JP2002039679A - 穀物乾燥機の集塵装置 - Google Patents
穀物乾燥機の集塵装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 穀物乾燥機の違いにかかわらず、密閉した集
塵袋に集塵を効率よく収集することができる穀物乾燥機
の集塵装置を提供する。 【解決手段】 穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵
口から排出される排風を導入して旋回させながら塵埃を
分離するサイクロン１をスタンド１０で垂直姿勢に保持
する。サイクロン１の下向きに開口している排塵口７側
に、集塵袋９が密閉状に装着される。サイクロン１の上
向きに開口している排風口６に、開口度調節のための抵
抗体１７を落とし込み状に装着する。
塵袋に集塵を効率よく収集することができる穀物乾燥機
の集塵装置を提供する。 【解決手段】 穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵
口から排出される排風を導入して旋回させながら塵埃を
分離するサイクロン１をスタンド１０で垂直姿勢に保持
する。サイクロン１の下向きに開口している排塵口７側
に、集塵袋９が密閉状に装着される。サイクロン１の上
向きに開口している排風口６に、開口度調節のための抵
抗体１７を落とし込み状に装着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀物乾燥機と併用
して、穀物乾燥機の排風口または穀物乾燥機に付設した
排塵機の排塵口から排出される排風中の塵埃を分離して
集塵袋に収集する穀物乾燥機の集塵装置に関する。
して、穀物乾燥機の排風口または穀物乾燥機に付設した
排塵機の排塵口から排出される排風中の塵埃を分離して
集塵袋に収集する穀物乾燥機の集塵装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】穀物を通風乾燥する穀物乾燥機におい
て、被乾燥穀物層を通過して排風口から排出される排風
には、藁屑、穀物の殻、穎、毛茸、泥あるいは埃などの
塵埃が多く含まれている。また、穀物乾燥機には、被乾
燥穀物に混入している塵埃を除去する排塵機を付設する
こともあるが、この排塵機の排塵口からも排風にともな
って多くの塵埃が排出される。
て、被乾燥穀物層を通過して排風口から排出される排風
には、藁屑、穀物の殻、穎、毛茸、泥あるいは埃などの
塵埃が多く含まれている。また、穀物乾燥機には、被乾
燥穀物に混入している塵埃を除去する排塵機を付設する
こともあるが、この排塵機の排塵口からも排風にともな
って多くの塵埃が排出される。
【０００３】従来から、一般農家においては、穀物乾燥
機の排風口または付設した排塵機の排風口にダクトを接
続して屋外に導き、それらの排風口から塵埃を含んだ排
風をダクトを通してそのまま屋外に排出することが多く
行われている。
機の排風口または付設した排塵機の排風口にダクトを接
続して屋外に導き、それらの排風口から塵埃を含んだ排
風をダクトを通してそのまま屋外に排出することが多く
行われている。
【０００４】しかしながら、穀物乾燥機の排風口から排
出される排風を、ダクトで屋外に導いて排出すると、塵
埃による周辺の環境悪化が避けられないので、一般農家
においても、穀物乾燥機に併設して用いる集塵装置の需
要が高まっており、その需要に応えるべく、湿式または
乾式の集塵装置が種々開発されている。
出される排風を、ダクトで屋外に導いて排出すると、塵
埃による周辺の環境悪化が避けられないので、一般農家
においても、穀物乾燥機に併設して用いる集塵装置の需
要が高まっており、その需要に応えるべく、湿式または
乾式の集塵装置が種々開発されている。
【０００５】例えば、特開昭５９−４１７７６号公報ま
たは特開昭５９−７７２８７号公報は、穀物乾燥機の集
塵装置の一例を示している。すなわち、その集塵装置
は、集塵用排風機の排風口にダクトを介してサイクロン
コレクターを接続したものであって、排風中に含まれる
塵埃をサイクロンコレクターで捕集したうえ、その下に
配置した集塵箱に集積するようになっている。また、特
開２０００−３９２６４号公報に示す穀物乾燥機の集塵
装置は本出願人が開発したものである。
たは特開昭５９−７７２８７号公報は、穀物乾燥機の集
塵装置の一例を示している。すなわち、その集塵装置
