JP2002040345A - レーザ走査装置 - Google Patents

レーザ走査装置

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JP2002040345A
JP2002040345A JP2000225257A JP2000225257A JP2002040345A JP 2002040345 A JP2002040345 A JP 2002040345A JP 2000225257 A JP2000225257 A JP 2000225257A JP 2000225257 A JP2000225257 A JP 2000225257A JP 2002040345 A JP2002040345 A JP 2002040345A
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scanning direction
light
lens
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JP2000225257A
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English (en)
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Toshiro Mukai
俊郎 向井
Kenzo Okubo
憲造 大久保
Makoto Masuda
麻言 増田
Tetsuya Nishiguchi
哲也 西口
Hiranaga Yamamoto
平長 山本
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低出力のレーザ出射手段を使用でき、小型
で、安価なレーザ走査装置を提供する。 【解決手段】 ビーム出射手段1、回転多面鏡6、fθ
レンズ7とを備え、記録媒体10上に光ビームを走査す
るレーザ走査装置であり、ビーム出射手段1と回転多面
鏡6との間の光ビームの光路内に、主走査方向に凸状又
は凹状に湾曲した反射面を有し、該反射面で前記光ビー
ムを主走査方向に拡大又は収束して反射する反射部材で
ある折り曲げミラー5、5Aを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機や
プリンタ等の画像形成装置などに設けられるレーザ走査
装置に係り、特に、記録部材等の被走査体上を走査する
オーバーフィル型のレーザ走査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外周面に複数の反射面を備えた回
転多面鏡を用いて光ビームを走査するレーザ走査装置で
は、回転多面鏡より上流側(光ビームを出射する光源
側)の光学系として、回転多面鏡に向けて出射された光
ビームを回転多面鏡の1つの反射面の一部分のみに照射
するアンダーフィル型のレーザ走査装置が一般的に取り
入れられている。
【0003】一方、このようなアンダーフィル型のレー
ザ走査装置に対し、光ビームを回転多面鏡の各反射面の
走査方向の全面及び隣接する反射面の一部に照射するオ
ーバーフィル型のレーザ走査装置は、あまり一般的には
取り入れられていなかった。
【0004】これらの2つのレーザ走査装置を比較する
と、オーバーフィル型のレーザ走査装置では、アンダー
フィル型のレーザ走査装置に比較して、記録媒体上に一
定サイズのビームスポットを生じさせるのに必要な反射
面の大きさを非常に小さくできるので、同一直径の回転
多面鏡に、より多くの反射面を比較的低い回転速度で動
作させることが可能であり、よりパワーの小さいモータ
ーと駆動装置を回転多面鏡を回転させる駆動系として利
用することができる。
【0005】しかしながら、このような効果を有するオ
ーバーフィル型のレーザ走査装置では、光学系の透過効
率が低いことと、記録媒体上の光量分布が均一でないこ
と等のマイナス要因があるため、あまり一般的には取り
入れられていなかった。
【0006】しかし、特開平11−218702号公報
に記載された技術のように、オーバーフィル型のレーザ
走査装置の記録媒体上の光量分布の均一化をする方法と
して、光ビームの光路に開口板を配置して、記録媒体上
の光量が多くなる個所に対応した光ビームの光量を低下
するようにして、記録媒体上での光量分布の均一化をな
している。
【0007】また、特開平7−72414号公報に記載
された技術は、回転多面鏡へ至る入射ビームを負の凹表
面を有する円柱ミラーと正の凸表面を有する円柱ミラー
とで、光ビームを折り返しつつ、光ビームの走査方向に
直交する方向に関して光ビームを収束し、回転多面鏡の
反射面上に収束した光ビームを当てるようにすること
で、入射ビームの光路が長くなって、レーザ走査装置が
大型化するのを防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平11
−218702号公報に記載されたオーバーフィル型レ
ーザ走査装置は、レーザ出射手段(公報中の半導体レー
ザ12)から出射される光ビームのうちの記録媒体上で
光量が大となるところに対応したところを遮っているた
めに、レーザ出射手段から出射されて回転多面鏡に向か
う光の一部をカットしているので、光が有効に使用され
ていず、せっかくの光が無駄になっているといった問題
点がある。また、この技術では、回転多面鏡に当たる前
に光ビームをエクスバンドするのに、凹レンズを使用し
ているが、このようにすると、光ビームがレンズ中を通
過するに際して、レンズ面で反射されたり、レンズ内で
吸収されたりするために、その分光量が低下し、その分
出力の大きいレーザ出射手段が必要であるといった問題
点があった。
【0009】また、特開平7−72414号公報に記載
されたオーバーフィル型レーザ走査装置は、入射ビーム
の光路中に、円柱レンズの替わりに負の凹表面を有する
円柱ミラーと正の凸表面を有する円柱ミラーとを配置
し、これらの円柱ミラーで光ビームの走査方向に直交す
る方向に関して光ビームを収束し、回転多面鏡の反射面
上に収束した光ビームを当てるようにして、入射ビーム
の光路長を折り返してレーザ走査装置を小型化すると共
に円柱レンズの反射や吸収による光ビーム光量の低減を
達成しているものの、どのようにすればレンズの反射や
吸収による光ビームの低減を防止しつつレーザ走査装置
を小型化するかについては、一切述べられていない。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その第1の目的とするところは、回転
多面鏡に入射する光ビームのレンズによる反射や吸収を
低減し、光ビームの光量の低下を抑制することで、安価
で、より低出力のレーザ出射手段の使用を可能にすると
共に、レンズ等の高価な部品を使用することなく回転多
面鏡に入射する光ビームのエクスバンドを行うことで、
安価なレーザ走査装置を提供することにある。
【0011】また、本発明の第2の目的は、ビーム出射
手段から出射される光ビームをより有効に使用して、よ
り低出力のビーム出射手段を使用可能にしつつ、感光体
等の記録部材などのレーザの被走査体上の走査方向にお
ける光強度分布の不均一を改善することで、安価でかつ
信頼性の高いレーザ走査装置を提供することを目的とし
ている。さらに、本発明の第3の目的は、レーザ走査装
置を小型化しつつ、上記第1の目的又は上記第2の目的
を達成することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明の請求項1に記載のレーザ走査装置は、光ビーム
