JP2002040788A - トナーカートリッジ及び攪拌器 - Google Patents

トナーカートリッジ及び攪拌器

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JP2002040788A
JP2002040788A JP2000229446A JP2000229446A JP2002040788A JP 2002040788 A JP2002040788 A JP 2002040788A JP 2000229446 A JP2000229446 A JP 2000229446A JP 2000229446 A JP2000229446 A JP 2000229446A JP 2002040788 A JP2002040788 A JP 2002040788A
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fin
stirring
scraping
rotation shaft
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JP2000229446A
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Katsumi Okamoto
克巳 岡本
Makoto Ushiyama
誠 牛山
Hiroaki Kamata
博昭 鎌田
Hiroyuki Maruyama
裕之 丸山
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したトナー排出量を得ることができるト
ナーカートリッジを提供する。 【解決手段】 電子写真法を利用する画像形成装置用の
トナーを収容するトナーカートリッジであって、トナー
を収容し、トナーを画像形成装置に向けて排出するトナ
ー排出口24を有するケース本体22と、ケース本体2
2のうちトナー排出口24の上流側に回動可能に支持さ
れる上流側回転軸42と、上流側回転軸42から半径方
向に延びる可撓性の攪拌フィンと、ケース本体22のう
ち上流側回転軸42よりも下流側に回動可能に支持され
る下流側回転軸62と、下流側回転軸42のうち、少な
くともトナー排出口24に対応する位置から延びる可撓
性の掻き出しフィン68とを備える。攪拌フィン及びき
出しフィン68の可撓性が異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーカートリッ
ジ及び攪拌器に関する。特に、電子写真法を用いる複写
機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に供給さ
れるトナーを攪拌する攪拌器、及び攪拌器を有するトナ
ーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】上記方式の画像形成装置は、回転駆動さ
れる感光体等の像担持体と、この感光体上に静電潜像を
順次形成する潜像形成手段と、静電潜像をトナー像に現
像する現像手段と、感光体上の複数色のトナー像を記録
媒体に転写する転写装置とを備える。
【0003】従来、上記現像装置において、感光体に接
する現像ローラを備える現像器と、この現像器に着脱自
在に装着され、現像器側にトナーを供給するトナーカー
トリッジを備える方式がある。例えば、実公平3−53
232号公報は、図1(A)に示すように、円筒状のト
ナーカートリッジ110内に回転可能に支持された回転
軸100と、回転軸上に固定されトナー排出口102の
近傍に装着されて内部のトナーを排出する掻上げ板10
4と、同じく回転軸上の掻上げ板104以外の部分に固
定され、トナーカートリッジの両端部付近のトナーをト
ナー排出口102に向けて軸方向に移送させるスパイラ
ル状の掻出し板106が設けられた構造のトナーカート
リッジを提案している。この構造を有するトナーカート
リッジにおいては、トナー排出口の大きさ如何にかかわ
りなくトナーカートリッジを可及的に大きくし、そのト
ナー収容量を増加して交換頻度を少なくすることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1(A)に示すよう
な円筒形のトナーカートリッジでは、トナーの収容量を
増加させる場合に、円筒の半径を長くすることによって
体積を増加させる。そのため、トナーカートリッジを画
像形成装置に装着する場合、トナーカートリッジを装着
する場所の形状によってトナーカートリッジの大型化は
制限される。
【0005】一方、トナーカートリッジ自体を小型化す
れば画像形成装置内部における装着場所の問題は解決さ
れるが、トナー収容量が減少するためトナーカートリッ
ジの交換回数が増加してメンテナンスが煩雑になるとい
う別の問題が生じてしまう。従って、従来型の円筒形の
カートリッジをフルカラーの画像形成装置に用いると、
トナー収容量を減少させることなく装置自体を小型化す
ることができないという問題がある。
【0006】一方、図1(A)に示した従来のトナーカ
ートリッジにおいては、一つの回転軸100で掻上げ板
104及び掻出し板106の両方を回転させてトナーを
かき回しているだけなので、図1(B)に示すようにト
ナー粒子間の圧縮度合いが低く、また回転トルクが大き
い。
【0007】トナーカートリッジの排出口から一定量の
トナーをスムーズに現像器側に供給するには、トナー排
出口付近でトナーが適度に圧密されていることが必要で
ある。ただし、圧密が高すぎると、トナー排出口付近で
トナーが固まってしまい安定した一定量のトナー供給が
できない。
【0008】また、図1(A)に示す従来のトナーカー
トリッジにおいては、トナーが過度にかき回されてしま
い、トナーと空気の接触面積が大きくなる傾向がある。
このため、図1(C)に示すように空気中の水分子によ
る吸着により、トナーが局所的に固まってしまう。従っ
て、トナーの排出量にばらつきが生じ、安定したトナー
排出量が得られないという問題がある。
【0009】安定した一定量のトナー排出量を実現する
にあたって、トナーはトナーカートリッジ内に局所的に
固まらず、トナー成分の均一な分散とトナー排出口付近
で適度に圧密されていることが好ましい。従って、トナ
ーには、何らかの搬送部材による「適度なほぐし」とト
ナー排出口付近での「適度な圧密」の両方が必要とされ
る。このようにトナーカートリッジ内で、トナーには
「適度なほぐし」と「適度な圧密」という相反する2つ
の状態が要求される。
【0010】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものである。すなわち、本発明の第1の目的は、
トナーを圧縮してトナー排出口に搬送する構成にするこ
とにより、安定したトナー排出量を得ることができるト
ナーカートリッジを提供することである。
【0011】本発明の他の目的は、空気中の水分子に吸
着してトナーが固まる影響を受けないトナーカートリッ
ジを提供することである。
【0012】さらに、本発明の他の目的は、トナーカー
トリッジ内でのトナーのスムーズな流れを実現するため
の回転部材の駆動トルクを低減させるトナーカートリッ
ジを提供することである。
【0013】そこで本発明は、上記の課題を解決するこ
とのできるトナーカートリッジを提供することを目的と
する。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載
の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本
発明の更なる有利な具体例を規定する。
【0014】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1の形
態によると、電子写真法を利用する画像形成装置用のト
ナーを収容するトナーカートリッジであって、前記トナ
ーを収容し、前記トナーを前記画像形成装置に向けて排
出するトナー排出口を有するケース本体と、前記ケース
本体のうち前記トナー排出口の上流側に回動可能に支持
される上流側回転軸と、前記上流側回転軸から半径方向
に延びる可撓性の攪拌フィンと、前記ケース本体のうち
前記上流側回転軸よりも下流側に回動可能に支持される
下流側回転軸と、前記下流側回転軸のうち、少なくとも
前記トナー排出口に対応する位置から延びる可撓性の掻
き出しフィンとを備える。前記攪拌フィン及び前記掻き
出しフィンの可撓性は異なる。
【0015】前記掻き出しフィンは、前記攪拌フィンに
比べて可撓性が低くてもよい。
【0016】前記掻き出しフィンは、先端縁を切り欠い
た少なくとも1つの切り欠き部を有してもよい。前記ト
ナー排出口と前記ケース本体との境界は、掻き出し片と
前記切り欠き部との境界に対応してもよい。
【0017】前記掻き出しフィンは、前記トナー排出口
に対応する形状の前記掻き出し片を有してもよい。
【0018】前記ケース本体は、前記軸方向に並んだ、
前記軸方向における幅の異なる複数のトナー排出口を有
してもよい。前記複数のトナー排出口に対応する形状の
複数の掻き出し片を有してもよい。
【0019】前記掻き出しフィンを支持する支持手段を
さらに備えてもよい。前記フィン支持手段は、前記トナ
ー搬送軸から前記トナー搬送軸に略垂直な方向に延びる
支持足と、前記トナー搬送軸に略平行な方向に延びるフ
ィン取付部とを有してもよい。前記掻き出しフィンは、
前記フィン取付部から、前記フィン支持脚が延びる方向
に対して略垂直な方向に延びてもよい。
【0020】前記フィン支持手段は、駆動時に前記トナ
ーの一部が通過可能な開口部をさらに有してもよい。
【0021】前記攪拌フィンは、前記上流側回転軸の異
なる位置から、前記上流側回転軸の半径方向に延びる複
数のフィン要素を有してもよい。前記複数のフィン要素
のうち少なくとも1つのフィン要素は、他のフィン要素