は、集塵用排風機の排風口にダクトを介してサイクロン
コレクターを接続したものであって、排風中に含まれる
塵埃をサイクロンコレクターで捕集したうえ、その下に
配置した集塵箱に集積するようになっている。また、特
開２０００−３９２６４号公報に示す穀物乾燥機の集塵
装置は本出願人が開発したものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭５９
−４１７７６号公報または特開昭５９−７７２８７号公
報に示す集塵装置のように、塵埃を集塵箱に集積する
と、集積した塵埃を処理するにあたって、それを別の集
塵袋や容器等に移し替えなければならないので、作業に
手間取るうえ、塵埃の移し替え時に塵埃の一部が飛散し
て、作業環境を悪くすることが避けられないのが実情で
ある。
−４１７７６号公報または特開昭５９−７７２８７号公
報に示す集塵装置のように、塵埃を集塵箱に集積する
と、集積した塵埃を処理するにあたって、それを別の集
塵袋や容器等に移し替えなければならないので、作業に
手間取るうえ、塵埃の移し替え時に塵埃の一部が飛散し
て、作業環境を悪くすることが避けられないのが実情で
ある。
【０００７】このため、穀物乾燥機においては、捕集し
た塵埃を、ポリエチレン製などの密閉した集塵袋にその
まま収集して封止めできるとともに、この種の集塵袋を
ワンタッチで確実に装着でき、また集塵後の取り外しも
塵埃の飛散を伴うことなく簡単にできることが強く要望
されており、前記特開２０００−３９２６４号公報に示
す穀物乾燥機の集塵装置は、その要望に十分応えること
ができるものである。
た塵埃を、ポリエチレン製などの密閉した集塵袋にその
まま収集して封止めできるとともに、この種の集塵袋を
ワンタッチで確実に装着でき、また集塵後の取り外しも
塵埃の飛散を伴うことなく簡単にできることが強く要望
されており、前記特開２０００−３９２６４号公報に示
す穀物乾燥機の集塵装置は、その要望に十分応えること
ができるものである。
【０００８】しかしながら、穀物乾燥機はその機種や容
量などによって排風量が異なるので、集塵装置において
ポリエチレン製などの密閉した集塵袋がサイクロンの排
塵口に吸引されないようにサイクロンの排風量を設定し
ておくと、排風量の大きい穀物乾燥機では集塵効率が低
く、また、サイクロンの排風量を大きく設定したもので
は、排風量の小さい穀物乾燥機ではサイクロンの排塵口
に集塵袋が吸い付いてしまい、塵埃の収集ができなくな
ることが、その後の実験により判明した。
量などによって排風量が異なるので、集塵装置において
ポリエチレン製などの密閉した集塵袋がサイクロンの排
塵口に吸引されないようにサイクロンの排風量を設定し
ておくと、排風量の大きい穀物乾燥機では集塵効率が低
く、また、サイクロンの排風量を大きく設定したもので
は、排風量の小さい穀物乾燥機ではサイクロンの排塵口
に集塵袋が吸い付いてしまい、塵埃の収集ができなくな
ることが、その後の実験により判明した。
【０００９】そこで、本発明は、このような問題点に対
処すべく、サイクロンの排風口の開口度調節構造を備え
ることにより、穀物乾燥機の機種や容量などに応じて、
サイクロンの排塵口側にポリエチレン製などの密閉した
集塵袋が吸い付かない範囲でサイクロンの排風量を十分
大きく確保して、穀物乾燥機の違いにかかわらず、密閉
した集塵袋に集塵を効率よく収集することができる穀物
乾燥機の集塵装置を提供することを目的とする。
処すべく、サイクロンの排風口の開口度調節構造を備え
ることにより、穀物乾燥機の機種や容量などに応じて、
サイクロンの排塵口側にポリエチレン製などの密閉した
集塵袋が吸い付かない範囲でサイクロンの排風量を十分
大きく確保して、穀物乾燥機の違いにかかわらず、密閉
した集塵袋に集塵を効率よく収集することができる穀物
乾燥機の集塵装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成した、すなわち、本発明の
請求項１に係る穀物乾燥機の集塵装置は、穀物乾燥機の
排風口または穀物乾燥機に付設した排塵機の排塵口に接
続して、穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵口から
排出される排風中の塵埃を分離して収集する集塵装置で
あって、穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵口から
