JP2002035497A - アイロン - Google Patents

アイロン

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JP2002035497A
JP2002035497A JP2000225030A JP2000225030A JP2002035497A JP 2002035497 A JP2002035497 A JP 2002035497A JP 2000225030 A JP2000225030 A JP 2000225030A JP 2000225030 A JP2000225030 A JP 2000225030A JP 2002035497 A JP2002035497 A JP 2002035497A
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iron
unit
relay
turned
posture
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JP2000225030A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
眞一 伊藤
Kenjiro Tomita
謙治郎 富田
Yoshinori Kataoka
義則 片岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用途中でアイロンの電源を切り忘れて放置
した場合でも、所定時間でリレーをオフして安全性を確
保する。 【解決手段】 センサ部4の出力を姿勢判定部5に入力
し、この姿勢判定部5でアイロンが垂直姿勢から水平姿
勢に変化したとき、または、水平姿勢から垂直姿勢に変
化したときリセット部7に出力して、タイマー部6をリ
セットするようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アイロンに電源を
入れたままで使用せずに放置した場合、自動的にヒータ
電源を切って安全性を確保するアイロンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアイロンは例えば図5〜
図9に示すものが提案されている。すなわち、図5
(a)に示すように、アイロン10に商用電源を投入し
たまま放置して所定時間経過すると、ヒータへの供給電
源を遮断して安全性を確保し、図5(b)に示すよう
に、アイロン10を使用しているときは、このアイロン
10の往復運動を検知してヒータへの通電を継続し、ア
イロンがけを可能にするものである。
【0003】図8はこのアイロンのブロック図を示し、
図9はその回路図を示している。以下、図5〜図9にし
たがって説明する。アイロン10に商用交流電源9を投
入すると、電源部21は商用交流電源9を適当な大きさ
の直流電源に変換し、リレー駆動部19およびタイマー
部15に供給する。タイマー部15を構成するICは、
例えばタイマIC等で構成するものであるが、電源投入
とともにICはトランジスタQ2をオンし、したがっ
て、トランジスタQ1もオンし、リレー部20を構成す
るリレーコイルRLCに電流が流れ、リレー接点RLP
をオンさせる。
【0004】したがって、ヒータ部1には、商用交流電
源9から、サーモスタット8、リレー接点RLPを通っ
てヒータ部1に電流が供給され温度上昇する。このヒー
タ部1の温度は、サーモスタット8により一定温度に制
御される。センサ部18はLEDとホトトランジスタP
Tにより構成されている。LEDは抵抗R1を通じて電
流が流れ発光する。このLEDの光が球12に反射され
てホトトランジスタPTに入力される。ホトトランジス
タPTのコレクタは抵抗R2を通じて電源に接続され、
ホトトランジスタPTに光が入るとコレクタ電圧V1は
ローレベル、光が入らないとハイレベルとなる。
【0005】図6にセンサ部の構成を示す。球12がケ
ース11に入れられ、このケース11は電子回路を搭載
したプリント基板14に取付けられている。アイロン1
0が水平姿勢で放置されるとプリント基板14も水平状
態になり、球12は傾斜したケース11の中を移動し
て、LEDとホトトランジスタPTが同一ケースに入れ
られたホトインタラプタ13上に来る。LEDからの光
は球12に当たって反射され、ホトトランジスタPTに