を出射するビーム出射手段と、複数の反射面を備え前記
光ビームを反射すると共に、前記反射面で反射された光
ビームが記録媒体上を走査するように回転される回転多
面鏡と、前記回転多面鏡と前記記録媒体との間の前記光
ビームの光路内に配置されると共に、前記回転多面鏡の
反射面で反射された光ビームが前記記録媒体上を等速に
走査可能にするfθレンズとを備えたレーザ走査装置に
おいて、前記ビーム出射手段と前記回転多面鏡との間の
前記光ビームの光路内に、主走査方向に凸状又は凹状に
湾曲した反射面を有し、該反射面で前記光ビームを主走
査方向に拡大又は収束して反射する反射部材を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】この構成によれば、主走査方向に凸状又は
凹状に湾曲した反射面を有する反射部材を設けることに
よって、記録媒体上の像面の光強度分布の不均一さを改
善でき、出力の小さいビーム出射手段を使用できる。ま
た、従来、光ビームを拡大するために設けられる凹レン
ズやビームエキスパンダーレンズ等のビーム拡大手段
や、ビーム出射手段から出射された光ビームを、コリメ
ーターレンズ、シリンドリカルレンズ通過後に、光ビー
ムを拡大するためのシリンドリカルレンズ等を設ける必
要がないため、レーザ走査装置を小型化できるととも
に、製造コスト削減することが可能となり、信頼性を高
めることができる。
【0014】請求項2に記載のレーザ走査装置は、光ビ
ームを出射するビーム出射手段と、前記光ビームを平行
ビームに変換するコリメーターレンズと、略中央部に主
走査方向に長い矩形の開口が設けられ該開口を前記光ビ
ームが通過する開口板と、副走査方向に対応する方向に
おいてのみ前記光ビームを収束させるシリンドリカルレ
ンズと、前記ビーム出射手段と回転多面鏡との間の前記
光ビームの光路に配置されると共に、主走査方向に凸状
又は凹状に湾曲した反射面を有し該反射面で前記光ビー
ムを主走査方向に拡大又は収束して反射する反射部材
と、複数の反射面を備え該反射面で反射された光ビーム
が記録媒体上を走査するように回転される前記回転多面
鏡と、前記回転多面鏡と記録媒体との間の前記光ビーム
の光路内に配置されると共に、前記回転多面鏡の反射面
で反射された光ビームが記録媒体上を等速に走査可能に
するfθレンズと、前記回転多面鏡の反射面で反射され
た光ビームを記録媒体に向けて反射すると共に副走査方
向に収束させ、前記回転多面鏡の面倒れ補正を行うシリ
ンドリカルミラーと、を設けたことを特徴とする。
【0015】この構成によれば、主走査方向に凸状又は
凹状に湾曲した反射面を有する反射部材を設けることに
よって、記録媒体上の像面の光強度分布の不均一さを改
善でき、出力の小さいビーム出射手段を使用できる。ま
た、従来、光ビームを拡大するために設けられる凹レン
ズやビームエキスパンダーレンズ等のビーム拡大手段
や、ビーム出射手段から出射された光ビームを、コリメ
ーターレンズ、シリンドリカルレンズ通過後に、光ビー
ムを拡大するためのシリンドリカルレンズ等を設ける必
要がないため、レーザ走査装置を小型化できるととも
に、製造コストを削減することが可能となる。また、開
口板により装置内の迷光を防止できる。
【0016】請求項3に記載のレーザ走査装置は、前記
した請求項1又は2記載のレーザ走査装置において、前
記ビーム出射手段から出射された光ビームを拡大する凹
レンズを、光ビームの光路にさらに備えることを特徴と
する。この構成によれば、ビーム出射手段と回転多面鏡
との間に凹レンズを設け、ビーム出射手段から出射され
た光ビームを拡大することができるので、ビーム出射手
段の総光量を有効に使用することができる。
【0017】請求項4に記載のレーザ走査装置は、前記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレーザ走査
装置において、前記fθレンズには、前記ビーム出射手
段から出射された光ビームが該fθレンズの出光側から
入射することを特徴とする。この構成によれば、ビーム
出射手段から出射された光ビームは、fθレンズの出光
側から入射して主走査方向に拡大され、その後回転多面
鏡の反射面で反射されて、再度fθレンズに入射する。
このため光ビームは主走査方向に、さらに拡大され、そ
の結果、記録媒体上の光強度分布の不均一さを、さらに
改善することができる。
【0018】請求項5に記載のレーザ走査装置は、請求
項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ走査装置にお
いて、前記反射部材は、短冊状の平面ミラーを夫々角度
を変えて主走査方向に並設し、凸状又は凹状に湾曲した
反射面を形成することを特徴とする。この構成によれ
ば、並設した短冊状の平面ミラーにより記録媒体上の光
強度分布を改善することができる。
【0019】請求項6に記載のレーザ走査装置は、請求
項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ走査装置にお
いて、前記反射部材は、「く」の字型の反射面を有する
ミラーを主走査方向に連接し、凸状又は凹状に湾曲した
反射面を形成することを特徴とする。この構成によれ
ば、「く」の字型の反射面を連接したミラーにより、記
録媒体上の光強度分布を改善することができる。
【0020】請求項7に記載のレーザ走査装置は、前記
した請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザ走査
装置において、前記反射部材は、主走査方向に凸状又は
凹状に湾曲すると共に、副走査方向に凹状に湾曲した反
射面を有することを特徴とする。この構成によれば、主
走査方向に凸状又は凹状に湾曲し、かつ主走査方向と直
交する方向に凹状に湾曲した反射面を有する反射部材を
設けたことによって、光ビームの走査方向に交わる方向
(副走査方向)の光ビームを収束させることができ、従
来、光ビームを拡大するために設けられる凹レンズやビ
ームエキスパンダーレンズ等のビーム拡大手段や、ビー
ム出射手段から出射された光ビームを、コリメーターレ
ンズ通過後に、光ビームを拡大するためのシリンドリカ
ルレンズ等を設ける必要がなく、レーザ走査装置を小型
化できると共に、製造コストを削減することが可能とな
り、信頼性を高めることができる。
【0021】請求項8に記載のレーザ走査装置は、請求
項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザ走査装置にお
いて、前記反射部材の反射面は、該反射部材の反射光が
前記回転多面鏡上で非ガウス分布光であり、前記記録媒
体上の光強度分布の不均一さに対応するように、主走査
方向に凸状に湾曲した反射面であることを特徴とする。
この構成によれば、反射部材の反射面を、非ガウス分析
光を使用し、光強度分布の不均一さに対応させたことに
よって、略均一な光強度分布を有する幅広ビームの形成
をミラーで行うことができ、ビーム出射手段の総光量を
有効に使用することができ、しかも、回転多面鏡によっ
て反射された光ビームの走査方向の光強度分布を均一に
することができ、像面の光強度分布の不均一さを改善す
ることができる。
【0022】請求項9に記載のレーザ走査装置は、請求
項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザ走査装置にお
いて、前記反射部材の反射面は、前記記録媒体上の主走
査方向の光強度分布が略均一となるように、主走査方向