排出される排風を導入して旋回させながら塵埃を分離す
るサイクロンを備えて成り、このサイクロンの下向きに
開口している排塵口側には集塵袋が密閉状に装着され、
かつサイクロンの上向きに開口している排風口に、排塵
袋の吸引を防止するための開口度調節構造を備えている
ことを特徴とするものである。
め、本発明は次のように構成した、すなわち、本発明の
請求項１に係る穀物乾燥機の集塵装置は、穀物乾燥機の
排風口または穀物乾燥機に付設した排塵機の排塵口に接
続して、穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵口から
排出される排風中の塵埃を分離して収集する集塵装置で
あって、穀物乾燥機の排風口または排塵機の排塵口から
排出される排風を導入して旋回させながら塵埃を分離す
るサイクロンを備えて成り、このサイクロンの下向きに
開口している排塵口側には集塵袋が密閉状に装着され、
かつサイクロンの上向きに開口している排風口に、排塵
袋の吸引を防止するための開口度調節構造を備えている
ことを特徴とするものである。
【００１１】また、本発明の請求項２に係る穀物乾燥機
の集塵装置は、請求項１の構成において、サイクロンの
排風口は筒状であって、その開口度調節構造は、排風に
対する抵抗体を落とし込み状に装着し、かつ開口度の異
なるものを選択的に着脱自在であることを特徴とするも
のである。
の集塵装置は、請求項１の構成において、サイクロンの
排風口は筒状であって、その開口度調節構造は、排風に
対する抵抗体を落とし込み状に装着し、かつ開口度の異
なるものを選択的に着脱自在であることを特徴とするも
のである。
【００１２】本発明の請求項３に係る穀物乾燥機の集塵
装置は、請求項１または２の構成において、サイクロン
は、それを垂直姿勢に保持するスタンドに取り付けられ
ており、スタンドはその設置面とサイクロンの下端部と
の間隔を集塵袋の満量態様における上下高さと略同等に
構成されているとともに、スタンドの脚部が塵埃を収集
して膨張態様となった集塵袋の姿勢保持部を成している
ことを特等とするものである。
装置は、請求項１または２の構成において、サイクロン
は、それを垂直姿勢に保持するスタンドに取り付けられ
ており、スタンドはその設置面とサイクロンの下端部と
の間隔を集塵袋の満量態様における上下高さと略同等に
構成されているとともに、スタンドの脚部が塵埃を収集
して膨張態様となった集塵袋の姿勢保持部を成している
ことを特等とするものである。
【００１３】本発明の請求項４に係る穀物乾燥機の集塵
装置は、請求項３の構成において、サイクロンは、スタ
ンドの支柱部に取り外し自在に装着されていて、サイク
ロンをスタンドから外してスタンドの集塵袋の姿勢保持
部に収め込めるように構成されていることを特徴とする
ものである。
装置は、請求項３の構成において、サイクロンは、スタ
ンドの支柱部に取り外し自在に装着されていて、サイク
ロンをスタンドから外してスタンドの集塵袋の姿勢保持
部に収め込めるように構成されていることを特徴とする
ものである。
【００１４】本発明の請求項５に係る穀物乾燥機の集塵
装置は、請求項３の構成において、サイクロンは、スタ
ンドの支柱部に上げ下げ自在に装着されていて、サイク
ロンを下げてスタンドの集塵袋の姿勢保持部に収め込め
るように構成されていることを特徴とするものである。
装置は、請求項３の構成において、サイクロンは、スタ
ンドの支柱部に上げ下げ自在に装着されていて、サイク
ロンを下げてスタンドの集塵袋の姿勢保持部に収め込め
るように構成されていることを特徴とするものである。
【００１５】
【発明の実施の形態】図１は本発明に係る集塵装置の一
実施の形態を示す全体斜視図、図２は図１のものに集塵
袋を止め保持した態様を示す全体斜視図、図３は要部断
面図、図４は排風に対する抵抗体を装着した態様を示す
要部断面図、図５は図４の態様から抵抗体を取り外した
態様を示す要部断面図、図６は抵抗体を取り外した状態
の全体斜視図、図７は本発明の他の実施の形態を示す要
部断面図、図８は本発明のさらに他の実施の形態に係る
集塵装置の梱包態様を示す斜視図である。
実施の形態を示す全体斜視図、図２は図１のものに集塵
袋を止め保持した態様を示す全体斜視図、図３は要部断
面図、図４は排風に対する抵抗体を装着した態様を示す