入り、ホトトランジスタPTはオンし、コレクタ電圧V
1はローレベルとなる。
【0006】アイロン10が図5(a)に示すように、
垂直姿勢になると、プリント基板14も垂直姿勢とな
り、球12はホトインタラプタ13上より離れ、光がホ
トトランジスタPTに入らないため、ホトトランジスタ
PTはオフし、コレクタ電圧V1はハイレベルとなる。
また、図5(b)に示すように、アイロン10を使用す
ると、球12は往復運動し、ホトトランジスタPTに光
が入ったり遮断したりするため、ホトトランジスタPT
のコレクタ電圧V1はローレベルとハイレベルとを繰り
返す。
【0007】この関係を図7に示す。図7(a)はアイ
ロンを水平姿勢で放置、図7(b)はアイロンを垂直姿
勢で放置、図7(c)はアイロンを使用中の時のホトト
ランジスタPTのコレクタ電圧V1である。この信号電
圧V1を姿勢判定部17へ入力し、姿勢判定部17はホ
トトランジスタPTのコレクタ電圧V1がローレベルで
固定している時、アイロンは水平姿勢で放置されてお
り、ホトトランジスタPTのコレクタ電圧V1がハイレ
ベルで固定している時、アイロンは垂直姿勢で放置され
ていると判定する。また、ローレベルとハイレベルを繰
り返す時は、アイロンは使用中であると判定する。
【0008】そして、所定時間ローレベル又はハイレベ
ルが続くと、ICはトランジスタQ2をオフし、トラン
ジスタQ1もオフして、リレーRLを構成するリレーコ
イルRLCに電流が流れなくなり、リレー接点RLPは
オフして、サーモスタット8のオン、オフに関わらずヒ
ータ部1に供給される電力は遮断される。この所定時間
は、アイロンの放置姿勢によって時間を変え、例えば水
平放置状態で1分後にリレーをオフ、垂直放置状態で1
0分後にリレーをオフしている。
【0009】また、センサ部18の出力をリセット部1
6に入力し、リセット部16はセンサ部18の出力が変
化したとき、タイマー部15がある程度計時していても
ゼロリセットする。このリセット部16は、図9の回路
図で示すように、コンデンサC3と抵抗R5によりホト
トランジスタPTのコレクタ電圧V1を微分して、その
微分出力をタイマー部15へ入力するようにしている。
ダイオードD1は、C3の充電電荷をホトトランジスタ
PTがオンしたときC3→PT→D1→C3と流し、タ
イマICにマイナスの電圧を印加してタイマICを破壊
しないようにしている。
【0010】図10にホトトランジスタPTのコレクタ
電圧V1と、リセット部16の出力電圧V2を示す。電
圧V2のレベルVaでタイマICをリセットしている。
このリセット電圧はアイロンの姿勢を変えたとき、この
場合、水平姿勢から垂直姿勢に変えた時もホトトランジ
スタPTのコレクタ電圧V1がローレベルからハイレベ
ルに変化する為、当然発生する。
【0011】アイロンを放置状態で、所定時間計時前
に、例えば水平姿勢で(電圧V1はローレベル)1分経
過前にICへの入力電圧V2がハイレベルに変化すれ
ば、この入力電圧が変化した時点から再度所定時間の計
時を開始するため、アイロンの使用状態が続けば、タイ
マー部15は所定時間まで計時することが出来ず、リレ
ー部20のオン状態は保持され、ヒータ部1への供給電
力はサーモスタット8で制御され、一定温度でアイロン
がけができ、又、アイロンを一定時間放置すればリレー
部20はオフし、ヒータ部1への供給電力は遮断され安
全性は確保できる。
【0012】ZD1はツェナーダイオード、C1はコン
デンサで、リレー駆動部19の電源を作っている。ダイ
オードD1はリレーコイルRLCがオフしたときの逆起
電圧を吸収するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な構成のものでは、次のような課題があった。この従来
方式の課題について、図11および図12を参照しなが
ら説明する。図11はアイロンを水平姿勢において電源
を投入した場合を示す。図11の(a)はセンサ信号
で、時刻T0で電源を投入すると、リレー部20はオン
し、センサ部18の中の球12がホトインタラプタ13
上に有る為、ホトトランジスタPTがオンしセンサ出力
はローレベルである。
【0014】タイマー部15は、水平姿勢での所定時間
t1に向かって計時を開始する。時刻T1でアイロンを
水平姿勢から垂直姿勢にすると、センサ部18の中の球
