JP2001325437A - 融資手続を代行する方法および装置 - Google Patents

融資手続を代行する方法および装置

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JP2001325437A
JP2001325437A JP2000140360A JP2000140360A JP2001325437A JP 2001325437 A JP2001325437 A JP 2001325437A JP 2000140360 A JP2000140360 A JP 2000140360A JP 2000140360 A JP2000140360 A JP 2000140360A JP 2001325437 A JP2001325437 A JP 2001325437A
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user
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financing
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JP2000140360A
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English (en)
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Tomonari Fujiwara
呂也 藤原
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AEON CREDIT SERVICE CO Ltd
Original Assignee
AEON CREDIT SERVICE CO Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融資側と、融資側から金の融資を受けるユー
ザ側との間で行われる融資手続に関連する処理を、通信
ネットワークを介して代行する。 【解決手段】 代行側において、ユーザ側から、ユーザ
側を識別するデータと、融資側を特定するデータと、希
望する融資取引の内容を示すデータとを通信ネットワー
クを介して受信し、受信したデータの中から、融資取引
に必要なデータを抽出して融資側へ送信し、融資側か
ら、該融資側が融資取引に必要なデータに応答して行っ
た処理の結果として生成したデータを受信し、そのデー
タに基づいて、融資取引に関してのユーザ側への通知事
項を示すデータを作成して通信ネットワークを介してユ
ーザ側へ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信ネットワーク
を用いた金融取引に関し、特に、金融サービスを行う会
社と顧客との間で行われる融資取引の手続を、通信ネッ
トワークを介して代行する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クレジット・カード会社や消費者
金融会社などのノンバンク系の金融サービスを行う会社
などは、その会社に会員として登録したユーザ(カード
会員)に対してカードを発行する。カード会員であるユ
ーザは、カードを用いて、金融サービスを行う会社と金
(かね)の融資(キャッシング)の取引を行うことがで
きる。
【0003】ユーザが金の融資を申し込む場合には、ユ
ーザはカードを携帯して、直接に金融サービスを行う会
社の店舗へ行くか、または現金自動支払機能を含む自動
窓口機(ATM)のような装置が設置されている場所へ
行く。しかし、ATMや店舗は、特定の場所に固定的に
設置されているので、その場所から遠い場所にいるユー
ザにとっては、利用しにくいという欠点がある。
【0004】また、最近では、個人のパーソナル・コン
ピュータから通信ネットワークを介して金融サービスを
行う会社に対して融資を申し込む技術も開発されてい
る。この技術を用いると、ユーザは自宅から、パーソナ
ル・コンピュータなどの情報処理装置を用い、通信ネッ
トワークを介して、金融サービスを行う会社が開設して
いるキャッシング・サービス用サイトにアクセスし、キ
ャッシング・サービスを受けることができる。現時点で
は、キャッシング・サービス用サイトを開設して金融サ
ービスを行っている会社の数は限られたものであり、ユ
ーザがその会社のカード会員でなければ、自宅のパーソ
ナル・コンピュータを用いてその会社を利用することが
できない欠点がある。
【0005】また、キャッシング・サービス用サイトの
アドレスは各社毎に異なるので、ユーザが複数の会社の
カード会員として登録している場合には、ユーザは、各
サイトのアドレスを記録しておく必要があり、また、サ
イトへのアクセスの際には各サイト毎に異なるアドレス
を入力する必要がある。即ち、サイトにアクセスするた
めに多くの手順を必要とする欠点がある。
【0006】また、それぞれの金融サービスを行う会社
が通信ネットワークを介してキャッシング・サービスを
行う設備を構築するためには、多大な労力と費用がかか
る欠点がある。
【0007】また、金融サービスを行う会社での金融取
引における処理を人手を介して行う場合には時間がかか
る欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の欠点
を改良するものであり、金融サービスを行う会社が容易
に通信ネットワークを用いたサービスを行うことがで
き、且つ多種の会社のカード会員が通信ネットワークを
介してキャッシング・サービスを容易に受けられるよう
にすることを目的とする。
【0009】また、本発明は、キャッシングの際の処理
を自動化し、処理に必要な時間を短縮することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の融資手続に関連する処理を行う方法は、融資を行う融
資側と、前記融資側から金の融資を受けられるように該
融資側に個人データを登録しているユーザ側と、前記融
資側に対応した通信回線を介して結合され且つ前記ユー
ザ側に通信ネットワークを介して結合される代行側とに
よって行われる融資手続に関連する処理を行う方法であ
って、前記代行側が、(1)前記ユーザ側から、該ユー
ザ側を識別するデータと、融資側を特定するデータと、
