JP2002036567A - 圧電アクチュエータ及びその製造方法 - Google Patents

圧電アクチュエータ及びその製造方法

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JP2002036567A
JP2002036567A JP2000225255A JP2000225255A JP2002036567A JP 2002036567 A JP2002036567 A JP 2002036567A JP 2000225255 A JP2000225255 A JP 2000225255A JP 2000225255 A JP2000225255 A JP 2000225255A JP 2002036567 A JP2002036567 A JP 2002036567A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電セラミックスからなる素材シート34を
焼成したことによる収縮にて、圧電シートに相当する領
域を切り取るときの、素材シート34上の個別電極24
a,24bのパターンの位置ずれしても、個別電極24
a,24bの端部の露出を確実にする。 【解決手段】 素材シート34の広幅面に、個別電極2
4a,24bのパターンを有する圧電シート21に対応
する複数の領域35a,35bをその長辺同士を隙間を
開けずに隣接させて、ノズルの列と平行な中心線36を
挟んで一方の直線状の個別電極24aの列と、中途部2
4cが屈曲している他方のタイミング24bの列とから
なるパターンを前記各領域35a,35bに形成すると
き、一方の35aにおける個別電極24aの端部と他方
の領域35bにおける個別電極24bの端部とが連続
し、且つ長辺に対して直交するように形成し、長辺に沿
って切り取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電式のインクジ
ェットプリンタヘッドによる印字駆動に使用されるプレ
ート型の圧電アクチュエータの構成及びその製造方法に
係り、より詳しくは、駆動電圧を印加するための駆動電
極としての個別電極の構成及び形成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】先行技術のオンディマンド型の圧電式イ
ンクジェットプリンタヘッドにおいては、特願2000
−72678号の明細書に記載されているように、複数
個のノズル及びこの各ノズルごとの圧力室を備えたキャ
ビティープレートと、前記各圧力室ごとに形成された平
面状の個別電極及び隣接する複数の圧力室に共通するコ
モン電極により圧電シート(セラミック材料からなるグ
リーンシート)を挟んで積層したプレート型の圧電アク
チュエータとからなり、この圧電アクチュエータを、前
記キャビティープレートに、当該圧電アクチュエータに
おける各個別電極が各圧力室に対応するように積層した
ものが開示されている。その場合、複数個のノズルを、
キャビティープレートの長辺縁と平行状であって、短辺
(幅方向)の中央部に列状に配列し、これに対応する圧
力室が、キャビティープレートの幅方向(短辺)の中央
線を挟んで両側にて、当該キャビティープレートの短辺
縁と平行状にて長辺方向に延びるように千鳥配列状に配
置されていた。
【0003】従って、従来では、図11に示すように、
各圧電シート100の広幅面に形成される個別電極10
1a,101bも前記圧力室の延びる方向と平行状に形
成されるものであり、圧電シート100の幅方向(短
辺)の中央線を挟んで両側にて、当該圧電シート100
の短辺縁100aと平行状にて一定間隔(ピッチ)P1
で長辺縁100bの方向(前記中心線と直交する方向)
に延びるように列状に配置されていた。その場合、圧電
シート100の広幅面に対する個別電極の形成の集積度
を向上させ、且つ各個別電極の幅寸法を広く取れるよう
にするため、前記中心線を挟んで一方の側の列の個別電
極101aと、他方の側の列の個別電極101bとは、
前記ピッチP1の半分の寸法だけずらして形成してい
た。なお、圧電シート100の対の短辺の端縁部の近傍
に形成されたものはダミーコモン電極103である。
【0004】そして、図示しないコモン電極が形成され
た圧電シートと前記個別電極101a,101bが形成
された圧電シートとを交互に積層し、乾燥、焼成後、圧
電シート100の広幅面と直交する側面にシートの厚さ
方向に側面電極を形成し、同じ上下位置関係の個別電極
の端縁部同士を電気的に接続し、同様にコモン電極同士
を電気的に接続し、さらに圧電アクチュエータのトップ
シートの広幅面(上面)に形成された表面電極と前記側
面電極とを接続して外部回路からの電気信号の印加を行
うようにしていた。
【0005】ところで、圧電セラミックス製のグリーン
シートからなる1枚の大きい素材シート102に前記の
個別電極101a,10bのパターンを印刷、積層プレ
ス、乾燥、焼成後、圧電シート100の大きさに切り出
す場合、予め前記素材シート102の片面(広幅面)
に、1つの圧電シート100の領域(図11で点P、