12がホトインタラプタ13上を離れ、ホトトランジス
タPTはオフし、センサ部18の出力はハイレベルとな
り、この時点でタイマー部15にリセットがかかり、時
刻T1より垂直姿勢の所定時間t2に向かってタイマー
部15は計時を開始する。
【0015】アイロンを水平姿勢から垂直姿勢にし、ア
イロンの電源を切り忘れて放置した場合、タイマー部1
5が時間t2を計時し終わるまでリレー部20はオンを
継続する。従って、この場合電源を投入した時刻T0か
ら垂直姿勢にした時刻T1より垂直姿勢の所定時間t2
が計時し終わるまでの間、時刻T2までリレー部20が
オンし続けていた。図11(b)にこのリレー部20の
動作を示す。
【0016】次に、図12にアイロンを垂直姿勢に置
き、電源を投入した場合を示す。図12(a)はセンサ
信号、図12(b)はリレー部20の動作を示す。時刻
T0で電源を投入すると、リレー部20はオンし、アイ
ロンは垂直姿勢のためセンサ出力はハイレベル、リレー
部20はオンし、タイマー部15は垂直姿勢の所定時間
t2に向かって計時を開始する。
【0017】時刻T1でアイロンを垂直姿勢から水平姿
勢にすると、センサ部18の出力はハイレベルからロー
レベルに変化するが、この信号変化ではタイマー部15
にリセットはかからない。タイマー部15は当初設定し
た垂直姿勢の所定時間t2から水平姿勢の所定時間t1
に切り替わり、タイマー部15はカウントをつづけ、リ
レー部20はオンを継続する。
【0018】このT1時点でアイロンを水平にして電源
を切り忘れた場合、このままカウントを続けリレー部2
0をオフにするが、すでにT1時点でいくらか時間が経
過し、しかもリセットがかからないため、T1時点で水
平にしてもT1時点から所定時間t1でオフせず、時間
t1よりも短い時間でリレー部20はオフすることにな
り、使いずらいものであった。
【0019】また、センサ部18の出力電圧変化をリセ
ット部16が常時検出して、タイマー部15にリセット
をかけるので、センサ部18の中の球12の少しの動き
でもタイマー部15にリセットがかかり、不具合の発生
することがあった。図13でこの例について説明する。
【0020】図13(a)はセンサ部18の出力電圧、
(b)はリレー部20の動作を示している。今アイロン
が垂直姿勢で放置されており、垂直姿勢の所定時間t2
が経過して、リレー部20がオフして(時刻T1)、時
刻T2で垂直姿勢から水平姿勢にしたとする。このとき
リセット部16の出力電圧は、ダイオードD1でカット
されるため、リセット部16からの入力はなく、またタ
イマー部15は姿勢判定部17からの入力を受け、水平
での所定時間t1に設定し、リレー部20をオンする信
号を出力し、時間t1に向けてカウントを開始する。
【0021】しかし、センサ部18中の球12は、アイ
ロンが垂直姿勢から水平姿勢になったとき、センサケー
ス11中を転がり、センサケース11のホトインタラプ
タ13上を通りすぎて、また戻りホトインタラプタ13
上に止まるという動作をする。従って、図13(a)に
示すように、センサ信号は、時刻T2でハイレベルから
ローレベルに変化し、また時刻T3で一旦ハイレベルに
なり、再度時刻T4でローレベルとなって安定するとい
う信号波形になる。
【0022】この時刻T3でリセット部16はリセット
信号を発生し、タイマー部15をゼロリセットし、また
タイマー時間を水平所定時間t1より垂直所定時間t2
に切替、時間t2に向かってカウントを始める。次に、
時刻T4で水平状態を検出し、T4でタイマー所定時間
をt1に設定し、t1に向かってカウントを開始する。
したがって、この場合水平状態でリレー部をオン状態を
保つのは、時間t1よりも長くなっていた。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、センサ部の出力を姿勢判定部に入力し、姿
勢判定部でアイロンが垂直姿勢から水平姿勢に変化した
とき、または、水平姿勢から垂直姿勢に変化したとき、
リセット部に出力するようにし、従ってリセット部はア
イロン部が垂直姿勢から水平姿勢に変わったとき、また
は、水平姿勢から垂直姿勢に変わったときタイマー部を
リセットするようにしたものである。
【0024】これにより、アイロンが水平姿勢で使われ
始め垂直姿勢で放置されたとき、或いは垂直姿勢で使わ
れ始め水平姿勢で放置されたときも、所定時間でリレー