と異なる半径方向に延びてもよい。
【0022】前記複数のフィン要素のうち、第1のフィ
ン要素、第2のフィン要素、及び第3のフィン要素は、
前記上流側回転軸の軸方向にこれらの順に前記上流側回
転軸に取り付けられ、少なくとも前記第2のフィン要素
は、前記半径方向のうち前記第1のフィン要素と異なる
方向、及び第3のフィン要素と異なる方向に延びてもよ
い。
【0023】前記第1及び第3のフィン要素は、同一の
前記半径方向に延びてもよい。
【0024】前記第1及び第3のフィン要素は、前記第
2のフィン要素と180度異なる半径方向に延びてもよ
い。
【0025】前記攪拌フィンは、切り込みによって分割
される第1及び第2の攪拌片を有してもよい。前記第1
の攪拌片の前記トナー攪拌軸における半径方向の長さ
は、前記第2の攪拌フィンの前記半径方向における長さ
よりも長くてもよい。
【0026】前記第1の攪拌片は、第1の開口部を有し
てもよい。
【0027】前記第2の攪拌片は、前記第1の開口部内
に設けられていてもよい。
【0028】本発明の第2の形態によれば、電子写真法
を利用する画像形成装置用のトナーを収容するトナーカ
ートリッジであって、前記トナーを収容するケース本体
と、前記ケース本体に回動可能に保持される第1の回転
軸と、前記第1の回転軸から前記第1の回転軸の半径方
向に延びる第1のフィンと、前記ケース本体に回動可能
に保持される第2の回転軸と、前記第2の回転軸から前
記第2の回転軸の半径方向に延びる第2のフィンとを備
える。
【0029】本発明の第3の形態によれば、トナー容器
内のトナーを攪拌する攪拌器であって、前記トナー容器
内に回動可能に保持される第1の回転軸と、前記第1の
回転軸から前記第1の回転軸の半径方向に延びる第1の
フィンと、前記トナー容器内に回動可能に保持される第
2の回転軸と、前記第2の回転軸から前記第2の回転軸
の半径方向に延びる第2のフィンとを備える。
【0030】なお上記の発明の概要は、本発明の必要な
特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群の
サブコンビネーションも又発明となりうる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態はクレームにかか
る発明を限定するものではなく、又実施形態の中で説明
されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に
必須であるとは限らない。
【0032】図2は、トナーカートリッジ20及びトナ
ーカートリッジ20を装着した画像形成装置の概略断面
図である。この画像形成装置は、4色のトナーによりフ
ルカラー画像を形成することができるカラー電子写真プ
リンタであるが、本発明のトナーカートリッジ20は、
これに限定されるものではなく、感光体等の像担持体に
トナー像を形成する方式の画像形成装置の全てに適用可
能である。
【0033】本図を用いて、画像形成装置の構成及び動
作を説明する。画像形成装置は、感光体1、帯電ローラ
2、露光ユニット3、現像器ユニット4、中間転写装置
5、及び感光体クリーニング装置6を備える。帯電ロー
ラ2、露光ユニット3、現像器ユニット4、中間転写装
置5、及び感光体クリーニング装置6は、感光体1の周
囲に配置される。さらにトナーカートリッジ20は、現
像器ユニット4に装着される。帯電ローラ2は、感光体
1を帯電させ、露光ユニット3は、感光体1に静電潜像
を形成する。現像器ユニット4は、静電潜像を現像す
る。中間転写装置5は、感光体1に形成されたトナー像
をシートS上に転写する。
【0034】感光体1は、薄肉円筒状の導電性基材とそ
の表面に形成された感光層とを有し、図示しない駆動手
段によって図示矢印方向に回転駆動される。
【0035】現像器ユニット4は、イエロー用現像器4
Y、シアン用現像器4C、マゼンタ用現像器4Mおよび
ブラック用現像器4Kを有する。各現像器は、現像ハウ
ジング4a内に配設された現像ローラ4bを備える。こ
れらの現像器4Y、4C、4M、4Kは、揺動可能であ
って、それぞれ感光体1に対して離当接し、感光体1の
1回転毎に選択的に一つの現像器の現像ローラ4bのみ
が感光体1に当接する。
【0036】中間転写装置5は、中間転写ベルト7、中
間転写ベルト7を走行させるための駆動ローラ9、感光
体1に形成されたトナー像を中間転写ベルト7に転写す
る一転写部T1、一次転写用バックアップローラ10、
二次転写用バックアップローラ11等を有し、これら各
ローラの周りに無端状の中間転写ベルト7が張架されて
いる。一次転写部T1において、中間転写ベルト7は、
一次転写用バックアップローラ10によって感光体1側
に付勢される。二次転写部T2において、二次転写用バ
ックアップローラ11及び二次転写ローラ12は、中間
転写ベルト7を介在して、対向する位置に配置されてい
る。
【0037】次に、上記の画像形成装置の動作について
説明する。図示しないコンピュータから画像形成信号が
入力されると、感光体1、現像器ユニット4の各現像ロ
ーラ4bおよび中間転写ベルト7が回転駆動される。先
ず、感光体1の外周面が帯電ローラ2によって一様に帯
電され、一様に帯電された感光体1の外周面に、露光ユ
ニット3によって第1色目(例えばイエロー)の画像情
報に応じた選択的な露光Lがなされ、イエローの静電潜
像が形成される。
【0038】感光体1には、イエロー用現像器4Yの現
像ローラ4bのみが接触し、これによってイエローの静
電潜像のトナー像が感光体1上に形成される。中間転写
ベルト7には上記トナーの帯電性と逆極性の一次転写電
圧が印加され、感光体1上に形成されたトナー像が、一
次転写部T1において中間転写ベルト7上に転写され
る。感光体1上に残留しているトナーは感光体クリーニ
ング装置6によって除去された後、感光体1の外周面は
除電手段(図示せず)により除電される。
【0039】上記の動作が画像形成信号の例えば、第2
色目(シアン)、第3色目(マゼンタ)、第4色目(ブ
ラック)に対応して、感光体1と中間転写ベルト7の1
回転による潜像形成、現像が繰り返され、画像形成信号
の内容に応じた4色のトナー像が中間転写ベルト7上に
おいて重ね合わされて転写される。そして、このフルカ
ラー画像が二次転写部T2に達するタイミングで、シー
トSが矢印方向から二次転写部T2に供給され、このと
き、転写ローラ12が中間転写ベルト7に押圧されると
ともに二次転写電圧が印加され、中間転写ベルト7上の
フルカラートナー像が記録媒体S上に転写される。な
お、上記の画像形成信号の処理では第1色目(イエロ
ー)、第2色目(シアン)、第3色目(マゼンタ)、第
4色目(ブラック)としたが、処理の順序はこれに限定
されるものではない。
【0040】トナーカートリッジ20は、現像器4Yの
現像ハウジング4aに着脱自在に装着される。4つのト
ナーカートリッジ20は、現像器ユニット4に装着され
る場合に、感光体1を中心とした略放射状に配置され
る。トナーカートリッジ20のケース本体22は、本図
に示す形状の断面を有する筒状に設けられている。ケー
ス本体22は、トナー排出口24、突起部26を有す
る。ケース本体22の内側は、突起部26を境界とし
て、2つのトナー収容室90,92に分割される。第1
のトナー収容室90は、トナー排出口24から離れた方
の領域に、第2のトナー収容室92は、トナー排出口2
4を有する側の領域にそれぞれ設けられる。第1のトナ
ー収容室90及び第2のトナー収容室92は、いずれも
略円筒形に設けられており、ケース本体22の内側は、
めがね形状の断面を有する。
【0041】第2のトナー収容室92は、本図に示す断
面の断面積が、本図に示す第1のトナー収容室90の断
面積よりも小さくなるように設けられている。第2のト
ナー収容室92は、現像器ユニット4に装着される場合
に、周りを他の部材に占有される。このため、第2のト
ナー収容室92は占有する空間を制限される。これに対
して、第1のトナー収容室90は、現像器ユニット4か
ら離れた位置に配置されるので、第1のトナー収容室9
0に比べて断面積をより大きく設計することができる。
このように、ケース本体22は、第1のトナー収容室9
0及び第2のトナー収容室92で構成されるので、混み
合った現像器ユニット4に装着する場合でも、空間を有
効に利用し、より多くのトナーを収容することができ
る。また、周囲の部材による制限を受けないので、第2
のトナー収容室92をさらに大きくすることが可能であ
る。従って、より多くのトナーを収容できるトナーカー
トリッジ20を装着させることができる。
【0042】ケース本体22には、トナーを現像器ユニ
ット4に排出するトナー排出口24が形成されている。
トナー排出口24は、トナーカートリッジ20を現像ハ
ウジング4aに装着したとき、トナー排出口24から現
像ハウジング4aのトナー注入口4cにトナーが供給さ
れるように構成されている。なお、他の現像器4C、4
M、4Kにも、同様にトナーカートリッジ20が着脱自
在に装着される。トナーカートリッジ20については、
図3以降で詳述する。
【0043】図3(A)は、図2のトナーカートリッジ
20のA−A線に沿った断面を示す。図3(B)は、ト
ナーカートリッジ20の図3(A)のC−C線に沿った
断面を軸方向200に見た図である。
【0044】図3(A)のケース本体22の内側に示し
た実線は、突起部26に対応する。突起部26は、ケー
ス本体22内部の空間を第1のトナー収容室90及び第
2のトナー収容室92に分割する。すなわち、ケース本
体22は、内部に第1のトナー収容室90及び第2のト
ナー収容室92が連通した2部屋を有する。
【0045】第1のトナー収容室90及び第2のトナー
収容室92それぞれにトナー撹拌部材40及びトナー搬
送部材60が備えられている。第1のトナー収容室90
は、トナー撹拌部材40及びトナー撹拌部材40を回動
