JP2002039660A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002039660A
JP2002039660A JP2000228205A JP2000228205A JP2002039660A JP 2002039660 A JP2002039660 A JP 2002039660A JP 2000228205 A JP2000228205 A JP 2000228205A JP 2000228205 A JP2000228205 A JP 2000228205A JP 2002039660 A JP2002039660 A JP 2002039660A
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temperature
main control
digital temperature
temperature sensor
sensor
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Application number
JP2000228205A
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English (en)
Inventor
Moichi Kawai
茂一 川合
Toshimichi Hirata
俊道 平田
Takeshi Rakuma
毅 樂間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2700/00Means for sensing or measuring; Sensors therefor
    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature
    • F25D2700/123Sensors measuring the inside temperature more than one sensor measuring the inside temperature in a compartment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価なマイコンを用いた副制御部を設けるこ
となく、配線数を低減させることにより、コストを抑
え、信頼性を向上させ、さらに、配線を通しての熱の侵
入を少なくする。 【解決手段】 冷蔵庫の各部の温度を検知するための温
度センサとして、それぞれ固有の識別番号を記録したR
OMと、温度に対応したデジタル信号を出力する温度検
知部と、該温度検知部の出力を一時的に保持するメモリ
と、ロジック制御回路等を一つの半導体チップ上に集積
したデジタル温度センサ18〜24を用いる。各デジタ
ル温度センサ18〜24は、バス接続により冷蔵庫全体
を制御する主制御部25に接続する。主制御部25は、
前記識別番号に基づいて各デジタル温度センサを指定し
てコマンドを送って各部の温度データを取得し、圧縮機
11、電動ファン13,16、除霜用のヒータ14,1
7等を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数箇所の温度を
検知し、それらの検知温度に基づいて各種の運転制御を
行うようにした冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、家庭用冷蔵庫では、通常、冷蔵
室と冷凍室とを具え、冷蔵室及び冷凍室もそれぞれ複数
の庫室に分けられていたりする。そのように、最近の冷
蔵庫は、多数の庫室を有することから、各庫室内を効率
的に冷却できるように、冷却器を冷蔵室用と冷凍室用と
に分けて、それぞれに電動ファンを設け、さらに、各庫
室へ冷気を送る冷気ダクト中に電動ダンパを設けてい
る。また、各庫室や冷却器等にサーミスタよりなる温度
センサを設け、それら温度センサの検知温度に基づい
て、圧縮機や電動ファン及び電動ダンパ等を制御して、
それぞれの庫室内が最適な温度に維持されるようにして
いる。
【0003】それらの制御は、制御基板に設けられたマ
イコンにより行われが、その際、各温度センサと制御基
板との間を導線で接続して、温度センサの出力をマイコ
ンに入力し、また、制御基板から圧縮機や電動ファン及
び電動ダンパ等に配線して、マイコンによりそれらをオ
