JP2002035819A - 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法 - Google Patents

厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法

Info

Publication number
JP2002035819A
JP2002035819A JP2000217029A JP2000217029A JP2002035819A JP 2002035819 A JP2002035819 A JP 2002035819A JP 2000217029 A JP2000217029 A JP 2000217029A JP 2000217029 A JP2000217029 A JP 2000217029A JP 2002035819 A JP2002035819 A JP 2002035819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
mill
steel plate
roll
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000217029A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3771781B2 (ja
Inventor
Toshiyuki Shiraishi
利幸 白石
Shigeru Ogawa
茂 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2000217029A priority Critical patent/JP3771781B2/ja
Publication of JP2002035819A publication Critical patent/JP2002035819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3771781B2 publication Critical patent/JP3771781B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽圧下圧延機を具備した厚鋼板圧延設備によ
り圧延材を圧延する際の、非定常部(特に先端部)の平
坦度(板幅方向および圧延方向)と板厚精度を向上させ
る厚鋼板圧延設備および圧延方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも仕上圧延機および仕上圧延機
で圧延された圧延板の冷却装置を有し、該冷却装置の下
流側に、少なくとも1台の軽圧下圧延機を配備し、該軽
圧下圧延機の入側および出側に該圧延材の垂直方向の位
置を拘束する拘束装置を配備した厚鋼板圧延設備で、該
圧延材の先端部を順方向に一定部分だけ空圧延した後、
逆方向に該圧延材の該先端部がロールバイトを通過する
まで圧延し、その後再度、順方向に該圧延材を尾端まで
圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも仕上圧
延機および圧延板の冷却装置を有する厚鋼板圧延設備と
その設備を用いて優れた板厚精度と平坦度を有する厚鋼
板を圧延するための圧延方法に関する。
【0002】
【従来の技術】厚鋼板圧延設備すなわち厚板圧延工場で
は、仕上圧延を終了した圧延板が、冷却装置および/ま
たは冷却床を経て、せん断、熱処理、形状矯正、塗装等
の精整工程に搬送され、ここで製品となって出荷され
る。この精整工程の中でも、板形状矯正については、ロ
ーラレベラーによる比較的能率の高い矯正方法と、油圧
プレス装置による極めて能率の低い矯正方法とが併用さ
れている。これは、ローラレベラーでは、適用可能な板
厚範囲が限定される上、適用可能な板厚範囲であって
も、ローラレベラーでは矯正不可能な不規則な板形状不
良が発生することがあるためである。このような板形状
矯正を高能率化することができれば、厚鋼板の製造コス
トを大幅に低減させることが可能となる。この目的で、
仕上圧延における板形状制御や、冷却装置における均一
冷却制御に関する技術開発が行われてきているが十分な
効果を得るまでには至っていない。
【0003】このような従来技術の問題点を解決するた
め、板形状矯正の目的で軽圧下圧延機を具備した厚鋼板
圧延設備が注目されている。図1は、特願平11−79
195号に開示されている厚鋼板圧延設備における軽圧
下圧延機の構造の好ましい実施形態を示す図である。図
1において、冷却装置2は、仕上圧延機1の下流側に位
置し、圧延方向を3で示している。冷却装置2の下流側
に、軽圧下圧延機4が配備されている。軽圧下圧延機4
