JP2002035975A - レーザドリル方法及び装置 - Google Patents

レーザドリル方法及び装置

Info

Publication number
JP2002035975A
JP2002035975A JP2000218410A JP2000218410A JP2002035975A JP 2002035975 A JP2002035975 A JP 2002035975A JP 2000218410 A JP2000218410 A JP 2000218410A JP 2000218410 A JP2000218410 A JP 2000218410A JP 2002035975 A JP2002035975 A JP 2002035975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
laser
laser drilling
stage
scanner mirrors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000218410A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Eito
博章 永當
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000218410A priority Critical patent/JP2002035975A/ja
Publication of JP2002035975A publication Critical patent/JP2002035975A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビアホール形成を高スループット化するのに
適したレーザドリル装置を提供すること。 【解決手段】 X軸方向に可動のステージ36−1とY
軸方向に可動のステージ36−2とを組合わせた基板ス
テージ36と、該基板ステージ上の被加工基板35に対
して2つのスキャナミラー33−1、33−2の組合わ
せによりレーザビームを照射するガルバノスキャナ33
と、あらかじめ入力されたデータに基づいて基板ステー
ジ、ガルバノスキャナを制御するコントローラ37とを
備えたレーザドリル装置において、2つのスキャナミラ
ーの回転軸を、被加工基板の被加工面に平行でかつ互い
に直交した状態で、X軸、Y軸の一方に対して傾き角θ
をなすように調整できる駆動機構を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームによ
り穴あけを行うレーザドリル方法及び装置に関し、特に
多層プリント基板における樹脂層のような被加工部材に
穴あけを行う場合に高スループット化を図るための改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】多層プリント基板は、内部が複層化され
たプリント基板であり、大規模の電子回路を小面積で実
装する際によく用いられる。多層プリント基板の概略を
図5に示す。複数の各導電層21は、絶縁層22により
互いに絶縁されたうえで各層で独立に電子回路が形成さ
れている。層の異なる電子回路間を電気的に接続する必
要がある場合、絶縁層22にビアホールと呼ばれる貫通
穴を開け、その内壁にめっき等を施すことで電気的な接
続を行う方法が用いられている。ビアホールは、1枚の
プリント基板に数百から数万個も形成される場合があ
る。
【0003】この穴あけは、従来、金属ドリルを用いて
行われてきたが、近年、基板実装密度の向上に伴い、よ
り小径のビアホールを形成できる、レーザ加工が用いら
れるようになってきた。このような加工装置はレーザド
リル装置と呼ばれている。
【0004】図6に、レーザドリル装置の概要を示す。
レーザドリル装置は、レーザ光源31、光学系32、ガ
ルバノスキャナ(走査手段)33、fθレンズ34、被
加工基板35を搭載している基板ステージ(ステージ機
構)36、コントローラ37などで構成される。光学系
32は、レーザ光の光路中に配置されたレンズ32−
1、マスク32−2、反射ミラー32−3等を含む。ガ
ルバノスキャナ33は、ガルバノミラーを使用した2つ
のスキャナミラー33−1、33−2から成る。基板ス
テージ36は、X軸用のステージ36−1とY軸用のス
テージ36−2とから成る。
【0005】このレーザドリル装置の動作は以下の通り
である。まず、レーザ光源31からレーザビームが発生
される。なお、ここではレーザの種類は特定しない。つ
まり、レーザは媒質により、炭酸ガスレーザやYAGレ
ーザ、エキシマレーザなどいくつかの種類に分けられる
が、加工対象によって、レーザ光源の適性が変わる。例
えば、プリント基板の絶縁基材としてよく用いられる、
ポリイミド樹脂やエポキシ樹脂の加工には、炭酸ガスレ
レーザがよく用いられる。また、レーザはパルスレーザ
と連続レーザとがあるが、パルスレーザが好ましい。
【0006】レーザビームは光学系32、スキャナミラ
ー33−1、33−2を順に経由してfθレンズ34に
到達する。スキャナミラー33−1、33−2はレーザ
ビームの進行方向を変えるための反射鏡であり、直交す
