JP2002037590A - 滑 車 - Google Patents

滑 車

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JP2002037590A
JP2002037590A JP2000217391A JP2000217391A JP2002037590A JP 2002037590 A JP2002037590 A JP 2002037590A JP 2000217391 A JP2000217391 A JP 2000217391A JP 2000217391 A JP2000217391 A JP 2000217391A JP 2002037590 A JP2002037590 A JP 2002037590A
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JP
Japan
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roller
support
side end
wire
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000217391A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Asano
良喜 浅野
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Asano Metal Industry Co Ltd
Original Assignee
Asano Metal Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常にローラがスムーズに回動作動することに
なる画期的な滑車を提供すること。 【解決手段】 断面コ字状の支持体1の左右の側腕部1
A間に、ロープやワイヤーなどの線体2を巻架するロー
ラ3を回動自在に軸着した滑車において、前記ローラ3
の側端3Aと前記支持体1の側腕部1A内面との間隙4
に前記線体2が係止することを防止する突部5を、前記
ローラ3の側端3A上方に位置するように前記支持体1
の側腕部1Aに内方へ向けて設けた滑車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、滑車に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般的
な滑車は、断面コ字状の支持体の左右の側腕部間に、ロ
ープやワイヤーなどの線体を巻架するローラを回動自在
に軸着して成り、更にこのローラの外周縁全周を、巻架
した線体が回動作動中に横ずれしにくいように凹溝状に
形成している。
【0003】しかしながら、この従来の滑車は、例えば
前記線体が細くてやわらかいものであったり、線体にほ
つれがあったりすると、ローラの回動作動中にこのロー
ラの側端と前記支持体の側腕部内面との間隙に横ずれし
た線体や線体のほつれが巻き込まれてスムーズな回動作
動が行われなくなってしまうことがある。
【0004】本発明は、このような従来の滑車の問題点
を見い出し、これを解決するもので、ローラの側端と前
記支持体の側腕部内面との間隙に線体や線体のほつれが
巻き込まれることなく、常にローラがスムーズに回動作
動することになる画期的な滑車を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0006】断面コ字状の支持体1の左右の側腕部1A
間に、ロープやワイヤーなどの線体2を巻架するローラ
3を回動自在に軸着した滑車において、前記ローラ3の
側端3Aと前記支持体1の側腕部1A内面との間隙4に
前記線体2が係止することを防止する突部5を、前記ロ
ーラ3の側端3A上方に位置するように前記支持体1の
側腕部1Aに内方へ向けて設けたことを特徴とする滑車
に係るものである。
【0007】また、前記突部5が前記ローラ3の側端3
A上方に位置することにより、このローラ3の側端3A
と前記支持体1の側腕部1A内面との間隙4が左右の側
腕部1Aの対向内側方向に向かって開口する間隙4とな
るようにこの突部5の突出度を設定したことを特徴とす
る請求項1記載の滑車に係るものである。
【0008】また、前記突部5は、前記ローラ3の側端
3A上方に位置し、且つこのローラ3の側端3Aの上方
部分の略全部に近接状態となるようにして前記支持体1
の側腕部1Aに設けたことを特徴とする請求項1,2の
いずれか1項に記載の滑車に係るものである。
【0009】また、前記支持体1を金属製として、前記
突部5を備えたこの支持体1を鋳造により一体成形した
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
滑車に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】線体2の作動に伴ってこの線体2を巻架し
たローラ3が回動する。