前記ユーザ側が前記融資側と行いたい融資取引の内容を
特定するデータとを、前記通信ネットワークを介して受
信するステップと、(2)前記ユーザから受信した前記
データの中から、前記融資取引に必要なデータを、前記
融資側を特定するデータにより特定された前記融資側
へ、前記通信回線を介して送信するステップと、(3)
前記融資側から、該融資側が前記融資取引に必要な前記
データに基づいて行った処理の結果として生成されたデ
ータを、前記通信回線を介して受信するステップと、
(4)前記ステップ(3)で受信した前記データに基づ
いて、前記融資取引に関しての前記ユーザ側への通知事
項を示すデータを作成し、該データを前記通信ネットワ
ークを介して前記ユーザ側へ送信するステップとを備え
る。
【0011】本発明の請求項2に記載の方法は、請求項
1に記載の方法において、前記融資取引に必要なデータ
は、前記融資側が前記ユーザへの融資を行うか否かの判
定に用いるデータを含み、前記融資側が前記融資取引に
必要な前記データに応答して行った前記処理は、前記ユ
ーザへの融資を行うか否かを判断するための与信処理を
含み、前記融資側で前記処理の結果として生成された前
記データは、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定し
たか否かを示す与信結果データを含み、前記通知事項を
示すデータは、前記与信結果データに基づく、前記融資
側が前記ユーザへの融資を決定したか否かの通知を含
む。
【0012】本発明の請求項3に記載の方法は、請求項
2に記載の方法において、前記融資側が前記ユーザへの
融資を決定した場合における、前記融資側が前記融資取
引に必要な前記データに基づいて行った前記処理は、前
記ユーザ側が前記融資側に登録している前記個人データ
に示された金融機関の口座への融資金額の振込みを含
み、前記融資側で前記処理の結果として生成された前記
データは、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込
みの完了を示すデータを含み、前記通知事項を示すデー
タは、前記融資金額の振込みの完了を示す前記データに
基づく、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込み
の完了通知を含む。
【0013】本発明の請求項4に記載の方法は、請求項
2に記載の方法において、前記代行側が、前記ユーザ側
から、該ユーザ側に融資される金の振込先となる金融機
関の口座を示すデータを、前記通信ネットワークを介し
て受信するステップと、前記与信結果データが融資の決
定を示す場合に、前記金融機関の口座へ融資金額を振込
むステップと、前記融資金額の振込みに応答して、前記
金融機関の口座への前記融資金額の振込みの完了を示す
データを、前記通信ネットワークを介して前記ユーザ側
へ送信するステップとを更に備える。
【0014】本発明の請求項5に記載の方法は、請求項
1ないし4の何れかに記載の方法において、前記通信ネ
ットワークが無線式の電話の通信網を含む。
【0015】本発明の請求項6に記載の融資手続に関連
する処理を行う装置は、融資を行う融資側と、前記融資
側から金の融資を受けられるように該融資側に個人デー
タを登録しているユーザ側と、前記融資側に対応した通
信回線を介して結合され且つ前記ユーザ側に通信ネット
ワークを介して結合される代行側とによって行われる融
資手続に関連する処理を行う装置であって、前記代行側
の装置が、(1)前記ユーザ側から、該ユーザ側を識別
するデータと、融資側を特定するデータと、前記ユーザ
側が前記融資側と行いたい融資取引の内容を特定するデ
ータとを、前記通信ネットワークを介して受信して記憶
する手段と、(2)前記ユーザから受信した前記データ
の中から、前記融資取引に必要なデータを、前記融資側
を特定するデータにより特定された前記融資側へ、前記
通信回線を介して送信する手段と、(3)前記融資側か
ら、該融資側が前記融資取引に必要な前記データに基づ
いて行った処理の結果として生成されたデータを、前記
通信回線を介して受信して記憶する手段と、(4)前記
(3)の手段で受信した前記データに基づいて、前記融
資取引に関しての前記ユーザ側への通知事項を示すデー
タを作成し、該データを前記通信ネットワークを介して
前記ユーザ側へ送信する手段とを備える。
【0016】本発明の請求項7に記載の装置は、請求項
6に記載の装置において、前記融資取引に必要なデータ
は、前記融資側が前記ユーザへの融資を行うか否かの判
定に用いるデータを含み、前記融資側が前記融資取引に
必要な前記データに基づいて行った前記処理は、前記ユ
ーザへの融資を行うか否かを判断するための与信処理を
含み、前記融資側で前記処理の結果として生成された前
記データは、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定し
たか否かを示す与信結果データを含み、前記通知事項を
示すデータは、前記与信結果データに基づく、前記融資
側が前記ユーザへの融資を決定したか否かの通知を含
む。
【0017】本発明の請求項8に記載の装置は、請求項
7に記載の装置において、前記融資側が前記ユーザへの
融資を決定した場合における、前記融資側が前記融資取
引に必要な前記データに基づいて行った前記処理は、前
記ユーザ側が前記融資側に登録している前記個人データ
に示された金融機関の口座への融資金額の振込みを含
み、前記融資側で前記処理の結果として生成された前記
データは、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込
みの完了を示すデータを含み、前記通知事項を示すデー
タは、前記融資金額の振込みの完了を示す前記データに
基づく、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込み
の完了通知を含む。
【0018】本発明の請求項9に記載の装置は、請求項
7に記載の装置において、前記代行側の装置が、前記ユ
ーザ側から、該ユーザ側に融資される金の振込先となる
金融機関の口座を示すデータを、前記通信ネットワーク
を介して受信して記憶する手段と、前記与信結果データ
が融資の決定を示す場合に、前記金融機関の口座へ融資
金額を振込む手段と、前記融資金額の振込みに応答し
