JP2002040055A - 消費電力量表示装置、及び、消費電力量表示システム - Google Patents

消費電力量表示装置、及び、消費電力量表示システム

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JP2002040055A
JP2002040055A JP2000226543A JP2000226543A JP2002040055A JP 2002040055 A JP2002040055 A JP 2002040055A JP 2000226543 A JP2000226543 A JP 2000226543A JP 2000226543 A JP2000226543 A JP 2000226543A JP 2002040055 A JP2002040055 A JP 2002040055A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭内に設置された各電気機器による電力消
費の状況を、居住者が明確に知ることができるようにす
る。 【解決手段】 電力会社2が有する電力会社側装置21
と、電力会社2から送電線3を介して電力供給を受ける
家屋4に設置され、電力会社側装置21と基地局10を
介して無線信号を送受信可能なメーター装置40と、家
屋4内に設置されたエアコン5及びテレビ受像器6とを
含んでなる消費電力量表示システム1であって、家屋4
内に設置された各電気機器に係る電気料金を、電力会社
2から家屋4へ請求される電力料金をもとに算出して、
テレビ受像器6の画面上に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気機器にお
ける消費電力量を監視する消費電力量表示装置、及び、
消費電力量表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増加や環境問題への配
慮から、エネルギー消費の節約が求められている。特
に、消費電力量の節約は比較的容易なため、例えば、家
庭内に設置された各家庭電器の消費電力の中で無駄に消
費されている分を探して、節約に努める等の努力がなさ
れてきた。
【0003】例えば、特開平9−84146号公報に
は、家庭内の各コンセントに通信機能を有するターミナ
ルを設置し、これらのターミナルによって各家庭電器の
消費電力量を検出し、各ターミナルにおける検出量を集
計することによって消費電力量を算出するシステムが提
案されている。
【0004】しかしながら、このシステムでは、分岐可
能なテーブルタップ等を利用して、1つのコンセントに
対して複数の家庭電器が接続された場合、各家庭電器の
消費電力量を確実に検出することは困難であった。
【0005】また、特開平11−313441号公報に
は、外部に設置された指令所からの指令に応じて家庭内
の電気機器を制御する家庭内電力DSMシステムが開示
されている。
【0006】しかしながら、このシステムにおいては、
各家庭に対する供給電力量を分電盤において集中的に検
出するため、家庭内における各家庭電器の消費電力量を
個々に把握することができなかった。また、外部からの
制御によって各家庭電器の稼働状態を制御するため、居
住者が、無駄な消費電力を意識して節約するという省エ
ネルギー意識の向上が図れないものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来
は、居住者自身が、家庭内における各種機器の消費電力
量や個々の電気機器に係る電気料金を知ることは困難で
あった。
【0008】本発明の課題は、家庭内に設置された各電
気機器の消費電力を、居住者が明確に知ることができる
ようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する
図面参照符号等である。
【0010】請求項1記載の発明の消費電力量表示装置
は、電力消費側に設置された複数の電気機器における消
費電力を求める消費電力量検知手段(例えば、図4に示
す処理を行う制御部401)と、前記電力消費側へ請求
される電気料金に関する情報を取得する料金情報取得手
段(例えば、図4に示す処理を行う制御部401)と、
この料金情報取得手段により取得された電気料金に関す
る情報と前記消費電力量検知手段により検知された複数
の電気機器における消費電力とをもとに、各電気機器に
係る電気料金を算出する個別電気料金算出手段(例え
ば、図4に示す処理を行う制御部401)と、この個別
電気料金算出手段により算出された各電気機器に係る電
気料金を表示する表示手段(例えば、図2に示すテレビ
受像器6)と、を備えることを特徴とする。
【0011】請求項1記載の発明によれば、消費電力量
検知手段によって電力消費側に設置された複数の電気機
器における消費電力を求め、電力消費側へ請求される電
気料金に関する情報を料金情報取得手段によって取得
し、料金情報取得手段により取得された電気料金に関す
る情報と消費電力量検知手段により検知された複数の電
気機器における消費電力とをもとに、個別電気料金算出
手段によって各電気機器に係る電気料金を算出し、個別
電気料金算出手段により算出された各電気機器に係る電
気料金を表示手段によって表示するので、利用者に対
し、複数の電気機器に係る電気料金の状況を、正確に、
かつ視覚的に明示することができる。これにより、利用
者は、従来のような概算ではなく、現実に課金される電
気料金に基づいた表示によって、各電気機器の消費電力
の状態を正確に知ることができる。
【0012】請求項2記載の発明は、電力消費側に設置
された複数の電気機器に接続される消費電力監視装置
