JP2002039006A - エンジンの燃料供給装置 - Google Patents
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Abstract
動が添加用燃料の供給制御に対して干渉することを回避
し、排気浄化の最適化を図ることのできるエンジンの燃
料供給装置を提供する。 【解決手段】 燃料供給系10のサプライポンプ100
に備えられたフィードポンプ110は、燃料タンク20
0内の燃料を燃料通路P3を介して汲み上げ、燃料通路
P4に送り出す。燃料通路P4から分岐する他方の燃料
通路P6は、さらに添加燃料通路P2,P7に分岐す
る。添加燃料通路P2が調量弁16を介して燃料添加ノ
ズル17に連通する。燃料通路P7は、高圧ポンプ12
0に接続されている。ECU80は、調量弁16の開閉
弁を通じた排気系40への燃料添加にあたり、調量弁1
6の開弁時期が高圧ポンプ120による燃料の吸入時期
と重ならないように制御を行う。
Description
その駆動に供する他、排気系内の触媒に添加して排気を
浄化する機能を有する燃料供給装置に関する。
燃焼を行うガソリンエンジンのように、少なくとも所定
の運転領域において理論空燃比より高い空燃比の混合気
を燃焼して機関出力を得るエンジンは、その排気通路に
酸素の存在下でNOxを吸収するNOx吸収剤(触媒)
を備えるのが一般的である。
態ではNOxを吸収し、排気中の酸素濃度が低い状態で
はNOxを放出する特性を有する。ちなみに排気中に放
出されたNOxは、排気中にHCやCOといった還元成
分が存在していれば、それらと速やかに反応してN2に
還元される。また、NOx触媒は、排気中の酸素濃度が
高い状態にあるときでも所定の限界量のNOxを吸収す
ると、それ以上NOxを吸収しなくなる。
量に達する前に、吸気系のスロットル弁を閉弁する等に
よって吸気流量を低減するとともに排気系内に還元剤を
添加して、NOx触媒に吸収されたNOxを放出および
還元浄化し、NOx触媒のNOx吸収能力を回復させる
といった制御を所定のインターバルで繰り返せばよい。
成分は、気化(若しくは微粒化)することにより、上記
NOx触媒を機能させる還元剤として好適に作用する。
そこで、例えば特開平284647号公報に記載された
装置のように、燃料タンクから燃料を汲み上げるフィー
ドポンプと、フィードポンプ(フィード手段)から汲み
上げた燃料を導入し、高圧化して各燃焼室(燃料噴射
弁)に圧送供給する高圧ポンプ(昇圧手段)とを備えた
燃料供給装置において、フィードポンプおよび高圧ポン
プ間を連絡する燃料通路を通路途中から分岐させ、その
分岐通路を排気系に導く構成を適用している。
の供給源や同還元剤の移送用ポンプを別途に要すること
もなく、比較的簡易な装置構成によって、しかも効率的
に排気中のNOxを浄化することができるようになる。
料)の添加がNOx触媒に及ぼす作用は、添加される燃
料の総量、添加時期、形態(例えば気化状態や平均粒
径)等の要素によって大きく異なる。上記公報記載の装
置において、分岐通路から送られる燃料は、内開閉弁制
御の可能な噴射弁を用いて排気系内の触媒上流に添加
(噴射供給)されることとなるため、このような構成を
有する装置では、同噴射弁による添加燃料の噴射量(総
量や流量を含む)や噴射時期を緻密に調節し、上記要素
を定量的および定性的に正確に制御することが、NOx
触媒による排気浄化機能の最適化を図るために不可欠で
ある。
出すという高圧ポンプの機能上の特性から、同高圧ポン
プを通過する燃料に脈動が発生してしまうことは避け得
ない。そして、この高圧ポンプの作動に伴う脈動が分岐
通路に伝搬するため、上記噴射弁による添加燃料の噴射
量(総量や流量を含む)や噴射時期を緻密に調節するこ
とが困難となっていた。すなわち、添加燃料の噴射量や
噴射時期に関する定量的および定性的な制御通じてNO
x触媒による排気浄化機能の最適化を図ることが十分に
できなかった。
たものであって、その目的とするところは、燃焼用燃料
の高圧化に伴って生じる燃料の脈動が添加用燃料の供給
制御に対して干渉することを回避し、排気浄化の最適化
を図ることのできるエンジンの燃料供給装置を提供する
ことにある。
に、第1の発明は、エンジンの燃料タンクから燃料を汲
み上げるフィード手段と、該フィード手段によって汲み
上げられた燃料を導入し、昇圧する昇圧手段と、前記昇
圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射供給する燃
焼用燃料供給手段と、前記汲み上げられた燃料を当該エ
ンジンの排気系に設けられた触媒上流に噴射供給する触
媒添加用燃料供給手段と、前記汲み上げられた燃料を前