に凹状に湾曲した反射面であることを特徴とする。この
構成によれば、反射部材の反射面を、記録媒体上の主走
査方向の光強度分布が略均一となるように、例えば曲率
半径を徐々に変化させた、主走査方向に凹状に湾曲した
反射面とすることにより、ビーム出射手段から出射され
る光ビームを有効に使用して、記録部材上の光ビームの
光強度分布を均一にすることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したレーザ走
査装置に関して、デジタル複写機やプリンタ等に配置さ
れた記録媒体である感光体等を走査する事例を例にとっ
て説明する。図1は、本発明を適用したデジタル複写機
の主要部断面を示している。図1を使用して、以下にデ
ジタル複写機の概略を説明する。
【0024】このデジタル複写機30の本体は、大きく
分けて原稿読み取り装置としてのスキャナ部31とレー
ザプリンタ部32とから構成されている。スキャナ部3
1は、透明のガラスからなる原稿台としてのコンタクト
ガラス35と、コンタクトガラス35上へ自動的に原稿
を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(以
下、「RADF:Reversing Automatic Document Feede
r」という)36と、コンタクトガラス35上に載置さ
れ、原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み
取りユニット、つまりスキャナユニット40とから構成
されている。なお、本実施の形態においては、RADF
36を備えた原稿読み取り装置となっているが、本発明
においては必ずしもこのRADF36は必要ではない。
【0025】上記スキャナ部31は、コンタクトガラス
35上の原稿の画像を光電変換素子(CCD:Charge C
oupled Device)素子44で読み取るものである。スキ
ャナ部31にて読み取られ電気信号に変換された原稿画
像は、画像データとして画像処理部(図示せず)へ送ら
れ、画像処理部で画像データに対してカラー補正、ガン
マ補正、輪郭強調等の所定の画像処理が施される。
【0026】上記RADF36は、図示しない原稿トレ
イ上に複数枚の原稿をセットしておき、これらセットさ
れた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット40のコ
ンタクトガラス35上へ給送する装置である。また、R
ADF36は、オペレータの選択に応じて原稿の片面又
は両面をスキャナユニット40に読み取らせるように、
片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経
路、搬送経路切り換え手段、各部を通過する原稿の状態
を把握し管理するセンサ群、及び制御部等から構成され
ている。なお、RADF36については、従来から多く
の技術が開示され、また多くのものが商品化されている
ので、これ以上の説明は省略する。
【0027】一方、上記スキャナ部31を構成するスキ
ャナユニット40は、原稿面を照射する走査手段として
のランプリフレクタアセンブリ41と、原稿からの反射
光像をCCD素子44に導くために、原稿からの反射光
を反射させる第1反射ミラー42aを搭載してなる第1
走査ユニット(走査ユニット)40aと、この第1反射
ミラー42aからの反射光像を感光受光手段としてのC
CD素子44に導くための第2反射ミラー42b及び第
3反射ミラー42cを搭載してなる第2走査ユニット4
0bと、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラー4
2a、42b、42cを介してCCD素子44上に結像
させるための光学レンズ43と、原稿からの反射光像を
電気的画像信号に変換する上記CCD素子44とから構
成される。
【0028】なお、スキャナ部31は、上記RADF3
6とスキャナユニット40との関連した動作により、コ
ンタクトガラス35上に読み取るべき原稿を順次載置さ
せながら、コンタクトガラス35の下面に沿ってスキャ
ナユニット40を走査移動させて原稿画像を読み取るよ
うに構成されている。特に、第1走査ユニット40a
は、コンタクトガラス35に沿って同図において左から
右、つまり副走査方向へと一定速度V(図示しない)で
走行される。また、第2走査ユニット40bは、第1走
査ユニット40aの速度Vに対してV/2(図示しな
い)の速度で同一の副走査方向に平行に走査制御され
る。これにより、コンタクトガラス35上に載置された
原稿の画像を1ライン毎に順次CCD素子44へと結像
させて画像を読み取ることができる。
【0029】スキャナユニット40にて読み取ることに
より得られた原稿画像の画像データは、図示しない画像
処理部へ送られ、各種処理が施された後、この画像処理
部のメモリに一旦記憶される。そして、出力指示に応じ
てメモリ内の画像を読み出して、レーザプリンタ部32
に転送して記録用紙上に画像形成される。上記のレーザ
プリンタ部32は、画像を形成させるための記録用紙の
搬送系、レーザ書き込みユニット46、及び画像を形成
するための電子写真プロセス部47を備えている。
【0030】レーザ書き込みユニット46には、図示し
ない半導体レーザ光源、ポリゴンミラー及びfθレンズ
等が内蔵されている。半導体レーザ光源は、前記スキャ
ナユニット40にて読み取った後のメモリから読み出し
た画像データ又は外部の装置から転送されてきた画像デ
ータに応じてレーザ光を出射する。このレーザ光は、ポ
リゴンミラーにて等角速度偏向され、さらに、fθレン
ズにて、電子写真プロセス部47を構成する感光体ドラ
ム48上を等速度で移動されるように補正される。上記
電子写真プロセス部47は、周知のものからなってお
り、感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写
器、剥離器、クリーニング器及び除電器等を備えてい
る。
【0031】一方、記録用紙の搬送系は、上述した画像
形成を行う電子写真プロセス部47の転写器が配置され
た転写位置へと記録用紙を搬送する搬送部と、この搬送
部へと記録用紙を送り込むためのカセット給紙装置5
1、52又は必要なサイズの記録用紙を適宜給紙するた
めの手差し給紙装置54と、転写後の記録用紙に形成さ
れた画像つまりトナー像を定着するための定着器49
と、定着後の記録用紙の裏面に再度画像を形成するため
に記録用紙を切換装置50により切換て再供給するため
の再供給経路53とを備えている。また、定着器49の
下流側には、画像が記録された記録用紙を受け取り、こ
の記録用紙に対して所定の処理を施す後処理装置34が
配置されている。
【0032】上記構成のレーザプリンタ部32では、画
像メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込
みユニット46によってレーザ光線を出射させることに
より感光体ドラム48の表面上に静電潜像として形成さ
れ、トナーにより可視像化されたトナー像は多段給紙ユ
ニットにおけるいずれかのカセット給紙装置51、52
又は手差し給紙装置54から搬送された用紙の面上に静
電転写され定着される。このようにして画像が形成され
た用紙は定着器49から後処理装置34内へと搬送され
る。
【0033】次いで、デジタル複写機30中に設けられ
たレーザ書き込みユニット46に対応するレーザ走査装
置の第1の実施例に関して、図2〜図5を用いて詳細に
説明する。
【0034】(実施例1)この実施例1のレーザ走査装
