JP2002037251A - 金属製缶 - Google Patents

金属製缶

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JP2002037251A
JP2002037251A JP2000224687A JP2000224687A JP2002037251A JP 2002037251 A JP2002037251 A JP 2002037251A JP 2000224687 A JP2000224687 A JP 2000224687A JP 2000224687 A JP2000224687 A JP 2000224687A JP 2002037251 A JP2002037251 A JP 2002037251A
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JP
Japan
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lid
metal
top plate
section
recess
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Pending
Application number
JP2000224687A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuhiko Tsuji
亘彦 辻
Katsumi Shirai
勝己 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKUNI KINZOKU KOGYO KK
SHIRAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
MIKUNI KINZOKU KOGYO KK
SHIRAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
Application filed by MIKUNI KINZOKU KOGYO KK, SHIRAI SEISAKUSHO KK filed Critical MIKUNI KINZOKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製缶の表面および裏面を前記蓋も含めてポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂フィルムで被膜したものにおいて、
蓋の凸部を天板部の凹部に押し込んだときに凹部の内部
に存在していた空気が金属製缶の内部もしくは外部に逃
げて蓋の浮き上がりを防止した金属製缶を提供する。 【解決手段】胴部2の上端に巻き締めにより取り付けら
れた天板部3の中央開口部4の周りに断面U字状の凹部
5が環状に形成され、蓋6の外周部に前記凹部5に圧入
する凸部7が環状に裏面側に突出するように形成されて
なる金属製缶1の表面および裏面を前記蓋6も含めてポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ートなどの合成樹脂フィルムで被膜したものにおいて、
天板部3の凹部5を形成する内側の環状の立ち上がり板
部8に少なくとも1個所に空気逃がし用の溝9を形成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製缶、特に缶
の蓋取付部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、塗料などを収納する金属製缶
はその表面および裏面に錆などの発生を防止するために
エポキシ系塗料を塗布してあり、缶の胴部の上端に取り
付けた天板部の中央開口部の周りに断面U字状の凹部を
環状に形成し、前記天板部の中央開口部を閉じる蓋の外
周部に前記凹部に圧入する凸部を環状に裏面側に突出す
るように形成し、前記蓋の凸部を天板部の凹部に圧入さ
せることにより缶の密封状態を保持するように構成され
ている。
【0003】しかしながら、金属製缶はその表面および
裏面に錆などの発生を防止するために、金属製缶の表面
および裏面を前記蓋も含めてポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂フィ
ルムで被膜したものが提案されている。
【0004】このように金属製缶の表面および裏面を前
記蓋も含めてポリエチレンなどの合成樹脂フィルムで被
膜した場合、前記蓋の凸部を天板部の凹部に押し込んだ
ときに合成樹脂フィルム同士の密着性が良いために前記
凹部の内面の合成樹脂フィルム被膜と蓋の凸部裏面の合
成樹脂フィルム被膜との間から凹部の内部に存在してい
た空気の逃げ場がなく、凹部の内部に存在していた空気
が圧縮され、その空気圧縮により凸部が持ち上がって蓋
が浮き上がり、蓋を完全に閉じることが困難であるとい
う問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、金属製缶の表面および裏面を前記
蓋も含めてポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ンテレフタレートなどの合成樹脂フィルムで被膜したも
のにおいて、蓋の凸部を天板部の凹部に押し込んだとき
に凹部の内部に存在していた空気が金属製缶の内部もし
くは外部に逃げて蓋の浮き上がりを防止した金属製缶を
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、胴部の上端に巻き締めにより取り付けられ
た天板部の中央開口部の周りに断面U字状の凹部が環状
に形成され、蓋の外周部に前記凹部に圧入する凸部が環
状に裏面側に突出するように形成されてなる金属製缶の