(例えば、図1に示すメーター装置40及びテレビ受像
器6)と、この消費電力監視装置へ、前記電力消費側に
対して請求される電力料金に関する情報を送信する料金
情報送信装置(例えば、図1に示す電力会社側装置2
1)とを備えてなる消費電力量表示システム(1)であ
って、前記消費電力監視装置は、前記複数の電気機器に
おける消費電力を求める消費電力量検知手段(例えば、
図4に示す処理を行う制御部401)と、この消費電力
量検知手段により検知された複数の電気機器における消
費電力と、前記料金情報送信装置により送信された電気
料金に関する情報とをもとに、各電気機器に係る電気料
金を算出する個別電気料金算出手段(例えば、図4に示
す処理を行う制御部401)と、この個別電気料金算出
手段により算出された各電気機器に係る電気料金を表示
する表示手段(例えば、図2に示すテレビ受像器6)と
を備えることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、電力消費側
に設置された複数の電気機器に接続される消費電力監視
装置と、この消費電力監視装置へ電力消費側に対して請
求される電力料金に関する情報を送信する料金情報送信
装置とを備えてなる消費電力量表示システムであって、
消費電力監視装置は、複数の電気機器における消費電力
を消費電力量検知手段によって求め、消費電力量検知手
段により検知された複数の電気機器における消費電力
と、料金情報送信装置により送信された電気料金に関す
る情報とをもとに、各電気機器に係る電気料金を個別電
気料金算出手段によって算出し、個別電気料金算出手段
により算出された各電気機器に係る電気料金を表示手段
によって表示するので、利用者に対して、複数の電気機
器に係る電気料金の状況を正確に、かつ視覚的に明示す
ることができる。これにより、利用者は、従来のような
概算ではなく、現実に課金される電気料金に基づいた表
示によって各電気機器の消費電力の状態を知ることがで
きる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の消
費電力量表示システムにおいて、前記消費電力量検知手
段は、前記複数の電気機器の動作状態と各動作状態にお
ける消費電力とを示す情報を記憶する動作情報記憶手段
(例えば、図3に示す機器情報エリア402a)と、前
記複数の電気機器について動作状態の履歴を記憶する動
作履歴記憶手段(例えば、図3に示す動作履歴エリア4
02b)と、前記動作情報記憶手段に記憶された情報と
前記動作履歴記憶手段に記憶された動作状態の履歴とを
もとに前記複数の電気機器における消費電力量を求める
消費電力量算出手段(例えば、図2に示す制御部40
1)とを備えてなることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明によれば、消費電力量
検知手段は、複数の電気機器の動作状態と各動作状態に
おける消費電力とを示す情報を動作情報記憶手段に記憶
し、複数の電気機器について動作状態の履歴を動作履歴
記憶手段に記憶し、動作情報記憶手段に記憶された情報
と動作履歴記憶手段に記憶された動作状態の履歴とをも
とに、消費電力量算出手段によって複数の電気機器にお
ける消費電力量を求めるので、複数の電気機器における
消費電力量を、多数の電力計を用いたりすることなく求
めることができ、利用者に対して消費電力量を確実に検
知するとともに、低コストで、容易に設置可能な消費電
力量表示システムを提供できる。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項3記載の消
費電力量表示システムにおいて、前記消費電力量検知手
段は、前記複数の電気機器のうちいずれかの電気機器の
動作状態が変化する毎に、当該電気機器について前記動
作履歴記憶手段に記憶される履歴を更新する動作状態変
化検知手段(例えば、図2に示す制御部401)をさら
に備えることを特徴とする。
【0017】請求項4記載の発明によれば、消費電力量
検知手段は、動作状態変化検知手段によって、複数の電
気機器のうちいずれかの電気機器の動作状態が変化する
毎に当該電気機器について動作履歴記憶手段に記憶され
る履歴を更新するので、複数の電気機器における消費電
力量をより正確に検知することができ、利用者に対し
て、より一層正確に、各電気機器の消費電力量と電気料
金とを明示できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0019】[第1の実施の形態]まず、構成を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施の形態における消費電
力量表示システム1の構成を示す図である。この図1に
示すように、消費電力量表示システム1は、発電事業者
或いは電力供給事業者としての電力会社2と、複数の家
屋4と、電力会社2と家屋4との間に敷設された送電線
3とを含んで構成される。
【0020】電力会社2から複数の家屋4に対して電力
を供給するための送電線3は、各家屋4に配設されたメ
ーター装置40に接続されている。また、家屋4におい
ては、後述するようにメーター装置40によって制御さ
れるエアコン5、及びテレビ受像器6が設置されてい
る。家屋4には、これらエアコン5、テレビ受像器6の
他に各種電気機器を設置可能であるが、本実施の形態に
おいてはエアコン5及びテレビ受像器6について例示す
る。
【0021】メーター装置40は、各家屋4にそれぞれ
配設され、家屋4への電力供給量等を計測する。また、
メーター装置40は、後述するように無線通信部405
(図2)を内蔵し、メーター装置40の外側にはアンテ
