス代行により手数料収入の増
大につなげることができる。
【0054】また、本発明に係るサービス提供方法によ
れば、利用者がどの事業体によるサービスを受けようと
しているかを特定してコンテンツデータの送信を要求
し、サービス提供端末機が、送信されたコンテンツデー
タを処理して特定した事業体が有するサービス提供端末
機が行うサービス内容表示及び内容でサービスを提供す
るようにしたので、どの事業体のサービス端末機からで
も、各事業体が提供するサービス内容、表示を行うこと
ができ、変わらない環境で操作を行え、戸惑い、不安も
なく、時間の短い操作ができる。また、事業体において
は、他の事業体へのサービス代行により手数料収入の増
大につなげることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサービス提供
システムの構成を表す図である。
【図2】提携企業が発行した顧客カードを用いる場合の
データの流れ(処理)を表す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るデータの流れ
(処理)を表す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るサービス提供
システムの構成を表す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るデータの流れ
(処理)を表す図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態に係るサービス提供
システムの構成を表す図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係るデータの流れ
(処理)を表す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係る取引システム
の構成を表す図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に係る取引システム
の構成を表す図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態に係るデータの流
れ(処理)を表す図である。
【図11】提携企業が発行した顧客カードを用いる場合
の取引に関するデータの流れ(処理)を表す図である。
【符号の説明】
1、1A、1B 無人端末機 11 制御部 12 入力部 13 表示部 14 記憶部 15 コンテンツ管理部 16 カードリーダ部 17 カード識別部 18 インターフェース部 19 他社コンテンツ管理部 2、2A、2B、2C 端末提供企業システム 21 取引処理部 22、22A、22B、22C コンテンツ処理部 23 コンテンツ提供企業リスト管理部 3、3A カード提供企業システム 4 企業ネットワーク 5 提携ネットワーク 6 共用ネットワーク

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ある事業体が有するサービス提供端末機
    において、 挿入された所望の媒体を発行した事業体又は指示された
    事業体に基づいて、その事業体が行っている表示及び内
    容でサービスを提供することを特徴とするサービス提供
    端末機。
  2. 【請求項2】 前記挿入された所望の媒体を発行した事
    業体又は前記指示された事業体が行っている表示及び内
    容でサービスを提供することができないと判断すると、
    前記挿入された所望の媒体を発行した事業体又は前記指
    示された事業体と前記ある事業体との間で提携している
    表示及び内容でサービスを提供することを特徴とする請
    求項1記載のサービス提供端末機。
  3. 【請求項3】 ある事業体が有するサービス提供端末機
    と前記ある事業体が有するホスト装置とが接続され、そ
    して、各事業体が有するホスト装置同士が接続されたシ
    ステムにおいて、 少なくとも、どの事業体によるサービスを提供するかを
    特定する工程と、 特定した事業体が行っている表示及び内容でサービスを
    提供するためのデータであるコンテンツデータの送信を
    要求する工程と、 前記サービス提供端末機が、送信された前記コンテンツ
    データを処理する工程とを有することを特徴とするサー
    ビス提供方法。
  4. 【請求項4】 前記コンテンツデータの送信要求は、前
    記サービス提供端末機が、前記ある事業体が有するホス
    ト装置を経由して前記特定した事業体が有するホスト装
    置に行うことを特徴とする請求項3記載のサービス提供
    方法。
  5. 【請求項5】 前記コンテンツデータの送信要求は、前
    記サービス提供端末機が特定した事業体に基づいて、前
    記ある事業体が有するホスト装置が、前記特定した事業
    体が有するホスト装置に対して行うことを特徴とする請
    求項3記載のサービス提供方法。
  6. 【請求項6】 前記コンテンツデータの送信要求は、前
    記サービス提供端末機が、前記特定した事業体が有する
    ホスト装置に直接行うことを特徴とする請求項3記載の
    サービス提供方法。
  7. 【請求項7】 前記サービス提供端末機が前記事業体を
    特定する際には、挿入された所望の媒体に基づいて媒体
    所有者も特定し、前記特定した事業体が有するホスト装
    置は、前記媒体所有者に基づいて、前記媒体所有者に対
    するメッセージを表示させるためのメッセージデータを
    前記コンテンツデータと共に送信して、前記サービス提
    供端末機にサービス提供と共に前記メッセージも表示さ
    せることを特徴とする請求項4、5又は6記載のサービ
    ス提供方法。
  8. 【請求項8】 ある事業体が有するサービス提供端末機
    と前記ある事業体が有するホスト装置が接続され、そし
    て、各事業体が有するホスト装置同士が接続されたシス
    テムにおいて、 少なくとも、どの事業体によるサービスを提供するかを
    特定する工程と、 特定した事業体が行っている表示及び内容でサービスを
    提供するためのデータであるコンテンツデータの送信を
    要求する工程と、 前記特定した事業体が有するホスト装置が、要求された
    前記コンテンツデータの送信が可能な場合には前記特定
    した事業体のコンテンツデータを送信し、前記要求され