記昇圧手段に導く第1の燃料通路と、該第1の燃料通路
の通路途中より分岐して前記汲み上げられた燃料を前記
触媒添加用燃料供給手段に導く第2の燃料通路とを有し
てなるエンジンの燃料供給装置において、前記触媒添加
用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期と、前記昇圧
手段が燃料を導入する時期とを異ならしめる時期制御手
段を備えることを要旨とする。
入脈動が、燃料添加に影響を及ぼすことのない期間に燃
料添加時期を設定することとなり、排気系への燃料添加
の実施に際し、制御の緻密性や信頼性を向上させること
ができるようになる。
に効率よく図られるようになる。昇圧手段による昇圧動
作が安定することから燃焼用燃料供給手段へ圧送される
燃料の燃圧も一定に保持されるようになる。よって、同
燃焼用燃料供給手段によって噴射される噴霧の性状も安
定し、エンジンの安定した燃焼状態を確保することがで
きるようになる。
クから燃料を汲み上げるフィード手段と、当該エンジン
の駆動に同期して作動し、該フィード手段によって汲み
上げられた燃料を導入し、昇圧する昇圧手段と、前記昇
圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射供給する燃
焼用燃料供給手段と、前記汲み上げられた燃料を当該エ
ンジンの排気系に設けられた触媒上流に噴射供給する触
媒添加用燃料供給手段と、前記汲み上げられた燃料を前
記昇圧手段に導く第1の燃料通路と、該第1の燃料通路
の通路途中より分岐して前記汲み上げられた燃料を前記
触媒添加用燃料供給手段に導く第2の燃料通路とを有し
てなるエンジンの燃料供給装置において、前記触媒添加
用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期を、前記エン
ジンの特定の回転位相に同期させる時期制御手段を備え
ることを要旨とする。
入脈動の発生タイミングを確実に把握し、その脈動が燃
料添加に及ぼす影響を定量化することが容易となるた
め、排気系への燃料添加の実施に際し、制御の緻密性や
信頼性を十分に確保することができるようになる。
の発生タイミングを確実に把握し、同昇圧手段による燃
料の吸入脈動が燃料添加に影響を及ぼすことのない期間
を確実に選択して燃料添加時期を設定することも容易と
なる。
燃料を汲み上げるフィード手段と、該フィード手段によ
って汲み上げられた燃料を導入し、昇圧する昇圧手段
と、前記昇圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射
供給する燃焼用燃料供給手段と、前記汲み上げられた燃
料を当該エンジンの排気系に設けられた触媒上流に噴射
供給する触媒添加用燃料供給手段と、前記汲み上げられ
た燃料を前記昇圧手段に導く第1の燃料通路と、該第1
の燃料通路の通路途中より分岐して前記汲み上げられた
燃料を前記触媒添加用燃料供給手段に導く第2の燃料通
路とを有してなるエンジンの燃料供給装置において、前
記触媒添加用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期
と、前記燃焼用燃料供給手段が燃料を供給する時期とを
異ならしめる時期制御手段を備えることを要旨とする。
の動作に基づく燃圧変動と、前記燃焼用燃料供給手段の
動作に基づく燃圧変動とが相互に干渉することなく、エ
ンジンの燃焼および排気浄化の最適化が併せ図られるよ
うになる。
ンシステムに適用した一実施の形態について説明する。
10、燃焼室20、吸気系30及び排気系40等を主要
部として構成される直列4気筒のディーゼルエンジンシ
ステムである。
100、コモンレール12、燃料噴射弁13、緊急遮断
弁14、調量弁16、燃料添加ノズル17、機関機関燃
料通路P1及び添加燃料通路P2等を備えて構成され
る。
示略)から汲み上げた燃料を高圧にし、機関機関燃料通
路P1を介してコモンレール12に供給する。コモンレ
ール12は、サプライポンプ100から供給された高圧
燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能
を有し、この蓄圧した燃料を各燃料噴射弁13に分配す
る。燃料噴射弁13は、その内部に電磁ソレノイド(図
示略)を備えた電磁弁であり、適宜開弁して燃焼室20
内に燃料を噴射供給する。
クから汲み上げた燃料の一部を添加燃料通路P2を介し
て燃料添加ノズル17に供給する。添加燃料通路P2に
は、サプライポンプ100から燃料添加ノズル17に向
かって緊急遮断弁14、調量弁16が順次配設されてい
る。緊急遮断弁14は、緊急時において添加燃料通路P
2を遮断し、燃料供給を停止する。調量弁16は、燃料