の前後にピンチロール5および6が配備されており、軽
圧下圧延機4の後ろには幅方向板厚測定装置7が設置さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記軽圧下圧延機を具
備した厚鋼板圧延設備により定常部の板形状制御や板厚
不良は大幅に改善されるものの、非定常部(特に先端
部)の平坦度(板幅方向および圧延方向)と板厚精度に
ついては、改善の余地がある。本発明では、このような
先端および後端を含む全長に亘っての厚鋼板の板形状不
良や板厚不良を、高能率で矯正することのできる圧延設
備および圧延方法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上のような従来技術の
問題点を解決するため、本発明では、特に圧延材の先端
部の板形状矯正および板厚制御の目的で軽圧下圧延機を
具備した厚鋼板圧延設備を開示する。上記したように、
厚鋼板の板形状矯正に軽圧下圧延を利用した場合、厚鋼
板の先端部は出側ピンチロールなどのロールに噛み込む
までの非定常圧延長さが必要とされる。この部分に関し
ては圧延荷重や出側流出角度等が急激に変化するので、
板厚精度と平坦度(特に反り)を良好にすることは難し
い。このような部分は場合によっては切り捨てるか、再
度、矯正行程で矯正せざるを得なかった。
【0006】このような板形状矯正や板厚不良の問題を
解決するため、本発明の請求項1は、少なくとも仕上圧
延機および仕上圧延機で圧延された圧延板の冷却装置を
有し、該冷却装置の下流側に、少なくとも1台の軽圧下
圧延機を配備し、該軽圧下圧延機の入側および出側に該
圧延材の垂直方向の位置を拘束する拘束装置を配備した
厚鋼板圧延設備において、該軽圧下圧延機の入側および
出側に順方向、逆方向に該圧延材を移送する移送装置を
配置したことを特徴とする厚鋼板圧延設備であり、本発
明の請求項2は、請求項1において該軽圧下圧延機の下
流側に板厚測定装置および先端位置検出装置を配備した
ことを特徴とする厚鋼板圧延設備であり、本発明の請求
項3は、該軽圧下圧延機において、少なくとも上下どち
らか一方のロールアセンブリが、軸方向に3分割以上に
分割された分割バックアップロールによってワークロー
ルを支持する機構を有し、各々の分割バックアップロー
ルには、それぞれ独立に荷重検出装置、圧下装置および
ロール位置検出装置を配備したことを特徴とする請求項
1又は2記載の厚鋼板圧延設備であり、本発明の請求項
4は、請求項2または請求項3記載の厚鋼板圧延設備で
圧延材を圧延する際、該圧延材の先端部をを順方向に一
定部分だけ空圧延した後、逆方向に該圧延材の該先端部
がロールバイトを通過するまで圧延し、その後再度、順
方向に該圧延材を尾端まで圧延することを特徴とする厚
鋼板圧延方法であり、本発明の請求項5は、請求項4記
載の厚鋼板圧延方法で圧延する際、該軽圧下圧延機のバ
ックアップロールの荷重または分割バックアップロール
の荷重および該分割バックアップロールの圧下位置、油
圧圧下装置の油圧シリンダーの位置あるいは電動圧下装
置のモーターに配置したパルスジェネレータのパルス数
を検出して推定した圧下量を用いて、該軽圧下圧延機の
ミルストレッチ量を演算し、ロールバイト直下の該圧延
材板厚を推定し、その推定値に基づいて該油圧圧下装置
あるいは該電動圧下装置による圧下量および/または該
分割バックアップロールによる該圧下位置を制御するこ
とを特徴とする厚鋼板圧延方法であり、本発明の請求項
6は、請求項5記載の厚鋼板圧延方法で圧延する際、該
軽圧下圧延機の圧延材とワークロール幅方向の荷重分布
を演算し、ロールバイト直下の該圧延材の板形状を推定
し、その推定値に基づいて該分割バックアップロールの
位置を制御することを特徴とする厚鋼板圧延方法であ
り、本発明の請求項7は、請求項5または請求項6記載
の厚鋼板圧延方法で圧延する際、該圧延材の定常圧延時
に該軽圧下圧延機のミルストレッチ量を演算して求めた
ロールバイト直下の該圧延材の出側板厚推定値と該軽圧
下圧延機下流に設置された板厚測定装置から検出した該
圧延材の板厚測定値との差をもとに、該圧延材の出側板
厚および/または板形状の推定に用いる演算パラメータ
を求めることを特徴とする厚鋼板圧延方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。図2には、本発明における第1および第2の発明の
好ましい実施形態例を示す。厚鋼板圧延設備には種々の
形式のものがあるが、少なくとも仕上圧延機1および該
仕上圧延機1で圧延された圧延板の冷却装置2および軽
圧下圧延機8および該軽圧下圧延機8の入側および出側
に該圧延材の垂直方向の位置を拘束する拘束装置9、1
0および該軽圧下圧延機8の入側および出側に順方向、