ンオフ制御する。従来の冷蔵庫では、そのようにして各
庫室内を最適な温度に保つようにしている。
【0004】ただ、そのような冷蔵庫では、制御基板と
圧縮機,電動ファン,電動ダンパ及び各温度センサ等と
の間の配線数が膨大になって、コストや信頼性の点で不
利になる。また、各庫室を形成する内箱の外周部は、外
側からの熱の侵入を防ぐため断熱箱体で覆われている
が、電動ファン,電動ダンパ及び各温度センサ等を接続
する配線は、その断熱箱体を貫通させて外部に引き出す
必要がある。その際、配線の本数が多くなるため、外部
から断熱箱体を貫通する部分の配線を通して侵入する熱
量が多くなって、冷却効率を低下させる原因となってい
た。
【0005】そこで、例えば、特許第2994524号
公報(F25D 29/00)に示されるように、各庫室内にマイコ
ンを具えた副制御部を設けることにより、配線数を低減
させるようにした技術が提案されている。
【0006】この冷蔵庫では、庫室外に配置された制御
基板上に、主制御部として、冷蔵庫内の各装置を統括し
て制御するマイコンを設け、各庫室内に、副制御部とし
て、各庫室内の装置をオンオフ制御するマイコンを設け
る。各副制御部は、バス形式で主制御部と接続され、各
庫室内の各装置は、それぞれの副制御部に接続される。
そして、副制御部は、主制御部と通信を行いながら主制
御部からの指令に基づいて各装置のオンオフを制御す
る。このようにすれば、各装置の配線は、それぞれの副
制御部まで行えばよくなり、全体の配線数を低減させる
ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記主
制御部と副制御部とで制御を行うようにした冷蔵庫に
は、副制御部に高価なマイコンが必要になって、コスト
高になるという問題点があった。
【0008】本発明は、そのような問題点を解決し、高
価なマイコンが必要になる副制御部を設けることなく、
配線数を低減させることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の冷蔵庫は、1本の信号線とグラン
ド線とを接続するポートを有し、固有の識別番号が記録
された入出力回路と、温度に対応したデジタル信号を出
力する温度検知部と、該温度検知部の出力を一時的に保
持するメモリと、前記信号線を通して外部から与えられ
るコマンドに応じて、前記温度検知部の出力を前記メモ
リに書き込み、また、該メモリに書き込んだデータを前
記信号線上に出力するロジック制御回路とを一つの半導
体チップ上に集積したデジタル温度センサを各部に配置
し、前記各デジタル温度センサをバス接続により冷蔵庫
全体を制御する主制御部に接続したことを特徴とする。
このようにすると、高価なマイコンが必要になる副制御
部を設けることなく、配線数を低減させることができ
る。
【0010】また、請求項2に記載の冷蔵庫は、前記主
制御部が、前記識別番号に基づいて各デジタル温度セン
サを指定してコマンドを与え、前記温度検知部の出力を
前記メモリに書き込ませ、該メモリに書き込まれたデー
タを読み出すことにより各部の温度データを取得し、制
御を実行することを特徴とする。このようにすると、主
制御部は、各部の温度を確実に取得することができる。
【0011】また、請求項3に記載の冷蔵庫は、前記デ
ジタル温度センサに、外部から書き換え可能な不揮発性
メモリを設け、該不揮発性メモリに各デジタル温度セン
サの設置場所情報を書き込むようにし、前記主制御部
は、前記設置場所情報に基づいてデジタル温度センサの
設置場所を判別するようにしたことを特徴とする。この
ようにすると、主制御部は、各デジタル温度センサの設
置場所を容易に判別できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、冷蔵庫の断面図で
ある。図1において、1は断熱箱体、2は内箱、3は冷
蔵室、4は野菜室、5は冷凍,貯氷室、6は冷凍室、7
〜10はドア、11は圧縮機、12,15は冷却器、1
3,16は電動ファン、14,17はヒータである。
【0013】圧縮機11で圧縮された高温高圧の冷媒
は、図示しない凝縮器で凝縮されて冷却器12,15に
供給される。供給された冷媒は、冷却器12,15で気
化する際の気化熱により周囲の空気を冷却し、その後圧
縮機11に戻される。冷却器12で冷却された空気は、
