JP2002037278A - 密封用包装袋 - Google Patents

密封用包装袋

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JP2002037278A
JP2002037278A JP2000227644A JP2000227644A JP2002037278A JP 2002037278 A JP2002037278 A JP 2002037278A JP 2000227644 A JP2000227644 A JP 2000227644A JP 2000227644 A JP2000227644 A JP 2000227644A JP 2002037278 A JP2002037278 A JP 2002037278A
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bag
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毅 福本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピロー式や立体パウチ式の密封包装袋の特定
ヒートシール部位への内部圧力の集中を防止し、該部位
における破袋を防止する。 【解決手段】 袋体本体の一面に袋体本体と同一幅のフ
ラップ部が形成され、該袋体本体とフラップ部の端縁部
及び/又は側縁部がヒートシールによって封鎖される密
封用包装袋であって、フラップ部の側縁部のヒートシー
ル部と袋体本体の側縁部のヒートシール部とが交差する
点を含む包装袋内部における少なくとも一方のヒートシ
ール部に凹状のヒートシールされていない部分が形成さ
れていることを特徴とする密封用包装袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、全ての端縁部及び
側縁部をヒートシールによって密封して使用する、熱可
塑性樹脂フィルム層を最内層に有する密封用包装袋と、
該包装袋内部に食品等を収納した可撓性の密封包装袋に
関するものである。特に本発明は、最内層が熱可塑性樹
脂フィルムである密封包装袋に食品等を収納したままで
電子レンジや熱湯等で加熱処理しても包装袋を破裂させ
ることなく、内部発生圧力を安全に包装袋外へ放出する
ことができ、しかも液漏れが発生することがない加熱対
応型の密封用多層包装袋と、該包装袋内部に該食品等を
収納した密封多層包装袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、全ての端縁部及び側縁部をヒー
トシールして密封している可撓性の包装袋の場合、製品
充填工程や流通過程で包装袋に外部から大きな圧力が掛
かったり、内部で水蒸気の発生があったりして包装袋内
部の圧力が急激に上昇すると、ヒートシール部分が破壊
されて収納品の漏れが生じることがあり、甚だしい場合
は、急激な膨張に抗しきれず爆発的な破袋が生起するこ
とがある。例えば、中華料理の具やカレー等のように、
加熱時に蒸気を発生する被調理品を密封収納した可撓性
の包装袋商品は多いが、これらは電子レンジ等によって
加熱すると内部発生水蒸気等による圧力の急激な増加に
より爆発的に破裂する場合がある。
【0003】そのようなトラブルの発生を避けるため
に、電子レンジ等で加熱処理する場合には、液漏れを防
ぎつつ蒸気等の内部発生圧を安全に袋外へ逃がすことが
必要であり、その目的のために、従来包装体に逆止弁を
付けたり、加熱処理直前に包装体の一部を鋏で切断して
蒸気逃し部分を作る等の対応がなされている。しかしな
がら、逆止弁を取り付ける場合には、機能的に不完全で
あると収納食品への汚染の危険があるので殺菌処理等が
不可欠であるし、またコストが高くなるという問題があ
る。また、鋏で開口部を形成する場合には、液状の被調
理品が煮沸によって吹きこぼれたり、加熱用の液が切り
口から内部に流入したりするおそれがあるため、有効な
手段とはいいがたい。
【0004】そこで、本発明者らは、電子レンジ等での
加熱処理時に収納食品等の漏出を防止しつつ内部発生す
る水蒸気を効率よく排出することができる蒸気逃し機構
を有し、しかも殺菌処理等の必要のない加熱対応型の電