部をオフすることができ、安全性を確保することが出来
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、アイロンのベース部を加熱するヒータ部と、前記ヒ
ータ部に供給する商用交流電源をオン、オフするリレー
部と、前記リレー部を駆動するリレー駆動部と、アイロ
ンが水平姿勢にあるか垂直姿勢にあるか、または、放置
状態にあるか使用状態にあるかを検知するセンサ部と、
前記センサ部の出力を入力し、アイロンが水平姿勢にあ
るか垂直姿勢にあるかを判定する姿勢判定部と、アイロ
ンが所定時間放置されたとき、前記リレー駆動部に前記
リレー部をオフする信号を出力するタイマー部と、前記
タイマー部をリセットするリセット部を有し、前記姿勢
判定部は、アイロンが垂直姿勢から水平姿勢に変化した
とき、または、水平姿勢から垂直姿勢に変化した時に前
記リセット部に信号を出力し、リセット部は、この信号
を受信すると前記タイマー部をリセットするよう構成し
たものであり、使用途中でアイロンの電源を切り忘れて
放置した場合でも、所定時間でリレーをオフすることが
出来、安全性を確保することが出来る。
【0026】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、姿勢判定部は、センサ部の出力電
圧を所定の時間間隔で複数回検出し、同一レベルが複数
回続いた時、そのレベル相当のアイロンの姿勢が確定し
たとみなし、リセット部を制御するよう構成したもので
あり、アイロンの使用中あるいは姿勢を変えたとき、こ
れを確実に検知し、誤動作の無いようにすることが出来
るものである。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0028】(実施例1)図1は本発明のアイロンのブ
ロック図を示しており、その動作について説明する。タ
イマー部6が所定時間を計時終了すると、タイマー部6
はリレー駆動部3にリレー部2をオフする信号を出力
し、リレー駆動部3はリレー部2をオフする。タイマー
部6が所定時間計時するまでは、リレー部2がオンであ
る為、ヒータ部1に商用電源9が加えられ温度が上昇す
る。
【0029】このヒータ部1の熱はアイロンのベースに
伝えられ、サーモスタット8で温度制御が行われ、一定
温度でアイロンかけができる。タイマー部6の所定時間
計時後、リレー部2はオフするが、リレー部2がオフす
るとサーモスタット8がオンでも、ヒータ部1に電源が
加えられず、ヒータ部1はオフしベース温度は下がる。
【0030】また、タイマー部6が計時中、リセット部
7からの出力信号でタイマー部6はゼロリセットされ、
再度リセットされた時刻より所定時間の計時を開始す
る。本発明では、センサ部4の出力信号を姿勢判定部5
に入力し、姿勢判定部5の出力信号はタイマー部6にも
入力され、タイマー部6でアイロンが水平姿勢の場合は
リレー部2がオンしている時間を所定時間t1、アイロ
ンが垂直姿勢の場合はリレー部2がオンしている時間を
所定時間t2に設定する。
【0031】以上の構成で、アイロンが垂直姿勢から水
平姿勢に変化したとき、姿勢判定部5はリセット部7に
信号を出力し、リセット部7はタイマー部6のタイムカ
ウントをゼロリセットする。また、アイロンが水平姿勢
から垂直姿勢に変化したときも、姿勢判定部5は信号を
出力し、タイマー部6にリセットをかけ、タイムカウン
トをゼロリセットする。
【0032】リセット部7に出力せず、タイマー部6は
計時を続け、水平姿勢或いは垂直姿勢のまま変化しない
と判定したときは、リセット部7に出力せず、タイマー
部6は計時を続け、計時終了までリレー駆動部3はリレ
ー部2をオンしつづける。そしてタイマー部6が計時終
了すれば、リレー駆動部3にリレー部2をオフする信号
を出力し、リレー部2をオフさせる。
【0033】また、アイロン使用中はアイロンを往復運
動をさせる為、センサ部4の中に入れてある球12が転
動し、センサ部4の出力がローレベルからハイレベル、
あるいはハイレベルからローレベルと変化を繰り返し、
リセット部7がタイマー部6にリセットを何回もかけ、
タイマー部6は所定時間まで計時できず、リレー部2は
オンしつづけアイロンかけが可能となる。
【0034】次に、アイロンを水平姿勢において電源を
投入した後、垂直姿勢にしてアイロンの電源を切り忘れ