添加ノズル17に供給する燃料の圧力(燃圧)を制御す
る。燃料添加ノズル17は所定圧以上の燃圧(例えば
0.2MPa)が付与されると開弁し、排気系40内に
燃料を噴射供給する機械式の開閉弁である。すなわち調
量弁16により燃料添加ノズル17上流の燃圧が制御さ
れることにより、所望の燃料が適宜のタイミングで燃料
添加ノズル17より噴射供給(添加)される。
る吸入空気の通路(吸気通路)を形成する。一方、排気
系40は、各燃焼室20から排出される排気ガスの通路
(排気通路)を形成する。
(ターボチャージャ)50が設けられている。ターボチ
ャージャ50は、シャフト51を介して連結された2つ
のタービンホイール52,53を備える。一方のタービ
ンホイール(吸気側タービンホイール)52は、吸気系
30内の吸気に晒され、他方のタービンホイール(排気
側タービンホイール)53は排気系40内の排気に晒さ
れる。このような構成を有するターボチャージャ50
は、排気側タービンホイール52が受ける排気流(排気
圧)を利用して吸気側タービンホイール53を回転さ
せ、吸気圧を高めるといったいわゆる過給を行う。
0に設けられたインタークーラ31は、過給によって昇
温した吸入空気を強制冷却する。インタークーラ31よ
りもさらに下流に設けられたスロットル弁32は、その
開度を無段階に調節することができる電子制御式の開閉
弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を
絞り、同吸入空気の供給量を調整(低減)する機能を有
する。
(吸気系30)及び下流(排気系40)をバイパスする
排気還流通路(EGR通路)60が形成されている。こ
のEGR通路60は、排気の一部を適宜吸気系30に戻
す機能を有する。EGR通路60には、電子制御によっ
て無段階に開閉され、同通路を流れる排気流量を自在に
調整することができるEGR弁61と、EGR通路60
を通過(還流)する排気を冷却するためのEGRクーラ
62が設けられている。
及びEGR通路60の連絡部位の下流には、吸蔵還元型
NOx触媒(以下、単にNOx触媒という)41を収容
した触媒ケーシング42が設けられている。触媒ケーシ
ング42に収容されたNOx触媒41は、例えばアルミ
ナ(Al2O3)を担体とし、この担体上に例えばカリ
ウム(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、
セシウムCsのようなアルカリ金属、バリウムBa、カ
ルシウムCaのようなアルカリ土類、ランタン(L
a)、イットリウム(Y)のような希土類と、白金Pt
のような貴金属とが担持されることによって構成され
る。
素が存在している状態においてはNOxを吸収し、運転
空燃比が理論空燃比より小さく、排気中に酸素が低く、
且つ還元成分(例えば燃料の未燃成分(HC))が存在
している状態においてはNOxをNO2若しくはNOに
還元して放出する。NO2やNOとして放出されたNO
xは排気中のHCやCOと速やかに反応することによっ
てさらに還元され、N2となる。ちなみにHCやCO
は、NO2やNOを還元することで、自身は酸化されて
H2OやCO2となる。すなわち、触媒ケーシング42
(NOx触媒41)に導入される排気中の酸素濃度やH
C成分を適宜調整すれば、排気中のHC、CO、NOx
を浄化することができることになる。
サが取り付けられており、当該部位の環境条件や、エン
ジン1の運転状態に関する信号を出力する。
レール12内に蓄えられている燃料の圧力に応じた検出
信号を出力する。燃圧センサ71は、添加燃料通路P2
内を流通する燃料のうち、調量弁16へ導入される燃料
の圧力(燃圧)に応じた検出信号を出力する。エアフロ
メータ72は、吸気系30内のスロットル弁32下流に
おいて吸入空気の流量Gnに応じた検出信号を出力す
る。A/Fセンサ73は、排気系40の触媒ケーシング
42下流において排気中の酸素濃度に応じて連続的に変
化する検出信号を出力する。排気温センサ74は、同じ
く排気系40の触媒ケーシング42下流において排気の
温度(排気温度)Texに応じた検出信号を出力する。
1のアクセルペダル(図示略)に取り付けられ、同ペダ
ルへの踏み込み量Accに応じた検出信号を出力する。
クランク角センサ76は、エンジン1の出力軸(クラン
クシャフト)が一定角度回転する毎に検出信号(パル
ス)を出力する。これら各センサ70〜76は、電子制
御装置(ECU)80と電気的に接続されている。
1、読み出し専用メモリ(ROM)82、ランダムアク
セスメモリ(RAM)83及びバックアップRAM8
4、タイマーカウンタ85等を備え、これら各部81〜
85と、A/D変換器を含む外部入力回路86と、外部