子レンジ用包装袋をすでに提案している(特開平9−2
72180号公報、特開平10−287377号公報、
特開平10−42800号公報等を参照)。
【0005】これらの電子レンジ用包装袋の一例を、図
4に示す。図4の包装袋は、背貼り部形成箇所に所定間
隔で所定の幅及び長さの複数の平行な剥離剤層を塗布し
た耐熱性外層フィルムに同一幅の熱可塑性内層フィルム
(シーラントフィルム)をラミネートして積層樹脂フィ
ルム包材を形成し、該積層樹脂フィルム包材をその熱可
塑性フィルムが内側になるように折り重ねて、背貼り部
と袋体の両端縁部及び両側縁部をヒートシールすること
によって密封して加熱調理食品入り包装袋として形成さ
れている。この包装袋は、電子レンジ等による加熱によ
って内部食品から水蒸気が発生すると、内圧が増加して
図示のように袋体が膨張し、その結果、背貼り部内の剥
離剤層端部で内層熱可塑性フィルムが熱膨張に抗しきれ
ずに破袋すると、該破袋部から侵入する水蒸気の圧力に
よって内外層フィルムの間の剥離剤塗布部に層間剥離が
生じ、発生水蒸気は該剥離剤層部分を引き剥がしながら
通路を形成して包装袋外部に放出されるという蒸気逃し
機構を有する構造となっているものである。
【0006】上記の従来型の蒸気逃し機構を有する加熱
調理食品用の包装袋は、正常な状態で電子レンジ等によ
る加熱処理を行う場合には爆発的な破裂を起こすことは
なく、安全かつ衛生的な加熱処理が可能な食品用包装袋
としての規格を十分に満たしているものである。
【0007】しかし、上記の加熱処理食品用の包装袋
は、通常は背貼り部が包装袋上面に折り重なった状態で
あるため、加熱処理時に膨張する包装袋の上面に折り重
なり、張りついた状態のままとなることがある。背貼り
部がそのような状態でも、背貼り部に設けられている蒸
気逃し機構は全く機能しないということは稀であるが、
加熱膨張があまりに急激であったりすると、倒れた状態
の背貼り部が膨張した包装袋の上面に強く押し付けら
れ、蒸気通路となるべき前記剥離剤端部での内層フィル
ムの膨張が阻害されて内層に破れ部分が生じないことが
あるし、内層フィルムに破れが生起してたとしても剥離
剤塗布部分の剥離抵抗が大きくなる結果、包装袋内部の
圧力が全体的に高くなる。そのような状態となると、包
装袋の全ての端縁部及び側縁部のヒートシール部に掛か
る圧力が高くなり、本来、破袋が生じにくいはずのその
他のヒートシール部で爆発的な破袋が生起することがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、内部圧力の
増加によっても爆発的な破袋が生じることがなく、特定
のヒートシール部からのみ内部圧力を安全に放出するよ
うに制御されている、ヒートシールによって密封される
包装袋と、該包装袋に調理食品等を収納した密封包装袋
を提供することを目的とするものである。特に、本発明
は、加熱処理時の内部圧力の増加によっても、液漏れを
伴うことなく内部圧力を安全に放出する蒸気逃し機構を
備えるヒートシール端縁部を有する加熱対応型の密封用
多層包装袋において、前記の問題を解決し、安全かつ衛
生的に加熱処理することができる、加熱対応型の密封多
層包装袋を提供すること目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、消費者が
前記タイプのヒートシール密封包装袋を加熱処理する際
に起こり得る、本来の蒸気逃し機構が正常に働かないよ
うな種々の状態を想定して各種の実験を行った結果、袋
体内部でヒートシール帯域同士が交差している点に破壊
が多く集中することを確認し、この傾向は、袋体が背貼
り部を有するピロー型の包装袋や一端部が二股に分岐し
ている立体パウチ型包装袋において特に顕著であるこ
と、その破壊の生じる箇所が背貼り部と袋体本体のヒー
トシール部が交差する点を含む部分(背貼り部の付け根
部分)や立体パウチ型包装袋の二股に分岐している部分
のヒートシール部が交差している部分に集中することを
見いだし、その解決手段についての検討を重ねた結果、
本発明に到達した。上記目的を達成するための密封用包
装袋に関する本発明は、以下の各発明を包含する。
【0010】(1) 袋体本体の一面に袋体本体と同一幅の
フラップ部が形成され、該袋体本体及びフラップ部の端