逆方向に該圧延材を移送する移送装置11、12を有す
る設備が本発明の第1の発明対象となっており、さらに
該軽圧下圧延機8の下流側に板厚測定装置13および先
端位置検出装置7を有する設備が第2の発明対象になっ
ている。
【0008】仕上圧延機1は、通常は一対のワークロー
ルを一対のバックアップロールで支持する機構の4段圧
延機が用いられる場合が多いが、2段圧延機や6段以上
の多段圧延機であってもよい。冷却装置2は、仕上圧延
機1の下流側に位置し、圧延が終了した後の厚鋼板を所
定の温度まで冷却する。冷却装置2は、水を冷媒として
使用する設備が一般的であるが、その他の冷媒を使用し
たものでも差し支えない。例えば、冷却床における放冷
のみで圧延板を冷却する場合は、冷却床が冷却装置2に
対応することになる。仕上圧延機1と冷却装置2との間
には、ローラレベラー等の装置が配備されている場合が
ある。冷却装置2の下流側に、軽圧下圧延機8が配備さ
れている。図では一対のワークロールを一対のバックア
ップロールで支持する機構の4段圧延機を示している
が、2段圧延機や6段圧延機であってもよい。この軽圧
下圧延機8は仕上圧延機1に比べて小さい圧下率の圧延
を実施するものであり、通常は1%前後の圧下率で操業
するが、板厚矯正の目的で使用する場合、局部的には1
0%程度の圧下を加えることもある。
【0009】冷却装置2と軽圧下圧延機8の間には軽圧
下圧延機前面圧延材拘束装置9と軽圧下圧延機前面圧延
材順逆方向移送装置11がある。図では軽圧下圧延機前
面圧延材拘束装置9には軽圧下圧延機8の上ワークロー
ルよりも直径の大きい上ロールを有するピンチロールを
示しているが、圧延板の垂直方向の位置を拘束するもの
であれば良い。従って、駆動しない小径のロールでも良
いが、張力を付与できる構造にする方がより好ましい。
さらに、軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置9と軽圧下圧
延機8の間に、軽圧下圧延機8への圧延板先端の咬み込
み不良を防止するための上面ガイドを設けることが好ま
しい。軽圧下圧延機前面圧延材順逆方向移送装置11は
圧延材を圧延材進行方向3(順方向)および圧延材進行
方向3とは逆の方向(逆方向)に移送する装置であり、
この図では駆動ローラで示している。駆動ローラの数は
限定されるものではない。
【0010】軽圧下圧延機8の下流には軽圧下圧延機後
面圧延材拘束装置10と軽圧下圧延機後面圧延材順逆方
向移送装置12と板厚測定装置7と圧延材先端位置検出
装置13が設置されている。図では軽圧下圧延機後面圧
延材拘束装置10には軽圧下圧延機8の上ワークロール
よりも直径の大きい上ロールを有するピンチロールを示
しているが、圧延板の垂直方向の位置を拘束するもので
あれば良い。従って、駆動しない小径のロールでも良い
が、張力を付与できる構造にする方がより好ましい。さ
らに、軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10と軽圧下圧
延機8の間に、軽圧下圧延機8への圧延板先端の咬み込
み不良を防止するための上面ガイドを設けることが好ま
しい。軽圧下圧延機後面圧延材順逆方向移送装置12は
圧延材を圧延材進行方向3(順方向)および圧延材進行
方向3とは逆の方向(逆方向)に移送する装置であり、
この図では駆動ローラで示している。駆動ローラの数は
限定されるものではない。板厚測定装置7は例えばγ線
による非接触板厚計が用いるられる。
【0011】圧延材先端位置検出装置13は、例えば圧
延材によってレーザ光が遮断される方式を採用した位置
検出器が用いられる。しかしながら、場合によっては軽
圧下圧延機後面圧延材拘束装置10にロードセルを設
け、圧延材が軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10に達
した際の荷重変化を検出することによって、圧延材先端
位置検出装置13の代用をしても良いし、また、軽圧下
圧延機8のロードセルを活用し圧延材が軽圧下圧延機8
に達した際の荷重変化を検出し、かつ、軽圧下圧延機8
のワークロール速度を検出し、荷重変化検出後の経過時
間とワークロール速度を用いて演算し、圧延材先端位置
を推定することによって、圧延材先端位置検出装置13
の代用をしても良い。
【0012】図2において、板厚測定装置7と圧延材先
端位置検出装置13はこの順序で示してあるが、逆の順
序でも当然可能で、軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置1
0の前でも良い。なお、板厚測定装置は軽圧下圧延機入
側にも配置することが望ましい。
【0013】さらに、冷却装置2と軽圧下圧延機8との
間には、せん断、熱処理等の複数の精整工程の装置が配