    たコンテンツデータの送信が不可能な場合には提供不可
    能通知データを送信する工程と、 前記サービス提供端末機は、前記特定した事業体のコン
    テンツデータが送信されると、そのコンテンツデータを
    処理し、また、前記提供不可能通知データが送信される
    と、前記ある事業体が前記特定した事業体と提携してい
    る表示及び内容でサービスを提供するためにあらかじめ
    有しているコンテンツデータを処理する工程とを有する
    ことを特徴とするサービス提供方法。
  9. 【請求項9】 前記サービス提供端末機は、前記特定し
    た事業体のコンテンツデータが一定時間送信されないと
    判断したときにも、前記ある事業体が前記特定した事業
    体と提携している表示及び内容でサービスを提供するた
    めにあらかじめ有しているコンテンツデータを処理する
    ことを特徴とする請求項8記載のサービス提供方法。
  10. 【請求項10】 ある事業体が有するサービス提供端末
    機と前記ある事業体が有するホスト装置が接続され、そ
    して、各事業体が有するホスト装置同士が接続されたシ
    ステムにおいて、 少なくとも、どの事業体によるサービスを提供するかを
    特定する工程と、 特定した前記事業体が行っている表示及び内容でサービ
    スを提供するためのデータであるコンテンツデータを記
    憶しているかどうかを判断する工程と、 前記特定した事業体のコンテンツデータを記憶している
    ものと判断すると、前記サービス提供端末機においてそ
    のコンテンツデータを処理し、また、前記特定した事業
    体のコンテンツデータを記憶していないものと判断する
    と、前記特定した事業体が有するホスト装置に前記特定
    した事業体のコンテンツデータの送信を要求して、前記
    サービス提供端末機において、送信された前記コンテン
    ツデータを処理する工程とを有することを特徴とするサ
    ービス提供方法。
  11. 【請求項11】 前記特定した事業体のコンテンツデー
    タは前記ある事業体が有するホスト装置に記憶されてお
    り、特定した前記事業体のコンテンツデータを記憶して
    いるかどうかの判断は前記ある事業体が有するホスト装
    置が行うことを特徴とする請求項10記載のサービス提
    供方法。
  12. 【請求項12】 前記特定した事業体のコンテンツデー
    タは前記ある事業体が有するサービス提供端末機に記憶
    されており、特定した前記事業体のコンテンツデータを
    記憶しているかどうかの判断は前記サービス提供端末機
    が行うことを特徴とする請求項10記載のサービス提供
    方法。
  13. 【請求項13】 各事業体のコンテンツデータの利用頻
    度に基づいて、記憶するコンテンツデータを決定するこ
    とを特徴とする請求項10記載のサービス提供方法。
  14. 【請求項14】 前記ある事業体が有するホスト装置
    が、各事業体のコンテンツデータを記憶し、さらに、前
    記ある事業体が有するサービス提供端末機は、前記各事
    業体のコンテンツデータの利用頻度に基づいて決定した
    コンテンツデータを記憶しておくことを特徴とする請求
    項10記載のサービス提供方法。
  15. 【請求項15】 前記特定した事業体のコンテンツデー
    タを記憶していないものと判断すると、特定した前記事
    業体が有するホスト装置に前記特定した事業体のコンテ
    ンツデータの送信を要求する代わりに、 前記ある事業体が前記特定した事業体と提携している表
    示及び内容でサービスを提供するためにあらかじめ有し
    ているコンテンツデータを処理することを特徴とする請
    求項10記載のサービス提供方法。
  16. 【請求項16】 前記特定した事業体のコンテンツデー
    タを記憶しているものと判断した場合でも、コンテンツ
    データのバージョンに差異がないことを、前記特定した
    事業体が有するホスト装置に確認してから、前記サービ
    ス提供端末機において、前記特定した事業体のコンテン
    ツデータに基づいた処理を行うことを特徴とする請求項
    10記載のサービス提供方法。
  17. 【請求項17】 前記特定した事業体が有するホスト装
    置は、前記コンテンツデータのバージョンに差異がある
    ものと判断した場合には、最新のバージョンのコンテン
    ツデータを送信することを特徴とする請求項16記載の
    サービス提供方法。
  18. 【請求項18】 前記特定した事業体が有するホスト装
    置は、前記コンテンツデータのバージョンに差異がある
    ものと判断した場合にはその旨のデータを送信し、前記
    サービス提供端末機においては、前記ある事業体が前記
    特定した事業体と提携している表示及び内容でサービス
    を提供するためにあらかじめ有しているコンテンツデー
    タを処理することを特徴とする請求項16記載のサービ
    ス提供方法。
  19. 【請求項19】 前記特定した事業体が有するホスト装
    置が前記特定した事業体のコンテンツデータを送信でき
    るかどうかをさらに判断し、送信できるものと判断した
    場合に、前記特定した事業体が有するホスト装置にコン
    テンツデータの送信を要求することを特徴とする請求項
    3記載のサービス提供方法。
  20. 【請求項20】 前記特定した事業体が有するホスト装
    置が前記特定した事業体のコンテンツデータを送信でき
    ないものと判断すると、前記サービス提供端末機におい
    ては、前記ある事業体が前記特定した事業体と提携して
    いる表示及び内容でサービスを提供するためにあらかじ
    め有しているコンテンツデータを処理することを特徴と
    する請求項19記載のサービス提供方法。
  21. 【請求項21】 前記コンテンツデータは、通信規約と
    してTCP/IPを利用した電気通信回線におけるWW
    Wサービス上で表示されるホームページ形式での表示を
    行うために、マークアップ言語で記述されたデータを含
    むことを特徴とする請求項3、8又は10記載のサービ
    ス提供方法。
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