出力回路87とが双方向性バス88により接続されて構
成される論理演算回路を備える。
各種センサの検出信号を外部入力回路を介して入力し、
これら信号に基づいてエンジン1の燃料噴射等について
の基本制御を行う他、還元剤添加にかかる添加タイミン
グや供給量の決定等に関する還元剤添加制御等、各種の
運転制御を実行する。
ち、燃料供給系10について、サプライポンプ100を
中心にさらに詳しく説明する。
部構造を模式的に示す。
0はその内部にフィードポンプ110と高圧ポンプ12
0とを備える。
開して示す)は、円筒形のハウジング111と、同ハウ
ジング111内に設けられその外周面にベーンを有する
内部ロータ112とを備えて構成される。内部ロータ1
12が回転することにより、燃料タンク200内の燃料
が燃料通路P3を介して汲み上げられ、燃料通路P4に
送り出される。
岐する。燃料通路P5の通路途中には、調圧弁113が
設けられている。調圧弁113は、矢指α方向に所定値
を上回る燃圧が付与された場合にのみ開弁し、同矢指α
方向への燃料の流れを許容する逆止弁である。同弁11
3を通過する燃料は、燃料通路P3に戻されて再度フィ
ードポンプ110に送り込まれる。
P6は、さらに添加燃料通路P2,P7に分岐する。添
加燃料通路P2が調量弁16を介して燃料添加ノズル1
7に連通することは先の図1において説明した通りであ
る。一方、燃料通路P7は、高圧ポンプ120に接続さ
れている。
て示す)は、リング状の外輪部122と、同外輪部12
2内にて回転する内部ロータ123を備える。内部ロー
タ123には径方向に沿って貫通孔123aが形成され
ており、同貫通孔123aには、同孔123aの各開口
端から中心部に向かって相互に対峙する2本のプランジ
ャ123b,123cが取り付けられる。対峙する2本
のプランジャ123b,123c各々の先端面と、貫通
孔123aの内周面とにより高圧室124が形成され
る。高圧室124は上述した燃料通路P7と連通する
他、燃料通路P8に連通する。一方、外輪部122の内
周面は、90°間隔で突起することで、計4個のカム面
122aを形成している。内部ロータ123が矢指B方
向に回転し、カム面122aが各プランジャ123b,
123cを押すことで、各々のプランジャ123b,1
23cが矢指C,C’方向に押動されることで高圧室1
24内の燃料が昇圧される。すなわち、燃料通路P7か
ら導入された(引き込まれた)燃料が内部ロータ123
の回転に伴い高圧室124内で昇圧され、燃料通路P8
に圧送されることとなる。
0に分岐する。機関燃料通路P1は、調圧弁125を介
して矢指β方向に所定値を上回る燃圧が付与された場合
にのみ開弁し、同矢指β方向への燃料の流れを許容する
逆止弁である。高圧ポンプ120により圧送された燃料
のうち、調圧弁125を通過しない燃料の一部は、燃料
通路P10を通じて燃料タンク200に戻される。
112と、高圧ポンプ120の内部ロータ123とは、
同一の駆動軸130によって回転される。駆動軸130
は、エンジン1のクランクシャフト(図示略)に連結さ
れ、同クランクシャフトから駆動力を得る。このため、
高圧ポンプ120の駆動軸130の回転と、エンジン1
のクランクシャフトの回転とは正確に同期することとな
る。ちなみに本実施の形態において、エンジン1のクラ
ンクシャフトが2回転すると高圧ポンプ120の駆動軸
130は正確に1回転する。
料)添加制御についてその概略を説明する。
内に供給される空気と燃焼に供される燃料、すなわち混
合気中の酸素が、ほとんどの運転領域で高濃度状態にあ
る。
まま燃焼に供された酸素を差し引いて排気中の酸素濃度
に反映されるのが通常であり、混合気中の酸素濃度(空
燃比)が高ければ、排気中の酸素濃度(空燃比)も基本
的には同様に高くなる。一方、上述したように、吸蔵還
元型NOx触媒は排気中の酸素濃度が高ければNOxを
吸収し、低ければNOxをNO2若しくはNOに還元し
て放出する特性を有するため、排気中の酸素が高濃度状
態にある限りNOxを吸収することとなる。ただし、吸
蔵還元型NOx触媒のNOx吸収量に限界量が存在し、
同触媒が限界量のNOxを吸収した状態では排気中のN
Oxが同触媒に吸収されず触媒ケーシングを素通りする
こととなる。
ル17を備えた内燃機関では、適宜の時期にスロットル
弁32を閉弁して吸入空気量を低減させつつ、さらに燃
料添加ノズル17を通じ排気系40のNOx触媒41上
流に燃料を添加することで、一時的に排気中の酸素濃度
を低減し、且つ還元成分量(HC等)を増大させる。す
るとNOx触媒41は、これまでに吸収したNOxをN
O2若しくはNOに還元して放出し、自身のNOx吸収
能力を回復(再生)するようになる。放出されたNO2