備されていても差し支えない。むしろ、せん断、熱処理
工程については板形状を変化させる要因となる可能性が
あるので、軽圧下圧延機8の上流側に配置することが好
ましい。なお、仕上圧延機1と冷却装置2の間、および
冷却装置2と軽圧下圧延機8との間は、ローラテーブル
で直接結合されている形態が生産性の観点では好ましい
が、コンベア、台車等の他の輸送手段で結合されている
形態であっても差し支えない。
【0014】図3には、本発明における第3の発明の好
ましい実施形態例を示す。第1および第2の発明に示し
た厚鋼板圧延設備の軽圧下圧延機には種々の形式のもの
があるが、少なくとも上下どちらか一方のロールアセン
ブリが、軸方向3分割以上に分割された分割バックアッ
プロールによってワークロールを支持する機構とし、各
々の分割バックアップロールには、それぞれ独立に荷重
検出装置、圧下装置およびロール位置検出装置を配備し
たことを特徴とする軽圧下圧延機(以降、軽圧下知能圧
延機22と称す)を有する設備が第3の発明の対象とな
っている。
【0015】図4にはこの軽圧下知能圧延機22の一例
を示している。この例では、板厚5〜60mm、板幅20
00〜3800mmの圧延材Pを軽圧下圧延する場合にお
いて本発明を適用した場合のものである。この例の軽圧
下知能圧延機22は、パスライン調整機20および主圧
下装置21で上下する上下のインナーハウジング内に、
軸方向3分割以上に分割した分割バックアップロール1
8、19によって上下のワークロール17を支持する機
構を有しており、図5に示すような各々の分割バックア
ップロール18a〜18g、19a〜19hには、それ
ぞれ独立に荷重検出装置と圧下機構および位置検出機構
を備えている。さらに、インナーハウジング内にワーク
ロールチョックが設けられている。
【0016】また、軽圧下知能圧延機22の前面および
後面にはそれそれ軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置9と
軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10を設置しており、
この例においてこの拘束装置であるガイドロールは上下
一対のロール9、9′および10、10′から構成され
ており、これらのガイドロールはインナーガイドロール
ハウジング14内に納められている。このインナーガイ
ドロールハウジング14はガイドロールハウジング15
で支持されており、ガイドロールハウジング15に設け
られた上下の油圧シリンダー16によって昇降可能とな
っている。上部油圧シリンダーでは圧力一定制御が行わ
れ、下部油圧シリンダーでは位置制御が行われる。な
お、図示してはいないがインナーガイドロールハウジン
グ14の上下に設置された電動モータによって上下ガイ
ドロールギャップの測定および調整が可能である。
【0017】本発明の、第4の発明について説明する。
上述したように、一方向で圧延する場合、圧延材が軽圧
下圧延機後面圧延材拘束装置10に達するまで、圧延材
の出側流出角度が自由に変化するので特に圧延方向の平
坦度が乱れると云う問題がある。基礎実験を行った結
果、この圧延方向の矯正効果は拘束装置がある場合、入
側が0〜3%に対し、出側が50%以上あることが確認
された。本発明は圧延材が拘束装置に達するまでの流出
角度の変化をこの原理を用いて行うもので、第2または
第3の発明に示した厚鋼板圧延設備で圧延材を圧延する
際、該圧延材の先端部が該軽圧下圧延機8、22出側に
設置された先端位置検出装置13によって検出されるま
で該圧延材を順方向に空圧延した後、逆方向に該圧延材
の該先端部がロールバイトを通過するまで圧延し、その
後再度、順方向に該圧延材を該シート材の尾端まで圧延
する方法である。なお、ここで空圧延とは圧延材に塑性
変形を与えることのない荷重以下(圧下率0%)で圧延
することを意味するが、場合によっては目標製品板厚以
上の板厚になるように軽圧下圧延(例えば圧下率0.1
%)を行っても良い。先端位置検出装置13はできるだ
け軽圧下圧延機の近傍に設置することが好ましい。
【0018】本発明の、第5の発明について説明する。
上述したように本発明は圧延材の先端部の平坦度および
板厚精度を向上させることを目的としている。板厚先端
部の板厚はその箇所が板厚測定装置に到達するまでは測
定することはできないので、板厚フィードバック制御が
適用できない。軽圧下圧延機入側に板厚測定を配置し、
圧延材の入出側速度を検出(場合によっては入出側板幅
も検出)し、マスフロー則から軽圧下圧延機直下の板厚
を推定することが原理的に可能であるものの、圧延材の
入出側速度検出器の精度上の問題からその精度には問題
がある。
【0019】従って、軽圧下圧延機直下の板厚を精度良