置は、ビーム出射手段から回転多面鏡までの光ビーム入
射系において、反射部材として主走査方向に凸状に湾曲
した反射面を形成した折り曲げミラーを設けることによ
り、該折り曲げミラーにより幅広ビームの形成を行うと
共に、幅広ビーム形成時に非ガウス分布光を形成するこ
とで、記録媒体上における像面の光強度分布の不均一さ
を改善するものである。
【0035】図2は、本発明のオーバーフィル型レーザ
走査装置の一例の斜視図を示し、図3は、図2における
光ビームの光軸を直線で表わした状態図で、(a)は平
面図、(b)は側面図である。図2及び図3に示すよう
に、レーザ走査装置中には、ビーム出射手段1、コリメ
ーターレンズ2、開口板3、シリンドリカルレンズ4、
反射部材である折り曲げミラー5、回転多面鏡6、fθ
レンズ7及びシリンドリカルミラー8といった光学部品
と被走査体である記録媒体10(より具体的には感光体
ドラム)とが、この順に、光路に沿って配置されてい
る。
【0036】このレーザ走査装置の概略を説明すると、
回転多面鏡6と、この回転多面鏡6に向かって光ビーム
を導く入射光学部品群(コリメーターレンズ2、開口板
3、シリンドリカルレンズ4及び折り曲げミラー5で構
成される)で構成される入射光学系と、回転多面鏡6に
より反射された光ビームを感光ドラム10に向かって導
く出射光学部品群(fθレンズ7及びシリンドリカルミ
ラー8で構成される)で構成される出射光学系とに分け
られる。また、これらの光学部品群とは別に、光ビーム
が記録媒体10上を走査する際のタイミングを決定する
ための検出用光学部品群(検出用折り曲げミラー11、
BDセンサ12)も配置されている。これらのビーム出
射手段1、光学部品及び記録媒体10の光ビームに対す
る構成及び機能、作用を以下に説明する。
【0037】[ビーム出射手段1]半導体レーザ等から
なるビーム出射手段1は、記録媒体10上での主走査方
向Xに対応する方向における拡がり角が、記録媒体10
上での主走査方向Xと直交する副走査方向に対応する方
向における拡がり角よりも大きい拡散光である発散光束
を出射し、図示しない変調手段により画像信号に応じて
オン、オフ制御されるように構成されている。
【0038】[コリメーターレンズ2]ビーム出射手段
1はコリメーターレンズ(凸レンズに相当)2の焦点距
離よりもコリメーターレンズ2寄りに配置されており、
ビーム出射手段1から拡散して出射した光ビームはコリ
メーターレンズ2によって、副走査方向に対応する方向
には略平行になり、主走査方向に対応する方向に緩く発
散する発散光とされた略平行ビームに変換されて、次の
開口板3へと導かれる。コリメーターレンズは、コリメ
ーターレンズを通過後の光ビームが、開口板3の開口の
主走査方向の幅より広い範囲にわたって、照射するよう
に作用する。
【0039】[開口板3]コリメーターレンズ2により
略平行ビームとされた光ビームは、開口板3の略中央部
に設けられた主走査方向に長い矩形の開口によって、回
転多面鏡近傍での主走査方向及び副走査方向に対応する
方向のビーム幅が制限される。これは、次に配置された
シリンドリカルレンズ4により回転多面鏡6で記録媒体
10上に向かって反射されない光ビームの使用されない
部分が多くならないようにビームの幅を低減して、装置
内の迷光を防止するためである。次に、開口板3を通過
した光ビームは、シリンドリカルレンズ4に入射する。
【0040】[シリンドリカルレンズ4]シリンドリカ
ルレンズ4を通過する光ビームは、シリンドリカルレン
ズにより副走査方向に対応する方向においてのみ回転多
面鏡6の反射面またはその近傍で収束され、主走査方向
と対応する方向に細長い線状の光ビームに成形される。
次に、シリンドリカルレンズ4を通過した光ビームは、
反射部材である折り曲げミラー5に入射する。
【0041】[折り曲げミラー5]反射部材である折り
曲げミラー5は、図2に示すように、主走査方向に凸状
に湾曲した反射面を有しており、光ビームを、主走査方
向に拡大させる作用を有している。すなわち、折り曲げ
ミラー5の反射面は、幅広ビームを形成するとともに、
幅広ビーム形成時に非ガウス分布の光ビームを形成する
曲面を有している。従来では、幅広ビームをもつ入射系
においては、像面の光強度分布(記録媒体上の主走査ラ
インの光量分布)の不均一さが大きく、特に記録媒体上
の主走査方向の端部域では、顕著に落ち込む傾向があ
り、その原因の一つとして、入射系のビームがガウス分
布強度を持っていることと、そのビームの一部分しか反
射光として利用しないことが挙げられる。このため幅広
ビームの形成を前記折り曲げミラー5で行ない、この幅
広ビームの形成時に非ガウス分布光を形成することで、
像面の光強度分布の不均一さを改善することができる。
なお、折り曲げミラー5の反射面は、非ガウス分布の光
ビームを形成する曲面の代わりに、ガウス分布のピーク
位置のシフトさせた光ビームを形成する曲面で構成して
もよい。
【0042】したがって、折り曲げミラー5の反射面の
曲面により、図4(a)及び5に示すように、光ビーム
がガウス分布(A−A断面)の場合に、折り曲げミラー
5に入射する入射ビームを、回転多面鏡6の反射面で記
録媒体10上に反射したとき、光強度が小となる部分に
対応した入射ビームの部分の光強度が大となり、反射面
で記録媒体10上に反射したとき、光強度が大となる部
分に対応した入射ビームの部分の光強度が小となる(B
−B断面)ように、折り曲げミラー5の反射面形状を形
成しておく。これにより、回転多面鏡6により反射され
記録媒体10上を走査する光ビームの主走査方向の光強
度分布の不均一さが、aからbに小さく改善される。
【0043】また、回転多面鏡6への入射ビームの光強
度分布のピーク位置を、記録媒体10上に反射したとき
に光強度が小となる位置に対応してシフトするように折
り曲げミラー5の反射面を形成してもよく、更に図4
(b)に示すように、C−C断面に示すエクスパンドさ
れたガウス分布cである光ビームの強度分布を、D−D
断面に示すような右側の強度が大となるような非ガウス
分布dとなるように光を振り分けてもよい。これによ
り、記録媒体10上を走査する光ビームの、主走査方向
の光強度分布の不均一さを改善できる。
【0044】さらに、図4(c)に示すように、幅狭の
短冊状の平面ミラーを夫々凸状に湾曲した反射面に沿わ
せて並設した折り曲げミラー5aでもよく、図4(d)
に示されるように「く」の字型の反射面を有するミラー
を凸状に湾曲した反射面に沿わせて連接した折り曲げミ
ラー5bを用いてもよい。
【0045】このため、従来のように、ビーム出射手段
1と回転多面鏡6との間の前記光ビームの光路内に配置
され、光ビームを回転多面鏡6の1つの反射面の走査方
向の幅より広い幅にわたって照射されるように拡大する
ためのビーム拡大レンズやビームエキスパンダーレンズ
等を設ける必要がない。
【0046】[回転多面鏡6]前記折り曲げミラー5に
より折り返された光ビームは、複数の反射面を備えた回
転多面鏡6の反射面に入射する。回転多面鏡6の反射面
に入射した光ビームは、副走査方向に対応する方向にお
いて、該反射面の表面近傍に収束する。この時、各反射
面の面幅は、収束光とされた光ビームの主走査方向の長
さよりも小さいため、該光ビームは、複数の反射面にま
たがる主走査方向に長い線像として結像する。この結像
された光ビームは反射面で反射され、fθレンズ7に入
射し、記録媒体10上で一つの走査ライン上を走査す
る。
【0047】[fθレンズ7]fθレンズ7は、第一の
レンズ7a及び第二のレンズ7bの2群2枚のレンズか