可能に保持する軸受け部28aを有する。第2のトナー
収容室92は、トナー搬送部材60、トナー搬送部材6
0を回動可能に保持する軸受け部28b、及びトナーを
現像器ユニット4に向けて排出するトナー排出口24を
有する。
【0046】トナー撹拌部材40は、ケース本体22に
回動可能に支持される上流側回転軸42、上流側回転軸
42から延びる第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46、駆動部側の端及びトナーを供給する供給口の
キャップ側の端にそれぞれ設けられた2つの端部フィン
56,57を有する。 攪拌フィン44,45,46及
び端部フィン56,57は、プレート状に設けられてい
る。第1、第2、第3攪拌フィン44,45,46は、
それぞれ上流側回転軸42から互いに180度異なる方
向に延びる。攪拌フィン44,45,46及び端部フィ
ン56,57は、上流側回転軸42とともに回動する。
【0047】攪拌フィン44,45,46は、いずれも
切り込みを有する2枚構造をしており、外側のフィンは
撓みやすく内側のフィンは撓みにくい。各フィンの可撓
性の程度は、トナーを運ぶときに適度に撓んで、トナー
の荷重を分散する程度に設定されるのが好ましい。
【0048】トナー搬送部材60は、ケース本体22に
回動可能に支持される下流側回転軸62、下流側回転軸
62から延びる複数の円弧羽根64及び2枚の掻き出し
フィン68を有する。複数の円弧羽根64は、下流側回
転軸62の軸方向200に所定の間隔をおいて下流側回
転軸62から延びる。掻き出しフィン68は、トナー搬
送軸64のうちトナー排出口24に対応する位置に設け
られている。
【0049】第1、第2、第3攪拌フィン44,45,
46は、それぞれ、上流側回転軸42における、トナー
搬送部材60の円弧羽根68の位置、掻き出しフィン6
8の位置、及び掻き出しフィン68の位置に対応する位
置に固定されている。上流側回転軸42、下流側回転軸
62、及び筒の長手方向は略平行である。
【0050】ケース本体22は、筒形に設けられる。ケ
ース本体22の円筒の長手方向に垂直な断面は、図3
(B)に示すように2つの円を有するめがね形状であ
る。ケース本体22の下側の内壁には、第1のトナー収
容室90及び第2のトナー収容室92の間を長手方向に
延びる突起部26が設けられている。
【0051】円弧羽根64及び掻き出しフィン68は、
下流側回転軸62とともに回動する。上流側回転軸42
及び下流側回転軸62は、ともに、軸方向200に見て
左回り210に回動する。
【0052】次に、以上の部材によって実現されるトナ
ーカートリッジ20の内側におけるトナーの流れを説明
する。
【0053】図4は、トナーカートリッジ20の内側に
おけるトナーの流れを模式的に示す。図4(A)は、図
2のトナーカートリッジ20のB−B線に沿った断面を
示す。図4(B)は、軸方向200から見た、トナーカ
ートリッジ20の図4(A)のD−D線に沿った断面を
示す。
【0054】図4(A)に示すように、第1のトナー収
容室90に収容されたトナーは、攪拌フィン44,4
5,46によって軸方向200に垂直な方向に搬送さ
れ、第2のトナー収容室92に移動する。図4(B)
は、このときのトナーの流れを示す。本図に示すよう
に、第2のトナー収容室92に収容されたトナーは、上
流側回転軸42の軸方向200に見て、左回りの回動に
よって、回動方向210に搬送される。第2のトナー収
容室92の底部92aに搬送されたトナーは、突起部2
6を乗り越えて、第2のトナー収容室92に搬送され
る。このように、第1のトナー収容室90に収容された
トナーは、上流側回転軸42の回動によって、第2のト
ナー収容室92に搬送される。
【0055】次に第2のトナー収容室92におけるトナ
ーの流れを説明する。図4(A)に示すように、下流側
回転軸62の両端部から延びる円弧羽根64によって、
第2のトナー収容室92の両端部に収容されるトナー
は、下流側回転軸62の周りを回動しながら、下流側回
転軸62の軸方向200及び軸方向200と反対の方向
に搬送される。すなわち、トナー排出口24に向けて搬
送される。トナー排出口24付近に対応する下流側回転
軸62からは、掻き出しフィン68が延びる。トナー排
出口24付近に搬送されたトナーは、この掻き出しフィ
ン68によって、図4(A)に示すように、軸方向20
0に垂直な方向に搬送される。以上の流れでケース本体
22に収容されたトナーは、トナー排出口24から排出
される。
【0056】また、ケース本体22は、トナー排出口2
4を下側に向けて、現像器ユニット4に装着される。従
って、トナー排出口24付近に収容されるトナーは、ト
ナー自体の重さによって、適度な圧密状態を保つことが
できる。
【0057】第1のトナー収容室90及び第2のトナー
収容室92の間に突起部26が設けられているので、第
1のトナー収容室90に収容されたトナーが第2のトナ
ー収容室92に移動するのを防ぐことができる。従っ
て、トナーの消費が進み、ケース本体22に収容される
トナーの量が少なくなった場合でも、残りのトナーを確
実にトナー排出口24に搬送することができる。このよ
うに、ケース本体22に収容されたトナーを最後まで効
率よく、かつ無駄なく利用することができる。また、突
起部26は、適切な高さに設定されているので、第2の
トナー収容室92から第1のトナー収容室90に過剰に
トナーを搬送するのを避けることができる。
【0058】図3及び図4を用いて説明した構成及び動
作を実現する第1、第2、第3攪拌フィン44,45,
46、円弧羽根64、及び掻き出しフィン68の詳細な
構成及び動作を、図5以降で説明する。
【0059】図5は、トナー撹拌部材40を示す。トナ
ー撹拌部材40は、トナーを攪拌しながら、第1のトナ
ー収容室90から第2のトナー収容室92へ搬送する。
トナー撹拌部材40は、上流側回転軸42の異なる位置
から、上流側回転軸42の半径方向に延びる第1攪拌フ
ィン第1攪拌フィン44、第2攪拌フィン45、及び第
3攪拌フィン46を有する。第1、第2、第3攪拌フィ
ン44,45,46のうち少なくとも1つの攪拌フィン
は、他の攪拌フィンと異なる半径方向に延びる。本図の
第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46は、同一の
半径方向に延びる。すなわち、第2攪拌フィン45と1
80度異なる半径方向に延びる。
【0060】このように、隣り合う攪拌フィンが異なる
半径方向に延びているので、各攪拌フィンによって搬送
されるトナーの一部は、各攪拌フィンの両端からこぼれ
落ちる。従って、各攪拌フィンは、過剰な量のトナーを
搬送するのを避けることができ、トナー撹拌軸42の回
動のトルクを低減することができる。
【0061】ケース本体22の外側に、上流側回転軸4
2を駆動する駆動部36が設けられている。トナー撹拌
部材40は、トナー撹拌軸42のうち駆動部36に対応
する位置に固定された端部フィン56を有する。駆動部
36に対応するケース本体22は、他の部分に比べて内
側にくぼんでいる。従って、この駆動部に対応するケー
ス本体22に対応した端部フィン56を、トナー撹拌軸
42の対応する位置に固定することによって、駆動部3
6に対応するケース本体22の内壁に付着したトナーを
掻き落とすことができる。
【0062】トナー本体22のうち、駆動部36と逆側
に、トナー本体22内にトナーを供給するトナー供給口
33及びトナー供給口33を覆うキャップ34を有す
る。トナー撹拌部材40は、トナー撹拌軸42のうちキ
ャップ34に対応する位置に固定された攪拌フィンを有
する。キャップ34に対応するケース本体22は、他の
部分に比べて内側にくぼんでいる。従って、キャップ3
4に対応するケース本体22に対応した端部フィン57
を、トナー撹拌軸42の対応する位置に固定することに
よって、キャップ34に対応するケース本体22の内壁
に付着したトナーを掻き落とすことができる。
【0063】図6は、トナー撹拌部材40によって搬送
されるトナーを示す図である。図6(A)は、第1攪拌
フィン44及び第3攪拌フィン46が上方に向かって回
動しているときのトナー撹拌部材40を示す。図6
(B)は、図6(A)のトナー撹拌部材40が回動方向
210に回動し、第2攪拌フィン45が上方に向かって
回動しているときのトナー撹拌部材40を示す。
【0064】図6(A)に示すように、第1攪拌フィン
44及び第3攪拌フィン46は、トナーを掻き上げる。
このとき、掻き上げられたトナーの一部は、各攪拌フィ
ンの両端からこぼれ落ちる。
【0065】次に、図6(B)に示すように、第1攪拌
片47は、第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46
からこぼれ落ちたトナーを受け止めて、さらに上方に回
動する。このとき、第2攪拌フィン45によって搬送さ
れるトナーの一部は、第2攪拌フィン45の両端からこ
ぼれ落ちる。さらに、第2攪拌フィン45からこぼれ落
ちたトナーは、第1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン
46によって受け手止められる。トナー撹拌軸42が回
動するとき、以上の動作が繰り返される。このように、
トナーは、各フィンの間からこぼれ落ちるので、トナー
撹拌軸42が回動するときに攪拌フィンが過剰なトナー
を搬送し、トナー撹拌軸42が回動するトルクが増大す
るのを避けることができる。
【0066】図7は、トナー撹拌部材40及びケース本
体22を示す。第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46のうち少なくとも1つの攪拌フィンは、ケース
本体22の内壁に接触する。このように、フィンの先端
部分がケース本体22に接触することによって、ケース