【0012】この際、ローラ3に対して線体2が横ずれ
しても、この線体2は支持体1の側腕部1Aに内方へ向
けて突設された突部5に当たることになり、これにより
線体2がローラ3の側端3A側へ移動することが阻止さ
れて、このローラ3の側端3Aと前記支持体1の側腕部
1A内面との間隙4に係止することが防止される。ま
た、線体2がほつれている場合であっても、このほつれ
は突部5にあたることで同様にローラ3の側端3A側へ
移動することが阻止され、このローラ3の側端3Aと支
持体1の側腕部1A内面との間隙4に係止することが防
止されることになる。
【0013】従って、線体2や線体2のほつれなどが、
前記ローラ3の側端3Aと前記支持体1の側腕部1A内
面との間隙4に巻き込まれてローラ3の回動作動の妨げ
となったりすることはなく、常にローラ3がスムーズに
回動作動し得ることになる。
【0014】また、本発明は、従来品と比べて、ローラ
3の側端3A上方に位置するように支持体1の側腕部1
Aに内方へ向けて突部5を設けるだけの構造変更を施す
だけで本発明品を構成できるため、製作容易で量産性に
富み、製造コストもさほど割高とならないなど秀れた構
成となる。
【0015】
【実施例】本発明の具体的な実施例について図面に基づ
いて説明する。
【0016】本実施例は、図1に示すように、断面コ字
状の支持体1の左右の側腕部1A間に、ロープやワイヤ
ーなどの線体2を巻架するローラ3が回動自在に軸着さ
れ、このローラ3の外周縁全周が、巻架した線体2がロ
ーラ3の回動作動中に横ずれしないように凹溝状に形成
された一般的な滑車に適用している。また、更にこの支
持体1の上部には、適所へ掛け下げたり吊り下げたりす
るための吊環6が水平回動自在に設けられている。
【0017】本実施例では、前記ローラ3の側端3Aと
前記支持体1の側腕部1A内面との間隙4に前記線体2
が係止することを防止する突部5を、前記ローラ3の側
端3A上方に位置するように前記支持体1の側腕部1A
に内方へ向けて設けている。
【0018】具体的に説明すると、突部5は、前記ロー
ラ3の側端3A上方に位置し、且つローラ3の側端3A
の上方部分の略全部に近接状態となるようにして前記支
持体1の側腕部1Aに設けている。
【0019】更に詳しくは、前記支持体1の左右の側腕
部1A内面を夫々、略中程より上側が、下側よりも内側
に向かって突出する段差面状に形成している。また、図
2に示すように、この段差部の形状を前記ローラ3の外
形状に合わせた円弧状縁に構成し、この円弧状の段差部
から上方の内側に突出している部位を前記突部5とした
構成として、この円弧状の突部5がローラ3の側端3A
の上方部分の略全部に添設状態となるように構成してい
る。
【0020】また、この突部5が前記ローラ3の側端3
A上方に位置することにより、このローラ3の側端3A
と前記支持体1の側腕部1A内面との間隙4が左右の側
腕部1Aの対向内側方向に向かって開口する間隙4とな
るようにこの突部5の突出度を設定構成している。
【0021】更に詳しくは、図3に示すように、この突
部5がローラ3の左右側面部よりも支持体1の側腕部1
Aの対向内側に位置することとなるように突部5の突出
度を設定構成している。
【0022】従って、本実施例では、ローラ3の側端3
Aと支持体1の側腕部1A内面との間隙4が左右の側腕
部1Aの対向内側方向に向かって開口する構成であり、
ローラ3の回動作動中にこのローラ3に対して線体2が
横ずれしても、この線体2はローラ3の側端3Aと前記
支持体1の側腕部1A内面との間隙4に達する前に、確
実に支持体1の側腕部1Aに内方へ向けて突設された突
部5に当たることになり、ローラ3に巻架した線体2が
常に支持体1の下方に加重されていることもあって線体
2がローラ3の側端3A側へ移動することが阻止され、
前記間隙4に係止する(巻き込まれる)ことが防止され
ることになる。
【0023】また、線体2がほつれている場合であって
も、このほつれは突部5にあたることで同様にローラ3
の側端3A側へ移動することが阻止され、このローラ3
の側端3Aと支持体1の側腕部1A内面との間隙4に係
止することが防止されることになる。
【0024】従って、線体2や線体2のほつれなどがロ
ーラ3の側端3Aと前記支持体1の側腕部1A内面との
間隙4に極めて入り込みにくい構成であり、常にローラ
3がスムーズに回動作動し得ることになる構成としてい
る。
【0025】また、本実施例では、前記支持体1を金属
製として、前記突部5を備えたこの支持体1を鋳造(ロ
ストワックス鋳造)により一体成形した構成としてい
る。
【0026】尚、支持体1は、図1〜図4の各図に示す
ように、凹凸、曲線形状など様々な造形を呈する複雑な
形状に形成しているが、鋳造によりこのような複雑なデ
ザイン形状も簡易に一体成形でき、デザイン性に秀れた
商品価値の高い製品を簡易に且つ安価に構成できること
になる。
【0027】また、この支持体1へのローラ3の組み付
けに際しては、支持体1の下方からローラ3を差し込む