要部断面図、図５は図４の態様から抵抗体を取り外した
態様を示す要部断面図、図６は抵抗体を取り外した状態
の全体斜視図、図７は本発明の他の実施の形態を示す要
部断面図、図８は本発明のさらに他の実施の形態に係る
集塵装置の梱包態様を示す斜視図である。
【００１６】図１ないし図６に示すように、本発明に係
る集塵装置は、サイクロン１とそれを垂直姿勢に保持す
るスタンド１０とを備えて構成されている。サイクロン
１は、円錐筒体２とそれを包囲する円筒状の外筒体３か
ら成っており、円錐筒体２の上端は外筒体３の上部で一
体に連結されていて、外筒体３の円錐筒体２との連結
部、すなわち円錐筒体２の上端側の上方は、円筒状の旋
回部４を成している。外筒体３の旋回部４には、穀物乾
燥機に付設した排塵機（図示せず）の排塵口からの排風
を接線方向に導入する排風送込口５が接続されており、
外筒体３の閉じた上端面には筒状の排風口６が設けられ
ている。
る集塵装置は、サイクロン１とそれを垂直姿勢に保持す
るスタンド１０とを備えて構成されている。サイクロン
１は、円錐筒体２とそれを包囲する円筒状の外筒体３か
ら成っており、円錐筒体２の上端は外筒体３の上部で一
体に連結されていて、外筒体３の円錐筒体２との連結
部、すなわち円錐筒体２の上端側の上方は、円筒状の旋
回部４を成している。外筒体３の旋回部４には、穀物乾
燥機に付設した排塵機（図示せず）の排塵口からの排風
を接線方向に導入する排風送込口５が接続されており、
外筒体３の閉じた上端面には筒状の排風口６が設けられ
ている。
【００１７】上記サイクロン１を構成する円錐筒体２の
下端は落下する塵埃の排塵口７となっており、外筒体３
の下端も開放している。円錐筒体２を包囲する外筒体３
は、その全長が円錐筒体２の最上端の外径と等しい内径
の直円筒体であって、外筒体３の下端縁には、その全周
にわたって外方に滑らかな曲面を成して膨出する膨出部
８が一体に形成されている。この膨出部８は、サイクロ
ン１の下端側から被せた集塵袋９を止め保持するための
ものである。
下端は落下する塵埃の排塵口７となっており、外筒体３
の下端も開放している。円錐筒体２を包囲する外筒体３
は、その全長が円錐筒体２の最上端の外径と等しい内径
の直円筒体であって、外筒体３の下端縁には、その全周
にわたって外方に滑らかな曲面を成して膨出する膨出部
８が一体に形成されている。この膨出部８は、サイクロ
ン１の下端側から被せた集塵袋９を止め保持するための
ものである。
【００１８】使用する集塵袋９は特に限定されるもので
ないが、一般には薄いポリエチレン製のものが用いられ
る。しかして、集塵袋９が薄いポリエチレン製である場
合には、引っ張り方向の強度は大であっても裂けやすい
ので、集塵袋９を被せて止め保持する外筒体３は、集塵
袋９が裂けるのを防止するうえで外周面が膨出部８を含
めて全体に滑らかな面を成していることが望ましい。本
発明に係る集塵装置１においては、種々の実施の形態に
かかわらず外筒体３をそのように構成されている。
ないが、一般には薄いポリエチレン製のものが用いられ
る。しかして、集塵袋９が薄いポリエチレン製である場
合には、引っ張り方向の強度は大であっても裂けやすい
ので、集塵袋９を被せて止め保持する外筒体３は、集塵
袋９が裂けるのを防止するうえで外周面が膨出部８を含
めて全体に滑らかな面を成していることが望ましい。本
発明に係る集塵装置１においては、種々の実施の形態に
かかわらず外筒体３をそのように構成されている。
【００１９】上記のように、円錐筒体２とそれを包囲す
る外筒体３から成るサイクロン１は、スタンド１０に垂
直姿勢を保持するように取り付けられており、スタンド
１０は、その設置面とサイクロン１の下端との間隔、す
なわちＵ字状の足部１１とサイクロン１の下端との間隔
を集塵袋９の満量態様における上下高さと略同等にする
か、あるいは略同等となるように、スタンド１０の支柱
部１２が、集塵袋９の大きさ等に応じて高さを調節でき
るように成っている。また、スタンド１０の支柱部１２
と足部１１との間には、逆Ｕ字状の支持部材１３が取り
付けられていて、サイクロン１の下方の脚部に、塵埃を
収集して膨張態様となった集塵袋９の姿勢保持部１４を
形成している。すなわち、この姿勢保持部１４は、支柱
部１２とその両側の支持部材１３とで、膨張した集塵袋
９を抱え込むように成っている。そして、スタンド１０
の脚部を上記のように構成することにより、サイクロン
