JP2002036803A - 自動車用ディスクホイール - Google Patents
自動車用ディスクホイールInfo
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
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- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
接部分の強度を十分に確保し得る構成の自動車用ディス
クホイールを提案する。 【解決手段】 ディスク10の周縁が接合されるリム1
の継ぎ手溶接部分xを、リム素材を耳端縁から内側へ折
り返してなる二重肉厚端部8により構成し、該二重肉厚
端部8にディスク10の周縁を溶接したものであるか
ら,路面からの集中応力がかかっても、該継ぎ手溶接部
分は充分な剛性が確保されると共に、大幅な減量化を達
成することができる。
Description
ホイールに係り、詳しくは、リムとディスクとの継ぎ手
溶接部分の構造に関するものである。
側端部にディスクの周縁を溶接して構成される、いわゆ
る2ピースタイプのものが主流となっている。このディ
スクホイールにあって、自動車が走行中に、道路の縁石
等に乗り上げた場合に変形しないように、ディスクによ
り保持されない内端(開放端)のリムフランジ部には高
い剛性が求められる。そこで、従来のリムは、このリム
フランジ部に求められる剛性を基準として、肉厚が3m
m以上の単一の鋼板(リム素材)をロール成形すること
により形成していた。ところで、かかる構成にあって
は、リム全体が肉厚化して、大重量となるため、実公平
6−41841号に開示されているように、リム素材を
肉薄のものを用いると共に、リムフランジ部を内側に折
り返して、該リムフランジ部の剛性を高め、全体として
軽量化を図りながら、該リムフランジ部にのみ所要の強
度を確保するようにした構成が提案されている。
面からの荷重はタイヤ、リムを経由し、ディスクから車
両ボディーに伝達することとなり、その通過点であるリ
ムとディスクの継ぎ手溶接部分には、大きな集中荷重が
かかる。この点、上述したように、リムフランジ部の所
要強度を基準として、リム全体を厚肉とした一般的な従
来構成にあっては、その結果として継ぎ手溶接部分の強
度も充分保たれることとなり問題はなく、このことから
上述の継ぎ手溶接部分の強度課題は設計思想上、捨象さ
れ、リムフランジ部の強度だけが問題とされていた。
みを厚肉化し、それ以外の部分を薄肉化して、リムフラ
ンジ部の強度保持と、リムの軽量化とを達成しようとす
る構成にあっては、継ぎ手溶接部分も薄肉となるため、
その強度が相対的に低下することとなる。そこで、本発
明者らは、この種の軽量リムを用いた自動車用ディスク
ホイールの強度試験,振動試験を繰り返したところ、集
中荷重が、薄肉の継ぎ手溶接部分に経時的にかかること
により、振動が発生し易くなったり、操縦性が低下し、
さらには経時疲労により破損する恐れもある等の知見を
得た。
段として、ロール成形により不等肉厚素材を形成し、こ
れを巻回するようにしたり、またはバックアップロール
により成形する手段も提案されるが、いずれも製造工程
が増え、新たな生産設備を要する。その他、スピニング
加工による方法もあるが、生産性が悪く、大量生産には
不向きである。
に、継ぎ手溶接部分の強度を十分に確保し得る構成の自
動車用ディスクホイールを提案することを目的とするも
のである。
縁が接合されるリムの継ぎ手溶接部分を、リム素材を耳
端縁から内側へ折り返してなる二重肉厚端部により構成
し、該二重肉厚端部にディスクの周縁を溶接したことを
特徴とする自動車用ディスクホイールである。
ら内側へ折り返すことによりディスクの周縁が溶接され
る二重肉厚端部を形成したものである。すなわち、二重
肉厚端部により継ぎ手溶接部分が構成されることとな
り、該継ぎ手溶接部分の剛性が向上し、路面からの荷重
を集中的に受けても、充分な強度を確保される。
とした構成(請求項2)が提案される。すなわちリム素
材の肉厚を1mm〜2mmであるから、継ぎ手溶接部分
の厚は2mm〜4mmとなり、リムの主胴部の肉厚の二
倍となり、十分な剛性となる。一方、リムの主胴部は肉
厚1mm〜2mmとなり、従来に比して薄厚となり、全
体として軽量化が実現され、かつ使用材料が少なくな
り、低廉となる。尚、リムフランジ部にあっても、同様
に二重肉厚端部が形成され、縁石の乗り上げ等にに対応
され得る。
し、主胴部2の、ディスク10が接合される一側縁にあ
って、拡開状のドロップ斜面部3と、車軸に沿ったビー
ドシート4と、L形に湾曲した耳端部5とが連成されて
いる。また主胴部2の他側縁にはリムフランジ部6が形
成される。このリムフランジ部6は従来構成と同様に、
内側へリム素材を折り返して剛性を高めるようにしてい
る。さらにはドロップ斜面部3には空気バルブ9が接続
される。
直角状に折り返してなる溶接端部11が周設され、該溶