Q,R、Sの4点で囲まれた矩形の領域をいう)の外側
まで延びる個別電極101a,101bのパターンを形
成する。そして、前記長辺縁100bで隣り合う圧電シ
ート100の領域の間に適宜幅寸法L1の捨て部106
を設ける。そして、高速回転するダイシングカッターに
て各個別電極101a,101bの端部が前記領域の縁
から露出するように、縦切断線104a,104bで切
り離すと共に、前記ダミーコモン電極103の箇所を横
切断線105a,105bで切り離すようにしていた。
【0006】これにより、切り出した圧電シート100
の長辺縁100bにおいて露出した前記各個別電極10
1a,101bの端部の位置関係が揃うようにするもの
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来か
ら知られているように、圧電セラミックス製のグリーン
シートからなる素材シート102を焼成すると、当該素
材シートが長辺方向及び短辺方向に相当量収縮してしま
う。しかも、素材シート102の長辺方向及び短辺方向
の中央側に向かって収縮がなされる。
【0008】他方、前記のような個別電極101a,1
01bのパターンが形成された圧電シート100の間の
前記捨て部106の幅寸法L1を小さく設定すると、当
該捨て部106に延びた個別電極101a,101bの
端部の長さも短くなる。
【0009】したがって、個別電極101a,101b
やダミーコモン電極103を導電性ペーストにて(グリ
ーンシート)の広幅面に薄層状に印刷形成し、該圧電シ
ートを積層し、プレスした後、焼成し、その後に圧電シ
ート100毎に分離するように、素材シート102の一
側端部から順に前記ダイシングカッターにて切り出する
とき、素材シート102の一側端部側での圧電シート1
00の領域では、前記両個別電極101a,101bの
端部が圧電シート100の長辺の端縁部から露出してい
るが、前記収縮のために寸法誤差が積み重なって、素材
シート102の他側寄り部位では前記個別電極101
a,101bの端部のいずれか一方が露出しなくなると
いう問題があった。
【0010】この問題を回避するためには、前記捨て部
106の幅寸法L1を大きくし、且つ該捨て部106に
延びる両個別電極101a,101bの端部の長さも長
くすれば良いが、そうすると、1枚の素材シート102
について分離できる(切り取られる)圧電シート100
の数が減少し、いわゆる材料取りの効率が悪化するとい
う問題があった。
【0011】本発明は、このような問題を解消したプレ
ート型の圧電アクチュエータを提供することを技術的課
題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため、請求項1に記載の発明の圧電式インクジェット
プリンタヘッドにおける圧電アクチュエータは、複数個
のノズル毎の圧力室を複数列の千鳥配列状に備えたキャ
ビティープレートと、前記各圧力室ごとに駆動させる駆
動電極のパターンを表面に形成した圧電シートを積層さ
せて成る圧電アクチュエータとからなり、この圧電アク
チェータを、前記キャビティープレートに、当該圧電ア
クチェータにおける各駆動電極が各圧力室に対応するよ
うに積層してなる圧電式インクジェットプリンタヘッド
において、前記圧電シートの片面に形成する前記各個別
電極を、前記千鳥配列方向と平行な中心線を挟んで両側
にて、それぞれ該中心線寄りの位置からその中心線と平
行な圧電シートの2つの端縁部まで延びるように互いに
一定間隔にて平行な列状に形成し、前記中心線を挟む一
方の側の列における個別電極のパターンは、直線状で且
つ圧電シートの前記端縁部の一方に対して直交する方向
に延びるように形成し、前記中心線を挟む他方の側の列
における個別電極のパターンは、前記中心線に近い側で
前記一方の側の列の個別電極に対し前記一定間隔の半分
だけずらした千鳥配列状の位置にあって、前記中心線と
直交する方向に延び、且つ各個別電極の長手方向の中途
部で屈曲し、さらに、前記一方の側の列の個別電極にお
ける前記圧電シートの前記一方の端縁部側での位置に対
応して圧電シートの前記の端縁部の他方に対して直交す
る方向に延びるように形成されたものである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の圧電アクチュエータにおいて、
前記中心線の中央位置で、前記一方の側の列における個
別電極のパターンと、前記他方の側の列における個別電
極のパターンとが点対称状に形成されたものである。
【0014】そして、請求項3に記載の発明の圧電アク
チュエータの製造方法は、圧電アクチュエータにおける
圧電シートを構成する素材シートに、少なくとも前記圧
電シートの対向する2辺の一方の辺同士を隣接させて、
複数の圧電シートの領域を並べて形成し、該各領域に
は、個別電極を、当該領域の前記両辺間で当該両辺と平
行な中心線を挟んで両側にて該中心線寄りの位置からそ
れぞれ領域の前記両辺まで延びるように互いに一定間隔
にて平行な列状に形成し、前記中心線を挟む一方の側の
列における個別電極のパターンは、直線状で且つ領域の
一方の辺に対して直交する方向に延びるように形成し、