る2軸(x軸、y軸)に取り付けられた各ミラーを、内
蔵のモータでそれぞれ軸周りに回転させ、その2枚のミ
ラーの向きを変えて位置決めすることで、レーザビーム
を意図した方向へ反射させる。
【0007】一方、fθレンズ34は、そこに入射した
レーザビームを被加工基板35の表面上に結像させる働
きをする。特に、fθレンズ34では、レーザビームの
入射角と、その移動方向のレーザビーム結像位置とが比
例する特性を持っており、上記x、y2軸のミラーの回
転角を制御することで、平面内の任意の位置に容易にレ
ーザビームを収束させることができる。この結像位置に
被加工基板35の表面が位置するように、基板ステージ
36上に被加工基板35を置くことにより、被加工基板
35の任意の位置にビアホールを形成することが可能と
なる。
【0008】また、スキャナミラー33−1、33−2
とfθレンズ34により、ビアホールの精密な位置決め
ができる範囲(走査範囲)は、一辺が数十mm程度の四
角形領域に限られる。このため、より大きな被加工基板
に対して加工を行う場合には、基板ステージ36の送り
動作と併用することで大面積の加工を行うのが通常であ
る。
【0009】ここで、基板ステージ36の動作速度は、
スキャナミラー33−1、33−2の動作速度に比べて
遅いので、図7に示すように、被加工基板35の加工面
をスキャナミラー33−1、33−2で走査可能な区画
で分割する。そして、その1区画内での複数のビアホー
ル形成が完了したら、被加工基板35の次の区画が走査
範囲にくるように基板ステージ36で被加工基板35を
移動させる。この繰り返しにより、被加工基板36のす
べての区画に対して加工を行う。
【0010】上記の一連の作業は、操作装置38から予
め与えられたビアホール形成位置のデータに基づき、コ
ントローラ37から制御指令が出されることで実行され
る。すなわち、ステージ36−1、36−2の位置決め
→スキャナミラー33−1、33−2の位置決め→レー
ザ照射の繰り返しである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】一般に、スキャナミラ
ー動作中の軌跡は制御していないため、スキャナミラー
33−1、33−2が目標位置で停止したあとで、レー
ザビームの照射を開始する。同様に、レーザビーム照射
が完了してから、次の目標位置ヘ合わせるためにスキャ
ナミラー33−1、33−2の回転を開始する。
【0012】ここで、レーザドリル装置によるビアホー
ル形成においては、単位時間内に形成できるビアホール
の個数が多いほど、高スループット(加工に要する時間
が短い)となり、ユーザにとっては加工コスト低減等の
メリットがある。スループットを決める要素としては、
レーザのパルスレート、スキャナミラー33−1、33
−2の位置決め時間、基板ステージ36の位置決め時間
等が挙げられる。ここでいう位置決め時間とは、移動を
開始してから所定の目標位置に位置合せされるまでの時
間である。
【0013】上記の3要素は、いずれもレーザドリル装
置の機械的及び電気的特性により制限を受けるため、従
来のレーザドリル装置では高スループット化には限界が
あった。例えば、被加工基板35表面でのレーザビーム
照射位置の移動距離と、位置決めに要する時間の、相関
の例を図8に示す。前述のfθレンズ34の効果によ
り、レーザビーム照射位置の移動距離は、スキャナミラ
ー33−1、33−2の振れ角に比例しているが、移動
距離が伸びるにつれて位置決め時間も長くなることがわ
かる。
【0014】また、総加工時間を短縮するために、複数
個のビアホールを連続して形成する場合、ビアホールの
位置データを並べ直し、より短い経路で結びなおすこと
も、しばしば行われてきた。
【0015】本発明の課題は、ビアホール形成を高スル
ープット化するのに適したレーザドリル方法及び装置を
提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、X軸方
向に可動のステージとY軸方向に可動のステージとを組
合わせたステージ機構を備え、該ステージ機構上の被加
工部材に対して2つのスキャナミラーの組合わせによる
走査手段によりレーザビームを照射して穴あけ加工を行
うレーザドリル方法において、前記2つのスキャナミラ
ーの回転軸を、前記被加工部材の加工面に平行でかつ互
いに直交するようにすると共に、前記X軸、Y軸の一方
に対してある傾き角θをなすように配置することによ
り、前記2つのスキャナミラーによるレーザビーム照射
の合成移動方向を前記X軸、Y軸の一方に合わせるよう
にしたことを特徴とするレーザドリル方法が提供され
る。
【0017】このレーザドリル方法においては、前記2
つのスキャナミラーと前記被加工部材との間にfθレン
ズが配置される。
【0018】本発明によればまた、X軸方向に可動のス
テージとY軸方向に可動のステージとを組合わせたステ
ージ機構と、該ステージ機構上の被加工部材に対して2
つのスキャナミラーの組合わせによりレーザビームを照
射する走査手段と、あらかじめ入力されたデータに基づ
いて前記ステージ機構、走査手段を制御するコントロー
ラとを備えたレーザドリル装置において、前記2つのス