く推定する必要がある。本発明は第4の発明の厚鋼板圧
延方法で圧延する際、該軽圧下圧延機のバックアップロ
ールの荷重または分割バックアップロールの荷重および
該分割バックアップロールの圧下位置、油圧圧下装置の
油圧シリンダーの位置あるいは電動圧下装置のモーター
に配置したパルスジェネレータのパルス数を検出して推
定した圧下量を用いて、該軽圧下圧延機のミルストレッ
チ量を演算し、ロールバイト直下の該圧延材板厚を推定
し、その推定値に基づいて該油圧圧下装置あるいは該電
動圧下装置による圧下量および/または該分割バックア
ップロールによる該圧下位置を制御することによって、
先端部の板厚制御を行う方法である。ミルストレッチ量
の演算方法については例えば、出版物である日本鉄鋼協
会偏・板圧延の理論と実際の第9章・圧延機の剛性に開
示されている方法等を用いても良いし、操業条件から板
幅・板厚・荷重の関係を用いた実験式を作製して用いて
も良い。
【0020】本発明の、第6の発明について説明する。
本発明の第5の発明と同様なことが板厚だけで無く板形
状についてもいえる。本発明は第5の発明の厚鋼板圧延
方法で圧延する際、該軽圧下圧延機の圧延材とワークロ
ール幅方向の荷重分布を演算し、ロールバイト直下の該
圧延材の板形状を推定し、その推定値に基づいて該分割
バックアップロールの位置を制御することを特徴とする
厚鋼板圧延方法である。ここで対象とする軽圧下圧延機
は上述した知能圧延機とする。通常の圧延機では原理的
にロールバイト直下の板形状を推定することはできない
からである。
【0021】推定制御方法に関しては、例えば発明者ら
が既に出願している特開平6−262228号公報に開
示されている方法を用いればよい。すなわち、第i分割
バックアップロールに作用する荷重をqi 、その位置に
対応する圧延材〜ワークロール間荷重をpi とし、ワー
クロール軸心たわみの変形マトリクスをKW ij、バック
アップロール系の変形マトリクスをKB ij、ロールクラ
ウンの型式で表現したワークロールプロフィルを
W i 、分割バックアップロールプロフィルをCB i
ワークロール熱膨張量や摩耗量を表す演算パラメータを
G i 、上ワークロール軸心たわみをyW i とすると、
分割バックアップロールとワークロールの適合条件よ
り、式(1)が得られる。 yW i =KB ijj +CW i +CB i +CG i (1) なお、本明細書の数式では、同添字の繰り返しがある場
合にはアインシュタインの総和規約を用いて表現する。
また、KB ijは第j分割バックアップロールに単位荷重
が負荷された時の第i分割バックアップロールの変位を
表す影響係数マトリクスであるが、ここでは、ハウジン
グの変形およびワークロール〜分割バックアップロール
の接触による両ロールの偏平変形を含めた変形マトリク
スを表す。KB ij、KW ij、yW i は、すべてミルセン
ターからの相対位置のみを抽出する。
【0022】一方、上ワークロールたわみは、変形マト
リクスKW ijおよび圧延材〜ワークロール間に作用する
圧延荷重分布pi を用いて、式(2)で表される。 yW i =KW ij(pj −qj ) (2) 式(1)、式(2)よりyW i を消去し、整理すると式
(3)が得られる。 qi =[KB +KW -1 ij(KW jkk −CW j −CB j −CG i ) (3) 上式の右辺で、[KW +KB -1 ijはKW ij+KB の逆
マトリクスである。
【0023】ところで、圧延荷重pi は、一般に、入側
板厚H、出側板厚h、変形抵抗k、摩擦係数μ、平均入
側張力σb 、平均出側張力σf 、板形状を表現する伸び
ひずみ差Δεの関数であり、式(4)で与えられる。 pi =pi (H、h、k、μ、σb 、σf 、Δε) (4) ここで、ロールバイト中のK、μは板幅方向にほとんど
一定であり計算および実験によって求めることができ、
入側板厚Hと出側板厚hと平均入側張力σb と平均出側
張力σf は所望とする圧延条件を入力することによって
与えられる。
【0024】従って、式(4)より、目標とする伸びひ
ずみ差Δεを代入すれば、所望の形状が得られるための
圧延荷重pi が求められる。この圧延荷重pi を式
(3)に代入することによって、所望の形状が得られる
ための各分割バックアップロールの荷重qi が求められ
る。そこで従来は、一般に、各分割バックアップロール
の荷重がqi と一致するように各分割バックアップロー
ルの荷重を見ながら各分割バックアップロールの変位を
調整する。
【0025】本発明の、第7の発明について説明する。
本発明の軽圧下圧延機が知能圧延機である場合の第5の
発明および第6の発明では、数値計算で板厚や板形状を
推定する際、ワークロールの摩耗やサーマルクラウンの