前記中心線を挟む他方の側の列における個別電極のパタ
ーンは、前記中心線に近い側で前記一方の側の列の個別
電極に対し前記一定間隔の半分だけずらした千鳥配列状
の位置にあって、領域の前記中心線と直交する方向に延
び、且つ各個別電極の長手方向の中途部で屈曲し、さら
に、前記辺で隣接した領域における前記一方の側の列の
個別電極の端部と接続するように、領域の他方の辺に対
して直交する方向に延びるように形成した後、前記各領
域毎に素材シートを分割して各圧電シートを作成するこ
とを特徴とするものである。
【0015】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の圧電アクチュエータの製造方法において、前記
各領域の中心線の中央位置で、前記一方の側の列におけ
る個別電極のパターンと、前記他方の側の列における個
別電極のパターンとが点対称状に形成され、且つ隣り合
う領域の少なくとも一方の辺同士が切れ目なく接続して
いるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
について説明する。図1、図9及び図10は、本発明の
実施の形態による圧電式インクジェットプリンタヘッド
を示す。これらの図において、金属板製のキャビティー
プレート10に対して積層されるプレート型の圧電アク
チュエータ20の上面には、外部機器との接続のため
に、フレキシブルフラットケーブル40が接着剤にて重
ね接合されているものであり、最下層のキャビティープ
レート10の下面側に開口されたノズルから下向きにイ
ンクが吐出するものとする。
【0017】前記キャビティープレート10は、図3及
び図4に示すように構成されている。すなわち、ノズル
プレート11、二枚のマニホールドプレート12、スペ
ーサプレート13及びベースプレート14の五枚の薄い
金属板を積層した構造である。前記ノズルプレート11
には、微小径のインク噴出用のノズル15が、当該ノズ
ルプレート11における第1の方向(長辺方向)に沿っ
て2列の千鳥配列状に設けられている。即ち、ノズルプ
レート11の前記第1の方向と直交する第2の方向(短
辺方向)の中心線を挟んで両側の平行状の基準線11
a、11bに沿って、微小ピッチ(P0)の間隔で千鳥
状配列にて多数個のノズル15が穿設されている(図4
参照)。
【0018】前記二枚のマニホールドプレート12に
は、インク通路12a、12bが、前記ノズル15の列
の両側に沿って、当該プレート12の長辺に略沿って延
びるように穿設されている。但し、下側のノズルプレー
ト11に対面するマニホールドプレート12におけるイ
ンク通路12bは、当該マニホールドプレート12の上
側にのみ開放するように凹み形成されている(図4参
照)。このインク通路12a、12bは、この両マニホ
ールドプレート12に対する前記スペーサプレート13
の積層により密閉される構造になっている。
【0019】また、前記ベースプレート14には、その
長辺(前記第1の方向)に沿う中心線に対して直交する
第2の方向(短辺方向)に延びる細幅の圧力室16の多
数個が穿設されている。そして、前記中心線を挟んで左
右両側にて平行状の長手基準線14a、14bを設定す
ると、前記中心線より左側の圧力室16の先端16aは
前記左側の長手基準線14a上に位置し、逆に前記長手
中心線より右側の圧力室16の先端16aは前記右側の
長手基準線14b上に位置し、且つこの左右の圧力室1
6の先端16aが交互に配置されている。従って、図
3、図4に示すように、左右両側の圧力室16は一つお
きに互いに逆方向に延びるように交互に(いわゆる千鳥
配列状に)配置されていることになると共に、左右各列
における圧力室16,16間のピッチ寸法はP2であ
り、左の圧力室16と右の圧力室16との配列ピッチ寸
法は(P2)/2となり、この(P2)/2の値は、通
常前記微小ピッチ(P0)の値と等しい。
【0020】前記各圧力室16の先端16aは、前記ノ
ズルプレート11における前記千鳥状配列のノズル15
に、前記スペーサプレート13及び両マニホールドプレ
ート12に同じく千鳥状配列にて穿設されている微小径
の貫通孔17を介して連通している。一方、前記各圧力
室16の他端16bは、前記スペーサプレート13にお
ける左右両側部位に穿設された貫通孔18を介して、前
記両マニホールドプレート12におけるインク通路12
a、12bに連通している。なお、前記他端16bは、
図4に示すように、ベースプレート14の下面側にのみ
開口するように凹み形成されているものである。また、
最上層のベースプレート14の一端部に穿設された供給
孔19aの上面には、その上方のインクタンクから供給
されるインク中の塵除去のためのフィルタ29が張設さ
れている。
【0021】これにより、前記前記ベースプレート14
及びスペーサプレート13の一端部に穿設の供給孔19
a,19bから前記インク通路12a、12b内に流入
したインクは、このインク通路12aから前記各貫通孔
18を通って前記各圧力室16内に分配されたのち、こ
の各圧力室16内から前記貫通孔17を通って、当該圧