縁部及び/又は側縁部がヒートシールによって封鎖され
る密封用包装袋であって、フラップ部の側縁部のヒート
シール部と袋体本体の側縁部のヒートシール部とが交差
する点を含む包装袋内部における少なくとも一方のヒー
トシール部に凹状のヒートシールされていない部分が形
成されていることを特徴とする密封用包装袋。
【0011】(2) 前記凹状のヒートシールされていない
部分は、袋体本体内側から前記ヒートシール部内に食い
込む略半円形状に形成されていることを特徴とする、
(1) 項記載の密封用包装袋。
【0012】(3) 前記フラップ部が形成されている密封
用包装袋は、ピロー式又は立体パウチ式の袋体であるこ
とを特徴とする(1) 項又は(2) 項に記載の密封用包装
袋。
【0013】(4) 前記フラップ部が形成されている密封
用包装袋は、最内層が熱可塑性樹脂フィルムからなる多
層袋であることを特徴とする、(1) 項〜(3) 項のいずれ
か1項に記載の密封用包装袋。
【0014】(5) 前記フラップ部が形成されている密封
用包装袋は、最内層が熱可塑性樹脂フィルムである多層
袋であり、前記ヒートシールされている袋体本体及びフ
ラップ部の端縁部又は側縁部のうちの一部の最内層熱可
塑性樹脂フィルム層とそれに隣接するフィルム層との層
間接着部に、袋体本体及びフラップ部の端縁部又は側縁
部のうちの一部におけるヒートシール部の袋体内側端部
から外側端部に至る長さに対応する長さの剥離可能な弱
接着帯域からなる袋体内部圧力逃し機構が形成されてい
ることを特徴とする、(1) 項〜(4) 項のいずれか1項に
記載の密封用包装袋。
【0015】(6) 前記袋体内部圧力逃し機構は、ヒート
シールされている袋体本体及びフラップ部の端縁部及び
/又は側縁部のうちの一部における最内層熱可塑性樹脂
フィルム層とそれに隣接するフィルム層との層間接着部
に、該一部におけるヒートシール部の内側端部から外側
端部に至る長さ以上の長さで前記層間接着部の外側端部
から袋体内側に向かって所定幅の剥離可能な弱接着帯域
を形成し、かつ最内層熱可塑性樹脂フィルム相互間のヒ
ートシール部における前記弱接着帯域に対応する位置に
は角部を備えた突出部を有する形状のヒートシール部を
配置することによって構成されていることを特徴とす
る、(5) 項記載の密封用包装袋。
【0016】(7) 前記袋体内部圧力逃し機構は、前記フ
ラップ部内に形成されており、前記凹部は該フラップの
側縁ヒートシール部と交差する袋体本体のヒートシール
部側に形成されていることを特徴とする、(1) 項〜(6)
項のいずれか1項に記載の密封用包装袋。 (8) 前記袋体内部圧力逃し機構は、前記袋体本体の端縁
部のヒートシール部内に形成されており、前記フラップ
部は全面がヒートシール封鎖されていることを特徴とす
る、(1) 項〜(6) 項のいずれか1項に記載の密封用包装
袋。
【0017】(9) 前記フラップ部は、袋体本体上面の中
央部に形成されている中央背貼り部であることを特徴と
する、(1) 項〜(8) 項のいずれか1項に記載の密封用包
装袋。
【0018】(9) 前記包装袋は、加熱対応型の食品用包
装袋であることを特徴とする、(1) 項〜(9) 項のいずれ
か1項に記載の密封用包装袋。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の密封用包装袋は、端縁部
及び側縁部をヒートシールして密封する形式の可撓性の
包装袋であり、該包装袋は単層袋であっても多層袋であ
ってもよい。本発明の密封用包装袋は、主として冷凍食
品類及びレトルト加熱食品類等のような食品類等を密封
収容するための包装袋を意味しているが、本発明は、そ
れらの食品類等を収納して密封してなる食品包装袋をも
包含するものである。
【0020】本発明の密封用包装袋は、単層袋であって
も多層袋であっても、収納製品と接触する層は熱可塑性
樹脂フィルム又はシートであり、該熱可塑性樹脂フィル
ム又はシート同士をヒートシールすることによってによ
って形成されている。最内層熱可塑性樹脂フィルムとし
ては、ヒートシール可能である限り、その種類に特に制
限はない。包装袋が内部圧力逃し機構乃至内部蒸気逃し
機構を有する加熱対応型の多層包装袋である場合には、