影響を最も受けやすい式(1)中の演算パラメータCG
i の推定が重要となる。演算パラメータを実測すること
は設備コストや設備スペース上の問題から難しいので、
上述した方法で推定した板厚と実測された板厚を比較
し、その値を演算パラメータでCG i をとして考慮す
る。この値は経時的に変化するものなので、圧延を行う
毎に計算し求める。この行程を本発明では学習すると定
義する。これにより、経時変化するワークロールプロフ
ィルを把握することができ、板厚および板形状を推定す
る際の推定精度低下を防止することができる。
【0026】
【実施例】本発明の第6の発明についての実施例を以下
に示す。使用した軽圧下圧延機は図3に示した厚鋼板圧
延設備を用いた。軽圧下圧延機は図4に示した軽圧下知
能圧延機と同一である。この軽圧下知能圧延機22は、
電動モータによるパスライン調整機20(ロール交換し
た際のロール径の変化に対応してパスラインを調整する
装置)および油圧圧下を用いた主圧下装置21(圧下位
置は油圧シリンダーの位置を検出することによって測
定)で上下する上下のインナーハウジング内に、軸方向
15分割した直径750mm、胴長300mmの分割バック
アップロール18、19によって直径300mm、胴長4
500mmの上下のワークロール17を支持する機構を有
しており、各々の分割バックアップロール18a〜18
g、19a〜19hには、それぞれ独立に荷重検出装置
と圧下機構および位置検出機構を備えている。図示はし
ていないが上下のワークロールは駆動モータによって圧
延に必要なトルクを伝達されている。さらに、インナー
ハウジング内にワークロールチョックが設けられてい
る。軽圧下知能機後面圧延材順逆方向移送装置12は圧
延材を圧延材進行方向3(順方向)および圧延材進行方
向3とは逆の方向(逆方向)に移送する装置であり、駆
動ローラである。板厚測定装置7としてγ線による非接
触板厚計が軽圧下知能圧延機から8m下流に設置されて
いる。圧延材先端位置検出装置13としてレーザ光を用
いた位置検出器が軽圧下知能圧延機から3m下流に設置
されている。
【0027】また、軽圧下知能圧延機22の前面および
後面にはそれそれ軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置9と
軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置10を設置しており、
この例においてこの拘束装置であるガイドロールは直径
500mm、胴長4500mmの上下一対のロール9、9′
および10、10′から構成されており、これらのガイ
ドロールはインナーガイドロールハウジング14内に納
められている。このインナーガイドロールハウジング1
4はガイドロールハウジング15で支持されており、ガ
イドロールハウジング15に設けられた上下の油圧シリ
ンダー16によって昇降可能となっている。上部油圧シ
リンダーでは圧力一定制御が行われ、下部油圧シリンダ
ーでは位置制御が行われる。なお、図示してはいないが
インナーガイドロールハウジング14の上下に設置され
た電動モータによって上下ガイドロールギャップの測定
および調整が可能であり、これらのガイドロールは圧延
材とのスリップが生じないように駆動している。
【0028】圧延材として、板厚30.3±0.3mm、
板幅2000〜4000mm、長さ120mの低炭素鋼
(耐力約412MPa )を用いた。板形状は0.3%の耳
伸びの急峻度を有するもので、うねりとしては約100
0mmピッチで波高さ5mmで周期的に変化しているもの
で、さらに先端部は圧延方向で長さ約3000mmの範囲
で40mmの上反りを有するものである。この材料を40
本用意して、断続的に圧延を行った。仕上げ板厚は30
mm(圧下率約0.7%)である。
【0029】この圧延材の先端部約3mを、最初に圧下
率0%で順方向に空圧延して停止した。その後、逆方向
に圧下率約0.7%(ミルストレッチによるロールバイ
ト直下の板厚30mm、分割バックアップロールの圧下位
置は板形状がフラットになるように制御)で圧延した。
その後再度ミルストレッチによるロールバイト直下の板
厚30mmで分割バックアップロールの圧下位置は板形状
がフラットになるように制御しながら圧延材の後端まで
圧延した。その際、圧延材の中央部でのロールバイト直
下の板厚推定値とその箇所に対応する板厚測定値を比較
し、式(1)中に示した演算パラメータCG i を学習
し、次コイルの計算に用いた。
【0030】このようにして圧延した結果、経時変化
(サーマルクラウンおよびロール摩耗)の影響を受け
ず、圧延材の先端から後端まで板形状がフラットで、し
かもうねりや反りのない良好な平坦度を有する製品を製
造することができた。またその際の、板厚精度は30.
