JP2002037494A - 帯状体の供給方法及び装置 - Google Patents

帯状体の供給方法及び装置

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JP2002037494A
JP2002037494A JP2000222901A JP2000222901A JP2002037494A JP 2002037494 A JP2002037494 A JP 2002037494A JP 2000222901 A JP2000222901 A JP 2000222901A JP 2000222901 A JP2000222901 A JP 2000222901A JP 2002037494 A JP2002037494 A JP 2002037494A
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Japan
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band
belt
roller
feeding
suction groove
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JP2000222901A
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English (en)
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Katsumori Komata
勝森 小俣
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JCC Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯状体の供給工程の途中において、該帯状体を
所望の量(長さ)だけ蓄積しながら、張力それ自体及び
その変動を最小限に抑えて帯状体に余分な張力を作用さ
せることなく、極く幅が狭く、また薄くて強度の小さい
帯状体を切断や損傷等の事故なく順次後の工程に供給で
きるようにする。 【解決手段】並列に配設された一対のガイドローラ8,
9により帯状体13を該ガイドローラの列方向と平行に
案内すると共に、一対のガイドローラ8,9の間の帯状
体13を移動ローラ6に巻き掛けて幅方向に拘束し、空
気圧により移動ローラ6を帯状体13の厚さ方向かつ移
動させて引き込むようにして、移動ローラ6に巻き掛け
られた帯状体13の湾曲部及び引き込んだ部分からなる
帯状体13の蓄積部13aを形成し、該蓄積部13aの
長さが所定の範囲内に収まるようにセンサ12により監
視しながら帯状体13を繰り出すようにした構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてコンデン
サの巻取り装置における帯状体の供給方法及び装置に係
り、特に帯状体の供給工程の途中において、空気を吸引
することにより、帯状体を直接的又は他の部材を介して
間接的に引き込んで湾曲させ、所望の量(長さ)だけ蓄
積しながら、張力それ自体及びその変動を最小限に抑え
て帯状体に余分な張力を作用させることなく、極く幅が
狭く、また薄くて強度の小さい帯状体を切断や損傷等の
事故なく順次後の工程に供給できるようにした、画期的
な帯状体の供給方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム電解コンデンサ用の陰、陽
電極箔は、平滑アルミニウム箔を粗面化することによっ
て、表面積を拡大させて、単位面積当りの静電容量が大
きくなるように製作されているが、陽極箔については、
粗面化率が極めて大きくなるように加工されているため
に、最低限度の強度しか残っていない。
【0003】一方従来の自動かしめ巻取り機、単独の自
動かしめ機又は自動巻取り機の箔搬送機構には、段差ロ
ーラ、テンションローラ、ガイド等、箔が密着する部分
が多数存在するため、箔に余分な張力が加わり易い構造
となっていた。
【0004】特に、ばね力により箔の張力調整を行って
いた段差ローラでは、ローラの移動に伴ってばね力が変
動するため、張力が一定せず、箔に余分な張力が加わり
易いという不具合があった。またローラ自体の慣性力に
より、追従性が悪いという不具合があった。
【0005】このような自動機を用いて電極箔を加工す
ると、箔搬送機構によって、電極箔の表面に付加された
アルミニウム酸化皮膜及びそのエッジが滑傷や擦傷等に
よって損傷し、また余分な張力によって粗面化された電
極箔からアルミニウム粉が脱落し飛散するという現象が
生じていた。
【0006】この結果アルミニウム酸化皮膜の損傷が多
いコンデンサ素子の場合には、自動かしめ巻取り機等で
巻き取られたコンデンサ素子にペースト(電解液)を含
浸させた後、封口密封し、エージング加工を施す際に、
該損傷部分の修復に時間を要し、エージングを一定時間
で終了させてしまうと、エージングが不十分なため漏れ
電流が大きくなったり、短絡事故が多発することにな
り、信頼性が高く安定した電解コンデンサの製造に支障
を来すという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、帯状体を繰り出し搬送する供給工
程の途中において、帯状体を吸引溝により幅方向に拘束
しながら、その一部を厚さ方向に吸引することによっ
て、電解コンデンサ素子の電解紙のように、リード線等
の付着物のない帯状体を繰り出す際に、該帯状体を湾曲
させながら他の部材を介することなく直接的に吸引溝内
に引き込むことができるようにし、湾曲させた部分及び
引き込んだ部分の長さの長短を問わず、吸引力が一定と
なるようにすることであり、またこれによって極く幅が
狭く、薄くて弱い帯状体にも使用できる帯状体の供給方
法を提供することである。
【0008】また他の目的は、帯状体のうち、湾曲させ
た部分及び引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維持
して所定量蓄積しながら繰り出すことによって、帯状体
が引き出される瞬間に増加する張力が、該帯状体の蓄積
された部分が引き出されることで緩衝されるようにする
ことであり、またこれによって帯状体の張力の変動を最
小限に抑えながら、該帯状体を順次繰り出すことができ
るようにすることである。
【0009】更に他の目的は、帯状体を繰り出し搬送す
る供給工程の途中において、軸方向が帯状体の幅方向と
平行となるように取り付けられた移動ローラに帯状体の
一部を巻き掛けて、その幅方向に拘束し、空気圧により
移動ローラを帯状体の厚さ方向に移動させて帯状体を引