ら構成されている。該第一のレンズ7aは、回転多面鏡
6に近い側の面が主走査方向にのみパワーを有する凹状
の面であって、かつ他方の面が平面となるように成形さ
れている。また、前記第二のレンズ7bは、回転多面鏡
6に遠い側の面が主走査方向にのみパワーを有する凸状
の面であって、かつ他方の面が平面となるように成形さ
れている。このため回転多面鏡6の反射面で反射された
光ビームがfθレンズ7に入射すると、後述のシリンド
リカルミラー8と共に作用して主走査方向に収束されて
記録媒体10上にスポットを形成し、そのスポットが等
速に走査するようになっている。fθレンズ7を通過し
た光ビームは、シリンドリカルミラー8に向けて出射さ
れる。
【0048】[シリンドリカルミラー8]シリンドリカ
ルミラー8は、主走査方向は直線であり副走査方向に凹
面である曲面で形成され、副走査方向のみパワーを有
し、その長手方向が主走査方向に略一致し、反射された
光ビームが記録媒体10に至るように配置されている。
ここで、シリンドリカルミラー8は副走査方向にのみパ
ワーを有しているので、回転多面鏡6の面倒れに起因す
る副走査方向の位置ずれを補正し、更に回転多面鏡6で
反射された後に、副走査方向で拡散するビームを記録媒
体10上に収束する。
【0049】[記録媒体10]シリンドリカルミラー8
によって反射された光ビームは、光ビームに感光する感
光材料がその表面に塗布された細長い略円柱状の形状を
有した感光ドラムからなる記録媒体10の表面に照射さ
れる。該記録媒体10は、駆動手段等によって予め定め
られた一定の回転速度で回転しており、これに伴い、光
ビームは、fθレンズ7の作用によって記録媒体10の
表面を主走査方向に略等速度で主走査ライン単位に走査
され、そして、記録媒体10が、一定の回転速度で回転
しているため、記録媒体10の一定の回転速度での回転
と光ビームの走査方向への略等速度での移動によって、
記録媒体10の表面が走査されることになる。
【0050】前記のように構成されたレーザ走査装置に
よれば、ビーム出射手段1から出射された光ビームはコ
リメーターレンズ2により略平行ビームとされ、開口板
3の開口により不要な光は除去される。このため、装置
内の迷光を除去できる。開口板3を通過した光ビーム
は、シリンドリカルレンズ4により副走査方向のみ収束
され、光強度を高めることができる。その後、光ビーム
は折り曲げミラー5に入射し、記録媒体10上に到達し
たときに主走査方向の光強度分布が小さくなるように反
射されて回転多面鏡6に入射する。折り曲げミラー5で
反射偏向された光ビームは回転多面鏡6で走査され、f
θレンズ7に入射し、シリンドリカルミラー8により記
録媒体10上を走査する。このようにして、記録媒体1
0上の光強度分布の不均一さを改善できる。
【0051】なお、実施例1において、コリメーターレ
ンズ2、開口板3、シリンドリカルレンズ4の無い構成
によっても、前記した記録媒体10上の主走査ラインの
光強度分布を改善できることは勿論である。
【0052】(実施例2)次に、前記した第1の実施例
において、反射部材である折り曲げミラーが主走査方向
に凹状に湾曲した反射面を有する例を、図6〜8を参照
して詳細に説明する。なお、前記した実施例1と実質的
に同等の構成については、同じ符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0053】[折り曲げミラー5A]図6において、折り
曲げミラー5Aは、主走査方向に凹状に湾曲した反射面
が形成され、折り曲げミラー5Aにより反射され、その
後回転多面鏡6で反射された光ビームが記録媒体10上
を走査するとき、記録媒体10上の主走査ラインの光強
度分布が略均一となるように形成されている。すなわ
ち、折り曲げミラー5Aの反射面は、図8に示すよう
に、主走査方向の一端C側は曲率半径を小さくし、他方
端D側に向けて曲率半径を徐々に大きくしてある。この
ように構成することにより、回転多面鏡6及びfθレン
ズ7等の光学系を介して記録媒体10に到達する光ビー
ムの光強度分布を略均一にすることができる。このた
め、記録媒体10上の主走査ラインの光強度分布の不均
一さを改善できる。
【0054】折り曲げミラー5Aにより反射された光ビ
ームは、主走査方向は図7(a)で示すように凹状の反
射面で収束した後、交差して拡散し、副走査方向に対応
する方向においては、図7(b)で示すように回転多面
鏡6の反射面の近傍に収束して回転多面鏡6に入射す
る。このとき各反射面の面幅は、収束光とされた光ビー
ムの線幅よりも小さいため、光ビームは複数の反射面に
またがる主走査方向に長い線像として結像する。この結
像された光ビームは、回転多面鏡6の複数の反射面で反
射され、fθレンズ7に入射する。fθレンズ7を通過
した光ビームは、前記した実施例1と同様にシリンドリ
カルミラー8で反射され、記録媒体10の表面上に照射
され、画像走査が行なわれる。
【0055】実施例2においては、シリンドリカルミラ
ー8によって反射された光ビームは、光ビームに感光す
る感光材が表面に塗布された記録媒体10上に略均一な
光強度分布で照射される。記録媒体10は、予め定めら
れた一定の回転速度で回転しており、これに伴い、光ビ
ームはfθレンズ7の作用によって記録媒体10の表面
を主走査方向に等速度で主走査ライン単位に走査され、
記録媒体10の回転と光ビームの主走査方向の等速度の
移動によって、画像走査が行われる。このように、光ビ
ームは記録媒体10上に略均一な光強度分布で照射され
るので、像面の光強度分布の不均一さを改善することが
できる。
【0056】なお、折り曲げミラー5Aは、図8
(a)、(b)に示されるように曲率半径が徐々に変化
して凹状に湾曲する例の他に、(c)に示されるように
幅狭の短冊状の平面ミラーを夫々角度を変えて並設した
折り曲げミラー5Bでもよく、(d)に示されるように
「く」の字型の反射面を有するミラーを連接した折り曲
げミラー5C等が用いられる。
【0057】(実施例3)実施例3は、図9及び10に
示すように、ビーム出射手段1と回転多面鏡6との間に
凹レンズ15を設け、更に該凹レンズ15と回転多面鏡
6との間に、主走査方向に凸状に湾曲した反射面を形成
した折り曲げミラー5を設ける構成とする。したがっ
て、前記ビーム出射手段1から出射された光ビームは、
コリメーターレンズ2、開口板3を通過し、凹レンズ1
5に入射する。他の構成、機能については、前記した実
施例1と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0058】[凹レンズ15]凹レンズ15に入射した
光ビームは、後述する折り曲げミラー5の反射面と関連
して、回転多面鏡6の1つ以上の反射面を照射するよう
に、光ビームを拡大する。拡大された光ビームは、シリ
ンドリカルレンズ4を通過し、副走査方向に対応する方
向においてのみ回転多面鏡6の反射面またはその近傍で
収束されるように、折り曲げミラー5に入射する。
【0059】このように、凹レンズ15で拡大された光
ビームは、副走査方向はシリンドリカルレンズ4により
収束されるが、主走査方向は前記実施例1と比較して、
より大きく拡大され、折り曲げミラー5で反射されて回
転多面鏡6の反射面を、より広い範囲で照射する。この
ため、凹レンズ15との相乗効果で光ビームの回転多面
鏡6に対する収束に必要な距離を短くできると共に、記
録媒体10上の像面の光強度分布の不均一さを、より小
さくすることができる。
【0060】すなわち、折り曲げミラー5は、実施例1
と同様に主走査方向に凸状に湾曲した反射面を有し、主