て、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込みの完
了を示すデータを、前記通信ネットワークを介して前記
ユーザ側へ送信する手段とを更に備える。
【0019】本発明の請求項10に記載の装置は、請求
項6ないし9に記載の装置において、前記通信ネットワ
ークが無線式の電話の通信網を含む。
【0020】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 第1の実施形態として、キャッシング・サービスを行う
会社と、キャッシング・サービスを受けるユーザとの間
で行われるキャッシングの手続のうちの、キャッシング
申込の手続を代行する方法および装置について説明す
る。
【0021】図1は、第1の実施形態の、金融サービス
を行う会社と顧客と金融手続を代行する手段との間でキ
ャッシングの手続を行う装置の全体的な構成を示す。
【0022】この装置は、キャッシング・サービスを行
う会社が発行したカードを有するユーザ(カード会員で
あるユーザ)が使用する端末装置1と、本発明の金融取
引方法を実現するキャッシング手続代行装置2と、カー
ドを発行した会社(その会社の情報処理装置)3と、ユ
ーザが口座を開設している銀行などの金融機関(金融機
関の情報処理装置)4とを含む。
【0023】キャッシング手続代行装置2は、例えば、
Webサーバ5と、決済サーバ7と、メール・サーバ1
0とを備える。Webサーバ5は、キャッシングの申込
に関するデータを、例えば、インターネットなどの通信
ネットワークを介して端末装置1と通信するキャッシン
グ受付部6を備える。決済サーバ7は、端末装置1から
入力されたデータをキャッシング受付部6を介して受信
し、キャッシングに関する処理を行うキャッシング決済
部8と、キャッシングの取引に関する情報を記憶する取
引データベース(取引DB)9とを備える。キャッシン
グ手続代行装置2は、専用の通信回線を介して、カード
を発行した会社(その会社の情報処理装置)3と結合さ
れている。
【0024】メール・サーバ10は、ユーザの銀行口座
への金(かね)の振込が完了したことを端末装置1に伝
えるキャッシング結果通知部を備える。
【0025】なお、以下の説明において、ユーザに対し
てカードを発行した、キャッシング・サービスを行う会
社を、カード発行会社という。
【0026】図2は、キャッシング手続代行装置2の動
作を示すフローチャートである。図3は、端末装置1の
表示部で表示される画面の例を示す。
【0027】次に、キャッシング手続代行装置2の動作
を、図1ないし図3を参照して説明する。
【0028】ステップ21において、ユーザは、例え
ば、携帯電話やパーソナル・コンピュータなどの端末装
置1から、通信ネットワークを介して、検索用のメニュ
ー画面を提供する検索用サイトにアクセスする。図3の
31は、検索用サイトが最初に提供するメニュー画面を
示す。画面31では、通信ネットワークを介して提供可
能な情報を、複数の種類に分類している。このユーザ
は、キャッシングの申し込みを行うので、画面31に示
された3番の「カード/証券/保険」を選択して入力す
る。検索用サイトは、端末装置1からの入力に応答し
て、画面32を提供する。画面32は、この通信ネット
ワークを介してアクセス可能なカード発行会社、証券会
社、保険会社を示す。
【0029】この例では、画面32に示されたの3番の
「イオンクレジット」という会社が、多数のカード発行
会社と、それらのカード発行会社のカード会員との間の
キャッシングの手続を代行する能力を備え、カード発行
会社であるA社、B社、C社、D社、E社は、キャッシ
ングの手続の代行をイオンクレジット社に依頼している
ものとする。
【0030】また、このユーザは、A社のカード会員で
はあるが、イオンクレジット社のカードも、他の何れの
カード発行会社のカードも所有していないものとする。
【0031】ユーザは、キャッシングの申し込みを行い
たいので、画面32に示されたの3番の「イオンクレジ
ット」を選択して入力する。検索用サイトは、端末装置
1からのイオンクレジット社を選択する入力に応答し
て、端末装置1を、イオンクレジット社が開設している
サイトに接続する。
【0032】なお、ユーザがイオンクレジット社のサイ
トのアドレスを知っている場合には、直接にアクセスす
ることも可能である。
【0033】端末装置1がイオンクレジット社のサイ
ト、即ち、キャッシング手続代行装置2のWebサーバ
5にアクセスすると、キャッシング受付部6は、画面3
3を端末装置1に表示させる。画面33は、イオンクレ
ジット社のメイン・メニュー(初期メニュー画面)であ
り、イオンクレジット社が通信ネットワークを介して提
供できるサービスを示す。そのサービスには、「1.ネ
ットキャッシング」、「2.請求照会」、「3.ポイン
ト照会」、「4.各種お問い合わせ」、「5.ID番号
申請」、「6.パスワード変更」が含まれている。この
例では、ネットキャッシングという項目が、通信ネット
ワークを介して行われるキャッシング・サービスを表し
ている。
【0034】ユーザは、キャッシングの申し込みを行い
たいので、端末装置1から、画面33に示された1番の
「ネットキャッシング」を選択して入力する。キャッシ
ング手続代行装置2のWebサーバ5のキャッシング受
付部6は、端末装置1からのネットキャッシングを選択
する入力に応答して、画面34を端末装置1に表示させ
る。
【0035】画面34は、複数のカード発行会社、即
ち、「AEON(イオンクレジット社)」、「A社」、
「B社」、「C社」、「D社」、「E社」の名前を表示
している。ユーザは、これらのカード発行会社のうちか
ら、ユーザが利用したいカード発行会社を選択すること
ができる。
【0036】ステップ22において、ユーザは、画面3
4に表示されたカード発行会社のうちから、利用したい
カード発行会社を選択して入力する。この例では、ユー
ザがA社のカード会員であるので、A社を選択して入力
する。次に、ユーザは、画面34に示されている「キャ
ッシング」を選択して入力する。キャッシング手続代行
装置2のWebサーバ5のキャッシング受付部6は、端
末装置1からの「A社」および「キャッシング」を選択
する入力に応答して、画面35を端末装置1に表示させ
る。
【0037】画面35は、ユーザがA社に対してキャッ