き込むようにして、移動ローラに巻き掛けられた帯状体
の湾曲部及び引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維
持して所定量蓄積しながら帯状体を繰り出すことによっ
て、電解コンデンサ素子の電極箔のように、リード線等
の付着物が取り付けられた帯状体を繰り出す際に、張力
の変動を最小限に抑えることができるようにすることで
あり、またこれによって電極箔に余分な張力を与えるこ
とがないようにして、極く薄くて弱い電極箔であっても
滑傷や擦傷等によって損傷したり、切断されたりするこ
とがないようにすることである。
【0010】また他の目的は、並列して配設された一対
のガイドローラにより帯状体を該ガイドローラの列方向
と平行に案内すると共に、一対のガイドローラの間から
帯状体をその厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイドロー
ラに夫々巻き掛かる方向に吸引し、湾曲させた部分及び
引き込んだ部分からなる帯状体の蓄積部の長さの上限及
び下限をセンサにより夫々監視することによって、帯状
体が後工程方向に引き出されて蓄積部の長さが下限に達
したときには、前工程から帯状体が供給されて蓄積部が
増加するようにすると共に、蓄積部の長さが上限に達し
たときには前工程からの帯状体の供給が停止するように
することであり、またこれによって帯状体の蓄積量が所
定の範囲内に収まるように維持して張力の変動を最小限
に抑えながら帯状体を繰り出すことができるようにする
ことである。
【0011】更に他の目的は、並列して配設された一対
のガイドローラにより帯状体を該ガイドローラの列方向
と平行に案内すると共に、一対のガイドローラの間の帯
状体を、移動ローラに巻き掛けて、空気圧により移動ロ
ーラを帯状体の厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイドロ
ーラに夫々巻き掛かる方向に移動させて帯状体を引き込
むようにし、移動ローラに巻き掛けられた帯状体の湾曲
部及び引き込んだ部分からなる帯状体の蓄積部の長さの
上限及び下限をセンサにより夫々監視することによっ
て、電解コンデンサ素子の電極箔のように、リード線等
の付着物が取り付けられた帯状体が後工程方向に引き出
されて蓄積部の長さが下限に達したときには、前工程か
ら帯状体が供給されて蓄積部が増加するようにすると共
に、蓄積部の長さが上限に達したときには前工程からの
帯状体の供給が停止するようにすることであり、またこ
れによって帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収まるよう
に維持して張力の変動を最小限に抑え、薄くて強度の小
さい電極箔であっても切断や損傷等の事故なく繰り出す
ことができるようにすることである。
【0012】また他の目的は、帯状体を繰り出し搬送す
る供給工程の途中に配設され、自重により自然に湾曲さ
せた状態の帯状体がその幅方向に拘束されかつその厚さ
方向に摺動自在となる程度の断面形状に形成された吸引
溝が長手方向に形成され該吸引溝内の空気を外部から吸
引するための吸引口が吸引溝の終端に形成された本体
と、吸引溝の入口に取り付けられ搬送されて来た帯状体
を該吸引溝内に導く導入側ガイドローラと、吸引溝から
出た帯状体を繰出し方向に案内する導出側ガイドローラ
と、本体の長手方向の複数箇所に取り付けられ吸引溝内
への帯状体の引込み量の上限及び下限を夫々検知するセ
ンサとを備え、吸引口から負圧を作用させて吸引溝内に
帯状体を引き込み、引き込んだ帯状体の蓄積量が所定の
範囲内に収まるように維持しながら帯状体を供給するよ
うに構成することによって、電解コンデンサ素子の電解
紙のように、リード線等の付着物のない帯状体を繰り出
す際に、張力の変動に対して直ちに追従して該張力の変
動を最小限に抑え、帯状体に対して余分な張力を与える
ことがないようにしながら、繰り出すことができる帯状
体の供給装置を提供することである。
【0013】更に他の目的は、帯状体を繰り出し搬送す
る供給工程の途中に配設され、長手方向と平行に取り付
けられたガイド部材と、該ガイド部材の下方に取り付け
られると共に内部に空気室が形成され該空気室内の空気
を外部から吸引するための吸引口が端部に形成された吸
引チャンバと、空気室内に配置され該空気室内の圧力変
動に伴って該空気室内を摺動する移動リングと、ガイド
部材により案内されて該ガイド部材の長手方向に摺動自
在に取り付けられた移動台と、該移動台上に垂直軸回り
に回動自在に取り付けられた移動ローラと、ガイド部材
の一端に垂直軸回りに回動自在に取り付けられ搬送され
て来た帯状体を移動ローラに導く導入側ガイドローラ
と、該ガイドローラと並列に取り付けられ移動ローラを
通過した帯状体を後の工程に搬送する導出側ガイドロー
ラと、ガイド部材の他端側に水平軸回りに回動自在に取
り付けられた固定ローラと、一端がガイド部材の他端側
に固定され空気室内で移動リングに巻き掛けられて反転
し更に固定ローラに巻き掛けられて反転して他端が移動
台に接続された巻掛け伝動部材とを備えることによっ
て、リード線が取り付けられた電極箔のような帯状体で
あっても、移動リング及び巻掛け伝動部材を介して空気
圧を間接的に作用させることで、蓄積長さの長短を問わ
ず、一定の吸引力で帯状体に張力を与えて張力調整がで
きるようにすることであり、またこれによって粗面化率
が極めて大きく、最低限度の強度しか有していない電解
コンデンサ素子の陽電極箔であっても、損傷を与えるこ
となく繰り出すことができるようにして、エージングに
要する時間を短縮すると共に、信頼性が高く安定した電
解コンデンサの製造に貢献できる帯状体の供給装置を提
供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途中
において、前記帯状体を吸引溝により幅方向に拘束しな
がら、その一部を厚さ方向に吸引することによって、前
記帯状体を湾曲させながら前記吸引溝内に引き込むよう
にして、湾曲させた部分及び引き込んだ部分の長さを所
定の範囲内に維持して所定量蓄積しながら前記帯状体を
繰り出すことを特徴とするものである。
【0015】また本発明方法(請求項2)は、帯状体を
繰り出し搬送する供給工程の途中において、軸方向が前
記帯状体の幅方向と平行となるように取り付けられた移
動ローラに前記帯状体の一部を巻き掛けて、その幅方向
に拘束し、空気圧により前記移動ローラを前記帯状体の
厚さ方向に移動させて前記帯状体を引き込むようにし
て、前記移動ローラに巻き掛けられた前記帯状体の湾曲