１にその下端側から被せる集塵袋９の装着が容易である
うえ、集塵後の集塵袋９の取り外しも容易にできる。ま
た、集塵袋９に塵埃が充満してその重量が大となって
も、集塵袋９が安定した姿勢に保持される。
る外筒体３から成るサイクロン１は、スタンド１０に垂
直姿勢を保持するように取り付けられており、スタンド
１０は、その設置面とサイクロン１の下端との間隔、す
なわちＵ字状の足部１１とサイクロン１の下端との間隔
を集塵袋９の満量態様における上下高さと略同等にする
か、あるいは略同等となるように、スタンド１０の支柱
部１２が、集塵袋９の大きさ等に応じて高さを調節でき
るように成っている。また、スタンド１０の支柱部１２
と足部１１との間には、逆Ｕ字状の支持部材１３が取り
付けられていて、サイクロン１の下方の脚部に、塵埃を
収集して膨張態様となった集塵袋９の姿勢保持部１４を
形成している。すなわち、この姿勢保持部１４は、支柱
部１２とその両側の支持部材１３とで、膨張した集塵袋
９を抱え込むように成っている。そして、スタンド１０
の脚部を上記のように構成することにより、サイクロン
１にその下端側から被せる集塵袋９の装着が容易である
うえ、集塵後の集塵袋９の取り外しも容易にできる。ま
た、集塵袋９に塵埃が充満してその重量が大となって
も、集塵袋９が安定した姿勢に保持される。
【００２０】集塵袋９はその開口端側を外筒体３の下部
に被せて止めバンド１５によって固定して装着する。な
お、図示を省略するが、集塵袋９は、予め縮径弾性輪
（ゴム輪等）によって絞ったものとして、この態様の集
塵袋９を、絞られた開口端側を広げるようにして外筒体
３の下端側から被せて止め保持するようにしてもよい。
そして、この態様の集塵袋９によれば、集塵袋９が満杯
になった際には、それをサイクロン１の外筒体３から下
方に引き抜くだけでその開口端側が略閉じるように絞ら
れるので、収集した塵埃が集塵袋９から漏出することが
なく、塵埃袋９に収集した塵埃の処理が簡便かつ衛生的
にできる。
に被せて止めバンド１５によって固定して装着する。な
お、図示を省略するが、集塵袋９は、予め縮径弾性輪
（ゴム輪等）によって絞ったものとして、この態様の集
塵袋９を、絞られた開口端側を広げるようにして外筒体
３の下端側から被せて止め保持するようにしてもよい。
そして、この態様の集塵袋９によれば、集塵袋９が満杯
になった際には、それをサイクロン１の外筒体３から下
方に引き抜くだけでその開口端側が略閉じるように絞ら
れるので、収集した塵埃が集塵袋９から漏出することが
なく、塵埃袋９に収集した塵埃の処理が簡便かつ衛生的
にできる。
【００２１】本発明に係る集塵装置においては、筒状の
排風口６が開口度調節構造を成している。すなわち、排
風口６の内面には係止部１６が形成されており、排風口
６の上端からは排風に対する抵抗体１７が落とし込むよ
うに成っていて、抵抗体１７を排風口６内に落とし込ん
で係止部１６に係止させることにより開口度を絞って、
排風量を減ずることができる構成である。したがって、
抵抗体１７を空気の流通抵抗の種々異なるものを用意し
ておけば、抵抗体１７の選択的使用によって排風量を適
宜調節することができ、穀物乾燥機の機種や容量などに
応じて、集塵袋９が排塵口７側に吸引されない範囲で排
風量が最も多くなる状態に排風量を調節することができ
る。
排風口６が開口度調節構造を成している。すなわち、排
風口６の内面には係止部１６が形成されており、排風口
６の上端からは排風に対する抵抗体１７が落とし込むよ
うに成っていて、抵抗体１７を排風口６内に落とし込ん
で係止部１６に係止させることにより開口度を絞って、
排風量を減ずることができる構成である。したがって、
抵抗体１７を空気の流通抵抗の種々異なるものを用意し
ておけば、抵抗体１７の選択的使用によって排風量を適
宜調節することができ、穀物乾燥機の機種や容量などに
応じて、集塵袋９が排塵口７側に吸引されない範囲で排
風量が最も多くなる状態に排風量を調節することができ
る。
【００２２】図７に示す実施の形態では、排風口６とそ
れに接続したダクト１８との接続部位と、ダクトの１８
の延長接続部位にそれぞれ抵抗体１９，２０を設けてあ
る。なお、これらの抵抗体１９，２０は着脱交換自在と
して、排風量を調節する構成であることが望ましい。
れに接続したダクト１８との接続部位と、ダクトの１８
の延長接続部位にそれぞれ抵抗体１９，２０を設けてあ