接端部11をリム1のビードシート4に溶接するように
している。すなわち、このビードシート4がディスク1
0の継ぎ手溶接部分xとなる。
に路面からの荷重が集中的にかかることから、リム1全
体の薄肉化を図りながら、所要の剛性を保持するために
リム1の一側縁をその耳端から、内側に折り返して、二
重としている。すなわち、ビードシート4,耳端部5
を、リム素材を耳端縁から内側へ折り返してなる二重肉
厚端部8により構成するようにしている。そして、これ
により継ぎ手溶接部分xとなるビードシート4をリム素
材の約二倍の厚さとして剛性を高め、該継ぎ手溶接部分
xの内面にディスク10の溶接端部11を溶接してい
る。
肉厚が約1.6mmの鋼板が用いられる。そしてこのリ
ム素材をその両端で折り返して夫々の端部に二重肉厚端
部8を形成した後、断面が図1となるようにプレス成形
する。そして、さらにロール成形を施して巻回し、而し
て、リム1が製造される。この製造工程は、継ぎ手溶接
部分x側の一側縁を、リムフランジ部6が形成される他
側縁と同様に、折り返す工程が増えるだけであるから、
既存のロール成形設備により行なわれ得る。
0に密嵌された後、ディスク10の溶接端部11をリム
1のビードシート4に溶接することにより固着される。
ここで図1,2にはディスク10の溶接端部11をリム
1のビードシート4に溶接するための手段が示される。
端を、二重肉厚端部8の内面の範囲で溶接(y)したも
のである。また図2は溶接端部11の先端を二重肉厚端
部8の折り返し端まで溶け込むように溶接(z)したも
のである。
胴部2の肉厚が、リム素材とほぼ同じの約1.6mmと
なり、これにより全体として軽量化が図られると共に、
リムフランジ部6及びビードシート4,耳端部5に二重
肉厚端部8が形成される結果、夫々の肉厚は約3.2m
mとなって、所要の剛性が確保される。
が溶接される継ぎ手溶接部分x(ビードシート4)は、
二重肉厚端部8により肉厚化が施され、所要の剛性が確
保されて、路面から集中応力がかかっても支障が無く、
しかも主胴部2の薄肉化により全体として軽量化を図る
ことができる。一方、リムフランジ部6も、従来と同様
に、折り返しにより肉厚化を図れて、縁石乗り上げによ
って、変形することがない。さらには、リム1の板厚が
半分となると、そのドロップ内径が3mm以上大きくな
るため、ブレーキ収納スペースが広がり、ブレーキ設計
の自由度が増すという付随的効果も生ずる。
縁が接合されるリムの継ぎ手溶接部分を、リム素材を耳
端縁から内側へ折り返してなる二重肉厚端部により構成
し、該二重肉厚端部にディスクの周縁を溶接した(請求
項1)ものであるから次の効果がある。 a) 路面からの集中応力がかかっても、継ぎ手溶接部
分xは充分な剛性が確保され、その変形が阻止され、さ
らに振動が発生したり、これに伴う操縦性が低下がな
く、安全性を確保することができる。 b) リム素材を従来よりも薄くすることにより、大幅
な減量化を達成することができる。 c) 不等肉厚成形によるものではないから、通常のロ
ール成形により形成でき、付加的な初期投資が不要とな
り、製造が容易となる。
した(請求項2)場合には、継ぎ手溶接部分の厚は2m
m〜4mmとなり、十分な剛性を確保できるとともに、
リムの主胴部はリム素材と同様の肉厚1mm〜2mmと
なり、従来に比して半分程度の薄肉となって、軽量化が
実現され、かつ使用材料が少なくなり、低廉となる。
ールの縦断断面図である。
示す縦断側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ディスクの周縁が接合されるリムの継ぎ手
溶接部分を、リム素材を耳端縁から内側へ折り返してな
る二重肉厚端部により構成し、該二重肉厚端部にディス
クの周縁を溶接したことを特徴とする自動車用ディスク
ホイール。 - 【請求項2】リム素材の肉厚を1mm〜2mmとした請
求項1記載の自動車用ディスクホイール。
Priority Applications (1)
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JP2000224311A JP4527253B2 (ja) | 2000-07-25 | 2000-07-25 | 自動車用ディスクホイール |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011168147A (ja) * | 2010-02-18 | 2011-09-01 | Chuo Motor Wheel Co Ltd | 自動車用ホイール |
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2000
- 2000-07-25 JP JP2000224311A patent/JP4527253B2/ja not_active Expired - Fee Related
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