部及び引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維持して
所定量蓄積しながら前記帯状体を繰り出すことを特徴と
するものである。
【0016】また本発明方法(請求項3)は、帯状体を
繰り出し搬送する供給工程の途中において、並列して配
設された一対のガイドローラにより前記帯状体を該ガイ
ドローラの列方向と平行に案内すると共に、前記帯状体
を吸引溝により幅方向に拘束し、前記一対のガイドロー
ラの間から前記帯状体をその厚さ方向かつ該帯状体が前
記一対のガイドローラに夫々巻き掛かる方向に吸引する
ことによって、前記帯状体を湾曲させながら直線状の吸
引溝内に引き込んで、湾曲させた部分及び引き込んだ部
分からなる前記帯状体の蓄積部を形成し、該蓄積部の長
さの上限及び下限をセンサにより夫々監視することによ
り、前記帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収まるように
維持しながら前記帯状体を繰り出すことを特徴とするも
のである。
【0017】また本発明方法(請求項4)は、帯状体を
繰り出し搬送する供給工程の途中において、並列して配
設された一対のガイドローラにより前記帯状体を該ガイ
ドローラの列方向と平行に案内すると共に、前記一対の
ガイドローラの間の前記帯状体を、軸方向が前記帯状体
の幅方向と平行となるように取り付けられた移動ローラ
に巻き掛けて、前記帯状体を幅方向に拘束し、空気圧に
より前記移動ローラを前記帯状体の厚さ方向かつ該帯状
体が前記一対のガイドローラに夫々巻き掛かる方向に移
動させて前記帯状体を引き込むようにして、前記移動ロ
ーラに巻き掛けられた前記帯状体の湾曲部及び引き込ん
だ部分からなる前記帯状体の蓄積部を形成し、該蓄積部
の長さの上限及び下限をセンサにより夫々監視すること
により、前記帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収まるよ
うに維持しながら前記帯状体を繰り出すことを特徴とす
るものである。
【0018】また本発明装置(請求項5)は、帯状体を
繰り出し搬送する供給工程の途中に配設され、自重によ
り自然に湾曲させた状態の前記帯状体がその幅方向に拘
束されかつその厚さ方向に摺動自在となる程度の断面形
状に形成された吸引溝が長手方向に形成され該吸引溝内
の空気を外部から吸引するための吸引口が前記吸引溝の
終端に形成された本体と、前記吸引溝の入口に取り付け
られ搬送されて来た前記帯状体を該吸引溝内に導く導入
側ガイドローラと、前記吸引溝から出た前記帯状体を繰
出し方向に案内する導出側ガイドローラと、前記本体の
長手方向の複数箇所に取り付けられ前記吸引溝内への前
記帯状体の引込み量の上限及び下限を夫々検知するセン
サとを備え、前記吸引口から負圧を作用させて前記吸引
溝内に前記帯状体を引き込み、引き込んだ前記帯状体の
蓄積量が所定の範囲内に収まるように維持しながら前記
帯状体を供給するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0019】また本発明装置(請求項6)は、帯状体を
繰り出し搬送する供給工程の途中に配設され、長手方向
と平行に取り付けられたガイド部材と、該ガイド部材の
下方に取り付けられると共に内部に空気室が形成され該
空気室内の空気を外部から吸引するための吸引口が端部
に形成された吸引チャンバと、前記空気室内に配置され
該空気室内の圧力変動に伴って該空気室内を摺動する移
動リングと、前記ガイド部材により案内されて該ガイド
部材の長手方向に摺動自在に取り付けられた移動台と、
該移動台上に垂直軸回りに回動自在に取り付けられた移
動ローラと、前記ガイド部材の一端に垂直軸回りに回動
自在に取り付けられ搬送されてきた前記帯状体を前記移
動ローラに導く導入側ガイドローラと、該ガイドローラ
と並列に取り付けられ前記移動ローラを通過した前記帯
状体を後の工程に搬送する導出側ガイドローラと、前記
ガイド部材の他端側に水平軸回りに回動自在に取り付け
られた固定ローラと、一端が前記ガイド部材の他端側に
固定され前記空気室内で前記移動リングに巻き掛けられ
て反転し更に前記固定ローラに巻き掛けられて反転して
他端が前記移動台に接続された巻掛け伝動部材と、前記
ガイド部材の長手方向の複数箇所に取り付けられ前記移
動ローラによる前記帯状体の引込み量の上限及び下限を
夫々検知するセンサとを備え、前記吸引口から負圧を作
用させて前記移動リングを引き込むことにより前記巻掛
け伝動部材を通じて前記移動ローラを前記導入側ガイド
ローラから離間する方向に移動させて前記帯状体を引き
込み、引き込んだ前記帯状体の蓄積量を前記センサによ
り検知して該蓄積量が所定の範囲内に収まるように維持
しながら前記帯状体を供給するように構成し、付加物が
取り付けられた前記帯状体であっても供給できるように
構成したことを特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施例に
基いて説明する。本発明の第1実施例に係る帯状体の供
給装置1は、図1から図7において、ガイド部材2と、
吸引チャンバ3と、移動リング4と、移動台5と、移動
ローラ6と、導入側ガイドローラ8と、導出側ガイドロ
ーラ9と、固定ローラ10と、巻掛け伝動部材の一例た
るベルト11と、センサ12とを備え、帯状体の一例た
る電極箔13を繰り出し搬送する供給工程の途中に配設
されている。
【0021】ガイド部材2は、図1及び図7に示すよう
に、長手方向と平行に取り付けられた、例えばアングル
材であって、支持台14,15上に固定され、水平部2
aの縁2bに沿って移動台5が摺動するようになってい
る。
【0022】吸引チャンバ3は、図1、図6、図8及び
図9に示すように、ガイド部材2の下方に取り付けられ
ると共に、内部に空気室3aが形成され、該空気室3a
内の空気を外部から吸引するための吸引口16が端部3
bに形成されたものであって、ベース19にねじ20に
より固定されている。
【0023】空気室3aは、移動リング4の外径及び幅
よりもわずかに大きい断面四角形に形成され、ベルト1
1が巻き掛けられた移動リング4が円滑に摺動できるよ
うになっている。導入側ガイドローラ8及び導出側ガイ
ドローラ9と同じ側の端部3bには、吸引口16が、例
えば2本のねじ18により固定されているが、反対側の
端部3cは断面四角形のまま開放されている。
【0024】移動リング4は、図1、図6及び図9に示
すように、空気室3a内に配置され、該空気室3a内の
圧力変動に伴って該空気室3a内を摺動するものであっ
て、吸引口16から空気室3a内の空気を吸引すれば該
吸引口16側に接近する方向に移動し、空気を送り込め
ば反対側に移動するようになっている。