力室16に対応するノズル15に至るという構成になっ
ている。
【0022】一方、前記圧電アクチュエータ20は、図
5及び図6に示すように、2枚の圧電シート21、2
2、トップシート23とを積層した構造で、前記各圧電
シートのうち最下段の圧電シート21の上面(広幅面)
には、前記キャビティープレート10における各圧力室
16の箇所ごとに細幅の個別電極24a,24bが、第
1の方向(長辺方向)に沿って列状に形成され、各個別
電極24a,24bは前記第1の方向と直交する第2の
方向に沿って圧電シート21の長辺の端縁部近傍まで延
びている。
【0023】上の圧電シート22の上面(広幅面)に
は、前記複数個の圧力室16に対して共通のコモン電極
25が形成されている。
【0024】なお、個別電極24a,24bが形成され
た圧電シート21とコモン電極25が形成された圧電シ
ート22との積層数は、前記対応する各圧力室16内の
インク吐出圧の大小に関連することになり、8〜10層
として良い。
【0025】実施形態においては、図5及び図6から理
解できるように、前記各個別電極24a,24bの幅寸
法は対応する圧力室16における平面視での広幅部より
も少し狭く設定されている。
【0026】他方、圧力室16は前記のベースプレート
14の短辺の中央部側で、前記第1の方向(長辺)に沿
って2列状に配列されているので、前記コモン電極25
は、ベースプレート14の短辺の中央部側を挟んで左右
両側の圧力室16、16を一体的に覆うように、圧電シ
ート22の長辺に沿って延びる平面視略矩形状に形成さ
れると共に、該圧電シート22の対の短辺近傍では当該
短辺のほぼ全長にわたって延びる引き出し部25a,2
5aが一体的に形成されている。
【0027】そして、前記偶数段目の圧電シート22の
対の長辺近傍の表面であって、前記コモン電極25が形
成されていない箇所には、前記各個別電極24a,24
bと同じ上下位置(対応する位置)に、当該個別電極2
4a,24bと略同じ幅寸法で長さの短いダミー個別電
極26を形成する。この場合、図5及び図6に示すよう
に、各ダミー個別電極26は前記コモン電極25と適宜
の隙間寸法で隔てられている。
【0028】他方、最下段の圧電シート21の上面(広
幅面)のうち、前記引き出し部25a,25aに対応す
る位置(同じ上下位置、圧電シートの対の短辺近傍)に
は、ダミーコモン電極27を形成するのである。
【0029】前記最上段のトップシート23の上面に
は、その長辺の端縁部に沿って、前記各個別電極24
a,24bの各々に対する表面電極30と、前記コモン
電極25に対する表面電極31とが、設けられている。
【0030】そして、図2及び図6に示すように、圧電
アクチュエータ20の積層体の側面(表面電極30,3
1が形成される広幅面と直交する側面で長辺の端縁部2
0a側)に側面電極32、33を形成し、表面電極30
は前記側面電極32を介して前記個別電極24a,24
bとダミー個別電極26とを電気的接続させる一方、表
面電極31は別の箇所の側面電極33を介して前記コモ
ン電極25とダミーコモン電極27とを電気的接続させ
るよう構成する。なお、その場合、前記圧電アクチェー
タのうち表裏両表面と直交する側面(前記長辺の端縁部
20a側)に、少なくとも前記各駆動電極(コモン電
極、個別電極等)を露出する凹み溝が設けられ、この凹
み溝内に、前記駆動電極に電気的に導通する側面電極が
形成されたものであっても良い。
【0031】前記した構成の圧電アクチュエータ20
は、以下に述べるような方法で製造される。即ち、図7
及び図8に示すように、圧電セラミックス製のグリーン
シートからなる第1素材シート34の表面に、後述する
ような形状及び配置関係の個別電極24a,24bが形
成される圧電シート21の複数個の領域35を隙間なく
マトリックス状に並べる。その場合、1つの圧電シート
21における個別電極24の形状及び配置は次のとおり
である。
【0032】図5及び図7で示すように、前記圧電シー
ト21の片面に形成する前記各個別電極24a,24b
を、前記千鳥配列方向と平行な中心線36を挟んで両側
にて、それぞれ該中心線36寄りの位置からその中心線
36と平行な圧電シート21の2つの端縁部21a,2
1aまで延びるように互いに一定間隔P2(前記圧力室
16の配置ピッチP2と同じ間隔)にて平行な列状に形
成し、前記中心線36を挟む一方の側(図5で左側)の
列における個別電極24aのパターンは、直線状で且つ
圧電シートの前記端縁部21aの一方に対して直交する
方向に延びるように形成する。
【0033】前記中心線36を挟む他方の側(図5で右
側)の列における個別電極24bのパターンは、前記中
心線36に近い側で前記一方の側の列の個別電極24a
に対し前記一定間隔P2の半分だけずらした千鳥配列状
の位置にあって、前記中心線36と直交する方向に延
び、且つ前記各個別電極24bの長手方向の中途部24
cで屈曲させる。さらに、前記一方の側の列の個別電極
24aにおける前記圧電シート21の前記一方の端縁部
21a側での位置に対応して圧電シート21の前記の端
縁部21aの他方に対して直交する方向に延びるように