と、このローラ3の側端3Aが前記突部5に係止して仮
止め状態に位置決めされることになり、この位置決め状
態でローラ3へ軸7を組み込みできることになる。従っ
て、このような突部5を有しないものに比べてこのロー
ラ3と軸7の組み込み作業を容易に行うことができるの
で、非常に製作容易となる。
【0028】尚、本実施例では、側腕部1Aの内面を段
差形状にしてこの段差部より上方側が全て突部5となる
ように構成した場合を示したが、ローラ3の側端3Aの
上方部に添って円弧状のリブ突条を形成することで突部
5を構成しても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したから、線
体や線体のほつれなどは、線体が横ずれしたときなどに
支持体の側腕部に内方へ向けて突設された突部に当たる
ことになり、これにより線体がローラの側端側へ移動す
ることが阻止されてローラの側端と支持体の側腕部内面
との間隙に巻き込まれることが防止されることになるの
で、常にローラがスムーズに回動作動し得ることになる
極めて実用性に秀れた滑車となり、しかも、従来品に対
して、ローラの側端上方に位置するように支持体の側腕
部に内方へ向けて突部を設けるだけの構造変更を施すだ
けで本発明を構成できるため、製作容易で量産性に富
み、製造コストもさほど割高とならないなど秀れた構成
の画期的な滑車となる。
【0030】また、請求項2記載の発明においては、ロ
ーラに巻架した線体が常に下方へ加重されていることも
あって、側方に向かって開口しているローラの側端と支
持体の側腕部内面との間隙へは線体や線体のほつれなど
が一層巻き込まれにくくなる極めて実用性に秀れた滑車
となる。
【0031】また、請求項3記載の発明においては、線
体はローラの上側に巻架されるが、このローラの側端の
上側部分の略全部に突部が添設状態に設けられているた
め、確実に線体や線体のほつれがこの突部に当たること
になり、これによりローラの側端と支持体の側腕部内面
との間隙に線体や線体のほつれが巻き込まれることが略
確実に防止されて、常にローラがスムーズに回動作動し
得ることになる極めて実用性に秀れた滑車となる。
【0032】また、請求項4記載の発明においては、突
部を備えた金属製の支持体を鋳造により極めて容易に一
体成形できるため、一層量産性に秀れ且つ安価に構成可
能となる秀れた構成の滑車となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例の縦断面図である。
【図3】本実施例の別角度の縦断面図である。
【図4】本実施例の横断面図である。
【符号の説明】
1 支持体 1A 側腕部 2 線体 3 ローラ 3A 側端 4 間隙 5 突部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面コ字状の支持体の左右の側腕部間
    に、ロープやワイヤーなどの線体を巻架するローラを回
    動自在に軸着した滑車において、前記ローラの側端と前
    記支持体の側腕部内面との間隙に前記線体が係止するこ
    とを防止する突部を、前記ローラの側端上方に位置する
    ように前記支持体の側腕部に内方へ向けて設けたことを
    特徴とする滑車。
  2. 【請求項2】 前記突部が前記ローラの側端上方に位置
    することにより、このローラの側端と前記支持体の側腕
    部内面との間隙が左右の側腕部の対向内側方向に向かっ
    て開口する間隙となるようにこの突部の突出度を設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の滑車。
  3. 【請求項3】 前記突部は、前記ローラの側端上方に位
    置し、且つこのローラの側端の上方部分の略全部に近接
    状態となるようにして前記支持体の側腕部に設けたこと
    を特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の滑
    車。
  4. 【請求項4】 前記支持体を金属製として、前記突部を
    備えたこの支持体を鋳造により一体成形したことを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の滑車。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49135952U (ja) * 1973-03-23 1974-11-22
JPS5895980U (ja) * 1981-12-24 1983-06-29 誠和化学株式会社 組立て滑車
JPS61165994U (ja) * 1985-04-02 1986-10-15
JPH0528814A (ja) * 1991-07-19 1993-02-05 Tokyo Electric Co Ltd 電動昇降装置

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