本体22の内壁に付着したトナーを掻き落とすことがで
きる。トナー撹拌軸42からフィンの先端縁までの距離
は、トナー撹拌軸42からケース本体22の内壁までの
長さと同一であってもよく、これより長くてもよい。
【0067】図8は、現像器ユニット4に装着されたト
ナーカートリッジ20を示す。画像形成装置は、4つの
現像器ユニット4を有する。4つの現像器ユニット4
は、それぞれ4つのトナーカートリッジ20を装着す
る。現像器ユニット4は、感光体1の円周に設けられて
いるので、4つが感光体1の中心から放射状に配置され
る。従って、4つのトナーカートリッジ20も、これに
対応して装着される。このため、4つのトナーカートリ
ッジ20は、現像器ユニット4に装着されるときの傾き
の程度が異なる。
【0068】トナーカートリッジ20が、画像形成装置
に装着されたときの、上流側回転軸42からトナー排出
口24への経路の傾きが大きいほど、攪拌フィン44,
45,46の高さ、すなわち上流側回転軸42の半径方
向における長さが長い。傾きが小さく、トナーが第1の
トナー収容室90から第2のトナー収容室92方向へ流
れにくい場合には、攪拌フィン44,45,46を長く
することによって、トナーを第1のトナー収容室90か
ら第2のトナー収容室92に向けて搬送することができ
る。従って、図2に示す現像器4Y、4C、4M、4K
に装着されるトナーカートリッジ20が備える攪拌フィ
ン44,45,46は、これらの順に長い。このよう
に、トナーカートリッジ20が装着されたときの傾きの
程度に応じて攪拌フィンの傾きの程度をかえることがで
きる。従って、トナーカートリッジ20の傾きの程度に
よらず、4つのトナーカートリッジ20が単位時間あた
りに第1のトナー収容室90から第2のトナー収容室9
2へ搬送するトナー量をほぼ一定させることができる。
【0069】図9は、攪拌フィン44,45,46の第
1の変更例を示す。本図の攪拌フィン44,45,46
は、上流側回転軸42の円周方向に120度ずつ異なる
半径方向に延びる。本図の攪拌フィンの場合も、図6を
用いて説明した第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46と同様に、各攪拌フィンの両端からトナーがこ
ぼれ落ちるので、各攪拌フィンにトナーの過剰な荷重が
かかるのを避けることができる。従って、トナー撹拌軸
42の回動のトルクが増大するのを避けることができ
る。このように、第1、第2、第3攪拌フィン44,4
5,46のうち少なくとも第2の攪拌フィン45は、第
1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46と異なる方向
に延びていればよく、第1、第2、第3攪拌フィン4
4,45,46の取り付け位置の自由度は高い。
【0070】攪拌フィン44,45,46の第2の変更
例としては、本実施の形態においては、第1攪拌フィン
44、第2攪拌フィン45、及び第3攪拌フィン46の
3部で構成されていたが、攪拌フィンの枚数は、これに
限定されない。複数の攪拌フィンが、トナー撹拌軸42
の3半径方向にほぼ均等に配置されていればよい。たと
えば、4部で構成されてもよく、この場合、隣接する2
つの攪拌フィンが180度ずつ異なる半径方向に延びる
ようにトナー撹拌軸42に固定されるのが好ましい。こ
のように、複数の攪拌フィンがトナー撹拌軸42に固定
され、隣接する攪拌フィンが互いに異なる方向に延びて
いればよく、その自由度は高い。
【0071】図10は、トナー撹拌部材40の第1攪拌
フィン44を示す。第1攪拌フィン44は、切り込みに
よって第1攪拌片47及び第2攪拌片48に分割され
る。本図の第1攪拌フィン44は、1つの第1攪拌片4
7及び3つの第2攪拌片48に分割されている。第1攪
拌片47の高さ、すなわちトナー撹拌軸42における半
径方向の長さは、第2攪拌片48の高さよりも長い。従
って、第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、可撓性が
異なる。このように、第1攪拌フィン45を切り込むこ
とによって、同一の部材であっても、容易に可撓性を異
ならせることができる。従って、第1攪拌片47及び第
2攪拌片48は、トナー撹拌軸42とともに回動し、ト
ナーを搬送するときに、トナーに対して異なる作用を与
えることができる。
【0072】第1攪拌片47は、第1開口部47aを有
する。第2攪拌片48aは、第1開口部47aの内側に
設けられている。このため、同一の部材を切り抜いて、
第1攪拌片47及び第2攪拌片48を形成することがで
きる。従って、容易に第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8を製造することができる。また、第1攪拌片47は、
複数の第1固定部47bが先端部分で隣接する第1固定
部47bの先端部分と架橋された状態に設けられている
ので、1つの第1固定部47bが単独に固定されている
場合に比べて、耐久性を向上させることができる。
【0073】第2攪拌片48は、第2開口部48aを有
する。このため、第2攪拌片48に搬送されるトナーの
一部は、第2開口部48aを通過する。従って、第2攪
拌片48は過剰な量のトナーを搬送することがなく、ト
ナー撹拌軸42が回動するときのトルクが増大するのを
避けることができる。
【0074】第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、攪
拌時にトナーの一部が通過可能な幅の切り込みによって
分割される。すなわち、第1攪拌片47及び第2攪拌片
48は、互いの間に隙間を有する大きさに設けられる。
第1攪拌フィン45が回動するとき、第1攪拌片47と
第2攪拌片48の間を移動するトナーの一部は、この開
口を通過する。従って、第1攪拌片47及び第2攪拌片
48が、過剰な量のトナーを搬送し、トナー撹拌軸42
が回動するときのトルクが増大するのを避けることがで
きる。また、端部同士が接触し、摩擦によって端部が摩
耗するのを避けることができる。
【0075】第1攪拌片47がトナー撹拌軸42に固定
される第1固定部47bの幅d1は、第2攪拌片48の
第2固定部48bにおける幅d2よりも短い。同一の部
材である場合、フィンの幅、すなわちトナー撹拌軸42
の軸方向における長さが短いほど、フィンの可撓性が高
い。また、フィンの高さが低いほど、フィンの可撓性が
高い。従って、トナー撹拌軸42の軸方向に延びた領域
の長さ、及び幅をかえることによって、第1攪拌片47
及び第2攪拌片48の可撓性を変化させることができ
る。
【0076】図11は、トナー撹拌軸が回動するとき
の、第1攪拌フィン44を示す。第1攪拌片47及び第
2攪拌片48は、いずれもトナーの重みによってトナー
撹拌軸42の回動方向210に対して下流側に撓んだ状
態で、トナー撹拌軸42とともに回動する。第1攪拌片
51は、第2攪拌片52に比べて可撓性が高いので、よ
り撓んだ状態で回動する。従って、第1攪拌片47は、
第2攪拌片48よりも下流側を回動する。
【0077】第1攪拌フィン44がケース本体22の上
部に向けて移動するとき、第2攪拌片48によって搬送
されるトナーのうち、自重によって第2攪拌片48から
落下したトナーは、さらに第2攪拌片48よりも可撓性
の高い第1攪拌片47によって搬送される。また、第1
攪拌フィン44がケース本体22の底部に向けて移動す
るとき、第2攪拌片48によって搬送されるトナーのう
ち、第2攪拌片48の移動から送れたトナーは、さらに
第1攪拌片47によって搬送される。
【0078】比較的可撓性の低い第2攪拌片48は、ト
ナーを圧縮し、可撓性の高い第1攪拌片47は、トナー
を適度にほぐす。従って、第1攪拌片47及び第2攪拌
片48の異なる作用によって、トナーの圧密状態を適度
に保つことができる。第1攪拌片51に搬送されるトナ
ーの一部は、第2開口部45bを通過する。このよう
に、第1攪拌片51及び第2攪拌片52を用いることに
よって、第1のトナー収容室90に収容されたトナーを
適度にほぐすことができる。
【0079】図12は、第1攪拌フィン44の第1の変
更例を示す。本図の第1攪拌フィン45の第1攪拌片4
7及び第2攪拌片48は、トナー攪拌軸42の異なる半
径方向に延びる。すなわち、第1攪拌片47は、第2攪
拌片48に比べて回動方向210の下流側に位置するよ
う、トナー撹拌軸42に固定される。
【0080】図11で説明したように、第2攪拌片48
によって搬送されるトナーのうち、第2攪拌片48の移
動から送れたトナーは、続いて第1攪拌片47によって
搬送される。第2攪拌片48によって、トナーが圧縮さ
れ、第1攪拌片47が、圧密状態の高いトナーを搬送す
る場合でも、本図の第1攪拌片47及び第2攪拌片48
は離れて設けられているので、圧密されたトナーが第1
攪拌片47に達するまでに距離がある。このため、圧密
されたトナーは、トナーの流れによってほぐされる。従
って、第1攪拌片47に過度な荷重がかかるのを避け、
トナー撹拌軸42の回動におけるトルクを軽減すること
ができる。
【0081】本図の第1攪拌片47は、トナー撹拌軸4
2に近い部分がトナー撹拌軸42の軸方向200に沿っ
て曲げられている。このように、第1固定部47b付近
を曲げることによって第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8を異なる半径方向に向けて、トナー撹拌軸42に固定
することができる。このように、第1攪拌片47を曲げ
ることによって、第1攪拌片47及び第2攪拌片48を
異なる半径方向に向けることができる。従って、一体に
設けられた第1攪拌片47及び第2攪拌片48を異なる
半径方向に向けることができる。従って、部品点数を少
なくすることができる。このように、第1攪拌フィン4
4を作成する工程を簡素化することができ、コストを削