走査方向は、その反射面によって幅広ビームを形成する
とともに、幅広ビーム形成時に非ガウス分布の光ビーム
を形成し、それによって、像面の光強度分布の不均一さ
を改善するものであるが、凹レンズ15との相乗効果で
光強度分布の不均一さを、より小さく改善できる。
【0061】換言すると、折り曲げミラー5の反射面の
曲面により、折り曲げミラー5に入射する入射ビーム
を、回転多面鏡6の反射面で記録媒体10上に反射した
とき、光強度が小となる部分に対応した入射ビームの部
分の光強度が大となり、反射面で記録媒体10上に反射
したとき、光強度が大となる部分に対応した入射ビーム
の部分の光強度が小となるように(図4(a)、図5の
B−B断面参照)、折り曲げミラー5の反射面形状を形
成しておく。これにより、回転多面鏡6により反射され
記録媒体10上を走査する光ビームの主走査方向の光強
度分布の不均一さが改善される。なお、折り曲げミラー
5は、図4(b)に示すように、分布cの光を分布dの
ように振り分けたものでもよい。次いで、折り曲げミラ
ー5で折り曲げられた光ビームは、回転多面鏡6、fθ
レンズ7、シリンドリカルミラー8で反射され、記録媒
体10の表面上に照射され、画像走査が行なわれる。
【0062】(実施例4)実施例4は、図11及び12
に示すように、実施例3の主走査方向に凸状に湾曲した
反射面を有する折り曲げミラー5の代わりに、主走査方
向に凹状に湾曲した反射面を有する折り曲げミラー5A
を用いた構成にしたものである。すなわち、ビーム出射
手段1から出射された光ビームは、コリメーターレンズ
2、開口板3を通過し、凹レンズ15に入射した後、折
り曲げミラー5Aに入射する。
【0063】そして、凹レンズ15で拡大された光ビー
ムは、前記実施例3と同様に、副走査方向はシリンドリ
カルレンズ4により収束されるが、主走査方向は前記実
施例1と比較して、より大きく拡大され、折り曲げミラ
ー5Aで反射されて回転多面鏡6の反射面を照射する。
このため、光ビームの回転多面鏡6に対する収束に必要
な距離を短くできると共に、記録媒体10上の像面の光
強度分布の不均一さを、小さく改善することができる。
【0064】(実施例5)実施例5においては、図13
及び図14に示すように、ビーム出射手段1と回転多面
鏡6との間の光ビームの光路内にfθレンズ7を設け、
折り曲げミラー16により反射された光ビームと回転多
面鏡6の反射面により反射された光ビームとの双方の光
ビームが同一のfθレンズ7を通過するように配置して
ある。すなわち、ビーム出射手段1から出射した光ビー
ムは、fθレンズ7の出光側から入射して回転多面鏡6
に入射し、回転多面鏡6で反射されて再度fθレンズ7
入射するように構成されている。他の構成については、
実施例1と実質的に同等なので詳細な説明は省略する。
【0065】[折り曲げミラー16]折り曲げミラー1
6は、図13に示すように、主走査方向に凸状に湾曲し
た反射面からなっている。そして、光ビームがfθレン
ズ7を最初に通過するとき僅かに拡大され、回転多面鏡
6に入射するときに、図14(a)に示されるように、
主走査方向において略平行ビームとなるように、その曲
率が設定されている。折り曲げミラー16に入射する入
射ビームを、前記した折り曲げミラー5と同様に、回転
多面鏡6の反射面で記録媒体10上に反射したとき、光
強度が小となる部分に対応した入射ビームの部分の光強
度が大となり、反射面で記録媒体10上に反射したと
き、光強度が大となる部分に対応した入射ビームの部分
の光強度が小となるように、折り曲げミラー16の反射
面形状を形成しておく。これにより、回転多面鏡6によ
り反射され記録媒体10上を走査する光ビームの主走査
方向の光強度分布の不均一さが小さく改善される。
【0066】光ビームは、折り曲げミラー16の主走査
方向に凸状に湾曲した反射面により、前記した実施例1
の図4(a)及び図5と同様に、幅広ビームを形成する
とともに、幅広ビーム形成時に非ガウス分布の光ビーム
を形成し、それによって、記録媒体10上の像面の光強
度分布の不均一さを改善できる。なお、回転多面鏡6へ
の入射ビームの光強度分布のピーク位置を、記録媒体1
0上に反射したときに光強度が小となる位置に対応して
シフトするように折り曲げミラー16の反射面を形成し
てもよく、図4(b)と同様に、記録媒体10上に反射
したときに光強度が小となる位置に対応してシフトする
ように折り曲げミラー16の反射面を形成してもよい。
この場合、C−C断面に示すガウス分布cである光ビー
ムの強度分布を、D−D断面に示すような右側の強度が
大となるような非ガウス分布dとなる。光ビームは折り
曲げミラー16で反射された後、fθレンズ7を通過し
て主走査方向に、さらに拡大され、その結果、記録媒体
10上の光強度分布の不均一さを、さらに改善すること
ができる。
【0067】ビーム出射手段1から出射された光ビーム
は、コリメーターレンズ2、開口板3、シリンドリカル
レンズ4を通過し、折り曲げミラー16に入射する。そ
して、折り曲げミラー16で折り曲げられた光ビーム
は、fθレンズ7を通過し、光ビームが回転多面鏡6の
反射面に斜め下方から入射する。さらに、該入射された
光ビームは、回転多面鏡6の反射面によって斜め上方に
反射されて、再度fθレンズ7に入射する。その後、光
ビームは、シリンドリカルミラー8で反射して、記録媒
体10の表面上に照射され、画像走査が行なわれる。
【0068】(実施例6)実施例6においては、図15
及び16に示すように、実施例5の折り曲げミラー16
の代わりに、主走査方向に凹状に湾曲する反射面を有す
る折り曲げミラー16Aを使用していることを特徴とす
る。他の構成については、実施例5と実質的に同等なの
で詳細な説明は省略する。
【0069】[折り曲げミラー16A]折り曲げミラー
16Aは、図15に示すように、主走査方向に凹状に湾
曲した反射面を有している。そして、その反射面の曲率
は、光ビームが主走査方向において交差し、fθレンズ
7を最初に通過するとき僅かに拡大され、回転多面鏡6
に入射するときに、図16(a)に示されるように、主
走査方向において略平行ビームとなるように設定される
と共に、その後回転多面鏡6で反射された光ビームが記
録媒体10上を走査するとき、記録媒体10上の主走査
ラインの光強度分布が略均一となるように形成されてい
る。
【0070】すなわち、折り曲げミラー16Aは主走査
方向に凹状に湾曲した反射面により、前記した実施例2
と同様に、折り曲げミラー16Aにより反射された光ビ
ームが記録媒体10上を走査するとき、記録媒体10上
の主走査方向の光強度分布が略均一となるように形成さ
れている。換言すると、折り曲げミラー16Aの反射面
は、図8に示すものと同様に、主走査方向の一端C側は
曲率半径を小さくし、他方端D側に向けて曲率半径を大
きくしてある。このように構成することにより、回転多
面鏡6及びfθレンズ7等の光学系を介して記録媒体1
0に到達する光ビームの光強度分布を略均一にすること
ができる。このため、記録媒体10上の主走査ラインの
光強度分布の不均一さを改善できる。
【0071】この例では、ビーム出射手段1から出射さ
れた光ビームは、コリメーターレンズ2、開口板3、シ
リンドリカルレンズ4を通過し、折り曲げミラー16A
に入射する。そして、折り曲げミラー16Aで折り曲げ
られた光ビームは、fθレンズ7をその出光側から通過
し、光ビームが回転多面鏡6の反射面に斜め下方から入
射する。さらに、該入射された光ビームは、回転多面鏡
6の反射面によって斜め上方に反射されて、再度fθレ