【0025】移動台5は、図1、図4及び図7に示すよ
うに、ガイド部材2により案内されて該ガイド部材2の
長手方向に摺動自在に取り付けられた平板状のものであ
って、ベルト11の取付け穴5aが形成されている。移
動台5の長辺5bは、ガイド部材2の縁2bと係合した
状態で摺動するように、V字溝形状に形成されている。
【0026】移動ローラ6は、図1、図4及び図7に示
すように、移動台5上に垂直軸6a回りに回動自在に取
り付けられたものであって、外周面6bがわずかにテー
パに形成され、最も外径が大きい側には、全周にわたっ
て縁部6cが形成されている。垂直軸6aは、ワッシャ
6d及びねじ6eにより移動台5に固定されており、移
動ローラ6は該垂直軸6aにワッシャ6f及びねじ6g
により抜けることがないように取り付けられている。
【0027】導入側ガイドローラ8は、図1及び図5に
示すように、ガイド部材2の一端2cに垂直軸8a回り
に回動自在に取り付けられ、搬送されて来た電極箔13
を移動ローラ6に導くためのものであって、外周面8b
がわずかにテーパに形成され、大径側には全周にわたっ
て縁部8cが形成されている。垂直軸8aは、図5に示
すように、支持台14にねじ8dにより取り付けられて
おり、導入側ガイドローラ8は軸受8eを介して垂直軸
8aに取り付けられ、ワッシャ8f及びねじ8gにより
抜止めがされている。
【0028】導出側ガイドローラ9は、図1に示すよう
に、導入側ガイドローラ8と並列に取り付けられ、移動
ローラ6を通過した電極箔13を後の工程に搬送するた
めのものであって、支持台14上に取り付けられた図示
しない垂直軸回りに回動自在に取り付けられ、ねじ9g
によって抜止めがされている。導出側ガイドローラ9の
外周面9bは、わずかにテーパに形成され、大径側には
全周にわたって縁部9cが形成されている。
【0029】固定ローラ10は、図1、図8及び図9に
示すように、ガイド部材2の他端2d側に水平軸回りに
回動自在に取り付けられたものであって、ベース19上
に取り付けられた支持台26に軸支されている。固定ロ
ーラ10は、移動台5の摺動方向に位置し、該移動台5
に接続されたベルト11が巻き掛けられ、該ベルト11
を移動リング4に導くようになっている。固定ローラ1
0には、該固定ローラ10の形状に沿った円弧形状の脱
落防止部材22が取り付けられており、ベルト11の脱
落を防ぐようになっている。
【0030】ベルト11は、図1及び図4に示すよう
に、一端11aがガイド部材2の他端2d側に固定さ
れ、空気室3a内で移動リング4に巻き掛けられて反転
し、更に固定ローラ10に巻き掛けられて反転して、他
端11bが移動台5に接続されたものであって、一端1
1aは支持台26にねじ23によって取り付けられる止
め金具24により固定されており、他端11bは移動台
5の取付け穴5aに通し、折り返してからベルト11自
身に接着又は圧着することにより接続されている。ベル
ト11の幅は、移動台5の幅よりも狭くなるように形成
されており、一対のガイド部材2の間を自在に往復でき
るようになっている。
【0031】センサ12は、図1に示すように、ガイド
部材2の長手方向の複数箇所に取り付けられ、移動ロー
ラ6による電極箔13の引込み量の上限及び下限を夫々
検知するための、例えば光センサであって、発光側と受
光側を一組として、例えば3箇所にブラケット25を用
いて夫々取り付けられ、配線12cにより図示しない制
御装置に接続されている。
【0032】電極箔13の引込み量の上限を検知するセ
ンサ12は3箇所のうち最も固定ローラ10に近い位置
に、下限を検知するセンサ12は中央に、そして供給元
である図3に示すリール40に電極箔13がなくなる等
して該電極箔13が供給されなくなったことを検知する
センサ12は導入側ガイドローラ8及び導出側ガイドロ
ーラ9に最も近い位置に夫々取り付けられている。
【0033】なお、センサ12を最も固定ローラ10に
近い位置に増設して、該センサ12に電極箔13の切断
事故を検知させるようにしてもよい。
【0034】次に本発明の第2実施例に係る帯状体の供
給装置21は、図10から図12において、本体30
と、導入側ガイドローラ31と、導出側ガイドローラ3
2と、センサ12とを備え、帯状体の一例たる電解紙3
3を繰り出し搬送する供給工程の途中に配設されてい
る。
【0035】本体30は、自重により自然に湾曲させた
状態の電解紙33がその幅方向に拘束され、かつその厚
さ方向に摺動自在となる程度の断面形状に形成された吸
引溝30aが長手方向に形成され、該吸引溝30a内の
空気を外部から吸引するための吸引口30bが吸引溝3
0aの終端30cに形成されたものであって、例えば支
持台35に取り付けられている。
【0036】吸引溝30aの幅は、電解紙33を自重に
より自然に湾曲させた際の湾曲部33bの直径と同等と
なるように形成されており、吸引溝30aの高さは電解
紙33の幅よりも大きく形成されている。
【0037】本体30の吸引溝30aは、透明なカバー
34により完全に覆われている。これは電解紙33の吸
引状態が目視できるようにするためである。カバー34
により、吸引溝30aは断面四角形のトンネル形状とな
っている。
【0038】吸引口30bは、本体30下方に突出する
ように形成されており、吸引溝30aから異物を吸い出
さないように、フィルタ30dが取り付けられている。
吸引口30bは、図12に示すように、図示しないホー
スにより吸気装置36と接続され、該吸気装置36によ
り吸引溝30a内に電解紙33を吸引して引き込むよう
になっている。
【0039】導入側ガイドローラ31は、吸引溝30a
の入口30gに取り付けられ、搬送されて来た電解紙3
3を該吸引溝30a内に導くためのものであって、本体
30に固定されたブラケット38に、吸引溝30aと同
じ高さとなるように回動自在に取り付けられている。導
入側ガイドローラ31には、両側にフランジ31aが形
成されており、電解紙33を幅方向に拘束するようにな
っている。
【0040】また導入側ガイドローラ31の横方向の取
付け位置は、電解紙33が吸引溝30aに沿って平行
に、該吸引溝30a内に引き込まれて行くような位置と
なっている。
【0041】導出側ガイドローラ32は、吸引溝30a
から出た電解紙33を繰出し方向に案内するためのもの
であって、ブラケット38に、軸(図示せず)を介して
吸引溝30aと同じ高さとなるように回動自在に取り付
けられている。導出側ガイドローラ32には、両側にフ
ランジ32aが形成されており、電解紙33を幅方向に
拘束するようになっている。
【0042】また導出側ガイドローラ32の横方向の取
付け位置は、電解紙33が吸引溝30aに沿って平行