減することができる。
【0082】図13は、第1攪拌フィン44の第2の変
更例を示す。本例においては、上流側回転軸42の軸方
向200に並ぶ複数の攪拌フィン44が固定される。複
数の攪拌フィン44は、上流側回転軸42から同一の半
径方向に延びる。本図のトナー撹拌軸42は、3つの第
1攪拌フィン44a,44b,44cを固定する。この
ように、第1攪拌フィン44が3部に構成されているの
で、各第1攪拌フィン44は、独立に回動することがで
きる。また、本図の第1攪拌フィン44a,44b,4
4cは、第1攪拌フィン44を先端縁から半径方向に延
びる2つの切り込みによって分割して、形成される。2
つの切り込みは、それぞれ、3つの第2攪拌片48の間
に設けられ、第2攪拌フィン45がトナー撹拌軸42と
ともに回動するときに、トナーの一部が通過可能な幅に
設けられている。2つの切り込みによって分割された3
つの第1攪拌フィン45は、固定側が繋がった一体構造
に設けられている。このように、3つの第1攪拌片51
を一体に設けてあるので、第1攪拌フィン45の製造工
程を減らすことができる。
【0083】図14は、第1攪拌フィン44の第3の変
更例を示す。第1攪拌片47は、上流側回転軸42から
高さ方向の一辺に延びる切り込みによって第2攪拌片4
8と分割され、L字形を有する。このように、図5で説
明した切り込みとは異なる切り込みによって分割された
第1攪拌片47及び第2攪拌片48を有する。この場合
も、第1攪拌片47は、第2攪拌片48に比べて高さ方
向の長さが長く、可撓性が高い。従って、本図に示す第
1攪拌片47及び第2攪拌片48は、図5を用いて説明
した第1攪拌片47及び第2攪拌片48と同様に、トナ
ーを適度な圧密状態に維持することができる。
【0084】図15は、第1攪拌フィン44の第4の変
更例を示す。本図の第1攪拌フィン44は、2つの第2
攪拌片48を有する。第1攪拌片47及び第2攪拌片4
8は、第1攪拌フィン44のうち、トナー撹拌軸42の
軸方向に垂直な2つの辺から上流側回転軸42の異なる
2つの位置に向けて延びる2つの切り込みによって分割
される。第1攪拌片47は、この切り込みによってT字
形状に分割される。第1攪拌フィン44の残りの部分
は、切り込みによって2つの第2攪拌片48に分割され
る。この場合も、第1攪拌片47は、第2攪拌片48に
比べて高さ方向の長さが長く、可撓性が高い。従って、
本図に示す第1攪拌片47及び第2攪拌片48は、図5
の第1攪拌片47及び第2攪拌片48と同様に、トナー
を適度な圧密状態に維持することができる。
【0085】第1攪拌フィン44の第5の変更例として
は、本実施の形態においては第1、第2、第3攪拌フィ
ン44,45,46は、それぞれ第1攪拌片47及び第
2攪拌片48の2つの攪拌片を有したが、攪拌片の数
は、これらに限定されず、例えば、さらに第3攪拌片を
有してもよい。この場合の第2攪拌片48と第3攪拌片
の関係は、第1攪拌片47と第2攪拌片48の関係と同
様である。
【0086】第1攪拌フィン44の第4の変更例として
は、本実施の形態においては、第1開口部47a及び第
2開口部48aは、トナー撹拌軸42に到達する長さに
設けられていたが、第1開口部47a及び第2開口部4
8aの長さは、限定されない。例えば、第1開口部47
a及び第2開口部48aは、軸に到達せず、第1攪拌片
47の中央部分まで延びていてもよい。
【0087】第1攪拌フィン44の第5の変更例として
は、本実施の形態の第1攪拌フィン44は、トナー撹拌
軸42に対して略垂直及び略平行な切り込みによって、
第1攪拌片47及び第2攪拌片48に分割されていた
が、第1攪拌片47の高さが、第2攪拌片48の高さよ
りも高くなればよく、切り込みの形状には、限定されな
い。例えば、切り込みは、曲線であっても良く、トナー
撹拌軸42に対して斜めに設けられてもよい。
【0088】以上、第1攪拌フィン44の構成及び動作
について説明した。第2攪拌フィン45及び第3攪拌フ
ィン46の構成及び動作は、第1攪拌フィン44の構成
及び動作と同様なので説明は省略する。
【0089】トナー撹拌部材40の第1の変更例として
は、本実施の形態においては、第1、第2、第3攪拌フ
ィン44,45,46は、それぞれ3つの第2攪拌片4
8を有したが、第2攪拌片48の数は、これに限定され
ない。
【0090】トナー撹拌部材40の第2の変更例として
は、本実施の形態においては、第1、第2、第3攪拌フ
ィン44,45,46は、それぞれ図10から図15を
用いて説明した2部構成を有したが、例えば、第1攪拌
フィン44のみが2部構成に設けられていてもよく、第
1攪拌フィン44及び第3攪拌フィン46が2部構成に
設けられていてもよい。
【0091】図16は、第1のトナー収容室90に収容
されるトナー搬送部材60の円弧羽根64示す。円弧羽
根64は、第1のトナー収容室90に収容されるトナー
をトナー排出口24に向けて軸方向200及び軸方向2
00と反対の方向へ搬送する。図16(A)は、円弧羽
根64を下流側回転軸62の軸に垂直な方向から見た図
である。図16(B)は、図16(A)に示す円弧羽根
64を下流側回転軸62の軸に沿って90度回転し、図
16(A)と同方向から見た図である。
【0092】トナー搬送部材60は、下流側回転軸6
2、及び略半円型の略平面状に設けられた複数の円弧羽
根64を有する。複数の円弧羽根64は、下流側回転軸
62上に所定の間隔をおいて、下流側回転軸62から、
下流側回転軸62の半径方向に延びる。下流側回転軸6
2の軸方向200に見た場合に、隣接する第1及び第2
の円弧羽根64a,bは、前記トナー搬送軸に対して略
対称な位置に配置される。円弧羽根64は、複数の円弧
羽根64の円弧部分が描く曲線が下流側回転軸62を軸
とした螺旋に概ね一致するように、下流側回転軸62に
対して傾いて配置される。このときの、円弧羽根64の
取り付け位置、ピッチ、及び角度は同一でなくてもよ
い。
【0093】隣接する第1の円弧羽根64a及び第2の
円弧羽根64bは、互いに近接する側の端部を連結部6
6を介して接合する。このように、円弧羽根64の端部
は、それぞれ隣接する円弧羽根64の端部と連結部66
の接合点で固定されている。このように円弧羽根64
は、連結部66を有するので、トナーの圧力を受けた場
合でも、比較的圧力による影響を受けにくい。従って、
円弧羽根64の耐久性を高めることができる。
【0094】トナー搬送部材60は、さらに連結部66
及び下流側回転軸62を含む略平面上における第1及び
第2の円弧羽根64a,bの間に、トナーが通過可能な
羽根間開口部65を有する。円弧羽根64が下流側回転
軸62と供に回動した場合に、第1の円弧羽根64aに
よって搬送されるトナーの一部は、羽根間開口部65を
通過する。すなわち、トナーの一部は、第1の円弧羽根
64aから第2の円弧羽根64bに搬送されない。この
ように、一部のトナーは羽根間開口部65を通過するの
で、トナー排出口24に向けて過剰な量のトナーが搬送
されるのを避けることができる。従って、両端から搬送
されてトナー排出口24付近に位置するトナーの圧密状
態を一定に保つことができる。すなわち、過剰な量のト
ナーが搬送され、トナー排出口24付近で、トナーが過
度に圧縮されるのを防ぐことができる。さらに、トナー
が過度に圧縮されることがないので、下流側回転軸62
を回転駆動する余分なトルクが生じるのを防ぐことがで
きる。
【0095】トナー排出口24付近のトナーは、適度な
圧密状態に維持される。従って、トナー排出口24付近
においてトナーが過疎の状態になり、空気との接触面積
が増加し、水分子の影響を受けるのを避けることができ
る。このように、ケース本体22の内部に収容される量
に関わらず、トナー排出口24付近のトナーを一定量及
び一定の圧密状態に保つことができる。
【0096】トナー排出口24に搬送されるトナーの単
位時間あたりの搬送量は、下流側回転軸62に対する円
弧羽根64の傾きが狭くなると増加する。すなわち複数
の円弧羽根64が下流側回転軸62上に密に並べられ、
並列した複数の円弧羽根64の円弧部分が描く螺旋のピ
ッチが狭くなると増加する。トナー排出口24に搬送さ
れるトナーの単位時間あたりの搬送量は、予め定められ
ており、複数の円弧羽根64の下流側回転軸62上にお
ける間隔は、このトナーの搬送量に基づいて決定され
る。このように、円弧羽根64の下流側回転軸62に対
する傾きの程度を変化させることによって、トナーの搬
送量を調節することができる。
【0097】また、羽根間開口部65が大きくなると、
搬送量は増加する。羽根間開口部65の大きさは、予め
定められたトナー搬送量に基づいて決定される。さらに
円弧羽根64は、開口部66が所定の大きさになるよう
に、下流側回転軸62に対して傾いて配置される。この
ように、羽根間開口部65の大きさをかえることによっ
てトナーの搬送量を調節することができる。
【0098】図17は、円弧羽根64の第1の変更例を
示す。本図は、円弧羽根64の斜視図である。本図の円
弧羽根160は、120度の中心角230に対応する円
弧を有し、120度ずつずらして軸方向200に並べら
れている。図16の円弧羽根64は、半円型の平面状の
部材であって、180度ずつずらして軸方向200に並
べられていたが、これにかえて、円弧に対応する中心角
230が180度以下に設けられた円弧羽根160が軸
方向200方向に並べられている。複数の円弧羽根16
0の円弧部分が描く曲線は、略螺旋に概ね一致する。本
図に示す円弧羽根160は、図2から図16を用いて説
明した円弧羽根64と同様に、トナーをトナー排出口2
4に向けて搬送する場合に、トナー排出口24付近にお
いてトナーを適度な圧密状態に保つことができる。
【0099】隣接する円弧羽根160a,bの端部は連
結部66を介して接合しており、連結部66と下流側回