やNOが、HCやCOと反応して速やかにN2に還元さ
れることは上述した通りである。
様で放出し、さらに還元浄化するNOx触媒41にとっ
て、触媒ケーシング42内に流入する排気中の還元成分
量(燃料の濃度)と、酸素濃度(空燃比)とにより還元
浄化の効率が決定づけられることとなる。
ドポンプ110から送り出された燃料は、燃料通路P
4,P6,P2を通じて移送され、調量弁16を開閉弁
制御することにより、燃料添加ノズル17から排気系4
0内へ噴射されることとなる。このとき、燃料通路P
4,P6,P2内の燃圧は、フィードポンプ110によ
る所定流量(所定燃圧)の燃料供給と、調圧弁113に
よる調圧作用(燃圧が所定値を上回らないように調整す
る作用)とにより、基本的には常時所定圧力に保持され
る。
のフィードポンプ110から送り出された燃料を、高圧
ポンプ120に導入する燃料と燃料添加ノズル17に導
入する燃料とに分配するシステムでは、フィードポンプ
を複数必要としないことにより搭載性やコスト面で大き
な優位性が発揮される反面、高圧ポンプ120の動作に
伴う燃料の比較的大きな脈動が調量弁16上流の燃料に
まで伝搬し、その燃圧に干渉し易いといった側面があ
る。
の脈動を助長する要素として、以下の現象がある。
の噴射(放出)動作に伴い、一時的な圧力低下が発生す
ることが発明者によって確認されている。
燃料添加ノズル17が排気系40に燃料を噴射する際、
その噴射開始から終了に亘る調量弁16及び燃料添加ノ
ズル17間(調量弁16下流)の燃圧の推移(図3
(a))と、フィードポンプ110及び調量弁16間
(調量弁16上流)の燃圧の推移(図3(b))とを、
同一時間軸上に示すタイムチャートである。
指令信号に基づいて調量弁16の開弁動作が開始される
と(時刻t1)、その開弁動作に同期して同調量弁16
下流の燃圧は上昇する。調量弁16下流の燃圧が所定圧
力を上回ると燃料添加ノズル17が開弁して燃料の噴射
を開始する。同様に、ECU80の指令信号に基づいて
調量弁16の開弁すると(時刻t2)、その開弁動作に
同期して同調量弁16下流の燃圧は下降する。調量弁1
6下流の燃圧が所定圧力以下になると燃料添加ノズル1
7が閉弁して燃料の噴射を終了する。
調量弁16の開閉弁動作の開始及び終了(時刻t1,t
2)に同期して、調量弁16上流における燃圧の一時的
な低下がみられる。
圧ポンプ120から調量弁16上流に伝搬する脈動(図
4(a),図5(a))、(ii)先の図3において説明
した調量弁16の開閉弁動作の開始若しくは終了に同期
する調量弁16上流の燃圧低下(図4(b),図5
(b))、(iii)それらがほぼ同時期に発生した場合
における調量弁16上流の燃圧変化(図4(c),図5
(c))について、(i)〜(iii)各々の推移を仮想
的に同一時間軸上に示すタイムチャートである。
料通路P7を通じ同ポンプ120の高圧室124に燃料
を引き込み、昇圧して燃料通路P8に圧送する動作をエ
ンジン1のクランクシャフトの回転に同期して周期的に
繰り返す。
示すように、高圧ポンプ120による引き込み(吸入)
及び昇圧(圧送)動作に応じて調量弁16上流の燃圧が
低下し、続いて上昇する。ここで、調量弁16の開閉弁
動作に同期する燃圧低下が高圧ポンプ120による燃圧
上昇と同期して発生した場合には(図4(b))、各々
の燃圧変動が相互に相殺され、見かけ上高圧ポンプ12
0による燃圧低下のみが時間軸上に現れる(図4
(c))。
6の開閉弁動作に同期する燃圧低下が高圧ポンプ120
による燃圧低下と同期して発生した場合には(図5
(b))、各々の燃圧低下が同時期に重なる上、続く高
圧ポンプ120による燃圧上昇も起こるため、相対的に
大きな燃圧変動が時間軸上に現れる(図5(c))。
ものは、その低下量も微小で、且つ定量的にも定性的に
も再現性の高い現象であるため、燃料添加にかかる制御
の緻密性を確保する上であまり問題とはならない。とこ
ろが、先の図4及び図5において説明したように、高圧
ポンプ120による引き込み(吸入)及び昇圧(圧送)
動作に起因する脈動の伝搬による脈動の大きさや発生形
態を不安定なものとする懸念がある。
とくに調量弁16の開弁動作の開始時期に生じると、燃
料添加制御を添加燃料の噴射量、添加時期、形態(例え
ば気化状態や平均粒径)の調整を定量的・定性的な面か
ら緻密に行うことが困難となる。
では、調量弁16の開閉を通じた排気系40への燃料添
加にあたり、調量弁16の開弁時期が高圧ポンプ120
による(高圧室124への)燃料の吸入時期と重ならな
いように制御を行う。
する。
あたり、その添加量や添加時期を制御するために実施さ
れる「燃料添加制御ルーチン」の処理内容を示す。この
ルーチン処理は、ECU80を通じて一定のクランク角