に、該吸引溝30aから導き出されるような位置となっ
ている。
【0043】センサ12は、本体30の長手方向の複数
箇所に取り付けられ、吸引溝30a内への電解紙33の
引込み量の上限及び下限を夫々検知するため、例えば光
センサであって、第1実施例と同一のものである。従っ
て相対する発光側と受光側を一組として、例えば3箇所
にブラケット25を用いて夫々取り付けられていること
は第1実施例と同様であるが、夫々のセンサ12が本体
30の側面30eに向けられ、該センサ12の光を通す
ためのセンサ穴30fが、本体30の両側の側面30e
から吸引溝30aまで貫通して形成されている点が第1
実施例とは異なる。
【0044】3箇所のセンサ12の役割も、第1実施例
と同様であるので、説明を省略する。また第1実施例と
同様に、センサ12を最も吸引口30bに近い位置に増
設して、該センサ12に電解紙33の切断事故を検知さ
せるようにしてもよい。
【0045】そして本発明方法(請求項1)は、帯状体
(例えば電解紙33)を繰り出し搬送する供給工程の途
中において、帯状体を吸引溝30aにより幅方向に拘束
しながら、その一部を厚さ方向に吸引することによっ
て、帯状体を湾曲させながら吸引溝30a内に引き込む
ようにして、湾曲させた部分及び引き込んだ部分の長さ
を所定の範囲内に維持して所定量蓄積しながら帯状体を
繰り出す方法である。
【0046】そして本発明方法(請求項2)は、帯状体
(例えば電極箔13)を繰り出し搬送する供給工程の途
中において、軸方向が帯状体の幅方向と平行となるよう
に取り付けられた移動ローラ6に帯状体の一部を巻き掛
けて、その幅方向に拘束し、空気圧により移動ローラ6
を帯状体の厚さ方向に移動させて帯状体を引き込むよう
にして、移動ローラ6に巻き掛けられた帯状体の湾曲部
及び引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維持して所
定量蓄積しながら帯状体を繰り出す方法である。
【0047】そして本発明方法(請求項3)は、帯状体
(例えば電解紙33)を繰り出し搬送する供給工程の途
中において、並列して配設された一対のガイドローラ3
1,32により帯状体を該ガイドローラ31,32の列
方向と平行に案内すると共に、帯状体を吸引溝30aに
より幅方向に拘束し、一対のガイドローラ31,32の
間から帯状体をその厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイ
ドローラ31,32に夫々巻き掛かる方向に吸引するこ
とによって、帯状体を湾曲させながら直線状の吸引溝3
0a内に引き込んで、湾曲させた部分及び引き込んだ部
分からなる帯状体の蓄積部33aを形成し、該蓄積部3
3aの長さの上限及び下限をセンサ12により夫々監視
することにより、帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収ま
るように維持しながら帯状体を繰り出す方法である。
【0048】そして本発明方法(請求項4)は、帯状体
(例えば電極箔13)を繰り出し搬送する供給工程の途
中において、並列して配設された一対のガイドローラ
8,9により帯状体を該ガイドローラ8,9の列方向と
平行に案内すると共に、一対のガイドローラ8,9の間
の帯状体を、軸方向が帯状体の幅方向と平行となるよう
に取り付けられた移動ローラ6に巻き掛けて、帯状体を
幅方向に拘束し、空気圧により移動ローラ6を帯状体の
厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイドローラ8,9に夫
々巻き掛かる方向に移動させて帯状体を引き込むように
して、移動ローラ6に巻き掛けられた帯状体の湾曲部及
び引き込んだ部分からなる帯状体の蓄積部13aを形成
し、該蓄積部13aの長さの上限及び下限をセンサ12
により夫々監視することにより、帯状体の蓄積量が所定
の範囲内に収まるように維持しながら帯状体を繰り出す
方法である。
【0049】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図3に示すように、本
発明の第1実施例に係る帯状体の供給装置1は、陽陰極
夫々の帯状体の一例たる電極箔13の供給行程に用いら
れ、第2実施例に係る帯状体の供給装置21は、帯状体
の他の一例たる電極箔13を仕切る2本の電解紙33の
供給行程に夫々用いるものであり、電解コンデンサ素子
の巻取り装置41に夫々2つずつ取り付けられている。
【0050】陽陰夫々の電極箔13は、図2及び図3に
示すように、リード線13bが一定間隔で取り付けら
れ、例えば幅Wが1.8mm、厚さが40μmに形成
されており、リール40に巻かれた状態からガイドロー
ラ42を介して帯状体の供給装置1に搬送され、該帯状
体の供給装置1を経由した後ガイドローラ43を介して
巻取り部44に搬送される。
【0051】吸気装置36は、集合箱39と接続され、
該集合箱39が帯状体の供給装置1と帯状体の供給装置
2と図示しないホースにより接続されており、1台の吸
気装置36により吸引が行われる。
【0052】また電解紙33は、図2及び図3に示すよ
うに、例えば幅Wが1.8mmに形成されており、リ
ール50から帯状体の供給装置21に搬送され、該帯状
体の供給装置21を経由した後ガイドローラ53を介し
て巻取り部44に搬送される。
【0053】このときの本発明の第1実施例たる帯状体
の供給装置1の作用について説明すると、図8及び図9
に示すように、仕切り板54を隔てて導入側ガイドロー
ラ9まで搬送されて来た電極箔13は、順に該導入側ガ
イドローラ9、移動ローラ6そして導出側ガイドローラ
8に巻き掛けられた状態となっている。
【0054】図6、図8及び図9に示すように、吸気装
置36を作動させて図示しない羽根車を矢印A方向に回
転させると、空気が矢印B方向に吸引されると共に、矢
印C方向に排出されるので、これによって図示しないホ
ースを介して吸引チャンバ3の空気室3a内の空気が矢
印C方向に吸引され、負圧が作用した状態となる。
【0055】該負圧により、移動リング4がベルト11
と共に矢印D方向に吸引され、これに伴って移動ローラ
6が矢印E方向に引き込まれ、移動リング6に巻き掛け
られた電極箔13の湾曲部と、引き込んだ直線状の部分
とによって蓄積部13aが形成される。
【0056】巻取り部44では、陽陰夫々の電極箔13
と、2枚の電解紙33を重ねた状態で巻き取って行くた
め、導出側ガイドローラ8から電極箔13が引き出され
る。これにより電極箔13に作用する張力が強まった場
合には、移動ローラ6が空気室3a内の負圧に抗して矢
印D方向に移動することで張力の増加を抑制する。