ンズ7に入射する。その後、光ビームは、シリンドリカ
ルミラー8で反射し、記録媒体10の表面上に照射さ
れ、画像走査が行なわれる。
【0072】光ビームはfθレンズ7の作用によって記
録媒体10の表面を主走査方向に等速度で主走査ライン
単位に走査され、記録媒体10の回転と光ビームの主走
査方向の等速度の移動によって、画像走査が行われる。
このように、光ビームは記録媒体10上に略均一な光強
度分布で照射されるので、像面の光強度分布の不均一さ
を改善することができる。
【0073】(実施例7)実施例7は、図17及び18
に示すように、実施例1の折り曲げミラー5の代わり
に、主走査方向に凸状に湾曲すると共に、主走査方向と
直交する方向(副走査方向)に凹状に湾曲した反射面を
有する折り曲げミラー17を用いることを特徴とする。
他の構成については、実施例1と実質的に同等なので詳
細な説明は省略する。
【0074】[折り曲げミラー17]折り曲げミラー1
7は、前記のように主走査方向に凸状に湾曲すると共に
副走査方向に凹状に湾曲しており、主走査方向は幅広ビ
ームの形成を行うと共に、幅広ビーム形成時に非ガウス
分布光を形成することで、像面の光強度分布の不均一さ
を改善でき、副走査方向は光ビームを収束させることが
できる。なお、折り曲げミラー17の反射面は、非ガウ
ス分布の光ビームを形成する曲面の代わりに、ガウス分
布のピーク位置のシフトさせた光ビームを形成する曲面
で構成してもよい。
【0075】このように構成された実施例7において
は、ビーム出射手段1から出射された光ビームは、コリ
メーターレンズ2、開口板3を通過し、折り曲げミラー
17に入射する。折り曲げミラー17で折り曲げられた
光ビームは、回転多面鏡6、fθレンズ7、シリンドリ
カルミラー8を通過し、記録媒体10の表面上に照射さ
れ、画像走査が行なわれる。
【0076】前記のように折り曲げミラー17を構成す
ることにより、主走査方向には、実施例1と同様に、そ
の反射面によって、幅広ビームを形成するとともに、幅
広ビーム形成時に非ガウス分布の光ビームを形成し、そ
れによって、像面の光強度分布の不均一さを改善するこ
とができる。すなわち、折り曲げミラー17の反射面の
曲面により、図4(a)及び5と同様に、光ビームがガ
ウス分布(A−A断面)の場合に、折り曲げミラー17
に入射する入射ビームを、回転多面鏡6の反射面で記録
媒体10上に反射したとき、光強度が小となる部分に対
応した入射ビームの部分の光強度が大となり、反射面で
記録媒体10上に反射したとき、光強度が大となる部分
に対応した入射ビームの部分の光強度が小となる(B−
B断面)ように、折り曲げミラー17の反射面形状を形
成しておく。これにより、回転多面鏡6により反射され
記録媒体10上を走査する光ビームの主走査方向の光強
度分布の不均一さが、小さく改善される。
【0077】また、回転多面鏡6への入射ビームの光強
度分布のピーク位置を、記録媒体10上に反射したとき
に光強度が小となる位置に対応してシフトするように折
り曲げミラー17の反射面を形成してもよく、更に図4
(b)と同様に、C−C断面に示すガウス分布cである
光ビームの強度分布を、D−D断面に示すような右側の
強度が大となるような非ガウス分布dとなるように光を
振り分けてもよい。これにより、記録媒体10上を走査
する光ビームの、主走査方向の光強度分布の不均一さを
改善できる。
【0078】また、副走査方向の光束を絞り込むことが
出来るので、光ビームを拡大するために設けられる凹レ
ンズやビームエキスパンダーレンズ等のビーム拡大手段
や、ビーム出射手段から出射された光ビームを、コリメ
ーターレンズ通過後に、光ビームを拡大するためのシリ
ンドリカルレンズを不要とすることができ、構成が簡単
となり、コストダウンを達成できる。
【0079】(実施例8)実施例8においては、図19
及び20に示すように、実施例7の折り曲げミラー17
の代わりに、主走査方向に凹状に湾曲すると共に、主走
査方向と直交する方向(副走査方向)に凹状に湾曲した
反射面を有する折り曲げミラー17Aを用いることを特
徴とする。他の構成については、実施例7と実質的に同
等なので詳細な説明は省略する。
【0080】[折り曲げミラー17A]折り曲げミラー
17Aは、前記のように主走査方向に凹状に湾曲すると
共に副走査方向に凹状に湾曲しており、主走査方向は折
り曲げミラー17Aにより反射された光ビームが記録媒
体10上を走査するとき、記録媒体10上の主走査方向
の光強度分布が略均一となるように形成され、像面の光
強度分布の不均一さを改善でき、副走査方向は光ビーム
を収束させることができる。
【0081】すなわち、折り曲げミラー17Aの反射面
は、図8と同様に、主走査方向の一端C側は曲率半径を
小さくし、他方端D側に向けて曲率半径を徐々に大きく
してある。このように構成することにより、回転多面鏡
6及びfθレンズ7等の光学系を介して記録媒体10に
到達する光ビームの光強度分布を略均一にすることがで
きる。
【0082】折り曲げミラー17Aで折り曲げられた光
ビームは、回転多面鏡6、fθレンズ7、シリンドリカ
ルミラー8を通過し、記録媒体10の表面上に照射さ
れ、画像走査が行なわれる。このように折り曲げミラー
17Aを構成することにより、回転多面鏡6及びfθレ
ンズ7等の光学系を介して記録媒体10に到達する光ビ
ームの光強度分布を略均一にすることができる。
【0083】また、副走査方向の光束を絞り込むことが
出来るので、光ビームを拡大するために設けられる凹レ
ンズやビームエキスパンダーレンズ等のビーム拡大手段
や、ビーム出射手段から出射された光ビームを、コリメ
ーターレンズ通過後に、光ビームを拡大するためのシリ
ンドリカルレンズを不要とすることができる。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明のレーザ走査装置は、光ビームの光路内に、主走査方
向に凸状又は凹状に湾曲した反射面を有し、該反射面で
前記光ビームを主走査方向に拡大又は収束して反射する
反射部材を設けたので、記録媒体10上の像面の光強度
分布の不均一さを改善できる。このため、低出力のレー
ザ出射手段を使用でき、レーザ走査装置を小型化できる
と共に製造コストを削減することができる。
【0085】また、光ビームを拡大する凹レンズによ
り、ビーム出射手段の総光量を有効に使用することがで
きると共に、さらに像面の光強度分布の不均一さを改善
できる。さらに、反射部材を、主走査方向に凸状又は凹
状に湾曲すると共に、副走査方向に凹状に湾曲した反射
面を有する構成とすることにより、ビーム拡大手段やシ
リンドリカルレンズを不要とすることができ、構成を簡
単にできると共に、コストダウンを達成でき、信頼性を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデジタル複写機の主要構成を
示す断面図。
【図2】本発明に係るレーザ走査装置の第1の実施例で
凸状の折り曲げミラーを使用した概略構成を示す斜視
図。
【図3】図2における光ビームの光軸を直線で表した状
態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図4】(a)は光ビームが凸状の折り曲げミラーで反
射されるときの説明図、(b)は(a)の他の説明図、
(c)は折り曲げミラーの他の例を示す概略図、(d)
は折り曲げミラーのさらに他の例を示す概略図。
【図5】上部は図4のA−A線に沿うビーム強度の分布
図、下部は図4のB−B線に沿うビーム強度の分布図。
【図6】本発明に係るレーザ走査装置の第2の実施例で