電動ファン13により冷蔵室3と野菜室4の中に送られ
る。また、冷却器15で冷却された空気は、電動ファン
16により冷凍,貯氷室5と冷凍室6の中に送られる。
【0014】そのようにして庫内の冷却が行われるが、
運転が行われる間に、冷却器12,15には霜が付着し
ていき、その霜が厚くなると冷却効果が低下する。そこ
で、冷却器12や冷却器15にある程度霜が付着した段
階で、ヒータ14,17をオンにして、霜取りを行う。
【0015】圧縮機11や電動ファン13,16やヒー
タ14,17等の制御は、冷蔵庫の各部の温度を検知し
ながら行われるが、例えば、図2に各庫室を前側から見
た状態で示すように、それらの温度を検知するための温
度センサ18〜23は、冷蔵庫内各部に多数配置され
る。従来の冷蔵庫では、それらの温度センサとして、サ
ーミスタが用いられていたが、本発明の冷蔵庫では、そ
れらの温度センサとしてデジタル温度センサを用いる。
【0016】ここで、デジタル温度センサについて説明
する。デジタル温度センサは、半導体の物性変化に基づ
いて温度を検知してデジタル信号として出力する温度検
知部、該温度検知部の出力等を保持するRAMやE2
OM、それらを制御する制御回路等を一つの半導体チッ
プ上に集積したデバイスである。そして、主制御部に対
して、1本の信号線とグランド線だけで複数個をバス形
式で接続できるようになっている。
【0017】それぞれのデジタル温度センサには、64
ビットの固有の識別番号が付されており、主制御部は、
バス接続された複数のデジタル温度センサをその識別番
号に基づいて識別することができる。
【0018】図11は、デジタル温度センサのブロック
図である。入出力回路30は、1ワイヤで通信するとき
にデータを伝送する信号線DQを接続するポートを具え
ていると共に、レーザで刻印された64ビットのマスク
ROMを具えている。そして、その64ビットのマスク
ROMには、それぞれのデジタル温度センサ固有の識別
番号が書き込まれている。
【0019】スクラッチパッド・メモリ31は、8バイ
トのRAMであり、主制御部と通信を行うときのデータ
保持のために使う。制御回路32は、ロジック回路で構
成されており、主制御部からのコマンドに応じてプロセ
ス制御により通信を行う。温度検知部33は、半導体の
物性変化に基づいて温度を検知し、2バイトの温度デー
タとして温度レジスタに格納する。高温閾値レジスタ3
4と低温閾値レジスタ35は、取付位置情報を書き込ん
で保持している。
【0020】環境設定レジスタ36は、測定温度の解像
度と最大変換時間とを決定するための環境設定データを
保持する。さらに、CRC生成回路37は、主制御部へ
データを送信する際に、データのエラーチェック用のC
RCコードを生成して主制御部側に提供する。
【0021】スクラッチパッド・メモリ31の各バイト
には、図12に示すように、最初の2バイトには、温度
検知部33で計測された温度データが、下位桁と上位桁
とに分けて格納される。3バイトめと4バイトめには、
電源ON毎に、E2 ROM上の高温閾値レジスタ34と
低温閾値レジスタ35とから、取付位置情報が転写され
る。6バイトめから8バイトめは使用されない。
【0022】このようなデジタル温度センサを冷蔵庫の
各部に配置し、それらをバス接続により冷蔵庫全体を制
御する主制御部に接続する。その際、各デジタル温度セ
ンサの動作用電力は、電源線VDDを直流電源に接続して
与えてもよいが、信号線DQを一定時間以上継続させて
ハイにすることによりコンデンサCを充電して、それか
ら得ることもできる。そのようにすれば、電源線の接続
が不要となって、その分、配線数を少なくすることがで
きる。また、デジタル温度センサにおける待機電力消費
はゼロになる。
【0023】そのようなデジタル温度センサに、信号線
DQを通して主制御部から温度データの出力を指令する
コマンドが与えられると、温度検知部33からスクラッ
チパッド・メモリ31に温度データを書き移してから、
信号線DQに出力することにより行われる。その際、温
度検知部33は、例えば、0.5℃ステップで−55℃
〜+125℃の範囲で計測可能である。
【0024】また、信号線DQを通して主制御部からア
ラームサーチ・コマンドが与えられたとき、その時の温
度検知部33の温度が高温閾値レジスタ34と低温閾値
レジスタ35に設定されている温度範囲外にあるときだ
け、信号線DQに識別番号を出力する。