1±0.1mmの良好な板厚精度を有することも確認され
た。
【0031】
【発明の効果】以上説明した本発明の厚鋼板圧延設備お
よび厚鋼板圧延方法を用いることによって、厚鋼板の先
端部の平坦度と板厚精度が飛躍的に向上する。その結
果、厚鋼板の製造コストを大幅に低減させ、工期も短縮
させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】特願平11−79195号に開示されている厚
鋼板圧延設備における軽圧下圧延機の構造の好ましい実
施形態を示す図。
【図2】本発明における第1の発明の好ましい実施形態
例を示す図。
【図3】本発明における第2の発明の好ましい実施形態
例を示す図。
【図4】図3における設備で使用される軽圧下知能圧延
機の具体例を示す図。
【図5】図3における設備で使用される分割式バックア
ップロールの平面図。
【符号の説明】
1 仕上圧延機 2 冷却装置 3 圧延板進行方向 4 軽圧下圧延機 5 軽圧下圧延機前面ピンチロール 6 軽圧下圧延機後面ピンチロール 7 幅方向板厚測定装置 8 軽圧下圧延機 9 軽圧下圧延機前面圧延材拘束装置 10 軽圧下圧延機後面圧延材拘束装置 11 軽圧下圧延機前面圧延材順逆方向移送装置 12 軽圧下圧延機後面圧延材順逆方向移送装置 13 圧延材先端位置検出装置 14 インナーガイドロールハウジング 15 ガイドロールハウジング 16 油圧シリンダー 17 ワークロール 18、19 バックアップロール 20 パスライン調整機 21 主圧下装置 22 軽圧下知能圧延機 P 圧延材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B21B 37/38 B21C 51/00 R B21C 51/00 C B21B 37/00 BBJ 116P Fターム(参考) 4E002 AD04 AD07 BA01 BA03 BC06 BD07 CA08 4E024 AA07 CC01 CC02 EE01 EE02 GG07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも仕上圧延機および仕上圧延機
    で圧延された圧延板の冷却装置を有し、該冷却装置の下
    流側に、少なくとも1台の軽圧下圧延機を配備し、該軽
    圧下圧延機の入側および出側に該圧延材の垂直方向の位
    置を拘束する拘束装置を配備した厚鋼板圧延設備におい
    て、該軽圧下圧延機の入側および出側に順方向、逆方向
    に該圧延材を移送する移送装置を配置したことを特徴と
    する厚鋼板圧延設備。
  2. 【請求項2】 軽圧下圧延機の下流側に板厚測定装置お
    よび先端位置検出装置を配備したことを特徴とする請求
    項1記載の厚鋼板圧延設備。
  3. 【請求項3】 軽圧下圧延機において、少なくとも上下
    どちらか一方のロールアセンブリが、軸方向に3分割以
    上に分割された分割バックアップロールによってワーク
    ロールを支持する機構を有し、各々の分割バックアップ
    ロールには、それぞれ独立に荷重検出装置、圧下装置お
    よびロール位置検出装置を配備したことを特徴とする請
    求項1又は2記載の厚鋼板圧延設備。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の厚鋼板圧
    延設備で圧延材を圧延する際、該圧延材の先端部をを順
    方向に一定部分だけ空圧延した後、逆方向に該圧延材の
    該先端部がロールバイトを通過するまで圧延し、その後
    再度、順方向に該圧延材を尾端まで圧延することを特徴
    とする厚鋼板圧延方法。
  5. 【請求項5】 軽圧下圧延機のバックアップロールの荷
    重または分割バックアップロールの荷重および該分割バ
    ックアップロールの圧下位置、油圧圧下装置の油圧シリ
    ンダーの位置あるいは電動圧下装置のモーターに配置し
    たパルスジェネレータのパルス数を検出して推定した圧
    下量を用いて、該軽圧下圧延機のミルストレッチ量を演
    算し、ロールバイト直下の該圧延材板厚を推定し、その
    推定値に基づいて該油圧圧下装置あるいは該電動圧下装
    置による圧下量および/または該分割バックアップロー
    ルによる該圧下位置を制御することを特徴とする請求項
    4記載の厚鋼板圧延方法。
  6. 【請求項6】 軽圧下圧延機の圧延材とワークロール幅
    方向の荷重分布を演算し、ロールバイト直下の該圧延材
    の板形状を推定し、その推定値に基づいて該分割バック
    アップロールの位置を制御することを特徴とする請求項
    5記載の厚鋼板圧延方法。
  7. 【請求項7】 圧延材の定常圧延時に該軽圧下圧延機の
    ミルストレッチ量を演算して求めたロールバイト直下の
    該圧延材の出側板厚推定値と該軽圧下圧延機下流に設置
    された板厚測定装置から検出した該圧延材の板厚測定値
    との差をもとに、該圧延材の出側板厚および/または板
    形状の推定に用いる演算パラメータを求めることを特徴
    とする請求項5又は6記載の厚鋼板圧延方法。