凹状の折り曲げミラーを使用した概略構成を示す斜視
図。
【図7】図6における光ビームの光軸を直線で表した状
態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図8】(a)は光ビームが凹状の折り曲げミラーで反
射されるときの説明図、(b)は(a)の折り曲げミラ
ーの概略図、(c)、(d)はそれぞれ折り曲げミラー
の他の例を示す概略図。
【図9】本発明に係るレーザ走査装置の第3の実施例の
概略構成を示す斜視図。
【図10】図9における光ビームの光軸を直線で表した
状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図11】本発明に係るレーザ走査装置の第4の実施例
の概略構成を示す斜視図。
【図12】図11における光ビームの光軸を直線で表し
た状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図13】本発明に係るレーザ走査装置の第5の実施例
の概略構成を示す斜視図。
【図14】図13における光ビームの光軸を直線で表し
た状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図15】本発明に係るレーザ走査装置の第6の実施例
の概略構成を示す斜視図。
【図16】図15における光ビームの光軸を直線で表し
た状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図17】本発明に係るレーザ走査装置の第7の実施例
の概略構成を示す斜視図。
【図18】図17における光ビームの光軸を直線で表し
た状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【図19】本発明に係るレーザ走査装置の第8の実施例
の概略構成を示す斜視図。
【図20】図19における光ビームの光軸を直線で表し
た状態を示し、(a)は平面図、(b)は側面図。
【符号の説明】
1 ビーム出射手段 2 コリメーターレンズ 3 開口板 4 シリンドリカルレンズ 5、5a、5b、5A、5B、5C 折り曲げミラー 6 回転多面鏡 7 fθレンズ 8 シリンドリカルミラー 10 感光体ドラム(記録媒体) 15 凹レンズ 16、16A、17、17A 折り曲げミラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 麻言 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 西口 哲也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 平長 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C362 AA43 BA83 BA84 BA87 BB02 BB22 DA06 DA08 2H045 AA01 CB24 CB35

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを出射するビーム出射手段と、 複数の反射面を備え前記光ビームを反射すると共に、前
    記反射面で反射された光ビームが記録媒体上を走査する
    ように回転される回転多面鏡と、 前記回転多面鏡と前記記録媒体との間の前記光ビームの
    光路内に配置されると共に、前記回転多面鏡の反射面で
    反射された光ビームが前記記録媒体上を等速に走査可能
    にするfθレンズとを備えたレーザ走査装置において、 前記ビーム出射手段と前記回転多面鏡との間の前記光ビ
    ームの光路内に、主走査方向に凸状又は凹状に湾曲した
    反射面を有し、該反射面で前記光ビームを主走査方向に
    拡大又は収束して反射する反射部材を設けたことを特徴
    とするレーザ走査装置。
  2. 【請求項2】 光ビームを出射するビーム出射手段と、 前記光ビームを平行ビームに変換するコリメーターレン
    ズと、 略中央部に主走査方向に長い矩形の開口が設けられ、該
    開口を前記光ビームが通過する開口板と、 副走査方向に対応する方向においてのみ前記光ビームを
    収束させるシリンドリカルレンズと、 前記ビーム出射手段と回転多面鏡との間の前記光ビーム
    の光路に配置されると共に、主走査方向に凸状又は凹状
    に湾曲した反射面を有し、該反射面で前記光ビームを主
    走査方向に拡大又は収束して反射する反射部材と、 複数の反射面を備え、該反射面で反射された光ビームが
    記録媒体上を走査するように回転される前記回転多面鏡
    と、 前記回転多面鏡と前記記録媒体との間の前記光ビームの
    光路内に配置されると共に、前記回転多面鏡の反射面で
    反射された光ビームが前記記録媒体上を等速に走査可能
    にするfθレンズと、 前記回転多面鏡の反射面で反射された光ビームを前記記
    録媒体に向けて反射すると共に副走査方向に収束させ、
    前記回転多面鏡の面倒れ補正を行うシリンドリカルミラ
    ーと、を設けたことを特徴とするレーザ走査装置。
  3. 【請求項3】 前記ビーム出射手段から出射された光ビ
    ームを拡大する凹レンズを、光ビームの光路にさらに備
    えることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザ走査
    装置。
  4. 【請求項4】 前記fθレンズには、前記ビーム出射手
    段から出射された光ビームが該fθレンズの出光側から
    入射することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1
    項に記載のレーザ走査装置。
  5. 【請求項5】 前記反射部材は、短冊状の平面ミラーを
    夫々角度を変えて主走査方向に並設し、凸状又は凹状に
    湾曲した反射面を形成することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載のレーザ走査装置。
  6. 【請求項6】 前記反射部材は、「く」の字型の反射面
    を有するミラーを主走査方向に連接し、凸状又は凹状に
    湾曲した反射面を形成することを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載のレーザ走査装置。
  7. 【請求項7】 前記反射部材は、主走査方向に凸状又は
    凹状に湾曲すると共に、副走査方向に凹状に湾曲した反
    射面を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    か1項に記載のレーザ走査装置。
  8. 【請求項8】 前記反射部材の反射面は、該反射部材の
    反射光が前記回転多面鏡上で非ガウス分布光であり、前
    記記録媒体上の光強度分布の不均一さに対応するよう
    に、主走査方向に凸状に湾曲した反射面であることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザ
    走査装置。
  9. 【請求項9】 前記反射部材の反射面は、前記記録媒体
    上の主走査方向の光強度分布が略均一となるように、主
    走査方向に凹状に湾曲した反射面であることを特徴とす
    る請求項1乃至7のいずれか1項に記載のレーザ走査装
    置。
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