包装袋内に収納する食品類を加熱処理する際に、包装袋
内で発生する水蒸気等に起因する内圧の増大によって膨
張し、蒸気逃し機構部分で破れる程度の強度を有するも
のであることが必要である。これらのフィルムの厚さ
は、包装袋最内層フィルムに求められる上記特性を有し
ているものである限り、特に制限はないが、通常は15
〜130μm、好ましくは20〜70μm程度である。
【0021】このような最内層フィルム又はシート用の
熱可塑性樹脂としては、汎用ポリオレフィンや特殊ポリ
オレフィン類を挙げることができる。具体的には、低密
度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(M
DPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)、超低密度ポリエチ
レン(VLDPE)、無延伸ポリプロピレン(CP
P)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチ
レン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタ
クリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−エチルアク
リレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルメタク
リレート共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸
メチル共重合体(EAM)、アイオノマー(IO)等を
挙げることができる。また、これらの熱可塑性樹脂フィ
ルム面にシリコン蒸着やアルミ蒸着したフィルムも使用
することができる。
【0022】本発明の密封用包装袋が加熱対応型の密封
用多層包装袋である場合には、外層は耐熱性で可撓性の
樹脂フィルム又はシートによって構成されている。耐熱
性で可撓性の樹脂フィルムとしては、包装袋内の収納製
品を加熱処理する際の温度で強度低下を生じない樹脂フ
ィルムが使用される。そのような耐熱性樹脂フィルムと
しては、融点が160℃以上のもので、一般にレトルト
加熱食品や包装状態のまま加熱解凍する冷凍食品類の包
装袋用包材として使用されているものであれば使用可能
である。特に限定するものではないが、そのような耐熱
性樹脂フィルムとしては、耐熱性、強度物性、透明性、
印刷適性などの点から、ポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、シリカ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、アルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ナイロ
ンフィルム等が好ましい。外層フィルムの厚さに制限は
ないが、通常、9〜50μm、好ましくは12〜30μ
m程度である。
【0023】本発明の密封用包装袋の製造工程におい
て、包装袋の各端縁部及び側縁部におけるフィルム同士
の接着手段は、収納製品との関係で制約がない限り、ど
のような接着手段でも採用することができる。しかし、
収納品との関係で制約を受けることがなく、接着封鎖工
程が単純であること等の点から、少なくとも最内層熱可
塑性フィルム同士の接着にはヒートシール手段が好まし
い。
【0024】最内層とそれに隣接する外層との接着に
は、通常のラミネートフィルム形成用の接着手段が採用
される。しかし、端縁部又は側縁部に設けられる弱接着
帯域は、包装袋に通常加わる弱い外力によって簡単に剥
離することはないが、加熱等によって増大する内圧によ
って包装袋が膨張し、最内層熱可塑性フィルムに破れが
生じた場合には、該破れ部から侵入する高圧蒸気等によ
って層間剥離し、該高圧蒸気が袋体外部に放出される通
路を容易に形成される程度の接着強度を有する剥離性接
着帯域である。最内層とそれに隣接する外層との接着に
使用できる接着剤の例としては、ウレタン系接着剤「ア
ドコートAD−545S」(東洋モートン株式会社
製)、ウレタン系接着剤「アドコートAD−900」
(東洋モートン株式会社製)等が挙げられる。