キャナミラーの回転軸を、前記被加工部材の被加工面に
平行でかつ互いに直交した状態で、前記X軸、Y軸の一
方に対して傾き角θをなすように調整できる駆動手段を
備えたことを特徴とするレーザドリル装置が提供され
る。
【0019】本レーザドリル装置においては、前記コン
トローラは、前記あらかじめ入力されたデータに基づい
て前記傾き角θが得られるように前記駆動手段を制御す
る機能を有することが望ましい。
【0020】あるいはまた、前記2つのスキャナミラー
の傾き角θを検出するセンサを備えることにより、該セ
ンサからの検出値に基づいて手動により前記駆動手段を
制御する機構を有するようにしても良い。
【0021】本レーザドリル装置においては、前記あら
かじめ入力されたデータは、前記被加工部材上の複数の
穴あけ位置を示す位置データであり、前記コントローラ
は、あらかじめ入力された前記位置データを、穴あけ位
置を結ぶ経路が最適な経路となるように並べ替える機能
を有する。
【0022】本発明は、特に多層プリント基板等におけ
る、層間接続用のビアホールを形成する際に使用するレ
ーザドリル装置に適しており、その加工に要する時間を
短縮して、製造効率を向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。本発明は、図6で説明したようなレーザ
ドリル装置にも適用され得る。但し、図6の構成要素の
うち、コントローラ37は、後述するように従来の機能
に加えて更に新たな機能を有し、スキャナミラー33−
1、33−2の設置形態も異なる。すなわち、スキャナ
ミラー33−1、33−2は、それぞれのミラーの回転
軸(x軸、y軸)の傾き角θ(被加工基板35の加工面
に平行でかつ基板ステージ36におけるX軸、Y軸に対
する角度)が可変の構造にされている。このような構造
は例えば、スキャナミラー33−1、33−2をそれぞ
れ、その全体の姿勢角度を可変とする駆動機構に装着す
ることにより実現できる。このような駆動機構は周知の
技術を利用して実現可能であるので、ここではその詳細
についての説明は省略する。便宜上、以下では図6の構
成を基に説明する。
【0024】スキャナミラー33−1、33−2の回転
軸(x軸、y軸)と直交関係にあるレーザビーム照射位
置の移動方向は、これまでは、図2(a)に示すよう
に、少々の誤差はあっても、レーザドリル装置、特に基
板ステージ36の動作軸(X軸、Y軸)に対し、平行ま
たは直角に設定されている。
【0025】本発明は、このスキャナミラー33−1、
33−2の回転軸方向について、基板ステージ36の移
動方向であるX軸、Y軸に対し、可変量の傾き角θを持
たせることを可能とする構造を特徴とする。その際の各
軸の相対関係は図2(b)に示す通りである。
【0026】図3を参照して、2つのスキャナミラー3
3−1、33−2によるビーム照射位置の移動軸m、n
は互いに独立に動作するので、m軸、n軸双方に同時に
移動指示を発行した場合、レーザ照射位置は見かけ上、
m軸、n軸に対して斜め方向(合成軸方向)に移動す
る。図3において、m軸方向の移動速度をVm、n軸方
向の移動速度をVnとすると、両者の合成速度はVmn
で示される。
【0027】Vmn≧Vm、かつVmn≧Vnであるの
で、合成軸方向への移動は、m軸方向、n軸方向への移
動よりも高速に行える。この効果に着目することで、従
来と同じスキャナミラー33−1、33−2を使用した
場合であっても、その位置決め時間を短縮して、ビアホ
ール形成のスループットを向上させるのが本発明の要旨
である。
【0028】上記の効果を生かすためには、あるビアホ
ールの加工が終了して次に加工されるべきビアホールま
での移動方向を可能な限り合成速度Vmnの得られる合
成軸に近い方向に合わせることが重要である。これは、
被加工基板35上のビアホールの配置及び、ビアホール
の加工順番を変更する場合にはその順序にも依存する。
このため、加工の前に、被加工基板35上のビアホール
配置の位置データを解析して、ビアホールの位置データ
を加工順に再編成し、また傾き角θを決定するといった
手順を新たに設ける。本装置のコントローラ37には、
従来の機能に加えてこの作業を実行する機能が付加され
ている。
【0029】本装置のコントローラ37の動作フローを
図1に示す。ユーザはまず、操作装置38により加工対
象であるプリント基板のビアホールの、一部または全部
の位置データを装置に入力する作業を行う(ステップS
1)。すると、コントローラ37は、入力データを基に
ビアホールの配置を解析して、ビアホール間を最短で結
ぶ経路を導出し(ステップS2−1)、またスキャナミ
ラー33−1、33−2の回転軸の傾き角θを決定する
(ステップS2−2)。経路と傾き角θは、一方が先に
決定されて他方が付随的に決定される場合と、双方が同
時に決定される場合の両方が考えられる。
【0030】ここで、コントローラ37による経路の導
出方法としては、例えばビアホールのX軸座標をソート
する方法で行っても良いし、それ以外の方法で最適な経
路を導出してもよい。また、傾き角θはコントローラ3
7がビアホールの配置から自動設定しても良いが、ユー
ザが適切と思う値を操作装置38から与えても良い。ビ
アホール間の経路と傾き角θの設定値は、ユーザに対し
て表示装置39を介して表示される。
【0031】傾き角θを決定した後、コントローラ37
はスキャナミラー33−1、33−2の傾き角θを調整
する駆動機構を駆動し、設定された角度まで動作させ
る。あるいは、手動により駆動機構を調整し(ステップ
S3)、その結果を、例えば傾き角θを検知するエンコ
ーダなどを用いて、受動的に検知してもよい。
【0032】これらの作業後、ユーザの指示に応じて、
コントローラ37はキャリブレーション(加工精度を確
保するための調整作業)を実行し(ステップS4)、更
にユーザの加工開始指示によりビアホールの形成加工を
開始する。
【0033】この後のコントローラ37の動作は、従来
のレーザドリル装置と同じである。すなわち、最初に加
工されるべき1つのビアホールの位置を位置データより
読み込み(ステップS5−1)、それに基づいてステー
ジ36−1、36−2の移動(ステップS5−2)、ス
キャナミラー33−1、33−2の回転移動を行い(ス
テップS5−3)、移動が完了したら、加工に必要なシ
ョット数または時間分、レーザビームを照射してビアホ
ールを形成する(ステップS5−4)。そして、未加工
ビアホールがあるかどうかを判別し(ステップS5−
5)、あればステップS5−1に移行して次のビアホー
ルの加工に移る。以上の処理を逐次行い、被加工基板3
5上の全部のビアホールが形成されると、加工終了とす
る。
【0034】高スループット化の効果を例証するため
に、図4に示すパターンで、碁盤目状の格子点上にビア
ホールを生成する場合を考える。間隔Lで、10列×1
0行の格子点に順次レーザビームを照射する場合、図4
に示す順序に従って加工すると、従来(図4a、θ=0
゜の場合)のスキャナミラーによる移動時間の総計T1
は、V=Vm=Vnと仮定した場合、 T1=(L/Vm)×9+(L/Vn)×9×10=
(L/V)×99 一方、図4の矢印の順序でビアホールを形成するとき、
主なる移動方向は図面の上下方向(X軸あるいはY軸方
向)であり、これと前に述べた合成速度Vmnの合成軸
方向とを一致させるためには、傾き角θを45゜に設定
すれば良く、このとき、 Vmn=(Vm2 +Vn2 1/2 =21/2 ×V となる。
【0035】なお、図8で説明したように、スキャナミ
ラー33−1、33−2による移動距離と移動速度は、
厳密には比例しないので、この2ケース(θ=0゜,4
5゜)の間で速度Vm、Vnの値は異なるはずである
が、説明を簡単にするため等しいとして計算する。
【0036】この場合の移動時間の総計T2は、 T2=(L/Vmn)×99=L/(21/2 ×V)×9
9 となるため、 T2=0.71×T1 と計算され、スキャナミラー33−1、33−2の位置
決めに要する時間が、約29%短縮されると予想され
る。実際の基板加工においては、上述のように格子点上
のビアホール加工を行うことが多いので、当方式による
効果は大きいと考えられる。
【0037】なお、本発明は、2つの回転軸の直交する
スキャナミラーを使用して、平面または立体状の加工対
象物を加工するレーザ加工装置にも適用可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、特に多層プリント基板等にお
ける、層間接続用のビアホールを形成する際に使用する
レーザドリル装置に適しており、その加工に要する時間
を短縮して、製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるコントローラの制御動作を説明
するためのフローチャート図である。
【図2】2つのスキャナミラーによるレーザビーム照射
位置の移動方向と基板ステージの移動方向との関係を、
従来装置(a)と本発明装置(b)の場合について示し
た図である。
【図3】図2(b)の場合のレーザビーム照射位置の移
動速度について説明するための図である。
【図4】スループットの改善について説明するために、
従来装置(a)と本発明装置(b)の場合についてレー
ザビーム照射位置の移動軌跡を示した図である。
【図5】被加工部材の一例である多層プリント基板の概
略を示した断面図である。
【図6】レーザドリル装置の概要を示した図である。
【図7】被加工基板に対する加工例を説明するための図
である。
【図8】被加工基板表面でのレーザビーム照射位置の移
動距離と、位置決めに要する時間の、相関の例を示した
図である。
【符号の説明】
31 レーザ光源 32 光学系 32−1 レンズ 32−2 マスク 32−3 反射ミラー 33 ガルバノスキャナ 33−1、33−2 スキャナミラー 34 fθレンズ 35 被加工基板 36 基板ステージ 36−1、36−2 ステージ 37 コントローラ 38 操作装置 39 表示装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X軸方向に可動のステージとY軸方向に
    可動のステージとを組合わせたステージ機構を備え、該
    ステージ機構上の被加工部材に対して2つのスキャナミ
    ラーの組合わせによる走査手段によりレーザビームを照
    射して穴あけ加工を行うレーザドリル方法において、 前記2つのスキャナミラーの回転軸を、前記被加工部材
    の加工面に平行でかつ互いに直交するようにすると共
    に、前記X軸、Y軸の一方に対してある傾き角θをなす
    ように配置することにより、前記2つのスキャナミラー
    によるレーザビーム照射の合成移動方向を前記X軸、Y
    軸の一方に合わせるようにしたことを特徴とするレーザ
    ドリル方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザドリル方法におい
    て、前記2つのスキャナミラーと前記被加工部材との間
    に、fθレンズが配置されていることを特徴とするレー
    ザドリル方法。
  3. 【請求項3】 X軸方向に可動のステージとY軸方向に
    可動のステージとを組合わせたステージ機構と、該ステ
    ージ機構上の被加工部材に対して2つのスキャナミラー
    の組合わせによりレーザビームを照射する走査手段と、
    あらかじめ入力されたデータに基づいて前記ステージ機
    構、走査手段を制御するコントローラとを備えたレーザ
    ドリル装置において、 前記2つのスキャナミラーの回転軸を、前記被加工部材
    の被加工面に平行でかつ互いに直交した状態で、前記X
    軸、Y軸の一方に対して傾き角θをなすように調整でき
    る駆動手段を備えたことを特徴とするレーザドリル装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のレーザドリル装置におい
    て、前記コントローラは、前記あらかじめ入力されたデ
    ータに基づいて前記傾き角θが得られるように前記駆動
    手段を制御する機能を有することを特徴とするレーザド
    リル装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のレーザドリル装置におい
    て、前記2つのスキャナミラーの傾き角θを検出するセ
    ンサを備え、該センサからの検出値に基づいて手動によ
    り前記駆動手段を制御する機構を有することを特徴とす
    るレーザドリル装置。
  6. 【請求項6】 請求項4あるいは5記載のレーザドリル
    装置において、前記あらかじめ入力されたデータは、前
    記被加工部材上の複数の穴あけ位置を示す位置データで
    あり、前記コントローラは、あらかじめ入力された前記
    位置データを、穴あけ位置を結ぶ経路が最適な経路とな
    るように並べ替える機能を有することを特徴とするレー
    ザドリル装置。
JP2000218410A 2000-07-19 2000-07-19 レーザドリル方法及び装置 Withdrawn JP2002035975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000218410A JP2002035975A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 レーザドリル方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000218410A JP2002035975A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 レーザドリル方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002035975A true JP2002035975A (ja) 2002-02-05

Family

ID=18713362

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000218410A Withdrawn JP2002035975A (ja) 2000-07-19 2000-07-19 レーザドリル方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002035975A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326603A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工装置
WO2010111048A2 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Electro Scientific Industries, Inc Printed circuit board via drilling stage assembly
JP2013071153A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hitachi Via Mechanics Ltd レーザ加工装置及び方法
JP2017189788A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 パナソニック デバイスSunx株式会社 レーザマーキング装置
CN110560937A (zh) * 2019-10-07 2019-12-13 南京理工大学北方研究院 Imd成型塑胶的激光打孔方法以及激光打孔装置
CN110662625A (zh) * 2017-05-29 2020-01-07 Acs运动控制有限公司 用于加工多个较大工件的系统及方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006326603A (ja) * 2005-05-23 2006-12-07 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工装置
WO2010111048A2 (en) * 2009-03-26 2010-09-30 Electro Scientific Industries, Inc Printed circuit board via drilling stage assembly
WO2010111048A3 (en) * 2009-03-26 2011-02-24 Electro Scientific Industries, Inc Printed circuit board via drilling stage assembly
JP2013071153A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Hitachi Via Mechanics Ltd レーザ加工装置及び方法
JP2017189788A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 パナソニック デバイスSunx株式会社 レーザマーキング装置
CN110662625A (zh) * 2017-05-29 2020-01-07 Acs运动控制有限公司 用于加工多个较大工件的系统及方法
CN110560937A (zh) * 2019-10-07 2019-12-13 南京理工大学北方研究院 Imd成型塑胶的激光打孔方法以及激光打孔装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8633421B2 (en) Laser processing apparatus and method
US6462306B1 (en) System and method for material processing using multiple laser beams
US7402774B2 (en) Flexible scan field
US6888096B1 (en) Laser drilling method and laser drilling device
US7545024B2 (en) Laser beam processing apparatus for processing semiconductor wafer in production of semiconductor devices, laser beam processing method executed therein, and such semiconductor wafer processed thereby
JP5808267B2 (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工方法
JP4833909B2 (ja) メモリリンク処理用の走査ビーム経路の誤差の補正
JP4513574B2 (ja) ステージ装置
JP2010162559A (ja) レーザ加工方法および加工装置並びに被加工物
JP2004528591A (ja) イメージングによる製造におけるレジストレーション制御のための方法および装置
EP1613445B1 (en) Positioning method and apparatus
JP4614844B2 (ja) レーザ加工方法及びレーザ加工装置
KR100796078B1 (ko) 레이저 가공 장치
JP2002035975A (ja) レーザドリル方法及び装置
KR100950017B1 (ko) 레이저 드릴링 가공방법
JP2008212941A (ja) レーザ加工装置及びレーザ加工装置の制御方法
KR20110031288A (ko) 부품 가공 처리량을 향상시키기 위한 원형 도구 동작과 관련되는 진입 각도 변경
JPH09308983A (ja) レーザ加工装置
JP3052931B2 (ja) レーザ加工装置および加工方法
JP4698092B2 (ja) ガルバノスキャナ装置及びその制御方法
JP2001068817A (ja) 立体回路の形成方法
US6593066B2 (en) Method and apparatus for printing patterns on substrates
JP3491591B2 (ja) レーザ加工機および加工方法
KR20190103821A (ko) 다중 초점 조절부를 이용한 빔 드릴링 장치 및 드릴링 방법
JP2000117475A (ja) レーザ加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071002