ナ41を備えている。
【0022】電力会社2においては、送電線3を介して
複数の家屋4へ電力を供給するとともに、アンテナ22
を有する電力会社側装置21を備えている。電力会社側
装置21は、基地局10を介して、メーター装置40内
の無線通信部405(図2)との間で無線通信を行え
る。
【0023】なお、電力会社側装置21、及び、後述す
るメーター装置40内の無線通信部405(図2)は、
例えばPHS(Personal Handyphone System)や、PD
C(Personal Digital Cellular )方式又はCDMA
(Code Division Multiple Access )方式のデジタル携
帯電話機等、移動体通信装置の通信方式を利用するもの
であり、基地局10は、上記通信装置に対応して通信事
業者により無線通信回線を提供するものである。
【0024】電力会社側装置21は、後述する電気料金
算出処理(図4)において、家屋4に設置されたメータ
ー装置40から送信される料金請求信号に応じて、当該
家屋4に対して請求済み、もしくは請求予定の電気料金
に関する電気料金データを、基地局10に対して送信す
る。
【0025】続いて、図1に示すメーター装置40、エ
アコン5の制御装置であるエアコン制御装置50、及
び、テレビ受像器6の構成について説明する。
【0026】図2は、メーター装置40、エアコン制御
装置50及びテレビ受像器6の内部構成を示すブロック
図である。同図に示すように、メーター装置40は、制
御部401、メモリ402、電力線通信部403、電源
供給回路部404、無線通信部405、及び電力供給制
御部406等の各部を備えて構成され、電力会社2(図
1)から延設された送電線3から供給される電力を、電
力線31を介して家屋4(図1)内の各電気機器へ供給
する。
【0027】制御部401は、メモリ402に格納され
た各種システムプログラムを読み出して実行し、メータ
ー装置40の各部を制御するとともに、電力線31を介
して接続された各種電気機器を制御する。具体的には、
制御部401は、メモリ402に格納された基本制御プ
ログラムを実行し、家屋4内に設置されたエアコン制御
装置50から、電力線31を介して、エアコン制御装置
50に関する情報が送信された場合には、送信された情
報を電力線通信部403によって受信させて解析し、エ
アコン制御装置50に関する情報をメモリ402が有す
る機器情報エリア402a(図3)に格納する。
【0028】すなわち、家屋4内にエアコン5が設置さ
れ、エアコン5の電源が電力線31に接続された場合、
エアコン制御装置50からは、エアコン制御装置50の
製造番号、識別番号、或いは、エアコン制御装置50の
制御方法に関する情報等が送信される。そして、メータ
ー装置40において、エアコン制御装置50から送信さ
れた情報を機器情報エリア402aに格納することによ
り、エアコン制御装置50に対する制御を行える。さら
に、エアコン5のエアコン制御装置50からは、エアコ
ン5の動作状態と各動作状態における消費電力とを示す
情報が送信されるので、制御部401は、これらの情報
についても機器情報エリア402aに格納させる。この
情報とは、例えば、「エアコン5がフル稼働の状態では
消費電力が1150W(ワット)である」といった様な情報
である。
【0029】同様に、テレビ受像器6の電源が電力線3
1bに接続された場合には、テレビ受像器6の製造番号
や識別番号、動作状態や消費電力、或いは、制御方法に
関する情報等の各種情報がテレビ受像器6から送信され
るので、制御部401は、これらの情報をメモリ402
の機器情報エリア402aに格納する。
【0030】また、制御部401は、エアコン制御装置
50から、エアコン制御装置50の動作状態が変化した
ことを示す動作信号が電力線31を介して送信される
と、この動作信号を受信して、メモリ402が有する動
作履歴エリア402b(図3)に格納する。テレビ受像
器6についても同様に、テレビ受像器6の動作状態が変
化したことを示す動作信号が送信されると、この動作信
号を受信して、動作履歴エリア402bの記憶内容に追
加する。
【0031】さらに、制御部401は、電源供給回路部
404から電力線31を介して家屋4へ供給された電力
量が電力供給制御部406によって積算され、積算結果
が電力供給制御部406から入力されると、この積算結
果をメモリ402に格納する。そして、制御部401
は、1日毎、1週間毎などの予め定められた期間毎に、
メモリ402に格納された電力量の積算値を、無線通信
部405を介して電力会社側装置21へ無線送信させ
る。なお、電力会社側装置21からメーター装置40
へ、電力量の積算値を送信する旨の指示を送信し、この
指示に応えてメーター装置40から電力量の積算値が送
信されるようにしても良い。
【0032】そして、制御部401は、後述する電気料
金算出処理(図4)を実行し、電力会社側装置21に対
して電気料金を送信するよう要求する料金請求信号を、
無線通信部405によって送信させる。この料金請求信
号に応じて電力会社側装置21から送信された電気料金
に係るデータと、動作履歴エリア402b(図3)内に
格納された各電気機器の動作の履歴とをもとに、制御部
401は、家屋4内の各電気機器により消費された電力
量を算出して、テレビ受像器6のCRT605に表示さ
せる。
【0033】メモリ402は、半導体メモリ素子等によ
ってなる記憶媒体を備えており、制御部401により実
行される各種システムプログラム、及び、これらプログ
ラムに係るデータ等が格納される。
【0034】図3は、メモリ402の構成を詳細に示す
図である。この図3に示すように、メモリ402には、