形成されたものである。個別電極24において屈曲した
中途部24cよりも中心線36寄りの直線部分が圧力室
16と対応した位置にある。
【0034】そして、その製造方法は、図7及び図8に
示すごとく、圧電アクチュエータにおける圧電シート2
1を構成する第1素材シート34に、少なくとも前記圧
電シート21の対向する長辺(図7では、K1,M1を
結ぶ辺やK2,M2を結ぶ辺、図8ではM1,N1を結
ぶ辺やM2,N2を結ぶ辺等をいう)としての2辺の一
方の辺同士を隣接させて、複数の圧電シート21の領域
35を並べて形成する。図7においては、各領域35
は、K1,K2,M2,M1の4点及びK2,K3,M
3,M2の4点でそれぞれ囲まれる矩形範囲で示され
る。また、図8においては、前記第1素材シート34に
対して圧電シート21を2段で複数列に並べたものであ
るから、領域35は、K1,K2,M2,M1の4点及
びK2,K3,M3,M2の4点、M1,M2,N2,
N1の4点、M2,M3,N3,N2の4点でそれぞれ
囲まれる矩形範囲で示される。
【0035】図7の例で示すと、左側の領域35aと右
側の領域35bとは(K2−M2)にて隣接しており、
左側の領域35aでは、個別電極24a,24bを、該
領域35aの前記両辺(例えば、K1−M1とK2−M
2)間で当該両辺と平行な中心線36を挟んで両側にて
該中心線36寄りの位置から、当該領域35aの前記両
辺まで延びるように互いに一定間隔P2にて平行な列状
に形成する。前記中心線36を挟む一方の側(K1−M
1の辺に近い側)の列における個別電極24aのパター
ンは、直線状で且つ領域35aの一方の辺(K1−M
1)に対して直交する方向に延びるように形成する。
【0036】前記中心線36を挟む他方の側(K2−M
2の辺に近い側)の列における個別電極24bのパター
ンは、前記中心線36に近い側で前記一方の側の列の個
別電極24aに対し、前記一定間隔P2の半分だけずら
した千鳥配列状の位置にあって、前記中心線36と直交
する方向に延び、且つ各個別電極24bの長手方向の中
途部24cで屈曲し、さらに、前記辺(例えば、K2−
M2)で隣接した領域35bにおける前記一方の側の列
の個別電極24aの端部と接続するように、領域35b
の前記辺(例えば、K2−M2)に対して直交する方向
に延びるように形成する。
【0037】また、図7に示すように、圧電シート22
を構成する素材シート38に、上記圧電シート21と同
様に、圧電シート22の領域を並べて形成する。各領域
は、図7において、上記と同様にK1,K2,M2,M
1の4点及びK2,K3,M3,M2の4点で囲まれる
範囲で示す。各領域には、コモン電極25とダミー個別
電極26を形成する。コモン電極25の両側に位置する
各ダミー個別電極26は、個別電極24a,24bと上
下に対応する形状、即ち、一方において直線状及び他方
において屈曲状をなしており、隣接する領域間の長辺と
直交して延び、その隣接する領域のダミー個別電極26
と接続している。
【0038】第3素材シート41にも、同様に複数のト
ップシート23の領域を並べて形成し、表面電極30、
31を隣接する領域間の長辺を跨ぐように形成する。こ
れら第1、第2、第3素材シート34、38、41を積
層し、次いで積層方向にプレスすることで一体化して、
一枚の積層体にする。その後焼成する。
【0039】焼成の後、前記各領域35a,35b毎
に、縦切断線37a,37b,37cと、横切断線39
a,39bとの箇所にて分割して各圧電アクチュエータ
20が作成されるものである。なお、符号の42、43
は、各圧電アクチュエータ20の長辺方向及び短辺方向
の中点となる箇所に予めスルーホールにて形成した中点
マークであり、複数の素材シート34、38、41を積
層するとき、切断するとき、並びに各圧電アクチュエー
タ20毎に分離した後に側面電極32、33を形成する
ときの位置決めの基準とするために設けたものである。
従って、圧電アクチュエータ20毎に分離した後には、
図6に示すように、半円状の中点マーク42、43とな
る。
【0040】これらの場合、前記各縦切断線37a,3
7b,37c及び横切断線39a,39bに沿って高速
回転するダイシングカッターにて素材シートを切断(分
割)するに際して、前記のように、直線状の個別電極2
4aと、中途部24cで屈曲した個別電極24bとが連
続するようにパターン形成しておくと、後にコモン電極
25が形成された第2素材シート38とトップシート2
3となる第3素材シート41との集積後に、前記各縦切
断線37a,37b,37cで素材シートを切断したと
きに、各領域35a,35bの縁(K2−M2)に各個
別電極24a,24bの端部が確実に露出するので、後
の側面電極32,33との電気的接続を確実にできる。
また、隣接する領域35a,35bの間に捨て部分が発
生しないから、製品歩留りが大幅に向上するという効果
を奏する。
【0041】なお、図7及び図8の実施形態では、圧電
シート21における左右両側の個別電極24a,24b
の形状を、各領域35a,35bの平面視における中心
に対して点対称状に形成する。即ち、前記中点マーク4