毎の割り込みで実行される。
80は先ずステップS101において、燃料添加の実行
にかかる調量弁16の制御等にとって必要な運転状態を
把握する。
6の出力信号に基づいてエンジン1の機関回転数Ne
を、またA/Fセンサ73の出力信号に基づいて排気中
の酸素濃度(便宜上、排気空燃比という)A/Fを各々
演算する。また、アクセルの踏み込み量Acc、排気温
度Tex等を把握する。
加を実行するか否かを判断する。燃料添加は、例えば以
下の条件(1)〜(4)が全て成立したときに行う。
(1)機関回転数Ne及びアクセルの踏み込み量の関係
等からエンジン1の運転状態が燃料添加に適していると
判断される。これは、エンジン1の運転状態が、燃料添
加を実行してもトルク変動等の不具合が生じない領域に
ある条件にあたる。例えば減速時がこの条件に該当す
る。 (2)排気温度Texが所定温度(例えば250℃)を
上回っていること。これは、NOx触媒が十分に活性化
する条件にあたる。 (3)NOx触媒のNOx吸収量が所定量を上回ってい
ること。NOx触媒によるNOx吸収量がその限界値に
ある程度まで近づいたことを意味する。この吸収量は、
前回の燃料添加終了からの経過時間や、排気空燃比A/
F及び排気温度Texの履歴等に基づいて推定すればよ
い。 (4)現在の時刻が高圧ポンプ120による(高圧室1
24への)燃料の吸入時期にない。高圧ポンプ120の
動作はエンジン1のクランクシャフトの回転と同期し、
本ルーチンは、一定のクランク角毎の割り込みで実行さ
れる制御手順である。このため、本ルーチンにおける一
連の処理手順の中で高圧ポンプ120の現在の動作態様
を正確に把握することは容易である。
てが成立しているときには、燃料添加を実行すべきと判
断してその処理をステップS103に移行する。一方、
上記条件(1)〜(4)のうち何れか1つでも成立して
いない条件があれば、本ルーチンを一旦抜ける。
実行に際し、排気中、厳密には触媒ケーシング42な流
れ込む排気の空燃比(排気中の酸素濃度)の要求値(目
標値)に合致させ、且つNOx触媒41中のNOxを全
て放出・還元させるための添加燃料量、添加パターンを
決定する。
において噴射する燃料の総量である。また、添加パター
ンとは、調量弁16への通電波形である。この添加パタ
ーンにより、時間軸上にみられる燃料噴射量の分布(波
形や波形数を含む)が決定づけられる。
決定された添加パターンに従い調量弁16への通電制御
を行い、同じくステップS103で決定された燃料添加
量の燃料を排気系40へ添加する(ステップS10
4)。
CU80はその後の処理を一旦終了する。
行う本ルーチンによれば、高圧ポンプが燃料の吸入動作
に際して発する脈動が調量弁16上流に伝搬する時期を
回避し、燃料添加にかかる制御の緻密性が確実に得られ
る実施時期を常時選択して排気系40への燃料添加を実
行する。
1のクランクシャフトの回転と同期して作動する高圧ポ
ンプ120による燃料通路P7から高圧室124に引き
込まれる燃料の吸入脈動(エンジン回転2次の圧力脈
動)が、調量弁16上流の燃圧に不規則に干渉すること
で、当該燃料添加制御の精度を低下させることとなって
いた。
にともなう吸入脈動や、燃料添加に伴って生じる燃圧の
低下(図3参照)が燃料添加制御に及ぼす影響は、エン
ジン1の運転状態が低回転領域にある場合には一層顕著
となっていた。エンジン1の回転数が低いと高圧ポンプ
120による平均的な圧送量(流量)も必然的に低下す
るため、一旦低下した燃圧を回復させるのにより時間を
要するからである。
施されると、高圧ポンプ120上流における燃圧低下の
影響が波及し、高圧ポンプ120の昇圧動作、ひいては
コモンレール12内における安定した燃圧保持にも悪影
響を及ぼす懸念があった。コモンレール12内における
燃圧の低下は、燃料噴射弁13によって噴射される噴霧
の性状にもばらつきを生じさせることとなり、エンジン
1の安定した燃焼状態を確保する上でも好ましくない。
御によれば、高圧ポンプ120による燃料の吸入脈動
が、燃料添加に影響を及ぼすことのない期間に燃料添加
時期(特に燃料添加の開始時期)を設定することとな
り、排気系への燃料添加の実施に際し、制御の緻密性や
信頼性を向上させることができるようになる。
に効率よく図られるようになる。
いてはコモンレール12内における燃圧も一定に保持さ
れるようになることから、燃料噴射弁13によって噴射
される噴霧の性状も安定し、エンジン1の安定した燃焼
状態(安定した出力)を確保することができるようにな
る。
の開始時期が高圧ポンプ120による燃料の吸入開始時
期(プランジャ123b,123cが各々内部ロータ1
23の外周方向に向かう動作を開始するタイミング)と