る。なお、これらの抵抗体１９，２０は着脱交換自在と
して、排風量を調節する構成であることが望ましい。
【００２３】図８に示す実施の形態においては、サイク
ロン１がスタンド１０の支柱部１２に着脱自在と成って
おり、２１はその取付部である。このようにサイクロン
１をスタンド１０に着脱自在とすることにより、取り外
したサイクロ１をスタンド１０の姿勢保持部１４に収め
込むことができるので、段ボール箱２２などに梱包しや
すく、また梱包のための段ボール箱２２などの小型化を
図ることができる。
ロン１がスタンド１０の支柱部１２に着脱自在と成って
おり、２１はその取付部である。このようにサイクロン
１をスタンド１０に着脱自在とすることにより、取り外
したサイクロ１をスタンド１０の姿勢保持部１４に収め
込むことができるので、段ボール箱２２などに梱包しや
すく、また梱包のための段ボール箱２２などの小型化を
図ることができる。
【００２４】また、サイクロン１をスタンド１０の支柱
部１２に上げ下げ自在に装着した構成として、サイクロ
ン１を下げてスタンド１０の集塵袋の姿勢保持部１４に
収め込めるように構成することもできる。なお、この構
成においてスタンド１０の支柱部１２を伸縮可能な構造
にしてあれば、スタンド１０の支柱部１２を姿勢保持部
１４に収めたサイクロン１の高さと略同じ高さに成るの
で、梱包等が容易にできる。
部１２に上げ下げ自在に装着した構成として、サイクロ
ン１を下げてスタンド１０の集塵袋の姿勢保持部１４に
収め込めるように構成することもできる。なお、この構
成においてスタンド１０の支柱部１２を伸縮可能な構造
にしてあれば、スタンド１０の支柱部１２を姿勢保持部
１４に収めたサイクロン１の高さと略同じ高さに成るの
で、梱包等が容易にできる。
【００２５】
【発明の効果】本発明によれば、サイクロンの排風口の
開口度調節構造を備えることにより、穀物乾燥機の機種
や容量などに応じて、サイクロンの排塵口側にポリエチ
レン製などの密閉した集塵袋が吸い付かない範囲でサイ
クロンの排風量を十分大きく確保して、穀物乾燥機の違
いにかかわらず、密閉した集塵袋に集塵を効率よく収集
することができる穀物乾燥機の集塵装置が得られるもの
である。
開口度調節構造を備えることにより、穀物乾燥機の機種
や容量などに応じて、サイクロンの排塵口側にポリエチ
レン製などの密閉した集塵袋が吸い付かない範囲でサイ
クロンの排風量を十分大きく確保して、穀物乾燥機の違
いにかかわらず、密閉した集塵袋に集塵を効率よく収集
することができる穀物乾燥機の集塵装置が得られるもの
である。
【図１】本発明に係る集塵装置の一実施の形態を示す全
体斜視図である。
体斜視図である。
【図２】図１のものに集塵袋を止め保持した態様を示す
全体斜視図である。
全体斜視図である。
【図３】図１のものの要部断面図である。
【図４】排風に対する抵抗体を装着した態様を示す要部
断面図である。
断面図である。
【図５】図４の態様から抵抗体を取り外した態様を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
【図６】抵抗体を取り外した状態の全体斜視図である。
【図７】本発明の他の実施の形態を示す要部断面図であ
る。
る。
【図８】本発明のさらに他の実施の形態に係る集塵装置
の梱包態様を示す斜視図である。
の梱包態様を示す斜視図である。
１ サイクロン ２ 円錐筒体 ３ 外筒体 ４ 旋回部 ５ 排風送込口 ６ 排風口 ７ 排塵口 ８ 膨出部 ９ 集塵袋 １０ スタンド １１ Ｕ字状の足部 １２ 支柱部 １３ 支持部材 １４ 姿勢保持部 １５ 止めバンド １６ 係止部 １７ 抵抗体 １８ ダクト １９、２０ 抵抗体 ２１ 取付部 ２２ 段ボール箱
Claims (5)
- 【請求項１】 穀物乾燥機の排風口または穀物乾燥機に
付設した排塵機の排塵口に接続して、穀物乾燥機の排風
口または排塵機の排塵口から排出される排風中の塵埃を
分離して収集する集塵装置であって、穀物乾燥機の排風
口または排塵機の排塵口から排出される排風を導入して
旋回させながら塵埃を分離するサイクロンを備えて成
り、このサイクロンの下向きに開口している排塵口側に
は集塵袋が密閉状に装着され、かつサイクロンの上向き
に開口している排風口には排塵袋の吸引を防止するため
の開口度調節構造を備えていることを特徴とする穀物乾
燥機の集塵装置。 - 【請求項２】 サイクロンの排風口は筒状であって、そ