3、43を結ぶ線と前記中心線36との交点を中心にし
て、長辺側の対角位置に直線状の個別電極24aの列を
形成したとすれば、その反対側の対角位置には屈曲した
中途部24cを有する個別電極24bの列を形成するの
である。
【0042】このように点対称状にパターン形成すれ
ば、素材シートの焼成後の収縮による個別電極の位置誤
差をより少なくできる。
【0043】図8に示す実施形態では、前記第1素材シ
ートに形成する圧電シート21の並びを2段複数列(例
えば6列等)で12個取りとする場合であるから、それ
に応じて縦切断線37a,37b,37c‥‥が増大
し、且つ延びるし、横切断線も39a,39b,39c
の3本となる。また、横切断線39bにて切り離せば、
1段目と2段目とのダミーコモン電極27、27が自動
的に形成される。
【0044】前記個別電極24a,24b、ダミー個別
電極26、26、コモン電極25、及びダミーコモン電
極27は、それぞれ導電ペーストのスクリーン印刷にて
形成することは勿論である。
【0045】そして、このような構成のプレート型の圧
電アクチュエータ20は、前記キャビティープレート1
0に対して、当該圧電アクチュエータ20における各個
別電極24a,24bが前記キャビティープレート10
における各圧力室16の各々に対応するように積層固定
される(図1、図9及び図10参照)。この場合、キャ
ビティープレート10におけるベースプレート14の上
面には、長凹溝45、凹溝46を形成し、この長凹溝4
5に前記個別電極24a,24bに対応する側面電極3
2の列の下端部が臨み、凹溝46上には、コモン電極2
5に対応する四隅の側面電極33の下端部が臨んで、各
側面電極32、33が導電性のベースプレート14に直
接接触しないようにすることが好ましい。
【0046】また、この圧電アクチュエータ20におけ
る上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル
40が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフ
ラットケーブル40における各種の配線パターン(図示
せず)が、前記各表面電極30、31に電気的に接合さ
れる。
【0047】この構成において、前記圧電アクチュエー
タ20における各個別電極24のうち任意の個別電極2
4と、コモン電極25との間に電圧を印加することによ
り、圧電シート22のうち、前記電圧を印加した個別電
極24a,24bの部分に圧電による積層方向の歪みが
発生し、この歪みにて前記各個別電極24,24bに対
応する圧力室16の内容積が縮小されることにより、こ
の圧力室16内のインクが、ノズル15から液滴状に噴
出して、所定の印字が行われる(図10参照)。
【0048】ダミー個別電極26と個別電極24の間、
及びダミーコモン電極27とコモン電極引出部25aの
間は、同電位であるから、それらの間の圧電シートは変
位しない。ダミー個別電極26、ダミーコモン電極27
は、圧電シートを積層した際、個別電極24及びコモン
電極25の厚みによる凹凸を補正するためのものであ
る。
【0049】また、前記圧電アクチュエータの積層体
を、メッキ液中に浸漬し、この状態で各表面電極30,
31に、細幅の電極パターンを介して通電して電気メッ
キを行うことにより、前記各表面電極30,31の表面
に、金属メッキ層を形成するようにしても良い。金属メ
ッキ層は、例えば、ニッケルメッキ層を下地としてその
上に金メッキ層を形成するもので、この金属メッキ層の
形成により、前記フレキシブルフラットケーブル40に
おける各配線パターンの、前記各表面電極30,31に
対する電気的接合性を大幅に向上できる。
【0050】なお、本発明では、コモン電極25を有す
る最下層の圧電シートがキャビティシート10における
ベースシート14と対面するように、個別電極24a,
24bの層とコモン電極25との層との積層順序を変え
たものにも適用できることはいうまでもない。
【0051】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
に記載の発明の圧電式インクジェットプリンタヘッドに
おける圧電アクチュエータは、複数個のノズル毎の圧力
室を複数列の千鳥配列状に備えたキャビティープレート
と、前記各圧力室ごとに駆動させる駆動電極のパターン
を表面に形成した圧電シートを積層させて成る圧電アク
チュエータとからなり、この圧電アクチェータを、前記
キャビティープレートに、当該圧電アクチェータにおけ
る各駆動電極が各圧力室に対応するように積層してなる
圧電式インクジェットプリンタヘッドにおいて、前記圧
電シートの片面に形成する前記各個別電極を、前記千鳥
配列方向と平行な中心線を挟んで両側にて、それぞれ該
中心線寄りの位置からその中心線と平行な圧電シートの
2つの端縁部まで延びるように互いに一定間隔にて平行
な列状に形成し、前記中心線を挟む一方の側の列におけ
る個別電極のパターンは、直線状で且つ圧電シートの前
記端縁部の一方に対して直交する方向に延びるように形
成し、前記中心線を挟む他方の側の列における個別電極