重ならないように制御を行うのが最も好ましい。これ
は、調量弁16(燃料添加ノズル17の開弁動作)の開
弁動作に伴う調量弁16上流の燃圧の低下と、高圧ポン
プ120の動作による調量弁16上流(若しくは燃料添
加ノズル17上流)の燃圧の変動とが、時間軸上におい
て不規則に重なったり重ならなかったりすることを回避
することで、添加燃料の噴射量(総量や流量を含む)や
噴射時間に関する制御の緻密性を最も効果的に向上させ
ることができるためである。
ズル17)の閉弁動作にも、調量弁16上流の燃圧の低
下が伴うことは先の図3において説明した通りである。
そこで、燃料添加の終了時期と高圧ポンプ120による
燃料の吸入開始時期とが重ならないように制御すること
によっても、上記実施の形態に準ずる効果を得ることは
できる。
ル17)の開弁動作に伴う調量弁16上流の燃圧の低下
と、高圧ポンプ120の動作による調量弁16上流の燃
圧の変動とが時間軸上において重なることとなっても、
その態様が定量的・定性的に規則性や再現性を有するも
のであれば添加燃料の噴射量(総量や流量を含む)や噴
射時間に関する制御の緻密性を十分確保することはでき
る。そこで、単に燃料添加の実施時期を、高圧ポンプ1
20の動作と同期させるように、例えば特定のクランク
角(回転位相)と同期して実行するような制御を行って
も、上記実施の形態に準ずる効果を奏することはでき
る。また、このような制御ロジックを適用するにあたっ
ては、特に特定の気筒に関する機関運転に同期するよう
に排気系40への燃料添加を行うようにすることで、燃
料添加にかかる制御の緻密性を一層効果的に高めること
ができるようになる。
10では、高圧ポンプ120によって昇圧した高圧燃料
は一旦コモンレール12において高圧状態に保持(蓄
圧)し、個々の燃料噴射弁13によって各燃焼室20へ
噴射供給する構成を適用した。これに対し、例えば周知
の分配型高圧ポンプ装置や列型高圧ポンプ装置のよう
に、高圧ポンプによって昇圧した燃料を所定のタイミン
グで複数の燃料通路に分配して供給する機能を備える装
置構成を適用してもよい。この場合、所定値を上回る燃
圧を付与されると機械的に開弁し燃料を燃焼室に噴射供
給する燃料噴射ノズルを上記各燃料通路に接続すればよ
く、コモンレールを介する必要なない。さらにこの場
合、燃料噴射ノズルによる燃料の噴射供給時期と、高圧
ポンプの動作タイミングとは必然的に同期することとな
るため、排気系への燃料添加時期と、燃焼室20への燃
料噴射時期とを異ならせるように制御を行えばよい。
にフィードポンプ110と高圧ポンプ120とを一体に
備えるサプライポンプ100を適用することとした。こ
れに替え、フィードポンプと高圧ポンプと別途独立に備
え、両ポンプを燃料通路によって接続するとともに同燃
料通路を途中で分岐させ、その分岐通路を燃料添加ノズ
ルに導く構成を適用することとしてもよい。
触媒として、いわゆる吸蔵還元型NOx触媒を適用する
こととしたが、これに替えいわゆる選択還元型NOx触
媒を適用してもよい。要は、ガス中の還元成分量或いは
これに関連する成分の量(例えば酸素濃度)に応じてN
Oxの浄化(還元)作用効率が異なる触媒を適用して排
気中のNOxを浄化する排気浄化装置であれば、本実施
の形態において用いたものと同等の制御構造を適用して
同実施の形態と同等若しくはこれに準ずる効果を奏する
ことができる。
気系への添加にあたり、添加燃料通路P2を介して供給
される燃料の圧力を調量弁16によって制御し、その圧
力制御によって燃料添加ノズル17の開閉弁動作を制御
する構成を適用している。これに対し、例えば燃料噴射
弁13のように、ECU80による通電を通じて直接開
閉弁動作を制御される電磁弁等を燃料添加を行う噴射弁
として適用してもよい。この場合、調量弁16は装置構
成から除外してよく、上記実施の形態における調量弁1
6の開閉弁にかかるECU80の通電制御は、上記燃料
添加を行う噴射弁の開閉弁にかかる通電制御に置き換え
ることができる。
の排気浄化装置を内燃機関としての直列4気筒のディー
ゼルエンジン1に適用することとしたが、希薄燃焼を行
うガソリンエンジンにも好適に本発明を適用することが
できる。また、直列4気筒の内燃機関に限られることも
ない。
イポンプ100に備えられるフィードポンプ110およ
び高圧ポンプ120は、いずれもエンジン1のクランク
シャフトより駆動力を得ることとした。こうした構成に
替え、吸気又は排気カムシャフト、或いはモータ等によ
り駆動力を得るように構成してもよい。とくに、希薄燃
焼を行うガソリンエンジンに本発明を適用する場合等に
おいては、比較的小さな駆動力で駆動することのできる
高圧ポンプを適用しても上記実施の形態と同等若しくは