の開口度調節構造は、排風に対する抵抗体を落とし込み
状に装着し、かつ開口度の異なるものを選択的に着脱自
在であることを特徴とする請求項１項記載の穀物乾燥機
の集塵装置。 - 【請求項３】 サイクロンは、それを垂直姿勢に保持す
るスタンドに取り付けられており、スタンドはその設置
面とサイクロンの下端部との間隔を集塵袋の満量態様に
おける上下高さと略同等に構成されているとともに、ス
タンドの脚部が塵埃を収集して膨張態様となった集塵袋
の姿勢保持部を成していることを特徴とする請求項１ま
たは２記載の穀物乾燥機の集塵装置。 - 【請求項４】 サイクロンは、スタンドの支柱部に取り
外し自在に装着されていて、サイクロンをスタンドから
外してスタンドの集塵袋の姿勢保持部に収め込めるよう
に構成されていることを特徴とする請求項３記載の穀物
乾燥機の集塵装置。 - 【請求項５】 サイクロンは、スタンドの支柱部に上げ
下げ自在に装着されていて、サイクロンを下げてスタン
ドの集塵袋の姿勢保持部に収め込めるように構成されて
いることを特徴とする請求項３記載の穀物乾燥機の集塵
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000221395A JP2002039679A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 穀物乾燥機の集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000221395A JP2002039679A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 穀物乾燥機の集塵装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002039679A true JP2002039679A (ja) | 2002-02-06 |
Family
ID=18715805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000221395A Pending JP2002039679A (ja) | 2000-07-21 | 2000-07-21 | 穀物乾燥機の集塵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002039679A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006159141A (ja) * | 2004-12-09 | 2006-06-22 | Kaneko Agricult Mach Co Ltd | サイクロン分離方法及びその装置 |
| CN101676661A (zh) * | 2008-09-19 | 2010-03-24 | 株式会社佐竹 | 谷物类干燥方法及谷物类干燥机 |
| CN110762997A (zh) * | 2019-10-17 | 2020-02-07 | 义乌喵小乐宠物用品有限公司 | 一种化工原料烘干装置 |
| CN115560562A (zh) * | 2022-09-23 | 2023-01-03 | 北京金雕建材检测有限公司 | 一种电热鼓风干燥箱 |
-
2000
- 2000-07-21 JP JP2000221395A patent/JP2002039679A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN115560562B (zh) * | 2022-09-23 | 2024-03-12 | 北京金雕建材检测有限公司 | 一种电热鼓风干燥箱 |
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Legal Events
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| A977 | Report on retrieval |
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| A02 | Decision of refusal |
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