【0057】移動ローラ6の位置は、センサ12により
監視されており、通常は最も固定ローラ10に近いセン
サ12と、中央のセンサ12の間に移動ローラ6が位置
するように制御される。従って移動ローラ6が矢印D方
向に移動して中央のセンサ12を越えた場合には、直ち
にリール40から電極箔13が繰り出される。
【0058】これによって電極箔13の張力が弱まるの
で、再び空気室3a内の負圧により移動ローラ6が矢印
E方向に引き込まれて、最も固定ローラ10に近いセン
サ12と、中央のセンサ12の間に復帰する。こうして
電極箔13の蓄積量が所定の範囲内に収まるように維持
しながら該電極箔13を供給することができる。
【0059】移動ローラ6を引き込む手段として、空気
圧を用いているので、該移動ローラ6の位置に関係な
く、引き込む力は一定であり、また移動ローラ6の移動
方向が頻繁に変化しても、該移動ローラ6の慣性力が小
さいため、追従性が非常によく、電極箔13に余分な張
力を作用させることがない。
【0060】なお、リール40に電極箔13が残ってい
ない、或いはどこかで引掛かりが生じた等の理由によ
り、該電極箔13が繰り出されない場合、移動ローラ6
は中央のセンサ12を越えてもそのまま矢印D方向に移
動して行くが、導入側ガイドローラ8及び導出側ガイド
ローラ9に最も近いセンサ12を越えたところで該セン
サ12がこれを検知し、巻取り部44を停止させるの
で、電極箔13が切断する等の事故が起きることはな
い。
【0061】次に、本発明の第2実施例たる帯状体の供
給装置21の作用について説明する。図3、図10から
図12に示すように、リール50から導入側ガイドロー
ラ31まで矢印F方向に搬送されて来た電解紙33は、
導入側ガイドローラ31及び導出側ガイドローラ32に
巻き掛けられた状態となっている。
【0062】吸気装置36を作動させて図示しない羽根
車を矢印A方向に回転させると、空気が矢印B方向に吸
引されるので、これによって図示しないホースを介して
吸引口30bから吸引溝30a内の空気が矢印G方向に
吸引され、負圧が作用した状態となる。
【0063】該負圧により、電解紙33が直接的に矢印
E方向に吸引されて引き込まれ、湾曲部33bと、引き
込んだ直線状の部分とによって蓄積部33aが形成され
る。
【0064】巻取り部44では、陽陰夫々の電極箔13
と、2枚の電解紙33を重ねた状態で巻き取って行くた
め、導出側ガイドローラ32から電解紙33が引き出さ
れる。これにより電解紙33に作用する張力が強まった
場合には、吸引溝30a内の負圧に抗して電解紙33が
引き出されることで張力の増加を抑制する。
【0065】電解紙33の位置は、センサ12により監
視されており、通常は最も吸引口30bに近いセンサ1
2と、中央のセンサ12の間に電解紙33の湾曲部33
bが位置するように制御される。従って電解紙33が巻
取り部44により矢印D方向に引き出されて中央のセン
サ12を越えた場合には、直ちにリール50から矢印H
方向に電解紙33が繰り出される。
【0066】これによって電解紙33の張力が弱まるの
で、再び吸引溝30a内の負圧により矢印E方向に引き
込まれて、最も吸引口30bに近いセンサ12と、中央
のセンサ12の間に復帰する。こうして電解紙33の蓄
積量が所定の範囲内に収まるように維持しながら該電解
紙33を供給することができる。
【0067】電解紙33を引き込む手段として、空気圧
を用いているので、該電解紙33の位置に関係なく、引
き込む力は一定であり、余分な張力を作用させることが
ない。
【0068】なお、リール50に電解紙33が残ってい
ない、あるいはどこかで引掛かりが生じた等の理由によ
り、該電解紙33が繰り出されない場合、該電解紙33
は中央のセンサ12を越えてもそのまま矢印D方向に繰
り出されて行くが、導入側ガイドローラ31び導出側ガ
イドローラ32に最も近いセンサ12を越えたところで
該センサ12がこれを検知し、巻取り部44を停止させ
るので、電解紙33が切断する等の事故が起きることは
ない。
【0069】
【発明の効果】本発明は、上記のように帯状体を繰り出
し搬送する供給工程の途中において、帯状体を吸引溝に
より幅方向に拘束しながら、その一部を厚さ方向に吸引
するようにしたので、電解コンデンサ素子の電解紙のよ
うに、リード線等の付着物のない帯状体を繰り出す際
に、該帯状体を湾曲させながら他の部材を介することな
く直接的に吸引溝内に引き込むことができる効果があ
り、湾曲させた部分及び引き込んだ部分の長さの長短を
問わず、吸引力が一定となるようにすることができ、ま
たこの結果極く薄くて弱い帯状体にも使用できる帯状体
の供給方法を提供することができる効果がある。
【0070】また、帯状体のうち、湾曲させた部分及び
引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維持して所定量
蓄積しながら繰り出すようにしたので、帯状体が引き出
される瞬間に増加する張力が、該帯状体の蓄積された部
分が引き出されることで緩衝されるようにすることがで
き、またこの結果帯状体の張力の変動を最小限に抑えな
がら、該帯状体を順次繰り出すことができるという効果
がある。
【0071】更に、帯状体を繰り出し搬送する供給工程
の途中において、軸方向が帯状体の幅方向と平行となる
ように取り付けられた移動ローラに帯状体の一部を巻き
掛けて、その幅方向に拘束し、空気圧により移動ローラ
を帯状体の厚さ方向に移動させて帯状体を引き込むよう
にして、移動ローラに巻き掛けられた帯状体の湾曲部及
び引き込んだ部分の長さを所定の範囲内に維持して所定
量蓄積しながら帯状体を繰り出すようにしたので、電解
コンデンサ素子の電極箔のように、リード線等の付着物
が取り付けられた帯状体を繰り出す際に、張力の変動を
最小限に抑えることができる効果があり、またこの結果
電極箔に余分な張力を与えることがなくなるので、極く
薄くて弱い電極箔であっても滑傷や擦傷等によって損傷
したり、切断されたりすることがないようにすることが
できる効果がある。
【0072】また並列して配設された一対のガイドロー
ラにより帯状体を該ガイドローラの列方向と平行に案内
すると共に、一対のガイドローラの間から帯状体をその
厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイドローラに夫々巻き
掛かる方向に吸引し、湾曲させた部分及び引き込んだ部
分からなる帯状体の蓄積部の長さの上限及び下限をセン
サにより夫々監視するようにしたので、帯状体が後工程
方向に引き出されて蓄積部の長さが下限に達したときに
は、前工程から帯状体が供給されて蓄積部が増加するよ
うにすると共に、蓄積部の長さが上限に達したときには