て放置した場合について図2に示す。図2で時刻T0で
電源を投入すると、リレー部2はオンし、水平姿勢での
所定時間t1に向かって計時を開始する。この所定時間
t1に到達する前に、アイロンを垂直姿勢にすると、
(時刻T1)この時センサ部4の出力信号は変化するが
(この場合はローレベルからハイレベルへ)、この信号
でタイマー部6をリセットし、このT1時点よりカウン
トを再開し、垂直姿勢での所定時間t2までタイムカウ
ントして、リレー部2をオフする信号を出力する。した
がって、この方式によれば、タイマー部6は水平姿勢か
ら垂直姿勢にしてから所定時間t2後にリレー部2をオ
フするので、安全で使いやすいものである。
【0035】また、アイロンを垂直姿勢において、電源
を投入し水平姿勢にしてアイロンの電源を切り忘れて、
放置した場合について図3に示す。時刻T0で電源を投
入し、リレー部2はオンし、タイマー部6は計時を開始
し、垂直姿勢でリレー部2をオフする所定時間t2まで
計時するが、所定時間t2に到達する前にアイロンを垂
直姿勢から水平姿勢にした時(時刻T1)、姿勢判定部
5はこのセンサ部4の出力電圧の変化を検出し、リセッ
ト部7に出力し、リセット部7はタイマー部6にリセッ
トをかける。そして、この時点T1より水平姿勢での所
定時間t1までタイマー部6は計時し、t1に到達する
とリレー部2をオフする。したがって、垂直姿勢から水
平姿勢にしてからt1後にリレー部2をオフするため安
全である。
【0036】(実施例2)図4に示すように、姿勢判定
部5は、センサ部4からの信号を所定の時間間隔Δtで
検出するように構成する。センサ部4は、前述のように
球12をケース11の中に入れて構成しているため、こ
の球12はアイロンの姿勢を変える毎に、あるいは、ア
イロン使用中の往復運動毎に転がり、ケース11の壁に
あたって跳ね返ったり、所定の位置を通りすぎてまた戻
って来たりする。
【0037】従って、本発明では所定の時間間隔を持っ
てセンサ信号を検出し、同一レベルの信号が複数回検出
できたときに、そのレベルに応じた姿勢と判定する為、
球12の跳ね返りによる信号、或いは、行きすぎて通過
するときの信号が無視でき、精度良く確実な検出が可能
である。
【0038】図4の例では、当初アイロンは垂直姿勢に
あり、時刻T0で垂直姿勢の所定時間t2が計時され、
リレー部2がオンからオフしている。その後も、センサ
信号を所定の時間間隔Δtで検知しているが、時刻T1
でアイロンが垂直姿勢から水平姿勢に変わり、センサ部
4の球12が転がり、ホトインタラプタ13上に来る
が、行きすぎてまたホトトランジスタPTがオフし(時
刻T2)、再度所定の位置に球12が止まったとする。
【0039】この実施例では、2回同じ信号が検出でき
て、レベルが確定するとすれば、時刻Ta、Tbで2回
ハイレベル、Tb時点で垂直姿勢、時刻Tc、Tdでロ
ーレベルが2回続き、時刻Td時点で水平姿勢と判定
し、時刻Tdでリレーはオンし水平姿勢での所定時間t
1計時後リレー部2はオフする。このように、球12が
通過する短時間の信号は検知せず、確実な動作を得るこ
とが出来るものである。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、アイロンのベース部を加熱するヒータ部
と、前記ヒータ部に供給する商用交流電源をオン、オフ
するリレー部と、前記リレー部を駆動するリレー駆動部
と、アイロンが水平姿勢にあるか垂直姿勢にあるか、ま
たは、放置状態にあるか使用状態にあるかを検知するセ
ンサ部と、前記センサ部の出力を入力し、アイロンが水
平姿勢にあるか垂直姿勢にあるかを判定する姿勢判定部
と、アイロンが所定時間放置されたとき、前記リレー駆
動部に前記リレー部をオフする信号を出力するタイマー
部と、前記タイマー部をリセットするリセット部を有
し、前記姿勢判定部は、アイロンが垂直姿勢から水平姿
勢に変化したときに前記リセット部に信号を出力し、リ
セット部はこの信号を受信すると前記タイマー部をリセ
ットするよう構成したから、アイロンを水平姿勢から垂
直姿勢にした後に電源を切り忘れても、あるいは、垂直
姿勢から水平姿勢にして後に電源を切り忘れても、短時
間でヒータ電源を切ることが出来、安全なアイロンを提
供できるものである。
【0041】また、請求項2に記載の発明によれば、姿