のパターンは、前記中心線に近い側で前記一方の側の列
の個別電極に対し前記一定間隔の半分だけずらした千鳥
配列状の位置にあって、前記中心線と直交する方向に延
び、且つ各個別電極の長手方向の中途部で屈曲し、さら
に、前記一方の側の列の個別電極における前記圧電シー
トの前記一方の端縁部側での位置に対応して圧電シート
の前記の端縁部の他方に対して直交する方向に延びるよ
うに形成されたものであるから、後で焼成したときにパ
ターン収縮した場合であっても、前記各辺の位置で素材
シートを切断したときに、各領域(圧電シート)の縁に
各個別電極の端部が確実に露出するので、後の側面電極
との電気的接続を確実にできるという効果を奏する。
【0052】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の圧電アクチュエータにおいて、
前記中心線の中央位置で、前記一方の側の列における個
別電極のパターンと、前記他方の側の列における個別電
極のパターンとが点対称状に形成されたものである。こ
れによれば、素材シートの焼成後の収縮による個別電極
の位置誤差をより少なくすることができるという効果を
奏する。
【0053】そして、請求項3に記載の発明の圧電アク
チュエータの製造方法は、圧電アクチュエータにおける
圧電シートを構成する素材シートに、少なくとも前記圧
電シートの対向する2辺の一方の辺同士を隣接させて、
複数の圧電シートの領域を並べて形成し、該各領域に
は、個別電極を、当該領域の前記両辺間で当該両辺と平
行な中心線を挟んで両側にて該中心線寄りの位置からそ
れぞれ領域の前記両辺まで延びるように互いに一定間隔
にて平行な列状に形成し、前記中心線を挟む一方の側の
列における個別電極のパターンは、直線状で且つ領域の
一方の辺に対して直交する方向に延びるように形成し、
前記中心線を挟む他方の側の列における個別電極のパタ
ーンは、前記中心線に近い側で前記一方の側の列の個別
電極に対し前記一定間隔の半分だけずらした千鳥配列状
の位置にあって、領域の前記中心線と直交する方向に延
び、且つ各個別電極の長手方向の中途部で屈曲し、さら
に、前記辺で隣接した領域における前記一方の側の列の
個別電極の端部と接続するように、領域の他方の辺に対
して直交する方向に延びるように形成した後、前記各領
域毎に素材シートを分割して各圧電シートを作成するこ
とを特徴とするものである。 したがって、直線状の個
別電極と、中途部で屈曲した個別電極とがノズルの並ぶ
中心線と平行な辺にて隣接する領域で互いに連続するよ
うにパターン形成しておくと、後で焼成したときにパタ
ーン収縮した場合であっても、前記各辺の位置で素材シ
ートを切断したときに、各領域(圧電シート)の縁に各
個別電極の端部が確実に露出するので、側面電極との電
気的接続を確実にできる。また、隣接する領域の間に捨
て部分が発生しないから、1枚の素材シートからの圧電
シートの取り数が多くなるか、もしくは所定数の圧電シ
ートの取り数に対してもとの素材シートの大きさを小さ
くできることになり、材料取りの効率が大幅に向上する
という効果を奏する。
【0054】さらに、前記捨て部をつくるための切断線
を要しないから、切断工程数が少なくなり、製造能率を
大幅に向上させることができるという効果も奏する。
【0055】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の圧電アクチュエータの製造方法において、前記
各領域の中心線の中央位置で、前記一方の側の列におけ
る個別電極のパターンと、前記他方の側の列における個
別電極のパターンとが点対称状に形成され、且つ隣り合
う領域の少なくとも一方の辺同士が切れ目なく接続して
いるものである。
【0056】したがって、素材シートの焼成後の収縮に
よる個別電極の位置誤差をより少なくできるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による圧電式インクジェッ
トプリンタヘッドを示す分解斜視図である。
【図2】キャビティープレートと圧電アクチュエータと
の一端部を示す拡大斜視図である。
【図3】キャビティープレートの分解斜視図である。
【図4】キャビティープレートの部分的拡大斜視図であ
る。
【図5】圧電アクチュエータの分解斜視図である。
【図6】圧電アクチュエータの斜視図である。
【図7】圧電アクチュエータの素材シートにおける個別
電極、コモン電極、表面電極等のパターンを示す斜視図
である。
【図8】素材シートにおける個別電極等のパターンと領
域の切断線等を示す平面図である。
【図9】図1のIX−IX線矢視拡大断面図である。
【図10】フレキシブルフラットケーブルとキャビティ
ープレートと圧電アクチュエータとを積層した状態の拡
大断面図である。
【図11】従来の圧電アクチュエータにおける素材シー
トの個別電極のパターン及び切断領域を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