前工程からの帯状体の供給が停止するようにすることが
でき、またこの結果帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収
まるように維持して張力の変動を最小限に抑えながら帯
状体を繰り出すことができるという効果が得られる。
【0073】更には、並列して配設された一対のガイド
ローラにより帯状体を該ガイドローラの列方向と平行に
案内すると共に、一対のガイドローラの間の帯状体を、
移動ローラに巻き掛けて、空気圧により移動ローラを帯
状体の厚さ方向かつ該帯状体が一対のガイドローラに夫
々巻き掛かる方向に移動させて帯状体を引き込むように
し、移動ローラに巻き掛けられた帯状体の湾曲部及び引
き込んだ部分からなる帯状体の蓄積部の長さの上限及び
下限をセンサにより夫々監視するようにしたので、電解
コンデンサ素子の電極箔のように、リード線等の付着物
が取り付けられた帯状体が後工程方向に引き出されて蓄
積部の長さが下限に達したときには、前工程から帯状体
が供給されて蓄積部が増加するようにすると共に、蓄積
部の長さが上限に達したときには前工程からの帯状体の
供給が停止するようにすることができ、またこの結果帯
状体の蓄積量が所定の範囲内に収まるように維持して張
力の変動を最小限に抑え、薄くて強度の小さい電極箔で
あっても切断や損傷等の事故なく繰り出すことができる
という効果がある。
【0074】また帯状体を繰り出し搬送する供給工程の
途中に配設され、自重により自然に湾曲させた状態の帯
状体がその幅方向に拘束されかつその厚さ方向に摺動自
在となる程度の断面形状に形成された吸引溝が長手方向
に形成され該吸引溝内の空気を外部から吸引するための
吸引口が吸引溝の終端に形成された本体と、吸引溝の入
口に取り付けられ搬送されて来た帯状体を該吸引溝内に
導く導入側ガイドローラと、吸引溝から出た帯状体を繰
出し方向に案内する導出側ガイドローラと、本体の長手
方向の複数箇所に取り付けられ吸引溝内への帯状体の引
込み量の上限及び下限を夫々検知するセンサとを備え、
吸引口から負圧を作用させて吸引溝内に帯状体を引き込
み、引き込んだ帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収まる
ように維持しながら帯状体を供給するように構成したの
で、電解コンデンサ素子の電解紙のように、リード線等
の付着物のない帯状体を繰り出す際に、張力の変動に対
して直ちに追従して該張力の変動を最小限に抑え、帯状
体に対して余分な張力を与えることがないようにしなが
ら、繰り出すことができる帯状体の供給装置を提供する
ことができる効果がある。
【0075】更には、帯状体を繰り出し搬送する供給工
程の途中に配設され、長手方向と平行に取り付けられた
ガイド部材と、該ガイド部材の下方に取り付けられると
共に内部に空気室が形成され該空気室内の空気を外部か
ら吸引するための吸引口が端部に形成された吸引チャン
バと、空気室内に配置され該空気室内の圧力変動に伴っ
て該空気室内を摺動する移動リングと、ガイド部材によ
り案内されて該ガイド部材の長手方向に摺動自在に取り
付けられた移動台と、該移動台上に垂直軸回りに回動自
在に取り付けられた移動ローラと、ガイド部材の一端に
垂直軸回りに回動自在に取り付けられ搬送されて来た帯
状体を移動ローラに導く導入側ガイドローラと、該ガイ
ドローラと並列に取り付けられ移動ローラを通過した帯
状体を後の工程に搬送する導出側ガイドローラと、ガイ
ド部材の他端側に水平軸回りに回動自在に取り付けられ
た固定ローラと、一端がガイド部材の他端側に固定され
空気室内で移動リングに巻き掛けられて反転し更に固定
ローラに巻き掛けられて反転して他端が移動台に接続さ
れた巻掛け伝動部材とを備えたので、リード線が取り付
けられた電極箔のような帯状体であっても、移動リング
及び巻掛け伝動部材を介して空気圧を間接的に作用させ
ることで、蓄積長さの長短を問わず、一定の吸引力で帯
状体に張力を与えて張力調整ができるようになり、また
この結果粗面化率が極めて大きく、最低限度の強度しか
有していない電解コンデンサ素子の陽電極箔であって
も、損傷を与えることなく繰り出すことができるように
して、エージングに要する時間を短縮すると共に、信頼
性が高く安定した電解コンデンサの製造に貢献できる帯
状体の供給装置を提供し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1、図4から図9は、本発明の第1実施例に
係り、図1は帯状体の供給装置の斜視図である。
【図2】電極箔と電解紙の斜視図である。
【図3】電解コンデンサ素子の巻取り装置における、本
発明の第1実施例に係る帯状体の供給装置と、本発明の
第2実施例に係る帯状体の供給装置の使用例を示す概略
図である。
【図4】移動台に対する移動ローラ及びベルトの取付け
状態と、止め金具による該ベルトの取付け状態を示す分
解斜視図である。
【図5】導入側ガイドローラの取付け状態を示す縦断面
図である。
【図6】吸引口から空気を吸引することにより、ベルト
が巻き掛けられた移動リングを吸引口側に引き寄せる状
態を示す部分破断斜視図である。
【図7】ガイド部材に対する移動台の係合状態を示す側
面図である。
【図8】吸気装置により、吸引口から空気室の空気を吸
引することにより、移動ローラと共に電極箔が引き込ま
れ、所定の範囲内で蓄積されながら供給されていく状態
を示す斜視図である。
【図9】吸引口から空気を吸引することにより、ベルト
が巻き掛けられた移動リングが吸引口側に引き寄せら
れ、移動ローラがベルトを介して反対側に引き込まれる
状態を示す縦断面図である。
【図10】図10から図12は、本発明の第2実施例に
係り、図10は帯状体の供給装置の斜視図である。
【図11】吸引口から吸引溝内の空気を吸引することに
より、該吸引溝内に電解紙が引き込まれ、所定の範囲内
で蓄積されながら供給されていく状態を示す斜視図であ
る。
【図12】吸気装置により、吸引口から吸引溝内の空気
を吸引することにより、該吸引溝内に電解紙が引き込ま
れ、所定の範囲内で蓄積される状態を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 帯状体の供給装置 2 ガイド部材 2c 一端 2d 他端 3 吸引チャンバ 3a 空気室 3b 端部 4 移動リング 5 移動台 6 移動ローラ 6a 垂直軸 8 導出側ガイドローラ 8a 垂直軸 9 導入側ガイドローラ 10 固定ローラ 11 巻掛け伝動部材の一例たるベルト 11a 一端 11b 他端 12 センサ 13 帯状体の一例たる電極箔 13b 付加物の一例たるリード線 16 吸引口 21 帯状体の供給装置 30 本体 30a 吸引溝 30b 吸引口 30c 終端 31 導入側ガイドローラ 32 導出側ガイドローラ 33 帯状体の一例たる電解紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中において、前記帯状体を吸引溝により幅方向に拘束し