勢判定部は、センサ部の出力電圧を所定の時間間隔で複
数回検出し、同一レベルが複数回続いた時、そのレベル
相当のアイロンの姿勢が確定したとみなし、リセット部
を制御するようにしたから、センサ部の球の跳ね返り、
或いは、所定の場所の通り過ぎ等による誤動作を防ぐこ
とが出来、安全、確実なアイロンを提供することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のアイロンのブロック図
【図2】(a)同アイロンを水平姿勢で電源を投入し、
垂直姿勢で電源を切り忘れたときのセンサ部の出力電圧
波形図 (b)同アイロンを水平姿勢で電源を投入し、垂直姿勢
で電源を切り忘れたときのリレー部の動作図
【図3】(a)同アイロンを垂直姿勢で電源を投入し、
水平姿勢で電源を切り忘れたときのセンサ部の出力電圧
波形図 (b)同アイロンを垂直姿勢で電源を投入し、水平姿勢
で電源を切り忘れたときのリレー部の動作図
【図4】本発明の実施例2のアイロンのタイムチャート
【図5】(a)従来のアイロンの放置状態を示す側面図 (b)従来のアイロンの使用状態を示す側面図
【図6】同アイロンのセンサ部の要部断面図
【図7】(a)同アイロンを水平状態で放置したときの
センサ部の出力電圧波形図 (b)同アイロンを垂直状態で放置したときのセンサ部
の出力電圧波形図 (c)同アイロンを使用しているときのセンサ部の出力
電圧波形図
【図8】同アイロンのブロック図
【図9】同アイロンの回路図
【図10】(a)同アイロンのホトトランジスタのコレ
クタ電圧波形図 (b)同アイロンのリセット電圧波形図
【図11】(a)同アイロンを水平姿勢で電源を投入
し、垂直姿勢で電源を切り忘れたときのセンサ部の出力
電圧波形図 (b)同アイロンを水平姿勢で電源を投入し、垂直姿勢
で電源を切り忘れたときのリレー部の動作図
【図12】(a)同アイロンを垂直姿勢で電源を投入
し、水平姿勢で電源を切り忘れたときのセンサ部の出力
電圧波形図 (b)同アイロンを垂直姿勢で電源を投入し、水平姿勢
で電源を切り忘れたときのリレー部の動作図
【図13】(a)同アイロンのセンサ部の信号出力図 (b)同アイロンのリレー部の動作図
【符号の説明】
1 ヒータ部 2 リレー部 3 リレー駆動部 4 センサ部 5 姿勢判定部 6 タイマー部 7 リセット部 9 商用交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 義則 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4L029 GA03 GA04 GA09

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイロンのベース部を加熱するヒータ部
    と、前記ヒータ部に供給する商用交流電源をオン、オフ
    するリレー部と、前記リレー部を駆動するリレー駆動部
    と、アイロンが水平姿勢にあるか垂直姿勢にあるか、ま
    たは、放置状態にあるか使用状態にあるかを検知するセ
    ンサ部と、前記センサ部の出力を入力し、アイロンが水
    平姿勢にあるか垂直姿勢にあるかを判定する姿勢判定部
    と、アイロンが所定時間放置されたとき、前記リレー駆
    動部に前記リレー部をオフする信号を出力するタイマー
    部と、前記タイマー部をリセットするリセット部を有
    し、前記姿勢判定部は、アイロンが垂直姿勢から水平姿
    勢に変化したとき、または、水平姿勢から垂直姿勢に変
    化した時に前記リセット部に信号を出力し、リセット部
    は、この信号を受信すると前記タイマー部をリセットす
    るよう構成したアイロン。
  2. 【請求項2】 姿勢判定部は、センサ部の出力電圧を所
    定の時間間隔で複数回検出し、同一レベルが複数回続い
    た時、そのレベル相当のアイロンの姿勢が確定したとみ
    なし、リセット部を制御するようにした請求項1記載の
    アイロン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200461218Y1 (ko) * 2010-01-20 2012-06-28 서울특별시 금천구 다리미

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