【0025】本発明の密封用包装袋が加熱対応型の密封
用多層包装袋である場合の最内層フィルムとそれに隣接
するフィルム層との間の弱接着帯域の形成には、ポリア
マイド/シリコン系剥離ワニス「X218PE」(東洋
インキ株式会社製)、アクリル/ウレタン系「シュリン
クEXメジウム」(東洋インキ株式会社製)、「リオフ
レッシュ」(東洋エフ・シー・シー株式会社製)、炭酸
カルシウム入りシェラック樹脂系可食インキ等が挙げら
れる。剥離可能な弱接着帯域は、外層用の原反フィルム
内面に内容表示、美観付与等を印刷する場合と同じ印刷
手法により外層用の原反フィルム内面に直接形成するこ
とができる。
【0026】剥離可能な弱接着帯域の剥離性と密封性を
調節するために、弱接着帯域形成用材料に炭酸カルシウ
ム等の無機物を1〜10重量%、好ましくは2〜5重量
%添加することができる。他に添加することができる無
機物としては、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化ア
ルミニウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、硫酸カルシ
ウム、硫酸バリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウ
ム、粘土、珪藻土、タルク、カオリン等をあげることが
できる。弱接着帯域形成用材料は、原反フィルムに内容
表示、美観付与等の印刷インクを施す前に印刷手法によ
り連続帯状に塗布される。
【0027】このようにして形成される常温流通のパウ
チにおける弱接着帯域とそれ以外のラミネート接着帯域
との接着強度の比は、弱接着帯域以外のラミネート接着
帯域の接着強度を1とした場合、弱接着帯域の接着強度
は0.3〜0.7の範囲であることが好ましい。接着強
度の上記比が0.3に達しないと、帯状の弱接着帯域が
商品としての包装袋の取扱中に剥離して、包装袋端部の
外観が損なわれるのみならず、最内層フィルムのヒート
シール帯域近傍の該弱接着帯域に接していた最内層部分
が露出して該最内層部分に破損が生じる恐れがでてく
る。逆に該比が0.7を越えると、内部発生する水蒸気
の抜けが不充分となり、加熱時に爆発的な破袋が発生す
る可能性がある。
【0028】本発明の密封用包装袋には、商品としての
取扱中に落下等による衝撃力が加わることが想定できる
が、包装袋が封鎖端部を下にして落下した場合について
みると、そのような落下時の衝撃力は封鎖端部のコーナ
ー部分に集中するから、少なくともコーナー部分を含む
一定の帯域には、該コーナー部分に集中する圧力を分散
させる機構を設けることが好ましい。本発明のヒートシ
ールによって端縁部を密封して包装袋においては、特に
フラップ部分のヒートシール部と包装袋のその他の端縁
部のヒートシール部とが交差する点部分に該圧力分散機
構を設けることが特に有効である。圧力分散機構は、フ
ラップのヒートシール部と包装袋のその他の端縁部のヒ
ートシール部とが交差する点部分を含む袋体内部側のフ
ラップのヒートシール部又は包装袋のその他の端縁部の
ヒートシール部に凹状にヒートシールされていない部分
を形成することによって形成される。この際、凹状のヒ
ートシールされていない部分は、略半円形状及び略コ字
状に形成されることが好ましいが、その他、略半楕円形
状等の形状に形成されていてもよい。
【0029】
【実施例】以下、中央背貼り部に内部圧力逃し機構乃至
蒸気逃し機構を有する加熱対応型の多層食品包装袋につ
いて本発明の実施例を説明するが、本発明はこの実施例
の加熱対応型の多層包装袋に限定されるものではない。
【0030】実施例1 外層として、二軸延伸ナイロンフィルム25μmに、東
芝機械工業株式会社製のグラビア印刷機を使用して、東
洋インキ製造株式会社製のインキ「NEW LPスーパ
ー」を使用した3色の印刷と、大日精化工業株式会社製
の剥離剤「SSGS コート剤K−2」によるパターン
印刷を行った後、岡崎機械工業株式会社製のドライラミ
ネート機を使用して、東洋モートン株式会社製のウレタ
ン接着剤「アドコートAD−900」により、内層とし
ての昭和電工株式会社製の直鎖状低密度ポリエチレンフ
ィルム「LR−9・50μm」を貼合して包装袋用シー
トを製造した。