JP2000217029A 2000-07-18 2000-07-18 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法 Expired - Fee Related JP3771781B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217029A JP3771781B2 (ja) 2000-07-18 2000-07-18 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000217029A JP3771781B2 (ja) 2000-07-18 2000-07-18 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002035819A true JP2002035819A (ja) 2002-02-05
JP3771781B2 JP3771781B2 (ja) 2006-04-26

Family

ID=18712201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000217029A Expired - Fee Related JP3771781B2 (ja) 2000-07-18 2000-07-18 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3771781B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160650A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Jfe Steel Corp 厚板圧延方法、および厚板圧延のパススケジュール計画システム
KR101713093B1 (ko) * 2016-04-18 2017-03-07 임형빈 코어의 적층 높이 제어장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160650A (ja) * 2008-01-10 2009-07-23 Jfe Steel Corp 厚板圧延方法、および厚板圧延のパススケジュール計画システム
KR101713093B1 (ko) * 2016-04-18 2017-03-07 임형빈 코어의 적층 높이 제어장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3771781B2 (ja) 2006-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10537923B2 (en) Methods to drive material conditioning machines
CN111014307B (zh) 一种炉卷和精轧机组连轧的轧机速度控制方法
JPS59197309A (ja) 高いプロフィル品質と平担度品質とを備えたストリップを造るための方法およびストリップタンデム圧延ライン
KR950001805B1 (ko) 냉간압연에서의 에지드롭 제어방법
JP2007260775A (ja) 金属板材の圧延方法及び圧延装置
JP3930847B2 (ja) 厚板材の圧延方法
JP3621915B2 (ja) 厚鋼板圧延方法
JPS59130615A (ja) スケルプの冷間圧延における張力分布の制御方法とそれに使用する制御回路および逆転式圧延機
JP2018153831A (ja) 圧延機のレベリング設定方法および圧延機のレベリング設定装置
JP4777161B2 (ja) 調質圧延方法
JP2002035819A (ja) 厚鋼板圧延設備および厚鋼板圧延方法
JP3485083B2 (ja) 冷間圧延設備および冷間圧延方法
JP2001286917A (ja) 板圧延機と板圧延方法
JPH03151106A (ja) 冷間圧延における先進率制御方法
JP2993414B2 (ja) 熱間圧延における板プロフィル制御方法
US5860311A (en) Method to guide the strip between the stands in a rolling mill finishing train and relative device
JP3519857B2 (ja) 冷間タンデム圧延機の圧延方法
JP3709028B2 (ja) 冷間タンデム圧延方法および冷間タンデム圧延機
US3397566A (en) Method for providing metallic strip of uniform thickness and flatness
JP4744133B2 (ja) 板圧延機および板圧延方法
JPH0919706A (ja) 冷間タンデム圧延機における圧延スケジュール決定方法
JPH0714526B2 (ja) 板圧延のエッジドロップ制御におけるセットアップ方法
JP3294138B2 (ja) 熱間圧延設備及び熱間圧延方法
JP2008114268A (ja) 調質圧延機
JPH0671611B2 (ja) 板圧延におけるエツジドロツプ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130217

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140217

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees