JP2002035898A - 連続鋳造用冷却ドラム - Google Patents

連続鋳造用冷却ドラム

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JP2002035898A JP2000226615A JP2000226615A JP2002035898A JP 2002035898 A JP2002035898 A JP 2002035898A JP 2000226615 A JP2000226615 A JP 2000226615A JP 2000226615 A JP2000226615 A JP 2000226615A JP 2002035898 A JP2002035898 A JP 2002035898A
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Ritsuo Hashimoto
律男 橋本
Mitsuo Tani
光夫 谷
Kazutoshi Yokoo
和俊 横尾
Kunimasa Sasaki
邦政 佐々木
Joji Yusa
丈二 遊佐
Katsuyuki Isogami
勝行 礒上
Kazuto Yamamura
和人 山村
Tadahiro Izu
忠浩 伊豆
Takeshi Tanaga
剛 多名賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ドラムのドラムスリーブとドラム本体と
の焼き嵌め等接合面間での鋳造中の両者の熱膨張差によ
るずれを効果的に防止することができる連続鋳造用冷却
ドラムを提供する。 【解決手段】 互いに反対方向に回転する一対の冷却ド
ラム1とサイド堰2とによって形成された湯溜りに、溶
融金属3を供給し、冷却ドラム1の表面に接触させて冷
却することにより凝固シェルを形成させて金属薄板4を
鋳造するドラム式連続鋳造機の冷却ドラムであって、前
記冷却ドラム1は、両側端部に中空軸部11aを有する
ドラム胴体11と、該ドラム胴体11の外周部に嵌装さ
れたドラムスリーブ10とを有すると共に、前記ドラム
胴体11の少なくとも内部に前記ドラムスリーブ10と
の接合面に沿ってドラム軸心方向へ延びる温水路30
a,30bを円周方向へ所定間隔離間して多数条形成
し、これら温水路30a,30bには前記ドラムスリー
ブ10の冷却水孔22a,22bで熱交換により昇温さ
れた冷却水を通すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属薄板を連続的
に鋳造するドラム式連続鋳造機の冷却ドラムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図7は、一般的なドラム式連続鋳造機の
斜視図である。これによれば、互いに反対方向(図の矢
印方向)に回転する一対の冷却ドラム1,1とサイド堰
2,2とによって形成された湯溜りに、溶融金属(溶
湯)3を供給し、冷却ドラム1,1の表面に接触させて
冷却することにより、凝固シェルを形成させて薄帯鋳片
(金属薄板)4が鋳造される。
【0003】図8は、一対の冷却ドラムの表面が最も接
近するキッシングポイントでの冷却ドラムの端部とサイ
ド堰の摺動部を示す、図7のVIII−VIII矢視拡大断面図
である。一対の冷却ドラム1,1の端面1a,1aはサ
イド堰2に装着されたセラミックス板5と摺動し、かつ
一対の冷却ドラム1,1の表面の端縁部1b,1bで溶
湯3をシールし、湯溜まり外部へ溶湯3が漏れ出すのを
防止している。この時、一対の冷却ドラム1,1の端面
1a,1aは互いに軸方向(ドラム軸心方向)の相対ず
れが無く、セラミックス板5と面で接触しなくてはなら
ない。
【0004】前記のような冷却ドラム1の従来の内部構
造を図6に示す(特開平7−290204号公報等参
照)。冷却ドラム1は、その剛性を高くするために、外
側の銅合金製のドラムスリーブ10を内側から鋼製のド
ラム本体11で支持する構造となっている。前記ドラム
胴体11は、中空軸部11aを一体形成した一対のシャ
フト部材11Aと、これらシャフト部材11A間に位置
して当該シャフト部材11Aにボルト12で結合される
と共に前記ドラムスリーブ10の内周面に焼き嵌めされ
たコア部材11Bとに分割形成される。
【0005】冷却水は一方のシャフト部材11Aの中空
軸部11aから流入し、他方のシャフト部材11Aの中
空軸部11aから排出される。そして、冷却ドラム1の
内部では、冷却水は二系統の冷却水系をたどるようにな
っている。
【0006】その一つは、一方のシャフト部材11Aの
中空軸部11aから流入した冷却水は、一方のシャフト
部材11A寄りのコア部材11Bに形成した冷却水孔1
3aからドラムスリーブ10内部の冷却水孔14bへ導
かれ、ここでドラムスリーブ10に蓄熱された熱を奪っ
た後、他方のシャフト部材11A寄りのコア部材11B
に形成した冷却水孔13d及び冷却水ジャケット15b
を通って他方のシャフト部材11Aの中空軸部11aか
ら冷却ドラム外部へ排出される。
【0007】もう一つは、他方のシャフト部材11A寄
りのコア部材11Bに形成した冷却水孔13bからドラ
ムスリーブ10内部の冷却水孔14aへ導かれ、ここで
ドラムスリーブ10に蓄熱された熱を奪った後、一方の
シャフト部材11A寄りのコア部材11Bに形成した冷
却水孔13c及び冷却水ジャケット15aを通り、更に
は冷却水配管16を通って他方のシャフト部材11Aの
冷却水ジャケット15bに至り、ここから他方のシャフ
ト部材11Aの中空軸部11aを通って冷却ドラム外部
へ排出される。
【0008】これらの二系統の冷却水系は冷却ドラム1
の円周方向に交互に配置するので、ドラムスリーブ10
内部の冷却水孔14a,14bを流れる冷却水は対向流
となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、銅合金製の
ドラムスリーブ10の内面と鋼製のコア部材11Bの外
面は焼き嵌めで接合されているが、ドラムスリーブ10
の弾性変形内でもっともきつく締め付けたとしても、接
合面間では、鋳造中のドラムスリーブ10の伸びによる
せん断力が摩擦力より大きくなり、ずれを生じていた。
この時、ドラムスリーブ10は冷却ドラム中心に対して
左右対称に伸びる保証はなく、よって、一対の冷却ドラ
ム1のドラムスリーブ10の端部間にずれが生じ、サイ
ド堰2との溶湯シールが不十分となる不具合があった。
【0010】本発明の目的は、冷却ドラムのドラムスリ
ーブとドラム本体との焼き嵌め等接合面間での鋳造中の
両者の熱膨張差によるずれを効果的に防止することがで
きる連続鋳造用冷却ドラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る連続鋳造用冷却ドラムは、互いに反対方
向に回転する一対の冷却ドラムとサイド堰とによって形
成された湯溜りに、溶融金属を供給し、冷却ドラムの表
面に接触させて冷却することにより凝固シェルを形成さ
せて金属薄板を鋳造するドラム式連続鋳造機の冷却ドラ
ムであって、前記冷却ドラムは、両側端部に軸部を有す
るドラム胴体と、該ドラム胴体の外周部に嵌装されたド
ラムスリーブとを有すると共に、前記ドラム胴体の少な
くとも内部に前記ドラムスリーブとの接合面に沿ってド
ラム軸心方向へ延びる温水路を円周方向へ所定間隔離間
して多数条形成したことを特徴とする。
【0012】また、前記温水路への温水の給,排は、前
記ドラム胴体の内面を加熱すべく当該内面に沿って形成
された温水ジャケットを介して行うようにしたことを特
徴とする。
【0013】また、前記温水路へは、前記ドラムスリー
ブの冷却水孔を流れ熱交換により温水となった冷却水が
供給されることを特徴とする。
【0014】また、前記温水路へは、鋳造開始前に温水
が供給されてドラムプレヒートされることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る連続鋳造用冷
却ドラムを実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0016】[第1実施例]図1は本発明の第1実施例
を示す、冷却ドラムの内部構造断面図、図2は図1のII
−II線断面図、図3は冷水及び温水ラインの概略構成図
である。尚、これらの図において、図6〜図8と同一部
材には同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施例は、
鋳造中は冷却ドラム外部からは温水を供給せず、熱交換
後の温水となった冷却水を利用するもので、冷却ドラム
内部へ導かれた冷却水の経路には矢印で示すように二種
類ある。
【0018】一つの経路は、一方のシャフト部材11A
の中空軸部11aから流入した約25℃前後の冷却水
は、先ず冷却水ジャケット20aに入り、ここから一方
のシャフト部材11A寄りのコア部材11Bに形成した
冷却水孔21aよりドラムスリーブ10内部の冷却水孔
22bへ導かれ、ここでドラムスリーブ10に蓄熱され
た熱を奪って約43℃前後となる。この後、コア部材1
1B内部の前記ドラムスリーブ10との接合面に沿って
ドラム軸心方向へ延びる温水路30bを通って一方のシ
ャフト部材11A寄りのコア部材11Bに形成した冷却
水孔21bよりコア部材11Bの内部空間に至り、ここ
から他方のシャフト部材11Aの中空軸部11aを通っ
て冷却ドラム外部へ排出される。
【0019】もう一つの経路は、前記冷却水ジャケット
20aから冷却水配管23を通って他方のシャフト部材
11A側に形成したもう一つの冷却水ジャケット20b
に入り、ここから他方のシャフト部材11A寄りのコア
部材11Bに形成した冷却水孔21cよりドラムスリー
ブ10内部の冷却水孔22aへ導かれ、ここでドラムス
リーブ10に蓄熱された熱を奪って約43℃前後とな
る。この後、コア部材11B内部の前記ドラムスリーブ
10との接合面に沿ってドラム軸心方向へ延びる温水路
30aを通って他方のシャフト部材11A寄りのコア部
材11Bに形成した冷却水孔21dよりコア部材11B
の内部空間に至り、ここから他方のシャフト部材11A
の中空軸部11aを通って冷却ドラム外部へ排出され
る。
【0020】この経路によるとコア部材11Bの内部空
間は熱交換を終えた約43℃前後の冷却水で満たされる
事になる。これら二種類の冷却水経路は冷却ドラム1の
円周方向に交互に配置しているので、ドラムスリーブ1
0内部の冷却水孔22a,22bを流れる冷却水、及び
コア部材11B内部の温水路30a,30bを流れる熱
交換後の冷却水は対交流となる(図2参照)。その他の
構成は、図8で示した従来例と同様である。
【0021】このように本実施例では、コア部材11B
を加熱する温水をドラムスリーブ10内で昇温された冷
却水としたので、ドラムスリーブ10で昇温された冷却
水は約43℃前後となり、コア部材11Bを十分加熱で
きる。
【0022】これにより、鋳造中に高温となるドラムス
リーブ10との熱膨張差が小さくなり、両者10,11
Bの焼き嵌め接合面のせん断力は摩擦力より小さくな
り、ずれは生じなくなる。この結果、一対の冷却ドラム
1のドラムスリーブ10端部での相対ずれはなく、サイ
ド堰2とのシール不良を防止できる。
【0023】更に、本実施例では、冷却ドラム1外部か
らの温水の供給は必要としないので、冷却ドラム1内へ
の温水供給配管等が不要となり、シンプルな構造となっ
て冷却ドラム1の低コスト化が図れる。
【0024】また、本実施例では、図3に示すように、
前述した二種類の冷却水経路へは、鋳造開始前に温水が
供給・循環されてドラムがプレヒートされるようになっ
ている。
【0025】即ち、前述した二種類の冷却水経路へ鋳造
中に冷却水を供給する、ピット24,ポンプ25,弁2
6及び27等からなる冷水ラインに加えて、鋳造開始前
に遮断弁39a〜39dを切り換える(閉じる)ことに
より温水を供給・循環する、ピット31,ポンプ32,
蒸気供給源33,弁34,逆止弁35,37及び弁38
等からなる温水ラインが設けられるのである。
【0026】前記温水の温度は、逆止弁35下流の温水
の温度・圧力を検出し、コントローラ36(又はオペレ
ータ)がこれらに基づいて蒸気供給源33からの蒸気投
入量を制御することにより、コントロールされる。
【0027】このようにして、鋳造時におけるコア部材
11Bとドラムスリーブ10との温度差を可及的速やか
に減少すべくドラムプレヒートすることにより、鋳造時
における前述したずれはより生じなくなると共に、鋳造
開始準備作業に要する時間が大幅に短縮される。
【0028】[第2実施例]図4は本発明の第2実施例
を示す、冷却ドラムの内部構造断面図、図5は図4のV
−V 線断面図である。尚、これらの図において、図6〜
図8と同一部材には同一符号を付して重複する説明は省
略する。
【0029】この実施例は、前述した二種類の冷却水経
路は従来技術の図6と同様であるが、コア部材11Bの
内部にドラムスリーブ10との接合面に沿ってドラム軸
心方向へ延びる温水路40を円周方向へ所定間隔離間し
て多数条新たに形成した例である。
【0030】そして、前記温水路40に対する温水の
給,排は、コア部材11Bの内面に並設した一対の温水
ジャケット41a,41bと、冷却ドラム1の一対の中
空軸部11aを貫通する供給配管43a及び戻り配管4
3bと、前記温水ジャケット41a,41bと供給配管
43a及び戻り配管43bとを繋ぐべくドラム半径方向
に複数本配設された供給パイプ42a及び戻りパイプ4
2b等を介して行われるようになっている。
【0031】従って、コア部材11Bを加熱する温水
は、他方のシャフト部材11Aの中空軸部11aの内部
に中空軸部11aと同心に設置された供給配管43aか
ら冷却ドラム内部へ導かれる。供給配管43aによって
冷却ドラム1のほぼ中央まで導かれた温水はドラム半径
方向に延びた複数本の供給パイプ42aを通ってコア部
材11Bの内面に設置された温水ジャケット41aへ導
かれ、コア部材11Bの内面を加熱する。そして、コア
部材11B内部の温水孔40を通って前記ドラムスリー
ブ10との接合面部を加熱し、その後、温水ジャケット
41bへ導かれ、前記コア部材11Bの内面を加熱して
複数本の戻りパイプ42bを通り、一方のシャフト部材
11Aの中空軸部11aの内部に中空軸部11aと同心
に設置された戻り配管43b内部へ導かれ、冷却ドラム
外部へ排出される。
【0032】このように構成されたドラム式連続鋳造機
の冷却ドラム1によれば、コア部材11Bの内面、及び
内部を約43℃前後の温水が通るので、コア部材11B
全体が加熱され、鋳造中に高温となるドラムスリーブ1
0との熱膨張差が小さくなり、両者10,11Bの焼き
嵌め接合面のせん断力は摩擦力より小さくなり、よって
ずれは生じなくなる。そのため、一対の冷却ドラム1の
ドラムスリーブ10端部間での相対ずれはなく、サイド
堰2とのシール不良を防止できる。
【0033】尚、本実施例においても、第1実施例と同
様に、ドラムがプレヒートされるが、この場合温水は、
第1実施例と異なり、前述した二種類の冷却水経路には
通さず、温水路40のみに通すことになる。
【0034】尚、本発明は上記各実施例に限定されず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能である
ことはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、互いに反対方向に回転する一対の冷却ド
ラムとサイド堰とによって形成された湯溜りに、溶融金
属を供給し、冷却ドラムの表面に接触させて冷却するこ
とにより凝固シェルを形成させて金属薄板を鋳造するド
ラム式連続鋳造機の冷却ドラムであって、前記冷却ドラ
ムは、両側端部に軸部を有するドラム胴体と、該ドラム
胴体の外周部に嵌装されたドラムスリーブとを有すると
共に、前記ドラム胴体の少なくとも内部に前記ドラムス
リーブとの接合面に沿ってドラム軸心方向へ延びる温水
路を円周方向へ所定間隔離間して多数条形成したことを
特徴とするので、鋳造中に高温となるドラムスリーブと
の熱膨張差が小さくなり、両者の焼き嵌め接合面のせん
断力は摩擦力より小さくなり、ずれは生じなくなる。こ
の結果、一対の冷却ドラム端部間の軸方向ずれを防止で
き、溶湯洩れを未然に回避出来る。
【0036】また、請求項2の発明によれば、前記温水
路への温水の給,排は、前記ドラム胴体の内面を加熱す
べく当該内面に沿って形成された温水ジャケットを介し
て行うようにしたことを特徴とするので、ドラム胴体の
内面、及び内部を温水が通るので、ドラム胴体全体が加
熱されるという利点がある。
【0037】また、請求項3の発明によれば、前記温水
路へは、前記ドラムスリーブの冷却水孔を流れ熱交換に
より温水となった冷却水が供給されることを特徴とする
ので、冷却ドラム外部からの温水の供給は必要としない
ので、冷却ドラム内への温水供給配管等が不要となり、
シンプルな構造となって冷却ドラムの低コスト化が図れ
るという利点がある。
【0038】また、請求項4の発明によれば、前記温水
路へは、鋳造開始前に温水が供給されてドラムがプレヒ
ートされることを特徴とするので、鋳造時における一対
の冷却ドラム端部間のずれはより生じなくなると共に、
鋳造開始準備作業に要する時間が大幅に短縮されるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、冷却ドラムの内部
構造断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同じく冷水及び温水ラインの概略構成図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例を示す、冷却ドラムの内部
構造断面図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】従来例の冷却ドラムの内部構造断面図である。
【図7】一般的なドラム式連続鋳造機の斜視図である。
【図8】一対の冷却ドラムの表面が最も接近するキッシ
ングポイントでの冷却ドラムの端部とサイド堰の摺動部
を示す、図7のVIII−VIII矢視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 冷却ドラム 1a 端面 1b 端縁部 2 サイド堰 3 溶融金属 4 薄帯鋳片 5 セラミックス板 10 ドラムスリーブ 11 ドラム胴体 11A シャフト部材 11B コア部材 11a 中空軸部 12 ボルト 13a〜13d 冷却水孔 14a,14b 冷却水孔 15a,15b 冷却水ジャケット 16 冷却水配管 20a,20b 冷却水ジャケット 21a〜21d 冷却水孔 22a,22b 冷却水孔 23 冷却水配管 24 ピット 25 ポンプ 26 弁 27 弁 30a,30b 温水路 31 ピット 32 ポンプ 33 蒸気供給源 34 弁 35 逆止弁 36 コントローラ 37 逆止弁 38 弁 39a〜39d 遮断弁 40 温水路 41a,41b 温水ジャケット 42a 供給パイプ 42b 戻りパイプ 43a 供給配管 43b 戻り配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 律男 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 谷 光夫 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 横尾 和俊 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 佐々木 邦政 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 遊佐 丈二 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 礒上 勝行 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鉄所内 (72)発明者 山村 和人 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 伊豆 忠浩 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鉄所内 (72)発明者 多名賀 剛 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鉄所内 Fターム(参考) 4E004 DA13 DB15 NA05 NB07 QA05 SB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに反対方向に回転する一対の冷却ド
    ラムとサイド堰とによって形成された湯溜りに、溶融金
    属を供給し、冷却ドラムの表面に接触させて冷却するこ
    とにより凝固シェルを形成させて金属薄板を鋳造するド
    ラム式連続鋳造機の冷却ドラムであって、 前記冷却ドラムは、両側端部に軸部を有するドラム胴体
    と、該ドラム胴体の外周部に嵌装されたドラムスリーブ
    とを有すると共に、前記ドラム胴体の少なくとも内部に
    前記ドラムスリーブとの接合面に沿ってドラム軸心方向
    へ延びる温水路を円周方向へ所定間隔離間して多数条形
    成したことを特徴とする連続鋳造用冷却ドラム。
  2. 【請求項2】 前記温水路への温水の給,排は、前記ド
    ラム胴体の内面を加熱すべく当該内面に沿って形成され
    た温水ジャケットを介して行うようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の連続鋳造用冷却ドラム。
  3. 【請求項3】 前記温水路へは、前記ドラムスリーブの
    冷却水孔を流れ熱交換により温水となった冷却水が供給
    されることを特徴とする請求項1記載の連続鋳造用冷却
    ドラム。
  4. 【請求項4】 前記温水路へは、鋳造開始前に温水が供
    給されてドラムがプレヒートされることを特徴とする請
    求項1,2又は3記載の連続鋳造用冷却ドラム。
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