【0025】図2に示すように、そのようなデジタル温
度センサ18,19,21を冷蔵室3、冷凍,貯氷室
5、冷凍室6に設ける。また、製氷皿(図示せず)に水
が入ったことと製氷が完了したことを検知するためのデ
ジタル温度センサ20を製氷皿に近傍に設け、そしてま
た、冷却器12と冷却器15の近傍に、除霜終了検知用
のデジタル温度センサ22,23を設ける。さらに、図
2には図示しないが、外気温を検知するためのデジタル
温度センサを、ドア7の前面内部に設ける。
【0026】図3は、冷蔵庫の制御ブロック図である。
符号は、図1,図2のものに対応しており、24は外気
温を検知するためのデジタル温度センサである。各デジ
タル温度センサ18〜24は、信号線DQとグランド線
GNDを介して主制御部25にバス接続している。また、
圧縮機11、電動ファン13,16、ヒータ14,17
等を電源線により主制御部25に接続している。
【0027】主制御部25は、各デジタル温度センサ1
8〜24と常時通信しながら、各部の温度データを取得
する必要があるが、その前に、現在、信号線DQにどの
ようなデジタル温度センサがいくつ接続されているかを
確認するため、各デジタル温度センサ18〜24の識別
番号を取得する。そして、その結果に基づいて、必要な
デジタル温度センサから温度データを取得する。それら
に必要な主制御部25と各デジタル温度センサ18〜2
4との通信は、全て初期化シーケンスから開始される。
【0028】図4は、センサ識別番号の読み出し手順を
示すタイムチャートである。初期化シーケンスは、主制
御部25からリセットパルスを送信することと、各デジ
タル温度センサ18〜24がそれに対して応答すること
とで完了する。
【0029】信号線DQは、アイドル状態のときH(ハ
イ)となっている。リセットパルスは、図5に示すよう
に、一定時間T1 (例えば、480μsec)以上のL
(ロー)パルスであり、主制御部25は、その後、信号
線DQをHにして受信モードになる。そして、信号線D
Qに接続されている各デジタル温度センサ18〜24
は、一定時間T2 (例えば、15〜60μsec)の間
待機した後、図5に点線で示すように、一定時間T
3 (例えば、60〜240μsec)以上、信号線DQ
のレベルをLに落とすことにより自己の存在を示す。そ
のことが、リセットパルスに対する応答信号となる。
【0030】主制御部25は、この応答信号があったと
き、信号線DQに少なくとも1個のデジタル温度センサ
が接続されていることが判る。そこで、主制御部25
は、次に、各デジタル温度センサ18〜24の識別番号
を確認するためのサーチコマンドを信号線DQに出力す
る。主制御部25が出力するコマンドは全て8ビットよ
りなり、サーチコマンドは、例えば図6に示すように、
「1,1,1,1,0,0,0,0」、16進表示でF
0Hとなる。
【0031】そのようなサーチコマンドを受信すると、
各デジタル温度センサ18〜24は、それぞれの識別番
号を0ビット目から順に1ビットずつ信号線DQに出力
する。次に、識別番号の出力の仕方について説明する。
【0032】ここでは、説明を簡略化するため、信号線
DQに4個のデジタル温度センサが接続されており、そ
れらの識別番号が、それぞれ、 センサ1…00110・・・ センサ2…10101・・・ センサ3…11110・・・ センサ4…00010・・・ であった場合で説明する。
【0033】主制御部25がサーチコマンドを出力する
と、各デジタル温度センサは、それぞれが持っている識
別番号の最初の1ビット(0ビット目)の値を出力す
る。すなわち、センサ1,4は、「0」を出力し(言い
換えれば、信号線DQをL側へ引っ張る)、センサ2,
3は、「1」を出力する(言い換えれば、信号線DQを
H側のまま保持しようとする)。そして、信号線DQを
L側へ引っ張るセンサが1個でもあれば、結果的に信号
線DQはLになって、主制御部25は、「0」を読み取
る。
【0034】図7は、サーチコマンドに対するデジタル
温度センサのビット毎の出力方法を示す図である。ま
ず、主制御部25が短い期間T4 だけ信号線DQをLに
引き下げる。その際、センサは、「1」を出力するとき
は、Hを保持する。その結果、信号線DQのレベルは、
図7(イ)に示すようになる。一方、センサが「0」を
出力するときは、主制御部25が期間T4 だけ信号線D
QをLに引き下げるのと同時にセンサもLに引き下げ、