【0031】次に、この包装袋用シートを幅430mm
にスリットした巻物を用意し、株式会社岩正製の高速三
方シール自動製袋機を使用して中央背貼り部高さ30m
m、シール温度240℃、底縁部のシール幅及び側縁部
のシール幅8mm、底部シール温度180℃、凹みを付
けた側縁部のシールバー又はストレートバーのシール温
度250℃・240℃・上下205℃/205℃で3回
シールし、製袋スピード100袋/分で製袋した。製袋
作業は、図1に示す実施例の包装袋におけるヒートシー
ルされていない凹み部を有するサイドシール部を形成す
るためのシールバー(A)と、比較例の包装袋における
ヒートシールされていない凹み部を持たないサイドシー
ル部を形成するためのストレートバー(B)とを途中で
交換して、同一の包装袋用シートから2種類の包装袋を
製造し、シールバー(A)及び(B)で製袋したものか
らそれぞれ400袋ずつサンプリングした。
【0032】製造された包装袋は、幅130mm、長さ
170mm、背貼り部の高さ30mmの寸法を有してお
り、その背貼り部には、図2に示されるように、突出部
8を有するヒートシール帯域5、ヒートシールされてい
ない帯域6及び剥離可能な弱接着帯域7によって構成さ
れており、かつa=20mm、b=10mm、c=5±
1.5mm、d=1.5±3.0mm、e=3mm、f
=7mm、g=8mm、f=2mmの寸法に形成されて
いる蒸気逃し機構9が形成されている。
【0033】そして、実施例1の包装袋はサイドシール
部に図1に示すヒートシールされていない凹み部4を有
するが、比較例1の包装袋は、ストレートバーを使用し
て製造されているため該凹み部4を有していない。しか
し、該凹み部の有無の違い以外は、実施例と比較例の包
装袋は互いの構造上に差異はないものである。
【0034】サンプリングした試験用の包装袋のそれぞ
れに水180mlを入れ、シャープ株式会社製の電子レ
ンジ「RE−D3−T」で加熱し、サイドシール部に凹
みを入れた図1の構造を有する実施例1のサンプル包装
袋群と、サイドシール部が凹みを有していないストレー
ト状態である以外は1と同様の構造を有する比較品1の
サンプル包装袋群の双方についての蒸気抜け試験を行
い、サイドシール部からの破袋状態の比較を行った。
【0035】なお、包装袋の背貼り部は、包装袋が製袋
工程から出てきたときは一方の側に折り畳まれた状態
(正折り状態)であるが、包装袋内への食品充填作業工
程や、消費者の都合で該背貼り部が製造工程から出てき
た状態と逆方向に折り曲げられた状態(逆折り状態)で
電子レンジ加熱される場合がある。実施例1及び比較例
1のそれぞれの包装袋に対する蒸気抜け試験は、背貼り
部が正折り状態である場合と背貼り部が逆折りの場合の
それぞれについて行った。蒸気抜け試験の結果を表1に
示す。
【0036】
【表1】
【0037】表1中、符号(A)は実施例の包装袋にお
けるヒートシールされていない凹み部を有するサイドシ
ール部を形成するためのシールバーを使用して製造され
たサンプルを意味し、符号(B)は比較例の包装袋にお
けるヒートシールされていない凹み部を持たないサイド
シール部を形成するためのストレートバーを使用して製
造されたサンプルを意味している。
【0038】実施例2 外層として、二軸延伸ナイロンフィルム25μmに、東
芝機械工業株式会社製のグラビア印刷機を使用し、東洋
インキ製造株式会社製のインキ「NEW LPスーパ
ー」を使用した3色の印刷と、大日精化工業株式会社製
の剥離剤「SSGS コート剤K−2」によるパターン
印刷を行った後、岡崎機械工業株式会社製のドライラミ
ネート機を使用し、東洋モートン株式会社製のウレタン
接着剤、「アドコートAD−900」により、内層とし
て昭和電工株式会社製のレトルト用未延伸ポリプロピレ
ンフィルム「アロマ−UH・50μm」を貼合して包装
袋用シートを製造した。
【0039】次に、この包装袋用シートを幅460mm
にスリットした巻ロールを用意し、株式会社岩正製の高
速三方シール自動製袋機を使用して中央背貼り部高さ2
5mm、シール温度245℃、底縁部のシール幅及び側
縁部のシール幅8mm、底部シール温度190℃、凹み
を付けた側縁部のシールバー又はストレートバーのシー
ル温度240℃・240℃・上下200℃/200℃で