転軸62の間に羽根間開口部65を有する。円弧に対応
する中心角230の大きさを変更すると、下流側回転軸
62の軸方向における一定の距離に設けられる羽根間開
口部65の数が変化する。従って、円弧羽根の中心角の
大きさを調節することによって、適切な量のトナーをト
ナー排出口24に向けて搬送することができる。
【0100】図18は、円弧羽根64の第2の変更例を
示す。図18(A)は、円弧羽根64の他の形態を示す
斜視図である。図16の円弧羽根64は、半円型の平面
状に設けられていたが、これにかえて略楕円型の平面状
に設けられている。この場合、下流側回転軸62から掻
き出しフィン68の先端までの距離は、略楕円の長軸方
向、及び短軸方向で異なる。従って、掻き出しフィン6
8のうち短軸方向の円弧部分とケース本体22の内壁と
の間の空間180bは、掻き出しフィン68のうち長軸
方向の円弧部分とケース本体22の内壁との空間180
aよりも広い。
【0101】図18(B)は、軸方向200に見た隣り
合う第1の円弧羽根162a及び第2の円弧羽根162
bを示す。このように短軸方向の円弧部分とケース本体
22の内壁と間の第1の空間180aは、長軸方向の円
弧部分とケース本体22の内壁との間の第2の空間18
0bよりも広い。従って、第1の円弧羽根162aによ
ってトナーが搬送される場合、搬送されるトナーの一部
は、円弧羽根162bに搬送されず第1の空間180a
に残留する。このように、第1の円弧羽根162aによ
って搬送されるトナーの一部は、第1の円弧羽根162
aから第2の円弧羽根162bに搬送されないので、ト
ナー排出口24に過剰な量のトナーが搬送されるのを避
けることができる。
【0102】円弧羽根64の第3の変更例としては、本
実施の形態の円弧羽根64は、半円型の平面状に設けら
れていたが、円弧羽根64は、窪みを有してもよい。円
弧羽根64は、本図に示すように軸方向200と反対の
方向に略円錐状の窪みを有する。窪みの形状は、例え
ば、略円錐状でもよく、また例えば、谷型でもよい。こ
のように、円弧羽根は、搬送方向に窪みを有していれば
よく、窪みの形状は実施の形態に限定されない。
【0103】円弧羽根64の第4の変更例としては、本
実施の形態において図6を用いて120度の中心角に対
応する円弧を有する円弧羽根160について説明した
が、円弧羽根の円弧に対応する中心角の大きさは本実施
の形態に限定されない。円弧に対応する中心角の大きさ
に基づいた角度だけずらして、軸方向200に円弧羽根
160を並べればよい。すなわち、下流側回転軸62を
軸とした螺旋に概ね一致するように、下流側回転軸62
に対して傾けて配置すればよく、その設計の自由度は高
い。また、軸方向200に並べられる複数の円弧羽根1
60の円弧に対応する中心角の大きさは異なってもよ
い。
【0104】図19は、トナー搬送部材60のうち下流
側回転軸62に固定された掻き出しフィン68及びフィ
ン支持部80を示す斜視図である。トナー搬送部材60
は、複数の掻き出しフィン68a,bを備え、複数の掻
き出しフィン68a,bは、それぞれ下流側回転軸62
の異なる半径方向に接続される。すなわち、下流側回転
軸62には、2つの掻き出しフィン68a,bが互いに
180度異なる位置から下流側回転軸62の半径方向に
延びる。掻き出しフィン68a,bは、下流側回転軸6
2とともに回動し、トナー排出口24付近のトナーをト
ナー排出口24の外部に搬送する。このように複数の掻
き出しフィン68a,bを備えるので、一定の時間によ
り多くのトナーを排出することができる。
【0105】さらにフィン支持部80a,bには、それ
ぞれ掻き出しフィン68a,bが固定される。フィン支
持部80は、その一端を下流側回転軸62に固定し、下
流側回転軸62の半径方向に延びる。フィン支持部80
は、延びた先端部分に、下流側回転軸62に略平行なフ
ィン取付部84を有する。フィン取付部84は、可搬性
の掻き出しフィン68を固定する。
【0106】フィン支持部80は、下流側回転軸62か
らフィン取付部84の間の略平面の部分に、トナーが通
過可能な羽根間開口部65を有する。下流側回転軸62
が回動した場合、トナーは、この羽根間開口部65を通
過する。このため、フィン支持部80が下流側回転軸6
2の回動方向に搬送するトナーの量は少ない。従って、
過剰量のトナーを搬送するために、下流側回転軸62を
回動するトルクが増加するのを防ぐことができる。
【0107】掻き出しフィン68は、プレート状の可撓
性部材で形成される。掻き出しフィン68は、先端縁7
0側を切り欠いた少なくとも1つの切り欠き部71を有
するパルス状に設けられている。掻き出しフィン68
は、掻き出しフィン68にかかるトナーの荷重を分散す
る程度に撓むように設けられているのが好ましい。掻き
出しフィン68は、フィン取付部84に固定され、フィ
ン取付部84、フィン支持部80が延びる方向に対して
略垂直な方向に延びる。このように掻き出しフィン68
の平面は、回動方向に垂直な方向に面するので、下流側
回転軸62が回動した場合でも、掻き出しフィン68の
平面は、トナーの重さを比較的受けにくい。従って、掻
き出しフィン68の耐久性を向上させることができる。
【0108】掻き出しフィン68は、下流側回転軸62
と供に、軸方向200に見た左回りに回動する。フィン
支持部80は、掻き出しフィン68の先端縁70側がフ
ィン支持部65に対して回動方向210の下流側を向く
ように掻き出しフィン68を固定する。すなわち、フィ
ン支持部80は、フィン取付部84に掻き出しフィン6
8を固定する。このように、掻き出しフィン68の先端
縁70側が回動方向210の下流に位置するので、回動
するときにトナーの圧力を受けにくい。従って、掻き出
しフィン68の耐久性を向上させることができる。
【0109】攪拌フィン44,45,46は、上流側回
転軸42に直接固定されている。これに対し、掻き出し
フィン68は、フィン支持部80を介して取り付けられ
ている。このため、掻き出しフィン68は、攪拌フィン
44,45,46に比べて短く、可撓性が低い。従っ
て、第1のトナー収容室90に収容されるトナーは、攪
拌フィン44,45,46によって、適度にほぐされ、
第2のトナー収容室92のうちトナー排出口24付近に
収容されるトナーは、掻き出しフィン68によって、ト
ナー排出口24から排出される場合に適した圧密状態に
圧縮される。このように、第1、第2、第3攪拌フィン
44,45,46及び掻き出しフィン68の可撓性が異
なるので、トナーを適切な圧密状態に保つことができ
る。
【0110】図20は、掻き出しフィン68及びトナー
排出口24を模式的に示す。ケース本体22は、下流側
回転軸62の軸方向200に並んだ、軸方向200の幅
の異なる複数のトナー排出口24を有し、複数のトナー
排出口24に対応する複数の掻き出し片72a,b,
c,dを有する。本図は、掻き出しフィン68がトナー
排出口24に対応する位置にあるときの掻き出しフィン
68を示す。このように、掻き出し片72がトナー排出
口24から突出し、トナーをトナー排出口24の外部に
搬送する。掻き出しフィン62は、トナー排出口24に
対応する位置に、トナー排出口24の軸方向200の幅
と同一、またはそれより狭い幅の掻き出し片72を有す
る。このように、トナー排出口24とケース本体22と
の境界は、軸から先端縁70までの距離が長い、掻き出
し片72と切り欠き部71との境界73に対応する。従
って、掻き出し片72は、ケース本体22に当たること
なく、トナー排出口24から突出することができる。
【0111】このように、掻き出しフィン68は、トナ
ー排出口24の形状に合わせた形状に設けられているの
で、トナー排出口24と長端部72の間に隙間が生じな
い。従って、トナー排出口24付近にトナーが残留する
のを避けることができる。
【0112】掻き出し片72は、掻き出しフィン68が
トナー排出口24に対向する位置にある場合に、先端縁
70がトナー排出口24からトナーカートリッジ20の
外部に突出可能な長さに設けられている。これによっ
て、掻き出し片72は、トナーをトナーカートリッジ2
0の外部に誘導することができる。
【0113】掻き出し片72は、トナーをトナー排出口
24に搬送する。一方、切り欠き部71は、掻き出し片
72に比べて短く、可撓性が低いので、トナーを圧密す
る。このように、掻き出しフィン68は、トナーを適度
に圧密しながら、トナー排出口24から排出することが
できる。
【0114】また掻き出しフィン68が下流側回転軸6
2と共に回動するときに、長端部72は、ケース本体2
2の内壁に接する。従って、ケース本体22の内壁に付
着したトナーを掻き落とすことができる。
【0115】図21は、掻き出しフィン68がトナー排
出口24から突出するときの動作を示す。掻き出しフィ
ン68は、下流側回転軸62とともに回動方向210に
移動する。図21(A)は、掻き出しフィン68がトナ
ー排出口24から突出する直前の掻き出しフィン68を
示す。このとき、掻き出しフィン68は、フィン先端領
域70をケース本体22の内壁に接触させ、回動方向2
10の下流側に反らせた状態で移動する。このように、
内壁に接触した状態で移動するので、内壁に付着したト
ナーを掻き落とすことができる。
【0116】図21(B)は、掻き出しフィン68がト
ナー排出口24から突出したときの掻き出しフィン68
を示す。掻き出しフィン68は、フィン先端領域70を
図21(A)に示すように、ケース本体22に接触さ
せ、先端縁70側を撓ませた状態で移動する。掻き出し
フィン68が、トナー排出口24に対応する位置に達す
ると、掻き出し片72は、トナー排出口24から突出す
る。このとき、先端縁70側は撓んだ状態から元に戻
る。このとき先端縁70側の回動方向210への復元力
によって、トナーは、トナー排出口24から排出され
る。従って、トナー排出口24付近にトナーが残留する