さらに、期間T4 経過後も期間T5 が経過するまでLを
保持する。その結果、信号線DQのレベルは、図7
(ロ)に示すようになる。主制御部25は、期間T4
過後に信号線DQのレベルをみることにより、センサが
「1」と「0」のいずれを出力しているかを確認でき
る。
【0035】次に、各デジタル温度センサは、0ビット
目の補数値を出力する。すなわち、センサ1,4は、
「1」を出力し、センサ2,3は、「0」を出力する。
その結果、主制御部25は、「0」を読み取る。そのよ
うにして「0,0」を読み取ったことにより、主制御部
25は、0ビット目に「1」を有しているセンサと、
「0」を有しているセンサとが混在していることが判
る。
【0036】ここで、主制御部25は、各デジタル温度
センサによる、それぞれの識別番号のあるビットの値と
その補数値との2回の出力による信号線のレベル変化に
より、次のように判定できる。
【0037】すなわち、「0,0」であったら、そのビ
ットの値がそれぞれ異なっているセンサが存在し、
「0,1」であったら、接続されている全てのセンサ
は、そのビットの値が「0」であり、「1,0」であっ
たら、接続されている全てのセンサは、そのビットの値
が「1」であり、「1,1」であったら、信号線にセン
サは接続されていないことが判る。
【0038】前述のように、0ビット目に「1」を有し
ているセンサと、「0」を有しているセンサとが混在し
ていることが判ったら、主制御部25は、そのビット位
置を記憶すると共に、その内の一方の「0」を、一つめ
のセンサ識別番号の0ビット目としてメモリに書き込む
と共に、「0」を出力する。その「0」の出力は、識別
番号の0ビット目に「0」を持つセンサ、上の例では、
センサ1,4に対する次のビットの検索コマンドとな
る。したがって、識別番号の0ビット目に「1」を持つ
センサ2,3は、その後は応答しない。
【0039】センサ1,4の識別番号の1ビット目は、
共に「0」であるから、センサ1,4は、共に「0,
1」を出力する。その結果、主制御部25は、選択され
た全てのセンサは、1ビット目の値が「0」であること
が判る。その結果、「0」を一つめのセンサ識別番号の
1ビット目としてメモリに書き込むと共に、「0」を出
力して、両者に2ビット目の検索コマンドを出す。
【0040】センサ1の識別番号の2ビット目は「1」
であるので「1,0」を出力するのに対して、センサ4
の識別番号の2ビット目は「0」であるので「0,1」
を出力する。その結果、信号線は、「0,0」となっ
て、主制御部25は、そのビットの値がそれぞれ異なっ
ているセンサが存在していることが判る。その結果、そ
のビット位置を記憶すると共に、「0」を一つめのセン
サ識別番号の2ビット目としてメモリに書き込むと共
に、「0」を出力して、識別番号の2ビット目に「0」
を持つセンサ、上の例では、センサ4に対して3ビット
目の検索コマンドを出す。したがって、2ビット目に
「1」を持つセンサ1は、その後は応答しない。
【0041】以下、主制御部25は、センサ4のみに対
して同様な処理を繰り返し、信号ラインに接続されたデ
ジタル温度センサの内の一つ目の識別番号が確定され
る。
【0042】主制御部25は、一つ目の識別番号が確定
されたら、新しいサーチシーケンスを最初から繰り返し
て実行する。その間、二つ目の識別番号が順次記憶され
ていく。そして、前回、最後に「0」と「1」とで分岐
したビット位置である2ビット目になったら、今度は、
「1」を二つめのセンサ識別番号の2ビット目としてメ
モリに書き込むと共に、「1」を出力して、識別番号の
2ビット目に「1」を持つセンサ、上の例では、センサ
1に対して3ビット目の検索コマンドを出す。
【0043】以下、主制御部25は、センサ1のみに対
して同様な処理を繰り返し、信号ラインに接続されたデ
ジタル温度センサの内の二つ目の識別番号が確定され
る。
【0044】主制御部25は、二つ目の識別番号が確定
されたら、再び、新しいサーチシーケンスを最初から繰
り返して実行する。その間、三つ目の識別番号が順次記
憶されていく。そして、前回、最後に「0」と「1」と
で分岐したビット位置である0ビット目で、今度は、
「1」を三つめのセンサ識別番号の0ビット目としてメ
モリに書き込むと共に、「1」を出力して、識別番号の
0ビット目に「1」を持つセンサ、上の例では、センサ
2,3に対して1ビット目の検索コマンドを出す。した
がって、0ビット目に「0」を持つセンサ1,4は、そ
の後は応答しない。
【0045】センサ2の識別番号の1ビット目は「0」
であるので「0,1」を出力するのに対して、センサ3
の識別番号の1ビット目は「1」であるので「1,0」
を出力する。その結果、信号線は、「0,0」となっ
て、主制御部25は、そのビットの値がそれぞれ異なっ
ているセンサが存在していることが判る。その結果、そ
のビット位置を記憶すると共に、「0」を三つめのセン
サ識別番号の1ビット目としてメモリに書き込むと共
に、「0」を出力して、識別番号の1ビット目に「0」
を持つセンサ、上の例では、センサ2に対して2ビット
目の検索コマンドを出す。したがって、1ビット目に
「1」を持つセンサ3は、その後は応答しない。
【0046】以下、主制御部25は、センサ2のみに対
して同様な処理を繰り返し、信号ラインに接続されたデ
ジタル温度センサの内の三つ目の識別番号が確定され
る。
【0047】主制御部25は、三つ目の識別番号が確定
されたら、再び、新しいサーチシーケンスを最初から繰
り返して実行する。その間、四つ目の識別番号が順次記
憶されていく。そして、前回、最後に「0」と「1」と
で分岐したビット位置である1ビット目で、今度は、
「1」を四つめのセンサ識別番号の1ビット目としてメ
モリに書き込むと共に、「1」を出力して、識別番号の
1ビット目に「1」を持つセンサ、上の例では、センサ
3に対して1ビット目の検索コマンドを出す。
【0048】以下、主制御部25は、センサ3のみに対
して同様な処理を繰り返し、信号ラインに接続されたデ
ジタル温度センサの内の四つ目の識別番号が確定され、
サーチシーケンスが完了する。
【0049】主制御部25は、そのようにして、信号線
DQに接続されている全てのデジタル温度センサ18〜
24の識別番号を知ることができる。
【0050】一方、主制御部25は、各部の温度データ
を取得する際には、デジタル温度センサ18〜24に対
して、温度データの送信を指令するコマンドを出すが、
その際に、どの識別番号のデジタル温度センサがどの部
分に設けられたものなのかを把握しておく必要がある。
その手段としては、各デジタル温度センサの識別番号と
その設置場所とを対応付けた対応テーブルを、予め主制
御部25に持たせておいてもよい。また、冷蔵庫を組み
立てた後に、全ての装置を一斉に運転して各デジタル温
度センサから順に温度データを取得し、そのときの温度
変化からどのデジタル温度センサがどの部分に設置され
たものであるかを判断して対応テーブルを作るようにし
てもよい。
【0051】さらに、前述の高温閾値レジスタ34や低
温閾値レジスタ35に、温度データの代わりに位置情報
を書き込み、それに基づいて、デジタル温度センサの識
別番号とその設置場所とを対応付けるようにしてもよ
い。そのようにすれば、各デジタル温度センサの識別番
号とその設置場所とを対応付けた対応テーブルを作る必
要がなくなる。
【0052】主制御部25は、各デジタル温度センサ1
8〜24の識別番号を指定して、温度データの送信を指
令することにより、必要な個所の温度データを取得しな
がら、圧縮機11、電動ファン13,16、ヒータ1
4,17等のオンオフを制御する。次に、各デジタル温
度センサ18〜24からの温度データ取得の仕方につい
て説明する。
【0053】図8は、センサ温度取得手順を示すタイム
チャートである。まず、主制御部25からリセットパル
スを送信し、各デジタル温度センサ18〜24がそれに
対して応答するという初期化シーケンスを行う。その
後、温度データを取得しようとするデジタル温度センサ
を指定するため、指定コマンドを送信する。その指定コ
マンドは、前述のサーチコマンドと同様に、8ビット
で、例えば、55Hのデータを送信する。
【0054】そして、その直後に、指定アドレスとし
て、温度データを取得しようとするデジタル温度センサ
の識別番号を送信する。その送信は、図9に示すよう
に、短期間T6 だけ信号線DQをLに引き下げた後Hに
する「1」と、長期間T7 信号線DQをLに引き下げた
後Hにする「0」とを、64ビット分連続させることに
より行う。そのようにして、指定アドレスを送信し、各
デジタル温度センサ18〜24がそれを受信したら、そ
の識別番号を有するデジタル温度センサのみが、次のコ
マンドを受け付ける。
【0055】そして、主制御部25は、指定アドレスを
送信した後、それに続けて温度計測コマンドを送信す
る。その温度計測コマンドも、前述の各コマンドと同様
に、8ビットで、例えば、44Hのデータを送信する。
前記指定アドレスで指定され、温度計測コマンドを受信
したデジタル温度センサは、温度検知部33(図11)
からスクラッチパッド・メモリ31に温度データを書き
移す。
【0056】デジタル温度センサがスクラッチパッド・
メモリ31に温度データを書き移すには、所定の時間
(200m秒程度)が必要であるので、主制御部25
は、その時間だけ待ってから、再び、リセットパルスを
送信し、各デジタル温度センサ18〜24がそれに対し
て応答するという初期化シーケンスを行う。その後、再
び、先に送信したものと同じ識別番号を指定する指定ア
ドレスを送信した後、それに続けてメモリ読出コマンド
を送信する。
【0057】指定されたデジタル温度センサは、そのコ
マンドを受信したら、スクラッチパッド・メモリ31の
全データとCRCデータとを含む9バイト(72ビッ
ト)分のデータを1ビットずつ連続して出力する。その
際の出力の仕方は、図7で説明した、サーチコマンドに
対する応答時と同様の方法で「1」と「0」とを出力す
る。すなわち、「1」を出力するときは、主制御部25
が期間T4 だけ信号線DQをLに引き下げる。その際、
センサは、Hを保持する。また「0」を出力するとき
は、主制御部25が期間T4 だけ信号線DQをLに引き
下げた際、センサは、それと同時にLに引き下げ、さら
に、センサは、期間T4 経過後も期間T5 が経過するま
でLを保持する。そのような処理を9バイト(72ビッ
ト)分繰り返す。その結果、信号線DQには図10に示
すようなHとLの連続したレベル変化が現れて、主制御
部25はそれを読み取ることにより、スクラッチパッド
・メモリ31の内容を読み出すことができる。
【0058】そして、その内の、先頭の2バイトが温度
データであるので、読み出した9バイトの内の先頭の2
バイトを抜き出し、温度データとして保持する。
【0059】このように、冷蔵庫の各部の温度を検知す
る温度センサとしてデジタル温度センサを用いれば、各
デジタル温度センサ18〜24は、バス接続により2本
の導線だけで多数を接続できるため、配線数を低減させ
ることができる。その結果、コストを抑え、信頼性を向
上させ、さらに、配線を通しての熱の侵入を低減させる
ことができる。また、デジタル温度センサは、各庫室に
マイコンよりなる副制御部を設ける場合に比べて、コス
トを格段に低減させることができる。
【0060】また、主制御部25は、前述したような方
法で、信号線に接続されているデジタル温度センサを自
動的に確認し、それらのデジタル温度センサから温度デ
ータを取得することができるので、主制御部25に、使
用するデジタル温度センサを予め設定しておく必要がな
くなる。したがって、冷蔵室の数が異なって、必要なデ
ジタル温度センサの数が異なるような、様々な機種に対
しても、主制御部25としてハード,ソフト共に同一の
デバイスを共用することが可能になって、コストの低減
が可能になる。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、デジタル温度センサを各部に配置し、前記各デジタ
ル温度センサをバス接続により主制御部に接続したの
で、高価なマイコンを用いた副制御部を設けることな
く、配線数を低減させることができ、その結果、コスト
を抑え、信頼性を向上させ、さらに、配線を通しての熱
の侵入を低く抑えることができる。
【0062】また、請求項2に記載の冷蔵庫は、主制御
部が、前記識別番号に基づいて各デジタル温度センサを
指定してコマンドを与えて、温度検知部の出力を前記メ
モリに書き込ませ、該メモリに書き込まれたデータを読
み出すようにしたので、各部の温度を確実に取得するこ
とができる。
【0063】また、請求項3に記載の冷蔵庫は、デジタ
ル温度センサの不揮発性メモリに各デジタル温度センサ
の設置場所情報を書き込むようにしたので、主制御部
は、各デジタル温度センサの設置場所を容易に判別でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷蔵庫の断面図である。
【図2】デジタル温度センサの配置図である。
【図3】冷蔵庫の制御ブロック図である。
【図4】センサ識別番号の読み出し手順を示すタイムチ
ャートである。
【図5】リセットパルスと応答信号を示す図である。
【図6】サーチコマンドの具体例を示す図である。
【図7】サーチコマンドに対するデジタル温度センサの
ビット毎の出力方法を示す図である。
【図8】センサ温度取得手順を示すタイムチャートであ
る。
【図9】センサアドレス指定信号の具体例である。
【図10】メモリデータの送信例を示す図である。
【図11】デジタル温度センサのブロック図である。
【図12】デジタル温度センサのメモリマップである。
【符号の説明】
1…断熱箱体 2…内箱 3…冷蔵室 4…野菜室 5…冷凍,貯氷室 6…冷凍室 11…圧縮機 12,15…冷却器 13,16…電動ファン 14,17…ヒータ 18〜23…デジタル温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樂間 毅 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA02 BA01 CA02 DA02 EA01 LA05 MA02 NA03 NA19 PA01 PA02 PA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本の信号線とグランド線とを接続する
    ポートを有し、固有の識別番号が記録された入出力回路
    と、温度に対応したデジタル信号を出力する温度検知部
    と、該温度検知部の出力を一時的に保持するメモリと、
    前記信号線を通して外部から与えられるコマンドに応じ
    て、前記温度検知部の出力を前記メモリに書き込み、ま
    た、該メモリに書き込んだデータを前記信号線上に出力
    するロジック制御回路とを一つの半導体チップ上に集積
    したデジタル温度センサを各部に配置し、前記各デジタ
    ル温度センサをバス接続により冷蔵庫全体を制御する主
    制御部に接続したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記主制御部は、前記識別番号に基づい
    て各デジタル温度センサを指定してコマンドを与え、前
    記温度検知部の出力を前記メモリに書き込ませ、該メモ
    リに書き込まれたデータを読み出すことにより各部の温
    度データを取得し、制御を実行することを特徴とする請
    求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記デジタル温度センサに、外部から書
    き換え可能な不揮発性メモリを設け、該不揮発性メモリ
    に各デジタル温度センサの設置場所情報を書き込むよう
    にし、前記主制御部は、前記設置場所情報に基づいてデ
    ジタル温度センサの設置場所を判別するようにしたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載の冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7004625B2 (en) * 2002-05-21 2006-02-28 Acrolon Technologies, Inc. System and method for temperature sensing and monitoring
US7481068B2 (en) * 2003-12-10 2009-01-27 Liebherr-Hausgeräte Ochsenhausen GmbH Method for the storage of deep-frozen goods
EP3339782A1 (fr) * 2016-12-23 2018-06-27 Groupe Brandt Système de mesure de température pour un appareil réfrigérateur

Cited By (4)

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FR3061291A1 (fr) * 2016-12-23 2018-06-29 Groupe Brandt Systeme de mesure de temperature pour un appareil refrigerateur

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