3回シールし、製袋スピード100袋/分で製袋して、
図2に示す背貼り部蒸気逃し機構を有する試験用の電子
レンジ用包装袋を製造した。
【0040】製袋作業は、図1に示す実施例の包装袋に
おけるヒートシールされていない凹み部を有するサイド
シール部を形成するためのシールバー(A)と、比較例
の包装袋におけるヒートシールされていない凹み部を持
たないサイドシール部を形成するためのストレートバー
(B)とを、適当な製袋数で区切って数回交換しながら
製袋を続け、同一の包装袋用シートから実施例と比較例
の2種類の包装袋群を製造する方法によって行った。試
験用の包装袋のサンプリングは、シールバーを交換する
度に、交換したシールバーで製造された包装袋群の中か
ら適当な数の包装袋を抜き出すことによって行った。
【0041】抜き出した試験用の包装袋のそれぞれに水
180mlを入れ、シャープ株式会社製の電子レンジ
「RE−D3−T」で加熱し、サイドシール部に凹みを
入れた図1の構造を有する実施例2のサンプル包装袋群
と、サイドシール部が凹みを有していないストレート状
態である以外は実施例2と同様の構造を有する比較例の
サンプル包装袋群の双方についての蒸気抜け試験を行
い、サイドシール部に生起する破袋状態の比較を行っ
た。試験は、背貼り部が正折り状態である場合と逆折り
状態である場合について行った。蒸気抜け試験の結果を
表2及び表3に示す。
【0042】表2及び表3中、符号(A)は実施例の包
装袋におけるヒートシールされていない凹み部を有する
サイドシール部を形成するためのシールバーを使用して
製造されたサンプルを意味し、符号(B)は比較例の包
装袋におけるヒートシールされていない凹み部を持たな
いサイドシール部を形成するためのストレートバーを使
用して製造されたサンプルを意味している。また、「製
袋番号」欄の数値は、サンプリングされた包装袋が製袋
工程のどの段階でサンプリングされたものかを示す。n
はサンプル数である。「シール後退mm」は、試験後の
包装袋を開封して背貼り部と交差している包装袋のサイ
ドシール部分の包装袋内部からの剥離状態を示してい
る。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】
【発明の効果】前記の各表に示した加熱対応型の密封用
多層包装袋の試験結果から明らかなように、本発明の密
封用包装袋は、背貼り部(フラップ部)と包装袋側縁部
の両ヒートシール部が交差する箇所に凹み状にヒートシ
ールされていない箇所を設けることにより、包装袋内部
の圧力が急激に上昇した場合でも、該ヒートシール部の
交差箇所に集中する内部圧力を適度に分散させることが
可能であり、該ヒートシール部の交差箇所に多く発生す
るヒートシール部の破壊及びそれに起因する破袋を確実
に抑制して蒸気逃し機構を有する背貼り部(不ラップ
部)から増大する内部圧力を効率的に袋体外へ放散する
密封用包装袋を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装袋における背貼り部が正折り状態
の平面図である。
【図2】図1の包装袋の背貼り部の構造を示す図であ
る。
【図3】図1の包装袋の側縁部のヒートシール部に設け
られる凹み状のヒートシールされていない部分の構造の
一例を示す部分断面図である。
【図4】従来の加熱対応型の密封包装袋の蒸気抜き状態
を示す図である。
【符号の説明】
1:密封用包装袋、2:フラップ部(背貼り部)、3:
側縁部ヒートシール部(サイドシール部)、4:凹み部
(ヒートシールされていない帯域)、5:フラップ部内
ヒートシール帯域、6:フラップ部内のヒートシールさ
れていない帯域、7:剥離可能な弱接着帯域、8:ヒー
トシール部内の角部を有する突出部、9:端縁部ヒート
シール部、10:内部圧力逃し機構乃至蒸気逃し機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 毅 岐阜県中津川市茄子川1646番地の39 株式 会社エースパッケージ内 (72)発明者 池田 徹 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社生産技術開発センター内 Fターム(参考) 3E064 AA08 AA11 BA17 BA27 BA28 BA29 BA30 BA36 BA46 BA55 BA60 BC01 BC13 BC18 EA30 GA01 HN05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 袋体本体の一面に袋体本体と同一幅のフ
    ラップ部が形成され、該袋体本体とフラップ部の端縁部
    及び/又は側縁部がヒートシールによって封鎖される密
    封用包装袋であって、フラップ部の側縁部のヒートシー
    ル部と袋体本体の側縁部のヒートシール部とが交差する
    点を含む包装袋内部における少なくとも一方のヒートシ
    ール部に凹状のヒートシールされていない部分が形成さ
    れていることを特徴とする密封用包装袋。
  2. 【請求項2】 前記凹状のヒートシールされていない部
    分は、密封用包装袋の内側からヒートシール部内に食い
    込む略半円形状に形成されていることを特徴とする、請
    求項1記載の密封用包装袋。
  3. 【請求項3】 前記フラップ部が形成されている密封用
    包装袋は、ピロー式又は立体パウチ式の袋体であること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の密封用包装袋。
  4. 【請求項4】 前記フラップ部が形成されている密封用
    包装袋は、最内層が熱可塑性樹脂フィルムからなる多層
    袋であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1
    項に記載の密封用包装袋。
  5. 【請求項5】 前記フラップ部が形成されている密封用
    包装袋は、最内層が熱可塑性樹脂フィルムからなる多層
    袋であり、前記ヒートシールによって封鎖されている袋
    体本体又はフラップ部の端縁部又は側縁部のうちの一部
    の最内層熱可塑性樹脂フィルム層とそれに隣接するフィ
    ルム層との層間接着部に、該端縁部又は側縁部のうちの
    一部におけるヒートシール部の袋体内側端部から外側端
    部に至る長さに対応する長さと所定の幅を有する剥離可
    能な弱接着帯域からなる袋体内部圧力逃し機構が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の密封用包装袋。
  6. 【請求項6】 前記袋体内部圧力逃し機構は、ヒートシ
    ールされている袋体本体又はフラップ部の端縁部又は側
    縁部のうちの一部における最内層熱可塑性樹脂フィルム
    層とそれに隣接するフィルム層との層間接着部に、該端
    縁部又は側縁部の一部におけるヒートシール部の内側端
    部から外側端部に至る長さ以上の長さで前記層間接着部
    の外側端部から袋体内側に向かって所定幅の剥離可能な
    弱接着帯域を形成し、かつ最内層熱可塑性樹脂フィルム
    相互間のヒートシール部における前記弱接着帯域に対応
    する位置には角部を備えた突出部形状のヒートシール部
    を配置することによって構成されていることを特徴とす
    る、請求項5記載の密封用包装袋。
  7. 【請求項7】 前記袋体内部圧力逃し機構は、前記フラ
    ップ部内に形成されており、かつ前記凹状のヒートシー
    ルされていない部分は該フラップ部の側縁ヒートシール
    部と交差する袋体本体の側縁ヒートシール部に形成され
    ていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の密封用包装袋。
  8. 【請求項8】 前記フラップ部は、袋体本体の一面の中
    央部に形成されている背貼り部であることを特徴とす
    る、請求項1〜7のいずれか1項に記載の密封用包装
    袋。
  9. 【請求項9】 前記包装袋は、加熱対応型の食品用包装
    袋であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1
    項に記載の密封用包装袋。
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