のを避けることができる。
【0117】図22(A)は、下流側回転軸62の軸方
向200から見た掻き出しフィン68及びフィン支持部
80を示す。掻き出しフィン68及びフィン支持部80
は、掻き出しフィン68の先端縁70がケース本体22
の内壁に到達する長さに設けられている。図22(B)
の掻き出しフィン68の軸方向200に垂直な方向の長
さは、図22(A)の掻き出しフィン68に比べて長
い。このように、掻き出しフィン68及びフィン支持部
80の長さを任意に変更しても、フィン先端領域70が
ケース本体22の内壁に到達する長さを実現することが
できる。
【0118】可撓性の掻き出しフィン68の長さが変化
すると、掻き出しフィン68の撓みの程度が変化する。
従って、掻き出しフィン68及びフィン支持部80の長
さを変化させることによって、掻き出しフィン68の可
撓性の程度を変化させることができる。従って、設計時
に掻き出しフィン68を形成する部材の可撓性の程度に
よる限定を受けずに、掻き出しフィン68を選ぶことが
できる。
【0119】さらにトナー排出口24から排出されるト
ナーは、撓んだ状態の掻き出しフィン68が元に戻ると
きに掻き出しフィン68の復元力によって付勢される。
従って、掻き出しフィン68の可搬性の程度によって、
トナー排出口24から排出されるトナーの排出速度、及
び排出量を変化させることができる。
【0120】掻き出しフィン68及びフィン支持部80
の長さは、単位時間あたりにトナー排出口24から排出
されるトナーの排出量に基づいて決定される。排出量
は、予め定められており、この予め定められたトナーの
排出量に基づいて、掻き出しフィン68の下流側回転軸
62の略円周方向における長さ及びフィン支持部80の
トナー搬送軸の半径方向における長さが決定される。こ
のように、設計時に予め定められた排出量に基づいて掻
き出しフィン68及びフィン支持部80の長さを決定す
ることができる。
【0121】図23は、掻き出しフィン68の第1の変
更例を示す。本図は、掻き出しフィン68及びフィン支
持部80の斜視図である。本図の形態の掻き出しフィン
68は、先端縁70側が下流側回転軸62側に湾曲して
いる。このため、掻き出しフィン68が下流側回転軸6
2と供に回動するときに、先端縁70側は、先端縁70
側を湾曲させる力を受けにくい。従って、フィン先端領
域70の耐久性を向上させることができる。
【0122】図24は、掻き出しフィン68の第2の変
更例を示す。本図は、掻き出しフィン68及びフィン支
持部80の斜視図である。本図の掻き出しフィン68
は、先端縁70側が下流側回転軸62側と反対側に湾曲
している。掻き出しフィン68が下流側回転軸62と供
に回動するときに、先端縁70は、ケース本体22の内
壁に接触する。このとき、先端縁70側は、先端縁70
自体が湾曲する方向と逆向きの付勢力を受け、回動方向
210に湾曲する。さらに、掻き出しフィン68が、ト
ナー排出口24に対応する位置に達すると、先端縁70
側は、ケース本体22から受けていた付勢力から開放さ
れ、トナー排出口24からケース本体22の外部に突出
する。この付勢力によって、トナー排出口24付近のト
ナーをケース本体22の外部に搬送することができる。
従って、トナー排出口24付近にトナーが残留するのを
防ぐことができる。
【0123】図25は、掻き出しフィン68の第3の変
更例を示す。図25(A)は、切り欠き部71の下流側
回転軸62に略垂直な縁に沿った切り込み74を有する
掻き出しフィン68を示す。図25(B)は、切り欠き
部71の下流側回転軸62に略垂直な縁に沿った切り込
み74を有する掻き出しフィン68を示す。
【0124】図25(A)に示すように下流側回転軸6
2に略垂直に切り込み74を設けることによって、切り
欠き部71及び掻き出し片72はより撓みやすくなる。
従って、トナーの圧密の程度を適切に保つことができ
る。
【0125】掻き出しフィン68の切り欠き部71の先
端縁70は、ケース本体22の内壁に到達する長さに設
けられている。掻き出しフィン68は、先端縁70から
少なくともケース本体22の内壁に対応する位置まで切
り込まれている。このように、切り込み74が設けられ
ているので、切り欠き部71の先端縁70を長くするこ
とができる。
【0126】図25(B)に示すように下流側回転軸6
2に略平行な切り込みを設けることによって、切り欠き
部71は下流側回転軸62方向の幅が増すので、撓みに
くくなる。掻き出し片72は切り込みによって先端縁7
0が撓みやすくなる。従って、掻き出し片72の先端縁
70は、トナーを適度にほぐし、切り欠き部71は、ト
ナーを圧密することができる。
【0127】このように、掻き出しフィン68に切り込
み74を設けることによって、掻き出しフィン68の弾
性力を適度に保つことができる。従って、トナー排出口
24付近のトナーを適度な圧密状態に保つことができ
る。
【0128】掻き出しフィン68の第4の変更例として
は、本実施の形態の掻き出しフィン68は、トナー排出
口24に対応する軸方向200の幅に設けられた掻き出
し片72を有したが、掻き出しフィン68は、トナー排
出口24に対応する位置に切り欠き部71を有してもよ
い。すなわち、トナー排出口24に対応する領域に2つ
以上の掻き出し片72を有してもよい。また、本実施の
形態に掻き出しフィン68は、ケース本体22に対応す
る位置に、切り欠き部71を有したが、掻き出しフィン
68は、掻き出し片72を有してもよい。
【0129】図26は、トナーを搬送するときの第2攪
拌フィン45及び掻き出しフィン68を示す図である。
本図は、図4のD−D線に沿った断面図である。図26
(A)は、第1のトナー収容室90の底部に向かって移
動する第2攪拌フィン45を示す。第2攪拌フィン45
は、上流側回転軸42からケース本体22の内壁までの
長さよりも長く、ケース本体22に接触した状態で回動
する。第2攪拌フィン45は、第1のトナー収容室90
の底部のトナーを上部に向けて搬送する。図26(B)
は、突起部26を通過した後の第2攪拌フィン45を示
す。第2攪拌フィン45は、突起部26を通過した後、
先端がケース本体22の内壁から開放されて、撓みが元
に戻る。このとき、第2攪拌フィン45は、復元力によ
って、搬送していたトナーをはじく。これによって、ト
ナーを攪拌することができる。このように、第2攪拌フ
ィン45は、第2のトナー収容室92から第1のトナー
収容室90に搬送するときに、トナーをはじく。従っ
て、第2攪拌フィン45は、均一な圧密状態でトナーを
第2のトナー収容室92に搬送することができる。第2
攪拌フィン45は、図26(A)及び26(B)の動作
を繰り返す。
【0130】図26(C)は、突起部26に向かって移
動する掻き出しフィン68を示す。掻き出しフィン68
は、第2攪拌フィン45によって突起部26から第1の
トナー収容室90側に搬送されたトナーを第1のトナー
収容室90の底部に向けて搬送する。掻き出しフィン6
8は、さらにトナーをトナー排出口24まで搬送し、ト
ナー排出口24から排出する。
【0131】図26(D)は、トナー排出口24を通過
した後の掻き出しフィン68を示す。掻き出しフィン6
8は、再びケース本体22の内壁に掻き出しフィン68
の先端縁70を接触させた状態で回動する。このとき、
トナー排出口24から排出されなかったトナーを搬送す
る。図26(E)は、掻き出しフィン68の先端縁70
がケース本体22の内壁から離れたときの掻き出しフィ
ン68を示す。先端縁70がケース本体22の内壁から
離れるとき、先端縁70の撓みが元に戻る。このとき、
掻き出しフィン68は、復元力によって、搬送していた
トナーをはじく。これによってトナーを攪拌することが
できる。これによって、トナーを適度にほぐすことがで
きる。一度圧縮されてトナー排出口24付近に搬送され
たトナーのうち、トナー排出口24から排出されなかっ
たトナーは、このとき再びほぐされる。従って、トナー
排出口24に対応する位置のトナーが何回転もトナー排
出口24に向けて搬送され、過度に圧縮されるのを防ぐ
ことができる。掻き出しフィン68は、図26(c)か
ら図26(E)の動作を繰り返す。
【0132】以上の動作が繰り返されて、トナーは適度
な圧密状態でトナー排出口24から排出される。
【0133】なお、第1攪拌フィン44及び第3攪拌フ
ィン46が第1のトナー収容室90から第2のトナー収
容室92にトナーを搬送するときの動作は、図26
(A)及び図26(B)において説明した第2攪拌フィ
ン45の動作と同様である。また、第1攪拌フィン44
及び第3攪拌フィン46は、円弧羽根64に対応する位
置に設けられており、第1攪拌フィン44及び第3攪拌
フィン46は、第2のトナー収容室92の円弧羽根64
に対応する領域にトナーを搬送する。第1攪拌フィン4
4及び第3攪拌フィン46によって、第2のトナー収容
室92に搬送されたトナーは、円弧羽根64によってト
ナー排出口24の方向に搬送される。
【0134】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができる。その様な変更又は改良を
加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、
特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0135】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば排出するトナーを安定な圧密状態に保ち、トナー
の排出量をほぼ一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例に係るトナーカートリッジを示す図であ
る。
【図2】トナーカートリッジ20及びトナーカートリッ
ジが装着された画像形成装置の概略断面図である。