シングを申し込むときに必要なデータを入力するための
画面である。キャッシングの申込に必要なデータ(キャ
ッシング申込データ)は、ユーザのカード番号、暗証番
号、メール・アドレス、希望融資金額(画面35の「ご
希望金額」)、および返済方法である。ユーザは、端末
装置1からキャッシング申込データを入力する。
【0038】キャッシング申込データが入力されると、
入力されたデータを表示する画面36が表示される。ユ
ーザは、画面36を見て、入力されたデータを確認す
る。誤りが無い場合には、「OK」を選択して入力す
る。
【0039】ステップ23において、キャッシング手続
代行装置2のWebサーバ5のキャッシング受付部6
は、端末装置1から、キャッシング申込データを受信
し、決済サーバ7のキャッシング決済部8へ転送する。
キャッシング決済部8は、このキャッシング取引を特定
するための番号(依頼通番)を生成し、受信したキャッ
シング申込データに付加し、取引データベース9に記憶
する。この時に、A社を表すデータを依頼通番と関連付
けて記憶するか、または、依頼通番に、このキャッシン
グ申込がA社に対して行われたものであることを表すデ
ータ(例えば、A社を表す英数文字や記号)を含める。
【0040】ステップ24において、キャッシング決済
部8は、取引データベース9に記憶されたキャッシング
申込データを基にして、与信に必要なデータ(与信用デ
ータ)を作成する。与信用データは、依頼通番、カード
番号、暗証番号、希望融資金額、返済方法などを含む。
なお、この例では、A社(カード発行会社3)へ送信す
るデータには、ユーザのメール・アドレスは含まれな
い。
【0041】キャッシング決済部8は、この与信用デー
タをカード発行会社3、即ち、A社に通信回線を介して
送信し、このユーザの与信を依頼する。
【0042】ステップ25において、A社(カード発行
会社3)は、キャッシング手続代行装置2から受信した
与信用データを基にして、キャッシングを申し込んでき
たユーザの与信を行う。A社は与信を短時間で完了し、
与信結果を示すデータ(与信結果データ)をキャッシン
グ手続代行装置2へ送信する。キャッシング手続代行装
置2の決済サーバ7のキャッシング決済部8は、A社か
ら受信した与信結果データを受信し、取引データベース
9に記憶する。
【0043】与信結果データは、依頼通番、結果コー
ド、エラー・コードなどを含む。依頼通番は、キャッシ
ング決済部8が上記のステップ23において生成したも
のであり、結果コードは、A社がキャッシングの申し込
みを受け入れたか否かを示すデータであり、エラー・コ
ードは何らかの理由、例えば、与信用データの入力誤
り、カードの期限切れ、希望融資金額が許容範囲を越え
ているなどの理由でエラーが発生したときに、そのエラ
ーの種類を示すデータである。
【0044】また、与信の結果としてA社がキャッシン
グ申込を受け入れた場合には、A社(カード発行会社
3)は、ユーザが指定した金融機関4、例えば、銀行な
どの口座に金を振り込む。振込み完了後、A社は、振り
込みの完了を示すデータ(振込結果データ)をキャッシ
ング手続代行装置2に伝える。なお、振り込みの処理に
は比較的時間がかかるので、振込結果データをキャッシ
ング手続代行装置2に伝えるまでには、比較的長い時間
を必要とする。
【0045】ステップ26において、キャッシング決済
部8は、与信結果データを基にして、A社がキャッシン
グ申込を受け入れたか否かを判断し、その判断に基づい
て、A社がキャッシング申込を受け入れた旨のメッセー
ジまたはキャッシング申込を拒否した旨のメッセージを
作成し、そのメッセージを、Webサーバ5のキャッシ
ング受付部6および通信ネットワークを介して、ユーザ
の端末装置1へ送信する。また、このメッセージを表示
する表示画面から、ユーザが初期メニュー画面33へ戻
れるようにしておく。
【0046】キャッシング手続代行装置2が、A社がキ
ャッシング申込を拒否したと判定した場合には、ステッ
プ27において、決済サーバ7は、このキャッシング手
続の処理を終了する。A社がキャッシング申込を受け入
れたと判断した場合には、処理ステップはステップ28
へ続く。
【0047】なお、カード発行会社が、与信の結果とし
て金を融資することを決定してからユーザの指定した金
融機関の口座に金を振り込むまでの時間は、それぞれの
カード発行会社により異なり、ユーザの口座への金の振
り込みを完了するのに長い時間を必要とする場合もあ
る。従って、A社がキャッシング申込を受け入れた場合
において、A社がユーザの指定した金融機関4への金の
振り込みを完了するまでキャッシング決済部8を待機状
態にし、且つキャッシング受付部6と端末装置1とをリ
ンクさせておくのは、実用的ではない。従って、A社が
キャッシング申込を受け入れた場合に、その旨のメッセ
ージをユーザの端末装置1に送信した後に、決済サーバ
7は、キャッシング受付部6を介して行われるキャッシ
ング手続の処理を終了する。しかし、ここでキャッシン
グ手続代行装置2が行うキャッシング手続の処理が完了
するのではなく、メール・サーバ10は、カード発行会
社3(A社)から送信されてくる振込結果データを受信
するために待機している。
【0048】ステップ28において、キャッシング手続
代行装置2のメール・サーバ10はA社から振込結果デ
ータを受信する。振込結果データは、依頼通番、結果コ
ード、エラー・コードなどを含む。メール・サーバ10
のキャッシング結果通知部は、振込結果データを取引デ
ータベース9に転送して記憶させる。また、メール・サ
ーバ10は、振込結果データに含まれていた依頼通番に
基づいて、取引データベース9に記憶されているキャッ
シング申込データを検索し、そこからユーザのメール・
アドレスを読み出す。
【0049】ステップ29において、メール・サーバ1
0は、ユーザの口座への金の振り込みを完了した旨のメ
ッセージを作成し、ユーザのメール・アドレスへ送信す
る。ユーザは、任意の時に、自身のメール・ボックスを
開き、ユーザの口座への金の振り込みを完了した旨のメ
ッセージが着信しているか否かを確認する。
【0050】以上で、カード発行会社3とユーザ(端末
装置1)との間で行われるキャッシングの手続のうち
の、キャッシング申込の手続をキャッシング手続代行装
置2が代行する処理ステップが完了する。
【0051】また、ユーザのキャッシングの申込に関す
るデータを、キャッシング手続代行装置2から転送する
ことを要求するカード発行会社もある。そのようなカー
ド発行会社に対して、キャッシング手続代行装置2は、
定期的に、取引データベース9に記憶されたユーザのキ
ャッシング申込に関するデータ中の、カード発行会社が
必要とするデータをそのカード発行会社に転送する。
【0052】キャッシング手続代行装置2は、上記の処
理ステップを実行させるためのプログラムを記憶してい
る。
【0053】第2の実施形態 第2の実施形態として、キャッシング・サービスを行う
会社(カード発行会社)と、キャッシング・サービスを
受けるユーザとの間で行われるキャッシングの手続のう
ちの、キャッシング申込の手続と、金の融資の手続とを
代行する方法および装置について説明する。
【0054】図4は、第2実施形態の、金融サービスを
行う会社と顧客と金融手続を代行する手段(キャッシン
グ手続代行装置)との間でキャッシングの手続を行う装
置の全体的な構成を示す。
【0055】この装置の基本的な構成は、第1の実施形
態の装置と類似である。ただし、第2の実施形態の装置
は、キャッシング手続代行装置が金の融資も代行するの
で、融資する金額をユーザの指定した金融機関の口座に
振込むための装置(ファーム・バンキング・システム)
を備える。図4の端末装置51、キャッシング手続代行
装置52、カード発行会社53、金融機関54は、図1
の端末装置1、キャッシング手続代行装置2、カード発
行会社3、金融機関4に対応する。
【0056】図4のキャッシング手続代行装置52のW
ebサーバ55、キャッシング受付部56、決済サーバ
57、キャッシング決済部58、取引データベース5
9、メール・サーバ60は、図1のWebサーバ5、キ
ャッシング受付部6、決済サーバ7、キャッシング決済
部8、取引データベース9、メール・サーバ10に対応
する。
【0057】キャッシング手続代行装置52は、更に、
金の融資を行うためのファーム・バンキング・システム
61を備える。
【0058】図5は、キャッシング手続代行装置52の
動作を示すフローチャートである。図6は、端末装置5
1の表示部で表示される画面の例を示す。
【0059】次に、キャッシング手続代行装置52の動
作を、図4ないし図6を参照して説明する。
【0060】ステップ71ないしステップ77の各ステ
ップは、第1の実施形態のステップ21ないしステップ
27の各ステップに対応する。また、図6の画面91な
いし画面96の各画面は、図3の画面31ないし画面3
6の各画面に対応する。
【0061】ステップ71において、図6の画面94を
端末装置51の表示部に表示させるまでの動作は、第1
の実施形態のステップ21の、図3の画面34を端末装
置1の表示部に表示さるまでの動作と同じである。ま
た、この例においても、ユーザが、A社のカード会員で
あるものとする。
【0062】ステップ72において、ユーザが、画面9
4に表示された会社の中からA社を選択して入力する
と、A社に対してキャッシングを申し込むときに必要な
データを入力するための画面95が表示される。
【0063】第2の実施形態では、キャッシング手続代
行装置52が金の融資も代行するため、金の振り込み先
を知る必要がある。そのため、キャッシングの申込に
は、ユーザのカード番号、暗証番号、メール・アドレ
ス、希望融資金額、および返済方法に加えて、ユーザの
氏名と、振込み先となる銀行名、支店名、口座番号と、
その口座の名義人とを特定することが必要とされる。従
って、画面95は、ステップ22で表示される画面35
の表示内容に加えて、氏名と、振込み先となる銀行名
と、支店名と、口座番号と、その口座の名義人とを入力
するための表示を含む。
【0064】ユーザは、ユーザのカード番号、暗証番
号、メール・アドレス、希望融資金額、返済方法、氏
名、振込み先となる銀行名、支店名、口座番号、口座の
名義人を含むキャッシング申込データを、端末装置51
から入力する。このとき、ユーザは、ユーザがA社に登
録している振込み先(銀行名、支店名、口座番号、口座
の名義人)以外の振込み先を指定することもできる。キ
ャッシング申込データが入力されると、入力されたデー
タを表示する画面96が表示される。ユーザは画面96
を確認し、誤りがなければ「OK」を選択して入力す
る。
【0065】ステップ73において、キャッシング手続
代行装置52のWebサーバ55のキャッシング受付部
56は、端末装置51から、キャッシング申込データを
受信し、決済サーバ57のキャッシング決済部58へ転
送する。キャッシング決済部58は、このキャッシング
取引を特定するための番号(依頼通番)を生成し、受信
したキャッシング申込データに付加し、取引データベー
ス59に記憶する。この時に、A社を表すデータを依頼
通番と関連付けて記憶するか、または、依頼通番に、こ
のキャッシング申込がA社に対して行われたものである
ことを表すデータ(例えば、A社を表す英数文字や記
号)を含める。
【0066】ステップ74において、キャッシング決済
部58は、取引データベース59に記憶されたキャッシ
ング申込データを基にして、与信に必要なデータ(与信
用データ)を作成する。与信用データは、依頼通番、カ
ード番号、暗証番号、希望融資金額、返済方法などを含
む。キャッシング決済部58は、この与信用データをカ
ード発行会社53、即ち、A社に送信し、このユーザの
与信を依頼する。
【0067】ステップ75において、A社(カード発行
会社53)は、キャッシング手続代行装置52から受信
した与信用データを基にして、キャッシングを申し込ん
できたユーザの与信を行い、与信結果を示すデータ(与
信結果データ)をキャッシング手続代行装置52へ送信
する。キャッシング手続代行装置52の決済サーバ57
のキャッシング決済部58は、A社から受信した与信結
果データを受信し、取引データベース59に記憶する。
【0068】第2の実施形態では、与信の結果としてA
社がキャッシング申込を受け入れた場合には、A社では
なく、キャッシング代行処理装置2が、ユーザが指定し
た金融機関54、例えば、銀行などの口座に、融資する
金額を振り込む。なお、A社では、融資を決定した場合
には、受信した与信用データに含まれる希望融資金額を
読み出し、その金額を、そのユーザに対して設定されて
いる融資限度額から減算することにより、融資限度額を
更新する。
【0069】ステップ76において、キャッシング決済
部58は、与信結果データを基にして、A社がキャッシ
ング申込を受け入れたか否かを判定し、その判定に基づ
いて、A社がキャッシング申込を受け入れた旨を示すメ
ッセージまたはキャッシング申込を拒否した旨を示すメ
ッセージを作成し、そのメッセージを、Webサーバ5
5のキャッシング受付部56および通信ネットワークを
介して、ユーザの端末装置51へ送信する。また、ユー
ザが、このメッセージを表示する表示画面から、初期メ
ニュー画面93へ戻れるようにしておく。
【0070】キャッシング手続代行装置52が、A社が
キャッシング申込を拒否したと判定した場合には、ステ
ップ77において、決済サーバ57はキャッシング手続
の処理を終了する。A社がキャッシング申込を受け入れ
たと判定した場合には、処理ステップはステップ78へ
続く。
【0071】上記の第1の実施形態の場合には、A社が
金を融資することを決定した場合に、A社自体がユーザ
の指定した金融機関4の口座に金を振り込んでいた。即
ち、A社は、融資を決定した旨を示す与信結果データを
キャッシング代行処理装置2へ送信した後に、与信用デ
ータに含まれるユーザを特定するデータ(例えば、カー
ド番号)を抽出し、その抽出したデータに基づいて、A
社に記録された個人データの中からユーザの口座を見つ
けだし、その口座に金を振り込むという手続を行ってい
たので、金を振り込むのに長い時間を必要とした。ま
た、A社がファーム・バンキング・システムを持たない
場合には、金を振り込むのに更に長い時間を必要とす
る。第2の実施形態では、キャッシング手続代行装置5
2がファーム・バンキング・システム61を用い、A社
に代って、ユーザの指定した金融機関54に設けられて
いる口座に金を振り込むので、金を振り込むまでの時間
が大幅に短縮される。しかし、場合によっては、ユーザ
の口座への金の振込みを完了するのに多少の時間を必要
とすることもある。従って、第2の実施形態において
も、A社がキャッシング申込を受け入れた場合に、その
旨のメッセージをユーザの端末装置51に送信した後
に、決済サーバ57は、Webサーバ55のキャッシン
グ受付部56を介して行われるキャッシング手続の処理
を終了する。
【0072】ステップ78において、決済サーバ57の
キャッシング決済部58は、与信結果データに含まれる
依頼通番を基にして、取引データベース59に記憶され
ているユーザのキャッシング申込データを読み出し、該
データ中の、氏名、振込み先となる銀行名、支店名、口
座番号、口座の名義人、希望融資金額(融資金額)を読
み出す。この読み出した氏名、振込み先となる銀行名、
支店名、口座番号、口座の名義人、融資金額を表す振込
用データを、依頼通番とともに、ファーム・バンキング
・システム61に送信する。
【0073】ファーム・バンキング・システムは、他の
金融機関やカード発行会社からの金の振込みや、他の金
融機関やカード発行会社への金の振込みなどに関連する
処理を行う装置である。
【0074】ステップ79において、ファーム・バンキ
ング・システム61は振込用データおよび該データに付
加された依頼通番を受信し、そのデータに基づいて、指
定された金融機関54の指定された口座に、指定された
金額を振り込む。ファーム・バンキング・システム61
は、振込みが完了すると、メール・サーバ60へ振込結
果データ(依頼通番、結果コード、エラー・コードなど
を含む)を送信する。メール・サーバ60のキャッシン
グ結果通知部は、振込結果データを取引データベース5
9に転送して記憶させる。また、メール・サーバ60
は、振込結果データに含まれる依頼通番に基づいて、取
引データベース59に記憶されているキャッシング申込
データを検索し、そこからユーザのメール・アドレスを
読み出す。
【0075】ステップ80において、メール・サーバ6
0は、ユーザの口座への金の振り込みを完了した旨のメ
ッセージを作成し、ユーザのメール・アドレスへ送信す
る。第2の実施形態では、キャッシング手続代行装置5
2のファーム・バンキング・システム61が直接にメー
ル・サーバ60へ振込結果データを送信し、メール・サ
ーバ60が振込完了メッセージをユーザのメール・アド
レスへ送信するので、第1の実施形態のようにカード発
行会社から振込結果データをメール・サーバで受信した
後にメール・サーバが振込完了メッセージをユーザのメ
ール・アドレスへ送信する構成よりも、振込完了メッセ
ージを速くユーザへ送信することができる。ユーザは、
任意の時に、自身のメール・ボックスを開き、ユーザの
口座への金の振り込みを完了した旨のメッセージが着信
しているか否かを確認する。
【0076】また、キャッシング手続代行装置52は、
ユーザの口座への金の振り込みを完了した後に、その旨
をA社に伝える。A社(カード発行会社53)は、キャ
ッシング手続代行装置52からユーザの口座に振り込ん
だ金額を、このキャッシング手続代行装置52を用いて
手続の代行を行っている手続代行側と結んでいる契約に
基づいて、所定の時期に、キャッシング手続代行装置5
2のファーム・バンキング・システム61または指定さ
れた金融機関の口座へ送金する。なお、ユーザは、金の
返済を従来通りにA社に対して行う。また、手続代行側
に支払う代行手数料に関しても、カード発行会社は、手
続代行側と結んでいる契約に基づいて行う。
【0077】以上で、カード発行会社53とユーザ(端
末装置51)との間で行われるキャッシングの手続のう
ちの、キャッシング申込と融資の手続をキャッシング手
続代行装置52が代行する処理ステップが完了する。
【0078】また、ユーザのキャッシングの申込に関す
るデータと、振込の結果に関するデータとをキャッシン
グ手続代行装置52から転送することを要求するカード
発行会社もある。そのようなカード発行会社に対して、
キャッシング手続代行装置52は、定期的に、取引デー
タベース59に記憶されたユーザのキャッシング申込に
関するデータと、振込結果に関するデータとの中から、
カード発行会社が必要とするデータをそのカード発行会
社に転送する。
【0079】キャッシング手続代行装置52は、上記の
処理ステップを実行させるためのプログラムを記憶して
いる。
【0080】また、カード発行会社によっては、キャッ
シング申込の手続の代行のみを望むカード発行会社と、
キャッシング申込および融資の両方の手続の代行を望む
カード発行会社とがある。何れのカード発行会社の要求
にも対応できるようにするためには、例えば、第1の実
施形態の構成と第2の実施形態の構成とを組み合わせ、
更に、キャッシング手続代行装置に、ユーザが選択した
カード発行会社が、キャッシング申込の手続の代行のみ
を契約しているカード発行会社か、またはキャッシング
申込および融資の両方の手続の代行を契約しているカー
ド発行会社かを判別する手段を備え、それぞれのカード
発行会社に応じた処理を選択的に行うように構成するこ
ともできる。
【0081】また、図3の画面35および図6の画面9
5を、各カード発行会社毎に異なる画面とすることがで
きるが、複数のカードを有するユーザにとって、それぞ
れのカード発行会社毎に入力手順が異なるのは不便であ
る。従って、ユーザが容易に入力手順を行えるように、
図3の画面35および図6の画面95を、それぞれ、す
べてのカード発行会社に対して共通の画面とすることも
できる。
【0082】
【発明の効果】本発明は、金の融資を行う融資側と、融
資側から金の融資を受けるユーザとの間での融資取引の
手続を、代行側が通信ネットワークを介して代行するよ
うに構成した。
【0083】本発明の構成により、融資側(例えば、カ
ード発行会社)は、代行側(キャッシング手続代行装置
を有する会社)とキャッシング・サービスの代行に関す
る契約を結ぶことにより、融資側自体で、通信ネットワ
ークを介してキャッシング・サービスを行うためのシス
テムを開発および製作する必要がなくなる。即ち、融資
側は、多大な費用と時間をかけずに、通信ネットワーク
を介してのキャッシング・サービスを提供できるように
なる効果がある。また、融資側は、通信ネットワークを
介してのキャッシング・サービスを提供することによ
り、ATMや店舗の数を増加させたのと同等の効果を得
ることができる。
【0084】融資側に登録しているユーザ(カード会
員)は、自身の端末装置を用いることにより、時と場所
を選ばずに、キャッシング・サービスを容易に受けられ
る効果がある。また、代行側に多数の融資側が登録され
ている場合には、複数の融資側に登録しているユーザ
(複数のカード発行会社のカード会員となっているユー
ザ)に関しては、状況に応じて使用する融資側を選択す
ることも可能になるので、キャッシング・サービスを利
用し易くなる効果がある。
【0085】また、代行側に多数の融資側が登録されて
いる場合において、複数の融資側に登録しているユーザ
に関しては、代行側のアドレスを用いて複数の融資側の
うちの所望の融資側にアクセスできるので、多数の融資
側のアドレスを全て記録しておく必要がなくなる効果が
あり、また、それぞれの融資側に対して個別の対応する
アドレスを用いてアクセスする必要がなくなるため、融
資側へのアクセス手順が簡素化される効果がある。
【0086】また、ユーザは、与信の結果の通知および
融資金額の振込の通知を、従来よりも速く受け取ること
ができる効果がある。
【0087】また、代行側が融資の代行を行う場合にお
いて、ユーザは、ユーザに融資される金の振込み先を自
由に指定できるので、ユーザに好都合な金融機関を使用
できる効果がある。
【0088】また、キャッシング手続を代行する装置に
より、キャッシング・サービスの処理の多くの部分が自
動化されるので、従来のキャッシング・サービスの処理
と比較して、処理に必要な時間が短縮される効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第1の実施形態の、金融サービスを行
う会社と顧客と金融手続代行機関との間でキャッシング
の手続を行う装置の全体的な構成を示す。
【図2】図2は、第1の実施形態のキャッシング手続代
行装置の動作を示すフローチャートである。
【図3】図3は、第1の実施形態の端末装置の表示部で
表示される画面の例を示す。
【図4】図4は、第2実施形態の、金融サービスを行う
会社と顧客と金融手続代行機関との間でキャッシングの
手続を行う装置の全体的な構成を示す。
【図5】図5は、第2の実施形態のキャッシング手続代
行装置の動作を示すフローチャートである。
【図6】図6は、第2の実施形態の端末装置の表示部で
表示される画面の例を示す。
【符号の説明】
1、51 端末装置、2、52 キャッシング手続代行
装置、3、53 カード発行会社、4、54 金融機
関、5、55 Webサーバ、6、56 キャッシング
受付部、7、57 決済サーバ、8、58 キャッシン
グ決済部、9、59 取引データベース、10、60
メール・サーバ、61 ファーム・バンキング・システ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融資を行う融資側と、前記融資側から金
    の融資を受けられるように該融資側に個人データを登録
    しているユーザ側と、前記融資側に対応した通信回線を
    介して結合され且つ前記ユーザ側に通信ネットワークを
    介して結合される代行側とによって行われる融資手続に
    関連する処理を行う方法であって、前記代行側が、 (1)前記ユーザ側から、該ユーザ側を識別するデータ
    と、融資側を特定するデータと、前記ユーザ側が前記融
    資側と行いたい融資取引の内容を特定するデータとを、
    前記通信ネットワークを介して受信するステップと、 (2)前記ユーザから受信した前記データの中から、前
    記融資取引に必要なデータを、前記融資側を特定するデ
    ータにより特定された前記融資側へ、前記通信回線を介
    して送信するステップと、 (3)前記融資側から、該融資側が前記融資取引に必要
    な前記データに基づいて行った処理の結果として生成さ
    れたデータを、前記通信回線を介して受信するステップ
    と、 (4)前記ステップ(3)で受信した前記データに基づ
    いて、前記融資取引に関しての前記ユーザ側への通知事
    項を示すデータを作成し、該データを前記通信ネットワ
    ークを介して前記ユーザ側へ送信するステップとを備え
    る方法。
  2. 【請求項2】 前記融資取引に必要なデータは、前記融
    資側が前記ユーザへの融資を行うか否かの判定に用いる
    データを含み、 前記融資側が前記融資取引に必要な前記データに応答し
    て行った前記処理は、前記ユーザへの融資を行うか否か
    を判断するための与信処理を含み、 前記融資側で前記処理の結果として生成された前記デー
    タは、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定したか否
    かを示す与信結果データを含み、 前記通知事項を示すデータは、前記与信結果データに基
    づく、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定したか否
    かの通知を含む、 請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記融資側が前記ユーザへの融資を決定
    した場合における、前記融資側が前記融資取引に必要な
    前記データに基づいて行った前記処理は、前記ユーザ側
    が前記融資側に登録している前記個人データに示された
    金融機関の口座への融資金額の振込みを含み、 前記融資側で前記処理の結果として生成された前記デー
    タは、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込みの
    完了を示すデータを含み、 前記通知事項を示すデータは、前記融資金額の振込みの
    完了を示す前記データに基づく、前記金融機関の口座へ
    の前記融資金額の振込みの完了通知を含む、請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記代行側が、 前記ユーザ側から、該ユーザ側に融資される金の振込先
    となる金融機関の口座を示すデータを、前記通信ネット
    ワークを介して受信するステップと、 前記与信結果データが融資の決定を示す場合に、前記金
    融機関の口座へ融資金額を振込むステップと、 前記融資金額の振込みに応答して、前記金融機関の口座
    への前記融資金額の振込みの完了を示すデータを、前記
    通信ネットワークを介して前記ユーザ側へ送信するステ
    ップとを更に備える、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記通信ネットワークが無線式の電話の
    通信網を含む、請求項1ないし4の何れかに記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 融資を行う融資側と、前記融資側から金
    の融資を受けられるように該融資側に個人データを登録
    しているユーザ側と、前記融資側に対応した通信回線を
    介して結合され且つ前記ユーザ側に通信ネットワークを
    介して結合される代行側とによって行われる融資手続に
    関連する処理を行う装置であって、前記代行側の装置
    が、 (1)前記ユーザ側から、該ユーザ側を識別するデータ
    と、融資側を特定するデータと、前記ユーザ側が前記融
    資側と行いたい融資取引の内容を特定するデータとを、
    前記通信ネットワークを介して受信して記憶する手段
    と、 (2)前記ユーザから受信した前記データの中から、前
    記融資取引に必要なデータを、前記融資側を特定するデ
    ータにより特定された前記融資側へ、前記通信回線を介
    して送信する手段と、 (3)前記融資側から、該融資側が前記融資取引に必要
    な前記データに基づいて行った処理の結果として生成さ
    れたデータを、前記通信回線を介して受信して記憶する
    手段と、 (4)前記(3)の手段で受信した前記データに基づい
    て、前記融資取引に関しての前記ユーザ側への通知事項
    を示すデータを作成し、該データを前記通信ネットワー
    クを介して前記ユーザ側へ送信する手段とを備える装
    置。
  7. 【請求項7】 前記融資取引に必要なデータは、前記融
    資側が前記ユーザへの融資を行うか否かの判定に用いる
    データを含み、 前記融資側が前記融資取引に必要な前記データに基づい
    て行った前記処理は、前記ユーザへの融資を行うか否か
    を判断するための与信処理を含み、 前記融資側で前記処理の結果として生成された前記デー
    タは、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定したか否
    かを示す与信結果データを含み、 前記通知事項を示すデータは、前記与信結果データに基
    づく、前記融資側が前記ユーザへの融資を決定したか否
    かの通知を含む、 請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記融資側が前記ユーザへの融資を決定
    した場合における、前記融資側が前記融資取引に必要な
    前記データに基づいて行った前記処理は、前記ユーザ側
    が前記融資側に登録している前記個人データに示された
    金融機関の口座への融資金額の振込みを含み、 前記融資側で前記処理の結果として生成された前記デー
    タは、前記金融機関の口座への前記融資金額の振込みの
    完了を示すデータを含み、 前記通知事項を示すデータは、前記融資金額の振込みの
    完了を示す前記データに基づく、前記金融機関の口座へ
    の前記融資金額の振込みの完了通知を含む、 請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記代行側の装置が、 前記ユーザ側から、該ユーザ側に融資される金の振込先
    となる金融機関の口座を示すデータを、前記通信ネット
    ワークを介して受信して記憶する手段と、 前記与信結果データが融資の決定を示す場合に、前記金
    融機関の口座へ融資金額を振込む手段と、 前記融資金額の振込みに応答して、前記金融機関の口座
    への前記融資金額の振込みの完了を示すデータを、前記
    通信ネットワークを介して前記ユーザ側へ送信する手段
    とを更に備える、 請求項7に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記通信ネットワークが無線式の電話
    の通信網を含む、請求項6ないし9の何れかに記載の装
    置。
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