    ながら、その一部を厚さ方向に吸引することによって、
    前記帯状体を湾曲させながら前記吸引溝内に引き込むよ
    うにして、湾曲させた部分及び引き込んだ部分の長さを
    所定の範囲内に維持して所定量蓄積しながら前記帯状体
    を繰り出すことを特徴とする帯状体の供給方法。
  2. 【請求項2】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中において、軸方向が前記帯状体の幅方向と平行となる
    ように取り付けられた移動ローラに前記帯状体の一部を
    巻き掛けて、その幅方向に拘束し、空気圧により前記移
    動ローラを前記帯状体の厚さ方向に移動させて前記帯状
    体を引き込むようにして、前記移動ローラに巻き掛けら
    れた前記帯状体の湾曲部及び引き込んだ部分の長さを所
    定の範囲内に維持して所定量蓄積しながら前記帯状体を
    繰り出すことを特徴とする帯状体の供給方法。
  3. 【請求項3】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中において、並列して配設された一対のガイドローラに
    より前記帯状体を該ガイドローラの列方向と平行に案内
    すると共に、前記帯状体を吸引溝により幅方向に拘束
    し、前記一対のガイドローラの間から前記帯状体をその
    厚さ方向かつ該帯状体が前記一対のガイドローラに夫々
    巻き掛かる方向に吸引することによって、前記帯状体を
    湾曲させながら直線状の吸引溝内に引き込んで、湾曲さ
    せた部分及び引き込んだ部分からなる前記帯状体の蓄積
    部を形成し、該蓄積部の長さの上限及び下限をセンサに
    より夫々監視することにより、前記帯状体の蓄積量が所
    定の範囲内に収まるように維持しながら前記帯状体を繰
    り出すことを特徴とする帯状体の供給方法。
  4. 【請求項4】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中において、並列して配設された一対のガイドローラに
    より前記帯状体を該ガイドローラの列方向と平行に案内
    すると共に、前記一対のガイドローラの間の前記帯状体
    を、軸方向が前記帯状体の幅方向と平行となるように取
    り付けられた移動ローラに巻き掛けて、前記帯状体を幅
    方向に拘束し、空気圧により前記移動ローラを前記帯状
    体の厚さ方向かつ該帯状体が前記一対のガイドローラに
    夫々巻き掛かる方向に移動させて前記帯状体を引き込む
    ようにして、前記移動ローラに巻き掛けられた前記帯状
    体の湾曲部及び引き込んだ部分からなる前記帯状体の蓄
    積部を形成し、該蓄積部の長さの上限及び下限をセンサ
    により夫々監視することにより、前記帯状体の蓄積量が
    所定の範囲内に収まるように維持しながら前記帯状体を
    繰り出すことを特徴とする帯状体の供給方法。
  5. 【請求項5】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中に配設され、自重により自然に湾曲させた状態の前記
    帯状体がその幅方向に拘束されかつその厚さ方向に摺動
    自在となる程度の断面形状に形成された吸引溝が長手方
    向に形成され該吸引溝内の空気を外部から吸引するため
    の吸引口が前記吸引溝の終端に形成された本体と、前記
    吸引溝の入口に取り付けられ搬送されて来た前記帯状体
    を該吸引溝内に導く導入側ガイドローラと、前記吸引溝
    から出た前記帯状体を繰出し方向に案内する導出側ガイ
    ドローラと、前記本体の長手方向の複数箇所に取り付け
    られ前記吸引溝内への前記帯状体の引込み量の上限及び
    下限を夫々検知するセンサとを備え、前記吸引口から負
    圧を作用させて前記吸引溝内に前記帯状体を引き込み、
    引き込んだ前記帯状体の蓄積量が所定の範囲内に収まる
    ように維持しながら前記帯状体を供給するように構成し
    たことを特徴とする帯状体の供給装置。
  6. 【請求項6】 帯状体を繰り出し搬送する供給工程の途
    中に配設され、長手方向と平行に取り付けられたガイド
    部材と、該ガイド部材の下方に取り付けられると共に内
    部に空気室が形成され該空気室内の空気を外部から吸引
    するための吸引口が端部に形成された吸引チャンバと、
    前記空気室内に配置され該空気室内の圧力変動に伴って
    該空気室内を摺動する移動リングと、前記ガイド部材に
    より案内されて該ガイド部材の長手方向に摺動自在に取
    り付けられた移動台と、該移動台上に垂直軸回りに回動
    自在に取り付けられた移動ローラと、前記ガイド部材の
    一端に垂直軸回りに回動自在に取り付けられ搬送されて
    きた前記帯状体を前記移動ローラに導く導入側ガイドロ
    ーラと、該ガイドローラと並列に取り付けられ前記移動
    ローラを通過した前記帯状体を後の工程に搬送する導出
    側ガイドローラと、前記ガイド部材の他端側に水平軸回
    りに回動自在に取り付けられた固定ローラと、一端が前
    記ガイド部材の他端側に固定され前記空気室内で前記移
    動リングに巻き掛けられて反転し更に前記固定ローラに
    巻き掛けられて反転して他端が前記移動台に接続された
    巻掛け伝動部材と、前記ガイド部材の長手方向の複数箇
    所に取り付けられ前記移動ローラによる前記帯状体の引
    込み量の上限及び下限を夫々検知するセンサとを備え、
    前記吸引口から負圧を作用させて前記移動リングを引き
    込むことにより前記巻掛け伝動部材を通じて前記移動ロ
    ーラを前記導入側ガイドローラから離間する方向に移動
    させて前記帯状体を引き込み、引き込んだ前記帯状体の
    蓄積量を前記センサにより検知して該蓄積量が所定の範
    囲内に収まるように維持しながら前記帯状体を供給する
    ように構成し、付加物が取り付けられた前記帯状体であ
    っても供給できるように構成したことを特徴とする帯状
    体の供給装置。
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