【図3】トナーカートリッジ20の断面図である。
【図4】トナーカートリッジ20の内側におけるトナー
の流れを模式的に示す図である。
【図5】トナー撹拌部材40を示す図である。
【図6】トナー撹拌部材40によって搬送されるトナー
を示す図である。
【図7】トナー撹拌部材40及びケース本体22を示す
図である。
【図8】現像器ユニット4に装着されたトナーカートリ
ッジ20を示す図である。
【図9】攪拌フィン44,45,46の第1の変更例を
示す図である。
【図10】第1攪拌フィン44を示す図である。
【図11】トナー撹拌軸42が回動するときの、第1攪
拌フィン44を示す図である。
【図12】第1攪拌フィン44の第1の変更例を示す図
である。
【図13】第1攪拌フィン44の第2の変更例を示す図
である。
【図14】第1攪拌フィン44の第3の変更例を示す図
である。
【図15】第1攪拌フィン44の第4の変更例を示す図
である。
【図16】円弧羽根64を示す図である。
【図17】円弧羽根64の第1の変更例を示す図であ
る。
【図18】円弧羽根64の第2の変更例を示す図であ
る。
【図19】掻き出しフィン68及びフィン支持部80を
示す斜視図である。
【図20】掻き出しフィン68及びトナー排出口24を
模式的に示す図である。
【図21】掻き出しフィン68がトナー排出口24から
突出するときの動作を示す図である。
【図22】軸方向200から見た掻き出しフィン68及
びフィン支持部80を示す図である。
【図23】掻き出しフィン68の第1の変更例を示す図
である。
【図24】掻き出しフィン68の第2の変更例を示す図
である。
【図25】掻き出しフィン68の第3の変更例を示す図
である。
【図26】トナーを搬送するときの第2攪拌フィン45
及び掻き出しフィン68の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 帯電ローラ 3 露光ユニット 4 現像器ユニット 5 中間転写装置 T1 一次転写部 T2 二次転写部 20 トナーカートリッジ 22 ケース本体 24 トナー排出口 26 突起部 28 軸受け部 33 トナー供給口 34 キャップ 36 駆動部 40 トナー撹拌部材 42 上流側回転軸 44 第1攪拌フィン 45 第2攪拌フィン 46 第3攪拌フィン 47 第1攪拌片 48 第2攪拌片 56,57 端部フィン 60 トナー搬送部材 62 下流側回転軸 64 円弧羽根 68 掻き出しフィン 90 第1のトナー収容室 92 第2のトナー収容室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 博昭 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 丸山 裕之 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA02 AA05 AA20 AB03 AB04 AB06 AB12 AB18 AC03 GA13

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真法を利用する画像形成装置用の
    トナーを収容するトナーカートリッジであって、 前記トナーを収容し、前記トナーを前記画像形成装置に
    向けて排出するトナー排出口を有するケース本体と、 前記ケース本体のうち前記トナー排出口の上流側に回動
    可能に支持される上流側回転軸と、 前記上流側回転軸から半径方向に延びる可撓性の攪拌フ
    ィンと、 前記ケース本体のうち前記上流側回転軸よりも下流側に
    回動可能に支持される下流側回転軸と、 前記下流側回転軸のうち、少なくとも前記トナー排出口
    に対応する位置から延びる可撓性の掻き出しフィンとを
    備え、前記攪拌フィン及び前記掻き出しフィンの可撓性
    が異なることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記掻き出しフィンは、前記攪拌フィン
    に比べて可撓性が低いことを特徴とする請求項1に記載
    のトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記掻き出しフィンは、先端縁を切り欠
    いた少なくとも1つの切り欠き部を有し、 前記トナー排出口と前記ケース本体との境界は、掻き出
    し片と前記切り欠き部との境界に対応することを特徴と
    する請求項1または2に記載のトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記掻き出しフィンは、前記トナー排出
    口に対応する形状の前記掻き出し片を有することを特徴
    とする請求項3に記載のトナーカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記ケース本体は、前記軸方向に並ん
    だ、前記軸方向における幅の異なる複数のトナー排出口
    を有し、 前記複数のトナー排出口に対応する形状の複数の掻き出
    し片を有することを特徴とする請求項3または4に記載
    のトナーカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記掻き出しフィンを支持する支持手段
    をさらに備え、前記フィン支持手段は、前記トナー搬送
    軸から前記トナー搬送軸に略垂直な方向に延びる支持足
    と、前記トナー搬送軸に略平行な方向に延びるフィン取
    付部とを有し、前記掻き出しフィンは、前記フィン取付
    部から、前記フィン支持脚が延びる方向に対して略垂直
    な方向に延びることを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載のトナーカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記フィン支持手段は、駆動時に前記ト
    ナーの一部が通過可能な開口部をさらに有することを特
    徴とする請求項6に記載のトナーカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記攪拌フィンは、前記上流側回転軸の
    異なる位置から、前記上流側回転軸の半径方向に延びる
    複数のフィン要素を有し、前記複数のフィン要素のうち
    少なくとも1つのフィン要素は、他のフィン要素と異な
    る半径方向に延びることを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載のトナーカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記複数のフィン要素のうち、第1のフ
    ィン要素、第2のフィン要素、及び第3のフィン要素
    は、前記上流側回転軸の軸方向にこれらの順に前記上流
    側回転軸に取り付けられ、少なくとも前記第2のフィン
    要素は、前記半径方向のうち前記第1のフィン要素と異
    なる方向、及び第3のフィン要素と異なる方向に延びる
    ことを特徴とする請求項8に記載のトナーカートリッ
    ジ。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第3のフィン要素は、同
    一の前記半径方向に延びることを特徴とする請求項9に
    記載のトナーカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第3のフィン要素は、前
    記第2のフィン要素と180度異なる半径方向に延びる
    ことを特徴とする請求項10に記載のトナーカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記攪拌フィンは、切り込みによって
    分割される第1及び第2の攪拌片を有し、前記第1の攪
    拌片の前記トナー攪拌軸における半径方向の長さは、前
    記第2の攪拌フィンの前記半径方向における長さよりも
    長いことを特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記
    載のトナーカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記第1の攪拌片は、第1の開口部を
    有することを特徴とする請求項12に記載のトナーカー
    トリッジ。
  14. 【請求項14】 前記第2の攪拌片は、前記第1の開口
    部内に設けられていることを特徴とする請求項13に記
    載のトナーカートリッジ。
  15. 【請求項15】 電子写真法を利用する画像形成装置用
    のトナーを収容するトナーカートリッジであって、 前記トナーを収容するケース本体と、 前記ケース本体に回動可能に保持される第1の回転軸
    と、 前記第1の回転軸から前記第1の回転軸の半径方向に延
    びる第1のフィンと、 前記ケース本体に回動可能に保持される第2の回転軸
    と、 前記第2の回転軸から前記第2の回転軸の半径方向に延
    びる第2のフィンとを備えることを特徴とするトナーカ
    ートリッジ。
  16. 【請求項16】 トナー容器内のトナーを攪拌する攪拌
    器であって、 前記トナー容器内に回動可能に保持される第1の回転軸
    と、 前記第1の回転軸から前記第1の回転軸の半径方向に延
    びる第1のフィンと、 前記トナー容器内に回動可能に保持される第2の回転軸
    と、 前記第2の回転軸から前記第2の回転軸の半径方向に延
    びる第2のフィンとを備えることを特徴とする攪拌器。
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