表面および裏面を前記蓋も含めてポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂
フィルムで被膜したものにおいて、天板部の凹部を形成
する環状の立ち上がり板部もしくは蓋の凸部を形成する
環状の立ち上がり板部に少なくとも1個所の空気逃がし
用の溝を形成してなることを要旨とするものである。
【0007】この構成により、金属製缶の表面および裏
面を前記蓋も含めてポリエチレンなどの合成樹脂フィル
ムで被膜したものにおいて、天板部の凹部を形成する環
状の立ち上がり板部もしくは蓋の凸部を形成する環状の
立ち上がり板部に少なくとも1個所の空気逃がし用の溝
を形成してあることにより、蓋の凸部を天板部の凹部に
押し込んだときに凹部の内部に存在していた空気が溝を
通って金属製缶の内部もしくは外部に逃げて蓋の浮き上
がりを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図3において、
1は金属製缶で、この金属製缶1の円筒状の胴部2の上
端に巻き締めにより天板部3が取り付けられている。そ
して、この天板部3の中央開口部4の周りに断面U字状
の凹部5が円形の環状に形成されている。6は前記天板
部3の中央開口部4を閉じる金属製の蓋で、この蓋6の
外周部に前記凹部5に圧入する凸部7が円形の環状に裏
面側に突出するように形成され、前記蓋6の凸部7を天
板部3の凹部5に圧入させることにより金属製缶1の密
封状態を保持するようになっている。ところで、前記金
属製缶1の表面および裏面を前記蓋6も含めてポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートな
どの合成樹脂フィルム(図示せず)で被膜してある。
【0009】上記のような金属製缶1において本発明の
実施の形態では前記天板部3の凹部5を形成する内側の
環状の立ち上がり板部8の凹部5側内面に等間隔おきに
4個所の深さの浅い空気逃がし用の溝9を形成してあ
り、天板部3の中央開口部4を閉じるべく前記蓋6の凸
部7を天板部3の凹部5に押し込んだときに凹部5の内
部に存在していた空気が溝9を通って立ち上がり板部8
の上端より金属製缶1の内部に逃げて蓋6の浮き上がり
を防止するようにしたものである。
【0010】なお、以上述べた実施の形態では凹部5を
形成する内側の環状の立ち上がり板部8に4個所の溝9
を形成してあるが、その溝9の数は4個所に限定される
ものではなく、少なくとも1個所であれば良い。また、
天板部3の凹部5を形成する外側の環状の立ち上がり板
部10に同様に深さの浅い溝を形成するようにしても良
く、あるいは前記蓋6の凸部7を形成する内側の環状の
立ち上がり板部もしくは外側の環状の立ち上がり板部に
同様に深さの浅い溝を形成するようにしても良い。例え
ば、天板部3の凹部5を形成する外側の環状の立ち上が
り板部10の凹部5側内面に前記溝9と同様の溝を形成
した場合は、凹部5の内部に存在していた空気が溝を通
って立ち上がり板部10のの上端より金属製缶1の外部
に逃げて蓋6の浮き上がりを防止することになる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金属製缶
の表面および裏面を前記蓋も含めてポリエチレンなどの
合成樹脂フィルムで被膜したものにおいて、天板部の凹
部を形成する環状の立ち上がり板部もしくは蓋の凸部を
形成する環状の立ち上がり板部に少なくとも1個所の空
気逃がし用の溝を形成してあることにより、蓋の凸部を
天板部の凹部に押し込んだときに凹部の内部に存在して
いた空気が溝を通って金属製缶の内部もしくは外部に逃
げて蓋の浮き上がりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における金属製缶の一部
切り欠き正面図である。
【図2】同金属製缶の上端の天板部および蓋の拡大斜視
図である。
【図3】同金属製缶の天板部の中央開口部を蓋で閉じた
状態を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金属製缶 2 胴部 3 天板部 4 中央開口部 5 凹部 6 蓋 7 凸部 8 立ち上がり板部 9 溝 10 立ち上がり板部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 勝己 大阪府門真市大字三ツ島693番地の21 有 限会社白井製作所内 Fターム(参考) 3E061 AA18 AB04 AC01 AC09 BA02 BB05 DA12 DB08

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の上端に巻き締めにより取り付けられ
    た天板部の中央開口部の周りに断面U字状の凹部が環状
    に形成され、蓋の外周部に前記凹部に圧入する凸部が環
    状に裏面側に突出するように形成されてなる金属製缶の
    表面および裏面を前記蓋も含めてポリエチレン、ポリプ
    ロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの合成樹脂
    フィルムで被膜したものにおいて、天板部の凹部を形成
    する環状の立ち上がり板部もしくは蓋の凸部を形成する
    環状の立ち上がり板部に少なくとも1個所の空気逃がし
    用の溝を形成してなることを特徴とする金属製缶。
JP2000224687A 2000-07-26 2000-07-26 金属製缶 Pending JP2002037251A (ja)

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A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040302