10 キャビティープレート 11 ノズルプレート 12 マニホールドプレート 13 スペーサプレート 14 ベースプレート 15 ノズル 16 圧力室 20 圧電アクチュエータ 21、22 圧電シート 23 トップシート 24a,24b 個別電極 24c 中途部 25 コモン電極 26 ダミー個別電極 27 ダミーコモン電極 30,31 表面電極 32,33 側面電極 35a,35b 領域 40 フレキシブルフラットケーブル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のノズル毎の圧力室を複数列の千
    鳥配列状に備えたキャビティープレートと、前記各圧力
    室ごとに駆動させる駆動電極のパターンを表面に形成し
    た圧電シートを積層させて成る圧電アクチュエータとか
    らなり、この圧電アクチェータを、前記キャビティープ
    レートに、当該圧電アクチェータにおける各駆動電極が
    各圧力室に対応するように積層してなる圧電式インクジ
    ェットプリンタヘッドにおいて、 前記圧電シートの片面に形成する前記各個別電極を、前
    記千鳥配列方向と平行な中心線を挟んで両側にて、それ
    ぞれ該中心線寄りの位置からその中心線と平行な圧電シ
    ートの2つの端縁部まで延びるように互いに一定間隔に
    て平行な列状に形成し、 前記中心線を挟む一方の側の列における個別電極のパタ
    ーンは、直線状で且つ圧電シートの前記端縁部の一方に
    対して直交する方向に延びるように形成し、 前記中心線を挟む他方の側の列における個別電極のパタ
    ーンは、前記中心線に近い側で前記一方の側の列の個別
    電極に対し前記一定間隔の半分だけずらした千鳥配列状
    の位置にあって、前記中心線と直交する方向に延び、且
    つ各個別電極の長手方向の中途部で屈曲し、さらに、前
    記一方の側の列の個別電極における前記圧電シートの前
    記一方の端縁部側での位置に対応して圧電シートの前記
    の端縁部の他方に対して直交する方向に延びるように形
    成されていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記中心線の中央位置で、前記一方の側
    の列における個別電極のパターンと、前記他方の側の列
    における個別電極のパターンとが点対称状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    圧電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 圧電アクチュエータにおける圧電シート
    を構成する素材シートに、少なくとも前記圧電シートの
    対向する2辺の一方の辺同士を隣接させて、複数の圧電
    シートの領域を並べて形成し、該各領域には、個別電極
    を、当該領域の前記両辺間で当該両辺と平行な中心線を
    挟んで両側にて該中心線寄りの位置からそれぞれ領域の
    前記両辺まで延びるように互いに一定間隔にて平行な列
    状に形成し、 前記中心線を挟む一方の側の列における個別電極のパタ
    ーンは、直線状で且つ領域の一方の辺に対して直交する
    方向に延びるように形成し、 前記中心線を挟む他方の側の列における個別電極のパタ
    ーンは、前記中心線に近い側で前記一方の側の列の個別
    電極に対し、前記一定間隔の半分だけずらした千鳥配列
    状の位置にあって、領域の前記中心線と直交する方向に
    延び、且つ各個別電極の長手方向の中途部で屈曲し、さ
    らに、前記辺で隣接した領域における前記一方の側の列
    の個別電極の端部と接続するように、領域の他方の辺に
    対して直交する方向に延びるように形成した後、前記各
    領域毎に素材シートを分割して各圧電シートを作成する
    ことを特徴とする圧電アクチュエータの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記各領域の中心線の中央位置で、前記
    一方の側の列における個別電極のパターンと、前記他方
    の側の列における個別電極のパターンとが点対称状に形
    成され、且つ隣り合う領域の少なくとも一方の辺同士が
    切れ目なく接続していることを特徴とする請求項3に記
    載の圧電アクチュエータの製造方法。
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US7525240B2 (en) 2004-04-26 2009-04-28 Tdk Corporation Electronic component

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KR100730840B1 (ko) * 2004-03-23 2007-06-20 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 원심 압축기 및 임펠러의 제조 방법
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