機器情報エリア402a、及び動作履歴エリア402b
の各メモリエリアが形成されている。
【0035】機器情報エリア402aには、家屋4に設
置され、電力線31を介して接続された機器に関する情
報が格納される。この情報とは、エアコン5やテレビ受
像器6等の各機器の製造番号や識別番号、動作状態の種
類と消費電力等を示す情報である。また、動作履歴エリ
ア402bには、機器情報エリア402aに情報が格納
されている各機器の動作の履歴に関する情報が格納され
る。
【0036】電力線通信部403は、いわゆる電力線モ
デムと呼ばれる装置であって、変調/復調回路、増幅回
路、ノイズフィルタ等を内蔵し、電力線31を介して、
例えば100k〜400kHz(キロヘルツ)の周波数帯域を利用
してデータを送受信する。より具体的には、電力線通信
部403は、制御部401から入力される制御信号を変
調・増幅して電源供給回路部404へ出力するととも
に、電源供給回路部404から入力される信号を増幅・
復調して、制御部401へ出力する。これにより、制御
部401とエアコン制御装置50との間における電力線
31を介した通信を行うことができる。
【0037】電源供給回路部404は、電力供給制御部
406の制御に従って、送電線3を介して電力会社2か
ら供給される交流電圧をもとに変圧・整流等の処理を適
宜行うことによって一般家庭用の商用交流電圧(例えば
100ボルト、50Hzもしくは60Hz)に変換し、電力
線31へ供給する。また、電源供給回路部404はフィ
ルタ等の回路を内蔵し、電力線通信部403から入力さ
れる所定周波数の信号を電力線31へ出力するととも
に、電力線31を介して入力される所定周波数の信号を
分離して電力線通信部403へ出力する。
【0038】電力供給制御部406は、電源供給回路部
404を制御して、電源供給回路部404から電力線3
1へ供給される電力を積算して、積算値を制御部401
へ出力する。また、電力供給制御部406はブレーカと
して動作し、電源供給回路部404によって家屋4内の
各種電気機器側へ供給される電力量が所定の電力量を超
えた場合に、電源供給回路部404から電力線31への
電力供給を遮断する。さらに、電力供給制御部406
は、電源供給回路部404からの電力供給状態を監視
し、家屋4内で漏電が発生していると判別した場合に
は、電源供給回路部404から電力線31への電力供給
を遮断する。
【0039】無線通信部405はアンテナ41を備えて
おり、基地局10(図1)から送信された無線信号をア
ンテナ41を介して受信して、該無線信号の内容を制御
部401へ出力する。また、無線通信部405は、制御
部401から入力された信号をもとに無線信号を生成し
て、アンテナ41を介して送信する。
【0040】図2に示すように、エアコン制御装置50
は、制御部501、メモリ502、電源部503、コン
プレッサー駆動回路504、送風ファン駆動回路50
5、入力部506、及び、電力線通信部507等の各部
を備えて構成される。
【0041】制御部501は、メモリ502に格納され
た各種システムプログラムを実行することにより、エア
コン制御装置50の各部を制御することによってエアコ
ン5を動作させる。具体的には、制御部501は、入力
部506における操作によって指定された運転種別や温
度等を運転条件としてメモリ502に一時的に格納し、
その後、メモリ502内の運転条件に従って、コンプレ
ッサー駆動回路504及び送風ファン駆動回路505を
動作させることにより、指定された温度に達するよう
に、エアコン5が設置された屋内における暖房、冷房、
除湿等の各種動作を行わせる。
【0042】また、制御部501は、メモリ502に格
納された動作条件に従って動作するとともに、コンプレ
ッサー駆動回路504や送風ファン駆動回路505等の
各部の動作状態が変化する毎に、動作状態の変化を示す
動作信号を生成して、電源部503により、メーター装
置40へ向けて送信させる。
【0043】また、制御部501は、エアコン5が家屋
4に設置され、エアコン制御装置50が電力線31に接
続された際に、該エアコン5の製造番号や識別番号、動
作状態の種類、各動作状態における消費電力量等、エア
コン制御装置50を制御するための各種情報を、電力線
通信部507によって電力線31へ送信させる。
【0044】メモリ502は、半導体メモリ素子等の記
憶媒体を備えてなり、制御部501により実行される各
種システムプログラム、及び、これらシステムプログラ
ムに係るデータ等を格納する他、該エアコン5の製造番
号や識別番号、エアコン制御装置50を制御するための
各種情報、エアコン5の動作状態及び消費電力量に関す
る情報、入力部506の操作により決定された動作条件
等を格納する。
【0045】電源部503は、電力線31により供給さ
れる交流電圧をもとに、エアコン制御装置50及びエア
コン5の各部へ電源を供給する。また、電源部503は
フィルタ等を内蔵し、電力線31を介してメーター装置
40から送信された所定周波数の信号が入力されると、
この信号を分離して電力線通信部507へ出力する。ま
た、電源部503は、電力線通信部507から入力され
る信号を、電力線31を介してメーター装置40へ送信
する。
【0046】電力線通信部507は、いわゆる電力線モ
デムと呼ばれる装置であって、変調/復調回路、増幅回
路、ノイズフィルタ等を内蔵し、電力線31を介して、
例えば100k〜400kHz(キロヘルツ)の周波数帯域を利用
してデータを送受信する。より具体的には、電力線通信
部507は、制御部501から入力される動作信号を変
調・増幅して電源部503へ出力するとともに、電源部
503から入力される信号を増幅・復調して、制御部5
01へ出力する。これにより、制御部501とメーター
装置40との間における電力線31を介した通信を行う
ことができる。
【0047】コンプレッサー駆動回路504及び送風フ
ァン駆動回路505は、制御部501の制御に従って、
エアコン5が備えるコンプレッサー(図示略)、及び、
送風ファン(図示略)を駆動制御する回路である。な
お、送風ファン駆動回路505は、送風ファンの他、送
風方向を決定するフィンの向き等を制御するようにして
も良い。
【0048】入力部506は、各種スイッチ等を備えて
おり、これらのスイッチ操作により入力された指示を制
御部501へ出力する。なお、入力部506は、フォト
センサ等を内蔵し、各種スイッチを備える赤外線リモコ
ン装置から送信された赤外線信号を受信するものであっ
ても良い。
【0049】テレビ受像器6は、制御部601、メモリ
602、電源部603,表示制御回路604、CRT
(Cathode Ray Tube )605、音声制御回路606、
スピーカ607、入力部608、チューナー回路60
9、及び電力線通信部610等の各部を備えて構成され
る。
【0050】制御部601は、メモリ602に格納され
た各種システムプログラムを実行することにより、入力
部608における操作に応じてテレビ受像器6を動作さ
せる。具体的には、入力部608の操作によって指定さ
れた音量、チャンネル等の動作条件を入力部608に格
納して、この動作条件に適応するチャンネルの放送信号
をチューナー回路609によって抽出させて、表示制御
回路604及び音声制御回路606へ出力する。そし
て、CRT605に映像を表示させるとともに、メモリ
602内の動作条件に適合する音量で、スピーカ607
から音声を出力させる。
【0051】また、制御部601は、入力部608にお
ける操作によって消費電力量の表示が要求された場合に
は、メーター装置40に対する消費電力量表示要求信号
を生成し、電力線通信部610及び電源部603によっ
てメーター装置40へ送信させる。そして、メーター装
置40から、電力線31を介して消費電力量表示信号が
入力されると、電源部603及び電力線通信部610に
よって受信させ、この消費電力量表示信号に基づく表示
情報を生成して表示制御回路604へ出力し、CRT6
05に消費電力表示画面6a,6b,6c(図5)を表
示させる。
【0052】さらに、制御部601は、メモリ602に
格納された動作条件に従って動作するとともに、テレビ
受像器6内の各部の動作状態が変化する毎に、動作状態
の変化を示す動作信号を生成して、電力線通信部610
及び電源部603により、メーター装置40へ向けて送
信させる。
【0053】メモリ602は、半導体メモリ素子等の記
憶媒体を備えてなり、制御部601により実行される各
種システムプログラム、及び、これらシステムプログラ
ムに係るデータ等を格納する他、テレビ受像器6の製造
番号や識別番号、テレビ受像器6の動作状態及び消費電
力量に関する情報、入力部608を介して入力された動
作条件等を格納する。
【0054】表示制御回路604は、チューナー回路6
09により抽出された放送信号に基づいて、CRT60
5に映像を表示するための映像信号を生成してCRT6
05へ出力し、CRT605に各種映像を表示させる。
また、表示制御回路604は、制御部601から入力さ
れる表示情報に基づいて映像信号を生成し、CRT60
5に、消費電力表示画面6a,6b,6c(図5)を表
示させる。CRT605は、いわゆるブラウン管による
表示画面を備え、表示制御回路604から入力される映
像信号をもとに表示画面上に映像を表示する。
【0055】音声制御回路606は、チューナー回路6
09により抽出された放送信号に基づいて、スピーカ6
07により音声を出力するための音声信号を生成して音
声制御回路606へ出力し、制御部601により指示さ
れる音量で、音声制御回路606から各種音声を出力さ
せる。
【0056】入力部608は、電源ON/OFF、チャ
ンネル選択、音量指定等の各種スイッチを備えており、
これらのスイッチの操作に応じて操作信号を生成し、制
御部601へ出力する。なお、入力部608は、フォト
センサ等を内蔵し、各種スイッチを備える赤外線リモコ
ン装置から送信された赤外線信号を受信するものであっ
ても良い。
【0057】チューナー回路609は、TVアンテナ6
1により受信された複数のチャンネルの放送信号の中か
ら、制御部601により指示されたチャンネルの放送信
号を抽出して、制御部601へ出力する。
【0058】電力線通信部610は、いわゆる電力線モ
デムと呼ばれる装置であって、変調/復調回路、増幅回
路、ノイズフィルタ等を内蔵し、電力線31を介して、
例えば100k〜400kHz(キロヘルツ)の周波数帯域を利用
してデータを送受信する。より具体的には、電力線通信
部610は、制御部601から入力される動作信号や消
費電力表示要求信号を変調・増幅して電源部603へ出
力するとともに、電源部603から入力される消費電力
表示信号を増幅・復調して、制御部601へ出力する。
これにより、制御部601とメーター装置40との間に
おける電力線31を介した通信を行うことができる。
【0059】電源部603は、電力線31により供給さ
れる交流電圧をもとに、テレビ受像器6の各部へ電源を
供給する。また、電源部603はフィルタ等を内蔵し、
電力線31を介してメーター装置40から送信された所
定周波数の信号が入力されると、この信号を分離して電
力線通信部610へ出力する。また、電源部603は、
電力線通信部610から入力される信号を、電力線31
を介してメーター装置40へ送信する。
【0060】次に、本実施の形態の動作を説明する。図
4は、本第1の実施の形態における電気料金表示処理を
示すフローチャートであり、(a)は電力会社側装置2
1の動作を示し、(b)はメーター装置40の動作を示
し、(c)はテレビ受像器6の動作を示す。
【0061】この図4に示す電気料金表示処理において
は、まず、テレビ受像器6の入力部608の操作によっ
て、消費電力に関する情報を表示する旨の指示が入力さ
れると、ステップS11に示すように、テレビ受像器6
は、消費電力量要求信号が生成され、電力線31を介し
てメーター装置40へ送信される。
【0062】メーター装置40は、ステップS21に示
すように、テレビ受像器6から送信された消費電力要求
信号を受信すると、電力会社側装置21に対して電気料
金に関するデータを要求する料金請求信号が生成され、
ステップS22に示すように、基地局10を介して電力
会社側装置21へ送信する。
【0063】電力会社側装置21は、ステップS31に
示すように、アンテナ22によってメーター装置40か
ら送信された料金請求信号を受信すると、この料金請求
信号を送信した家屋4に対して請求する予定、或いは、
既に請求済みの電気料金に関する電気料金データを生成
して、ステップS32に示すように、メーター装置40
へ送信する。
【0064】なお、このステップS32で送信される電
気料金データは、ステップS22でメーター装置40か
ら送信された料金請求信号によって指定された期間内に
おける電気料金を示すデータであってもよいし、或い
は、常に最新の月の電気料金を示すデータであってもよ
い。
【0065】その後、ステップS23で示すように、メ
ーター装置40は、電力会社側装置21から送信された
電気料金データを受信すると、ステップS24へ移行し
て、動作履歴エリア402bに格納された各電気機器の
動作履歴を読み出す。そして、ステップS25に移行し
て、各電気機器の消費電力量を算出するとともに、ステ
ップS23で受信した電気料金データと、動作履歴エリ
ア402b内の動作履歴とをもとにして各電気機器に対
応する電気料金を算出する。
【0066】例えば、ステップS23で、動作履歴エリ
ア402b内に、エアコン5が10時間フル稼働してい
たことを示す履歴が格納されている場合、制御部401
は、機器情報エリア402a内の情報に基づいて、エア
コン5が10時間フル稼働した場合の消費電力量を求め
る。エアコン5がフル稼働時に1150Wの電力を要するの
であれば、10時間で11.50kW(キロワット)の消費
電力量となる。
【0067】続いて、メーター装置40は、ステップS
25で算出した各種のデータを表示するための消費電力
量表示信号を生成して、ステップS26に示すように、
テレビ受像器6へ送信する。
【0068】テレビ受像器6は、ステップS12に示す
ように、メーター装置40から電力線31を介して送信
された消費電力量表示信号を受信して、ステップS13
へ移行し、CRT605上に、消費電力表示画面6a,
6b,6c(図5)を表示させる。
【0069】図5は、図4に示す電気料金表示処理にお
いて、テレビ受像器6が有するCRT605に表示され
る消費電力表示画面6a,6b,6cの例を示す図であ
り、(a)は消費電力表示画面6aを示し、(b)は消
費電力表示画面6bを示し、(c)は消費電力表示画面
6cを示す。
【0070】図5(a)に示す消費電力表示画面6a
は、現在の瞬間的な電力消費状況が表示された画面であ
り、一例として、各電気機器の消費電力の、全体の消費
電力に対する割合を示している。なお、消費電力表示画
面6aは、メーター装置40において、電力会社側装置
21から電気料金データを受信しなくても、動作履歴エ
リア402bに格納された各電気機器の動作履歴におけ
る現在の動作状態を示すデータのみをもとに求めること
も可能である。
【0071】また、同図(b)に示す消費電力表示画面
6bには、先週一週間における各電気機器の消費電力量
と、対応する電気料金とが表示されている。さらに、同
図(c)に示す消費電力表示画面6cには、先月一ヶ月
間における各電気機器の消費電力量と、対応する電気料
金とが表示されている。このように、消費電力量表示シ
ステム1においては、各種の期間における家屋4内の電
気機器の消費電力量や、電気料金を表示させることがで
きる。
【0072】特に、図5(b)及び(c)に示す消費電
力表示画面6b,6cでは、電力会社側装置21によっ
て実際に請求される金額をもとにした電気料金が表示さ
れる。このため、利用者は、実際の支払料金を知ること
もでき、さらに、実際の支払料金に占める各電気機器の
消費電力を知ることができるので、例えば、使用に際し
て無駄な電力に気をつけるべき電気機器を特定すること
も可能であり、消費電力について有用な情報を得ること
ができる。
【0073】以上のように、本発明の第1の実施の形態
における消費電力量表示システム1によれば、基地局1
0を介した無線通信回線によって電力会社側装置21と
メーター装置40とが接続され、メーター装置40とエ
アコン制御装置50、及びテレビ受像器6は電力線31
を介して接続されている。そして、メーター装置40の
メモリ402に格納されたデータをもとにして家屋4内
に設置された各種電気機器の消費電力を求め、さらに、
電力会社側装置21から家屋4に対して請求される電気
料金に関するデータをもとにして、家屋4内に設置され
た各種電気機器に対応する電気料金を算出して、テレビ
受像器6によって表示する。
【0074】これにより、利用者は、電力会社2から請
求される実際の支払料金と、その料金の中に占める各電
気機器の料金の割合や消費電力を知ることができるの
で、例えば、使用に際して無駄な電力に注意すべき電気
機器を特定することも可能であり、消費電力について正
確かつ有用な情報を、視覚的なわかりやすい形で得るこ
とができる。
【0075】また、メーター装置40においては、機器
情報エリア402aに格納された各電気機器の動作状態
及び各動作状態における消費電力に関する情報と、動作
履歴エリア402bに格納された各電気機器の動作履歴
とをもとにして消費電力量を求めるので、従来のように
電力メータを数多く備える必要がなく、低コストで実現
可能である。
【0076】なお、以上の実施の形態においては、家屋
4に設置される電気機器の一例としてエアコン5及びテ
レビ受像器6を示したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、その他の各種機器に対してももちろん適用
可能である。
【0077】さらに、上記第1の実施の形態において
は、例えば、電力会社2において、家屋4のメーター装
置40から料金請求信号を受信した頻度に応じて、電気
料金の割引などのサービスを行うことも可能であるし、
或いは、ステップS32(図4)で送信される電気料金
データととともに、利用者宛のメッセージを添付して送
信し、このメッセージがテレビ受像器6に表示されるよ
うにしてもよい。
【0078】また、機器情報エリア402aに格納され
る情報の具体的内容等も任意であり、その他の細部構成
についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0079】[第2の実施の形態]続いて、本発明の第
2の実施の形態における消費電力量表示システム100
について説明する。なお、消費電力量表示システム10
0は、上記第1の実施の形態における消費電力量表示シ
ステム1と共通の構成によってなる各部を有しているの
で、これら各部については同符号を付して説明を省略す
る。
【0080】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
る消費電力量表示システム100の構成を示すブロック
図である。
【0081】図6に示すように、テレビ受像器7は、通
常の家庭用テレビ受像器である。制御部701は、入力
部608から入力される指示に応じて、チューナー回路
609によって所定のチャンネルの放送信号を抽出さ
せ、この放送信号をもとに映像信号及び音声信号を生成
して表示制御回路604及び音声制御回路606へ送信
し、CRT605に映像を表示させ、また、スピーカ6
07から音声を出力させる。
【0082】また、制御部701は、入力部608から
の指示入力に応じて、表示用ユニット8からチューナー
回路609へ入力される表示情報をもとに映像信号を生
成して、表示制御回路604へ出力し、消費電力表示画
面6a,6b,6c(図5)をCRT605に表示させ
る。
【0083】消費電力量表示システム100は、表示用
ユニット8を備えている。表示用ユニット8は、制御部
801、電力線通信部802及び入力部803を備えて
おり、電力線通信部802は電力線31に接続されてい
る。
【0084】制御部801は、入力部803における操
作によって消費電力量の表示が要求された場合には、メ
ーター装置40に対する消費電力量表示要求信号を生成
し、電力線通信部802によってメーター装置40へ送
信させる。そして、メーター装置40から、電力線31
を介して消費電力量表示信号が入力されると、電力線通
信部802によって受信させ、この消費電力量表示信号
に基づく表示情報を生成して、テレビ受像器7のチュー
ナー回路609へ出力し、CRT605に消費電力表示
画面6a,6b,6c(図5)を表示させる。
【0085】電力線通信部802は、いわゆる電力線モ
デムと呼ばれる装置であって、変調/復調回路、増幅回
路、ノイズフィルタ等を内蔵し、電力線31を介して、
例えば100k〜400kHz(キロヘルツ)の周波数帯域を利用
してデータを送受信する。
【0086】入力部803は、電源ON/OFF、チャ
ンネル選択、音量指定等の各種スイッチを備えており、
これらのスイッチの操作に応じて操作信号を生成し、制
御部801へ出力する。
【0087】このように構成される消費電力量表示シス
テム100においては、上記第1の実施の形態における
消費電力量表示システム1と同様に、電気料金表示処理
(図4)を実行可能である。しかしながら、テレビ受像
器7は通常のテレビ受像器であるので、同処理における
テレビ受像器6の動作は、表示用ユニット8により実行
される。
【0088】つまり、第2の実施の形態における消費電
力量表示システム100によれば、通常のテレビである
テレビ受像器7に対して、外部の表示用ユニット8を接
続することにより、家屋4内における各電気機器の消費
電力量や電気料金をテレビ受像器の画面上に表示させる
ことができる。これにより、消費電力量表示システム1
と同等の効果を奏する消費電力量表示システム100
を、低コストで容易に実現できる。
【0089】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、実際に請
求される電気料金と、複数の電気機器における消費電力
量とをもとにして、各電気機器に係る電気料金を算出し
て表示するので、利用者に対して、複数の電気機器に係
る電気料金の状況を正確に、かつ視覚的に明示すること
ができる。これにより、利用者は、従来のような概算で
はなく、現実に課金される電気料金に基づいた表示によ
って、各電気機器の消費電力の状態を知ることができ
る。
【0090】請求項2記載の発明によれば、例えば電力
会社側に設置された料金情報送信装置から送信される電
気料金と、複数の電気機器における消費電力量とをもと
にして、各電気機器に係る電気料金を算出して表示する
ので、利用者に対して、複数の電気機器に係る電気料金
の状況を視覚的に明示することができる。これにより、
利用者は、従来のような概算ではなく、現実に課金され
る電気料金に基づいた表示によって、各電気機器の消費
電力の状態を知ることができる。
【0091】請求項3記載の発明によれば、複数の電気
機器における消費電力量を、多数の電力計を用いたりす
ることなく求めることができるので、消費電力量を確実
に検知するとともに、低コストで、容易に設置可能な消
費電力量表示システムを提供できる。
【0092】請求項4記載の発明によれば、複数の電気
機器における消費電力量を、より正確に検知することが
でき、利用者に対してより正確な消費電力量と電気料金
とを明示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における消
費電力量表示システム1の構成を示す図である。
【図2】図1の消費電力量表示システム1におけるメー
ター装置40、エアコン5のエアコン制御装置50及び
テレビ受像器6の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2のメモリ402の構成を模式的に示す図で
ある。
【図4】図1の消費電力量表示システム1により実行さ
れる電気料金表示処理を示すフローチャートである。
【図5】図2に示すCRT605に表示される消費電力
表示画面6a,6b,6cの例を示す図であり、(a)
は消費電力表示画面6aを示し、(b)は消費電力表示
画面6bを示し、(c)は消費電力表示画面6cを示
す。
【図6】本発明の第2の実施の形態における消費電力量
表示システム100の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,100 消費電力量表示システム 10 基地局 2 電力会社 21 電力会社側装置 22 アンテナ 3 送電線 31,32 電力線 4 家屋 41 アンテナ 40 メーター装置 401 制御部 402 メモリ 402a 機器情報エリア 403 電力線通信部 404 電源供給回路部 405 無線通信部 406 電力供給制御部 5 エアコン 50 エアコン制御装置 501 制御部 502 メモリ 503 電源部 504 コンプレッサー駆動回路 505 送風ファン駆動回路 506 入力部 507 電力線通信部 6 テレビ受像器 601 制御部 602 メモリ 603 電源部 604 表示制御回路 605 CRT 606 音声制御回路 607 スピーカ 608 入力部 609 チューナー回路 610 電力線通信部 6a,6b,6c 消費電力表示画面 8 表示用ユニット 801 制御部 802 電力線通信部 803 入力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力消費側に設置された複数の電気機器に
    おける消費電力を求める消費電力量検知手段と、 前記電力消費側へ請求される電気料金に関する情報を取
    得する料金情報取得手段と、 この料金情報取得手段により取得された電気料金に関す
    る情報と前記消費電力量検知手段により検知された複数
    の電気機器における消費電力とをもとに、各電気機器に
    係る電気料金を算出する個別電気料金算出手段と、 この個別電気料金算出手段により算出された各電気機器
    に係る電気料金を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とする消費電力量表示装置。
  2. 【請求項2】電力消費側に設置された複数の電気機器に
    接続される消費電力監視装置と、この消費電力監視装置
    へ、前記電力消費側に対して請求される電力料金に関す
    る情報を送信する料金情報送信装置とを備えてなる消費
    電力量表示システムであって、 前記消費電力監視装置は、 前記複数の電気機器における消費電力を求める消費電力
    量検知手段と、 この消費電力量検知手段により検知された複数の電気機
    器における消費電力と、前記料金情報送信装置により送
    信された電気料金に関する情報とをもとに、各電気機器
    に係る電気料金を算出する個別電気料金算出手段と、 この個別電気料金算出手段により算出された各電気機器
    に係る電気料金を表示する表示手段とを備えること、 を特徴とする消費電力量表示システム。
  3. 【請求項3】前記消費電力量検知手段は、 前記複数の電気機器の動作状態と、各動作状態における
    消費電力とを示す情報を記憶する動作情報記憶手段と、 前記複数の電気機器について動作状態の履歴を記憶する
    動作履歴記憶手段と、 前記動作情報記憶手段に記憶された情報と前記動作履歴
    記憶手段に記憶された動作状態の履歴とをもとに前記複
    数の電気機器における消費電力量を求める消費電力量算
    出手段とを備えてなることを特徴とする請求項2記載の
    消費電力量表示システム。
  4. 【請求項4】前記消費電力量検知手段は、 前記複数の電気機器のうちいずれかの電気機器の動作状
    態が変化する毎に、当該電気機器について前記動作履歴
    記憶手段に記憶される履歴を更新する動作状態変化検知
    手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の消
    費電力量表示システム。
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