これに準ずる効果を奏することができる。
ば、昇圧手段による燃料の吸入脈動が、燃料添加に影響
を及ぼすことのない期間に燃料添加時期を設定すること
となり、排気系への燃料添加の実施に際し、制御の緻密
性や信頼性を向上させることができるようになる。
に効率よく図られるようになる。昇圧手段による昇圧動
作が安定することから燃焼用燃料供給手段へ圧送される
燃料の燃圧も一定に保持されるようになる。よって、同
燃焼用燃料供給手段によって噴射される噴霧の性状も安
定し、エンジンの安定した燃焼状態を確保することがで
きるようになる。
る燃料の吸入脈動の発生タイミングを確実に把握し、そ
の脈動が燃料添加に及ぼす影響を定量化することが容易
となる。また、前記昇圧手段による燃料の吸入脈動の発
生タイミングを確実に把握し、同昇圧手段による燃料の
吸入脈動が燃料添加に影響を及ぼすことのない期間を確
実に選択して燃料添加時期を設定することも容易とな
る。
し、制御の緻密性や信頼性を十分に確保することができ
るようになる。
料供給手段の動作に基づく燃圧変動と、前記燃焼用燃料
供給手段の動作に基づく燃圧変動とが相互に干渉するこ
となく、エンジンの燃焼および排気浄化の最適化が併せ
図られるようになる。
ジンシステムを示す概略構成図。
部構造を模式的に示す略図。
フィードポンプ及び調量弁間の燃圧の推移とを、同一時
間軸上に示すタイムチャート。
弁動作とがほぼ同時期に実行された場合に生じる燃圧変
化を同一時間軸上に示すタイムチャート。
弁動作とがほぼ同時期に実行された場合に生じる燃圧変
化を同一時間軸上に示すタイムチャート。
フローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンの燃料タンクから燃料を汲み上
げるフィード手段と、 該フィード手段によって汲み上げられた燃料を導入し、
昇圧する昇圧手段と、 前記昇圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射供給
する燃焼用燃料供給手段と、 前記汲み上げられた燃料を当該エンジンの排気系に設け
られた触媒上流に噴射供給する触媒添加用燃料供給手段
と、 前記汲み上げられた燃料を前記昇圧手段に導く第1の燃
料通路と、 該第1の燃料通路の通路途中より分岐して前記汲み上げ
られた燃料を前記触媒添加用燃料供給手段に導く第2の
燃料通路とを有してなるエンジンの燃料供給装置におい
て、 前記触媒添加用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期
と、前記昇圧手段が燃料を導入する時期とを異ならしめ
る時期制御手段を備えることを特徴とするエンジンの燃
料供給装置。 - 【請求項2】エンジンの燃料タンクから燃料を汲み上げ
るフィード手段と、 当該エンジンの駆動に同期して作動し、該フィード手段
によって汲み上げられた燃料を導入し、昇圧する昇圧手
段と、 前記昇圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射供給
する燃焼用燃料供給手段と、 前記汲み上げられた燃料を当該エンジンの排気系に設け
られた触媒上流に噴射供給する触媒添加用燃料供給手段
と、 前記汲み上げられた燃料を前記昇圧手段に導く第1の燃
料通路と、 該第1の燃料通路の通路途中より分岐して前記汲み上げ
られた燃料を前記触媒添加用燃料供給手段に導く第2の
燃料通路とを有してなるエンジンの燃料供給装置におい
て、 前記触媒添加用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期
を、前記エンジンの特定の回転位相に同期させる時期制
御手段を備えることを特徴とするエンジンの燃料供給装
置。 - 【請求項3】 エンジンの燃料タンクから燃料を汲み上
げるフィード手段と、 該フィード手段によって汲み上げられた燃料を導入し、
昇圧する昇圧手段と、 前記昇圧された燃料を当該エンジンの燃焼室に噴射供給
する燃焼用燃料供給手段と、 前記汲み上げられた燃料を当該エンジンの排気系に設け
られた触媒上流に噴射供給する触媒添加用燃料供給手段
と、 前記汲み上げられた燃料を前記昇圧手段に導く第1の燃
料通路と、 該第1の燃料通路の通路途中より分岐して前記汲み上げ
られた燃料を前記触媒添加用燃料供給手段に導く第2の
燃料通路とを有してなるエンジンの燃料供給装置におい
て、 前記触媒添加用燃料供給手段が燃料を噴射供給する時期
と、前記燃焼用燃料供給手段が燃料を供給する時期とを
異ならしめる時期制御手段を備えることを特徴とするエ
ンジンの燃料供給装置。
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