JP2002040785A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JP2002040785A
JP2002040785A JP2000229440A JP2000229440A JP2002040785A JP 2002040785 A JP2002040785 A JP 2002040785A JP 2000229440 A JP2000229440 A JP 2000229440A JP 2000229440 A JP2000229440 A JP 2000229440A JP 2002040785 A JP2002040785 A JP 2002040785A
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博昭 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したトナー排出量を得ることができるト
ナーカートリッジを提供する。 【解決手段】 電子写真法を利用する画像形成装置用の
トナーを収容するトナーカートリッジ20であって、ト
ナーを収容するケース本体22と、ケース本体22に回
動可能に支持されるトナー攪拌軸42と、トナー攪拌軸
42の異なる位置から、トナー攪拌軸42の半径方向に
延びる複数の攪拌フィンとを備え、複数の攪拌フィンの
うち少なくとも1つの攪拌フィンは、他の攪拌フィンと
異なる半径方向に延びる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法を用い
る複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置
に関するものであり、特に現像装置にトナーを供給する
トナーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】上記方式の画像形成装置は、回転駆動さ
れる感光体等の像担持体と、この感光体上に静電潜像を
順次形成する潜像形成手段と、静電潜像をトナー像に現
像する現像手段と、感光体上の複数色のトナー像を記録
媒体に転写する転写装置とを備える。
【0003】従来、上記現像装置において、感光体に接
する現像ローラを備える現像器と、この現像器に着脱自
在に装着され、現像器側にトナーを供給するトナーカー
トリッジを備える方式がある。例えば、実公平3−53
232号公報は、図1(A)に示すように、円筒状のト
ナーカートリッジ110内に回転可能に支持された回転
軸100と、回転軸上に固定されトナー排出口102の
近傍に装着されて内部のトナーを排出する掻上げ板10
4と、同じく回転軸上の掻上げ板104以外の部分に固
定され、トナーカートリッジの両端部付近のトナーをト
ナー排出口102に向けて軸方向に移送させるスパイラ
ル状の掻出し板106が設けられた構造のトナーカート
リッジを提案している。この構造を有するトナーカート
リッジにおいては、トナー排出口の大きさ如何にかかわ
りなくトナーカートリッジを可及的に大きくし、そのト
ナー収容量を増加して交換頻度を少なくすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1(A)に示すよう
な円筒形のトナーカートリッジでは、トナーの収容量を
増加させる場合に、円筒の半径を長くすることによって
体積を増加させる。そのため、トナーカートリッジを画
像形成装置に装着する場合、トナーカートリッジを装着
する場所の形状によってトナーカートリッジの大型化は
制限される。
【0005】一方、トナーカートリッジ自体を小型化す
れば画像形成装置内部における装着場所の問題は解決さ
れるが、トナー収容量が減少するためトナーカートリッ
ジの交換回数が増加してメンテナンスが煩雑になるとい
う別の問題が生じてしまう。従って、従来型の円筒形の
カートリッジをフルカラーの画像形成装置に用いると、
トナー収容量を減少させることなく装置自体を小型化す
ることができないという問題がある。
【0006】一方、図1(A)に示した従来のトナーカ
ートリッジにおいては、一つの回転軸100で掻上げ板
104及び掻出し板106の両方を回転させてトナーを
かき回しているだけなので、図1(B)に示すようにト
ナー粒子間の圧縮度合いが低く、また回転トルクが大き
い。
【0007】トナーカートリッジの排出口から一定量の
トナーをスムーズに現像器側に供給するには、トナー排
出口付近でトナーが適度に圧密されていることが必要で
ある。ただし、圧密が高すぎると、トナー排出口付近で
トナーが固まってしまい安定した一定量のトナー供給が
できない。
【0008】また、図1(A)に示す従来のトナーカー
トリッジにおいては、トナーが過度にかき回されてしま
い、トナーと空気の接触面積が大きくなる傾向がある。
このため、図1(C)に示すように空気中の水分子によ
る吸着により、トナーが局所的に固まってしまう。従っ
て、トナーの排出量にばらつきが生じ、安定したトナー
排出量が得られないという問題がある。
【0009】安定した一定量のトナー排出量を実現する
にあたって、トナーはトナーカートリッジ内に局所的に
固まらず、トナー成分の均一な分散とトナー排出口付近
で適度に圧密されていることが好ましい。従って、トナ
ーには、何らかの搬送部材による「適度なほぐし」とト
ナー排出口付近での「適度な圧密」の両方が必要とされ
る。このようにトナーカートリッジ内で、トナーには
「適度なほぐし」と「適度な圧密」という相反する2つ
の状態が要求される。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものである。すなわち、本発明の第1の目的は、
トナーを圧縮してトナー排出口に搬送する構成にするこ
とにより、安定したトナー排出量を得ることができるト
ナーカートリッジを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、空気中の水分子に吸
着してトナーが固まる影響を受けないトナーカートリッ
ジを提供することである。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、トナーカー
トリッジ内でのトナーのスムーズな流れを実現するため
の回転部材の駆動トルクを低減させるトナーカートリッ
ジを提供することである。
【0013】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできる「発明の名称」を提供することを目的とす
る。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の
特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発
明の更なる有利な具体例を規定する。
【0014】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、電子写真法を利用する画像形成装置用のト
ナーを収容するトナーカートリッジであって、前記トナ
ーを収容するケース本体と、前記ケース本体に回動可能
に支持されるトナー攪拌軸と、前記トナー攪拌軸の半径
方向に延びる複数の攪拌フィンとを備える。前記複数の
攪拌フィンのうち少なくとも1つの前記攪拌フィンは、
他の前記攪拌フィンと異なる半径方向に延びる。
【0015】前記複数の攪拌フィンは、前記トナー攪拌
軸の軸方向に異なる位置から延びてもよい。
【0016】前記複数の攪拌フィンのうち、第1の攪拌
フィン、第2の攪拌フィン、及び第3の攪拌フィンは、
前記トナー攪拌軸の軸方向にこれらの順に前記トナー攪
拌軸に取り付けられ、少なくとも前記第2の攪拌フィン
は前記第1及び第3の攪拌フィンと異なる前記半径方向
に延びてもよい。
【0017】前記第1及び第3の攪拌フィンは、同一の
前記半径方向に延びてもよい。
【0018】前記第1及び第3の攪拌フィンは、前記第
2の攪拌フィンと180度異なる半径方向に延びてもよ
い。
【0019】前記第1、第2、及び第3の攪拌フィン
は、前記トナー攪拌軸の円周方向に120度ずつ異なる
半径方向に延びてもよい。
【0020】少なくとも1つの前記攪拌フィンは、前記
ケース本体の内壁に接触してもよい。
【0021】前記トナー本体の一端に配置され、前記ト
ナー攪拌軸を駆動する駆動部をさらに備えてもよい。前
記複数の攪拌フィンは、前記トナー撹拌軸のうち前記駆
動部に対応する位置に固定された端部フィンを含んでも
よい。
【0022】前記トナー本体のうち、当該トナー本体内
にトナーを供給するトナー供給口を有する一端に、前記
トナー供給口を覆うキャップをさらに備えてもよい。前
記複数の攪拌フィンは、前記トナー撹拌軸のうち前記キ
ャップに対応する位置に固定された攪拌フィンを含んで
もよい。
【0023】前記トナーカートリッジが前記画像形成装
置に装着されたときの、前記トナー攪拌軸から前記トナ
ー排出口への経路の傾きが大きいほど、前記攪拌フィン
の前記トナー攪拌軸の半径方向における長さが短くって
もよい。
【0024】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0026】図2は、トナーカートリッジ20及びトナ
ーカートリッジ20を装着した画像形成装置の概略断面
図である。この画像形成装置は、4色のトナーによりフ
ルカラー画像を形成することができるカラー電子写真プ
リンタであるが、本発明のトナーカートリッジ20は、
これに限定されるものではなく、感光体等の像担持体に
トナー像を形成する方式の画像形成装置の全てに適用可
能である。
【0027】本図を用いて、画像形成装置の構成及び動
作を説明する。画像形成装置は、感光体1、帯電ローラ
2、露光ユニット3、現像器ユニット4、中間転写装置
5、及び感光体クリーニング装置6を備える。帯電ロー
ラ2、露光ユニット3、現像器ユニット4、中間転写装
置5、及び感光体クリーニング装置6は、感光体1の周
囲に配置される。さらにトナーカートリッジ20は、現
像器ユニット4に装着される。帯電ローラ2は、感光体
1を帯電させ、露光ユニット3は、感光体1に静電潜像
を形成する。現像器ユニット4は、静電潜像を現像す
る。中間転写装置5は、感光体1に形成されたトナー像
をシートS上に転写する。
【0028】感光体1は、薄肉円筒状の導電性基材とそ
の表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手
段によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0029】現像器ユニット4は、イエロー用現像器4
Y、シアン用現像器4C、マゼンタ用現像器4Mおよび
ブラック用現像器4Kを有する。各現像器は、現像ハウ
ジング4a内に配設された現像ローラ4bを備える。こ
れらの現像器4Y、4C、4M、4Kは、揺動可能であ
って、それぞれ感光体1に対して離当接し、感光体1の
1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラ4bのみ
が感光体1に当接する。
【0030】中間転写装置5は、中間転写ベルト7、中
間転写ベルト7を走行させるための駆動ローラ9、感光
体1に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に転写す
る一転写部T1、一次転写用バックアップローラ10、
二次転写用バックアップローラ11等を有し、これら各
ローラの周りに無端状の中間転写ベルト7が張架されて
いる。一次転写部T1において、中間転写ベルト7は、
一次転写用バックアップローラ10によって感光体1側
に付勢される。二次転写部T2において、二次転写用バ
ックアップローラ11及び二次転写ローラ12は、中間
転写ベルト7を介在して、対向刷る位置に配置されてい
る。
【0031】次に、上記の画像形成装置の動作について
説明する。図示しないコンピュータから画像形成信号が
入力されると、感光体1、現像器ユニット4の各現像ロ
ーラ4bおよび中間転写ベルト7が回転駆動される。先
ず、感光体1の外周面が帯電ローラ2によって一様に帯
電され、一様に帯電された感光体1の外周面に、露光ユ
ニット3によって第1色目(例えばイエロー)の画像情
報に応じた選択的な露光Lがなされ、イエローの静電潜
像が形成される。
【0032】感光体1には、イエロー用現像器4Yの現
像ローラ4bのみが接触し、これによってイエローの静
電潜像のトナー像が感光体1上に形成される。中間転写
ベルト7には上記トナーの帯電性と逆極性の一次転写電
圧が印加され、感光体1上に形成されたトナー像が、一
次転写部T1において中間転写ベルト7上に転写され
る。感光体1上に残留しているトナーは感光体クリーニ
ング装置6によって除去された後、感光体1の外周面は
除電手段(図示せず)により除電される。
【0033】上記の動作が画像形成信号の例えば、第2
色目(シアン)、第3色目(マゼンタ)、第4色目(ブ
ラック)に対応して、感光体1と中間転写ベルト7の1
回転による潜像形成、現像が繰り返され、画像形成信号
の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ベルト7上に
おいて重ね合わされて転写される。そして、このフルカ
ラー画像が二次転写部T2に達するタイミングで、シー
トSが矢印方向から二次転写部T2に供給され、このと
き、転写ローラ12が中間転写ベルト7に押圧されると
ともに二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト7上の
フルカラートナー像が記録媒体S上に転写される。な
お、上記の画像形成信号の処理では第1色目(イエロ
ー)、第2色目(シアン)、第3色目(マゼンタ)、第
4色目(ブラック)としたが、処理の順序はこれに限定
されるものではない。
【0034】トナーカートリッジ20は、現像器4Yの
現像ハウジング4aに着脱自在に装着される。4つのト
ナーカートリッジ20は、現像器ユニット4に装着され
る場合に、感光体1を中心とした略放射状に配置され
る。トナーカートリッジ20のケース本体22は、本図
に示す形状の断面を有する筒状に設けられている。ケー
ス本体22は、トナー排出口24、突起部26を有す
る。ケース本体22の内側は、突起部26を境界とし
て、2つのトナー収容室90,92に分割される。第1
のトナー収容室90は、トナー排出口24から離れた方
の領域に、第2のトナー収容室92は、トナー排出口2
4を有する側の領域にそれぞれ設けられる。第1のトナ
ー収容室90及び第2のトナー収容室92は、いずれも
略円筒形に設けられており、ケース本体22の内側は、
めがね形状の断面を有する。
【0035】第2のトナー収容室92は、本図に示す断
面の断面積が、本図に示す第1のトナー収容室90の断
面積よりも小さくなるように設けられている。第2のト
ナー収容室92は、現像器ユニット4に装着される場合
に、周りを他の部材に占有される。このため、第2のト
ナー収容室92は占有する空間を制限される。これに対
して、第1のトナー収容室90は、現像器ユニット4か
ら離れた位置に配置されるので、第1のトナー収容室9
0に比べて断面積をより大きく設計することができる。
このように、ケース本体22は、第1のトナー収容室9
0及び第2のトナー収容室92で構成されるので、混み
合った現像器ユニット4に装着する場合でも、空間を有
効に利用し、より多くのトナーを収容することができ
る。また、周囲の部材による制限を受けないので、第2
のトナー収容室92をさらに大きくすることが可能であ
る。従って、より多くのトナーを収容できるトナーカー
トリッジ20を装着させることができる。
【0036】ケース本体22には、トナーを現像器ユニ
ット4に排出するトナー排出口24が形成されている。
トナー排出口24は、トナーカートリッジ20を現像ハ
ウジング4aに装着したとき、トナー排出口24から現
像ハウジング4aのトナー注入口4cにトナーが供給さ
れるように構成されている。なお、他の現像器4C、4
M、4Kにも、同様にトナーカートリッジ20が着脱自
在に装着される。トナーカートリッジ20については、
図3以降で詳述する。
【0037】図3(A)は、図2のトナーカートリッジ
20のA−A線に沿った断面を示す。図3(B)は、ト
ナーカートリッジ20の図3(A)のC−C線に沿った
断面を軸方向200に見た図である。
【0038】図3(A)のケース本体22の内側に示し
た実線は、突起部26に対応する。突起部26は、ケー
ス本体22内部の空間を第1のトナー収容室90及び第
2のトナー収容室92に分割する。すなわち、ケース本
体22は、内部に第1のトナー収容室90及び第2のト
ナー収容室92が連通した2部屋を有する。
【0039】第1のトナー収容室90及び第2のトナー
収容室92それぞれにトナー撹拌部材40及びトナー搬
送部材60が備えられている。第1のトナー収容室90
は、トナー撹拌部材40及びトナー撹拌部材40を回動
可能に保持する軸受け部28aを有する。第2のトナー
収容室92は、トナー搬送部材60、トナー搬送部材6
0を回動可能に保持する軸受け部28b、及びトナーを
現像器ユニット4に向けて排出するトナー排出口24を
有する。
【0040】トナー撹拌部材40は、ケース本体22に
回動可能に支持されるトナー撹拌軸42、トナー撹拌軸
42から延びる攪拌フィン44,45,46、駆動部側
の端及びトナーを供給する供給口のキャップ側の端にそ
れぞれ設けられた2つの端部フィン56,57を有す
る。 攪拌フィン44,45,46及び端部フィン5
6,57は、プレート状に設けられている。第1、第
2、第3攪拌フィン44,45,46は、それぞれトナ
ー撹拌軸42から互いに180度異なる方向に延びる。
攪拌フィン44,45,46及び端部フィン56,57
は、トナー撹拌軸42とともに回動する。
【0041】攪拌フィン44,45,46は、いずれも
切り込みを有する2枚構造をしており、外側のフィンは
撓みやすく内側のフィンは撓みにくい。各フィンの可撓
性の程度は、トナーを運ぶときに適度に撓んで、トナー
の荷重を分散する程度に設定されるのが好ましい。
【0042】トナー搬送部材60は、ケース本体22に
回動可能に支持されるトナー搬送軸62、トナー搬送軸
62から延びる複数の円弧羽根64及び2枚の掻き出し
フィン68を有する。複数の円弧羽根64は、トナー搬
送軸62の軸方向200に所定の間隔をおいてトナー搬
送軸62から延びる。掻き出しフィン68は、トナー搬
送軸64のうちトナー排出口24に対応する位置に設け
られている。トナー搬送軸62は回動し、円弧羽根64
及び掻き出しフィン68は、トナー搬送軸62とともに
回動する。トナー撹拌軸42及びトナー搬送軸62は、
ともに、軸方向200に見て左回り210に回動する。
【0043】次に、以上の部材によって実現されるトナ
ーカートリッジ20の内側におけるトナーの流れを説明
する。
【0044】図4は、トナーカートリッジ20の内側に
おけるトナーの流れを模式的に示す。図4(A)は、図
2のトナーカートリッジ20のB−B線に沿った断面を
示す。図4(B)は、軸方向200から見た、トナーカ
ートリッジ20の図4(A)のD−D線に沿った断面を
示す。
【0045】図4(A)に示すように、第1のトナー収
容室90に収容されたトナーは、軸方向200に垂直な
方向に搬送され、第2のトナー収容室92に移動する。
図4(B)は、このときのトナーの流れを示す。本図に
示すように、第2のトナー収容室92に収容されたトナ
ーは、トナー撹拌軸42の軸方向200に見て、左回り
の回動によって、回動方向210に搬送される。第2の
トナー収容室92の底部92aに搬送されたトナーは、
突起部26を乗り越えて、第2のトナー収容室92に搬
送される。このように、第1のトナー収容室90に収容
されたトナーは、トナー撹拌軸42の回動によって、第
2のトナー収容室92に搬送される。
【0046】次に第2のトナー収容室92におけるトナ
ーの流れを説明する。図4(A)に示すように、トナー
搬送軸62の両端部から延びる円弧羽根64によって、
第2のトナー収容室92の両端部に収容されるトナー
は、トナー搬送軸62の周りを回動しながら、トナー搬
送軸62の軸方向200及び軸方向200と反対の方向
に搬送される。すなわち、トナー排出口24に向けて搬
送される。トナー排出口24付近に対応するトナー搬送
軸62からは、掻き出しフィン68が延びる。トナー排
出口24付近に搬送されたトナーは、この掻き出しフィ
ン68によって、図4(A)に示すように、軸方向20
0に垂直な方向に搬送される。以上の流れでケース本体
22に収容されたトナーは、トナー排出口24から排出
される。
【0047】また、ケース本体22は、トナー排出口2
4を下側に向けて、現像器ユニット4に装着される。従
って、トナー排出口24付近に収容されるトナーは、ト
ナー自体の重さによって、適度な圧密状態を保つことが
できる。
【0048】第1のトナー収容室90及び第2のトナー
収容室92の間に突起部26が設けられているので、第
1のトナー収容室90に収容されたトナーが第2のトナ
ー収容室92に移動するのを防ぐことができる。従っ
て、トナーの消費が進み、ケース本体22に収容される
トナーの量が少なくなった場合でも、残りのトナーを確
実にトナー排出口24に搬送することができる。このよ
うに、ケース本体22に収容されたトナーを最後まで効
率よく、かつ無駄なく利用することができる。また、突
起部26は、適切な高さに設定されているので、第2の
トナー収容室92から第1のトナー収容室90に過剰に
トナーを搬送するのを避けることができる。
【0049】以下、本実施の形態に特徴的なトナー撹拌
部材40について説明する。
【0050】図5は、トナー撹拌部材40を示す。トナ
ー撹拌部材40は、トナー攪拌軸42の異なる位置か
ら、トナー攪拌軸42の半径方向に延びる第1攪拌フィ
ン第1攪拌フィン44、第2攪拌フィン45、及び第3
攪拌フィン46を有する。第1、第2、第3攪拌フィン
44,45,46のうち少なくとも1つの攪拌フィン
は、他の攪拌フィンと異なる半径方向に延びる。本図の
第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46は、同一の
半径方向に延びる。すなわち、第2攪拌フィン45と1
80度異なる半径方向に延びる。
【0051】このように、隣り合う攪拌フィンが異なる
半径方向に延びているので、各攪拌フィンによって搬送
されるトナーの一部は、各攪拌フィンの両端からこぼれ
落ちる。従って、各攪拌フィンは、過剰な量のトナーを
搬送するのを避けることができ、トナー撹拌軸42の回
動のトルクを低減することができる。
【0052】ケース本体22の外側に、トナー攪拌軸4
2を駆動する駆動部36が設けられている。トナー撹拌
部材40は、トナー撹拌軸42のうち駆動部36に対応
する位置に固定された端部フィン56を有する。駆動部
36に対応するケース本体22は、他の部分に比べて内
側にくぼんでいる。従って、この駆動部に対応するケー
ス本体22に対応した端部フィン56を、トナー撹拌軸
42の対応する位置に固定することによって、駆動部3
6に対応するケース本体22の内壁に付着したトナーを
掻き落とすことができる。
【0053】トナー本体22のうち、駆動部36と逆側
に、トナー本体22内にトナーを供給するトナー供給口
33及びトナー供給口33を覆うキャップ34を有す
る。トナー撹拌部材40は、トナー撹拌軸42のうちキ
ャップ34に対応する位置に固定された端部フィン57
を有する。キャップ34に対応するケース本体22は、
他の部分に比べて内側にくぼんでいる。従って、キャッ
プ34に対応するケース本体22に対応した端部フィン
57を、トナー撹拌軸42の対応する位置に固定するこ
とによって、キャップ34に対応するケース本体22の
内壁に付着したトナーを掻き落とすことができる。
【0054】図6は、トナー撹拌部材40によって搬送
されるトナーを示す図である。図6(A)は、第1攪拌
フィン44及び第3攪拌フィン46が上方に向かって回
動しているときのトナー撹拌部材40を示す。図6
(B)は、図6(A)のトナー撹拌部材40が回動方向
210に回動し、第2攪拌フィン45が上方に向かって
回動しているときのトナー撹拌部材40を示す。
【0055】図6(A)に示すように、第1攪拌フィン
44及び第3攪拌フィン46は、トナーを掻き上げる。
このとき、掻き上げられたトナーの一部は、各攪拌フィ
ンの両端からこぼれ落ちる。
【0056】次に、図6(B)に示すように、第1攪拌
片47は、第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46
からこぼれ落ちたトナーを受け止めて、さらに上方に回
動する。このとき、第2攪拌フィン45によって搬送さ
れるトナーの一部は、第2攪拌フィン45の両端からこ
ぼれ落ちる。さらに、第2攪拌フィン45からこぼれ落
ちたトナーは、第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン
46によって受け止められる。トナー撹拌軸42が回動
するとき、図3(A)及び図3(B)の動作が繰り返さ
れる。このように、トナーは、各フィンの間からこぼれ
落ちるので、トナー撹拌軸42が回動するときに攪拌フ
ィンが過剰なトナーを搬送し、トナー撹拌軸42が回動
するトルクが増大するのを避けることができる。
【0057】図7は、トナー撹拌部材40及びケース本
体22を示す。第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46のうち少なくとも1つの攪拌フィンは、ケース
本体22の内壁に接触する。このように、フィンの先端
部分がケース本体22に接触することによって、ケース
本体22の内壁に付着したトナーを掻き落とすことがで
きる。トナー撹拌軸42からフィンの先端縁までの距離
は、トナー撹拌軸42からケース本体22の内壁までの
長さと同一であってもよく、これより長くてもよい。
【0058】図8は、現像器ユニット4に装着されたト
ナーカートリッジ20を示す。画像形成装置は、4つの
現像器ユニット4を有する。4つの現像器ユニット4
は、それぞれ異なる4つのトナーカートリッジ20を装
着する。現像器ユニット4は、感光体1の円周に設けら
れているので、4つが感光体1の中心から放射状に配置
される。従って、4つのトナーカートリッジ20も、こ
れに対応して装着される。このため、4つのトナーカー
トリッジ20は、現像器ユニット4に装着されるときの
傾きの程度が異なる。
【0059】トナーカートリッジ20が、画像形成装置
に装着されたときの、トナー攪拌軸42からトナー排出
口24への経路の傾きが大きいほど、攪拌フィン44,
45,46の高さ、すなわちトナー攪拌軸42の半径方
向における長さが短い。傾きが小さく、トナーが第1の
トナー収容室90から第2のトナー収容室92方向へ流
れにくい場合には、攪拌フィン44,45,46を長く
することによって、トナーを第1のトナー収容室90か
ら第2のトナー収容室92に向けて搬送することができ
る。このように、トナーカートリッジ20が装着された
ときの傾きの程度に応じて攪拌フィンの傾きの程度をか
えることができる。従って、トナーカートリッジ20の
傾きの程度によらず、4つのトナーカートリッジ20が
単位時間あたりに第1のトナー収容室90から第2のト
ナー収容室92へ搬送するトナー量をほぼ一定させるこ
とができる。
【0060】図9は、攪拌フィン44,45,46の第
1の変更例を示す。本図の攪拌フィン44,45,46
は、トナー攪拌軸42の円周方向に120度ずつ異なる
半径方向に延びる。本図の攪拌フィンの場合も、図6を
用いて説明した第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46と同様に、各攪拌フィンの両端からトナーがこ
ぼれ落ちるので、各攪拌フィンにトナーの過剰な荷重が
かかるのを避けることができる。従って、トナー撹拌軸
42の回動のトルクが増大するのを避けることができ
る。このように、第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46のうち少なくとも第2の攪拌フィン45は、第
1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46と異なる方向
に延びていればよく、第1、第2、第3攪拌フィン4
4,45,46の取り付け位置の自由度は高い。
【0061】攪拌フィン44,45,46の第2の変更
例としては、本実施の形態においては、第1攪拌フィン
44、第2攪拌フィン45、及び第3攪拌フィン46の
3部で構成されていたが、攪拌フィンの枚数は、これに
限定されない。複数の攪拌フィンが、トナー撹拌軸42
の半径方向にほぼ均等に配置されていればよい。たとえ
ば、4部で構成されてもよく、この場合、隣接する2つ
の攪拌フィンが180度ずつ異なる半径方向に延びるよ
うにトナー撹拌軸42に固定されるのが好ましい。この
ように、複数の攪拌フィンがトナー撹拌軸42に固定さ
れ、隣接する攪拌フィンが互いに異なる方向に延びてい
ればよく、その自由度は高い。
【0062】図10は、トナー撹拌部材40の第1攪拌
フィン44を示す。第1攪拌フィン44は、切り込みに
よって第1攪拌片47及び第2攪拌片48に分割され
る。本図の第1攪拌フィン44は、1つの第1攪拌片4
7及び3つの第2攪拌片48に分割されている。第1攪
拌片47の高さ、すなわちトナー撹拌軸42における半
径方向の長さは、第2攪拌片48の高さよりも長い。従
って、第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、可撓性が
異なる。このように、第1攪拌フィン45を切り込むこ
とによって、同一の部材であっても、容易に可撓性を異
ならせることができる。従って、第1攪拌片47及び第
2攪拌片48は、トナー撹拌軸42とともに回動し、ト
ナーを搬送するときに、トナーに対して異なる作用を与
えることができる。
【0063】第1攪拌片47は、第1開口部47aを有
する。第2攪拌片48aは、第1開口部47aの内側に
設けられている。このため、同一の部材を切り抜いて、
第1攪拌片47及び第2攪拌片48を形成することがで
きる。従って、容易に第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8を製造することができる。また、第1攪拌片47は、
複数の第1固定部47bが先端部分で隣接する第1固定
部47bの先端部部分と架橋された状態に設けられてい
るので、1つの第1固定部47bが単独に固定されてい
る場合に比べて、耐久性を向上させることができる。
【0064】第2攪拌片48は、第2開口部48aを有
する。このため、第2攪拌片48に搬送されるトナーの
一部は、第2開口部48aを通過する。従って、第2攪
拌片48は過剰な量のトナーを搬送することがなく、ト
ナー撹拌軸42が回動するときのトルクが増大するのを
避けることができる。
【0065】第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、攪
拌時にトナーの一部が通過可能な幅の切り込みによって
分割される。すなわち、第1攪拌片47及び第2攪拌片
48は、互いの間に隙間を有する大きさに設けられる。
第1攪拌フィン45が回動するとき、第1攪拌片47と
第2攪拌片48の間を移動するトナーの一部は、この隙
間を通過する。従って、第1攪拌片47及び第2攪拌片
48が、過剰な量のトナーを搬送し、トナー撹拌軸42
が回動するときのトルクが増大するのを避けることがで
きる。また、端部同士が接触し、摩擦によって端部が摩
耗するのを避けることができる。
【0066】第1攪拌片47がトナー撹拌軸42に固定
される第1固定部47bの幅d1は、第2攪拌片48の
第2固定部48bにおける幅d2よりも短い。同一の部
材である場合、フィンの幅、すなわちトナー撹拌軸42
の軸方向における長さが短いほど、フィンの可撓性が高
い。また、フィンの高さが低いほど、フィンの可撓性が
高い。従って、トナー撹拌軸42の軸方向に延びた領域
の長さ、及び幅をかえることによって、第1攪拌片47
及び第2攪拌片48の可撓性を変化させることができ
る。
【0067】図11は、トナー撹拌軸が回動するとき
の、第1攪拌フィン44を示す。第1攪拌片47及び第
2攪拌片48は、いずれもトナーの重みによってトナー
撹拌軸42の回動方向210に対して下流側に撓んだ状
態で、トナー撹拌軸42とともに回動する。第1攪拌片
51は、第2攪拌片52に比べて可撓性が高いので、よ
り撓んだ状態で回動する。従って、第1攪拌片47は、
第2攪拌片48よりも下流側を回動する。
【0068】第1攪拌フィン44がケース本体22の上
部に向けて移動するとき、第2攪拌片48によって搬送
されるトナーのうち、自重によって第2攪拌片48から
落下したトナーは、さらに第2攪拌片48よりも可撓性
の高い第1攪拌片47によって搬送される。また、第1
攪拌フィン44がケース本体22の底部に向けて移動す
るとき、第2攪拌片48によって搬送されるトナーのう
ち、第2攪拌片48の移動から送れたトナーは、さらに
第1攪拌片47によって搬送される。
【0069】比較的可撓性の低い第2攪拌片48は、ト
ナーを圧縮し、可撓性の高い第1攪拌片47は、トナー
を適度にほぐす。従って、第1攪拌片47及び第2攪拌
片48の異なる作用によって、トナーの圧密状態を適度
に保つことができる。第1攪拌片51に搬送されるトナ
ーの一部は、第2開口部45bを通過する。このよう
に、第1攪拌片51及び第2攪拌片52を用いることに
よって、第1のトナー収容室90に収容されたトナーを
適度にほぐすことができる。
【0070】図12は、第1攪拌フィン44の第1の変
更例を示す。本図の第1攪拌フィン45の第1攪拌片4
7及び第2攪拌片48は、トナー攪拌軸42の異なる半
径方向に延びる。すなわち、第1攪拌片47は、第2攪
拌片48に比べて回動方向210の下流側に位置するよ
う、トナー撹拌軸42に固定される。
【0071】図11で説明したように、第2攪拌片48
によって搬送されるトナーのうち、第2攪拌片48の移
動から送れたトナーは、続いて第1攪拌片47によって
搬送される。第2攪拌片48によって、トナーが圧縮さ
れ、第1攪拌片47が、圧密状態の高いトナーを搬送す
る場合でも、本図の第1攪拌片47及び第2攪拌片48
は離れて設けられているので、圧密されたトナーが第1
攪拌片47に達するまでに距離がある。このため、圧密
されたトナーは、トナーの流れによってほぐされる。従
って、第1攪拌片47に過度な荷重がかかるのを避け、
トナー撹拌軸42の回動におけるトルクを軽減すること
ができる。
【0072】本図の第1攪拌片47は、トナー撹拌軸4
2に近い部分がトナー撹拌軸42の軸方向200に沿っ
て曲げられている。このように、第1固定部47b付近
を曲げることによって第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8を異なる半径方向に向けて、トナー撹拌軸42に固定
することができる。このように、第1攪拌片47を曲げ
ることによって、第1攪拌片47及び第2攪拌片48を
異なる半径方向に向けることができる。従って、一体に
設けられた第1攪拌片47及び第2攪拌片48を異なる
半径方向に向けることができる。従って、部品点数を少
なくすることができる。このように、第1攪拌フィン4
4を作成する工程を簡素化することができ、コストを削
減することができる。
【0073】図13は、第1攪拌フィン44の第2の変
更例を示す。本図の第1攪拌フィン44は、複数の第1
攪拌フィン44a、b,cを有する。このように、第1
攪拌フィン44が3部に構成されているので、各攪拌フ
ィンは、独立に回動することができる。また、本図の第
1攪拌フィン44a,b,cは、先端縁から半径方向に
延びる2つの切り込みによって分割して、形成される。
2つの切り込みは、それぞれ、3つの第2攪拌片48の
間に設けられている。2つの切り込みによって分割され
た3つの第1攪拌フィン44a,b,cは、固定部側が
繋がった一体構造に設けられている。このように、3つ
の第1攪拌フィン44a,b,cを一体に設けてあるの
で、第1攪拌フィン45の製造工程を減らすことができ
る。
【0074】図14は、第1攪拌フィン44の第3の変
更例を示す図である。第1攪拌片47は、トナー攪拌軸
42から高さ方向の一辺に延びる切り込みによって第2
攪拌片48と分割され、L字形を有する。このように、
図5で説明した切り込みとは異なる切り込みによって分
割された第1攪拌片47及び第2攪拌片48を有する。
この場合も、第1攪拌片47は、第2攪拌片48に比べ
て高さ方向の長さが長く、可撓性が高い。従って、本図
に示す第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、図5を用
いて説明した第1攪拌片47及び第2攪拌片48と同様
に、トナーを適度な圧密状態に維持することができる。
【0075】図15は、第1攪拌フィン44の第4の変
更例を示す。本図の第1攪拌フィン44は、2つの第2
攪拌片48を有する。第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8は、第1攪拌フィン44のうち、トナー撹拌軸42の
軸方向に垂直な2つの辺からトナー攪拌軸42の異なる
2つの位置に向けて延びる2つの切り込みによって分割
される。第1攪拌片47は、この切り込みによってT字
形状に分割される。第1攪拌フィン44の残りの部分
は、切り込みによって2つの第2攪拌片48に分割され
る。この場合も、第1攪拌片47は、第2攪拌片48に
比べて高さ方向の長さが長く、可撓性が高い。従って、
本図に示す第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、図5
の第1攪拌片47及び第2攪拌片48と同様に、トナー
を適度な圧密状態に維持することができる。
【0076】第1攪拌フィン44の第5の変更例として
は、本実施の形態においては第1、第2、第3攪拌フィ
ン44,45,46は、それぞれ第1攪拌片47及び第
2攪拌片48の2つの攪拌片を有したが、攪拌片の数
は、これらに限定されず、例えば、さらに第3攪拌片を
有してもよい。この場合の第2攪拌片48と第3攪拌片
の関係は、第1攪拌片47と第2攪拌片48の関係と同
様である。
【0077】第1攪拌フィン44の第4の変更例として
は、本実施の形態においては、第1開口部47a及び第
2開口部48aは、トナー撹拌軸42に到達する長さに
設けられていたが、第1開口部47a及び第2開口部4
8aの長さは、限定されない。例えば、第1開口部47
a及び第2開口部48aは、軸に到達せず、第1攪拌片
47の中央部分まで延びていてもよい。
【0078】第1攪拌フィン44の第5の変更例として
は、本実施の形態の第1攪拌フィン44は、トナー撹拌
軸42に対して略垂直及び略平行な切り込みによって、
第1攪拌片47及び第2攪拌片48に分割されていた
が、第1攪拌片47の高さが、第2攪拌片48の高さよ
りも高くなればよく、切り込みの形状には、限定されな
い。例えば、切り込みは、曲線であっても良く、トナー
撹拌軸42に対して斜めに設けられてもよい。
【0079】以上、図10以降で第1攪拌フィン44の
構成及び動作について説明した。第2攪拌フィン45及
び第3攪拌フィン46の構成及び動作は、第1攪拌フィ
ン44の構成及び動作と同様なので説明は省略する。
【0080】トナー撹拌部材40の第1の変更例として
は、本実施の形態においては、第1、第2、第3攪拌フ
ィン44,45,46は、それぞれ3つの第2攪拌片4
8を有したが、第2攪拌片48の数は、これに限定され
ない。
【0081】トナー撹拌部材40の第2の変更例として
は、本実施の形態においては、第1、第2、第3攪拌フ
ィン44,45,46は、それぞれ図10から図15を
用いて説明した2部構成を有したが、例えば、第1攪拌
フィン44のみが2部構成に設けられていてもよく、第
1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46が2部構成に
設けられていてもよい。
【0082】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0083】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば排出するトナーを安定な圧密状態に保ち、トナー
の排出量をほぼ一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係るトナーカートリッジを示す図であ
る。
【図2】トナーカートリッジ20及びトナーカートリッ
ジが装着された画像形成装置の概略断面図である。
【図3】トナーカートリッジ20の断面図である。
【図4】トナーカートリッジ20の内側におけるトナー
の流れを模式的に示す図である。
【図5】トナー撹拌部材40を示す図である。
【図6】トナー撹拌部材40によって搬送されるトナー
を示す図である。
【図7】トナー撹拌部材40及びケース本体22を示す
図である。
【図8】現像器ユニット4に装着されたトナーカートリ
ッジ20を示す図である。
【図9】トナー撹拌部材40の第1の変更例を示す図で
ある。
【図10】第1攪拌フィン44を示す図である。
【図11】トナー撹拌軸42が回動するときの、第1攪
拌フィン44を示す図である。
【図12】第1攪拌フィン44の第1の変更例を示す図
である。
【図13】第1攪拌フィン44の第2の変更例を示す図
である。
【図14】第1攪拌フィン44の第3の変更例を示す図
である。
【図15】第1攪拌フィン44の第4の変更例を示す図
である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 3 露光ユニット 4 現像器ユニット 5 中間転写装置 T1 一次転写部 T2 二次転写部 20 トナーカートリッジ 22 ケース本体 24 トナー排出口 26 突起部 28 軸受け部 33 トナー供給口 34 キャップ 46 駆動部 40 トナー撹拌部材 42 トナー撹拌軸 44 第1攪拌フィン 45 第2攪拌フィン 46 第3攪拌フィン 47 第1攪拌片 48 第2攪拌片 56,57 端部フィン 60 トナー搬送部材 62 トナー搬送軸 64 円弧羽根 68 掻き出しフィン 90 第1のトナー収容室 92 第2のトナー収容室
フロントページの続き (72)発明者 鎌田 博昭 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 丸山 裕之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA15 AA20 AA35 AB02 AB03 AB18 AC02 AC03 AD31 BA09 GA13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真法を利用する画像形成装置用の
    トナーを収容するトナーカートリッジであって、 前記トナーを収容するケース本体と、 前記ケース本体に回動可能に支持されるトナー攪拌軸
    と、 前記トナー攪拌軸の半径方向に延びる複数の攪拌フィン
    とを備え、 前記複数の攪拌フィンのうち少なくとも1つの前記攪拌
    フィンは、他の前記攪拌フィンと異なる半径方向に延び
    ることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記複数の攪拌フィンは、前記トナー攪
    拌軸の軸方向に異なる位置から延びることを特徴とする
    請求項1に記載のトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記複数の攪拌フィンのうち、第1の攪
    拌フィン、第2の攪拌フィン、及び第3の攪拌フィン
    は、前記トナー攪拌軸の軸方向にこれらの順に前記トナ
    ー攪拌軸に取り付けられ、少なくとも前記第2の攪拌フ
    ィンは前記第1及び第3の攪拌フィンと異なる前記半径
    方向に延びることを特徴とする請求項1または2に記載
    のトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第3の攪拌フィンは、同一
    の前記半径方向に延びることを特徴とする請求項3に記
    載のトナーカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第3の攪拌フィンは、前記
    第2の攪拌フィンと180度異なる半径方向に延びるこ
    とを特徴とする請求項4に記載のトナーカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、及び第3の攪拌フィン
    は、前記トナー攪拌軸の円周方向に120度ずつ異なる
    半径方向に延びることを特徴とする請求項3に記載のト
    ナーカートリッジ。
  7. 【請求項7】 少なくとも1つの前記攪拌フィンは、前
    記ケース本体の内壁に接触することを特徴とする請求項
    1乃至6いずれかに記載のトナーカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記トナー本体の一端に配置され、前記
    トナー攪拌軸を駆動する駆動部をさらに備え、 前記複数の攪拌フィンは、前記トナー撹拌軸のうち前記
    駆動部に対応する位置に固定された端部フィンを含むこ
    とを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のトナ
    ーカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記トナー本体のうち、当該トナー本体
    内にトナーを供給するトナー供給口を有する一端に、前
    記トナー供給口を覆うキャップをさらに備え、 前記複数の攪拌フィンは、前記トナー撹拌軸のうち前記
    キャップに対応する位置に固定された攪拌フィンを含む
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のト
    ナーカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記トナーカートリッジが前記画像形
    成装置に装着されたときの、前記トナー攪拌軸から前記
    トナー排出口への経路の傾きが大きいほど、前記攪拌フ
    ィンの前記トナー攪拌軸の半径方向における長さが短い
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のト
    ナーカートリッジ。
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